助動詞 2 前のページへ戻る
1.助動詞 have done 「彼は外出しているかも」と言う場合は、「He may be out now.」、問題ないですね。
have doneを「〜した」と訳して、その後に推量の訳を当てればいいので、分かりやすいですね。
「〜だったのに実際にはそうならなかった」という表現です。 つまり、ex.1は「若い頃にもっと本を読むべきだったのに」と過去を後悔する文なわけです。 ちなみに、didn't need to doを使うと、「〜する必要はなかった」という訳はしますが、実際にしたかしなかったかは、その文だけでは表現できません。need not have doneだと、実際にはしたことまで表現できるのです。 2.特殊なshould 例文からいきましょう。 ex.2 I suggested that he should take the night train. 「夜行列車を利用するよう彼に提案した」 ex.3 It is strange that he should be fired. 「彼が解雇されるなんて変な話だ」 提案・命令・願望・必要・要求・主張などを表す語(具体的にはinsist / suggest / propose / recommend / demand / order / necessary / desirableなど)に続くthat節では、S should 原形もしくはshouldを省略してS 原形で表すことがある、というルールがあります。アメリカ英語ではshouldを省略する場合が多いのですが、アメリカ英語を基準とする受験の世界でも、should省略で動詞の原形が来る用法の方が出題頻度が高いです。 これは、事実に反する内容を表す仮定法の一種と解釈すると分かりやすいでしょう。実際はまだ為されていないから、提案したり要求したりするんですよね?事実に反することを描写するために、shouldを用いているのです。 また、善悪判断や驚きなどの感情を表す語(具体的にはstrange / desirable / important / natural / a pity など)に続くthat節では、shouldを用いることがある、という用例もあります。例文3の方です。こちらは、主観的な気持ちを伝えるための強調としてshouldを使っています。ゆえに、客観的に伝える場合には直説法(that節内の主語が三人称単数だったら「s」を付けたり、過去の内容なら過去形を使うような普通の用法)をとります。 これらのshouldはふつう訳しません。 もう一つ。疑問文で強調の役割を果たすshouldというのもあります。 ex.4 How should I act in this situation? 「こんな状況で俺はいったいどうすりゃいいんだ?」 |