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惜敗 (2010 6/30 2:00 9:00追記)

 負けてしまったが、緊迫感ある面白い試合だった。PKでの負けは、しかたない。
 楽しかった、お疲れ様。

(追記)
 駒野や川島を責める声もあるようだ。応援する気持ちが強すぎて…というのは分からないでもないが、特に川島にはこれまで何度も救われてきたのだから、PKで1本も止められなかったことを以て非難するのはどうかな、と思う。PKでGKを責めるのは酷。調子の良いときの川口はパシパシ止めていたが、それが逆におかしいのだ。
 駒野はなぁ……あそこは玉田辺りが行くべきだったかとは思うが。
 PKが決められるか決められないかの前に、試合中、幾度となく中盤でボールを奪われていたことの方が問題なわけで。PKまでもつれこませただけでも、じゅうぶんに僥倖だったと言える。



プランター菜園 (2010 6/29 0:00)

 去年に引き続きニンジンを栽培するのみならず、今年はプランターでキャベツ栽培にも挑戦。果たして、プランターごときで、立派な大玉ができあがるのかどうか。
 ジャガイモのついでに育てている薬味ネギに、アブラムシや小バエが付いて困る。小バエの蛹が時々くっついてるんだよな。ちゃんとチェックしながら採らないと、えらいことになってしまう。


誤審 (2010 6/29 0:00)

 お前が言うな。

W杯南ア大会は「誤審のワールドカップ」、韓国で批判の声が続出(6/28サーチナ)
 サッカーワールドカップ南アフリカ大会は27日、ドイツ−イングランド戦とアルゼンチン−メキシコ戦が行われた。韓国メディアは、両試合で誤審判定が相次いだと指摘、南アフリカ大会は「誤審のワールドカップだ」と批判している。
 ドイツ−イングランド戦の前半38分、ランパードの幻のゴールについて「だれが見ても明らかな誤審だった」と指摘。さらに、アルゼンチン−メキシコ戦の前半26分、メッシからのパスをヘディングで押し込んだテベの位置はオフサイドであり、「明白な誤審だった」と報じた。
 グループリーグ戦でのアメリカ−スロベニア戦、アルゼンチン−ナイジェリア戦での誤審について、FIFAは異例的に誤審であったことを認めた。それに加え、韓国メディアはアルゼンチン戦でのイグアインのオフサイドが認められなかったこと、ウルグアイとの対戦でも誤審が相次いだことをあげ、「本大会は誤審が特に多い」と指摘した。
 同メディアは「誤審も試合の一部。審判がすべての試合で正しい判定を下すのは不可能である」と、多少の誤審は仕方のないとの見方を示しながらも「2010南アフリカワールドカップは、誤審で試合の質が低下しファンの信頼を失わせたことは、今後FIFAが解決すべき課題として残された」と注文をつけた。
 韓国のニュースサイトでは「誤審で汚れたベスト16、ワールドカップの権威をむしばむ」「誤審ワールドカップの汚名、ビデオ判定の導入を議論」「『誤審』ワールドカップ、夢の舞台で夢を失う」などなど、誤審がワールドカップの権威を汚したと批判する記事が続々と登場した。
 ワールドカップは4年に一度のサッカーの祭典、世界の最高峰が戦う大舞台での度重なる審判の誤った判定が、波紋を呼んでいる。(編集担当:金志秀)


 たしかに誤審が相次いだ。W杯の性格上、ふだんの試合以上に誤審が目立ってしまうと言うのもあるし、様々な国の審判を使うということも、誤審の続発に影響しているだろう。イングランドの得点が認められなかったケースや、アルゼンチンのオフサイドなどは、「誤審もサッカーのうち」とは言え、たしかに酷い。
 しかし、2002年の韓国サイドのおこなった誤審(というか買収)を考えれば、まだまだかわいいもの。W杯の黒歴史になるほどではない。FIFAが出した100周年記念のDVDで扱われている「世界10大誤審」、10のうち5つが2002年だからな。


 ああ、「誤審はダメだけど、買収はOK」ということか。それなら納得。

 WBCと言い、フィギュアスケートと言い、韓国とスポーツが絡むとろくなことがない。韓国サッカーは、一応世界に誇れるレベルになりつつあるのだから、堂々としていればいいのに。



小野理論 (2010 6/28 0:00)

 日曜の「サンデー・フロントライン(テレ朝)」に、菅直人に「増税と経済成長は両立できる」と吹き込んだ小野さん登場。

 話を聞いてみると、「増税で雇用創出し、経済成長に乗せる」という考え。田中角栄方式での「公共事業」を「無駄じゃない事業」に置き換えた物で、荒唐無稽ではないけれども、かといって画期的というわけでもない話。
 ただし、その話の前提として彼が持ち出していた「税金は増えても、その分返ってくるのだから、出入りの額は同じ、消費は落ち込まない」という説明は、かなり短絡的に思える。徴税された額が巡り巡ってそっくりそのまま自分に返ってくるとは限らない。徴税・支出の歳の経費もあるし、企業が貯め込む可能性もあるし、個人の金融資産として塩漬けされる可能性だってある。
 「出入りの額は同じ」という前提が正しくないから、氏の意見全体の整合性も崩れる。

 また、「増税分が確実に雇用創出へ使われるかという担保がない」「具体的に雇用創出へ結びつける方策が政府から提示されていない」という、政府に対する信頼度の低さという問題もある。これら問題点について明確な説明が為されない限り、「どうせ増税分は財政再建の元手にされるんじゃないか」と疑わざるを得ない。
 
 前提・仮定と結論の間を、少しずつ少しずつ端折ってるから、主張が非常に胡散臭く感じる。本当に徴税した物が全て雇用創出策へ全額まわるような仕組みを提言してくれたら、考慮に値するとは思うが…。



決勝T進出 (2010 6/25 8:00)

 早起きして観戦して良かった、と思える試合。せっかく2時間睡眠で見たのに負けたんじゃ、一日不愉快だからな。いやぁ、まことにめでたい。


相対的に (2010 6/25 0:00)

 民主党のあまりのダメさ加減に、公明党がものすごくマトモな党に見えてくるから困る。


皮肉 (2010 6/25 0:00)

「はやぶさ」のカプセル、仕分け「廃止」施設で展示へ(6/21朝日)
 奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが、事業仕分けで「廃止」とされた東京駅前にある宇宙航空研究開発機構の広報施設「JAXAi」で展示される見通しになった。
 プロジェクト責任者の川口淳一郎教授が21日、川端達夫文部科学相を訪ね、「夏休みにカプセルの実物を子どもたちに見せたい」と決意表明。「どこで?」と聞かれると「(宇宙機構の研究所がある)相模原と話題になった(東京駅前の)丸の内を考えています」と答えた。川端文科相は大阪万博で展示された「月の石」を例に挙げ、「それ以上の展示になりますね」と応じた。


 皮肉が効いていてニヤリとするし、仮にそうでないなら、それはそれでその天然っぷりは恐ろしい。


いつまで経っても人のせい (2010 6/25 0:00)

致命的だった殺処分の遅れ 山田農相一問一答(6/24宮崎日日新聞)
 ―初動防疫態勢を振り返ってどう感じているか。
 山田 国の指針通りにすぐ殺処分や埋却を行ったえびの市や都農町の最初の例では、うまく封じ込められた。一方、埋却地が確保できず殺処分が間に合わなくて放置した所はかなり(感染が)出た。初動で埋却、殺処分が遅れたのは致命的だった。

 ―政府の現地対策チーム設置が遅れたのでは。
 山田 ワクチン接種は事務方ではなく政治家が現地で判断、説得しないといけない。あれより早く(設置すべきだった)という声はあるが、あの時ですらみんな反対したのに、それより前ではワクチン接種に協力いただけたか。ぎりぎりのタイミングだった。

 ―国と県の連携は。
 山田 対応をもう少し緊密かつ迅速にできればよかったのかも。第一義的に県の責任。県がえびのみたいに十分にやってもらえれば良かったのだが、川南で埋却が滞留してしまった。あの時点からステージが変わった。あのままワクチンを打たなかったらと思うと少しゾッとする。
(一部抜粋)

 まだ責任のなすりつけを実行するゴミ大臣。バカ松が何の手も打たず、殺処分後の補償について決断せず、埋却地確保のための国有地提供もグズグズしていたから、埋却や殺処分が遅れたという面がある。それを無視して、「第一義的に県の責任」と言うのは、あまりに無責任な物言いだ。県の対応が100%完璧だったと言うつもりはないが、赤松の無策を思えば、県の責任を云々することがどれだけ恥ずかしいことか、分かるだろうに。少なくとも目の前の惨状に誠意を持って対応した宮崎県知事と、責任転嫁の言い逃れに終始して無策を続けた民主党、どちらが信頼できる存在か一目瞭然。

 しかも責任転嫁のみならず、「国の指針通りにすぐ殺処分や埋却を行ったえびの市や都農町の最初の例では、うまく封じ込められた。」と自画自賛。自分の責任を絶対に認めないのが、民主党クオリティ。



還付に拘る民主党 (2010 6/24 0:00)

消費増税分還付が有力=低所得者対策で民主幹事長(6/23時事)
 民主党の枝野幸男幹事長は22日、埼玉県入間市内で講演し、消費税を増税した場合の低所得者対策について「今のところ一番良さそうなのは、所得の低い人の最低限の消費税、5%分をお返しするやり方だ」と述べた。税率10%への引き上げを念頭に、5%の増税分をすべて還付する方法が有力との考えを示したとみられる。
 枝野氏は「年金や高齢者医療費は今は借金で(不足分を)埋めており、(放置すれば)どこかでギリシャのようになるに決まっている」と指摘。「ちゃんと年金を守り、これからも払っていくためには、誰かが分担をしないといけない」と述べ、社会保障制度を維持するためには消費税を含む税制の抜本改革が不可欠と強調した。


 消費税還付による逆進性対策は、玄葉さんや菅総理個人の意見ではなく、民主党の意見となりつつあるようで。
 ざっと思いつくだけでも、「還付の現場は大混乱」「新たに生じる処理費用が無駄じゃないか」「領収書の保管が面倒」「というか捏造できまくりじゃね?」といった問題点が挙がる。はじめから生活必需品の税率を上げなければば済むのに、それをやらないのは、還付金の方が「お金がもらえた♪」とバカが釣れると判断したからなのか、単純に還付処理をおこなう現場の役人を虐めたいだけなのか。

 規制緩和を進め経済成長を軌道に乗せることが、消費税増税の前提となる(この点では「みんなの党」だけがまとも)。「増税すれば景気回復」と意味不明なことを言っている菅直人には、無駄な説法であろうが。
 子供手当のような、将来の経済成長に何のプラスにもならない施策こそ、増税論議の前に仕分けておくべきだ。子供手当が満額支給されれば、必要となる財源は5兆円、消費税2.5%分である。

 消費税で大騒ぎしているが、外国人参政権や夫婦別姓も、ちゃんと俎上に乗せろよ、マスコミ。



バカ鳩、未だ健在 (2010 6/23 0:00)

「同じ答えでは失礼だと…」発言のブレで前首相(6/21読売)
 鳩山前首相は21日夜のFM放送J―WAVEの番組で、首相在任中に自らの発言のブレが問題となったことについて、「ぶら下がり取材などで同じような質問を聞かれたが、同じ答えでは失礼だと思って少しずつ変化をつけた」と釈明した。
 また、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題や自らの「政治とカネ」の問題などへの対応について、「首相がにこやかでないと国が明るくならないと思っていたが、『こういう時には一切笑ってはいけない』と言われ、ますます孤独感を高めた」と振り返った。


 このゴミがいまさら何を言ったって影響力は無いんだが、ゴミの程度があまりにも酷いので、一応触れておく。なにがゴミって、辞任会見もおこなわなかったくせに「言い訳インタビュー」にはあちこち顔を出している辺り。
 しかも、その言い訳の内容がまたゴミで。「同じ答えでは失礼」って、総理の職を芸人か何かと混同しているのか?たしかに、鳩の働きぶりは芸人としか言いようのないものではあったが。
 だいたい、「毎日少しずつ言葉が変化している」ことを以て「ブレ」と批判されていたわけでは無いから、鳩の言い訳は全くの的外れ。「秘書が問題起こしたら議員辞職すべき」と言っておきながら自身は責任をとろうとしなかったり、「最低でも県外」と言っておきながら「それは党の公約ではない」と逃げを打ったり、過去の発言と現在の行動が、全くの正反対であることが批判されていたのだ。

 総理を退いた者は影響力を行使すべきではない、とも言っていた。とっとと議員辞職して、世間の目に触れないところへ消えてくれ。


がっかり (2010 6/23 0:00)

「たちあがれ」に中山恭子氏が入党 夫の成彬氏は参院比例代表出馬(6/21産経)
 たちあがれ日本は21日午前、元拉致問題担当相の中山恭子参院議員(70)の入党と、中山氏の夫、中山成彬元国土交通相(67)の参院選比例代表への擁立を発表した。
 たちあがれの党本部で記者会見した恭子氏は「中山成彬の政治活動の場を作りたい。これからも自民党とは協力しながら活動していきたい」と述べた。
 恭子氏は、成彬氏がたちあがれから出馬するため、18日に自民党に離党届を出していた。成彬氏は麻生内閣で国交相に就任直後、日教組を批判する発言などの責任を取って辞任。昨年の衆院選で自民党の公認が得られず無所属で出馬し落選していた。


 曰く言い難い感情が湧くが、端的に言えば、がっかり。夫のための入党ねぇ……そんなもんでしたか。



消費税の還付 (2010 6/22 0:00)

軽減税率、税の還付検討=消費税見直しで低所得者対策−菅首相(6/20時事)
 菅直人首相は20日、横浜市内で街頭演説し、「消費税の逆進性をなくすためには、軽減税率とか税の還付を当然しっかりやることが(議論の)前提だ」と述べ、超党派で消費増税をめぐり論議する場合は、生活必需品への軽減税率導入など低所得者対策の検討が必要との考えを示した。
 首相は社会保障費について、国民が赤字国債で負担しているなどとし、「形式上、税負担が上がっていなかった」と指摘。「福祉をつぶし、税金を安くしたまま国債発行を増やして良いのか。社会をしっかりしたものにするため、(税を)負担しようとするのか」と述べ、消費税見直しは不可避との認識を示唆した。
 また、民主党の玄葉光一郎政調会長は同日、福島県田村市で講演し、消費税引き上げについて「1年間の生活必需品に掛かった消費税分をきちんと還付する。例えばそういう制度などをつくって逆進性対策をしっかりしていく」と述べた。
 玄葉氏は「無駄の削減、経済成長による増収だけでは強い社会保障をつくる財源が足りない」と強調。その上で「(引き上げは)今から議論して2、3年後、もしかしたら4年後になるかもしれない。2、3年集中してデフレ脱却(対策)、無駄の削減をやったら、(国民に)負担をお願いする」と語った。


 消費税の還付とはまた面倒な仕組みを考えたもんだ。わざわざ「納付→還付」という流れにしなくても、初めから生活必需品には消費税をかけない或いは低率に抑えれば済む話。「払った者が戻ってくると何となく得した気分になる」というのを狙っているのかもしれんが、納税する側からしたら、納税の証明は面倒極まりない。画期的な手法を検討しているなら別だが、消費者がレシートを全て保管しておく必要があるような仕組みだと、「面倒だから還付金はイラネ」とか「ちゃんと記録を保管してないから還付金もらえないや」といったことになりそう。ま、それも民主党の狙いなのかもしれんが。

 還付で逆進性対策をおこなうことに、私の気付かない素晴らしいメリットがあるのかね。それとも、いつものように、「考えることがずれている」だけなのか。



W杯 (2010 6/21 0:00)

 W杯は面白いんだけど、やっぱりブブゼラの音は慣れんね。常にハエが大量にタカっているようで、正直不快。ただ、現地の文化ということで、「辞めろ」と声高に訴える気はない。韓国に「犬食うな」と言わないのと同じ。ブブゼラの件を民度が云々と見下すような狭量なマネは醜いだけ。
 まぁ音量をちょいと配慮してくれたら嬉しいのはたしかなんだが。

 で、オランダ戦。
 負けて元々だから、最少失点で凌いだことで良しとすべきじゃないのか。おかげで、デンマーク戦は引き分けでもOKとなったわけで。川島様々だ。
 しかし中村俊輔はあんなレベルの選手だったのかね……あまり機能していないように見えたのだが。同じく途中交代組の玉田も、役割を果たしていなかった。



消費税増税 (2010 6/19 0:00)

 なんか消費税の増税は既定路線になってるような。

 菅総理の「自民党の言う10%を参考に」という発言は、いい風にとらえれば「鳩山とは違う、菅はリアリストだ」ということになるんだろうが、財務官僚の思惑を口にしているだけということでは、自民党だろうが菅だろうが、大本の出所は同じ。

 いや、いずれ増税しなきゃやってられないだろうとは思う。しかし、この不況、このデフレ状況下で、消費税を上げようものなら橋本内閣の二の舞になることは間違いない。税収は増えるどころか、増税による経済へのダメージでトータルの税収は減ってしまう可能性もある。
 せめて、逆進性を解決すべく累進課税の大幅強化を同時にやり、日用品への非課税を検討せね、確実に経済は冷え込む。

 そのうえで、消費税増税で得た税収を経済成長政策に振り分けるのだという確実な担保も欲しい。「消費税を社会保障のための目的税とする」なんて話もあるが、それこそ「使った分だけ消えていく金」でしかない。財政再建とセットで考えるならば、増えた税収は成長戦略に振り分けるべきだ。
 そうでなければ、年金や生活保護に使おうが子供手当などのバラマキに使おうが、「景気回復による将来の税収増」には全く資するところがなく、税収減でけっきょくまた国債で賄うしかなくなる。

 だいたい、民主党は「予算の無駄遣いを徹底的に見直す、増税はその後だ」と言い続けてきたんじゃなかったのか?菅の変節は、リアリズムとは別の次元で語るべきものだ。



恥知らず (2010 6/18 0:00)

 ここまで面の皮が厚いと、逆に感心するわ。

1番目指すのは当然…蓮舫刷新相が軌道修正?(6/17読売)
 蓮舫行政刷新相は17日、読売新聞などのインタビューに応じ、「科学技術の分野でもほかの分野でも(日本が世界で)1番を目指すのは当然だと思っている」と述べた。
 蓮舫氏は昨年11月の事業仕分けで「仕分け人」を務めた際、次世代スーパーコンピューター開発について、「(世界)2位じゃだめなんですか」と発言し、科学技術軽視だと批判を浴びたが、軌道修正した形だ。


 昨日も言ったが、君子豹変はいいが、その前にまず自分の発言が間違っていたことを認めろよ。自分の発言がなかったかのような態度をとるな、ゴミめ。自分の言ったことを平然とひっくり返して恥じない姿は、鳩山と全く同じ。「2位じゃダメなんですか」発言を追及されても、どうせ「そういう意味で言ったのではない」とか「質問をしただけだ」とかくだらない言い訳が出てくるだけだろう。

 頭が悪い癖に仕分けしていたことがバレたんだ、この女が仕分けた結果は全てチャラにしろ。で、科学予算を荒らした責任をとって、今すぐ議員を辞めろ。


グリルビーフ (2010 6/18 0:00)

 朝ランニングして汗だくになると、拙者の体のどこかから、昔あったカルビー・ポテトチップスのグリルビーフの香りが発生しているような……。いや、そんな香りがするような気がする、という程度なんだが、「いくらなんでもグリルビーフって」と少し気になるもので。



厚顔無恥の集団 (2010 6/17 0:00)

首相問責など廃案に=参院本会議開かず(6/16時事)
 参院議院運営委員会は16日午後の理事会で、同日は本会議を開かないことを決めた。これにより、菅直人首相、荒井聡国家戦略担当相の各問責決議案と、江田五月参院議長の不信任決議案は廃案となる。

 議論が嫌いな民主党、与党のくせに審議拒否。アホか。
 理由はこういうことらしい。

首相問責決議案、社民+民主造反3で可決も(6/2読売)
 野党各党が参院での共同提出を検討している鳩山首相に対する問責決議案は、社民党が賛成方針を確認したことで、採決で民主党から3人以上の造反者が出れば可決される可能性が出てきた。(以下略)

 参院選直前で、国会に出ていない者も多いらしく、問責決議が通ってしまう可能性が高いんで、審議自体を行わないことにしたんだと。
 今国会は、総じてこんな具合。まともに審議は行わず、選挙での票稼ぎになりそうな案件は強行採決。議会軽視は藩閥政治の時代よりも酷い。山縣有朋だって、民党と粘り強く妥協点を見出す努力を重ねたというに。

 で、自分たちの横暴を棚に上げて野党に責任転嫁するのだから、開いた口がふさがらない。

樽床・民主国対委員長:低い法案成立率、野党の協力なかった(6/16毎日)
 民主党の樽床(たるとこ)伸二国対委員長(50)は15日、国会閉会を前にインタビューに応じ、次のように語った。【聞き手・大場伸也、撮影・塩入正夫】
 野党からは会期延長を求める声が強かったが、参院議員の任期内に参院選を実施しないといけない。2週間程度の延長では、法案成立の見込みが立たず、会期通り閉会することにした。
 荒井聡国家戦略担当相の事務所費問題隠しとの指摘に対しては、国会を閉じようと閉じまいと、党としてきちんと対処している。
 (法案成立率が低かったのは)与党が丁寧に国会運営をやってきたのに、野党の協力がなかったからだ。
 政治主導確立法案など政権の肝いり法案が成立しなかったが、前向きな気持ちさえあれば物事がすべてうまくいくわけではない。反省して、国民にもう一度やってみろと言われるかどうかが、参院選の意義だ。菅政権の実績はまだ出ていない。民主党に再スタートさせてほしいということでお願いしたい。


 民主党のどんな行動を指して「丁寧な運営」というのか、きっちり説明してほしいもんだ。

 国会軽視は民主党の特性。というか、こいつらは「議論のやりよう」を理解できないまま大人になってしまった集団じゃないのか。小沢も殆ど国会には顔を出さずに地方行脚ばかりしていたが、国会に出ないのは、民主党のお家芸の模様。まぁ多少の欠席はやむないにしても、1日しか国会に顔を出さないゴミは論外。

本会議出席わずか1日 くら替えの河上議員 「労働なき富」批判も(6/10産経)
 今夏の参院選に京都選挙区からくら替え出馬の決まっている民主党の河上満栄(みつえ)衆院議員(39)=近畿比例=が4〜5月にかけ、衆院本会議に1日しか出席していないことが9日、分かった。選挙区内で遊説など選挙準備を行っていたとみられる。この間に支払われた議員歳費(給与)などは計約460万円になる。河上氏は小沢一郎前幹事長から強い要請を受け出馬が決まり、4月2日に公認を得ている。
 河上氏は、所属する農林水産委員会と消費者問題特別委員会にもそれぞれ1日しか出席していなかった。
 衆院事務局によると、河上氏は4月6日の衆院本会議に出席後、4月8日〜5月31日に開かれた計14回の本会議をすべて欠席。農林水産委は4〜5月に計10回開かれたが、出席は4月6日だけ。4月に2回開かれた消費者問題特別委も1日しか出席していなかった。
 4〜5月に河上氏に支払われた歳費(月129万7千円)と文書通信交通滞在費(月100万円)は計約460万円。参院選出馬に伴い月内に辞職したとしても、6月分の歳費と文書通信費計約230万円と6月末支給の期末手当(ボーナス)272万6942円は満額が支給されるという。
(以下略)

 まぁ昔から民主党は、審議拒否ばかりで国会での議論はお嫌いではあったが、たった1日しか顔を出さずに1000万円ほどかっさらって行くってのは、常軌を逸している。税金泥棒を犯して平然としていられる厚顔無恥ぶりは、まともな倫理観を持った人間とは思えない。
 いや、厚顔無恥というのも、民主党議員の特徴だったか。「丁寧な国会運営をしてきた」という樽床の言葉も、厚顔無恥の成せる業だ。自己の責任を無視して他者ばかり責め立て、過去の主張をひっくり返しても悪びれることがない。そんな、厚顔無恥の言動をもう一つ。

「はやぶさ」帰還を絶賛=蓮舫行政刷新相(6/15事)
 蓮舫行政刷新担当相は15日午前の閣議後の記者会見で、探査機「はやぶさ」の帰還を「偉業は国民全員が誇るべきもの。世界に向かって大きな発信をした」と絶賛した。
 昨年11月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定している。このことについて、蓮舫氏は「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざまな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ」と語った。


 事業仕分けの意義を自ら否定する前に、己の不明を詫びよ。君子豹変は決して悪ではないが、そこには最低限の恥じらいと反省の念があってしかるべきだ。

 こんなヤツらが我が国の政権与党。自分の子供が成人する頃までには、損害を回復させておきたいものだが。



裸踊り (2010 6/16 0:00)

「『裸踊り』をさせて下さったみなさん、有り難う」鳩山前首相ツイッターでネット騒然 (6/15産経)
 民主党の鳩山由紀夫前首相のインターネットのミニブログ「ツイッター」で15日、「私に『裸踊り』をさせて下さったみなさん、有り難うございました」などとする書き込みが行われ、ネット上で「いたずら?」「なりすましじゃないか」などと疑念の声が広がった。
 関係者は「なりすましではない」としており、発言の真意は不明だが、鳩山前首相本人の書き込みとみられる。
 書き込みは鳩山前首相の公式ツイッターで15日午後7時ごろに行われた。
 「『新しい公共』が一人歩きを始めました。こんなに嬉しいことはありません」と書き出し、「私に『裸踊り』をさせて下さったみなさん、有り難うございました。その私に続いて『裸踊り』をしようと立ち上がって下さったみなさん、有り難う。この伝播力が必ず社会を大きく動かすでしょう」と書いた。
 鳩山前首相のツイッターの登録読者からは「裸踊りってなんですか?」「いたずら?」「乗っ取ったってことですかね?」などと、発言の真意を問いかねる書き込みが相次いだ。


 本人の書き込みとすれば、総理を辞めてもやっぱりバカ、バカは死んでも治らない、という感想しかわかない。宇宙語はまったく理解できませんな。


カメルーンに勝利 (2010 6/16 0:00)

 日本、カメルーンに勝利。

 拙者はジーコ信者で、どちらかと言えばアンチ・オシム(というよりアンチ・オシム信者だな)、岡ちゃんには同情的。岡ちゃんを辞めさせろと言う声が全く理解できなかったが、別に理屈の上で岡ちゃんを支持しているわけでもなし、特段意見を述べることはなかった。

 ただ、それでもカメルーンに勝てるとは、正直思ってなかった。日本代表を侮っていた、すまん。たしかにカメルーンはグダグダだったが、それでも勝てたのはスゴイ。ワールドカップは、結果が総て。


今頃気付いた (2010 6/16 0:00)

 つい先日、パパイヤ鈴木をテレビで見た。噂には聞いていたが、かなり痩せたね。33kg減らしい。それだけ痩せると、さすがに「どうしたの?病気じゃないの?」とか思ってしまう。あの顔はやっぱりあの体型に似合っていたんだ、今の体型は似合わないよ、とか勝手な感想を抱いてしまう。

 ふとそこで、思った。
 私も、25kgほど痩せたんだった。パパイヤ鈴木ほどの減少量ではないし、私の方が顔が丸くなくどちらかと言えば面長だから印象は違うだろう……とは思いつつ、もしかして私の周りの人も、「病気じゃないの?」とか思っていたのだろうか、と不安になり、カミさんに確認する。彼女曰く「パパイヤ鈴木を見るような目で、お前も見られていたんだ」と。

 そういえば、親戚に会うたびに「大丈夫か?」と聞かれていた気がする。その頃は、痩せた喜びのあまり、そのような言葉もポジティヴに受け止めてしまっていたが。そうなんだ、羨ましがられていたんではなく、心配されていたんだ。



選挙しか頭にない民主党 (2010 6/15 0:00)

 昨夜紹介した、はやぶさの最後に撮った地球の写真、さっそく壁紙にしてます。最後の力を振り絞って撮った白黒の地球、見るたびに眼球の温度が上がる。数多の困難を乗り越え地球に帰ってきたはやぶさ、小学校の国語の教科書に載せて欲しいね。今の「苦しいのに耐えて努力する」能力の乏しい子供達には、いい刺激になるんじゃないか。


 さて、そんなはやぶさの美しさと対極に存在するバカ集団。やっぱり国会を早期に閉じてしまうようで。

与党16日閉会を提示 予算委、党首討論とも行わず…野党側猛反発 (6/14産経)
 民主党は14日、今国会の会期を延長せず、会期通り16日に閉会する方針を固めた。民主党の樽床伸二国対委員長が同日午前の与野党国対委員長会談で、野党側に通告した。
 樽床氏は、会期を1日だけ延長して衆参両院の予算委員会で質疑を行うとしたこれまでの日程案の撤回を伝え、予算委開催に替わる案として野党側に示していた党首討論も取り下げた。これに対し、野党側は強く反発している。会談後、野党6党の国対委員長は国会内で急遽(きゆうきよ)、共同記者会見を開催。自民党の川崎二郎国対委員長は、事務所費でキャミソールや漫画を購入していた荒井聡国家戦略担当相を念頭に「答弁できなくなった閣僚が出たからではないか。与党側の横暴だ」と批判した。
 公明党の漆原良夫国対委員長は「ぼろが出ないうちにという選挙至上主義だ」と非難。共産党の穀田恵二国対委員長も「最初から国民の声を聴くことを拒否する内閣とは恐れ入った」と揶揄(やゆ)した。
 また、自民党は14日昼の緊急役員会で、午後の代表質問後に与野党幹事長会談の開催を求め、与党側に国会日程について再協議するよう求める方針を決めた。


 「民主」党という名前のくせに、民主主義はお嫌いの様子。けっきょく延長は1日だけすらおこなわず、予算委員会も党首討論もおこなわず、野党の要求は何一つ飲まなかった。民主党の横暴を見るに付け、「何やかんやと言われたが、自民党はそれなりに妥協点を見出して、粘り強い国会運営をやっていたんだな」と懐かしく思う。まともに議論はおこなわず、ヤジと的外れな拍手、強行採決、バカ女の転倒と、これほど空虚な国会は珍しい。

厳重注意で幕引き? 荒井戦略相問題で菅首相 各党代表質問(6/14産経)
 菅直人首相の所信表明演説に対する初の各党代表質問が14日、衆院本会議で行われた。首相は、事務所費問題が浮上している荒井聡国家戦略担当相について「辞任すべきだとの主張には全く同意できない」と指摘。仙谷由人官房長官が同日、荒井氏を厳重注意したことを明らかにし、幕引きを図った。
(中略)
 鳩山由紀夫前首相と小沢一郎民主党前幹事長の政治とカネの問題では、両氏の退陣、辞任で「大きなけじめをつけた」と述べ、野党の証人喚問要求を退けた。野党は鳩山政権で副総理を務めた首相の連帯責任を追及したが、首相は「責任を痛感しているが、実際に何が実行されるかをよく見てほしい」とかわした。


 他人には偉そうに批判するくせに、身内にはとことん甘いのも民主党の特徴。さすがに「自殺しろ」とまでは言わないが、かつての民主党の言動を思えば、荒井国家戦略担当相は辞任が適当だし、小沢や鳩山は証人喚問に応じるべきだ…ダブルスタンダードを恥じないというのであれば。

 選挙のことを考えるのは、政治家として、政党として、そりゃ当たり前のこと。しかし、「それだけ」では困る。


W杯 (2010 6/15 0:00)

 菅政権よりはよっぽど期待できるので、サッカー日本代表には頑張ってもらいたい。さんざんぶつけられてきた批判も誹謗も中傷も、勝利で跳ね返してしまえ。



Coming Back Home (2010 6/14 0:00)

「はやぶさ」とカプセルが地球に帰還、大気圏突入確認 (6/13朝日)
 【グレンダンボ近郊(豪南部)=東山正宜】小惑星探査機「はやぶさ」は13日午後11時20分(日本時間午後10時50分)ごろ、豪州南部の上空で大気圏に再突入し、約60億キロの旅を終えて7年ぶりに地球に帰還した。月以外の天体に着陸した探査機の帰還は、世界で初めて。宇宙航空研究開発機構は、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のある回収カプセルの捜索を始めた。
 はやぶさは、再突入の3時間前に回収カプセルを分離。豪州に西側から入る形でほぼ同時に落下した。カプセルは数十秒間にわたり、金星と同じくらいの強い光を放った。はやぶさ本体は、その真後ろをバラバラになりながら燃え尽き、役目を終えた。
 はやぶさは2003年5月、鹿児島・内之浦からM5ロケットで打ち上げられ、約20億キロ航行して05年にイトカワに到着した。その後、姿勢制御装置の故障や燃料漏れが相次ぎ、エンジンが設計寿命を超えるなど、帰還は何度も絶望視された。そのたびに解決策が見つかり、当初予定から3年遅れ、往復で約60億キロの旅程を経ての帰還となった。38万キロ離れた月以外の天体との往復は世界初となる。
 はやぶさの主な目的は、イオンエンジンと呼ばれる省エネ型の新エンジンや、地球からの指示なしで動く自動制御技術の検証。これらは達成でき、小さな探査機でも木星などの遠い天体を目指せる基本的な技術を確立できた。
 カプセルにイトカワの砂が入っていれば、月の石を持ち帰った旧ソ連のルナ計画や米国のアポロ計画、宇宙空間で彗星(すいせい)のチリを回収した探査機に次ぐ成功となる。
 着陸時に回収装置が正常に機能せず、砂が入っていても微量だと考えられる。ただ、粉薬1粒ほどでも成分は分析できるという。宇宙航空研究開発機構は、カプセルを発見次第、日本へ空輸して詳しく分析する。イトカワは、46億年前に地球などと一緒に誕生したときの姿を保っており、太陽系の成り立ちの解明につながると期待されている。


 地球外の物質を持って帰ってくるというだけでもワクワクする要素満載なのに、満身創痍でありながら開発者達の創意工夫で何とか帰還するという、少年漫画のストーリーのようなドラマ性に、興奮を覚えざるを得ない。

 読売新聞や朝日新聞では、流星のようなはやぶさの写真が。
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20100613-OYT9I00808.htm
http://www.asahicom.jp/science/update/0613/images/TKY201006130301.jpg

 壁紙に決定だ。

 「2番目じゃダメなんですか」とか「JAXAは不要」とかホザくバカには、この「はやぶさの帰還」の重要性は全く理解できないんだろうし、感動なんて覚えることもないんだろう。かわいそうなヤツらだ。


(追記)
突入直前、地球を撮影 はやぶさ最後の1枚認 (6/13東京)
 宇宙航空研究開発機構は13日、小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の写真を公開した。
 撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけてはやぶさの姿勢を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。約30分後には大気圏に突入し、本体は燃え尽きたとみられる。
 撮影したカメラは小惑星「イトカワ」を撮影した際にも使われたが、省エネのためその後電源を切っており、起動するか分からないとされていた。はやぶさは最後の最後まで期待に応えた形になった。(共同)


 画像下部の途切れた部分が、「最後の力を振り絞って」というのを示していて、また泣かせるじゃないか。



ジャガイモ (2010 6/13 0:00)

 遊びに来ていた姪っ子どもも参加して、ジャガイモの収穫。7つのプランターで、10cm以上のイモで(たぶん)150個以上。それ以下の物も100個ほど、ラッキョみたいな物も多数。メークインやはるか(これもメークイン系)をメインに育てたが、皮ごと蒸しても美味そうな、きれいなイモができあがった。

 連作障害がどれほどの物なのかを調べるために、敢えて去年ジャガイモを育てたプランター(2つ)でも栽培したのだが、大きさも収量も或いは栽培中の病気も、ほとんど影響無しだった。



亀辞任 (2010 6/11 9:00)

 とりあえずメモ。

亀井氏、閣僚を辞任へ 「約束破られた」 (6/11産経)
 国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は11日未明、菅直人首相が郵政改革法案の今国会成立を断念、廃案にする意向を示したことを理由に辞任する意向を固めた。ただ国民新党は、参院選後に召集される臨時国会で、同じ内容の法案を提出し成立させるとする覚書を民主党と交わすことに合意、同党出身の松下忠洋経済産業副大臣と長谷川憲正総務政務官は残留するため、民主・国民新両党の連立政権は維持される。亀井氏は11日未明の記者会見で「約束を破られ、履行できなかった」と述べた。
 国会日程については、会期を17日まで1日延長し、衆参両院の予算委員会を開催することで与野党が合意する見通しになった。民主党が会期延長を「最大1日」(党幹部)との方針を決めたことで、参院選は「24日公示、7月11日投開票」で実施されることが確実となった。
 民主党の枝野幸男幹事長は国民新党の自見庄三郎幹事長と断続的に会談。自見氏は11日未明、記者団に「(連立離脱しない)方向で努力中だ」と強調。枝野氏も「郵政法案をこの国会で通すことは難しいとの前提で理解いただける方向に進んでいる」と語った。
 一方、国民新党を除く与野党の国対委員長が10日夜会談し、菅首相の所信表明演説を11日に行うことで合意した。民主党は14、15両日に衆参両院本会議で各党の代表質問を実施し、(1)16、17両日に予算委員会(2)16日に党首討論−の2案を提示した。野党側は返事を留保したが、予算委の開催を受け入れる方向だ。


 連立離脱かと思ったが、それはしないようで。民主としちゃ、強行採決はイメージ悪いし、支持率の高いうちに選挙したいだろうから、郵政法案先送りは当然の決断。国民新党としても、一応亀井の辞任で筋を通したことは示せるから郵政票は確保できるし、連立維持だから影響力は保持できる。分かりにくい面は多少あるが、最小の被害で済ませられたという意味では巧い落としどころなんじゃないかな(選挙後にこれがどう転ぶかはまた別問題)。
 しかし、ほとんど国民の支持を得ていない泡沫政党のくせに、存在感だけは強大。亀の政治力の賜か。やってることはすべて小泉への意趣返しでしかない、時代錯誤のどうしようもない党だが。


840万人の強制連行は無いだろ (2010 6/11 0:00)

文案作成に朝鮮総連から“圧力”も 「強制連行」銘板(6/10産経)
 大阪府が戦後50年記念事業として、府内に残る旧軍施設跡などに設置した銘板の文案は当時、どんな経緯で作成されたのか。府は「設置先の市が市史などを参考に作り、府との協議で決まった」と説明するが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)などの“圧力”に屈し、強制連行の言葉を入れた自治体もあった。
 大阪、茨木、高槻の3市の旧軍施設跡では元々、「840万人の強制連行」を主張する北朝鮮と関係が深い朝鮮総連のメンバーや有識者らでつくる「朝鮮人強制連行真相調査団」が現地調査や被害証言を集める活動を進めていた。
 茨木市は当初、銘板の文案で強制連行に触れなかったところ、朝鮮総連のメンバーら数人から抗議を受けたという。当時の担当職員は「2回ほど面談し、事実を示す資料がないと説明した。しかし、激しい口調で『歴史認識がなってない』『もっと日本の加害に踏み込め』と要求され、強制連行の言葉を入れた」と明かした。


 日本人に対しておこなった徴用を強制連行と言うならば、当時は日本人であった朝鮮人に対しても「強制連行」はあったと、言えないことはない。ただそれならば、南方へ駆り出された私の祖父も「強制連行」の犠牲者ということになる。言葉の定義をやたら広く採るから、おかしな事になる。しかも、徴用ですらない、自分の意志で日本にやって来た者も多数いたわけで、それらも一緒くたに「強制連行された」と主張する向きには、到底賛同できない。
 まぁ、件の旧軍施設においては、強制連行がおこなわれたという可能性は無いわけではないので、きっちりと調査した結果かどうかは知りたいところ。

 しかし「840万人強制連行」はスゲェな。南京虐殺30万人よりも、荒唐無稽な数字。当時の朝鮮半島の人口は2000万人ほど。その4割を強制的に連れてくるなんて、凄まじい輸送能力。徴兵の限界が人口の1割ほどというのに、4割もしょっ引いたら、朝鮮半島はさぞ荒廃したことだろう。


手直し (2010 6/11 0:00)

 9年もサイトやってると、たまたま昔の文章を読み直す機会があると、「こりゃ稚拙だな」と思うことは数知れず。文章の性質上、「世迷い言」は手直しすることはあり得ないが(もちろん指摘後の訂正・修正には応じる)、CDのレビューなどの文章はちょいと加筆修正していこうかなと思っている。アクセスを解析すると、むか〜し書いた音楽関係や三国志絡みの文章も、検索から拾って読んでいる人が僅かながらいるようで、あんまり「今の私の考え」と乖離している文章を放置してもなぁ、と。
 サバ容量も気になるんで、古いのは削除って手もあるんだが。今時デフォルトで10Mって、ケチくさすぎやしないか?カネ払って15Mにしているが、それでも画像なんか絶対にアップできない。



本来はどうでもいい話なのだが (2010 6/10 0:00)

国家戦略相、事務所実態ないのに4222万計上(6/9読売)
 菅新内閣で国家戦略相に就任した荒井聰・衆院議員(64)(北海道3区)の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、2002年11月からの約7年間、東京都府中市のマンションの知人宅を「主たる事務所」として総務省に届けていたことがわかった。
 同後援会は政治資金収支報告書が公開されたこの間の6年で、計約4222万円の事務所経費を計上していた。知人は読売新聞の取材に「頼まれて(住所を)貸しただけ」と話している。自民党政権下で相次いだ事務所費問題が、新閣僚の政治団体でも浮上した。
(以下略)

荒井国家戦略相「事務所費は議員会館での経費」(6/9読売)
 荒井聰国家戦略相(64)の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、東京都内の知人宅を事務所として届けながら、政治資金収支報告書に6年分の事務所経費として約4200万円を計上していたことについて、荒井氏側は9日、「違法性はない」と強調した。
 しかし、6年間で2741万円を計上していた人件費については、「スタッフの自宅での仕事の経費」と説明したが、領収書の有無の説明は控えた。
(以下略)

 別に金に汚かろうが女癖が悪かろうが、仕事してくれれば構わない。いくら身辺がクリーンであっても、無能な政治家など要らない。事務所費がどうこうなど、優先順位の低いどうでもいい問題。
 ただ、他者にクリーンであることを求めておきながら自分は汚い、というわけにいかないのも事実。松岡利勝氏を自殺に追い込み、その後も事務所費問題で自民党の大臣を追及していた民主党が、この問題できちんとした説明をしないのは許されない。あまつさえ、菅総理や仙石官房長官は「クリーンな政府」を標榜していたのだから、なおさらきっちり対処する必要がある。ついでに、クリーンだ何だと言うなら、小沢にもきちんと説明させなきゃな。

 なお、荒井本人は徹底抗戦の構え。

荒井戦略相「読売新聞に抗議したい」(6/9産経)
 荒井聡(さとし)国家戦略担当相は9日夕、首相官邸で記者団に対し、自らの事務所費疑惑について、「収入支出について齟齬(そご)がなく、適正に管理されている」と改めて否定した上で、「(疑惑を最初に報じた)『読売新聞に抗議したい』ということを(民主)党本部に申し込んでいる」と述べた。
 荒井氏は、「新生民主党に多くのみなさんが期待しているときに誤解を招き、ご心配をおかけしたことは残念だ」とも述べた。


 甘利さんへの懲罰動議みたいに、後で尻すぼみにならないようにな。


 というか、メディア(とくにテレビ)は菅内閣の応援報道ばかりやらずに、未だ収束していない口蹄疫の問題、(韓国の哨戒艦撃沈や拉致問題など)北朝鮮問題もきちんと報道してくれ。


お露さん (2010 6/10 0:00)

 日経CNBCの露口一郎さんは、中毒性のある魅力を持っている。イワシみたいにテカテカ光ったジャケットで経済解説するボディビル野郎など、露口さん以外にはおるまいて。分かりやすい解説にかねてより好感は持っていたが、3月だったか、クロマグロの禁輸案が否決されたときに、「マグロと言えば良質のタンパク質ですから、ボディービルダー仲間から喜びのメールが沢山届いたんですが」と言った瞬間に、彼に一生付いていくことに決めた。



6月9日はつボイノリオの日 (2010 6/9 0:00)

 本日6月9日は、つボイノリオの日でございます。皆様におかれましては、必ず1度は、CDなりYouTubeなりで、「金太の大冒険」を(できればフルボリュームで)聴かれますよう。


菅内閣発足 (2010 6/9 0:00)

 菅内閣の支持率が、だいたい60%ほど。また勝手に期待して勝手に幻滅することになるんじゃないか。
 内閣の殆どが留任、小沢派辞職したわけでもないし、小沢派は相変わらず大勢力。樽床も細野も小沢に近いし、輿石の役職も変わっていない。いったい何を以て「変わった」「クリーンになった」と思えるのか、まったく理解できん。野田佳彦さんが財務相になったところは評価できるが、後は何も期待できない。私が民主党に期待するようになるのは、小沢の証人喚問を実行し、アホなマニフェストの見直しを実施し、公務員制度改革に本腰を入れたと実感できるようになってからだ。それから期待をし始めても、遅くはあるまい。

 ただ、いくら菅直人がアレとは言っても、鳩山以下になる可能性はきわめて低いと思う。鳩山がアレすぎるというのもあるが、菅さんには一応大臣経験が2度ある。大臣経験も無くいきなり国のトップになった鳩に比べて、その経験は資するところ大だろう。市民運動家が権力を握ったということに対する危惧はあるが、大臣経験がかろうじてそのマイナスを補うことになると思う。

 いちばんいいのは、「菅さん、私の見立てが間違ってました、あなたは立派な宰相です」と私が平伏すことになる状況なのだが。



大暴落 (2010 6/8 0:00)

 7日の日経平均株価は9520.80円、380.39円安。先週末のNYダウの1万ドル割れ、ハンガリー問題によるユーロ安で大荒れ。拙者の資産も、1日で1割近く減りやがった。さすがにリバるんじゃなかろうかと思い、また損切りラインに到達していないので、笑いながら様子見。というか、笑うしかねぇ。

 ギリシアの次はハンガリー。まったく次から次と…。不安定要因がありすぎて、しばらくは株は触らない方が安全だろう。拙者は、とりあえずついて行けるとこまで行ってみるつもりではあるが、一週間後にはえぐえぐしている可能性もある。


scum after scum (2010 6/8 0:00)

山田氏の農水相起用を内定(6/7産経)
 菅直人新首相は7日夜、農水相に山田正彦農水副大臣の起用を決めた。

 「後任に山田副大臣が出てきやしまいな」と書いたら、これだ。生き残った種牛まで殺されそうだ。
 あと、赤松の吊し上げは今後も続けて欲しい。逃げ得は許すまじ。というか、鳩山も逃亡なんだよな、記者会見すらやってないし。



ただの小沢隠しなのに (2010 6/7 0:00)

 6/4に「菅直人総理で、支持率50%越えたら、日本人のあまりのアレっぷりに泣くかもしれん」と書いたのだが、泣かなきゃいかんかもしれない。新聞の世論調査はまだだが(期待度への調査はあったが)、テレビでは支持率調査が行われ、軒並み60%前後という数字。「菅直人の脱小沢方針」を真に受けている方が非常に多いようで。

 菅が仮に本気で小沢外しを考えていたとしても、党内150人ほどの議員は小沢派。その勢力を無視することはできない。小沢派の厄介なのは、仮に小沢本人が動かなくても、周辺の腰巾着どもが、勝手に小沢の意志を忖度してグチャグチャ動き回るところ。それらをすべて防ぎきるのは至難の業だろう。

 また、参院選の新人候補は、小沢が擁立を決めた者ばかりであり、要するに将来の小沢派である。「脱小沢」が功を奏して参院選で民主党が勝利すれば、逆に小沢派は増えてしまうことになりかねない。「小沢嫌いだったので、民主支持に戻りました」という人は、もう一度よく考え直した方がいい。

 仮に参院選で勝利すれば「小沢さんが土台を築いていたからだ」と腰巾着が小沢復権に動くだろうし、敗北したとしても「小沢さんが先頭に立たなかったからだ」と動く。いずれにせよ、小沢は参院選後、次の代表選まで力をためていればよい。
 希望があるとすれば、小沢の証人喚問に菅が応じた場合のみ。そうすれば、私の民主党に対する「無能+小沢独裁」という評価から、「小沢独裁」という部分は外さねばなるまい。

 まぁ小沢という重しが外れて、有能な若手が力を伸ばせば、「無能」という部分も覆る可能性はが無いわけではないが、「オールスター内閣」がものの見事に「オール無能内閣」だった現実を考えれば、事態が好転する可能性は限りなく低い。いや、反民主である以前に私は日本人であるから、日本の将来を思えば、菅が奇跡を起こしてみごとな施政を実現すれば良いとは思っている。ただ、この気持ちは「支持」でも「期待」でもない。頼むから下手なことをしないでくれという懇願とも言うべきものである。


 (2010 6/7 0:00)

前原国交相お忍び来県D51“視察” 満面笑みで写真撮影(6/6山梨日日新聞)
 菅直人新首相が閣僚人事などの調整に追われる中、前原誠司国土交通相が5日、突然来県し、JR中央線甲府−小淵沢駅間で6日まで運行されている蒸気機関車「D51」を“視察”した。民主党県連には知らされていないお忍びでの来県。居合わせた人によると、満面の笑みでD51を撮影していたという。大の鉄道ファンとして知られる前原氏。自身の国交相続投もほぼ固まり、山梨で羽を伸ばした様子だ。
 関係者によると、前原氏は午後5時27分着のスーパーあずさで甲府駅に降り立ち、同日の運行を終えて県立中央病院南側の電留線に止められたD51の見学に訪れた。
 現場にいた15人ほどの鉄道ファンから驚きの声が上がったという。甲斐市の会社員池田欣司さん(53)によると、前原氏は携帯電話のカメラでD51を数枚撮影し、付き添いの2人とともに数分後、車で立ち去った。
 池田さんは「突然のことで驚いた。テレビでは見られない笑顔を見せていて、本当に鉄道が好きなんだなと感じた」と話した。
 参院選を控え、前哨戦を活発化させている民主党の輿石東参院議員会長の選対関係者からは「山梨に来るなら応援に立ち寄ってくれても良かったのに…」とこぼす声も聞かれた。


 こういう姿は憎めないなぁ。何かにハマっている姿は、どんな物であろうと微笑ましい。こういう文章とか見るに、これは本物だ。はっきり言って、何をしゃべってるんだか分かりゃしねぇ。


良かった (2010 6/7 0:00)

エース級種牛5頭、抗体検査で異常なし(6/6産経)
 口蹄(こうてい)疫問題で宮崎県は6日、避難させたエース級種牛5頭が、抗体検査の結果、異常がなかったと発表した。
 5頭は遺伝子検査では、感染していないことを示す「陰性」との結果が5日に判明。県は念のため、体内にできる抗体の有無を調べる抗体検査も実施していた。

 ともかく、良かった。多くの種牛を失ってしまったが、しかし最悪の事態は回避できた。

 赤松が逃げ切りやがったのは何とも癪だが、ゴミがトップのまま居座るよりは遥かに良い。後任に山田副大臣が出てきやしまいな、とそれがいちばん心配。



期待度ゼロ (2010 6/5 0:00)

 国会終盤だから閣僚も殆ど留任だろうし、馬鹿さ具合で言ったら鳩山も菅もさほど変わりないから、正直「どうでもいい」ってな感情が拙者の心の中では優勢。仙石官房長官とか枝野幹事長とかに小沢色の排除が見られるが、それが本気なのかブラフなのかくらいだな、関心があるのは。ブラフだったら、けっきょく小沢の民主党支配に変わりはないが、もし本気だったら、小沢派が不穏な動きをとる可能性があって、こちらはちょいとワクワクする展開も期待できる。また小沢が政党クラッシャーの本領を発揮するとか。たぶん、参院選まで小沢はじっとしていて、選挙後に「俺がいないから選挙は大勝できなかった」とか何とか大口叩きながら有耶無耶に復活するんだろうが。

 しっかし、鳩山とは違ったタイプではあるが、菅の演説もまた意味不明だな(参照:【菅首相誕生】会見詳報(1)「全員が参加できるような民主党を」(6/4産経))。唐突に「岡田ジャパン」を持ち出して、しかもそれが全然話に繋がっていかない。「ある意味」も使いすぎだし。頭の悪さが前面に出ている物言い。漢字は読めなかったが論理的で明快な話ができる麻生さんとは、全く正反対。

 参院選後に責任とって総辞職し、戦後の最短政権の記録を塗り替えていただきたい。それがダメでも、愉快な発言でお茶の間に笑いを振りまいていただきたい。間違っても、総理として何か仕事をしようとは思わないで欲しい。余計なことはしない方向で、ぜひ。

 日本の政治が動くとすれば、参院選で、民主や自民以外の少数党が躍進したところから始まる。それまでは、この酷い有様を、せめて笑って耐え凌ぐしかあるまい。



最後までゴミ (2010 6/4 0:00)

 最後の最後までゴミだ。
 
鳩山首相、辞任会見を拒否=「説明責任放棄」の批判も(6/2時事)
 鳩山由紀夫首相は2日、秘書官を通じて、退陣表明を受けて内閣記者会が要求している記者会見を拒否した。代わりに、同日夕に首相官邸で記者団の「ぶら下がり取材」に応じるとしている。3日以降はぶら下がり取材にも応じない意向だ。
 辞任する首相が記者会見を拒否するのは極めて異例。鳩山首相は2日午前の民主党両院議員総会で辞任の経緯などを説明しただけで、国民への説明責任を放棄したとの批判を浴びるのは確実だ。


 首班指名の投票が行われるまでは、お前が首相だ。最後まできっちり義務を果たせ。

 辞任会見については「私が決めることではない」とまで言っている(参照:【首相辞任】辞任会見開催「私が決めることでない」 出邸は15分遅刻(6/3産経))。いったい総理以外の誰が、総理の辞任会見開催の決定権を持っているのか。小沢か?

 近衛の人の意見に左右され過ぎなところ、林銑十郎の(食い逃げ解散のような)意味不明なところ、小磯国昭の無能なところ、村山の危機への対応力の無さ、それら総て(+脱税)を併せ持った最凶最悪の総理であった。


噛ませ犬 (2010 6/4 0:00)

 そりゃ「無投票で代表が決まるのはイメージが悪いから噛ませ犬を出す」ってのは理解できるんだが、だからと言って、樽床っていったい何だ。知名度が低すぎて、噛ませ犬にもなりゃしねぇ。

 菅直人総理で、支持率50%越えたら、日本人のあまりのアレっぷりに泣くかもしれん。



鳩山の辞任発言を読んで (2010 6/2 16:00)

 今日は休みなんで、鳩山退陣に関して感想文を書いてみた。

 何度も繰り返す。鳩山がいなくなっても、小沢が仮に力を失っても(けっきょく闇で君臨して影響力を行使するとは思うが)、民主党の統治能力の無さという問題は何も改善されない。ここを読んでおられる方は、周囲に是非「鳩山以外の閣僚・議員のバカさ具合」を喧伝していただきたい。メディアは、絶対に「クリーンになった民主党」キャンペーンを張ってくる。これは、鳩山本人もその方向で進めるよう述べている。

 まことにこの高い壇上から申し上げるのも恐縮ではありますが、私たち民主党、再生させていくためには、とことんクリーンな民主党に戻そうじゃありませんか、みなさん。そのためのご協力をよろしくお願いたします
 発言はすべて【鳩山発言詳報】(1)「国民が聞く耳持たなくなった」(6/2産経)より。以下同様。


 鳩がいなくなっても民主党の体質は変わらない。それでも、鳩山は辞めねばならない。総理になる資質を持たない者は、総理になるべきではなかった。

 それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどということが、私自身、まったく想像だにしておりませんでした。 

 本当に秘書の行為を知らないというのであれば、そして自身をクリーンな人間だと思い込んでいたというのであれば、そんな管理能力のない、世間知らずは政治家にすらなってはいけない。政治活動に金がかかるのは当然で、自分が使っている金がどこから出てきているのか把握もしないで、金が沸いて出る物だと思っているようなボンボンは、政治に関わってはならない。
 もし秘書の行動を知っていたというならば、国民に対して堂々とウソを突き通せる不道徳ぶりに加え、自身のために行動してくれていた秘書に責任をなすりつける不義理も責められるべきだ。

 そして、最後まで自身の責任よりも、他者への責任転嫁が目立った。

 ただ、残念なことに、そのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民のみなさんの心に映っていません。国民のみなさんが徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳のいたすところ。そのように思っています

 「国民が聞く耳を持たなかった」などと主張する総理は、ちょいと記憶に無い。
 「国民のため」と連呼する割には、鳩山の視界に国民など映っていないのではないか。国民が聞く耳を持たなかったと言う割には、国民に理解を求める努力を全くしてこなかった。

 みなさん、私は、しばしば宇宙人だといわれております。それは私なりに勝手に解釈すれば、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年。何か先の姿を国民の皆さんに常に申し上げているから、何を言っているか分からんよ。そのように国民のみなさんにあるいは映っているのではないか。そのようにも思います。
(中略)
 しかし、5年、10年たてば必ず、国民のみなさん、ああ、鳩山が言っていること、こういうことだったのか。分かっていただけるときが来ると確信しています。


 「自分の政治は、本当は国民に理解されるべき正しい物だ」という思いが強く伝わってくる言い種。はっきり言えば、自己評価が全くできないゴミ。鳩山がやるべきは、国民が理解しないと嘆くのではなく、国民が理解できるように理想への道筋を具体的に説明することであった。しかし、仮に彼にその努力をする意志があったとしても、国民に理解されることはなかっただろう。理想を現実と結びつけるだけの論理性、政策決定能力が、致命的に欠けていたからだ。

 私はつまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときを、いつかは求めなきゃならないと思っています。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けていいとは思いません。そこのところもぜひ、みなさん、ご理解をいただいて、だから鳩山が何としても、少しでも県外にと思ってきた。その思い、ご理解を願えればと思っています。その中に今回の普天間の本質が宿っていると、そのように思っています。いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめ上げていくことができるような、そんな環境をつくること。現在の日米の同盟の重要性はいうまでもありませんが、一方でそのことも模索をしていただきたい。

 これは、言っていることは確かに正しい。しかしそれならば、米軍無しでも自衛能力を保持すべく、憲法改正や自衛隊の強化をまず主張せねばならない。憲法9条がある現段階では、米軍の軍事力に頼らないという選択肢は無い。鳩山には、現実と理想の間に線を引く能力が無かった。

 現実と結びつけることができない理想は、理想ではなく夢想、妄想である。その夢想に耽溺する様は、普天間問題に限らず、子供手当でも東アジア共同体でも、あらゆる政策で顔を覗かせていた。ひたすら夢想を垂れ流す鳩山に、国民が聞く耳を持たないのは、当たり前である。

 鳩山は国民の姿など見ていなかった。
 辞めた理由においても、鳩山は、国民の評価以上に、社民党の連立離脱を大きい物と位置づけている。

 社民党さんを政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった。その責任はとらなければならない。そのように感じております

 社民党の連立離脱、そしてそれに伴う選挙戦でのマイナスが、鳩山の退陣理由だろう。辞任への道を造ったのが日教組出身の輿石東だということを考えれば、日教組票が社民の離脱である程度減ったと言うことかもしれない。
 国民の信任を失えば、結果的に選挙で勝てないのだから、広い意味では「国民の信任を失った」のと「選挙で勝てない」は同値ではあるが、社民党との連立解消が引き金に辞任が決まったのであるから、この場合の「選挙に勝てない」は、もっと露骨な意味である。

 そもそも、この発言、国民へ向けた辞任会見ではなく、民主党の両院議員総会での物。辞任会見はおこなわないそうだ(参照:鳩山首相、辞任会見を拒否=「説明責任放棄」の批判も(6/2時事) )。やっぱり、国民のことなど、鳩山は考えていない。


 最後に、

 私は済州島に行って、あのホテルの部屋の先にテラス、ありまして、そのテラスのところに1羽のムクドリが飛んでまいりました。どうもそのムクドリ、実はわが家にいるムクドリとまったく同じでした。あ、失礼。ヒヨドリであります。鳥の名前を間違えて。1羽のヒヨドリが済州島のホテルに飛んでまいりました。そのヒヨドリはわが家の、わが家から飛んできたヒヨドリかな。姿形が同じだからそのように勝手に解釈をして、そうか、この鳥も早く、もうそろそろ自宅に戻ってこいよ。そのことを招いているようにも感じたところでございます

 この意味不明っぷりは、鳩山らしさ全開だった。


鳩山退陣 (2010 6/2 10:30)

 思ったより早かった。
 
鳩山首相が辞意を正式表明「職を引かせていただく」 小沢氏も辞任(6/2産経)
 鳩山由紀夫首相は2日、民主党の衆参両院議員総会で「職を引かせていただく」と述べ、正式に辞意を表明した。また、小沢一郎幹事長も辞任することを明らかにした。
 鳩山首相は冒頭、「国民の皆さん、本当にありがとうございました」「国民の(政権交代の)判断は決して間違っていなかった」と所感を述べた後、普天間問題や政治とカネの問題を上げ「私自身も職を引かせていただく」と述べ、辞意を明らかにした。
 鳩山首相は普天間問題で米軍基地の沖縄県外移転への意欲を振り返る際、目をうるませる一幕もあった。

 バカがいなくなるという喜びの一方、ここで意固地にしがみつく方が鳩山らしいのに、という妙な落胆も少し。しかし、鳩山の退陣発表の直後から(それが理由かは分からんが)日経平均が跳ね上がったのには笑った。

 小沢がいなくなっても、影響力を行使できるようなポジションに居座れば意味はない。新幹事長が細野だの原口だのだったりすれば、小沢の影響力は些かも減じない。また仮に小沢が力を失ったとしても、民主党自体が統治能力のないバカ揃いであることには変わりない。「オールスター内閣」という触れ込みでこの体たらく、次の政権でマシになるのは首相だけ。しかも、比較対象が鳩なのだから、マシになって当たり前。
 もっと言えば、子供手当だの普天間問題だの、鳩山が散らかした問題を片付けるのは、まともな宰相であっても困難。厄災はまだまだ続きそう。

 鳩と小沢がいなくなったことで、メディアは「民主党はまともになった」と持ち上げるんだろうが、日本人の多くが騙されることの無いよう、強く願う。


御輿の自立 (2010 6/2 0:00)

 御輿が自我を持ち始めたのか。
 
【首相進退】首相と小沢氏、会談後の表情に差くっきり 蜜月終焉か(6/1産経)
 8カ月前に政権交代を実現した鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長。半時間の会談を終えた2人の表情は対照的であり、「蜜月」の終焉を思わせた。
 首相は会談前から余裕たっぷりだった。宮崎県から帰京後、テレビ各社の解説委員と懇談。日本医師会のパーティーに出席すると「原中勝征会長に『こんな時によく来れたな』」と言われた」と笑いをとり、「命をしっかり守っていこう」と呼びかけた。会談後、記者団に「続投か」と問われると笑みを浮かべ、左手でグッドサインを作った。
 一方、小沢氏は衆院議員会館の理容店で整髪し、会談に臨んだが、会談後は無言で国会内の幹事長室に入り、「フーッ」と深いため息をついた。予定された記者会見もキャンセルした。
 党内の火種が収まったわけではない。
 5月31日、国会内の一室。「鳩山降ろし」の首謀者の一人である高嶋良充参院幹事長は、広告代理店が作成した党首の写真抜きのマニフェストのデザイン案を見ながら松井孝治官房副長官に言った。
 高嶋氏「ここに誰の顔が入るんやろな…」
 松井氏「やめてくださいよ。鳩山首相が入るに決まってるじゃないですか」
 高嶋氏「そんなもん、わかるかい!」
 高嶋氏は1日の記者会見でも「表紙を変えて支持率が下がった例が過去にあったか。表紙を変えれば支持率は当面上がる」と言い切った。

 これほどこじれたのは、首相が参院民主党の「本質」を見誤ってきたことが大きい。
 参院民主党トップは日教組出身の輿石東参院議員会長、ナンバー2は自治労出身の高嶋氏。これは最強の集票マシンである官公労こそが力の源泉であることを象徴する。しかも官公労は民主、社民両党の支持勢力が混在する組織だ。つまり参院で両党は事実上一体化しており、社民党の連立離脱は身内を引き裂かれるのに等しかったのだ。
 参院を権力基盤にする小沢氏はこの構造をよく理解している。だからこそ、板挟みの厳しい立場に立たされた。
 小沢氏のホンネは「首相退陣やむなし」だとされる。このまま参院選に突っ込めば結局首相とともに辞任に追い込まれる公算が大きい。喜ぶのは渡部恒三元衆院副議長ら反小沢勢力だから収まらない。
 だが、首相を退陣に追い込めば、一蓮托生で主導権を奪われる可能性もある。司直のメスが再び入ることも考えられる。しかも首相をすげ替えても事態が好転する保証はない。次期首相が社民党の要求を飲み、普天間問題で日米合意を白紙に戻すことは不可能に近いからだ。
 だからこそ小沢氏は首相に退陣を強く迫ることができなかったのではないか。事態を打開する処方箋は見つかりそうもない。(榊原智)


 国民も民主党議員も辞任を求めているのに、続投の意志を強固に貫く、この空気の読めなさ具合は鳩山の真骨頂。今日辺り辞任していたら、何だか鳩山が普通の人間だったみたいで、がっかりしていたかもしれない。いや、日本のためには今すぐにでも時空の彼方へ消えてもらった方が良いんだけど。
 どうせなら、このまま突っ走って、支持率1桁、参院選はぺんぺん草も生えないくらいの大惨敗を期待したい。


全ネット履歴の読み取り (2010 6/2 0:00)

 どう考えてもプライバシーの侵害になろうし、検閲が現実化する危険性もゼロではない(民主党が政権を担っている以上は)。明らかに憲法に抵触するような話がなぜスルリと通っていくのか。今後の動きを注視する必要があるんで、とりあえずメモ。
 
「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策(5/30朝日)
 インターネットでどんなサイトを閲覧したかがすべて記録される。初めて訪れたサイトなのに「あなたにはこんな商品がおすすめ」と宣伝される――。そんなことを可能にする技術の利用に、総務省がゴーサインを出した。ネット接続業者(プロバイダー)側で、情報を丸ごと読み取る技術を広告に使う手法だ。だが、個人の行動記録が丸裸にされて本人の思わぬ形で流出してしまう危険もある。業者は今後、流出を防ぐ指針作りに入る。
 この技術は「ディープ・パケット・インスペクション(DPI)」。プロバイダーのコンピューター(サーバー)に専用の機械を接続し、利用者がサーバーとの間でやりとりする情報を読み取る。どんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索をかけたかといった情報を分析し、利用者の趣味や志向に応じた広告を配信する。
 DPIは従来技術に比べてより多くのデータを集められるため、こうした「行動ターゲティング広告」に利用すると広告効果がさらに上がると期待されている。
 だが、情報を突き合わせれば、他人に知られたくない持病やコンプレックスなどが特定される恐れがある。技術的にはメールの盗み読みもでき、憲法が保障する「通信の秘密」の侵害にもつながりかねない。こうした点から、米国と英国では業者による利用が問題化し、いずれも実用化に至っていない。
 DPIは現在、一部のネット利用者が「ウィニー」などのファイル交換ソフトで通信を繰り返し、サーバーに負荷がかかって他の利用者に迷惑をかけるのを防ぐのに使われている。総務省もこの監視目的での利用は認めてきたが、業者側から新たに広告利用を要望され、昨年4月に作った識者による研究会の中に作業部会を設けて検討してきた。
 その結果、導入を認めたうえで、ネット業界に対し、(1)情報の収集方法と用途を利用者にあらかじめ説明する(2)利用者が拒否すれば収集を停止する(3)情報が外部に漏れるのを防ぐ――など6項目を求める「提言」をまとめて26日に公表した。総務省消費者行政課は、こうした情報収集の技術は発展途上にあり今後どう変わるか未知数のため、「あまり縛らず、緩やかな原則にした」としている。
 DPIの導入を検討している大手プロバイダー、NECビッグローブの飯塚久夫社長は「個人の特定につながらないよう、集めた情報はいつまでも保存せず、一定期間が過ぎたら捨てる。(プライバシーの侵害目的だと)誤解されたら全部アウト。業界で自主規制が必要だ」と話す。
 一方、新潟大の鈴木正朝教授(情報法)は「DPIは平たく言えば盗聴器。大手の業者には総務省の目が届いても、無数にある小規模業者の監視は難しい。利用者が他人に知られたくない情報が勝手に読み取られ、転売されるかもしれない。業者がうそをつくことを前提にした制度設計が必要だ」と話す。
 作業部会に参加した一人は「総務省の事務方は積極的だったが、参加者の間では慎重論がかなり強かった。ただ、『利用者の合意があれば良いのでは』という意見に反対する法的根拠が見つからなかった」と話している。(小宮山亮磨)




鳩が消えても変わらない (2010 6/1 0:00)

 10分くらいしか時間がないので、今日もヨタ話で。

 ようやくメディアも鳩山批判をするようになってきてるんだが、あくまで「鳩山に対する批判」であって、「民主党に対する批判」にはあまりお目にかかれない。鳩山批判に引きずられて民主党の支持率も下がってきてはいるが、鳩山が退陣したら、メディアの論調によっては、ある程度は民主党支持率は回復するかもしれない。

 たしかに、鳩山より馬鹿な人間はいないだろうから、彼がいなくなれば、マシにはなるだろう。ただ、小沢独裁だとか、言論の自由がないとか、際限のないバラマキ政策だとか、素人集団だとか、これらは民主党の病理であって、鳩山が消えたからといって何ら改善することはない。小沢も辞めれば、小沢独裁とか言論の自由がない辺りは改善されるかもしれないが、素人集団である点はどうにもならない。
 鳩山内閣は「オールスター内閣」というふれこみだったが、平野にしろ長妻にしろ菅にしろ千葉にしろ赤松にしろ北沢にしろ、どうしようも無いヤツばかり。これでも民主の中ではまだマシな面子で、閣内に入っていない有象無象は、棒にも箸にもかからないレベル。

 今日になって鳩山退陣の動きがかなり活発になってきたようだ。それは喜ばしいことではあるが、鳩が辞めても民主党政権である限り、統治能力のない状態は継続する。メディアは、あくまで「鳩が悪いだけ、民主党は悪くない」というスタンスで報道し続けるんだろうが。



辞めそうにないけど (2010 5/31 0:00)

 鳩山が辞める気配が全くない。
 いや、すんなり辞めるとは思っていなかったし、期待もしていなかった。しかし、鳩山辞任の雰囲気というか流れというか気配というか、そういう兆しのような物は出てくるんじゃないかと思っていた。だから、4月頃から、ここでは「鳩山の命も来月末まで」と何度か書いていた。

 でも、そんな兆しはまったく見られない。本人からも、続投に対する逡巡のような雰囲気は、ミジンコほども感じられない。鳩山の鈍感さや厚顔無恥ぶりを、甘く見ていた。
 渡部恒三さんが「後継は前原・岡田・菅のいずれか」とか言ってるが党の大勢とはならず、現時点では「爺様の戯れ言」の域。輿石は焦っているらしいが、これまた大きなうねりにはまだまだ遠そう。

 いや、じわじわと「鳩山下ろし」の動きは顕在化してくるとは思うんだが、「もしかして本当にこのまま小鳩体制で突っ走るのか」と自分の考えに自信がなくなりつつある今日この頃。
 まぁ、このまま鳩山総理で行ってくれた方が、参院選での民主党惨敗の可能性がより高まるという意味ではありがたい。と同時に、あと数ヶ月とはいえ、鳩山政権が続くことでさらに日本にダメージが与えられるのではという危惧も。
 
 仮に鳩がいなくなっても、小沢が生き残る限り、同じことなんだがね。岡田や前原のような、小沢の言いなりになるとは限らない人間が総理になれば、かなりマシな状況になるかもしれんが。


圧力 (2010 5/31 0:00)

民主・辻副幹事長、検察審事務局に接触図る(5/30 3:05読売)
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検の判断の是非を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻恵(めぐむ)衆院議員(61)側が、審査手続きに関する説明をするよう求めたことが、複数の関係者の話で明らかになった。
 政権与党の幹部が、政治的な中立が要求される検察審査会側に接触を図るのは極めて異例で、その目的や真意について議論を呼ぶのは必至だ。
 辻氏側が接触したのは、東京第1〜6検察審査会の中で対外的な窓口になっている第1審査会。26日、辻氏本人と秘書が電話を入れ、同審査会と第5審査会の各事務局長から、審査補助員の選任方法や標準的な審査期間について聞きたいとして、衆院議員会館の事務所に来るよう求めた。
 辻氏側はこの際、陸山会の土地取引を巡る事件や小沢氏のことには言及せず、一般的な手続きを知りたいとしていたという。
 両審査会は辻氏の要請に応じなかったが、審査会関係者は「国会議員が事務局の職員を呼びつけるのは、一般的な説明だとしてもおかしい。審査会が外部から影響を受けたともとられかねない」と話している。
 第5審査会は4月27日、陸山会の2004年分と05年分の政治資金収支報告書への虚偽記入容疑について、小沢氏を「起訴相当」と議決しており、東京地検の再度の不起訴を受け、第2段階の審査に入る。第1審査会も07年分の容疑について小沢氏の審査を行っている。
 第5審査会の第2段階の審査では、第1段階の審査員全員が入れ替わる8月1日までに議決が出るかが注目されている。第1段階の審査で審査補助員を務めた弁護士が、第2段階で再び選ばれるかどうかも、関係者の関心を集めている。辻氏は自身のホームページで、この弁護士の公正さに疑問を投げかけ、第2段階の審査について「(第1段階と)同様の過ちを繰り返すことは絶対に許されるものではない」と主張している。
 辻氏は弁護士で衆院2期目。検察審査会のあり方を見直すことなどを目的に、民主党議員らが結成した議員連盟の事務局長を務めている。2004年に摘発された日本歯科医師連盟を巡る事件では、橋本竜太郎元首相らの不起訴を不服として、検察審査会への申し立てを繰り返した。
 辻氏は読売新聞の取材に、「事実は違う」と検察審査会への接触を否定。東京第1検察審査会の事務局は「外部からの照会については有無を含めて一切コメントしない」としている。


辻氏が検察審査会に説明要求 小沢氏再度不起訴の5日後(5/30 18:05山陽新聞)
 金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、小沢一郎民主党幹事長を不起訴とした刑事処分の妥当性を審査している検察審査会側に対し、副幹事長の辻恵衆院議員が、一般的な審査手続きについて説明を求めていたことが30日、分かった。
 辻氏は、小沢氏が再度不起訴になった5日後の今月26日に問い合わせたことは認めたが、審査会側は政治介入を許したと誤解されるとして応じなかったという。小沢氏不起訴の審査は東京第5、第1検察審査会にかかっており、辻氏の動きは論議を呼びそうだ。
 辻氏は弁護士で、党の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」の事務局長。「審査会は検証し直さないといけない問題がある。進行中の案件について聞かせてほしいとは言っておらず、制度や運用の実態を教えてくれと言った。圧力とは違う」と話している。
 小沢氏をめぐっては、東京地検特捜部が収支報告書2004〜05年分、07年分の各虚偽記入容疑について別々に不起訴処分を出し、04〜05年分で第5検察審査会が4月27日に「起訴相当」と議決。特捜部が今月21日に再び不起訴としたのを受け、第5検察審査会の2回目の議決の行方が注目されている。


 読売新聞は「事実は違う」という言葉を「接触を否定した」と受け止めたが、実際には「接触はしたがそれは圧力ではない、圧力をかけたというのは事実と違う」という意味合いでの発言だったようだ。
 ふつうなら、「言うことがコロコロ変わるということは、やましいことがあったということ」と判断するべきだろうが、こういう「自分が正義」と信じ切っている手合いは、自身の暴走を暴走だとは認識できないもの。本当に、自分の問い合わせが圧力にはならないと思い込んでいる可能性がある。「権力の私物化」と批判しても、何のことか全く理解できないかもしれない。

 辻がどれだけ自覚のないバカかは、4/29の当欄でも話題にしている。自己の発言の整合性に全く頓着しない姿勢が、よく分かる。

(以下引用)
検察審査会見直し議連、民主議員有志が設立(4/28読売)
 民主党議員らが28日、「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」(滝実会長)を設立し、国会内で初会合を開いた。
 小沢民主党幹事長が検察審査会から「起訴相当」の議決を受けたことを念頭に、同審査会のあり方の見直しを求めていくことで一致した。
 会合には20人が出席。滝会長は、「司法制度改革は権力が独走する仕組みを変えるものだったのに、そうではない実態が出ている」とあいさつした。
 鈴木宗男新党大地代表も「検察審査会を可視化しなければならない」と訴えた。会合後、辻恵事務局長は記者団に、「国民感情で司法制度が揺さぶられている。裁判員制度も検察審査会もおかしい」と強調した。


 かつて辻恵は、日歯連に絡んだ献金問題で、橋本龍太郎や野中広務らが不起訴になったことについて、検察審査会に不服申し立てをおこなっている(参照:民主党:橋本元首相ら不起訴は不当。永田、辻両議員が検審に申し立て)。
 自民党を攻める手段としてはその制度を利用していたくせに、いざ自分たちに都合が悪くなると制度を批判。というか、お前ら、現行の検察審査会の改正法案に賛成してなかったっけ?もっとも権力を握らせてはいけない手合いが、権力を手にしてしまった。

 ちなみに辻恵、日歯連事件のときには「1億円という大金を2年にわたってうやむやにしてきたわけだが、一会計責任者の権限でそんなことができるわけはない」と言っている。この言葉、そのまま小沢問題にも通用するな。
(引用終わり)



種牛も発症 (2010 5/29 0:00)

種牛の1頭が4、5日前から発熱 一度回復、国に報告せず(5/28共同)
 口蹄疫問題で、宮崎県の東国原英夫知事が特例での救済を国に要望していた種牛49頭中、感染が疑われる症状を示した2頭のうち1頭は4、5日前から発熱していたが、国への報告をしていなかったことが28日、県などへの取材で分かった。
 農林水産省幹部は「連絡があってしかるべき話だ」と不信感を示し、連絡の徹底を要請。同日中にも49頭を殺処分するよう求めた。
 県によると、1頭は4、5日前から発熱したが、抗生物質を投与すると回復。28日朝、水疱やよだれなどの症状を確認、知事に報告した。別の1頭も2、3日前に発熱した。
 県は農水省に報告しておらず、同省が問い合わせて確認したという。
 東国原知事は記者団に「(28日朝まで)報告を受けておらず、発熱があれば農水省に連絡する必要があるとは知らなかった」と説明。「症状をどう見るかは防疫員に任せており、発熱だけで報告すべきかは非常に難しい判断。今後の反省点、検証すべきことではある」と述べた。


 とりあえず、これ置いときますね。

http://twitter.com/higashitiji/status/14900489539(5/28 20:00頃)
 49頭について、農水省が県に対して、何か異常があったら農水省に報告するよう求めていたと言う。農水省からのそんな求めは無い。そもそも、49頭は擬似患畜、つまり殺処分対象である。やがて殺されるのに、何故報告しなければならないのか?

 ついでに、赤松のゴミ発言も。

http://www.youtube.com/watch?v=ZYuIQIComPo
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10872947
 ヘラヘラ笑いながら、「だから早く殺せって言ってるのに」だと。宮崎県の畜産農家にとっては最悪のニュースだというのに、なぜこんなに嬉しそうにできるのか。この男、30日には宮崎に行くらしい。仮に赤松が宮崎でどんな酷い目にあおうとも、決して私は同情しない。


バカ総理 (2010 5/29 0:00)

全国知事会で石原知事激怒「こんな総理かなわん!」(5/27産経)
 石原知事は尖閣諸島防衛での米国の消極性を例示。その上で「日本の領土を守らないなら、何のため沖縄に膨大な基地を構えるのか。抑止力を現政府がアメリカに問いたださない限り、訓練分散を論じる足場がない」と糾弾した。
 また、「総理は外国人参政権の問題で、『日本列島は日本人のためだけのものではない』と述べたが衝撃だ」とも。
 これに対し、鳩山首相は「日中の間で衝突があったとき、アメリカは安保条約の立場で行動する。しかし(尖閣諸島の)帰属問題は日中当事者同士で議論して結論を出す、と私は理解をしている」と回答した。
 この言葉に、会議途中で退席した石原知事は怒り心頭の様子を隠さなかった。報道陣に、「日中間で尖閣諸島の帰属を協議しようって、こんなバカをいう総理大臣いるのか? 正式に(米国から)返還されたんだ。ばかな会合だよ。ナンセンス!」。
(一部抜粋)

 話し合う余地などなく、尖閣諸島は日本の領土である。我が国の立場も理解できていないくせに、総理の座に居座るな。


日本の恥 (2010 5/29 0:00)

アルプスの侍 いきなり本番モードだ!(5/27スポニチ)
 チームは到着時からW杯モードだった。村の入り口のバスターミナルでザースフェー観光局による歓迎セレモニーが開催されたが、日本協会は「選手が移動で疲れているから、できるだけ時間を短くするように」と要請。100人を超える地元の子供たちによる合唱や、スイスの伝統楽器アルプホルンの演奏など式はわずか8分で終了した。観光局関係者は「最初は“どんどんやって”という感じだったが、韓国戦後に急に時間を短縮するよう言われた」と困惑。かわいらしい子供の姿には厳しい表情を崩した岡田監督だったが、壮行試合だった24日の韓国戦に0―2で完敗して余裕は消えていた。(一部抜粋)

 弱いくせに粋がるって、印象最悪だな。相手の気遣いをむげに扱うなんて、日本人のメンタリティではないと思うんだが。

岡田監督、100人歓迎ムードも余裕なし(5/27スポーツ報知)
 日本代表は26日、直前合宿地のスイス入り。ザースフェー村を挙げての歓迎式典が始まる前、ホテルへ急ぐ岡田監督の寂しい怒声が響いた。
 「早く行くぞ!」
 現地時間午後1時(日本時間同8時)、村の入り口のバスターミナルに到着した岡田ジャパンを迎え入れるため、約100人の村民が1時間前から待っていた。しかし、そんな歓迎ムードを受け入れる余裕が指揮官にはなかった。
 日本代表は、30日にオーストリア・グラーツで行うイングランド戦などを除くと、6月5日まで7日間、標高約1800メートルの当地で高地合宿を行うが、岡田監督はその半分以上を非公開練習とすることを画策。イングランド戦の翌31日、控え組が地元クラブチームと練習試合を行うことが判明したが、これはバスで約1時間のザンクト・ニクラウスとなる予定。地元観光局では「日本代表と一緒に世界一標高の高い地下鉄駅へ」というツアーを企画するなど交流を希望しているが、実現の可能性は低い。
 環境を守るため、村内はガソリン車の乗り入れは禁止。チームは、テーマパークにあるような機関車形の電気自動車に乗り込み、村外れの高台にある宿舎ホテルに向かった。苦虫をかみつぶしたような表情の指揮官と、ユーモラスな電気自動車は、あまりにミスマッチだった。


 一応、私は岡田監督擁護派だったんだが、これで幻滅した。
 ただ、4年前にも似たような問題を起こしている辺り、岡田さんに問題があるのも確かだろうが、日本代表の持つ病理という気もする。

ボン市民がっかり選手交流なし/ビバW杯
 先月26日に合宿地ボン入りして10日がすぎた。しかし、日本代表はいまだに地元の人々と交流を持っていない。ボン市では各種歓迎セレモニーを実施しているが、出席するのは団長を務める釜本副会長や田嶋技術委員長ら日本協会幹部。選手やジーコ監督の姿はない。5月の国内最終合宿(福島・Jヴィレッジ)ではJFAアカデミーの生徒たちと触れ合うイベントも実施したが、ドイツ入り後は「サッカーに集中させたい」と協会幹部は話す。
 日本の来訪を心待ちにしていた地元市民も今はどこか寂しそう。2週間に1度はブンデスリーガを観戦するというベントラルさん(62)は「トレーニングで疲れて休憩したいのだろうけどガッカリだよ」。ボン市のモニカ・ホーリッヒ広報担当も「気持ちは分かります。でも残念です」。練習は公開しているとはいえ、もどかしさを隠せない。
 02年日韓大会で日本は27のキャンプ地が出場国を受け入れた。仙台市ではイタリア代表の3選手が養護学校を訪問。兵庫・津名町(淡路島)ではイングランド代表が7つの小学校児童約60人と交流会を持った。そのほかにもパラグアイ、コスタリカ、大分・中津江村を世界的に有名にしたカメルーンなど、選手たちは地元の人々と積極的に交流を持つことで、地元の歓待に恩返しをした。
 W杯では選手が「親善大使」的な役割を果たすケースも少なくない。地元開催を経て、今度は日本が地元の人々に恩返しする番だ。「日本にベースキャンプを張ってもらって本当に良かった」とボンの人々に胸を張ってもらえるようなジーコジャパンであってほしい。
[2006年6月7日9時0分 紙面から]


 世界に、日本の悪印象を振りまくくらいなら、初めからW杯なんて出られなくてもいい。



本日のゴミ (2010 5/28 0:00)

 未だに宮崎県叩きに勤しむゴミ議員、馬淵澄夫。

http://www.mabuti.net/news/0442.pdf
 宮崎県は最初に疑いのある水牛の事例が農家から報告された後、3週間もたって初めて感染を確認しました。その間に感染が拡大した可能性が高く、明らかに初動対処に失敗しました。(一部引用)

 下痢で口蹄疫を疑うのは、風邪で受診に来た患者に対してカリニ肺炎を疑うようなものだろ。しかもそのような筋違いな宮崎県批判をしておきながら、「政争の具にするな」とぬけぬけとホザく厚顔無恥ぶり。上から下まで、民主はクズ揃い。


種牛殺処分に異常にこだわる人 (2010 5/28 0:00)

種牛49頭の県対応「法令違反」 口蹄疫問題で副大臣(5/27共同)
 口蹄疫問題で、現地対策本部の山田正彦農林水産副大臣は27日、宮崎県家畜改良事業団(同県高鍋町)が一元管理する種牛49頭を殺処分していない宮崎県の対応について「法令違反だ」との認識を示し、あらためて県に殺処分を求めていく考えを示した。
 49頭は同事業団で別の牛に感染疑いが見つかったため殺処分の対象になったが、東国原英夫知事は宮崎牛ブランドを支える種牛の貴重さを訴え、特例での救済を要望。政府はこれを退け、殺処分の方針を発表している。
 農水省動物衛生課によると、家畜伝染病予防法などは、口蹄疫に感染した疑いがある家畜について「所有者はただちに殺さなければならない」と規定。同課は「口蹄疫の場合、生かしておくという選択肢はない」と説明している。


 まだ埋却地が決まらず殺処分に取りかかれない牛豚もいるし、感染力が強い豚の殺処分を優先させるべきなのに、また種牛49頭は患畜ではなく疑似患畜なのに、なぜか種牛の殺処分を何にもまして優先させようとする山田農水副大臣。


梅雨明けか、梅雨の中休みか (2010 5/28 0:00)

 ようやく日経平均が復調。この2週間ほどで1年の儲けの1/3が吹っ飛び、ちょいと鬱気分だったが、昨日今日でそれを半分近く取り戻した。ギリシア人が暴れて私の懐が痛む……世界は一つなんだなぁと強く実感する今日この頃。
 ただ、ユーロが不安定なことには変わりなく、底値を再び探り始める可能性はじゅうぶんにある。日本株自体は、業績が回復基調だから、外部環境さえ整えば必ず上昇していくはずなんだが、問題はその外部環境。今が底だと思って拾っているが、ユーロが底抜けすると私も奈落の底へ。まぁ、そこへ賭けるだけの度胸がなければ、株なんて触るべきじゃないんだが。



なくして分かるありがたさ (2010 5/27 0:00)

 全く何の実績も上げていない鳩山政権だが、唯一功績と言えるのは、「バカが政治に関わるとろくな事にならない」というのを、日本国民に身を以て知らしめたという点か。思えば、自民党は、何やかんや文句を言われながらも、最低限やるべき事はやっていたのだなぁ、と。健康とか空気とかと同じで、「まともな統治能力」も、存在して当たり前だと思い違いをしていた。失って初めて分かる重要性。鳩山に比べれば、森喜朗も福田康夫も名宰相だ。

 鳩山政権に、他の政権以上に難問がのしかかっているわけではない。むしろ外交的には大した懸案もなく、非常にやりやすい状況だったはずだ。普天間問題は完全に自業自得。
 現下の難問は口蹄疫だが、新型インフルやSARSの時のことを考えると、とりわけ口蹄疫が対処の難しい問題というわけでなく、むしろ政府の怠惰な反応(と県や農家への責任転嫁)が事態を深刻にした面が強い。
 鳩の責任と言えないのは、ユーロ危機くらいか。しかし、麻生さんは、同様に自身の責任とは言えないリーマン・ショックの荒波を、巧く乗り切った。ユーロ危機に手を拱いている現政権は、やっぱり無能。
 小泉政権なんて、9.11テロにアフガン・イラク戦争、SARSの騒ぎもあったし、大地震も幾度となく喰らった。それでも、(その内容に対して是非はあるとしても)政府としての指針はしっかり示し、きちんと対応した。鳩山政権が同様の問題に直面していたら、間違いなく羅針盤を失った船となって荒波に翻弄されるばかりだったろう。

 これがまだ3年も続く。4年は大東亜戦争とほぼ同じ年月。明治・大正生まれの気骨ある人間たちでさえ10年を要した復興、今回は復活にどれだけの年月を要するのやら。


土地を出せ (2010 5/27 0:00)

農林水産省/赤松農林水産大臣記者会見概要(5/25)
記者:10キロ−20キロ圏に関しては、着手は。
大臣:もうやっている、今、やりかけている。やりかけてます。
ただ、今のところは、ワクチンに、もう全力投球しようということで、昨日段階で、9万いくつだったと思いますが、正式な数字は、また聞いてください、部署に。73パーセントと聞いてますから、あと3万頭ぐらいですから、現地の平尾(消費・安全)局長と話したら、何とか、今日中には、基本的にはですね、基本的には終わると。
一部、牛で、自分で種牛やっている個人の人がいて、「俺のところは絶対嫌だ」みたいなことを言っている方がいるので、そういうところは、例外的に残る場合がありますけれども、基本的には、今日中にワクチンが済むと。今日71チームでやりますから、71人の獣医に、あと3名ぐらいずつ付けて、一気にダーッとやると。それが終わると今度は、一番、懸案になっている、殺処分して埋却するというところに、今、病気がうつったり何かしちゃいけないので、全く新しい獣医さんを、こっちに入れてましたので、もう、これが、ワクチンが終われば、その71人も、全部、殺処分、埋却の方に向けられますので、そうすれば、だいぶピッチが上がるのではないかなと、昨日2時半からだったかな、
早く、もう、隠してないで、土地を出せと、隠してという言葉はいけませんね、まだ、躊躇(ちゅうちょ)している土地も、県有地、町有地、どんどん出してくれということで、昨日、東国原知事から、やっているはずですから、それで、土地も出てくれば、例の6万頭の残分についても、ピッチ上がって、進んでいくのではないかというふうに思ってます。

 もはや言葉も浮かばない。強盗のセリフのようだ。


無駄なカルタ (2010 5/27 0:00)

厚労白書、付録にカルタ 「長妻色」に疑問の声も(5/25共同)
 厚生労働省は26日、8月の閣議に報告する予定の2010年版厚生労働白書の案を明らかにした。長妻昭厚労相の肝いりで、同省の施策をPRする子ども向け「厚生労働カルタ」を巻末付録として掲載したが、職員からは「大臣の独り善がりのこだわり」と疑問視する声も出ている。
 白書案は同日の民主党政策会議に示した。「カルタ」ははさみで切り取って使う形式で、男性の育児や家事を推奨する「イクメン、カジメンほれ直し」や、「にっこりと年金相談たまわります」などの標語を載せた。
 長妻氏は自身のホームページでも信条を記した「ながつまカルタ」を公表しており、白書に同じアイデアを採用した格好だ。
 白書ではこのほか、巻頭で「100人でみた日本」「日本の1日」として、失業者数や出生数などのデータを紹介。第1章は「厚労省の反省点」として年金記録問題や薬害肝炎問題を取り上げ「国民の信頼を失墜させ、おわびを申し上げたい」と謝罪している。


 くだらんカルタなんぞ無意味、これこそ仕分け対象。しょうもないことにエネルギー注がずに、とっとと仕事しろ。



ゴミ3人(赤松、山田、中井) (2010 5/26 0:00)

 素直に謝罪すべきなのに、なぜ余計な一言を付け加えるのか。

口蹄疫:赤松農相が初めて陳謝(5/25毎日)
 赤松広隆農相は25日午前の衆院農林水産委員会で、宮崎県で感染が広がっている家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に関し「反省していないとは言っていない。結果としてこれだけ広がったことは申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べ、初めて自らの結果責任を認め陳謝した。自民党の谷公一議員の質問に答えた。
 半面、感染の拡大を防げなかったことについては「(殺処分した牛や豚の)埋却地についても、こちらは『早く埋めさせて』と求めたが(県などは)『(土地使用の対価となる)金の問題が片づくまで』と、少し認識が違っていた」と指摘。地方にも原因があるとの見方を示した。【行友弥】


 「反省していないとは言っていない」などと言ってるが、「反省するところはない」と堂々と言ってるんだが、平気で嘘をつくのが民主党議員の特性だな(参照:口蹄疫「私に反省するところはない」赤松農相(5/18読売))。しかも、未だに県に責任を押しつける。補償の目処が立っていないのに言いなりになったら、あとで破産の憂き目を見るかもしれないのに、「はいはい」と政府に従うわけがない。生活がかかっているし、ましてや現政府は全く信用できない。信用度の低さを棚に上げて、現地農家を責めるなど言語道断。


 種牛の殺処分の問題。

種牛処分「法律に沿ってやる」=ワクチン接種きょう終了−農水相(5/25時事)
 赤松広隆農林水産相は25日、閣議後記者会見し、口蹄(こうてい)疫問題で宮崎県が延命を求めた種牛49頭を殺処分とすることについて「法律に従ってやるのは当然だ。49頭が残っている方がむしろおかしい」と述べた。ワクチン接種に関しては、同日中に基本的に終了するとの見通しを示した上で、感染した疑いのある家畜を殺処分して埋める作業を急ぐ考えを強調した。

 相変わらずの偉そうな物言いで、殺処分をせかしている。感染力が強い豚の殺処分の方をより急ぐべきなのに、種牛の殺処分にやたらこだわっているように見えるのは、私が色眼鏡で見ているがゆえか?

 感染していない可能性もあるのだから、貴重な財産である種牛を残す手立てを、少しでも考えても良さそうなものだと思うのだが。だいたい、種牛の避難申請を初めは蹴っていたのだ。種牛に感染が出たのは、政府にも責任がある。責任を感じるなら、杓子定規な対応に終始せず、何か策はないか懸命に考えるべきだ。

 何としても種牛を処分したいという思いは、この会見からも見て取れる。
 
農林水産省/山田農林水産副大臣臨時記者会見概要(5/24)
記者:(種牛)49頭の処分について、方向性ですね、これは、どういう形に、今時点でなっているのかということを伺います。まず、そこからお願いします。
副大臣:これは、家伝法に従って、当然、直ちに殺処分。今でも、生き残っていて、ウイルスをまき散らしていることは許されないことだと、私の方は、それが分かった時点で、県には申し上げております。
今回、戻ってまいりまして、大臣に、その扱いをご相談させていただきました。大臣も、「それは直ちに殺処分だよね」と、「それは法律に従ってやるしかない」と。官邸も心配されているということでしたので、先ほど官房長官にも、総理にも、そのように申し上げさせていただきました。


 「ウイルスをまき散らしている」とはまだ凄まじい表現。しかし、疑似患畜だから、そのい方は正確じゃないと思うんだが。まだ感染したと決まっているわけじゃない牛について、「ウイルスをまき散らしている」と表現するのは、「風評」にはならないのか?もしかして、わざと危機を誇張してる?

 ついでに、閣内にもう一人存在したクズ。

中井公安委員長「種牛の隔離、信じられない仕方」(5/25朝日)
 中井洽国家公安委員長は25日の閣議後会見で、宮崎県で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が広がっている問題に関し、隔離したエース級種牛6頭のうち1頭が感染の疑いで殺処分されたことについて「信じられないような隔離の仕方。同じトラックで運ぶとか、同じ牛舎に入れていたとか」と述べた。
 東国原英夫知事が、エース級以外の種牛49頭の延命を求めたことについては「6頭の隔離のやり方を失敗したから、残りを何とかというのはちょっと違う」と批判した。
 また、米軍普天間飛行場の移設問題に関連し、社民党の福島瑞穂党首の言動について質問された際、「宮崎のご出身」と述べたうえで、「宮崎の人というのは口蹄疫の対策でも頑固なところあるから、赤松(広隆農水相)さんも苦労している」と発言した。


 予算も人員も足りない中で必死にやっているということを、全く分かっていない。しかも、政府の無策を棚に上げて、宮崎県民を根拠無く罵倒した。
 こんな人の心を理解できないゴミ野郎に、拉致問題を何とかできるはずもない。

 民主党の人間って、みんな似たような性格してらっしゃるね。人の気持ちを逆なでするのに長けている。



種牛の処分だけは迅速に取り組むバカ政府 (2010 5/25 0:00)

【口蹄疫】種牛49頭殺処分、例外認めず えびの市で調査開始(5/24産経)
 宮崎県で拡大している家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫問題で、政府の対策本部は24日、県に殺処分回避を求める動きがある種牛49頭について、正式に殺処分することを決めた。また、14日以降、新たな感染が確認されていない同県えびの市で、血液検査など牛や豚の安全性調査を開始。安全が確認されれば、同市内の発生地から半径10キロ圏内で設定されている家畜の移動制限区域を6月4日に解除する。
 現地対策本部の山田正彦農林水産副大臣は24日、東京・霞が関の農水省で会見し、種牛49頭を「家畜伝染病予防法に従い、直ちに殺処分する」と改めて強調した。種牛49頭は、飼育していた県家畜改良事業団で別の牛に感染疑いが出たため殺処分が決まっていた。
 また、殺処分された種牛「忠(ただ)富士」とともに、49頭と分けて飼育されていた事業団主力の種牛5頭について山田副大臣は「引き続き経過観察する」としたが、「感染の可能性は高いと思っている。2頭目が出ればすぐに大臣に(殺処分を)相談したい」と述べ、2頭目以降の感染が出れば殺処分も辞さない考えを示した。
 一方、安全性調査は、4月28日にえびの市内で最初に疑い例が見つかった農場から半径3キロ圏を中心とする約160農場が対象。獣医師ら約40人態勢で3日間をかけ、1農家当たり最大30頭の牛の血液を採取して検査する。半径10キロ圏内の豚の健康状態も目視で確認する予定だ。


 なぜ種牛の殺処分を急ごうとするのか、理解に苦しむ。当初は種牛の移動さえも難色を示していたし、今回は「殺処分されていないのがおかしい」とまで山田副大臣は言っている。既に感染が見つかっていた普通の牛たちの殺処分も、追いついていない状況。種牛の処分に対してだけ「直ちに」と繰り返すのを見ても、とりわけ種牛の殺処分を急いでいるように見えてくる。

 唐突だが、こういう話がある。

民主・小沢氏 「活動費について言う必要ない」 静岡県連への支給停止問題(5/24産経)
 「資金は私と財務委員長が決定している。マスコミの諸君に言う必要も理由もない」
 民主党の小沢一郎幹事長は24日の記者会見で、静岡県連(牧野聖修県連会長)が党本部から参院選活動費の支給を止められたと反発していることへの説明を拒否した。そのうえで「(平成18年に)代表を引き継いで以来、選挙を一切任されてきた。私なりの判断で選挙戦を戦い、今、政権を任されている」と言い切り、自身の判断に誤りはないと強調した。
 活動費の支給停止は静岡県連と参院静岡選挙区(改選2)の現職、藤本祐司参院議員に対する措置。県連が小沢氏の改選2議席の選挙区での2候補擁立方針に抵抗したことへの報復と受け止めるむきもある。


 民主党(というか、小沢)は、こういうあからさまな行動を採る。
 こういうことを考慮すると、そして宮崎県は自民党が強い土地だということを考えると、政府の口蹄疫に対する対応は、無能ゆえにグダグダになっているではなく、目的を持った工作ではないかと思えてくる。陰謀論の類だから避けたい思考ではあるが、それくらいに現政権の対応は酷すぎるし、支離滅裂だ。



たぶん未だに事の重大さが分かってない (2010 5/24 0:00)

 とりあえず形の上ではでっち上げることに成功した、普天間基地移設の合意案。もちろん、あくまで形の上での話であって、けっきょく現行案とほぼ同じ案に戻ってきたこともあり、地元の合意を得るのはかなり難しいだろう。政府もそれは見越した上で、これからじっくり時間をかけて、「地域振興策」で沖縄や、訓練の移転先を揺さぶりにかかるのだろう。そもそも、地元合意も、連立政権内での合意もできていないのに、「合意案」とすることに無理があるんだが、まぁ鳩周辺はその辺りは適当にごまかすつもりだろう。

 自民党の現行案に戻ったとは言っても、鳩山が沖縄県民の期待を最大限に煽ったために、上から見たら同じ位置でも螺旋階段では遥か下の方、という状態になっている。谷垣さんたちは、自民党が13年築き上げてきた現行案を、鳩山が安易にご破算にしたという経緯もあって、今の段階での対案を出す気はない様子。石破さんは、責任ある野党として、鳩山が散らかしてしまった現段階での対案も考えるべきという立場。石破さんの方が政治家として真摯な態度ではあるが、ただでさえ奇跡といわれた自民党案、それが転覆させられた今、事態を収拾できる妙案をひねり出すのは難しいどころではなかろう。

 鳩山は、土下座して現行案に戻すことを詫び、辞任すべきだった。自らの首を差し出すことで事態の収拾を図る以外にやりようは無いはずだった。しかし、彼は現状を全く認識できていない。もしかしたら、「5月末の決着が守れた」と本気で思っているのかもしれない。

「県外、守れなかった」首相が沖縄知事との会談でおわび(5/23朝日)
 「以上、ご説明申し上げましたけれども、日本政府の対応、方針にたいして、まだまだ足りないところもあろうかと思っております。また政府のこれまでの対応によって、県民の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまっていますことも、私自身、痛いほどよく分かっておるつもりでございます。批判、ご批判をちょうだいしておりますことから、逃げるつもりもございません。同時に、ただ、今回の政府の方針の中には、これまで実現はおろか、米国と本当に交渉をしてきたんだろうかと、まったく交渉さえしてこなかったのではないかという点も含めまして、沖縄の負担軽減と危険性の除去を前進させる要素が含まれていることもお認めいただければたいへんにありがたいとは思っております。ただ、いずれに致しましても、これからも知事とは、特に沖縄の県民の皆様を代表しておられる知事とは緊密に協議を続けさせて頂きたいと思っておりますし、また、県民の皆様方とも真摯に向かい合いながら、ご理解をいただけるように努力をすることを約束を申し上げるところでございます」(一部引用)

 この期に及んで、前政権批判である。心から、自分の言動に責任を感じているわけではないように見受けられる。しかも、自民党はアメリカとも沖縄とも丁寧な交渉を重ねており、完全に事実誤認である。

 そしてさらに、

首相「辺野古付近」「ヘリ部隊切り離し断念」沖縄知事に(5/23朝日)
 鳩山由紀夫首相は23日、仲井真弘多(なかいま・ひろかず)・沖縄県知事と県庁で会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、名護市辺野古周辺の海域に代替滑走路を建設する考えを初めて表明した。さらに「『できる限り県外』という言葉を守れなかったことを、心からおわび申し上げたい」と陳謝した。

 「最低でも県外」が「できれば県外」にすり替わっている。本人はおそらく嘘をついている意識はないだろうが、鳩山という人間の不誠実ぶりを端的に示している言辞だと思う。

 人として根本的な何かが欠落しているとしか思えないが、それを裏付けるエピソードも記事になっている。

県内反発 不信も増幅 鳩山首相きょう再来県(5/23沖縄タイムス)
 鳩山由紀夫首相は4日の初来県後、周囲に「自分はそんなに反対されたとは思わない」との感触を漏らしている。周辺によると「首相はむしろ歓迎されたと思っている」という。
 4日は県庁前広場をはじめ、首相が立ち寄る各地で抗議行動が起きていた。しかし首相は「どこでも、同じ人が集まっている印象がある」と感じ、「車で走っているときは(沿道で)みんな手を振ってくれている。ほかの県を訪ねたときと比べてそれほど嫌われているとは思えない」と話しているという。
 このエピソードを聞いた与党議員は「宇宙人にもほどがある。本当に石を投げないと分からないのか」と吐き捨てるように話した。
 首相官邸には当初、4日を含めて5月中に3回、沖縄を訪れる算段もあった。政府関係者は「顔見せ―説明―合意という段取りが想定されていた」と明かすが、県民感情の実態を著しく見誤っていた印象はぬぐえない。
 結局、23日の再来県を「5月中(の来県)は最後になろうかと思う」(首相の21日のぶら下がり会見)と位置づけたが、仲井真弘多知事、稲嶺進名護市長は態度を軟化させておらず、地元対策も場当たり的に臨んでいる印象が強い。
(一部引用)

 ここまでプラス思考だと、病気である。何か物事を、真面目に、真剣に、不安と戦いながら考えたことが、一度たりとも無いのかなと、思わざるを得ない。ひょっとしたら、国の行く末を真剣に案ずることもできないのではないか。

 どうりで、「責任をとって辞める」というそぶりが全く見られないわけだ。


 ついでに。

韓国艦沈没で首相「国際協力して戦っていく」(5/22読売)
 鳩山首相は22日、北朝鮮の魚雷攻撃による韓国海軍哨戒艦の沈没事件について、「とんでもないことを隣国が犯した。私たちはこの問題に国際的に協力して、しっかり戦っていかないといけない。大事なことは韓国をしっかりと日本が支持することだ」と述べた。
 そのうえで、「北朝鮮に対して非難することは当然だ。二度と北朝鮮がこのようなことを起こさないよう、国際的な環境を作ることも、もっと大事なことだ」と述べ、日米韓3か国が緊密に連携し、韓国が目指す国連安全保障理事会での北朝鮮制裁決議の採択を支持する考えを改めて示した。
 札幌市内のホテルで開かれた民主党北海道連の政治資金パーティーで、首相公邸から中継で語った。


 この「戦う」ってのは「取り組む」って意味だよ、ってきちんと海外には伝わるのかね?宣戦布告と受け止められていたら、それはそれで愉快なことだが。



事態の改善を祈るのみ (2010 5/23 0:00)

農林水産省/赤松農林水産大臣記者会見概要(5/21)
(前略)
 口蹄疫に対しましては、4月20日以降、宮崎県において、159例の発症を確認をして、計13万頭ということになりました。牛が約1万6千頭、豚が約11万4千頭が、殺処分の対象ということになっております。発生は、残念ながら続発をしておりますけれども、宮崎県内の地域の発生にとどまっているというのが現状でございます。
 それで、とにかく、これは当たり前のことですけれども、これに対応するのは、もう早く殺処分をして、早く埋却をして、消毒を徹底させると、これしか、実はないわけで、ワクチンについても、あのような方針を決めさせていただいて、もう、次の日には、完全にいつでも打てるという体制に、実はなっております。一部の新聞に書いてありますが、しかし、薬は届いて獣医もいるのに、それが進まないというのは、現地で取材しておられるので、お分かりのとおりですが、知事と関係市長さんたちが、「話が突然だ」とかどうこう言ってますが、むしろ、「それをやってくれ」と言ったのは、知事はじめそういう人たちが言っていたわけで。根本のところを言えば、要は、補償問題や何かがきちっと提示をしてくれなければ、やらせないという、分かりやすく言えば、そういうことだろうというふうに思います。
(中略)
 始めたいですね、是非。だから、今日の午後の、知事、町長の話が、つかないと、できないと。山田副大臣から、僕が報告を受けているのは、豚については、もうほとんど了解が取れていると、個々の農家のですね。だから、特に豚の方が、バーッと菌をばらまくあれが千倍ですから、牛の。だから、そこからやっていこうかなと思ってますということなんですが、それを束ねている町長さんたちが、まだ了解していないものだから、できないと。個々の農家は、もう同意書が、ほとんど豚の場合は、もう出ている、できているというふうに聞いてます。
(以下略)

 ここに挙げたのはほんの一部、もう会見全体に渡って、言葉の端々に「地元がごねるから進まない」という責任転嫁の姿勢がぷんぷん漂っている。
 無能なんだから、せめて官僚が自由に動くことだけ認めていればいいものを、よけいなことを口走って事態をこじらせる。

【口蹄疫】農水相発言で迷走、遅れた接種(5/22産経)
 口蹄疫発生現場半径10キロですべての牛や豚の殺処分を前提としたワクチン接種が22日、ようやく始まった。赤松広隆農水相は3日前の段階で開始の意向を示していたが、殺処分の補償額について「牛1頭60万円、豚3万5千円」などと発言したことで、地元から反発を受けて開始がずれ込んだ。発言は撤回した形になっているが、地元関係者からは「どうして軽々しく数字が飛び交うのか」と不信の声も上がっている。
 「おおよそ牛については60万ちょっと、豚については3万5千円前後…」
 今月19日、赤松農水相は記者会見で、農家に対する殺処分の補償についてこう説明した。すると地元は即座に反発した。
 「牛や豚にもいろいろな種類や品質がある。200万円以上の牛もいるのに、どうして一律なんだ」
 赤松農水相は翌日早々に、この金額を事実上、撤回。補償額を明示せず、家畜の時価に応じて決めるという姿勢をはっきり打ちだした結果、地元にも受け入れられた。しかし、同日午前の会見では「平均価格を取れば、大体、予算額は分かってくる。そういう意味で(60万などと)言っているので、統一価格でやるなんてことは言っていない」と不満げな表情も見せた。
 農水省幹部はこう言う。「あの数字にもともと意味はない。会見の時は、詳細が固まっていなかったのに、誰かがレクチャーした例示的な数字を、大臣が口にしてしまっただけ」
 そもそもワクチン接種など今回の対策は官邸主導。このため、農水省と財務省で細部を協議している途中に対策のスキーム(枠組み)が公表されるなど「主導権を官邸に握られ、大臣は功を焦って補償額を示そうとした」との声も関係者間で漏れる。
 「政治主導はいいが、地元との軋轢の原因になってはしょうがない」。別の農水省幹部はこうため息をついた。


 ワクチン接種の段取りは固まっているのか、獣医の手配は為されているのか、死体の埋葬場所は確保できているのか、不安は尽きない。無能な政府の存在は、実害以上に人心を萎縮させる。無能な政治家による政治主導がどういう結果をもたらすか、まざまざと見せつけられている。いま東海地震が起きたらと思うと、ぞっとする。

 非難した種牛にも感染が発覚し、宮崎牛は存亡の危機に立たされているが、政府はそれに対する配慮はしない模様。

口蹄疫:殺処分対象の種牛49頭延命を要望へ 東国原知事(5/22毎日)
 宮崎県の東国原英夫知事は22日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)で殺処分対象になっている県家畜改良事業団の高級牛ブランド「宮崎牛」の種牛49頭について、経過観察を条件に殺処分しないよう国に要望する意向を明らかにした。
 同県西都市に特例的に避難させていたエース級6頭のうち「忠富士」に感染疑いが確認され、残り5頭の今後も不透明な状況。東国原知事は「県の種牛が一頭もいなくなっては被害が甚大。日本の畜産にとって壊滅的な打撃だ」としている。
 これに対して山田正彦副農相は「大臣(赤松広隆農相)と相談するが、特例を認めていいとは思っていない」と否定的な考えを示した。
 県によると、現在、種牛49頭には口蹄疫の症状はないという。【石田宗久】


 たしかに特例を認めることで感染の封じ込めが破綻する危険性はあり得る。しかし、「だから特例を認めない」と切り捨てるのではなく、むしろ国が支援して「種牛を確保しつつ感染拡大も防ぐ方策」を検討し実行すべきではないのか。国産牛肉の市場が壊滅しても何とも思わないというのなら別だが。
 被害がデカくなるまでグズグズしておきながら、ワクチン接種を検討した後がやたら事務的にスパスパことを進めているのが気持ち悪い。

 あと、今回の口蹄疫の原因究明はどうなってるんだか。封じ込めを優先させるのはもちろんだが、原因調査も同時に行わないと、時間が経てば経つほど調査が困難になってしまう。メディアによる検証が為されてもいいとは思うんだが……まぁ期待薄か。



自覚無し (2010 5/22 0:00)

「日本は有人宇宙船やらないの」 首相、山崎さんに質問???(5/20産経)
 鳩山由紀夫首相は20日、国際宇宙ステーション(ISS)から帰還した宇宙飛行士の山崎直子さんの表敬を受けた。山崎さんが「応援いただき、無事に任務を終えることができた」と報告すると、首相は「ミッション(任務)の達成おめでとう」とねぎらった。有人宇宙船を飛ばしたのは米国、ロシア、中国だけであることに話題が及ぶと、「日本は(有人宇宙船の開発を)やらないのか?」と人ごとのように質問し、自分が宇宙開発戦略本部本部長を務めていることをすっかりお忘れのようだった。

 日本国の舵取り役がいったい誰なのか、まったく分かっていない。我が国の有り様についてまったく責任を感じていないがゆえの発言。まったく底抜けのバカ。自分がトップという自覚すらないんじゃないか。

 一方の前原。鳩に比べると、神のようなレベルに感じてしまう。

「補給機HTVで有人輸送を」 山崎さん、前原氏に提言(5/18朝日)
 国際宇宙ステーション(ISS)から帰還した宇宙飛行士の山崎直子さん(39)が18日、前原誠司・宇宙開発担当相(国土交通相)を表敬訪問。「これからの日本の宇宙政策に求められること」を聞かれ、「ISSへの物資補給をするHTVで人の輸送ができるようになれば国際協力にもっと貢献できる」と応じた。前原担当相も「日本独自の力で宇宙を行き来できる基盤を最低限作っておく必要がある」と持論を展開した。
 また前原担当相は、山崎さんが持参したわかめのスープやイワシのみそ煮といった宇宙食を試食。「宇宙に行くとなぜか濃い味が欲しくなる。味付けが少し濃いかも」と山崎さんが紹介すると、「ごはんが欲しくなりますね」と応じていた。



信用できない (2010 5/22 0:00)

宮崎の10市町、ワクチン接種を受け入れ(5/21読売)
 宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、牛や豚の全頭殺処分の対象地区になった自治体を含む10市町長は21日夜、東国原英夫知事に対し、農家が同意することを条件に殺処分を前提にしたワクチン接種を受け入れることを伝えた。
 22日にも接種が始まる見込み。
 赤松農相が21日午前、追加支援策を発表。それを受けて知事と関係市町長の緊急協議が行われた。
 追加支援策は、殺処分される牛や豚について、個別の家畜の価値に見合った「時価評価」の方式で全額補償することが柱。このほか、〈1〉肉用肥育牛5万9000円など家畜の種類と数に応じた生活支援金〈2〉ワクチン接種後から殺処分までの餌代〈3〉家畜を埋却した土地について3年分の地代相当分と環境対策費――を対象農家に支給する。
 接種を巡っては、政府が19日、総合対策を決定。対象地区の市町長らは「農家への支援策が不透明」などとして、受け入れは困難との態度を示していた。今回の10市町長のうち9市町長は20日、政府が総額1000億円の支援を行うことを条件に接種を受け入れる方針を知事に伝えていた。


 ようやく本格的な封じ込めが始まったように思われるが、農家への補償について不透明な部分が多く、調整が難航していたようだ。たしかに私が現地の畜産農家だったら、仮に具体的な額が提示されたとしても、後で反故にされるのではないかと疑心暗鬼になっているだろう。それくらい、民主党政権に対する信用度は低い。だいたい、今までグダグダグズグズしていたくせに、ワクチン接種だけはやけに迅速に動きやがるのが、怪しくてしょうがない。

 現政権が拙いのは、物事の進め方がヘタクソであるのに加え、「選挙のため」という行動原理のみで動いているところ。段取りが悪くても、せめて心情的には国民に寄り添い、拙くとも懸命に頑張っている姿を見せればよいのだが、やることなすことがパフォーマンス以外の何者でもないから、信用することは非常に難しい。

http://twitter.com/higashitiji/status/14412886284(5/11 16:00頃)
 どうして、自治体や地元がまだ検討中の事案とか不明や極秘の事案が、いきなり農水相から発信・発表されるのか?現場は混乱するし信頼関係が築けなくなる。先程、その事については、山田農水副大臣に強く申し上げた。副大臣は、謝罪されておられたが、どうも納得行かない。

 「行動した」とアピールをしたいばかりだから、現場とのすり合わせもないままにアイディアをぶちまけ、現地から「話を聞いていない」と顰蹙を買う。普天間基地の問題と、その点は似通っている。

 たぶん、詰めていない部分が次々に明るみになって、またグダグダになってしまうのではないか。その時に、赤松などが、責任をこれ以上県や現地農家に押しつけることがないよう願う。



ユーロが悲惨なことに (2010 5/21 0:00)

 ドイツの株空売り規制でユーロ/円が110円を切り、日経平均も引きずられてギャースな展開。「これ以上ユーロは安くはならないだろう」と思い、決算は良かったが地合いに引きずられて安くなっている銘柄に手を出したのだが、ユーロのヘッポコぶりは勢いを増し、拙者の買った銘柄もどんどん損切りラインへ近づいている。この辺りが底になると思うんだけどな……ユーロが危険という以外に、悪材料なんて殆ど無いわけで。110円を切ったら、EUやアメリカが、何らかの介入を行いそうな気もするし。

 株価低調の中、拙者の体調も低調。夜中急に高熱が発生、明けたら幾分下がっていたが、からだがだるくてしょうがない。



We Rock! (2010 5/20 0:00)

 水曜は、休みを利用して、昼から夕方までロニー・ジェイムズ・ディオ三昧。レインボーのミュンヘンライブDVDに始まり、レインボー、サバスなどのCDで偉大な業績に思いを馳せ、YouTubeで動くロニーを堪能し、そして最後はもう一度ミュンヘンで締め。ライブでのStill I'm Sad〜コージー・パウエルのドラムソロ〜Still I'm Sadや、CD音源で「Stargazer」を聴き、ロニーとコージーの天国での共演を思い描く。死後の世界など信じちゃいないはずだが、自分の尊敬する人間、愛する者が死んだときは、自然とそういう感慨が脳裏に浮かぶ。


現場の苦労を「ちまちま」とは何事だ (2010 5/20 0:00)

口蹄(こうてい)疫問題 政府、半径10km圏内すべての牛や豚にワクチン接種し処分する方針(5/19FNN)
 宮崎県で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が感染拡大している問題で、政府は、半径10km圏内すべての牛や豚にワクチンを接種したうえで、処分する方針を固めた。
 赤松農水相は「ここまで広がっている以上は、ちまちまやってもしょうがないから、そこまでやるかというところぐらいまで踏み込んでやりたいと思ってます」と述べた。
 新たな対策では、発生地から半径10km圏内で、牛や豚など口蹄疫に感染する可能性のあるすべての家畜にワクチンを接種して殺処分する、10〜20km圏内については、牛や豚を精肉に加工して、農水省所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」が買い取るなどとしている。
 官邸で、鳩山首相らと最終調整を行ったうえで、赤松農水相が会見で正式に発表する。
 宮崎県での口蹄疫の感染は、18日夜、新たに5例の感染の疑いが確認され、これまでに殺処分対象となった家畜は、あわせて12万頭近くにのぼっている。


 グズグズしていたゴミ野郎のくせに、現場では多くの人が懸命に動いているのに、農家の人たちは苦しみながらも手塩にかけて育てた牛や豚を殺さねばならないのに、現地の人たちの働きを「ちまちま」とは酷い言い種ではないか。
 この男には、最低限持ち合わせておくべき人間の心が、無い。直接畜産業に関わっていない私でさえ腹立たしいことこの上ないのだから、現場の人たちの憤りはいかばかりだろうか。
 被害が広がる中で、何の手立ても取らずに外をほっつき歩いていた男が、なぜこれほど尊大に振る舞えるのか、全く理解できない。しかもGWの外遊は、重要度が限りなく低い物であることが、小野寺五典議員の質疑で明らかにされている。赤松がキューバに行ったのは、やっぱり「憧れのカストロに会いに行くため」だった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10769892
19日衆議院外務委員会 小野寺質疑(wmpファイル)

 赤松といい、南日本新聞の前田といい、こいつらこそ社会的に殺処分してほしいところ。


 しかし、口蹄疫ウイルスは、藁に付着した物で夏でも4週間生存するらしい(冬はもっと長い)。ゴールデンウィーク中に人の移動を制限できていなかったことを考えると、長めに見積もってまだ数週間は、感染の拡大に対して注視が必要ということになる。なんとか他県へ被害が広がらないことを祈る。



南日本新聞の前田 (2010 5/19 11:00)

【口蹄疫】東国原知事 会見でマスコミに激怒(2010/05/18)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10767857

東国原知事「寝てない!けんか売ってんのか!」 大荒れ記者会見書き起こし - 一平の雑記録より、会見内容を引用させていただきます。知事が怒る少し前の、(たぶん)知事が切れる原因となった南日本新聞の前田とか言う大バカ野郎の発言部分を。

前田「南日本新聞の前田ですけども、知事の仰っている非常事態宣言にレベルがあるっていうのが、今初めて聞いたんですけども、もう非常事態そのものじゃないんですか。11万頭も牛と豚がやられて、3000億の農産物産出額の1200億であるものが、もう潰れかけているわけですよ。だから、非常事態宣言の中にレベルがあるとかですね、ちょっと普通に理解できないんですけども。それから風評被害ですけども、風評被害というのはものがいっぱいあって、それが流通して、それに対して消費者が変に遠ざかっていくものが風評被害だと思いますけども、物が出てこない状態になりかねないということになっているわけでしょ。だから、風評被害あるということはある意味ではまだありがたいことかも分からない。つまりそれぐらい危機だと言うふうに思っているんですけども、知事のお話を聞いているとどうもそこらへんが出てこないからですね。それから今後のことについてお聞きします。防疫対策一所懸命やってますけど、このまま今の方法を続けるのか、それともワクチンなのか、それとも強制処分なのか、一定地域の中で。これは検討されてますか」
東「検討しています」
前田「どうされますか」
東「まだ分かりません」
前田「まだ?もうぼちぼち11万頭きているわけだから」
東「まだ決断はしておりません。検討しております。一歩踏み込んだところ。というのは、国の本部の地元対策チームがきたわけですから、その意味も勘案していただければ分かりますよね」
前田「いや、家畜伝染予防法ではですね、その主体(多分この単語)は知事なんですよ。知事なんです。知事なんですよ」
東「そうですよ。そうですよ。そうですよ」
前田「だから、知事がどう思うか、どうされるかっていうのが一番なんです」
東「話をしてます。検討してます」
前田「国じゃないんですよ。国じゃないんですよ。自分の」
東「法的に知事ですよ。確かにそうですよ。でも、国の協力が無かったら、いいですか全頭殺処分でいくらかかるか知ってますか」
前田「いやいやだからお金のこと言っててもいましょうがないんですよ」
東「しょうがなくないんです。そういったこともやらなければいけないんですよ。慎重にやらなくちゃ。地元の対策も地元の同意も得なければいけなない。もし全頭やるとしたらですよ?じゃないですか?それを簡単にですね」
前田「簡単に言ってないです。簡単言ってない。言ってない言ってない」
東「簡単に言ってますよ。相当な覚悟が必要なんですよこれは」
前田「ですから考えてるかどうかを聞いているんです」
東「地元の人たちにね、同意をひとりずつ取っていかなくちゃいけないんですよ。査定もしていかなくちゃいけない。それに対してエネルギーだとか人員とか埋設場所だとかその予算だとかコストだとかそりゃ尋常じゃないんですよ」
前田「じゃあ今のままで20万いったりするんですか?」
東「いやだから今そのポイントを検討して、どこだったらその非常事態だとか踏み込んだ対策をするかとか検討しているんです」
前田「してください」
東「してるんです。だからしてるって言ったのに、あなたしてるんですかって」
前田「いや知事の方が国が国がと仰るから」
東「国がと言ってません、協議しないとね、これはねパンデミック、伝染で。いいですか、もう宮崎県だけの問題じゃないですよ。ですから全体の事を考えて」
前田「いやそうですけども、一番集中して出てるのが宮崎県だから、宮崎県の知事がリーダーシップを発揮しなければ」
東「やってるでしょ。だからやってますよ。検討してますよ」
前田「じゃああまり国が国がって言わないでくださいよ」
東「国が国がって国と協議しなくちゃいけない、市町村とも協議しなくちゃいけない、地元のみなさんとも意見交換しなくちゃいけないですか。私独断ではいやりますやらないですってそりゃ現場を知って、現場の人と話さなくちゃ分からないでしょ。そのへんは分かってくださいよプロでしょあなた?」
前田「いや分かってますよ。だから、期待して言ってるんじゃ」
東「だから一歩踏み込んだところはもう視野に入ってますよ。検討してますよ」
前田「ああ、そうですか。どっちの方向ですか。ワクチンですか」
東「分かりませんまだ。数種類ございますから、その対策は」
前田「はい」


 これは、東知事、怒って当然。何を上から目線で的外れな批判をかましてやがるんだか。


宮崎県批判が始まった (2010 5/19 0:00)

 メディアどもは民主党から幾ら金をもらってるんだ?

 読売新聞の記事が手始めだったか、宮崎県の不手際で口蹄疫は広がったという報道が為され始めた。3月時点で、下痢の症状を示す牛がいたが、その時に口蹄疫だと診断を付けていれば、さほど拡大しなかっただろう、と。
 口蹄疫という滅多に遭遇しない病気を、下痢というありがちな症状から連想しろと言うのが無理な相談だってことくらい、ちょいと頭を動かせば分かりそうなもの。それなのに、バカ松の外遊や政府の無策・遅滞は殆ど批判することなく、宮崎側の対応を責めるとは、何か良からぬ意図があるとしか思えない。

 県の対応が完璧だったとは思えない。しかし、限られた資金、人員、物資の中で、できる限りのことはやっているではないか。現在進行形で無策を続ける政府と比べれば、雲泥の差である。メディアが批判すべきは、(仮に初動で躓いたとしても)現在はヘロヘロになりながらも働いている県ではなく、無策を現在進行形で続けている政府であるべきだ。殆ど不眠不休で働く東国原知事と、未だに外遊でノホホンとしていたことを詫びる気配もないバカ松、どちらを批判対象とすべきか、バカメディアはよく考えるがいい。

 だいたい、ゴールデンウィーク中に口蹄疫について全く報道しなかった屑メディアどもに、宮崎県を批判する資格など、無い。



R.I.P, Ronnie (2010 5/18 0:00)

 偉大な、とてつもなく偉大なヴォーカリストが、旅立った。ここ数年でようやく衰えが見えてきた、ってくらいに、「老いてなお盛ん」な黄忠ぶりを見せていたのだが……。

ロニー・ジェイムズ・ディオ、死去(5/17BARKS)
 レインボー、ブラック・サバスなどに在籍したロニー・ジェイムズ・ディオが、現地時間の5月16日 午前7時45分に亡くなった。
 彼のオフィシャルサイトに掲載されているロニーの妻・ウェンディからのメッセージによると、彼は、多くの友人や家族に見守られながら安らかな眠りについたという。またウェンディは、ファンをはじめ多くの人たちからロニーや家族へ贈られた愛情や励ましに感謝するとともに、彼の音楽は永遠、と、言葉を結んでいる。
 ロニー・ジェイムズ・ディオは、2009年11月に、胃がんを患っていることを公表し、闘病生活を送っていた。またこの発表を受けて、ロニー・ジェイムズ・ディオのオフィシャルfacebookには、3000件を超えるコメントが寄せられていた。
 HR/HMのボーカルスタイルそのものを作り上げ、ロック史に偉大な足跡を残したロニー・ジェイムズ・ディオ。天国にメロイックサインを捧げよう。ありがとう、ロニー!


 この喪失感はハンパ無い。コージー・パウエルが事故死したのを知ったときに次ぐ、衝撃だ。ガンを治して、必ず戻ってくると思っていたのに。

RAINBOWから
Stargazer
http://www.youtube.com/watch?v=SedQcg-65a8
A Light In The Black
http://www.youtube.com/watch?v=ay8Wty8UWr4
この2曲が入ったアルバム。

Mistreated(パープルのカヴァー)
http://www.youtube.com/watch?v=-BcQwKFzns0

ロニー、コージー、リッチーが揃っている、絶対に押さえておくべきDVD。


そして、Rainbow Eyes
http://www.youtube.com/watch?v=MKBxPvtVphA


BLACK SABBATHからHeaven and Hell
http://www.youtube.com/watch?v=NKGn_jsPB-M

DIOからHoly Diver
http://www.youtube.com/watch?v=64coD-rx9sk

DREAM ON(AEROSMITHのカヴァー、イングヴェイとの共演。元より巧い)
http://www.youtube.com/watch?v=cKaiyzz1Pm0

最近だと、こんなジョイントも。
Queensryche with Ronnie James Dio - The Chase (2007)
http://www.youtube.com/watch?v=nilCk5ADXrw


 まだまだ他にも多くの名曲があって、とても紹介しきれない。
 これらの曲を聴きつつ、ロニーの冥福を祈りつつメロイック・サインを。



悲愴の宮崎、他人事の平野 (2010 5/17 0:00)

 昨日紹介した、江藤たくさんのブログにあった、種牛が口蹄疫にかかったという話。

宮崎牛、種牛も口蹄疫疑い…ブランドに大打撃(5/16読売)
 宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、県は16日、ブランドの宮崎牛を一括して飼育する県家畜改良事業団を中心とする半径10キロ圏で新たに移動制限区域を設けた。
 発表によると、発生(疑い例も含む)は1市3町の計101農場に拡大し、殺処分される牛と豚は計8万2411頭になった。
 県は、宮崎牛の種牛と評価用の牛の牛舎を約50メートル離すなどの対策を取っていたが、同じ農場内のため、種牛49頭を含めてすべての牛が殺処分される。49頭は、主力級6頭の後継として次世代を担う種牛として成育していた。
 一方、約20キロ離れた西都市に移動した6頭は、人工授精用精液の約9割を供給している。原則として家畜の移動が禁止される家畜伝染病予防法の移動制限区域内だったが、宮崎牛の生産に欠かせないため、県の要請を受けた国が特例で認めた。
 6頭は、移動前の遺伝子検査で感染していないと判定されたが、ウイルスの潜伏期間があるため、感染している可能性もあるという。このため県は15日から1週間にわたって遺伝子検査を行い、その後も経過観察する。
 JA宮崎中央会は16日、口蹄疫発生に伴う経済損失が約160億円(15日現在)に達する見通しを明らかにした。殺処分の対象となる家畜の評価額や出荷遅れによる損失などを積算。8日現在の試算(約110億円)から約50億円増えた。
 JAによると、子牛の誕生から優良牛を生み出す精子を安定して供給できるようになるには約7、8年かかるという。


 5/15に当欄で紹介した記事をもう一度引用する。

赤松農水省来県 地元JA「見捨てないで」(5/11朝日)
 一方、知事は、県産和牛の種牛を管理し「宮崎ブランド」の中枢ともいえる「家畜改良事業団」(高鍋町)が、発生農場から半径10キロに設定される移動制限区域に含まれていることについて「事業団は宮崎の宝。打撃を受けると肉用牛も一網打尽になる。特例措置で移動できるよう検討して欲しい」と求めた。
 これに対し、赤松農水相は「隔離して守りたい気持ちは分かるが、家畜を殺される一般の農家の感情もある。移動前、移動後の管理のほか、ほかの農家の理解という条件が整えば考える」と答えた。
(一部引用)

 けっきょくは種牛の一部を移動することを認めたのだが、ゴミ松がグダグダしていたせいで被害がどんどん拡大し、種牛がやられるという最悪の結果をもたらした。

 ついでに、私の血圧が一気に上がった記事。

「一体となって対応」官房長官、宮崎知事に 口蹄疫被害160億円(5/16産経)
 平野氏は会談で、県が実施している車両の消毒などの防疫作業について「もっと緻密な水際対策が必要ではないか」と指摘。東国原知事は「近々もう一歩踏み込んだ対策をしないといけない局面。その際は政府のバックアップをお願いしたい」と要望した。
 鳩山由紀夫首相は16日夕、公邸で平野氏から東国原知事との協議内容について報告を受け、政府の対策検討を進めるよう指示した。
(一部引用)

 無能、無策だけでも大概なのに、無恥、無慈悲でもあるという救いの無さ。限られた資金、物資、人員で、宮崎県がどれだけ苦労しているか、想像すらしようとしていない。しかも、国が無策を続けたことが被害拡大の最大の原因であるというのに。
 東国原さん、怒ってもいいんじゃないか。仮にその場で平野を殴っていたとしても、多くの国民は知事を応援するのではないか。

 鳩山も、今さら「政府の対策検討を進めるよう指示した」って何だ?今まで検討すらしていなかったというのか?
 まったくこの政権は、ゴミムシしか存在しない。石破さんが今の農水相だったら、松岡さんが生きていたら……。



強行採決推奨週間 (2010 5/16 0:00)

 ここ数日、国会は強行採決尽くし。既に紹介したことがある物も含めて、引用。

公務員法案が可決=自・み、委員長解任案提出へ−衆院内閣委(5/12時事)
 衆院内閣委員会は12日午後、国家公務員法改正案を採決し、民主党の賛成多数で可決した。自民、公明、共産、みんなの野党4党は審議不十分として反対した。同改正案は13日の衆院本会議で可決、参院に送付される見通し。自民、みんなの両党は、田中慶秋内閣委員長(民主)の解任決議案を共同提出する方針だ。
 12日の同委では、予定された質疑終了後、田中委員長が質疑終局を発議した。野党理事らが委員長席に詰め寄り抗議したが、発議は可決。その後、「4月1日」としていた施行日を「公布日」に改める修正案と併せ、同改正案を可決した。
 民主党の採決強行を受け、自民など野党4党の国対委員長が会談。自民党が田中委員長解任決議案の共同提出を呼び掛け、みんなの党が応じた。自民、みんな両党は、13日の本会議前に同決議案を提出する考えだ。
 公務員法改正案は、各府省の幹部人事を政治主導で行うため、人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房に新設するのが柱。事務次官、局長、部長を同格とし、首相官邸の判断で各府省幹部の「降任」を柔軟に行えるようにする。 
 与党は参院で来週の審議入りを目指す。ただ、内閣委員長ポストは自民党が握っているため、今国会で成立するかどうかは不透明だ。


公務員法案が衆院通過 『内閣委員長解任』は否決(5/14東京)
 衆院は十三日午後の本会議で、中央省庁幹部人事を一元管理する内閣人事局の設置を柱とした国家公務員法改正案を、与党の賛成多数で可決、参院に送付した。自民党とみんなの党が共同提出した対案と、公明党の修正案は、与党の反対多数で否決した。
 自民、共産、みんなの党の野党三党が共同提出した田中慶秋衆院内閣委員長(民主党)の解任決議案は、与党の反対多数で否決した。
 採決予定だったエネルギー環境適合製品事業促進法案は、十二日の経済産業委員会で自民、公明、たちあがれ日本の野党三党が欠席のまま採決したことに自民党などが抗議したため、採決を十八日に延期した。
 十三日の衆院本会議では、国家戦略局や国家戦略官の新設を柱とした政治主導確立法案の趣旨説明・質疑も行われ、審議入りした。与党は、官僚の国会答弁禁止などを盛り込んだ国会法改正案との一括審議を目指していたが、国会提出が遅れているため、政治主導法案の審議を先行させることにした。


地球温暖化対策基本法、衆院委員会で強行採決(5/14産経)
 衆院環境委員会は14日、2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する目標を明記した「地球温暖化対策基本法案」を与党の賛成多数で可決した。自民党は審議継続を求めたが、質疑を打ち切り、強行採決に踏み切った。
 野党側はこれまでの審議で、鳩山由紀夫首相の理念だけが先行した法案の不備を追及してきたが、政府・与党は結局、25%削減による国民生活や経済成長への影響などを明確には示さなかった。
 民主党執行部は、郵政改革法案や労働者派遣法改正案など審議の難航が見込まれる重要法案がめじろ押しの中、すでに政府・与党内で意見が一致している温暖化対策基本法案は「先行して粛々と処理する」(民主党幹部)考えで、同法案は今国会中に成立する公算が大きい。
 基本法案には25%削減の具体策として、暮らしに新たな負担を求める「地球温暖化対策税(環境税)」の導入を明記したほか、企業に温室効果ガスの排出削減を義務づけた上で削減量の過不足を売買する「国内排出量取引制度」を施行後1年以内に創設することなどが盛り込まれた。


国会法改正案を提出 野党反発(5/15東京)
 民主、社民、国民新の与党三党は十四日、官僚の国会答弁禁止や副大臣・政務官の拡充などを盛り込んだ国会法改正案を野党の反対を押し切って衆院に提出した。野党側は強く反発しており審議入りのめどは立っていない。
 衆院提出に先立ち、自民、公明、共産、みんなの党の野党四党の国対委員長は、衆院議長公邸で横路孝弘議長と会談。改正案提出に抗議し、与野党で国会の在り方を検討する議会制度協議会で議論するよう申し入れた。
 一方、衆院環境委員会は与党側が地球温暖化基本法案の審議打ち切り動議を提出し、採決を強行。与党の賛成多数で可決した。同案は十八日の衆院本会議で可決され、参院に送付される見通し。これを受け、自民党の川崎二郎国対委員長は十四日の記者会見で、樽床伸二環境委員長(民主党)の解任決議案を十八日に提出する考えを表明。国会での与野党対立が強まっている。
 また、民主党は十四日、同党の三宅雪子衆院議員が国家公務員法改正案の委員会採決時に転倒した問題で、自民党の甘利明元行革担当相が三宅氏を突き飛ばしたとして、懲罰動議を衆院に提出した。


国会改革関連法案を与党提出 小沢氏肝いり、野党は反発(5/15朝日)
 民主党の小沢一郎幹事長の肝いり法案が14日、衆院に提出された。官僚答弁の禁止や副大臣、政務官の増員を柱とする国会改革関連法案だ。だが、民主、社民、国民新の与党3党が与野党協議に見切りをつけ、提出に踏み切ったことに野党側は激しく反発。終盤国会は荒れ模様になってきた。
     ◇
 「右の議案を提出する」。この日、法案の条文とともに用意された提出書類の頭書きには提出者名が列挙された。筆頭は「小沢一郎」だった。
 衆院事務総長室に条文を届け出たのは、小沢氏側近の岡島一正、樋高剛の両衆院議員ら4人。「これが法案です」。岡島氏は声に力を込めながら手渡した。
 この法案にかける小沢氏の思い入れは強い。旧自由党党首時代の1998年に自民党の小渕政権と連立合意した翌99年、最初の国会審議活性化法を成立させ、政府委員制度の廃止や党首討論の新設を勝ち取った。政権交代後の昨年秋から「さらなる国会改革」を訴え続け、自ら党政治改革推進本部の本部長に就任。側近らに法案作成を指示した。
 今年1月初めの与野党国会対策委員長会談。小沢氏側近の山岡賢次氏は法案骨子を野党に手渡し、与野党協議を呼びかけた。だが、通常国会の開会直前に小沢氏の土地取引事件をめぐって元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕され、与野党協議の機運は遠のいた。
 それから4カ月。相変わらず小沢氏の政治資金問題は批判を受け続けており、野党側の姿勢が軟化する気配もない。民主党内には「野党の合意なしに法案を提出すれば、すべての委員会審議が止まってしまう」(党国対幹部)との慎重論もあったが、最高実力者の小沢氏の意向は無視できなかった。
     ◇
 野党側はこの日、与党が法案提出に踏み切らないよう横路孝弘衆院議長にあっせんを要請していた。だが、与党はそれを待たずに提出に踏み切った。
 国会運営の制度変更は与野党合意が原則とされてきた。それだけに、野党側は激怒。自民党の谷垣禎一総裁は同日、「国会運営は与野党で積み上げた。我々が与党時代に力で押しつけた先例はない」と批判し、「ルールを無視した小沢氏の力の論理、数の論理だ。法案提出は小沢思想の表現だ」と語気を強めた。
 審議拒否には慎重な公明、共産両党も態度を硬化させた。公明党の漆原良夫国対委員長は「国会の機能を弱める法案で、ミサイルを発射台に載せた。横暴きわまりない」と反発。与党が採決を急げば「国会の心臓をぶち抜くような話で、相当大きな混乱が生じる」と予告した。
 共産党の穀田恵二国対委員長も「ルールを政権党の都合で変えれば国会が国会でなくなる。重大な決意で対応する」。内閣法制局長官の答弁を禁じる内容にも「時の政府の都合で憲法解釈が変わる可能性がある」と批判した。
 衆参で過半数を握る与党が採決を強行すれば、野党はひとたまりもない。与野党対決のカギを握る公明党の国対幹部はこう語った。「与党が国会改革関連法案の審議を動かせば、野党がそろって審議を拒否することもあるかもしれない」(渡辺哲哉、藤田直央)


 口蹄疫対策や普天間問題、北朝鮮問題など、早急に動かねばならないことには反応が遅いくせに、やる必要がないこと、むしろ国に害を為すようなことは、光の速さで突き進む。
 公務員法案は「官民人材交流センター」廃止によってロートルが省内に残り、人件費を逆に増大させるという問題があるし、温暖化法案には排出量取引による資産の流出や、家計・企業の負担増による景気への影響が詰められていない、国会法は専門知識を持つ官僚が答弁できなくなることで、民主党による恣意的な法運用や憲法解釈が為される懸念がある。全く無意味というのは言い過ぎとしても、少なくとも細部を詰め、修正する必要はある。

 とりわけ国会法は、民主党、鳩山政権の有り様を見ていると、とんでもない売国法案としか思えない。「政治主導」という理念は決して悪い物ではないが、主導する政治家がバカ揃いだと、「政治主導→バカ主導」となって、現在のような惨状をもたらす。きちんと勉強したまともな政治家が「政治主導」で官僚を引っ張るのが理想だが、バカが調子に乗って官僚を操ろうと息巻けば、日本沈没の道しか無い。それならば、よっぽど官僚が全てを取り仕切っている方が安全である。

 民主党の酷さは、無能・無策以外に、議論を尊重する意識が存在しない点にもある。党内議論が活発でないのもその現れだし、議員立法を禁じるのもそう、今回のように強行採決を連発するのもその現れである。小沢の意志が実現さえすればそれでよい、というのが今の民主党の姿だ。
 自民党時代の強行採決は、民主党が対案を出さない、或いは審議に応じないがゆえの物であった。鳩山政権の強行採決は、民主党が審議続行を拒否したがゆえの物。「自民も強行採決はやっていただろ」と相対化する向きもあるが、その性質は全く異なる。
 仮に民主の強行採決自体を問題視しないとしても、民主党は野党時代にさんざん強行採決を批判してきた。自らが批判してきたことを自分たちもやろうというのは、筋の通らない話だ。民主党は、野党時代の発言が自分に跳ね返ってくる自爆が多すぎる。


口蹄疫見舞金 (2010 5/16 0:00)

 宮崎の口蹄疫に関する募金活動について。詳しくは、ムッチー牧場さんのブログをご覧下さい。

募金活動宜しくお願いします。 | 川南町のムッチー牧場だよ〜ん。
郵便局の振り込みについてのお願いです。 | 川南町のムッチー牧場だよ〜ん。
郵便局

川南町のムッチー牧場
口蹄疫災害見舞金を募る会

(記号) 17310   (番号) 3609971
カワミナミチョウノムッチーボクジョウコウテイエキサイガイ
ミマイキンヲツノルカイ

この口座を他金融機関からの振込の受取口座として利用される際は
次の内容をご指定ください
(店名) 七三八 (読み ナナサンハチ)
(店番)738 (預金種目)普通預金  (口座番号)0360997 


JA尾鈴
店舗番号 9203−001  口座番号  0088820
川南町のムッチー牧場口蹄疫災害募金 代) 弥永睦雄
(一部引用)


 事態は、より深刻な方向に進んでいるようだ。

http://gree.jp/etoh_taku/blog/entry/441594259
昨日 「明日が怖い」と書きましたが、理由がありました。
昨日の夕方、宮崎の種牛を一元管理している、家畜改良事業団の職員から「疑わしい肥育牛が出ました」と連絡があったのです。
検体の検査結果が届きました。残念ですが感染が確認されました。
最悪のシナリオです。
連絡をくれた職員は何度も「申し訳ありません、申し訳ありません」と繰り返しました。
彼らは全力を尽くしました。自分達を責める理由など欠片もありません。
農林水産省の担当課長と、深夜までこれからの事を
話しましたが、宮崎牛の将来を守るための、正に正念場を迎えました。
特例として移動させた6頭については、厳重な監視の下、経過観察することになりました。
この事については、色々とご意見があろうかと思いますが、ご理解頂きますよう何卒お願いします。



さらばソニー (2010 5/15 0:00)

 去年の3月以来保有していたソニー株を、14日に売却。ソニーはユーロ/円が1円高くなるだけで70億の利益が吹き飛ぶと言われている。最近のユーロの軟調ぶりから「手放し時かな」と思っていたのだが、まぁ決算を見てからにしよう、と。
 で、結果は、今年度見通しがアナリストの予想以下で、大暴落。けっきょく、1714円in、2953円out。春先には3600円台だったこともあったが、頭と尻尾はくれてやれ、ということで。かなり大きな頭だったが。

 為替を睨みつつ、次の銘柄を物色することにする。



甘利が押せば三宅が倒れる (2010 5/14 0:00)

小沢ガールズ名誉の負傷? 三宅議員が車いすで国会に(5/13産経)
 民主党の新人議員・三宅雪子衆院議員が13日、国会に車いす姿で現れた。三宅氏は12日の衆院内閣委員会の採決時の混乱で転倒し、右ひざなどを強打。病院で打撲と診断された。
 13日午後の党代議士会では、山岡賢次国対委員長が「かわいい美人の三宅さんを突き飛ばした。明らかな暴力行為だ」と自民党閣僚経験者を名指しして批判。三宅氏は「昨日はたいしたことないと思っていたが、内出血してきた…」と痛みを訴えた。
 民主党は三宅氏を転倒させたとされる自民党議員をテレビ映像などで特定、懲罰動議の提出を検討する。


もう痛くないの?!13日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/policy/100513/plc1005131909018-p4.jpg
(怪我をしたと言っている右足の上に左足を組んでいる写真)

 大した怪我でなくて、何よりです。大した怪我でもないのに念のために車椅子に乗るほどの、自身の体への配慮、さすがです。こういう心がけの人だからこそ、小沢さんの覚えもめでたいんでしょうね。


それで足りるの? (2010 5/14 0:00)

県全域に融資拡大 農相「農家経営厳しい」(5/12宮崎日日新聞)
 本県で拡大している口蹄疫に関し赤松広隆農相は11日、当面の資金対策としての「家畜疾病経営維持資金」の融資対象地域を、搬出制限区域内(半径20キロ)から本県全域に拡大したい意向を明らかにした。
 関係自治体への特別交付税措置を表明している原口一博総務相は、新たな法整備や予算措置を検討する姿勢を示した。
 また、JA宮崎中央会(羽田正治会長)は、口蹄疫による県内畜産農家の被害額が8日時点で総額110億円に上るとの試算を11日までに明らかにした。
 同経営維持資金について農水省は4月23日、対象地域を移動制限区域内(同10キロ)から搬出制限区域内に広げたほか、融資枠を20億円から100億円に拡大している。


 10年前に740頭が殺処分されたときの補償額は35億円。100億程度の金で、しかも補償ではなく融資。これが農家支援の全てではないだろうけど、7万頭以上も処分されていることを思うと「それにしても」と言う気がする。
 何より、赤松の態度が「金さえ出しときゃいいんだろ」という風にしか見えず、腹立たしい。畜産農家の心情を理解しようともしていないし、自民党議員の動きを選挙目当てだとしか見られない狭量っぷりだし。



ゴミのパンデモニウム、民主党 (2010 5/13 0:00)

 赤松や鳩山のことを考えると、どす黒い感情が胸の中に渦巻く。昨日も、赤松のことはかなり抑えて書いたつもりだったが、今読み返すと、「ゴミ野郎」ってタイトルはすげぇな。だが、訂正する気はないし、ゴミ野郎という表現でも生易しいと思っている。むしろ、「あぁもうすぐ5月15日だなぁ」と不穏なことを考えてしまう。

 去年の7月頃から、「焼畑農法もたまには良かろう」と覚悟を決めていたのだが、まさか事前の危惧の全てが悉く現実のものになるとは思っていなかったし、「下手な政治」をやると思いきや「下手な政治」すら行えないクズ政権とは思ってなかったし、実際に日本が機能不全に陥っている姿を見ると、やはり抗いたくなるのが人情。

 で、失政の裏では、強行採決に勤しむ民主党。死ねよ。

公務員法案が可決=自・み、委員長解任案提出へ−衆院内閣委(5/12時事)
 衆院内閣委員会は12日午後、国家公務員法改正案を採決し、民主党の賛成多数で可決した。自民、公明、共産、みんなの野党4党は審議不十分として反対した。同改正案は13日の衆院本会議で可決、参院に送付される見通し。自民、みんなの両党は、田中慶秋内閣委員長(民主)の解任決議案を共同提出する方針だ。
 12日の同委では、予定された質疑終了後、田中委員長が質疑終局を発議した。野党理事らが委員長席に詰め寄り抗議したが、発議は可決。その後、「4月1日」としていた施行日を「公布日」に改める修正案と併せ、同改正案を可決した。
 民主党の採決強行を受け、自民など野党4党の国対委員長が会談。自民党が田中委員長解任決議案の共同提出を呼び掛け、みんなの党が応じた。自民、みんな両党は、13日の本会議前に同決議案を提出する考えだ。
 公務員法改正案は、各府省の幹部人事を政治主導で行うため、人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房に新設するのが柱。事務次官、局長、部長を同格とし、首相官邸の判断で各府省幹部の「降任」を柔軟に行えるようにする。 
 与党は参院で来週の審議入りを目指す。ただ、内閣委員長ポストは自民党が握っているため、今国会で成立するかどうかは不透明だ。


 「政治主導」の名の下に、無能なクズ政治家が官僚を抑え付けて政治機能を麻痺させているのが現状。そんなバカ政府が、省庁の幹部人事を政治主導など、冗談にもならぬ。とりわけ、小沢のやり口を考えるだに、「独裁体制の強化」としか思えない。
 だいたい、天下り禁止のために給料の高いロートルを雇い続け、新規採用を減らすなど、狂気の沙汰だ。むしろ、人件費は増大するのではないか。

 この勢いで、国会法改正案も強行採決するつもり?
 まったく、やらねばならない仕事は全くやらずに、やるべきでないこと、やってはならないことばかり、きちんと仕事する政府だ。

 参院選では遅すぎる。今すぐ解散総選挙をやれ。無政府状態は一刻も早く解消すべきだ。


劉禅より酷い (2010 5/13 0:00)

【歴史の交差点】東京大学教授・山内昌之 言葉を軽んじるリーダー(5/10産経)
 陳寿(ちんじゅ)の『三国志』「蜀書」に「白糸はどうにでも変わるものであり、ただ染められるままになる」(井波律子訳)という表現がある。君主も賢明な宰相に政治をまかせているときは良い人物となり、悪い側近に惑わされるなら暗愚な人間になるというのだろう。
 これは、劉備の死を受け、蜀の後主となった劉禅への評である。劉禅は圧政も敷かない代わりに、後世に誇る善政を施したわけでもない。この凡人は劉備や諸葛亮の遺産を食いつぶして蜀を滅亡に導いた。極めつきの悪人でないだけに、不作為の政治的判断ミスを自覚できないのである。政治家としての資質に恵まれなかったのだ。
 そのくせ、血脈への自信や誇り高さの故に有能な臣下を退け、自分の器相応の寵臣(ちょうしん)を登用して国を誤ってしまった。なまじ小才があるだけに我(が)を張る頑固さがあり、始末に終えないところがあった。
 劉禅の不明と比べるなら、幕末日本の長州藩主・毛利敬親(たかちか)や水戸藩主・徳川慶篤(よしあつ)のほうがまだましかもしれない。敬親は「そうせい公」、慶篤は「よかろう様」。この呼び名は有能な重臣に裁可を求められると、「そうせい」「よかろう」と応じたからである。
 君主に限らず政治のトップリーダーにはどこか鷹揚(おうよう)な面が必要かもしれない。それでも最後は自分の責任を明らかにする覚悟があってこそトップに立てるのである。敬親は俗論派と尊攘派が争った時に、はっきり「血を流してはならぬ」と意志を明白に示した。
 
万事につけ家臣を信じて倒幕まで進み、維新を実現したのである。それでいながら革命が成功しても権勢を求めないというのは責任の見事な取り方といってよい。
 沖縄で県民相手に普天間基地の国外・県外移転の「公約」をいともたやすくほごにした鳩山由紀夫首相の姿に、劉禅の言行が重なるといえば酷に過ぎるだろうか。公約とは党の約束であり、個人の発言は公約でないと強弁する首相の姿に怒り、呆(あき)れはてた人も多い。
(以下略)

 劉禅に失礼だ!

 劉禅の治世は40年。支那の歴代皇帝の中でも、在位年数は多い方である(たしか始皇帝以降で10番目くらい)。もちろん在位年数が長ければ名君というわけではないが、少なくとも、国を滅ぼす速度を上げるような政治はしていないと言うことはできる。現在進行形で日本を破壊している鳩山と比べては、劉禅があまりにも可哀想だ。
 さらに言えば、人口比で魏:呉:蜀は、およそ6:3:1。圧倒的劣勢の中にあって、劉禅はよく蜀の命脈を保ったというべきだ。

 似ていると言えるのは、周りの意見に左右されやすい部分か。
 董允の存命中は黄晧は低い役職のままであったが、これは劉禅が家臣の言葉を聞き入れていた証である。黄晧は、董允の死後、その後任である陳祗と結託して権力を得たのだが、これも劉禅が陳祗の意見を聞き入れていた証拠である。劉禅は、臣下の意見を善し悪しに関係なく取り入れてしまう人物であり、陳寿の「白糸は……」の評の通りである。
 善し悪しに関係なく周囲の言葉を鵜呑みにする辺りは、確かに鳩山と劉禅は似ているかもしれない。しかし、能動的に国政に関わることが殆ど無かった劉禅と比べ、鳩山は、できもしない目標を高々と掲げ、それに縛られその場しのぎの嘘をつき続ける、能動的なダメ宰相である。

 じゃぁ鳩山は三国志で言ったら誰に近いか。董卓ほどの破天荒ぶりも無いし、呂布と比べるには鳩山には勇猛さのかけらもない。袁術が近いかもしれないが、一応袁紹派と袁術派に豪族が二分されるほどの声望はあった。もうあれでいいや、武勇と勇猛さの無い兀突骨で(実在の人物ではないが)。


 おまけ。2ちゃんにあった笑えるレス。いや、今の深刻な状況を思うと、心からは笑えないんだが。

471 :名無しさん@十周年:2010/05/10(月) 19:19:25 ID:qbRV8q/A0
逆に考えようぜ
鳩山が劉禅だったとしたら蜀はどうなっていたか

536 :名無しさん@十周年:2010/05/10(月) 19:30:55 ID:73eVJ4qz0
>471
・漢中駐留軍の蜀外移設
・魏・呉・蜀を問わず子供手当
・南蛮諸族に蜀の参政権付与



正論 (2010 5/13 0:00)

Qちゃん民主要請拒否 スポーツ現場主義(5/12ニッカンスポーツ)
 シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(38)が、今夏の参院選への出馬要請を断っていたことが11日、分かった。この日は北海道伊達市を訪れ、09年11月に発表した農業活動に初めて参加。同伴した関係者がQちゃんにも民主党からの要請があったことを明かした。10日には同じシドニー五輪女子柔道金メダリストの谷亮子(34)が民主党から出馬表明。スポーツ発展に尽力する考えは同じだが、高橋さんは「現場主義」を貫き活動をしていく構えだ。
 高橋さんは、現役を引退した08年後半から政党に関係なく、国政選挙への出馬要請を受けてきた。関係者は「今回も話はありました。ただ、政治の勉強をした人が国民の代表になるべきですし、以前からお断りしていますから」と出馬を断ったことを明かした。
(以下略)

 ごく当然の態度なんだけど、政治をナメ切っている谷亮子の態度を思えば、聖人君子のように見えてくるから不思議だ。かっこいいね。



ゴミ野郎 (2010 5/12 0:00)

赤松農水省来県 地元JA「見捨てないで」(5/11朝日)
 口蹄疫(こう・てい・えき)問題を受け、10日に宮崎市を訪れた赤松広隆農水相。東国原英夫知事のほか、関係団体や自治体の首長らと会談して要望を聞き、「地元と一体となり難局に対応していく」と何度も繰り返した。
 県内では、前日までに川南町を中心に56農場で感染疑い・確定例が出ており、豚と牛計約6万4千頭が殺処分の対象になっている。
 知事との会談の中で赤松農水相は、口蹄疫の現状について「一定の地域に抑え込めているが、残念ながら件数は増えており、勢いはとどまっていない」との認識を示した。
 そのうえで、農水省側からの支援策として、国庫補助による消毒薬の配布や、職員のさらなる派遣、資金融資枠の拡大などを説明。「一部で『国の対応が遅い』とか、何とか(言われているが)、それは心外。言われたことはすべてやっている」と述べた。
 さらに「激励に行きたいが『防疫以外の人は入らないでくれ』と言っているので理解して欲しい」とも話した。
 一方、知事は、県産和牛の種牛を管理し「宮崎ブランド」の中枢ともいえる「家畜改良事業団」(高鍋町)が、発生農場から半径10キロに設定される移動制限区域に含まれていることについて「事業団は宮崎の宝。打撃を受けると肉用牛も一網打尽になる。特例措置で移動できるよう検討して欲しい」と求めた
 これに対し、赤松農水相は「隔離して守りたい気持ちは分かるが、家畜を殺される一般の農家の感情もある。移動前、移動後の管理のほか、ほかの農家の理解という条件が整えば考える」と答えた。
 この後、赤松農水相は、宮崎市内のホテルで農業関係団体と、農水省宮崎農政事務所でJAの幹部や、口蹄疫が発生している自治体の首長らとも会談した。
 この中で地元JAの幹部は「1例目を出し、色々努力したが、えびの市まで飛び火させてしまい申し訳なく思う。農家と話しても、ほとんど泣いて話にならず、どう答えていいか分からない。だが、今日の話で希望が持てた。どうか農家を見捨てないで欲しい」と訴えた。
 赤松農水相は「たまたまここで発生し、皆さんの努力で(一定の地域からは)広がっていない。再建は責任を持ってやっていく」と応じた。


 種牛を守ることに反対する農家がいるわけないだろうが。赤松は、問題の所在をまったく理解できていない。こんなに馬鹿なくせに、農相なんか務まるわけがない、とっとと責任を取って辞めろ。

 ここまで午前中に書いて、今、衆議院の農水委員会の様子を見ているんだが……赤松は本当にカスだな。「万全の対策を採った」と責任回避の言説を繰り返し、ニヤついているのを注意されれば逆ギレ、責任は地元に押しつけ。記者会見でも、宮崎県知事や地元町長に責任があるかのような言い種。

 「仕事はちゃんとしている」と盛んに言ってるんだが、実際に被害が拡大しているという事実を全く無視している。被害の押さえ込みに失敗しており、しかも、外遊に行ったまま返ってこず、最大限の努力もしていないのに、何をふざけたことを言ってやがるのか。



国民のことなんて全く考えてない (2010 5/11 10:00)

 赤松がノロノロ動き出してから報道を始めるマスコミは、本当にカスだな。しかも、「突然蔓延」した口蹄疫に対して「赤松が早速宮崎入り」というニュアンスでの報道(小倉の「とくダネ」とか)。

 赤松が仕事しているかのような印象操作に邁進中のメディアだが、本当に赤松は仕事をしていると言えるのか。

口てい疫 農相と知事が協議(5/10NHK)
 宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病、口てい疫の問題で赤松農林水産大臣は、10日、宮崎県を訪問して東国原知事と会談し、家畜を処分した畜産農家の損失を必要に応じて国が全額補償する考えを示しました。
 赤松農林水産大臣は、10日、宮崎県を訪れて、県庁で東国原知事と会談しました。
 宮崎県内では、先月20日以降、口てい疫に感染、または、感染の疑いがある牛や豚が相次いで見つかり9日までに感染の拡大防止などのために処分の対象となった牛や豚は6万4000頭あまりにのぼっています。
家畜を処分された農家に対しては損失額の5分の4を国が補償して、残る5分の1は農家が任意で加入している農業共済で補償されます。しかし農業共済に加入していない畜産農家もあることや、加入していても評価額が低いケースがあり宮崎県は、国に支援を求めていました。
 これについて赤松農林水産大臣は、「農業共済でも補償されないケースについてはいったん県が手当をてすればその分を国が補填できるようにしたい」と述べ畜産農家の損失について全額補償する考えを示しました。


 国が直接補償するわけではない。県の出費の補填を本当にやるのかどうかは、まだ分からない。食言が横行する民主党政権では、口約束は信用できない。むしろ、「選挙結果に応じて金をやるよ」と言ってるようにしか聞こえん。長崎の例もあるし。

 殺処分した牛豚の埋葬場所についても、「国有地を使うことを検討」と言っただけで(参照:(5/11日経))、まだ具体的な話にはなっていない。

 「まったく仕事していない」は言い過ぎかもしれないが、動き出しが遅すぎることに加え、この期に及んでまだ殆ど具体策が出てきていないことを考えると、そう言われても仕方ないと言わざるを得ない。

 本人、ことの重大性を全く認識できていないようだし。

外遊「全く問題ない」 赤松農水相、会見で反論(5/11宮崎日日新聞)
 赤松広隆農林水産相は10日、宮崎市の九州農政局宮崎農政事務所で記者会見し、中南米への外遊などで、口蹄疫問題の発生後、来県が初めてになったことについて「口蹄疫対策への支障はなかった」との見解を示した。
 会見で「外遊したことに地元から反感が出ているが、どう認識しているか」と問われた赤松農相は「対策へ支障があったことはないし、全く問題はない。万全の態勢でやってきた」と回答。「仮に外遊せず、前倒しで東国原知事に会っていれば、まん延防止につながったのでは」との質問には、「それはない」と即答する場面も。大臣の早期来県を望んだ農家の思いとの間に、ズレを見せる格好となった。


 実際に口蹄疫はまったく収束の気配を見せておらず、地元の努力でかろうじて抑え込みが為されているに過ぎない。殺処分の頭数を考えれば、バカ松のグズっぷりのせいでじゅうぶんに支障が出ている。

 ついでに。昨夜紹介した、赤松の自民党議員との悶着エピソード。朝日が記事にしていたので引用。

農水相と自民議員、口蹄疫で場外バトル(5/11朝日)
 口蹄疫(こう・てい・えき)問題で宮崎県入りした民主党の赤松広隆農林水産相と東国原英夫知事との県庁での会談。その席には、県選出の自民党の古川禎久衆院議員(宮崎3区)と同党の松下新平参院議員(宮崎選挙区)も同席していた。畜産家が悲鳴を上げている緊急事態を受けての会談。その席で、口蹄疫そっちのけの与野党・場外乱闘の口火が切られた。
 会談の終盤、古川氏が発言を求めた。
 「(自民党は)これまで政府に再三対策を申し入れていた。1例目発生から3週間にあたる」
 これに対し、赤松農水相は「自民党の同席は構わないが、『おれの意見も聴いてくれ』とやり出すと、与党も野党も(発言し合うこと)となる」と遮った。
 すると、古川氏は、声を荒らげ、「じゃあ、何しに来たんですか!」と発言。
 見かねた知事は「冷静に」「冷静に」――。
 この流れの中で赤松農水相は「参院選前だからみんな色々言いたいことはあるんだろうけど、それぞれの(国会の)委員会で」と発言した。
 会談は知事の「もう時間がない」との仕切りで終了したが、席から立ち上がったところで、今度は松下氏が声を荒らげ「僕は(夏の参院選の)対象者。(赤松農水相は)『選挙目当て』と言ったが失礼なことを言わないで欲しい」と訂正を求めた。が、赤松農水相は「訂正はしない」と応じなかった。
 聞いていた県幹部は「恥ずかしい」と顔をしかめた。


 本当にクズだ。


酷い (2010 5/11 0:00)

 堀内恒夫や中畑清、桂きん枝も酷いとは思ったが、この酷さはまた別格だ。

谷選手、参院選出馬を表明「五輪で金も目指す」(5/10読売)
 女子柔道のシドニー、アテネ両五輪金メダリストの谷亮子氏(34)は10日、民主党本部で記者会見し、夏の参院比例選で同党から出馬することを明らかにした。
 谷氏は「今年3月、『参院選に立候補して国政に携わってみては』という話を頂き、やってみようと決断した。小沢幹事長の強いリーダーシップのもと、一生懸命頑張っていきたい」と述べた。
 選手活動については「もちろん続ける。ロンドン五輪で金メダルを目指す」と述べた。所属していたトヨタ自動車を3月31日付で退社したことも明らかにした。
 記者会見に同席した小沢幹事長は「民主党は子育て、教育に力を注いでいるので、経験を生かし、政治の場で活躍してもらいたい」と期待感を示した。
 民主党は、同日の常任幹事会で、谷氏と、既に比例での公認を内定していた歌手の庄野真代氏(55)の計2人の公認を正式決定した。これで民主党の参院選公認候補は102人(選挙区58人、比例44人)となった。


 何が酷いって、政治家と柔道家を両立させようという部分。政治をバカにしているのか、柔道をバカにしているのか、まぁ柔道に対する姿勢は本物だと思うから、前者なんだろうが。

 そしてさらにウンザリするのは、それである程度の得票をしてしまうだろうということ。「谷を集票マシーンとして働かせる」という小沢の目論見が、脆くも崩壊する様を見たいとは思うのだが…。


酷い2 (2010 5/11 0:00 追記有り)

江藤拓 公式ブログ 5/10付エントリ
今、古川・松下議員から電話をもらいました。
大臣と知事・議長との意見交換の場で、両議員が発言をしたら、「自民党議員の同席は認めたが、発言は許してない!」と止められたとの事。
2人から憤慨しての報告でした。
私が、そんな場面に出られなくて、2人には申し訳ないと謝りました。
どれ程、悔しかったことでしょう。


 赤松が宮崎にノコノコ行ったときの話らしい。何もしないくせに、プライドばかり高い、ゴミみたいな輩。

 地元の夕刊紙に、顛末が詳しく書かれているらしい。2ちゃんから引用。
668 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/05/10(月) 22:04:05 ID:xz6IFm3c0 [4/4]
>>639
画像は読みにくいから書き起こしとセットにした方がいいかな

地元夕刊誌の本日の記者手帳の内容一部。。。

「・・・ところがその直後、知事室に異様な空気が流れた。
同席していた衆議院議員の古川議員が発言した。
『発生して3カ月。私たちはこの間、大変なことなので農水省、官邸にいろいろ
要望し、回答を期待していた。それをこの場で聞くとは残念です』
これに対して赤松氏は、
『参議院選挙の前だからみんな言いたいことはあるんだろうけど、
それは衆参の委員会でやってもらえばいい』
すると、今度は参議院の松下氏、
『私たちは参議院選挙に利用なんかしていない。そんな失礼なことを言わないでください。
訂正してください』唇を震わせながら強い口調だった。
口蹄疫問題は、被災者の思いとは別なところで政党の争いにもつれこんできた。」

http://imepita.jp/20100510/785950
http://imepita.jp/20100510/786910
http://imepita.jp/20100510/787180
http://imepita.jp/20100510/788100

画像まとめ↓
http://up3.viploader.net/pc/src/vlpc003028.jpg


(追記)
 朝日新聞がネット記事で、上のエピソードについて書いている。

農水相と自民議員、口蹄疫で場外バトル(5/11朝日)
 口蹄疫(こう・てい・えき)問題で宮崎県入りした民主党の赤松広隆農林水産相と東国原英夫知事との県庁での会談。その席には、県選出の自民党の古川禎久衆院議員(宮崎3区)と同党の松下新平参院議員(宮崎選挙区)も同席していた。畜産家が悲鳴を上げている緊急事態を受けての会談。その席で、口蹄疫そっちのけの与野党・場外乱闘の口火が切られた。
 会談の終盤、古川氏が発言を求めた。
 「(自民党は)これまで政府に再三対策を申し入れていた。1例目発生から3週間にあたる」
 これに対し、赤松農水相は「自民党の同席は構わないが、『おれの意見も聴いてくれ』とやり出すと、与党も野党も(発言し合うこと)となる」と遮った。
 すると、古川氏は、声を荒らげ、「じゃあ、何しに来たんですか!」と発言。
 見かねた知事は「冷静に」「冷静に」――。
 この流れの中で赤松農水相は「参院選前だからみんな色々言いたいことはあるんだろうけど、それぞれの(国会の)委員会で」と発言した。
 会談は知事の「もう時間がない」との仕切りで終了したが、席から立ち上がったところで、今度は松下氏が声を荒らげ「僕は(夏の参院選の)対象者。(赤松農水相は)『選挙目当て』と言ったが失礼なことを言わないで欲しい」と訂正を求めた。が、赤松農水相は「訂正はしない」と応じなかった。
 聞いていた県幹部は「恥ずかしい」と顔をしかめた。




まだ24%も (2010 5/10 0:00)

普天間「公約違反」66%…読売世論調査(5/9読売)
 読売新聞社が7〜9日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は24%となり、前回調査(4月2〜4日)の33%から9ポイント下落した。
 不支持率は67%(前回56%)に達した。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、日米合意を一部修正して同県名護市に移設し、一部を鹿児島県・徳之島に移す案を、鳩山首相の公約に「違反する」と思う人は66%で、「そうは思わない」24%を大きく上回った。普天間問題での不手際が「鳩山離れ」に拍車を掛け、内閣支持率は発足から8か月で「危険水域」とされる30%を割り込んだ。
 移設案そのものに関しては「評価する」17%、「評価しない」67%となった。普天間問題が今月末までに決着しない場合、首相は責任を取って「退陣すべきだ」との答えは51%(前回49%)、「その必要はない」は41%(同43%)だった。
 内閣を支持しない理由では「首相に指導力がない」が51%(同44%)に上った。普天間問題での「最低でも県外移設」発言を、「党の公約でなく、党首としての発言」と弁明する首相の資質を疑問視する人が多かったことが一因と見られる。
 民主党の小沢幹事長の資金管理団体を巡る事件について、検察審査会が小沢氏を起訴すべきだと議決した判断を「妥当だ」と思う人は80%に達した。小沢氏は幹事長を「辞任すべきだ」も79%(同77%)を占めた。


 まだ4人に1人は支持しているんだね、意外と下がらんものだな。

 ただ、その24%に対しては、別に大した感情は出てこない。「信者だから」か、或いは「間違いを認めたくない」か、「政治家に求める物が私たちとは全く違う」のいずれかだろうが、現状においてもなお支持するその頑迷さは、ある意味天晴れである。
 むしろ、はじめ支持していて今は不支持に移行した人たちの、想像力の無さの方が腹立たしかったり。そういった人たちが、去年の選挙の時にちょっとでも想像力を働かせていれば、今のような惨状はやってこなかった。

 問題は、鳩山後だな。鳩が汚しまくったのを、どう掃除していくか。そもそも、民主党の中に、鳩の糞を掃除できるだけの能力者がいるのかどうか。鳩がいなくなったけど、同様のルーピーがさらに暴れては、救いがない。菅が総理になるとすると、その懸念が現実味を帯びてくるんだが。



租税特別措置の全廃 (2010 5/10 0:00)

 取り上げるのを忘れていた。遅ればせながら、メモ代わりに。

租税特別措置「原則全廃」で一致 民主国民生活研(5/1産経)
 民主党の参院選マニフェスト(政権公約)を検討する「国民生活研究会」役員会は30日、一部業界の税の軽減につながっている「租税特別措置(租特)」を原則全廃することで一致した。軽減対象を絞り込み、法人税率引き下げの財源捻出もつなげるのが狙い。同研究会の総会を経て、政府・民主党のマニフェスト企画委員会に提案する。
 租特について、民主党は「必要なものは恒久措置に切り替える」方針だが、平成22年度税制改正では、産業界などの反発で、租特の廃止・縮減による財源は1千億円程度にとどまった。
 昨夏の衆院選マニフェストは「役割を終えた租特は廃止」としていたが、参院選では表現を強め、財源捻出を加速したい考えだ。


 ナフサ免税、住宅ローン減税、企業の試験研究費の特別控除、中小企業投資促進特別控除など、廃止したらかなりの影響が出そうな物もあるんだが、本当に全廃に突っ走るんだろうか。



無能、無策、無恥 (2010 5/9 0:00)

 昨日、赤松について「5/10には秋田に出張することになってるらしいが」と書いたが、農水省のサイトによれば、秋田出張は取りやめて、宮崎に行くことにしたらしい。おせぇよ、バカ。カストロの弟と会ってる場合じゃなかったろ。
 だいたい、宮崎に行く前に、農家への補償や消毒液の手配の方に力を注げよ。赤松がノコノコ宮崎に行くせいで、宮崎県知事も担当官吏も、クソ忙しいのに受け入れをせねばならん。というか、8日に帰国してるんだから、とっととやることをやればいいのに、8日は栃木の民主党候補者の後援会の結成会に出席していた、という話もある。事実だとすれば、どこまでもクズ。

 赤松がやることはただ一つ。官僚に「適切に対処しろ」と命令するだけ。これだけで、有能な官僚がきちんと動いてくれる。赤松は、邪魔さえしなければいい。



今日も暴落 (2010 5/8 0:00)

 7日も資産3%減。ギリシアでデモかましている輩に殺意を……。まぁ、今朝ダウの「マリアナ海溝」っぷりを見た段階では、もっと下げると思っていたんで、悲壮感よりも安堵感の方が強いんだが。

 ギスギスした気分で週末を迎えるわけにもいかない。ゆえに、これでも聴いて成仏しようかと思う。
YouTube - ゴスペル風「般若心経」つのだ☆ひろ(コメ付)


無策の政府 (2010 5/8 0:00)

口蹄疫に関する追加対策を政府に申し入れ 口蹄疫対策本部(5/6自民党)
 口蹄疫対策本部は6日、宮崎県内で感染が拡大している口蹄疫に関する追加対策をまとめた。同日、同本部事務局長の宮腰光寛農林部会長らが、松井孝治内閣官房副長官と山田正彦農林水産副大臣にそれぞれ申し入れを行った。同対策本部が口蹄疫対策を政府に申し入れるのは3回目となる。追加対策は、(1)九州全域への感染拡大を防ぐため一定区域内の自衛的全頭殺処分を行う(2)今後2週間程度、自衛隊増派も含めた24時間体制での万全なチェック体制をとる(3)家畜防疫員・獣医師並びに殺処分の際の作業補助員を大幅に増員する(4)殺処分および埋却・消毒の順番は発生順にとらわれず早急に行う(5)殺処分され埋却する前の家畜の緊急的な一時保管施設として保冷コンテナを活用する(6)宮崎県内の牛の精液の生産管理施設周辺の感染防止対策を徹底する―の6項目。5月5日の時点で、宮崎県内で口蹄疫感染が確認された家畜は3万3985頭(牛2917頭、豚3万1068頭)にのぼっている。

 3回目の申し入れをしなければならないほど、政府は何もやっていない。赤松農水相が帰ってくるのは土曜日。5/10には秋田に出張することになってるらしいが。
 口蹄疫が収束することを望むのだが、収束したらしたで、バカ政府が自分の手柄のように吹聴するかと思うと、腹立たしい限り。それでも、病気が全国規模になるよりは遙かにマシであるのだけど。



大暴落 (2010 5/7 0:00)

 ユーロの影響を受けやすいソニー株主としては、ギリシア人の暴動には腹立たしさしか覚えないのです。6日には資産が3%減りました。ユーロ安がさらに進んでいるようで、明日も一段下がるんでしょう。まぁ1年前に比べれば資産8割増だから、まだ傷は浅いんだが……ギリシア問題が早く解決するよう祈るのみです。たのむわ、ギリシア人、大人しく財政再建に励んでくれ。


誹謗中傷の類 (2010 5/7 0:00)

 個人ブログはあまり批判の対象にはしたくないが、あまりにも酷いので。

無能のひと(「或る浪人の手記」5/6付エントリ)
(宮崎放送の記事引用後)
 記事の最後の方で、ちょろっとだけ出て来てはいるものの、予想通りと言うか何と言うか、見事なまでに仕事していないねえ、宮崎のハゲ。
 カスゴミ曰くの「総理に相応しい政治家NO1」のハゲとの会談とかには意気揚々と臨む癖に、本来やるべき仕事の段となると、感心するくらいに目立たない。
 所詮、パフォーマンスだけが取り柄の淫行ハゲだから仕方ない訳だけど、この程度の分際で、「手前を痴民党の総裁にしろ。そうすれば勝てる」とかほざいていたのだから、鼻で笑うしか無い。
 まあ、無能政府も悪い訳だが、地方分権を謳っている癖に、その無能政府に縋るくらいしか何も出来ないハゲには、やっぱり、県知事なんて仕事は無理だったんだと思うね。
 やっぱり、電波芸人は電波芸人らしく、カメラの前で芸だけやってるべきなんだ、と。
 この、非常時に何も出来ないハゲの醜態を見て、タレント痴痔だのタレント議員だのが少しでも減ってくれると、ありがたい限りだ。


 ハゲだの無能だの言いながら、「仕事をしていない」ことの根拠を何一つ提示していない。農家への保証や自衛隊へ出動要請など、県としてできる限りのことはやっていると思うのだが、この浪人とか言う輩は「何もしていない」と断言している。地方分権も地方への財源移譲も進んでいない現状で、「地方分権を謳っている癖に、その無能政府に縋るくらいしか何も出来ない」と批判することがいかに筋違いか理解できていないまま、そして「感心するくらいに目立たない」のはテレビ出演をキャンセルして口蹄疫対策に全力を挙げているんだという想像力も働かぬまま、ひたすらに東国原知事を罵倒する。批判ではないね、問題とは無関係な身体的特徴をあげつらうのは。

 「タレント知事=無能」という固定観念で思考停止しているから、是々非々の判断ができない。それ以前に、根拠も無しにハゲだ何だと罵倒する辺り、人として最低限の常識もわきまえていない。
 タイトルの「無能の人」というのは、自分のことだね。ついでに、「非常識」というのも付け加えると良いと思うよ。



The Frozen Tears of Angels (2010 5/6 0:00)

 RHAPSODY OF FIREの4年ぶりの新作。



YouTube - RHAPSODY OF FIRE - Sea Of Fate
(予算無いのがよく分かるダサいPVだが。他の曲もYouTubeにあるが、レコード会社が関わった物ではないので削除される恐れ有り)

 前作「Triumph of Agony」が、ミドルテンポの曲が多く消化不良気味だったのに対し、今回はスピードチューンが目白押しで、バンドの長所が前面に出ている。
 「Sea of Fate」からノックアウト、そこから6曲目までの畳みかけは凄まじい。「Reign of Terror」のブルータルなヴァース・ブリッジと美しいコーラスの対比は素晴らしい。「On the Way to Ainor」のサビは大合唱モノだし、「The Frozen Tears of Angels」の壮大さも本編のラストを飾るに相応しい。イタリア語の「Danza di Fuoco e Ghiaccio」は、民族音楽的な雰囲気が心地よい(訳詞がないので何歌ってるか分からないのが哀しい。タイトルが「炎と氷のダンス」というのは分かるが)。

 前作、前々作に見られた大仰さは少し引っ込み、比較的シンプルな造りになっているが(それでも普通のバンドに比べればじゅうぶんシンフォニックであるが)、それによって生じた荒々しさが曲調とマッチして、良い方向に作用している。
 
 今回、ドラムのツーバスの音が、輪郭がはっきりしていて拙者好み。


欠点の多重奏 (2010 5/6 0:00)

 今までにも、鳩山並に安全保障を理解していない総理はいただろうし、鳩山並に発言がぶれる総理はいただろうし、鳩山並に理想論に走る総理もいただろう。鳩山並に他人の意見に左右される総理もいただろうし、鳩山並に取り巻きに恵まれていない総理もいただろう。

 恐ろしいのは、鳩山は、それら欠点の全てを併せ持っているという点。そして、欠点を補うような長所が何一つ存在しない点。総理として褒められる点は、何一つ無い。
 さらに言えば、ふつうはその欠点は隠そうとするものなのに、自身の無知と無恥を隠そうともしないのは、上に立つ人間としては許されざる欠点である。「海兵隊が抑止力として意味ある存在とは知らなかった」なんて、「私はバカです」と宣言したようなもの。トップに立つ人間がバカを自称するのは、本人の恥のみならず、彼に率いられる人間全ての恥となる。鳩山は、自身を貶めるのみならず、日本人全てを貶めた。

 政治家、総理として問題あるだけでなく、人間としてもかなり問題のある人物。「いい人」なのかもしれないが、「悪意のない悪人」ほど厄介な存在は無いわけで。



続・21世紀の精神異常者 (2010 5/4 22:00)

首相、沖縄負担軽減で米の理解度疑問視?発言(5/4読売)
 鳩山首相は沖縄県宜野湾市で開いた4日の住民との対話集会で、沖縄の基地負担の軽減について、「オバマ大統領として、あるいは米国がどこまで理解しているか、まだ判断がつかない」と発言した。
 「『沖縄の負担を軽減させるために協力してもらいたい』と(米側に)言ってきた」と強調した後に飛び出した。米側の沖縄に対する取り組みに疑念を呈したとも受け取られかねず、今後波紋を呼ぶ可能性がある。


 たった1日で、(自民党時代なら)内閣が吹っ飛ぶような失言を幾つしでかしたのやら。てか、これはシャレにならない。アメリカが「あぁ、あの馬鹿の発言だからまともに相手しないよ」と言ってくれることを望む。我が国の首相をバカにされる方が、日本という国を疑われるより遙かにマシ。


21世紀の精神異常者 (2010 5/4 20:00)

「最低でも県外」党の考えではない…首相(5/4読売)
 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場移設問題で、同県を訪問中の鳩山首相は4日午後、移設先について「最低でも県外」と発言したことについて、「公約というのは選挙時の党の考えということになる。私自身の代表としての発言だ」と述べ、党の公約ではないとの考えを示した。
 稲嶺進・名護市長と会談後、記者団の質問に答えた。
 地元記者から「県外施設が困難な理由として日米同盟や抑止力の重要性を強調していたが、認識が浅かったのではないか」と問われたのに対し、首相は「海兵隊そのものは抑止力として沖縄に存在する理由にならないと思っていたが、学ぶにつけ、駐留米軍全体の中で海兵隊は抑止力として維持されるという考えに至った。『(認識が)浅かった』と言われれば、あるいはその通りかもしれない」と認めた。
 今回の沖縄訪問について、首相は「もっと早く来いという(県民の)気持ちも含めておわびにうかがった」とした上で、「大変厳しい1日だった。『最低でも県外』との思いは、ほとんどの方からうかがい、厳しさを改めて実感した。私の考えはなかなか理解されなかったが、対話できて、(沖縄に)来て良かった」と感想を述べた。


 党の代表が大々的に宣言して選挙戦に挑んだのであれば、その発言は「党の考え」と受け止めるのが自然だ。党の考えと一致していない党代表の言葉など、存在しないと考えるのが自然であるし、しかも安全保障の重要案件に関わる分野での発言で、党代表がそんな軽々しい発言をするとは、普通は予想もしない。鳩山のこの言葉は、「勝手に公約だと思い込んだ国民が悪い」と言ってるようなものであり、国民に対する背信行為以外の何者でもない。
 「批判されるべきは、党ではなく自分である」という自己犠牲の精神に拠る発言と見ることもできるが、むしろここは、自身の発言の重さに思いが至らない無責任&蒙昧ぶりを示していると見るべきだ。
 本当に自己犠牲精神を持っているなら、この言葉は、自分の職と引き替えに現行案への回帰を決定するときに使うべきもの。数日中に辞職発表しないのなら、口から出任せのいつもの妄言である。

 というか、政府間の合意を、個人の思いでひっくり返すなど、常軌を逸している。これほど人をバカにした話はない。アメリカが激怒しても当然だ。

 そもそも、「普天間基地の国外への移設」は、民主党の考えとしてまとめられている。
http://www.dpj.or.jp/news/files/okinawa%282%29.pdfには、「民主党は、日米安保条約を日本の安全保障政策の基軸としつつ、日米の役割分担の見地から米軍再編の中で在沖海兵隊基地の県外への機能分散をまず模索し、戦略環境の変化を踏まえて、国外への移転を目指す。」と書いてあるんだが。いまさら党の考えではないと言われても、な。


 ふつうの総理なら、自分の首と引き替えに何か決断をしたのかと読み取るところだが、古今無双のバカだから、たぶんそれほど大きな意味はない。だって、記事の後半には「海兵隊そのものは抑止力として沖縄に存在する理由にならないと思っていたが、学ぶにつけ、駐留米軍全体の中で海兵隊は抑止力として維持されるという考えに至った。」というバカ全開の発言が紹介されているから。オノレが無知であることを知らずに高邁な理想論をぶつのは、もはや犯罪であるな。



口蹄疫 (2010 5/4 0:00)

 口蹄疫の話、殆どメディアで見かけないんだが、私の目が節穴なだけか?自民党議員や東国原知事のブログやツイッター、2ちゃんの該当スレとかは大騒ぎなんだが、そこが騒ぎ過ぎなだけか?

 自民の口蹄疫対策本部の記者会見、記者席はガラガラ(口蹄疫対策本部記者会見(2010.4.30)‐ニコニコ動画(9))。政府がしっかり対応しているのなら、たしかに、この自民党による対策本部の記者会見は、重要でないと見ることは可能だ。しかし、地元が「消毒液が足りない」と訴えているように、政府の対応はじゅうぶんな物ではない(逆に、消毒剤が足りないのに、きちんと配布したとウソを広報しているクズ政府)。つまり、メディアが、この問題を大した問題ではないと見ているわけだ。

 自民党が危機感を煽りすぎなのか。メディアが問題を理解できていないのか。数日すればどちらが正しいかは分かるが、その時には事態はいっそう深刻な物になっている可能性もある。現地の人たちの努力が報われますように。

 国民が求める情報をきちんと提供するのがメディアの役割であるはずなのに…。


鯉のぼり (2010 5/4 0:00)

 岐阜県可児市の御嵩クレーンという会社。2台のクレーン車それぞれ、30mくらいの高さにロープを引き上げ、そこにそれぞれ10匹ほどの鯉のぼりを泳がせていた。まわりに高い建物がないので、なかなかに壮観。粋な計らいである。
 写真はないので、「クレーン 鯉のぼり」で検索かけて、似たような写真で雰囲気を掴んでくださると吉。



政権担当能力皆無 (2010 5/3 0:00)

 世の中ゴールデン・ウィークで浮かれているというのに、風邪をひいてしまった。うかつ。
 
■ 口蹄疫対策について政府に申し入れ 口蹄疫対策本部(4/30自民党HP)
 口蹄疫対策本部は30日、宮崎県で感染が確認された口蹄疫対策をまとめ、同日、舟山康江農林水産大臣政務官と松井孝治内閣官房副長官にそれぞれ申し入れを行った。同対策は、同本部長を務める谷垣禎一総裁らによる現地視察を踏まえてまとめられたもので、防疫対策など42項目が盛り込まれている。同本部事務局長の宮腰光寛農林部会長は記者会見で「政府の初動態勢の遅れが原因で現場が混乱している。防疫に努めている現地関係者の体力も限界にきている。また、口蹄疫の封じ込めに全力を注がなくてはならないときに、農水大臣は外遊に出ている。自民党政権時代にはありえない話だ」と述べた。30日までに口蹄疫感染の疑いのある事例は12例確認されており、豚やヤギなど他の動物への感染や、他県への拡大の可能性も強まっている。

 地元の畜産農家や役場は大混乱だというのに、担当大臣は外遊、政府はまったく対処せず。政府が動かず、野党が中心になって働いているって、どこの後進国だ。「友愛」とか「コンクリートから人へ」とか、口先だけ。まさか、韓国のと同タイプの口蹄疫だから騒ぎを大きくしないように配慮しているわけではあるまいが。

 というか、発生からかなり経っているのに。本当に自民党のいうように政府が無策を続けているとしたら、病気の拡がりは取り返しの付かないレベルに達している可能性もあるのではないか。メディアがあまり情報を流していないから、詳しいことが全く分からないんだけども。

 つくづく、自民党政権って、まがりなりにも「最低限の義務」は果たしていたんだなと再確認。これで東海地震が来たら、うちらは酷い目に遭いそうだ。



感情的かねぇ (2010 5/1 0:00)

 小沢を起訴相当と判断した検察審査会の議決要旨を引用しておく。
 「感情的な意見」「感覚や感情を前面に出している」という批判を見かけるが、じゅうぶん論理的な文章だと私は思うんだが。法的に追及するのは難しい、というのはその通りだと思うが、明らかに通常の資金管理のあり方でないのは確かで、背後に何か良からぬ意図があると判断するのは、感情的ではなくじゅうぶん合理的な判断ではないか。
 小沢擁護の感情や、検察審査会を胡散臭く思う先入観があるから、「情緒的な文章」と感じてしまうんだろ、と思うのだが、まぁ、向こうからすれば、「お前は小沢を悪人だと思ってるから、論理的に見えるんじゃないか」ということになるんだろう。

小沢民主党幹事長「起訴相当」議決の要旨(4/27読売)
 小沢一郎・民主党幹事長に対する東京第5検察審査会の議決の要旨は次の通り(敬称略)。

 被疑者 小沢一郎
 不起訴処分をした検察官 東京地検検事 木村匡良
 議決書の作成を補助した審査補助員 弁護士 米沢敏雄
 2010年2月4日に検察官がした不起訴処分(嫌疑不十分)の当否に関し、当検察審査会は次の通り議決する。

 【議決の趣旨】
 不起訴処分は不当であり、起訴を相当とする。

 【議決の理由】
 第1 被疑事実の要旨
 被疑者は、資金管理団体である陸山会の代表者であるが、真実は陸山会において04年10月に代金合計3億4264万円を支払い、東京都世田谷区深沢所在の土地2筆を取得したのに、
 1 陸山会会計責任者A及びその職務を補佐するBと共謀の上、05年3月ころ、04年分の陸山会の収支報告書に、土地代金の支払いを支出として、土地を資産として、それぞれ記載しないまま総務大臣に提出した。
 2 A及びその職務を補佐するCと共謀の上、06年3月ころ、05年分の陸山会の収支報告書に、土地代金分が過大の4億1525万4243円を事務所費として支出した旨、資産として土地を05年1月7日に取得した旨を、それぞれ虚偽の記入をした上で総務大臣に提出した。

 第2 検察審査会の判断
 1 直接的証拠
 (1)04年分の収支報告書を提出する前に、被疑者に報告・相談等した旨のBの供述
 (2)05年分の収支報告書を提出する前に、被疑者に説明し、了承を得ている旨のCの供述
 2 被疑者は、いずれの年の収支報告書についても、その提出前に確認することなく、担当者において収入も支出もすべて真実ありのまま記載していると信じて、了承していた旨の供述をしているが、きわめて不合理、不自然で信用できない。
 3 被疑者が否認していても、以下の状況証拠が認められる。
 (1)被疑者からの4億円を原資として土地を購入した事実を隠蔽(いんぺい)するため、銀行への融資申込書や約束手形に被疑者自らが署名、押印をし、陸山会の定期預金を担保に金利(年額約450万円)を支払ってまで銀行融資を受けている等の執拗(しつよう)な偽装工作をしている。
 (2)土地代金を全額支払っているのに、土地の売り主との間で不動産引渡し完了確認書(04年10月29日完了)や05年度分の固定資産税を陸山会で負担するとの合意書を取り交わしてまで本登記を翌年にずらしている。
 (3)上記の諸工作は被疑者が多額の資金を有していると周囲に疑われ、マスコミ等に騒がれないための手段と推測される。
 (4)絶対権力者である被疑者に無断で、A、B、Cらが本件のような資金の流れの隠蔽工作等をする必要も理由もない。
 これらを総合すれば、被疑者とA、B、Cらとの共謀を認定することは可能である。
 4 更に、共謀に関する諸判例に照らしても、絶大な指揮命令権限を有する被疑者の地位とA、B、Cらの立場や上記の状況証拠を総合考慮すれば、被疑者に共謀共同正犯が成立するとの認定が可能である。
 5 政治資金規正法の趣旨・目的は、政治資金の流れを広く国民に公開し、その是非についての判断を国民に任せ、これによって民主政治の健全な発展に寄与することにある。
 (1)「秘書に任せていた」と言えば、政治家本人の責任は問われなくて良いのか。
 (2)近時、「政治家とカネ」にまつわる政治不信が高まっている状況下にもあり、市民目線からは許し難い。
 6 上記1ないし3のような直接的証拠と状況証拠があって、被疑者の共謀共同正犯の成立が強く推認され、上記5の政治資金規正法の趣旨・目的・世情等に照らして、本件事案については、被疑者を起訴して公開の場(裁判所)で真実の事実関係と責任の所在を明らかにすべきである。これこそが善良な市民としての感覚である。よって、上記趣旨の通り議決する。
          ◇ 
 要旨中のAは小沢氏の元公設第1秘書・大久保隆規被告、Bは陸山会元事務担当者で衆院議員の石川知裕被告、Cは同会元事務担当者の池田光智被告