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どこの国の総理だ? (2009 10/31 0:00)

 あまり使いたくない言葉なのだが、ここまで来ると、国賊とか売国奴と呼びたくなる。

鳩山首相、反捕鯨後押し? 蘭首相に「クジラ肉大嫌い!」(10/30産経)
 鳩山由紀夫首相が、反捕鯨国として知られるオランダのバルケネンデ首相との会談で、日本の捕鯨問題に絡み、「私はクジラ肉は大嫌いだ」と発言していたことが30日、分かった。調査捕鯨活動を直接否定したわけではないが、再び活発化しつつある世界的な反捕鯨の動きを後押ししかねない危うさをはらんでいる。
 鳩山首相は26日、首相官邸でバルケネンデ首相と会談した際、米環境保護団体「シー・シェパード」がオランダ船籍の抗議船を使い、日本の調査捕鯨船の活動を妨害していることについて「旗国としてしっかり対処してほしい」と要請。捕鯨に関する両国の考え方の相違に言及しながらも「クジラ肉は大嫌いだ」と強調した。
 関係者は「首相は相手の考えに合わせて共感を示そうとした」と説明するが、鳩山首相は民主党幹事長時代の昨年6月、やはり反捕鯨国であるオーストラリアのスミス外相と会談した際も「実は今朝、家内(幸夫人)の手料理にクジラが出た。私はクジラを食べない主義なので拒否した」と述べている。地元の北海道苫小牧市や室蘭市などでホエールウオッチングを観光資源とする動きがあることにも配慮しているようだ。
 日本は世界でも例をみない多種多様なクジラ料理と文化を有しているが、捕鯨制限・禁止の潮流の中でその消失が危惧(きぐ)されている。今年は和歌山県太地町のイルカ漁を批判したドキュメンタリー映画「The Cove(入り江)」が米サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、世界的に反捕鯨の動きが活発化しつつあることもあり、政府内からも「捕鯨国、日本の首相として甚だ軽率だ」との声が上がっている。


 自分の立場を考えずに発言するバカ総理。
 水産庁が国際会議で孤軍奮闘頑張っているというのに、後ろからバズーカをぶっ放して味方を吹き飛ばすような真似。

 しかし民主党時代とはいえ、「家内の手料理にクジラが出たがクジラを食べない主義なので拒否した」ってのは、どうかと思うんだが。事実なら旦那のことを理解していないバカ嫁ということになるし、リップサービスゆえのウソとすれば、そのあまりのウソの下手っぷり(朝から旦那の嫌いな鯨料理?あり得ねぇ!)に頭が痛くなる。

 何らかのビジョンを持って政治活動をおこない、その結果日本に害を為してしまう…というのなら、(勘弁しては欲しいが)まだ分からないでもない。しかし鳩山は、耳当たりのいい言葉を並び立て、人から褒められたいだけで、何のビジョンも持っていないくせに、国に害を為す行動ばかりとっている。。村山富市より無能だし、近衛文麿並みに軽佻浮薄だ。

 バカが調子に乗って浮かれている姿ほど、見苦しい物はない。



これがあと4年 (2009 10/30 0:00)

 盧武鉉政権を耐え抜いた韓国人に、敬意を表したくなってきている。

 何を質問しても、「自民が悪い」「前政権が悪い」「あなた方には言われたくない」「きちんとやっていきます」「マニフェストは守ります」としか言わない。あげくは、「一時的なバラマキ」に対する批判を「理解できない。誹謗中傷だ」と(ニッカンスポーツの記事)。まったく質問に答えていない、というか、会話にすらなっていない。
 いつになったら具体的な話が聞けるのか。環境税とか外国人参政権とか、そういうどうでもいい物ばかり具体化していって、景気対策は何ら具体的な話が出ていない。

 それでいて、目線が日本人に向いていないように思われるというのが、救いようのないところ。カリナスターの特攻事故についても同様。

首相「日韓関係に配慮を」 護衛艦衝突事故、防衛相と会談(10/28日経)
 鳩山由紀夫首相は28日、国会内で北沢俊美防衛相と会い、海上自衛隊の護衛艦と韓国船籍のコンテナ船の衝突事故に関する報告を受けた。韓国籍船が海上保安庁の指示に従い航路を変更していたことを踏まえて首相は「日韓関係にいささかでも差し障りがあるようなことにならないようなことが大事だ」と慎重な対応を指示した。
 海上保安庁は同日、事故が起きた関門海峡をレーダー監視している海上交通センターの管制官が、韓国籍船が前方の貨物船を追い越す際に護衛艦の航路に近づく形で追い越すよう指示していたことを明らかにしている。


 日韓関係に仮に影響が出そうなら、事実をねじ曲げろとでも言うのか、この男は。
 たしかに、自衛隊側に何の落ち度もないのに、「三方一両損で」とかわけの分からんことを言いながら、賠償請求を有耶無耶にするとか、やりかねない男ではある。

 ちなみに、この記事では海保に問題があるような書き方がされているが、事実はだいぶ明らかになってきている。

コンテナ船、追突避けようと急旋回…護衛艦事故(10/29読売)
 海上自衛隊の護衛艦「くらま」とコンテナ船の衝突事故で、コンテナ船は前方の貨物船に約2倍の速度で近づき、追突寸前になっていたことが、第7管区海上保安本部(北九州)の調べでわかった。
 コンテナ船は、貨物船を避けようとして左へ急旋回してほぼ真横を向いた状態になり、対向する航路を進んできたくらまとぶつかったという。
 7管が分析したコンテナ船、貨物船のAIS(船舶自動識別装置)データなどによると、貨物船は約6ノット(時速11キロ)で東方向へ航行し、コンテナ船はその約2倍の12〜14ノット(同22〜26キロ)で進んでいた。
 貨物船は、海上保安庁の関門海峡海上交通センターから無線で「コンテナ船が接近している」として右側へ寄るよう促された。貨物船はかじを切った際に減速し、コンテナ船が追突しそうになったという。
 7管幹部によると、コンテナ船はくらまと衝突した衝撃で停止したが、衝突しなければ山口県下関市側に座礁した可能性もあったという。
 7管は、コンテナ船の操船に問題があったとの見方を強め、業務上過失往来危険容疑で乗組員らから事情を聞いている。
(2009年10月29日15時26分 読売新聞)




納得 (2009 10/29 0:00)

<名探偵コナン>2代目毛利小五郎は“ジャック・バウアー” 小山力也が神谷明の後任に(10/28毎日)
 アニメ「名探偵コナン」(読売テレビ・日本テレビ系)で、声優の神谷明さんが演じていた毛利小五郎役の後任を、海外ドラマ「24」のジャック・バウアーなどを演じた声優の小山力也さんが務めることが、28日発売の「週刊少年サンデー」(小学館)で明らかになった。(以下略)

 拙者は夏休みなどの再放送でやってるコナンをたまに見たことがある、という程度の者だが…ただ、神谷明に代わる人間などなかなかいないだろうと思っていた。しかし、意外に「それなら納得」という人選がおこなわれた。考え得る最良の選択肢では無かろうか。
 

環境税 (2009 10/29 0:00)

化石燃料全般に環境税を適用へ 小沢環境相(10/28日経)
 小沢鋭仁環境相は28日の記者会見で、30日に提出する2010年度の税制改正要望に地球温暖化対策税(環境税)の創設を盛り込む考えを表明した。二酸化炭素(CO2)排出を抑えるため、ガソリンや軽油、石炭など化石燃料全般に課税する内容にする。
 環境相は「税制全体のグリーン化が必要だ」と述べ、住宅の断熱化やエコカーの購入を促す減税措置などと合わせて要望する方針も明らかにした。具体的な税率などは11月に提示する。


 これ、税のかかる範囲と税率によっては、日本経済へのとどめの一撃になるぞ。
 プラスチック、洋服、ゴム製品、合成洗剤…ありとあらゆる製品が化石燃料を原料としているし、すべての製品の輸送には化石燃料が消費されている。農業でも、温室栽培では大量の灯油を使うし、畜産や酪農でも燃料は必要、漁業でも重油を船の燃料にしている。世のありとあらゆる製品、サービスが、少なくとも環境税の分だけ値上げされるだろう(「少なくとも」と言ったのは、流通経路によっては「環境税の負担が二重、三重に響いてくる場合があり、そうなれば負担増は環境税の何倍にもなるからだ)。

 税収アップどころか、経済が縮小して税収が減るだろうし、経済の落ち込みで生活保護などの社会保障費が激増しそう。まぁ、経済の縮小で、確実にCO2排出量は減るから、たしかに目的にはかなっているとは言えるけど。


矛盾 (2009 10/29 0:00)

農相のWTO欠席、「無責任」 民主党有志(9/4日経)
 民主党の小平忠正、原口一博両氏ら有志は4日、石破茂農相がインド・ニューデリーでの世界貿易機関(WTO)の非公式閣僚会合を欠席したことについて「職務放棄であり、無責任」と批判するコメントを発表した。農相は政権交代が確実であることを理由にしているが、小平氏らは「(日本にとって不利な)昨年会合の内容が再確認されることをおそれたからで、敵前逃亡だ」と強く非難した。

藤井財務相、G20欠席へ(10/27産経)
 藤井裕久財務相が11月6、7日に英スコットランドで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に欠席する意向であることが26日、分かった。
 開会中の臨時国会での対応に専念するため。野田佳彦財務副大臣が代理で出席する見通し。11月のG20では、世界経済の不均衡是正に向けた取り組みや景気の現状認識などが議論される。


 どう整合性がとれるのか、民主党には是非教えていただきたいもんだ。
 まぁ行かない方が良かったりもするが。


韓国船特攻事件 (2009 10/29 0:00)

 韓国籍のコンテナ船が海自の護衛艦鞍馬に特攻した事件…と言ってもいいだろう。朝日の記事によれば、韓国人船長自身が「前を走る船を追い越そうとしたときにぶつかった。前から(護衛艦が)来ているのはわかり、早めにかじを切ったがぶつかった」と言っており、どう考えても韓国船の方が分が悪い。後になって韓国船側は「船長からの報告書では、関門地域の管制室に前の船を右から追い越すと伝えたら、『左を追い越せ』と指示が出た。左に向きを変えたら、衝突した」と責任転嫁しているが、関門海峡で追い越し指示などあり得ず、事実とは思えない(これも朝日の記事による)。仮に「右へ行くな」と言われたとしても、それは「岸に寄りすぎるな、座礁するぞ」という意味であろうし、護衛艦にぶつかりそうになってもなお左へ舵を切り続けるのは、やはり判断ミスといわねばなるまい。

 とりあえず、関門海峡で追い越しかける(しかも左側へ)というのがまずドアホウ。車1.5台分しか通れない曲がりくねった山道で追い越しかけるくらい、バカな行為だ。
 あそこは狭いところだと、500mくらいしかないし、渦潮が発生するくらい潮の流れのきつい海峡。ヘタしたら利根川河口より狭いんじゃないか…と思って調べてみたら、本当に利根川河口より狭い場所があった。

 映像見る限り、鞍馬はかなり岸によって避けようとしていたようで、どう考えても韓国船の方に問題有り。事故原因が判明したら、とっとと修理費の賠償を要求するが吉。



ニンジン日記 (2009 10/28 0:00)

 3つのプランターに合計60本ものニンジンがいるので(密集させた状態でもどれだけ育つか試したかった)、一気に収穫せず、成長している物から順番に掘っていくことにした。プランターで底が浅いせいか、長さ10cm未満の物ばかり。ただ、太さや形、固さは問題が無く、初挑戦にしては、上々のできばえと自画自賛。香りが非常に強いが、ニンジン好きゆえに、嫌みな匂いとは感じないので問題なし。

 そろそろ、ニンジンが終わった後のことを考えねば。来年3月末にはジャガイモを植えるが、それまで休耕とするか、簡易ビニールハウスを造って三つ葉か何かでも育てるか。


また元官僚 (2009 10/28 0:00)

民営化で更迭の元局長、郵政改革推進室長に“復権”(10/27読売)
 政府は27日、郵政民営化見直しを担当する内閣官房郵政改革推進室(郵政民営化推進室から名称変更)の室長に、同日付で元総務審議官の清水英雄・ゆうちょ財団理事長を起用する人事を発表した。
 清水氏は旧郵政省出身の元キャリア官僚で、小泉内閣時代の2005年5月、郵政民営化関連法案に非協力的だったことなどが問題視され、郵政担当の「郵政行政局長」から事実上更迭された経歴を持つ。郵政民営化の見直しなど、小泉構造改革路線からの転換を掲げる鳩山内閣の発足に伴い、“復権”を果たした形だ。
 平野官房長官は同日の記者会見で「郵政改革の経緯と中身を一番よく知っている」と起用の理由を説明し、「(郵政を)国営に戻すということでは決してない」と述べた。
(2009年10月27日20時18分 読売新聞)


 どう言い訳をしようとも、言っていることとやっていることが違うという批判は免れない。
 民主党の言行不一致は郵政絡みで著しいが、国民の批判が強まれば、全部亀井のせいにして斬り捨てようという魂胆なのか。参院で過半数とれれば国民新党なんてお払い箱だろうし。


向いてる方向が違うぞ (2009 10/28 0:00)

お言葉見直し発言で岡田氏「首相に迷惑かけた」(10/27産経)
 岡田克也外相は27日の記者会見で、国会開会式での天皇陛下のお言葉の見直しを検討するよう求めた発言について「陛下のお言葉に異を唱えたように受け取られ、誤解されたことで、鳩山由紀夫首相に迷惑をかけた。閣僚として真摯(しんし)に受け止めなければならない」と陳謝した。
 ただ、「(お言葉の原案を内閣官房で検討する際に)もう少し違う表現が、少なくとも案としては検討されてもいいのではないか」とも強調した。


 鳩山には謝ってるけど、宮内庁や陛下には謝罪してないんだよな、こいつ。



所信表明演説 (2009 10/27 0:00)

第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説

 相変わらず中身のない世迷い言ばかり。どこかで見た「シュレディンガーの鳩」という表現は言い得て妙。
 まぁ抽象論ばかりの所信表明演説は鳩山さんに始まったことではないが、綺麗事ばかりがちりばめられているという意味では、過去に例がない鳩山さんらしい演説ではあった。政権誕生から40日以上も経っているのだから、もうちょい具体的な話が出てくると思っていたのだが…まぁ期待するのが愚かか。

 とりわけ、経済政策に無策なのは、この時期には非常に痛い。バブル経済の真っ只中なら、まだ民主政権が遊ぶ余地はあったかもしれないが、今の状況では、年を越せない人が大量に発生する可能性があるし、世界経済が持ち直す中で日本だけが取り残される危険性が高い(というか、主要市場の指数を見れば現にその状態である)。今さら「貸し渋り対策」とか言ってるが、それは麻生さんの時に既に実施されていた施策なわけで、補正予算を止めたくせに、出てきた経済対策はそれかい、と頭が痛くなる。

 たしかに母子加算の復活や日本郵政の社長人事など、「全く何もしていない」わけではないが、そもそもやる必要があることなのかどうかが疑問だし、他方で「中止した施策」が無数にある。麻生政権の実施した政策を多数中止したが、それを補うような施策は何も為されていない。この一ヶ月の間にやれたこと、為されるはずだったことを考えると、鳩山政権を評価することはできないし、「まだ一ヶ月しか経っていないから」と擁護することもできない。
 

 内政に関しては、予算を止める以外の仕事を何もしないことで日本にダメージを与えている鳩山政権。一方、外交に関しては、能動的に対米関係をギクシャクさせている。

 普天間基地の移設問題では、かつての約束をひっくり返すような言説を吐いたり、名護市長選の行方を見極めてから結論を出すとしたり、かと思えばけっきょくは今までの約束どおりに進めるようなことを言ったり。外交政策が行き詰まっているオバマに、インド洋での給油活動も継続しないということで、「同盟国日本にさえ袖にされるオバマ」という評価を加えてさらに追いつめたり。これじゃぁオバマは日本に来る意味が無かろう。挙げ句の果てに、岡田外相はアメリカに「核の先制不使用」を持ちかけるなどとバカなことを言い出す始末。
 「対等な日米関係」というのなら、集団的自衛権にも触れねばならないのに、そこは完全にスルー。言ってみれば、親の庇護の下にあるのに粋がってみせる思春期の反抗と同様。左巻きは「アメリカに毅然とした態度を」と言うが、戦っても勝てない大国相手に、(きちんとした戦略の上でならまだしも)無策でいきがるのは、左巻きが言うところの「戦前の日本の姿」ではないのか。

 ASEANにも鳩山は出張っていたが、そこでも「東アジア共同体」などと世迷い言を繰り広げていた。「アメリカを加える」だの「加えない」だの言っているが、けっきょくASEANやAPECと何の違いがあるのか、全く分からない。東南アジアの国々が歓迎?彼らとしては、「鳩山が何を言っているかは理解不能だが、日本が何か資金援助をしてくれるなら儲け物だわな」といったところじゃないか。さっそくインドネシアへの4億ドル借款が決まったようだし。


 国会が機能し始めて、論戦の中で現実味ある施策に移行していくことを心から願っているが……テレビの「大本営発表」が続く限り(新聞はまだ批判記事が出ているからマシ)、自民党がいくら批判しても「揚げ足取り」扱いされるだろうから、しばらくは民主のやりたい放題が続くんだろう。
 民主に期待したい気持ちは、(批判ばかりしておいて何だが)私だって持っている。日本の政治が悪くなることを望むわけがない。しかし、現時点では、政権交代のメリットは殆ど無く、デメリットばかりが噴出している。鳩山政権がきっちり仕事してくれなければ困る、だから批判している。


鳩献金 (2009 10/27 0:00)

 ついでにこの件。

元秘書「匿名献金は首相資産」 虚偽記載問題(10/26中日)
 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、元公設第一秘書(解雇)が、「故人献金」などの虚偽献金分だけでなく、「5万円以下の匿名献金も、大半は鳩山首相の個人資産を充てていた」と、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対して説明していることが分かった。
 収支報告書の基になる会計帳簿には、政治資金規正法で記載が義務付けられている匿名献金者の実名がほとんど記載されていないことも判明。虚偽献金の原資には、鳩山首相やその親族らの資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)の管理している資金を充てることもあったという。
 関係者によると、元秘書は、鳩山首相の政治資金を管理する立場にあり、「資金が足りなくなると、鳩山首相が管理していた資産を預かったり、首相に事情を話した上で、六幸商会から必要な資金を引き出していた」と説明。六幸商会から引き出した資金は「首相個人の資産で、親族分は含まれていない」と話しているという。
 動機について、元秘書は「秘書としての力量を取り繕うため、自分の判断でやった」と話しているという。
 政治資金規正法では、政治家が個人資産を自らの政治資金に充てる場合、年間1000万円までに制限している。政治家本人から政治団体への貸付金として処理した場合、長期間返済がないと、上限制限を逃れるための脱法行為とみられることもある。
 このため、特捜部は、元秘書が首相の資産を政治資金に充てながら、収支のバランスをとるために個人献金を偽装した可能性があるとみている。
 友愛政経懇話会の2005〜08年の匿名献金は計約1億3099万円。実名献金も、この4年間分で計192人(献金総額約2177万円)分を削除する修正報告をしている。


 捜査対象になっている首相なんて、自民時代だったら総攻撃くらって退陣だっただろう。「首相に事情を話した上で、六幸商会から必要な資金を引き出していた」というのに、鳩山本人はこんなことを言っている。

献金虚偽記載、捜査見守る=鳩山首相(10/26時事)
 鳩山由紀夫首相は26日夕、自らの献金虚偽記載問題について「わたしは一部始終を存じているわけではない。捜査に協力して、全容が解明されることを期待したい」と述べ、検察当局の捜査の行方を見守る考えを重ねて示した。首相官邸で記者団に語った。
 首相は元公設秘書が虚偽記載をしたとされることに関し「秘書がなぜこういうことを行ったのか、本心が見えていない」と指摘。その上で「捜査に全面的に協力する。資金を管理している鳩山の家から、必要な書類を全部持って行って調べてもらっている過程だ」と述べた。


 仮に事情を詳細に知らなかったとしても、かつて「秘書の行為は政治家にも責任がある」と言っていたのだから、きちんと責任をとって欲しいもんだ。まぁ、責任とって退陣したとしても、小沢が権力を握っている限り、誰が首相になっても同じなんだろうが。



やっと国会 (2009 10/26 0:00)

 いよいよ臨時国会。しかし、国会が開かれていないのに、民主党は様々な施策(愚策?)を発表してきたし、同時に馬脚をかなり現してしまっている。考えてみればまだ鳩山政権が誕生して1ヶ月半。各大臣が好き勝手に発言し、それをまとめられる人間がいないと、ここまでとっちらかった政府ができあがるんだな、とちょっとした感慨を覚える。

 そういえば所信表明演説すらやってないんだよな。スタートラインにすら立っていない状況のはずなのに、もう引き返せないような状態に陥っているようにも見えるし……年末の中小企業の動向については、冗談抜きでかなり心配。湯浅さんを引き込んだことで、派遣村に政府批判されるリスクは回避したが、鳩山不況の現実は、データによって如実に示されることになるだろう。

 国会が始まれば、自民党も、もう少し話題に上ることができる。そこで、きちんと存在感を示せればいいのだが、民主も自民も話にならない…という流れが決定的になれば、また失われたウン年という話になってしまう。与党時代以上に、自民党に課された責任は重い。


湯浅似 (2009 10/26 0:00)

 サンプロに派遣村村長で有名な湯浅誠さん登場。氏が画面に移った途端、カミさんに「湯浅誠に似ている」と言われた。言われてみれば、私がもう少しくたびれた状態になれば、こんな感じではある。

 てことで、私の顔は湯浅さんを元気にしたような顔、と思っていただければヨロシ。


神業 (2009 10/26 0:00)

http://www.youtube.com/watch?v=YQPW2jC_URY

 スーツに革靴で、右足で右方向へ、ダイレクトボレーで40mのロングシュートを決める……ピクシー、化け物だ。



お疲れ様でした (2009 10/25 0:00)

ノムさん、楽天ナインにお別れ/密着リポ(10/254ニッカンスポーツ)
 ノムさん率いる楽天がついに力尽きた。エース岩隈をリリーフで投入も3ランを浴びるなど、日本ハムに敗れ、1勝4敗で終戦。日本シリーズ進出はならず。今季限りで退任する野村克也監督(74)は試合後、ナインから胴上げされた。(一部引用)

 リンク先の胴上げ写真、いい写真だ。
 今シーズンの得失点差を見ると、楽天は失点の方が多い(得点598、609)。そんな中で勝率.538とは言え2位という成績は、実にみごとと言って良いのではないか。数年前まで「100敗は免れた」とか言っていたチームだったわけで。好き嫌いの分かれる人柄だとは思うが、私は好きだ。


自民も前言撤回 (2009 10/25 0:00)

 選挙前の約束をすべて信じるほどバカではないが、それにしても言葉が軽い。

自民、世襲制限を事実上撤回(10/23朝日)
 自民党は23日の臨時役員会で、次の総選挙の公認候補予定者となる小選挙区支部長の選任基準を決めた。比例区での復活当選者を含め現職は原則支部長とし、落選者は年齢や惜敗率、地方組織の意向などを勘案して年内に決める。8月の総選挙でマニフェスト(政権公約)に掲げた世襲制限は事実上撤回した。
 政権公約では、引退議員の配偶者と3親等以内の親族を対象に「同一選挙区から立候補する場合、次の総選挙から公認、推薦しない」ことをうたっていたが、今回の基準には明記しなかった。大島理森幹事長は「マニフェストは尊重しつつも、広く人材を集める観点から議論する」と述べ、世襲制限の議論を白紙に戻す考えを明らかにした。
 支部長の任期は「次の衆院選まで」として公認候補とする原則を掲げる一方、「1年ごとに活動状況を勘案し再任の可否を判断する」とし、総選挙までに差し替える可能性も示した。連続して2回落選した人や73歳以上で落選した人は支部長に選任しないことも確認した。


 民主のボロが次々と出てくる中、当然自民党が受け皿として機能せねばならないのに、民主同様の公約破り。私は、世襲制限など無意味だとは思っているが、しかしながら、一度言ったからには責任を持つべきで、すぐに前言を翻すようでは信用を取り戻すことはできない。できない約束なら、初めからしなければいいのだ。



最後は陛下に丸投げ (2009 10/24 0:00)

 昨日に引き続き、岡田外相をバカと断じねばならぬ。

「こう言うべきと言ったわけではない」岡田外相が「お言葉」発言で反論(10/23産経)
 岡田克也外相は23日午前の閣議後の閣僚懇談会で、国会開会式での天皇陛下のお言葉について「陛下の思いが少しは入った言葉がいただけるような工夫を考えてほしい」と述べ、宮内庁に対し、お言葉の見直しを検討するよう求めた。
 閣僚が天皇陛下の発言について意見を述べるのは異例。岡田氏は首相官邸で記者団も「大きな災害があった直後を除き、同じあいさつをいただいている。わざわざ国会に来ていただいているのだから(宮内庁には)よく考えてもらいたい」と述べた。
 岡田氏は同日夕の記者会見でも「内閣の助言と承認のもとで本来工夫されるべきではないか。ある意味で官僚的対応になってしまっている。もう少し自由度があっていい」と強調した。
 この発言について、民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は同日、「天皇陛下の政治的中立を考えれば、お言葉のスタイルについて軽々に言うべきではない。極めて不適切だ」と批判したが、これに対しても岡田氏は記者会見で「天皇陛下の国会開会式にあたってのごあいさつというのは、国事行為ではないが、それに準ずる行為。一定の制約があるのは事実だが、制約があるということと、同じ言葉を繰り返すことは違う」と反論。その上で「具体的にこういうことを言うべきだと言ったわけではない。陛下のご意思として従来と同じように続けるというのなら、それは陛下の判断だ」と説明した。


 「陛下のご意思として従来と同じように続けるというのなら、それは陛下の判断だ」という発言からは、「開会式のお言葉に関して陛下に発言の自由が存在する」という勘違いが窺える。お言葉は内閣が閣議決定で決めるものだが、いったい岡田は陛下に何を言わせたかったのか。

 たしかに陛下が自分のお気持ちを率直に述べられたら…と思う気持ちは、私にも無いわけではない。岡田氏もたぶん軽い気持ちで発言しただけかもしれないが、そうだとしても、その軽々しさが逆に問題であるし、陛下が自由に思いを発言されることは、「陛下の自由意思」というカムフラージュのもとに、陛下を政治利用する輩が現れる危険性を生むことになる。

 そもそも、陛下のお立場を斟酌する気持ちを持たないというのは大臣としてどうかとも思うし、しかもけっきょくは「陛下の判断だ」と、こともあろうに陛下に対して責任を丸投げ。責任転嫁は民主の得意技だが、越えてはならないラインをあっさりと越えてしまった。というか、天皇陛下に対し上から目線。怖い物無しだな。

 外交の場でも変なことを言い出しやしないかと、非常に心配である。



やる気無し (2009 10/23 0:00)

貨物検査「海保で十分」=鳩山首相(10/22時事)
 鳩山由紀夫首相は22日夕、臨時国会に提出方針の北朝鮮関係船舶に対する貨物検査法案に関し、「(検査活動は)海上保安庁で十分やり切れる。(海上)自衛隊がうんぬんかんぬんということを、将来的に考える必要もない」と述べ、自衛隊の関与は不要との考えを強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 麻生内閣が7月に提出した法案(その後衆院解散により廃案)は、海保のみで対応できない場合は海自による活動も認める内容だった。これに対し、新たな法案は、海自に否定的な社民党に配慮し、活動は海保に限る方針で、首相発言はこれに沿ったものだ。


 何で、こういう「自分で選択肢を狭める」愚を犯すかね。自衛隊が前面に出るのを嫌うとしても(それもおかしな話だが)、自民の「海保のみで対応できない場合は海自による活動も認める」という案で何が問題なのか。北朝鮮とどう対峙するかではなく、社民党とどう付き合うかしか考えていない証拠だ。

 というよりむしろ、貨物検査法案を通す気が、そもそも無いのかもしれない。

船舶検査法案“簡単でない”(10/22NHKニュース)
 政府と民主党の首脳会議の初会合が開かれ、政府が臨時国会への提出に向け最終調整を進めている、北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査を行うための特別措置法案について、山岡国会対策委員長は「日程的にきつい」と述べ、成立は簡単ではないという認識を示しました。
 初会合には、政府側から鳩山総理大臣と平野官房長官らが、民主党側から小沢幹事長や輿石参議院議員会長らが出席しました。この中で鳩山総理大臣が、臨時国会について、「政権発足後初めての国会で、党側の強力な支援をお願いしたい」と述べたのに対し、民主党の小沢幹事長は「国民の期待に応えられる結果を出してもらいたい。しっかり支えたい」と述べ、首脳会議を定期的に開くことを確認しました。そして、平野官房長官が、北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査を行うための特別措置法案について、臨時国会への提出に向け、社民党との間で最終的な調整を進めていることを報告しました。これに対し、山岡国会対策委員長は、臨時国会の会期が来月いっぱいまでであることを踏まえ、「日程的にきつく、今、提出が決まっている法案だけでも、簡単には成立させることはできない。困難な状況をわかってほしい」と述べ、成立は簡単ではないという認識を示しました。また、会議では、日本に永住する外国人に地方参政権を認める法案の取り扱いについても意見が交わされ、政府と党の双方で引き続き検討することになりました。


 自民党が「自衛隊も参加できるように」と反論してきたら、「国会会期も短いし、意見のすりあわせも難しいようなので、先送りしましょう」と、無かったことにでもする気じゃあるまいな?なんか真面目に取り組もうという意図が、全く見えないのだが。


 ちなみに、自分で自分の選択肢を奪うのは、民主党のお家芸でもあるようだ。

核の先制不使用宣言、米に働きかけ 岡田外相(10/19朝日)
 岡田克也外相は18日、京都市で講演し、米国による核兵器の先制不使用宣言について「日米間でしっかり議論したい」と語り、米側に不使用宣言をするよう働きかける考えを示した。日本政府はこれまで核抑止力の観点から米国の宣言に反対してきた。(以下略)

 バカとしか言いようがない。自ら張り子の虎にしてどうする?



矛盾 (2009 10/22 0:00)

自民幹事長「公社化のにおいがする」 郵政社長に斎藤氏内定(10/21日経)
 自民党の大島理森幹事長は日本郵政社長に斎藤次郎元大蔵次官が内定したことについて「昨年の日銀総裁人事で、財務省出身だからいかんと抵抗にあったことを考えると一貫性がない」と批判した。そのうえで「事務次官経験者は民間の方とは経験則が違う。公社化のにおいがする」との見方を示した。
 石破茂政調会長も「財務省主導型で民営化の趣旨を没却することにならないか、懸念せざるをえない」と指摘。民主党が官僚の天下りを批判してきたことを取り上げて「今まで言ってきたことと違う」と語った。


 そりゃ日銀総裁人事の際の民主党の抵抗は、鬱陶しいことこの上なかったから、自民党から批判が出てくるのも当然。

 鳩山邦夫が西川氏をやめさせると騒いでいたときから、「西川氏がやめたら、民間からはもう社長のなり手は出てこないのでは」と言われていたので、元官僚が登場したことは予想の範囲。ただ、予想内ではあれ、実際に実行に移されると、やはり虚脱感は覚えざるを得ない。
 しかも、大蔵事務次官→旧大蔵省財政金融研究所顧問→社団法人研究情報基金理事長→財団法人国際金融情報センター顧問→東京金融先物取引所理事長→東京金融取引所社長→日本郵政社長という、典型的な「渡り」(10/23に修正)。さらに小沢の腹心(小沢と共に「国民福祉税構想」をぶち挙げ、細川政権をぶっ潰した)。そして、ナベツネとの繋がりも(大連立構想が持ち上がったときに、ナベツネと共に黒幕として名前が挙がっていた)。

 もしかしたら有能なのかもしれんが、筋は悪すぎるだろう。官僚が日本郵政の社長に就くことに問題があるというわけではなく、民主党のこれまでの言動との整合性がとれない、という意味での筋悪。さらに、元官僚という以外の要素も、ことごとくマイナス。「よりによってこいつかよ…」という嘆息が最も似合う人選。

 亀井としちゃ、「元官僚」というのはマイナスではなくむしろプラスかもしれんがね。何でも国が面倒見なきゃという、経済的には社会主義思想の持ち主だからな。民主党自体がそういう考え方であるなら、今回の人事も理解はできるのだが、過去の言動からすると決してそうではないから、理解不能となる。

 どういう方向に収斂させていくんだろうか。そもそも、収束するのかね、民主党政権の行く末は。


楽天 (2009 10/22 0:00)

 楽天のことを書こうと思っていたが、機会を逃したままだった。
 セ・リーグでは川相が中日に移って以来の中日ファンなのだが、楽天には中日出身者が数多くいるため、パ・リーグでは、私は楽天を応援している。しかも、最近はノムさんのボヤキのファンにもなっており、日ハムを倒して、何としても楽天vs中日の日本シリーズを見たいと思っている。

 で、さっきの試合。
 福盛!切腹して詫びやがれ!「まさか無いよな」と思っていた最悪の展開をみごとに実現させやがって!4点勝ってるのに、最後は満塁サヨナラホームランってどういう了見だ!!俺がノムさんだったらショック死してるぞ!!

 完全に勢いは潰えたな…。



貧困率 (2009 10/21 0:00)

日本の貧困率は15・7% 07年、98年以降で最悪(10/20共同)
 厚生労働省は20日、全国民の中で生活に苦しむ人の割合を示す「相対的貧困率」を初めて発表した。2007年調査は15・7%で、7人に1人以上が貧困状態ということになる。18歳未満の子どもが低所得家庭で育てられている割合「子どもの貧困率」は14・2%だった。
 厚労省は今回、1998、2001、04の各年(調査対象は前年)に関しても計算しており、07年の全体の相対的貧困率は98年以降で最悪、子どもは01年に次ぐ水準だった。
 長妻昭厚労相は同日の会見で「子ども手当などの政策を実行し、数値を改善していきたい」と述べ、同手当を導入した場合に貧困率がどう変化するかの試算も今後公表することを明らかにした。
 相対的貧困率は、全人口の可処分所得の中央値(07年は1人当たり年間228万円)の半分未満しか所得がない人の割合。全体の貧困率は98年が14・6%、01年が15・3%、04年が14・9%。07年は15・7%と急上昇しており、非正規労働の広がりなどが背景にあるとみられる。
 子どもの貧困率は、98年は13・4%、01年に14・5%でピークに。04年13・7%、07年14・2%だった。子どもよりも全体の貧困率の数値が高いのは、年金だけで暮らす低所得の高齢者が含まれることが主な理由とみられる。
 政府は60年代前半まで、消費水準が生活保護世帯の平均額を下回る層の増減などを調べていたが、その後は貧困に関する調査はしていなかった。政権交代で就任した長妻氏が今月上旬、経済協力開発機構(OECD)が採用している計算方式での算出を指示。厚労省は国民生活基礎調査の既存データを使い算出した。
 08年のOECD報告では、00年代半ばの日本は14・9%で、加盟30カ国平均の10・6%を上回り、メキシコ、米国などに次ぎ4番目に高かった。


 「貧困率」というと、何だか食うに困る人がたくさんいるようなイメージになるが、記事にあるように「全人口の可処分所得の中央値(07年は1人当たり年間228万円)の半分未満しか所得がない人の割合」であって、あくまで相対的な物。「貧困率」と言うよりは「格差率」とでも呼んだ方が、イメージは正確だろう。

 もちろん、格差が存在していることに問題がないわけではないが、高齢化社会の日本において、年金暮らしの老人が多ければ貧困率が上がるのは当然だし、さらに、収入が少ない老人が、同時に「自由に使えるお金」も少ないとは限らない。潤沢な預金で裕福に暮らしている例もある。

 貧困率よりも、生活保護世帯の数や経済的理由による自殺者の数の方が、指標としては有用ではないか。もうちょっと詳しい内情を調べてみないと、貧困率が何を示しているのか、いまいち分かりにくい。


西川氏辞任 (2009 10/21 0:00)

 日本郵政の西川社長辞任。郵政民営化を見直すというのが民主党の公約ゆえ、民営化を推し進める立場として働いてきた西川氏がやめるのは、まぁ当然といえば当然。「かんぽの宿の売却」に関しては何の問題もないと思っている私も、郵政事業が継続できるために分社化の見直しは必要だと思うし、過疎地でのサービスが本当に低下していないか、チェックを入れる必要はあると思う。

 ただ、小泉改革と名が付けば何でも悪いとしか考えられない、経済鎖国主義者たちが西川氏辞任でホルホルしているのが、何とも気色悪い。「アコギ゙な西川はいずれ逮捕される」とか夢みている人もいるようだし。



バラバラ (2009 10/20 0:00)

子ども手当 平野長官、地方負担もあり得るとの考え示す 原口総務相は全額国費を強調(10/19FNN)
 民主党がマニフェストに掲げた子ども手当の財源について、平野官房長官は19日午後の記者会見で、地方自治体の負担を求める選択肢もあり得るとの考えを示した。
平野官房長官は「(子ども手当が)全額国費ということがマニフェストに書いてありますかね」、「全額国費でやるということもあるでしょうし」、「地方公共団体のご協力をいただくという選択肢だって、なきにしもあらず」と述べた。
平野官房長官は、子ども手当の財源について、「あらゆる選択肢がある」として、全額国費負担とは限らず、地方自治体に負担を求めることもあり得るとの認識を示したうえで、「どういう枠組みでやるかは、これから検討する」と述べた。
一方、原口総務相は「お金を探そうと思って、何か考えているのかもわかりませんが、まずは(平野官房長官に)事実を確認したいと思います」と述べた。
さらに、原口総務相は、地方負担に関して、「わたしたちの政権でやるということはあり得ない」として、あくまで全額国費でまかなうべきとの認識を強調した。


 平野官房長官は、政府のスポークスマンという官房長官の役割をよく考えるべきだろう。この人は、鳩山内閣発足時の閣僚記者会見で、国旗へ一礼した閣僚が全18人中7人だったことを問われ「『あ、そうですか』という感覚だ」と言ったり、民主党議員が政治活動費でキャバクラに支出しおていたことを問われて「国民が判断すること」と答えたり、開き直りの応答が目立つ。
 しかし、マニフェストを盾に強弁するなら、マニフェストに書いていない施策は実行するなよ。外国人参政権とか消費税増税とか国債発行とか、マニフェストに書いてなかっただろ?

 さらに気になるのは、鳩山内閣の閣僚の意見が一致しない事案が多いこと。記事にある「子供手当」もそうだし(「子ども」と書くな、バカ者め)、国債や米軍基地移設や夫婦別姓やエコポイント制度など、閣僚ごとに言っていることがバラバラ。
 それなのに、リーダーはこんなことを言っているから始末が悪い。

鳩山首相「私の役割は指揮者、大事なのはハーモニー」(10/19産経)
 「うん。私はもともと申し上げておりますように、ある意味でのコンダクター的な役割だと思います。皆が一番いい音色を出せるように努力する。そのハーモニーが国民皆さんに政治が変わったなというイメージを持っていただける。一番大事なことは、それぞれの大臣が大臣としての仕事が一番やりやすい環境をつくっていく。そして、それを全体として、ハーモニーがとれるように指揮をしていくこと。当然、今のような大きな議論に関しては、総理としてのリーダーシップが求められることは、当然あると思いますし、こういった当然のことながら、無駄をなくすというような話に関しても、行政刷新のある意味でのトップは私ですから、その私の思いに従って、みんなが非常に素晴らしい動きをしてくださっているということに感謝をしています
 「その指揮者というものが、どこまで目立ち過ぎた方がいいのか、目立たない方がいいのかというのは、いろいろと議論があると思いますが、一番大事なことは、ハーモニーがきれいに奏でられることだと。そのように認識しています」

 いや、不協和音でエラいことになってますがな。今のところ指揮者不在ですよ、鳩山さん。



流星群 (2009 10/19 0:00)

オリオン座流星群:23日までピーク 1時間50個も?(10/18毎日)
 06年以降活動が活発化しているオリオン座流星群が今月中旬から下旬にかけて観測できる。多いときで1時間当たり40〜50個の流星の出現が予想され、今年は18日が新月のため月明かりの影響が少なく、絶好の観測条件となった。次に活発化するのは約70年後とみられ、国立天文台(東京都三鷹市)は、出現のピークとされる19日深夜〜23日未明の4夜、全国の観測者にインターネットを通じて結果を報告してもらうキャンペーンを実施する。
 オリオン座流星群は、ハレー彗星(すいせい)が放出したちりの群れを地球が横切った際、地球の大気に飛び込んだちりが発光して起こる。通常の出現数は多くても1時間当たり20個程度だったが、06年に同50個以上と急増し、観測者を驚かせた。分析の結果、約3000年前に放出されたちりの比較的大きな群れと地球の軌道が交差するためと分かった。
 今回の活発化は2010年まで続くが、国立天文台は「条件良く眺められるのは、今年が最後のチャンス」と話す。流星の出現は午後10時ごろから明け方にかけて。空の広い範囲で、オリオン座にある「放射点」から放射状に飛び出すように見える。キャンペーンでは、15分間以上星空を眺めた観察結果をインターネットで報告してもらう。ウェブサイトはhttp://www.nao.ac.jp/phenomena/20091019/index.html。携帯専用サイトはhttp://www.nao.ac.jp/i/phenomena/20091019/index.html。【須田桃子】


 多数の流星が予測されていたけど実際はショボい、なんてこともあるので、過度な期待は抱かずに外に出てみた。うん、全然飛んでいない。オリオン座は見えるが、流星は見られなかった。
 8年前の獅子座流星群に勝る流星群を、死ぬまでにもう一回みたいとは思うけど、まぁ無理かなぁ。あれと比べると、多少の流星群では感動できなくなってしまった。

 しかし、新聞記事で英文字を全角で書くのって、何でなんだろ。何か特別な理由でもあるの?



長妻さん苦悩中 (2009 10/18 0:00)

長妻厚労相、報道陣からの逃走を否定 記者会見不在は「連絡不足」(10/16産経)
 長妻昭厚生労働相は16日午前の記者会見で、15日夜の来年度予算概算要求の発表記者会見に出席せず、長浜博行副大臣に“代行”させた問題で「(厚労相会見を準備していた)事務方との連絡が不足していた。おわび申し上げる」と陳謝した。
 長妻氏は「(現内閣では)政務三役は大臣に匹敵する責任と権限を持つとの位置付けだ」と強調。概算要求を担当していた長浜氏が会見するのが適任と考えたと釈明した。
 ただ、事務方は長妻氏が15日に記者会見を行う前提で準備しており、省内からは「大臣に伝わっていないはずはない」などの声も上がっている。
 長妻氏は同日午後6時すぎに厚労省を出たまま戻らず、都内の自宅に帰っていた。


 厚労省の官僚たちに陥れられたんだ!と陰謀論を働かせることも不可能ではないが、しかし、仮にそうだとしても、本来なら「概算要求について自ら説明する」と自ら説明に乗り出すのが「政治主導」のあるべき姿なわけで、何にせよ恥ずかしい自体であることには変わりない。
 というか、午後6時過ぎには帰宅って、呑気なサラリーマンか。

 さらに長妻さん、こんな裏を暴露しちゃってるし。

官房長官、厚労相発言を否定=「金額不明示」で責任押し付け?(10/16時事)
 2010年度予算概算要求をめぐり16日、長妻昭厚生労働相と平野博文官房長官の説明が真っ向から食い違う場面があった。
 長妻氏は同日午前の記者会見で、厚労省の概算要求で金額を明示せず項目だけ示す「事項要求」が、生活保護の母子加算復活など11項目に上ったことについて、「官房長官から15日夕に指示があった」と説明。これに対し、平野氏は午後の会見で「長妻氏の発言は新聞で見たが、事実ではないのではないか」と否定した。
 事項要求は項目だけ示され、金額は計上されないため、「要求総額を小さく見せる手法」と指摘される。長妻、平野両氏は、見かけの要求額を小さくしようとした「責任」を押し付け合った格好だ。


 長妻さん、攻撃力は高かったが防御力はスライム並みだな。これからやっていけるんだろうか……ちょいと心配にもなってくる。

 朝日新聞によれば、事項要求だけでも2兆円はくだらないらしい。概算要求の金額を小さく見せかける姑息な手段であるが、その姑息なやり口が計画的・組織的であることの裏付けを、長妻さんがやってくれた、と。まぁ財務省から「事項要求は認めない」とぴしゃりとやられたんで、簡単には通らないだろうが。

 税収が減るであろうということも、予算の減額がすんなり進むはずがないということも、とっくに分かり切っていたこと。「国債発行を増やさずにマニフェストが実現できる方策」を考えてもいなかったくせに空手形を乱発していたとすれば、詐欺行為と言わざるを得ない。いまさら「国債発行かマニフェスト実行の取りやめか、どちらか選べ」などと責任転嫁するくらいなら、とっとと特別会計の見直しを急ぐべきだ。個人的な意見としては、国債を発行してでも景気対策(not子供手当)はおこなうべきだと思うが、民主党に投票した人はそれでは納得しないだろう。言い訳する前に、国債発行せずにマニフェストを実行する方策を考えるべきだ。



ニンジン日記 (2009 10/16 0:00)

 若葉は未だに次々と出てきているのだが、それを狙い撃ちしてアブラムシが発生しやがる。古い葉っぱなら多少食われても文句ないのだが、若芽ばかり狙うとはグルメなヤツらめ…と呟きつつ、冷酷に駆除。

 様子見を兼ねて、割合大きめに育っていたニンジン3本を収穫してみる。1本は3又に分かれていたが、もう2本は一応ニンジンの形。ただ、プランター育ちの悲しさか、五寸ニンジンのくせに三寸ほどしか無い。

 ただ、味はちゃんとしたニンジン。むしろ、甘みもニンジン特有の香りも強い。ちょいと漢方薬っぽい匂いのため、ニンジン嫌いの人にとっては嫌がらせにしかなっていないかもしれないが。
 市販のニンジンももちろん美味いのだが、久々に、本物のニンジンを食べた気がした。

 本収穫は11月に入った頃におこなう予定。


今日の民主 (2009 10/16 0:00)

赤字国債を極力抑えるとの思いでマニフェスト実行=首相(10/15ロイター)
 鳩山首相は赤字国債を増発させないために、マニフェストを見直す考えがないかを問われ「マニフェストは国民との契約なので、極めて重いものだ」と指摘。ただ「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」と語った。(一部引用)

 「国債を発行しなくても政策を実行できる」というのが民主党のマニフェストの根幹ではなかったか?それが「マニフェストを実行して欲しかったら、国債発行を認めろ」って、国民への責任転嫁まで始めて、みっともないったらありゃしない。

 これで支持率60%以上だもんな、わけ分からん。



今日の民主 (2009 10/15 0:00)

概算要求額、過去最大90兆円台半ばに(10/14読売)
 各省庁が15日に概算要求を再提出する2010年度予算の一般会計の総額が90兆円台半ばまで膨らむ見通しとなった。
 04年度の89兆1494億円を大幅に上回り、概算要求段階では過去最大規模となる。鳩山首相は各省庁に対して従来の政策については09年度当初予算を下回る水準に抑えるよう求めているが、見直し作業は難航。子ども手当など新規事業の実施で要求額は09年度当初予算より7兆円近く増加する可能性もある。
(以下略)

 概算要求とはいえ、それでも多い。「無駄を削るはずが、出費が増えていました」、悪い冗談だ。しかも、当たり前のように国債発行の話が進んでいるんだが、埋蔵金で賄うって話はどこいった?もうちょっと粘れよ、糸井重里でも何年かは粘ったぞ。

 あと、今日、気になったのはこれ。

<文科省>高専も無償化…外国人学校なども 概算要求へ(10/14毎日)
 民主党が政権公約に掲げた高校授業料の実質無償化について、文部科学省は、高等専門学校や専修学校の高等課程、外国人が通う各種学校なども対象とし、必要額を来年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めた。高専は5年制だが、第1〜3学年を対象とする。
 鈴木寛副文科相が毎日新聞の取材に「なるべく多くの人の学ぶ機会を応援したい」と述べ、こうした方針を明らかにした。
 政府は来年4月から公立高校生の授業料を無料とし、私立高校生の世帯に年12万円(低所得世帯は最大24万円)を助成する方針。鈴木副文科相は国公立の高専について、平均授業料が23万円を超えることから、私立高校生と同様に低所得世帯への増額措置を適用する方針も明らかにした。
 美容師や調理師養成校などを含む専修学校のうち、高等課程(中卒者対象)の生徒は対象とする。また、外国籍でも、学校教育法に定める各種学校の生徒は加える方針で、朝鮮人学校やインターナショナルスクールなどが該当。ブラジル人学校などに多い無認可校は「制度の枠組みの中に入れ支援するのが望ましい。認可のハードルを下げるなどの見直しが必要」とし、対象としない考えを示した。
 全国の高校は5183校(生徒334万7000人)で、専修学校高等課程は495校(3万8000人)、高等専門学校は64校(5万9000人)。民主党が当初の予算額として想定した4500億円より要求額は膨らむ見通し。
 支給額を増やす低所得の目安は年収500万円が基準となる見通しだが、段階的な支給額の増加なども含め、財務省と調整する。
 支給は、生徒や保護者に直接ではなく学校側に渡す「間接支給」方式とする。私立高校で支給額の増額を求める場合、保護者の収入証明書を添えて学校に申請し、授業料との差額を納付する仕組みになる。【加藤隆寛、本橋和夫】

 【ことば】各種学校
 学校教育法第1条に定める「学校」ではないが、学校教育に類する教育機関として同法で規定され、私立校は都道府県知事の認可を受ける。カリキュラムの自由度が高く、通学定期の購入も可能。服飾や看護系学校、簿記学校などが含まれ、外国籍の子どものための教育機関の多くが該当する。予備校や自動車学校にも認可校がある。


 学費助成をてこに朝鮮学校の教育内容に斬り込むってんならまだ分かるがね。なんでチュチェ思想を戴く反日国家の教育機関を、我が国の税金で支えてやらねばならんのか。新生児医療の対策費や、災害対策の予備費や、再就職支援や先端研究の助成を切り捨てて、で、やることは朝鮮学校の授業料無償化たぁ、冗談でもたちが悪い。


 政権交代自体は決して悪いことではないし、政権をとったからには民主党に頑張ってもらわなければ困る。しかしながら、今の民主党の状態は、まともな批判すらできないような状況。「毎日閣僚の発言内容が変わる」「閣僚ごとに言っていることが違う」「政策ごとの整合性がとれていない」という状況では、批判内容もなかなか建設的な物にはできない。方針が一貫しているならば、賛同できない意見であっても、それなりに尊重して批判を行えるのだが、現状では、茶々を入れたり嘆いたりするようなレベルでしかない。

 焼畑農法としては順調なんだけどねぇ。葉っぱが生えてくるくらいの養分は残しておいてくれよ。


一箇所に落ち着けないらしい (2009 10/15 0:00)

鳩山首相「窒息しそう。できるだけ外に」 官邸お気に召さず?(9/17日経)
 鳩山由紀夫首相は17日、新政権が本格始動した一日の公務を終え「(首相官邸に)ずっといると窒息しそうな気がした。国民の声が聞こえなくなると政治はおしまいだから、できるだけ外に出る首相になりたい」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

鳩山首相:IOC総会出席 滞在、わずか16時間(10/3毎日)
 官邸内には「内政も日程が詰まっており、外遊が続くと体調が心配だ」と、総会出席への慎重論もあったが、首相自身の出席の意向は固く、押し切ったという。首相に就任してから2週間。官邸にこもりっきりの生活に、周辺に「息が詰まる。外の空気を吸わないと」と漏らしているといい、「気分転換」の側面もありそうだ。(一部引用)

鳩山首相、臨時国会での結束を確認(10/14CBC)
 また、懇談の中で鳩山総理は、一日の大半の時間が割かれる総理官邸での執務を巡り、「国民から遠ざかるのが怖い。もっと外に出たい」と漏らしたということです。(一部引用)

 いや、あなたほど仕事せずに国外に出かけてばかりの首相も珍しいと思うんだけど。


ここにも (2009 10/15 0:00)

 的外れな批判をする輩は首藤信彦だけではなかった。

クライン孝子の日記(10/13付)
2)訃報:軍事評論家・江畑謙介さん死去
 イラク戦争開始直後たったかな、確かNHKでこの戦争に関して解説されていたのをちょうど帰国して視聴しました。即座にこれ英国のプロパガンダに巧みに乗せられているなと感じ、外国人特派員協会でスイスのジャーナリストにそう感想をもらしたら、彼「まさに正解」といっていました。日本の軍事評論家ってその程度ではないかな、と思いました。
(一部引用)

 デマと妄想を垂れ流して恥じないドイツかぶれの婆さんに、こんな言われ方をされるほど江畑さんは落ちぶれちゃいなかったが。江畑さんが「この程度」なら、あんたはプランクトン以下だ。
 亡くなった途端に、悼む言葉もなく根拠のない中傷を書けるメンタリティは、とても日本人とは思えない。亡くなった後にゲスどもが僻み根性丸出しでの誹謗を繰り出す様を見ていると、「あぁ、やっぱり江畑さんはすごい人だったんだな」との思いが強まる。



これには賛成 (2009 10/14 0:00)

 民主党政権のやり口に批判ばっかり書いている当欄だが、まともな政策ならば当然ながら賛成に回る。たとえば、この件である。

「羽田、国際ハブ空港に」 国交相表明、成田など活用焦点(10/13日経)
 前原誠司国土交通相は羽田空港の国際化を進め、航空網の拠点となる「ハブ空港」にする方針を表明した。実現すれば成田が国際線、羽田が国内線という原則を転換することになる。地元自治体などとの調整が焦点だ。
 国交相は12日、大阪府泉佐野市内で「来年10月に第4滑走路ができることを契機に(成田が国際線、羽田が国内線という)内際分離の原則を基本的に取っ払って、羽田の24時間国際空港化を徐々にめざす。日本にはないハブ空港をつくる」と述べた。13日の閣議後の記者会見でも「ハブ空港になりうるのはまずは羽田空港」と指摘。「成田から羽田に国際線を移すものではない。羽田に国際線を振り向けても成田も使う」と述べた。
 羽田空港の国際線は現在、アジアとのチャーター便に限られているが、新滑走路の供用開始後は昼間はアジア、深夜・早朝は欧米にそれぞれ定期便を飛ばす計画。国交相の発言はさらに羽田の国際線を増やす意向を示したもので、昼間に欧米便を飛ばすかどうかが焦点になる。


 成田がハブ空港として不適格であることは周知の事実。仁川に対抗するには、やはり成田でなく羽田であり、前原さんの主張は真っ当な物である。羽田を主体に、関空や中部国際空港と巧く連携する方策を考案できれば、日本を再びアジアのハブにすることは不可能ではない。あとは発着費用だな(そういえば関空の地盤沈下は大丈夫なの?)。
 森田健作千葉県知事が「頭に来て眠れなかった」などと言っているが、成田がハブ空港として戦えるだけの状況を作ってから言うべきでは無かろうか。


情報はどこかで止まっていた? (2009 10/14 0:00)

 首相の方は、相変わらず。

首相、北朝鮮ミサイル発射「事実とすれば大変遺憾」
 鳩山由紀夫首相は13日朝、北朝鮮が12日に朝鮮半島の東海岸で短距離ミサイル5発を発射したと韓国の聯合ニュースが伝えたことに関して「事実だとしたら大変遺憾なことだと思う。それ以上のことをコメントする状況にない」と述べた。東京・田園調布の私邸前で記者団に語った。(09:28)

 ミサイルが発射されたのは12日午前。一日あけてからやっと出てきた言葉が、「事実だとしたら」。いや、日本人みんな「事実」って知ってますから。関心を引こうとしている北朝鮮にとっては、むしろこの無関心は脅威かもしれんがな。

 「事実だとすれば」が言葉の綾だったら鳩山がアホだということで済むのだが、首相に情報がきちんと上がっていなかったとなれば、そちらの方が大問題だ。
 情報元は米軍だろうから、防衛省か外務省には情報が入っているはず(アメリカが情報をくれていなかったら、それはそれでさらに恐ろしい話になる)。それが途中で止まって首相の所まで行かなかったならば、「政府主導」の名の下に、事務次官会議などを廃止して官僚同士の連携を疎かにしたことが原因となっている可能性がある。
 官僚の記者会見を禁止しているせいで、ミサイル発射後の政府の見解もまったく伝わらなかったし、どうも今のところは「脱官僚」は空回りしていると言わざるを得ない。

 ついでに言えば、鳩山総理は未だに私邸住まいで、公邸に入ろうとしない。危機管理を全く理解していない総理の下で、東海地震が起きたら…などと考えると、ぞっとする。



死んだ途端の誹謗中傷 (2009 10/13 8:00)

 引用するのも憚られる汚らわしい文章だが、削除されたときのために全文引用。

ある軍事評論家の死 - すとう信彦 & his band
 軍事評論家の江畑謙介氏が死去した。同じ専門分野だからもちろん良く知っている。1990年の湾岸戦争というものは、自国に関する限り、これまで戦争なんて死語だと思っていた日本に大きな衝撃を与えた。日本には本当の意味で、軍事専門家などはいない、また出てこないだろう。そのなかで、一応、擬似専門家としての役割を果たしたのが江畑さんだった。軍事情報誌のジェーン年鑑のエージェントというような役割で、日本には入ってこない情報をジェーン側から手に入れて、専門家としての評価を獲得した。それでも、でたらめな評論家に比べれば、はるかに中立的で高いレベルの情報提供だった。軍事オタクという言葉もこのころから出てきたが、江畑さんはある意味、そのハシリのようなものだった。まったく紛争地や実際の戦場に足を運ぶこともなく、兵器という切り口だけで戦争を論じる、日本にしか生まれない特異な軍事評論家だった。
 それでもお互いに専門家として尊重しあい、もう10年近くになるがクラスター爆弾問題などでは、NGOの講演会にも講師として来て貰ったこともある。しかし、その後は政治、特に与党への傾斜が激しく、政府見解の応援みたいなことを軍事専門家のタイトルで行っていた。次第に自民党べったりになってきて、数年まえに会ったときには、自民党のプロパガンダの集会やイベントにも政治家に寄り添って立つようになった。きっと政治の世界にでていきたいんだなあ..と思ったことがある。軍人じゃあるまいし、評論家が皮の防寒服などを着てイベントに並んでいる姿をみて、悲しい思いをしたことがある。しかし、それでも60歳という若すぎる死を悼みたい。かって電話で講演を依頼したとき、ともかく生きていくためには、ひたすら原稿を書かなければならないみたいな理由で断ってきたが、やはり文筆だけでは生活は苦しかったのかもしれない。心よりのご冥福を祈りたい。


 真っ当な批判であっても亡くなった直後に書くのは憚られる物であろうに(私も、髪型についてのくだりは書くべきか悩んだ、出会いの衝撃を述べるには必要と思い残したが)、憶測を書き散らし、デタラメを以て故人を誹謗する首藤氏は、人として最低の部類に属する。自民党に擦り寄る?江畑さんはそういった態度とは、最も遠い場所に立っていた人ではないか。
 「同じ専門分野」と自称し、江畑さんを疑似専門家呼ばわりするくらいに自恃の念が強いようだが、残念ながらあんたの能力、知性、見識、人徳は、江畑さんの足元に遥か及ばない。


江畑謙介氏死去 (2009 10/13 0:00)

 最も(もしかしたら「唯一」)信頼できる軍事評論家だった。

軍事評論家 江畑謙介さん死去(10/12NHKニュース)
 最新の軍事情勢や兵器に詳しく、湾岸戦争やイラク戦争、それに各国の軍事情勢など安全保障問題に関する解説で知られる軍事評論家の江畑謙介さんが10日、千葉県内の病院で亡くなりました。60歳でした。
 江畑謙介さんは、昭和24年、千葉県銚子市で生まれ、上智大学大学院を修了したあと、イギリスの軍事専門誌の東京通信員を長年、務めるとともに軍事評論家として執筆活動を続けました。平成3年の湾岸戦争の際にはNHKの番組に出演し、長時間にわたって戦況を解説したほか、平成13年のアフガニスタン攻撃や平成15年のイラク戦争などでも刻々と変わる現場の状況を専門家の視点で客観的に伝えました。最新の軍事情勢や兵器に関する知識を基に、数多くの著書を執筆し、そのテーマも日本の防衛力に関するものからアメリカ軍の再編や中国や北朝鮮の軍事情勢まで多岐にわたっていました。江畑さんは、ことしに入ってからも北朝鮮による弾道ミサイル開発などについて分析を続けていたということですが、10日千葉県内の病院で呼吸不全のため亡くなりました。60歳でした。


 江畑氏をはじめて知ったのは湾岸戦争の時。中学3年生だった拙者は、学校の担任が給食の時間につけてくれたテレビで、独特な髪型から繰り出される冷静沈着な分析をする姿に、一気に惹きつけられた。それはクラスの他の男子どもも同様で、我がクラスではしばらくエバケン・ブームが巻き起こった。

 「難しいことを分かりやすく伝える」という、簡単そうに見えていざやってみると卓越したスキルが必要な行動を、非常に高いレベルでこなしていた。軍事関係に疎く、なかなか関心を抱けない私でも、氏の著書だと一気に読むことができた。
 しかも「分からないことは分からない」と言える人でもあったし、マスコミの誘導に乗らない人でもあった。

 あと10年も20年も活躍して欲しかった……ご冥福をお祈りいたします。


中川と石破 (2009 10/13 0:00)

中川昭一先生の想い出: 石破茂(いしばしげる)ブログ
 去る10月4日に56歳の若さで急逝された中川昭一先生のご葬儀に参列してまいりました。
 先生の初当選は私より一期早い昭和58年、30歳でした。
 まだ当選一・二回の頃、中川自民党青年局長の下で次長を務め、タイ・ベトナムなど諸外国を廻った時のことや、細川政権時代、ウルグアイ・ラウンド交渉を巡って夜を徹して議論した時のことなど、23年間の様々な思い出が去来いたします。
 小泉内閣で防衛庁長官を務めていた8年前、当時組織本部長であった先生から、「拉致被害者の家族の方々を支援するためのチャリティオークションを開くので、お前も何か出品しろ」とお声が掛かり、「では鳥取名産の二十世紀梨にしましょうか」と申し上げたら「何を言っている、石破といえばプラモデルしかないだろう、何が何でもお前の作ったプラモデルを出せ!」のご厳命。仕方が無いので一晩徹夜して72分の1の航空自衛隊の往時の戦闘機F-86を組み立て・塗装し出品したところ、これがなんと中川先生の出品された「北海道の名産品お届けカタログ」よりも高値で落札。先生は「なんで石破のプラモデルが俺の出したものより高いんだ!」と随分と憤慨しておられましたが、それだけ郷土に愛着と誇りをお持ちであったのでしょう。
(前半引用)

 既に作った自分にプラモデルを出品するのはイヤだったのか、徹夜までして新しいプラモをこさえる石破さん。なんか、悪ガキの先輩と後輩みたいで、いいエピソードだ。


何も知らないのに (2009 10/13 0:00)

 相変わらず視野の狭い言説。

アゴラ : 自家用車に環境税を - 池田信夫
 民主党の掲げたマニフェストの中でも、高速道路の無料化ぐらい評判の悪い政策はないでしょう。この政策を支持する専門家は、ほとんどいません。世界的には、環境保護やピークロード(混雑緩和)の観点から受益者負担を求める方向で、この政策はそれに逆行するものです。せっかく民営化された道路公団をふたたび国営化するのは、郵政国営化と同じくナンセンスというしかない。
 さらに根本的な問題は、自家用車という非効率かつ社会的費用の大きい輸送手段に依存している状況を、さらに悪化させることです。自動車は大気汚染、騒音、交通事故、道路建設費用など多くのコストをもたらしており、宇沢弘文氏の1970年代の計算では1台あたりの社会的費用は1200万円と推定されていました。今は交通事故も大気汚染も改善しましたが、同様の方法で計算すると数百万円と推定されます。この社会的費用を内部化するには、1台あたり数十万円の課税は必要でしょう。
 特に重要なのは、環境問題です。民主党のCO2を現状から30%以上削減するという政策を実現するには、新車の90%、既存の車の40%をハイブリッド車にしなければならない、と前政権は推定していますが、これは不可能です。それより簡単なのは、自家用車を減らすことです。普通の家庭で車を使うのは、家族旅行や買い物などが主で、なければ困るものではない。レンタカーやタクシーで十分です。自家用車を保有して維持するコストに比べれば、必要なときだけ借りるほうが安い。
 排出権取引のような統制経済よりも環境税のようなピグー型システムのほうが望ましく、それも限界削減コストの低い消費者に高く課税することが効率的です。この観点からも、無駄が多く必需品でもない自家用車に課税して台数を減らすことが望ましい。暫定税率を廃止するのではなく、環境税に変えるべきです。こうして課税した財源は、レンタカー、タクシー、オートバイ、自転車などへのバウチャーに使えばよい。
 しかしこれは、ただでさえ輸出の減少で大きな打撃を受けている自動車産業にとってはとんでもない話だから、政治的には非常に困難です。自家用車の削減というタブーに踏み込めるかどうかが、鳩山政権の環境政策の「本気度」をみる試金石でしょう。


 「普通の家庭で車を使うのは、家族旅行や買い物などが主で、なければ困るものではない」などと言っているが、都会で車無しの生活でも不自由しない環境にいるからこその言説だわな。タクシーの方がコストが低いなんて、田舎においては妄言でしかない。レンタカー屋に行くにも歩きでは不可能だし、タクシー呼んでも何十分とかかる場所だってある、車がなければ通勤もできない、病院に行くにも車が必須の田舎(というか地方都市でもそうだ)の状態を、全く理解していない。
 バス路線を山奥の一軒家にまでも延ばすか?全ての国民を鉄道沿線に引っ越しさせるか?毎日の通勤のためにタクシー代を保証してくれるのか?まったくバカバカしい限り。餅の絵ならいくらでも描ける。

 この人、自分の意見と異なる人に対し批判と言うよりは罵倒と言うべき言辞で見下すタイプの人なのだが、「自分には知らないこともあるのだ」という謙虚さが無いから、地方の状況に対する想像力も働かないのだ(地方は車が生活必需品だという話は耳にしたことあるだろう。だったら、こんな主張をする前に「自分の主張は地方の現状を本当にふまえているのか」と疑問がよぎるのが当然だろう)。
 もしかしたら、極論を言って注目浴びて、仕事を増やすつもりなのかな。その方が理解できる。



賛成票投票マシーン (2009 10/12 0:00)

 たしかに野党時代から、国会での論戦を軽視してきた党ではあったが。

「与党は質問の必要ない」=平野官房長官(10/11時事)
 平野博文官房長官は11日午後、大阪市内で開かれた民主党大阪府連の定期大会でのあいさつで、「与党議員はあまり質問する必要はない。(閣僚は)答弁が大変だ」と述べた。先の衆院選で当選した新人議員に対し、地元活動の重要性を訴えたものだが、国会質疑を否定しかねない発言だけに与野党から批判が出そうだ。

 政府に入っていない与党議員は、政府の行動を追認さえすればいい、ということだそうな。要するに、国会での議決に必要な頭数を確保するためだけの存在。国会での仕事が「賛成票を入れる」だけの国会議員って、それは国会議員である意味はあるのか?国会議員が仕事をするのは、国会ではないのか?有権者は、そんな人間を送り込むために投票したのか?

 たしかに、「数を確保すること」は政治闘争で非常に大きなウェイトを占めるし、数を軽視するような政治家は、政治家失格だ。しかし、それだけであってもまた困る。国会議員の仕事は、選挙活動+国会であり、選挙活動だけではない。

 つまりは、反執行部の議員を干す、ということなんだろうが……まともな政党のやることじゃないな。



ダム (2009 10/11 0:00)

長井ダム凍結「なぜ今」(10/10読売)
 前原国土交通相が9日に48ダム事業の一時凍結を表明し、ダムを抱える県や自治体関係者に不安や驚きの声が広がっている。凍結が決まった国所管の「長井ダム」(長井市)は2010年度の完成を目前としており、関係者は「なぜ今、凍結なのか」と戸惑う。県が事業主体の「最上小国川ダム」(最上町)と「留山川ダム」(天童市)は、県が推進する方針だが、国の補助金拠出は不透明。吉村知事は「地方の実情、意見を聞くことなく一方的に表明されたことは誠に遺憾」とするコメントを発表した。
 県河川砂防課によると、事業進捗率(事業費ベース、2009年度末時点)は長井ダムが92%、最上小国川ダムが21%、留山川ダムが85%となっている。
 長井ダムは、本体部分の工事がほぼ終了し、12月には貯水作業に移る予定だった。現在は周辺道路の街灯整備、ダム管理棟の建設工事などを進めていた。地元の長井市企画調整課の遠藤健司課長は「9割方完成しているので、まさか中止はあり得ない」とした上で、「治水、農業用水、水道水や発電など長井ダムが担う機能は移行期で、万一事業の停滞が続けば地域が不安定になる」と困惑顔。建設が中止となった場合には、山形市、白鷹町など2市4町で作る建設促進期成同盟を通して抗議するという。


胆沢ダム当面継続 知事「当然のこと」(10/01朝日 マイタウン岩手)
 前原誠司国土交通相が9日、国と水資源機構が進めるダム事業で、今年度中は新たな段階に入らない方針を表明した。県は「すでに本体工事中の胆沢ダム(奥州市)の事業は継続される」とみており、達増拓也知事は同日、「事業を続けることに問題は感じてなかった。当然のこと」と述べた。
    ◇
 胆沢ダムは国が進めるダムだが、03年に本体工事を着工している。県河川課の佐藤悟総括課長は「国交省からの連絡はないが、条件を見る限り、胆沢ダムは見直しの対象に入らず、年度内は工事を続けることになる」と話した。
 来年度について前原国交相は「政府予算案の提出時までに方針を明らかにする」としている。達増知事は「中断する理由はないと思う」と語り、佐藤総括課長は「すでにダムの大部分ができているため、見直す意味があるのかどうか」と話した。
 奥州市の相原正明市長は「本体工事もほぼ終了段階まで進んでおり、ぜひ計画通りに建設されることを望む」とのコメントを出した。
 見直しを巡って前原国交相が個別のダム名を挙げなかったため、県の担当者らが確認に追われる一幕もあった。ある県幹部は「事業ごとの数値に基づく判断ではなく、政治家の判断で決まるので見通しがつかない。政治主導ですね」と苦笑いした。
 前原国交相はまた、各都道府県の進めるダム事業に関しては「知事の判断を尊重する」とした。県は現在、簗川、津付、遠野第2の三つのダム事業を進めており、津付ダムは大規模事業評価専門委員会で再評価の作業が進んでいる。達増知事は「(県内のダムは)必要性がある事業。特に中断する理由はない」と話した。
 胆沢ダムは総事業費2440億円。事業は88年に着手し、13年度の完成を目指している。事業進捗(しん・ちょく)率は事業費ベースで75%。


 本体工事が進んでいるか否かを基準とするなら、山形の長井ダムも岩手の胆沢ダムも同様。まさか「山形の方は中止で、小沢の地元の岩手の方は継続」なんて露骨な決定はされないと思いたいが…。様子を見たいということで、とりあえずメモ。



2次補正は来年だそうな (2009 10/10 0:00)

第2次補正を検討=景気刺激「おのずと15カ月予算に」−首相(10/9時事)
 【北京時事】鳩山由紀夫首相は9日夜、北京市内で同行記者団に対し、2009年度の第2次補正予算案を検討する意向を示した。雇用対策に加え、景気刺激策を盛り込む方向で調整する。年内に2次補正予算案をまとめ、10年度予算案とともに来年の通常国会冒頭に提出する考えだ。
 首相は「(09年度2次補正予算と10年度予算を一体で編成する)15カ月予算のような形におのずからなってくるのではないか」と表明。さらに、「規模がどれぐらいになるかは(方向性は)出ていない」としながらも、「雇用対策に万全を期さないといけない。セーフティーネットをつくる部分と、経済を刺激するための部分もある」と述べた。


 麻生政権の補正予算をバッサバッサと削減して、その善後策は来年にならないと考えないそうな。遅いよ。年末を乗り切れない企業も出てくるだろう。そのくせ、モラトリアムのようなわけの分からないことはやるわけで、軸になる定見がまったく見えない。
 「無駄の排除」の名の下に、どんどん補正予算の執行停止をおこなっているが、農地集積や先端研究助成基金、庁舎の耐震強化や雇用促進などへの予算まで削っている。そういった物を削って何に使うかと言えば、子供手当。バカバカしくて涙が出てくる。


無難にまとまりそうだが (2009 10/10 0:00)

外「モラトリアム」で与党が大筋合意 既存制度活用で公的支援の方向(10/8産経)
 中小企業向け融資や個人向け住宅ローンの返済を猶予する「モラトリアム法案」で、民主、社民、国民新党の与党3党の検討チームは8日、当初想定された一律の返済猶予ではなく、公的支援など既存の制度を活用しながら実効性を高める方向で大筋合意した。9日に原案をまとめる。
 検討チームは貸し渋り・貸しはがしを防ぐため昨年12月に3党がまとめた法案を土台とすることで一致した。検討の過程で、利子の返済を猶予した金融機関への手当てや、元本の返済を猶予した企業が倒産して貸し倒れが生じた場合、公的支援が必要になるとの見方が浮上。新たな財源を確保するのでなく、金融機関に公的資金を注入する「改正金融機能強化法」や、地域の信用保証協会が融資を保証する「信用保証制度」などの既存制度を活用することになった。
 亀井静香金融相は返済猶予の対象となった企業に「追加融資を行えるようにする」と明言しているが、融資だけでなく、企業に対する再建指導が必要の考えが大勢を占め、企業再生支援機構を活用することでも一致した。
 この法案は、臨時国会に「貸し渋り・貸しはがし対策法」として提出され、年内の成立・施行を目指す。提出までの間に銀行界などから意見や要望を取りまとめ、法案に反映させていく方向だ。ただ、金融規制強化が進む世界的な流れに日本が逆行しているような印象も与えかねず、今後の検討には流動的な部分が残る。


 落ち着くところに落ち着きそうだが、貸し渋り・貸しはがし対策なら、麻生政権のときに既に中小企業対策で予算が付いていたはずだし、麻生さん本人が「もし貸し渋りがあったら報告して」と記者会見で訴えていたはず。どこを改善し、それによってどのようなメリットが生じるのかが、まだよく分からない。さらには、亀井の思想を考えると、まだ「返済猶予した場合の銀行の損失をどう保証するか」の部分に疑義がある。まだ全体像がよく見えてきていない。


オバマがノーベル平和賞 (2009 10/10 0:00)

 具体的な行動には移っていないのにねぇ。ノーベル賞の中でも、平和賞は政治意図が介在するものだと分かっていても、それでもこれはどうよ、と思ってしまう。



台風 (2009 10/9 0:00)

 「台風だから早朝ジョギングはできない」と、朝7時くらいまでゆっくり寝ていたため、台風は既に過ぎ去った後だった。雨はほとんどやんでおり、風が木を少し揺らしている程度。「なんじゃ、大したこと無かったのう」と呟いたら、家人に「いや、朝方は雨も風も凄かった」と言われた。泥のように眠っていたらしい。

 しかしながら、退避させていたニンジンはまったく影響を受けていなかった。むしろほどよい雨を浴びて、元気になっているようにも見える。

 東北、北海道の方々は、警戒を継続されたし。


お手上げ (2009 10/9 0:00)

 民主党政権、もはやどこから突っ込んで良いのか、よく分からなくなってきている。
 新型インフル対策の予算を止めたり、災害対策の予備費で母子加算を復活させようとしたり、円高容認発言が批判されているのに藤井が駄目押しの容認発言したり、亀井が日経225先物取引の禁止を主張し始めたりとか、岡田が日中韓の共通の歴史教科書を作ろうとほざいたり、鳩山が普天間基地移設に関する日米合意を容認するとか、前政権の補正予算を止めたくせに2次補正予算は出さないとか、わけの分からん行動が多すぎ。
 ちゃんとやってくれないと、2大政党制への懐疑の念が増大してしまう。政党への不信感が醸成されて、良いことは何もないのに。



耐えよニンジンたち (2009 10/8 0:00)

 けっきょくニンジン・プランターは、縁側の横やエアコンの室外機の横など、台風の影響をくらいにくそうな場所に退避。玄関への避難は、別に家人に断られたわけでなく、玄関にプランター3つも入れたら靴の置き場が無くなる、という理由から。そんなに広い玄関のある家など持てるはずもなく。

 蛹のままのキアゲハたちは、玄関に退避。もはや死んでいるとは思うのだが、冬越しの蛹になったという1%以下の確率に期待を込めて。


1年前の噂が蘇る (2009 10/8 0:00)

外貨準備:政府が米金融2社救済案 08年8月に支援検討(10/6毎日)
 米政府系住宅金融機関2社が経営危機を迎えていた08年8月下旬、日本政府が外貨準備を使って両社の支援を検討していたことが5日、関係者への取材で分かった。入札不調に終わる懸念があった2社の社債数兆円を、日本政府が買い支える計画だった。世界的な金融危機に陥る瀬戸際とはいえ、公的資金で外国の金融機関を救おうとしたことは極めて異例で、経済的に密接不可分な日米関係の特殊性を明らかにする事実といえる。
 金融機関2社は、社債で調達した資金で金融機関から住宅ローンを買い取り、証券化商品に組み替えて投資家に販売しているフレディマックとファニーメイ。両社が発行した住宅ローン担保証券の残高は約6兆ドル(約540兆円)と米国の住宅ローン残高の半分を占め、世界の金融機関も広く保有していた。両社が経営破綻(はたん)すれば、日本を含めた世界の金融システムに深刻な影響を与えることは確実だった。
 両社の経営危機は08年7月に表面化。米政府は7月中旬に最大4000億ドル(36兆円)規模の出資枠の設定などの救済案を発表したが、市場は沈静化しなかった。両社は9月上旬に合計で200億ドル(約1.8兆円)規模の社債借り換えを控えていたが、信用不安から社債の買い手が現れない可能性が高く、資金繰り破綻の懸念があった。
 日本政府では、限られた財務省幹部が米財務省と緊密な連携をとりながら、外貨準備から数兆円を拠出して両社の社債を購入する救済策「レスキュー・オペレーション(救済作戦)」という名の計画を立案。通常は非公表の外貨準備の運用内容をあえて公表し、日本の支援姿勢を打ち出して両社の経営に対する不安をぬぐい去ることも検討した。
 しかし当時の伊吹文明財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。米政府は9月7日、公的資金を投入して両社を国有化し救済したが、同月15日には米リーマン・ブラザーズが破綻し、結局、金融危機の深刻化は防げなかった。
 伊吹元財務相は毎日新聞の取材に「大臣決裁の段階にはなかった。しかし、米国の経済危機が目前に迫る中、日本の外貨準備で損失が出かねない資産を購入すべきでないという当たり前の判断だ」と述べた。【斉藤望】


 この記事が事実なら、福田さんは自ら捨て石になることでアメリカの要求をかわしたことになる。たしかに、辞任して間もない頃に、そういう噂が2ちゃんで流れていたように記憶している。もしかしたら、福田康夫も、岸信介、福田康夫と繋がる流れを引き継いでいたのか。
 実際のところはどうなのか、分からんけどね。



軽い発言、軽い行動 (2009 10/7 0:00)

赤字国債発行へ=税収減不可避、10年度予算編成−政府方針(10/6時事)
 政府は5日、2010年度予算編成に関し、歳入不足を補うため、赤字国債を増発する方針を固めた。10年度税収は09年度当初見通しの約46兆円を割り込むのは確実で、政府は40兆円を下回る可能性もあるとみて、不足分は赤字国債で賄わざるを得ないと判断した。
 鳩山由紀夫首相は就任前から、一貫して国債増発を否定してきた。しかし、昨年秋からの景気低迷で法人税や所得税などの税収が大きく落ち込み、09年度税収見通しは下方修正が避けられない情勢。首相は10年度予算編成に当たり、厳しい現実に直面して路線変更を迫られた形だ。


 国債は発行しないって言ってなかったか?税収の落ち込みなんて、まともな脳味噌を持っていれば予測できたこと。軽々しく宣言して、後から悪びれずに修正というのが民主党のパターン。無駄の削減や公務員改革や年金改革なども、どうなることやら。

 だいたい、鳩山は外遊ばかりで、ちゃんと仕事してるのか?円高と株安で悲惨な状況になりつつある日本経済に対し、何ら施策を繰り出そうとしないのはどういうことだ?しかも、鳩山氏自身は、昨年麻生さんに対してこういう批判をしているのだ。

鳩山氏「なぜ亀有に」麻生首相を批判(2008/11/9ニッカンスポーツ)
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は9日、大阪市での街頭演説で、金融危機が実体経済に悪影響を及ぼしていることを指摘しながら「今こそ、麻生太郎首相は官邸で寝る間もなく対策に取り組むべきだ。なぜ(東京都葛飾区の)亀有でパフォーマンスをしなければならないのか」と述べ、8日にあった漫画主人公の銅像除幕式出席などを批判した。
 また追加経済対策に盛り込まれた総額2兆円の定額給付金と、首相が表明した3年後の消費税率引き上げに関し「最初にアメをあげて、3年後にはムチでピシピシたたく。こんな政治を認めてはいけない」と訴えた。(共同)


 「寝る間も惜しめ」と言っていた人間が、国会も開かず、景気対策も打たず、逆に前政権の景気対策をご破算にし、外遊ばかりにうつつを抜かし(しかも場違いな演説をカマし)、あげくの果てにはファッションショーで大はしゃぎ。期待はしていなかったが、正直、ここまで酷いとは思っていなかった。麻生さんもたしかに言葉が軽かったが、打つべき対策はちゃんと打っていた。

 地に足の着いた政権運営を心から求む。壮大な実験に付き合っている余裕など、日本国民には無い。
 まともな政権になる前に故人献金問題で逮捕、となったら笑えるが。


今日の亀井さん (2009 10/7 0:00)

<亀井金融担当相>「家族間の殺人事件増加」で経団連を批判(10/5毎日)
 亀井静香金融・郵政担当相は5日、東京都内で行われた講演会で、「日本で家族間の殺人事件が増えているのは、(大企業が)日本型経営を捨てて、人間を人間として扱わなくなったからだ」と述べ、日本経団連の御手洗冨士夫会長に「そのことに責任を感じなさい」と言ったというエピソードを紹介した。御手洗会長は「私どもの責任ですか」と答えたという。
 会員制情報誌「内外ニュース」主催の講演会で述べた。亀井担当相は御手洗会長との会談時期については明らかにしなかったが、関係者によると、8月の衆院選前とみられる。
 亀井担当相は講演で「昔の大企業は苦しい時に内部留保を取り崩して下請けや孫請けに回した。今はリストラだけをしている」と話し、昨秋以降の経済危機で、派遣契約解除などをした大企業の批判を展開。「(大企業が)小泉改革に便乗して日本型経営を捨てたことが社会をおかしくした。責任を感じなければだめだ」と企業の経営姿勢や経団連を批判した。【井出晋平】

 不合理な公務員叩きと同じ構図で、叩きやすいところを叩いているだけ。それとて、一般人がストレス発散する分には問題ないが、政治家ならば、因果関係をはっきり示し、なおかつ解決の道筋まで述べるべきではないのか。

 ちなみに、2ちゃんでこんな数字が紹介されていた。

http://d.hatena.ne.jp/NORMAN/20080806/1218016776
(親族間での殺人件数と、総数に対する割合)
昭61年 590(40.2)
昭63年 488(39.0)
平03年 404(38.6)
平06年 438(38.9)
平09年 447(39.1)
平12年 514(42.2)
平15年 502(42.1)
平18年 542(46.9)
平20年 558(49.8)


http://www.npa.go.jp/toukei/seianki7/h20hanzaizyousei.pdf(「平成20年度の犯罪情勢」)
 PDFでの73ページ。
      総数 親族間
平成11年 1098  459    
平成12年 1219  514    
平成13年 1157  492    
平成14年 1238  512    
平成15年 1258  530    
平成16年 1224  557    
平成17年 1224  541    
平成18年 1155  542    
平成19年 1052  506    
平成20年 1120  558


 親族間の殺人は増えている、と考えるべきなのか……。たしかに割合は増えていると言えるが。



台風からニンジンを守ろう (2009 10/6 0:00)

 台風が8日に本州に接近、しかも我が東海地方にかなり近づくらしい。
 問題は、ニンジンが植わっているプランター3つ。今月末には収穫予定というのに、直前で台風にやられては泣くに泣けぬ。玄関に避難させようと思案中だが、それには家人の許可が要る。「俺の買った家だ!」と強行突破するか、「すいません、汚いとお思いになるかもしれませんがよろしくお願い申し上げます」と低姿勢で行くべきか。



中川昭一氏死去 (2009 10/5 0:00)

 「冥福を祈る」というような通り一遍の言葉で悼みたくない。

中川昭一氏死去  政策通、保守の論客…惜しむ声続々(10/4産経)
 自民党の大物議員だった中川昭一元財務・金融担当相が死去した。政策通として名を馳せ、保守の論客の立場から積極的な発言を続けた姿勢は、政界に大きな足跡を残した。

 早すぎる。偏狭ではない保守思想と、有能さが、うまく融合していた素晴らしい人だった。いずれ復権し、日本のために働いて欲しいと願っていたのに、残念でならない。しかし産経新聞、いい写真使うじゃないか、ちくしょう。

 死因は詳しく分かっていない。睡眠薬を常用しており、酒もまた飲むようになっていたという話もあるし、循環器系の持病が死因ではないかという話もある。遺書がないため自殺の可能性は低いということだが、鬱々として酒と睡眠薬を常用するようになっていたとすれば、消極的な自殺ともいうべき状態ではなかったか。

 明日のテレビでどう報道するか。また所謂「朦朧会見」を流すのか?マスコミがそこまで腐りきった輩の巣窟がどうか、確かめてやる。
 中川さんは、G7の会議はきちんとこなした。会見で失態を演じただけだ。確かに失態であったかもしれないが、会議の内容も合わせてきちんと報道したテレビ局が、いったいどれだけあったか。中川さんはマスコミに潰された。それを耐え抜く図太さが必要だというのを承知のうえで、それでも、テレビのやりように改めて腹が立ってくるのが偽らざる心情だ。



今日の亀井さん (2009 10/4 0:00)

 今朝の日テレ「ウェークアップ!ぷらす」に亀井さんが出ていたが、それはそれは酷かった。亀井さんの主張は…

「返済猶予の選定基準は、頑張っているかどうか」
「借り手と貸し手が話し合いながら実行していく」
「モラトリアムを実施した後、運転資金を借りられないようなことがあってはならない」
「モラトリアム実施による経済悪化を危惧するのは、短絡的」
「銀行は中小企業を相手にまともな金融活動をしてこなかった」
「借金が返せない企業に追加融資をしない銀行は間違っている」
「小泉改革が悪い」

 これは、別にネタにすべく誇張しているわけではないし、悪意を以てまとめているわけでもない。いっていることを簡潔にまとめれば、誰でもこういう要約になるはずだ。

 具体的な内容は無し。すべてが感情論で、理論的な裏付けは一切無し。「当事者の話し合い」って、その選定基準が明確にならないと現場が混乱するだけなんだが。というか、それって今まででもやってきていないか?もはやモラトリアムからずれてきているようにも思うのだが。
 アホだとは思っていたが、実際にその強弁を目の当たりにすると、呆れかえって開いた口がふさがらずにあごが地面に落下しそうなほどだ。本人も、よく分からずに発言してしまって、拳の下ろしどころに困っているんじゃないのか。それともあれか?地方銀行を潰して、郵貯に資金を回そうという深謀遠慮なのか!?

 中小企業にも、メリットがあるとは言い切れない。銀行の経営がつらくなれば、貸し渋りや貸しはがしがいっそう進むことになり、けっきょくは中小企業にとって打撃となってしまう。
 また、目先の平穏は得られるかもしれないが、「モラトリアムを受けた」ということで、以後の金策に苦労することは目に見えている。それも分からずモラトリアムに期待している企業は、モラトリアムがあろうと無かろうと、早晩潰れるところだろう。

 さらに、金融庁は「返済猶予による損害を国が保証する」ことも考えているそうな。これだと、確かに銀行の経営は苦しくなったりはしないだろう。しかしながら、国が補填すべき案件が頻発して、銀行が焼け太りになったりはしないか?

 もはや、何が何だか分からなくなってしまっている…。事態の収拾は可能なのか?


場違い (2009 10/4 0:00)

 オリンピック自体はどうでもいいんだけど。

鳩山首相不発!「友愛五輪」熱弁も東京招致かなわず(10/3スポーツ報知)
 鳩山首相は、ゴールドの勝負ネクタイでIOC総会に登場した。“五輪スカート”をはいた幸夫人が見守る中、やや緊張した面持ちで、英語でスピーチ。冒頭のあいさつ後、「オリンピック精神は友愛にあります。この友愛という精神は常に私の哲学でした」と自らの理念と五輪を重ね合わせると、「(友愛は)オリンピックで重要な役割を果たしていて、多様な文明の橋渡しをする力がある」と力説した。
 後半は「環境」を前面に打ち出し、「巨大都市が環境を守りながら繁栄できることを、世界に対して証明できると思う」と強調。20年までに温室効果ガス25%削減の中期目標を表明した先の国連演説に触れるなど「環境のハトヤマ」をアピールした。
(一部引用)

 なに、この我田引水のスピーチ。自分のアピールばかりで、東京に五輪を持ってこようという熱意はほとんど感じられないじゃないか。



とばっちり (2009 10/3 0:00)

益川さん迎える研究施設 凍結(10/2NHK)
 政府が進める今年度の補正予算の見直しをめぐって、名古屋大学が、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんをトップに迎える最新の研究施設の建設計画を、文部科学省の指示を受けて凍結しました。
 名古屋大学は、ノーベル物理学賞を去年受賞した益川敏英さんをトップに迎え、受賞理由となった「素粒子」の研究を進める最新の研究施設「素粒子宇宙起源研究センター」の設立を計画しています。この研究施設の建設費用が、ことし5月に成立した政府の今年度の補正予算に初めて盛り込まれ、名古屋大学は来年度中の完成を目指し、準備を具体的に進めていました。ところが、文部科学省が補正予算の見直し作業の中でこの施設の建設計画を当面止めるよう指示し、名古屋大学は、建設会社を選ぶための入札を見合わせるなど、計画を凍結しました。名古屋大学の担当者は「研究センターは来年4月に発足するので、建物も完成するよう今後の政府の対応を見守りたい」と話しています。


 まさかこのまま「計画廃止」になるなんてことは無いよな?まともな研究者の海外流出を促進する愚策を、まさか犯すまいな?これに対する民主の対応で、彼らが日本の将来を見越した行動をとる集団か否かを量ることができる。
 温室効果ガス25%削減とか夢物語を語る割には、基礎研究には冷淡だった、ということにならないよう祈りたい。

 ついでに、研究施設もいいんだが、耐震工事の方は大丈夫なのかね?名大工学部の建物、後に文系の建物は建て替えが進んでいたようだけど、理学部はどうなってるのかね?



つながり (2009 10/2 0:00)

 鳩山由紀夫=幸……金星人
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 鳩山邦夫…友達…アルカイダ 

 金星人とアルカイダが繋がる、さすが友愛の人。スケールが違う。


生活保護 (2009 10/2 0:00)

母子加算 復活に光(10/1朝日)
 「復活すれば本当にうれしい」。生活保護費の老齢加算と母子加算の削減や廃止は憲法違反だとして、県内の26人が減額処分の取り消しなどを求めた訴訟は、これまで棄却を求めていた県などが30日、方針変更を示唆した。口頭弁論後にあった原告側の報告集会では、厚労相が明言している母子加算の復活に向けて期待の声があがった。見通しの立たぬ老齢加算の復活についても、政権交代による変化に望みを託した。(小俣勇貴、村形勘樹)
 母子加算を受けていた原告の多比良(たひら)佐知子さん(46)=広島市=は、高校や中学に通う3人の子どもと毎月約20万円の生活保護費で暮らす。4月に母子加算が廃止された後は、「全く余裕がなくなった」。この日も、「復活されるまで安心できない」と慎重だったが、「『沖縄の水族館に行きたい』という長女の夢をかなえたい」と笑顔を見せた。
 弁護団の我妻正規弁護士は、「小泉内閣から切り捨てが始まった社会福祉を民主党を中心とする政権がどう建て直していくのか。政治情勢は流動的だが、待っているだけではなく最後まで気を抜かずにいきたい」と話した。
 広島高裁であった第1回口頭弁論では、原告団長の加藤清司さん(83)と弁護団長の津村健太郎弁護士が意見陳述した。加藤さんは、老齢加算廃止後の苦しい生活状況を語り、「私たちの生活を誰も調査していない。(廃止した)誤りを再検討し、母子加算と一緒に老齢加算も復活させてほしい」と訴えた。津村弁護士も、「老齢加算の意義は母子加算と何ら変わらない」と述べた。


 生活保護を受けて慎ましく生活している人たちにとっても、こういう例がクローズアップされるのは迷惑なのではないか。

 ワーキングプアでなくても、「もう何年も旅行に行ってない」という人は多いと思うんだが、生活保護を受けている身で「沖縄に行きたい」とか言える神経は、正直理解できない。旅行も含めて、「文化的な最低限度の生活」ということか。しかしながら、沖縄旅行する金は、私にもない。ということは、私も文化的な生活は送れていないということに?

 やむにやまれぬ事情があって生活保護を受けている人もいるが、一方で、まともなやり繰りができないような人間であるがゆえに生活保護を受けている人もいる。後者であっても生活が保障されるのが寛容な文明国であろうし、低所得を理由とした犯罪行為に走られるよりはまだしも、である。感情的にはやりきれない物があるのも事実だが。

 「生活保護での生活ぶり<働いている人間の生活ぶり」でなければ、税金を払っている側は納得できない。かといって、仮に最低時給1000円になったとしても、週5日で10時間働いても、月にようやく21万ほど。労働者の待遇改善で生活保護に追いつかせるのは、ちょっと現実味がない。
 何とか良い仕組みは考えられないものだろうか。



キャバクラ (2009 10/1 0:00)

民主政治活動費:キャバクラ支出「国民が判断」 官房長官(9/30毎日)
 平野博文官房長官は30日午前の記者会見で、川端達夫文部科学相ら民主党の5議員の政治団体が政治資金収支報告書で「キャバクラ」などへの支払いを政治活動費として計上していたことについて「適切か不適切かは国民の皆さんが判断されることだと思う。懸念を抱かれないようにすることは政治家として大事だ」と述べた。
 民主党本部からの寄付を受けた団体での政党交付金の使い道に関しては「党の内規で使い方は厳格にしている。税金を使っていることは考えられない」とし、川端氏ら閣僚に事実関係を確認する考えを示した。【横田愛】


 「政治活動費でキャバクラ」は毎日新聞のスクープらしい。さすが変態毎日新聞、風俗絡みの情報にはめっぽう強い。
 さておき、平野官房長官の無責任な発言が気持ち悪い。「国民の皆さんが判断」って、仮に「不適切だ」と判断したとしても、お前らが解散総選挙でもやらなきゃ、その判断を反映させる手段が無いだろうが。世論調査で「不適切」という声が大きくなれば、きちんと議員辞職なり何なりの措置をとるのか?

 この平野という人は万事こんな感じ。指摘された問題点を、無責任な物言いでかわそうとするだけ。問題点について真摯に答えようとする姿勢は全くない、いや、問題点が分かっていないように窺える場合も。たとえば…。

国旗に一礼は7人だけ…官房長官「あ、そうですか」(9/18産経)
 鳩山由紀夫首相と各閣僚の計18人が、16日に首相官邸で行った記者会見で、会見場に設置された国旗に一礼したのは7人だった。礼をしたのは首相、福島瑞穂消費者・少子化担当相らで、亀井静香郵政改革・金融相、岡田克也外相ら11人は国旗前を素通りして登壇した。
 平野博文官房長官は17日の記者会見でこの点を問われ、「『あ、そうですか』という感覚だ。(一礼を)閣僚としての責任ある対応をされればいい。一礼しろと閣議決定したわけではないし、申し合わせをしたわけではない」と述べた。


 国旗に礼をするか否かが国家を揺るがす重大事ではない、という認識を是認するとしても、指摘に対して「あ、そうですか」は無いだろ。官房長官の職分を理解していないのではないか。

 さらに気持ち悪いのは、キャバクラの件がテレビで拡がりを見せていないこと。麻生さんの私費でのバー通いをあれほど叩いていたのに、公費を使ったキャバクラ通いを看過するという神経は、腐っているとしか言いようがない。
 まぁ、この件がテレビで広がっても複雑な気分になるだろうが。メディアにやって欲しいのは、くだらないスキャンダル合戦でなく、政策の検証であるから。ただ、キャバクラの件を報道してダブル・スタンダードではないことを示す方が、民主政権に翼賛的な報道を繰り返すよりも遥かにマシではある。


キアゲハ日記 (2009 10/1 0:00)

 蛹になった2名。いまだ蛹のまま。大人にならずに絶命したか?動きの見えない蛹のことゆえ、生死の確認の方法が分からず、何ともはや。


 (2009 10/1 0:00)

 「9月は一ヶ月で300km走るぞ」と目標を定め、毎朝10km強をジョギング。雨や仕事の都合でどうしても走れない日もあるので、貯金のため、休みの日には25kmほど走ったりもして、29日までに290km。30日に10km走れば目標達成……しかしあいにくの雨。しかし、ここまで頑張ってきて、目標が達成できねば死んでも死にきれない。よって、小雨になった頃合いを見計らって出撃。で、303km達成。もう二度とやらね。

 生活習慣の改善は「一生続けられること」を前提に考えるべきなので、明日からは通常運転に戻す(一ヶ月200〜240km)。月に300kmは、正直かなりしんどい。ジョギング始めて2年くらいになるが、未だにフルマラソン走れる人が信じられない。



発言修正 (2009 9/30 0:00)

円高・株安“火消し”に躍起、藤井・亀井両大臣(9/29読売)
 自らの発言が円高を招いた藤井財務相は29日、一転して“火消し”に躍起となった。
 為替介入に否定的な見解を繰り返していた藤井財務相は同日の閣議後の記者会見で、「(為替が)異常に動いたら、しかるべき措置をとる。(今の円高は)少し急激すぎる」と述べ、円売り・ドル買い介入の可能性を示唆した。
 この「口先介入」に市場は敏感に反応し、同日の東京外国為替市場の円相場は4営業日ぶりに円安・ドル高に振れた。
 一方、亀井金融相は、中小企業向け融資の返済猶予方針が株安の材料とされたことについて、「返せる借金を棒引きにするなんて言ったことはない」と強調。「あんたたちがおかしなことばかり書くから」と記者団にいらだちを隠さなかった。
(2009年9月29日20時27分 読売新聞)


 藤井さんのこういう修正は歓迎なんだが、しかしながら、「今の円相場は以上ではない」「介入する気はない」と言った直後に、こうして発言を修正する「落ち着きの無さ」を見ると、安心して国の舵取りを任せる気にはなれない。実際、最近の東京証券取引所では、外国人の売り越しが続いている。投資家の民主党への評価は厳しい。

 亀さんの方は……もう嗤いのネタにしかならんな。早く切り捨てないと、致命傷にもなりかねない。まぁたぶん補選の後にはバイバイとなるんだろうけど。



 (2009 9/29 0:00)

 朝、おかんの悲鳴と私を呼ぶ声。行ってみると、木に虫がたくさんいる、とのこと。どうせチャドクガみたいな小さな毛虫がたくさんいるんだろ、と思って木に近づくと、褐色の100mmほどの虫が20〜30匹ほど。思わず短い悲鳴を上げてのけぞった。
 スズメガの幼虫だと思うんだが、頭に角があって、尻の方に僅かに白い毛が生えている。

 とりあえず、アースジェットにご登場願い、勢いよく噴霧。しばらくすると、お好み焼きに乗せた鰹節のようにウネウネと悶絶する幼虫たち。動くことで、気付かなかった幼虫たちも目立って見えるようになり、気色悪さは当社比32倍に。そして木からポトポトと落下してくる幼虫ども。しかしよくこんなに大きくなるまで気付かなかったものよ。
 しかし、さまざまな種類の終齢幼虫の例に漏れず、殺虫剤ではとどめが刺せない。木の下には、20匹以上の、のたうち回る褐色のUMA。また、しぶとく這って別の木へ逃れようとする者が多数いたため、しかたなく、木からの落下が一段落したところを見計らい、割り箸で1匹ずつ捕獲し、ビニル袋の中へ。袋の中で悶絶し続ける幼虫。たぶん今夜は、この光景を思い出して悪夢にうなされるのだろう。

 幼虫どもを駆除した後には、枝の半分ほどを食われた木の残骸。生命力が強い木なので、すぐに復活するだろうが、見ていて痛々しい。


がんばれソニー (2009 9/29 0:00)

 円高、株価暴落の中、我がソニー株は踏ん張っている。こりゃ、円相場が好転して日経平均も上がっていけば、ずんずん上がっていくんじゃないか……ということで、民主党政権の舵取りには大いに不安を覚えつつ、ソニー株はストロングホールド。
 半年後には泣いているかもしれんが。


自民党総裁 (2009 9/29 0:00)

 谷垣か。幹事長などの人事までは様子見。
 鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人、佐藤栄作……諸行無常の響き有り。



亀井暴走 (2009 9/28 0:00)

 鳩山内閣の盲腸は、早くも腹膜炎に移行か。

支払い猶予法案は「友愛」 「総理は更迭できっこない」 亀井金融相(9/27産経)
 亀井静香金融担当相は27日、テレビ朝日の番組で、中小企業向け融資や個人向け住宅ローンの返済を3年程度猶予する「モラトリアム法案」をめぐり、政府内でも異論があることについて「(反対なら)鳩山(由紀夫)総理が私を更迭すればいい。できっこない」として猶予法案は与党三党の合意事項であることを強調した。詳細は週明けから本格化する与党三党との協議や金融界、産業界からの意見聴取を経た上で決める意向だが、調整は難航必至の情勢だ。
 亀井金融相は終了後、記者団に対し、「『友愛』を返済猶予でやっていくという話なので、鳩山さんも喜んでいると思う」と話した。また、中小企業に与える影響について、28日にも直嶋正行経済産業相と協議する考えを明らかにした。
 ただ、法案策定にあたっては(1)金利を含めた返済猶予とするのか(2)猶予期間はどの程度か(3)金融機関に一律に適用するのか−などのさまざまな課題がある。亀井金融相は「金利を払えるところは払えばいい。一律かどうかは検討の結果決める。期間は1カ月や2カ月では意味がないので、ある程度という意味で(3年と)言った」と説明した。
 この猶予法案をめぐっては、金融界が「経営を圧迫する」などと強く反発している。制度を導入すると、かえって信用収縮が起こり貸し渋り・貸しはがしが増えるとの見方もあるが、亀井金融相は「そんな理不尽なことを金融庁にはさせないようにする」と強調した。


 どこから突っ込んで良いのやら。こんな禁じ手を実行したら、以後の貸し渋り・貸しはがしは強烈な物になってしまう。しかもそれを「させないようにする」となれば、金融業界に計り知れないダメージを与えることになる。
 一部には、「鳩山内閣でまともなのは亀井と福島瑞穂だけ」と世迷い言を述べている人もいるようで。経済の基幹である銀行にダメージを与える施策を実行しようとし、しかもその影響について全く理解できていない人間の、どこがまともなんだか。


夫婦別姓 (2009 9/28 0:00)

 何でこいつらは、どう考えても優先順位の低い余計な政策ばかり、優先して実現しようとするかね。

夫婦別姓導入へ…政府、来年にも民法改正案(9/27読売)
 政府は、夫婦が別々の姓を名乗ることを認める選択的夫婦別姓を導入する方針を固めた。
 早ければ来年の通常国会に、夫婦同姓を定めている民法の改正案を提出する方向で調整を進める。現行の夫婦同姓は1947年に民法に明記され、約60年ぶりの大幅改正となる。
 夫婦別姓の導入は、政権交代により、衆院選の政策集に「選択的夫婦別姓の早期実現」を明記した民主党を中心とした政権が誕生したことによるものだ。民主党は、1998年に民法改正案を共産、社民両党などと共同で国会に提出したが、自民党が「家族の一体感を損ない、家族崩壊につながる恐れがある」などと強く反対して廃案となった。その後も、毎年のように共同提出してきたが廃案となってきた。
 一方、法務省も、96年の法制審議会(法相の諮問機関)で選択的夫婦別姓の導入が答申されたことを受け、夫婦別姓を盛り込んだ民法改正案をまとめた経緯がある。強い反発を示してきた自民党が野党に転じ、与党と法務省の考えが一致し、政府提案による法改正が可能となった格好だ。
 民主党などの民法改正案は、〈1〉結婚時に夫婦が同姓か別姓かを選択できる〈2〉結婚できる年齢を男女とも18歳にそろえる――ことが柱で、おおむね法制審答申に沿った内容だ。
 しかし、別姓を選んだ夫婦の子の姓に関しては、法務省案が「複数の子の姓は統一する」としているのに対し、民主党などの案は子の出生ごとに決めるとしており、今後調整する。千葉法相は17日の就任会見で、夫婦別姓導入に前向きな考えを示した。
(2009年9月27日03時01分 読売新聞)


 学校などの保護者面談。田中君のお母さんを呼んで面談、「田中さん…」と呼びかけたら、「いいえ、私は佐藤です」……めんどくせぇな。まぁこんなものは「面倒」で済む話だし、事前に調べておけば問題ないのだが。

 事実婚を認め、戸籍を廃止し…という流れが見えているから、ちょいと容認できない(参照:戸籍制度見直しへ議連 民主有志(9/20日経))。家制度を崩壊させようとするジェンダー・フリ-思想が背後に透けて見える。離婚だらけ、婚外子だらけで、家という意識が薄れれば先祖への敬意も希薄となり、時間軸を垂直に通過する倫理観も希薄になる。そうなると、キリスト教やイスラム教のような強い宗教倫理が存在しない日本では、地域社会やひいては国家の結束も疎になりそうな……これは杞憂と言い切れるだろうか。私が、男子が産まれて「家名が途絶えずに済んだ」「墓を護ってくれる跡継ぎができた」とホッとするような、古い考えの人間ゆえの戯れ言かもしれんがね。

 逆に、家制度を保持したまま夫婦別姓を進めれば、家制度の強化に繋がる可能性もある。家名を残すために別姓…という事例は多く出てくるだろう。家名を残したい同士、一人っ子同士の夫婦だと、子供の姓でモメそうだ。
 ちなみに中国や韓国も夫婦別姓だが、ジェンフリ思想ではなく儒教思想に基づく物なので、「嫁は夫の一族には入れない、嫁は部外者」という男尊女卑の考えが背後に存在する。夫婦別姓は、決してジェンフリ思想の専売特許ではない。

 選択的夫婦別姓自体には現時点では反対を主張しつつ、賛成する意見にも一部同意できる面があったりするんだが、これを大々的に主張している連中が同時に、戸籍廃止を主張したり事実婚の推奨だったりをしているせいで、容認する気持ちは雲散霧消してしまうわけで。



まだ秘密兵器が控えている (2009 9/26 0:00)

 国連演説で自画自賛の鳩山、まったく準備できていないのに記者会見をやっちゃった松野官房副長官、記者クラブ廃止の約束を反故にした平野、モラトリアム実行に意味不明の自信を持って暴走する亀井、円高容認して輸出企業を追いつめる藤井、「隣国を刺激するな」と与那国への自衛隊配備を撤回した北沢防衛相、さんざん批判していた官僚にけっきょくは丸投げの長妻など、政権発足2週間で様々なネタを提供してくれている民主党。
 しかし、未だ国家戦略室が機能していないため、真打ちである菅直人が始動していない。お遍路爆弾が炸裂すれば、さらなる笑いに日本列島は包まれるであろう。

 瑞穂ちゃんが、比較的まともに見えるもんなぁ、この政権。
日本が共生社会になることが大事だ。ただ、日本が労働力不足を理由に、単純労働者(の移民)を受け入れることは慎重であるべきだ」と発言。参照:福島消費者・少子化担当相「子供生み育てることに夢持てる社会に」(9/25産経)


教え教えられ (2009 9/26 0:00)

舛添氏に教え請うた長妻氏 発足10日の鳩山新政権(9/25産経)
 「私は年金しか分からないんです。いろいろ教えていただけませんか」
 17日午前に行われた新旧閣僚の事務引き継ぎの前、長妻昭厚生労働相は前任の舛添要一前厚労相にこう打ち明け、頭を下げた。
 さらに長妻氏は念を押したという。「できれば2人きりで。最低でも、40分以上は時間をとっていただけないですか」
 厚労省は、新型インフルエンザ対策をはじめとする医療や社会保障問題、雇用など労働行政など多岐にわたる問題を管轄する巨大官庁だ。「ミスター年金」といわれ、年金問題では厳しく舛添氏を追及してきた長妻氏だが、これからは未知の分野、苦手分野にも取り組まなければならない。
 これに先立つ長妻氏の初登庁時には、出迎えの職員らからは恒例の歓迎の拍手も起きなかった。
これを耳にした舛添氏は引き継ぎでじっくり課題ごとにポイントの説明した上で、大臣室に局長らを集め「長妻氏をいじめるな。国民のために支えてあげてほしい」と訓示、独自の人脈でつくっていた「ブレーン役の官僚特命チームもそっくり引き継いだ」(厚労省幹部)という。民主党内からは「舛添氏は意外に『いいひと』だった」(政調関係者)と再評価する声も。
(一部引用)

 これが事実なら、舛添さんはなかなかの人物。
 一方の長妻さん、レクチャーを請うた姿勢は評価すべき。「分からないことを聞く」というのは簡単そうでなかなかできない。ただ、謙虚に教えを請うのは素晴らしいが、年金しか分からないなら、厚労大臣を引き受けずに年金担当の副大臣くらいが良かったんじゃないか、とも思う。まぁ自民党時代には自分の所管省庁の仕事を理解していない大臣もいただろうから、それよりは遥かにマシなんだけど。



国連演説 (2009 9/25 0:00 タイトルをミスっていたので20:00に修正

鳩山首相の英語演説に大きな拍手(9/23産経)
 鳩山由紀夫首相は22日午前(日本時間同日深夜)、国連気候変動首脳会合での演説を英語で行い、温室効果ガスの1990年比25%削減の中期目標を表明すると、演説途中にもかかわらず、他国の首脳らから大きな拍手を受けた。
 首相は米スタンフォード大博士課程修了ということもあり、英語は得意。これまでも各国要人との会談は、よく英語でこなしてきた。
 各国首脳は今回の会合で、首相が温室効果ガスの大胆な削減目標を表明するか注目していた。それだけに首相の流暢(りゆうちよう)な英語も相まって、印象の残る演説となったようで、演説終了後も会場の大きな拍手で送られた。


 おかしいなぁ…私はテレビで鳩山演説の様子を「英語が苦手なら日本語で喋りやがれ」と苦々しい思いで見ていたんだが。まぁ英語の発音がどうこうというよりは、演説のしかたの問題かも。日本語でも、挙動不審なしゃべり方するもんな。
 ちなみに、あれを「大きな拍手」ととるのは贔屓に見過ぎだろ。

 まぁ問題は発言の中身。「米中が参与してくれば」という前提での「25%削減」ではあるが、今までに何度も書いたように、そんな条件は些末なことと忘れ去られ、数字だけが一人歩きをすることになるだろう。
 しかも、中国が具体的ではないにしろ、乗っかってきて、日本の逃げ場はいよいよなくなりつつある。

温室ガス 中国『顕著な幅で削減』 国連サミット胡主席が表明(9/23東京)
 【ニューヨーク=阿部伸哉】二十二日に開幕した国連気候変動サミットでは、米国とともに最大の温室効果ガス排出国である中国の胡錦濤国家主席が、具体的な数値言及は避けながらも自らの削減目標を提示。ポスト京都議定書の枠組みを決める十二月の国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議(COP15)に向け、積極姿勢をアピールした。中国の新たな動きで、排出国同士がにらみ合う膠着(こうちゃく)状態の打開につながるかが注目される。
 胡主席は開会式での演説で、二〇二〇年までの中期目標として、〇五年比で二酸化炭素(CO2)排出量を「顕著な幅で削減するよう努力する」と表明。
 また再利用可能なエネルギーや原子力利用を進め、森林を四千万ヘクタール増やすなどの対策を取ると述べた。
 中国は、京都議定書では温室効果ガスの削減義務がない。これまでの議論でも自らの削減義務について触れることはなく、先進国側の一層の削減と環境技術の移転を主張してきた。
 ただ米国と合わせて世界のCO2排出量の約四割を占めており、中国の削減義務化はCOP15に向け、大きな課題となっている。
 今後は、中国の削減目標の具体的な数字が注目を集めることになりそうだが、国連気候変動枠組み条約事務局のデブア事務局長は「議論のけん引役となる」と提案を評価。中国の軟化姿勢が各国の譲歩を引き出すことに期待感を示した。
 ノーベル平和賞受賞者のゴア元米副大統領も中国の提案に「コップに水は半分、満たされたのではないか」と、今後への期待感を示した。
 各国首脳の演説では温室効果ガス削減のほか、先進国側から途上国への資金援助や環境技術移転を訴える声が強かった。


 中国のこの意思表示は、海外でも大きく報道されている。
BBC NEWS | Science & Environment | China vows climate change action

 中国が痛みを甘受するとは思えない。日本からの技術供与で削減幅を稼ぐ、という話ができあがってるのか。

 記事の本筋からは外れるが、鳩山演説についても言及がされている。

 The new Japanese Prime Minister, Yukio Hatoyama, pledged to reduce emissions by 25% by 2020 compared to the 1990 level, calling it the Hatoyama Initiative(一部引用)

 やっぱり「米中が参加すれば」という条件はすっぽり抜け落ちている。

 この辺り、「国際社会は弱肉強食の社会、だから付帯条件なんて無視される」という根源的な理由も無いわけではないが、鳩山さんの発信のしかたにも問題なしとは言えない。(参照:外務省: 国連気候変動首脳会合における鳩山総理大臣演説MOFA: Statement by Prime Minister Yukio Hatoyama at the United Nations Summit on Climate Change (September 22, 2009)。また、この周辺の話題については日本アンチキムチ団が詳しく扱っていたが、そこでも紹介されているpremiseがremiseに聞こえる件、確かに聞こえなくもないが、それだと不自然な表現になり、文脈上remiseととられる恐れは無いと思う。文字の方を見れば間違われることはないし)

 普通こういった前提条件は、前置きするか、後置するとしても「あくまでこれが前提だ」と分かりやすくするものだが、実際の演説では、条件は数値目標の後におまけのように述べられているだけだし、しかもif節だったりon condition thatだったりas long asのような分かりやすい書き方ではない、曖昧な言い回しになっている。一部で言われているような「無条件に数値目標提示」というのは言い過ぎだが、前提条件が分かりにくく、巧く伝わらない危険性が高いのはたしか。自分たちの意思を明確に伝えるということに意識的で無かった、と思わざるを得ない。ただでさえ「数字の一人歩き」が危惧されるというのに、前提条件の明示が拙いようでは話にならない。

 しかも、これが「脱官僚」の結果と聞くと、涙が出てくる。

始動した民主党流外交 「脱官僚」で課題も(9/23産経)
 22日の国連気候変動首脳会合でも「民主党流」は貫かれた。首相演説自体が、民主党内で地球温暖化対策に取り組んできた福山哲郎外務副大臣が中心に作成した文書で、外務官僚らには、触れさせなかった。(一部引用)

 英語が達者な外務官僚にチェックを入れてもらった方が良かったような…。

 
 しかし、外国で褒められて図に乗ってる姿は、醜悪だ。外国で日本の悪口を言って「自分は一段高いところにいる」と思い込んでいる、大江健三郎と同類だ(ちょいと前に死んだ加藤周一もそうだった)。
 もちろん、具体的な削減方策を示し、それが現実的な物であれば、私は自分の考えが浅薄だったことを恥じつつ鳩山演説への見方を変えねばならない。願わくば、私が後々恥をかくような結果にならんことを。


エセ友愛 (2009 9/25 0:00)

鳩山首相、チベット問題は「内政問題と理解」 首脳会談で(9/22日経)
 鳩山由紀夫首相は21日の中国の胡錦濤国家主席との会談で、チベット問題について「内政の問題と理解している」と述べた。「それだけに対話を通じて見事に解決することを期待したい」として、中国側に平和的な解決を促した。
 首相は民主党幹事長時代の2007年にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と会見するなどチベットの人権問題に強い関心を寄せていた。(ニューヨーク=中島裕介)


 ダライ・ラマとの会見は、パフォーマンスに過ぎなかったってことね。人権問題に真剣に取り組むだけの友愛精神もなければ、交渉の道具(中国に要求を飲ませる際のバーターにするとか)にするだけの冷酷さも無い。



遠い政治主導 (2009 9/24 0:00)

日中首脳会談説明、「政治主導」のはずが官僚に「助けて」(9/23読売)
 【ニューヨーク=小林弘平】鳩山首相と中国の胡錦濤国家主席による日中首脳会談が21日夜(日本時間22日午前)に終了した後、松野頼久官房副長官が会談内容の説明を行った。民主党が推進する「政治主導」を示す狙いもあった。
 だが、松野氏は冒頭、「鳩山外交のスタートの会談としては、いい中身だった」と感想を一言。記者団から首相と胡主席の具体的な発言について質問が相次いだが、松野氏からは不十分な回答が相次いだ。首相が「村山談話」を踏襲する考えを示したことについての胡主席の反応を聞かれると、松野氏は「非常に好意的な言葉があった」としか答えられず、「ちょっと待ってください。事務方でメモしていますか」と外務省幹部に助けを求める場面も見られた。
 自民党政権下でも、官房副長官が首脳会談の中身を記者に説明することはあった。ただ、冒頭、テーマごとに会談のやり取りを詳細に説明し、説明に先立って外務省側と綿密な打ち合わせがあった。
 「政治主導」を強調する民主党政権の方針に沿って、松野氏は「自分の言葉」で説明しようとしたが、準備不足は否めなかったようだ。
(2009年9月23日00時47分 読売新聞)


 鳩山さんや前原さんなどは、官僚のメモなどに頼らず自分の頭でやるべき仕事を理解し、自分の言葉で語っているのが分かる。しかし、一部の目的意識のしっかりした人間以外は、この松野さんのような有象無象がむしろ多数派に思われる。この程度の人材ばかりだと、けっきょくは官僚にいいように操られるだけになりそう。議員たちの教育も、喫緊の課題になりそう。
 ただ、民主党が「政治主導」を訴えているとかそういう次元の問題ではなく、プレゼンの準備をきっちりできないってのは、普通のサラリーマンだったとしても役立たずのような気が。


苦しんでいる2人 (2009 9/24 0:00)

 年金問題で大きなことを言っていた長妻さんが、後期高齢者医療制度や年金問題で苦しむのは別に何とも思わないが、八ッ場ダム問題で説明やお詫びに追われる前原さんには、ちょっとだけ同情してしまう。
 代替の治水事業と事業中止に伴う返還金などで、余計な出費が出ることになり、民主党の言う「無駄な公共事業を削減して、子供手当などの財源確保」という大義名分は成り立たなくなる。また、事業を続けたら続けたで、維持費やダム管理の人件費などが発生し続ける。そして何より、ダム建設のせいで住む場所を変えざるを得なかった住民の感情、という問題もある。進むも地獄、退くも地獄。ただ、これをうまいこと決着させられれば、前原さんの政治力もレベルアップしそうではある。

 長妻さんも苦しんでいる様子(参照:「新制度」ハードル高く、厚労相も苦戦(9/21読売))。ただ、あれだけ厚労省を批判しておいて、「とにかく何ができるか考えるように」というのはちょいと格好悪い。批判はすれども代案無し、ということだったか。
 大口を叩くタイプだったが、完璧ではないにしろある程度きちんと仕事をこなしていた舛添さんは、それなりに有能な人だったんだな、と思う。長妻さん、新型インフルの対策の方は大丈夫ですか?


バール (2009 9/24 0:00)

ステーキ店で400万円入り金庫盗まれる…愛知(9/23読売)
 23日午前3時15分頃、愛知県日進市岩崎台の「ステーキ・ハンバーグ&サラダバー けん 日進香久山店」から、「400万円入りの金庫が盗まれた」と110番があった。県警愛知署で窃盗事件として捜査している。
 発表によると、金庫は縦横約30センチ、重さ約30キロで、1階の従業員休憩室に置いてあった。店北側にある勝手口のドアがバールでこじ開けられていた
 同店は22日午後11時半に閉店し、従業員は23日午前0時に帰宅していた。同店は18日にオープンしたばかりで、盗まれたのは連休中の売上金だった。
(2009年9月23日10時15分 読売新聞)


 「バールのような物」ではなく、「バール」と断定ですか?バールと断定した記事は、初めて見たような気がする。



日中首脳会談 (2009 9/23 0:00)

胡錦濤主席の5つの提案…日中首脳会談(9/22読売)
 胡錦濤国家主席の提案5項目は次の通り。
〈1〉首脳レベルの往来強化──両国指導者は接触を保ち、両国関係の発展のため尽力する
〈2〉経済貿易関係の強化・発展──両国の協力は金融危機を克服し、世界経済の回復を図る上で有益だ
〈3〉国民感情の改善──青少年や文化、メディアの交流を推進し、両国の国民感情を改善する
〈4〉アジア・国際問題での協力推進──朝鮮半島の非核化の推進、北東アジアの平和維持で尽力する。金融危機、気候変動、環境・エネルギーなどの地球規模問題に対処する
〈5〉意見の相違を適切に解決──両国間では問題や隔たりは避けられないが、両国関係の安定した発展という大局に影響を及ぼさないよう努める


 翻訳してみると、
(1)ちょくちょくツラ出せや
(2)中国製品もっと買えや、貢ぎ物も出せや
(3)反中的な報道はやめさせろや
(4)ウチの発言力強化に協力しろや
(5)俺の言うこと聞けや

 中共を相手にするとなったら、普通は言質を取られないように警戒し、牽制しつつ話し合うものなんだが、鳩山さんにかかっては、すべて「友愛」で片付けられてしまう。

首相「東アジア共同体」提唱…日中首脳会談(9/22読売)
 【ニューヨーク=小林弘平、村尾卓志】鳩山政権の発足後、初の日中首脳会談は21日午後9時前(日本時間22日午前10時前)から1時間、ニューヨーク市内のホテルで行われた。
 鳩山首相は、「日中がお互いの違いを認めながら信頼関係を構築し、それを軸に東アジア全体の共同体を構想していきたい」と述べ、「東アジア共同体」の創設に向けた協力を呼びかけた。また、日中間の懸案である東シナ海のガス田開発を取り上げ、「いさかいの海から、友愛の海にしたい」と述べ、日中共同開発に向けた条約交渉の開始を促した。
 これに対し、胡主席は、日中協力の重要性を指摘した上で、ガス田開発については「平和、友好、協力の海にしたい」と述べ、近く事務レベルで協議する意向を示した。
(以下略)

 ガス田は中国の手に渡ることが決まったようなもんだな。勿体ないことをしたなぁ…。
 しっかし、「いさかいの海から友愛の海」とか言ってるが、「いさかいの海」にした原因は、ことごとく中共側にあるんだが。



シルバーウィーク (2009 9/22 0:00)

 2週間ほど前か、初めて「シルバーウィーク」という名詞を耳にしたときは、「そりゃお前たちの周囲だけでしか通じないローカルな言い方じゃねぇの?」とか言ってしまったんだが、どうやら一般的な呼び方のようで。
 しかし、ゴールドウィークではなくゴールデンウィークと言うのであれば、「形容詞+名詞」の形にに統一して、シルバーウィークではなくシルバリーウィークと言うべきだろ。たぶん、同じことを考えている人は、日本に65536人くらいはいるはずだ。

 いちばんはじめに「シルバーウィーク」という呼称を編み出した人は、「敬老の日も入ってるし、シルバーが掛詞になっていて俺ってスゲェ」とか思ったんだろうか。


 (2009 9/22 0:00)

 うちも鳩が家に入ってこないかなぁ、羨ましいなぁ……(出遅れたんでここに書いてみた、最近ここ見てるんやろか



キアゲハ日記 (2009 9/21 0:00)

 前蛹から蛹になれず力尽きた者2名。
 無事蛹になって3日ほど経過した者2名。
 自然って厳しいね。人間はぬるま湯につかってると実感。


鳶がタカ…ほどではないにしろ (2009 9/21 0:00)

 親父がアレだからって、息子もアレと決めつけるのはかわいそうだよ。

9月17日(木)【雑感】 - 世耕日記
 今回河野太郎氏擁立に向けて各議員を説得に歩いている中で、よく出てきた指摘が「社民党に近いくらいのリベラル派ではないか」というものであった。
 しかし河野氏自身に確認してみると、それは大きな誤解、曲解であることがよく分かった。
 例えば、河野氏は人権擁護法については推進する立場には立っていない。
 また外国人への参政権付与についても絶対反対の立場だ。国籍法改正に参画したのも「参政権がほしいのならばきちんと日本国籍を取得してほしい」との極めてまっとうな立場からだ。
 皇室典範改正による女系天皇容認にも絶対反対の立場だ。
 このように河野氏は極めて穏当な保守政治家であり、決して過激なリベラル政治家ではないことがはっきりとしている。


 すべての主張に賛同できるというわけではないが、少なくとも、親父に比べれば遥かにまとも。



無定見なエコ (2009 9/19 22:00)

首相、途上国に省エネ支援へ 22日から気候サミット(9/19共同)
 鳩山由紀夫首相が22日にニューヨークの国連気候変動サミットで行う演説の内容が固まった。2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減する日本の中期目標を設定すると表明。発展途上国に日本の省エネ技術や資金を積極的に提供し、地球温暖化対策を支援する「鳩山イニシアチブ」(仮称)を提唱する。政府筋が19日、明らかにした。
 途上国に対する支援強化は、京都議定書に続く13年以降の新たな国際枠組みをめぐる議論で主導権を確保するのが狙い。首相は就任前から25%削減の中期目標設定を示していたが、各国首脳らを前に言明することで「国際公約」となる。国連や欧州などから評価を受ける一方で、高い目標をどう実現するか具体策を求められそうだ。
 首相は演説で、高効率の発電設備やバイオ燃料、低燃費自動車など日本の省エネ技術を「各国に積極的に提供することで世界の温室効果ガス削減に貢献する」と表明する見通し。世界最高水準の省エネ技術維持に向け、研究開発に集中的に投資していく方針も示す。途上国への資金提供は巨額で財源の裏付けが必要となるため、具体額は明示しない方向だ。
 世界各地で温暖化の影響が急速に広がっている現状に言及し「温暖化は人類全体の脅威で一刻の猶予も許されない」と訴える。その上で、干ばつ被害の多発など「途上国の方がより深刻な影響を受ける」と指摘し、先進国が率先的に温室効果ガス削減に取り組む責務があると言明する方針だ。


 ヨーロッパに褒められていい気になっているとしか思えない、鳩山の暴走っぷり。キャバクラ嬢に乗せられて湯水のように金を使うアホ親父と、鳩山政権の姿勢が重なって見える。
 しかし、お金だけならまだしも、技術提供もか……技術の優位性すら失ったら、日本が世界に売れる物はどんどん無くなっていくぞ。資源のない日本にとって、知的財産は重要な輸出品目だ。鳩山イニシアチブがこのまま進めば、環境ビジネスの犠牲になって、日本は落ちぶれはしまいか。

 環境技術は、日本がオイルショック以降必死に努力しながら作り上げてきたものである。そして、記事によれば、省エネ技術の革新のために、研究費の投資もおこなうという。それだけ日本が心血を注いだ・注ぐ技術を世界に提供しようとするからには、きちんとした戦略がなければならない。
 「技術を売り込む」とか「日本企業の紐付き援助」なら分かるが、鳩山政権は「資金提供、技術供与」の名目で何をやろうとしているのか。ちゃんと見返りはあるのか?25%分の排出権がもらえるだけか?技術提供をてこに、世界で日本の立場を確固たる物にし、国際社会での発言力を高めようという戦略はきちんと描けているのか?「キャバ嬢に乗せられたオッサン」にならないような策があるのか?

 もちろん、理想的には「環境問題のために日本が一肌脱ぐ」というのは美しい話ではあるし、見返りを求めない姿勢は格好良かろう。しかし、一時の誇りや褒められる快感のために、日本経済を崩壊させてよいわけがない。

 ちゃんと戦略があるのか……その辺りがかなり疑わしく思えてくるのが、この記事。

高速道無料化は対策に逆行せず 温暖化、渋滞が原因と経産相(9/19共同)
 直嶋正行経済産業相は19日、NHKの番組に出演し、高速道路の無料化が地球温暖化対策に逆行するとの批判があることに対し「必ずしもそうは思わない。二酸化炭素の排出はエンジンをかけたままの停止と、発進の時が最も多く、要するに渋滞を起こさないということ(が重要)だ」と述べ、温暖化対策の妨げにはならないとの考えを示した。
 経産相は「無料化すると、特に地方は一般国道の混雑はほとんど解消する」と指摘。ただ「都心部、特に東京をどうするかが頭が痛い。そこはすぐにはできないだろう」と語り、地方を優先して無料化が進むとの見通しを示した。
 温室効果ガスを1990年比で25%削減するとした中期目標に関しては「国際的な約束をしているわけではない。日本として高い目標を掲げてやる意欲はあるが、まだ国際協調ができていない」と述べ、主要排出国の枠組みへの参加が前提になるとの考えを重ねて強調した。


 「国際的な約束をしているわけではない」、この一言で、「戦略がない」ことは明白。

 既に鳩山の「25%削減」発言は、世界中に発信されている。条約という形にはなっていないが、25%という数字が今後日本の行動を縛る数字になったのは明らかである。一度具体的な数字を発信してしまった以上、米中の行動にかかわらず、この数字は日本に対する圧力となってのしかかり続ける。「アメリカや中国が参加しないから25%削減はやっぱりヤメ」というわけにはいかないのだ。
 仮に、「米中が温暖化ガス削減に加わらなければ日本も25%削減を実行する必要はない」と本気で思っているのなら、古今無双のアホだ。いつまで無責任な野党気分のままでいるというんだ?


 だいたい排出権取引のお金や、省エネ資金の提供の元手は、いったいどこから出てくるのか……と思っていたら、さっそくご回答いただいていた。さすが仕事が早い、民主党。

環境税、来年度導入目指す 環境相(9/18日経)
 小沢鋭仁環境相は18日の閣議後の記者会見で、石油や石炭など化石燃料の利用に課税して二酸化炭素(CO2)排出を抑える地球温暖化対策税(環境税)について、今秋の税制改正議論で具体化し、来年度からの導入を目指す意向を示した。近く藤井裕久財務相や直嶋正行経済産業相らと協議する方針だ。
 環境税について民主党はマニフェスト(政権公約)で「導入を検討する」と明記していた。小沢環境相は「マニフェストで掲げた期間は次の衆院選までだが、最初(の議論)は今年の秋以降の税制改正から始まる。当然、それに向けて対応していかなければいけない」と述べた。税率など具体的な制度設計を直嶋経産相らと話し合う方針も明らかにした。


 9月9日に当欄で「消費税が4年間上げられない代わりに、環境税が導入されたりして」と書いたが、早くもそれが現実のものになるとは。

 このような「鳩山エコ政策」が具体的に進んでいくには、世論の反発も大きかろうから、そう巧くいくとは思えないが、仮に25%削減を引っ込めようにも、日本が批判の矢面に立つことは避けられない(その批判が合理的なものかどうかは関係がない)。そのとき鳩山政権はどのような対応をとるのだろうか。



キアゲハ日記 (2009 9/18 0:00)

 9月7日の続き。

 プランターの方のキアゲハ幼虫も、虫かごへ移動。このまま無計画にニンジンを食い尽くされたらかなわない。それくらい大食漢。

 合計5匹が虫かごへ。しかし、1匹が死亡。市販のパセリを食べて、農薬にやられてしまったのかもしれない。合掌しつつ、パセリは撤去。
 残り4匹は順調。順調すぎて、エサのニンジンの葉に困る。プランターで栽培しているニンジンの葉を、ちぎっても大丈夫そうな部分から切り取って与えているのだが、「早くサナギになれ」と祈るほどに、食欲旺盛だった。

 今のところ、3匹が蛹化しつつある。蛹になりやすいよう、割り箸を折って入れているのだが、1匹は倒れた割り箸に逆さにぶら下がっている。なんでわざわざ苦しい体勢を選ぶのか…。

 キアゲハの幼虫はかわいい。触るとふかふかしているし。あの丸っこいかわいらしい顔で、葉っぱをムシャムシャいってるところは何とも愛らしい。無事に羽化して巣立っていくことを祈る。


後期高齢者医療制度廃止 (2009 9/18 0:00)

後期高齢者医療制度廃止を表明 長妻厚労相(9/17産経)
 長妻昭厚生労働相は17日未明の初閣議後の記者会見で、75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度について「民主党のマニフェスト(政権公約)で廃止を明言している。年齢で区分して1つの保険制度に入れるのは無理がある」と述べ、廃止する意向を表明した。長妻氏は「時期や手法については、現状把握をした上で詳細に制度設計を作り上げたい」とし、具体的な廃止時期に言及しなかった。

 負担が減っていた高齢者(とその世帯)も多かったわけで(7割だったか?)、すんなり廃止できるものだろうか。高齢者医療の負担をけっきょく背負わねばならない若い世代の反応を、見誤ってはいまいか?印象の悪さだけで「不要」と判断してはいまいか?団塊世代に多額の医療費がかかるようになる10年後、20年後のことを考えているのか?疑問は尽きない。



さらば麻生 (2009 9/17 0:00)

 「お疲れ様でした」と心から言いたい。

 政治は結果論で語るべきだとするならば、自民党の大敗北を招いた人間として、その責任がないとは言えない。しかし、景気の底抜けを防いだ首相として、その功績は評価せねばならないし、最後まで責任を持って首相の任を果たしたという点で、少なくとも安倍氏や福田康夫氏よりも優れた宰相と言うべきだ。

麻生内閣が総辞職 首相会見、最後は笑顔(9/16朝日)
 16日朝の臨時閣議で内閣総辞職を決めた後、麻生首相は首相官邸で退任の記者会見に臨み、「1年という短い期間でしたが、日本のために全力を尽くした。残念ながら、道半ばで退任する」と358日間を振り返った。失言を連発して支持率を下げ、結果的に自民党を歴史的惨敗へ導いた首相だが、最後の記者会見は丁寧な受け答えに終始した。
 「100年に1度の経済不況、リーマン(ショック)から丸1年。世界初の同時不況に迅速に対応できた経済対策を半年余りで4度打ったことは実績として誇れる」。首相は最後の会見でも「政局より政策」の姿勢を強調した。鳩山新政権には「景気回復を確固たるものにするよう努力していただきたい。国際情勢への対処を的確にしていただくことは願ってやまない」。自民党総裁選で意中の人を問われると、「具体的な名前を言うことはありません」と笑顔で会見を締めくくった。
 衆院解散について問われ続けた首相は、解散の決意だけは繰り返し、時期ははぐらかし続けた。特に連日のぶら下がり取材では、同じ質問にいらだち、その様子が報じられて支持率を下げるという悪循環に陥った。対照的にインタビューや記者会見は丁寧。自民党、自公政権が継続して取り組んできた内政・外交政策を語る時は特にそうだった。
 3月のインタビューでは、ラインマーカーで随所に線を引いた資料を手元に置き、時々目を落とした。緊張からか手がかすかにふるえるようにも見えた。質問が北朝鮮によるミサイル発射の動きに及ぶと、慎重に言葉を選んだ。
 「他の国は『ミサイル』、日本だけ『拉致』と言った時、(北朝鮮は)『足並みが乱れた』とか突っ込みたいんだ」。だが、インタビューが終わると「ここで一言感想なんか述べると、ろくなことないからやめようね」。いつもの「麻生節」がのぞいた。
 首相周辺は「これだけまじめな政治家はいないというくらい、まじめ。レク(官僚の政策説明)になるとしばしば寝てしまう総理もいたが、(麻生さんは)いつもラインマーカーを引きながら真剣に聞いていた」。ただ、直後のぶら下がり取材では「一変して態度が悪くなった」(周辺)という。バー通いも批判されたが、実は酒は口に含む程度だ。国会や自民党本部のトイレで手を洗った後、洗面台を丁寧に紙でふき取る姿はカメラには映らない。
 最後の記者会見で、首相は穏やかに言った。
 「歴史の評価が出るには、もう少し時間がかかる」(山浦一人、津川章久)



伝書鳩内閣発足 (2009 9/17 0:00)

 鳩山内閣の布陣が明らかになったら、陣容について何か書こうと思っていたのだが、岡田、亀井、福島、千葉、長妻、藤井、赤松…と突っ込みどころが多すぎて書ききれない。書くのはヤメ、めんどくせ。
 野田と枝野がいないし、前原は国交相……八ツ場ダム問題で潰す気か。


ご祝儀は円高 (2009 9/17 0:00)

藤井氏「為替介入に反対」 異例の発言、円相場が急上昇(9/16共同)
 財務相に内定した民主党の藤井裕久最高顧問は16日午後、外国為替市場の円高傾向について「緩やかな動きであれば介入には反対だし、介入できない」と述べ、現時点では市場介入に否定的な考えを表明した。国会内で記者団の質問に答えた。
 財務省幹部は為替介入についてコメントを控えるのが通例で、藤井氏の発言は異例。発言が伝わると、1ドル=91円近辺で推移していた円相場は、瞬間的に約50銭急上昇した。
 円高が経済に悪影響を及ぼすとの見方については「輸出産業にはそうかもしれないが、日本経済全体や物価を総合的に見なければいけない」と語り、輸入価格の下落など好影響も考慮すべきだとの認識を示した。「円高の良さは非常にある」とも語った。
 藤井氏は「投機資金が入って乱高下したときには考えなければならない」と述べ、円急騰時の介入には含みを残した。


 余計なことを言いやがって。たしかに内需も大事だが、資源も食糧もない日本は、輸出で稼いで資金を調達しないとやっていけないんだよ。政権発足早々、輸出企業にダメージ与えて何のつもりだ?ドル円が90円未満が適正レートだとでも思ってるんだろうか。
 まぁ小売には円高はプラスかもな。ああ、イオンも小売だったね。

 小渕が上げた株価を森がすべて焼き払ったように、麻生が何とかしのいだ景気を、鳩山が奈落の底へ放り込みそうな予感。


児戯 (2009 9/17 0:00)

 亀井静香を正義の使者みたいに言ってる人って何なんだろ。グローバリズムを批判して、日本が経済鎖国としてやっていけるとでも夢想しているのだろうか。小泉改革に負の側面があったのは確かだが、全否定するのもまた極端な話。完全肯定か完全否定かでしか考えられないってのも、あまりに子供っぽい態度なわけで。

 ま、亀井さんがどれだけの仕事ができるかという疑問もあるが。そもそも郵政関係は主に総務相の管轄であって、郵政問題担当大臣というのは、名前だけで実際の権限はかなり限られた物になりそう。その辺りは、鳩山(いや小沢か)の差配は巧いと言わざるを得ない。



組閣前だがいろいろ雑感を (2009 9/16 0:00)

 亀井静香が郵政問題・金融担当相に内定だそうな。「改革」と名が付けば全否定で、小泉改革の各施策に是々非々で臨むことができないのに、郵政問題・金融担当大臣。冷静に問題点の洗い出しと改善を行うなら、何の問題もないのだが…。
 日本郵政の西川社長の辞任も要求しているそうで。嫌疑を明らかにするような証拠は揃ってるのか?所謂「かんぽの宿」の問題も、一般的なM&Aの手法が理解できていないだけ、という気がしないでもない。分社化の見直しには賛成だが。

 福島瑞穂の少子化担当大臣も、機能は冗談だと思っていたが、どうやら事実となりつつあるらしい。家族制度など無視して事実婚でガンガン産みましょう、という流れでも作るのか。歴代最強のヘミニズム大臣になりそうだ。

 藤井さんの財務大臣は、円高容認発言が弱小株主の拙者としてはマイナス。今以上の円高は本当に勘弁して欲しい。

 民主党政権への期待値は高くないので、逆にちょっとでもまともな政策を打てば見直すことになる。とりあえず、取り返しの付かない失敗さえ回避してくれればいいです。



少子化担当? (2009 9/15 0:00)

 福島瑞穂が少子化担当大臣、という話があるらしいが、それは何の冗談だ?彼女は「産まない選択」とかいう本を出してたぞ。少子化対策とは対極にいる人間ではないか。


 (2009 9/15 0:00)

 俺の車は13年目だ、買い換えたら補助金25万円だー!……と思っていたら、よく調べるとまだ11年目だった。補助金10万に減額。ただ、10万の補助金も、エコカー減税も、貧乏人には非常にありがたい制度。ということで、ありがたく利用させていただく。15万km走ったカロ2、今までありがとう。

 いろいろ優遇があるとはいえ、やはり大きな買い物。その出費を補うべく保有株が成長してくれればいいのだが、民主党が選挙に勝ってからこの方、円高傾向でじわじわダメージが……政権交代前にこの状態。こりゃ鳩山総理が誕生したら、さらに株価下落するんじゃあるまいか。「この円高でも、このくらいの下げで耐えている。まともな為替になればきっと…!」と思って耐えているが、果たして吉と出るか凶と出るか。



対アメリカ (2009 9/14 0:00)

 内政での変革はまだしも、外国との関係はある程度の一貫性がなければ、信用してもらえなくなる。日韓基本条約の内容を忘却して日本に賠償を求め続ける隣の国を見れば、その愚かさは認識できるはずだ。

 民主党の対米姿勢に、そのような愚かさの一端が見えたように感じた。

 「対等な日米関係」というのは聞こえが良いが、憲法9条という枷をはめられ軍備も持たない国が対等な関係を求めるのは、筋違いである。もちろん、日本が日本一国だけで防衛をおこなうのは現実的ではない。米軍の駐留は、日本に限った話ではなく、ヨーロッパ諸国にも共通の現実である。しかし、アメリカ抜きの防衛とまで行かなくても、「対等な日米関係」というのなら対等に話ができるように、日本が自国の防衛に対し相応の覚悟と責任を持たねばならない。「対等な関係」と言いながら、自らは何の義務も果たさずに、いざ有事の際には「守ってね」では話にならない。集団的自衛権を認めないで、対等も何もあったものではない。

 もちろん、私も「対等な日米関係」を望んでいないわけではない。しかし、物事には順番がある。集団的自衛権を認め、憲法を改正し、自衛隊を軍にすることが先だ。

 自民党がやってきたことをひっくり返したいという、その心情は理解できなくもないが、ガキの反抗期の情緒的行動を国家レベルでやってもらっては困る。焼畑農法は、国内だけにとどめてもらいたい。


河野総裁 (2009 9/14 0:00)

 河野太郎自民党総裁の芽があるそうな。「総裁なのに総理でない親子」がいよいよ実現か?まぁ冗談はさておき、実務能力は高いし、親父とは似ても似つかぬ気骨のある人物(国籍法騒ぎの時は、親父からの連想からか、氏の主張を理解せずに叩く人が群がって可愛そうだった)。谷垣や加藤紘一が出てくるくらいなら、総裁として捲土重来のリーダーになってもらいたい。



鳩山内閣 (2009 9/11 0:00)

 鳩山由紀夫内閣成立を前に、第一次鳩山一郎内閣の顔ぶれを確認。

内閣総理大臣 - 鳩山一郎
法務大臣 - 花村四郎
外務大臣・副総理 - 重光葵
大蔵大臣 - 一万田尚登
文部大臣 - 安藤正純
厚生大臣 - 鶴見祐輔(参議院議員)
農林大臣 - 河野一郎
通商産業大臣 - 石橋湛山
運輸大臣 - 三木武夫
郵政大臣 - 武知勇記
労働大臣 - 千葉三郎
建設大臣 - 竹山祐太郎
国家公安委員会委員長 - 大麻唯男
行政管理庁長官 - 西田隆男(兼務)
北海道開発庁長官 - 三好英之(参議院議員)
自治庁長官 - 西田隆男(兼務、参議院議員)
防衛庁長官 - 大村清一
経済審議庁長官 - 高碕達之助
内閣官房長官 - 根本龍太郎
法制局長官 - 林修三 (1954年12月11日- )
内閣官房副長官 - 松本瀧蔵 /田中栄一(1955年1月28日- )
内閣官房副長官 - 井上卓一


 私の最も尊敬する政治家の一人である重光葵をはじめ、一万田尚登に河野一郎、石橋湛山に三木武夫……すごい面子だ。
 鳩山由紀夫内閣は、岡田外相に藤井財務相、菅直人副総理、福島瑞穂大臣、亀井静香大臣。先入観をできる限り排除したとしても、ショボイ面子だ。まぁ最近の自民党が鳩山一郎内閣に匹敵する布陣だったかといわれると、決してそんなことはないんだが。
 いや、もしかしたら、鳩山由紀夫内閣の大臣の中には、将来の総理大臣がいるかもしれない。50年後には「鳩山由紀夫内閣の布陣は重厚だった」と言われているかもしれない……無いな。



中共の横暴 2連発 (2009 9/10 0:00)

IT製品の情報開示、予定通り実施と中国側(9/8読売)
 【北京=二階堂祥生】御手洗冨士夫・日本経団連会長ら日中経済協会の訪中代表団は8日、中国の通商政策を統括する商務省の幹部と北京市内で会談した。
 中国政府が来年5月から導入する予定のIT(情報技術)製品の中核情報をメーカーに強制的に開示させる制度について、日本側が撤回を求めたが、中国側は予定通り実施する考えを示した。
 新制度は、IT製品を制御するソフトウエアの設計図などの開示を求める内容で、日本の電機メーカーなどが反発している。
 会談で、ソニーの中鉢良治副会長が「対象製品が不明確であるなど懸念しており、再考をお願いしたい」と要請したが、中国側は「制度の実施範囲は政府調達に限定し、第三者への情報漏えいはない」と強調した。
 日本側には、中国が主張する政府調達の範囲があいまいで、国有企業向けの製品など広い範囲に適用されるのではとの懸念が強い。
(2009年9月8日22時48分 読売新聞)


「国際社会の要求とは隔たり」=中国、民主の温室ガス削減目標で(9/9時事)
 【北京時事】中国外務省は9日、民主党の鳩山由紀夫代表が掲げた温室効果ガス削減の中期目標について改めて見解を示す談話を発表、「民主党新政府が気候変動問題で積極的な態度を取ることを期待し歓迎する」としつつ、「国際社会が日本に期待、要求しているレベルとは隔たりがある」と一層の努力を求めた。
 鳩山氏は、2020年の温室効果ガス排出量を「1990年比25%削減」とする中期目標を表明。麻生太郎首相が6月に発表した「05年比15%減(90年比8%減)」を上回るが、中国など途上国は以前から「先進国全体で90年比40%以上減」を求めている。


 アヒャヒャヒャ゚∀゚)と笑うしかない。ここまで傍若無人だと、むしろすがすがしささえ感じる。


謎の質量 (2009 9/10 0:00)

 ダークマターや暗黒物質ってのは、実は、今までに死んでいった宇宙中の生物たちの魂なんだよ、というアイディアを思いついて、ちょっとロマンチックな気分。


死後の世界と多世界解釈 (2009 9/10 0:00)

 死後の世界と多世界解釈を結びつけたトンデモ思想って無いのかな。並行世界ならSFの古典だが、波動関数まで絡めて宗教的世界観を作り上げたってのは、私は聞いたことがない。一見論理的に見える世界観をでっち上げられそうだから、インチキ宗教家が手を出していそうなものだが……たぶん私が知らないだけなんだろう。神の存在証明に相対性理論を絡めた言説は聞いたことあるけど。



抑えの切り札・若林 (2009 9/9 0:00)

首相指名、自民は若林・両院議員総会長(9/8読売)
 自民党は8日、両院議員総会を党本部で開き、16日の首相指名選挙では両院議員総会長の若林正俊・元農相に投票することを決めた。

 困ったときの若林。自民党にとっては、岩瀬のような存在。「松岡利勝(自殺)→若林正俊(臨時代理)→赤城徳彦→若林正俊(臨時代理)→遠藤武彦→若林正俊(臨時代理)」という、「権藤権藤雨権藤」というような流れは記憶に新しい。

 まぁネタとしては面白いわな。真面目な感想?「ふざけんな」の一言。自民党に投票した人間は、当然のことながら麻生自民に入れたわけだ。責任をとって総裁を辞任する身であろうと、自民党の議員はいったん総裁に選んだ責任と義理を最後まで果たすべきであり、首班指名では「麻生」に投ずるのが道理ではないか。

 私はどちらかと言えば石破さんを支持する身であるが、彼の「麻生さんに投票するのも民意に反する」という意見には反対である。民意で言えば、確かに麻生さんは否定されたかもしれない。しかし、自民党の総裁は、自民党を支持する人間の意思で決められるべきであり、民意全体を考慮の対象にすべきではない。


たためない風呂敷 (2009 9/9 0:00)

温室効果ガス:鳩山代表「90年比25%減」明言(9/8毎日)

 産業構造の変革について具体的なヴィジョンを持っているのならまだしも、そうでなければ売国の所業。企業への負担のみならず、太陽光発電パネル設置の義務化やエコカー以外の乗用車所持禁止など、一般世帯が被る負担も膨大な物になるだろう。

 たしかに鳩山は「中国やアメリカが温室効果ガス削減に参加すれば」という条件を示してはいるが、仮に米中が我が道を行っても、一度提示してしまった数字は一人歩きを始めてしまう。つまり、米中が加わろうが加わるまいが、日本は鳩山の示した25%削減という数字の圧力を、世界中から受け続けることになる。

 消費税が4年間上げられない代わりに、環境税が導入されたりして。


意味不明 (2009 9/9 0:00)

後期高齢者医療制度「1〜2年で廃止」 民主・政調会長代理(9/7日経)
 民主党の福山哲郎政調会長代理は7日のNHK番組で、同党がマニフェスト(政権公約)で掲げた75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度の廃止について「できれば(今後)1〜2年の間には廃止したい」と述べた。新政権の発足後に代替制度に関する議論を始め、遅くとも2011年の通常国会までに廃止法案を成立させたい考えだ。

《にっぽんの争点:医療》「後期高齢」維持か 廃止か(8/20朝日)
 野党の主張通り、後期医療が廃止されればどうなるか。

 すでに国保から後期医療に移った高齢者世帯の7割以上で保険料が下がったとされるだけに、再び国保に戻れば、保険料は逆に上がる可能性がある。負担増となる高齢者からの強い反発が予想される。
 民主党はこうした事態を想定し、保険料の増額を抑える費用を含めて国保に8500億円程度の国の財政支援が必要と見込む。
(一部引用)

 保険料を上げて、上がったぶんは国庫から負担?民主党、何がしたいのか全く意味が分からない。



テロと世界平和 (2009 9/8 0:00)

安重根の遺志胸に踏破へ 平和訴え栗原〜ソウル間(9/7河北新報社)
 初代韓国統監の伊藤博文を射殺し、韓国で「愛国義士」と慕われる独立運動家・安重根の没後100年に当たる来年3月26日に向け、千葉県船橋市の寺下武さん(57)が、安の顕彰碑がある宮城県栗原市若柳の大林寺からソウルまで歩いて世界平和を訴える旅を計画している。6日に大林寺であった安の追悼法要に出席し、日韓の参列者から激励された。(冒頭引用)

 テロリストに共感して、世界平和を訴える?なんの冗談だ?
 しかも、伊藤博文は早期併合に反対だったわけで(将来的な併合には反対していない)、「併合に抗った憂国の義士」という見方は正確ではない。


可能性の考慮 (2009 9/8 0:00)

 救う会副会長の島田洋一氏のブログを見て思うこと。
 稲田さんに総裁になって欲しいと夢想するのは別に構わない(自民の支持層を狭めるだけの愚策としか思えないが。もちろん保守思想に特化した野党になることを望むなら有り)。しかしその一方で、石破さんに対し、まともな非難ならまだしも、トド呼ばわりの中傷をするというのは、その了見を疑ってしまう。一般人ならまだしも救う会副会長という立場を考えるとなおさらだ。
 もし石破さんが自民党の総裁になったらどうするつもりなのか。石破さんがそれを理由に救う会と距離を取るということはないだろうが、折衝相手になり得る人物を中傷するという行動は、まともな大人ならとるまい。総裁になる可能性を考えて、今まで以上に積極的に意見交換してるんだろうか?
 そんなことだから、民主党政権に代わろうとするのに、自民党頼みの姿勢を変化できず、中山補佐官留任という奇手にすがらざるを得なくなっている。「信用できる人、好きな人だけを頼みにすれば事足りる」という状況ではないことくらい、ちょっと考えれば分かると思うんだが。



正解 (2009 9/7 0:00)

 補正予算の執行だけでなく、来年度予算の概算要求まで止めて、予算作業を停滞させている民主党。そりゃ政権交代で多少手間取るのは分からないでもないが、しかし、政権交代が去年のリーマン・ショック直後でなくて良かった。去年秋に選挙がおこなわれていたら、年末の中小企業の倒産はおそろしい数に上っていただろう。麻生さんがマスコミや民主党の挑発に乗らず、「政局より政策」と解散を引き延ばしたのは正解だった。


キアゲハ (2009 9/7 0:00)

 ニンジンに付いていたキアゲハの卵を駆除、それを乗り越えて孵化した幼虫(1齢幼虫は真っ黒です)も駆除。しかし駆除しきれない物も当然存在し、「いつの間にここまで成長した?」と驚くことも。3齢くらいになると、芋虫らしくなってくることもあり、ちょいと愛嬌がある。

 その愛嬌に負けて、駆除を乗り越えてきた強者を育てることに。
 2匹はそのままプランターのニンジンへの居候を許す。残る3匹は、虫かごとパセリを購入し飼育する。スーパーのパセリは農薬が残っている危険性があったが、今のところ問題はなさそう。4齢まで進んだが、いたって元気。つつくといっちょまえにオレンジ色の角を出す。


宇宙人夫婦 (2009 9/7 0:00)

鳩山幸さん:外国メディア 奇抜さ注目も変化象徴と好意的(9/6毎日)
 鳩山由紀夫民主党代表の妻幸(みゆき)さん(66)の「金星に行った」「トム・クルーズは前世で日本人だった」といった発言が海外メディアに注目されている。奇抜さを強調する記事も多いが、4日付の英タイムズ紙は「日本が『自分らしさ』を大切にする社会に変わりつつある」と好意的に論評した。
 ドイツ大衆紙ビルトは4日付の最終面トップで「日本の新ファーストレディー『私は宇宙人に金星に連れて行かれた』」との見出しで発言を紹介。英インディペンデント紙は「ミシェル・オバマ(米大統領夫人)やカーラ・ブルーニ(仏大統領夫人)は人気を奪われそうだ」と報じた。
 著書やテレビの発言から奇抜な部分を抜き出したものだが、英タイムズの社説は「日本は、仕事中毒の男と酌するだけの女と(欧米諸国に)みられがちな不可解な国でないことを示す手助けになる」と解説した。カタールの衛星テレビ・アルジャジーラ英語版も5日「世界の指導者並みに注目される、平均的でないファーストレディー」と紹介し、発言が「個性的でいい」と国民に肯定的に受け入れられていると伝えた。
 「金星」発言は08年出版された対談集「私が出あった世にも不思議な出来事」(学習研究社)に収録されている。幸さんは対談で「眠っている間に、魂が三角形のUFOに乗って金星に行って来たと思っています」と体験を紹介した。
 また、09年5月に放映されたテレビ東京の対談番組「美女放談」で「言ったもの勝ちですから適当に聞いといて」と断り、米俳優トム・クルーズ氏について「私は前世で彼が日本人だったというのを知っているんです。私は彼と一緒だった」と語っていた。【ベルリン小谷守彦、カイロ和田浩明】


 「金星に行った」ってお前はアダムスキーか。金星人に会ったって言わないだけマシか。この記事には、「太陽パクパク」は書かれていないな…。
 毎日は「好意的」なんて書いているけど、おもしろがられてるだけだろうよ。せめて外交の場で「ムー読者」のような発言はしないように、心からお願いする。



海賊対策に海保を派遣? (2009 9/5 2100)

 いくら民主でも、外交政策で現実路線を放棄するほどアホではないと思っていたのだが、もしかしたら予想以上のアホだったかもしれない。民主の焼畑農法は徹底しているようで。

来年1月撤退で一致へ 給油活動で民社国3党(9/5中国新聞)
 民主、社民、国民新3党は4日、連立政権樹立へ向けた協議で焦点となっている外交・安全保障の基本政策に関し、インド洋で給油活動を行う海上自衛隊の来年1月撤退と、アフガニスタン本土での人道復興支援の重点実施などの方針で一致する見通しとなった。
 ただ今月下旬に行われる見通しの日米首脳会談を控え、民主党が「外交的配慮」の必要性を強調しているため、正式な合意文書では抽象的表現にとどめ、別文書で確認することを検討。8日の政策責任者協議での合意を目指すが、連立協議の政策調整はヤマを越えた。
 これに先立ち3党は4日午前、連立政権に向けた衆院選後初の幹事長級会談を開催。社民党は少数政党の意見が反映される連絡調整機関の設置や、衆院比例代表定数80削減の民主党方針の凍結を求めたが、結論を持ち越した。
 民主党はこれまでの協議で、外交・安保政策について「核廃絶の先頭に立つ」「緊密で対等な日米関係をつくる」「東アジア共同体の構築をめざす」など5項目を提示。
 これに対し社民党は(1)海自のインド洋補給活動からの即時撤退(2)東アフリカ・ソマリア沖で海賊対策を行う海自の撤退と海上保安庁への切り替え(3)米軍普天間飛行場の撤去と沖縄県名護市辺野古への移転阻止(4)日米地位協定の抜本改定―などを求めた。
 3党で調整を進めた結果、補給活動については社民党が「撤退法案を秋の臨時国会に提出しても時間がかかる」と主張を緩め、即時ではなく現行法が期限切れとなる来年1月に撤退することを容認。連立政権として重点的にアフガン支援を行っていく方向となった。
 海賊対策は、民主党も「まずは海保で対応すべきだ」と主張してきた経緯から、海保主体で行うことで調整。普天間飛行場に関しては、社民党が「辺野古への新基地建設を含む、在日米軍基地の在り方を検討する」との表現に緩和する意向を示している。
 地位協定は、幹事長級会談での議題に格上げした上で、3党で昨年まとめた見直し案を基に「米国との協議に臨む」などの表現で調整する。


 海保で海賊対策……海保に海賊の襲撃を撃退するような能力はあるのか?海保に死者が出たらどう責任を取るのか。こいつらは、海賊の襲撃能力を分かっていないし、インド洋やソマリア沖の安全が、日本の経済にどれだけ影響を与えているのかも分かっていない。ガソリン値上げで騒いだのはたった1年半前のことなんだが……外交や防衛は、決して生活から切り離されたところに存在している物ではない。

 自民は社会党と手を組んで社会党を潰したが、民主は社民党と組んで、潰されるんじゃないか。


次の内閣 (2009 9/5 0:00)

 民主党の「次の内閣」って何だったのよ?与党になったらそのまま「次の内閣」が本当の内閣に移行するんじゃないのか?一から作り直すんだったら、「次の内閣」なんて無意味じゃないか。むしろ、「次の内閣」の面子を完全に無視するというのは、それを参考に民主に投票した国民に対する詐欺行為じゃないか?


白紙 (2009 9/5 0:00)

 首班指名で「白紙投票しよう」という方向でまとまりつつある自民党も、酷い。麻生総裁の下で選挙を戦ったのだから、最後まで貫けよ。私は自民党に投票したが、当然ながら、麻生さんが率いる自民党に投票したわけだ。自民党が麻生さんを見切って白紙投票するというのは、私のような麻生自民に投票した人間に対する裏切りでもある。

 選挙前の麻生下ろしだったり、今回の白紙投票の件だったり、こういう見苦しさが、自民党の得票を減らした理由の一つでもある。


冗談でしょ (2009 9/5 0:00)

 稲田朋美さんを次期自民党総裁に…なんてことを言ってる人がいるが……正気か?さらに支持層を狭めたい?



サンダーバード (2009 9/4 0:00)

新党日本・田中氏と会談=鳩山氏(9/3時事)
 民主党の鳩山由紀夫代表は3日午後、党本部で新党日本の田中康夫代表と会談し、新政権で取り組む課題について意見交換した。田中氏は、自衛隊を改組し、救助活動や医療支援を行う「サンダーバード隊」の創設など、先の衆院選で掲げた政策を説明。鳩山氏は「いいアイデアが浮かんだ。サンダーバード隊のようなものを国連演説に入れたい」と答えた。
 田中氏はこの後、記者団に「鳩山さんとは深い信頼で結ばれている。鳩山さんがひるむことなく、リーダーとして全うできるよう支えていくつもりだ」と述べた。


 順調に盧武鉉ちゃんの後継者として地歩を固めつつある。


友愛メモ (2009 9/4 0:00)

鳩山友愛塾より
 友愛の淵源は、クーデンホフ・カレルギー伯(汎ヨーロッパ運動主催者)の友愛革命を原点とし、その目的は人類の人格の尊厳を基調としての相互尊重、相互理解、相互扶助であり、人道主義、人格主義、協力主義、そして騎士道、武士道までも包含した謂わば紳士と淑女の人間関係の涵養であり、その核心は母性愛を根源とした人間や自然に優しい世界の醸成であります。

『ある代議士の生活と意見』(鳩山一郎)より
 人間誰しも自分をいとおしむ気持ちがある。そうした自分に対する同じ愛情をもって他の人に接触していくこと、これが友情である。友情と智を両輪とした民主主義の確立、このための改革を目ざして、私は友愛革命という

フラタニティ(Wikipedia)

英英辞典より
fraternity=
1. A body of people associated for a common purpose or interest, such as a guild.
2. A group of people joined by similar backgrounds, occupations, interests, or tastes: the fraternity of bird watchers.
3. A chiefly social organization of men students at a college or university, usually designated by Greek letters.
4. Roman Catholic Church A sodality.
5. The quality or condition of being brothers; brotherliness.




愚問 (2009 9/2 22:00)

 いや、中国との関係も大事だけどね。

岡田幹事長「民主政権、日中関係深める」(9/2読売)
 民主党の岡田幹事長は2日午前、都内で開かれた中国建国60周年記念シンポジウムであいさつし、民主党政権発足後の日中関係に関し、「米国かアジアか、米国か中国かという二者択一は不毛の議論だ」と述べた。
 そのうえで、「民主党はかねて中国との関係を重視してきた。政権を担っても、基本的にその考えをさらに深めたい。お互いがお互いを必要とする意識の下で、(双方が利益を得る)ウィン・ウィンの関係としたい」と語った。
 また、「将来的には東アジア共同体を視野に置きながら、地球温暖化、環境、エネルギーの問題などについて、協力しながら世界をリードする存在でありたい」と述べ、「東アジア共同体」構築への意欲を示した。
(2009年9月2日11時23分 読売新聞)


 「米国かアジアか、米国か中国かという二者択一は不毛の議論だ」→「民主党はかねて中国との関係を重視してきた。」……「米国か中国かという二者択一ではない!中国の一択!!」という意味か?


反面教師 (2009 9/2 22:00)

 アメリカやグローバリズムに喧嘩を売った鳩山に喝采を送る人は、とりあえず隣の国の前大統領が、何をしてどうなったかを思い出すと良いと思う。


円高・株安 (2009 9/2 22:00)

 民主が勝ってから、株価は下がるわ(ご祝儀は開始30分だけ)円高は進むわで、散々なんですが。民主が買って日本買いが進んでいるから…なら良いんだが、「民主党政権になると米国債が売られるんじゃないか」という懸念や、民主がかねがね円高を容認していたことによるドル安だとしたら、どこまで下がるか分からんではないか。次に円安になるときは、日経平均株価が半値になっていたときとか……おぉ怖い。
 株に手を出しているのは、金持ちだけとは限らんのだよ。


怖い話 (2009 9/2 22:00)

 休日の今日、2ちゃんを見てたらこんな話が(と思ったら、もうさくら日和さんでネタになってましたな)。

sssp://img.2ch.net/ico/kyu.gif
おくやみ
花田 順正(はなだ じゅんしょう)さん(65歳)8月29日死去。通夜8月31日午後6時から、告別式9月1日午前10時から、
苫小牧市民斎場明野ホール(苫小牧市明野新町3丁目7番26号、電話0144-57-4444)で。喪主・花田 明美(はなだ あけみ)
さん(苫小牧市ときわ町2丁目16番17号)。葬儀委員長・岩瀬 正夫さん。

苫小牧民報
http://74.125.153.132/search?q=cache:1CkWyLvJv-YJ:www.tomamin.co.jp/okuyami/
okuyami.html+%E8%8A%B1%E7%94%B0&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp


民主党(本部) 平成16年分収支報告書に関する調査報告書(要旨)
支部の名称        代表者     委託先
北海道第9部総支部  鳩山由紀夫  花田順正(税理士)
http://www.dpj.or.jp/governance/openinfo/images/04gaikan.pdf


746 :名無しさん@十周年[]:2009/06/30(火) 21:59:38 ID:EMhi/X3W0
民主党のHPにある
http://www.dpj.or.jp/governance/openinfo/images/05gaikan.pdf
http://www.dpj.or.jp/governance/openinfo/images/04gaikan.pdf
によれば、花田順正という税理士が平成16年と17年に鳩山の収支の
監査をやったようだ。
北海道の苫小牧に住んでいる方々、ここが友愛されないかチェック
してくれ。
  花田順正税理士事務所
http://www.kaikei-net.com/detail_easy.php?num=936


23 名前:Trader@Live! [sage] 投稿日:2009/09/02(水) 11:39:56 ID:gzp6EaBj
たまった新聞見てたら、葬儀広告:8月29日に花田って税理士が急性心不全で
なくなってる。なんか関係ある?ちなみに苫小牧市。


 これもついでに。

08/06/04 小沢一郎が裁判で原告敗訴
尚、この間、新聞報道は一切ない
08/10~12 麻生批判は加熱する一方で小沢の贈収賄疑惑はまったく報道されず
09/01/21 西松建設社長を逮捕 (※その後20日間の拘留期間を経て起訴)
(同日)   元西松建設専務 死亡
09/02/10 西松建設社長を外為法違反で起訴
09/02/24 西松関連で検察に事情聴取を受けていた長野県知事・元秘書 死亡
09/03/01 小沢スキャンダルを告発した参議院議員(元赤旗記者)、韓国で心臓発作で死亡
09/03/03 小沢第一秘書を含む3名を逮捕 (※その後20日間の拘留期間を経て公訴)
(同日)    民主党岩手支部家宅捜索
09/03/04 民主党支部・事務所(相模原卸売市場)で火災全焼


 何かあったと主張する気はないけど、しかし怖い話ではある。



がんばれ民主…と言いたいが (2009 9/2 0:00)

 個人的には、民主党には、余計なことは何もやらずに次の選挙まで寝ていて欲しいのだが、「民主党に投票した人の期待を裏切るようなことがあれば、その反動はどうなるだろう」と考えると、寝ていろとはとても言えない。2大政党制が行き詰まる…と言うことで思い浮かべるのは、政友会と憲政会立憲民政党の2大政党制の顛末。政権抗争は汚職を生み、政党への幻滅から軍部の台頭が始まった。まぁ今の日本で軍部の台頭はないだろうが、それに代わる何かが起きるかもという不安はある。
 なので、自民党が必死になって自己改革に邁進せざるを得なくなるくらいに、民主党にはまともな政治をおこなってほしい。期待というよりは切なる希望。で、もちろん、変なことをしたら容赦なく批判する、と。

 ただ、現時点で既に言いたいことは多々あるわけで。これとか。

補正組み替えは年明け 民主、秋の国会は執行停止のみ(9/1共同)
 民主党は1日、政府、与党が国際金融危機を受けた景気対策として成立させた歳出総額約14兆円に上る2009年度補正予算について、秋の臨時国会では当初表明していた組み替えを行わず、未執行分約3兆円の執行停止にとどめる方針を固めた。組み替えは来年の通常国会に先送りする。(以下略)

 停止するだけで放置か?倒産件数が酷いことにならないか?
 これだと、怨嗟の声が沸くのはかなり早まりそうだ。


駄文 (2009 9/2 0:00)

 山崎行太郎とか言う自称文芸評論家は、その言説がおかしいのは措くとしても(城内のポスター騒動は陰謀なんですってよ奥さん!)、接続詞で次から次へと文を繋いでいくのはやめて欲しい。あまつさえ、同じ接続詞を連続させて気にしないなど、文章で飯を食っているとは思えない。中学校で習うだろ、この程度の文章の作法は。



補正予算執行停止 (2009 9/1 0:00)

 さっそく来た。

09年度補正予算を執行停止へ=概算要求も見直し−民主(8/31時事)
 民主党は政権発足後、麻生内閣が経済対策として策定した2009年度補正予算の執行停止に踏み切る。31日に締め切られる10年度予算の概算要求も見直す方針だ。首相直属の「国家戦略局」を新設し、政治主導で予算の組み替えに着手する。補正予算の執行停止や組み替えで生じた分は来年度予算に振り向け、マニフェスト(政権公約)に掲げた「子ども手当」など目玉施策に優先配分する考えだ。
 民主党の鳩山由紀夫代表は30日夜、民放の報道番組で「(補正予算は)本格的に見直していく必要がある」と述べた。
 補正予算の執行停止や概算要求のやり直しは極めて異例で、予算編成作業の遅れは避けられない。12月下旬が通例の政府予算案決定が来年にずれ込む懸念があり、「越年編成」となれば景気に悪影響が及ぶのは必至だ。民主党政権は景気をにらみながら、難しい課題に取り組むことになる。 
 財務省は民主党の衆院選勝利を踏まえ、補正予算の執行停止に向け、関係省庁と調整に入る。5月末に成立した補正予算は総額約14兆円。主な執行停止対象は、官公庁施設整備費(2兆9000億円)や「国営漫画喫茶」と批判されたメディア芸術総合センター(117億円)といった公共事業のほか、「緊急人材育成・就職支援基金」など46基金への計4兆3700億円の支出。長期的な対策効果を得るため複数年度分が計上されており、未執行額が多い。
 ただ、地方向け基金に関しては、自治体が「複数年契約を交わしたケースもある」(財務省幹部)といい、事業の実施や契約済みなどを理由に執行停止に応じないケースも想定される。また、失業率が過去最悪を更新するなど雇用情勢が一段と悪化する中、「経済情勢を考えれば、停止しにくい事業もある」(経済官庁幹部)のが実情だ。


 エコカー減税とかも廃止か?中小企業支援は?雇用対策は?十把一絡げで執行停止か?たぶん、ほとんど中身をいじることなく(というかいじくることもできず)メディア芸術総合センターのような「目立った物」だけ廃止して、後は自民の補正予算と同じ物を再執行するんだろうが。もしそうでなければ、すなわち「自民のやった物と同じことはやらない」とばかりに補正予算の再執行をやらないとなると、中小企業は潰れまくりで景気は二番底へ向かうことになる。

 頼むから、「国のためになること」だけをやってくれ。


次期総裁 (2009 9/1 0:00)

真面目に考えると……石破総裁を求む
冗談事で考えると……河野太郎総裁で、「総裁なのに総理でない親子」


美味 (2009 9/1 0:00)

 挽き肉75g、キャベツ少々、エノキダケ少々を胡椒一降りで炒め、「うなぎ蒲焼きのタレ」を絡めて、最後に卵1個を溶いてかき回す。これを弁当のおかずに。ご飯に乗せながら食うと、とてつもなく美味い。挽き肉は、小分けして冷凍すれば、何日も保存が利くので、安売りの時に多めに買っておく。おかず代、安上がり。