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みごとなオチ (2008 8/30 1:00)

姫井由美子参院議員、民主離党を撤回(8/29読売)
 民主党を離党して新党「改革クラブ」に参加する意向だった姫井由美子参院議員が29日夜、民主党本部で緊急の記者会見を行い、改革クラブ参加を撤回し、今後も民主党にとどまる考えを表明した。
 姫井氏は離党撤回の理由について、「新党は、自民党による民主党切り崩しの受け皿だとわかった。自民党に近い新党への参加は『自民党に対抗する民主党の候補として、私を支持してくれた有権者への裏切り行為だ』との指摘も受けた」と説明した。
 記者会見には菅代表代行、鳩山幹事長、輿石東参院議員会長が同席した。
 姫井氏は28日に民主党の鳩山幹事長に離党届を提出。改革クラブ代表の渡辺秀央・元郵政相ら4人の参院議員とともに、同日夜、都内のホテルで開かれた、新党の政策や基本理念を話し合う会合に参加した。
 しかし、29日午後に都内で開かれた改革クラブ結成の記者会見には姿を見せなかった。
 姫井氏が参加しないことで、改革クラブは「国会議員5人以上」とする政党助成法などの政党構成要件を失った。


 このグダグダ感は、姫井らしくて面白い。面白いとは言っても、退廃的なおもしろさでしかないのだが。姫井がすべてを計算して行動したのだとすればスゲェなとは思うが、その可能性はないだろう。小沢の策略、と言う方がまだ現実味がある。

 いずれにせよ、姫井は今まで以上に信用を失った…彼女に信用という物があったのかと問うのは、野暮だ。



新党だってさ (2008 8/29 0:00)

民主激震!「参院新党」にあの姫井議員ら5人参加へ(8/28産経)
 民主党の渡辺秀央、大江康弘両参院議員らが同党を離党し、無所属の参院議員を含め新党を結成することが28日、明らかになった。29日午後に記者会見して正式表明するが、党首には渡辺氏が就任する。党名は「改革クラブ」を軸に調整している。
 参加予定の民主党参院議員は28日、都内で記者団に対し「民主党は政局優先で国民のためになっていない。(新党結成で)参院の本来の役割を取り戻したい」と述べた。複数の関係者によると、新党には渡辺、大江両氏のほか、民主党の姫井由美子参院議員、無所属の荒井広幸、松下新平両参院議員の計5人が参加する見通しだ。
 参加予定議員は「新党は(福田政権に対して)是々非々の立場で臨む」と強調しているが、新党は与党寄りの立場をとるものとみられる。
 一方、民主党の参院幹部は同日、「いったん決めたことを転換させるのは無理だろう」と、渡辺氏らの離党意志は固いとの見方を示した。別の参院幹部は「きょう離党の通告があった。離党届と会派離脱届が出ても、9月21日の代表選後の新体制が決まるまでは扱いは決められないが、最終的には認めざるを得ないだろう。党内には(国会で造反してきた)彼らを追い出せという声が結構ある」と語り、新党の動きに反発した。


 「政界再編か?」と一瞬期待が膨らんだが、姫井の名を見た瞬間に強烈な脱力感が…。他の面子については詳しく知らないが、投票行動が多く自民党と同調しているようなので、いずれ自民党に移るのではなかろうか。欲しくない人材かもしれんが、数にはなるし。

 いずれにせよ、愛国党と売国党へと二分されるような流れには、繋がりそうにない。せめて、前原さんや枝野さんが離党するくらいでないと。


理屈は分かるが (2008 8/29 0:00)

ボート所有者に7700万円の支払い命令 琵琶湖、えり衝突事故(8/27京都新聞)
 滋賀県守山市沖の琵琶湖で2005年4月、プレジャーボートが定置網「えり」に衝突して女性2人が死傷した事故で、死亡した女性の両親がボート所有者の男性(46)や滋賀県、国などに総額約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、京都地裁であった。池田光宏裁判長は所有者の男性に対し「操縦していた男性への監督責任があった」として、約7700万円の支払いを命じた。県や国などへの訴えは棄却した。
 ボートを操縦していた男性=業務上過失致死傷罪で禁固2年=とはすでに、両親に約860万円を支払うことなどを条件に和解が成立している。
 所有者の男性は「操縦者の私的な行為による事故」と主張していたが、池田裁判長は「操縦の男性に無償でボートを使用する許可を与えていた」などとして退けた。
 判決によると、女性は、守山市沖の琵琶湖で催された「世界花火大会」を見物するためにボートに乗り、えりのロープに衝突して死亡した。


 所有者に責任があるというのは、理屈では分かるのだが、それでも腑に落ちない話。安易に人に乗り物を貸すべきではないということなのだが、無償でボートを貸すという善意が仇になるとは、ボート所有者は思っても見なかったことだろう。他人から何かを求められてもそれに応えることが高リスクになってしまう……イヤな社会になった物だ。いや、何度も言うように、所有者責任は理解できる。しかし、操縦して事故を起こした人間の10倍近い賠償金を払わねばならないというのは、やはり感情的には納得しがたい。

 遺族は県や国も訴えている。事故を起こした人間相手ならまだしも、県や国を訴える神経はよく分からない…という向きもあろうが、http://www.basswave.jp/news2005/archives/000802.htmlに引く、「毎日新聞 2005年4月23日朝刊」によれば、
 守山市沖の琵琶湖で「世界花火大会滋賀」を見物に来ていたプレジャーボートが定置網の「えり」に衝突し、2人が死傷した事故で、守山会場の主催者と県警との事前協議で、湖上の航行規制が検討されていたことが、22日分かった。主催者側はえりが多く危険なため規制を求めたが、最終的に見送ったという。
 ということで、県を訴える理が無いわけでは無い。



仙人 (2008 8/28 0:00)

 発売日から少し遅れて購入。ギターを歌わせる腕なら世界最高峰の仙人の新作。



 96年発表の「Prologue to〜」のような、クラシカルな楽曲に天空へ突き抜けるスカイギター…という作風ではない。もちろんクラシック風味はあるのだが、どちらかと言えばELECTRIC SUNに近い雰囲気か。分かりやすい派手さはないが、相変わらずギターの説得力は凄まじく、音に身を任せていると何とも言えない浮遊感を覚える。
 不満は、ドラムの音が軽すぎること。ベードラはガムテを貼った筒型容器のような音、スネアもリムショットをしていないわけではないが、抜けるような感覚がない。80年代前半のドラムの音のようだ。

 ちなみに、96年の超名作「Prologue to the Symphonic Legends」はこちら。ドラマティックな楽曲構成に、スカイギターがよく合っている。




平成の牟田口 (2008 8/28 0:00)

 星野について書くと、とめどもなく罵詈雑言になりそうなので、できる限り抑えている。今後もしばらくは、書かないように努力するつもり。なんで彼に対し、そんなに怒りがわき出てくるのか、自分の感情がよく分からんのだけれども…。
 とりあえず、WBCでは絶対に面を見せないで欲しい。星野が醜いのは、負けたからではなく、過去の過ちから学ぶ姿勢が全くなく、過ちに対し言い訳ばかり繰り返し、自分は全く悪くないと開き直る下劣極まりない人間性のせいだ。 てことで、星野についてはこれで打ち止め。


責任範疇広げすぎ (2008 8/28 0:00)

異例! ベンツ試乗事故で助手席の販売ディーラーを書類送検(8/27産経)
 試乗させる際に適切な指導を怠った結果、暴走したベンツで男性をはね、重体にさせたとして、警視庁東京湾岸署は26日、助手席に乗っていた販売店の男性(38)を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。運転していた男性会社員(23)は自動車運転過失傷害の罪で起訴されているが、助手席のディーラーの責任が問われるのは極めて異例だ。
 書類送検されたのは、東京都品川区のメルセデスベンツの正規販売店の男性。
 調べによると、男性は6月15日、男性会社員にベンツを試乗させた際、「アクセルを踏むとすぐにスピードが出るので気をつけてください」などの適切な助言をしなかった疑い。
 男性会社員は同日午後1時40分ごろ、品川区八潮の路上で制限速度50キロの道路を約150キロで暴走し、前方の車を追い越した後、横断しようと自転車で歩道から出てきた練馬区光が丘の男子大学生(20)をはねたとして起訴された。大学生は重体となった。
 ベンツは排気量が大きく、スピードが出やすい車種だった。同署は試乗の際に適切な走行方法を指導すべきだったとして、販売店の関係者から事情を聴いていた。


 世の中がバカばかりだと社会的コストが増大するという、良い例だ。

 排気量が大きい車だから、アクセルを踏んだ際の加速が速いのは、ヘタしたら小学生でも分かることだろうに。というか、私なら、助手席から「アクセルを踏むとスピードが出ます!」なんて言われたら「バカにするな」と怒ってしまいそう。加速性能の違いを差し引いても、150km/h出すバカの面倒まで見なきゃいけないなんて、ディーラーには同情せざるを得ない。



だって北朝鮮だもの (2008 8/27 0:00)

「またか」「驚きない」北の核無能力化中断で拉致被害者家族(8/26産経)
 米国がテロ支援国家指定解除を延期していることへの「対抗措置」として26日、突然、核施設の無能力化作業の中断を発表した北朝鮮。“約束”を簡単に反故(ほご)する北朝鮮の姿勢からは、先の日朝協議で合意した拉致被害者に関する「再調査」にも不透明感がただよう。被害者の家族からは「(調査が)また駄目になるのか」と懸念が広がる一方で、「(約束破りには)驚きはない」と冷めた見方も出ている。
 家族会代表、飯塚繁雄さん(70)は「米国が指定解除を先送りしているのは評価したい。北朝鮮は、米国へのジェスチャーとして日朝協議を進めてきただけだ」としながら、「今後、日朝協議がどうなっていくのか」と影響を懸念する。
 再調査のための調査委員会設置も、いまだ北朝鮮から連絡がない。飯塚さんは「私たちは(北朝鮮に)何度もだまされてきた。約束破りをさせないよう、日本も強い制裁を科す態度が必要だ」と言い切る。
 横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(75)は「北朝鮮が核問題で正確な報告をしないことが原因なのに…。拉致問題も同じことになるのではないか。『またか』という気持ちもあるが、北朝鮮は合意したことを誠実に守ってほしい」と話した。
 一方、家族会事務局長の増元照明さん(52)は「北朝鮮が核を放棄するとは思えない。あまりにも当たり前の流れだ。これまでの北朝鮮のやり方を見ると驚きはない。『それ見たことか』という感じだ」と突き放した。

 蝉が夏になると地下から現れて大声で鳴くように、水が上から下へ流れるように、宇宙が膨張を続けるように、北朝鮮は約束を破る。習性というより、物理法則に近いかもしれない。

 指定解除の動きが出始めたときにアメリカの強かな計算を云々する向きがあったが、今回の件はその文脈と言うよりは、アメリカの動きを牽制するという北朝鮮の強気が出ているだけにしか見えぬ。イラク、アフガンに足を取られて強気に出られないことを見越した行動だろう。もちろん、アメリカが今回の北朝鮮の動きを予測していなかったわけでは無かろうが(予測できていなかったら大バカだ)、実際に、アメリカがそれに対して毅然とした行動に出るか、あくまで宥和の方針を変化させないのか、注視したいところ。

 日本としては、「行動対行動」というのなら、約束を守らない北朝鮮に対し、さらなる制裁で応えるべきだ……期待できないのがアレだが。



中国には優しい福田さん (2008 8/26 0:00)

「ガス田問題は無理せずに」 首相、胡主席に伝える 7月首脳会談(8/25産経)
 福田康夫首相が北海道洞爺湖サミット期間中の7月9日に中国の胡錦濤国家主席と会談した際、日中合意に基づく条約の締結交渉など未解決の課題が多く残っている東シナ海のガス田問題について、「(北京五輪で)大変だろうし、その話は無理せずにやっていただいていいから」と述べ、自ら詰めの協議の五輪閉会後への先送りを提案していたことが24日、分かった。
 この提案には、「交渉相手(中国)の立場に理解を示すことでかえって問題進展を促すのが福田流」(政府筋)との評価がある一方、「首相は何事も中国に配慮しすぎだ」(別の政府関係者)との声も上がっている。
 日中両国はガス田問題をめぐって6月18日、日中境界線画定は棚上げした上で(1)「翌檜(あすなろ)」ガス田付近で共同開発(2)「白樺(しらかば)」ガス田に日本も出資(3)「楠(くすのき)」「樫(かし)」両ガス田周辺海域は継続協議−などの基本合意を発表した。
 ただ、「白樺」への出資比率や権益配分など具体的な条件は決まっておらず、その後の条約交渉で詰める手はずになっていた。
 条約の締結について外務省は合意当初、「できるだけ早くやる。そんなに時間はかからない」(高村正彦外相)としていた。ところがその後、2カ月余が経過した今も、日中間で公式協議は開かれておらず、共同開発も日本側の出資も実施のめどは見えていない。
 ガス田問題に限らず、中国製ギョーザ中毒事件の捜査の進展や日中歴史共同研究の成果発表など、日中間の諸懸案はおおむね五輪閉会後へと先送りされているが、福田首相自身がそうした中国の姿勢にお墨付きを与えたとも言えそうだ。


 こうまで媚中の態度をあからさまにしてくれると、腹立たしい気分は通り越して、清々しい気持ちになる。まぁヘタに中国が諸手を上げて喜びそうな措置を取るくらいなら、先延ばしで何もしない方がありがたいような気もする。

 普通は、こういう配慮をするにしても、下手に出ていることがバレないように考えて行動するものだと思うのだが、福田さんはそうではないらしい。これが立派な交渉術と思っているのか、弱腰姿勢を覆い隠す方法を考えられないくらい無能なのか。

 五輪が終わったから、中国はいつものジャイアニズム国家に戻るだろう。「五輪が終われば」という提案は、「中国さん、好きにしてください」という提案をするに等しい。もともと福田さんに期待するところはないから、怒りもあまり湧いてこないんだが……それもイカンのだろうけど。

 同様の配慮を、日本国民に対しても向けて欲しいんだけどね。


ふざけるな (2008 8/26 0:00)

星野監督WBCに意欲(8/25中スポ)
 屈辱といえる3位決定戦の敗戦から一夜明けたこの日。星野監督は五輪の試合が行われていた時と同じように、午前中の取材に答えた。話題は今後の焦点となるWBCの監督についての問題へ。星野監督が口を開いた。
 「オレが決めることやない。でも、最後はオレが決めることになるか。今はそこまでは考えていない」。就任要請があったことを示唆しながらも現時点での態度はまだ、決めかねている様子。しかし、この後、何とも意味深なコメントを発した。
 「失敗しても、失敗してもチャレンジするというのがオレの人生。それをたたくのは時間が止まっている人間だよ。ユニホームはいいね。若返るよ。キツイけど」
 これまでは自らのホームページに「もっと若い監督、若いスタッフでことに当たっていくべき」と書き込むなど否定的な見解を示し続けてきた。しかし、五輪という大勝負はまさかのメダルなしで終了。“反骨の人”星野監督の心には“このままでは引き下がれない”という気持ちがふつふつとわき上がったようだ。
 この日も国際試合でのチーム編成について「パワーピッチャーを育てていかなきゃ。韓国の金東柱や李大浩のように国際大会の体験を積んだ選手が代表に入ってくれば」と語った闘将。帰国後について聞かれると「野球なんか見るか! 1カ月くらいは休みたい。みなさんの前から消えますよ」と言って笑った。
(一部抜粋)

 ここまで負けっぷりが醜い人間は久しぶりに見た。チャレンジするのは勝手だが、人に迷惑をかけないところで一人でやってもらいたい。「言い訳はしない」と言いつつ、言い訳ばかりの女々しさ。しかも、それなりに期待していたファンもいるというのに「野球なんか」と言い放つ神経。何でこんな男が、理想の上司だとかもてはやされたんだか。

 時間が止まっているのは、あなたの方だろう。



野球に関して嬉しいニュース (2008 8/25 0:00)

 山本昌が、無四球完投で10勝目。史上最高齢の2桁勝利だそうな。これで月間MVPなら、そちらの最高齢も更新。今年は速球も140km台半ばが出るまでに「成長」しているし、まだまだ何年も活躍して欲しい。

 心配なのは、帰ってきた岩瀬が立ち直れるかどうか。五輪でメダルが取れようが取れまいが、そんなことはどうでもよかった。選手を潰すことだけはして欲しくなかったのだが。岩瀬とGG佐藤は、ちょっとむごい。


嘘をついたのか? (2008 8/25 0:00)

北朝鮮、白紙からの再調査拒否 04年の拉致結果を維持か(8/24共同)
 拉致被害者に関する再調査の実施方法などで合意した先の日朝実務者協議で、過去にも北朝鮮が行ったとしている再調査内容を白紙に戻すよう日本が求めたのに対し、北朝鮮が拒否していたことが23日、分かった。このため日本政府内の一部では再調査方法をめぐる協議を継続すべきだとの主張が強まったが、首相官邸の意向で合意を優先した。日朝関係筋が明らかにした。
 北朝鮮は2004年の再調査でも「横田めぐみさんら8人死亡」との見解を変えず、その後の協議が難航した経緯がある。日本側は今回、「白紙からの再調査」を認めさせることで拉致被害者全員の安否確認と帰国につなげる考えだった。しかし、北朝鮮の対応は過去の調査結果を維持する姿勢をうかがわせたものとなり、今後の再調査の実効性に疑念を生じさせる可能性がある。
 関係筋によると、8月11日から中国・瀋陽で行われた実務者協議で、北朝鮮側は「生存者を発見し帰国させるための全面的な調査」との表現についても同意を拒否。こうした状況を受け中山恭子拉致問題担当相らは「合意は時期尚早」と慎重な対応を求めた。


 やっぱり…としか言いようがない話ではあるが、北朝鮮の対応は当然腹立たしい物として、一方で日本政府の国民を欺く姿勢にも憤りを覚える。

「拉致、白紙に戻し調査」 政府説明 家族、期待と不安(8/15日経)
 政府は14日夕、日朝実務者協議で合意した拉致問題の再調査の進め方などについて、拉致被害者家族への説明会を開いた。外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長は北朝鮮が調査委員会を立ち上げ、再調査を実施するとの段取りを説明。そのうえで「(過去の再調査の結果を)白紙に戻し、調査をやり直すと考えてほしい」と理解を求めた。
 中山恭子拉致問題担当相は「北朝鮮が被害者を帰国させるという決断をできる状況に持っていきたい。(帰国なしに)調査が終わりましたということには決してなってはいけない」と強調した。
 拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(70)は「今までと違いようやく解決に向けての流れが見えてきた」と期待。横田めぐみさん(失跡当時13)の父、滋さん(75)も「(合意事項が)実行されれば大きな成果が上がると期待している」と語った。


 被害者家族に対し、「再調査の結果を白紙に戻すと考えて欲しい」と言ったのは、ウソだというのか。冒頭の記事が事実なら官邸の意向をメディアはもっと突っ込んで追求していくべきだし、事実でないというなら、政府はきっちりと説明をすべきだ。

 中山大臣には政府内にいることを最大限利用して、官邸の暴走を、身を挺して止めていただきたい。



呆れる (2008 8/24 1:00)

 予想どおりの結果だったので、書くこともないと思っていたが、あまりにも酷いコメントが出ているので紹介しておく。

「この期間だけ調子が悪かった」“惨敗”に星野監督強がり?(8/23産経)
 メダルを逃した野球日本代表の星野仙一監督は、「結果はそのまま受け止めないといけない。われわれに力がなかった。日本で金メダルを待っていたファンの方々に申し訳ないという気持ちでいっぱい。たまたまこの期間だけ調子が悪かったと思っている。日本の野球はこんなもんじゃない。選手は必死にやってくれた」と話した。

 こんな言い訳をするスポーツ選手(まぁ選手じゃなく監督ではあるが)、聞いたことがない。

 中畑の方が、人間性は遥かに上だ。
■中畑コーチ 「敗戦は私の責任」(2004/8/25)
 以下は中畑清ヘッドコーチのコメント。

 先発の松坂は最初からとばして、チームに勢いを付けようとしてくれました。何とか先制点を取って、われわれの勝ちパターンに早く持っていこうとしましたが、得点できずに、焦りがチームの中にあったかな、と思います。負けたということは、現実として受け止めなければなりません。長嶋監督もそうですが、日本の国民の皆さんに大きな期待を持って声援していただきましたが、この結果を見せなければならないというのは、すべて私の責任だと思っています。最後の最後にこのような試合をして、すみませんでした。選手は持てる力をすべて出してくれたと確信しています。

 シーズンインの状況の中で、1週間という短期間でチーム編成をしてアテネに入りましたが、それは言い訳にはなりません。シーズンで最高のプレーをした選手たちが集まってきているわけですから、最高のチーム状態に仕上がっていたと確信しています。




岩瀬… (2008 8/23 1:00)

 岩瀬に責任がないとは言わないが、調子の善し悪しを判断し適用するのは監督やコーチの責任だろう。星野は、岩瀬を潰した。短期決戦の戦い方を知らない監督ゆえ、金メダルが取れないのは予想どおりだが、せめてまともな戦い方くらいはして欲しいもんだ。

 中日ファンで岩瀬信者ゆえ、非難が岩瀬に向かうのが非常につらい。


警察の狗 (2008 8/23 1:00)

白バイ事故で有罪確定へ 最高裁が上告棄却(8/22共同)
 高知県春野町(現高知市)で2006年、スクールバスに高知県警交通機動隊の白バイが衝突し男性隊員=当時(26)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われたバスの元運転手片岡晴彦被告(54)の上告について、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は22日までに、棄却する決定をした。禁固1年4月とした1、2審判決が確定する。決定は20日付。
 弁護側は「停車中に白バイが高速で衝突してきた。被告に過失はない」と無罪を主張していた。
 1、2審判決によると、06年3月3日午後、中学生らを乗せた片岡被告のスクールバスが駐車場から右折して国道に出る際、安全確認が不十分だったため、右側から直進してきた白バイに気付かず衝突。隊員は約1時間後に死亡した。


 バスの乗客はほとんど「バスは動いていなかった」と証言し、「バスは動いていた」と証言した同僚の警察官は、実はバスが見えない場所にいたという、どう考えても運転手に過失はない事案。でも、津野修という男は、警察のでっち上げを信用し、無罪の可能性が高い運転手の訴えを門前払い。

 最高裁の裁判官だから、次の選挙で弾劾できるかな?名前をしっかり覚えておこう。7.5mで時速50kmまで加速し、 急ブレーキをかけて1.2mのブレーキ痕を残して白バイを跳ねた、などというアホな話を受忍するバカ、裁判官をやる資格など無い。



福島県立大野病院事件に判決 (2008 8/21 22:00)

<大野病院事件>医師無罪で双方会見 死亡女性の父「残念」(8/20毎日)
 福島県立大野病院の医療事故で業務上過失致死罪などに問われ、20日に福島地裁で無罪判決を受けた産婦人科医の加藤克彦被告(40)=休職中=は同日午後、弁護団とともに福島市内で記者会見した。加藤医師は「信頼して受診してもらったのに、最悪の結果になり本当に申し訳ない」と亡くなった女性や遺族に謝罪。今後は「地域医療の現場で患者さんにできることを精いっぱいやりたい」と語った。
 加藤医師は逮捕からこの日までを「とても長い2年6カ月。何もできない、何もしたくないもんもんとした日々だった」と胸中を吐露。「きょうの日を迎えることができたのは、支えてくれた方々のおかげです」と感謝した。捜査当局には「言いたいことはあるが、僕みたいな立場の人をつくらないでほしい」と述べた。
 主任弁護人の平岩敬一弁護士は「弁護側主張を標準医療と認めた」と判決を評価。異状死の警察署への届け出を定める医師法21条にかんして「診療を受けている疾病によって死亡した場合、要件を欠く」と判断したことについても「かなり踏み込んでおり、今後の解釈に大きな影響を与える」とした。
 女性の父親の渡辺好男さん(58)は県庁で会見し「父として残念。今後の医療界に不安を感じざるをえない」と無念の表情。そして「加藤医師には病院で何があったのかを十分に説明してほしい」と求めた。
 一方、福島地検の村上満男次席検事は「立証が不十分だったという以外、なぜ無罪なのかと思うほど事実関係について主張が認められた。控訴は今後、判決内容を精査し上級庁と協議のうえ適切に対処したい。逮捕は当時必要と判断され、裁判官の令状も得ており問題はなかった」と話した。【松本惇、西嶋正法、今井美津子】

 医師、病院の側に問題があるとすれば、遺族への説明が不十分だったという点。ただ、報道されている部分だけでもじゅうぶん状況は理解できるのに、「病院で何があったのかを十分に説明して欲しい」と述べている遺族の態度を考えると、果たして「説明が不十分」という非難が適当かどうかも、少し疑問に思えてくる。娘を亡くした気持ちは分からないでもないのだが…。

 事件の経緯については、ここが分かりやすいと思う。
参考資料(イ):福島県立大野病院事件(探索医療ヒューマンネットワークシステム部門)
事件の経緯:平成16年12月17日、当時29歳の経産婦が前置胎盤のため、帝王切開による出産となりました。出産時に執刀医である加藤医師が癒着胎盤を認めたために癒着剥離を試みましたが、大量出血を起こしたために子宮摘出を選択。しかし残念ながら、最終的には出血性ショックで母体死亡となってしまいました。なお、加藤医師は術前に出血に備えて保存血を5単位準備し、同時に患者さんに子宮摘出となる可能性を説明しましたが、患者さんは子宮温存を希望したと言われています。 
 平成17年3月22日、福島県立大野病院の医療事故調査委員会が執刀医に責任があるという報告書を公表しました(PDFファイル)。その後、福島県は遺族に謝罪し、加藤医師は懲戒処分(減給)となりました。 
 平成17年4月より福島県警が捜査を開始しました。カルテなどの証拠資料を押収し、任意の事情聴取が断続的に続きましたが、平成17年9月頃、事情聴取は終了。 平成18年2月18日、突然、福島県警が加藤医師を逮捕・拘留しました。容疑は業務上過失致死容疑と医師法第21条違反でした。
 平成18年3月10日、福島地検が福島地裁に、加藤医師を起訴しました。全国の医師や医師会等からの反発は大きく、3月17日には「周産期医療の崩壊をくい止める会」(代表 佐藤章 福島県立医科大学医学部産科学婦人科学教授)は、この事件に対して厚生労働大臣に陳述書を提出。翌18日には第164回国会における厚生労働委員会でも、この事件が取り上げられるという異例の事態となりました。平成19年1月26日に福島地裁(大沢広裁判長)で開かれ、現在も裁判中となっています。ちなみに、この裁判の進行状況については「周産期医療の崩壊をくい止める会」、「ロハスメディカル」のHPで逐次情報提供されています。 この事件以降、訴訟リスクを嫌い、産婦人科を辞める医師が増えています。また、産婦人科医の不足は産婦人科の閉鎖を招き、平成18年8月8日に奈良県では分娩中に意識を失った妊婦を、19もの病院で受け入れができずに死亡してしまうという事件も起きています。このように福島県立大野病院事件をきっかけに産婦人科の医療崩壊は現実のものとなりつつあります。

参考資料
1)日本医師会HP「福島県立大野病院の医療事故問題について、I事件の経緯と日医の対応、福島県立大野病院の医療事故にかかわる産婦人科医師の逮捕・拘留事件について」(PDFファイル
2)周産期医療の崩壊をくい止める会
本事件の公判概要、傍聴記、メディア報道、関係団体の声明がまとまっています。

3)日本産科婦人科学会
4)日本産婦人科医会

 患者の希望を考慮したうえで、できる限りの方策を採った。そして、病院側は遺族に対して賠償金を払うために、敢えて医療過誤があったことにし、謝罪もおこなった。病院側が遺族側へ配慮するためにとった行動が、逆に検察に利用されることになってしまったように見える。沖縄の集団自決の構図に、非常に近い物を感じる。


 「相手にしている人間が死ぬ可能性もある」のが医者の仕事。「死んだ場合に訴えられる可能性」が高まれば高まるほど、医者の仕事は割に合わない物になっていく。ゆえに、医者になりたがる人、とりわけ「患者が死ぬ可能性」がより高い医科は不人気になっていく。

 医療事故に関しては、刑事事件では扱わず、飛行機事故における航空事故調査委員会のような機関が調査を引き受け、明らかに過失が認められる場合のみ刑事訴追する仕組みにすべきではないか。
 医師賠償責任保険というしくみがあり、すべての補償リスクを医師が全てかぶっているわけではないが、このまま医者への訴訟が増え続ければ、医者の保険料負担も増え、結果的に医者の負担を我々が何らかの形で負担せねばならなくなるだろう。金銭的問題にとどまらず、訴訟を嫌って医者の数が減っていけば、損をするのは国民である。医療において期待通りの成果が得られぬたびに訴訟が起こっていては、結局は「医者のリスク」が「社会的コスト」に転換されることになる。医者を追い込んで苦しむのは、医者だけでなく、医療を利用する我々国民である。

 また、メディアの姿勢も問われねばなるまい。今でこそ医師側の立場を斟酌した報道をする新聞やテレビは存在するが、事件が起こった当時は、医師が悪者であることを前提とした報道が為されていた。そして今でも、遺族に同情するのみならず、あくまでこの事案を「医療ミス」として報道する番組も存在した。
 医師の責任を問う前に、ヒステリックな報道をおこない、産科医療崩壊の片棒を担いだ責任を自問してほしいものだ。まぁ、そのような自浄能力はとても期待できないと分かってはいるが。


 遺族の気持ちはたしかに分からぬではないが、しかし誰かを悪者にすれば済むという話ではない。

 30年ほど前、虐めや校内暴力が問題となり、教師が批判され教師の権威が失墜した時期があった。また、大卒の人間が増えるにつれ、教師の学歴が相対的に高いと言えなくなり、教師に注文を付ける親が増えた。さらには、体罰が完全に否定され、教師から「武器」を奪うことで指導力の低下を招いた。メディアも、子供の権利を過剰に訴え、管理教育を批判し、子供に迎合した現在の教育現場を作り上げる手助けをした。
 教師の権威が失墜した結果、教師を信用する人間が少なくなり、それが教育にも悪影響を及ぼすようになった。ゆとり教育など他の要因も伴い、学校が教育機関としての役割を果たしきれなくなり、結局は学力低下や道徳心の低下など社会的コストを増大させることになった。
 たしかにクズ教師もいるだろうが、少なくとも子供の前では教師を尊敬する姿勢を示すべきだ。親が子供の見ているところで教師をこき下ろせば、子供は当然それを真似ることになる。
 クズ医者もいるだろうが、医者に対して、最低限の敬意と感謝の念は忘れないようにしたいし、子供たちにも教育していくべきだ。祭り上げる必要はないが、矜恃とやりがいを持って仕事に当たってもらいたいし、こちらもそれを信頼して医者に頼りたい。
 医者に対する信頼が存在しない状態になれば、医者も患者を信頼できず、例えば、難しい治療が必要な患者は別の病院へたらい回しにするような事例も起こりうるし、実際起きている。信頼関係という物は、精神的な問題にとどまらず、現実的な問題を引き起こす。


 相互不信は、社会的なコストを増やす。
 日本もアメリカのような訴訟社会になるのだろうか。そういえば、この件、病院が謝罪したことがマイナスになっている面がある。先に謝ることがマイナスの効果をもたらすアメリカのような社会……ギスギスしていてイヤなんだが、致し方ないのだろうか。


勘弁してくれ? (2008 8/21 1:00)

 星野は岩瀬を潰す気か。ふざけるな。


本当に苦しいのか? (2008 8/21 1:00)

 朝日新聞の読者投稿に、朝日新聞のバカさ加減と、読者の勘違いぶりが如実に表れている投稿を発見。東京版だと18日、名古屋版だと20日に掲載されている。

べらぼー酷税逃げ出したい パート 吉野妙子 67歳 (東京都世田谷区)
 夫は71歳。ボイラーマンの給料が7万円しかなく、そこから半分も税金を天引きされ生活が立ち行かなくなったので、別の会社でも働きだした。夫の年金はあるが、私も2ヶ所で働くワーキングプアである。
 国民健康保険税が月々1万8千円だった。それが7月末に届いた通知で、いきなり3万6千円に上がった。役所に問い合わせると、収入が増えたからだそうだ。この年で何も好き好んで働いているわけじゃない。まだ住宅ローンあり借金ありで余裕がないからだ。夫は病院に行ったことがなく、保険証を紛失してしまったくらいなのに。
 その前には、住民税1期分6万7500円を6月末までに払えと封書が来た。年度全額で26万2500円の住民税! この時もワナワナしながら役所に電話した。5%から10%に税率が上がったんだそうな。べらぼーだ。「働かずに病院通いしろと言うんですか」と電話口で大声を出すと、「ご自由に」だと。次回から2人分の介護保険料が大幅に上がる。オー、ノー、税金のない国に逃げ出したい。


 貧しい老人というのは、いかにも朝日が好みそうな題材ではあるが、流し読みであっても「住民税が26万円以上」という部分に誰でも引っかかるはずだ。朝日新聞の投稿担当は、それに気付かないバカなのか、気付いていて読者を騙せると思い込むキチガイなのか。

 住民税額が正しければ、課税所得が260万円だから、生保控除や住宅ローンに関する控除などをゼロで考えても、年収は500万近くになるはずである。控除額がプラスされれば、実際の年収はさらに多いということになる。「ボイラーマンの給料が7万円」と書いているが、ボイラー以外の収入がかなり存在するか、この給料自体が間違った或いは偽った数字と考えねばならない。

 となると、この投稿主は、決して「ワーキングプア」などとは言えない。住宅ローンや借金の内容が分からないのではっきり言えない部分もあるが、「保険証を紛失」という辺りから、借金やローンにおいても計画性に問題があるように思われる。

 何より、この投稿を採用した朝日新聞の了見が理解できない。老人の苦しい生活を伝えたいのであれば、もっと適当な事例がいくらでもあるだろうに。こんな投稿を載せてしまっては、「生活が苦しい」と訴える老人は切り詰めができないだけの我が儘ばかり、というイメージを醸成しかねない。



ムシャラフ退陣 (2008 8/20 0:00)

ムシャラフ前大統領、サウジ巡礼後に亡命か…パキスタン紙(8/19読売)
 【イスラマバード=佐藤昌宏】18日辞任したパキスタンのムシャラフ前大統領は近く、首都イスラマバード近郊の厳重な警備を誇る陸軍の居住施設から退去する見通しだが、その後、亡命も視野に出国するとの観測が流れている。
 19日付同国英字紙ドーンによると、同氏は退去と共に、サウジアラビアへ巡礼に出掛け、その後、どこに住むか最終判断をするとみられる。亡命先には、サウジ、米、英、トルコの4か国が挙がっている。
 ムシャラフ氏は大統領在任中、国際テロ組織アル・カーイダの暗殺未遂に少なくとも2回遭い、現在もイスラム過激派から命を狙われている。
 同紙によると、ムシャラフ氏は当初、イスラマバード市内の自宅に住むことを希望していたが、側近が「国内に住み続けることは非常に危険」と助言し、現在は亡命に傾いているという。
(2008年8月19日20時17分 読売新聞)


 ムシャラフ大統領の辞任で、イスラム系のテロリストは祝杯をあげているだろうか。親米のムシャラフが消えることは、対テロ戦に大きな影響を与えるだろう……しかし、アメリカがムシャラフ退陣に反対している様子はなく、以前とは雰囲気が違う。アメリカとしては、ムシャラフ後の戦略がきっちり描けているのかもしれない、と期待も込めて思う。もしかしたら、ムシャラフの存在自体が、むしろパキスタン国民の反米意識を高めていると読んで、ムシャラフ退陣をきっかけにしたパキスタン世論の再構築を考えているのかもしれない。

 一方でこういう動きもある。

パキスタン株が急回復、前週末比6.4%高(8/19日経)
 【イスラマバード=小谷洋司】パキスタンの株式相場が急反発している。代表的な指標であるカラチ証券取引所の主要100社株価指数KSE100の19日終値は、7月下旬以来の水準となる10919.06に上昇。18、19日の2営業日で6.4%上げた。ムシャラフ大統領が辞任したのを受け、投資家らの間で政情安定への期待が広がったとみられる。
 KSE100は大統領と連立与党の対立に伴う国政の停滞や年率20%に達したインフレなどを嫌気し、8月初めには一時9400台に落ち込んでいた。


 経済的には、プラスの影響が出ている模様。まぁ、あくまで期待値込みの数字なんだろうが。

 ともかく、パキスタンが親テロ国家になったり、テロリストに核技術が渡るようなことがないようにだけ、祈りたい。



血液サラサラ (2008 8/19 0:00)

血液サラサラ商法、元社長ら実刑=効能ない腕輪販売−千葉地裁支部(8/18時事)
 東京都内の健康器具販売会社が「血液がサラサラになる」と偽り、実際には効能がない金属製ブレスレットを高値で販売した事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪に問われた「サンキョーコーポレーション」元社長梶本稔被告(61)ら4人の判決公判が18日、千葉地裁松戸支部で開かれ、伊藤正高裁判長は同被告に懲役5年6月(求刑懲役7年)を言い渡した。
 同社元幹部3人は懲役4〜2年(求刑懲役5〜3年)とした。梶本被告ら2人は控訴する方針。
 伊藤裁判長は「計画、組織的な犯行で、中高年層の健康不安をあおる極めて巧妙、悪質」と非難した。(2008/08/18-13:39)


 騙される方も騙される方だとは思うが。血管に影響を与えるような物質なり光線なりを出すようなブレスレットなんて、実在するとすれば危なくてしょうがない。携帯の基地局の電磁波なんて、かわいいもんだろ。そもそも、「血液サラサラ」の定義自体が曖昧だったりする。水たくさん飲めば、それなりにサラサラにはなりますわよ。

 ゲルマニウムやタキオンはさすがに聞かなくなってきたが、マイナスイオンはもはや家電では常識のような扱いになってきている。これもよく分からん定義で、本当に発生しているかどうかもよう分からん代物。取り締まり対象にしてもいいんじゃないか、と思うんだが。

 昨日に引き続き減量絡みの話をすると、ダイエット業界はこの手の疑似科学がはびこりまくって百鬼夜行、阿鼻叫喚。やせ薬のような分かりやすい物から、効果がありそうに見える置き換えダイエットや運動モノまで、まともな物を探す方が難しい。

 大人になっても、それなりに勉強は必要。その土台として、義務教育レベルの知識は、やっぱり重要。勉強は大切だぞ、若者たちよ。



単純なのがいちばん良いかと (2008 8/18 0:00)

薬局で買える大衆薬、メタボ対策で“やせ薬”に注目(8/17読売)
 薬局やドラッグストアなどで買える大衆薬(OTC医薬品)市場が、一時の低迷を抜け出して急回復している。
 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が高まる中で、肥満対策薬が急成長しているのが大きな理由だ。
 小林製薬の推計では、肥満対策薬の市場規模は2007年7月〜08年6月で前年同期比34%増と大きく伸びた。08年4月から始まったメタボリックシンドロームに関する特定健診をにらんで、“やせ薬”に注目が集まったためだ。
 特に人気が高いのが、新陳代謝を改善して脂肪を減らすとされる有効成分「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」を含んだ漢方薬だ。
 クラシエ薬品の「コッコアポ」シリーズの07年の販売額は前年比54%増加し、小林製薬の「ナイシトール85」も07年度の出荷額が前年度比53%増の54億円になった。ロート製薬の「和漢箋(せん)」シリーズも好調だ。
 市場調査会社インテージによると、大衆薬市場は栄養補助食品(サプリメント)や特定保健用食品(特保)に押され、02年度から05年度まで4年連続で縮小していた。しかし、メタボ薬人気を背景に、07年度の販売額は前年度比2.3%増の1兆1800億円と、2年連続で増加に転じている。(下宮崇)
(2008年8月17日10時09分 読売新聞)


 カルシウムやビタミンなどを補うサプリは、それなりに効果があるとは思うが(私はサプリを毛嫌いしてるが)、「痩せる効果」を謳ったサプリや薬は、無意味或いはマイナスにしかならない、少なくとも払った金額に見合った効果は出ないと断言していい。効果が出るような薬は人体に深刻なダメージを与え得るし、劇薬のような効果でなければ、「運動+ほどほどの食事制限」の方がよっぽど効果大。なにより、金がかからない。医者を介さずに手に入る薬で、劇的効果が出るはずもなく、むしろ効果有りなら逆に怖い。

 確かに運動を継続するのは、精神的にも時間的にもきついかもしれないが、数十分のウォーキング(というより初めは散歩でもいい)からなら、精神的なしんどさは初めはあまりない。そのうち体重が減り出せば、それをモチベーションにできる。初めはユルい運動で構わない。気が乗ってくればそのうちペースが上がってくるだろう、というくらいの軽い気持ちでいい。効率よりも、継続できるようなやり方を考えるのが、やり続けるコツだ。

 自分が実際に減量をやって、感じたことを幾つかメモ。

●基礎代謝以上はしっかり食べる。「痩せる」と「やつれる」は違う。
●米をしっかり食べる。腹持ちがいいし、我慢から来る衝動食いを回避できる。
●基礎代謝、食品のカロリー、運動の消費カロリーはネットでまめにチェック。自分が摂っているカロリー、必要なカロリー、消費すべきカロリーはきちんと把握する。
●細かい効率を気にするよりまずやるべきことを継続すること。運動を食前・食後のどちらにするかとか、運動は食後何時間がいいとか、食後にすぐ寝ても大丈夫かとか、そんなのは誤差に過ぎない。
●運動の際の楽しみを見つける。未知の道を走って後で地図でチェックするとか、決まったコースのタイムを短縮することに喜びを見出すとか。自然を愛でる心があればさらにベネ。
●マゾ気質或いはナルシスト気質の人の方が、ダイエットには向いている。両方兼ね備えていれば完璧。


無垢なる願いか、それともエゴか (2008 8/18 0:00)

 これまで代理出産について書きながら、具体的には言いがたい漠然とした違和感を感じていた。いや、意見が違うから違和感があるのは当たり前だし、代理出産肯定派が代理出産を依頼される側の健康や心情などにまったく配慮していないことは分かっている。そういう考え方や感覚以前に、何かどうしようもなく決定的な違いがあるように感じていた。

 代理出産の肯定派、容認派の掲示板やblogなどを見てみたのだが、その辺りの違和感の源泉が、代理出産を求める人がどのようなタイプの人間であるかという「イメージの違い」にあることが見えてきた。
 端的に言えば、代理出産容認派は概ね、「代理母を依頼する人は、子供を欲しがる、子供好きな、善良な人間」と思っている。子供を求める気持ちは善であり、その気持ちはエゴではなく尊い物であると信じている様子。
 一方、私は以前書いたように、「代理母を依頼する人は、他の女性を産む機械にしても平気なエゴイスト」と認識している。エゴイストしか代理出産を求めないから、倫理的問題が続出するのは必然だと考えている。

 たしかに子供を求める気持ちは尊いかもしれないが、金の力で他の女性を産む機械に仕立て上げる精神性は、果たして尊い物と言えるのか。8/8に当欄で扱った記事を鑑みるに、そして向井亜紀のような「実行済み」の人間を見るにつけ、代理出産を求める人間が善良な人間であるというのは、大きな勘違いではなかろうか。

 どんな類であれ、「理念が正しければどんな行動を採っても良い」という思い上がりは、醜い。


山本昌 (2008 8/18 0:00)

 前の試合で8回まで投げた43歳が中4日で登板、7回まで投げて1失点、9勝目。スゲェよ。



酷い (2008 8/17 0:00)

 たまたまつけたテレビで五輪の野球をやってたんで見ていたんだが、見るんじゃなかったと激しく後悔。中日の監督だった頃から星野は大嫌いだったが、今日の采配を見てさらに嫌いになった。和田を引っ張りすぎ、岩瀬に長いイニングを投げさせ、ノーアウト2・3塁からスクイズも指示せず、代打の起用も不可思議。

 阿部は……話題にすることすら憚られる。


 明日から、普通の更新頻度に戻ります、たぶん。



日朝協議 つづき (2008 8/14 0:00)

 昨日の話の続き。

拉致再調査、秋までに終了 一部制裁解除で合意 日朝実務者協議(8/13産経)
 【瀋陽(中国遼寧省)=阿比留瑠比】日本と北朝鮮による公式実務者協議は13日未明、北朝鮮が拉致被害者に関する再調査を実施して、今年秋までに最終的な調査結果を連絡することで合意した。この見返りとして、日本側は北朝鮮に対して実施している経済制裁措置の一部を解除する。
 11日に引き続き、12日午前から、中国・瀋陽市内のホテル始まった協議は、中断をはさんで13日未明に再開。日朝両国は再調査に関する合意に達した。
 協議では、日本側が要求していた、(1)被害者に関する全面的な調査を行う(2)北朝鮮は権限を与えられた調査委員会が迅速に調査し、可能なかぎり今年の秋までに調査を終了する(3)調査の進捗の過程において、北朝鮮は日本側に随時、通報し協議を行う(4)関係者との面会、関係資料の共有、関係の場所への訪問などを通じて、調査の結果を直接確認できるよう協力する−ことについて、北朝鮮側が受け入れた。
 日本側は、北朝鮮側が調査委員会を立ち上げた時点で、経済制裁のうち、人的往来とチャーター航空便の乗り入れ禁止を解除することで合意した。
 また、協議では、「万景峰92」など北朝鮮籍の船舶への人道支援物資の積み込みやよど号事件関係者の帰国などに関しても協議したが、結論は出なかった。
 協議には、日本側から外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長、北朝鮮側から宋日昊・国交正常化交渉担当大使が出席した。


 早合点する人には叩かれそうだが、私は、制裁解除をエサにする外交戦略自体は有りだと思っている。ただし、当然のことながら、制裁解除をエサにして拉致問題が進展することが大前提であり、今回制裁解除を以て北朝鮮に再調査をさせたやり方には、到底賛同できない。

 北朝鮮の出方次第で、制裁解除の幅を狭めたり、或いは制裁解除自体をやめればいいと言う向きもあるようだが、おめでたい考えだと言わざるを得ない。日本が制裁解除することを先に言い出したことで、主導権は完全に北朝鮮に渡ってしまった。北朝鮮に気に入らない動きがあれば再調査を滞らせることもできるし、日本が制裁を解除しても或る程度利益を得た後に適当な調査結果をでっち上げることもできる。日本がそういう戦術に乗らない強固な国家なら、それでも対応のしようがあろうが、内に左巻きや加藤紘一らのようなガン細胞を抱える我が国に対しては、北朝鮮に揺さぶりの手段を与えること自体がリスクになる。

 日本がこういう体たらくで、アメリカに「テロ支援国家指定の解除を中止するよう求める資格」などあろうはずがない。アメリカを批判したり、アメリカに要望を出したりする人は、自分が日本人であり、日本政府の姿勢に責任を有するということを忘れているのではないか。自国をまともにできないのに、他国のやることに口出しするほど、私は傲慢にはなれない。そして、その他力本願の考え方こそが、拉致問題を解決できない日本の弱さそのものであるとも思う。

 憲法改正、スパイ防止法、自衛隊の国軍化…そういった政策を地道に訴え、実現できる政治家を少しずつ政界に送り出していくのが、長い道のりであるがいちばんの近道ではなかろうか。事態が急激に進展する可能性より、その方が何倍も確率が高いように思う。



日朝協議 (2008 8/13 0:00)

北朝鮮、拉致再調査着手を表明へ 日本の要請受け入れ(8/12朝日)
 【瀋陽=牧野愛博】日本と北朝鮮の外務省実務者による公式協議で、拉致被害者の再調査のやり方をめぐる日本側の要請について、北朝鮮側が基本的に受け入れ、再調査着手を表明する見通しになった。11日からの協議で北朝鮮側がこうした方針を伝えた模様で、12日の協議で細部が詰まれば、調査の時期や期間が固まる可能性も出てきた。
 北朝鮮関係筋が明らかにした。中国・瀋陽で開かれている協議には宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使や斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長らが出席。最終日の12日は午前9時(日本時間午前10時)から、瀋陽市内のホテルで主に再調査の方法を巡って意見交換した。
 日本側は11日の協議で、拉致問題は国民的な関心事項であり、世論が納得するやり方で再調査しなければ、事態の進展が見通せないとの考えを説明。斎木氏は協議後、「どういう方法で、誰が主体となって、何を対象として、どれぐらいの期間をかけてやるか、考え方を伝えた」と説明した。
 12日は、日本側の考え方に対し、北朝鮮側が回答。それを踏まえ、日本から派遣した専門家が調査状況を確認し、意見交換できる態勢づくりなどを話し合う。日本側は、北朝鮮で一定の権限を持つ機関による調査や、過去の調査結果にこだわらないことへの確約も求めており、北朝鮮側も応じる構えとみられる。
 再調査開始が確実になったと判断した時点で、日本側は人道支援物資積み込みのための北朝鮮籍船の入港や人の往来など、制裁の一部緩和に踏み切る方針だ。
 ただ、日本政府は、調査方法について、安易な妥協はできないとの立場。北朝鮮側が提示する具体的な調査方法が不十分と判断すれば、合意できないこともあり得る。
 一方、北朝鮮は日本に対して、6月の前回協議で合意した制裁の一部解除を直ちに履行するように要求。宋大使も11日、日本側が制裁解除を履行しなければ、協議の決裂も辞さない考えを表明した。協議に慎重な日本の姿勢に不信感を募らせており、細部の調整で折り合いがつかない可能性も残っている。


 まったく無意味な再調査。嘘をつくことがデフォルトの行動様式になっている北朝鮮が、まともな再調査などおこなうはずがない。再調査とは言っても、また北朝鮮に都合の良い証拠を捏造してくるか、或いは証拠の捏造すらせずに「前と同じ結果だ」という一言で済ますだけ。だいたい、日本が納得する調査結果を北朝鮮が出してくる可能性が、現時点で僅かでもあると思っているのなら、かなりおめでたい思考回路の持ち主だと言わざるを得ない。

 北朝鮮が拉致被害者を帰すのに、調査など不要だ。誰を拉致し、誰が国内にいるか、北朝鮮政府が把握していないわけがない。金正日が命令すれば、すぐに拉致被害者は帰ってくるのだ。逆に言えば、金正日がウンと言わない限り、或いは金正日自体がこの世から消えない限り、解決はあり得ない。だから、再調査の方法について云々すること自体、全く意味がない議論である。

 「制裁緩和」を日本が先に口にしてしまった時点で、交渉としては敗北だ。圧力をかけ続け、そして圧力を強め続け、北朝鮮が音を上げるまで根比べすべきであった。北朝鮮が譲歩する以外に解決の道はないのだから、日本は決して譲歩の姿勢を見せてはならなかった。見せれば、北朝鮮はそこにつけ込んでくる。

 とりあえず、現政権には何も期待していないから、せめて余計なことはしないでくれ。


中国らしい (2008 8/13 0:00)

 メディアは北京五輪に関する報道ばかりで、既にウンザリ。
 競技にゃ興味ないし、開会式の花火がCGでも別に構わんと思うし、世の喧噪が鬱陶しくてしょうがない拙者だが、偶然見つけたこのバカ記事は、中国らしさ満開でけっこう好きである。

五輪プレスキットに“ゆうこりん”!?(8/12サンスポ)
 北京五輪で世界中の報道陣に配られたプレスキットの中に入っていた携帯ラジオに衝撃の事実が隠されていた。
 携帯ラジオの北京五輪ロゴマークのシールを剥がすとそこにはなぜか「小倉優子」らしきグラビア写真が!


 日本向け商品の余り物で作ったってことかな。ラジオに電波なゆうこりんを載せるたぁ、憎いまでの配慮だ。


一応 (2008 8/13 0:00)

 吉野公佳のアレ、やっぱりAVではなくアダルトなIVだとさ。ワケ分からんけど。どうでもいい話だが、ここでちょっと触れちゃったので、続報と言うことで。



教育にお花畑思想を持ち込むな (2008 8/12 0:00)

 今年は8月15日は所用が入っているので、(小泉ではないが)日にちをずらして護国神社に行こうかと思っている。英霊に哀悼と感謝の意を捧げるのがもちろん主目的ではあるが、同時に神社特有の穏やかな雰囲気を味わって心身共にリラックスしたいというのもあるし、決まった時期に神社を詣でることで自分の生活に区切りをつける意味合いもある。

 日本のために戦った方に対し敬意を払うのは当然の感情であると思うのだが、それを当然と思わないどころか、許されざる感情と断ずる向きも存在する。

<全日本教職員組合>文科省の「学校行事で靖国」に批判声明(8/11毎日)
 全日本教職員組合(全教)は11日、教育委員会などを対象とする新学習指導要領の説明会で、文部科学省が「学校行事の一環として靖国神社を訪問してもよい」という内容の政府答弁書を配布したことについて、批判する声明を出した。
 占領下の1949年、旧文部省の事務次官は、学校が主催する形での靖国神社訪問を禁ずる通達を出した。国会議員が今年5月、その効力をただしたところ、政府が「52年の主権回復に伴い(通達は)失効している。歴史や文化を学ぶ目的で児童生徒が靖国神社などを訪問してもよい」とする答弁書を閣議決定していた。
 文科省が都道府県教委向け説明会で配布した答弁書は、その後、都道府県教委が市町村教委などを対象に開く説明会でも使用されている。全教は「学習指導要領とは何らかかわりのない文書を(説明会で)配布するのは異常」と批判。文科省は「学校行事は指導要領で定める『特別活動』だから関連がある」と反論している。

 「靖国に行け」と命令しているわけでなく、「学校行事で行ってもいいよ」と言っているだけに過ぎないのだが、日教組はそれすら許せないらしい。

 日教組の影響力は昔に比べればかなり低下してきているとは思うが、それでも反日活動は地道に続いている。君が代や国旗の問題は、卒業式シーズンになると恒例行事のように騒がれる。
 日教組の悪影響が原因では…と思ってしまうのが、この記事。

中学生の不登校率、山梨が全国ワースト1(8/8産経)
 今年度の学校基本調査速報で、平成19年度の山梨県内中学生の不登校率は前年度より0・5ポイント増の3・67%となり、全国ワースト1となった。県教委は「19年度から全中学校にスクールカウンセラーを配置するなどしていたが残念な結果となり、改善したい」としている。
 不登校は年間30日以上欠席した生徒を集計しており、中学生は前年度より140人増の1008人。全生徒に占める割合は全国平均(2・91%)を大きく上回り、「(中学校への進学でとまどう)中1ギャップも考えられ、原因を調査したい」(義務教育課)としている。また小学生の不登校率は0・01ポイント減の0・36%で、全国平均(0・34%)をやや上回った。
 一方、高校生の大学進学率は1・3ポイント増の57・6%(全国平均52・8%)で過去最高。全国7位だった。男子59・2%、女子55・9%となり、男子が女子を上回るのは35年ぶりという。


 山梨の日教組組織率は95%とも言われており、組織率はかなり高い。「組合活動に専念するあまり子供へ目が向いていないから、不登校も多いんじゃないの?」と勘ぐりたくなってくる。組合活動のみならず、選挙活動にも精を出していたのだから、まともな教育活動をおこなっているとはとても思えない。
wikipediaの記述から、山梨県教職員組合の政治献金問題の部分を引用する。
 日教組の政治色の強い活動に対しては批判や指摘がなされており、特に山梨県教職員組合(略称:山教組)が、民主党の輿石東参院幹事長(当時)の2004年夏に行われた参議院議員選挙に向けて、校長、教頭を含む小中学校教職員らから組織的に選挙資金を集めていたことを産経新聞が報道した。
 産経新聞が入手した山教組の指令文書からは、資金集めが山教組の九つの地域支部や傘下の校長組合、教頭組合を通じ、「カンパ」や「選挙闘争資金」の名目で半強制的に実施されている実態が明らかにされた。同紙によれば、複数の教員が「資金は輿石東への政治献金として裏口座でプールされた」と証言している。教員組合による選挙資金集めは、教員の政治活動などを禁じた教育基本法に違反する疑いが濃いほか、献金には領収書も発行されておらず、政治資金規正法(不記載、虚偽記載)に抵触する可能性も指摘されている。山梨県教育委員会は、山教組委員長や校長ら19人を処分したが、文部科学省は再調査を求めた。
 また国会でもこの問題が取りあげられ、「法令が禁じた学校での政治活動だ」との追究がなされた。その後、山教組幹部ら2人が政治資金規正法違反で罰金30万円の略式命令を受け、県教育委員会も改めて24人に対し、停職などの行政処分を下した。山教組幹部らは「基本法改正を前に狙い撃ちされた」と批判するが、こうした山教組の姿勢には批判も起きている。全国で日教組の組織率が低下している中、山梨県では依然として100%近い組織率を維持している。


 教育は将来の日本の行方を左右する、非常に責任の重い仕事である。半端な思想を押しつけ、新たなお花畑人間を粗製濫造する権利など、誰も有してはいない。国旗や国家に敬意を払ったり、国のために犠牲になった人に感謝の念を抱き、国のために働くことを誇りと思うような、そんな常識的な人間を育てるために、教師という職務を全うして欲しい。
 ただ、一部のバカどもは、心から「サヨク教育が日本のためになる」と思い込んでやっていたりするんだよなぁ、救いがたいことだが。



ウイルス感染 (2008 8/11 0:00)

谷選手の長男が緊急入院 北京で40度近い高熱(8/10産経)
 9日の柔道女子48キロ級で銅メダルとなり、五輪3連覇を逃した谷亮子選手=トヨタ自動車=が試合から一夜明けた10日、北京市内のホテルで記者会見し、家族とともに試合会場に来ていた長男、佳亮ちゃん(2)がウイルス感染による発熱で体調を崩し、一時入院していることを明らかにした。
 谷選手によると、佳亮ちゃんは9日午後3時すぎに発熱で体調を崩し、母親の和代さんが宿泊先のホテルに連れて帰った。その後も40度近い高熱が続き、夜になって北京市内の病院に搬送。谷選手は試合後のドーピング検査中に父親から連絡があり、検査を終えてすぐに病院に駆け付けたという。
(以下略)

 中国なんかに連れて行ったらいかんでしょうに……北京の病院なんかじゃなく、早く日本の病院に送るべきでは?

 以前、青島で謎の疫病が流行しているというニュースがあった(当欄7/18を参照)。大紀元ソースで、続報もあまり聞かれないので実情が見えてこないが、記事によれば16万人が感染、1251人が死亡となっていた。オリンピックに出るのは本人の都合だが、子供はそんな危険な国に連れて行くべきではなかったと思うのだが。
 もちろん、中国ならではの病気にかかったというわけではないだろうが、ともかく、一刻も早い回復を望む。子供には罪はないわけで。


ふるふるシェイカー (2008 8/11 0:00)

 今さらながら、ファンタのふるふるシェイカーがくせになりそう。炭酸のゼリーうめぇ。



適当に (2008 8/10 0:00)

 来週は、お盆週間なんで、更新は適当になります。お読みになる方々におかれましても、適当にご対応下さい。


グダグダ雑記 (2008 8/10 0:00)

 生まれてこの方オリンピック自体には何の興味もない。各競技に興味が持てないのもあるが、なんか日本中いや世界中が浮ついている雰囲気が大嫌い。周りが盛り上がっているとやる気を無くし、周りが意気消沈していると俄然やる気になる性格なので。サッカーのワールドカップだと、天の邪鬼体質を凌駕するくらいサッカー好きなので、関心を払うのだが。

 北京五輪に関しては、もう「犠牲者がなるべく出ないように」としか言いようがない。既にして、ニュージーランドのテレビ解説者がイスを投げつけられたとか、米バレーボールのコーチの親類が殺されたとか、穏やかでない話が目白押しではあるが。
 
 北京五輪よりも、グルジアの方だわな。ただ、不勉強ゆえ、グルジアやロシア、或いは欧米の立場については、これから勉強ですわ。あの辺りの歴史には全然詳しくない。

 というか、ここ数日でいちばん衝撃だったのは、吉野公佳がAVに出るって話だったりする。



放置すると似たような事例が増えるよ (2008 8/8 0:00)

 予想外の出来事?いや、想定内だね。

印で代理出産の赤ちゃん、出生届不受理…日本人夫婦は離婚(8/7読売)
 日本人夫婦が、インド人女性に代理出産を依頼して女児が生まれる前、離婚したため、子供の母親や国籍が不明になっていることが7日わかった。
 離婚した元夫は子供を引き取る意向を示しているが、外務省は、出産女性を母とする日本の民法の判例に従い、日本人としての女児の出生届は受理できないという判断を元夫に伝えている。
 元夫が、子供を引き取るにはインド、日本国内の養子縁組に関連する法律の手続きを踏む必要があり、子供は現在、インドを出国できない状態だという。
 代理出産の是非については、日本学術会議が途上国への「代理出産ツアー」を問題視し、「代理出産は新法で原則禁止とすべき」との報告書を今年4月にまとめたが、その懸念が現実化した形だ。
 外電などによると、昨年11月、愛媛県の40代の男性医師と妻だった女性は、インド人女性と代理出産契約を結び、インド人女性は同国西部のクリニックで妊娠、今年7月25日に女児を出産した。夫婦は子供が誕生する前の6月に離婚。元妻と代理母は子供の引き取りを拒否している。
 男性医師は子供を引き取る意向を示しているが、現在、ビザが切れて日本に帰国。男性医師の母親が現地で子供の世話をしている。
 卵子が元妻のものなのか、インド人女性のものなのかは明らかになっていない。男性医師は読売新聞の取材に子供がインドを出国できない状態にあることは認め、「今はどこまで話していいかわからない。子供を引き取れるよう弁護士に依頼している」と話している。
 インドでは代理出産に関する法律はなく、近年、商業的な代理出産が広まっているという。代理母には貧しい女性がなるケースが多く、65万〜162万円の金を手に入れることができるという。
(2008年8月7日14時33分 読売新聞)


 BBCの記事では、この日本人夫婦の名前や、男性の母親の写真も出ている。

India-Japan baby in legal wrangle(BBC)
 The future of a Japanese baby born to a surrogate Indian mother is uncertain after her parents divorced.
 Both the infant's natural and surrogate mothers say they do not want to take custody of her. Her father does, but he is not entitled to under Indian law.
 Ikufumi Yamada, 45, and his then-wife Yuki Yamada, 41, signed a surrogacy agreement in November.
 The baby was born on 25 July in the western state of Gujarat and is now in a hospital in Jaipur, in Rajasthan.
 According to reports, Yuki Yamada no longer wants to adopt the baby. And Indian laws prohibit single men from adopting children.
 Commercial surrogacy has been legal in India since 2002 but the child born of such an agreement has to be legally adopted by its biological parents.
(以下略)

 元妻の年齢を考えると、もしかしたら卵子は他者提供だったかもしれない。そうであれば、男性だけが代理出産に乗り気で、女性の方はそれほどではなかったのかもしれない。

 夫の年齢が記事と異なるため本人かどうか確証が持てないが、内容からするとおそらく女性本人ではないかと思われる掲示板の書き込みがあった。
http://www.babycom.gr.jp/voices/kourei/detail_topic.php?topic_id=3924
 いつも、このサイトを拝見させていただいております。
 41才 結婚歴9ヶ月 不妊治療歴9ヶ月の者です。
 医師である主人(48才)が以前から関心を持ち調査していたインドで昨年の11月にIVFに挑戦しましたが、排卵済みで採卵出来ず、その場で主人が独断でネパール人から卵子提供を受け、インド人の代理母が8月に出産を予定しています。
(改行など改変、以下略)

 これが本人だとすれば、やはりこの代理出産は男の方が主導していたようだ。そして、離婚の原因はまさに「代理出産」である。
 元妻側からの話(しかも本物とはまだ確定できていない)だけなので、どういう背後関係があるのかは全く分からず、うかつなことは言えないが、しかし代理出産の危険性を認識させるには十分すぎる事例であることは確かだ。実際に、親のゴタゴタのせいで子供が犠牲になってるわけで。代理出産を望む輩は、他の女性を「産む機械」にしてまで子供が欲しいというエゴを通そうとする人間なのだから、こういう問題が露見するのは当然と言えば当然。もし代理母を認めれば、エゴだらけの人間による「子供が犠牲になる事案」が後を絶たなくなるだろう。

 代理出産賛成派は、こんなのはごく稀な事案だと強弁するのだろうが。


一応予防線 (2008 8/8 0:00)

 「子供ができない立場に立たないと、代理出産を望む気持ちは分からない」というメールが来るのかもしれないが…私も子供が欲しくて仕方ないのに、私が原因で子供がなかなかできないんで、その心情は分かってるつもりだ。というか、その「自分だけが不幸な状況を理解できる。自分はかわいそう」という歪んだ自己愛が、代理出産を肯定する心情に繋がってると思うんだがね。


今月購入予定のCD  (2008 8/8 0:00)

 久しぶりに本屋で某誌を読んでいたら、ウリ・ジョン・ロートが新作を出すと出ているではないか!しかも、12年前に序章が出たまま何の音沙汰もなかった、あの三部作の第一章らしい。



 作品が出るのは非常に喜ばしいのだが、問題は、彼が生きている間に第2章と第3章が出るのかどうかということだ。

 あと、イングヴェイの方はまだ新作のタイトルすらアナウンスされていないようだ。



 リッパーがどんな歌を聴かせてくれているのか、非常に興味がある。



切り捨て御免 (2008 8/7 1:00)

減産で派遣800人契約解除 トヨタ九州、北米不振で(8/5産経)
 トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)は5日までに、主力の北米市場での販売不振に伴う減産を理由に、派遣社員計約800人の契約を解除した。同社としては初の大規模なリストラとなる。トヨタ自動車グループは、グループ全体の2008年の世界販売計画に掲げていた985万台を950万台に下方修正。トヨタ九州もその影響を受けた。
 トヨタ九州の全従業員約8200人のうち、派遣社員は約1950人で2割強を占める。派遣元は日総工産(横浜市)など3社で、6月と8月の2回に分けて契約を解除した。
 トヨタ九州は高級車レクサスを生産、主に米国に輸出している。08年3月期の生産台数は44万台、売上高は初めて1兆円を超えた。しかしサブプライム住宅ローン問題による米景気の減速やガソリン価格の高騰で販売が振るわず、09年3月期の生産台数は前年度の1割減となる見通し。


 利潤を追求するのが企業の存在理由とは言え、人を設備の一種であるかのように扱うのは、社会的存在としてはどうよ、と思わざるを得ない。そりゃ企業には派遣社員は都合がいいわな、面倒な手続きは殆ど無しに簡単に首が切れるんだから。

 一方で、アメリカでの対応と比較した上での非難もネット上で散見される。

トヨタ北米で初の生産一時休止 大型車やめ「プリウス」生産(7/17J-CAST)
 トヨタ自動車が、北米での本格的な生産体制の見直しに乗り出す。2010年後半に稼働する予定の米ミシシッピ工場は、需要が急減している大型車に代わり、燃費の良いハイブリッド車「プリウス」の生産に変更する。さらに、3工場で08年8月から3カ月間、生産ラインを一時休止し、大型車を大幅に減産することも決めた。トヨタが北米で長期間の生産休止を行うのは、同社が1980年代に米国に進出して以来、初めて。(中略)
 また、大型ピックアップトラック「タンドラ」の主力工場でもあるテキサス工場の生産を全面的に休止。インディアナ工場の生産ラインの一部も止める。両工場に大型車用のエンジンを供給しているアラバマ工場も休止する。3工場の従業員数千人は他工場に振り替えるなどの措置で対応するが、解雇はしない方針だ。(以下略)

 トヨタの外面の良さの問題かもしれんが、国がきちんと労働者保護に取り組んでいるか否かの違いかも。ともかく、腹立たしい話であるのは間違いない。

 若者達の労働条件を改善しなければ、労働者階級からの税収も滞り、結婚できないがゆえに人口も減り、将来の社会保障費はふくれあがるだろう。派遣を遣い捨てる企業が利益をむさぼる一方で、国家が支払うべきコストは増大し続ける。つまり、企業が果たすべき責任部分まで、国が面倒を見なくてはならない状況になりうると言うことで、こんな「改革」を進めておいて何が「小さな政府だ」と、改めて一連の労働環境の改革がデタラメだったか思い知らされる。
 そして、政府はそのコスト増大に対し、消費税の増税と外国人労働者の導入でしのごうと考えているのだから、その視野狭窄ぶりは嗤うことすらできない。悪弊の根本を正すどころか、その場しのぎの安易な対策に走り、しかもそれがおそらくは効果などもたらさずさらなる害悪をもたらすしかなかろう、と。

 しかし、自動車の購入者にもなり得る労働者に対し、こんな仕打ちをしていては、国内で自動車が売れないのもむべなるかな。ま、外需にしか興味がない企業には痛くも痒くもない話か。



お前が言うな (2008 8/6 9:00)

 「お前が言うな」以外の、どんな感想を抱けと言うのか。

「靖国参拝は自粛を」公明・太田氏(8/5産経)
 公明党の太田昭宏代表は5日の記者会見で、保岡興治法相が終戦記念日に靖国神社を参拝すると表明したことに「福田康夫首相をはじめ、主要閣僚の公式参拝は控えるべきだというのが私の考え方だ」と苦言を呈した。太田氏は理由について「政教分離の観点や、これまでの裁判、外交状況などがある」と指摘した。

 まずお前らが解体することから始めよ。ついでに、創価学会自体も崩壊せよ。創価も公明も、日本の害にしかなっていない。さらについでに、公明を利用することで延命を図る自民党も瓦解してしまえ、とも思う。


お前が言うな 2 (2008 8/6 9:00)

麻生氏あいさつ回り ナチスを例に民主を牽制 森氏とも会談(8/4産経)
 自民党の麻生太郎幹事長は4日、国会内で江田五月参院議長を表敬訪問した。麻生氏は「ドイツはナチスに『一度やらせてみよう』ということで政権を与えてしまった」と述べ、民主党をナチスドイツに例えて民主党政権となった場合の日本の行く末を懸念。江田氏は「国民はどっちがナチスと思っているのか分かりませんよ」と応酬した。
 また、麻生氏は、「民主党は政権を取るつもりなら(国会運営を)しっかりやってもらわなければ困る」と注文をつけた。
 これに関し、民主党の鳩山由紀夫幹事長は4日、「いくらなんでも民主党をナチスになぞらえるのは許し難い暴言だ。民主党と国民に対して失礼だ。看過しがたい」と反発した。国会近くで記者団に答えた。
 麻生氏はこの後、都内の町村派事務所で、今回の内閣改造で福田康夫首相と麻生氏のパイプ役を務めた森喜朗元首相と会談。森氏は「しっかりやってほしい」と激励した。


麻生幹事長の「ナチス発言」 民主が謝罪要求(8/5朝日)
 民主党は5日午前の役員会で、自民党の麻生太郎幹事長が民主党の国会対応に関連して「ドイツでも1回やらせてみようと、国民がナチスを選んだことがあった」などと語ったとされる問題について、「看過できない」として謝罪を求める方針を確認した。麻生氏は同日の記者会見で「民主党をナチスに例えたつもりはない」と改めて否定した。

 「民主党はナチスと似ていない」と言う類の反論は理解できるが、「ナチスになぞらえること自体が問題だ」とするような反論も、民主党やマスコミから出てきているようだ。そのような者たちは、郵政解散をおこなった小泉をヒトラー呼ばわりしたことや、安倍さんをファシスト扱いしたことをどのように考えているのだろう。これも、「お前が言うな」の類である。

 テレビのワイドショーでは、早速「麻生さんは失言が目立つ」として、過去の「失言」をダイジェストにして報道しているものもあった。安倍さんを引き摺り下ろした手法を、麻生さんに対しても早くも使い始めたということか。その証拠に、江田の「国民はどっちがナチスと思っているのか分かりませんよ」という発言については、ほとんどどこも放送していない。椿事件は、現在進行形である。



山本昌200勝 (2008 8/5 1:00)

 おめでとう!!

山本昌200勝、趣味のラジコンカー断ち悲願達成(8/4朝日)
 悲願の達成のため、好きなものを我慢する「断ち物」にはいろいろな種類があるが、4日にプロ野球史上24人目の200勝を達成した中日の山本昌投手(42)の場合は、趣味の域を超えるとまで言われた無線操縦自動車を断って、今季にかけていた。
 「国内で十指に入る腕前」。名古屋市港区の無線操縦装置店「ラジコン天国」名古屋店の祖父江好高店長(47)は、山本選手をそう評する。
 95年に左ひざを手術した時の暇つぶしに始めたが、今もスーパーカーを数台所有するだけあってすぐにはまった。
 野球で鍛えた運動神経と動体視力、うまい人をまねる器用さを生かして上達。同僚の山崎武司選手(39=現楽天)と「山山杯」と名付けた大会を開き、愛知県美和町のメーカー「ミワホビー」に独自モデル「YM34」を開発してもらうまでに至った。
 野球にも通じたという。「上手な人ほど記録ノートを細かくつけるようなところを見習えば、もっとうまくなるんじゃないか」と体調管理や投球動作の改善に生かした。
 山本選手のマシンを整備しているラジコン天国の高松守さん(39)は「マサさんの要求はすごく細かくて真剣。『勝負の時は緊張感がないと勝てない。足が震えるくらいでないといけない』と聞かされたこともあります」。
 昨年はラジコン天国の月例会で4勝した山本選手だが、野球では2勝どまり。今年1月の月例会で優勝したのを最後に操縦機を置き、その分のエネルギーを野球につぎ込み、大目標をかなえた。
 「新しいマシンも用意してもらっているので、(サーキット場に)顔を出すかもしれません」。快挙達成後の記者会見で、子供っぽい笑顔がにじんだ。(渡辺崇)


 ラジコンが本職、クワガタが副業、野球は趣味の山本昌。

 冗談はさておき、たぶん、200勝する投手はもうしばらく出てこないだろう。もっと勝ち星を重ねて欲しい。昌さんなら、あと2〜3年はいけるんじゃないか。いや、もしかしたら10年くらいは…。

 苦しい戦いが続いている中で、嬉しいニュースだった。


まだ23兆円 (2008 8/5 1:00)

ファン人口は1450万人〜レジャー白書2008
 財団法人社会経済生産性本部では7月31日、「レジャー白書2008」を発表した。パチンコ参加人口は1450万人で前回に比べ210万人の減少。これで5年連続の減少となるとともに、過去最低水準の数値を記録することとなった。
 市場規模(貸玉料)は22兆9800億円。前年に比べ4兆4750億円の減少であり、ピークだった1995年(30兆9020億円)の約75%というレベル。市場規模の急激な縮小について同本部は「射幸性の高いパチスロ機の撤去機よるところが大きい」と指摘している。
 「レジャー白書」は余暇市場を需給両面から総合的に判断する統計として、本年で通巻32号を迎えた。発表の場では社会経済生産性本部・元石一雄常務理事の挨拶に続き、同本部でレジャー白書の発刊を担当する余暇創研の柳田主任研究員が今回の概要について説明。2007年中の余暇トレンドに関しては「インドア化、身近な行楽への移行」「パチンコ市場の急激な落ち込み」「レジャーの二極化(元気なシニアと若者のレジャー離れ)」「余暇の成熟化(選択投資型余暇・賢い余暇消費者)といった点を指摘している。


 減ったとはいえ、23兆円産業。トヨタの売り上げとほぼ同じと考えると、違法ギャンブルのくせに凄まじい規模だこと。
 単純に市場規模を参加人口で割ると、一人当たり150万円になるのだが、パチンコ愛好家は年間に150万もパチンコに注ぎ込むのか?まぁ返ってくる額によっても負担は変わるが……ということで、パチンコの還元率を調べてみたが、90%と言う数字が最も多く出ている。そんなに還元しているの?帳簿上の数字で、実際はもっと低いんじゃないの?そんな還元率で朝鮮玉入れの社長どもはあんなに儲かってるの?この辺り、詳しい情報が欲しいところ。

 さておき、パチンコの儲けの幾らかでも北朝鮮に流れているとすれば、非常に腹立たしいこと。そもそも、違法ギャンブルがデカい顔している現状が不愉快。せめて公営ギャンブルに位置づけて、朝鮮人が関与できないようにして欲しいモンだ。



論理のすり替え (2008 8/4 0:00)

 変態毎日新聞のウナギに関する記事だが、これは酷い。

記者の目:安い割には美味 中国・台湾産ウナギ=小島正美(8/1毎日)
 夏バテ気味の子にウナギのかば焼きでも食べさせようとスーパーに行き、あまりの値段の高さに驚くお母さんの姿が目に浮かぶ。産地偽装で、国産かば焼きの値段が高騰している。
 日本の消費者は食品の国産志向が強い。だが、言われているほど中国、台湾産ウナギの品質は劣るのだろうか。8月5日は土用の(丑うし)の日でウナギがよく売れるだろうが、冷静に比較してみてほしい。
(中略)
 意外なことに稚魚は日本、中国、台湾もフィリピン東方の北太平洋生まれで、遺伝子のDNAはいずれも同じだ。「あえて違いを言えばウナギの成長の速さと生産者の養殖知識のレベルくらいでは」(舞田さん)
 味や品質については、個々のかば焼き店に話を聞くと「素人には分からないだろうが、中国、台湾産の方がやや泥臭い」といった見方がある。しかし、東京都内で複数の国産ウナギのかば焼き店を経営し、品質に精通している三田(さんだ)俊介・東京鰻蒲焼商組合理事長は「味の好みは消費者によって異なるだろうが、特に国産の品質が優れているとは言えない」と話す。

(中略)

 「食品の迷信」の著書もある食品アドバイザーの芳川充さん(45)は「日本の業者が消費者をだませたのはむしろ中国、台湾産は質がいいから。イメージで国産にこだわるのではなく、冷静に価格と価値をはかりにかけることが大切だ」と話す。まったく同感だ。
 一方、中国産ウナギの一部から合成抗菌剤のマラカイトグリーンの代謝物が検出された問題もあった。日本でも以前から使われ、法律改正で使用禁止となったのは03年7月のことだ。中国でも3年前から禁止されたが、検出されたのはごく微量で健康に影響するレベルではなく、以前に使われたものが池の底に残っていたか、水域汚染が考えられるという。ただ、中国、台湾ではウナギは重要な輸出品目だ。出荷時や加工段階、港の検疫と複数回にわたって動物医薬品の検査をし、その体制は日本より厳しい。日本では出荷時の自発的なサンプル検査が中心で、さらに充実させる余地は大きい。
 中国、台湾産のウナギの肩を持つつもりはないが、国産に比べ不当なまでに低い評価は、やはり冷静さに欠けると思う。
(以下略)

 「論理のすり替え」について尋ねられたら、この文を見せると良いテキストになると思う。
 中国産ウナギが嫌われている理由は、決して「味」などではない。中国産食品にまつわる危険……農薬や毒物、食品管理・流通の問題が根拠となっており、仮に味が同じであってもそれは何の関係もない。中国産ウナギの広告にしか見えない記事だが、そういう意図を持って書いたとすれば唾棄すべき媚中ぶりであるし、そうでなければ国民感情を全く理解しておらず、記者たる資格がない。

 後半で、一応中国産ウナギから検出されたマラカイトグリーンについて述べているが、ウナギ以外の食品に関する中国の問題点を理解していれば、記事のような擁護は無意味。もちろん感情的な反応が存在するのは事実であるが、風評被害と断じてしまうには、中国食品は危険すぎる。カップラーメンを食べた子供が死亡する国が、他にあろうか。

 ちなみに、ウナギが回遊魚でフィリピンの辺りで産卵をおこなっているというのは、けっこう有名な話ではないか。「意外なことに」と言うほどの話ではない気がするのだが。


藻の有効活用 (2008 8/4 0:00)

 7/2に当欄でも話題にした、藻の話。

五輪会場に大量漂着の藻はアオノリ、韓国に輸出へ(8/2朝日)
 【北京=阿久津篤史】北京五輪のセーリング会場となる中国山東省青島の沿岸に大量に漂着した藻について、青島市共産党委員会は2日、正体はアオノリだったとして、韓国に輸出することを明らかにした。
 市党委宣伝部の王海濤副部長は北京での記者会見で「大部分は埋めて処理した。しかし、日本や韓国では食品として親しまれており、試験的に韓国に輸出する」と述べた。地元紙によると、大規模工場を造り本格的に輸出する動きもあるという。
 アオノリは黄海海域で5月末に発生し、一時は五輪関連海域の約30%を覆った。人民解放軍やボランティアら延べ約15万人で100万トン以上を撤去して、五輪には影響しないという。撤去後も異臭が残るとの指摘については「家で野菜やリンゴが腐るのと同じ自然現象で、人体に影響はない」と話した。


 とりあえず、しばらくは「韓国産の海苔」には気を付けるべし。
 しかし、大量発生した藻を再利用するもんかね、普通。転んでもただでは起きない中国の性格をよく表しているとは思うが。



泥船内閣 (2008 8/2 0:00)

福田改造内閣は財政再建重視、郵政造反・野田氏も入閣(8/1読売)
 総務 増田寛也(留任)
 法務 保岡興治
 外務 高村正彦(留任)
 財務 伊吹文明
 文部科学 鈴木恒夫(初入閣)
 厚生労働 舛添要一(留任)
 農水 太田誠一
 経済産業 二階俊博
 国土交通 谷垣禎一
 環境 斉藤鉄夫(初入閣)
 防衛 林芳正(初入閣)
 官房 町村信孝(留任)
 国家公安委員長・沖縄北方・防災 林幹雄(初入閣)
 消費者 野田聖子
 金融・行政改革 茂木敏充
 経済財政 与謝野馨
 少子化・拉致問題 中山恭子(初入閣)


 敢えて泥船に乗るべきではない……けれども、麻生さんに「幹事長を断る」という選択肢は、ほぼ無かった。断って町村派を敵に回せば総裁になれるかどうか微妙になるし、泥船が沈めば自民党が下野することになり、さらに麻生総理の芽は遠くなる。むしろ福田総理の要求を今は飲んで、「福田総理辞任→麻生総理誕生→その勢いで解散総選挙」とした方が、自民党が生き残る可能性は高いのではないか。

 麻生さんに「断る」選択肢がなかったのでは、というのは、この記事からも窺える。
【内閣改造】自民幹事長に麻生氏 選対委員長は古賀氏留任(8/1産経)
 麻生氏との会談は午前11時前に始まった。首相は先月31日夜、麻生氏に電話し幹事長への就任を要請したが、麻生氏は難色を示したため、直接会って説得することになった。麻生氏は首相が党4役に格上げした選対委員長ポストを従来通り幹事長の配下に置くことなどを求めたが、首相は拒否した。(一部抜粋)

 難色を示したのは選対委員長の格下げという条件を受け入れさせるためだろうが、それでも福田さんに押し切られた。

 で、閣僚の方だが、このままだと自民党下野の可能性もあるというのに、危機感のない顔ぶれ。経済財政担当が与謝野さん……竹中系のアメリカ万歳派から、増税派に移っただけで、国民にとって害であるのは変わりがない。経済産業大臣の二階も害悪。ガス田は完全に中国の物になりました。あとは野田聖子の存在が鬱陶しいが、男女共同参画担当でないだけマシか。死刑執行人の鳩山さんや、公務員改革に意欲を持っていた渡辺喜美を切ったのも、私としてはマイナス。
 中山さんはなぁ……政府に取り込み、さらにガス抜きの役目、と見るのはひねくれているのか。でも、匿名大臣となったことで、逆に官邸からの距離が遠のき、情報が入ってこない可能性もあるような。

 全体を見るに、古賀の子分がやたらに多い印象。古賀さんの顔と同様に、内閣にも死相が出ている。