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お前の前はどっちだ? (2008 2/29 0:00)

原因究明、中国も前向き=ギョーザ中毒問題で福田首相(2/28時事)
 福田康夫首相は28日夜、中国製冷凍ギョーザ中毒問題で中国公安省が同国内での毒物混入の可能性は低いと発表したことについて「(中国側は)これからも日本と共同して、しっかり調査したいということを言っていたのではないか。非常に前向きだ」と述べ、今後も中国と協力して原因究明に当たる考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 また、首相は「中国側も原因をしっかり調査し、責任をはっきりさせたいという気持ちは十分持っていると思う。日本側も協力してやってもらいたい」と語った。


 これって皮肉だよな?そうでなければ、村山並のアホ総理だ。


三浦氏の逮捕 (2008 2/29 0:00)

 三浦和義はそりゃ怪しいとは思うけどさ。日本の裁判で無罪が確定しているのに、日本政府や日本の警察への連絡無しに、その無罪が確定している容疑で逮捕するってのはどうよ、と思うわけで。たしかに法的には問題ないのだろうが、日本の方が無罪と裁定を下したのに、それを無視してアメリカが手を出してくる権利はあるのかね?

 反米左巻きの人権派が文句を言ってるのしか目立ってないが、これは国を挙げて抗議すべき事案ではないか。政府はいやに協力的な態度を見せているが。



父の威厳 (2008 2/28 0:00)

パパには言わない?「ありがとう」(2/27産経)
 「父親に感謝の言葉を伝えたい」という人は、母親に伝えたい人の3分の1以下−。「ありがとう」を伝える活動を進めるNPO法人「HAPPY&THANKS」(千葉市美浜区、福原裕一代表)がインターネットで行ったアンケート調査からは、「家族から感謝されていない父親像」が浮かび上がっている。
 同法人が提唱する3月9日の「サンキューデー」を前に、2月中旬に行った調査には、全国の20代〜60代の男女計520人が回答。その結果、「感謝の言葉を伝えたい相手」は配偶者42・9%▽母親21・7%▽子供7・5%▽父親6・3%−の順となり、父親の“影の薄さ”が浮き彫りとなった。
(以下略)

 父親は仕事で家にいることが少ないゆえに、子供の父親に対する視線は、母親の態度に大きく影響される。接する時間が多い母親に子供が親近感を覚えるのは当たり前で、父親の存在がいかに大切かを教えなければ、そりゃ父親は影の薄い存在にならざるを得ないだろう。
 母親が父親を蔑ろにしていれば、子供はそれに影響され父親を軽視する。父親自身に問題がないわけでは無かろうが、母親がちゃんと夫を立てているかという視点も重要だろう。


学ぶ方も教える方も (2008 2/28 0:00)

中国人シェフも五輪に向け準備、世界の料理学ぶ(2/26ロイター)
 [ロンドン 25日 ロイター] 8月の北京五輪を前に、選手や観光客に食事を提供する中国人シェフが、世界各国の料理を習うプログラムを受けている。
 中国人調理師400人を受け入れ、1週間の集中コースで西欧料理を教える英イングランド南東部の調理学校では、白いユニフォームとコック帽に身を包んだ調理師らが、講師の手さばきに熱心に見入る姿が見られた。ノートを取ったりビデオを撮影しながら、イギリス風朝食の調理やハムのゆで方、ローストポテトの作り方などを学んでいる。
 参加者の間では、ゆでたハムから脂身を削り取る場面で「ここでは廃棄されるものも中国なら別のおいしい料理に生まれ変わる」といった声や、「英国料理では何でも計量したり洗ったり、待つということが必要。中国料理はすべて一緒に料理し、おいしいものができる」などの感想も聞かれた。
 イングランドには合計1000人前後が訪れる予定。グループごとに違う料理を習い、中国に帰ってから互いに知識を交換して五輪に備えるという。


 「世界一危険な食の国」の人間が、「世界一不味いメシの国」の人に料理を習うという地獄絵図。それはさておき、「ここでは廃棄されるものも中国なら別のおいしい料理に生まれ変わる」ってのは中国らしいね。どんな廃棄物でも料理してしまいそう。農薬ですら調味料にする国だからね。



歴史的汚点になると思うけど (2008 2/27 0:00)

NYフィル、平壌で初公演…金総書記は姿見せず(2/25読売)
 【平壌=白川義和】米国の名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックが26日夜、平壌中心部近くの東平壌大劇場で公演した。
 北朝鮮の党、政府幹部ら約1500人が鑑賞するなか、米朝両国の国歌も演奏された。金正日(キムジョンイル)総書記が鑑賞するとの観測もあったが、結局、姿を見せなかった。
 米国のオーケストラの北朝鮮公演は初めて。2007年夏の北朝鮮の招請に対し、同フィルが米政府の支援を得たうえで応じた。
 公演では、同フィル音楽監督のロリン・マゼール氏がタクトを振り、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」、米作曲家ガーシュウィンの交響詩「パリのアメリカ人」などが演奏された。
 アンコールで朝鮮半島の民謡「アリラン」が奏でられると、会場から大きな拍手が起きた。
 公演の模様は米国や韓国などのメディアの協力で世界に配信され、韓国では生中継された。北朝鮮も国内のテレビやラジオで生中継する異例の措置を取った。
 今回の公演には、複数の韓国企業が資金援助などでかかわった。各企業は具体的な金額を明らかにしていないが、韓国メディアの事前の報道によれば、アシアナ航空が移動に使う北京―平壌―ソウル間のチャーター機費用約7億ウォン(約8000万円)、韓国でのテレビ独占放映権を持つMBCテレビが公演料と団員の宿泊費などで4億〜5億ウォン(約4500〜5700万円)を負担したという。
 また、世界のオーケストラや音楽家の支援を続けている熊本出身でイタリア在住の日本人富豪チェスキーナ・永江洋子さん(75)も資金援助した。


 ホールで聴いている者も、テレビやラジオを通して聴いている者の多くも、おそらくは富裕層であり、金正日体制の犠牲者は、このNYフィルの公演によって何の利益も得られない。「 NYフィルの講演が米朝関係を改善し、北朝鮮国民の生活の向上に繋がる」という可能性を考える人がいるかもしれないが、それもあり得ない。仮にアメリカが北朝鮮に経済援助をしようと、その恩恵に与るのは一部の者たちだけであり、多くの北朝鮮人にとっては、むしろ金正日体制の延命によって苦痛の日々が延長されるだけのことである。

 そもそもこの講演は、北朝鮮による原子炉の無能力化などのプロセスが順調に進むことを見越して、ブッキングされたものだった。しかし実際には、北朝鮮の核開発に関する話はほとんど進展していない。金正日は、労せずして「アメリカのオーケストラが平壌で公演した」という事実を手に入れた。さて、金正日はこの事実をどう利用するのか。

 また、こんな話もある。

2008/02/26-14:18 北朝鮮、E・クラプトンさんを招請=平壌で来年公演か−英紙 (時事)
 英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は25日、北朝鮮が英国の著名なロックギタリスト、エリック・クラプトンさんに、平壌で来年公演するよう招請したと報じた。
 北朝鮮の国立交響楽団が今年夏、ロンドンで公演することになっており、クラプトンさんの招請はこれに対する返礼。クラプトンさんは基本的に受け入れているという。
 26日には、平壌で米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックの初公演が実現。同紙は「核問題をめぐる外交が行き詰まる中、北朝鮮は文化交流への関心を強めている」と指摘した。


 作られた作品と、作者の思想は別物ではあるのだが……それでもやっぱり、クラプトンにはがっかりである。


 あと心配なのは、妙な宥和ムードに流されて福田政権もそれに乗ろうとすること。山拓がチョロチョロするのはまぁ昔からなのでどうでもいいのだが、信念の無い福田首相がフラフラと動かれると困る。北朝鮮に強い態度をとれなどという夢物語は言わないので、せめて次にまともな政権が生まれるまで、何もしないで寝ていて欲しい。



ただのいやがらせ (2008 2/26 0:00)

体に良いの悪いの!? 牛乳論争ヒートアップ(2/25ZAKZAK)
 牛乳は体に良いか悪いか−。数年来、新谷弘実医師Vs酪農協会の間で繰り広げられている牛乳論争。昨年末に牛乳有害説を主張する新谷氏に公開質問状をたたきつけるなど、ケンカを売られた酪農協会側も負けてはいない。消費者やマスコミを集めて講演会を開き「牛乳無害」をアピールしているが…。
 そもそもは、新谷氏が著書「病気にならない生き方」で、(1)牛乳カゼイン(タンパク質)は消化が悪い、(2)牛乳を多く飲むと骨粗しょう症になる、(3)牛乳の脂肪は酸化されやすいなど、牛乳批判をぶちまけたのが事の発端だ。それでなくても、国民のダイエット意識の定着から牛乳の消費は低落の一途。一方「病気にならない−」は大ベストセラーになり、酪農業界は大ダメージを受けた。
 だが、ここから酪農協会側が猛反撃に出た。牛乳乳製品健康科学会議は新谷氏に対して科学的根拠を示すよう「公開質問状」を送付。ところが新谷氏側は今ひとつ科学的根拠を示せず、「これ以上の議論のしようがない」(日本酪農乳業協会)と、明らかに新谷氏の分が悪い。
(以下略)

 細木とか江原とかあるある大事典とかは、信じたバカが損をするだけで済むのだが、この「牛乳批判」は酪農家に大きなダメージを与える分だけ悪質だ。バカの戯れ言と放置するわけにもいかず、しかもいったん与えられた悪印象はなかなか拭えない。酪農協会は、新谷氏や出版社に対して損害賠償を要求してもいいのではないか。

 しかし、信じる方も信じる方。牛乳を飲みまくっているヨーロッパ人種が骨粗鬆症だらけなんて、聞いたことがない。確かに乳糖を消化する酵素が日本人に少ないのは事実だが、酵素が無くても腹をこわして終わり。
 ダイエット向けか否かという話についても、どんな食物も、取りすぎれば害になる、というだけの話。ダイエット業界は百鬼夜行の世界、全てウソと思っていた方が良い。


頭が悪くて書けないけど (2008 2/26 1:00)

 コソボ独立の話とか、それに対するセルビアやロシアの対応、あとトルコのイラク北部への攻撃とか、書きたいけど拙者の情報処理能力が追いつかなくてかけない話題も多し。ロシアの覇権という観点からすると、一次大戦前夜が参考になりそうな気がするのだが。



毒物の強要 (2008 2/25 0:00)

北京市、五輪食品安全を保障できる 食材・薬持参禁止(2/21NEWS CHINA)
 北京市食品安全弁公室の唐雲華スポークスマンは21日の記者会見で、北京・夏の五輪期間中の食品の安全性について、「五輪大会に向けて構築してきた食品安全保障システムの導入によって、選手に提供する食品の安全を確保できる」と強調。また、五輪の際、米国代表チーム用の全ての食材・飲料水を中国の外から持ち込む計画があったとの報道について、「北京五輪大会用の食材の安全基準は国際基準より厳しいものとなっているばかりでなく、食材の種類では各国選手の食習慣の違いを配慮している。選手らの食安全需要に対し完全に満足でき、海外から食材の持参は認めない」と述べ、当計画を反対する見解を示した。(以下略)

 「我が国の食品は安全だ」という中国の主張を誰が信じられようか。略した部分には「五輪スポンサーを除き、関連企業の名前は公表できないとしている。」とあり、情報を全て出さないくせに安全性を訴えても、信憑性は全くない。
 また、食の安全の問題のみならず、禁止薬物を混ぜ込んだメシを食わされる危険性も考えられる。普通の国ならそんなことは妄想であろうが、中国とかロシアだと可能性無しとは決して言えない。

 国の食の安全性を主張するだけでなく、食材・飲料水の外からの持ち込み自体を認めないとは、なかなかの高圧ぶり。北京五輪を成功させることが国の威信に関わる、ゆえに食においても問題を発生させずに中国の信用度を高めたい、ということだろうが、逆に大問題が発生して中共の威信が地に堕ちる可能性の方が高いように思われる。

 心配なのは、出場する選手たちの健康。出るなら、可能な限りの防御を行っていただきたい。


本音 (2008 2/25 0:00)

■大阪府橋下知事 民間vs財団の給与格差に…(2/24毎日放送)
 府立施設の見直しを進める大阪府の橋下知事、24日は青少年会館などを視察しました。
 青少年の活動を支援するため、40年以上前に建てられた大阪府立青少年会館。
 これまで、財団法人が運営していました。
 2年前から民間委託をはじめたのですが、今年度の人件費について説明を受けた橋下知事、大阪府の担当者に質問攻めです。
「民間は(年収)300万円、(財団の年収を)1,000万円にする理由は?」(大阪府・橋下徹知事)
「年齢の差とか…。内容については差がない」(府の担当者)
 これに対し、委託先の民間業者も思わず本音を…
「財団側の2名の仕事は…」
「府の委託作業を担当しているのが基本で、あとはスタジオの鍵開けとかお願いしている」(民間業者)
「実際には必要ない?」(大阪府・橋下徹知事)
むしろ邪魔」(民間業者)
 施設の存続自体は今後の検討結果次第ですが、橋下知事はさしあたり、来年度の財団の職員をカットすると明言しました。 (02/24 17:47)


 よっぽど鬱憤が溜まっていたんだろうなぁ。
 しかし、鍵開けで1000万。公務員全ての給料を下げろとは思わないが、無駄な部分を整理すればかなりの経費節減が実現するのではないか。


シュール (2008 2/25 0:00)

先日発表された平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター… /奈良(2/24毎日)
 先日発表された平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター。知人や同僚8人に感想を聞いてみたところ、7人が「すごく違和感がある」と答え、1人が「何が受けるか分からない。キモ可愛い(気持ち悪い+可愛い)ということで一部で人気が出る可能性はある」という意見だった。
 高名な彫刻家の作品ということもあり芸術性は高い気がする。が、この着ぐるみに子どもがなつくだろうか? このキャラクターのグッズが売れるだろうか? 個人的には、見通しは暗いと思う。
 21あった候補の中から選んだそうだ。このキャラクターに負けた他の候補をぜひとも見てみたいのだが。(花澤)


 こいつね。



 かなりブッとんでるマスコットである。ビックリマンにいそうな面構えである。

 以前紹介した多治見市(最高気温40.9度を記録した町)の「うながっぱ」は、かなり優れたマスコットであると認識させられた。



 比べてみると、うながっぱの完成度高し。



気になる偏り (2008 2/22 11:00)

 予想通り。

イージス艦事故:親族に海自幹部「報道陣に知らんぷりを」(2/20毎日)
 海自館山航空基地での清徳丸の船体公開で、吉清さん父子の親族に付き添った横須賀地方総監部幕僚長の山崎郁夫海将補(55)が下船する親族に対し、報道関係者の質問に答えないよう求めた。記者の抗議で謝罪した。
 親族を乗せた交通艇が午後3時20分ごろ、基地内の船着き場に着き、親族が下船する際、山崎海将補は「報道陣がいますが一言も話さず、知らんぷりで通って下さい」と発言した。抗議に山崎海将補は「そう聞こえたなら誠に申し訳ない」としたうえで「(親族を待つ)報道陣の多さに驚いた。親族もびっくりし、トイレに行きたいという人もいたので、『早めにバスに乗り込んでください』という意図だった。情報を隠すつもりはなかった」と釈明した。公開に参加した親族の女性は「『取材が殺到して困る。マスコミをシャットアウトしてほしい』とこちらからお願いしたうえでの発言で、責めないでほしい」と話した。【中川聡子】


 メディアの切り貼り印象操作に、海将補がやられた、ということのようで。しかし、「自衛隊が被害者親族に箝口令を敷いた」という印象は、もはや覆せまい。当然メディアは訂正報道などしない(というか誤った情報を流したという気来はないだろうし、むしろ故意にそうねじ曲げたとも思われる)。

 しかしメディアの偏った報道の仕方といい、漁協の判で押したような政府批判といい、バックに何か組織でも付いているようにしか思えない。僚船の証言が、相互に矛盾し始めているのもある意味興味深い。
 もちろん、自衛隊側に責任がなかったとは思わない。早い段階で回避行動をとるべきだったのは自衛官の責任、直前に不可解な動きを取ったのは漁船群の責任、と私は考えている。しかし、後者について論評する動きは、ほとんど見られない。
 ただ、メディアも、漁船側の責任については、隠蔽しているというより、大きな声で言いづらいだけかな、とも見える。朝日新聞に出ていた図では、漁船群の不可解な動きがちゃんと認識できる…ということで、(うちには珍しい)画像引用。



 漁船側の証言が全て正しいことを前提としたものだが、それでも衝突直前の場面だけを語るなら、イージス艦は「打つ手無し」にしか見えない。


一方的 (2008 2/22 0:00)

 まだはっきりしたことは分からないのに、イージス艦に100%責任があるようなメディアの報道の仕方は気持ち悪い。法的な問題はともかく、身を守るためならば、漁船の方が弱いのだから「軍艦には近寄るべからず」という声が出てきてもよさそうなものだが、メディアからはそんな話は全く出ず。もちろん現段階で漁船側の問題を言挙げするのは酷だが、それでも「イージス艦の方が全面的に悪い」という言説を弄する正当性はない。

 一方、「軍艦の前をチョロチョロする方が悪い」などと自衛隊の側の問題を無視して漁船側を貶める物言いを見かけたが、これはもっと気持ち悪い。「軍隊に敬意を持つ普通の国なら漁船はよける」とか書いてあった掲示板も見たが、軍隊への敬意と、イージス艦の責任問題はまったく別の話。



まったくの正論 (2008 2/22 0:00)

中田・横浜市長:沖縄・女子中生暴行で、ついて行かないよう教育しなければ /神奈川(2/21毎日)
 沖縄で起きた米兵による女子中学生暴行事件について、横浜市の中田宏市長は20日の定例記者会見で「再発防止を議論する中では、やはり(米兵に)ついて行ってはいけない」「ついて行かないよう、教育していかなければならない」と述べた。
 16日放送の民放テレビ番組で同様の発言をしたことを問われて、答えた。中田市長は「再発防止策は、防犯カメラを付けるとかパトロールするとかだけでない視点が重要」と教育を問題にした。
 「『被害者に問題がある』と誤解を招く」という質問には、「米兵が悪い。ただ再発防止のためには重要なポイント」と答えた。
 また中田市長はイージス艦「あたご」の事故について「許されざる事故。今回のようなことが起こると、(国民が)防衛に反感を持つことになってしまう」と遺憾の意を示した。【池田知広】


 「米兵についていかないようにという注意喚起も必要」と書けば、米軍擁護だの媚米だの被害者を叩くなんてアホだの…と。(もちろん私の言説に対するものではないが)沖縄などの市民団体も、「女性にも非があるという物言いは問題だ」と騒いでいる模様。左方面にも右方面にも、理解しようとしない輩がいる。別に被害者女性を批判する目的でそう言っているわけではなく、犯罪被害に遭わないためには自己防衛も必要だといっているに過ぎないのだが。
 で、この中田氏の発言。私が言いたいことを過不足なく言ってくれている。これでも理解できない人は理解できないのだろうし、叩く人は叩くのだろう。



校歌すら否定するキチガイ (2008 2/21 0:00)

国立七小 創立36年目で念願の校歌 校長奔走 児童らの思い一つに(2/19産経)
 東京都内の市立小学校で唯一校歌がなかった国立市立国立第七小学校(西弘美校長、児童数334人)。創立36年目にして待望の校歌が誕生した。14日には保護者や地域住民らを招いた発表会が開かれ、児童らは胸を張って「自分たちの校歌」を披露した。幾つになっても不思議と歌える小学校の校歌。3月の卒業式で歌う6年生たちは「卒業生で校歌を歌う第1号だ」と喜んでいる。(田中夕介)
(中略)
 14日午後、同校体育館に児童らの元気な歌声が響いた。6年生の北島大貴君(12)は「『まなぶ みとめる たすけあう』のフレーズが一番好き。全員で歌ってみんなが一つになった。歌の力はすごい。校歌は僕たちの宝物」と話す。保護者の1人、肥後真弓さん(47)も「子供たちは家で耳に胼胝(たこ)ができるくらい歌ってます。やっぱりうれしいようです」と笑顔を見せた。
 市内には8つの市立小学校がある。このうち、昭和45年創立の国立第六小、47年創立の国立第七小、53年創立の国立第八小の3校には校歌がなかった。一部の保護者や教職員から「校名を連呼するような校歌は今さら作るべきでない」「国旗・国歌につながる」などの声が上がったためだ。
 しかし、地域住民や保護者から「卒業して思い出に残るのは校歌」などの意見が寄せられ、第八小が平成15年、第六小が17年に校歌を作った。
 西校長(55)は一昨年4月に着任し、驚いた。「市教委が一昨年に都の26市を調査したら校歌がない小学校はここだけだった」。文部科学省によると、校歌制定の規定はなく、統計もないが、担当者は「個人的には『ない』学校の話はあまり聞きません」。
 同校はこれまで、卒業式のための歌を作り、歌ってきた。しかし、他校の児童との合宿で校歌を歌う機会があっても七小の児童だけは歌うことができない。西校長は「他校の校歌を覚えてくる児童もいました」と苦笑する。修学旅行のバスでも校歌が歌えない。「なぜ、七小には校歌がないの」と話す転校生もいたという。
 「校歌は学校の象徴。校歌を歌うことで学校が一つになる。この学校にも校歌を作りたい」
 西校長はそんな思いで一昨年12月、教育長に校歌制定を願い出た。市は校歌制作費約130万円を19年度当初予算に計上、昨年4月から校歌制定に着手した。
 一昨年冬、全国でいじめ自殺を予告する手紙が文部科学省などに届く問題が起きた。この際、同校は児童たちに詩人の谷川俊太郎氏の本「ともだち」を読み聞かせた。それをきっかけに児童たちの心の悩みが氷解した。
 谷川氏の「子供たちの心の中に入っていく言葉」に心を打たれた西校長は「作詞は谷川氏以外にいない」と決めた。谷川氏は快諾。谷川氏の長男、賢作氏が曲を書き、昨年11月に完成した。
 児童らは音楽の授業で練習を重ね、2学期の終業式や3学期の始業式で歌った。西校長は「体が震えました。子供たちが大きな声で歌ってくれた」と目を潤ませる。廊下から鼻歌が聞こえることもあるという。
 幾つになっても不思議と歌える小学校の校歌。
 「校歌は助け合って生きていくことをつなげるもの。国立第七小を誇りに思ってもらいたい」
 西校長は感慨深げに話した。


 バカの声が影響力を持った時代があったのだなぁ、という感慨と共に、そういうバカの声も通用しなくなってきたんだなぁという感慨も湧く。というか、「校歌は国旗・国歌につながる」なんてキチガイの意見は無視すりゃいいのに。

 帰属意識を持たずして、いったいどうやってアイデンティティを保てるのか。そりゃ左巻きの方々はイカれた選民思想でアイデンティティを発展させられようが、その思想で教育された子供は、ただの根無し草になりかねない。国に対する、家族に対する、地域に対する、それぞれの帰属意識を持つことは、決して不健康なことではない。むしろ、地球市民などと名乗って帰属意識を放棄する人間の方が、よっぽど不健康に見える。


海兵隊撤退要求は筋違い (2008 2/21 0:00)

海兵隊撤退要求:女性30団体が抗議(2/20毎日)
 【北谷】10日に北谷町で起こった米兵女子中学生暴行事件を受け、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会など県内30団体が参加を呼び掛けた「危険な“隣人”はいらない」緊急女性集会が19日午後、北谷町のちゃたんニライセンターで開かれた。事件に憤る300人以上が県内外から駆け付け「なぜ繰り返されるのか」「被害少女に何の罪もない」と声を上げた。少女への精神的ケアを十分行うことや、すべての在沖海兵隊の撤退などを求めるアピールも採択。最後に参加者全員で「性暴力は許さないぞ」「基地はいらない」などとシュプレヒコールした。
 集会は、行動する女たちの会のほかに、県婦人連合会や教育関係団体、北谷町内の各団体、平和団体などの呼び掛けで開催された。
 比嘉洋子沖縄市婦人連合会長は呼び掛け団体代表のあいさつで「わたしたちの子供がなぜこんな目に遭わなければいけないのか。子供たちに何の罪があるのか。今こそ基地撤去を要求していきたい」と語った。
 東門美津子沖縄市長や野国昌春北谷町長、糸数慶子参院議員らも参加し「基地撤去以外に根本的な解決はない。被害に遭った子を全力で守らなくてはいけない」などと呼び掛けた。
 「まちかどの会話」と題した寸劇では、県内中学生少女の役を演じた出演者が「塾も行きたいし、おしゃれもしたい。わたしたちは一体どうしたらいいの」と周りの大人たちに問い掛けた。
 一分間メッセージでは有志18人が次々と事件への思いを吐露し、会場内からは抗議への賛同の声や拍手が送られた。
 集会の最後には「少女への十分な精神的ケア」のほか「少女への謝罪と補償、加害米兵への厳正な処罰」「基地外居住兵士の把握とその見直し」「県民大会の開催」などを求めるアピールを全会一致で採択した。
 あて先は首相、防衛相、在日米国大使、在沖米国総領事、県知事、四軍調整官。


 確かに地位協定の問題や米軍の規律の乱れを指摘し批判することは当然である。(被害者に責任が全くないとは言わないが、犯罪を犯した米兵がどうしようもないクズであるのが前提であるし、被害者本人ではなく、むしろ親や周囲の大人こそ責任大だろう)。
 ただし、批判の有り様が「米軍は出て行け」という形になるのは、また筋違いでもあるし、事件の政治的利用に他ならない。包丁を使った殺人事件が起きたからと言って、「包丁をこの世から無くせ」とはならないだろう。

 もちろん、厳重な抗議はすべきだ。だが、それは再発防止や地位協定の見直しという話に向かうべきであろう(今回は規定の「運用」で横暴な対応はとっていないようだが)。

 しかし、「危険な隣人は要らない」ですか……あの国や、かの国出身の凶悪犯に対しても、この人たちは同じことを言ってくれるのだろうか。



チャイナ・フリーを進めよう (2008 2/20 0:00)

中国製肉まんから殺虫剤 厚労省が自主検査指示(2/19中国新聞)
 広島県と大阪市は十九日、中国の工場で製造され、大阪市の業者が輸入、販売した業務用の冷凍食品「青島(チンタオ)ニラ肉焼まん」の具や皮から少量の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。天洋食品製ではない。
 県と市は「原料に含まれていた残留農薬の可能性が高い」としている。検出されたのは最大○・六四ppmで、直ちに健康に影響はないとみられるが、残留農薬としては比較的高い数値という。
 十八日には中国で加工された冷凍サバからの有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」検出を香川県が発表しており、厚生労働省は十九日、各地の検疫所に、肉まんと冷凍サバの製造業者から輸入する際、業者に自主検査をさせるよう通知した。
 広島県と大阪市によると、「山東仁木食品」が二○○六年八月二日に製造、ニッキーフーズ(大阪市)が販売した。賞味期限の異なる在庫品では、袋と具のいずれからも検出されなかった。
 肉まんを食べた広島県三次市の男性(73)が一月下旬、目まいを訴えたため調べていたが、診察した医師は有機リン中毒の可能性を否定したという。男性は知人がいた広島市西区の食品卸売会社から、友人五人とともに計二十袋購入した。
 ニッキーフーズによると、同じ製造日の肉まんは二千五百袋輸入し、広島のほか、大阪、兵庫、岡山、福岡、沖縄の食品卸売業者に販売したという。


 もういい加減、天洋食品だけの問題ではなく、中国という国そのものの問題だという認識を持つべきだ。仮に天洋の毒餃子が「故意犯」による物だとしても、他にいくらでも残留農薬による汚染食品は出回っており、毒餃子の件が特異な例とは全く言えない。身を守るためには、中国産の食品には絶対に手を出さないくらいの覚悟が必要だ。政府が輸入禁止などの措置を取らない以上、我々が購入せず、自然と市場から消えていくのを待つしかない。
 チャイナ・フリーの動きが加速すればいいのだが、たぶん、数ヶ月で「中国食品は危険」という雰囲気も薄れ、元の状態に戻るような気もするが…。たぶん中国もそれを目論んでいて、ほとぼりが冷めるのをひたすら待つんじゃないだろうか。で、真相は闇の中、と。


衝突事故 (2008 2/20 0:00)

 イージス艦と漁船の衝突事故。海の水温は18度ほどあるらしく、何とか無事で発見されればよいのだが…。
 原因がまだ分からないので、詳しい話は避ける。ただ、イージス艦が船による自爆テロ攻撃に無力だということと、事故の情報を防衛大臣に上げるのに1時間半もかかったという繋がりの悪さに、かなりゲンナリ。テロ船・特攻船と認められるときには撃沈しても良い、としておかないと、対応できないまま沈められるのではないか。



高給 (2008 2/19 2:00)

大阪・橋下知事、財政再建に向け「なみはやドーム」などの「ハコモノ」視察開始(2/18FNN)
 無駄を省いて財政再建の第1歩となる大阪・橋下 徹知事の「ハコモノ」視察が始まった。
 橋下知事の大阪府知事就任から、まもなく2週間。
 18日に開かれた大阪府の市長との会合で、橋下知事は「7月末までの事業については、最低限の経費しか計上しておりません。本当に申し訳ございません」と述べ、市町村への補助金を削減する暫定予算を組む方針を説明した。
 市長サイドからの反発を抑え、橋下知事は、財政再建に向けて動き始めた。
 その最大のターゲットとしているのが、「図書館以外はすべて不要」と主張する、いわゆる「ハコモノ」だった。
 橋下知事は17日、その1つ、大阪・門真市のスポーツ施設「なみはやドーム」を視察した。
 なみはやドームの桂 千恵子館長は「いろんな大会をしております。何よりも、国際的な全国大会を招致して、府民の皆さんも非常に喜んでおられたりしております」と話し、施設の重要性を訴えたが、橋下知事は「約12名で、1億2,400万円の人件費が出ていることに間違いないですよね? 民間のスポーツ施設で、そういう調整役をしている人たちの給料と比較すると、どうなのかっていうのはわかりますもんね」と述べ、まず、1人平均で1,000万円強という人件費の高さを指摘した。
 さらに、施設の利用料について、橋下知事は「これは一般の民間の施設より、何%くらい下げた設定になっていますか?」と尋ねた。
 桂館長が「ほぼ同じくらいですね」と答えると、橋下知事は「公費が入っている分、『このくらい下げて』という、そういう計画みたいなものはないんですか?」と厳しい態度を示した。
 この施設は、冬はスケートリンク、夏はプールに変わるが、年々使用料収入が減少し、年間およそ4億円が投入されている。
 視察後、桂館長は「へこんでいます、今。府の予算がゼロになったら、成り立っていかないと思います」と話した。
 続いて橋下知事は、4億3,000万円の赤字を抱える「ワッハ上方」と呼ばれる演芸資料館を視察した。
(以下略)

 大阪府政にはあまり興味がないんで、橋下さんの動向についてもそれほど熱心に追っているわけではないのだが、この記事は、「なみはやドーム」の人件費の高さに思わず目が行ってしまった。
 12名で1.24億円。もちろんこれは「人件費」だから、社会保障の費用もすべて込みなので、実際の給与は1人当たり1000万円よりも多少安くなる。それでも、赤字だらけの自治体が運営する採算のとれていない施設としては、高給と言ってよいだろう。年収500万で募集をかけても、凄まじい数の応募があるんじゃないかな。

 ルサンチマンから来る公務員叩きは控えるべきだが、しかし仕事をしていない無駄な人員は削除するべきだし、あまりに民間の実態からかけはなれた賃金体系は許されないだろう。
 ある程度の賃金を払わねば優秀な人材が公務員にならなくなる、という考えもある。確かに、しっかり働くのなら多少の優遇はされて然るべきだが、赤字なのに高給を維持するというのもおかしな話。民間が採算とれないで参入していない空白部分を埋めるのが行政の仕事であり、行政サービスが赤字であるのはある意味仕方がないとは思うが、それも程度問題だし、そこで働く人間の人件費も当然収支との兼ね合いが勘案されるべきだ。
 お金ではなく、国のため地域のために働くという誇りや名誉を重視する空気が形成されれば、という思いもある。まぁこれは実現性の低い夢想ではあるが。



ゆとり (2008 2/17 23:00)

<学習指導要領案>40年ぶり授業増 「3.14」完全復活(2/15毎日)
 文部科学省は15日、小中学校の学習指導要領改定案を公表した。主要教科(国語、算数・数学、理科、社会、英語)と体育の授業時間を約1割増やしたほか、学習項目など内容も理数を中心に約40年ぶりに増やした。学習内容が約3割削減された現行学習指導要領下での学力低下批判を強く意識した改定案となった。また、教育基本法改正(06年12月)後、初の改定となることから、道徳や古典指導を充実するなど同法の理念が色濃く反映された。文科省は09年度から算数・数学と理科を先行実施し、授業時間と学習内容を増やす方針。(以下略)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000069-mai-soci.view-000


 ついでに、小学校で計算の時に電卓使うのを許すのも、やめた方がいいと思う。

 間違っていたことを修正するのは当然だ。ゆとり教育推進者寺脇研が、日本の教育に関してはゆとりを推進しておきながら、今はコリア国際学園という在日へのエリート教育を目的とする学校の準備委員を務めているという事実が、すべてを表している。

 しかし、未だに詭弁を弄してゆとり教育を正当化しようとする人間もいる。

「ゆとり教育」の先に…自信も失った若者たち(2/17産経)
 「未来像…学力低下はさらに進む!!」。昨年12月下旬、福島県相馬市から県立相馬高校の2年生14人が、元文部大臣の有馬朗人氏(77)を東京に訪ねてやってきた。
 生徒たちは研究発表の資料を携えていた。「学力低下の要因の1つは『ゆとり教育』」「授業で習うことが社会で役に立たないから、学習意欲・関心が低下している」「教員の質も問題だ」…。資料には有馬氏を詰問するかのような学力低下の“分析結果”が並んでいた。
 物理学者で東大総長も務めた有馬氏は、平成8年に「ゆとり」「生きる力」を打ち出した中央教育審議会の当時の会長だ。
 生徒たちは、理数教育を推進する「スーパーサイエンスハイスクール」活動の一環として教育の科学的考察に取り組んだ。きっかけは、昨年12月上旬に発表された「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」の結果で、「日本の順位がまた落ちた」という報道だ。
 
「学力は下がっていない」。きっぱりと反論する有馬氏に、生徒は目を丸くした。熱弁は2時間近くに及んだ。
 有馬氏は内心ではこう嘆いたという。「自分たちが悪い教育を受けてきたと思っている。過度の『学力低下』批判が、子供たちの自信を失わせた。学力の問題より、こちらの方が大変なことではないのか」

                ◇
 「お前、ゆとりだろ」。ネットの掲示板などで相手をおとしめるため使われる言葉だ。昨年12月、巨大掲示板「2ちゃんねる」のユーザーが中心となって投票した「ネット流行語大賞」では、銅賞に選ばれている。
 中教審委員として前回と今回双方の指導要領改定に携わり、私立有名進学校を経営する「渋谷教育学園」の田村哲夫理事長(71)は、ゆとり教育の目指したものについて「教育の目的は不測の事態への適応力をつけるための訓練。高めるには知識などの学力が3割、意欲や思考力などが7割−が心理学の定説だ。前回の改定は、学力訓練に注力しすぎた教育をただすためだった」と位置づける。
 だが、「時間を減らしたら、教える側が何もしなくなってしまったのが実情。できた余裕が現場でまったく生かされず、マイナスだけが出てきた」と、今回、30年ぶりに授業時間増に転じる理由を説明する。

 「『ゆとり』には、地域社会と大人が土日は時間のゆとりを持って子供たちと過ごし、子供を鍛えてほしいという意味も込めていた」と有馬氏は言う。
 「答申後、文部省(当時)の役人とともに全国を回ればよかった。ゆとりの意味はこうだ、とていねいに説明すべきだった。後悔している」

                ◇
 今年1月16日、東工大のシンポジウムで有馬氏は、ここでも「学力が下がっていると言われるが、全く下がっていないことを証明する」と言い切り、「理工系学生の学力・学習意欲の低下が問題化している」と“弱気”なあいさつをした主催学生を勇気付けた。
 
有馬氏は、昨年10月に文部科学省が発表した全国学力調査の結果などを引用し、小学校6年生の漢字で「(魚を)焼く」と正しく書けたのは70・9%で昭和39年調査の33・8%を大幅に上回ることなどから、「義務教育段階での知識型学力は落ちていない」とする。
 一方で中学で学ぶ2次方程式を解ける大学生が3割しかいない例をあげ、「大学はガタ落ちだ」とも認める。
 学力が身についていない。応用型の国際学力調査などで成績が伸びていない現状は否定できない。

 冒頭の生徒たちは有馬氏の説明を受け、氏家由希子さん(17)は「ゆとりが目指したものを知らなかった」とし、「有馬先生の考えが、親や地域の人にどれだけ浸透していたのか。納得いかないところもあった」とも。
 「学習指導要領が改定されるなら、本当の狙いがちゃんと分かるようにしてほしい。でなければ誤解が二重になっていく気がする」。佐藤恵里香さん(17)はそう話した。

 有馬氏の考えが書かれている部分の色を変えてみたが、続けて読むと、まったく意味が分からない。「学力は下がっていない」と言いながら、大学生の学力低下は認める。全く筋が通っていない。論理的な言説が吐けないからこそ、ゆとり教育という国賊ものの所業を平気でしでかしたわけだ。
 過度の学力低下批判?大学生を生で見ておきながら、しかもその学力低下を認めながら、「過度」と言い切る神経はまことにご立派。確かに「二次方程式が解けない大学生」は、ゆとり教育の問題と言うよりは大学入試制度の問題であるかもしれない。しかし、義務教育がしっかり機能していれば、いやしくも大学生になろうという人間が二次方程式を解けないということはあるまい。
 また、「土日は地域社会と大人が子供を鍛えて欲しい」というのもよく分からない。確かに道徳や躾の部分は地域社会や大人の責任範疇にあたるかもしれないが、問題となっている学力低下はまさに学校の問題であり、地域社会に責任を押しつけようとする便法は無責任極まりない。学校が休みの土日には、地域社会が計算や漢字の書き取りを指導しろと言うのか?もちろん家庭での勉強は重要だろうが、それも学校で基本が押さえられていることが前提だ。(親や地域社会が子供にもっと関与すべきだというのには同意する。とくに親には、子供が社会人として生きていけるように、最低限の常識を子供に身につけさせる義務がある)

 思考力を鍛えるためにゆとりを…というのは愚かな言説だ。思考をするためには、基礎的な知識がなければならない。「知識はコンピュータに任せて人間は思考を担当するべき」と言ったバカが昔いたが、知識の裏打ち無しに思考を展開することは不可能だ。基本的な漢字や語彙を理解しないで論文を読解する能力など得られないし、四則計算がおぼつかないのに複雑な文章題を解いたり図形の証明を行うのは不可能だ。

 記事の最後で、有馬氏の元を訪れた高校生たちは納得したような様子だが、公の場だから有馬氏非難をしづらかっただけ、と思いたい。氏の支離滅裂な言説に籠絡されたならば、それこそ「ゆとり」であることの証左だ。(というか、自分で「自分たちの学力低下を何とかしろ」と詰問しに行くのもどうかと思うが)

 実際に子供たちを見ていると、確かに「できる」層はあまり変化していない。しかし、中レベルから下は惨憺たる状況だ。中レベルでも、その学年で習った漢字が半分書けるかどうか、である。

 教育は国の根幹に関わる事案。それを、無責任で非論理的な一部のアホがいじくり回す不幸。薬害エイズのような「命に関わる問題」ではないが、「国民に多大な損害をもたらす行為」という意味では、同等以上の罪である。とりわけここ数年間のゆとり教育を喰らってしまった世代にとっては、まともな教育を受ける権利を侵害されたわけで、国家賠償を求めてもいいレベルではないか。
 誤りは訂正せねばならないが、ゆとり教育の弊害が本格的に表に出てくるのはもう少し先だろうし、それが修正され軌道に乗るまでにはさらに何十年もかかる。だから、教育は無責任な愚物に触れさせてはならない。二度と同じ過ちは繰り返すまい。



ROYAL HUNT (2008 2/15 0:00)

 ROYAL HUNTの名は知らなくても、蝶野の入場曲、といえば分かる人が多いかもしれない。キーボード主体のメロディック・メタルで、クラシカルな洗練された色合いが特徴ゆえ、メタルらしい重厚さや荒々しさとは毛色が違う。
 そのROYAL HUNTが新作を出して来日するんだと。

メロディック・ヘヴィ・メタルの最高峰ROYAL HUNT、6年ぶりとなる待望の来日公演が決定!
 デンマークが世界に誇るメロディック・メタル・バンド、ロイヤル・ハント。プログレッシヴなクラシカル・サウンドで、ここ日本でも高い人気を誇る彼らが、6年ぶりの来日公演を行なうことが決定した。
 
 イングヴェイ・J・マルムスティーンズ・ライジング・フォースやリング・オブ・ファイア等の活動で知られるマーク・ボールズを新ヴォーカストに迎えたニュー・アルバム『Paradox II...Collosion Course』を、2月20日にドロップする彼ら。新生ロイヤル・ハント第1弾となる今作は、97年発表の名盤『Paradox』に続くコンセプト・アルバムとしても大きな注目を集めている。そんな話題作を引っ提げた今回の来日公演、見逃せないものとなりそうだ。
 
 〈ROYAL HUNT 〜Melodic Power Metal Night Vol.11〜〉
 6月3日(火) 東京 渋谷O-EAST
 開場 18:00 / 開演 19:00
 料金:¥7,000(税込 / 全立見 / ドリンク別)
 問い合わせ:M&Iカンパニー(03-5453-8899)
 
 6月4日(水) 大阪 心斎橋クラブクアトロ
 開場 18:00 / 開演 19:00
 料金:¥7,000(税込 / 全立見 / 1ドリンク付)
 問い合わせ:心斎橋クラブクアトロ(06-6281-8181)


 ROYAL HUNTがアルバムを出すとは知らなかった!しかも、新Voがマーク・ボールズとは!!さらに新アルバムは名盤「Paradox」の続編だと!?
 マーク・ボールズはズラを取って、しかも太ってしまっているようだが、声は(YouTubeでいろいろ見る限り)それほど衰えてはいない様子。二つ上のAを軽々出せる男だから、多少衰えても何でも歌えるだろうが。
 ライブ観に行けないのが悔しくてしょうがない。



 ついでに、「Paradox」も貼っておこ。





無意味 (2008 2/14 0:00)

「いじめをしません」  舞鶴・白糸中 バッジで宣言(2/12京都新聞)
 京都府舞鶴市の白糸中(浜)で12日、「いじめをしません」と宣言してバッジを付ける取り組みが始まった。いじめ被害は口頭で友人や教職員に訴えにくいことから、いじめを見かけたり、いじめられた時はバッジを外してSOSを伝える試み。
 一昨年秋、部活中などに衣服がなくなる出来事が相次いだため、学級単位で「いじめをしない」というスローガンを廊下に張り出すなど、再発防止活動を進めてきた。
 オリジナルバッジは金属製。円形で直径2・5センチ。表面の模様はハートマークを両手で囲む生徒の案を採用した。美術教員が淡い緑と黄色で色づけし、「HotHeartShiraito(温かい心白糸中)」との文字を添えた。
 1年生と3年生はそれぞれ、「みんなと仲良くします」「誰とでも笑顔で接します」と後野文雄校長に誓ってバッジを受け取り、胸元に着けた。2年生には13日に手渡す。教職員も付ける。
 後野校長は「いじめ被害を言いにくければバッジを外してほしい。教諭たちがすぐに相談に応じるから」と呼びかけていた。


 何か起きたとき、「バッジを付けたままだったので気付きませんでした」「バッジを付けていたので虐めはありませんでした」という「言い訳のため」の策だな、これは。こんなもの、虐めるヤツが「バッジ外したらボコボコにするぞ」と言えば効果無し。子供のための対応ではなく、あくまで学校の言い逃れ対策なのだろう。


台湾は独立国 (2008 2/14 0:00)

民主前原氏が日台の交流促進を提唱(2/13ニッカンスポーツ)
 民主党の前原誠司副代表は13日、都内で講演し、日本と台湾の関係について「日本にとって台湾は大きな貿易国であり、経済閣僚を含めた政府高官が行き来できない関係は異常だと言わざるを得ない」と指摘した。
 同時に「しっかりと日本の独自の立場を維持すべきだ」と述べ、日台間の政治レベルの交流促進を提唱。韓国と北朝鮮については「南北統一は不可避の流れだ」との見方を示した上で、日本は統一を見据えた外交の在り方を検討すべきだとの考えを示した。

 台湾を貿易と述べたことを評価したい……というか、こんなことを評価しなければならないほど、自民、民主共にスカポンタンだらけなんだがな。前原さん、永田メールでヘタを打ったが、少なくとも現在民主党を牛耳っているトロイカという名の3バカよりは65536倍マシ。

 台湾の独立派を裏から応援するとか、外務省はやってるのかなぁ。


サル被害の捏造…の話 (2008 2/14 0:00)

 志賀高原で猿の被害があったとするVTRを撮影していたマスコミの取材陣が、実はサルをおびき寄せて被害を捏造して撮影していたと告発した、当地のホテルのblogの話。その取材陣はテレビ朝日の奴らというコメントもあり、この件に絡んで朝日叩きをするところもあった模様。
 取材陣に怒りをぶちまけていたそのblog、今はこんな文が書かれている。

すでに削除させていただきましたが
1月20日の記事で皆様に誤解を与える表現があり
大変騒がせした事をお詫び申し上げます。
テレビ朝日様を始め報道各社、読者の皆様には
大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。


 まぁ真相が何なのかははっきり分からないが、朝日が関わっていると言うことで脊髄反射して「また朝日が捏造」と騒いだ向きは、とりあえずご愁傷様と言うことで。いくらマスコミが嫌いでも、確たる証拠がないのに叩いていいというわけでもあるまい。もちろん朝日側が何か圧力をかけた可能性もあるが、それとて証拠無しには何とも言えない。

 朝日批判をするのに、朝日と同じ土俵に立ってアサヒってどうする、という話で。
 韓国の南大門放火の話も同じ。焼け落ちたことを揶揄する向きがあったが、韓国人(の一部)が日本で災害が起きたときに日本人を揶揄するからと言って私たちも同じように揶揄していいというわけではない。同じレベルに堕する必要はまったく無い。



米兵の暴行事件 (2008 2/13 11:00)

 沖縄の米兵の暴行事件。
 左巻きさんたちが「米軍出て行け」とデモ活動をやっているらしいが、確かに米兵が起こした事件というのは印象に残りやすいのだが、本当に「米兵は犯罪を犯しがち」なのか。調べてみる必要があるな…と思っていたら、既に2ちゃんでやってる人がいた。

H18年の犯罪発生率    
日本全体    0.30% 刑法犯検挙人員/人口(千人単位*1000)の%表示 外国人犯罪含む
         都道府県別だと0.19〜0.46
沖縄県(米軍以外)0.30% 刑法犯検挙人員/人口(千人単位*1000)の%表示
米軍 in 沖縄  0.14%  刑法検挙人員/滞在数
来日中国人   1.57%  刑法検挙人員/対象母数 (登録者-永住者+短期旅行者/日数)
来日韓国・朝鮮人1.94%  同上
来日ブラジル人 0.52%  同上

ソース
国内    警察白書 ttp://www.npa.go.jp/hakusyo/h19/toukei/t1-01.pdf
      人口推計 ttp://www.stat.go.jp/data/jinsui/2.htm#02
米軍 ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1202745852/16 より
  ttp://www.police.pref.okinawa.jp/johokokai/tokei/hanzaitokei/keiho_h20_01.pdf
  ttp://www.pref.okinawa.jp/toukeika/estimates/2006/year/esti_year_22.xls
  ttp://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/14811/statistics2007.pdf
来日外国人 ttp://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kokusaisousa/kokusai2/2.pdf
  ttp://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001012941
  ttp://www.moj.go.jp/PRESS/050617-1/050617-1-1.pdf
  対象母数=H18の外国人登録者-永住者(一般+特別、H16時点+H18追加×2)
         +H18短期出国者数/滞在日数(例:6〜10日→8日で計算)/365日


 この数字を信じるならば、「米兵は事件ばかり起こす」という見方は偽ということになる。ただ、ほぼ予想通りの結果だったので、逆に懐疑的に時間をかけてチェックする必要があるとは思うが。「検挙」は容疑者を特定できない場合は含まれないし。

 確実に言えるのは、もちろん暴行をはたらいた米兵はクズで処罰を受けるべき。しかしながら、夜8時に繁華街で見知らぬ米兵のバイクに乗るような女子中学生にも問題がないわけではない。暴行や強姦は決して許されない罪であるが、見知らぬ米兵についていかないようにという注意喚起も同時に必要ではないか。


医者は全能ではない (2008 2/13 0:00)

「診察に過失ない」 刑事裁判と逆の判断 割りばしで園児死亡事故(2/12産経)
 東京都杉並区で平成11年、割りばしがのどに刺さった保育園児、杉野隼三(しゅんぞう)ちゃん=当時(4)=が、杏林大付属病院(東京都三鷹市)で受診後に死亡した事故で、園児の両親が、病院を経営する杏林学園と診察した医師(当時)の根本英樹被告(39)=1審無罪、検察側が控訴=に計約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。加藤謙一裁判長は「診察に過失はなかった」として両親の訴えを退けた。両親は控訴する方針。
 事故では、東京地検が根本被告を業務上過失致死罪で起訴。1審東京地裁は18年3月、過失を認める一方、延命可能性を認めず無罪としていたが、民事では医師の過失についても認定しなかった。
 訴えていたのは、隼三ちゃんの父、正雄さん(56)と母、文栄さん(50)。訴訟では、(1)割りばしが脳内に刺さっていることを予見できたか(2)適切な治療として延命可能性があったか−の2点が主に争われた。
 加藤裁判長は、これまでに報告のない症例▽神経障害などの症状が見られなかった▽折れた割りばし片が口の中で確認困難だった−などの理由から、「当時の医療水準や受傷状況から、割りばしが脳を損傷させた可能性は診断できなかった」と指摘し、根本医師の過失を否定した。
 その上で、隼三ちゃんの死因について「割りばしが刺さったことが原因だが、具体的な仕組みは不明」と判断。「適切な診察や治療を行ったとしても、延命の可能性は認められない」と結論付けた。
 判決によると、隼三ちゃんは11年7月、杉並区で開かれた盆踊り大会で転び、綿菓子の割りばしがのどに刺さったため、杏林大に救急搬送されたが、根本被告は塗り薬を付けただけで帰宅させた。隼三ちゃんは翌朝、容体が急変し死亡した。


 医者は全知全能ではなく、いかなる場合でも完璧に医療行為がこなせるわけではない。怠慢やあり得ない過失ならば当然責任を負うべきだが、すべての過失に対して責任を負っていたら、医者という職業自体が成り立たないだろう。今回の裁判では「診察に過失はなかった」という理由で原告の請求を却下しているが、むしろ、例えばレントゲン写真の見落としのような軽い過失ならば責任を問わないようにするか、或いは過失と扱わないようにすべきではないか。いい加減な診療を行う医者は問題だが、精一杯にやったうえでの過ちは、責めるのは酷ではないか。(ここに書いた話は「一般論」である。記事の件は、「過失」とすること自体が難しい例ではないかと思う)

 ついでに言えば、記事の件は、医者以前に親にまず責任があるだろう。割り箸付きの綿菓子を持ったまま4歳児を走らせるなど、親として問題有りだろう。


もっと大学を潰そう (2008 2/13 0:00)

定員割れ私立大に補助金減額の方針(2/12MBSニュース)
 文部科学省は、定員割れしている私立大学に対する補助金を大幅に減らしていく方針を打ち出しました。
 現在も定員割れの度合いに応じて補助金を減らしていますが、減らす額をさらに増やし、例えば定員の59%を下回る学部の場合、現在の減額幅15%を最大50%にする計画です。
 経営の効率化を促すのが狙いだということです。


 経営の効率化の裏に、無駄な私大の淘汰という思惑があることを望みたい。
 ただ、記事にある対策では「定員の60%以上」であれば問題ないわけで、今まで以上に「留学生だらけの大学」が増えることも危惧される。

 大学受験人口と全大学の定員の合計はほぼ同数。選ばなければ、何某かの大学には行けるということ。最高学府など名ばかりで、中学レベルの勉強すら身に付いていない学生が集まる大学もある模様(辞書を使ってひらがな文を漢字に直す授業をやっている医大の記事を、以前紹介したことがあったはず)。大学としての機能を考えるなら、偏差値50以下の大学は不要ではないか。高校生の平均的学力もない人間が、大学に行く必要はあるまい。

 私が学生だった10年ほど前、ある大学教授が「国立は旧帝大だけ残して他は大学院だけにする」とか何とか言っていたのだが、その話はどうなったんだろう。その人の希望に過ぎなかったんだろうか。



南大門 (2008 2/12 1:00)

「南大門」焼け跡からライター2個、はしごも見つかる(2/11読売)
 【ソウル=前田泰広】ソウルの観光名所、南大門(正式名称「崇礼門」)が全焼した火事で11日、焼け跡からライター2個が見つかった。
 警察当局は、出火原因を特定する重要な証拠になる可能性もあるとみて、国立科学捜査研究所に精密な鑑識を依頼した。
 複数の韓国メディアによると、ライターは焼けた楼閣(2階建て)の1階部分で見つかった。消防士が消火作業中に出火元とみられる2階でライターを見つけていたとの情報もあり、警察が関連を調べている。
 焼け跡からは、持ち主や使用目的が不明のはしごも見つかった。50歳代くらいの男が楼閣に登り、立ち去った後に出火したとの目撃情報もあり、警察は放火犯がはしごを使用した可能性も調べている。
 警察は監視カメラの分析や、「南大門付近で出火直後、焦げ臭いにおいがする50歳くらいの男を乗せた」と証言したタクシー運転手から事情を聞くなどして、出火原因の解明を急いでいる。


 文化財保護の名目で、スプリンクラーを設置していなかったことが裏目に出た。瓦も防水性で、中まで水が届かなかったらしいし、文化財と言うことで思い切った消火活動が出来なかったことも、被害を大きくした原因のようだ。
 南大門は14世紀末の建造だそうで、日本で言えば「金閣が燃えた」という感覚に近いのだろうか(実際に金閣も燃えたし)。さぞや韓国人はショックだろう…と思いきや、こういう見方もあるようで。

【噴水台】国宝の家 | Japanese JoongAngIlbo | 中央日報
 韓国の国宝第1号は、南大門(ナムデムン)だ。 国の宝物として、その価値が格別であり、国家が保護・管理を行なう1等の文化財だが、韓国が決めた国宝ではない。 日本による植民支配時代(1910〜45年)だった1934年、朝鮮総督府が、朝鮮(チョソン、1390〜1910)の主要文化財への保存令を下す際、指定したものだ。 宝物・第1号の東大門(トンデムン)も同様である。 建築的な美が、それほど優れているとは思えない朝鮮王朝の一つの建築物を、5000年にわたる韓民族文化の最高の象徴に決めた日本帝国主義の本音がうかがえる。(以下略)

 うーん、韓国にとっての南大門の位置付けがよく分からない。

 私個人としては、ソウルの南大門には何の思い入れもないのだが、しかし歴史的建造物が破壊されることについては、やはり何とも言いがたい重々しさを感じてしまう。巧く復元できるといいですね。
 日本の歴史的建造物も、消火設備がしっかりしているとは思えない(スプリンクラー完備の寺って見たことないし、実際に私の住む近くの寺…永保寺も火災で本堂が焼失した)。他山の石として対策を立ててもらいたい。


改革 (2008 2/12 1:00)

 構造改革は、確かに必要だと思う。今のままでうまくいかない以上、改革を断行せねばならないのは当然の話。問題は、小泉元首相がやっていたことや、竹中平蔵氏が主張していたことが「改革たり得るか」という部分で。セーフティネットを全く構築しない改革は痛みしかもたらさないし、それでいて上っ面の変化にとどまって核心部分は何の改革も達成できないでは、利益どころか害悪にしかならぬ。
 かといって、今のままじゃ機能不全というのも明らかだし、国際情勢が不変化を許してはくれない。グローバリゼーションについても、それに反対して経済的鎖国を夢想しても現実味がなく、グローバリゼーションにうまく対応できる体制を整える、或いは可能であればそれを利用し日本を発展させる方策を考えた方がよかろう。日本国内については日本政府がルールを作れるのだから、柔道やスキーで欧米がやらかしたように、自国に都合のいいルールを作り上げればいい。
 しかし、政治家の方々は、ドア全開か完全封印か、しか頭に浮かばないらしい。空港の外資規制の話とか、アホとしか思えない。外資の参入がイヤなら、上場しなければ済むのだが、「上場の可能性を考えて規制する」という逆さまの論理を駆使して規制。
 
 安倍前首相が潰れたせいで、改革路線は完全に絶たれた。いや、金持ちのみを優遇し多くの国民に苦しみを与えるだけの施策は、途絶えても構わない。しかし、公務員改革も教育改革も福田政権になって頓挫、あまつさえ医療改革や年金改革は「改革」とは名ばかりの改悪。そうでありながら小泉改革の負の遺産の精算も放置したままで、このままでは何の変化無し、しかしながら経済格差だけは大幅推進、というアホ極まりない結果になってしまう。

 なんで、両極端にしか走れないのかね。改革推進派も反改革派も、硬直した物言いしかできていないように思う。



故意か過失か (2008 2/11 0:00)

日朝交渉の記録「2回分」が欠落 小泉元首相初訪朝直前分 日朝協議の阻害要因に(2/9産経)
 平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)による初の北朝鮮訪問直前に、当時の外務省の田中均アジア大洋州局長(現・日本国際交流センターシニア・フェロー)らが北朝鮮側と行った2回分の日朝交渉の記録文書が欠落し、省内に保管されていないことが8日、複数の政府高官の証言で明らかになった。両国がこの交渉でやりとりしたはずの拉致被害者の生存情報や国交正常化後の経済協力の規模など、協議内容の核心が後任者らに伝わらず、その後の交渉の障害になったという。
 田中氏は13年10月ごろから、北京、平壌などで北朝鮮側と「30回近い」(政府筋)非公式の折衝を続け、「ミスターX」と呼ばれた北朝鮮側の交渉担当者らと信頼関係を築き、小泉首相訪朝の道筋をつくったとされる。
 外務省は通例では、外交上の重要な会談・交渉はすべて記録に残して一定期間保存し、幹部や担当者で情報を共有、外交の継続性を担保する。そうしないと担当者交代の際に、これまで積み上げた成果を捨てて、一から出直すことになってしまうからだ。
 ところが、証言によると14年8月30日に政府が小泉首相訪朝を発表し、9月17日に金正日総書記との間で日朝首脳会談が開催されるまでの間の2回分の日朝交渉の記録が省内に一切残っていない。記録文書が廃棄されたのか、もともと作成されなかったかは不明だが、政府高官は「首相初訪朝直前の最も大事な時期に、日朝間で拉致問題や経済協力問題についてどう話し合われたのかが分からない」と、困惑を隠さない。
 また、現存する二十数回分の交渉記録についても、国交正常化後に日本が実施する「1兆円とも80億ドルともいわれる北朝鮮への経済協力の金額に関する協議場面が出てこない」(同)など不自然な部分があるという。
 田中氏は産経新聞の取材に対し、「私は今は外務省にいる人間ではないし、ちょっと知らない。(2回分だけ交渉記録がないなど)そんなことはないと思う。日朝交渉は私だけがやっていたことではないし、私も職としてやっていたことで、個人的にやっていたわけではない。当時は局長だったから、私が(自分で)記録を書くわけじゃない。記録があるかないかは、外務省に聞いてほしい」と述べた。外務省は「コメントは差し控える」としている。


 社保庁のアホさ加減を考えると、ただ「紛失しただけ」という可能性もゼロとは言い切れまいが、「文書がない」など普通はあり得ないことゆえ「何か裏がある」と思わざるを得ない。「後から記録を廃棄した」か、「もともと記録を残さなかった」か。北朝鮮に妥協的な形で交渉を進めていたが、北朝鮮に対する日本人の怒りが田中均らの予想以上だったため、慌てて譲歩の記録を消し去った、というシナリオも、あながち妄想とは言い切れまい。
 田中均は「分からない」、外務省は「コメントは差し控える」。字面だけ見れば外務省の方に問題がありそうだが、田中均も信用に値する人物ではないし…。

 記録に残っていない部分ではいったい何が話し合われたのか、徹底的に追及して欲しい(こういうのこそ、野党の仕事なんだけど)。


徒然に検索−スナネコ (2008 2/11 0:00)

スナネコ - Wikipedia

 砂漠に住んでいて、ネズミやヘビ、トカゲなどを食べるネコ。



おバカ判決におバカ社説 (2008 2/10 0:00)

君が代訴訟:不起立者の再雇用拒否、都が敗訴 「合理性著しく欠く」−−東京地裁(2/8毎日)
 卒業式などの君が代斉唱時の不起立を理由に再雇用を拒否されたのは違憲・違法として、東京都立高の元教職員13人が都に計約7270万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁(中西茂裁判長)は7日、計約2760万円の支払いを命じた。判決は都教委の判断について「不起立を極端に過大視する一方で、他の事情を考慮した形跡がなく、合理性や社会的相当性を著しく欠く」と述べた。
 判決は、君が代斉唱時の起立を命じた校長の職務命令自体は、ピアノ伴奏命令を合憲とした最高裁判決(昨年2月)を踏襲し、違憲性を否定した。
 元教職員は03、04年度の卒業式などで起立せず、懲戒処分を受けた。05、06年の退職後に非常勤教職員として再雇用を希望したが、不合格になった。
 判決は「不起立が勤務成績を決定的に左右するものとは言えず、再雇用を否定すべき非違行為とするのは疑問」と述べ、1年分の賃金相当額(1人当たり約190万円)の賠償を命じた。
 職務命令については「原告の思想・良心の自由に抵触する余地はあるが、学習指導要領の趣旨にかなう」と判断。教職員に君が代の起立斉唱を義務付けた都教委通達(03年10月)も合理性や必要性があったと認めた。
 教職員の再雇用を巡っては、東京地裁の別の裁判長が昨年6月、不起立を理由に内定を取り消した都教委の判断は適法と判断している。【北村和巳】

 ◇原告・弁護団の話
 職務命令の違憲主張を退けたのは不当だが、都教委の「日の丸・君が代」の強制に、司法が一定の歯止めをかけたと評価できる。
 ◇中村正彦・都教育長の話
 大変遺憾だ。判決を詳細に確認し対応を検討したい。


 地裁のバカ判決と言って良いのではないか。職務命令を守れないクズを再雇用してあげる必要などなかろうに。

 学校教育には多額の税金が投入されており、卒業式などの式典においては、教育を受ける機会を与えてくれた国家や、国家を支える国民に対する感謝の念を抱く必要がある。国家や国民を象徴するものとして、国旗は重要な存在である。また、国歌への敬意は人として当然の礼節でもあり、教育の場できちんと教え込むべきである。
 そういった当たり前のことが理解できず、また仕事として実行するよう求められているにもかかわらず不合理な理由で反発する人間に対し、再雇用の拒否や処分を科すのは当然ではないか。社会人としてのまともな常識もなく、式典を乱すことしかできない不道徳者は、教職員という立場に立つ資格など無い。

 しかし、このおバカ判決に気をよくした「さらなるバカ野郎」がいる。

君が代判決―都教委は目を覚ませ(2/9朝日社説)
 卒業式の君が代斉唱で起立しなかったからといって、定年退職した都立高校の教職員らの再雇用を拒むのは、裁量を逸脱、乱用したもので違法だ。東京地裁がこう判断し、13人に計2700万円の賠償を支払うよう東京都に命じた。
 東京都では国旗・国歌への強制ぶりが際立ち、抵抗する教職員が次々に処分されている。定年を控えた教職員に対しては再雇用をしなかった。こうした処分に対する訴訟も相次ぎ、今回の判決はそのひとつだ。
 国歌斉唱で起立しなかったことは、ほかの教職員や来賓には不快かもしれないが、積極的に式典を妨害するものではなく、再雇用を拒否するほどのものか疑問だ。これが判決の論理である。
 私たちはこれまで社説で、「処分をしてまで国歌や国旗を強制するのは行き過ぎだ」と主張してきた。様々な歴史を背負っている日の丸や君が代を国旗・国歌として定着させるには、自然なかたちで進めるのが望ましいと考えるからだ。
 今回の判決は都教委の強制ぶりを戒めたもので、評価したい。
 再雇用拒否の当否が争われた裁判では、東京地裁の別の裁判長が昨年、都教委の主張を認めた判決を出している。「一部の教職員が起立しないと式典での指導効果が減る」との理由だが、再雇用を拒むほどのことではないという今回の判決の方が常識にかなっている。
 今回の裁判でもう一つの論点は、起立させる校長の職務命令は、思想・良心の自由を保障した憲法に違反するかどうかだった。判決は「職務命令は原告らに特定の思想を持つことを強制したり、禁じたりしていない」として合憲とした。
 この点については、東京地裁の別の裁判長が06年、都教委の通達や指導を違憲と判断した。その当否は別として、裁判官によっても分かれているほど判断が難しい問題を、教育の場で一方的に押しつけるのは好ましくない。
 今回の判決を機に、都教委には改めて再考を求めたい。
 都教委の強硬姿勢が際立ったのは03年、入学式や卒業式での国旗掲揚や国歌斉唱のやり方を細かく示す通達を出してからだ。この通達のあと、延べ400人近い教職員を戒告や減給、停職の懲戒処分にした。再雇用を拒否された人は、今回の原告を含めて約40人にのぼる。
 教職員は君が代斉唱の時に、踏み絵を迫られる。立って歌っているかどうかを確認するため、校長だけでなく、都教委の職員が目を光らせる。
 こんな光景が毎年繰り返された結果、残ったのは、ぎすぎすした息苦しい雰囲気である。子どもたちの門出を祝い、新しい子どもたちを迎える場としては、およそふさわしくない。
 あまりに行き過ぎた介入は教育そのものを壊してしまう。今年も卒業式や入学式の季節が近づいているだけに、都教委にはそろそろ目を覚ましてもらいたい。


 目を覚ますべきは貴様だ。

 「ぎすぎすした息苦しい雰囲気」をもたらしたのは、当たり前のことが出来ないバカ教師の方。式典を粛々と進めることを妨害しなければ、君が代を歌っているかどうかを確認する必要など無いのだ。

 左巻きが日の丸・君が代を論ずる際に必ず「思想・心情の自由」を持ち出すが、筋違いも甚だしい。心の中で国旗・国歌にどういう感情を抱こうが自由。しかし、責任ある社会人であるなら、自分の思想に反した行動でも採らねばならないことがある。それでも思想を優先するなら、この場合は転職すれば済む。オノレの思想を優先するあまり学校を混乱させる資格など、誰も持っていないはずだ。



高校授業料無償化法案 (2008 2/8 0:00)

「授業料標準額」を支給、民主が高校無償化案(2/6読売)
 民主党が今国会に提出を予定している高校の授業料無償化法案の骨子が5日、明らかになった。
 高校、高等専門学校などに通う生徒の家庭に、国が示す授業料の標準額の範囲内で授業料を支給するのが柱。また、子供が私立に通う年収500万円以下の家庭には、標準額の2倍を支給する。同標準額は、今年度は全日制で年間11万8800円(毎月9900円)だった。同党は、関連予算は年間で約4324億円と試算している。
 骨子によると、支給対象は、国公私立の高校、高等専門学校、専修学校に通う生徒の家庭などで、全日制は原則3年間。定時制や通信制は4年間まで支給する。事務費を含めて費用は全額、国が負担する。


 「授業料支給の財源はいったいどうするんだ?」「ただの人気取りの風呂敷だろ」「てかなんで授業料免除じゃなくて授業料支給なんだ?」という疑問にきっちり応えられないなら支持できない。逆に言えば、その辺がクリアになれば悪い話ではないと思う。ただ、経済的な問題で高校に行けない家庭を支援するなら、一律に授業料を支給せずとも奨学金の充実で十分だとも思う。返さねばならない、奨学金とは名ばかりの出世払いローンじゃなくて。
 さらに気になるのは、私立校に通う場合には標準額の2倍を支給するという部分。金に困っているのにわざわざ私立を選んだ人間に、なぜ余分に援助せねばならないのか、理解できない。2倍の金をもらってまで私立に行かねばならない理由など、あり得るのだろうか。まぁ、公立にどうしても行けない、というか、行きたくない某民族の方々を民主党は支援したいんだろうが。

 こういう「ウケ狙い」の案を出しても、騙される国民はほとんどいないだろう……と思いたい。


減量メモ (2008 2/8 0:00)

 毎日10km〜14kmくらい走っているが、体重はほとんど変化しなくなってきた。63.5〜65.5を行ったり来たり。ただこの2ヶ月でウエストは2cmほど縮んだ。たるんでた皮が萎んだのか。
 はじめは10km60分のペースだったが、最近は50分くらい。10年くらい続ければ、高橋尚子ペースで走れるようになるんだろうか。



またミス (2008 2/7 0:00)

社保庁ミスで国民また損…4万人から所得税取りすぎ
 年金記録の訂正により、未払いだった年金を受け取った人から、社会保険庁が所得税を本来よりも多く徴収していたことが分かりました。
 年金記録が訂正されると、過去に不足していた分の年金が一括して支払われます。社会保険庁は、1年分ごとに区切って所得税を計算しなければならないのに、まとめて支払った年の所得としていました。その場合、1年分だと少額で課税されないのに、数年分をまとめて計算したために、所得税を本来より多く取られてしまう人が出てしまいました。所得税を払いすぎた人は、過去5年で最大4万人に上る可能性があります。社会保険庁は、「確定申告などの際に税務署が是正すると思っていた」と釈明していますが、国税庁とは具体的に取り決めをしていませんでした。


 やっぱ解体すべきだったんじゃない?
 どうして、こう責任感をまったく意識せずに仕事が出来るもんかね。公務員とかそういう次元の話ではなく、社会人としての常識が全く欠落している。


現役のお花畑 (2008 2/7 0:00)

今、平和を語る:小説家、劇作家 井上ひさしさん(2/4毎日)

 左巻きの思考回路を知る貴重なサンプル。全部引用するには長いので、気になるところをつまみ食いしてみる。読めば読むほど頭が痒くなってくるが、まぁ敵の脳みその中を知ること破損でも無かろうと言うことで。

<聞き手・広岩近広>

 井上 たとえば、ジュネーブ諸条約に基づく「無防備地域宣言」の条例制定運動です。無防備地域の考え方は憲法9条の非武装平和主義にうながされてできました。動く武器、つまり兵隊がいない、固定された軍事基地は封印する、市民に戦う意思がないなどの条件を満たす「無防備地域」であることを宣言した場合、国際条約によって攻撃を禁止しています。こうした平和地域を日本全国のあちこちに誕生させたいのです。
 −−「無防備地域宣言」は有権者の50分の1の署名を集めて自治体に条例の制定を直接請求すればよく、これまでに大阪市など全国で約20の市町村で直接請求が行われました。しかし、すべての議会で否決されています。
 井上 強調したいのは、これは国際条約で、日本政府も2005年3月に批准している。憲法98条の2項には、こう明記されています。「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守(じゅんしゅ)することを必要とする」。だから、国際条約は国民の名誉にかけて守るといった気概を見せて、国際的に認められた特別の平和地域をつくれるように、そのことに理解と共感を示す議員や市長を選んでいきたい。

 −−政府と自治体は一線を画す、ということですか。
 井上 そうです。権力と我々の主権とを分けることが実は大事なのです。戦争を起こす主体は常に政府で、決して国民ではありません。そんな政府に、主権者の国民が絶えず批判を加えていくのが国民主権の基本的枠組みです。ところが国家と国民は一体という幻想があって、国が何かやるとき国民は協力しなければならないんだと考えてしまう。しかし、昨年夏の参院選では、時の政府・為政者と国民は別なのだと示したと思います。「美しい国」はうさん臭いと分かった。

 −−日本らしい国際貢献とは。
 井上 アメリカの尻について、アメリカの加勢をするのが国際貢献ではありません。自分たちが持っている一番得意なもの、つまり日本の場合はソフトで、すでに多くの分野で世界に貢献しています。例えば医学で世界の人たちのお役に立ったらどうでしょうか。
 世界最良の日本の病院で診てもらったらあきらめがつく。ノーベル医学賞は1年おきに日本人がもらう。がんの特効薬を日本が考える。などなどによって、世界中の医師が日本語でカルテを書くようになる。そうするとプーチンさんやブッシュさんから世界の金持ちまでが日本で治してもらいたいと、こぞってやって来る。こうなると自動的に「人質」となる。国際機関だって、みんな日本に集まる。そんな日本を攻撃できない、したらいけない、ということになる。

 こんなヨタ話を、たぶん本人はいっぱしの言論と思っているのだろうが…一言で言えば、痛い。無防備地域は国際条約によって攻撃が禁止されていると言っても、条約が本当に守られる保証がないのが戦争だということを分かっていないし、終戦後なのにソ連は満州や樺太で暴れ回ったことを記憶から消しているし、政府は間接的ではあるが国民の意思によって選ばれているということもよく分かっていない。ましてや、非武装平和主義を訴えながら、結局主張しているのは「医学を盾に人質を取れ」。バカとしか言いようがない。



非常識 (2008 2/6 1:00)

新幹線:男が車掌殴り遅れ 乗客400人乗り換え 高崎(2/5毎日)
 5日午前11時20分ごろ、群馬県の安中榛名−高崎駅間を走行中の長野発東京行き長野新幹線「あさま520号」の車内で、車掌が乗客の男に殴られたと群馬県警鉄道警察隊に通報があった。2人は高崎駅で下車し、車掌はその場で交代、列車は37分遅れで出発した。乗客約400人の大半は9分後の後続「とき320号」に乗り換えた。鉄道警察隊は暴行などの容疑で男から事情を聴いている。
 JR東日本新幹線運行本部などによると、車掌が巡回中、予約されていなかったグリーン車の席に男が座っているのを見つけ、チケットの提示を求めた。すると男は土産物やサンドイッチを投げつけ、さらに車掌のあごを殴るなどしたという。けがの程度は軽いという。グリーン車内には十数人の乗客がいた。【鈴木敦子】
      ◇
 JR東日本によると、06年度に起きた同社乗務員への乗客の暴行は70件。07年度上半期(4〜9月)も35件に達している。


<長野新幹線暴行>「旅館経営の80歳」を逮捕(2/5毎日)
 長野新幹線「あさま520号」内で5日起きた暴行事件で、群馬県警高崎署は同日夜、車掌(44)を殴ったとして乗客の男を暴行容疑で逮捕した。調べに対し、男は東京都台東区在住で、旅館を経営する80歳だと話しているという。【鈴木敦子】

 渡辺淳一?と思った人は多かろう。

堅すぎる車掌さん(渡辺淳一オフィシャルブログ | 2005年11月22日)
 先日、北九州市に講演に行った帰り。一旦、小倉から福岡に戻り、そこから飛行機で東京に帰るつもりで新幹線に乗ったのだけど。
 自由席の切符で乗っていたら、たまたま車掌さんが来て、「ここは指定席だから、自由席に移ってください」とのこと。
 「でも、わずか十数分のあいだだから、それくらい見逃してくれてもいいじゃないか」といったけど、「駄目だ」とのこと。
 「それじゃあ」と立上ったら、隣りはグリーン席。そちらのほうがはるかに楽、と思って乗っていたら、先程の車掌がまた来て、「ここはグリーン車」ですと。

 
そんなことはわかっているけど、

いまさら自由席に行くのは面倒くさい。
それに広い車輌に乗っているのは二人だけで、あとはガラ空き。
 「もう直ぐ着くから、ここにいても、いいじゃないか」といっても、「駄目だ」の一点張り。
 そこで、「君きみ、これくらいは大目に見るものだよ、本当に融通がきかないね」と説教して立上り、デッキに出たら、途端に福岡に到着。
 この車掌さん、職務に忠実といったらそのとおりだが、過ぎたるはおよばざるがごとし。もう少し時と場所を考えて、自在にやって欲しいものですね。
JR西日本さん。


 割れ窓理論じゃないが、ひとつ融通を利かせてしまうことで、そこから綻びが出て収拾がつかなくなるというのはよくある話。それくらいの想像力もないくせに、作家というのだから笑ってしまう。まぁその程度だから底の浅いエロ話しか書けんのだろうが。

 あと、朝日の投稿で有名な物も。

サービス三流懲りた新幹線(2002年4月7日 朝日新聞名古屋版)
 主婦 佐藤安子 (岐阜県 59歳)

 3月下旬、2泊3日の東京巡りをして、たくさんの楽しい思い出を胸に、東京発「ひかり」に飛び乗りました。空席が多かったので荷物を右の座席に置いて腰を下ろしました。その時、車掌さんがけんさつに来ました。私の切符を見て、4千円余りを支払って下さいとの事でした。グリーン車でした。財布の中は2千円少々しか入っていませんでした。自由席を3両歩きましたが、全部満席。疲れが出て、それ以上空席を探す気になれません。出入り口のドア近くにバッグを置いて腰掛け、足は対面の壁にくっつけて疲れを癒しながら考えました。切符は、金券ショップの格安店3点を回って買った9300円のものです。車掌さんは横を通っても声をかけるでもなく、むなしい1時間50分でした。180円の切符を買っても「ありがとうございます」という言葉をかけてくれる私鉄の駅員さんがいるかと思えば、JRは1万円近い切符でも空席の案内もありません。二度とJR新幹線は利用したくありません。サービスは三流です。


 冒頭の話に戻ると、80歳だから判断力がアレという可能性もあるかなぁ、と。「自称旅館経営」というのもよく分からないし。
 一般論にすり替えると、「客は神様だ」とデカい顔をする「お客様」はかつてより多くなっているように思う。客と店員(とか社員とか駅員とか…)である以前に人間と人間だという、当たり前のことが分かっていない。ここにも道徳の劣化を感じてしまう。



状況改善・真相究明の可能性低し (2008 2/5 0:00)

 今日も毒餃子の話。まぁ、よほどのことがなければ、たぶんこれが最後になると思うけど。

 包装の「穴」がメディアによって喧伝され、もはや一人歩きを始めた感がある。穴が空いていない製品からも中毒患者が出ているという話はもはやメディアからは聞かれず、穴がいつ開けられたかとか、あまつさえ日本国内の犯行の可能性まで示唆される始末。穴無し製品からも毒が出ていると言うことは、つまり穴は今回の事件とは関係ないということなのだが、穴は現在本件の主役の位置に立っている。

 はじめに「たぶんこれが最後」と書いたのは、もはや真相究明は為されないんだろうな、という落胆の気持ちから。
 いや、「故意に毒物を混入した中国人が捕まりました」という話にはなるんだろうけど、そいつは中共がでっちあげたニセ犯人かもしれないし、仮に真犯人が捕まったとしても、中国の食品の安全性が担保されることとは全くの別問題。
 中国食品の問題は中国国内の様々な問題(格差問題や農薬の過剰使用、環境問題等々)と密接に絡んでいる以上、中共の取り組みが改善する以外に状況の改善はあり得ない。さらに言えば、中国が今の政治体制・経済体制をしいている以上、中国製品の安全性は決して担保できない。
 この場合日本が出来ることは、中国製品をことごとく検査して危険な物は水際で食い止めること。しかしながら、全ての製品を検査することなど不可能なため、現実的には中国製品の一時ストップが必要となる。しかし、現政権ではそれすら為される可能性はミジンコ並み。ましてや、せめて消費者が選択できるように加工品の原産地表示を徹底すべきなのだが、そのような対策も行われるかどうか。そもそも、今回の件で対策本部すら設置されていないわけで、政府の反応の鈍さ、国民の安全に対する意識の低さはどうしようもない。

 食べることは生きることに直結する。大袈裟に言えば、今回の件は、日本人の生きる権利を侵害するような出来事。「病気になる可能性がある」という理由で禁輸したBSE問題に比べると、実際に被害者が出たのにまともな対応をしない今回の件との違いはいったい何なのか。現政権がバカすぎるのか、今回の相手が中国だからか、その両方からか。

 国民の安全とか命とかよりも、中国との付き合いの方が大事。メディアや政府の動きを見ていると、そうとしか見えない。食い物の問題ですらまともに対応できないなら、そりゃ拉致だとか国防でまともな動きがとれるわけないわな。



職を全うできぬならその職を辞めよ (2008 2/4 0:00)

写真速報 : トレーナー着用問題〜根津公子さんに都教委が事情聴取(レイバーネット)
 2月1日、東京都教育委員会は「OBJECTION HINOMARU KIMIGAYO」のロゴが入ったトレーナーを、昨年秋に着ていたことを理由に、根津公子さん(都立南大沢学園養護学校教員)を事情聴取した。約50人の支援者が駆けつけ処分前提の事情聴取に抗議した。「君が代解雇につながる処分を許すな」「私たちは歌いたい歌を歌い、着たい服を着る。それは当たり前のこと」と支援者は訴えた。根津さんは今回「職務命令違反」で処分が出されると、卒業式を待たずに解雇される可能性も出てきた。「処分を出すな」の声を広げ、強めよう! (佐々木)

 こういうアホなことを言う教師はもう既に少数派で影響力は殆ど無い…そう思いたいものだが。

 「歌いたい歌を歌い、着たい服を着る」という我が儘が許される職場なんて、そんなに存在しないだろう。衛生管理を徹底すべき食品工場で汚れたジーンズを履くことは許されないし、営業の外回りで山下清みたいな格好したらすぐにクビだろう。職務命令を遂行できないバカがその職にしがみつこうとする姿は、醜く愚かしい。
 だいたい、自分の果たさねばならぬ義務を理解できない人間が、子供に教育など出来るはずがない。子供に自由を教える際には、同時に義務と責任を教えなければならない。それを教えずに自由だけを許せば、それこそ無責任極まりない態度である。

 確かに子供をのびのびと育むことは理想ではあるが、社会人として生きるための責任感や一般常識を身につけさせるためには、教育はどうしても「調教」の側面を持たねばならない。子供の自由を最大限に尊重すれば、それは子供の我が儘を許す結果しかもたらさず、学校が教育の場としての役目を果たせなくなるだけだ。それはつまり、子供が社会的素養を身につける機会を奪うことでもあり、結局は子供を不幸にすることになる。「子供のため」と言いながら子供に対する強制力を否定するのは、むしろ子供のためにならないのだ。

 記事の根津さん(左巻きの動向に関心がある人にとっては有名すぎるほど有名な人である)は、教職には向いていない。諦めて別の仕事を探すがよかろう。


 そういえば、教員絡みで、この話題も一応。

教研全体集会の開催断念=日教組、ホテル側拒否で−東京(2/1時事)
 東京都内で2日から開かれる日教組の教育研究全国集会(教研集会)をめぐり、全体集会の会場に決まっていたグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が契約を解除し、裁判所の決定に従わず使用を拒否している問題で、日教組は1日、緊急の中央執行委員会を開き、全体集会の開催断念を決定した。
 57回の教研集会史上、初日の全体集会が開催されないのは初めて。都内各会場で予定されている分科会は予定通り行う。約3000人の参加予定者には、各支部を通じて中止を伝えたという。
 記者会見した森越康雄委員長は「司法判断を無視し、集会・結社の自由を脅かす商業人としてのモラルを問われる行為だ」とホテル側の対応を批判。今後、損害賠償請求を含めた法的措置を検討する考えを明らかにした。


 他の客に対して責任が持てないから日教組の集会はお断り…こう考えたホテル側の気持ちはよく分かるし、日教組の思想には私は全く共感できない。しかし、契約の一方的な破棄はやはり問題で、違約金の支払いが当然であり正当化できるわけではない(逆に言えば、違約金を払えば済む話、でもある)。
 あくまで使用契約に関する問題であり、この件で「集会の自由」を云々するのは筋違い。別にホテル側は、別の場所で日教組が集会を行うことすら妨害しているわけではない。また、ホテルの行動を称賛するのも筋違いで、その行動は理解できるが正当化できる物ではない。日教組はホテルを使う資格無し、というのは暴論で、それこそ「集会・結社の自由」の問題に抵触してしまう。
 批判すべきは、迷惑極まりない街宣右翼。そして、その右翼の妨害活動が功を奏してしまったという事実だ。これはホテルの責任と言うよりは、取り締まる側の責任だが。



ドアラ本 (2008 2/3 1:00)

 一部に熱狂的なファンが存在する中日ドラゴンズのマスコット、ドアラが本を出した。



 マスコットが本を出すって、今までにあったかい?
 ちなみに、初版7000部だが、結構売れているらしい。さすがドアラ。



穴? (2008 2/2 1:00)

中国製ギョーザ:パッケージに穴…兵庫の中毒(2/1毎日)
 兵庫県高砂市で1月、中国製冷凍ギョーザを食べた親子3人が中毒になった事件で、ギョーザのパッケージに小さな穴があいていたことが兵庫県警の調べで分かった。捜査当局は人為的に穴があけられ有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が注入された可能性があるとみて、殺人未遂容疑も視野に捜査を始めた。県警は、中国での製造段階か国内の流通過程であけられたのかは不明としている。
 調べでは、穴が見つかったのは「中華deごちそう ひとくち餃子20個入り(260グラム)」。県警科学捜査研究所がパッケージを詳しく調べたところ、袋の側面に縦1ミリ、横3ミリの針状のもので突き刺したような跡があった。穴はトレーにも達していた。パッケージ内と被害者の胃の洗浄液からは既にメタミドホスが検出されている。
 県警はパッケージ内にメタミドホスが混入した経緯を捜査している。


 詳しく調べないと横3mmの穴に気付かないのか?初動の段階で気付かなかったのか?日本の警察はよほど無能なのな(棒読み)。

 で、この「穴が空いてました」ニュースが中国に伝わり、中国で「日本人の仕業だろ」という反応が出ているらしいのだが、それも毎日が伝えている。マッチポンプにしか見えないのだが。

中国製ギョーザ:「穴」報道で日本中傷 中国のネット上で(2/1毎日)
 【北京・堀信一郎】兵庫県でギョーザ包装紙に穴が開き、「メタミドホス」が注入された可能性があると日本で報じられたことについて、中国のネット社会では1日夕から「悪意のある日本人の犯行」など日本批判の書き込みが始まった。情報閉鎖社会の中国では、書き込みが「世論」となって独り歩きすることもある。中国のネット上で再び「反日」が広まる恐れもある。
 若者に人気のポータルサイト「QQ」では「日本の警察が袋に穴が開いていたと発表」と日本のニュースが紹介された後、日本人を非難する書き込みが相次いだ。
 ポータルサイト「捜狐(SOHU)」には、包装紙に穴が開いていたというニュースが昼過ぎに掲載された。すぐに「このニュースを載せ続けてほしい」という書き込みがあり、関心の高さを示した。「日本のマスコミが謝罪するかどうかを観察しよう」という書き込みもあった。
 一方で「推測だけで話しても仕方ない。真相がはっきりしてから討論すべきだ」と過激な意見を戒める書き込みもあった。


 そもそも、この「穴」報道だが、それが毒物混入のための穴なのかどうか疑わしい。というか、穴が本当に空いていたかどうかも、私は疑っている。

未調理のギョーザから薬物検出=皮と中身の両方から−千葉県警(2/1時事)
 中国製冷凍ギョーザの薬物中毒事件で、千葉県警捜査1課は1日、千葉市稲毛区の女性(36)が昨年末に「ちばコープ花見川店」(同市花見川区)で買ったギョーザ(40個入り)で、調理せずに冷凍したまま保管されていた3個のうち1個から有機リン系薬物「メタミドホス」が検出されたと発表した。
 中身と接していないギョーザの皮の「耳」の部分と、皮と接していない中身の部分をそれぞれ同量(約0.3グラム)ずつ調べた結果、両方からメタミドホスが検出された。中身は混合物のため、どの具材に付着していたかは特定できないという。薬物の濃度や残りのギョーザについては引き続き鑑定を進めるとしている。
 
 千葉の方の話ではあるが、中身のタネにもメタミドホスが検出されている。穴を開けて混入、とは考えにくいのではないか。


 まさか、「日本人の誰かが穴を開けた」というシナリオで事態の終結を目指しているのではあるまいな?出荷された時期も搬入された港も違う商品それぞれで同じ毒物が出ているのだから、日本での毒物混入はかなり無理筋なのだが、中国の調査団がわざわざ日本に来ることも併せ(参考:冷凍ギョーザ問題、中国調査団受け入れへ…高村外相(2/1読売))、ちょっと穿った見方をしてしまう。



テロ餃子とアホ社保庁 (2008 2/1 0:00)

 毒餃子の話。
 「有機リン系のメタミドホス」と聞いたとき、「有機リン系」という言葉に聞き覚えがあってちょっと調べたら、あのサリンが有機リン系と分かって納得。視野狭窄などの症状も確かに似ている。

 有機リン系は水や熱に弱いらしく、加熱調理を経る餃子において児童を意識不明にさせるだけの量が残っているとしたら、それは残留農薬というレベルではないとのこと(冷凍前にも加熱されるし、何より食べる直前にも加熱される)。過失であれば、工場の害虫処理に薬を使って、まともに洗浄しないまま機械を稼働させたか、或いは故意に薬剤を餃子にまぶした可能性すらあるということになる。毒餃子と呼ぶのも生やさしく、テロ餃子とでも呼ぶべき代物である。

 昨日も書いたが、中国産の食材を使わないことが不可能であるならば、せめて加工食品でも原産地表示をしっかりとしてほしい。「冷凍食品を食べる方が悪い」と言える金も暇もたっぷりあるような人は勝手にイイもん食ってればいいが、冷凍食品の存在をありがたく思っている人間も数多くいるわけで。


 ところで、餃子とは別に中国絡みで話題になっている話。

年金記録転記で大量ミス、中国人アルバイトが誤記(1/30読売)
 社会保険庁のコンピューターに未入力の「旧台帳」と呼ばれる年金記録計1466万件の入力作業で、社保庁が昨年12月、人材派遣会社から派遣された中国人のアルバイト約60人を採用し、氏名を書き写す作業で大量のミスが発生していたことが30日、わかった。
 社保庁は、中国人アルバイトが担当した部分をすべてやり直したが、管理体制などが問われそうだ。
 同日に開かれた民主党の厚生労働・総務部門合同会議で社保庁が説明した。
 旧台帳はマイクロフィルムで保管され、コンピューター入力するため、フィルムの文字を読み取り、記録用紙に転記する必要がある。この転記の作業は、現在約1600人の派遣アルバイトが行っている。
 中国人アルバイトらは、先月10日から約9日間作業を行ったが、日本人の姓と名を区別できなかったり、旧字体やひらがなを正確に読み取れず、大量のミスにつながったという。ミスに気付いた社保庁は派遣受け入れを打ち切ったが、すでに約25万件の転記が終わっており、すべてやり直した。
 社保庁によると、人材派遣会社からは、中国人アルバイトについて「日本語を話せるし、漢字も書ける」と説明を受けていたという。社保庁は中国人アルバイトの派遣にかかった費用は支払わない方向で検討している。


 まぁこれは中国よりも社保庁の方がバカで極悪。
 まず、国民の情報を扱う仕事に外国人を起用するというバカさ加減。そして、採用の責任は社保庁側にも大いにあるというのに、その責任を棚上げしてアルバイトの派遣にかかった費用を支払わないという極悪ぶり。