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 (7/31 1:00)

 比例区で拙者が投票した衛藤晟一氏の当選が、とても嬉しい。


選挙終えて2 (7/31 1:00)
 小泉退陣後に明らかになった、小泉政治への批判→自民党の議席減
 マスコミあげての民主党応援キャンペーン→批判票が野党に分散せず民主へ流れる

 民主党が勝ったのはメディアの影響大だろうが、自民が負けたのはメディアのみのせいではない、という見方に大いに頷くものである。実質的な増税、年金に絡んだグダグダ、ホワイトカラー・エグゼンプションが俎上に登ったり、靖国や慰安婦絡みでヘタレな態度を見せたり、安倍政権に問題なしとは言えない…ということは何度も書いてきた。もう失うものはないのだから、自身が総理になるまでに述べてきた信念を実行に移せばよい。

 参院選の結果で退陣という「筋違い」なことをする必要はないが、日本のための政治は何なのか、自分に期待されていることは何なのかを冷静に把握してもらわねば、早晩「辞職」の憂き目を見ることになるだろう。今こそ、あるべき姿に帰るべき好機だ。
 ついでに民主党も、政権を握るだけの能力と責任感と愛国心があるのか、きちんと示せなければ、またいずれ落ちぶれるだろう。風に乗っただけであれば、風がやめば墜落するのみである。とりあえず、自治労の相原久美子の当選について説明してもらおうか。 



選挙終わってグダグダ雑記 (7/30 1:00)

 自民党には批判的であっても、民主党に入れるという選択肢はあり得なかった私にとって、予想の範囲内とはいえ、選挙結果には落胆と少々の腹立ちを感じた。
 しかし、選挙結果はそのまま受け入れねばなるまい。自民は今回の敗北をバネに政策を練り直して欲しいし、民主は国政に与る責任感を痛感しつつ日本のために働く意識を高めて欲しいと思う。参院で過半数なのだから、今までのように「バカの戯れ言」と放置するわけにもいかなくなるから、問題あればどんどん批判させていただく。
 選挙結果は受け入れるが、マスコミの報道の仕方は受け入れるつもりはない。今回の選挙戦でのマスコミの姿勢には、執念深く怒りを保っていこうと思っている。

 選挙結果を受けて「日本人はバカだ」「恥を知れ」といった意見を目にした。その気持ちは分からないでもないが、見ていて気分のいいものではない。そのような言動は敵を増やすだけであり、仮に何か意見を主張し賛同する人間を増やそうと考えているのであれば、支持される可能性を自ら摘み取っているだけだ。結果的に己の所属する党の足を引っ張りまくった舛添と、何ら変わりない。

 実際問題、国民がどうこうというよりは、私としてはやっぱりメディアの姿勢が問題であったと思う。投票行動のための情報をマスコミがきっちり伝えなければ、私たちは必要な情報を手に入れることが困難になってしまう。マスコミの報道により公平性を持ち込む方法、或いはマスコミがスットコ報道をしたとしてもきちんと情報を伝えられるような環境整備など、考えていく必要があろう。ホムペ持ちとして何ができたか、という反省は私もせねばなるまい。

 喜ばしいのは、青木幹雄参院議員会長が会長を辞めることと、片山さんが落選したことか。公明が議席を減らしたのも喜ばしい(自民を捨てて民主に擦り寄ったりして)。中川秀直さんも責任とって消えてくれれば、なお嬉しい。一方、北朝鮮・従軍慰安婦大好き岡崎トミ子や自治労出身の相原久美子などが当選したのは遺憾なり。

 さて、安倍さんはどう動くのだろうか。参院選の結果を以て衆議院を解散、などという馬鹿なことはしないと思うが…。郵政選挙でかなり水増しされているのだから、解散すれば自民は必ず議席を減らす。左巻きと保守系で自民も民主も分裂して、新しい政党で選挙を行う、ってのであれば衆議院解散も歓迎するけど。



グダグダ雑記 (7/29 1:00)

 6年もの長きにわたって国政に与る人間を選ぶ選挙。しかし、教育や憲法や外交、安全保障のような長期的視野に立った政策については殆ど議論されず、しょうもないスキャンダルによるイメージ報道ばかりが為され、馬鹿馬鹿しいとしか言いようがない選挙戦となってしまった。あまつさえ、詐欺行為を推奨する民主党候補まで現れる始末。
 最も責任大なのは、マスコミ。しかし、そういったジャンクなネタを喜んで受け入れる私たちの側に問題なしとはしない。マスコミのアホな情報操作に惑わされる者が殆どいなければ、アホ報道は自然と消えてゆくものであるはずだ。とはいえ、今回のマスコミの報道のあり方は、酷すぎだ。

 社保庁批判のために民主党に投票すると、自治労出身者が当選するという罠については、ついぞ報道するメディアにお目にかかれなかった。民主党のマニフェストについても、きちんと問題点を説明するメディアはなかったように思う。民主党は「国民の側に立った党」、自民党は「強者のための党」とメディアは報ずるが、民主党がマニフェスト通りに政策を実行すれば、ますます弱者は踏み潰される。小沢一郎がかつてアメリカの構造改革の要求に嬉々として応えたことについて、マスコミは忘却したフリをしている。自民党の方のアラはよく探してくるもんだが。

 なんだか、マスコミによって選挙結果が作られるような感じがして、不愉快極まりない。マスコミの予想を覆すような結果が出ることを密かに期待してはいるのだが、多かれ少なかれ、民主党の大勝利という絵に変わりは無かろう。
 小泉時代から、組織の弱体化、公明頼みの構図は言われていたわけで、メディアを利用できない状況に陥れば、今回のようになるのは宿命だったとも言える。かといって、組織頼みの過去の自民党に戻るのもアレではあるが。

 メディアを選挙行動の指針にしたいのだが、自らネットを探索して調べなければ、知りたい情報は何一つ手に入れられない。百害あって一利無しのマスコミへの憎しみは募る。



水増し (7/27 1:00)

<水増し合格>静岡の私立高、志望しない大学受験も実績に(7/26毎日)
 静岡県藤枝市の私立藤枝明誠高校(塙博校長、生徒数939人)が02年春から、受験料を肩代わりして成績の優秀な生徒に志望していない私立大学を受験させ、合格実績に含めて公表していたことが分かった。今春は卒業生のうち37人が受験料を自分で負担せずに受験し、中には立教大や明治大など一人で35学部・学科を受けた生徒もいた。同校は「受験データ蓄積のため」として、「水増し」の意図は否定している。
 同校によると、卒業生の寄付金をもとに作った基金から受験料を出し、年間数人〜40人が受験。主に、大学入試センター試験の結果だけで合否判定する大学を受験したという。塙校長は「データ蓄積の目的は達したので、早ければ来春の入試からやめたい」としている。同高は83年開校。03年からは中高一貫教育をしている。


 出発点は、これだった。

合格「73人分」実は1人…大阪学芸高が秀才頼みで実績水増し(7/21サンスポ)
 大阪市住吉区の私立大阪学芸高校の1人の男子生徒が昨春、学校から「関関同立」と呼ばれる関西の有名私立4大学を受験するよう頼まれ、延べ計73学部・学科すべてに合格していたことが20日、分かった。高校は受験料約140万円を負担、生徒に5万円と腕時計を贈っていた。
 大学入試センター試験の結果だけで合否が決まる制度を使って、大量に出願していた。同校は4大学の合格者を「144人」と公表していたが、半数以上がこの生徒1人の実績で、合格者の実数は33人だった。
 同校は平成15年春の受験から「進学奨学金」制度を設け、1学年約600人のうち成績優秀な20人前後の生徒に対し、関西、関西学院、同志社、立命館の「関関同立」など計8私立大の受験料を負担している。
 同校によると、男子生徒は公立大の理系が第1志望だったが、「関関同立」の5学部・学科で一般入試の受験を希望。担任教諭は昨年1月、ほかの学部・学科の受験を持ちかけ、了解を得て文系を含む計68学部・学科に出願、実際に73回受験したワケではないが、センター試験の結果による選考だけで73学部・学科を完全制覇した。生徒は公立大に進学した。
(前半抜粋)

 私立のセンター方式を利用して、合格者数を増やしていたというもの。私立大の中には、センター試験の結果のみを合否判定に用い、二次試験を受けなくても良い試験制度を用意しているところがある。受験生も、受験する必要がないので、気軽に受けられる。ただ試験の手軽さゆえ、大抵は二次試験よりも偏差値が上がる。ということは、関関同立のセンター型で受かりまくった件の生徒はなかなかの学力。実際には市大に行ったようだが、阪大を受けても違和感ない力があったと思う。

 しかし、何でこんな話が今さら叩かれているのか……確かに、一人で73個合格はインパクトあるのだが、叩けば叩くほど、あらゆるところから埃が舞ってくると思われる。
 大手予備校でも、模試を受けただけとか夏期講習を受けただけで合格者実績にカウントされるなんて、よく聞く話。学校法人じゃない某予備校の場合は、センターの得点から志望校の合格確率を判定するセンターリサーチにデータを送っただけでも、合格実績にカウントされるという話も。まぁ噂として聞くだけで実情はどうか分からんが(と逃げておこう)。



バカ (7/26 13:00)

 高知の共産党関連の機関紙にあった記事。

民主党・さくらパパ 年金履歴の虚偽申請を「奨励」(高知民報)
 参議院全国比例区選挙に民主党公認で立候補している「さくらパパ」こと横峰良郎氏が、年金納付履歴の確認時に虚偽の申請を奨励する発言を行いました。
 この発言は7月21日夜、高知市九反田の中央公民館で開かれた同党の武内則男・高知選挙区候補との合同個人演説会で飛び出したもので、「年金なんかみんな言えばいいんですよ。みんな65歳以上の人が言って、はい私納めてましたと、納めてなくても言ってもいいと思います。言ってもいい」と述べました。
 民主党は参院選にあたって「消えた年金」を解決するために「調査の上でなお納付記録が確認できない場合でも、一方的に立証責任を被保険者・受給者に押しつけずに、申し出を前提に尊重する」(民主党年金第一次緊急補償策)という政策を掲げています。
 横峰氏はこの他に、「無駄遣いをやめる。高知の予算もいらない、これだけ何でもそろっているのだから、何も作らなくてよい。それを年金や児童手当にばらまきましょうや」などと述べました。


 自民党候補が同内容を喋った場合のマスコミの騒ぎ方を想像してみる。


サッカー (7/26 1:00)

 久々にサッカーを見る時間的余裕が持てたのだが、サウジアラビアに負けた>サッカー・アジア杯。
 シュートを全く打たないというのも勿論気になったが、1対1で悉く負ける、ファウルでもないのにすぐ転ぶ、そういったフィジカルの弱さが特に気になった。羽生はスピードはある選手だとは思うが、ちょいと転びすぎだろう。高校野球だと結構ゴツい兄ちゃんを見るのだが、高校サッカーだと細い子ばかり。ガタイがいい子は、サッカーじゃなく野球の方に行っちゃうのが日本の現状ということなんだろうか。当然、競技内容が違うのだから求められる体型も違うのが当然だが、それを差し引いても転びすぎが目に付いた。
 オシムがどうこうという問題ではないとは思うのだが、今回の敗戦でオシム信者が大人しくなったら…という期待はある。「いやこの敗戦も、弱点を理解させるための物で、すべて計算のうち」、とでも言うのかな。

 10年、20年のスパンで見るべきだから、落胆はしない。裾野から広げていくのが大事な時期だと再認識できたんで、地元のJFLチームを応援する気持ちをもう一度奮い立たせた感じです。忙しくて、なかなか試合を見に行けないけど。



夢想 (7/25 16:00)

 自民が大負けして、責任論噴出で自民党分裂、左寄りが自民を出奔、安倍内閣退陣+総選挙、公明党が「もう利用価値はなくなった!」と民主党に寝返り、民主党は民主党で「創価と一緒にやれるか!」とまともな議員が出奔し、自民に残った人たちと合流、そこが総選挙で第一党となってまともな保守政治開始。寝返った公明党はババ引いて自爆。民主の残りカスは第2社会党として万年野党。

 という夢物語を夢想してみた。


2匹目のどぜう (7/25 16:00)

ビリーより“鬼”超ハードトレ上陸! (スポニチ)
 大ヒットしたダイエットDVD「ビリーズブートキャンプ」に続き、米海軍の訓練教官ハーベイ・ウォルデン4世氏(40)によるDVD「ハーベイズブートキャンプ」が日本初上陸する。“鬼軍曹”のトレーニングは、これまでにないハードな内容だ。
 「オレに110%の力を見せてみろ。質問は受け付けん。部屋の中でのんびりしてないだろうな?ゴロ寝してたら許さんぞ!」。ムキムキボディーの“鬼軍曹”が、人さし指を突きつけて吠えまくる。
(一部抜粋)

 お金をかけずとも、過剰な制限などせずに野菜多めの食事でカロリーを調整し、毎日1時間以上歩いていれば、少しずつ体重は減っていく。ビリーよりもこっちの方が値段が良心的だが、痩せるために金を出す気にはなれない。
 しかし、ハートマン軍曹が直々にご出演されるというなら話は別。万難を排してご購入し申し上げる所存。勿論あり得ない話だろうが。


仕事 (7/25 16:00)

 明日明後日辺りから来週末くらいまで更新頻度がガクンと落ちますので、ご了承下さい。



グダグダと雑記 (7/24 1:00)

 朝日を筆頭として、メディアの「安倍政権叩き」「自民党叩き」が凄まじい。もちろん、自民党政権の全てを肯定するつもりも、安倍政権の全てを評価するつもりは、私にはない。むしろ、批判の気持ちの方がかなり強いのだが、それでも、「赤城さんの絆創膏」や「麻生さんのキチガイ水発言」まで火種にしようとする姿は、やはり浅ましい。

 その効果があってか、新聞各社の世論調査によると、自民の大敗がという結果が予想されるそうな。

 で、私思うに、案外自民党は踏ん張るんじゃないかと思えてきた。「自民党を積極的に応援するつもりはないけど、かといって民主党が圧勝したら困るなぁ」という人は、新聞の調査結果を見て、自民党へ入れることになるんじゃないか、と。
 選挙直前に、朝日が「自民復活」という内容の調査結果を出してきたら、そのエゲツなさにちょいと笑ってしまいそうだが。

 しかし、麻生さんの発言(「アルツハイマーでも分かる」の方)、不適切は不適切だとは思うが、マスコミが叩くほどの物かなぁ、という気もした。うちの祖母もアルツハイマーだったが、私だけでなく、母も麻生発言に対して何とも思わなかった。というか、アルツハイマーの人には、米の値段の違いすら分からない、と思った。
 差別意識を持っているからこそ、「差別発言だ!」って噛みつくんじゃ無かろうか。

 いちばん気になるのは、中川(酒)じゃなくて、中川(キチガイ水)と表記すべきかどうかということだったりする。



いろんな人が出ています (7/23 1:00)

 民主党の比例から立候補している人なんだが…。

プロフィール | あいはら くみこ
1986年 札幌市非常勤職員(国民年金員)
1995年 自治労札幌市役所職員組合特別執行委員(非常勤評専任)
1998年 自治労北海道本部執行委員
2001年 自治労北海道本部副執行委員長
2003年 9月から現在まで 自治労中央執行委員(組織局次長)


 「年金問題で自民党はしっかり取り組んでいない!民主党に入れるぞ!」とか言って民主に入れると、自治労の出身者が当選してしまうというお話。


めんどくさい (7/23 1:00)

 公選法、鬱陶しい。


技術提供はやめましょうよ (7/23 1:00)

輸入品 安全確保、情報収集を強化…政府緊急会議(7/21毎日)
 政府は20日、輸入品を扱う民間団体と関係省庁による「輸入品の安全確保に関する緊急官民合同会議」を開き、情報収集を強化していくことを確認した。中国製品を中心に輸入品の安全性に不安が高まっていることを受けた措置で、輸入業者向けの説明会を開催するなど、安全確保の徹底を呼びかけていく。
 会議には、食品、医薬、流通業界などから計91団体が出席した。米国などで中国製の練り歯磨きや玩具から禁止薬物や有害物質が相次いで見つかっており、政府は大使館や外交ルートを通じた情報交換などで中国との連携も強化していく。
 これに関連して塩崎恭久官房長官は同日、東京都内で行った参院選の応援演説で「日本では根拠の法律がないから誰もペットフードの安全性について検査をしない。法改正の可能性を研究したい」と述べ、ペットフードの安全性を確保する法規制を検討する考えを示した。【三沢耕平】


 中国の毒野菜や毒ウナギなどが入ってくるのを止めるべく、情報収集の強化、安全確保の徹底の呼びかけを行うことになったそうな。中国に媚びることなく、危険な物は水際で止めるようため政府も頑張っている……と思いきや、日経ではこういう書き方。

中国製品、安全確保へ技術支援・政府検討(7/21日経)
 政府は輸入品の安全確保に向けた総合対策に乗り出す。中国からの輸入品に危険な物質や成分が含まれているケースが相次いでいるのに対応、安全性の改善に向けた対中技術支援などの枠組み作りを検討する。輸入食品への検査命令発動も視野に入れている。ただ中国からの輸入額は国内総生産(GDP)の2%強にまで増えており、日本の経済や生活に根付いている。対策が奏功するには時間がかかりそうだ。
 政府と関係業界団体は20日、首相官邸で「輸入品の安全確保に関する緊急官民合同会議」を開き安全確保策を協議した。対策は(1)中国などとの情報交換・連携(2)予防措置(3)問題発生後の措置――が軸になる。
 外国政府との連携では、中国政府との実務者協議を開催。予防措置としては情報提供の強化に加え、安全確保に関する技術面での支援を検討している。問題のある製品に関し日中共同で生産、流通、輸出などの現場を調査。原因を突き止め改善に必要な技術などを中国側に提供する仕組み。

 気になるのは、「対中技術支援」とか「原因を突き止め改善に必要な技術などを中国に提供する」とか。中国に技術を提供しても絶対に中国に感謝されることはない、むしろその技術を「中国オリジナル」と言い張る姿が目に浮かぶ。技術の転売も行われるだろう。そのくせ、問題が発生すれば、日本に賠償を求めてくるのだろう。「中国と協力」というのは夢物語であり、中国人以上の詐術と非人間性の持ち主でなければ、とても太刀打ちできない。

 安倍さんって、中国に技術をタダでくれてやるような、そんな信条の持ち主だったっけ?



まずは自分の人間性を顧みよう (7/20 1:00)

「首相はバカだから成蹊大」真紀子暴言にOB反撃(7/19ZAKZAK)
 問題発言は17日、新潟県内の講演会で飛び出した。東大時代に首相の家庭教師を務めた自民党衆院議員から聞いた話として、「(首相は)本当に勉強嫌いで頭が悪かったそうだ。彼は『あれだけ教えれば、どんなにバカでも慶応くらいは入れたはず』といまだに悔やんでいる」とブチ上げた。
 自民党議員の話を引用した形とはいえ、裏を返せば、安倍首相はバカだから慶応に入れず、慶応より「下」の成蹊に入学したと言っているに等しい。成蹊出身者にとって、聞き捨てならない発言なのだ。
 成蹊OBで米国政治に詳しい民間シンクタンク幹部は「成蹊は東京で知られている大学だから、新潟の真紀子さんは成蹊を知らなかったんですかねえ。でも、東京で育ったらしいし…。その割には成蹊を知らないんですかねえ」と嫌みたっぷり。
(一部抜粋)

 自分の親の学歴を忘れたのかね?お父ちゃんが草葉の陰で泣いてるぞ。日本中の中卒、高卒の人を敵に回したように思う。

 高卒か大卒かというのは知識量に差があるようには思うが、人間性に大きな差があるとは思えない。まして同じ大卒であるなら、(大学出たてのまだ知識が残っている年代ならまだしも)どの大学を出たかによって、人間性のみならず、能力にもそれほど大きな差が出るとは思えない。東大出身でも実刑判決を喰らう村上さんみたいな人もいるし、知識すら問題有りの東大出身タレントもいる。東大出身でも小学生並みのオツムを持つ某党党首というのもいる。

 仮に学歴至上主義が正しいとしても……そうなると、早大商学部出身の真紀子が偉そうなこと言うな、という話になる。いずれにしても、真紀子の人格は下の下ということで。



徒然に思ったことを (7/19 2:00)

 政治絡みのニュースに関して、どうしても脱力を誘うものばかり目に付いてしまう。昨日ここで書いた、丸川珠代の話もそうだし、赤城さんの話もそう。いや、赤城さんは赤城さんで、農業政策に関しては頑張っているようには思うのだが、やっぱり目に付くのは「絆創膏」の話だったりする。
 筋論で言えば、アホな話題にばかり飛びつくマスコミの姿勢に問題有りなのだろうが、マスコミってのはそういうモンだ、とも言えるわけで。マスコミは政権にダメージを与えようと、鵜の目鷹の目で狙っている。問題ではないことまで問題にするのがマスコミの仕事(森さんの「神の国」発言の際の騒ぎを思いだそう)。
 であるならば、そんなアホをに材料をあげないようにする必要がある。もちろんマスコミの狙撃を全てかわすのは至難の業だろうが、それにしても最近の自民党、アホな話題をホイホイと提供しすぎの感は否めない。日本の政治にはさして重要ではないが、マスコミには美味しい餌になる…そんな話題の提供が目立つように思う。
 マスコミを逆に利用するくらいの強かさがないといかんのだろうが、ダメージコントロールが巧くないというのが安倍政権の最大の弱点のようで。

 で、マスコミにかなり援護射撃をしてもらっているはずの野党だが、元在日の民団野郎を持ってきたり、地震を選挙に利用しようとしたり、それはそれで脱力を誘うネタのオンパレード。まともなカウンターパートの不在も、日本の不幸だ。

 どこに投票しようか、悩んでいる。

 北朝鮮問題を考えると、安倍政権が続くことが現時点ではベストだと思う。ただ、「安倍政権が退陣したら、彼以上に拉致問題を真面目に考える人はいないだろう」と考えねばならないこと自体が、何とも不愉快で気分が悪い。安倍さんが仮に退陣しても、次の首相もきっちりと拉致問題に取り組む、それがあるべき国家の姿のはず。国民がさらわれているのを助けるなんてのは、政治信条とは全く関係なく、全ての政治家(いや全ての日本人が)一致して取り組むべき問題だろう。
 同じ理屈で、中山恭子さんが議席を取れるかどうかというのも、本当は拉致問題とは全く関係ない事象であるべきだ。一人の人間の当落が拉致問題へ影響を与えることは本来あってはならない。もちろん、当選してくだされば非常に嬉しいのだが、そもそも、「この人は拉致に前向きだから当選して欲しい」と思うこと自体がおかしい、おかしくなければならない。国政に携わろうという人間であれば、他国にさらわれた国民を何としても取り返そうと考えるべきあり、そのための手法は違えど、奪還という思いに違いは無いのがあるべき姿だからだ。実際には売国的な政治家もいるし、こんな考えが理想論に過ぎないのは百も承知だが。

 こんな詮無い原則論を言いたくなるような気分、ってことで。



政治に関心なんて無かったくせに (7/18 17:00)

丸川氏まさかの“玉砕”…転入届提出遅れで投票できない(7/17サンスポ)
 自民党の参院選東京選挙区候補で、元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏(36)が16日、期日前投票をしようと新宿区役所を訪れた。しかし選挙人名簿に名前がなく、投票できずに“玉砕”となった。
 丸川氏は微笑みながら新宿区役所へ入ったものの、約30分後に出てきたときには顔面蒼白。ほおを引きつらせながら「投票できないことが分かりました。ニューヨークに赴任し、戻ってきてすぐに住民票の手続きをするつもりだったのが、忙しくて忘れてしまった。お集まりいただいたのにごめんなさい」と報道陣に両手を合わせながら報告した。
 丸川氏は平成15年6月、住民票の転出届を出しテレビ朝日のNY支局に赴任。16年6月に帰国したが、今年4月20日前後になって転入届を出したという。陣営は「公示日前日から3カ月前の4月11日までに転入届を出していないと投票できない。29日も投票は厳しい。こんなことになるとは」とガックリ。
 一昨年の衆院選や4月の統一地方選も投票していないことまで発覚。気になるのは約3年間の住民税だが、陣営は「テレ朝からもらっていた給与明細を本人が確認したら住民税を納めていた。どこの自治体かは、テレ朝に聞かないと分からない」と話した。
 丸川氏は11日の中野区の公開討論会に約40分遅刻。14日、港区台場のフジテレビ前で行った街頭演説では、収録中の同局番組を一時中断させてしまったほか、15日に予定していた安倍晋三首相との銀座の歩行者天国遊説は台風でキャンセルに。空回りが続いている。
 同じ自民党の東京選挙区候補、保坂三蔵氏(68)は丸川氏が投票できなかったことに「もったいないなー」と笑い飛ばした。


 選挙に行けないことに3年間気付かずに…というか、3年間選挙のことを気にもせずに過ごした人間が、選挙に出るという喜劇。民団所属の元在日を立候補させた民主党もかなりアレだが、こんなバカ女をタレント候補として担いだ自民党もかなりアレということで。

 マスコミは「参院選で自民党を敗北させて、安倍政権をぶっ潰そう」キャンペーンにせっせと励んでいるんで、この件があってもなくても、大勢には影響しない気もするが。



批判はいいとしても… (7/18 1:00)

「美しい国」馬鹿にされた気がする 自民候補が首相批判(7/16朝日)
 参院選高知選挙区(改選数1)で3選をめざす自民党現職の田村公平氏(60)=津島派=が16日、高知市内で開いた演説会で、安倍首相が掲げるスローガン「美しい国」について「意味がよく分からない。高知は明日の飯をどうやって食うかという追いつめられた状況にある。絵に描いた『美しい国、日本』で応援に来られて適当なことばかり言われたら、馬鹿にされたような気がする」と痛烈に批判した。
 田村氏は「美しい国って何でしょう」と前置き。「(首相が)私の選挙を心配するなら銭を持ってきてほしい。南海地震対策を政府の責任で5000億円ぐらいやったら、高知は地震や台風に耐えられる県になる」と訴えた後、首相のスローガンを批判し、「そういう思いをだれかが言わないといけない」と語った。
 首相は1日、高知県香南市で開かれた田村氏の決起集会に出席した。


 決起集会に来てもらいながら、その首相を批判するとはなかなかに剛胆、言葉を換えれば恩知らずな御仁である。自民党から選挙に出るのに、自民党総裁の批判をおこなうというのは、要するに「自民党は好きだけど安倍は嫌い」ということなんだろう。「安倍落とし」が目的だ、と。田村氏は日朝友好議員連盟に所属しており、その辺りも影響しているのかもしれない。

 もちろん、批判の内容がまともで、筋が通っていれば耳を傾けるに吝かではないのだが、具体的に安倍総理の政治信条を批判するわけではないし、結局具体的なのは「5000億円くれ」という部分だけ。利益誘導を訴えているだけの、ただの土建保守のクズ議員の戯れ言でした、というオチ。安倍さんは、小学生でも読めるような文章で「美しい国へ」って本を出しているんだから、それを読んで具体的な批判を加えるがスジ。

 身内からこういう声が出てくるってのは、やっぱマズいですわなぁ。



地震も利用しているようにしか見えない (7/17 1:00)

 3年前の新潟県中越地震の記憶もまだ鮮やかであろうに、今回の地震。被災された方にはお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げたい。
 地震保険がちょいと重荷に感じる拙者としては、新潟の方を虐めるのはやめて、東海地震の方をとっととやってくれ、という気分だったりする。永遠に来ない可能性があるなら来ない方が良いのだが、来るのはほぼ確実ならば、エネルギーがたまりすぎる前に来てしまって欲しい。

 さて、今回の地震に絡んで、気分の悪くなる話。

中越沖地震:与野党が対策本部設置、次々と現地入り(7/16毎日)
 新潟県中越沖地震の被害の広がりを受け、与野党は16日、それぞれ対策本部を設置、党首クラスが次々と現地入りした。台風4号に次ぐ参院選の選挙期間中の自然災害で、各党幹部は参院選の遊説日程の大幅な変更を迫られているが、与野党とも災害対策に万全を期す姿勢を強調した。
 自民党は正午に中川昭一政調会長を本部長とする対策本部を設置した。秋田市を遊説中の中川氏は、街頭演説の後、ヘリで新潟入り。新潟県中越地震(04年10月)で大きな被害を受けた当時の山古志村村長、長島忠美衆院議員と合流し県庁で被害状況の説明を受けた。また、中川秀直幹事長は青森県十和田市での街頭演説で「こういう台風や地震から生命や財産を守るため、責任政党としてあらゆる対策を行う」と訴えた。
 公明党の太田昭宏代表は午前10時すぎ、羽田空港から北海道の旭川空港に向かったが、地震発生を受け午後2時半に羽田空港にとんぼ返り。陸路で柏崎市に入って市役所や避難所を視察した。同日予定した旭川市を中心とする7カ所での遊説や視察はすべて中止した。
 民主党は小沢一郎代表が午後、党本部から鳩山由紀夫幹事長に電話し、現地で被災状況などを調査するよう指示した。鳩山氏は遊説を予定していた新潟市に向かう新幹線で地震に遭遇。一時、車内に閉じ込められたが、予定を変更して柏崎市役所や避難所を訪れた。小沢氏は党本部で記者団に「十分な対応を政府にしてほしいし、我々も手伝える範囲で全力でやりたい」と話した。ただ、災害対策では政府・与党が前面に出るため、
野党内には「参院選で与党への追い風になるのではないか」(民主党若手衆院議員)との懸念も出ている
 共産党は緒方靖夫党副委員長、社民党は近藤正道参院国対委員長、国民新党は糸川正晃副幹事長らがそれぞれ現地入り。社民党の福島瑞穂党首は東京都内で記者団に、運転を停止した柏崎刈羽原子力発電所について「きちんと点検することと安易な再開は許さないと(政府に)申し入れる」と語った。【野口武則、山田夢留】


 そりゃ頭の中は選挙でいっぱいというのは分かるのだが、人間として言って良いことと悪いことがある。地震の報を受けて「与党への追い風になるかも」と言うような輩は、(毎日の報道が事実であるならば)議員どころか人としての最低限のモラルも持ち合わせていないと断言する。
 自民党以外の党も、幹部が現地入りするのは結構だし、小沢氏のように、十分な対応を政府に求め、自身もできる限りの協力をしたいと述べるのは、間違いというわけではない。しかし、能登半島沖の地震の時に、こんな動きがあっただろうか…。となると、やっぱり選挙目当てってことなんだろう。選挙が議員の生殺与奪の権を握る重大事であることは百も承知、しかし節操というものがあろう、と言わずにはおれない。
 ま、中川秀直さんの言葉も、地震を選挙に利用しようという言葉遣いで、かなりイヤな気分になる。どいつもこいつも、ということか。

 人の不幸を「票の源」でしかみることができない議員ばっかりだから、国民の命がかかる拉致問題のような案件も、国を挙げて取り組むような形にならないのだろうか。そういや、拉致議連に名を連ねつつも活動はせず、「票集めの道具として利用しただけか」というようなスカポンタン議員もいたりする。願わくば、今度の選挙で、そういった類の人種が幾らかでも政界から消えんことを。



数年ぶりの(と思う)真紀子ネタ (7/16 1:00)

 ここ数日はニュースを追ってないので、とりあえずヨタ記事を。

秋田で真紀子節!「内閣ひっくり返そう」(7/15スポニチ)
 田中真紀子元外相は15日、秋田市で講演し、「将来を考えたら自民党に投票したら駄目。腐った内閣をひっくり返そう」と訴えた。
 田中氏は安倍晋三首相について「憲法を改正して集団的自衛権を認めて、米国と一緒に戦争ができる国にするつもり」と指摘。「(憲法を)変えるのだったら徴兵制にし、自分の国を守るとは何なのか若者に教育すべきだ。そうしないなら憲法改正をしてはいけないし、戦争してはいけない」とも述べた。


 「自分の国を守るとは何なのか若者に教育すべきだ」という部分には反対するつもりはないが、「徴兵制にしないのなら憲法改正するな」という意味不明な抱き合わせ販売は、まったく理屈が通っていない。

 朝日新聞の投稿欄には、数日に一度くらいの割合で、「徴兵制を導く憲法改正に反対」だの「若者を戦場に送るな」だのといった、アホな意見が載っている。一般市民が数年軍隊で訓練しても、高度で複雑な武器は扱えないし、指揮命令に従う能力も乏しかろう。殆どメリットのない国民皆兵が実施される可能性は、まず無いと考えて良かろう。まぁ日本が攻められ追い込まれて、無能であろうと一人でも多く兵隊が欲しい、という窮状に陥れば別かもしれんが…。

 というか、田中真紀子をネタにすることから、拙者がニュースからいかに離れていたか、ネタに困っていたか、察することができるだろう。



声が聞こえてこない (7/12 1:00)

逮捕の安元工作員、転落の逃亡生活…離婚、薬物中毒(7/11読売)
 【ソウル=中村勇一郎】北朝鮮製の覚せい剤を密売した容疑で逮捕された韓国在住の元北朝鮮工作員、安明進(アン・ミョンジン)(本名アン・ソンボム)容疑者(38)が、韓国警察当局の調べに対し、自らも覚せい剤を使用していたと供述していることは、韓国の脱北者社会に衝撃を与えている。
 横田めぐみさんの目撃証言で脚光を浴び、拉致問題への世論が高まるきっかけの一つを作った安容疑者だが、ここ数年は、詐欺被害や離婚などで苦しい生活が続いていたという。
 警察当局によると、今年6月に逮捕された脱北者が、安容疑者から覚せい剤を購入したと供述。安容疑者の自宅などを捜索したところ、車の中から覚せい剤の吸引器などが見つかった。安容疑者は、少なくとも1年半以上前から覚せい剤を使用したと認めている。


 11日に出ていた安明進氏関係の記事は、これくらい。新しい情報と言えるような部分であっても結局は「警察当局によると」と前置きされており、事実は全く見えてこない。北朝鮮絡みの話ゆえに、陰謀論めいた話を陰謀論として一笑に付すわけにも行かなかったりする。

 納得いかないのは救う会の反応。未だにこの件に関して公式コメントは出していないようだ。救う会全国協議会は、安氏の証言を情報源の一つとしていた。氏の情報をアテにしていたし、氏の情報によって救う会の言動が大きく左右された部分もあろう。協力してもらっていたのに見捨てるという形になってしまうのは、道義に悖る。こんなことで、脱北者が、命を懸けて拉致被害者に関する情報を提供しようと考えるだろうか。

 安明進氏が北朝鮮にとって「イヤな人物」である以上、氏が北朝鮮やその周辺から狙われるのは当たり前の話。だから、彼の協力を得ていた救う会(や日本政府)は、彼を守るような行動を採るべきであった。それが果たせなかったのだから、少なくとも今回の件について、なにがしかのコメントは出す義務があると思うのだが。

 また、放置すれば以下のようなマイナスも考えられる。
 一つは、安氏のイメージが悪くなるだけでなく、「安氏の発言内容の信憑性」すら疑いの目で見られてしまい得ること。親北勢力は、当然安氏の発言内容を否定し、「多くの拉致被害者は亡くなっている」という方向に持って行こうと必死になるだろう。今回の件の詳細が分からないとしても、それとは別に、「安氏の発言すべてが信憑性ゼロ」とする論調を封じるような行動をとる必要があるだろう。親北勢力に黙って餌をくれてやる必要はない。
 二つ目に、安氏への疑念が脱北者全体への疑念と化し、日本人が脱北者を色眼鏡で見るようになると同時に、それゆえに脱北者が情報提供することを躊躇ってしまい得る可能性があること。

 仮に覚醒剤所持が事実だったとしても、力を貸してくれた人間に対し、無視を決め込むのは人のやることではない。安氏の証言をまるっきり信用していなかった、或いはもはや安明進は邪魔になったというのであれば、それも分からないではないが…。



書類上は日本人でも心は… (7/11 1:00)

下関出身 在日コリアン2世が挑戦(7/10朝日)
 下関市の在日コリアンにとって、今回の参院選はこれまでにない選挙になりそうだ。同市出身の在日2世で日本国籍を取得した金政玉(キム・ジョン・オク)氏(51)が民主党公認で比例区に立候補するからだ。(山下知子)
 金氏は3歳の時にポリオ(小児まひ)で足が不自由になった。下関市立の小中学校を経て県立防府養護学校で学び、就職のため上京。現在は障害者団体の事務局次長と在日本大韓民国民団の職員を兼ねている。05年12月に日本国籍を取得した。参院選では、障害者差別禁止法の制定と定住外国人の地方参政権獲得を訴えるという。
 下関市内で韓国物品店を営む丁美沙枝さん(64)は、市内に住む金氏の姉(61)らを通じて同氏の主張を知り、応援している。韓国籍で、選挙権はないが「選挙を通じ、我々の思いや考えを日本社会に知ってもらいたい」と願う。
 地方参政権の獲得は、民団にとっても目標の一つ。県地方本部の李相福団長は「日本で生まれ育ち、日本人と同じように税金を払っている。義務ばかりで権利がないのはおかしい」と話す。
 在日コリアンの国会議員としては04年の参院選比例区で当選した民主党の白真勲(はく・しん・くん)参院議員(48)がいるが、通称名や日本語読みの氏名でではなく、本名のまま立候補するのは金氏が初めてという。民団県地方本部の幹部は「在日差別は根強く残る。その状況を打破するきっかけになれば」と話している。
(前半抜粋)

 日本国籍取得の条件に「日本のために働く」というのを入れてくれないものか。国籍取得は、日本では非常に簡単にできるんだな、ということがよく分かる話。少なくともこの点に関しては、外国人差別と呼ぶべき深刻な状況は存在しないようだ。

 金政玉氏は民団の職員も兼ねているようだが、民団ってのはこんなことを訴えている。

http://www.mindan.org/min/min_reki31.php#2(民団の綱領)
●大韓民国の国是を遵守する
 在日韓国国民として大韓民国の憲法と法律を遵守します。
●在日同胞の権益を擁護する
 在日韓国人の法的、政治的、社会的権益を擁護し、日本社会と日本政府の差別政策を是正していきます。
●在日同胞の経済発展をめざす
 在日韓国人の生活土台である、同胞経済を発展させるために、商工会議所、信用組合などの育成・強化していきます。
●在日同胞の文化向上を図る
 民族的主体性の確立へ、民族教育、民族文化を発展させ、日本文化の発展にも寄与していきます。
●世界平和と国際親善を図る
 日本人と日本社会で共生共栄を実現し、海外韓民族とも紐帯を深め、国際化時代に能動的に対処する親善活動を強化していきます。


 その主張の是非は措くとしても、あくまで、「日本にいる外国人としての韓国人」のための組織であることは確かである。日本国籍を取ったとはいえ、民団の職員でもあるということは、金氏は日本のためではなく在日韓国人のために働くということである。冒頭記事では、それを言葉として述べているが、経歴自体がそれを裏付けているのである。

 とりわけ問題とすべきは、外国人参政権である。
 日本に生活の拠点を有する外国人が、そこの政治に参与することは当然だ、という考えは確かに一定の理を持つのかもしれない。しかし、スパイ防止法も持たない日本においては、外国人参政権は敵国の反日活動に大きな武器を与えることになってしまう。多数の外国人が同じ自治体に住民票を移し、意のままにその自治体を牛耳ることも不可能ではない。
 だいたい、日本国民でない者を政治に関わらせるのは、憲法に違反する。外国人参政権を主張する者ほど、なぜか改憲に批判的だったりするのは、かなりのミステリー。
 もうちょい突っ込むと、「税金を払っているのに参政権がないのはおかしい」という言い種はおかしい。道路を使ってゴミも処理してもらって警察に治安を守ってもらっているだろうに。だいたい、納税が選挙権の条件だなんて、いったい何十年前の世界に生きているのだ?

 ちなみに、日本国籍を取った元在日韓国人が選挙に出ることには反対しない。日本のために働いてくれるのなら、その人は日本人として認めねばなるまい。

 安易な民主党批判はイヤなんだが、こういう話があるとやっぱり民主には投票できない。
 ついでに、小沢さんがこんな面白いことを言うモンだから、なおさら。

<参院選>民主・小沢代表、野党過半数割れなら辞任の意向(7/5毎日)
 民主党の小沢一郎代表は5日午前、党本部で毎日新聞などのインタビューに応じ、参院選の勝敗ラインについて「野党全体で過半数」としたうえで、「それができなければ代表をやっている意味がない。そういう覚悟だ」と述べ、与党を過半数割れに追い込めなければ代表を辞任する考えを明らかにした。野党の改選議席は野党系無所属を含め42議席で、過半数獲得には59議席が必要。与党が過半数維持に必要な議席は64。(冒頭抜粋)

 小沢さんの引退を見るためにも、民主を負かさねばならない゚∀゚)

 さらに、自民党を後押しするこんな記事も。

安倍致命傷…赤城擁護で“光熱費疑惑”拡大危機(7/9ZAKZAK)
 【政治評論家の森田実氏の話】
 「安倍政権は自縄自縛に陥っている。松岡大臣の場合と同じことが繰り返されようとしている。安倍首相が詳細を説明し、赤城大臣本人が口をつぐむ。結局は大臣を追い詰めるだけになる。まさに『一将成って万骨枯る』だ。そもそも政治資金規正法の趣旨は資金の内容を国民に知らせること。大臣が首相にだけ事情を説明するのはおかしい。安倍首相はテレビ出演時もやたらと興奮していたし、落ち着きもなかった。焦りが見て取れた。選挙前、本来なら党三役をはじめ閣僚ら党全体が連携して総合力で闘わなければいけない。今は若い首相ひとりにかぶせて暴走を許している。党内には2年前の衆院選大勝利の幻想がどこかに残っているのでは。このままでは大敗北するだろう」
(一部抜粋)

 森田大明神のご神託が来ました。森田氏が「大敗北」と言うからには、悪くても「惜敗」くらいのようです。もしかしたら勝ってしまうかもしれません。今からどんなどんでん返しが起こるのか、かなり期待してしまいます。



続報待ち (7/10 1:00)

 政府の対北朝鮮短波放送「ふるさとの風」が始まった日に、このニュース。

韓国:安元工作員逮捕か…覚せい剤密売容疑 ソウル警察庁(7/9毎日)
 【ソウル中島哲夫】韓国の聯合ニュースは9日、北朝鮮から93年に韓国に潜入し、そのまま亡命した元工作員(39)と同居女性(33)が、中国で入手した北朝鮮製の覚せい剤を韓国に持ち込み密売した容疑でソウル警察庁に逮捕されたと報じた。捜査当局関係者は元工作員の氏名が「アン・ミョンジン」だと毎日新聞に語った。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを目撃したと証言し続けた安明進氏とみられる。
 同ニュースは元工作員の経歴について、北朝鮮の工作員養成機関である金正日(キムジョンイル)政治軍事大学を卒業し、93年、労働党作戦部所属の対南工作特殊要員として韓国に派遣された後、亡命したと報道。これは安明進氏と同じ経歴だ。安氏は亡命後、金正日政治軍事大学で横田めぐみさんら複数の日本人を目撃したと、韓国や日本で何度も証言してきた。
 同ニュースが報じた元工作員の逮捕容疑は、中国吉林省などで入手した覚せい剤75グラムのうち5グラムを今年2月、ソウル市内の酒場で37歳の男性に100万ウオン(約13万4000円)で売るなど、4回にわたり計12グラムを密売▽自らと同居女性も覚せい剤を常習的に使用した−−など。中国で麻薬取引する「金先生」から05年4月に「(北朝鮮の)咸鏡南道咸興で新たに製造したもの」という覚せい剤を受け取ったなどと供述しているという。

 ◇横田めぐみさん目撃して初証言
 安明進氏は北朝鮮の黄海北道出身で、工作員を養成する金正日政治軍事大学に入学。そこで訓練を受けている途中で、生存していた横田めぐみさんを目撃し、その様子について97年に初めて証言したことで知られる。
 93年に同大学を卒業し、朝鮮労働党中央委作戦部に所属。非武装地帯で対南浸透訓練をしていた時に亡命した。横田めぐみさんについて、安氏は、88年10月に金正日(キムジョンイル)総書記の講話を聞く集会場で、教官の1人が会場にいた女性日本語教師を指して、「『私が拉致した』と話しているのを聞いた。女性は20代半ばだった」と証言した。
 さらに、同じ教官が「70年代半ばに新潟に潜入した工作員3人のうち2人が脱出直前に海岸近くで女性に顔を見られ、『警察に通報される』と思って拉致した。女性は朝鮮語を勉強すれば日本に帰してやると言われたが帰してもらえず、精神的なショックで病院に入った」などと話していたことを、横田滋さん(74)と妻早紀江さん(71)に伝えている。
 安氏は拉致被害者家族会や支援団体・救う会の活動に積極的に協力。度々ソウルから来日して集会に出席、映画「めぐみ」にも出演した。
 安氏について、拉致被害者家族会の増元照明事務局長(51)は「拉致が間違いないことを証言した本人が逮捕されたとすれば残念」と語り、救う会の西岡力副会長は「詳細が分からないと何も話せない」としている。【工藤哲】


 後半に安明進氏の略歴を説明したのは記事の性格上しょうがないこととは思うが、結果的に「覚醒剤密売をするような男の証言は、本当に信用できるのか」という疑問を抱かせる文章になってしまっている。いや、疑問を持つこと自体は悪くないし、証言の裏付けを進める必要性はまた別の次元の話なのだが、今回の逮捕を「利用」して安明進証言の「すべて」を否定するような論調が出てくることも、残念ながら大いに予測される。また、先日日本に漂着した脱北者と絡めて、脱北者には覚醒剤が付きものというような、脱北者のマイナスイメージがさらに深刻化する恐れもある。

 詳細が伝わってくるのを待たねばなるまい。今のまんまじゃ何も分からん。


北朝鮮拉致:鳥取沖で不明の矢倉さん、平壌で撮影の写真に(7/9毎日)
 特定失踪(しっそう)者問題調査会は9日、88年に鳥取県沖で失跡し、「拉致濃厚」と6月に発表した矢倉富康さん(当時36歳)と酷似した人物が、今年3月中旬に訪朝した日本人によって写真撮影されていたと発表した。法人類学者の鑑定で判明したもので、調査会は「矢倉さんの可能性が極めて高い」とし、政府に事実を確認するよう近く要望することを明らかにした。
 同会によると、漁師だった矢倉さんは88年8月2日夕、1人で漁に出かけ、翌日朝に境港に戻る予定だったが、行方不明になった。8日後に海上で見つかった船には、他の船と衝突した跡があり、境港周辺の船では使われていない塗料が付着していたことなどから、拉致された可能性が高いとされる。
 写真は、平壌のホテルのロビーで、訪朝した日本人や北朝鮮の関係者計6人で記念撮影された。4月発売のミニコミ誌に掲載され、見た人から「矢倉さんに似ている」との情報が寄せられ、鑑定で「まゆやのどなどの特徴が似ている」との結果が出た。矢倉さんに似た男性は現地で通訳をしていたという。【工藤哲】


 拉致されたと見られる人物が通訳として登場し、あまつさえ写真に収まるということに、北朝鮮に何らかの意図があるように思うのだが。



よく出てくるもんだわな (7/8 1:00)

赤城農水相、架空計上を否定 実家に事務所費16年で1億2300万円(7/7産経)
 赤城徳彦農水相(衆院茨城1区)に関係する政治団体「赤城徳彦後援会」が、両親の住む茨城県筑西市の実家を主たる事務所として県選挙管理委員会に届け、平成2〜17年の16年間に計約1億2300万円の経常経費を計上していたことが7日、分かった。
 赤城農水相は同日夕、記者団に対し、「祖父(故赤城宗徳農相)の代からの後援会活動の拠点で、問題ない。付け替えや架空計上もない」と繰り返し強調したが領収書の公表は拒否。農水相の両親は「私たち(夫婦)が住んでいるだけ」などとしており、事務所としての実体に不透明さを残した。
 事務所費をめぐっては、佐田玄一郎前行政改革担当相が政治団体の架空事務所費問題で昨年12月に辞任。故松岡利勝前農相も光熱水費を国会で追及されていた。久間章生前防衛相が原爆投下をめぐる失言で引責辞任したばかりで、さらなる事務所費問題は参院選にも影響を与えそうだ。
 県選管に提出された政治資金収支報告書によると、後援会事務所は茨城県筑西市赤浜の住宅。内訳は人件費が計約7160万円、光熱水費が同1350万円、備品・消耗品が同1560万円、事務所費は同2280万円だった。
 赤城農水相の両親は「家賃や光熱費をもらったことはない。事務所として登録されていたことも知らない」「秘書などはおらず、私たち(夫婦)が住んでいるだけ」とし、後援会代表となっている元県議は「(事務所としての使用は)実体がない」と話した。
 また、後援会事務所とは別に東京都世田谷区の妻の実家に事務所を置く政治団体「徳政会」も毎年100万円以上の経常経費を計上していた。
 赤城農水相は平成2年に初当選。当選6回。6月には、林業団体からの寄付金などの報告書への記載漏れが発覚している。

 安倍さんを「失政の少ない内閣」と見る向きがある。朝日新聞で宮崎哲弥氏が述べていたのだが、確かに年金などは安倍さんにはどうしようもない部分が多かろう。
 ただ、閣僚の失言だとか事務諸費問題などは、選ぶときの「身体検査」である程度は防げたはずだ。閣僚の選び方に問題があるというのが、安倍さんの致命的な欠点だろう。その点、小泉は田中真紀子以外に人事の失敗は思い当たらないし、失言がマスコミに付け込まれても、巧くダメージコントロールをおこなっていた。

 仮に安倍さんの国家観や拉致への取り組みを信用するとしても、こう「ケンカ弱さ」が目立ってしまっては、北朝鮮と対峙するなんて不可能と思わざるを得なくなってくる。

 選挙は直前にならないと分からないとは言うものの、そして年金問題で安倍さんを批判することが幾ら筋違いであろうとも、「なんかダメっぽくね?」という雰囲気はなかなか消せるものではない。よっぽどのイベントが発生しない限りは。



アルコール (7/7 1:00)

高市特命担当相のSPを逮捕 電車内で女性の体触る(7/5産経)
 高市早苗内閣府特命担当相のSPが、電車内で女性の体を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で葛飾署に逮捕されていたことが5日、分かった。
 逮捕されたのは千葉市若葉区、警視庁警護課警部補、品田真男容疑者(39)。「酒に酔っていて覚えていない」と供述しているという。
 調べでは、品田容疑者は2日午後10時40分ごろ、JR総武線錦糸町〜新小岩駅間の快速電車内で、帰宅途中の20代の女子大生の後に立って下半身を服の上から触った。近くの乗客男性が見つけて新小岩駅で降り、署員に突き出した。
 品田容疑者は勤務後の同日午後8時ごろから同僚1人と東京駅近くで、ビールや焼酎を飲み、帰宅のために総武線に乗っていたという。
 北村博文・警視庁警務部参事官の話「被害者の方に深くおわび申し上げる。十分に捜査を尽くしたうえで厳正に処分したい」


 周囲へ対する害の点では、アルコールもタバコと同様だと思う。タバコの方は物理的、健康的な害、アルコールはどちらかといえば(飲んでる親父は臭いというような)精神的な害が多い、という違いはあるけれども。タバコの方が深刻な害を有するように思うが、飲酒運転による事故のことを考えると、アルコールの害も侮れない……これは理想的には、酒を禁ぜずとも飲酒運転を撲滅することで解決する話ではあるか。
 そのうち、禁煙ファシズムのごとく、アルコール撲滅の動きが出てくるだろう。欧米は、そう言う極端な発想が得意だからな。禁酒法が成立しても私自身は全く困りはしないが、もしそうなったら、なんか社会から「遊び」が消えるようで寂しさを感じるように思う。

 そういえば、正月以来、アルコールを口にしていない。次に飲むのは、たぶんお盆。


しばらくは (7/7 1:00)

 よっぽど時間がある時を除いては、9月になるまでは、ここ最近のようにウダウダと漫ろに思うところを書くスタイルでいくことになると思う。7月下旬からは、更新すら覚束なくなることもあり得る。仕事によるものゆえ、ご容赦を。



滋さんの入院 (7/6 1:00)

<拉致問題>被害者家族会代表の横田滋さん入院(7/4毎日)
 北朝鮮による拉致被害者家族会代表の横田滋さん(74)が、6月末から東京都内の病院に入院していることが分かった。
 妻早紀江さん(71)によると、滋さんは6月26日ごろから背中や腹の痛みを訴え、総胆管結石症と診断され、同29日から入院した。早紀江さんは「退院時期はまだ分からないが、回復は順調」と話している。
 滋さんは05年末にも、難病指定の「血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)」にかかり、1カ月半入院している。


 結石だから、それほど重い病気というわけではなさそうだが…しかし、拉致被害者のご家族が入院という記事を見ると、やはりドキリとする。お元気なうちに拉致事件の解決を、と願わずにはいられない。
 選挙を前に政治全体が何か浮ついた感じになっていることすら、甚だしく不愉快でならない。もちろん、選挙で勝たないことには何もできないというのは分かるし、ヘタ打てば安倍政権自体が潰れかねないというのも分かるが、拉致問題に関しては、選挙に関係なく着々と手を打たねばならないんじゃないか、空白の時間を作っている暇なんかないんじゃないか、と。もどかしさとか腹立たしさとか申し訳なさとか、そういうのが混ざった変な感覚。でも、ご家族の方たちはその比ではなく苦しんでらっしゃる。
 拉致問題に限らず、政治絡みの案件は、なるべく冷静に感情抜きで考えるべきだとは思ってるが、無理だ。感情にまかせて文を書くことは(なるべく)しないよう気を付けているつもりではあるが。



つらつらと書いてみる (7/5 1:00)

 久間さんは、発言の内容がどうこうというより、言葉の選び方や発言のタイミングが無能すぎるんで、まぁ辞めて良かったかなと思う。被爆者や左巻きの反応が、あまりに情緒的すぎて論理も何も無いのがかなり気にはなるが。被爆者の方々が感情的になるのはやむを得ないのだが、久間氏の発言にはかみつく割に、本島元長崎市長の「アジアに悪いことをしたから原爆投下は当然」という内容の発言は放置、というのはやっぱりダブスタじゃないかなぁ、と。
 「さらに何百万人もの日本人の命を奪うところだった戦争を終結させることができたというのは、ほとんどの歴史家が同意するところだ」というジョゼフ前国務次官の発言に対しては、左の方々は抗議してらっしゃるんでしょうか。アメリカに対して恨み節を述べ続けるのは、過去に縛られたどこかの国みたいでイカンと思うが、民間人の大量虐殺を是とする考えに与するわけにはいかない。

 しかし、アメリカの「反応」の速さは、原爆がアメリカにとって痛いところであることの証左でもあるように感じられる。後ろ暗いところがあるからこそ、自己正当化をするわけで。だからこそ、久間発言を慰安婦決議に対するカウンターと考える意見があったわけだ。そんなに大層な物ではなかったというのがつまらん事実であったのだが。

 久間さん辞任に絡んで最も不快な気分になるのは、久間さんのクビを獲ったことに気をよくして、マスコミ連中が柳沢厚労相の「産む機械」発言を蒸し返していること。政権にダメージ与えること自体が目的なのかね。確かに、参院選で自民が大惨敗となれば、しばらくはそれに関する報道で視聴率稼げそうだもんな。落選した大物議員に密着取材したり、勢いだけで当選してしまったジャンク議員にスポットを当てたり。



舛添さん (7/4 1:00)

 なんか舛添さんが最近、自民党のご意見番のような形でいろいろエラそうなことを言ってるんだが、このエラそうな態度こそ参院選でマイナスに働くような気がするのだが。少なくとも拙者には、不快な風景である。


久間さん (7/4 1:00)

「しょうがない、は口癖」 久間防衛相、反省一色(7/3朝日)
 核兵器の使用について改めて問われると、「長崎が最後の核兵器使用であって欲しいし、長崎県民の悲願でもある。過ぎたことはしょうがないにしても」と説明。再び「しょうがない」が口をついて出た。
 「九州弁ですぐ口癖で出るんですよ」と弁明し、「今さら言ってみたってしょうがないなって、ぽろっと最後に出た」と、講演で「しょうがない」を使った事情を自ら説明した。この点について福岡県出身の国語学者、田籠博・島根大教授は「九州で『しょうがない』が多用されるとは聞いたことがない。個人的な口癖かもしれないが、方言が理由にはなりえない」と指摘する。
(一部抜粋) 

 九州弁で「しょうがない」が多用されるなんて聞いたことがない。まぁ、北九州も博多も長崎も熊本も鹿児島も宮崎も、全部言葉が違うので、とてつもなくローカルな方言として「しょうがない」に当たる言い回しがあるのかもしれんが。
 こんなくだらん言い訳をするとは、つまらん男だ。

 どうでもいい話だが、うちの親父の眉毛が最近ますます垂れてきて、「にわかせんぺい」のようになってきた。



夢の球宴 (7/3 1:00)

 以前も書いたオールスターの話。ファン投票の結果が出たようです。
 2ちゃんの書き込みから分かりやすいのを転載。

        セントラル・リーグ        パシフィック・リーグ

先発投手.  1 黒田 博樹 (広)581,751   田中 将大 (楽)570,978
中継ぎ投手 1 林 昌範   (巨)398,982   松本 輝   (楽)598,508
抑え投手   1 藤川球児  (神)471,987   福盛 和男 (楽)699,048
捕手.       1 阿部慎之助(巨)523,446   嶋 基宏   (楽)723,616
一塁手    1 栗原 健太 (広)562,644   松中 信彦 (ソ)532,094
二塁手    1 仁志 敏久 (横)577,195   高須 洋介 (楽)787,047
三塁手    1 小笠原道大(巨)550,557   小久保裕紀(ソ)661,843
遊撃手    1 井端 弘和 (中)466,912   川崎 宗則 (ソ)520,262
外野手    1 前田 智徳 (広)634,711   礒部 公一 (楽)717,383
          2 青木 宣親 (ヤ)553,520   鉄平     (楽)665,958
          3 福留 孝介 (中)529,355   T.ローズ  (オ)647,004
指名打者                     山崎 武司 (楽)1,094,803


 もいっちょ。
先発  田  中 5勝3敗0S 防3.90   (楽天)
中継  松  本 2勝1敗1S 防6.11   (楽天)
抑え  福  盛 3勝1敗14S 防3.86   (楽天)
捕手    嶋   .170 1本 6打点    (楽天)
一塁  松  中 .255 11本 38打点 (ソフトバンク)
二塁  高  須 .269 0本 24打点    (楽天)
三塁  小久保 .274 17本 56打点 (ソフトバンク)
遊撃  川  崎 .325 1本 16打点  (ソフトバンク)
外野  礒  部 .288 2本 31打点    (楽天)
外野  鉄  平 .255 5本 25打点    (楽天)
外野  ローズ  .287 23本 51打点   (オリックス)
指名  山崎武 .278 28本 61打点    (楽天)


 「楽天グループ各社4000人に投票への協力要請を行った」という報道が以前あったから、いやその報道がなかったとしても、明らかに組織票ですわな。まぁ楽天に限らず、どこもやっているんだろうが、楽天はやり方が拙かった、と。
 ただ、ここまであからさまだと、逆に清々しい。この面子でどのままオールスターをやったら、どれだけの大敗を喫するのか、別の意味で楽しみだったりする。


続・久間発言 (7/3 1:00)

原爆発言、事実上撤回=「大変申し訳ない」と陳謝−久間防衛相(7/1時事)
 久間章生防衛相は1日昼、長崎県島原市内のホテルで記者会見し、米国の広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」とした自身の発言について「これから先、一切そういうこと(発言)はしない」と述べ、事実上撤回した。さらに「長崎、広島、全国の皆さんに大変申し訳なかったという気持ちだ」と陳謝した。久間氏の発言に関し与党内でも参院選への悪影響を懸念する声が強まったため、事態の早期収拾を図った形だ。
 久間氏は会見で「米国は米国としてそういう選択(原爆投下)を、戦争を終わらせるためにしたんだなという感じで言った。その言葉が非常に誤解を生んでいる。ああいう言葉を使うこと自体がいけなかった」と述べ、発言が不適切だったと認めた。
 その上で「一貫して核兵器は使ってはならないという姿勢は微動だにしていない。決して米国の原爆(投下)を是認したわけではない」と表明。「米国を恨んでいるかといえば、恨んでいない。ああいうことを2度と起こさないでもらいたい。日本も先頭に立って世界の核兵器廃絶に向けて努力したい」と述べた。
 久間氏はこれに先立つフジテレビの番組では、自らの発言を訂正しない考えを示した。これに対し同じ番組で、自民党の中川昭一政調会長は「謝罪すべきところは謝罪した方がいい」と指摘。公明党の斉藤鉄夫政調会長も「日本国民の神経を逆なでする発言だ。訂正していただきたい」と求めた。


 かなり苦しい解釈とは言え、初めの発言であれば「原爆投下は無理矢理にでも納得するしかない」という苦悩の心情を読みとることも不可能ではなかったが、「戦争を終わらせるためにしたんだなという感じで言った」と本人が喋っている以上、本当にアメリカの代弁をしただけだったと判明。
 しかも、すぐに発言を撤回したということは、深い意図があったわけでもなく、覚悟のうえでの発言でもなかったということ。

 安倍さんが怒りを露わにしたうえで罷免するくらいのことをすれば、また違った展開になるかもしれないが…。



久間発言 (7/2 0:00)

 朝日だと発言内容をねじ曲げる可能性が高いので、産経の記事を引く。

防衛相「原爆投下はしょうがない」 大学の講演で(6/30産経)
 久間章生防衛相は30日、千葉県柏市の麗澤大学で講演し、昭和20年8月9日の米国による長崎への原爆投下が、終戦を早め、旧ソ連による北海道侵攻を防いだとの認識を示した上で「原爆を落とされて本当に悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったのだと、そういう頭の整理で今、しようがないなと思っている」と語った。
 久間氏は長崎県出身だが、「(米国は)日本が負けると分かっているのに、あえて広島と長崎に原爆を落とした。長崎に落とすことで日本が降参し、ソ連の参戦を止めることができると思ってやった」と指摘。その結果として戦後、日本が自由主義陣営に加わり、日米安全保障条約を結んだことを「わが国にとって良かった」と述べた。
 久間氏の発言に対し、野党側は鳩山由紀夫民主党幹事長が「日本国民としてとても許せない。大臣をやっている資格はまったくない」と語るなど一斉に反発し、罷免要求を含めて政府を攻撃する材料とする構えだ。
 安倍晋三首相は香川県丸亀市での会見で「米国のそのときの考え方を紹介すると同時に、原爆の惨禍の中にあった長崎について、『自分としては忸怩(じくじ)たるものがある』という考え方も披瀝(ひれき)されたと聞いている」と語り、問題はないとの認識を示した。
 久間氏は発言に批判が出ていることについて「原爆を落とすのを是認したように受け取られたのは残念だ」と記者団に語った。

防衛相の発言要旨
 日本が戦後、ドイツのように東西で仕切られなくて済んだのはソ連が(日本に)侵略しなかった点がある。米国はソ連に参戦してほしくなかった。日本に勝つのは分かっているのに日本はしぶとい。しぶといとソ連が出てくる可能性がある。
 日本が負けると分かっているのにあえて原爆を広島と長崎に落とした。長崎に落とすことで日本も降参するだろうと。そうすればソ連の参戦を止めることができると(原爆投下を)やった。
 長崎に落とされ悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で、しょうがないなと思っている。米国を恨むつもりはない。
 勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るのかなということも頭に入れながら考えなければいけない。


 一昨日のニュースなので時事ネタを素材にしたサイトでは、あらかた意見が出そろっているようだ。その中には、この件を批判する野党を批判するあまり、或いは日頃からマスコミの報道のあり方を批判している勢いのままに、久間氏の発言を擁護する主張も見かける。うーん…「反マスコミ」「反野党」であれば「正しい意見」なのだと思い込んでいるように見えてしまう。もちろん、スティーブン・リーパー広島平和文化センター理事長の「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深めたい」という発言に対してダンマリだった輩が今回騒いでいることは不快極まりないが。


 久間氏の発言は、擁護するのは難しい。以下、それを箇条書きにする。

1.アメリカの考え方の代弁をしただけ、という擁護に対して
 アメリカには、「原爆投下が終戦を早めた」という議論がある。また、米ソ対立構造を読んだうえで、ソ連への牽制として原爆投下した、という見方も聞いたことがある。
 しかし、それはあくまでアメリカの視点であり、日本がその視点を持たねばならぬ筋合いはない。ウラン型とプルトニウム型を実験のように使い分け、何十万もの同胞を虐殺されたというのに、なぜアメリカが宣う「原爆投下の正当性」を受け入れねばならないのか。
 確かにそのような見方があることは認める。しかし、日本の政治家がそれを言葉にしてはおしまいだろう。原爆投下の是非に関する価値観まで、アメリカに依存せねばならない道理はない。
 そもそも、元になっている歴史的事実が間違っているため、一つの見方として成立すらしていなかったりする。久間氏は「日本が戦後、ドイツのように東西で仕切られなくて済んだのはソ連が(日本に)侵略しなかった点がある。」と述べているんだが、ソ連は実際に日本に侵攻してきている。ドイツ分割やソ連参戦がアメリカの意図でなかったような言い方も問題あるし…。要するに、根本的に間違っているということ。

2.「しょうがない」を「投下を容認した」と解釈するのは飛躍だ、という擁護に対して
 個人的には「しょうがない」を辞書的に解釈すれば、「容認した」ことになるのがまともな国語力だろうと思うのだが…その私感はとりあえず引っ込め、「別の意図があるのではないか」という主張を認めたとしても、「容認」と受け取られ得る発言をした時点で、閣僚としては問題有りだろう。選挙前のこの時期に、発言に慎重さを求める能力すらないということである。発言内容とは別の点で、問題だ。

3.当時の政府のやり方を批判しているだけだ、という擁護に対して
 原爆を投下される前に、戦争を終わらせることができたのではないか、という当時の日本政府に対する批判を久間氏はしているのだ、という意見。その主張は理解できるが、久間氏の発言に直接それに触れた部分は見られず、かなり優しい読み取り方だと言わざるを得ない。

4.原爆投下を容認することで日本の核保有の道を開く、という意見に対して
 日本の防衛大臣がアメリカの原爆投下を「しょうがない」と述べることによって、日本が核兵器を保有することも「やむを得ないこと」とすることができる。原爆を議論すべきでないアンタッチャブルな存在に留めおくのではなく、その存在意義を認めることで、日本が核を保有する正当性へ繋げようとする…久間発言にはそのような効果がある、という見方もある。
 久間発言に何か利点があるとすれば、(久間氏本人には自覚が無く、結果論にすぎないであろうが)確かにこの点であると思う。しかし、原爆投下を容認すると受け取られる危険を冒してまで、国民感情を逆撫でする危険を冒してまで、野党やマスコミに突っ込まれる危険を冒してまで、件の内容の発言でなければならない理由は見当たらない。
 また、アメリカの原爆投下を日本の核保有の正当性へ繋げることは、「日本が核保有したら先制攻撃で使い得る」と宣言するに等しい。それは逆に、日本の核保有の道を閉ざすことになりはしないだろうか。


 正直言えば、1も3も4も、(全体的に、或いは部分的に)理解はできる。しかし、「選挙前の大事な時期に拙い発言をした」という部分で、そんな意図はどうでもよくなってしまう。確かにリーバー氏の発言は放置しておきながら今回の久間発言にかみつくマスコミや左巻きはウザいのだが、付け入る隙を与えたのは他ならぬ久間氏である。


 ついでに。「忸怩たるもの」の使い方がちょいと気になる。
安倍首相が久間発言を擁護、「被爆地長崎の考え方も披歴」(6/30読売)
 安倍首相は30日、遊説先の香川県丸亀市で記者会見し、久間防衛相の原爆投下に関する発言について、「詳しいことは聞いていないが、米国の考え方を紹介すると同時に、原爆の惨禍にあった長崎について自分としては忸怩(じくじ)たるものがあるという被爆地としての考え方も披歴されたと聞いている」と述べた。