過去の世迷い言                前のページへ戻る

メモ (6/29)

 全てが予想通りなんだけど、一応メモ。

北朝鮮拉致被害者・金英男さん記者会見、一問一答
【金剛山29日聯合】北朝鮮拉致被害者の 金英男(キム・ヨンナム)さんは、南北離散家族面会行事2日目を迎えた29日、金剛山ホテルで記者会見を開いた。
 以下は一問一答。

 ―北朝鮮ではどのような暮らしをしてきたか。
 「大学にも通い、現在は重要な職責で働いている。家内は党学校で学んでいる。家内の両親は平壌市人民委員会の副委員長で、事業をしている」
 ―今の仕事を具体的に説明すると。
 「統一部門関連事業をしている。ここでは統一事業への関心が高く、特殊部門と呼んでいる」
 ―どのようにして北朝鮮に渡ったのか。
 「1978年8月5日、夏休みを利用して友人らと仙遊島海水浴場に遊びに行った。先輩2人が女性に貸した録音機を返してもらってくるよう言い、暴力をはたらいた。言う通りにしなければさらに殴られるかと思い、一時身を隠そうと海辺の小さい船に隠れた。少し漕ぎ出して安心し横になっているうちに眠ってしまった。目を開けると島も海水浴場の灯りも見えなかった。死ぬのかと思ったが、遠くないところに1隻の船が通ったので助けを求めた。船にいた人々に状況を説明したところ、島に戻るのは難しいので一緒に行こうといわれた。後になって北朝鮮の船だと分かり、南浦港に着いた。北朝鮮だと聞いて、怖くて心配になった」
 ―その後どうしたのか。
 「最初の数日は眠れず食欲もなかった。徐々に北朝鮮の人たちの親切さに触れ、心も落ち着いた。あちこち見て回るうちに北朝鮮に対する認識が変わり始めた。韓国に戻っても生活は苦しく、悩んだ末にここで少し勉強をしてから戻ればいいと思い、歳月が流れ28年が経った」
 ―ヘギョンさんと横田めぐみさんについては。
 「86年初めにめぐみから日本語を学ぶうちに親しくなり、86年8月に結婚した。娘が生まれ、3年間幸せに暮らしたが、めぐみに病気の症状がみられるようになった。出産後の健康管理が行き届かなかったこともあり病状が悪化し、うつ病を患い精神的に問題が生じるようになった。不幸にも回復がならず、94年に死亡した」
 ―めぐみさんの遺骨を日本に渡したが。
 「2004年11月に平壌で日本政府代表団に会ったとき、めぐみの問題について具体的に説明した。たっての願いで遺骨を渡した。当時日本側の団長は遺骨を受け取り、私から直接受け取ったとめぐみの両親に責任を持って伝え、公表はしないと自筆の確認書を残した。しかし遺骨はあちこちに分けられ鑑定まで行われ、偽者だという稚拙で幼稚な主張が始まった。夫である私とめぐみに対する冒涜(ぼうとく)であり、耐え難い人権じゅうりんだ」
 ―めぐみさんの死亡日と死亡理由は
 「94年4月13日だ。独身時代から患っており、幼い頃事故に遭い脳にけがをした記憶があると話していた。よく頭が痛いと言っており、なかなか治らなかった。妻として母として、家庭生活を営むことができない状態になり、専門病院に入院したが、治療の甲斐がなかった」
 ―めぐみさんは自殺したというが。
 「うつ病による統合失調症だったが、好転したときに自殺を図ることが多いと聞く。何度かそういうことがあった。具体的な内容や方法は言わないが、結局、病院で自殺した」
 ―めぐみさんの両親が、ヘギョンさんを日本に帰して欲しいと言っているが。
 「ヘギョンはめぐみの娘であり、私の娘だ。要求自体が私としては納得しがたい。日本当局の姿勢を見ても行かせたいと思えないし、本人も行かないと言っている」
 ―名前については。
 「韓国にも特殊事業を行う機関があるというが、携わる人は対外的には違う名前を名乗っているのでは。名前の公開は私生活の部分であり、本名が知られるといいことよりも悪いことのほうが多いため、異なる名前を名乗った。
 ―静かに暮らしたいと言うが、日本側の関心についてどう思うか。
 「良い面からの関心なら嬉しい。しかし、党と国の配慮でここまで成長した者として、自分の問題で北朝鮮にとっての害となる関心ならば必要ない」
 ―出身大学はどこなのか。
 「金星政治大学だ」
 ―78年の失踪について、仙遊島に上陸して連れ去ったという証言もあるが。
 「私の話したことが事実だ。他の証言は関係ない」
 ―故郷を訪問してみたいか
 「故郷への思い出や郷愁、行ってみたいという思いはある。しかし、今南北間が置かれた状況から考えると、まだその時期ではないとうだ。今後機会が作られれば行くつもりだ」


 金英男さんは「言わされている」立場で、彼の言葉を責めるわけにはいかない。
 ただ、金正日には凌遅刑を言い渡したい気分。



また続く「従軍」慰安婦問題 (6/29)

 埼玉の上田知事がGJ発言。いや、当たり前すぎる発言なんだけどね。

県議会で知事発言 「従軍慰安婦いない」(朝日)
◇政府公式見解と矛盾
 上田清司知事は27日の県議会の一般質問の答弁で「慰安婦はいても、従軍慰安婦はいない」と発言した。従軍慰安婦問題については93年に当時の河野洋平官房長官が旧日本軍の関与を認める談話を出しており、「政府の公式見解を否定するもの」と発言の撤回を求める動きも出ている。
 上田知事は、県平和資料館(東松山市)に展示されている年表の91年の欄に「従軍慰安婦問題など日本の戦争責任論議多発」と書いてあることを挙げ、「古今東西、慰安婦はいても、従軍慰安婦はいない。民間の業者が連れて行ったりするのであって、軍そのものが連れて行ったりするわけは絶対にない」と発言した。
 さらに「自虐的な感情を抱かせることなく、真実、日本の正確な立場を学べるようにするのが大事」「こうした間違った記述は修正しなければならない」と話し、有識者で作る同資料館の運営協議会に展示内容の見直しを要請した。
 議場から「そうだ」「間違っている」と賛意と反発の声が上がり、一時騒然とした。
 従軍慰安婦問題を巡っては93年、政府が公文書や関係者を調査し、「慰安所は当時の軍当局の要請により設営されたもので、旧日本軍が直接または間接に関与した」「業者が募集した場合も本人の意思に反して集められた事例が多い」と日本軍の関与を認めている。
 議会後、共産党県議団は「知事の答弁は政府の公式見解を否定するもの」との談話を発表し、発言の撤回を求めている。


 政府見解ってのはこれ。いわゆる河野談話ですな。

慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
 いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。
 今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
 いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。
 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。
 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。


 慰安婦がいたことはおそらく確かだろうが、それに軍が直接関わったという証拠はない。3年ほど前だったか、「日本軍の関与が示された証拠」ってのが出てきたが、読めばなんてことはない、「軍を騙って女を集めている朝鮮人がいるから取り締まれ」ってな内容。むしろ、日本軍は抑えにまわっていたことを示す証拠であった。

 「従軍」慰安婦がいたことを示す証拠は、今のところ、慰安婦だったと名乗る女性達の証言しかない。しかも、その証言がいい加減すぎては、それを受け入れるわけにはいかない。「被害者を嘘つき呼ばわりするのか」「昔のことだから記憶が曖昧なのだ」という擁護も時々聞くが、曖昧な証言「のみ」を証拠に「旧日本軍は悪かった」という結論を導くのもまた乱暴な話。曖昧な証言しかしない被害者に「あなたのお父さんに強姦されました」と言われて、それを鵜呑みにするアホはいまい。

 元慰安婦という方々の証言の曖昧さについては、2004年12月に当欄で書いた文章を自己引用。
 「面会したのは現在の韓国の大邱から16歳で連行され、台湾で慰安婦生活を強いられたという李容洙(イ・ヨンス)さん(75)と、13歳でフィリピン・パナイ島を占領した日本軍に両親を殺され、駐屯地の慰安所で強姦(ごうかん)されたと訴えるベアトリス・トゥアソンさん(74)」と記事にはあるが、現在12月だから12月生でなければ李さんは1929年生まれ。16歳となると、1945年の途中から1946年の途中まで。これで誕生日が9月とかならおかしいことになるなと思い、誕生日が知りたくなってきたのでググってみると、ここで1928年生まれと出ている。つまり12月生ということで、年齢に関しては問題なし。また以前存在していた自称慰安婦のように年齢で時系列を辿ると「オランダ統治時代のインドネシアで日本軍の慰安婦をしていた」ということになってしまったというアホな話もない。
 しかし、一つ問題を発見。
 このサイトでは「1944年、16歳の時に「軍服みたいな服を着た男」に連行され、台湾へ。移動中の船の中で、日本の兵隊たちに繰り返し強かんされる。その後、連れて行かれた先の台湾で、日本軍「慰安婦」としての生活を3年間強制された」とある。日本軍慰安婦として3年間強制?1947年まで慰安婦だったということですか?もし戦後にも従軍慰安婦が存在していたというのが事実であれば、お教えいただきたい。ただ、ここにもプロフィールが出ているが、やはり時系列がどうも怪しい。44年から3年間慰安婦をして、「解放」(日本の敗戦)後、しばらくしてから韓国に帰るということはどういう意味なのか。日本は47年まで戦争していたんですか。まぁ確かにサンフランシスコ条約まではそうかも知れないが、でも敗戦と言ったら普通45年を指しますわなぁ。


 日本の統治に苦しんだ、という朝鮮人の言い分を否定するつもりはない。日本の統治で恩恵を被った部分もあると言いたいところだが、戦時中ゆえの苦しみがあったのもまた確かだろう(日本本土でも同じことだったが)。また、他人の心理を我々が断ずることも不可能(だからといって韓国の言う謝罪や賠償をすべきとも思わない、それを解決するための講和条約、平和条約であろう)。
 しかし、その「苦しみ」を捏造した歴史観や証拠のない話で訴えられて、批判を甘受するわけにはいかない。「無いこと」を「あった」と言われる腹立たしさももちろんあるが、黙っていては、「無いこと」を「事実」にされてしまう。無いものはない、とはっきり言わねばならない…んだけど、細田官房長官が慰安婦に謝罪したりしてんだよな、小泉内閣は。



隣のおじいちゃんも心配 (6/28)

監禁で韓国籍男ら3人逮捕 女子大生誘拐事件(共同)
 東京都渋谷区で美容外科医池田優子さん(47)の長女で明治学院大4年果菜子さん(21)が誘拐され、3億円が要求された事件で、警視庁渋谷署捜査本部は27日、監禁の現行犯でいずれも職業不詳の横浜市鶴見区小野町、韓国籍の崔基浩(54)、住所不定、中国籍の李勇(29)、岩手県紫波町、伊藤金男(49)の3容疑者を逮捕した。
 容疑者らは「身代金を要求するため女性を車に連れ込んだ」「(果菜子さんを)狙った」などと供述。誘拐についても認めているほか、逮捕時に果菜子さんの写真も見つかっていたことが判明。事前に写真を用意していた可能性があり、捜査本部は計画的犯行とみて調べている。
 27日午前1時25分、監禁場所となっていた川崎市内のマンションの一室に捜査員が突入。室内にいた伊藤容疑者が改造拳銃とみられる銃を1発発射、捜査1課の警部補(36)の側頭部をかすめ軽傷を負ったが、拉致から約13時間後に果菜子さんを保護した。


 犯人が日本人、中国人、韓国人と多国籍であることに奇妙な感慨を覚えたりもする。こいつらがプロの犯罪集団だと言うつもりは全くないが、しかしアジアの犯罪野郎が日本に出稼ぎに来るのが目立つようになった世相を反映しているように思えるからだ。
 中国籍の李勇は、就学ビザで来日したまま、ビザが切れても居座っていた不法滞在者。不法入国、不法滞在に厳しく対処していかないと、これからもどんどん中国や韓国の犯罪集団が流入し続けることになるだろう。日本を、「誘拐ビジネス」が横行するような国にしてはならない。

 共同の記事だと警察はかっこよく描かれているが、実際はこんなコトもあったようで。

警視庁、隣接の建物に誤って突入 女子大生誘拐(産経)
 警視庁は当初、果菜子さんが監禁されていたマンションを隣の3階建てマンションと間違え、捜査員が同じ「305号室」に誤って突入していた。
 (中略)
 同室に住む無職の男性(63)によると、部屋で絵を描いていたところ、施錠したはずのドアから私服姿の7、8人の男らがいきなり室内に踏み込んできた。


 おじいちゃん、びっくりしただろうなぁ。


 テレビでは、解放直後の被害者とその親の映像が頻繁に流れていたが、「誘拐される心当たりは?」という質問に対して「心当たりはありません」と答える白々しさが気になってしょうがなかった。
 被害者の母は、かつて様々なバラエティや情報番組に出演していた。「カリスマ美容外科医」などと乗せられて、娘ともどもその成金生活を披露していた。そりゃ「誘拐の対象を物色している人間」に絶好の指針を与えますってば。てかマスコミは、未だにカリスマなんて言葉を使ってるのな、恥ずかしい。ここ十年くらいか、カリスマって言葉がやけに軽くなってしまって使いづらくなっちまった。
 他にも喋ってる映像を見ていろんなことが言いたくなってくるが、ここから先はチラシの裏にでも書いておく。


 おまけ。
興毅批判許さん具志堅ジムと絶縁

 具志堅さんの意見と100%一致。てか、亀田にゃ興味はない。
 いや、持ち上げまくっているマスコミが、いつ奈落の底に叩き落とすのか、っていう興味はあるけど。



朝から本多の顔を見た (6/26)

 朝からテレビで本多勝一の顔を見てしまい、気分が悪い。
 本多は「NHKには金を払わない」と宣言していたらしいのだが、NHKの集金人が「本多さんも払うようになりました」と嘘ついて集金していた、って話。

<NHK>集金でウソ…「本多勝一さんも受信料払っている」(毎日)
 NHK沖縄放送局営業部のスタッフが今年1月、受信料集金の際に「NHK受信料拒否の論理」の著書があるジャーナリスト、本多勝一さんの名前を持ち出して「本多さんはもう受信料を払っています」などと虚偽の説明をして、集金しようとしていたことが分かった。NHKは事実関係を認め、本多さんに文書で謝罪した。
 スタッフは、受信料の徴収についてNHKと業務委託契約を結び、個人事業主として活動。一昨年発覚したNHKの不祥事をきっかけに受信料を払っていなかった視聴者を訪問した際、本多さんの著書に言及する視聴者に「本多さんは滞納分も含めて全額払ったと聞いている」などと説明し、受信料の支払いを求めたという。不審に思った視聴者が本多さんに連絡を取り、事実でないことが分かった。
 ◇沖縄のスタッフ…NHKは本多さんに文書で謝罪
 本多さんは朝日新聞記者だった73年に著書を出版し、支払い拒否を公表した。本多さんが編集委員を務める「週刊金曜日」には数年前から、同様の問い合わせが複数あるという。本多さんは「そういう使われ方をするとは予想していなかったので、驚いた。私は受信料を支払わないとは言っていない。NHKが本当の公共放送であれば払う」と話している。
 NHK広報局は「スタッフの勝手な思い込みだった。事実と異なることを話して受信料の支払いを求めるのは、視聴者の信頼を損なうもので、あってはならない。他に同様の事例はない」とコメントした。


 こいつの言う「本当の公共放送」というのは、「もっと中国寄りに」「もっと韓国寄りに」「もっと北朝鮮寄りに」「もっと日本を貶めて」ということなんだろうが。
 NHKが悪くないとは言わないが、嘘つきが嘘のネタにされた、ってだけの話。

 ついでに、朝日の記事でも変なものを見つけ、さらに気分が悪い。

韓国大統領、「日本の侵略思い出す」 朝鮮戦争記念日(朝日)
 朝鮮戦争開戦56周年にあたる25日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)・韓国大統領はソウル市内で演説し、「北朝鮮のミサイル問題など朝鮮半島の安保状況は依然として流動的」としたうえで、平和を維持するために北朝鮮との信頼構築や韓国軍の自主的な防衛力の充実、対米同盟関係の維持が必要だと訴えた。
 一方で「毎年、この日が来ると我が国の歴史を振り返って複雑な心境になる」と述べ、「例えば1592年、我が国は日本に踏みにじられ、あらゆる侮辱を受けた。中国からも2000年の間、何度となく侵略を受けた」と、豊臣秀吉が朝鮮半島を攻めた「文禄・慶長の役」までさかのぼって「受難の民族史」を強調した。
 一方、韓明淑(ハン・ミョンスク)首相は在郷軍人会主催の集会で、「北朝鮮はミサイル問題に対する国際社会の憂慮を、一刻も早く解消しなければならない」と語り、6者協議への早期復帰も促した。


 「朝鮮戦争」の開戦の日が来ると「日本の侵略を思い出す」……意味が分からぬ。しかも、秀吉さんまで持ち出しますか。ならばうちらは元寇の被害について謝罪と賠償を…。ついでに、百済に割譲した土地の返還を要求するとか。


 さて、気を取り直して。

民団団長「白紙に近い状態」 総連と「和解」で謝罪(産経)
 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との「和解」で合意した5月の「共同声明」をめぐり内部で続いていた混乱を収拾するため、在日本大韓民国民団(民団)は24日、都内で臨時中央委員会を開き、河丙●・中央本部団長は、共同声明が機関決定を経ずに合意されたことを認め、謝罪した。河団長は「和解」合意について「白紙に近い状態」とも述べたという。朝鮮総連との和解の正当性を団長自身が否定したことになり、両民族団体の「歴史的和解」の先行きは不透明な状況となった。
 関係者によると、河団長は朝鮮総連との「和解」をうたった「5・17共同声明」について、声明の原案作成と合意までの過程で民団の正式な機関決定を経ていなかったとして、「こういうやり方でやったことを謝罪します」と発言。辞意を表明していた5人の副団長について、共同声明の実務を担ったとして辞任させる意向を示したという。
 河団長はまた、朝鮮総連との「和解」の合意について「白紙に近い状態」などと述べ、中央委員からは団長の進退を問う声も上がったという。
 民団は先月17日、河団長が朝鮮総連の徐萬述議長と会談。共同声明を発表したが、取り組んできた脱北者支援を実質上、一時棚上げするなどの方針転換を地方本部が批判。反発が広がり、韓国・光州で開かれた「民族統一大祝典」への朝鮮総連との共同参加など合意事項の見送りが相次いでいた。
     ◇
【用語解説】民団・総連の共同声明
 60年間にわたる対立関係を解消しようと、民団の河丙●団長と朝鮮総連の徐萬述議長が5月17日に会談、署名した。共同声明は会談を「歴史的な出会い」と表現、6月の南北共同宣言記念行事への共同参加や植民地支配からの解放を記念する「8・15記念祝祭」共同開催などの合意事項が盛り込まれたが、今年の記念行事共同参加は実現せず、記念祝祭共同開催も見送る方向。
●=金へんに玉


 突然の「和解」発表から続いていたゴタゴタは、結局「白紙」という形で幕…いや、これからもゴタゴタは続きそうか。
 やはり明らかにしてほしいのは、民団のトップが暴走した経緯。盧武鉉政権の指示があったか或いは民団トップが盧武鉉政権に擦り寄ろうとしたと私は思っているし、金大中の訪朝予定に合わせた面もあったと思っている。金大中の訪朝に伴う表沙汰になっていない「計画」がたくさんあったのではないか。金大中の訪朝は取りやめになったが、盧武鉉の太陽政策(というより同化政策か)は未だに進行中。親北朝鮮勢力がどれくらい民団に入り込んでいるのか、とても気になるところ。

 こっちは完全に取り込まれたのかなぁ。

「日本の取材は受けない」 金英男さん家族(共同)
 【ソウル25日共同】韓国の聯合ニュースは25日、横田めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者の金英男さんと母親の崔桂月さんの28日の再会を前に、韓国側の家族が日本のマスコミの取材を拒否する宣言をしたと報じた。
 韓国の拉致被害者家族会の崔成竜代表は25日、韓国人拉致問題を北朝鮮への圧力強化などに利用し政治問題化しようとする日本側の動きに歯止めをかけるため、と説明。一方で横田めぐみさんの両親らとは今後も協力する姿勢も示した。
 崔桂月さんは、金英男さんの姉の金英子さんとともに28日−30日に北朝鮮の金剛山で面会する予定。面会では北朝鮮が「死亡した」としているめぐみさんの消息が判明する可能性もあり、日本のマスコミ各社は、面会を終えて韓国に戻る30日に崔さんらを取材する見通し。


 「太陽政策」を掲げる盧武鉉とそれを利用したい金正日に、まさに政治利用されているのは崔成龍さんなのだが。



 おまけ。

誤審に救われた韓国/G組
 韓国協会幹部は「試合後に文句を言うのはスポーツマンらしくない。もし前半0−2なら、韓国は後半さらに攻撃的にいってもう1点取ったはず」と反撃した。
【W杯】「詐欺だ」「審判を除名すべきだ」…韓国スターたち、不当審判をいっせいに非難
FIFAサイト、抗議殺到で韓国からの接続を遮断

 何があろうとも、ネタを作って燃料投下せずには気が済まないのか。余計なお世話ながら、「戦いに対する敬意」を、本気で学ぶべきだと思う。サッカーに関してはそれなりの実力があるのは確かなんだから、試合以外の部分についても世界レベルになってほしいもんだが。無理な話か?



これからは地元のクラブを応援しましょう (6/24)

 ワールドカップ、やっぱり順当な国が勝ち上がってきた。ガーナには少し驚いたけど。
 ちなみに決勝Tに進んだのは、ドイツ、スウェーデン、アルゼンチン、メキシコ、イタリア、オーストラリア、スイス、ウクライナ、イングランド、エクアドル、ポルトガル、オランダ、ガーナ、ブラジル、スペイン、フランス。

 やっぱジーコを責める声が多いねぇ。確かにジーコの采配には疑問を感じる部分が多々あったが、ジーコが頑張ってどうにかなるレベルじゃなかったというのは、ブラジル戦で証明されたはずなのに。
 Jリーグ発足前から日本のサッカーのために動いてくれたジーコのことを思うと、私にはとても「無能な指揮官」などと呼ぶことはできない。仮に名采配を見せたからって、日本サッカーのレベル自体が上がるわけではあるまいに。韓国みたいに目先の勝利を目指すという方針でサッカーの発展を考えるなら別だけど。
 トルシエの遺産を食いつぶしただけ?プロ野球のチームじゃあるまいし、若手育成は国内クラブやU-20で行うもので、日本代表の戦いは常に本番で中途半端な若手が出る幕はないと思っていたので、そんな考えはミジンコほども頭には浮かばなかった。まぁ、私はトルシエが大嫌いだったからなぁ。

 これからは、地元のクラブのサポをして、底辺の拡大に少しでも貢献しようかと思っとります。裾野の拡大に何らの寄与もしないで日本代表や代表監督を責めるのもおこがましい話なのでね。うちの県にあるクラブは地域リーグ所属なのだが、そこが成長してJFL、J2と出世していく姿を見るのも楽しみだし、そこの選手が何年後かに日本代表でプレーできることを夢見るのも楽しそう。



2−1で勝利? (6/22)

 今日の夜中、というか、明日の明け方か、いよいよブラジル戦。「占い」では、日本が1点差で勝つようですが。

6/2 水戸1-0横浜FC → 6/4 日本 1-0 マルタ
6/10水戸 1-3 神戸  → 6/12 日本 1-3 オーストラリア
6/17水戸 0-0 鳥栖  → 6/18 日本 0-0 クロアチア

6/10横浜FC 1-0 草津 → 6/13 ブラジル 1-0 クロアチア
6/17横浜FC 2-0 湘南 → 6/19 ブラジル 2-0 オーストラリア

6/21水戸 2-1 草津  → 6/23  日本 ? ブラジル
6/21横浜FC1-2 札幌  → 6/23 ブラジル ? 日本

 草津、空気読め。

 勝てなくてもいいです。いや、勝ってくれればそりゃ嬉しいが、楽しい試合を見せてくれればそれでいい。フランス大会から順を追ってみれば成長しているのは明らかだし、ここの選手が明確な意識を持つことや、追い込まれたときの精神的な強さなど、ジーコに与えてもらったものは、とても大きい。まったりと観戦させてもらいますわ。

 こう考えた方が、勝ったときの喜びが大きい。



陸自撤収 (6/21)

 陸上自衛隊の撤収が決まった。これまで犠牲者が出なかったことに安堵し、その活動に感謝と敬意を表すると同時に、撤収が無事行われることを祈りたい。

 テレビやラジオを見るにつけ、「自衛隊は宿営地に引きこもってばかりだった」とか「自衛隊は何をしに行ったか分からない」とか言う声が未だにあるんだな、とゲンナリ。自衛隊を批判する、或いは自衛隊派遣を行った政府を批判するのは別に自由なのだが、「自分が自衛隊が何をやっていたか知らないこと」を「自分が知らないから自衛隊は何もやっていない」と勝手な脳内変換を行うのは勘弁して欲しい。
 せめて自衛隊員の声が載っているこれを読もうや。


 まぁ、マスコミの報道は当てにならないってのも確か。朝日などは、米軍と自衛隊を混同するようなイラク人の声ばかり報道するし、自衛隊の具体的活動については全く報じない。産経は大丈夫かと言えば、政府に都合が良い報道をする面もあるので、「いい面」ばかりを強調している可能性が無いわけではない(上記紹介の本も産経絡みだけど)。朝日よりはマシだと思うが。

 マスコミついでにTBSも批判しとこ。筑紫哲也のお笑いニュースモドキショー(NEWS 23とも言う)では、「自衛隊撤退」と原稿を読んでいた。はて、自衛隊はどこかの軍隊に敗北でも喫しましたかな?作戦完遂に伴う「撤収」と敗北時に行う「撤退」の区別が付かないような国語力の持ち主が、一時期でも「知識人」ともてはやされることはないと思いますので、おそらく故意にやったと思われますが、いかがでございましょうか。朝日やテレビ朝日も「撤退」としていますので、おそらくはその思想に問題有りと思われます。


 さて、自衛隊のサマーワへの貢献は認めつつも、自衛隊の立場については、実質的に何の変化もないことは指摘せねばなるまい。
 自衛隊の行動に関しての縛りは全く変化無し、国際支援についての恒久法も議題に上らず。イラク支援をテコに自衛隊の位置付けを明確にし、日本が有する軍隊としての行動力と名誉を付加させる、くらいのことはすべきだったんじゃないの、小泉さん。



期待しているからこそ (6/20)

安倍官房長官らに質問状=「統一教会ダミー団体」に祝電で(時事)
 日本基督教団統一原理問題連絡会と全国霊感商法対策弁護士連絡会は19日、東京都内で記者会見し、「安倍晋三官房長官と保岡興治元法相らが、統一教会のダミー団体が5月に福岡県で開催した集会に祝電を送っていた。統一教会の宣伝として利用される恐れがある」などとして、両氏に祝電を送った経緯などを問う質問状と抗議文を送付したことを明らかにした。

統一教会系集会に祝電 「担当者注意」と安倍長官(共同)
 統一教会の関連団体「天宙平和連合」が開いた集会に安倍晋三官房長官名の祝電が寄せられたとして、全国霊感商法対策弁護士連絡会が19日、参院議員会館で記者会見を開き「統一教会の活動にお墨付きを与える遺憾な行動だ」として、安倍長官に公開質問状を出したことを明らかにした。
 統一教会をめぐっては、霊感商法や違法な勧誘などが問題となり、各地で訴訟が相次いでいる。安倍長官は「私人の立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送ったとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者によく注意した」とのコメントを出した。
 同連絡会などによると、同連合などの実行委員会が5月13日、福岡市内で約8000人が参加する集会を開催、安倍官房長官名の祝電も寄せられたという。連絡会は公開質問状で、祝電を送った経緯などの説明を求めている。


 「私人としての立場で」と「官房長官の肩書きで」という部分との整合性が私には理解できない。事務所が勝手にやった可能性が高いという擁護をしようかとも思ったが、事務所の管理をできていないという点では、やはり責任を免れるものではない。かなり前から安倍さんと統一協会の繋がりは噂として流れていた。マスコミがあまり飛びついていないのが不思議なのだが、この際、はっきりさせた方がいいだろう。

 統一協会は国際勝共連合という団体を組織しており、日本の保守政界にも食い込んでいると言われているから、親父さんやお祖父さんの代から付き合いがあったのかもしれない。或いは、安倍さんに近い人物が親北朝鮮の人物か組織の意向をくんで故意にイメージダウンを狙ったのかもしれない。或いは、本当に単に事務所の不注意なのか。

 仮に、好意的に解釈して、統一協会の利用できる面だけを利用する心づもりであったとする。そうだとしても、組織に祝電を送るような表に出る可能性がある行動は採るべきではない。北朝鮮に対する姿勢から、スキャンダルを鵜の目鷹の目で探し回られている人物なのだから。

 統一協会は、「ふつうの団体」みたいな顔をした「子会社」がたくさんある。私の大学にも、サッカーサークルに化けていた統一協会絡みの組織があった。
 ただ、今回は「天宙平和連合」。怪しさ爆発の名前。



勝ち点1 (6/19)

 ブラジルが2-0でオーストラリアに勝ち。「望みは繋がった」というのは嘘ではないけど、オーストラリアがクロアチアに勝っちゃうとダメだし、日本がブラジルに大勝しなきゃならないってことで、かなり厳しい。対日本戦ではブラジルは主力を休ませると思われるが、そうなると控え組は当然猛アピールしたいから必死になるだろうし。でも、相手が強いとなぜかレベルアップするのも、日本の妙な特徴だし。

 まぁ、クロアチアのDFかと見紛うばかりの、柳沢のシュート(?)を見ちゃうと、まだ決勝Tに行くべきでない、とも思えてくる。底辺から裾野を広げる形での発展を図る方針を選び取ったのだから、結果が出るにはやはり十年、二十年かかるのだろう。

 そういえば、「君が代をしっかり歌わない選手がいた、この時点で負けていた」とか言う意見も見かけた。国歌はしっかり歌うべきだし「日本代表である」という矜恃をしっかり持つべきだというのは確かにそうなのだが、あまりに精神面ばかり強調した意見で、違和感感じたなぁ。国歌をしっかり歌えば勝てるって訳でもあるまいに。なんだか、サッカーをバカにされた気分。


 さて。
 海にでも一発撃ってみてよ、政府がどういう行動を採るかを見てみたいから。陸地はさすがにマズいなぁとは思うが、でもそれでどうしようもない左巻きお花畑含めて日本人の目が覚めるなら、それもアリか。

北テポドン、厳戒 政府、発射なら安保理要求(産経)
 北朝鮮による長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射に備え、日米両国は18日、厳重な警戒態勢をとったが、発射はなかった。19日も情報収集と警戒態勢を続行する。政府は北朝鮮がミサイル発射に踏み切った場合、米国と連携して、ただちに国連安全保障理事会の開催を求めるとともに、北朝鮮籍船舶の入港禁止など制裁を発動する方針を固めた。
 額賀福志郎長官をはじめ、守屋武昌事務次官、先崎一統合幕僚長ら防衛庁の主要幹部は18日、同庁に集まり情勢分析を行った。その結果、同日夕の段階で「特別変わったことはなく、同日中の発射はない」との見方で一致した。
 一方、麻生太郎外相は18日、北朝鮮がミサイルを発射した場合の対応について、「公海に撃っても(ミサイルの発射凍結を盛り込んだ)日朝平壌宣言の違反だ。ただちに国連安保理の開催を要求する」と述べた。都内で記者団に語った。安保理のほか、7月中旬の主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)の主要議題に持ち込む構えで、北朝鮮への国際的な圧力を強める考えだ。
 さらに、日本政府は、改正外為法による北朝鮮への送金停止や特定船舶入港禁止法を適用、万景峰号をはじめとした北朝鮮籍船舶の入港禁止など日本独自に「経済制裁」を発動する検討に入った。
 これに関連、麻生外相は18日のフジテレビ「報道2001」などで「対抗できる法律的な整備は終わっている。それを発動することが次に出てくる」と述べた。
 北朝鮮がミサイルの発射準備を続けていることについて、麻生外相とシーファー駐日米大使は17日夜の会談で、「北朝鮮側のメリットがみえてこない」との認識で一致。
 北朝鮮側の真意が不透明な中で、政府は「最悪の事態は考えておかないといけない」(麻生外相)として、19日も警戒態勢を続ける方針だ。


麻生外相、経済制裁を示唆 テポドン2発射あれば(朝日)
 麻生外相は18日、北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2」を発射した場合の対応について、ミサイル発射凍結に合意した02年の日朝平壌宣言に違反するとの認識を示し、「直ちに国連安全保障理事会の開催を要求する」と述べた。さらに「(北朝鮮の貨客船)万景峰号の話などいくつかあるので、どれを使うか検討する」と話し、日本政府としては特定船舶入港禁止法や改正外為法に基づく経済制裁措置を検討する考えを示唆した。都内で記者団に語った。
 軍事衛星情報などから北朝鮮はミサイルを発射する準備を進めていると見られる。麻生外相は経済制裁の可能性を示すことで、北朝鮮側を牽制(けんせい)してミサイル発射の自制を求めたいようだ。
 麻生氏は18日の民放の報道番組で「(ミサイルが)日本に落ちる可能性はゼロではない。落ちて真下に日本があったら話は込み入る」と語った。その後、記者団に「2発、3発くらえば別だが、1発届いたから武力行為と見なしてただちに(対応する)ということにはならない」と述べ、国内に着弾した場合に日本への先制攻撃と見なすかどうかは状況に応じて判断する考えを示した。
 また、麻生氏は民放番組で、ミサイル発射をしなければ米国が北朝鮮への金融制裁を中止する可能性については「今の段階では、ない。(ミサイル発射を)やめたらこうだ、という話はしていない」と述べ、米国側に譲歩する考えはないとの見方を示した。
 北朝鮮がテポドン2を発射した場合に備えて、防衛庁と在日米軍は警戒態勢を強化している。額賀防衛庁長官は18日午後、守屋武昌事務次官、先崎一統合幕僚長ら幹部と同庁で対応を協議。海上自衛隊がイージス艦や電子戦データ収集機EP3などを展開させて動向を注視しているほか、米軍の電子偵察機RC135S(コブラボール)が沖縄県の嘉手納基地を拠点に監視飛行している。

 麻生さんが言うとおり、手の内をテレビで話す必要はないわな。ただ、朝日記事の方に引用されている「1発届いたから武力行為と見なすわけではない」って発言は、朝日の有名な発言「1発だけなら誤射かも」を想起させて、ちょいと嫌な気分。誤射だろうが、日本に向けて物騒なものをぶっ放す時点で、政府には毅然とした対応を示して欲しいのだけど。

 「報道2001」では靖国の話をしていた。「靖国を宗教法人ではなくする」という話だが、黒岩が突っ込んでも、やはり煙に巻くだけ。何か裏で進行している話でもあるのだろうか

 しかし、先制攻撃せずに向こうが撃ってくるのを待ってるってのもアレですな。燃料注入された時点で攻撃と見なして、ミサイル基地を爆破するくらいでなければ、北朝鮮が本気になったときに対応できない。平和憲法を頑なに支持する人は未だにいるのだけれど、向こうの攻撃が行われてからしか行動できない現憲法は、国民にとっては非情な覚悟を要するもの。一発目の攻撃は甘受せよ、ってものすごく無責任な話だわさ。



まだやってるのかよ、追悼施設 (6/16)

靖国参拝問題 国立追悼施設の設置求める 超党派議連(毎日)
 自民、公明、民主3党の超党派議連「国立追悼施設を考える会」(会長・山崎拓前自民党副総裁)は15日、国会内で総会を開き、政府への提言をまとめた。小泉純一郎首相の靖国神社参拝に中国、韓国が反発していることを念頭に、無宗教の国立追悼・平和祈念施設の設置を求め、首相の公式参拝について、憲法違反の疑いや第二次大戦のA級戦犯合祀(ごうし)などを問題点として挙げた。
 提言は、02年12月に当時の福田康夫官房長官の私的懇談会が提唱した構想を踏襲した内容となっており、山崎氏、公明党の冬柴鉄三幹事長、民主党の鳩山由紀夫幹事長の連名でまとめた。
 戦没者を国として追悼する場合は「とりわけ近隣諸国からどう受け取られるかも十分配慮する必要がある」と指摘。追悼施設は、国家として内外の人がわだかまりをもつことなく、死没者に哀悼の誠を表し、不戦や平和を誓うことのできるものにすべきだとして、早急に調査費を計上するよう求めている。
 靖国神社は「戦没者遺族にはかけがえのない追悼施設」であるとしながらも、国内で空襲などにより亡くなった戦争被害者が祭られていないことも問題点に挙げた。
 「考える会」は約135人(自民約40▽公明約20▽民主約75)が所属。この日の総会の出席者は約30人で、小泉首相の靖国参拝を批判する「ポスト小泉」候補の福田氏も参加した。福田氏は総会後、提言について「私、満足ですから」と記者団に語った。【田中成之】


 もう誰も期待してないのに一生懸命に注目を買おうとして顰蹙を買ってしまっている男、としか見えないんですけど、エロ拓さん。
 65536歩譲って、仮にA級戦犯の合祀が問題だとしても、中韓の言うことに理があるとしても、過去の日本は凄まじい悪行をやらかしたとしても、それでも「無宗教の追悼施設」とか「内外の人がわだかまりを持たない追悼施設」なんてのは、全くのフィクション。「追悼」という行為自体が宗教的意味合いを帯びるものだし、靖国での慰霊を求める人間にとっては、新しい追悼施設での慰霊にこそわだかまりを抱く。


ビッグバンの謎を解く、リニアコライダー誘致へ議連(読売)
 高エネルギー粒子を衝突させ、宇宙誕生の瞬間を再現する大型実験装置「リニアコライダー」の日本誘致を目指す「リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟」が15日、設立された。
 自民党議員55人が参加し、会長には与謝野金融相が就任した。
 同装置は地下トンネル式で全長40〜50キロ・メートル。電子と、それと電気的に正反対の陽電子を光速近くまで加速して衝突させ、高エネルギーの「ビッグバン」と同じ状態を作り出す。建設費に5000億円、年間運転経費に200億円と膨大な費用が見込まれるため、米欧、アジアの研究者が、世界で1か所を建設することで合意し、年内に基本設計をまとめる。

 別に日本に誘致されるか否かはどうでもいいのだけど、ビッグバンの再現ってのは興味深い。
 そのうち、ビッグバンから再現して箱庭ならぬ小規模な箱宇宙を作り出して宇宙の成長過程を研究、なんてことが可能になるのかな。いや、ビッグバンどころかビッグクランチも再現できるようになって、人類はもう一つの宇宙の創造主となれるとか、実は俺たちも別の誰かが作り出した宇宙の中で生きているだけとか、いやそんな話でなく実験で作り出したビッグバンがあまりに大きくなって地球が消滅とか、妄想が膨らみまくり。



北朝鮮人権法案成立へ (6/15)

北朝鮮人権法案16日成立へ 参院拉致特別委で可決(産経)
 参院拉致問題特別委員会は14日午後、北朝鮮による拉致問題に関し、政府に経済制裁などを促す「北朝鮮人権法案」を自民、民主、公明3党の賛成多数で可決した。16日の参院本会議で可決、成立する見通し。
 同法案は、与党と民主党がそれぞれ提出していた北朝鮮人権法案を一本化。与党案をベースに、民主党案の脱北者支援などの条項を加えた。政府が、拉致問題の改善が図られていないと判断した場合、特定船舶入港禁止法や外為法・外国貿易法に基づく経済制裁を発動することなどを規定している。

 北朝鮮人権法案、とりわけ民主党案に盛り込まれた「脱北者支援」が話題になっているってことで、合意案の前に、民主党案のうち、脱北者支援に関すると思われる部分を引用。

北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案骨子(pdf)
三 脱北者の定住資格等
1 脱北者であると認定された者について、条約難民に準じた扱いをすること。
※ 脱北者が北朝鮮に帰国すると迫害される可能性が極めて高いという現状を踏まえ、脱北者と認定された者については、個別の難民認定によらず、特例的に条約難民と同様に扱うこととしたものである。
2 原則として定住者としての在留資格を付与し、永住許可の要件を緩和する(独立生計維持能力の要件に適合しないときであっても永住を許可することができるものとする)こと。
3 脱北者のうち、本邦に在住していたことがある者(過去に日本国籍を有していた者及びその子に限る。以下「元本邦在住者」という。)から永住許可の申請があったときは、本邦に在住していた期間、北朝鮮に居住することとなった経緯等を勘案し、適切な配慮をすること。
四 脱北者に対する定住支援
1 脱北者であると認定された者の住居、職業、日本語教育等に関し必要な施策を講ずること。
2 国及び地方公共団体が1の施策を講ずるに当たっては、民間の団体と連携すること。
五 脱北者に対する支援を行う民間の団体との協力及びこれに対する支援脱北者に対する支援を行うに当たって民間の団体と協力するとともに、脱北者に対する支援を行う民間の団体の活動に係る安全の確保及びその活動の促進を図るため、情報の提供、財政上の措置等必要な施策を講ずること。


 次に、合意案を引用。ちょいと長いが、全てを引く。第六条が主に、脱北者支援に関わる部分となっている。

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.06.09)
 拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律案

 (目的)
第一条 この法律は、二千五年十二月十六日の国際連合総会において採択された北朝鮮の人権状況に関する決議を踏まえ、我が国の喫緊の国民的な課題である拉(ら)致問題の解決をはじめとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が国際社会を挙げて取り組むべき課題であることにかんがみ、北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに、国際社会と連携しつつ北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し、及びその抑止を図ることを目的とする。
 (国の責務)
第二条 国は、北朝鮮当局による国家的犯罪行為である日本国民の拉致の問題(以下「拉致問題」という。)を解決するため、最大限の努力をするものとする。
2 政府は、北朝鮮当局によって拉致され、又は拉致されたことが疑われる日本国民の安否等について国民に対し広く情報の提供を求めるとともに自ら徹底した調査を行い、その帰国の実現に最大限の努力をするものとする。
3 政府は、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関し、国民世論の啓発を図るとともに、その実態の解明に努めるものとする。
 (地方公共団体の責務)
第三条 地方公共団体は、国と連携を図りつつ、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとする。
 (北朝鮮人権侵害問題啓発週間)
第四条 国民の間に広く拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、北朝鮮人権侵害問題啓発週間を設ける。
2 北朝鮮人権侵害問題啓発週間は、十二月十日から同月十六日までとする。
3 国及び地方公共団体は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。
 (年次報告)
第五条 政府は、毎年、国会に、拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組についての報告を提出するとともに、これを公表しなければならない。
 (国際的な連携の強化等)
第六条 政府は、北朝鮮当局によって拉致され、又は拉致されたことが疑われる日本国民、脱北者(北朝鮮を脱出した者であって、人道的見地から保護及び支援が必要であると認められるものをいう。次項において同じ。)その他北朝鮮当局による人権侵害の被害者に対する適切な施策を講ずるため、外国政府又は国際機関との情報の交換、国際捜査共助その他国際的な連携の強化に努めるとともに、これらの者に対する支援等の活動を行う国内外の民間団体との密接な連携の確保に努めるものとする。
2 政府は、脱北者の保護及び支援に関し、施策を講ずるよう努めるものとする。
3 政府は、第一項に定める民間団体に対し、必要に応じ、情報の提供、財政上の配慮その他の支援を行うよう努めるものとする。
 (北朝鮮当局による人権侵害状況が改善されない場合の措置)
第七条 政府は、拉致問題その他北朝鮮当局による日本国民に対する重大な人権侵害状況について改善が図られていないと認めるときは、北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する国際的動向等を総合的に勘案し、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法(平成十六年法律第百二十五号)第三条第一項の規定による措置、外国為替及び外国貿易法(昭和二十四年法律第二百二十八号)第十条第一項の規定による措置その他の北朝鮮当局による日本国民に対する人権侵害の抑止のため必要な措置を講ずるものとする。

附 則
 この法律は、公布の日から施行する。
 

 北朝鮮人権侵害問題啓発週間の期間設定以外は、具体的な施策内容が記されているわけではなく、理念を語ることに主眼が置かれたような印象。ゆえに、解釈のしようによっては「危険な」方向に行きかねないのは確か。「脱北者の保護及び支援に関し講じる施策」って具体的には何だろうと思うし、民間団体に対し必要に応じ支援を行うとあるが「必要に応じ」の「必要」ってどういう基準が使われるのか、と疑問はつきない。
 また、「民間の団体って何よ」という疑問も。救う会や調査会を頭に入れているのなら問題ないのだが、ピースボートとかVAWW-NETとかが絡めるような状況にならないという保証が欲しい。
 埼玉の朝鮮総連県本部に対し、「公益性がある」とか言っちゃって税減免継続が決まっちゃった、なんてアホな話が出たのもつい最近のこと、朝鮮総連が民間の団体と扱われたりして。そういや埼玉の相川市長は2月頃に「税減免は国の責任」とかすっ飛んだ発言もしていたな。


 しかし私は、北朝鮮人権法案は、成立させるべき法案だと考えている。脱北者支援の問題は拉致事件解決には避けて通れないものであり、情報収集や金正日政権の弱体化のために効果的な手段であると考えている。脱北者を無定見に受け入れろというわけではないが、或る程度のコストを払うべきだと思う。

 ただし、と条件が付く。

 一つは、北朝鮮の人権問題を拉致問題解決の上位に持ってくるべきではない、ということ。日本政府は日本人を守るために存在しているのであり、仮に北朝鮮人と日本人の国益が著しく反する事態が生じれば、迷わず日本人の利益を取るようでなくてはならない。
 酷い物言いになるかもしれないが、拉致問題の解決のために北朝鮮の人権問題を「利用する」くらいの考え方を持つべきだと思う。人権問題をあまりに前面に出してしまうと、そこを付け込まれて北朝鮮を利することになりかねない。「脱北者を救うべきだ」という人権意識ばかりが先走ると、「その中に工作員が混じっているかもしれない」という当然の疑念すら批判されるような危険が生まれる。そんな批判が一般人に向けられるだけならまだしも、脱北者を検査・監視する立場の人間に対してのプレッシャーになってしまっては、工作員摘発の確率を著しく低下させることになる。
 北朝鮮の非道を世界にアピールするのに「人権問題」は確かに有効な手段だが、その手段に溺れることがあってはならない。

 民主党の考え方には、「拉致のために人権問題を利用する」という強かさは全く感じられず、ただ北朝鮮の人間を救おうという崇高な理念が先走っているようにしか見えない。中でも民主党内の左巻きは「北朝鮮の脱北者を救うためなら日本人の犠牲もなんてことはない」なんて思っていそう…ってのは偏見ですかね。外国人参政権に賛成だとか外国人労働者を大量に受け入れよう、なんて考えも民主党内の一部議員は抱いているわけで。
 合意案は、曖昧な表現のため、脱北者支援の範囲をごく狭い範囲に限定させるのか、民主党のように広い範囲で行うのか、どちらとも言えない、政府の裁量に任された部分が大きい文言となっている。これはこれで中途半端。

 二つめの条件は、支援するための当然しておくべき準備を先にすべきだということ。
 脱北者に紛れた工作員の流入を防ぐための法律、日本に入り込んでしまった工作員を摘発し国外退去させるための法律、日本国内でスパイ活動を助長させるような活動を行う組織を潰す法律、これらの準備無しに脱北者受け入れを行えば、日本は今以上のスパイ天国になる。
 共謀罪が継続審議になってしまうような状態では、なかなか難しい法律ばかりなんだが、スパイ対策、テロリスト対策がきっちり為された上でないと、脱北者の受け入れは危険が大きい。


 たしかに、拉致被害者も救えて、北朝鮮に生きる人々も救われれば万々歳だが、(本心では金正日に対してどう考えているかはともかく)今の北朝鮮人は金正日の言いなりに行動する可能性があり、あくまで敵国の人間と考えた上で、支援しつつも同時に監視できる状況を作らないと、危険でしょうがない。有用な情報を出してくれる反金正日の人間だと思っていたら、実は埋伏の毒だったなんてこともあり得る。反日的活動を行う脱北者は即座に国外追放できるくらいの安全弁がないと、安心できない。
 主権侵害を受けたことを以て、戦火を交えていないだけで北朝鮮とは事実上の戦争状態だと表現されることがあるが、それゆえ民主党のような地球市民的な考え方でなく、問題解決の手段として人権問題を活用するくらいの冷酷さを政府には有して欲しい。だから、人権法案自体には賛成だが、その他の法整備も含めて考えると反対せざるを得ない。


 おまけ1。
日韓議員の連絡協議会提案 北朝鮮の拉致・人権問題で(共同)
 【ソウル13日共同】自民党の逢沢一郎幹事長代理ら同党拉致問題対策本部の議員4人が13日、ソウルで記者会見し、韓国の与野党国会議員に対して「北朝鮮による拉致及び人権問題に関する日韓議員連絡協議会」(仮称)の設置を提案したことを明らかにした。
 一行は13日、野党ハンナラ党の朴振議員など同党所属の議員や、与党ウリ党の文喜相・韓日議員連盟会長らと会って意見交換した。
 逢沢議員は「韓国の与野党間にアプローチの差はあるが、連絡協議会の設置に向けて調整をスタートさせるということで合意がなされたと理解している」と述べた。
 逢沢議員らは潘基文外交通商相とも面談し、拉致問題解決のためにこうした連絡協議会を設置したいとの意向を伝えた。


 情報交流はいいんだけど、韓国政府にスパイ活動される可能性もあるうんだよねぇ。

 おまけ2。
靖国参拝訴訟、上告棄却へ…弁論開かず23日に判決(読売)
 小泉首相が2001年8月13日に行った靖国神社参拝について、政教分離を定めた憲法に違反し精神的苦痛を受けたとして、日韓の戦没者遺族らが国と小泉首相、靖国神社に1人1万円の慰謝料などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(今井功裁判長)は13日、判決を今月23日に言い渡すことを決めた。
 2審の結論を見直すのに必要な弁論を開かないことから、原告敗訴の2審・大阪高裁判決を支持し、上告を棄却するのは確実とみられる。
 小泉首相の靖国参拝を巡っては昨年、全国の高裁で4件の控訴審判決が出され、いずれも原告側の損害賠償請求が棄却された。「参拝は違憲」と指摘した昨年9月の大阪高裁判決は原告側が上告せず、他の3件が最高裁に係属している。


 こんな訴訟が成立するなら、俺も「君が代に反対する公立校の教師に精神的苦痛を受けた」と訴えるところだった(嘘)。



次だ、次 (6/13)

 ま、苦境に立ってから底力を見せるのも日本ってことで、次に期待……グループリーグ突破は難しいかな…。
 試合終了時には、私も含め多くの人がポルナレフ状態だったことだろう。「後半39分まで1点差で勝っていたと思ったら残り6分で2点差つけられて負けた」……なんか、普通の負けよりもショックでかい。

 J2が元気だから、広がった裾野が有効に機能する10年か20年先には、日本も決勝Tに行けるようになっているかなぁ。

 とりあえず、YouTubeで「Final Countdown」の最凶カヴァーで気持ちを奮い立たせてから寝た。間抜けなKeyが耳に残って寝られなかった。ま、ミカエリだけでなく、テンペストもノーラムも全部アレだったのだが。



W杯 (6/12)

 いよいよ8年ぶりにW杯が開幕。優勝はさすがに期待してないけど、日本が決勝トーナメントに進み世界にワーワーサッカーの恐ろしさを知らしめることを期待します。

 あと心から望むのは、韓国がアホなことをしてぶち壊しにしないでくれること。4年前のヒュンダイカップの悪夢を再現しないで欲しい。
 また、仕組まれたかのように恵まれたグループに入った韓国が決勝に進み逆に日本が予選敗退した場合、マスコミの「韓国を応援しよう」キャンペーンが始まらないことも希望。
 前者に関しては、「相手チームの宿泊先で騒いで不眠にしてやれ」という不穏な主張が伝わっているが、頼むからやめてくれ。

【サッカー】W杯、「音攻」で相手チームの睡眠を邪魔せよ!(朝鮮日報)
 耳障りな騷音で敵の神経をすり減らす無知で凶暴な攻撃。相手の身を傷つけるのではなくイライラさせ、敵陣を外から倒すのではなく内から自ら崩れるようにする驚くべき技術。ワールドカップでも「音攻」は有用な戦略だ。


 プロテクトXさんによると、日本ではこんなのが登場しているそうだ。

友情のエール/YELL FROM NIPPON(音が出ます)

 CDの売り上げ600円の内100円が、貧しくてサッカーボールも買えない子供達のためにボールを買う費用にする、というのだと。あまり数が売れないと判断しているのか、寄付に回す額が少なく感じられる。
  こういう企画には何となく胡散臭さを感じるのだが、ピースボートがボールを手渡す役割を果たすというので、胡散臭さは当社比1024倍。

 ワールドカップを利用した金儲けにしか見えないのだけど、偏見ですかね、ピースボートさん。
 ちなみに昨日辺りから、トップページの「ピースボート」と書いてあるリンクを踏むとIEが止まるのですが、アンチ左巻きが踏むと固まるという仕様ですか?


 今日の試合は夜10時からか…後半は観られるかな。


28〜30日に面会だそうです (6/12)

 金英男さん家族の訪朝について、続報。赤十字社の総裁が同行する日程にわざわざ合わせたということのようで。ますますショーアップされた感がある。

<韓国拉致被害者>金英男さん家族の再会、28〜30日に(毎日)
 【ソウル堀山明子】横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男(キムヨンナム)さん(44)と母・崔桂月(チェゲウォル)さん(78)の面会は北朝鮮・金剛山で28〜30日に実現することになった。
 南北赤十字の実務者が9日、金剛山で19〜30日に実施される南北離散家族再会事業の参加者名簿を交換し、面会日程が確定した。英男さんの姉・金英子(キムヨンジャ)さん(48)も崔さんの同伴者として名簿登録された。金英男さん側の同伴者は不明。
 韓国統一省高官は8日、崔桂月さんらが「韓国訪問団の第1陣(22〜24日)に入る」との見通しを示していた。しかし、大韓赤十字社の韓完相(ハンウァンサン)総裁が第2陣(28〜30日)に同行することになり、金英男さんと家族の面会日程も変更された。
 韓総裁の同行実現には、金英男さんと家族の面会を機に南北和解ムードを盛り上げようとする南北双方の意図が働いたとみられる。


 そういえば、崔桂月さんの記者会見の時に後ろに掲げられていた垂れ幕、「独島は水産資源の宝庫。漁業組合が死守する」と書いてあったそうですな。「日本の救う会は拉致を政治利用している」とはよく言ったものだわな。
 ただ、韓国には複数の被害者家族会があり、件の記者会見を主催したのは崔成龍が代表を務める拉北者家族会。彼らとの連携は明らかに不可能であろうが、韓国のあらゆる組織とのチャンネルを断絶すべきではないし、崔成龍についても、彼の行動についての情報や或いは彼らが得た情報に関して、いつでも得られるような状況にはしておくべきだろう。こっちから積極的に働きかける必要はないし、そんなことをしても徒労に終わるだろうが、一切をシャットアウトする必要も無い。北朝鮮のやり方を理解したら、また接近してくるかもしれぬ(現時点で理解できていないという前提になるが。理解した上での今回の行動であれば、完全に敵ですな)。

 韓国政府は…完全に敵国と見た方がいいだろうなぁ。盧武鉉がいなくなったら変わるかもしれないけど。

 今のところ、慌ただしい動きを見せているのは韓国側。ここに、日本が加わるようなことにならないかと心配している。小泉訪朝を噂する声がいよいよ強まるとか、「孫に会いに行かない」と横田さんを責める声が出てくるとか。

 小泉さん、妙なサプライズは要らんですよ。



速い動き (6/9)

 金英男さんのDNA鑑定結果が出たとき、「日韓連携はできれば嬉しいが、韓国を操るくらいの外交手腕がないと難しい。期待しすぎない方が良い」、なんて内容のことを書いた記憶があるが、今のところ北朝鮮のいいようにやられている感がある。

<拉致事件>北朝鮮が金英男さんの所在確認明かす(毎日)
 【北京・西岡省二、ソウル堀山明子】朝鮮中央通信によると、南北閣僚級会談の北朝鮮側首席代表、権浩雄(クォンホウン)内閣責任参事は7日、韓国首席代表の李ジョンソク統一相に通知文を送り、日本人拉致被害者、横田めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者、金英男(キムヨンナム)さんの所在を確認したことを明らかにした。北朝鮮側が金さんの存在を認めたのは初めて。今月19〜30日に北朝鮮南部の金剛山(クムガンサン)で開かれる南北離散家族の再会事業で金英男さんの母親、崔桂月(チェゲウォル)さんと再会させる意向を表明した。
 韓国の聯合ニュースは韓国政府が北朝鮮側の面会提案に応じる方針だと伝えた。8日午前11時半からソウル市内で記者会見した崔桂月さんと金英男さんの姉、金英子(キムヨンジャ)さんは面会提案を評価、訪朝の意向を表明した。これにより、1978年8月に失跡した金英男さんと家族の約28年ぶりの面会が実現する見通しとなった。
 通知文は「同胞愛と人道主義から6・15宣言(00年6月の南北共同宣言)発表6周年を契機に対面を整えることにした」と理由を説明。その一方、韓国側に「対面を前にして、それに難関を生じさせることが発生しないよう責任ある措置を取るよう望む」と要求し、北朝鮮側を刺激するような行動を控えるよう求めた。
 北朝鮮側は4月の第18回閣僚級会談で、金英男さんの生存の確認などを求める韓国側に対して「調査中」としていた。
 拉致問題の解決に向けた接近方法をめぐっては、「訪朝は拉致問題の幕引きにつながる」と慎重姿勢を見せる日本側に対し、韓国側は「家族の会いたいという気持ちは止められない」との考えが強く、日韓間で温度差がある。
 ◇めぐみさん死亡の印象付け狙い?
 北朝鮮が突然、金英男(キムヨンナム)さん(44)の所在を確認し、母・崔桂月(チェゲウォル)さん(78)との面会を打ち出した背景には、間接的に日本側に対して「横田めぐみさんは死亡」とのメッセージを送る狙いもあるとみられる。
 63年に日本海で操業中に行方不明になり、後に北朝鮮で暮らしていることが判明した石川県出身の寺越武志さん(56)のケースがある。寺越さんは「拉致ではない」などとして現在、平壌で暮らしている。
 ある公安関係者は「母親との対面の席で、金さんも『北朝鮮滞在を希望している』と当局に言わせられる可能性が高い」と話す。
 その上で金さんや娘のキム・ヘギョンさん(18)の口から「めぐみさんはすでに亡くなっている」と改めて表明させ、「死亡」を国際社会に印象付けようとの狙いがあるとみられる。【西脇真一】


再会日程については…
<拉致事件>金英男さんと母の再会、22〜24日に(毎日)
 韓国統一省高官は8日、横田めぐみさんの夫の可能性が高い金英男さんと母親崔桂月さんとの再会日程について22〜24日が有力との見方を示した。19〜30日に北朝鮮・金剛山で行われる南北離散家族再会事業の日程のうち、同高官は「英男さん家族は、韓国側の第1陣に入るだろう」との見通しを示した。

韓国の反応については…
金英男氏再会、22日で調整 韓国政府、北朝鮮を評価(共同)
 【ソウル8日共同】韓国統一省は8日、北朝鮮が韓国人拉致被害者の金英男さんと家族を再会させるとの立場を表明したことについて「(南北)分断の痛みを解消、未来志向的な動き」と評価、再会は北朝鮮の金剛山で行われる南北離散家族再会事業中の今月22日に実現する可能性が高いとの見方を示し、具体的な調整を行う意向を明らかにした。
 同省高官は再会について「人道主義に立脚し誠意を尽くした努力が重要」という韓国政府の基本的立場の上に受け入れを決定した、と言明。「政治キャンペーンにすれば解決は難しい」と、拉致を政治問題ととらえる日本側との立場の違いを指摘し、拉致問題解決に向けての日韓の協調は難しいとの考えを示した。



 訪朝の意思表明が行われるという話だったが、意思表明どころか、北朝鮮が再会に応じると発表してしまった。拉致被害者ではなく、「離散家族」という扱い。

 金英男さんの存在は、北朝鮮にとっては認められないものであったはず。それを今ここで認めてきた。北朝鮮がよほど追いつめられているのか、日韓を分断するためのなりふり構わぬ策略なのか。
 韓国としては、北朝鮮に表立って支援を行う大義名分ができた。北朝鮮の狙いも、そこにあるのかもしれない。日本やアメリカに対して働きかけるよりも、はるかに安上がりにコトが進む。韓国からの支援を確保しておけば、アメリカの制裁に対して耐えられる猶予期間も延びる。24日辺りに再会、27日に金大中が訪朝して「北朝鮮の厚意に感謝する」とか言って援助決定。最低。

 金英男さんの家族を非難する気持ちはない。いや、複雑な気持ちはあるのだが、それは彼女らにぶつけるべきではないだろう。ただ、韓国政府には素直に怒りを表明したい。北朝鮮の思惑にホイホイ乗って、それが自国だけ被害被ってりゃ何の文句もないが、日本にまで迷惑かけるな。北朝鮮の狡猾な策略、というよりは、韓国が北朝鮮と一体化しているという現実を改めて思い知らされただけのことで。

 崔桂月さんに「息子に会いたい」という意思があったのは勿論だろうが、北朝鮮はそれを利用し、韓国政府や崔成龍氏を引き込むことで今回の動きを演出できた模様。
 そういえば、崔成龍氏はこんなことを言っている。

金英男さんの母らが会見 今月末にも面会予定(産経)
 【ソウル=久保田るり子】金英男さんの家族らは8日、ソウルで記者会見し、今月末にも金英男さんと面会する予定であることを明らかにした。場所や面会方法は不明。母親の崔桂月さんは「(会えると聞いて)言葉が出ないくらいうれしい。まず会ってみないと何も考えられない。どんなに苦しい生活をしてきたか」と言葉を詰まらせた。
 韓国の拉北(拉致)者家族会の崔成龍代表によると、韓国政府関係者は今月末に2泊3日で面会が可能と述べているという。
 英男さんの姉、英子さんは「こんなに早く会えるようになり、感謝している。(北が拉致したという)過去については胸が詰まるが、現実に年老いた母がいる。今会えることには感謝したい」と言葉を選びながら現在の心境を語った。英子さんは横田めぐみさんの両親についても触れ、「もし希望されるなら、一緒に会いに行きたい」と話した。
 日本の拉致家族会側が、北朝鮮の面会許可は日韓が力を合わせて拉致問題を追及する動きへの揺さぶりと主張していることに対しては、崔代表は「息子に会いたいという母親のどこが悪いのか。送還問題は次の段階だ」と指摘。さらに「日本の拉致問題の団体が英男さんの家族の平壌行きに反対していることには、訪日時に疑いを持ったが、その団体は日韓の歴史問題を歪曲している団体だった。彼らはわれわれを政治的に利用している」などと批判した。

 むしろ北朝鮮に政治的に利用されてはいまいか。

 「救う会は拉致を政治的に利用し」ている?確かに世論の声から乖離した政治運動集団になることは問題だろうが、拉致事件が国家主権の侵害である以上、また拉致を解決するためには国家権力の行使が必要である以上、拉致は人道問題であるのと同時に政治問題でもある。私としては、救う会は今以上にもっと具体的に、奪還に必要な法について問題提起すべきとすら思う。
 韓国と「共同歩調」を採ることは難しい。というか不可能。情報交換を行う窓口を開けておく、それだけで良いだろう。救う会と同調できる家族会は大切にして(韓国には複数の家族会がある)、他とは適当な距離感で付き合っていくしかなかろう。

 「のこのこ行って会わせて下さいと言う必要もないし、そんなことはいたしません」という横田早紀江さんの言葉。それが全てを表している。

 再会が成功すると、「感動的な再会だ、日本もこの方法で行くべきだ」という声が出てくるかもしれぬ。崔桂月さんが余計なメッセンジャーにならないという淡い期待を抱きつつ、日本国内の親北朝鮮分子の動向に注意せねばなるまい。



訪朝の意思表明 (6/7)

訪朝意思正式表明へ 金英男さん母 韓国の家族団体 「救う会」を批判(西日本新聞)
 【ソウル6日原田正隆】韓国の通信社・聯合ニュースは6日、横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者金英男(キムヨンナム)さんの母・崔桂月(チェゲウォル)さん(78)が8日に記者会見を開いて北朝鮮訪問の意思を正式に表明すると報じた。
 崔さんはこれまで「亡くなる前に一度でいいから息子に会いたい」「北朝鮮が来いと言うなら行く」と繰り返し強調し、5月下旬の日本訪問の際にも国会証言などで、その意思を表明。これに対し、めぐみさんの両親の滋さん(73)と早紀江さん(70)は「訪朝は北の幕引き作戦に乗ること」として思いとどまるよう説得していたが、今回、日韓両家族間の立場の違いがあらためて鮮明になった形だ。
 さらに、崔さんを支える韓国の拉致被害者家族団体「拉北者家族会」の崔成竜(チェソンヨン)代表は6日、聯合ニュースに対し「訪日した際、日本の関連団体が拉致問題を政治的に利用しようとしている印象を受けた」と述べ、名指しこそ避けたものの、あらためて日本の「救う会」などを批判。崔代表が日本の拉致被害者救出運動に強い疑問を投げかけたことで、両国家族会間の連携も難しくなりそうだ。


 崔桂月さんが会いに行きたいと考える、その思い自体は否定すべきでないのかもしれないが、ここでいわゆる「寺越方式」が成立してしまうと、横田めぐみさんの死亡を盛んに喧伝し問題の幕引きを量ろうとする、北朝鮮の意図に乗ってしまうことになる。
 また、6月27日の金大中訪朝に向け、何だか都合良くものごとが進んでいるように見える。勿論、北朝鮮の都合の良い方向に。DNA鑑定の結果公表、金英男さんの家族来日、救う会への批判的な言動、訪朝の意思表明、と。崔さんの息子を思う気持ちだけでない何かが動いているように感じるのは、妄想なんだろか。

 救う会が拉致を政治的に利用しているというのは、具体的にどういうことだろう。拉北者家族会の代表崔成龍氏が、西岡さんのやり方に堪忍袋の緒が切れた、と言っていたらしいが(崔さんの集会参加に反対したのも崔成龍氏ら)。


盗人に追い銭 (6/7)

中国への円借款740億円決定、中川農相は異議(読売)
 政府は6日午前、政府開発援助(ODA)の重要案件を協議する海外経済協力会議(議長・小泉首相)を開き、2005年度中の閣議決定を見送って“凍結”していた中国向け円借款の実施を決めた。
 新規供与額は、前年度比約120億円減の740億円程度。中川農相は「なぜ中国に援助を再開するのか分からない」と異論を唱えた。政府は与党の了解を得た上で、9日にも閣議決定する。
 会議では、08年の北京五輪までに対中円借款の新規供与を終了することも再確認した。05年度分の供与額は、「いきなり大幅に減らすと、中国側の反発も大きい。08年度にゼロにするため、徐々に減らすのがいい」(外務省幹部)との判断で決定した。04年度分は859億円だった。
 小泉首相は6日昼、対中円借款の決定について「総合的に判断した。いつも対中関係は重視している」と首相官邸で記者団に語った。
 中川農相は同日の記者会見で、「中国に対し、また援助するのか。正直言って分からない」と不満を表明した。
 支援事業は、植林、下水道施設の整備、大気汚染防止など環境、エネルギー分野に重点を置く。
 円借款は通常、年度末までに決定しており、対中円借款の決定が翌年度にずれ込んだのは、1979年度分以来。

 ガス田開発の問題で凍結されていた対中援助。ガス田の問題は何も解決してないどころか、中国の日本に対する態度は実質的には何も変わっていない。なのに、なぜ凍結解除なのか。
 仮に中国が親日国家だとしても、有人宇宙飛行を行い、他国にODAを行い、世界で二番目に二酸化炭素をまき散らし、周辺に脅威を与える強大な軍事覇権国家に、なぜ援助をしてやらねばならないのか。
 財政再建のためにサラリーマンや高齢者の負担が増えており、日々の生活に汲々としているというのに、なぜ外交的に無意味な経済支援を行うのか。例えば日本の安保理入りを支持するような国ならともかく、それを阻止するために精力的に動いている国に援助して、いったい何の利益があるのか。

 全く理解できない。中川さんの言葉と同じ感覚を抱いている人、多いと思うんだけど。
 小泉総理の「最後の公約実現」のための地ならし……な訳ないか。そんな約束あったとしても、中国は何の迷いもなく反故にするからな。


俺的UMA (6/7)

 正体不明の生命体を職場の流し台に発見。ナメクジのようだが、尻尾がある。目が出てない。流線型じゃなくて楕円形+尻尾。体長15ミリほど。
 名前が分かればググることもできるんだが、「見た目」から検索するのは不可能だった。マウスで描いた絵に似ているものを拾えるような検索機能が欲しい。



村上さん逮捕 (6/6)

 村上さんの逮捕前の記者会見、逮捕前にあそこまで饒舌に喋る人も珍しいんじゃないかな。80分も己の主張を蕩々と語った。投資家への釈明か、とりわけアレ系への。

 会社自体を潰してしまいかねない堀江に比べれば、投資家にお金が返せる目処が既に立っている分だけ、罪を認めやすい状況にあったということか。潔さも印象づけられれば言うこと無しだろうし。引退したって金は残るんでしょ?巧いこと売り抜けたな、という印象。

 巧い言い方が浮かばないが、「後ろめたさ」とか「後ろ暗さ」ってのをあまり感じない会見だった。陰がないというか。いや、実際にはいろんな思惑、打算、不安などが裏に渦巻いているのだろうけど、それを打ち消すくらいのポジティヴさ、というか。まぁある意味羨ましい姿勢だなぁとは思うが、同時に苦手なタイプでもある。

 さて、村上さんの逮捕について、万歳だけしているわけにはいかないと感じる。
 ライブドアからインサイダー情報を手に入れたという容疑だが、これを罪にするのはマズいんじゃないかな、と。AがBに「Cの株を大量取得しようと考えている」と話すと、BはCの株を売買することができない、って話になる。自分に有利な状況を作り出すために、故意に有力ファンドに情報を流すという手が横行すれば、市場は自縄自縛に陥らないか。「株で儲ける奴は悪い奴」と考える人にはどうでもいい話なのかもしれないが。

 また、村上さんが罪になるのなら、他にも怪しい奴はたくさんいるだろうに、とも思う。ロータスとか(糞株信者には忌まわしいことこの上ない名前、まともなトレーダーには無関係な名前でもある)。別に他にもいるから村上を捕まえるな、とは言わないが。

 宝くじ当たってウハウハなんて妄想こいてる拙者には「汗水垂らして金を得ろ」と言う資格は無いから、言わない。



君が代はそんなに変ですか? (6/5)

 秋田の男の子殺人、大方の予想通りの結果になりましたな。実際に現実になってみると、何ともいやな気分のする結果だが。しかし娘さんの死に関しては何も分かっていない。娘を事故死にされたことに対する腹いせ、或いは別の子を殺せば自分の娘のこともまた捜査してくれると思っての犯行、だとすると、(娘さんの死に事件性があるという前提だが)もう一人「犯人」がいることになる。まぁ、さらに嫌な予想も可能なのだが…。
 近所の子供達にどんな影響が出るだろうか…知らない人にでも挨拶できるような田舎の風情が失われてしまうのか。


 さて全く話は変わって、6月5日付朝日の名古屋版に奇妙な投稿。

「むずかしいな「君が代」って」 無職 大嶽静男 (名古屋市瑞穂区82歳)

 「君が代」という歌は、つくづく日本語の音節を無視した歌だと思います。
 「キミガア」と変なところで伸ばして切るところから、歌は始まります。「ヨーオワ」。要するに切るところと伸ばすところが、歌詞と合っていないのです。
 次はもっと変です。「チヨニーイイ」。何で伸ばすんだと思っていると「ヤチヨニサザアレ」と変なところで切ります。次は突然「イシノー」ときますから、小さい頃は友達の石野君のことかと思っていたら、先生がさざれ石は、細かい石だと教えてくれました。
 「コケノー」と歌って、いったん切ってから「ムースー」。なんのことじゃと思っていると「マーアアデ」と突然終わります。
 要するに、「万世一系の天皇陛下の御世が、細かい石が岩になって苔が生えるまで続いて」という歌です。
 「君」とは「あなた」のことという人もいます。
 オリンピックとかワールドカップなどでは、日本の国歌といえばこれしかないので、仕方がありません。
 でもこの国歌を歌わなかったり、歌うときに起立しなかったりする人を非国民よばわりするとなると、まるで私の記憶にある昭和10年代初期にタイムスリップしたような気がします。


 国歌について、正攻法(?)ではなく、歌い方に難癖を付けるという変化球投稿。
 和歌を吟ずるときに母音を伸ばすのはよくあることなんじゃないかと思うのだが…百人一首のときも、普段の会話ではあり得ない部分を伸ばして読んでいたという記憶があるし。私の間違いならすまんことですが。
 とりあえず「ヤチヨニサザレ」と括る観点は、私には非常に新鮮だった。偶数小節と奇数小節をセットに考えるなんて、普通はあり得ん。そういう風に聞こえる人もいるんだねぇ。

 前半は歌い回しの批判なのだが、それがなぜか突然後半は例のごとくの「タイムスリップ批判」になる。前と後ろで全く繋がっていないから、「君が代」をコケにしたいだけの空っぽの文にしか見えない。

 また、「国歌を歌わない人を非国民呼ばわり」などと、殆どの人はしていないことをでっち上げて批判。「国公立の学校の教師が国歌について適切な指導を行うこと」を教育委員会が指導することが、なぜに国粋主義的なものとして批判されねばならないのか。教師がどういう思想を持とうがそれは自由であるが、教師としての責務より先に来るものではない。世界の非常識を子供にたたき込む権利など、教師は持っていない。



悪いのは中国?旅行会社?購入者? (6/1)

W杯観戦ツアー事前中止に 東京の旅行会社(共同)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会の観戦ツアーを企画した旅行会社「マックスエアサービス」(東京都千代田区)が「試合のチケット約1200枚の入手が不可能になった」とし、観戦ツアーをすべて中止したことが31日、分かった。
 同社は「チケットを申し込んだ客には、全額返金したい」と説明している。手配していた中国の旅行社からチケットを入手したとの連絡がないため、30日夜、ツアーの実施を断念したという。
 マックス社によると、企画していたツアーは日本戦の3試合をそれぞれ組み込んだもので、費用は航空券や宿泊料、チケット込み19万8000円から。約1080人の客に計約2億8000万円相当を販売した。


W杯チケット 「ツアー代金返して」マックス社に殺到(毎日)
 トラブルが表面化した「マックスエアサービス」が入る東京都千代田区内のマンション入り口には31日午前10時ごろから、ツアー申込者が訪れ、説明を求めた。6人の社員が対応したが、電話も殺到し、回線はパンク状態となった。
 5月中旬に日本戦2試合のチケットが付いたツアーを申し込み、すでに49万円を支払ったという埼玉県の男子大学生(20)は「ツアー代はアルバイトをしてためたお金。W杯を楽しみにしていたのでショックが大きい。早くツアー代金を返してほしい」と残念そうに語った。
 また昨年12月に日本対ブラジル戦のチケット付きツアーを申し込み、20万円を支払った神奈川県の自営業男性(27)は「30日から電話がまったくつながらなくなったので、会社に説明を聞きに来た。チケットを入手できていないようだったので、何度か会社に問い合わせたが『チケットが入手できなければ補償をする』という回答だった」と話した。
 ◇「公司にだまされた」…マ社長が謝罪
 マ社の指田清一社長は31日午後6時から本社で会見し事情を説明した。冒頭、「中国国際体育旅游公司にだまされた。ツアー申請者の期待を裏切ったことを深くおわびしたい」と謝罪した。
 指田社長によると、知人の中国人男性から公司を紹介され、今年1月に3744人分のチケット入手を依頼する契約を結んだ。公司から「チケット代約8000万円を払ってもらわないと、チケット確保は出来ない」と要求され、申請者の名簿とともに約8000万円を支払った。
 チケットについて、公司から「北京五輪があり、各国大使館とW杯チケットと五輪チケットを交換する約束が出来ている」などとの説明を受けたという。申請者が国際サッカー連盟(FIFA)を通してチケットを入手しようとしたところ、「二重予約」で受け付けられなかったことを聞き、チケットは本物と判断したという。
 指田社長は「私の認識が甘く、申請者にはご迷惑をかけた。申請者には全額の返済だけでなく、精神的被害の補償も検討したい」と話した。


 中国人や中国の組織を信用するなんてバカだな、まぁ無知も罪とはいえ、騙されたのはちょっとかわいそうだな…なんて思っていたのだが、この「マックスエアサービス」なる会社のHPを見て、気が変わった。

株式会社マックスエアサービス まだ見ぬ、神秘の国 朝鮮 北朝鮮ツアー・北朝鮮観光情報

 北朝鮮を紹介する文章は、こんなあんばい。
古来、山紫水明の鮮やかな朝の国と称えられた朝鮮は、金日成主席と金正日書記のすぐれた指導のもと、独創的な方法で国づくりにはげんでいる。朝鮮式と言われる社会主義は、政治、経済、文化にいたるあらゆる分野で、その優秀性と生命力を余すことなく発揮している。<BR>
首都平常に空高くそびえるチュチェ思想塔とチョンリマ銅像は、まさに稜線民主主義人民共和国の偉大な変革のシンボルなのである。この偉大な変革は、たぐいまれな指導者金日成主席と金正日書記のもと、チュチェ思想に導かれた人民大衆の鉄の団結と、限りなき人民愛を基調とした革命的ロマンがあってはじめてなしえたものである。指導者と党、そして人民大衆が一致団結した社会主義は不滅であり、この不滅の社会主義祖国に朝鮮人民は、大いなる希望と幸福な未来を託している。


 こりゃ、この会社でチケットを買った人もバカ野郎ではないかね。信用できない業者から購入するのは危険というのは、かなり前から言われていたことだし。チケットに記載される、転売防止のための個人情報は、既に中国側に流れているのだろうか、それも心配。