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食糧支援はもう済んだのか? (10/31)
 テレビなどではこの話は出ているのか?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041029i503.htm
 11月2日から6日まで、北朝鮮に支援物資が適正に配給されているかを調べる調査団を派遣するというニュース。
 この記事の書かれ方では、第一次の北朝鮮への食料援助が行われているのは確定のようだ。町村外相などは、次の協議で進展がなければ制裁も考えるという内容の発言をしているのだが、食糧支援と経済制裁を同時に行うというのも奇妙な話。願わくば小泉首相の頭の中に深謀遠慮があって欲しいものだが、これでは北朝鮮寄りと非難されても仕方なかろう。

 なお、新潟の母子救助と拉致問題を一緒にして、「命を懸けた人命救助は尊い、拉致問題も命を懸けてやるべきだ」という論調があるが、新潟の災害救助も身の安全性を考えた上で行われていることを知らないのだろうか。だからこそ、途中で夜の捜索を行うか相談したり娘さんの救助を断念したりしたわけで。確実に救出できる可能性が、失敗する可能性を上回らなければ、救出活動は行わない。ましてや政治問題となっている拉致問題に関しては、確実に解決できる方法を採らずに精神論で暴走しては、取り返しの付かない事態に陥る可能性が高い。ミサイルが飛んでくるからなどというアホな論はさておき、まともな人は「救出できる可能性」を考え、それが高まった状態にならねば徒に動くべきではないと見ている。そこを考えずに「気合いだ」という論調は、議論の対象にもならない。政治に精神論を出したらいかんですわ、私も時々そういうきらいの文を書くことあるから自戒の意味も込めて。

事実は分からず (10/31)
 29日〜30日にかけて、イラクで人質となっていた香田さんの遺体が見つかったと報道があったと思ったら、別人でしたという話に変わったり、情報が混乱していた。イラクにいるアメリカ米軍からの「アジア人の遺体を発見」と連絡を受け、香田さんの特長を伝えたところ一致していたので香田さんと認識、しかし歯形や頭髪が一致しないので別人と判断…そんな流れだったようだ。
 ここから見えてくるのは、日本が情報源として利用しているのがアメリカであり、この人質事件に関しても日本はアメリカに頼らなければならないという情けない状態である。事件を起こしているのがザルカウィ系ということで犯人グループとの接触も取れないのは理解できるのだが、それにしても日本は独自の情報ソースを有しているのかどうか、頼りなく思われる。アメリカも情報を正確に伝えられないのか、正確に伝えようとしていないのか…。

 できれば香田さんには生きて帰ってきて欲しい。彼が死ぬことで、平和ボケした人たちへの喝になるかなとは思うのだが、いかんせん彼は高遠や今井とは違って「悪意のないバカ」なので、彼に「死んで当然」とまでは言い切れないのが私の偽らざる感情だ。何人もの人が彼に「イラクに行くな」と忠告したのに、それを無視してイラクに行った大バカ野郎だが、しかし子供が事故に遭うような、そんな後味の悪さを感じてしまう。甘いと言われればそれまでなのだが。

 しかし、親が可哀想だと私は28日に書いたが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000205-yom-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041029-00000073-nnp-kyu
 これらを見てちょっと親への同情が引いた(と言っても100が80になったくらいなものだが)。香田君はいつの間にか大層な理由でイラクに行ったことになってしまってる。そんな問題じゃないだろう、混乱しているのは分かるけど。「こんな子でも自分の息子、だから帰ってきて欲しい」って心情が全てじゃないのかな……他人の心情に「すべき」なんて言える資格はないが、でも何だか大層な話に持って行きたがっているようで胡散臭く思える。バックに左巻き組織が付いてそう言わせてるんでしょうか。

 これを書いている最中に、香田さんの遺体が発見されたというニュースが入ってきた。やはり気の毒という感情が一番に出てきてしまう。ご遺族の方にはお悔やみ申し上げたい。

戦後民主主義 (10/31)
 戦後民主主義、いわゆる保守系の考え方をする人にとっては、批判の対象だろう。私もこの欄で戦後民主主義にマイナスのイメージを付加して何度も文を書いている。
 しかし、ならば私は戦後民主主義を唾棄すべき物として嫌いに嫌っているかというと、実はそうではなかったりする。批判の対象にはなるのだが、存在自体無かった方が良かったとまでは考えていない。

 歴史好きなら分かると思うが、歴史上には必要悪と呼ぶべき存在が数多くいる。三国志で言えば、董卓などが好例だろう。彼が後漢王朝をめちゃくちゃにしたおかげで、多くの群雄の登場が可能となり、新しい時代の幕開けが促された。つまり、董卓はまさしく後漢王朝にとっては厄介者以外の何者でもないのだが、歴史的な役割は担っていたということだ。

 戦後民主主義にもそれに近いイメージを私は抱いている。
 戦前の日本においては、どう贔屓目に見ても人権や個人や自由などの概念は一般的ではなかった。欧米の人権や自由の発想を本質から捉えることなく漱石曰く「皮相上滑り」の文化吸収によって、工業力や人材能力は欧米並となったが、人権などへの考え方は大きく立ち後れていた。確かに大正デモクラシーなど、それらへの接近は試みられ議会では自由な発言が出来る雰囲気はあったとも聞くが、それは一時的な物であって、戦時中にもそうであったと主張する人はおそらくいまい。
 そのような日本に、人権・平等・自由・平和の概念を普及させるのに、戦後民主主義は一定の効果をあげた、と私は考えている。批判しているのはその自由の行き過ぎだったり平和の履き違えに対してであり、戦後民主主義自体をゼロにすべき物、抹殺せねばならない物とは、私は考えていないし、考えられない。

 戦後民主主義によって失った物は多い。国家観は失われ、平和が念じれば得られる物だと捉えられ、自由に義務が伴うことは忘れられ…弊害は確かに多い。しかし、それによって得た物も確かにあるはずだ。
 私が現在戦後民主主義を批判しているのは、戦後民主主義が影響力を持つべき時代は過ぎ去り、日本はその先の段階へ進まなければならない状況にあるからだ、という思いに発している。戦前の良い部分と戦後の良い部分を止揚させる時期に来ているからだという思いが胸にあるからだ。

 ゆえに、私は保守主義と言われれば「たぶん違う」と答えざるを得ない。戦後民主主義を否定する存在ではなく、超越すべき存在と捉えているからであり、否定し過去に回帰することが望みではないからだ。


テロに便乗の愚者たち (10/29)
 今回の「イラク物見遊山事件」に関して、社民党は何と言っているか気になったが、予想通りであり、期待を裏切らない姿はさすがである。
http://www5.sdp.or.jp/central/timebeing04/danwa1027.html(社民党幹事長又市征治の談話)
 周知のように開戦時にイラクに大量破壊兵器は存在せず、国連のアナン事務総長がイラク戦争の違法性を言及するなど、この戦争に「大義」も正当性もないことは明らかである。またイラク全土で依然として戦闘状態が続き、サマワでも砲弾の着弾が確認されるなど、イラク特措法に照らしてさえ、自衛隊がイラクに駐留する根拠は失われており、基本計画の延長など到底容認できるものではない。人質解放に万全を期すことと同時に、イラクからの自衛隊即時撤退を要求する。
 テロリストと同じ要求だ。テロ国家北朝鮮とも同じ主張を繰り返すこの集団は、テロリストがお好きなご様子。イラクへの自衛隊派遣には賛否両論あるだろうが、それは今回の人質事件とは切り離して考えるべきだ。朝日新聞でさえも、「テロリストの要求に屈した形での自衛隊撤退はいけない」と言っているのに。

 また又市さんは「小泉首相は早々に「自衛隊は撤退させない」と公言したが、人質の安全を考えると人命を軽視した判断だと言わざるを得ない」とも言っているが、「撤退させるかさせないかは公言すべきでない。交渉の余地を匂わせるべきだ」という意見なら分からなくもないが、先に引用した部分と合わせるとどうもそうではないようだ。「自衛隊の撤退」こそが人命重視の行動だと思っているようである。
 テロリストの言い分を聞けば、さらに同様の事件が頻発し命の危険にさらされる人の数は増える。そしてイラクは外国人テロリストの巣窟となり、治安はさらに悪化、失われる人命の数は桁違いになるだろう。テロリストの言い分を無視するのが結局は多くの人命を救うことになるということになる。

 同様の発言は例の5人からも出ている(リンク先には刺激の強い画像があります。心臓の悪い方はご遠慮下さい)。
 テロリストに便乗することに罪悪感がないのかな、この人たちは。
 「拘束の原因は自衛隊」という発言には、「本当に自己責任の意味が分かってなかったんだね」とゲンナリする。土佐犬の檻に自ら入っていって噛まれたら「噛まれた原因は土佐犬」とか言うのか?詭弁も限度を超えている。仮に自衛隊が派遣されているせいでイラクが日本人にとって危険な場所になったとしても、そんな場所に足を踏み入れる際には自身の頭で判断を下したはずで、その判断を下した人間に責任がないと考えるのはおかしな発想というしかない。自身の行動の結末を他者に責任転嫁する様は、様々な事件が起きたときにその本質を考えようとせず「社会が悪い」と決めつけて思考停止するありようと重なって見える。

 別方向でイカれているのが亀井さん。自衛隊を使って人質を救出しろと仰っております。おそらく皆が同じ感想を持つだろう。「どこに自衛隊を出動させるんだ?」と。

土佐犬 (10/29)
 上の例えで思い出したが、中尾彬は土佐犬に見える。ほら、胸にしめ縄みたいなの付けてるし。

批判のための批判 (10/29)
 引き続き、新潟県中越地震の義捐金振込先について。10分もかからずに手続きできますので、ぜひ。
◆義援金名称 新潟県中越地震災害義援金
◆募集期間  平成16年10月25日(月)〜平成16年12月30日(木)
◆郵便振替口座
 名  義   日本赤十字社新潟県支部
 口座番号  「00530−2−2000」
  ・通信欄に「新潟地震」とご明記ください。
  ・郵便局窓口での取扱いの場合振替手数料は免除されます。

 別に「新潟の人のため」とか妙な正義感を持つ必要はなくて、日本は地震だらけだから「いつかはもらう側になるから」という気持ちでもいいんじゃないかな。「情けは人のためならず」と言いますし。
 台風被害も大きい。こちらに郵政公社の救援対策が出ているので、余裕のある方は参考にして下さい。

 朝日新聞投稿欄に読者の川柳を紹介するコーナーがある。そこに28日小泉首相を批判する川柳が載り、撰者の「怒りの声多数」という評が出ていた。朝日読者の中では小泉首相は「地震対策をちゃんとやっていない」という評価であるようだ。昨日書いた加藤千洋のコメントにみごとに対応している。

 現地視察への判断が二転三転したという批判はまだ理解できるが、それとて、国会の党首討論に間に合うように日程組まなきゃいけないのに、天候が悪くてヘリを飛ばせるかどうか判断に困ったからと聞いている。果たして「怒りの声」を挙げるような問題と言えるのだろうか。首相の行動に何の瑕疵もないと言い切るつもりは無いが、今回の対応は十分及第点以上であろう。田中真紀子のパフォーマンスの方がよっぽど鼻につく。しかも視察の結果どの道路を優先して工事するかくらいしか頭にないようで、話にならない。

 有名すぎるリンク先だが、載せておく。村山首相の阪神大虐殺の模様だ。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9881/sinsai.htm
 これを見たら小泉首相は神様のように見えてくる。
 勿論、村山と比べること自体が間違っているとは思うし、よくやっている中にも問題点がないわけではないだろう。自衛隊車両は緊急時には道交法遵守の義務はないようにするなど、現状以上に災害救助を迅速に行える環境づくりを整備して欲しいとは思う。しかし、政府批判をしたいがために無茶苦茶な論法を駆使して震災を利用するのはやめてほしい。批判のための批判など何の意味もないし、何より不謹慎だ。


続・震災報道に見るマスコミの姿 (10/28)
 報ステでの加藤千洋のコメント、「阪神大震災時、村山元首相は2日で現地視察に向かった。しかし、小泉首相は4日たってようやく現地視察に向かった。また、行くといったり 行かないといったり決断が2転3転し、指揮に問題があるのではないか」に関して、2ちゃんなどでは大騒ぎの様相。
 阪神大震災でまともな対応をせずに死者を増やしたボンクラ宰相と、地震発生の19分後には対策本部設置と自衛隊出動を指示している小泉首相とを比較するのも愚かしく、ましてや村山を持ち上げる思考回路は完全に狂っているとしか思えない。小泉批判をするためならどんな言説でも吐くのだな、朝日関係者は。
 だいたい、首相が震災後すぐに現地に行ったら、警備などに人員を割かねばならず、迷惑でしかない。数日後の方がいいに決まっているのだが、そんなこともマスコミの人間は分かっていないらしい。行くか行かないかはっきりしなかったのはマイナス要素としても、村山を持ち上げることで小泉を落とそうという発想は、私らのような一般人には理解不能だ。

 今回自衛隊は素晴らしい活躍を見せている。
http://www.asahi.com/special/041023/TKY200410260121.html(陸自が新潟スタジアム前で炊き出し)
 村山は、自衛隊の出動を渋り、3000人までの限定にするなど、被害者を増やそうとしているとしか見えない行動をとった男だ。小泉政権では、自衛隊がちゃんと動いている。これだけでも大きな違いと考えるのが自然と思うのだが。

 じゃぁマスコミはどうなのか。政府を批判したり新幹線を批判するのはいいが、自分たちはどうなのか。
 ってことで、朝日かどうかは分からないが、マスコミ様はこんな有様。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041026-00000317-jij-soci
 新潟県中越地震による土砂災害で道路が寸断され、周囲から孤立した同県長岡市蓬平地区で26日、報道関係者6人が航空自衛隊のヘリコプターで救助された。県災害対策本部は「孤立地区に入り込んだ経緯は分からないが、自ら入り込み、帰りは救助ヘリというのであれば、救助活動の著しい妨げとなる」として、報道各社に抗議した。

 人の批判する前に、おのれの反省をせんか。報道規制をしいて、現地の邪魔にだけはならないようにうまく報道活動を行えないのか。マスコミにこそ「失われた10年」という言葉は当てはまる。

人質 (10/28)
 特番組まれてビッグニュース扱いになるかと思われたのに、新潟長岡市の母子救出劇で霞んでしまいある意味可哀想な人質、香田証生くん。
 新潟の方、子供が一人助かっただけでも良かったと思うべきなのだろうが、やりきれない。哀悼の意を捧げたい。

 で、人質くんだが、どうやらイラクに旅行に行って捕まった模様。まがりなりにも目的のあった例の5人の方がある意味マシなのかもしれない。外務省は努力していたようだし、はっきり言って同情の余地など無い。「何とかなる」と根拠のない自信をもってイラクに入ったらしいが、これこそが「平和ボケ」ってやつなんでしょうな。気の毒なのは彼の両親。そんな子に育てた責任もあろうが、子供は失う(かもしれない)わ世間から同情されないわで、可哀想と言えば可哀想。

意見に対する私のスタンス (10/28)
 サイト開設当時からこの欄を読んでいる方はご存じのように、私の考えはこの3年でかなり変化をしてきている。靖国問題をとっても、3年前は戦犯の分祠に賛成であったが今は反対だったり。2年前までで、サヨク的思考はかなりの部分洗われたと自覚している。ネットでいろいろな文章を見るにつれ、情報量が変化して当然意見も変わってきた。
 そして、この1年もやはり意見は細かく変化している。この間の変化は、自分のスタンス自体を変えるのではなく、様々なスタンスを理解し自分の範疇に取り込むような方向で行われているように自覚している。例えば私は小泉首相には批判的だが、彼を評価しようとする意見も理解し、その中の「確定していない情報では評価を決めつけしない」という部分を自分の考えの中に取り込んだ。自分に無かった考え方で優れた物があれば、それを取り入れることに何の躊躇もない。

 「君子豹変」は悪口だと思っている人も、世の中には多いらしい。元々は良い意味で使われている言葉だ。私の座右の銘の一つでもある。
 「意見がブレない」というのも一つの美徳ではあろうが、私はそれが絶対的に正しいとは思っていない。その変化を成長と呼ぶことが可能であれば、いくらでも意見は変化していいと思っている。そうした柔軟な考えがないと、結論を先に出してから根拠を作り上げるような、狭量な意見しか言えなくなるわけで、コウモリと呼ばれるよりもむしろそちらの方を私は恐れる。

 明日には朝日新聞を褒めちぎっているかも知れない゚∀゚)

リンク更新しました (10/28)
 リンクを更新しました。以前から自分の巡回サイトを追加しようと思っていたところ、軍曹様35歳よりリンクが為されたために、これを機会にと更新したものです。これからも少しずつ巡回サイトへのリンクは増やすつもりです。で、いくつか私のスタンスを。
●うちへのリンクは文中だろうが何だろうがOK。今回軍曹様にはメール差し上げましたが、それは私が巡回しているサイトだったためで、私の与り知らぬところでリンクされても文句は言いません。荒らし目的はいやだが。
●こちらから巡回サイトにリンクを貼ったわけですが、私からの連絡は基本的にしません。なんか相互リンクを要求しているみたいでイヤなので。私へのリンクはもう好きなようにやって下さい、と。
●相互リンクを頼まれた場合は、よほどのアレなサイトでない限り受け入れます。
●ネットでリンクフリーはイヤって言うのはネットの存在を否定しているようなもんだ。


震災報道に見るマスコミの姿 (10/27)
 地震の被害に心痛めると同時に、マスコミの愚かさを痛感する日々を送っている。

 25日の報道ステーションでは、何の意味があるのか分からないが古館が現地に飛んで番組を放送していた。番組のメインスタジオを現地にするってことはそれだけ大量の機材を運んだのだろう。その機材を運ぶ代わりに救援物資を運んだらどれだけの人が喜んだだろうか。現地の情報を伝えることに意味があるのは分かるが、古館が行ってもしょうがない。
 各社バラバラにヘリを飛ばして実況している様子を見ると、阪神大震災でヘリの音で助けを求める声が聞こえなかったという話を思い出す。報道ヘリがその場所を飛ぶと言うことは、救援のためのヘリがその場所をその時間帯は飛べなくなるということではないのだろうか。私は航空管制について詳しく知らないのだが、救援活動の邪魔にしか見えない。
 小泉首相の被災地訪問がすんなりと決まらなかったため(25日は新潟と台風被害の豊岡を訪問予定、翌朝に両者訪問を中止し後に新潟のみ訪問を決定)「軸足が定まらない(テレビ朝日11:45のニュース)」と批判…まぁこれは良い。しかし、公式行事の映画祭出席に関して「映画館にいた」とか、対策本部設置の指示は出していたのに「地震の報告があっても映画館にいた」って報道はいかがなものか。地震を利用して小泉批判をやりたいだけにしか見えない。今回、本部設置の時間や自衛隊の対応など、政府や小泉首相はちゃんとやっている方だと思う。少なくとも村山よりは65536倍マシだろう。

 昨日も書いたNHKや、電池や食糧を買い占めるマスコミ関係者(26日のTBSラジオ「アクセス」ではこれはボランティアの仕業にされていたのだが果たして…?)など、阪神大震災の経験を全く生かせていないマスコミの姿が浮き彫りになっている。阪神大震災の現場に行って「(煙の上がる様子が)温泉場のようです」と言ったり、遺留品を捜している様子を執拗にカメラで追い回したりした筑紫哲也ほど酷いのはないだけで、本質には何の変化もないようだ。

 逆に自衛隊は大活躍のようだ。阪神大震災で兵庫県知事のバカが自衛隊嫌いのために災害派遣要請をなかなか出さなかったということがあったが、それ以後震度5以上の災害では自衛隊は独自に情報収集活動が出来るようになった。こういう自衛隊が身軽に動ける環境づくりってのも大切ですな。そして、それを生かして迅速に対応し、今も尽力されている自衛隊に対し、敬意と感謝の念を抱かずにはいられない。
http://www.jda.go.jp/j/news/jishin.html

イラクで日本人が人質に (10/27)
 イラクで日本人が、ザルカウィ派を名乗る武装勢力に捕まった。
http://www.sankei.co.jp/news/041027/kok020.htm
 朝のTV報道によると(27日テレビ朝日「スーパーモーニング」)「イラク」ではなく「メソポタミア」という名称を使っているとのこと。ザルカウィはビンラディンに忠誠を誓ったので名前にアルカーイダが付くようになったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000025-mai-soci
 前回の高遠らが捕まったときとは、武装勢力の毛色が違う。前回は地元のゴロツキという感じだったが、今回はアルカーイダ系、つまりイラク人ですらない本物のテロ集団だ。当然、クベイシのようなイラク人僧侶が仲裁をすることは難しいだろうし、人質の方の身の危険度は、例の3人や2人とは桁違いに高いと感じる。前回は「自作自演だろ」とか言うだけの余裕があったが、今回はそう言ってられるような状況ではない。
 まだ人質の身元は分からないが、とりあえず「自衛隊員」ではないでしょう。あんな弱々しい自衛隊員がいるか。

グダグダ (10/27)
ここまでグダグダなスレは初めて見た気がする。
http://money3.2ch.net/test/read.cgi/gamble/1097423412/

あそこ (10/27)
 この間に最後って言ったけど、あまりにアレなので我慢できず反論゚∀゚)。こらえ性がありませんでスマンことです。2ちゃんの朝日叩きのスレに常駐していたこともあり、電波文にはすぐ釣られてしまいます。反論すると、
 ・「頭ごなし」に否定してません。
 ・私も暴力団の方と喧嘩してしまい恫喝されたことありますが。
 こんな反論でいいですか?安易な決め付けと思いこみは論を破綻させますよ。決めつけが否定されたら全部パー。


新潟中越地震 (10/26)
 adoruk626氏の「log」にて文中リンクしていただいたため、「世迷い言」への訪問者数がふだんの10倍以上。何だか田舎の細々やっていたラーメン屋にテレビ取材がされて一気に客が増えたような、そんな気分(決して迷惑という意味ではないです、念のため)。いわゆるアクセスバブル状態なのだが、何割かでも残って下さる方がいたらいいなと期待しつつ、念のために「所詮バブルよ」と似非悲観主義者を装ったり。
 で、申し上げにくい(?)ことですが、「世迷い言」はサイト名じゃなくコーナー名でございまして、一応「お気に召すまま」というサイトの1コーナーでござんす。まぁ時事ネタ系はこのコーナーでやってるからここに直リンの方が便利と思うのでむしろそうしていただいた方がいいとは思いますが、一応。

 さて、その「log」にて新潟で起きた地震の義捐金に関しての記述を発見。
◆義援金名称 新潟県中越地震災害義援金
◆募集期間  平成16年10月25日(月)〜平成16年12月30日(木)
◆義援金受入口座
 郵便振替口座
 名  義   日本赤十字社新潟県支部
 口座番号  「00530−2−2000」
  ・通信欄に「新潟地震」とご明記ください。
  ・郵便局窓口での取扱いの場合振替手数料は免除されます。

 私も水曜日に振り込んでくる予定。
 電気もガスも水道も止まっており、道路も寸断され陸の孤島状態だと聞く。山古志村では自衛隊のヘリを使って全村非難を行ったようだ(記事)。記事中にもあるが、地震そのものではなく過労によって亡くなる方もおられるようで、しかもそのうちの幾らかが車の中で寝泊まりする故のエコノミー症候群が原因とあっては(10/26毎日新聞朝刊)、何とも痛ましい。

 そんな中でも、外道は外道ぶりを発揮しているようだ。
 マスコミは食糧や電池の買い占めを行っているという話、NHKは忙しいはずの自治体担当者に電話取材し生放送、ジャスコは物資を販売しようとして抗議を受け、数を減らして支援に切り替え(証拠)。日本人ではない、台湾の総統さえも今回の地震に関し哀悼の意を示してくれてる(記事)ってのに…己のことしか考えない自己中心エゴイストどもの脳構造は一体どうなっているのか。
 マスコミのヘリは代表取材のみの1機にするとか、取材で訪れるなら救援物資も運んでいくとか、そういうのはきれいごとなのかね?

 さらに地震関連で続けると、毎日新聞のこの社説には呆れてしまう。
 「ガイドレールの敷設」などの具体的な対策には賛同する部分もあるが、タイトルの「新幹線の安全神話も揺れた」という捉え方に疑問がある。
 TVでかなり報道されたのでご存じの方も多かろうが、地震にはP波(初期微動)とS波(主要動)があり、新幹線はより速度の速いP波を関知してS波が来る前に止めようという仕組みになっている。このやり方は直下型地震では効果がないということだが、これ以上のやり方があると毎日新聞は言うのだろうか。
 むしろ、他にも新潟を走っていた新幹線があったのにそれらには事故が起きていないこと、さらには今まで40年間で客を乗せての脱線がなかったことが、新幹線の安全性の高さを示しているように思われる。もちろん、さらなる安全性を追求すべきだというのは確かだが、徒に不安を煽るべきではない。100%を求めるべきだが同時に100%などあり得ないというのが、科学的な考え方だと思うのだがどうだろう。

リンク工事 (10/26)
 以前からやろうやろうと思っていたのだが、私が普段巡回しているサイトへリンクしようと思っている。「おすすめサイト」みたいな感じで、相互リンクじゃなくてこちらから一方的にリンクしてしまう゚∀゚)読んでためになるサイトを独り占めする権利など拙者にはないですしな。
 てわけで、明日にでもその作業を行うつもり。

国旗 (10/26)
 サヨク思想に一部囚われていた時期もあった拙者だが、マスコミの「権力には何でも批判」という体質は解せなかったし、日の丸や君が代への抵抗感もなかったし、軍隊の存在が不要だとは思い切れなかった。

 中学の卒業式、生徒会の役員をやっていた私は、他の役員とともに卒業式の練習をしたことがあった(答辞とか目録読んだりする段取りですね)。で、その時に国旗に一礼するように言われて、何でも聞きたがりの拙者「何で旗に礼をするんですか?」と聞いた。その時の担当の先生の言葉は今でもよく覚えている。
 「学校はたくさんの税金を使って運営されている。お前が中学校生活を送れたのも、みんなが払ってくれた税金のおかげだ。国旗は日本のシンボルで、あの旗の後ろにはお前を学校に行かせてくれたたくさんの日本人がいる。国旗に一礼するのは、旗に礼をするんじゃなくて、旗の後ろにいる日本全体に礼をするってことだ」
 社会の先生らしい言葉だが、このとき初めて国旗というものの意味を理解したように思う。

 中学からは朝日新聞を読んでいたために左巻きになりかけではあったが、こういう先生のおかげで、左巻きになりきらずに済んだのじゃないか、とふと思い出した。


天災を止める男 (10/25)
 冗談としか思えぬ真の意味での世迷い言が…。
 昨日今日と愛媛、高知の台風被災地の視察。高知では堤防が波で破壊され、20トンを超えるコンクリートの塊が住宅に飛び込み、3名が亡くなった現場を見る。9月にお遍路で歩いたところだ。波というより鉄砲水のような力で堤防や家を破壊。
 それに加えて新潟で地震。あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか。


 菅直人の今日の一言からの文章。政権交代すると天災がなくなるらしい。お遍路をやったせいで見えない物が見えるようになったか菅直人。お遍路で天災を止める霊力でも身につけたか菅直人。
 とりあえず、すぐに対策本部を設置した小泉の方が、「はじめてのことじゃから」と阪神大虐殺を行った村山よりは遙かにマシというのは分かる。もし菅が天災を止める力を有していたら勿論小泉より菅が上だが、それ以前に脳味噌の暴走を止める力を有するべきなのは言うまでもないだろう。

 新潟の地震は、東海地方に住む者としてはやはり他人事には感じられなかった。亡くなった方のご冥福を祈るとともに怪我をされた方にはお見舞い申し上げたい。

ジャイアン国家 (10/25)
 中川さん、分かりやすい例えです。
中川昭一経済産業相は23日、札幌市内で講演し、東シナ海での中国の資源開発について「人のものは俺のもの、俺のものも俺のもの、と言うのでは友好関係ではない」と中国を厳しく批判した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20041024k0000m020058000c.html
 中国のことをこれからは「ジャイアニズム国家」と呼ぶことにしましょう。

牛さん (10/25)
 アメリカの牛肉輸入に反対する人の感覚が実はよく分からない。だからって否定するつもりはないんだけど。
 でも、若い牛にはプリオンは見つからないから、全頭検査しても何の意味もない。危険部位だけ除去すればいいと言うのは理に適っていると私は感じるのだが。さらに言えば、そんなに食いたくないならお前は我慢してろ俺は食うから、ってな感じか。
 感情的な人の方がアメリカ牛の輸入再開に批判的、そう感じます。彼らが求めているのは、決して「安全」ではなく、「安心」でしかないような。安全は科学的にある程度の証明が可能だろうが、安心なんてものは煽り方によってどうにでもなる。朝日新聞が「アメリカの牛は怖い」と適当なアジを行えば、それに煽られた人間はどれだけ安全性を主張されても聞く耳持てなくなるでしょうし。
 食い物に100%の安全を求めるのは無茶だと思っております。他者の命を食って生きるのに、完全な安全を求め、完全な安全が可能と考えるのは傲慢なんじゃないかな、と。そんな拙者は赤色のウィンナーが大好物です。ネーポンも飲みたくてしょうがありませんでした。


ジャミーラ逮捕 (10/24)
 知っている人は知っている、そんなおバカさんジャミーラが捕まった。しかし、ジャミーラってウルトラマンの怪獣みたいな名前だな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000323-jij-soci
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__345095/detail
 未承認薬の無許可販売事件で、警視庁生活環境課は22日、市民団体「アラブイスラーム文化協会」代表ジャミーラ高橋千代容疑者(64)=東京都杉並区久我山=と、医薬品製造販売会社社長巨海六一容疑者(78)=神奈川県南足柄市和田河原=ら計4人を薬事法違反(無許可販売)の疑いで逮捕した。
 高橋容疑者はイスラム教徒で、昨年3月の米英軍によるイラク侵攻の際、「人間の盾」の日本人の調整役だった。未承認薬の一部は戦場の病院にも持ち込んでいた。調べに対し、両容疑者は容疑を認めているという。


 イラクでもクスリを売っていたようで、体調を壊した人もいるという話。イラクでの日本人の評判を貶めてどうする。高遠や今井もこいつと親しかったわけで、彼女らの胡散臭さもこれで再び世に知れ渡るというもの。
 要するに「ヨードチンキで劣化ウランによる傷害が治る」ってことですよね、ジャミーラが主張していたのは。イソジンのうがい薬を飲めば放射能障害が消えるってことか、すごいなイソジン。

 違法なクスリで信者を広げるってのは多くのカルト宗教団体と同じってのは嗤うべきところでしょうな。善意で寄付してしまった人は気の毒とも言えるし、おつむがお気の毒とも言える。こんなバカ女を「日本のマザーテレサ」と褒め称えていた輩もいたってのは、嗤うべきところか嘆くべきところか。オレオレ詐欺に騙される人が多かったり池田大作が崇められている状況では仕方ない…と半ば投げやりな気分にもなってしまう。

 で、「ジャミーラ逮捕は不当だ」とか喚くアホがそこらで現れるのでしょう。

The Last Lecture (10/24)
 素人の他サイト批判ばかりやるのもなんか相手のレベルに落ちているみたいでイヤなのだが、読者の方の考えるきっかけにもなろうし、その中身がまさに私のこととあっては無視するわけにもいくまい。てか無視できない性格゚∀゚)2ちゃんでも時々釣られます。(てか真剣に答えますとここの読者の方に誤解されてはいけないという思いが最も強かったりします)

 例のサイトで、「文体は人格を表す、などと言う体裁至上主義者がいる」なんて批判が書かれてました(もうリンクもなし゚∀゚)
 これ、かつて「文体で判断されて持論のレベルを貶めては勿体ない」という意見をメールしたこともあり、世迷い言でも何回か書いてきたことなので、私のこと’も’指しているようです(’だけ’かどうかは不明)。誤解というか、明らかな誤読なので反論。私もお節介だな。
1.見た目で判断することと、文体から人格を判断することは、全く別物です。文体は見た目ではなく、内面だからです。勿論相手の内面を全て見通せるなどと言う思い上がりは吐きませんが、いくら繕った文体でも内面の卑しさはにじみ出ますし、汚い文体でも内面の真面目さが出ることはあります。
2.文体が至上などと誰が言ったのでしょうか?しっかりと日本語を読み、的外れなレッテル貼りは避けられた方が吉です。
3.一般大衆を巻き込むような論調に持っていきたいなら、シンパのみが受け入れられるような言動をとるな、というのが私たちの論旨だというのに、いつになったら理解されるのでしょうか。自分の考えと同じ人がとった行動だからと言って崇め奉るだけでは、安易に詐欺や新興宗教に引っ掛かる人間になってしまいます。
4.もっと根本的なことを言えば、行動する者が偉いのだという意見は民主主義の否定です。論のあらゆる部分に欠陥があって話になりません。

 ここからは特定サイトの問題に関わらない話になるのだが、最近私が言っているように「考えが正しければどんな行動をとっても正しいのだ」というのは思い上がりだ。そしてまた、体裁を唯一絶対の基準にしてはならないが、それを全く気にしないのもまた思い上がりなのだ。「自分の考えは正しい、だから多少乱暴な言動でも理解してもらえる」という意見は、子供の甘えでしかない。その問題に関心の薄い人は、まず見た目から入ってくる。見た目で引くような人は放置すればいいと言うのは、結局持論を全体化させる気がない自慰行為ですと公表したような物で、語るに落ちたと言うべきだ。
 言動に気を付ける、というのは社会の常識でしょ?例えば小豆色のジャージ(しかも穴つき)を着た弁護士に弁護を依頼します?予備知識も無しに依頼する人はかなりの少数派だろう。「見てくれの問題じゃない」なんてのは公には通じないんですよ。ましてや、サヨク集団に付け込まれるスキを自ら作ってどうする?田嶋陽子が女性にとって敵なのと同じ。

 私は純粋保守思想ではなく、古い世迷い言を見てもらえば分かるようにサヨク思考に侵された部分を持っていた時期もあります。ゆえに、おそらくは世の多数であろうニュートラルな感覚が分かっているつもりです。こういった冷めた目線で保守論壇を見るという見方は、純粋保守の方にはない視点だろうと自負しております。

海胆 (10/24)
 ちなみに私はウニは嫌いです。どこが美味いのか見当も付きません。
 てか、フグやイクラなど高価な魚介類は総じて好きではありません。これらの美味さが分からないので、好きな人に対して「高価だから美味いと錯覚してるだけだろ」と思っちゃったりすることもないわけではあらず。サンマ食ってりゃ満足な、安上がりな拙者の舌です。

赤玉 (10/24)
 絵柄の素朴だけど不気味な感じが、すごくいい。ゲームとしても、暇つぶしにはちょうどいい。
http://www.nanahiro.com/compe/main.html


ちょっとおサボリ (10/22)
 風邪がひどくて更新もままならず。時間はそれなりにあるが、気力が湧かぬ。
 次の更新は日曜日になると思います。覗いて下さった方、申し訳ないです。

 頭が痛いわ、気分の落ち込むことが起こるわ、一般庶民の心情を理解しきれない先鋭ウヨクカルトが息巻いているわ、でゲンナリです。


This Land (10/20)
 テレビでも話題になっていたブッシュ・ケリーのフラッシュ。
http://images2.shockwave.com/afassets/flash/this_land.swf
 ブッシュの政治的評価はさておいて、ブッシュってのはパロディにするにはいいお顔をされておられる。筆算を解いたときのマヌケ面なんてかわいくて秀逸。いかん、ブッシュのファンになりそうだ。

極端は理解されない (10/20)
 チャンネル桜の視聴はやめた。3日前に紹介した掲示板は、今やシンパの集うカルト集会のようだ。
http://www.ch-sakura.jp/bbs_thread.php?ID=74304&GENRE=sougou
 國民新聞の西村氏はこう書いている。
 知識なんてものは、長生きした分だけ蓄積するだ。それがどうしたのさ。知識と知性は似ているが別物だ。得た知識で「性」、すなわち如何に生きるかではないのか。目的も理念もなく、知識を得たところでそんなもの、置物や飾り物じゃないのか。知識は見せびらかすモンじゃないよ。
 南京事件の一家言を日頃から自称する者に限って、どうして動かないんだ。「自慢」の知識を刀にして何故、集英社に切り込まない。乗り込んで本宮とヤンジャンを滅多斬りに何故出来ない。それは知性がないからだよ。
 失礼ながら、この発言に知性は感じられない。乗り込んで滅多切りにするのが知性ですか、匹夫の勇にしか見えません。世論の支持という大きな力を無視する知性は以下の文でも現れている。

 いまこの國が、家でもいい。火事で燃えているの。ここが一番大事なところ。燃えている非常事態なの。消火作業をしなければならない。とにかく火元に水を掛けるのか、掛けないのか。消化作業は緊急事態だ。怒鳴り合い、ののしり合いながら水を掛けるんだよ。
 そんな時にだよ。どっちから掛けましょうか?右にしますか、左ですか、いやー左だお隣さんに水が掛かって失礼だからちょっと真ん中辺はどうでしょうか。
 言葉使いは相手の気持ちになってとか、そんな乱暴な言葉だと消火作業を誰も手伝って下さいませんから、丁寧に致しましょう。
 その間に家一軒が丸焼けになっちまう!!水を掛けるのか、どうするんだよ?小生等は、水を掛けに行ったんだよ。電話だけだと水が掛からないの。それが、集英社での俺たちの消火作業見に来て「怖かった」云々・・・、あんたが怖がるのはあんたの勝手でしょう。西村修平に責任があると言うのかい?それは難癖というもの。
 消火作業を手伝いもせず、何で難癖を火元の集英社にしないの。これを知性の欠如という。


 私個人としては、正しい情報をネットなどを通じて広げていき、南京事件に関する誤った知識を否定できるような世論を作るのが、時間はかかるが最も確実な方法と考えている。集英社に直接抗議して向こうが引っ込めたら、それを「言論封殺」と誘導するバカが出て来るとも限らない。そうなれば、イメージ先行で「集英社は可哀想、西村は悪い」ってことにならないか、という疑問をadoruk626氏は抱いていたわけだ。つまり、先鋭的な手段が正しいわけではないってことだ。
 そもそも、本宮のマンガは火事のような超緊急事態と言い切れるのか?本宮のマンガによって日本は滅びるのか?勿論その影響力は大きく、だからこそみんなで抗議をしていたわけだが、後先考えずに行動してもいいという免罪符が発行されるほどにせっぱ詰まった状況なのか?それは結局彼の主観に過ぎず、その主観を人に押しつける資格など無い。ゆえに、adoruk626氏の意見を封殺する資格もない。

 信念が正しければどのような行動も許されると言う思い上がり、大東亜戦争を美化する人間に多い行動だ。


言葉のリズム (10/19)
 また三国志を読んでいる。魏武帝紀を読んでいるのだが、漢文の書き下し文ってリズムが良くて、使い古された言葉だが癒される感じがする。かつて漢文は日本語として使われていたようなものだったし、遺伝子の中に漢文の感覚が刷り込まれているのかも知れない、と感じたり。漢文訓読体の中島敦の文章にも美しさを覚える人は多いでしょう。
 発話だろうと文字になっていようと、やはり言葉は声に出したときのリズムがその美しさに大きく影響を与える。声に出して美しくない文章は、目で読んでもどこか引っかかりを感じるものです。
 などと、魏武帝紀を音読しながら感じた。どこかに原文は売ってないかな。

スパイ促進法なり (10/19)
 外国人参政権を認める法案が、今国会で審議される。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20041016/NAIS-1016-03-02-47.html
http://dentotsu.fc2web.com/A-houan.html

 選挙権は日本国民が有することは憲法にも書いてあるのだが、憲法を改正しないでこんな法案が成り立つのだろうか、地方自治体ならいいってことか?
 私は、実は外国人参政権に全面的に反対というわけではない。外国人の意思を政治に反映させることそれ自体は悪いことではないからだ。しかし、絶対に譲れない前提がある。それは、スパイ防止法を成立させることと、朝鮮総連や民団などスパイ団体の解体であり、それらが極めて厳密に運用される状況が作られて初めて外国人参政権の法案に賛成できる。

 危惧しているのは、在日朝鮮人が選挙に関わり、朝鮮総連の息のかかった者が政治に参加すること。また日本の利益を考えない連中の意志が日本の政治に入り込むこと。そして、仮に北朝鮮との本格的な有事となった場合に国内で総連勢力が政治力を持って混乱を作り出すことだ。税金面で優遇を受けて、土地も戦後に不法占拠したまま、そんな風に日本の恩恵を受けまくっているのに、それでも日本に国籍を変えない…そんな人間に選挙権を渡すことの恐ろしさに、私たちももっと敏感に反応しなければならない。合法的にスパイ活動が出来る素地を自ら作ってどうするのだ。

http://f47.aaacafe.ne.jp/~practice/001.html
このサイトで細かく外国人参政権の問題点が述べられている。ぜひ一読を。

がっかり (10/19)
 平時と有事にスパッと別れるとお考えで、正しい考えが基盤にあればどんな行動も許されるとお思いで、なんか最近国士気取りになっちゃって街宣ウヨクと変わりなくなってきたな、というここのサイト→http://www5f.biglobe.ne.jp/~SS777/
 メールしようかと思ったが、あまりの詭弁に、腹立たしいよりも哀れみを感じてしまったので、やめる。このサイトを今も見ているのか分からないが、ミジンコサイトなりにここでわめくとするわ。上のリンクでクリックしまくれば気付くかもね゚∀゚)
 なんか大仰な話に持って行きたがっているようだが、単純に「人の支持を得られる行動か」という問題なわけで、そりゃシンパは支持するだろうが、一般人を巻き込めるような言説かどうか考えろということ。ゴロツキのようなイメージを持たれた時点で、それは国全体に広がる大きな動きにはならない。考えが正しければどんな行動をとってもかまわないという思い上がりを何とかしろ、と言う話だ。歴史認識論争でも国家の問題でもない。それ以前に人の質の問題。
 正直、かなりがっかりしてるのよ。見る見る視野が狭くなっていっちゃって。


原爆保有発言 (10/18)
 北朝鮮は長崎型原爆を持っていると細田官房長官が発言。
http://www.asahi.com/politics/update/1016/007.html
 ご存じの方も多かろうが、原爆には広島に落とされたウラン型と、長崎に落とされたプルトニウム型の2つがある。細田発言は、そのうちのプルトニウムが多原爆を北朝鮮が保有していることを示した物だ。
 韓国はウラン濃縮実験で顰蹙を買っている。ただの邪推に終わればよいが、北はプルトニウム型、南はウラン型と役割分担しているように見えてしまう。

 平壌宣言がもう無効だというのは既に明白なのだが、小泉首相はそれに対して何か手だてを考えているのか、具体的には経済制裁までの道のりを思索しているのか。

反論への不寛容 (10/18)
 1年ほど前だったか、この欄か掲示板かはたまた全く別の場所だったかも忘れてしまったが、「そのうち右寄りの思想が強くなったら、その右寄りを叩くことになるんだろうね、拙者は天の邪鬼だから」みたいな文を書いた記憶がある。早くもそういう時期に来たのかなと複雑な心境だ。実生活やテレビなどではいざ知らず、ネットにおいては保守系言論は一方の主流となったと言えるのだろう。

 「日本人は極端から極端に流れる傾向がある」という論はよく見られるが、何でバランスの取れない偏った人が多いのかと感じるのは確かだ。自分がバランス感覚のある人間だと言い張るつもりは全くなし、と言うか人の意見に理解を示しやすい傾向があるのでコウモリのように思う向きもあるかも知れぬが、とりあえず「自分の言うことは正しい。だからどんな行動をとっても正しい」とか「自分の考えは絶対に正しい。他の意見は間違いだ」とは決して考えていない。

 昨日書いた國民新聞の西村氏(彼は編集長ではないらしい)、adoruk626氏のカキコからだけではその人格を推し量るのは失礼だと考えていたが、昨日リンクした掲示板での言動はやはり高圧的で傲慢なものだった。実際の人格がどうかなどは知らぬ。表に出てきた物で評価されるのが、公の場にある人間というものだ。
 さらに付け加えれば、「チャンネル桜 編成部」とかいう輩の書き込みも酷かった。視聴者の意見に対して「金を払っているからと、神様みたいな言い様」というのは客商売してる自覚があるのか無いのか。しかも視聴者を同志とは…開いた口がふさがらぬ。

 実際に行動する人間に対してネット上で意見を言うだけの人間が意見する資格など無い、という内容のことを西村氏は宣ったし、それに賛同する人間も非常に多かった。行動する人間に対して支持するのはよいが、意見をしたり批判するのはいかんらしい。じゃぁイラクに行った3バカは自ら行動した人間だから批判したらいけないんですね、小泉首相は実際に政治を動かしているから批判したらいけないんですね、小説家は実際に本を書いているから小説も書いていない私たちが批判したらいけないんですね……馬鹿馬鹿しい。この例が極端であれば、例えば殺人犯が全く捕まらないために被害者の親族がその殺人犯を見つけだして殺したら、賞賛すべき行動ですかね?これも極端か?殺人か恫喝かの違いであって、誉められた物じゃないのは全く同じだと思うが。
 実際に行動した人間に対して一定の敬意を持つのは当然だろうが、崇め奉る必要など全くない。実際に行動を起こしていれば、それが免罪符となるのか?

 そして、「反小泉」真理教の多事X論では掲示板同様の戯れ言(と断言して良かろう)が書かれている。家族会バッシングを想起した、って朝日新聞並の想像力の豊かさだ。家族会は首相を相手に恫喝のような言動を取ったのか、西村氏は本宮マンガの直接の被害者なのか?(日本人を貶めたという意味で直接の被害者だ、というのは詭弁に過ぎない。例えば、拉致問題は日本人全体の問題ではあるし、私自身も家族会の意思は最大限に優先して考えるべきだと思っている。しかし、直接の被害者である彼らと私は、その経験や情報量、そこに起因する心情などが決定的に異なる。家族会の心情に全てを寄りかかっていては、立場の違う人間としての存在意義がない。なお、西村氏が南京事件に関わったとされる兵士の親族だったらこの部分は撤回する。)
 仮に西村氏の行動を正しいと考えたとしても、それに違和感を持った人間の意見を封殺することすら正しいのだろうか。サヨクの言葉狩りを想像するのは私も朝日並の想像力ですかね。
 てか、筆者氏は今回の件を日中情報戦争などとぶち上げているが、根拠はなんだろうか?確かに中国の情報工作は存在するとは思うが、本宮ひろ志や集英社が今回その情報戦略に意図的に乗ったという確定的な根拠を持っているのだろうか。集英社がかつてのサヨク思考そのままに事実検証しなかっただけという可能性は完全に否定できたのだろうか。もし事実であれば「素晴らしい情報力ですね」と感服するほか無いが、そうでないなら思いこみによる決めつけに過ぎない。拉致問題は確かに北朝鮮との有事=戦争であると言えようしその根拠もある(ていうか見たまんまですわな)。それと今回の騒動を同一の次元で語ること自体に詭弁の匂いが感じられる。
 さらに言えば、「批判をした」=「敬意を持っていない」という短絡的思考は頂けない。


 思想以前に思考がおかしい人間に対しては、いくら思想が似通っていようが関係なく批判させてもらう。逆に思想が正反対でも思考がまともならば、その意見には理解を示す。ただそれだけのことだ。


サヨクもウヨクも同じ (10/17)
 ゴミばかりのマスコミに対してのアンチテーゼという役割を持って登場したチャンネル桜。私も視聴契約を結ぼうかなと考えていたが、最近考え直している。

 この掲示板を見て、かなりゲンナリしたからというのが理由の一つだ。
このところ連日のように國民新聞の編集長が「チャンネル桜」に出ている。「私は集英社の編集長に雑誌を叩き付けて言ってやったんですよ。“もし本宮のマンガを見た支那人がここに描かれている事を真に受けて、お宅のお嬢さんをレイプしたらあんたどうしますか、それでも許せるんですか?”ってね」などと言ってるのを聞いて、正直なところ嫌悪感を憶えた。少なくとも、こういう連中とは一緒にされたくない。私が求めているのは「真実」であり、真面目に戦局に赴き散っていった戦士たちの「名誉」だ。それ以上でもそれ以下でもない。「見たくないもの」を見ないふりしたり、妙な言い掛かりをつけて恫喝する人間とは与したくない。」というadoruk626氏の発言を発端になんやかんやと議論しているのだが、adoruk626氏の真っ当な意見に対して噛みつく人が多い。どうしてこうも人の意見に対して狭量なのかね、原理主義(敢えてこの言葉を使う)の皆様は。(adoruk626氏のblogはこちら

 私が批判した多事X論筆者氏も意見を書いているが話にならない。「例えば、薬や食品に有害物質が混入していた事が発覚し、そのメーカーの人間に商品を叩きつけて抗議した人間がいたとしましょう。貴殿はこの者を非難しますか?私は支持します。」だと?公共の場で「他者への恫喝」を行っていることを公表(しかも自慢げに)しているという下品極まりない行為を、こんな屁理屈で擁護できると考えているようでは、もう礼節を持って批判する限界点を越えてしまわれた。
 抗議したことが問題ではない、そのやり方の問題だ。正しい考えのもとにならどんな行動も許されるのか?もしそう考えているのだったら、それはサヨクと何ら変わらぬ行動原理だ。視野が狭すぎて話にならない。行動している人を批判する資格はないだと?とりあえず動いていれば行動がアホでも正当化できると?だいたい、ネットで意見を述べることも十分「行動」に値すると思わないのだろうか。行動したら偉いのなら、街宣右翼は偉人の集団ですね。

 國民新聞西村氏への批判を「家族会への批判と同じ」とのたまう人もいるが、礼節をわきまえているかいないかの区別もできていないらしい。
 保守系の言論に賛同し、ささやかながらもネットの片隅でサヨクの害悪を追及してきた身として、私は(本来の意味での)右翼言論を汚す行いやそれへの賛同者に対して、全く共感を覚えない。むしろ害になるだけだから止めてくれ、と言いたい。大切なのは右翼か左翼かではなく、思考だ。

(昼過ぎに追記)
 adoruk626氏の意見の最も大事な部分、「南京事件はあったと考える保守系論者の意見も採り入れてはどうか」という部分をすっかり抜いて自分の考えに関わる部分だけで話を進めてしまっていた。見直してこりゃ少しまずいなと思い、補足しておく。(リンク先見れば分かるとは思いますが)
 南京事件を「なかった」という論調で終わらせよう、あれは中国の反日宣伝による物だ、という時点で思考停止したい人間は、右とか左以前にものごとを論ずるに無責任と考える。様々な史料にあたったり多くの討論を経た上での結論ならまだしも、耳当たりのいい言葉を受け入れているだけというきらいがウヨにはあったりする。
 個人的には、虐殺という言葉が正確かどうかは分からないが、しかし日本兵として恥ずべき行動が一部にあったことは認めざるを得ないと考えている。もちろん全ての史料を一つ一つ検証したわけではないが、「まったくなかった」と断言するには否定側の検証は足りないように感じる。

 ともかくも、自分に都合のいいような事実を求める姿勢には疑問を感じるのだ。仮に南京虐殺があったからと言って日本人としての誇りが消えるわけでもあるまいに。

お知らせ (10/17)
 サイト内を少しだけ整理。小説ページを一時閉鎖。別の構想抱いているので、そっちが完成したら再開すると思います。今書きかけの物は、別媒体で個人的に再構築したくなったので、読んでいた人には(いたのか?)申し訳ないですが終了。
 しばらくは作品集の晒し上げは、音楽のみになります。


食糧支援のニュース2 (10/15)
 北朝鮮への食糧支援の第1弾が開始されたというニュースは昨日も書いたが、なぜかこのニュースをテレビや毎日新聞以外の新聞が取り上げていない。マスコミの大勢は「小泉批判」で、今日もテレビ朝日では家族会を「利用」して小泉批判を行っていたが、食糧支援を理由にして小泉批判をするメディアがいない。穿った見方をすれば、「家族会の小泉首相への態度に対して反発をさらに煽ること」と「小泉批判」は同時に成立するが、「北朝鮮擁護」と「小泉批判」は同時成立しないということか。小泉首相を退陣させても理由が「北朝鮮に弱腰」だったら、次の首相は強硬策を採らざるを得なくなるしな。
 なんだか百鬼夜行の拉致問題。もし小泉首相の弱腰に何らかの意図があるのだとすれば、それでも家族会の方々には安心できる材料を見せて欲しい。

三国志 (10/15)
 なんか三国志の漫画が増えている。ブームなのか?質の低さは韓流並だが。
 蒼天航路ももはや三国志マンガではない。正史では伝も立てられているのに何故かマイナー、なんて人物を取り上げている部分は好感が持てるのだが、もはや登場人物が人外なので三国志として読むのに抵抗を覚える。ただのマンガと考えれば面白いのだけど。他のはマンガとしても成り立ってないような感じで、「『バガボンド』にはリアリティがある」なんて言っている人間くらいしか騙せんでしょ。立ち読みで判断するのは申し訳ないが。


食糧支援のニュース (10/14)
 10/13の文章に関して。
 批判文の根拠に「北朝鮮への食糧支援第1弾がまだ行われた様子がない」と書いたが、第1弾の荷揚げが行われたというニュースが出た。てことで批判の根拠の一つが潰れたわけです。そこは素直に認めます。
 しかし残りの部分に関しては依然根拠を失っているとは考えられず、撤回や削除はしない。
 さらに言えば、「食料援助をエサとして経済制裁を行う状態が整うまでの時間稼ぎをする」という意見が出た場合、個人的にはその意見に反対でもそれを戯れ言と否定する気はやはりない。原則を外れても最終的に収穫があればいいと言う主観に対して、人でなしと言う権利などありはしない。てことで、総論でもやっぱり考えは変わりません。

泥棒も歴史で正当化 (10/14)
 韓国人が「日本はウリの物を奪っていったから取り返すニダ!」と泥棒したというニュース。
 韓国の検察当局は13日までに、兵庫県加古川市の鶴林寺から02年7月、国指定重要文化財の掛け軸「阿弥陀三尊像」など8点を盗んだ疑いで、韓国人の男(55)を逮捕して起訴した。この容疑者は、豊臣秀吉の朝鮮出兵や植民地時代に日本に奪われた朝鮮の文化財を取り返したかった、などと供述。大阪や愛知の寺からも仏画を盗んでいたという。
 調べによると同容疑者は、高麗時代の作といわれる阿弥陀三尊像が同寺にあることを知り、弟の金正男容疑者(兵庫県警が03年4月に逮捕)や知人と共謀して十数回にわたって下見をし、02年7月に同寺の宝物館に侵入。盗んだ8点のうち三尊像だけ韓国に持ち帰り、古美術商に1億1000万ウォン(約1050万円)で売却した疑い。日本側の捜査協力要請に応じ、韓国検察が逮捕した。三尊像は転売され、行方がつかめないという。

 阿弥陀三尊像って秀吉の時に持ってきたものだったっけ?という疑問はさておいても、泥棒した根拠を過去の歴史に絡めるなどまさに斜め上の発想。だいたい朝鮮半島に高麗の遺物は残ってないじゃねぇか、次の王朝が前の王朝の文化を否定するってのが中華主義だから。
 エジプト人が大英博物館に行ってロゼッタ石を盗んでもいいって理屈、誰が受け入れるか。こういう「日本人がいいことしたら韓国のおかげ、韓国の悪い部分は日本のせい」って責任転嫁の民族性、早く直さないと世界中で嫌われてるよ。そういえば、イチローの活躍は韓国料理のおかげって話をどこかで見た。なんでも韓国のおかげらしい。その割にはイ=スンヨプは「何でも一人でやらなければならずつらかった」とどうしようもなくヘタレなコメントをしているのだが、彼は韓国料理を食べて育たなかったのでしょうか。


原則論は原則に過ぎない故に原則論だ (10/13)
 うちに対して反論を書いたわけでは無かろうが、多事X論にて「政治は結果が全て」に対する反論への反論が書かれていたので脊髄反射しておく。
 なお、私はこれまでに何度も書いたように小泉首相を批判的に見ており、小泉首相を擁護する感覚は持っていないことを念のためにお伝えしておく。以下の文は、小泉擁護派の意見から納得できる部分を取り出した上で、その考え方を基に展開する。

 まず、小泉首相がテロに屈したと言い切れるかどうかの問題。私個人としては、小泉首相の言動全体から推測するにおそらくは北朝鮮に圧力をかける気はないだろうと考えるが、しかし決定的な確証には至っていない。それは、「援助すると言っていた食糧は既に北朝鮮に送られたのか」ということだ。2回目の援助は延期するというニュースは流れたが、1回目の援助についてそれが完了したかどうかのニュースは報じられていない(勿論私が見つけていないだけかも知れないので知っている方がいましたらお教え下さい)。援助決定というニュースはあったが、援助が実際に行われたかどうかの追跡報道が為されていないのだ。もしかしたらもう既に国際機関の手に委ねられた状態なのだろうか。その部分が確定しない限り、小泉首相がテロリストに屈したと言い切る状況ではない。まさか、「交渉しているフリをして実を取る」という戦略すらテロに屈したことだと強弁するのだろうか。

 もう一つの問題は、テロ組織によるテロと国家によるテロ行為とを区別できていないことだ。相手が国家であれば、圧力をかけた場合にテロに直接関与していない国民にも影響を与える。ただのテロ組織であれば圧力をかけて困るのはテロリストのみだが、北朝鮮の場合は2000万の北朝鮮国民に影響を及ぼす。これは、「無実(と言い切れない面もあることは認めるが)の人も苦しめてしまう」という問題にとどまらない。難民が発生し、周辺経済の混乱や治安の悪化などが予想される。また国家ゆえに周辺国家との兼ね合いも重要となる。イラクの人質事件の時のテロリストへの対応とその質が異なるのは、当然のことだ。行動を起こしたときの影響力が大違いである。
 私自身は日本のみの経済制裁でもそれなりの効果はあろうと考えているし、北朝鮮への牽制にもなるので早めに実施した方がいいと考えている。少なくとも経済制裁の素振りは見せるべきだと思う。しかし、北朝鮮崩壊時や難民大量発生時のシミュレーションを練り上げた上で、という前提での話である。

 最後の問題は、多事X論筆者氏が、原則論のみを語っていると言うことだ。
 政治には越えてはならない一線があると言うが、その一線は誰が決めるのか?表と裏でやっていることが違っても実利を取れば良しとする意見があるのを認めないのだろうか。また、「有言実行」が民主主義の原則だと言うが、意義ある政策を採った首相がいたとしても事前にそれを国民に約束していなかったら、その首相への評価はできないのか。国民の期待通りに動いた近衛文麿は評価できる首相なのか。
 確かに原則としては正しいが、それが絶対的な真理というわけではない。時にはあくどいやり方を駆使してでも国益を守らねばならない場合もある。小泉首相の現在の状況がそうであるかは別としても、原則を守って国益を損ねれば後世の美談にしかならないのだ。すべて不言実行でも困るが、すべてが有言実行である必要もまた、ないのだ。
 原則論を主張している保守系論者は、太平洋戦争の過ちを繰り返したいのか…そんな危惧を覚える。

 筆者氏が潔癖な保守ということがよく分かる文章だった。筆者氏の考えること、言いたいことはよく分かる。ただ私が言いたいのは、「あなたの意見は完全な絶対の真理ではない。他の考え方を批判はしても、バカにする資格など有りはしない」ということだ。

後を考えてるのかな (10/13)
 私は小泉首相に批判的だが決して退陣は要求しない。仮に民主党政権になったら岡田首相?話にならない、あんな売国奴。自民党では?安倍さんが首相になれるならいいが、その可能性は限りなく低かろう。現時点では小泉首相を批判しつつまともな行動をとるよう求めるのが本筋だ。退陣を求めて小泉以上に北朝鮮問題に関心のない輩が首相になったら目も当てられぬ。
 小泉退陣を要求する、それも結構。しかし、小泉後をしっかりと見据えた上での発言なのか気になる。

SP2 (10/13)
 トップのカウンター、WindowsのSP2の標準設定だと廻らないのな。古いアクセス解析でも反応せず。なんか損したような気分になる貧乏性の拙者。


DQ8 (10/12)
 ドラクエの8が出るようですね。CM見てたら完全に3Dになっているようで、見た目の進歩は素直に喜びたいと思うが、また一方で美麗なグラフィックはドラクエじゃ無いという気持ちも少し…。
 とりあえず、同じことの繰り返しで100時間もゲームをさせるようなことはないように願いたい。システムもそろそろ改変して欲しい。水戸黄門的、金太郎飴的な魅力もさすがに飽きてきた。

イージス艦の新潟入港 (10/12)
米イージス艦、新潟へ入港へ(朝日)
 今月6日、入港反対を申し入れた市民団体に川上忠義副知事は言った。「個人的には歓迎すべきだとは思っていないが、理由がない以上、不許可は難しい。知恵を絞って何か手があったら教えてほしい」
 新潟県には8月以降、米軍から計4回の入港打診があった。1回は台風接近で中止。2回は岸壁の空きがなく断ったが、4回目は断る理由がなく、港湾法の規定で認めざるを得なかった。8月に米艦長らの知事表敬の申し入れがあったが、豪雨災害などを理由に断った。
 万景峰号の入港で警備にかかる支出は毎回100万〜200万円。米艦が来ることになれば警備費もかかる。ある幹部は「よけいな緊張が高まる。県民の不安材料を増やしたくない」。
 新潟市の篠田昭市長も9月議会で「平和と市民の安全を守る立場から、軍艦の入港は好ましくないと感じている」と答弁した。


 北朝鮮のミサイルへの警戒のため入港したイージス艦に対しての言説とは思えぬ、愚かな政治家の発言だ。
 「不許可は難しい」とは、不許可にしたいという願望が見えてくる言葉だと思うが、知恵を絞ってまで入港を阻止したい理由は一体何か?万景峰号に関してはそこまで躍起に阻止を図ったか?
 「余計な緊張」とはどういう言いぐさか。北朝鮮のミサイルという「緊張」を緩和するために働いている米軍に対して、なぜ感謝の念を抱けないのか。米軍に依存することを良しとしないのであれば、自前の軍備を持つべきだと主張するはずなのだが、決してそういう主張はしない。結局は反米を訴えたいだけだ。
 「平和と安全を守る立場から軍艦の入港は好ましくない」というのも呆れた物言いだ。軍隊は国家の平和と安全を守るために存在する物だ。軍隊=戦争としか考えられない無能ぶりを公にして、恥ずかしくないのだろうか。

 イージス艦入港にはプロ市民の団体が抗議活動を行ったらしいが、万景峰号の入港に際してソレ系の組織が動いたという話は聞いたことがないし、新潟市や新潟県が万景峰号の入港を阻止しようと動いたという話も聞いたことがない。イージス艦と万景峰号、どちらが日本の平和と安全を脅かしているか、よく考えてほしいものだ。

南京の話 (10/12)
 本宮ひろ志騒動もあり、最近南京虐殺関連の書籍を再読したり、ネットで調べたりしている。いずれ頭の中が整理できたらここに書くかも知れない。
 現時点で私は南京で虐殺があったことを否定しない。むしろ「あった」と考えている。史料を(無知な私の出来る範囲内でだが)調べそれらを俯瞰的に見ると、「なかった」と断定する証拠は無いと考えてもよい。一つ一つの証拠は潰せるのだが、史料を総合的に合わせて考えると、その虐殺の規模や虐殺対象が民間人だったかどうかはさておき「何かはあった」と考えるよりなさそうだ。

 仮に南京で虐殺が行われたとして、それで日本人としての誇りを失ってしまうのなら、そんな誇りなど今の内に捨ててしまった方が良かろう。悪事は悪事と過去の全てを受け入れられない者に、愛国心を語る資格などないと私は考える。


盲信者はどこにいる? (10/11)
 批判はもういいです、具体的にどうしたらいいのかを述べて欲しい…という感じの多事X論。以前に批判したあと擁護的文章を書いたが、人にお勧めしたと言えなくもないため責任を感じている。
 「私の主張 ひとりの日本人として」の掲示板から引用して批判文を書くのはまあいいとしても、この掲示板のどこに「小泉真理教」が存在しているのか…。「事実として確定できない部分もあるから評価を保留」「批判の根拠と考えるにはまだ弱いから今は支持をしておく」という態度が主流で、盲目的な小泉信奉者はいない。ちょっと贔屓目に見過ぎな気もしないでもないが、しかし言下に否定するほどの物ではない。理屈としては納得できるわけで。
 他サイトでも、盲信者と言えるのは主だった論者ではクライン孝子女史くらいのものだろう。いわゆる保守系サイトで「盲信」と言えるような論調は主流ではないと私は考える。

 また10/7には「政治は結果が全てだ」という論調に疑義を呈している。「5.22日朝会談で5人が帰ってきた事をもって勝利とするならば、あれは明らかに『反則勝ち』だ。本来破防法を適用すべき朝鮮総連に橋渡しを依頼し、テロリストに見返りを与え、唯一の武器であった経済制裁を一方的に放棄したりと、まさに国家の威信などをかなぐり捨て、あらゆる禁じ手を使った上での結果でしかない。だからこそ、良識のある人は『小泉のやり方はきたねーじゃねーか』と憤慨し、一方で非常識な小泉真理教信者は『政治は結果が全てだ 文句あっか?』と開き直っているのが実態だろう。『なぜ素直に小泉首相の成果を評価しないのだ!?』などと真顔で言ってる馬鹿もいるが、あそこまで露骨な反則技を見せつけられれば、プライドのある人間なら諸手を挙げて賞賛などできるはずがない。」だそうだ。まぁ確かにそうですわな、小泉首相の5.22訪朝は私も失敗だと見ている。
 しかし同時に、「今後小泉首相を北朝鮮と巧く渡り合って拉致問題を解決させる」という可能性を考えて小泉首相を支持する人間に対し、私は反対意見は述べても否定はしない。実際に裏でどのような思惑が働いているかは素人には見えてこない。「意見の否定」のような評価確定を行うには、時間の経過がどうしても必要だ。要するに私たちがネットを使って述べている意見はあくまで「推測」「推論」であり、100%の情報を入手できない限り、将来予測に関しては誰も完全否定はできない。もちろん論理的矛盾を追及するのはアリだとは思うが、意見としての尊重は必要ってことだ。あなたはすべてを知っているのですか?ってこと。


 さらに言えば「政治は結果が全て」というのは当たり前すぎる正論で、これに疑問を呈する理由が分からない。徳川家康が秀吉に関東への転封を命じられそれに従ったとき、その当時には家康を弱腰と非難する向きもあっただろうし、三河出身の譜代家臣に反感を覚える者もいただろう。しかし、関東に拠を構えることが結果的に家康にプラスに働いたのは歴史の教えるとおりだ。過程に問題があっても、最終的な勝利を収めれば、それは歴史上の勝利と言える。何の問題があろうか。
 小泉首相が仮にこの後2年で、拉致問題を全て解決させることがあったとしたならば、今までの北朝鮮政策は北朝鮮をたぶらかすための芝居と言うことになり、私の「小泉首相への批判」は誤りだったと謝罪せねばならないし、結果的に小泉首相は結果を残したことになる。

 つまり、「結果が全てだ」というのは正論であるが、ただし小泉擁護派が5.22を評価する理由として持ち出すのは適当ではないと言うことだ。小泉首相が退陣した後、様々な情報が表に出てきた後に、初めてその「結果」の内容は確定される。

政治は結果が全て (10/11)
 長くなりそうなので、タイトルを挟んで続きを。

 上で引用した10/7の多事X論だが、「結果も大事だが過程も大事」という論理を展開している。
 はっきり言おう。きれいごとだ。
 政治において、いくら過程が素晴らしくても結果が残らなければそれは失策である。私の中では「過程○結果○ > 過程×結果○ > 過程○結果× > 過程×結果×」となる。過程がしっかりしていても結果が伴わないのであれば、それは結果は出てるが過程に問題があるのに到底及ばない。

 個人の感情では幾らでも「過程」に美学を求めても良かろう。しかし政治に限らずプロが仕事として行う世界では、それはきれいごとでしかない。結果が残せないプロはプロではない。
 私は、確かに北朝鮮に融和的政策をとるように見える小泉首相を批判している。しかしそれは、強硬姿勢を見せないことが現在と将来の国益を損なうと考えているからであり、やはり結果を重視していることには変わりがない。

 多くのいわゆる保守系サイトに見られる心理だが、太平洋戦争(大東亜戦争…どっちでもいいです)をことさらに美化しようとする傾向がある。戦争には負けたが、日本の強敵に立ち向かう気概とか困窮に堪え忍ぶ気骨などを称える…それは感情的には問題ない。しかし、政治として考える場合、感情などは捨てねばならない。
 戦後日本の繁栄の精神的基礎が戦前日本にあるとすれば、そして苛烈な戦争で完膚無きまでに叩きのめされたことで逆にアメリカに依存し経済発展できた…そう考えればプラスがあったと言えるし、太平洋戦争によって欧米の植民地支配の終着点をアジア諸国の手の届く範囲のものとした、という考え方も可能だ。範囲を広く考えれば、そりゃ功罪の内の功の部分はある。
 しかし、戦争自体を取り上げて考えれば、明らかに失敗だったと私は考える。勝てない戦いを挑み、結果として何百万もの国民が犠牲になったのだ。
 支那の三国時代、蜀の姜維は国力を顧みず諸葛亮の遺志を果たそうと北伐を繰り返し、結局蜀を滅ぼすこととなった。その心意気は美しいかも知れないが、亡国の将軍ということで決して歴史的評価は高くない。極端な例かも知れないが、政治においては過程は結果に勝らない。まずは結果ありきだ。


やっと再開だべさ (10/10)
 やっと更新再開です。これからもよろしくお願いいたします。ネットから10日ほど離れていたわけで、情報収集が軌道に乗るまではニュースソースが古かったりするかも知れませんが、しばらくはご容赦下さい。勿論努力はしますけど。

 ってことで、私がネットから離れている間にも世の中は動いている。
 中山参与が辞任と聞いたときには小泉首相への評価をマイナス方向で確定すべきかとも思ったが、その後に起こった斉木審議官の異動報道で、また見方の固定を先延ばしせざるを得なくなった。(中山参与が拉致問題の何かの顧問になるとかならないとかいう情報も小耳に挟んだが…やっぱり10日の間のニュースには疎い)

 TBSが斉木審議官のアメリカ公使への異動を報道し、数日間は他のマスコミもこれを事実として報道してきた。しかしそれは間違いであったらしい、と10/5に明らかになったようだ。産経新聞によれば、外務省の北朝鮮宥和派が情報をリークし、官邸が待ったをかけたのではないかという推測だ。つまり、TBSが捏造を行ったというのではなく、何者かが情報をリークしTBSがそれに乗っかっただけというのが真相であるようだ。
 
 問題は、そのリーク情報がそもそも真実であったのか、つまり「外務省内では異動が決まっていて官邸が世論の反発を見て引っ込めた」のか、それとも「リークは偽情報で官邸はそもそも斉木氏を異動させるつもりはなかった」のか、あるいは「官邸も異動をさせるつもりだったのだが世論を見て取りやめた」のか、いずれが真実であるかということだ。
 その答えは、官邸が拉致問題に本気で取り組んでいるかどうかを見極める格好の材料となろう。それがはっきりするまでは、見方を固定するべきではない。

 ただ私見を言えば、これまでの小泉首相の言動から察すれば彼への信頼は私の中ではほとんどゼロに等しい。彼がやったことを鑑みてそれでもなお小泉首相を信じるというのは、よほど人を疑いなく信じる者かよほどの妄想家ではないかというのが私の偽らざる感覚だ。小泉擁護派は「裏で何か策を考えているはずだ」とか「小泉首相を批判しては相手を利するだけ」とかあげくは「小泉批判者の論には確たる根拠がない」と主張する。
 どのように擁護的考えを巡らそうと自由だが、小泉首相を信じるのにも確たる根拠があるわけじゃないのに、「批判に根拠がない」というのは頂けない。決め付けは良くないが、他の言動から推測するというのも必要な行動ですわな。

歴史的評価はまだ先だろ (10/10)
 上からの続きです。ちょっと話題が別方向に進むのでタイトルを変えて。

 私は上記のように小泉首相には批判的感情を抱くのだが、小泉首相の退陣など要求する気はないし(だいたい民主党に任せられるか?安倍氏は今首相になれるか?)、小泉首相を売国奴と弾ずるつもりもない。これまでにも書いたように、私は小泉首相への評価は定められずにいるままだ。

 てか、歴史学を少しでもかじったり興味を持っていたりすれば、同時代を生きている人間に対して評価を固定させようと言う考えは出てこないはずだ。新事実が出てくれば過去のことでも評価は変化しうるものだし。小泉絶対批判派も小泉絶対擁護派も、事実が明らかになっていない現段階ですべての評価を決定してしまう愚かさは、どっちもどっち。個人的感覚にとどめるならいいのだが、自分と違う意見を完全に否定する(論理の否定なら可能だが)ような権利や知識は誰も有していない。

坂本よりの手紙 (10/10)
 坂本奈津美からHotmailに15通ほどメールが来てました。全部中身の文章が違う、芸が細かい。
 いちばんはじめに「差出人偽装のウィルスメールでも食らったのか」と思いマジレスを1通差し上げたのがいけなかったようです、それから毎日のようにメールが来ます、こっちからは何も送ってないのに。
 要するに出会い系サイトへの引き込みですので、坂本からメール来たら無視するのが吉です。