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オウム真理教 (2/29)
 麻原に死刑判決が出た。日頃「死刑反対」と言っている方には、彼の死刑判決についても文句を公言していただきたいものだ。

 13の事件に関して8年弱かかった。確かに弁護団の遅延工作は鬱陶しいものだったが、事件の質と量を考えるに、迅速に裁判を行おうという検察と裁判所の意思は透けて見え、評価できると私は考える。弁護士に関しても、控訴はまぁ致し方ないと思う。死刑判決に対して控訴をしない方が職務放棄とも言えるし。感情的には許せんが。

 オウムは未だに名を変えながらも活動を続けている。かつてのようなテロ活動を行う行動力も資金もないようだが、しかし彼らに対する国民の不信感は決して消えることはないだろう。

 破防法を適用しなかったのが不幸の始まりだ。

 確かに思想の自由はまわりが奪うことは出来ない。破防法適用に反対していた者は皆それを理由にしていたが、危険な思想が組織としてまとまりを持つことの危険性に対して、あまりにも鈍感だったと言わざるを得ない。また、強制解散をさせられなかったことで、オウム信者が住み着いた自治体での「オウムは出て行け」という問題が消えぬまま残ることになった。破防法を行使しなかったことで、オウムへの恐怖感や不信感は解消されぬまま国民の中に残り、オウム信者も新しい人生を始める機会を奪われた。

 自由が何者にも優先される、という子供じみた論理をふりかざしたバカどもはこの状態に何を考えるのだろうか。私は、そのバカの一人だったことを認めた上で、自由の主張に潜む危険性を思い知り、その間違いを痛感している。上の段落での指摘は、かつての私自身への批判でもある。

 欧米諸国では、地下鉄サリン事件以後、化学テロに関しての危機管理を整備する動きが活発になったという。日本では、寡聞にしてそのような話は聞かない。オウムの存在や彼らの起こした事件から、カルト団体に対して如何に対処すべきかという具体的な提案・施策が必要だ。オウム信者の心の問題や、オウムを生むに至った社会的背景の解明も確かに必要ではあろうが、まずはカルト団体への危機管理をどうするかというのが、焦眉の課題では無かろうか。

ソフトバンク社長? (2/29)
 孫正義ソフトバンク社長、なんだかアラブな顔になっておられますけど。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/0107/web/econ_news3.html?now=20040229092634

 いつになったら修正されるのでしょうかね。
 
責任取って天下り (2/29)
 TBSが坂本弁護士のインタビュービデオを放送前にオウムに見せたことが、オウムによる坂本弁護士一家殺害事件のきっかけになった……それを反省し、当時の磯崎TBS社長は、社長職を辞任したのだが、今はここにいる。
 責任取ったと思いきや、メディア研究所だか何だかに天下り。所詮そんなものよ、奴らの反省なんて。


思考メモ (2/27)
 数年後に読み返して、どう変化しているのか楽しめるように、メモしておく。よって、この文は自分のため。

戦後補償:
 条約上は日本の補償は解決済み。日本側の似非左翼思想が死滅し、なおかつ現在の揺り戻しによる右翼的思想が衰退した後、そしてさらに韓国側の歴史歪曲教育が一掃され健全な愛国心のレベルになった時点で、共同宣言のような形で最終的な戦争問題の解決を図るべし。ただ現時点においては、相手側に冷静な対応が望めず言い分を聞くとエスカレートしてくることが予想される以上、原則論の主張で時期を待つしかないのでは無かろうか。

広島・長崎:
 核爆弾の存在は心情的には許せない物だし、二度と使われないことを望む。アメリカの核実験の一環であったという事実には強い怒りを覚えるが、しかし、「戦争を終わらせた」というアメリカの言い分にも(アメリカ側の考えを斟酌すれば)理解できる面もある。仮にアメリカが原爆を投下しなければ、さらに犠牲者が増えていたという予測は否定しきれない。

南京大虐殺:
 おそらく存在はしていた。ただし、殺害した数は数千人から1万人ほど。日本軍側の史料にも捕虜の殺害に関する記述は残されており、「南京事件はなかった」というのは過言。ただ、その数を水増ししたり、あるいはこの事件を中国が外交カードとして使ってくる以上、中国に素直に謝罪をしてしまうのは問題あり。

アメリカ:
 ブッシュ政権になって以後、アメリカ中心の政策は確かに「世界のやくざ」といった趣だが、仮に他の国が現在のアメリカの地位を占めていたら、と考えれば、アメリカが世界一の大国でまだよかった、と言えるかもしれない。政策に関しても「国益」を中心に計画・実行されており、筋が通っているし理論的である。ただし、イラクにおいては自国の能力を過大評価し、イラクでの戦後復興に関しては楽観的すぎた。

国連:
 所詮は二次大戦時の連合国であり、ウィルソンの理念の元に誕生した国際同盟とは、成立の経緯から似て非なる物と言える。アメリカの都合で誕生した物と考えれば、アメリカが利用するときには利用し、使えないときには関与しないと言うのもある意味では当然。各国の利害対立の場であり、それを調整すべき場であるのだが、常任理事国とその拒否権の存在が、国連の能力を削いでいる。敵国条項を取り消し、加盟国全体の多数決で方針決定する方が理想的だろうが、現実的には大国の意向を考えてあり得ない。もっと力を持って世界の問題に対処すべき機関だが、現時点ではアメリカが関わらないと大きな力は発揮できない。

中国:
 建前上は日本を「友好的パートナーシップ」と位置づけているが、実際には領土野心と国内安定のため、反日的。ただ、その外交姿勢は国益を考えた場合理論的には納得できる物であり、その強かさはさすがというべきか。現在の経済発展ぶりはめざましいが、貧富の差の発生・少子高齢化問題・人権問題の顕在化による国際避難の危険性などを考えれば、バブル経済のように凋落する可能性が高いと考えられる。

韓国:
 外向的姿勢は中国と変わりないが、理論的整合性はあまりなく、李承晩による反日教育の結果生じた物にすぎず、感情的。反米思想が高まり、在韓米軍が撤退するような事態になれば、将来の火薬庫となる危険性がある。

無理です (2/27)
 結婚式写真の前撮りをやったのだが、「笑って」と言われてもなかなか難しいです。「笑ってみろぉ!」と拳王様にしばかれた村長さんのようになってしまいます。
 てか、「もっと目を開いて下さい」という写真屋の言葉は失礼だ。わしの目は細くてあれ以上開きはせぬわ。

基本的に (2/27)
 拙者、「基本的に」というが口癖だということに最近気付きました。授業の時によく使っていると思われます。例外が存在することを暗に示唆した言葉で、自分の言葉への責任感の軽さというか、言質を取られまいと言う逃げの姿勢が感じられ、ちょっといかんですな。
 でも国語や英語のような「言葉」に関して教えていると、例外は付き物なのも事実。


アナン演説の余波 (2/26)
 朝日新聞の25日付社説。
http://www.asahi.com/paper/editorial20040225.html

 いざという時に最小限の備えは必要である。有事法制について、私たちはそう主張してきた。国民の生命や財産を守るためであり、政府が超法規的措置を取らざるを得ない状態を放置すべきでないからだ。
 自衛隊は、第一に国民を守るためにある。その重い任務をまっとうすることに、自衛隊員は全力をつくすだろう。
 PKO活動も今や自衛隊の大きな仕事となった。積み重ねた実績は世界からの評価も高い。これも誇っていいことだ。

 「いざという時に最小限の備えは必要」なんて主張してきたのを見たこと無いのだが。一応これでも、私は朝日新聞の熱心な読者だと思うのですけど。朝日の中の現実派の人間がこの社説を書いたのか、それとも自分のかつての主張をごまかすための詭弁なのか。

 一方、民主党菅代表は、「アナン氏はイラク戦争そのものを肯定しておらず、民主党と理解は一致している」などとほざいた。アナン氏は自衛隊派遣を評価し、民主党は自衛隊派遣に反対しているというのに。もはや菅代表が何を理解しているのか、或いは理解する脳味噌があるのか自体が、私には理解できない。


 アナン氏の演説以来、朝日や民主党は微妙に論調を変えてきた。というか、己の間違いを認めずに迎合しようとしているから、破綻ばかりが目立ってきているのはかわいそうだが。アナン氏の演説は、小泉首相の新たな追い風となるだろう。

英会話 (2/26)
 オーストラリアに留学に行った友人がおりますが、彼は向こうで購入したPCでネット接続しているため、メールでの会話はすべて英語。日本人同士なのに、英語で会話。けっこう新鮮で面白い。


夢で逮捕 (2/24)
 http://japanese.joins.com/html/2004/0220/20040220185832100.html
 さる93年にも、華城(ファソン)連続殺人事件を捜査した警察が、「夢で犯人の名前を見た」などという情報提供を基礎に、無実の市民を犯人に追い込んだではないか。

 物語制作でも「夢オチ」は禁じ手。当然捜査手法にも夢オチは禁じ手だと思うが、しかし本当に夢を元に人を捕まえているというのが凄い。捕まえられる方もたまったものではないな、いきなり警官が現れて「俺が何したって言うんだ?」と叫んだら「夢であなたが犯人になりましたので」なんて、納得できんわな。
 ただ、もうちょっと頑張れば「超能力で犯人逮捕」ってことになって、TV局は大喜び。てか、超能力で行方不明者や犯人を捜すのも、同じレベルってことですな。

夜の考え事 (2/24)
 あれこれものごとを考えるのは朝か昼に限る。特に深刻な考え事の場合は、夜は避けた方がよい。布団に入ってから考え事を始めると、暗い中で考えはどんどん悪い方へ向かっていく。その中で、余計なことまで頭に浮かんでしまう。まわりが真っ暗だと、気分まで真っ暗になっていきがちなのか、それとも他に音や光などの刺激がないだけ思考に集中してしまうからなのか。


国連も (2/23)
 国連のアナン事務総長も、イラクへの自衛隊派遣を評価。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040222-00000112-yom-pol

 イラク派遣反対の論拠の一つ「国連中心主義」が消えました。

ブラジル人じゃ…? (2/23)
 トゥーリオ(闘莉王)って韓国系だったのか?
http://j2k.naver.com/k2j_frame.php/japan/news.empas.com/show.tsp/sp/20040222n00646

 これは真実なのか、それともでっちあげか、或いは翻訳の誤訳なのか、本当に誰か教えて欲しい。
 しかし「日本で帰化した韓国系ブラジル出身」って、えらい複雑な人生を歩んでらっしゃいますな。

へぐ (2/23)
 肉体的な忙しさよりも、精神的な忙しさの方がきついのな。


歴史認識 (2/22)
 中国や韓国との「歴史認識」の問題は、もはや「歴史」の問題にとどまってはいない。

 勿論、まれに見かける「南京大虐殺の死者は30万人」とか「創氏改名は日本風の名前に強制的に帰る制度」とか、或いは「昭和初期からの強制連行は…」という明らかに事実とは異なる主張は、「歴史」の問題として訂正せねばならない。
 しかし、中国や韓国の反応に反発を覚える者に「南京虐殺の犠牲者は30万もいないけど、日本側の史料でも捕虜の殺害はあったと記されているし、1万人くらいの規模の殺害はあった」などと歴史的事実を述べても、実はあまり意味がなかったりする。一部の者を除いては、中韓の言い分通りではないにしろ「何か」があった、ということは理解している。

 旧日本軍の行動に関する中韓との問題は、歴史の分野ではなく「政治的」な問題となっている。中韓に反発を覚えるのは、歴史事実を誇張し、さらにそれを政治的手段、外交手段として利用しているからに他ならない。向こうが政治手段として歴史を持ち出すのであれば、日本側としても政治問題として対処せねばならない。例えば靖国問題としても、中国が外交圧力の一手段として利用している限り、日本側は「中国の言う通りに靖国参拝を止めては、中国の圧力に屈したことになる。もしかしたら、さらに不条理な要求をしてくることになるかも知れない」と考えざるを得なくなる。

 歴史事実も大切だが、政治的思惑を考慮しないでこの問題を考えるのは、片手落ちだ。

警察叩きのネタにならぬよう… (2/22)
 女性に「泥棒」と叫ばれた男性が、取り押さえられた時に急死。
http://www.sankei.co.jp/news/040222/sha002.htm

 「警察に殺されたようなものだ」というのは何だかなぁ…取り押さえた人や警察としては、「泥棒」という声があればとりあえず捕まえるのは当然のこと。20分間押さえつけたことは確かに問題と言えるし、男性の急死の原因とも思われるが、しかし特別公務員の職権濫用等致死傷(か?)に当たるのかどうか。むしろ泥棒呼ばわりした女性の方が問題のような。防犯カメラでは、男性は何もしていないし、両手にスーパーの袋を提げていたらしい。また、お金を下ろしていたのは男性で、女性の方が後ろに並んでいたという情報もある。女性が悪いとは断言できないが、それでも痴漢冤罪と同種の味の悪さを感じてしまう。

 何より、プロ市民による「警察叩き」のネタにされないことを祈りたい。 


大統領選挙 (2/20)
 CNNなどが18日に公表した世論調査の結果で、米大統領選が今行われたら、民主党のケリーに投票すると答えた人が55%、ブッシュ大統領は43%だったらしい。
 ここしばらく、「ケリー優勢」のニュースが続いており、「ブッシュ危うし」の論調がマスコミでも流れている。

 イラク戦争反対→イラク戦争に否定的なケリーを応援→ブッシュ落ちろ→世論調査でもブッシュは危ないですよ、という「(自分たちの)希望的観測に基づく分析」にすぎないと考える方が自然だろう。共和党側は、ブッシュの再選という形で候補者選定の必要はないため、アメリカのメディアは当然、民主党の候補者決定により多くの時間をかける。メディアへの露出の割合が、ケリー氏の方が比較的多いから関心がそちらに集まっている、と見るべきでは無かろうかと思う。
 共和党はまだ本気で選挙戦に突入していない。選挙の2ヶ月ほど前になり、潤沢な選挙資金を惜しげもなく使うようになったら、先述の投票割合はいかようにも変化する。

 大統領交代と考えるのは、時期尚早だ。

謝罪旅行 (2/20)
 韓国への「謝罪修学旅行」、うわさには聞いていたが、本当にあるものなのかね。
http://homepage1.nifty.com/daiiin/rinji/dogeza.htm

 「歴史を真摯に見ることがなぜ自虐史観なのか」という論を述べる人がいる。日本が過去に行った行為は、周辺諸国を傷つけた、と。確かにそういう面はある。そういった史料に、一部は反論できても、全体を見れば「日本軍の行為のすべてが正当化できるわけがない」という結論に達する。決して「聖戦」の一言でくくれるような戦争ではなかった。

 しかし、韓国にわざわざ行って生徒に土下座させることが「歴史を真摯に見つめること」になるのか。向こうの言い分を全面的に飲み込み、実際の史実が々であったかを全く考えずにただ謝るというのは、歴史を冒涜するという点では、「聖戦」と唱える者たちと何ら変わるところはない。しかも、その「思考の放棄」を、考えることを実践させるべき教育の場で行っているのだからなおさら罪は重い。

 日本人を跪かせることで優越感に浸りたいという韓国の願いを聞いてやって、いったい何の意味があるのか。謝れば健全な交流が結ばれるのかね?日本は一点の弁明の余地もなく悪なのかね?60年も経って未だに謝罪と賠償ばかり要求する国はまともな国といえるのかね?

教師の本分 (2/20)
 君が代の伴奏を拒否した音楽教師に対して、強制的に弾かせた校長に弁護士が勧告だと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040219-00000218-kyodo-soci

 「思想の自由」は確かに大切かもしれないが、演奏はこの場合、義務とも言えないか。てか、職業選択の自由もあるのだから、君が代や国旗がいやなら公務員をやめろよ。ただの職務放棄だ。国旗や国歌が日本にふさわしいかどうかという問題は選挙での意思表示や陳情、署名活動(これもアホらしいが)などで主張すべきで、国旗・国歌に反対する教師がとる行動の殆どは、筋が通っていない。
 だいたい、国民の100%が納得する国旗や国歌など、存在する可能性はなかろうて。

 子供のわがままに過ぎないような「自由の主張」をやるから、子供も妙な自由意識を持ってさらに我が儘になる。自分の我が儘で職務放棄する人間が、「授業は苦痛だ、授業を受けない権利がある」と言う生徒を叱りとばすことなどできまい。
 「嫌でもやらねばならぬことがある」と教えるべき立場の教師が、自分のすべき仕事を忘れて嫌なことはやらないとするのであれば、そりゃ子供は好きなことしかやらないようになるわな。


 「日本ブレイク工業」を国歌にしたら、100%納得されるかもな。


憲法改正 (2/19)
 憲法改正の動きが議員の間で高まっており、それに対して一部マスコミでは9条堅持の論調があがる。

 9条を守れと言う社民党や共産党の論調には賛成できない。というか、お前ら天皇を軽視して9条よりも前の条文を無視してるやないかい。

 解釈論でどうとでも取れる現行憲法は、明らかに不備と言える。今回のイラク派遣のようなケースが合憲か違憲かという問題以前に、そして現憲法がアメリカによって作られたものであるという問題以前に、「集団的自衛権」などに関して解釈次第でどうとでも取れる条文は、憲法として役に立つかという疑念がどうしても生じてしまう。
 同盟国が交戦状態になったときにどこまで踏み込むべきなのか、自衛隊は憲法の中でどう位置づけられるべきなのか、憲法を文字通りに読むと、結局どうすればよいのか見えてこない。
 当然細かい部分は法律の整備で対応すべきだが、総論としても憲法は「日本がどう動くべきか」という明確な指針を打ち出せてはいない。自衛隊などをどのように規定するか、その議論を行い明確な活動範囲を規定することで、憲法の中ではっきりと打ち出して欲しいと思う。受け止め方でいかようにも解釈できる憲法では、好き勝手に解釈してあらゆる軍事活動を合法とすることもできようし、逆に教条的に平和を空念仏にすることもできる。

 現実にそぐわない点があるのは明らかなのだから、改正に向けて動いていくのは政治の責任として当然のことだ。現実に即して法律を改正していくことは、当たり前すぎるほどに当たり前のことではないか。

 ただ、前文はあまり手を付けない方がいいのでは、と私は考える。諸国民の公正と信義…なんて現実的に考えればあり得ない話なのだが、前文ならば理想を語るのも悪くはないかな、と。何百年も先の世界を構想しているようで、あれは誇ってもいいと思う。


なんだかな (2/18)
 平和主義者のサイトって、掲示板に「なぜアメリカだけを非難するのでしょうか、ビンラディンも非難の対象にすべきでしょう」という普通の意見でさえも、削除対象になるらしい。なんか、同じ意見ばかりで現実から乖離した桃源郷といった趣で、本人たちには気分いいのかもしれないがね。人権だの表現の自由だの言っておきながら、結局は自分の意見ですべてを埋め尽くしたいだけのことで、もっとも言論の自由を冒涜している存在だってことだ。

 防衛庁へのゲリラ(?)も似たような構図ってことだ。 


変化 (2/17)
 意見が変わることは何ら恥じることはない。いろいろ調べ勉強した上で視点が変わったり、或いは意見が元に戻ったりすることはむしろ誇るべきことだ。思考停止で一つの意見に凝り固まるよりも、「君子豹変す」とばかりに意見が変化する方が人として成長できている。
 考えもしないで意見が変わるのはただの変節だが。

原発 (2/17)
 環境に優しいと言われる風力発電。しかし、原発一基の代替で風力発電施設を作ると、琵琶湖の1/3の敷地面積が必要になるらしい。太陽光発電でも1/10。とてもじゃないが、風力発電で原発の代替を賄おうというのは無理な話。もちろん、一人一人が節電を心がけ、そして少しでも風力発電所を増やしていけば、多少の効果はあるのかも知れないが。
 ドイツも原発を利用しないという政策を実施しており、「原発反対」の根拠の一つとして「ドイツを見習え」という言説があるのだけど、ドイツも実は(原発を利用している)フランスの電力を買っているという話。どうやら原発を使わないと言う話には現実味はなさそうです。


首領様の健康状態 (2/16)
 金正日が2/12だたか、中国の高官か何かと接見している映像がTVで出ていたのだが…
 あのお腹のポッコリが少し縮んでいるように見えた。顔も心なしか細くなったような。重病説が流れていたが、案外ほんとうに病気だったかもしれない。

 ちなみに、小泉氏が「(北朝鮮側が複数のルートで小泉首相に直接交渉を打診していたが、それをすべて拒否したうえで)自分と直接話をしたいのなら、田中均を通せ」と言った、と伝えるマスコミがいたが、安倍氏が「あれは朝日の捏造です」と言っていたので、どうやら嘘だったらしい。

子供 (2/16)
 現実を直視せずに理想を追い求めるのは、ある意味では子供の特権。社会や親の庇護を受けていることに卑屈になる必要はないし、自分で生活していかねばならないという過酷な現実にも直面せずに済む。学校に行くこと以外にやらねばならないという義務は存在せず、将来の可能性は本人の行動次第でそれこそ無限だ(未定と言った方が正確かも知れない)。今まさに何をせねばならないか、ではなく、将来のために何をせねばならないか、と考えることが保証されている。
 大人(というか社会人)になるとそうはいかない。個人個人に責任や義務が生じ、自分の理想だけで生きていくことはどんどん難しくなる。仮に理想を追うとしても、自分の果たさねばならない義務を遂行した上で、ということになる。

 子供は夢を持つことは、義務でも権利でもない。何の目標も持たずに日々を凡庸に過ごすのは勿体ないだけのことだ。夢を持つことは、年を重ねるにつれて困難になる。容易に理想を追えるのは子供時代の利点で、それは利用できるならした方がいいんじゃないのか、と一応大人の一人として私は思うんです。

大人の理想論者 (2/16)
 大人の夢は、責任や義務を果たした上で持つべし。ゆえに、いい年こいて責任も果たさない理想論者に対しては、あまりいい感情を持たない。グリーンピースとかは最悪の類(やつらは理想ではなく金を追っているとも言えるが)。


ポロリ (2/15)
 ジャネット=ジャクソンのポロリくらいで何をアメリカは騒いでいるんだ、とか思っていたが、アメフト開会式はあちらの国民的な催しらしい。ということは、日本に例えれば、紅白歌合戦で小林幸子がポロリをやるようなもの。

 そりゃ怒るわな。

北朝鮮の狙い (2/15)
 結局北朝鮮に外務省幹部が二人行ったのに何の進展もなし。それどころか、「6ヶ国協議で拉致問題を出したら日本は協議から外す」とか言われたり、朝鮮のメディアで「日本の外交官が北朝鮮を表敬訪問した」と報道されたり、予想通りとはいえ改めて「どうしようもないバカ国家だな」としみじみ感じる結果となってしまった。

 そもそも誘拐犯の方から交渉の相手を名指しするという非常識を晒した時点で、今回の協議に期待すべきではなかったのかも知れない。おそらく今回の北朝鮮の目的は、日朝の継続議題とすることで6ヶ国協議で拉致問題を取り上げさせないようにすること、日本側に話し合いが続くという期待を持たせて強硬手段の採用を遅らせること、時間を稼ぐことで拉致問題を「5人の被害者の家族」の問題に収束させようとすること、この三つだろう。要するに、向こうが採る方策はすべて、問題の解決のためにあるのではなくあちらの国のために採られるものであるこということ。

 北朝鮮との問題を解決するためには、金正日体制の崩壊以外に策はない。話し合いで解決することはほとんど不可能。特定船舶法と入国管理法の改正を早く進めて、兵糧攻めにする以外に何か方法があろうか。
 あ、あと日本国内でスパイ活動をやっている総連の人間や政治家や役人を刑務所に連れていける法律も希望。


逆ギレ注意 (2/13)
2月12日付朝日新聞「地球儀」高槻忠尚
◆「反日」見つめる冷静な関係
(韓国人による日本人学校襲撃・傷害事件について)約2週間が過ぎ、学校はようやく落ち着きを取り戻し始め、男児も退院した。今のところ事件は反日機運を刺激してはいない。


 これ、逆に韓国にも失礼じゃないか?韓国は、日本人が事件の被害者になると反日感情が高まる、そんなアンポンタン国家なのか?(全否定できないのがアレだが゚∀゚)ふつうは、事件の被害者たる日本側に反韓気運が高まるものであろうに。
 普通に考えて上の文は異常だ。場面を変えるとこんな感じになる。
「AさんのところにBという強盗が押し入り、Aさん一家は負傷するなど被害を負った。約2週間が過ぎ、Aさん一家はようやく落ち着きを取り戻し始めた。今のところ事件はB一家を刺激してはいない」

外交官の平壌訪問 (2/13)
 北朝鮮に田中均や藪中三十二さんが行ってますが…心情的には期待はするけど、予測としては期待できないという感じでしょうか。
 田中均は、おそらく一昨年の日朝会談での(北朝鮮と田中のみの)決定事項を前提に話し合いをしようとする。つまり北朝鮮の言う出迎え案や5人の家族が帰ってきてそれで拉致問題は解決、という前提で話を進めようとするだろう。それを、藪中氏がどれだけ押さえ込むことが出来るかが鍵になる。藪中氏が主として交渉を進め、向こうが過去の言質を取ったときに田中に確認しながら、一つ一つ潰していく、という手法が最も現実的だろう。

 しかし、5人の被害者家族が帰ってきても、まだ「死亡」とされてしまった人の安否を確認せねばならないし、拉致と疑われる人は他に何百人もいるわけで、向こうの要求(食料援助など)を飲むにはまだまだハードルは高い。結局は、金正日体制の崩壊以外に、全面解決の道はないと思われる。交渉で解決できる部分は当然模索しつつも、金正日体制崩壊へのシナリオも描いておかねばならない。あまりにゆっくりやっていると、拉致被害者が高齢で死んでしまえば、すべての悪行がうやむやにされかねない。

 国会は国会で、交渉をしている間にも、さらに朝鮮船舶の入港制限などを早く進めてもらいたい。ようやく「外交」らしい形ができあがりつつあるのだから、早くそれを形にしていただきたい。

変換 (2/13)
 うちもリンクしている某所掲示板゚∀゚)では、「です」が自動で「たれ」に変換される。
 これを「たれ」ではなく「ニダ」に変えてはどうだろうか…という案が私の脳内から出ているが、いかがなものか。


なんだこれ? (2/12)
参議院の議事録なのだが…
ここの平野達男議員の部分。22分あたりから見ていただくと良いでしょう。特に26分あたりの部分。

平野「(ケイ氏の発言をやはり一部だけ引用したうえで)ケイ団長の話をふまえて、米英を支援する理由をどう思うか?」
小泉「ケイ博士の引用をしていますが、彼は、大量破壊兵器の備蓄はなかったのは確かだが、調査を続ければイラクは我々の想像をはるかに超えて危険だったと明らかになるだろう、米英は国民を欺いたとは言えない、当時世界の誰もがイラクは大量破壊兵器を持っていると思っていたし、開戦は賢明だった…と言っています」

平野「ケイ博士がどう言おうと関係ない(場内笑い)」
小泉「ケイ博士が関係ないなら、なぜ引用するんですか?」

平野「私がどこで何を引用したんですか?大量破壊兵器がないらしいという状況の中で引用したのであって、日本が米英を支持した根拠を問う中では引用してませんよ。私が言っているのは、イラクには開戦前から大量破壊兵器はなかったようだという前提であって、ここで、ケイ博士の引用は終わりですよ。私が議論しているのは、米英のイラク侵攻に対する大義を議論してるんです。から全然違います。もう一回答弁してください」
小泉「大量破壊兵器がない、と、ケイ博士を引用してるんでしょ?だから、私も博士から引用したんです。関係ないのなら引用する必要はないでしょう。」


平野「もう一度お聞きします。大量破壊兵器がなかったと言うことが明らかになったとしても、日本の米英支持は国連決議を元にしたままということでいいのですか?」

小泉「イラクに大量破壊兵器がないと断定できないから、調査は続行している。ないというのは仮定の話で、開戦時の正当性は失われていない」


平野「私の質問には答えてくれませんね」

 これはわざとやっているのか天然ボケなのか。「ケイ氏は大量破壊兵器はなかったと言っている」「でもケイ氏はイラクは危険だったし開戦は賢明だったとも言っている」「ケイ氏は関係ない」。この噛み合わない議論はいったい何だ?
 人の発言の都合の良い一部をのみ取り上げて利用しようとするから、全体として滑稽なことになってしまう。もっと突っ込むべき部分は他にたくさんあるだろうに。

大義 (2/12)
 そもそも戦争の大義にこだわりすぎではなかろうか、という気もする。もちろん、アメリカが行った戦争が正当な物だったのかどうかという検証は必要だが、ここまでこだわるべきものなのだろうか。米兵やイラク人の死者の数や、フセイン政権の過去の振る舞いなど、具体的な事案への検証の方がよっぽど有意義だと思われ。
 だいたい大義があれば戦争できるというのであれば、大東亜共栄圏という大義を掲げて日本の先の戦争も正しいということになってしまう。


マス板 (2/11)
 基本的に人の考えを聞くのが好きで、しかも批判的に考えるのが好きで、なおかつ粘着質で。こういったあたりが、私を2ちゃんのマス板に常駐させている要因かも知れぬ。水が合うというか。

公約 (2/11)
 民主党のマニフェストにあった「政治献金は1円からでも公表する」というヤツ。
 政権取れなくても出来るんだから、とっととやれよ。

 ていうか、「負傷した米兵の手当をやっても武力行使か?(by岡田)」なんてアホな質問してると、民主党へのかすかな期待も消えてしまう。かつては私にも「自民党支持する人間は日本をよくする気があるのか」とか思っていた時代があったが、知れば知るほどに自民党がよりマシな政党であることが理解できてきた。


誤爆 (2/10)
 朝のワイドショーで、イラクでの米軍による誤爆について、現地リポートが放送されていた。イラクでの民間人の死者は8000人以上とも1万人以上とも言われている。フセインに何の関係もない一般市民を殺しておいて、何がイラクに自由をもたらすだ…と番組中でアメリカ、とりわけブッシュ大統領を非難していた。
 確かに誤爆で負傷したり殺された側の気持ちを慮ればいたたまれない気持ちになる。アメリカの戦争動機があくまでアメリカの側にあることを考えても、そのために罪のないイラク人に被害を与えることが正当化できるものではない、という意見には私も賛成する。ただ、アメリカの誤爆問題に関しては、以下の三つのことを念頭に置いた上で話をせねばならない。

1.フセイン政権下で殺された人の数は、米軍の誤爆の何百倍にも上る。
2.フセインらは、米軍の攻撃を避けるためにわざと市民の中に紛れて行動していた。
3.アメリカの誤爆の確率は湾岸戦争の時よりも格段に低くなっており、世界でアメリカ以上に精度の高い攻撃を出来る国はない。


 さらには、誤爆ではなく殺すために殺している国・政府も世界には存在することを忘れてはならないし、それには目を瞑ってアメリカだけを非難するのは不当だと言うことも頭に入れておかねばならない。また、国際法上はアメリカを裁くことは不可能だということも知っておかねばならない。

 勿論、イラクでの犠牲者に対して、アメリカの戦争を正当化できるようなことは私には出来ないのだけれども。
 国連決議1441によれば、大量破壊兵器の有無を立証するのはイラクの責務であり、それをないがしろにしたフセインに罪なしとは言い切れない。つまりは、アメリカの戦争に大義が無いとも言い切れないのだが、それを一般市民殺害の正当化の根拠にするのは、ちょっと無理があるようには思う。

ケイ発言 (2/10)
 CIA特別顧問だったデビッド=ケイ氏の発言が、イラク問題でさかんに取り上げられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040129-00001037-mai-int

 何だかケイ氏の発言によって、「アメリカの戦争の大義は失われた」「イラクに大量破壊兵器はない」という論調にマスコミは傾いているが、よく読んでみると、ケイ氏はそのような趣旨の発言はしていない。アメリカの戦争は間違いだったという発言はしていないのだ。
 しかし、発言の一部のみを取り上げ、アメリカの戦争は全くでたらめな理由で始まった、とする論調が多い。アメリカを批判するのはいいのだが、根拠をねじ曲げてまですべきものなのか。ジャーナリストや記者は、ちゃんと元のソースに当たってから関連記事を書いているのか、疑問に感じる。

 いちいち自分で調べないと真相が分からないなんて、マスコミは「情報のとっかかり」くらいにしか存在意義がないぞ。

南京 (2/10)
 南京大虐殺に関するページ。(別の意味で)面白いのでまず感想のページをアップ。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ymasaki/kanso.htm
 「筑紫女学園短大」という名前で、ネタかとも思ったがそうではないらしい。なんか写っている人のアレがナニで視覚的にアレだが、今回の趣旨には関係ないのであまり触れないでおこう。
 で、こちらがトップ。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ymasaki/undeni.htm

 こちらは南京大虐殺に反論するページ。
http://www.history.gr.jp/nanking/lie.html


 下のページは既に見たことがあるのだが、「南京大虐殺はあった」とする上のページは初めて見た。しかし、「あった」とするページは概して上のようなもの。「本人が証言」と言ったって、「平和屋」が存在するのだから鵜呑みにするわけにもいかない。で、理論的に納得できる方を選ぶとどうしても下の方のようなサイトに軍配が上がってしまう。

指がぁ…! (2/10)
 外為法改正に関し、社民党は賛成するはずだったが、福島党首ら幹部が自ら造反したらしい。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040210k0000m010096000c.html

 社民党がいまさら何をしようが驚かないのだが、笑ったのは以下の部分。
 本会議直前の参院議員総会で、政審全体会議の結論も踏まえ「(採決では押しボタンを押す)指が動かなかったことにしよう」と、棄権の方針が決まったという。

 なんだよ、「指が動かなかったことにしよう」って゚∀゚)


関ヶ原 (2/9)
 家康と真っ向対立してしかも美名をとどろかせた、しかし兄は家康に付いていたから領土は何とか保てた島津。
 日和見だったけど間接的には家康とは敵対関係、けど内通者もいたおかげで領土削減だけで済んだ毛利。
 忠義者という名は残ったが処刑された光成ら。

 理想論だけの人間は滅びる運命にあるという現実を考えると、全く理想がないのも問題ではあれど、やはり理想<現実、で考えなきゃいけないのが政治の世界なわけで。

ゴードン (2/9)
 フリーのフラッシュ作成ツールってないものですかね。とりあえずMacromediaから体験版は落としたけど、使い勝手がどうこう以前にレイアウトが見づらい。しかも30日で使用不能になるし。
 ググってはいるけど、なかなか見つからない。見つからないと、無性に欲しくなる、作りたくなる。


地ならし (2/8)
 日本企業をイラクに派遣するとか、民間団体を派遣するという案自体には、私は賛成だ。自衛隊だけではサマーワの人全員の要望を聞くのは難しい。ただ、民間人を派遣するのはまだ危険だし、企業を送り込もうにも資金の問題がある。ODAという名目で日本政府からの資金が必要なのだが、政権が存在しないイラクではODAの受け皿が存在しない。6月の政権委譲がスムーズに行くことが前提となる。
 自衛隊は、復興支援そのものを行うためと言うよりは、今後の復興支援のための地ならしをしに行くと考えた方がよかろう。ただそのためには、現地での情報収集が重要(奥・井ノ上両氏の死はその意味でも痛い)。現地での情報収集能力はどれほどなのだろうか、その点で不安を感じる。

平和ビジネス (2/8)
 戦争で儲ける戦争屋さんがいるように、平和で儲ける平和屋さんもいる。

フォーク (2/8)
 「精霊流し」「償い」とか「22歳の別れ」とか、その系統の曲に最近興味がある。そういったフォークソングのコンピレーションアルバムってないものですかね。
 いいものは何年経ってもいいものですわ。

 どうでもいいが、「タッチ」や「Cat's Eye」といったアニメソングを演歌調に歌うと、けっこうしっくりくる。


こんな声も (2/6)
 朝日新聞 2/6付「声」
 『高校生の請願 首相なぜ無視』      

 自衛隊のイラク派遣に慎重な対応を求める高校3年女子の請願書に、小泉首相は自衛隊派遣の意義を学校で教えるべきだと記者団に語ったと報じられた。それを知り悲しくなった。首相の発言は、国際情勢の分からない高校生は黙っていろ、とでも言っているように聞こえる。確かに私たちにまだ理解できないことが多い。しかし幼いながらも平和について一生懸命に考えているのだ。
 首相は請願書を読みもしていないそうだ。私と同じ年齢の女の子が、どんな思いで5300人を越す署名を集めたのか。その気持ちと行為を踏みにじった首相の態度を私は許せない。まして、自衛隊派遣容認の教育をしろという指図なら、学校教育への介入にもなりかねない。私たちは学校や家庭、社会で戦争の恐ろしさを伝えられ、憲法の尊さを学んできた。自衛隊の存在自体が合憲か違憲かでさえも疑いを持つようにして育った。
 表現・言論の自由は高校生にも保障されている。この生徒はその権利に基づいて請願した。請願書を読みもしないのは傲慢だ。平和への思いを踏みにじられた同い年の女の子が気の毒でならない。


 予測的中の知らせが続々と届いております゚∀゚)
 ちなみに、小泉首相は「黙っていろ」などとは言っていない。むしろ彼は、背後に存在する日教組、全日教の存在について批判的なのであり、煽られた生徒に対して同情的な発言をしている。昨日の国会でも「先生は政治活動よりも教育に熱心になって欲しい」と言っているし。勝手な推測を根拠に怒りを述べられても、読む方としては「?」と思うだけ。

洗脳手段 (2/5)
 マルチ商法などの勧誘では、最終局面では必ず、「本人に意思決定をさせる」ものであるらしい。長所ばかりを並べ立て、不安を増幅して煽っておき、最後には「どうしますか?」と聞くのだという。自分で決めたという事実があると、本人も「これは言われたから決めたのではなく、自分で決断した。これは自分の意志で行っていることなのだ」と自己暗示にかかってしまうからだ。こうなると、なかなか自力で脱出するのは難しい。
 上の「署名」も似たようなものではないのか。先生がお膳立てをしておいて、いかにも生徒が自分で意思決定をしたかのようにしているだけではないのか。

おや? (2/5)
 朝日新聞コラムニスト、船橋洋一氏のコラム。
http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200402050130.html

 しかし、そうした節度を十分わきまえた上で、日本は海洋国家として何を守り、何を譲るのか、将来、中国とどのように海洋での共存の構想を描くのかを、国益と安全保障の観点から明確にし、覚悟を決めなければならない。そして、中国には日本の譲れない一線をくどいくらい伝え、行動で示すことだ。「以心伝心」も「惻隠(そくいん)の情」も逆効果である。中国は日本の意思の強さを試しているのだ。
 まず、中国の尖閣諸島の領海突入を含め、海洋調査面での違反、問題事例を公表するべきだ。それから、中国政府に誠意ある回答と善処を求める。
 それでも、このような状況が続くようなら、尖閣諸島に不法上陸を試みる外国船舶は拿捕(だほ)する方針で臨む。その旨を中国政府に通知する。

 こんなこと朝日新聞で書いて大丈夫ですか?朝日社内では比較的まともなコラムを書く人間、しかし中国や韓国のこととなると途端に迎合思想が出てくる…私はこれまでそう思ってきた。しかし、中国に対してもこういうことが書けるというのであれば、評価を上方修正せねばなるまい。
 朝日でも、まともな人間はいるのだろう。


回答率0.5% (2/5)
 自衛隊にこんなアンケートをかましたそうだが…
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20040130&j=0022&k=200401300343

 5000枚配布して回答25人って…゚∀゚)「八割以上の二十一人が、自衛官の気持ちが全く考慮されていないか、不十分とした」なんて読むと、泣けてくる。回答率0.5%のうちの8割なんて、なんの説得力もない。
 「自衛隊では箝口令が敷かれていてアンケートに答えることさえ出来ない」と持論に強引に持ち込むことも可能だろうが、箝口令を守っている時点でそれほど大きな不満はないと考えることも可能だし。とりあえず、このアンケートは意識調査としてはほとんど意味がなかったと言える。0.5%くらいは自衛隊や軍隊の意味を知らずに隊員をやっている者がいても、不思議ではないし。

墨子 (2/5)
 最近牧師の名を目にすることが多くなった。小泉首相が施政方針演説で「義を為すは、毀を避け、誉に就くに非ず」と墨子の言葉を引用したためだ。そして、墨子は「兼愛」と「非攻」を説いていたから、そこを根拠に平和論者は「戦争反対」と、さも小泉首相の言葉を逆手に取ったかのように反論をしている。

 確かに墨子は戦争反対論者といってもよかろう。しかし、墨子とその一門は防衛のスペシャリストであった。
 大国の楚が攻城戦の新兵器を考案して小国の宋を攻めようとした時、墨子は三百人の弟子を率いて宋を守った。墨子は宋の側につき、楚に乗り込んで楚の将軍である公輸盤らと図上戦を行い、勝った。
 さらに「かつ方法がまだ一つある」と言われたが、墨子は「私を殺しても無駄だ、私の弟子が既に宋に入り籠城の準備をしている」と返し、戦争を避けた。
 この逸話で分かるのは、墨子は「たんなる観念的な平和主義者ではなかった(貝塚茂樹氏)」ということ。軍事力は抑止力になり、戦争を避ける方法の一つとして有効である事実と、墨子がそれを有効に利用したことを物語っている。

 また、墨子は「自分の国は安全で強いと考えて、守備をしない。まわりの国が攻撃を考えていてもいても警戒することを忘れる」ことは愚策であるとしている。


 以後、マスコミなどで墨子を論拠に反戦を説く者は、「無学」だとご承知されたい。

的中 (2/5)
 2/3の「署名で反対」の続報。
http://www.asahi.com/national/update/0204/048.html
「(請願を)読むこともせずに学校で自衛隊派遣の意義を教えるべきだとする発言は、若者の純粋な思いからの行動に対して非常に失礼な対応だ」

 ほぼ予言的中。


署名で反対 (2/3)
 小泉首相、またまともな発言。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040203-00000086-mai-pol
 宮崎県の高校3年生が武力に頼らないイラク復興支援を求める5358人の署名を提出したことについて「よくイラクの事情を説明して、なかなか国際政治、複雑だなあという点を、先生がもっと生徒に教えるべきですね」と述べ、教育のあり方に注文をつけた。首相官邸で記者団に感想を聞かれ答えた。
 首相は「署名を読みましたか」との記者団の質問に「いや、読んでません」と述べた。さらに「読む考えは」と聞かれ「自衛隊は平和的貢献するんですよ。学校の先生も、よく生徒さんに話さないと。いい勉強になると思いますよ。この世の中、善意の人間だけで成り立っているわけじゃない。なぜ、警察官が必要か、なぜ軍隊が各国で必要か」と語った。


 おそらく、「教育に注文を付けるとは」とか、「若者の声を理解しようとしていない」とか、「署名も読まずに批判するとはどういうことか」とか言った意見が出てくると予測。
 勿論、高校生の意見を全否定するわけではない。私とは考えは違うが、若いときには理想的な思想に興味を抱くのは当たり前だし、むしろそうでなければならないと思う。十代で現実的な意見しか言わないというのはちょっと冷めすぎだなと。

マスコミ警備 (2/3)
 日本のマスコミ、イラクでは武装警備員を同行させるらしい。
http://www.asahi.com/culture/update/0202/001.html

 自衛隊派遣に賛成の読売や産経系列はまだしも、「軍隊を送るな」「武器を持たないNGOを派遣しろ」とか言っているくせに、自分たちは武器で身を守ろうとする輩はどうかと思われ。
 武器を持つからおそわれる、と普段から豪語しているのなら、丸腰で取材したらいかがでしょう。テロリストや強盗に襲われても得意の「話し合い」で解決しましょう。「自衛隊派遣に賛成ならまずは自分が行け」という意見を普段から採り上げるのですから、自分の意見をちゃんと行動で示すべきです。

 真面目に話すと、テロリストに狙われるのは、自衛隊よりもマスコミの方だと思う。イラクで起きているテロの最近の犠牲者は、ほとんどがイラク人。占領軍を撤退させようとか、アメリカの政策に反対、という主義主張はもはや見えてこない状況になっている。弱いところを狙いイラクを混乱させるのが目的にしか見えない状況。となれば、防衛能力を持つ自衛隊よりも、弱い存在であるマスコミの方が狙われやすいと考えるのは的外れな推測では無かろう。
 マスコミに犠牲者が出ないことを祈りつつ、さらに犠牲者が出た場合もそれに乗じて自衛隊撤退を主張することもないよう祈りつつ。


卑劣だ (2/2)
 昨日書いた「中国の犬」のつづき。
 朝日は「半数近くがボイコット」と書いたが、産経や毎日では、577人中240〜250人が出席としている。つまり、6割ほどが欠席をしたことになる。外電でも同様の情報。

 結論、朝日は出席者数を水増しした。

ついで (2/2)
 卑劣ついでにこんなものも。


間違えた゚∀゚)
こっちだ。
朝日新聞投書欄のイラスト

http://www.asahi.com/national/update/0202/004.html「自衛隊を殺すな」
援助目的とはいえ、こういうことを言ってくれる人が外国にはいるってのに。

本物の心霊に遭遇 (2/2)
 心霊スポットに行って、本物に出くわしたというニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20040201/20040201-00000442-fnn-soci.html

 肝試しに行って、本物の死体を発見、ってこれその場にいたら相当怖いだろう。
 まぁ死体発見はまれな例としても、心霊スポットはドキュソの巣窟になっている場所も多いので、注意されたし。


責任 (2/1)
 イラクの大量破壊兵器に関して、政府側の発表は嘘だと報じたBBCは、BBC側の誤りを指摘したハットン調査を受け、代表2人が辞任。
 60年前には戦争を煽り、帰国事業で北朝鮮を楽園と報じ、拉致を失踪と報じ続け、曽我さんの家族の住所を暴き、…それでもトップが責任を取らない日本の某新聞。

日本の恥 (2/1)
 産経の紙面より。ネットソースはなし。
【サマワ=土井達士】陸上自衛隊が活動しているイラク南部のサマワで、「派遣部隊の装備が攻撃的すぎる」などとするビラの配布を行っていた日本人男性が、サマワの治安維持を担当するオランダ軍部隊に二十九日夜(日本時間三十日未明)、数時間にわたって身柄を拘束された。サマワで日本人が当局に拘束されたのは初めて。
 拘束されたのは、埼玉県在住の薬剤師の男性(二五)。十九日にサマワに到着した陸自先遣隊と前後して現地入りし、市中心部の商店街でビラ配布を行っていた。
 男性は宿泊先のホテルでオランダ兵数人に連行されたが、注意を受けた後に解放された。


 阪神大震災の時も、ピースボート(平和暴徒とも書く)の連中がアジビラを配っていたらしいが、この手の輩は場所を選ばずビラまきしますな。思想がどうこうと言う前に、一般常識が欠落した頭の不自由な連中ばかりだ。
 マスコミの動きも怪しい。ロイターでは、日本のマスコミを「自衛隊に群がるパパラッチのようだ」と書いている。テロリストと疑われても仕方ないような活動をしている。そういえば、テレ朝の番組で、イラクに入った鳥越俊太郎が、自衛隊の車列を見つけて、Uターンしてそれを尾行する、というシーンが流れていた。時期が時期なら、撃たれても文句は言えないだろうに。

 自分の行動は正しい、正義だと言うことを疑わないから、自分の行動を客観的に判断できなくなっているのは、市民団体もマスコミも同じようだ。

中国の犬 (2/1)
朝日新聞 窓 論説委員室から 好事魔多し (強調部分は引用者)

 「中国とフランスは国連安保理の常任理事国で、世界の平和と発展に特別の責任を負っている。日本とドイツは経済力で仏に勝るが、世界での役割は仏に及ばない。中仏はともに文化大国である」
 胡錦涛・中国国家主席の官界のフランス訪問を前に、人民日報のパリ特派員がそんな記事を書いていた。比べられた身からすればひとこと文句を言いたくもなるが、中仏両国の関係がきわめて良好なのは事実である。
 ともに米国の一極支配に抗して、世界の多極化をめざす。仏にとって中国の巨大市場の輝きは増すばかりだし、中国から見れば仏の航空機やハイテク兵器の魅力は大きい。当然ながら、首脳や閣僚の往来も頻繁だ。
 胡主席の訪仏は、両国の国交樹立40周年の記念でもあった。到着を前にパリのシャンゼリゼで中国の旧正月を祝うパレードが繰り広げられたかと思えば、滞在中はエッフェル塔が中国で縁起のよい紅色のライトアップされた。
 シラク仏大統領は台湾が予定している住民投票を批判し、欧州連合が89年の天安門事件以後続けている対中武器禁輸の解除さえも支持した。だが、好事魔多し。フランスの4日間はいいことずくめとはいかなかった。冷水を浴びせたのは、仏国民議会の議員たちだ。半数近くが「非民主的な国の元首」であるとして胡氏の議会演説をボイコットしたのだ。非礼の極みではあるが、懐の深い胡氏のことだから、これも文化大国同士の貴重な交流だと納得したのだろうか。 <藤原秀人>


 「懐の深い」というのは皮肉にも取れなくはないが、普段の朝日の論調やこの文の前半を見るに、文字通り受け止めて良さそうだ。
 自由に関してはフランス人は誇りを持っている。アメリカ独立宣言の次に自由・平等を明文化した宣言を発表した国であり、所有権に至っては世界で初めて明文化した国だ(これ受験に出るよ)。チベットで虐殺を行い、軍隊で侵略している中国政府を快く思わない議員が多いのも、当然といえる。それを「非礼」「冷水を浴びせた」という表現はいったい何なのかと不思議に思う。

 おそらく、朝日は、ブッシュがフランスに行って同じように半数近くが演説をボイコットしたとしたら、「ブッシュへの批判はフランスでも根強い」とか肯定的な記事を書くだろう。

開発者への報酬 (2/1)
 私は支那が好きだ。支那好きが高じて、(中学までは理系が好きだったのに)大学で「中国史」をやりたいと文系にすすんだ人間だ。尊敬する人物の一人は周恩来だし、三国志に関しては一般のファンよりも知識を持っている自負がある。
 それでも、中共に関しては、総じて批判的な意見にならざるを得ない。その内実は北朝鮮とほとんど変わらず、内戦・文化大革命での死者は8桁にもなり、軍隊を使った侵略はチベットのみならず、矛先をフィリピン・台湾・日本にも向けている(フィリピンは実際に島を奪われている)。
 支那では現在も皇帝の先制支配が続いていると言うべきだ、中国共産党という名の皇帝の。中国をやたらと毛嫌いする必要はないと思うが、しかしその性質や危険性は把握するに越したことはないと思う。特に人権や平等を肯定する考えを持つのならば。

支那と中国 (2/1)
支那って一発変換できないのな(古いATOKだからか)。地域の呼び名としては支那が正しいというのに。中国となると「中華人民共和国」という現在の政治体制のことになっちゃうからな。
ま、私も面倒だから殆どの場合は中国で通しているけど。しかし、(上の文のように)厳密に使い分けたい場面ではやっぱり「支那」を使わねばならないときもある。

開発者への報酬 (2/1)
 青色発光ダイオード開発者に200億円払えと言う判決。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040130-00000105-yom-soci

 確かに技術者・開発者の待遇について、現状でよいとは思わない。利益をもたらした発明に関して報酬を用意するのは当然だろう。しかし、一つの発明の背後には、企業の多額の投資や、他の様々な研究があることを忘れてはならない。また、利益をもたらしたら報酬を得られる、というのであれば、会社に多額の損失をもたらした場合(研究したが資金を浪費するばかりで成果がなかった場合)は開発者をどう扱うべきなのかという問題もある。
 企業は搾取し社員は搾取される、と言う単純な構図で見ようとすれば、このニュースは手放しで歓迎されるだろう。だが200億円が果たして妥当なのかという問題も含め、このニュースで考えねばならない点は非常に多い。