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懲役30年+罰金118億円 (2018 2/28 10:30)

朴槿恵前大統領への重刑は不可避、政治報復の側面も 求刑は懲役30年と罰金118億円(2/27産経)
 【ソウル=名村隆寛】韓国の前大統領、朴槿恵被告に対する27日の論告求刑公判で、検察は懲役30年と罰金1185億ウォン(約118億)を求刑し、韓国の憲政史上初の大統領弾劾、罷免に至った事件の裁判は結審した。出廷拒否を続ける朴被告は「韓国の憲政史に消せない汚点を残した」(検察)と指摘され、重刑判決は不可避な情勢だ。
 検察は論告で「国政に一度も関わったことがない者に国政運営を任せ、国家の危機事態を招いた張本人だ」と朴被告を批判した。朴被告が国政運営を任したとされるのが、親友で女性元実業家の崔順実被告だ。
 崔被告は検察から懲役25年を求刑され、今月13日の1審判決で朴被告と共謀し財界に資金拠出を強要した収賄などの罪で懲役20年の実刑判決を受けた。検察は、前大統領の朴被告にはより重い刑を求めた。
 検察は論告で「過去の権威主義政権で行われた政経癒着の弊害を踏襲した」「事件は韓国史に消せない傷として記録される」と批判。一方で「国民の力で民主主義と法治主義を立て直す契機になった」「こうした悲劇的な歴史が繰り返されないよう知らしめるには、厳罰で責任を問わねばならない」と強調した。
 過去、積み重ねられてきた弊害に対する批判、国民の力、民主主義。これらの表現は文在寅大統領が政権発足前から強調しており、求刑は文在寅政権の意向に沿った色合いが濃い。同時に見せしめ的な面も否定できない。「残忍な求刑で、政権の趣向に合った量刑」(最大野党、自由韓国党)との批判もある。
 朴被告は、昨年10月に地裁が最長6カ月の勾留延長を決定した際、「法治の名を借りた政治報復だ」と反発し、弁護団全員が辞任した。国選弁護人が選ばれ公判は再開したが、朴被告は「不利益」が生じる可能性を地裁から言われたにもかかわらず、求刑公判まで出廷を拒否し続けた。
 地裁は崔被告の判決で朴被告との共謀を多く認定しており、朴被告にも重刑が科されるとみられる。重刑が予測される判決公判も、朴被告はボイコットする公算が大きい。

 朴槿恵が権力を恣意的に用いたというのは事実だし、その点では償わなければならない事実はあるとは思うが、それにしても、懲役30年とか罰金118億円という数字は、法的整合性の取れた物なのだろうか。

 大統領が退任するたびに在任時の罪を非難される様子は、韓国の伝統芸のような物だが、国民感情を汲み入れた韓国司法には呆れるほかない(そういえば対馬から盗んだ仏像に対する判決も、国民感情を汲み取った無法な物だった)。
 一方、我が国にも呆れる光景が……この「朴槿恵に懲役30年求刑」というニュースに、我が国の反安倍の方々が「さすが韓国は民主主義が進んでる、日本のような忖度国家と違う」などとのたまってる様子がツイッター界隈で観察できる。国民感情を忖度した司法を礼賛するのはどうかと思うし、安倍批判のために司法の公平性すっ飛ばして考え無しに反安倍の情緒をまき散らすのはどうにかならないものか。

 「権力者を吊し上げること」を先進性と思い込んでいる脳味噌は、決して先進的ではない。

 文在寅も、大統領を退任した後は、何らかの罪に問われて吊し上げられるのだろうか。いつになったら、この悪しき伝統は払拭できるのか。


くだらない揚げ足取り (2018 2/28 10:30)

就任会見で「色丹島」を言い間違え 福井・沖縄北方相(2/27朝日)
 福井照・沖縄北方担当相は27日夜の就任会見で、北方領土の色丹島(しこたんとう)を「しゃこたんとう」と言い間違え、直後に訂正した。北方領土の視察予定などを聞かれ、「私自身、ビザなし交流で、しゃこたん島だったが、一度参加させていただいた。沖縄もしかり、北方領土の問題もしかり、重要な問題だと認識している」と語った。
 福井氏は会見を続けていたが、事務方から紙を差し入れられて言い間違いに気づき、「先ほど『しゃこたん島』と言ったかもしれないが、『しこたん島』と訂正させていただきたい」と述べた。

 読めないのはそりゃ格好悪いとは思う。しかし同時に、記事にするような話題かよとも思うし、あげつらって批判するのも馬鹿馬鹿しいとも思う。漢字が読めることと、政治的な能力は完全に比例するのかい?

 マスコミとしては、漢字の読み間違いで政権交代まで持って行った10年前と同じ空気を作りたいのかもしれんが、さすがに同じ手を食うほど国民は馬鹿ではなかろう。



希望の党の凋落 (2018 2/27 10:30)

毎日・テレ朝最新世論調査結果(2/26BLOGOS 三浦博史)
 毎日新聞とテレビ朝日の先週末の最新の世論調査結果が出ました。
 安倍内閣支持率は支持するが毎日:45%(+1)テレ朝44.3%(+4.2)以下同様順。
 支持しない:32%(−6)、41.7%(−0.6)、

 政党支持率は自民党35%(+5)、45.1%(+2.9)、立民13%(−1)、13.3%(−3.3)、希望の党0(−2)、1.1%(−0.1)、公明3(±ゼロ)、3.7%(+0.1)、共産3%(−1)、5.4%(+0.6)、維新3%(+1)、2.3%(+0.3)、社民0(0)、1.8%(+0.9)、民進1%(+1)、1.5%(−1.5)でした。
 毎日の希望の党のゼロはすごい数字ですね。テレ朝での憲法改定について、国民投票に賛成が55.7%、反対が31.2%。また毎日での安倍総裁3選続行支持41%、変わった方が良い44%でした。
 しかし厚労省というお役所の管理は杜撰というか内閣の足を引っ張ることしかないというかどうしようもない省庁ですね。一度、大掃除か大再起動でもしないと常に政権の信用を失いかねませんね。

 希望の党の凋落が止まらない。テレビ朝日の調査では1.1%(参照:2018年2月調査|世論調査|報道ステーション|テレビ朝日)、毎日新聞ではついに0%。小池百合子は「○○ゼロ」を公約にしていたが、(本人は党から手を引いたとはいえ)遂に希望の党の支持率がゼロになった、と。

 安保法制や改憲について民進党時代に主張していた内容を180度ひっくり返して小池百合子にすり寄り、選挙で負けると小池百合子に責任をなすりつけて党を乗っ取り、やってることは相変わらずの反安倍的言辞ばかりでは、そりゃ支持をどんどん失うのも当然だろう。
 立憲民主党は比較的支持率が高いと言えるが、それでも、毎日新聞では前回比-1%、テレ朝の方では-3.3%という下がり方。去年の選挙で多少は「筋を通した」という部分で希望の党よりはマシな捉え方をされているのだろうが、「相変わらず」の姿を見せ続けていれば、これまた「万年野党」から脱却することは難しかろう。

 日本には、責任感ある野党、二大政党制は合わなかったのだろうか。自民党内で派閥抗争をおこなって擬似的な政権交代で回していた昭和のやり方が、けっきょくは相応しかったということだろうか。



習近平が権限強化 (2018 2/26 10:30)

中国 国家主席「2期10年」任期に関する制限撤廃へ(2/24時事)
 中国共産党は、来月開かれる全人代=全国人民代表大会で、国家主席の任期を2期10年までと定めている憲法の規定を撤廃する方針を決め、習近平国家主席が、2期目を終える2023年以降も長期にわたって国家主席にとどまる可能性が高くなりました。
 中国国営の新華社通信は、25日、来月開かれる全人代で14年ぶりに改正される見通しの憲法について、中国共産党が提案した改正案を伝えました。
この中で、国のトップである国家主席の任期について、2期10年までと定めている規定を撤廃するとしています。
 中国では、建国の父と言われる毛沢東が死去し、集団指導体制に移ったあと、1982年以降は憲法で、国家主席の任期について連続で2期を超えてはならないと規定しています。
今回、憲法が改正され、国家主席の任期の上限がなくなれば、習主席が2期目を終える2023年以降も、長期にわたって国家主席にとどまる可能性が高くなります。
 また、憲法の改正案では、習近平国家主席の指導思想についても個人名を冠した形で盛り込むとしていて、在任中に最高指導者の名前が憲法に盛り込まれるのは異例のことです。
 中国では、去年の共産党大会を経て、習主席に権力を集中させる形で2期目の指導部が発足していて、最高指導部に次の世代のリーダーと目される若手の幹部が登用されなかったことから、習主席が、長期にわたって最高指導者にとどまる可能性が指摘されていました。


 毛沢東と並ぶ存在になりたい、或いはなったと考えているのだろうか。とにかく、憲法に自分の名を書き入れ、国家主席の任期を撤廃し、着々と独裁体制を確立しつつあるようだし、彼に対抗できる勢力も存在していないようだ。
 中国と言いロシアと言い北朝鮮と言い、どうしても東洋的専制国家の感覚が文化的に染みついちゃってるのかねぇ。

 国内の強権的な手法は強まるだろうし、海外のジャーナリストによる取材にも圧力がいっそう加えられることになるだろう。習近平に権力が集中すれば、当然暴走する危険性も高まる。尖閣にちょっかいを出されている日本や、南シナ海で審判を受けている東南アジア諸国にとっても、決して他人事ではない。

 さて、安倍総理を独裁者と批判している日本の自称リベラルの皆さんは、本物の独裁者たる習近平の言動には、批判をおこなわないのだろうか。



続・連日盛り上がってますな (2018 2/25 10:30)

スピード女子マススタート、高木菜が金メダル=カーリング女子、初の銅(2/24時事)
 【平昌時事】平昌五輪第16日は24日、スピードスケート新種目の女子マススタートが行われ、高木菜那(日本電産サンキョー)が金メダルに輝いた。カーリング女子ではLS北見の日本が英国との3位決定戦を5−3で制し、初のメダルとなる銅を獲得。日本勢は今大会の獲得メダルが13個(金4、銀5、銅4)となり、史上最多記録を塗り替えた。高木菜は女子団体追い抜きに続いて今大会の金は二つ目。冬季五輪1大会で複数の金メダルを獲得した日本女子選手は初めてとなった。スピードスケートは今大会でメダル6個(金3、銀2、銅1)と強さを示した。
 女子マススタートの佐藤綾乃(高崎健康福祉大)は1回戦で転倒し敗退。男子マススタートはウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)が11位、土屋良輔(メモリード)は決勝に進めなかった。
 スノーボードの女子パラレル大回転では、ソチ五輪銀メダルの竹内智香(広島ガス)が決勝トーナメントの準々決勝で敗退して5位となり、2大会連続の入賞を果たした。男子の斯波正樹(RIZAP)は予選敗退。スキー距離男子50キロクラシカルでは吉田圭伸(自衛隊)が23位だった。
 25日は最終日で、日本勢が出場する種目はスキー距離女子30キロクラシカルのみ。夜には閉会式が行われる。 

 まずカーリング女子。

 ここでもさんざん触れてきたカーリングだが、遂に初のメダルを獲得することとなった。
 カミさんに「"そだねー"のアクセントがほのぼのする」「おやつタイムもまたほのぼのするのだ」と力説して失笑を食らった悲劇も、銅メダルで全て吹き飛ぶ。まことに喜ばしい。

 そしてスピードスケートの女子マススタート。
 新種目で初代の金メダルってのも歴史に名を残す快挙。同じ大会で2つ目の金というのも素晴らしい。
 しかし、この種目、競馬や競輪を想起させますな。



連日盛り上がってますな (2018 2/24 10:30)

松岡修造の宮原へのインタビューが「神」と話題 開口一番「おめでとう!」(2/23デイリースポーツ)
 スポーツキャスターの松岡修造が23日、平昌五輪フィギュアスケート女子で4位となった宮原知子へ行ったインタビューについて、ネットで「本当、神」など称賛を呼んでいる。
 松岡は全員の演技が終わった後の宮原をインタビュー。開口一番「ショートもフリーも自己ベスト。本当に自分を超えた。おめでとうと言いたい!」と切り出し、宮原も思わず笑顔。「やれることは全て出来たと思うので、ここまで来たらメダルを獲りたいって、終わった瞬間は思ったんですけど、やっぱりまだまだ足りないところもありましたし、まだまだ出来る事があるなと感じました」と正直な気持ちを明かした。
 宮原は演技直後のインタビューでは「残念な結果ではありますけど」と切り出されており、ネットではこのインタビューと松岡のインタビューを対比。「こういうときの修造さんは本当、神だわ」「自己ベストおめでとうから始める松岡修造の方が宮原選手の本音を引き出せていた気がする」「宮原選手も嬉しそうでホッとした」「おめでとうって伝えてからインタビューしてくれたの嬉しい」「アスリートへのリスペクトが心の底にあるから全然違うな」と、称賛の声が上がっていた。


 松岡修造氏の「アスリートをきちんと理解しリスペクトしている部分」が巧まず現れた部分だろう。
 織田信成さんに「今解説をされていた本田(武史)さんもそうですけど、その後高橋(大輔)さん、そして織田さんも含めて羽生さんと宇野さんがいけたのはそこから繋がっているからこそのメダルですよ。決して一人でいったわけじゃない。日本のフィギュア界が作り上げたワンツーフィニッシュだと僕は思っています。織田さんはその中にいるんですよ」と語って、さらに号泣を誘ったのも記憶に新しいが、このインタビューも、氏のスポーツ全般に対する丁寧な姿勢を窺わせる。

 ところで、カーリング女子は惜しかった。

カーリング女子、韓国に敗れる…英と3位決定戦(2/23読売)
 平昌五輪第15日の23日、カーリング女子準決勝が行われ、日本代表(LS北見)は韓国に延長の末、7―8で敗れ、決勝進出はならなかった。
 24日午後8時5分からの3位決定戦で英国と銅メダルを懸けて戦う。
 第1エンド、日本は不利な先攻で、3失点を喫して追う展開に。第2エンド、日本はスキップの藤沢五月が好ショットを連発し、2点を返した。
 第3、第4エンドと1点ずつを取り合った後、第5エンドに日本は2点を失い、再び3点差とされた。
 第6エンド、日本は有利な後攻で1点にとどまり、第7エンドは両チーム無得点。第8エンドに1点を取られて三たび3点差とされた。
 しかし、第9エンド、有利な後攻で2点を取り、1点差に迫ると、先攻の第10エンド、相手スキップの最終投がミスとなり、1点をスチールし、延長に。
 しかし先攻の第11エンド、1点を許し、惜敗した。
 世界ランクは日本が6位で韓国は8位。1次リーグでは、日本が韓国に7―5で競り勝っていた。ただし、韓国は他の試合は全勝で同リーグを首位通過。日本は5勝4敗で4位通過だった。

 1次リーグで日本以外には全勝していた韓国を、最後の最後まで追い詰めた実力は、素晴らしい物だと思う。ぜひ、イギリスに勝って、銅メダルを。



興味深い記事2つ (2018 2/23 10:30)

 今日は、興味深い記事2つをメモ。

 まず1つめ。

超新星爆発の瞬間「ショックブレイクアウト」を初観測 −コンピュータシミュレーションの正しさを実証−(2/22京都大)
 前田啓一 理学研究科准教授らの国際研究グループ(アルゼンチン・ラプラタ国立大学天体物理学研究所、国立天文台、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構ほか)は、アルゼンチンのアマチュア天文家のVictor Buso氏が観測した超新星が、ショックブレイクアウトと言われる爆発したばかりの段階であったということを、観測データの解析及びシミュレーションから明らかにしました。ショックブレイクアウトは、理論から長年予測されていたものの、継続時間が短いとされる現象のためこれまで観測で捉えられたことはなく、世界中の研究グループにより探されてきました。重い質量の星がどのように超新星爆発として爆発するのかを理解する上で、今回得られた超新星爆発の最初の瞬間の情報は大変重要な一歩です。
 本研究成果は、英国の科学雑誌「Nature」(2018年2月22日号)に掲載されました。

研究者からのコメント(前田准教授)
 超新星ショックブレイクアウトはもともと1970年代に理論的に提唱された現象であり、その観測的検出が待ち望まれていました。X線及び紫外線では候補天体が2000年代に報告されていましたが、私たちに最もなじみがあり詳細な観測が可能である可視光では確実な例は見つかっていませんでした。今回の発見は、超新星の観測研究と爆発する星の構造の研究を加速させるものです。近年、毎日あるいは一日に数回、夜空の同じ場所を撮像し新天体を探索する大規模な探査観測が急激に発展しており、今後の観測例の増加が期待されています。今回、「撮像」による時間変動が決め手になりましたが、次のステップは「分光」によってその性質をより詳細に調べることになります。京都大学が岡山天体物理観測所に建設中の3.8メートル望遠鏡は2018年度に稼働予定ですが、この研究に最適な望遠鏡となります。
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概要
 重い質量の星がどのように超新星爆発として爆発するかを理解することは、天体物理学において重要ですが、爆発以前の星の構造が超新星爆発の性質に与える影響は明らかとなっていません。そのため、超新星爆発が生じる最初の瞬間の情報を得ることは、この問題を解明する上で極めて重要です。理論から、超新星爆発が生じる際には爆発の衝撃波が星の内部へ伝わった後に表面へ到達し、X線等の電磁放射線と可視光が生じると考えられています。この最初期の様子はショックブレイクアウトと呼ばれており、突如として起きるという予測不可能な性質と短い継続時間のために観測が難しく、近年の大型観測の努力にも関わらずこの現象を捉えられる可能性を持った決定的な観測はありませんでした。
 2016年9月に、アルゼンチンのアマチュア天文家であるVictor Buso氏がちょうこくしつ座にある渦巻銀河NGC613を観測中に、同じ銀河で超新星が発生しました。本研究グループが画像データを詳細に解析したところ、これまで知られていたどの超新星よりも急激な増光を示したことが明らかになりました。これは、まさに超新星が爆発して最初に光り輝く段階(ショックブレイクアウト)が捉えられた決定的な証拠です。本研究グループはさらに理論シミュレーションを行い、この振る舞いが自然に再現されることを示しました。
 今回初めて可視光でショックブレイクアウトの決定的な検出がなされ、またその観測データが理論モデルを支持したことにより、ショックブレイクアウトを用いた超新星の研究の基礎が築かれました。


 超新星爆発の観測はずっとおこなわれてきているが、爆発の最初期の段階を可視光で観測できたのは、今回が初めてということらしい。また、その観測結果が、これまで積み上げられてきて理論による予測と一致したため、理論の整合性も証明されたようだ。

 2つめは政治ネタ。
データ比較問題からみた政策決定プロセスのゆがみ:裁量労働制の拡大は撤回を(公述人意見陳述)(2/22yahoo)
 <はじめに>
 裁量労働制の労働者と一般の労働者の労働時間の比較をめぐるデータの問題が国会で大きく展開を見せている。
 筆者は2月21日の衆議院予算委員会の中央公聴会で公述人意見陳述を行い、この問題が政策立案や国会審議をめぐる問題でもあると指摘した。
(以下略)

 非常に長い記事だが、読む価値はあると思う。
 サービス残業が野放しになっている現状を考えると裁量労働制の導入には基本的には反対であったが(私個人に限って言えば裁量労働制の方がありがたいが)、データをまともに示すことなくごまかしで乗り切ろうとしている政府の姿勢は到底容認できず、「基本的に反対」から「反対」の立場に変わることとする。



竹島の日 (2018 2/22 10:30)

 今日は竹島の日……と書くのも何度目だろうか。北方領土と同様、不当に占拠されたまま年月だけが経過していく。
 武力行使をするわけにはいかない以上、こちらが打てる手立ては限られているというのは分かるのだが、竹島の日の記念式典を開くというだけでは、事態打開にはほど遠い。

 私が生きている間に、竹島、北方領土が日本に戻ってくるのだろうか。


突然の訃報 (2018 2/22 10:30)

大杉漣さん、最期は『バイプレイヤーズ』共演者に見守られ(2/21ORICON NEWS)
 俳優の大杉漣さんが21日、急性心不全のため66歳で亡くなった。共演者に見守られながらの最期だったという。
 テレビ東京によると大杉さんは20日に行われた同局のドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(毎週水曜 後9:54)の撮影に参加。撮影を終えて宿泊先に戻り食事をとっていたところ腹痛を訴え、松重豊と関係者らに付き添われて救急病院へ。そのまま、21日の午前3時53分にテレビ東京の関係者、同ドラマの共演者、そして家族に見守られながらの最期を迎えたという。
 この日の3話は遺族、事務所、キャストの意向もあり、予定通り放送となった。同ドラマは、大杉さんら日本を代表する名脇役(バイプレイヤー)たちが共演する人気作品。大杉さんと共演していた遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研は、突然の訃報に下記のとおりコメントを寄せている。
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余りにも突然のことで、メンバー一同、まだ現実を受け入れられないでいます。「バイプレイヤーズ」という実名を晒した上でのドラマで、そのリーダーであり、精神的な支柱でもあった大杉さんが突然いなくなるという喪失感は計り知れません。
しかし最後の日まで、役者として現場に立ち、みんなを笑わせ続けていました。永遠に我々の目標であり、憧れでもある漣さんを、一同、心から誇りに思います。
お疲れ様でした。どうか、安らかにお休みください。
漣さん、ありがとうございました。

バイプレイヤーズ一同
遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研
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 大杉さんは1951年9月27日生まれ、徳島県出身。74年から88年まで、太田省吾主宰の『転形劇場』で舞台俳優として活躍し、78年に『緊縛いけにえ』で映画デビュー。以降、映画『ソナチネ』、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』などの多数の作品に出演。主役を際立たせる名バイプレーヤーとして欠かせない存在となった。


 昨日仕事から帰ってきて、ネットを哨戒していたら「カーリング女子が準決勝進出」とか「女子団体パシュートで金メダル」とか、めでたい話ばかり……と思っていたら、この大杉漣さんのニュースも名に入り、早すぎる死に驚きを禁じ得なかった。

 いろんなドラマに数多く顔を出し、バラエティ番組でも陽気な姿を見せてくれていた。ドラマや映画に出演している本数を考えたら、本当に「必要とされていた俳優」だったんだなぁ、と改めて思う。

 冥福を祈ると共に、私自身、いつ人生が終わるか分からないから毎日毎日必死で生きよう、と思ったり。



クズ教師 (2018 2/21 10:30)

「注意するの面倒」担任がいじめ放置 小2が2年不登校(2/20NHK)
 神奈川県茅ヶ崎市で小学2年生だった男子児童が日常的にいじめを受け、2年にわたり不登校になっていることが、教育委員会の第三者委員会の調査などでわかりました。当時の担任は「殴る蹴るが繰り返されていたが注意するのが面倒になった」などとして、いじめを放置していたということです。
 茅ヶ崎市教育委員会によりますと、おととし3月、市内の公立小学校の当時2年生の男子児童の両親が、同級生からいじめを受けていると学校に訴え、教育委員会が第三者委員会を設置して調査を行いました。
 第三者委員会は、男子児童が複数の同級生から馬乗りになって殴られたりズボンを脱がされたりと、1年近く日常的にいじめを受けていたとする報告書をまとめ、今月、教育委員会に答申しました。
 男子児童はいじめが原因でPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し、2年にわたり不登校になっているということです。
 担任だった30代の女性教諭は当初はいじめに気づかなかったと説明したものの、調査の過程で学校が再度聞いたところ「同級生が一方的に殴る蹴るの暴力を繰り返していたが、注意することが面倒になった」「見て見ぬふりをした」などと話し、いじめを放置していたということです。
 茅ヶ崎市教育委員会は「大変申し訳ないことで、いじめの早期発見や再発防止に取り組んでいきたい」としています。


 授業や書類作りや教材研究など、昨今「多忙ぶり」が取り沙汰されている教師という職業。多忙な中でいじめに対応するのは大変だというのはあるかもしれないが、それにしても、「注意するのが面倒」という言いぐさはなかろう。

 いくら仕事がたまっていようが、いじめ行為を目撃したらその場で即座になんとかしようとからだが動くのが、普通ではないのか。小学校の教師なら、子供がいじめられて苦しんでる姿を見たら、何とかしてあげようと頑張るのが当然の姿勢だろうに。

 子供が苦しんでる姿を見ても「何とかするのは面倒」などと思うような人間は、教師になって欲しくない。



カーリング (2018 2/20 10:30)

カーリング女子、スウェーデン破り2位に 4強へ前進(2/19朝日)
 平昌冬季五輪は19日、カーリング女子で世界ランキング6位の日本(LS北見)は、朝の1次リーグ第6戦で前回ソチ五輪金メダルのカナダに3―8で敗れたが、夜にあった第7戦でソチ五輪銀メダルのスウェーデンに5―4で競り勝った。通算成績は5勝2敗で2位につけた。
 1次リーグは残り2試合。ソチ五輪では、5勝したチームが上位4チームによる決勝トーナメントに残っており、日本は初の4強入りに大きく前進した。日本は20日にソチ五輪銅メダルの英国、21日に世界ランキング2位のスイスと対戦する。
 スウェーデンとの一戦では、両チームとも、ショットの精度に苦しむ中、終盤第7エンドを終えて2―3と接戦の展開。日本は優位な後攻で迎えた第8エンドで、スキップ藤沢五月にミスが出て1点を奪われた。だが、第9エンドで2点を返して4―4の同点とした。最終第10エンドの最終投でスウェーデンのスキップがミスし、日本の石がわずかにハウスの中心近くに残り、1点をもぎ取った。


 1次リーグ現時点で2位(残り2試合)、4位以内が決勝トーナメント進出。初の決勝進出となる可能性が高い。

 先週木曜日は、息子と遊びつつ、テレビでカーリングの韓国戦を見ていて、その面白さに引き込まれた。将棋や野球のような「先を読みつつ試合を進める」という性質は、私の好みに非常に合う。
 また、5th Endの後にある、おやつタイムがまたほのぼのとしていて何とも味わい深い。そして、試合の最中に聞こえてくる彼女たちの言葉が、少し北海道訛りが入っているということもあり、これまたほんわかするのである。もちろんカーリングなりの緊迫した空気はあるのだが、しかし他の競技と異なる空気感がある。

 冬季五輪で、最も興味を持って見ている競技である。



若狭氏の政治塾終了 (2018 2/19 10:30)

若狭氏政治塾、5カ月で幕 小池旋風やみ… 参加者「大失敗」(2/18東京)
 希望の党結党に先立ち、小池百合子東京都知事の後ろ盾を得て若狭勝元衆院議員が立ち上げた政治塾「輝照塾」が十七日、最終講義を行った。若狭氏は終了後に「閉塾」を宣言。塾生から国会議員を輩出することなく、開講からわずか五カ月での幕引きに、参加者からは「大失敗だった」との恨み節も漏れた。
 輝照塾の船出は昨年九月十六日。講師の小池氏が約二百人の塾生に国政進出への期待を表明し、若狭氏も政治改革の必要性を訴えるなど熱気に包まれた。だが、その後の衆院選で希望は公示前の五十七議席を下回る五十議席にとどまり、擁立した約三十人の塾生全員に加え、若狭氏も落選した。
 衆院選後も希望の長島昭久政調会長らを招き「ほそぼそと講義を続けてきた」(関係者)ものの、憲法改正をテーマに細野豪志元環境相と意見交換した十七日の講義に出席した塾生は約八十人。若狭氏は「希望の方向性が見えない。塾の活動を終える」と記者団に述べた。

 栄枯盛衰、諸行無常の趣である。

 ただ、希望の党や小池都知事の人気凋落のスピードは凄まじかったとは言え、そもそも若狭氏主催の政治塾にいかほどの価値があったのか、とも思う。政治家としては駆け出しに過ぎなかった若狭氏に政治の何が教えられるのか。
 この政治塾からは政治家が誕生することはなかったが、参加してしまった人の目端の利かなさは、政治家としては致命的であろう。

 小池劇場、完全に終幕である。しかしながら、彼女の都政は続く。願わくば、まともな方向へ修正してくれんことを。



明るい話が続いた一日 (2018 2/18 10:30)

 土曜日、仕事に行く前の段階では、「藤井聡太五段が羽生善治氏に勝利した」ということしか分かっていなかったので、その後藤井五段が朝日杯を優勝したことも、フィギュアスケートで羽生結弦が金メダル、宇野昌磨が銀メダルということも、仕事から帰ってくるまで知らなかった。

 若い世代が頑張っていることは素直に嬉しく思う。こういうのを喜んでいると、「偉いのは個人であって、日本ではない」と冷や水をかけることに喜びを覚える無粋な人間が現れる物だが、ひねくれたバカは放置するのが吉である。

 しかし、藤井五段、凄いなぁ。いや、もう六段に昇段か。

藤井聡太六段に、ひふみんら先輩棋士から祝福のコメント続々(2/15AFP)
 藤井聡太六段の朝日杯オープン戦優勝を受けて、師匠や先輩棋士らから祝福のコメントが続々と寄せられた。

 ■日本将棋連盟の佐藤康光会長の話「初優勝、誠におめでとうございます。全棋士参加棋戦、しかも最年少記録更新ということで、29連勝に続いて、また素晴らしい記録を打ち立てました。これからもしっかりと地に足をつけて歩んでもらいたいと思います」
 ■加藤一二三・九段の話「15歳6カ月での朝日杯優勝、誠におめでとうございます。史上最年少優勝記録の更新、ならびに史上最年少、最速での六段昇段という二重の快挙に心よりお祝いを申し上げます。並大抵ではない重圧を軽やかに力へと換え、新たな将棋界の歴史を日々創造するお姿を、心から頼もしく思います。これからもその若芽をすくすくと伸ばし、将棋界の大樹へとご成長されるお姿を、棋士の一人として温かく見守ってゆきたいと楽しみにしております」
 ■師匠の杉本昌隆七段の話「準決勝の羽生棋聖戦をはじめ、大きな注目を集めた中での優勝、そして六段昇段は見事です。おごることなく、臆することなく、全力で相手に立ち向かう藤井将棋の良さが出ていました。弟子が頂点に立つ瞬間を間近で見ることができ、師匠としてもこれ以上ない喜びです。どれだけ結果を残しても、15歳の藤井六段はまだまだ学ぶべき立場。それは全く変わりがありません。今後も、より一層の精進を望みます」
 ■谷川浩司九段の話「全棋士参加の棋戦で優勝するのはまだ難しいと考えていました。私たちの予想をはるかに上回るスピードで、強くなっているようです。名人と竜王を破っての優勝は見事ですが、ただし、20代、30代の棋士に対しては、『君たち、悔しくないのか』と言いたい気持ちもあります」




安倍政権の教育政策は支持できない (2018 2/16 10:30)

 高校の学習指導要領の改訂内容が発表されたが、マスコミの報道は地歴公民の辺りに焦点を当て、「尖閣は日本の領土と明記」というような部分ばかり取り上げているように見える。安倍政権の「右」の部分を攻撃したいということだろうが、もっと他に注目すべき部分があるだろうに、という気持ちである。

 具体的に言えば、英語が「4技能」を強調して今以上に文法軽視・読解軽視の流れになりそうだったり、高校の学習指導要領改訂でベクトルが数学Cに移ったり(文系はベクトルをやらないことになる)、といった点である。

 高校の授業での英語の時間確保には限界があるので、喋れるようになるレベルにするには無理がある。それならば、基本的な文法や読解の技術を習得させ、将来英語をさらに勉強するときの土台作りをおこなうべきだ。中途半端な時間で会話を習得させたとて、買い物ができる程度の英語力は身につけたが文法はてんでダメ、長い文章を読む能力も無い、では話にならない。
 まぁ、前回の学習指導要領の改訂の時にも、英語はコミュニケーション重視を打ち出して「授業は原則英語で」という話だったが、実際には全くそんなことになっておらず、英語の授業内容に関しては、学習指導要領が変わってもあまり変化しない可能性も高いとは思うが。

 また、文系の多い新聞記者には、ベクトルの話は関心が無いのかも知れないが、少なくとも文系数学の範囲にある「図形と方程式」ではベクトルの概念が援用できるし、ベクトルの概念すら知らない人間が増えるということは、物理的な概念が理解できない人間を増やすことにもなる。

 親学との繋がりなど今までも安倍政権の教育政策には疑問があったが、教育政策に関しては安倍政権不支持と明言しておく。


続・誤訳で報道 (2018 2/16 10:30)

【訂正】トランプ氏、日本などが貿易で「好き放題だ」と非難 対抗措置を警告(2/15AFP)
 見出しで「日本が」としていましたが、トランプ氏の非難対象には日本のほかに中国と韓国も含まれていましたので、見出しを「日本などが」に訂正しました。また、見出しと本文でそれぞれ「殺人」「殺人を犯しながら逃げている」としましたが、原文の該当部分"getting away with murder"は、「好き放題にする」という表現であるため、「好き放題だ」(見出し)と「好き放題にやっている」(本文)と訂正しました。


 昨日書いた「トランプ発言に関する語法」の件、AFPは訂正報道をしていたので、引用しておく。



誤訳で報道 (2018 2/15 12:00)

「日本など『殺人』」トランプ氏、貿易巡り非難(2/13読売)
 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで開いた会合で、米国が貿易赤字を抱えている国々を対象に報復関税を課す方針を表明した。
 制度の詳細は明らかにしなかったが、トランプ氏は「週内、数か月のうちに耳にすることになる」と指摘。対象国は「米国につけ込んでいる国で、いくつかはいわゆる同盟国だが、貿易上は同盟国ではない」と述べたうえで、「米国は中国や日本、韓国、その他多数の国で巨額のカネを失っている。(それらの国は)25年にわたって『殺人』を犯しておきながら許されている」(They’ve gotten away with murder)」と述べ、異例の表現で非難した。
 トランプ氏は不公平な貿易により、米国の製造業が衰退し、雇用が失われる一方、相手国は不当に利益を得ているというのが持論で、その被害の大きさを「殺人」という極端な言葉に込めたとみられる。
 トランプ政権は1月、中国や韓国の製品を念頭に米通商法に基づく緊急輸入制限(セーフガード)を発動するなど、保護主義的な傾向を強めている。


 get away with murder は慣用表現で、「好き放題しておいて罰を免れる」の意味である。慣用表現を直訳にして発言意図をねじ曲げた形で報じるのは、フェイクニュースと呼ぶべき事案ではないか。

 AFPまで「誤訳」で報じている。

トランプ氏、日本などが貿易で「殺人」と非難 対抗措置を警告(2/13AFP)
【2月13日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は12日、日本を含む貿易相手国が「殺人を犯しながら逃げている」と非難し、対抗措置を取る構えを示した。
 トランプ氏はホワイトハウス(White House)で開かれたインフラ関連の会合で、出席した閣僚や州・地方自治体の関係者を前に、「他国に利用されてばかりではいられない」と述べ、「わが国は対中日韓で巨額を失っている。これらの国は殺人を犯しながら逃げている」と指摘。
「わが国以外の国、米国を利用する国々に負担してもらう。いわゆる同盟国もあるが、貿易上は同盟国ではない」「相互税を課していく。これに関しては、今週中、そして向こう数か月間に耳にすることになる」と予告した。
 トランプ氏が具体的に何に言及しているのかは不明。AFPはホワイトハウスにコメントを求めたが、現時点では回答は得られていない。(c)AFP


 外電のくせに誤訳。故意なのか、無知なのか。

 「get away with murder」という慣用句を仮に知らないとしても(外電に触れる人間ならばこのくらいの成句は知っていて欲しいというのが本音だが)、その表現を直訳して「あれ?」と思うくらいの感性・知性は、情報を国民に伝達する役目を負った人間たちには期待したい。
 マスコミ人士のレベルが低下しているのか、分かっていて誤訳を広めようという悪辣な輩が増えているのか。



変わらない支持率 (2018 2/14 10:30)

安倍内閣「支持する」46%「支持しない」34% NHK世論調査(2/13NHK)
 NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査と同じ46%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、先月から3ポイント下がって34%でした。
 NHKは今月10日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた固定電話と携帯電話の番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
 調査の対象となったのは2171人で、56%に当たる1217人から回答を得ました。
 それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査と同じ46%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、先月から3ポイント下がって34%でした。
 支持する理由では、「ほかの内閣より良さそうだから」が43%、「実行力があるから」が19%、「支持する政党の内閣だから」が16%でした。
 逆に、支持しない理由では、「人柄が信頼できないから」が35%、「政策に期待が持てないから」が34%、「支持する政党の内閣でないから」が11%でした。

ピョンチャン五輪開会式出席
 安倍総理大臣はピョンチャンオリンピックの開会式に出席しました。これを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が13%、「ある程度評価する」が50%、「あまり評価しない」が21%、「まったく評価しない」が9%でした。
日韓合意
 安倍総理大臣は韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と会談し、ムン大統領が誤りだったと言及した慰安婦問題をめぐる日韓合意について、国と国との約束だとして着実に履行するよう求めました。
 これを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が34%、「ある程度評価する」が38%、「あまり評価しない」が12%、「まったく評価しない」が6%でした。
五輪で南北融和の動き
 韓国と北朝鮮の間では、ピョンチャンオリンピックで南北合同チームの結成や、オリンピックにあわせたイベントの実施など、南北の融和を進める動きが出ています。
 これを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が5%、「ある程度評価する」が21%、「あまり評価しない」が37%、「まったく評価しない」が28%でした。
米の新核戦略
 アメリカのトランプ政権は新たな核戦略を発表し、ロシアや中国の脅威に対抗するため、「低出力核」と呼ばれる威力を抑えた核兵器の増強など、核なき世界を目指すとしたオバマ前政権からの方針転換を打ち出しました。
 これを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が4%、「ある程度評価する」が16%、「あまり評価しない」が33%、「まったく評価しない」が36%でした。
佐川元理財局長の証人喚問
 森友学園の問題をめぐって、野党側は財務省の理財局長だった佐川国税庁長官の国会での答弁には問題があったとして、証人喚問を求めていますが、与党側は現職の担当者が答弁しており、その必要はないとしています。
 佐川長官の証人喚問が必要だと思うか聞いたところ、「必要だ」が49%、「必要ではない」が14%、「どちらともいえない」が27%でした。


 安倍政権の支持に変動無し。野党は今年になっても相変わらずモリカケばかりやっているのだが、全く功を奏していない。もう1年ほど続けてほとんど進展がないのだから、別の手法を考えたらどうなのか。

 私個人としては、発言の整合性を問われている佐川前理財局長は国会で喋るべきだと思っているし、財務省や文科省の官僚が勝手に忖度した部分は認め、場合によっては処分しても良いと考えている。しかし、必要なのは「税金の使途で不明瞭な部分が出ないようにするための方策、しくみ」を構築することであり、忖度されただけの安倍総理の責任を追及し、あわよくばその首を取ろうと躍起になることではない。もちろん、佐川氏らを庇い続ける政権の態度にも問題有りであるが。

 他方、興味深いのは、日韓合意に関する安倍総理への支持の高さと、平昌五輪での南北融和のムードに対する冷静な評価。前者については、日韓合意の着実な履行を求める安倍総理を支持する人が7割以上、後者については南北融和ムードを評価しない人が65%。いずれにせよ、韓国に対する視線が厳しくなっていることを窺わせる。この10年ほどで、韓国に対する日本の世論はまったく変わったように思われる。

 さて。
 来年の3月まで仮に続けると、吉田茂の在職日数を超える。長ければいいというわけでは無いが、少なくとも、歴史の教科書に載るレベルではあろう。あとは、「アベノミクスを推進し、日本経済を20年の低迷から脱却する景気を作った」と載るか、「アベノミクスを提唱したが中途半端な施策に終わり、日本経済の立て直しは果たせなかった」と載るか。



三浦瑠麗氏の発言 (2018 2/13 10:30)

三浦瑠麗氏、ワイドナショーでの発言に批判殺到 三浦氏は「うがった見方」と反論(アップデート)(2/12ハフィントンポスト)
 国際政治学者の三浦瑠麗氏が2月11日に放送されたテレビ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系列)に出演し、北朝鮮のテロリスト分子が日韓に潜んでいると発言、とりわけ大阪が危険だとの認識を示した。
 これに対し、Twitterでは「根拠がない」といった指摘や、在日コリアンに対する憎悪を煽りかねないと懸念する声が上がっている。
 ワイドナショーはお笑い芸人の松本人志さんや東野幸治さんらがゲストを迎え、時事問題や芸能ニュースなどを独自の視点で紹介する「新感覚バラエティ」番組。

 この日のテーマの一つとして、9日に開幕したばかりの平昌オリンピックが取り上げられた。
 番組は、核・ミサイル開発問題でアメリカや韓国、日本と対立し続ける北朝鮮が選手団を派遣したことで、オリンピックが政治外交の舞台になっているなどと紹介した。
 そうした流れの中で、三浦氏は朝鮮半島における安全保障問題に触れ、戦争によって北朝鮮の指導者・金正恩氏が死亡した場合、ソウルや東京、大阪に潜む北朝鮮のテロリストたちが活動し始めると指摘。中でも大阪について「今ちょっとやばいって言われていて」などと、潜伏者が多数いるとも受け取れる発言をした。
 番組でのやり取りは次の通り(敬称略)。

三浦 もし、アメリカが北朝鮮に核を使ったら、アメリカは大丈夫でもわれわれは反撃されそうじゃないですか。実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリーパーセルっていうのが活動すると言われているんですよ。
東野 普段眠っている、暗殺部隊みたいな?
三浦 テロリスト分子がいるわけですよ。それがソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今ちょっと大阪やばいって言われていて。
松本 潜んでるってことですか?
三浦 潜んでます。というのは、いざと言うときに最後のバックアップなんですよ。
三浦 そうしたら、首都攻撃するよりかは、他の大都市が狙われる可能性もあるので、東京じゃないからっていうふうに安心はできない、というのがあるので、正直われわれとしては核だろうがなんだろうが、戦争してほしくないんですよ。アメリカに。

 こうした三浦氏の発言に対し、Twitterを中心に反発の声が上がった。「根拠を示すべき」「根拠がない」と発言内容の信憑性を疑う投稿が相次いだ。また、三浦氏が直接在日コリアンに言及する場面はなかったが、大阪には在日コリアンが多く暮らすことから、彼らに対する差別や偏見を助長するなどと指摘するツイートもあった。
(中略)
 三浦氏はハフポスト日本版の取材に対し、次のように答えた。
 北朝鮮のスリーパーセルの存在については、例えばイギリスのメディアが、北朝鮮がラジオ放送に暗号を忍ばせて各国のスリーパーセルに指令を出していたと報じるなど、複数の海外メディアが記事にしています。もちろん、対立している韓国が最も多いと思われますが、日本も例外ではないというのは当然のことです。
 一般的に、テロリストは都市部にこそ潜伏しやすいものです。また、アメリカの9.11テロのように第2の都市を攻撃対象として狙う可能性があります。いきなり首都への攻撃だと全面戦争を招きかねないからです。つまり、そうした条件を考え合わせると、日本では大阪が危険ということになるわけです。
 しかも大阪は1980年代に、北朝鮮の工作員による拉致事件が起きたことがあります。こうしたことから、東京だけが狙われていると安心しきってはいけない、むしろ大阪のような大都市こそが危ないということを伝えようとした発言でした。番組のMCの皆さんも大阪に縁のある人ですしね。仮にこのレベルの発言が難しいのであれば、この国で安全保障について議論をするのは正直、不可能です。
 また、在日コリアンに対する差別や偏見を助長するというTwitterの反応についても、私は番組中、在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います。
 いずれにしろ、発言の趣旨は、アメリカがNPR(核態勢の見直し)を公表し、小型化した核兵器の先制使用を辞さない方向にかじを切ったけども、スリーパーセルの危険性があるので北朝鮮に先制使用してはならない、ということです。それなのに、こうした反応になるのは、番組をよく見ていなかったか、よほど、うがった見方をしたのか。理解できません。
 三浦氏はまた、自らのブログでも番組での発言の真意や批判に対する反論を述べている。

 ネット上では三浦氏への批判が渦巻いている印象。

 たしかに、「第2の都市を攻撃対象として狙う可能性があります。いきなり首都への攻撃だと全面戦争を招きかねないからです」というのも、大阪が危ないと言うには根拠薄弱の嫌いが。

 まぁ不安を煽ってしまうような言葉足らずの発言ではあるなぁと思いつつも、北朝鮮の工作員が暗躍して拉致を実行したという事実もある以上、これを「根拠なく差別を煽った」とか「工作員の存在に言及すること自体が差別を助長する」と批判するのは、違うのでは無いかと感じる。

 また、彼女の批判している人の中には、普段「米兵は犯罪者」「オタクは犯罪者予備軍」みたいな物言いをしている者もおり、自身の論の整合性についてどう考えているのか不思議に思える向きも多い。ましてや、三浦氏は在日コリアン全体を犯罪者と疑えという話は一切していない。悪質なのはどちらか。

 批判があることは理解できるが、工作員の存在に言及するような言説を封じるのは、言論封殺であろう。



どんどん北に歩み寄る文在寅政権 (2018 2/12 10:30)

指導者の妹「最高のカード」 訪朝要請、北朝鮮に焦りも(2/11朝日)
 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が10日、実妹の金与正(キムヨジョン)氏を通じ、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領の訪朝を要請した。北朝鮮にとって、金与正氏の韓国派遣は「最高のカード」。その狙いは何か。北朝鮮の揺さぶりで米韓同盟はどうなるのか。(ソウル=牧野愛博)
 10日午前11時過ぎ、北朝鮮高位級代表団が韓国大統領府の一室に姿を現した。金与正氏は青色のファイルを大事に扱い、テーブルの上に置いた。
 韓国メディアの映像分析によれば、ファイルには「朝鮮民主主義人民共和国 国務委員長」と表書きされていた。国務委員長は正恩氏の肩書の一つ。文氏に渡す正恩氏の親書だった。
 大統領府によれば、親書には、南北関係改善を目指す正恩氏の考えが記されていた。金与正氏は口頭で、文氏の訪朝を促す正恩氏の要請を伝えた。具体的な時期には触れなかった。
 脱北した元北朝鮮外交官は「外交上、口頭での伝達は親書よりもランクが低い。時期を示さないのは、南北関係が長く断絶するなか、解決すべき課題が残っているからだ。逆に言えばそれだけ北朝鮮を取り巻く状況は悪い。焦っている証拠だ」と語る。
 米韓関係筋は「北朝鮮は、韓国を米国の攻撃に対するシールド(盾)にするつもりではないか」と語る。米軍は最近、核兵器を搭載できるB52戦略爆撃機6機やステルス性能を持つB2戦略爆撃機3機をグアムに前進配備した。
(以下登録読者のみ)

 北朝鮮は確かに焦ってたかも知れないが、文在寅のホイホイ乗っかってくる前のめりな姿勢に安心もしただろう。

 北朝鮮としては、経済制裁に苦しめられている現状を何とか打開したいと思っているし、韓国の文在寅政権としては、南北融和で外交能力をアピールしたいという狙いがある。言ってみれば「相思相愛」の状態で、それぞれの思惑通りに行けば、南北の首脳会談はかなり早い段階で実現するだろう。ただし、アメリカの意向がどれだけ韓国にブレーキをかけられるかが鍵になる。

 日本としては、韓国が北朝鮮寄りに走ってしまうのは何とか避けたい。北朝鮮が韓国を仲介して国際社会に歩み寄り、核開発をやめる……というのであれば、南北の蜜月もそれなりに意味があろうが、北朝鮮の過去の行動を見る限り、こんな物を単なる時間稼ぎに過ぎない。日米の側に韓国をつなぎ止め、圧力を継続させなければ、核問題も拉致問題も全く進展しないまま、北朝鮮の思惑通りに事が運んでしまう。

 安倍総理も先日の首脳会談で文在寅に釘を刺した。アメリカからも横槍が入るだろう。それでも文在寅が暴走するか、踏みとどまるか。



モルゲッソヨ (2018 2/10 10:30)

【平昌五輪】メインプレスセンター前に“謎のオブジェ”(2/7東京スポーツ)
 【目撃】平昌五輪開幕まであとわずか。平昌にあるメインプレスセンター(MPC)には、世界中から続々と報道陣が集結している。MPCにはカメラマンの仕事エリアや記者の作業エリア、はたまたカフェや土産物店まであるが、その前には謎のオブジェが…。
 一体、これは何なのか? 男性の肉体をかたどったようだが、遠目からだと“アレ”そのものに見えなくもない。近くにいたボランティアスタッフに聞いてみても、口を揃えて「モルゲッソヨ(知らないです)」。ちなみにこのオブジェの前は、各国の報道陣の集合場所となっている。 

 銅像のインパクトもさることながら、「モルゲッソヨ」という言葉の何とも言えない語感も絶妙である。

 googleのストリートビューでも見ることができる。



 すぐに数々のAAも作られている。

  _              _
 /  ヽ            /  ヽ
 |   | .モルゲッソヨ!  |   |
_ノ   ヽ  n      n  _ノ   ヽ
⌒`ー⌒`ヽ( E)   (E ) .ノ⌒`ー⌒`ヽ
( .人 .人 γ /    \γ 人 .人. γヽ
=(こ/こ/ `^´     `^´ \(こ/こ=/ /
)に/こ(             )に/こ(



北朝鮮の代弁をする元宰相 (2018 2/9 10:30)

米本土到達で対話の「チャンス」 ICBMで鳩山由紀夫元首相(2/8産経)
 【ワシントン=加納宏幸】訪米中の鳩山由紀夫元首相は7日、首都ワシントンで記者会見し、北朝鮮が米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発していることが、米朝対話の「チャンス」になっているとの認識を示し、日本、韓国、中国が協力して米朝対話の環境を整備する必要があると述べた。
 鳩山氏は「北朝鮮が米国に到達する(ICBM)技術を開発したとすれば、彼ら(北朝鮮)にとっては交渉の機会を作ったことになる」と指摘し、「こういうチャンスに日本や韓国、中国などが協力し、会談を開けるような環境整備、条件設定に努力していくことが望ましい」と述べた。
 ICBM開発によって米朝対話の「チャンス」ができたと述べたことは、日本の元首相が北朝鮮の核・ミサイル開発を肯定的にとらえていると受け止められる可能性がある。
 記者会見で発言の真意をただされ、鳩山氏は「チャンスという言葉が必ずしも適当な言い方ではなかったかもしれない」と認めながらも、「核ミサイルが米国に到達することは、彼ら(北朝鮮)からみれば目的が達成され、交渉をすることに意味ができてきたという見方ができるのではないか」と答えた。


 「核ミサイルを開発してアメリカを対話に引き出そう」というのはまさに北朝鮮の意図と同じ。北朝鮮の意図を代弁し正当化するクズ、としか評価しようがない。問題は、このような人間が、我が国の元宰相であるということだ。

 世界的にも「たまたま総理になってしまった頭のおかしな人」という位置づけなら問題は無かろうが、やはり「日本の元総理」という目で見られてしまい、それなりの影響力を持ってしまうのではないか。

 こんなのが我が国の宰相だったのは日本にとって大いに恥ずべき黒歴史であるが、不幸中の幸いだったのは、ごまかすことも巧くできずに早々に政権の座から退場してくれたこと。3年強でもじゅうぶんダメージは大きかったが、それ以上に長引いていたらどうなっていたことか。

 「勢いで選ぶとエラい目に遭う」「政治は誰がやっても同じというわけではない」というのは、後世に伝えるべき教訓だ。



大学が就職予備校的になる違和感 (2018 2/8 10:30)

 「大学でもっと実学的な教育を」とか、「実用的な英語力を身につけさせよう」とか、「インターンシップを導入しよう」とか、要するに「大学を就職予備校に」というような主張をよく見かけるようになった。

 私自身、文学部という就職に直接役立つことをほとんど学ばない学部出身ということもあるからか、大学が「就職のため仕事のための物」という位置付けにされつつあるのには、強い違和感を覚える。
 もちろん、実学中心の大学があっても良いとは思うのだが、一方で、一見無駄に見える物事に時間をかけることができるのが大学だとも思ったり。文学部的な教養に限らず、理工系の基礎科学だって社会で直接役に立つか分からないような分野はあるが、それが実学系の土台、裾野になっている。学問以外でも、個人的には例えば学祭の運営は社会人になって役立ってると感じている(学園祭期間中の100人の実行委員の動員計画を作った経験は貴重だった)。

 社会で役に立つか否かという座標軸だけで物事を判断するのは、余裕がないというか貧しいというか。大学は「無用の用」を大事にして欲しいと心底思う。一見無駄なことにどれだけのエネルギーを注げるかが、その国の活力のバロメータだとも思う。


雪で困っている人たちに (2018 2/8 10:30)

豪雪で立ち往生の車に500人前 餃子の王将、無償で(2/7朝日)
 豪雪で車両が立ち往生している福井県坂井市では、国道8号沿いにある「餃子(ギョーザ)の王将」丸岡店が7日、ドライバーたちに無償で約500人前の料理を届けた。その裏には副店長の、阪神大震災の記憶があった。
 酢豚に焼きめし、天津飯、ギョーザ、あんかけ焼きそば……。店は雪のため前日から臨時休業だが、余った食材で7日昼過ぎから料理をつくっては、ドライバーたちのもとへ運んだ。店の常連のトラック運転手も雪にはまっていた。「ほんとにいいの?」「今度また店いくわ」と喜んでくれた。
 「こんなに一気に作り続けることはふだんもない。歩いて持って行くのも一苦労でしたし、疲れました」と副店長の中山幸紀(ゆきのり)さん(41)。午前に店を訪れ、急きょ炊き出しを思いついた。上司に確認すると、「どんどんやって」と快諾が得られた。
 中山さんが思い立った理由には、1995年の阪神大震災の経験がある。兵庫県川西市の「餃子の王将」多田店でアルバイトしているときだった。
 「水道もでないのに、店長の発案で震災当日に無理やり店をあけて、ギョーザとかを出した。あのときのお客さんの顔は忘れられないんですよね。飲食をやっているなら、こういうときは人のためにやらないと」
 ただ雪のため、出勤できるアルバイトは限られた。3年前にアルバイトを辞めていた近所の梅村莉奈さん(22)を急きょ呼び出した。梅村さんは「久しぶりにへとへとになったけど、やりがいがありました」と笑って話した。

 自然災害が発生して困ったときにはお互いに助け合う、という災害の中で揉まれてきた日本人らしい精神性が表れた話だと思う。もちろん、宣伝効果も考えてのことではあろうが、裏に打算があろうとも、人助けをする行為自体は尊い物である。やらない善よりやる偽善、である。

 こんなツイートも。頑張ってるのは、餃子の王将だけではない。



 そして、自衛隊員も手作業で除雪作業をおこなってくれている。多くの人たちの活動があって、今日にも立ち往生は解消される見通しである。



ジーノ・ロート (2018 2/7 10:30)

Uli Jon Roth - Dear Friends, Dear Fans of Zeno! It is... | Facebook
Dear Friends, Dear Fans of Zeno!
It is with great sadness and a heavy heart that I must inform you that my dear brother Zeno Roth passed away yesterday, on Feb 5, 2018. He died in his sleep after years of illness and finally moved on to a much better place.
Speaking on behalf of all his family and friends, this is a tremendous loss, both on a human level, but also because Zeno was a true and incredibly gifted artist. We will always remember his songs, poetry and beautiful guitar playing. As a brother, I remember him as a gentle caring soul with the deepest feelings, but also as a person of great humour and wit. His song-writing abilities were of the first order. He was a truly outstanding guitar player and his talent for poetry was simply incredible and on the highest level imaginable, which was particularly evident in those poems which he had written in his mother tongue of German. Fortunately for us, he left us many of these precious gem stones and we shall publish a collection of his poems posthumously in due course.
Just before he died, Zeno was working on three brand new songs which he played to me in a demo version before Christmas and I was amazed at what I heard, because he had reached a new plateau and his playing was better than ever, miraculously, despite his debilitating illness. We will try to finish these songs and release them because they are worth hearing and contain a lot of magic and beauty. To all the fans of Zeno worldwide, I want to say thank you on his behalf, I want to say thank you on his behalf, his son Shion, Naoko, his girlfriend Indu and his family, and that of his closest friend and band member, Ule W. Ritgen for all your support and loyalty. God bless Zeno’s soul!


 Zeno Rothが亡くなった……

 兄Uli Jon Rothの陰に隠れて知名度低いかも知れないが、大好きなコンポーザー、ギタリストだった。叙情的なハードロック好きなら、絶対に聴いておきたいミュージシャンだと思う。
 昨夜、久しぶりに追悼の思いでアルバム「Listen to the Light」を聴いたのだが、やっぱり何度聴いても心に染みる。Michael FlexigのVoもいい。今日は車の中でZenologyを聴こう。いいな。私の20代を彩ってくれた音楽の一つだった。

公式のアップ動画じゃないけど…






国民投票で否定されても (2018 2/6 10:30)

安倍晋三首相「自衛隊の任務・権限に変更なし」 自衛隊明記の9条改憲提案を説明(2/5産経)
 安倍晋三首相は5日の衆院予算委員会で、憲法9条の1、2項を変えずに自衛隊を明記する自らの改憲提案について「自衛隊の任務や権限に変更が生じることはない」と述べた。その上で「自衛隊が合憲であることは明確な一貫した政府の立場だ」と強調し、改憲案が国民投票で否定された場合も自衛隊の合憲性は「変わらない」との認識も示した。
 自衛隊の存在を憲法に明記する意義や必要性については「命を賭して任務を遂行している者の正当性を明文化し明確化することは、国の安全の根幹に関わる」と説明し、「これは憲法改正の十分な理由になると考えている」と述べた。
 選択的夫婦別姓制度の導入をめぐっては「わが国の家族の在り方に深く関わるものだ。国民の間にさまざまな意見があることから、国民的な議論の動向を踏まえながら慎重に対応する必要がある」との考えを示した。


 一部に「安倍総理が国民投票の結果を無視しようとしてる!国民主権を蔑ろにしようとしてる!」と噴き上がってる向きがいるのだが……

 「自衛隊を憲法に明記することについての国民投票が否決されても」という話なので、当然自衛隊の合憲性が否定されるわけではない。安倍総理が述べているのは「憲法に自衛隊を明記するか否かによって自衛隊の性質が変わるわけではない、しかし明記することで自衛隊の立場を憲法で明確にすることができる」という内容の物で、これまでしばしば述べてきた見解と何ら変わりない。現状でも自衛隊は合憲であるというこれまでの政府見解を確認しただけのことで、冒頭の批判は筋違いであろう。

 反安倍の方々は、憲法にしろ外交にしろ経済にしろ、事実をねじ曲げて受け取り批判している向きが多すぎる。反安倍という結論が先に決まっているから牽強付会をしているのか、そもそも事実認識能力や読解力に問題がある人が多いのか。



名護市長選 (2018 2/5 10:30)

名護市長選、自公系の新顔当選 現職・稲嶺氏を破る(2/4朝日)
 沖縄県名護市長選が4日投開票され、米軍普天間飛行場移設計画を事実上容認する前市議で新顔の渡具知(とぐち)武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=が、反対する現職稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民、沖縄社会大衆推薦、立憲支持=を破り、初当選を果たした。辺野古で移設工事が進む中、市民は、反対を主張し続けてきた稲嶺氏を選ばなかった。投票率は76・92%だった。
 移設問題が浮上してから6度目の市長選。翁長(おなが)雄志(たけし)知事は移設に反対しているが、安倍政権は「地元の理解が得られた」として工事を加速させるとみられる。一方、翁長知事は苦しい立場に立たされる。
 結果を受け、渡具知氏は報道陣に「名護を変えてくれ、明るい街に発展させてくれということだと思う」と語った。辺野古移設については「裁判の結果に従う」と述べるにとどめた。
 選挙戦で渡具知氏は「基地問題にこだわり過ぎ、経済を停滞させた」と稲嶺市政を批判し、学校給食費の無償化や観光振興などを中心に訴えた。移設問題については「国と県の裁判を見守る」と繰り返す一方、米軍再編への協力が前提となる再編交付金を受け取って市の振興に活用すると主張してきた。
 自民党は知名度の高い国会議員を次々と応援に派遣し、小泉進次郎・筆頭副幹事長は選挙期間中に2度、応援に訪れた。党幹部らも昨年末から水面下で何度も沖縄に入り、全面的に支援した。
 一方、稲嶺氏は結果を受け「残念ながら、辺野古移設の問題がなかなか争点となりえなかった」と話した。選挙戦では、市長を務めた2期で、国からの米軍再編交付金がなくても地域振興を進めてきたと主張。「移設を受け入れて、子どもや孫に危険を残してはいけない」と「移設反対」を前面に出して訴えた。
 翁長知事もほぼ連日、名護市に入り「基地は経済発展の邪魔になる」と街頭などで繰り返し訴えたが、支持は広がらなかった。(上遠野郷)


 名護市長選は与党系の勝利。

 「渡具知候補は基地について言及を避けていた」ことをもって「辺野古移転にイエスというわけではない」と主張する向きも多いが(たぶん明日の朝日社説もその線の主張になるだろう)、稲嶺候補が反基地を前面に出して敗北したのだから、少なくとも「反基地を最優先項目に捉える姿勢」は負けたのだと理解すべきではなかろうか。
 つまりは、辺野古移転に賛成か反対かというのではなく、経済で希望が持てる候補が選ばれた、ということなんだろう。イデオロギーよりも、まず生活、経済であり、それは安倍政権が一定の支持を得ている構図と同じである。

 しかし、また左巻きの方々の断末魔が酷い。民主主義が死んだだの、民意を反映してないだの、争点が隠されただの、あげく選挙区民を罵倒しだしたり……自分の意に染まない選挙結果であっても、選挙区の人たちをバカにしたり選挙自体を否定するような、そんな人間にはなりたくないものだ。
 私達は、2009年の衆院選で民主党大勝の結果を、バカにすることなく受け入れたぞ。



相撲協会の理事選 (2018 2/3 10:30)

貴乃花親方が理事選落選!わずか2票(2/2スポーツ報知)
 日本相撲協会は2日、2年の任期満了に伴う理事候補選挙(理事選)を行った。注目の貴乃花親方(45)=元横綱=は2票で落選した。
 定数10人に対して11人が届け出た今回の選挙。2人が出馬した貴乃花一門からは投票先を阿武松(おうのまつ)親方(56)=元関脇・益荒雄=に事実上、一本化したことで、貴乃花親方は2票で落選となった。
 2人が出馬した貴乃花一門が持つ11票(一門内8+無所属3)のうち、8票が阿武松親方に。総帥の貴乃花親方には自身の1票ともう1票。1票が一門外の親方に投じられた。

 貴乃花親方について、「阿武松親方に票を回した場合に貴乃花親方が当選する可能性は薄く、今回は出馬しない方が良かった」という意見もあるし、私にも「今は退いておいた方がダメージ少ないのではないか」という気持ちがあるのは確かだが、それでも敢えて立候補して落ちたことで「相撲協会の体質を明白にした」という効果はあったのかな、とも思ったり。

 もっと考えていることを表で話し、支持を集める努力をした方が良いだろうとは思う。もう少し巧くやる方法もあるんじゃなかろうかとも思うのだが、一方で、この無骨で不器用なところも、貴乃花親方の魅力である。



犬の市長 (2018 2/2 10:30)

犬山市で“犬”が一日市長(2/1NHK)
 全国の自治体で唯一、名前に「犬」が付く愛知県犬山市では、「一日市長」に任命されたマルチーズが、市の会議に出席したり、保育園で子どもたちと触れ合ったりしました。
一日市長は4歳のメスのマルチーズ、「こはる」で、12月、市民から募ったペットの写真コンテストで優勝しました。
「こはる」は、飼い主と一緒に市役所を訪れ、市長室で市長の椅子に座って、山田拓郎市長から1日分の給料としてドッグフード1袋を受け取ったあと、記念撮影に応じていました。
続いて、市の会議で「いぬ年」にちなんだ事業の説明を聞いたり、保育園に視察するために「こはる」の「こ」の文字が彫られた印鑑を飼い主と一緒に書類に押して、決裁したりしていました。
このあと「こはる」は、保育園で園児30人あまりと交流し、好物の干しイモをもらったり、歌を披露してもらったりしていました。
犬山市企画広報課の小池信和さんは「“いぬ年”のことし、市民と一緒に犬山市を盛り上げていきたいです」と話していました。


 殺伐とするニュースも多い中、こういうほのぼのする話題はいいですな。いや、こんな件に対しても、「犬に給料としてドッグフードをあげるなど税金の無駄だ」と批判するバカがいるかも知れないが。

 「市長室で市長の椅子に座って、山田拓郎市長から1日分の給料としてドッグフード1袋を受け取った」「市の会議で「いぬ年」にちなんだ事業の説明を聞いた」「保育園に視察するために「こはる」の「こ」の文字が彫られた印鑑を飼い主と一緒に書類に押して、決裁」「保育園で園児30人あまりと交流し、好物の干しイモをもらった」……ほのぼの感満載の記事である。



誤解を招く表現? (2018 2/1 10:30)



 お詫びするだけ共同通信よりはマシかも知れないが……

 政治家が失言をして後に撤回するときによく使う、「誤解を招く発言だった」という表現。これに対してマスコミはこれまで、「誤解を招くような発言をしたのが悪い」「誤解を招いたとすればと言い訳するのは聞き手に責任を転嫁している」「誤解じゃない、本音が出たのだ」と追及を重ねてきたはずだ。
 ならば、他者を批判する理屈は自分にも向けねばなるまい。さぁ、真意は何なのかちゃんと説明してもらおうか。


自民党議員にもクズはいる (2018 2/1 10:30)

「首相が病気に罹患するという手も」平昌巡り自民議員(1/31朝日)
 31日にあった参院予算委員会で質問に立った自民党の宇都隆史氏が、韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式に安倍晋三首相が出席することについて「首相を見ていると本当は行きたくないと感じる。インフルエンザもはやっているので罹患(りかん)するという手もある」と発言した。
 宇都氏は「ある意味危険な地域に行くので、身辺警護なども含めて万全を期しながら無事に帰ってきていただくことを望む」とも述べた。首相に答弁を求めなかったため、首相は考えを述べなかった。
 これに対し、希望の党の泉健太国会対策委員長は記者団に「公の場で首相にズル休みを提案するような与党のレベルにあきれる」と批判。質問時間の配分問題に関連し、「与党に(多く)配分されても、本当に意味がないと実感した」と皮肉った。民進党の大塚耕平代表も党会合で「いかがなものか。与党がかなり緩んでいる」と指摘した。(竹下由佳、中崎太郎)

 公の場で言っていいことと悪いことくらい分からないのか。

 アホなヤジ飛ばして副大臣辞めさせられたり、国会で「総理がインフルエンザに罹患して、平昌に行かないという手もある」と発言したり、自民党の緩みは全く収まっていないようだ。野党がだらしないのにあぐらかいてるのか、党内の教育が機能していないのか。

 ただでさえ自民党議員はマスコミから鵜の目鷹の目で失言を追われているというハンデを背負っているのだから、発言は慎重に慎重を重ねて欲しい。



受験生をも侮辱する毎日新聞 (2018 1/31 10:30)





 岡山理科大獣医学部に受験生が集まらず閑古鳥が鳴くことを期待していたんだなぁ。で、その期待が外れたので「これでいいのか」とケチを付けてる、と。

 仮に加計学園に問題があると考えているにしても、加計学園自体の問題と(そもそも問題があるのかさえ疑問だが)受験生が集まることは別問題であろう。獣医学部に需要があって多くの受験生が集まっていることに「これでいいのか」と嘆くのは、志望した受験生に対する筋違いの難癖、侮辱である。

 マスコミが公式アカウントで受験生をバカにする……わざとやってるのか、本当に頭が悪いのか。


彼も緊縮派? (2018 1/31 10:30)

岸田氏「アベノミクス」後継案、財政再建に本腰(1/30読売)
 自民党の岸田政調会長は来月1日に党の財政再建に関する特命委員会を開き、財政再建の議論を本格的に開始する。
 「ポスト安倍」の有力候補として、首相の経済政策「アベノミクス」に続く財政・経済政策を示すことで、存在感を高める狙いもありそうだ。
 岸田氏は今年の政策課題として財政再建を真っ先に挙げ、「道筋を考えていくことは大変重要だ」(4日、記者団に)と強調していた。内閣府は23日、国と地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の黒字化時期が後退するという試算を発表しており、岸田氏自ら委員長に就任した財政再建特命委で対応策を議論する。
 具体的には、医療費などの社会保障費の伸びを、2019年度以降も年5000億円程度に抑制するかを検討する。インフラ(社会資本)整備へのPFI(民間資金活用による社会資本整備)の活用、地方交付税の見直しなどの地方行財政改革などについても議論する。


 やっぱり財政再建優先派だったか……と残念な思い。
 ただ、アベノミクスをどうするのか、金融緩和や財政支出に対してどういう考えなのか、まだ明確になっていないので態度を注視したいと思う。財政再建を視野に入れつつの景気回復路線なら安倍政権と同じ路線だし(中途半端なやり方だと思うが)、完全な「増税緊縮路線支持」でないのなら、まだマシである。

 安倍外交を引き継ぐには最適だし、安倍総理の後継者としては最も妥当な人物なので、緊縮財政を支持するような人物であって欲しくないと願っている。



そんな手法があったら苦労はしない (2018 1/30 10:30)

田村淳、青学受験に急展開「絶対満点とれる」「合格が見えた」(1/28 AbemaTIMES)
 1月27日、AbemaTV(アベマTV)にて『偏差値32の田村淳が100日で青学一直線?学歴リベンジ?』(毎週土曜よる10時〜)が放送。青山学院大学の入試を控えたロンドンブーツ1号2号・田村淳が、新たな講師陣による指導を受け、合格に確かな手応えをにじませた。
 入試まで一カ月を切った田村がこの日やって来たのは、私立大学受験を専門とした、家庭教師のメガスタディ。なんと、ここにいる講師が、現代文で満点をとる方法を教えてくれるのだという。当初田村は「にわかに信じられないけどね」と半信半疑な様子だったが、後にその効果を実感することになる。
 田村の前に現れたのは、覆面講師・ナツメ先生(仮名)。あまりに簡単に成績が上がってしまうため、顔がバレると他の講師から怒られてしまうのだとか。夏目先生は「答えは必ず書いてあって、見えるもの。答えは覚えるとか考えるものじゃなくて、見えるものなんです」と田村に語りかけた。
 ナツメ先生いわく、現代文の設問は「イコール」「対立」「因果」だけを問われており、傍線・空欄問題は、前後にあるこれらの接続詞に注目すれば、必ず答えは書いてあるのだという。
 さらに、「本文を熟読しないこと」とナツメ先生。問題を解く手順も重要で、初めにどんな種類の問いがあるか確認し、本文のタイトルを見たら、その後は最初と最後の段落のみを読むそうだ。これには田村も「長い間、あの文章読んでいましたよ」と目を丸くした。
 そこでナツメ先生の理論に沿って問題を解いてみると、田村は「えぇー!本当ですか?」と驚きの声を上げ、「この理論にたどり着いたことがすごいですね」と大絶賛。
 偶然ではないことを証明するために、いくつかの問題で試してみたが、どれもスルスルと解けてしまう模様。「やばい、本当に満点とれそうな気がしてきた。放送しないでほしい。みんなが解けちゃう。これはものすごい発見だと思うから、表彰したいよね」と矢継ぎ早に話し、興奮を隠せない。
 「あと少しの時間で、満点しかとれなくなるようにしましょう」というナツメ先生の言葉に、田村は笑いが止まらない様子で「すごい、絶対満点とれるわ」と大喜びしていた。
(以下略)

 大人になってからも勉強しよう、大学で学ぼうという心意気事態は素晴らしい物であるが……

 「接続詞に注目すれば答えが分かる」とか、「本文を熟読しないこと」とか、国語を教えている人間からしたら「ふざけるな、真面目に勉強したい人を騙して金儲けか」と憤慨を禁じ得ない話。
 たしかに接続詞に注目して文流れを理解するのは重要な視点ではあるが、接続詞を見れば答えが分かるというような、そんな単純な問題は難関大であればあるほど出てこない。そういえば、かつて「例の方法」と言って、選択肢だけを見て問を解くという手法を喧伝していた予備校講師がいたが、その手法は今や見る影もなくなっている。

 だいたい、「あまりに簡単に成績が上がってしまうため、顔がバレると他の講師から怒られてしまう」という時点で胡散臭いことこの上ない。予備校講師がこういう詐欺師のような人種ばかりだと思われるのは、同業者として甚だ迷惑である。

 正しい方向を向いた地道な努力でしか、学力は上がらない。



送電線に空き? (2018 1/29 10:30)

基幹送電線、利用率2割 大手電力10社の平均(1/28朝日)
 風力や太陽光発電などの導入のカギを握る基幹送電線の利用率が、大手電力10社の平均で19・4%にとどまると、京都大学再生可能エネルギー経済学講座の安田陽・特任教授が分析した。「空き容量ゼロ」として新たな再生エネ設備の接続を大手電力が認めない送電線が続出しているが、運用によっては導入の余地が大きいことが浮かび上がった。
 基幹送電線の利用状況の全国調査は初めて。29日に東京都内であるシンポジウムで発表される。
 50万ボルトや27万5千ボルトなど各社の高電圧の基幹送電線計399路線について、電力広域的運営推進機関(広域機関)が公表しているデータ(2016年9月〜17年8月)を集計した。1年間に送電線に流せる電気の最大量に対し、実際に流れた量を「利用率」とした。
 分析の結果、全国の基幹送電線の平均利用率は19・4%。東京電力が27・0%で最も高く、最低は東北電力の12・0%。一時的に利用率が100%を超える「送電混雑」が1回でもあったのは60路線で東電が22路線を占めた。
 一方、「空き容量ゼロ」とされた基幹送電線は全国に139路線あったが、実際の平均利用率は23・0%で、全体平均と同程度。大手電力がいう「空き容量ゼロ」は、運転停止中の原発や老朽火力も含め、既存の発電設備のフル稼働を前提としており、実際に発電して流れた量ははるかに少なく、大きな隔たりが出たとみられる。
 電気事業連合会の勝野哲会長は昨年11月の会見で、送電線に余裕があるのに再生エネが接続できない状況を指摘され、「原子力はベースロード(基幹)電源として優先して活用する」と述べた。
 ある大手電力は「空き容量は、送電線に流れる電気の現在の実測値だけで評価できるものではない」と説明する。だが、欧米では、実際の電気量を基にしたルールで送電線を運用して、再生エネの大量導入が進んでおり、経済産業省も検討を始めた。
 「空き容量ゼロ」路線の割合は、東北電、中部電力、北海道電力、東電で高く、西日本の電力会社は少ない。東北電、北海道電などでは、空き容量ゼロの利用率が、管内全体の基幹送電線より低かった。
 安田さんは「本来は利用率が高く余裕がないはずの『空き容量ゼロ』送電線が相対的に空いているのは不可解だ。『なぜ空き容量をゼロというのか』『なぜそれを理由に再生エネの接続が制限されるのか』について、合理的で透明性の高い説明が電力会社には求められる」と指摘する。
(以下登録読者のみ)

 「2割しか使っていない」と言われれば、かなりの空きがあるような印象を受けてしまう。しかし、あくまで「年間にならして平均2割」である。ツイッターで見かけた「山手線の乗車率は、最大191%だけど、平均は約29%、この理屈で言うなら山手線は常にガラガラなので、もっと本数と座席数を削らないといけない」という比喩が非常に分かりやすい。最も使われている時を基準にしなければ、空きがあるか否かは判断できない。平均の使用率を出しても、それは空きがあることの証拠になりはしない。

 というか、記事中にも「一時的に利用率が100%を超える「送電混雑」が1回でもあったのは60路線で東電が22路線を占めた」とあるのだから、「空きがある」わけではないというのは分かりそうな物だが……分かって印象層亜sに勤しんでいるのか、理解できていないのか。

 再生可能エネルギーを推進したい、送電網をもっと開かれた物にしたいという気持ちがいくら正当な物だとしても、印象操作を持ち出しては説得力も半減だろう。脱原発だの電力会社叩きだのが目的になっているから、おかしなことになる。



記事改竄を開き直る共同通信 (2018 1/27 10:30)

iPS細胞研の山中所長をめぐる記事に批判集中 共同通信は内容「差し替え」認める(1/26BuzzFeedNews)
 炎上を受け、BuzzFeed Newsは共同通信に取材した。
 京都大学iPS細胞研究所の助教が発表した論文にデータの捏造などの不正があった問題を受け、共同通信が1月25日に配信した記事が研究者らから批判を浴びている。
 問題となった論文を掲載した米科学誌の創刊に研究所の山中伸弥所長が「深く関わったことが25日、分かった」とする初報記事を配信。
 これが、「不正とは無関係だ」などと指摘されているほか、批判が噴出したのち、同じURLの記事内容が大きく変更されているのが発覚し、さらに炎上した。
 共同通信は、BuzzFeed Newsによる11点の質問に対して、「新たな要素を加えて記事を差し替えました。編集上、必要と判断しました」と説明。「その他についてはお答えを控えさせていただきます」と回答した。
(中略)
 BuzzFeed Newsは1月26日、共同通信に取材を申し込むと、FAXで質問状を送るよう求められた。そこで、11点の質問を送った。同じURLで記事内容を変えた理由、今後の対応などだ。
 返ってきた回答は以下だった(原文ママ)。
 
新たな要素を加えて記事を差し替えました。編集上、必要と判断しました。その他についてはお答えを控えさせていただきます。(以下略)

 問題点が分かっていないのか、分かっていて頬被りしているのか、いったいどっちだろうか。前者なら馬鹿で救いようがない、後者なら不道徳で救いようがない、どっちにしても救いようがないのだが。

 状況が刻々と変化する話題(例えば大事故や自然災害のような)であれば、新しい情報に上書きしていくことに問題はないのだが、今回は、明らかに事実誤認あるいはミスリードと言うべき物であり、それを修正するならその修正・訂正した事実を明らかにすべきだろう。記事削除ですらなく、同じURLで内容をゴッソリ差し替えて素知らぬ顔をするなど、言語道断である。

 しかしながら、マスコミの信用に関わる重大な件のはずなのに他のマスコミも徹底スルーである。あまつさえ、この手法を擁護するマスコミ人士まで現れる始末。まぁ、彼らの思惑通りに、ネットの一部だけが騒いで逃げ切ることはできるのだろうが、マスコミに対するいっそう増大することになるだろう。その重みを、マスコミの人間は理解できているのだろうか。



ニセ半導体? (2018 1/26 10:30)

NEDO検査、ニセ半導体見せすり抜け スパコン詐欺(1/25朝日)
 スーパーコンピューター開発を巡る国の助成金詐欺事件で、助成金を出した国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が、助成した開発会社の外注先に検査に入っていたにもかかわらず、不正を見逃していたことが25日、分かった。社員から偽の半導体を見せられ、本物と信じ込んでいたという。
 NEDOを所管する経済産業省が25日、助成の経緯について立憲民主党に説明。助成金額を確定させるための検査でNEDO職員が外注先に立ち入った際、社員から開発の成果として偽の半導体を見せられたケースがあった。性能は外観だけでは分からないが、電子顕微鏡を使って構造を調べたり、動作テストをしたりするなどの確認をしなかったという。
 経産省の担当者は「もっとできることがあったと言われればまさにその通りだ」と話した。
 この事件では、東京地検特捜部がスパコン開発会社「PEZY Computing」の前社長ら2人について、NEDOの助成金計約6億5千万円をだまし取ったとして、詐欺罪で起訴した。2013年度の事業では、外注費用を水増しする手口で約4億3千万円をだまし取ったとされる。(伊藤舞虹)


 「ニセ半導体で騙してお金をせしめた」というストーリーで朝日は攻めていきたいようだが、不正があった疑いがあるのは確かとしても、スパコンが実際には世界3位の性能を有していたという事実を考えれば、「ニセ半導体で詐欺」という絵を描くのは少し無理がある。

 だいたい、電子顕微鏡で目視してウエハーの性能を確認するとか、実際に動作テストをやってみるとか、何を言ってるのかよく分からない。だいたいその見せられた半導体が「ニセ」であったというのはどういうことなのだろうか。実際にスパコンは動いて高性能を示していたというのに……。

 記事を書くなら、最低限の知識を得てきちんと調べてからにしたらどうか。



共同通信の悪意ある記事+記事改変 (2018 1/25 21:30)

山中所長が給与全額寄付 京大iPS研、論文不正(1/25共同)
 京都大iPS細胞研究所の論文不正問題を受け、山中伸弥所長が、給与を当面の間、研究所に全額寄付するとの考えを示していることが25日、分かった。今月の給与から寄付するとしている。
 論文の研究費約310万円のうち、一般の人から募った寄付金「iPS細胞研究基金」の二百数十万円が使われていたための措置という。
 山中所長は不正を発表した22日の記者会見で「多くの方から頂いた支援が使われてしまった」と謝罪。発表後に対応を検討し、寄付する考えを担当者らに伝えた。
 24日に京都市内で行われた講演では、寄付金が使われていたことや今後の寄付活動について、「どうしたら皆さまに納得していただき、自分自身が納得できるのか。最良の方法を探したい」と発言していた。
 問題の論文を掲載した米科学誌ステム・セル・リポーツは、山中氏が国際幹細胞学会の理事長を務めていた2012年に、学会と出版社が提携する形で創刊を発表。
 既に理事長を退任し、問題の論文の審査にも関与していないとみられるが、現在もこの科学誌の編集委員の一人となっている。
 京大は22日、山水康平特定拠点助教(36)の論文で捏造と改ざんがあったと発表した。


 「山中氏、科学誌創刊に深く関与か 京大、iPS研の論文不正発表」という見出しだったはずだが、いつの間にか変更されていた。urlは同じで、見出しや記事が改変されている……個人ブログだって批判されて内容を修正するなら訂正情報をトップに出すだろうに、しれっと見出し変えて「なかったこと」にするつもりのようだ。

 改変の証拠として、googleの記事検索の画像を挙げておく。



 ちなみに、元の記事の画像はこれ。



 共同通信の公式アカウントのツイートもある。


 ノーベル賞受賞者が科学誌の創刊に関与していることには何の問題もないし、直接論文の査読をしていないのなら編集委員の一人であることと論文不正に直接の関係は全く無い。
 しかしながら、この書き方では山中教授が何らかの不正をしたかのような「印象」を与えることになってしまう。ネット上では突っ込みだらけだったが、鵜呑みにしてしまう「お客さん層」も存在するのだろう。

 そして、批判を受けたら、何もなかったように記事改変。無知か悪意かは分からぬが言いがかりで山中氏批判記事を書いただけでも酷いのに、お詫びも何もなく同じURLで見出しと記事をこっそり変えるという荒技に出た共同通信……メディアの矜持とか良心は欠片もない、底抜けのクズである。



安倍総理が平昌開会式出席を決断 (2018 1/25 10:30)

安倍晋三首相の五輪出席、森喜朗元首相は慎重な見方(1/24産経)
 森喜朗元首相は24日、東京都内で取材に応じ、安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席について「隣国だし、平昌大会の次は東京なので一般的には出るべきだ」と述べた。ただ、北朝鮮情勢や日韓関係をふまえ「国民がどのように受け止めるかを考えないといけない」と慎重な見方を示した。北朝鮮の平昌五輪参加についても「一時的な平和状態を作ることでいいのか、少し疑問を感じる」と述べた。


首相、平昌開会式出席へ 「慰安婦合意、立場伝える」(1/24朝日)
 安倍晋三首相は24日午前、2月9日に韓国で開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式について、「事情が許せば出席したいと考えている」と首相官邸で記者団に語った。慰安婦問題をめぐる日韓合意の履行などを訴えるため、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との首脳会談を調整する意向も示した。
 首相は「2020年、東京五輪がある。同じアジアで開催される平昌五輪の開幕式に行き、選手団を激励したい」と表明。日韓首脳会談について「日韓の慰安婦合意について日本の立場をしっかりと伝えていきたい。北朝鮮の脅威に対応していくために日韓米で連携していく必要性、最大限まで高めた圧力を維持していく必要性について伝えていきたい」と強調した。
 文氏は昨年から安倍首相を五輪に招待する考えを伝え、日本側も当初は前向きに検討していた。しかし、文政権が今月9日に、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった2015年の日韓合意に否定的な新方針を発表したことに日本政府は反発。五輪への首相出席は「あり得ない」(官邸幹部)との見方が出ていた。
 一方で、日本は東京五輪・パラリンピックの開催国でもあり、自民党の二階俊博幹事長ら与党幹部から「隣国で行われる平和の祭典であり、慰安婦問題とは切り離して出席した方が良い」と出席を求める声が相次ぎ、調整が続いていた。
 こうした中、首相は開会式の出席に合わせて首脳会談を調整し、慰安婦問題について「一方的にさらなる措置を求めていることは全く受け入れられない」と直接伝える方向に傾いた。平昌五輪への参加をめぐる南北対話を機に韓国が過度の融和ムードに流されることも懸念しており、核・ミサイル問題での北朝鮮に対する圧力強化の徹底も訴えたい考えだ。
 自民党本部で24日午前に開かれた「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」と外交部会の合同会議では、出席議員から「安倍首相が訪韓すれば文政権が言っていることを日本が容認しているとの誤ったメッセージになる」として、訪韓に反対する声が相次いだ。首相としては、こうした党内の一部や保守派の反対意見を振り切っての訪韓になるだけに、政権運営でもリスクを抱えた形になる。


 森元総理がものすごくまともなことを言っている。

 その通り、基本的には次期開催国の総理が冬季五輪の開会式に出席するのは道理だとは思う。そして、「それは道理ではあるが」と留保を付けなければならぬのもたしかだ。

 開会式出席と首脳会談はセットにならざるを得ないことを考えると、全面的に「開会式出席に賛成」する気持ちには、どうしてもなれなかった。
 形式的に開会式に出席してさっさと帰ってくることができれば良かろうが、訪韓して首脳に会わないのも妙な話だし、日米間の連携が巧く言っていないと印象づけるのはマイナスにしかならないから、「さっさと帰ってくる」という選択肢はとれない。そして、首脳会談となれば、どうしても慰安婦合意について取り上げざるを得ない。韓国側が何を言い出すか分からない国家である以上、首脳会談にはリスクが伴う。

 それでも、わざわざ首脳会談までおこなうというのは、韓国が北朝鮮寄りにならないように釘を刺さねばならないという意図が働いているのだろう。アメリカ側の要請もあったという話もあり、いっそうその意味合いが強いと感じられる。しかし、たとえば会談の席に元慰安婦と称する女性が登場したりしたら、などという心配もしてしまう。

 安倍総理の決断が、吉と出るか凶と出るか。



辞職した方が幸せかも (2018 1/24 10:30)

京大iPS研で論文不正 「不正防げず後悔、反省」山中所長、表情険しく(1/22産経)
 京都大は22日、京大iPS細胞研究所の山水康平特定拠点助教の論文に捏造と改ざんがあったと発表した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って脳の構造体を作ったとの内容で、主要な図6点全てに不正があったと認定した。同研究所の山中伸弥所長は京大で記者会見し、謝罪した。.
  論文は昨年2月、米科学誌ステム・セル・リポーツに掲載された。血中に含まれた薬物や有害物質が脳に入るのを防ぐ「血液脳関門」の機能を持つ構造体を、iPS細胞を使って体外で作ることに成功し、アルツハイマー病の治療にも役立つ可能性があるとしていた。.
 京大は内部の指摘を受け昨年9月〜今年1月調査。「論文の根幹をなす部分で、重要なポイントで有利な方向に操作されており、結論に大きな影響を与えている」として、この科学誌の出版社に論文撤回を求めた。.

「無力感を感じている」
. 山中所長は「不正を防げなかったことを非常に後悔、反省している」と険しい面持ちで話し、深々と頭を下げた。.
 黒っぽいスーツ姿で会見場に姿を見せた山中所長は、カメラのフラッシュを大量に浴びても表情を変えず、口は真一文字に結んだまま。考え込むようにじっと目を閉じる場面もあった。
 山中所長は、不正を防ぐために実験ノートの提出などさまざまな対策を講じてきたと説明。「不正を見抜けなかった。私たちがやってきたことは不十分だった。無力感を感じている」と肩を落とした。.
 iPS細胞研究の進展に寄せられる期待を意識してか「多くの声援を頂いている国民、患者におわびします」とする一方、「(今回の論文が)他の研究とは全く無関係であることを理解してほしい」とも強調した。
 約2時間に及ぶ会見の終わり際、責任の取り方として所長を辞める場合もあるかどうか問われると「不正を防げなかったのは非常に重大。どういう形が一番いいのか、(辞任を含め)もちろん全ての可能性は考えている」と前を見据えた。


 不正はもちろん許されざる行為で組織として防ぐ体制を築く必要があり、山中所長に一定の責任があるのは確かなのだが、それは「辞職」などという形ではなく、体制の改善で果たされるべきものだろう。「辞職」という言葉を引き出そうと質問した記者は、意図的であればクズだし、意図していないならバカである。

 ただ一方で、研究費の心配をすることなく、アメリカや中国で自由に研究に打ち込んだ方が、山中先生にとってはiPS細胞の研究を進める上では良いのではないかとも思ったりもする。
 ノーベル賞を受けるほどの研究なのに、研究費のために金策に東奔西走せねばならないという時点でおかしな話である。そんな日本で研究を続けるよりも、資金的に余裕のある他国で研究してくれた方が、世界的にも有益であろう。

 こんなことを考えなければならぬほどに、日本はおかしくなってしまったのかねぇ……と慨嘆の念が湧いてしまう。



施政方針演説 (2018 1/23 10:30)

首相施政方針演説 働き方改革 人づくり革命 防衛力強化(1/22NHK)
 安倍総理大臣は衆参両院の本会議で施政方針演説を行い、労働制度を抜本的に改める「働き方改革」に加え、少子高齢化の克服に向け「人づくり革命」や「生産性革命」に取り組む決意を示しました。また、防衛力を強化していくほか、中国とも協力してアジアのインフラ需要に応えていく考えも打ち出しました。

《はじめに》
 冒頭、安倍総理大臣は、ことしが明治元年から150年にあたることに触れ「明治という新しい時代が育てたあまたの人材が、技術優位の欧米諸国が迫る『国難』とも呼ぶべき危機の中で、わが国が急速に近代化を遂げる原動力となった。今また、日本は少子高齢化という『国難』とも呼ぶべき危機に直面している。もう1度、あらゆる日本人にチャンスを創ることで、少子高齢化も克服できる」と呼びかけました。

《働き方改革》
 続いて安倍総理大臣は、具体的な政策課題の最初に「働き方改革」を取り上げ、「戦後の労働基準法制定以来、70年ぶりの大改革だ。誰もが生きがいを感じて、その能力を思う存分発揮すれば少子高齢化も克服できる」と述べました。
 そして、同一労働同一賃金の実現や、時間外労働の上限規制の導入、それに労働時間でなく成果で評価するとして労働時間の規制から外す「高度プロフェッショナル制度」の創設などに取り組む考えを強調しました。

《人づくり革命》
 次に安倍総理大臣は「人づくり革命」について「現役世代が抱える介護や子育ての不安を解消する」として、待機児童の解消に向けて、2020年度までの32万人分の受け皿整備を目指し、新年度に10万人分以上を整備する方針を示しました。
 また、幼児教育の無償化を2020年度を目指して、一気に推進するとしたほか、私立高校も含めた高校の実質無償化や、大学などの授業料の減免措置と給付型奨学金の支給対象の拡大も進める考えを強調しました。
一方、安倍総理大臣は「人づくり革命」などの財源を確保するために消費税の使いみちを見直すことで、政府の財政健全化目標の達成が困難となっていることを踏まえ、ことし夏までに、基礎的財政収支の黒字化の新たな達成時期と、その裏付けとなる具体的な計画を策定する考えを示しました。

《生産性革命》
 さらに安倍総理大臣は、雇用などの経済指標が改善した実績を強調したうえで、世界中でロボットや人工知能などの新たな技術革新が次々に生まれていることに触れ「『生産性革命』への流れを先取りすることなくして、日本経済の未来はない。あらゆる政策手段を総動員していく」と述べました。
 そのうえで、3%以上の賃上げを行い積極的に投資する企業には、法人税負担を25%まで引き下げるのに対し、収益が拡大しているにもかかわらず投資に消極的な企業には、研究開発減税などの優遇税制の適用を停止する考えを示しました。

《地方創生》
 また安倍総理大臣は、地方創生の起爆剤として「観光立国」を位置づけ、IR=統合型リゾート施設を整備するための法案を提出する考えを示し「依存症対策などの課題に対応しながら、世界中から観光客を集める滞在型観光を推進する」と述べました。
 また、福島の復興に向け、除染やインフラ整備を着実に進めるとともに、福島県の沖合での風力発電の拡大に向けた新たな制度を整える考えを示しました。

《外交・安全保障》
 一方、外交・安全保障政策で安倍総理大臣は、まず北朝鮮への対応を取り上げ「北朝鮮に完全に検証可能かつ不可逆的な方法で核・ミサイル計画を放棄させ、拉致問題を解決する。北朝鮮に政策を変えさせるためいかなる挑発行動にも屈することなく、きぜんとした外交を展開する」と述べました。
 また、3年前に安全保障関連法を成立させたことに触れ、「北朝鮮情勢が緊迫する中、自衛隊は初めて米艦艇と航空機の防護の任務にあたった」と明らかにしました。

そのうえで、地上配備型の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」や長距離巡航ミサイルの導入などで防衛力を強化し、専守防衛を大前提に、年末に向けて、防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」を見直す考えを示しました。
また、「太平洋からインド洋に至る広大な海を、すべての人に分け隔てなく平和と繁栄をもたらす公共財としなければならない」として、航行の自由や法の支配を基礎とする「自由で開かれたインド太平洋戦略」を推し進めるとしたうえで、この方向性に沿って中国とも協力し、アジアのインフラ需要に応えていく考えを打ち出しました。
さらに、日韓関係について、慰安婦問題をめぐる日韓合意を含めた両国間の国際約束や信頼関係の積み重ねのうえに、未来志向で協力関係を深める考えを示しました。

《おわりに》
そして安倍総理大臣は演説の結びで、来年の天皇陛下の退位と皇太子さまの即位について「国民の皆様の祝福の中でつつがなく行われるよう全力を尽くす」と述べました。
さらに憲法改正に関連し「あらゆる人にチャンスあふれる日本を、与野党の枠を超えて、ともに作ろうではないか。各党が憲法の具体的な案を国会に持ち寄り、憲法審査会で議論を深め、前に進めていくことを期待している。今こそ新たな国創りをともに進めていこう」と呼びかけました。

 施政表明演説の全文はこちら。

平成30年1月22日 第百九十六回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 | 平成30年 | 施政方針/所信表明 | 記者会見 | 首相官邸ホームページ

 いろいろ政策を並べているが、「消費税の増税を凍結します!いや5%に戻します!」と言えよ、金融緩和というアクセルに対して財政緊縮というブレーキを同時に踏む愚を犯すなよ、というのが一番言いたいこと。それやってくれれば、諸手を挙げて安倍政権を支持するのだが。

 さておき、「拡大した収益を投資に回さない企業には優遇税制を適用しない」というのは、企業の投資姿勢にまで踏み込んだ内容で、かなり思い切った発言だと思う。「安倍は保守だ、極右だ」と非難する向きもいるが、それどころかリベラル、社会主義的な施策を繰り出し続けている。
 本来はこういうのは野党側が提言すべき話だと思うが、野党が反安倍でギャーギャー騒いでいるのをしり目に、野党が主張すべき政策を政権側が粛々と実行しようとしている……というのは安倍政権になってからずっと見ている光景である。

 たまに反安倍の輩が「安倍総理は全く働いてない」と言っているが、安倍政権は粛々と仕事をこなしている。あれだけ外遊をこなし不十分ながらもそれなりに景気を回復させているのだ、近年の歴代政権の中で藻は最も働き者である。まだまだ十分でないのは確かであるが。



西部邁氏が自殺 (2018 1/22 10:30)

評論家の西部邁さんが死去 多摩川で自殺か(1/21朝日)
 21日午前6時40分ごろ、東京都大田区田園調布5丁目の多摩川で、評論家の西部(にしべ)邁(すすむ)さん(78)の長男から、「父親が川に入った」と110番通報があった。警視庁と消防が男性を救出したが、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
 田園調布署によると、男性は西部さんだった。同日未明に家族が「父親がいない」と110番通報していた。行方を捜しているなかで、多摩川で長男が見つけ、通報したという。河川敷に遺書が残されていたといい、署は自殺の可能性があるとみている。
 西部さんは1939年、北海道生まれ。東大経済学部卒、同大大学院修士課程修了。元東大教授。60年安保闘争の際には全学連の指導層におり、後に保守派の論客として活躍した。経済学研究でスタートし、大衆化や米国流の経済思想を鋭く批判。「ソシオ・エコノミックス」「大衆への反逆」「六〇年安保」などの著書で注目された。88年には教員人事の進め方を不満として東大教授を辞職。94年、保守派を自任する月刊オピニオン誌「発言者」を創刊し、主幹を務めた。80年代後半以降は討論番組「朝まで生テレビ!」のメンバーとしても活躍。柔らかな表情から鋭い批判の言葉を繰り出し、人気を呼んだ。
 歴史に根ざした伝統を重んじ、人間の理性を過信しないことが保守思想の特徴であると訴え、幅広い人々に影響を与えた。戦後日本の保守は本当に保守の名に値するかという問いを発し続け、対米追従的な「親米保守」を鋭く批判した。
 今世紀初頭、9・11同時多発テロを経験した米国がイラク戦争になだれ込んでいく際には、保守派の立場から反対の論陣を張った。日本の保守政権が米国追認に傾く中、「侵略であると断じざるを得ない」(本紙2004年)と語った。


 著書などでずっと自裁をほのめかしていたし、伴侶の死や自身の病気などもあり、今後に希望が持てなくなっていたのだろうか。ふと、江藤淳の自裁を想起した。
 必ずしも賛同する言説ばかりではなかったが、個性を持った、意見に耳を傾けるに値する人物だったと思う。

 しかし……「安倍が支配する日本に希望が持てなかったのだろうか」などと、西部邁氏の死を反安倍の主張に絡めている自称リベラルの連中は本当に醜い。遺書でそういった意志が明らかになればまだしも、現時点では「人の死を自らの主張に利用するな、クズが」という思いしか湧かない。人の死を軽々に扱って、何が人権派だ。



小室哲哉引退表明 (2018 1/20 10:30)

小室、不倫疑惑看護師に「容認してもらってるかな」(1/19朝日)
 18日発売の「週刊文春」で看護師女性の不倫疑惑を報じられた、音楽プロデューサー小室哲哉(59)が19日、都内で会見を開き引退を宣言した。
 小室は、会見開始から約50分間にわたり、持参した文書を元に引退に至った経緯、くも膜下出血で11年10月から療養中の妻KEIKO(45)の現状など、引退の理由を語り続けた。その中で、不倫疑惑が報じられた看護師A子さんとの関係について出会い、経過まで詳しく説明。自身がC型肝炎に加え、突発性難聴で左耳が聞こえなくなったことで、A子さんが所属するクリニックに行き、17年8月から関係が深まったと語った。

 ◆看護師との接点 17年ですが、夏前の1カ月ほど、忙しいというのもありますが、その2年前に何でからか分かりませんが、C型肝炎になってしまいまして。結局、2人とも闘病という形になってしまいまして。初めはKEIKOが普通の家庭の妻であるわけではないので、看病とか、見舞い、言葉をかけてもらうとか、そういうのがなかなか難しい状態で…1人で半年、闘病生活をして…今も、まだ闘病は続けております。今更ですけど仕事、芸能活動を縮小すべきだった、もう少し生活を考えるべきだったのかなと思いますが、ついつい皆さんの期待に応えたいという気持ちが強くて、病気のままテレビ出演や創作を辞めずに続けてしまいました。KEIKOが何を言っていたかというのは、一般的な脳の考え方ではないと思いますので、どういうふうに思っていたのかは、想像の域を脱しません。おかげさまで陰性になりまして、仕事に復帰した16年くらいから、副作用もありまして、(右足関節)骨折がありまして。17年6月に、実家にお世話になろうといった頃から、突発性の難聴に近い状態になりまして左の耳が聞こえないです。今もキーンという音が鳴りっぱなし…診断書によるとストレスからの摂食障害、睡眠障害みたいなことで8月に1人で入院しました。
 A子さんを含んだ複数のお医者さん、看護師さんに日増しに協力を受けることが増え、退院しましたが、不規則な生活もありまして通院のみでは(治療は)不可能。都内は幸い、優れたところで、往診ということで、いろいろなところお医者様が来ていただける環境にある場所。利用させていただいて、何とか仕事してきたつもりです。順調に戻れたなと思っていたんですが、耳は今も治っていないですし、すぐに熱っぽくなったり。その中、A子さんのクリニックは早朝、昼休み、時には深夜のイベント終了後、ホテルの滞在の場所に複数で来ていただいたことも、もちろんあったですし、A子さんが医療として往診に来てくれる日が、たびたび増えてきました。当たり前ですが、急な往診の依頼もしてしまい始めたというのが、そのくらいです。当然という言い方は違いますけど、KEIKOが(自宅に)いる時にも往診には複数回、来ていただいています。残念ながら(KEIKOは)「記憶にちゃんとない」という話を聞いていますが、現実にはあります。

 ◆看護師と親密になった経緯
 ここからが、僕の甘さが出てきますが、容認してもらっているかな…というのがありまして。スタジオとかでの、普通の雑談であったり会話を、女性とする機会が、ほぼない状態が何年か続いていて…いろいろ話をしてしまい、メンタルケアと言ったらきれいな言い方ですが、雑談に付き合ってもらった。確実に、僕の甘えに付き合ってくださった。点滴は全て薬事法に基づいて、医師の指示に従ったものです。その前後であったりのケア…施術と言ったらきれいですが雑談、笑い顔みたいな。普段出来ないこと、話せないこと、楽しめないことを、そこで時間を費やしてお世話になって話を聞いてもらった。17年8月後半くらいから始まり、続き出しました。当然なのか分かりませんが、相手の方も少しずつ自分のことをお話いただき、1番信頼できる看護師さんということに、だんだんなってきた…そういった経緯なんですが。

 ◆看護師との関係
 通常でもあることなんですが、看護師は女性であって、お医者様で2人になることというのは多々、あるんですが、そこで女性の看護師さんが施術するということで、当たり前ですが誤解を与えてしまうのは当然なわけで。スタッフがいてくれることも多々あったわけですが、皆さんがおっしゃる密室と言われるところの施術では、スタッフも外にいるしかないので、確実に誤解を招いてしまいましたし、報道にもありましたように(2人でいる)時間が長すぎるのではないか…場所もそうです。当たり前ですけど、怪しい、おかしいんじゃないかということになっていることは、当然です。

 ◆看護師との男女の関係
 C型肝炎の話をさせていただきましたけれども、当たり前ですけども体調不良で来ていただいて、女性として来ていただいたことは1度もないので。精神的なこと、サポート。僕が体調不良で、非常にお恥ずかしい話なんですけれども、男性として、女性を呼び込みたいというような欲求から、かけ離れていまして…心から本当にそうなんですが、そういうのはないので、男女の関係は全く、ありません。間違いなく、誤解を生じさせてしまった。往々にして、男女でありえるということを想像させるような環境は多々あったと思います。これは本当に、皆さんが使っていらっしゃる言葉で、使わせていただきますが、不徳の致すところと言う言葉以外には、ありません。そこは重々、承知しております。申し訳ありません。世間の皆さんに不快な思いをさせて、そういった(家族を介護する)環境のある方にも、不快な思いをさせて深くおわびいたします。
 小室は男女の関係については否定し、謝罪を繰り返した。【村上幸将】


 最も大事なのはこの部分だが、報じているメディアは少ない。

「59歳。これからどうやって生きていくか自問していた」(1/19産経)
  −−今後もファンとの交流は続ける?
 「世論による。この時代ですから、数字に如実に出てくると思う」
 《司会者が質問を打ち切ろうとすると、「最後に言わせてほしい」と自分から切り出した》
 「たった1人の言動などで社会が動くとは思っていませんが、高齢化社会や介護の大変さ、社会のストレスに少しずつ触れてきたと思っています。こういう言葉を発信することで少しでも社会が良い方向に動いてくれれば。微力ですが、何かに響けば、と思っています」

 TM大好きだし彼の音楽は私の少年時代の一部だったので、小室哲哉氏の件はどうしても同情的に見てしまうし、情緒的に考えてしまう。どうしても小室氏寄りの発言しかできないのでそれを差し引いて読んで欲しいのだけれども……

 介護に疲れて精神的な癒やしを求めた彼を、妻以外の誰が責めることができようか。当事者でない限り理解しきれない苦しさがあるだろうし、ましてや彼の言葉通り「不倫はなかった」というのであれば、彼の行動は非難に値すべきものなのだろうか。

 介護鬱を発症してないだろうかと心配である。引退しちゃって音楽から離れたら、余計に心労が重なるんじゃないかなぁ……



谷垣氏が退院 (2018 1/19 10:30)

自民・谷垣前幹事長が退院 活動再開に向け、意見交換も(1/18朝日)
 自転車転倒事故からの復帰が間に合わず、昨秋の衆院選に立候補しなかった谷垣禎一・前自民党幹事長が、東京都内のリハビリ施設を退院して自宅に戻った。同党谷垣グループ(有隣会)の会合で18日、グループ幹部が明らかにした。自宅療養を続けながら、安倍晋三首相との面会など公の場での活動を再開する考えだという。
 有隣会代表世話人の逢沢一郎元国会対策委員長が会合で、「昨年末にリハビリを続けていた東京・新宿の施設を出て、自宅で療養をかねてコンディションを整えている」と説明。「総理へのごあいさつを皮切りに(公の場に出る)と、本人も考えているようだ」と語った。
 谷垣氏は幹事長だった2016年7月、サイクリング中に転倒。翌月の党役員人事で幹事長職を外れ、治療に専念していた。昨年秋の衆院解散を受けて衆院選立候補を断念し、地元・京都5区からは後継候補が擁立されて当選した。
 一方で自身の率いる有隣会は存続し、谷垣氏は顧問格として同会幹部と意見交換を続けるなどしていた。逢沢氏はこの日の会合で年末年始に谷垣氏と面談したと明らかにし、「有隣会の席に一刻も早くお迎えできればと願っている」などと述べた。(又吉俊充)


 谷垣氏が自転車事故を起こして入院して以降とりわけ自民党内(とくに当選回数の低い議員たち)の緩みが目立った印象がある。もちろん、谷垣氏が活動不能になったことが原因の全てではないのは当然ではあるが、党内の抑え役としてそれなりの力を発揮していた事実はあるだろう。

 国会の外からという形にはなるが、ぜひ全快して、ご意見番として、引き締め役として尽力していただきたい。



けっきょく白紙 (2018 1/18 10:30)

民進と希望、統一会派白紙 民進内に反対相次ぐ(1/18朝日)
 民進党と希望の党による国会での統一会派結成の合意が17日、白紙撤回された。結成を提案した民進が同日の両院議員総会で党内の了承を得られず、希望が協議の打ち切りを決めた。22日に召集される通常国会は、立憲民主党、希望、民進の3党が別々の会派で臨むことが確定。
(以下登録読者のみ)

 くっつく話をしていたと思っていたら、次は統一会派なんて気に入らん分裂するぞという話も出てきて、挙げ句の果てには「なかったことに」……

 まぁもともと「政策の違い」を理由に希望の党に入る者とそうでない者に分裂したわけで、それを糾合するなど土台無理筋の話であった。しかし、そろそろ「根回ししてから事を進める」というのを覚えたらどうか、という呆れた感想も沸いてくる。政治家としての能力以前に、社会人としてやっていけなさそうな連中ばかりという印象は、さらに強まった。


政治に弄ばれる平昌五輪 (2018 1/18 10:30)

南北合同チームで合意 五輪アイスホッケー女子(1/17日経)
 【ソウル=山田健一】韓国と北朝鮮は17日、2月の平昌冬季五輪参加について協議する次官級の南北実務会談を開き、アイスホッケー女子の南北合同チーム結成で合意した。韓国のスキー選手が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長ゆかりのスキー場で練習することも決めた。五輪を「人質」に韓国を融和路線に引き込む北朝鮮の姿勢が鮮明だ。
 南北の合意内容は20日にスイスで予定する国際オリンピック委員会(IOC)などによる4者会談を経て正式決定する。南北の合同チームは五輪史上初めて。選手団は2月1日、代表団や約230人の応援団が同7日に陸路で韓国入りする。
 17日は韓国側が統一省の千海成(チョン・ヘソン)次官、北朝鮮側は祖国平和統一委員会のチョン・ジョンス副委員長が首席代表を務めた。午前10時に始まった会談は午後9時すぎまで続き、11項目の共同報道文を採択して終了した。
 報道文によると、南北は白地に青で朝鮮半島を描いた「統一旗」を手に開会式で合同入場行進する。選手団や代表団が韓国入りするのに先立ち、北朝鮮は1月25日から現地視察の先遣隊を派遣する。3月のパラリンピックにも代表団や選手団、応援団などを150人規模で派遣する。
 北朝鮮は韓国入りの経路について「西海線陸路を利用する」と回答した。南北軍事境界線のある板門店や、南北経済協力事業の「開城工業団地」を挟む南北の往来で使われるルートを示した。北朝鮮に対する航空機や船舶の提供を禁じる国連制裁を考慮し、陸路を選んだとみられる。
 南北は、北朝鮮兵士による韓国民間人の銃殺事件をきっかけに観光事業が中断している北朝鮮東部の金剛山(クムガンサン)での文化行事や、同山近郊の「馬息嶺(マシンニョン)スキー場」の活用についても協議した。同スキー場は正恩氏が指示し「世界最高水準」をテーマに造った。トップクラスの選手を練習に呼び込み、正恩氏の権威をアピールする狙いとみられる。
 北朝鮮にとって一連の議論は五輪後を見据えた布石との位置付けだ。南北の経済協力や観光につながる議題を取りあげ、韓国政府に融和を呼びかける戦略が透ける。有力な外貨獲得手段となる「開城」や「金剛山」の再開に向けた雰囲気づくりを狙った可能性もある。
 韓国は国連制裁との兼ね合いもあり、経済協力や観光事業の再開を表だっては議論しにくいが、五輪の成功は文在寅(ムン・ジェイン)政権にとって最優先課題でもある。文氏は17日、南北合同チームを巡り「1つのチームになれば歴史の名場面になる」と述べた。北朝鮮が融和を演出し、国際社会の圧力を和らげる舞台として五輪を利用する懸念はぬぐえない。


 五輪に政治的思惑が絡むというのは現実的には避けられない面があるとは言え、ここまで露骨に政治を絡めてくると、興ざめしてしまうのも正直なところ。急遽北朝鮮選手を受け入れねばならない韓国チームや監督が、かわいそうでならない。

 南北の融和ムードを演出したい、それを政権の得点にしたいというのが文在寅政権の目論見だろうが、それを見越して北朝鮮が主導権を握ってしまっている状況は、見るに堪えない。



ICANの難癖 (2018 1/17 10:30)

ICAN 事務局長の首相との面会 政府から“調整困難”(1/15NHK)
 核兵器禁止条約の採択に貢献しノーベル平和賞を受賞した国際NGOのICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンは事務局長の来日に合わせて安倍総理大臣との面会を要請していましたが、政府から日程調整が難しいと返答があったことがわかり、核兵器廃絶に向けた議論の進展につなげてほしいと面会の実現に期待を寄せていた被爆者からも落胆の声が出ています。
 ICANのベアトリス・フィン事務局長は今月12日から来日し長崎や広島を訪問していて、東京では各政党との意見交換を行う予定です。これに合わせてICANは安倍総理大臣との面会も内閣府に申し入れていましたが、14日までに外務省から日程調整が難しいと返答があったということです。
 核兵器の廃絶をめぐって日本は唯一の戦争被爆国として核保有国や核の傘のもとにある国々と非保有国との橋渡し役を果たすとする一方、核兵器禁止条約については現実的な核軍縮につながらないとして反対する立場を示しています。
 フィン事務局長は「橋渡しをすると主張する日本の首相と核兵器禁止条約について意見交換をしたかった。次の機会に期待したい」と話しています。
 また、広島の被爆者で日本被団協の箕牧智之代表理事は「今回は残念ですが、核兵器廃絶に向けた議論が進展するよう政府には今後もICANや私たち被爆者との対話を求めていきたい」とコメントしています。

官房長官「日程の都合上難しい」
 菅官房長官は15日午前の記者会見で、ノーベル平和賞を受賞した国際NGOのICANから安倍総理大臣との面会を要請されていたことについて、「外務省から『日程の都合上できない』という旨を回答した。日程の都合上、難しいということであり、それ以上でもそれ以下でもない」と述べました。


ICAN事務局長、「核の脅威助長」と日本政府を批判(1/16TBS)
 去年、ノーベル平和賞を受賞したICANの事務局長が訪問先の広島で市民団体との集会に参加し、核兵器禁止条約に反対する日本政府を「核の脅威を助長している」と批判しました。
 「日本政府が核抑止力を信じている限り、核兵器による脅威は続いていく。このままでは核保有国と核の傘の下にいる国が核兵器が使われる状況に近づけることになる」(ICAN フィン事務局長)
 フィン事務局長は被爆者などおよそ140人の参加者を前に、「唯一の戦争被爆国である日本は核兵器禁止条約に参加する道義的責任がある」と主張。そのうえで「被爆地の市民の力を結集して、政府に対し、条約参加を訴え続けてほしい」と呼びかけました。
 「普通は他の国に行って政府を批判することは難しいが、(フィン事務局長は)はっきりと言ってくれて、私たちが共に戦えるなと」(核兵器廃絶を目指すヒロシマの会 森滝春子共同代表)
 フィン事務局長は16日、東京で国会議員との討論会に出席し、核兵器禁止条約への早期参加を促すことにしています。

 安倍総理は東ヨーロッパに外遊中、しかも面会要請は12月下旬……会えるわけがなかろうが。一国家の政治的トップにまともにアポも取れないような団体が、まともな反核活動ができようか。「ノーベル平和賞を受賞した団体だから、無理をしてでも会うべきだ」と考えているなら、とてつもなく傲慢な態度だ。「ノーベル平和賞ってノーベル賞の中でもアレだからなぁ…」という印象の根拠を一つ増やしただけである。

 そもそも、日本は核兵器の被害者であり、現状核兵器を持ってない。むしろ反核団体が批判すべきは、核開発を進める北朝鮮などであろうが、なぜ、日本が反核団体に筋違いな批判を受けねばならぬのか。

 急に「会いたい」と言って総理がスケジュールの都合で会えないとなったら批判するの、沖縄県知事も同じ手法を使ってたよなぁ。自称リベラルって、国内が厭わず、似たような行動原理を持っているようで。



対韓国で世論がほぼ一致 (2018 1/16 10:30)

慰安婦追加要求拒否、支持83%…読売世論調査(1/15読売)
 読売新聞社は12〜14日、全国世論調査を実施した。
 慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意について、韓国政府からの追加要求には応じないとする日本政府の方針を「支持する」と答えた人は83%に上った。「支持しない」は11%。「支持する」は、内閣支持層で88%、内閣不支持層でも80%に上り、性別や年代を問わず高い割合を占めた。
 15年の日韓合意では、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した。韓国の文在寅大統領は、日本側に慰安婦問題の解決を促すと述べるなど、事実上、追加の対応を求める新方針を示したが、日本政府は「全く受け入れられない」としている。文氏の方針に「納得できない」は86%に上った。韓国を「信頼できない」と思う人は、「あまり」と「全く」を合わせて計78%に達した。

 韓国贔屓のマスコミの影響力も地に落ちたなぁ、と感慨に耽ってしまうような数字。まぁそれだけ韓国が調子に乗って行動し続けてきたということで、韓国の自業自得ではあるのだが。

 2002年のワールドカップで「韓国はおかしいぞ」という空気がネット中心に蔓延し始め、李明博の竹島上陸や天皇陛下への暴言で、韓国への反感がネット以外にも広がっていったように思う。もはや、「韓国はどうしようもない国」という空気は、定着してしまった感がある。

 ただ、日本国内では定着したその「韓国に対する認識」が、国際的にはどうだろうかというのが問題となる。韓国が海外でのロビー活動に積極的でそれなりの効果を上げていることを考えると、筋としては「韓国の要求は突っぱねるべき」であろうが、巧くやらないと国際世論が味方になるとは限らない。日本としては、突っぱねるだけでなく、日本の行動の正当性をアピールすることも重要だ。


グダグダ (2018 1/16 10:30)

民・希、統一会派へ手続き難航も=玉木代表、分党に言及(1/15時事)
 民進党と希望の党は15日、統一会派結成に向けて、それぞれ党内了承の手続きに入った。通常国会の22日召集を控え、週内の了承取り付けを目指す。ただ、両党内には統一会派への異論が強く、手続きは難航が予想され、両党は分裂含みの様相を呈している。
 希望の玉木雄一郎代表は15日の幹部協議で、役員会を16日に開いて手続きを進める方針を説明。会派結成に反対している松沢成文参院議員団代表に対し、「分党」も含めて対応する考えを伝えた。松沢氏は「(民進党との合意は)衆院選公約をほごにするもので、絶対に受け入れられない」と反対し、日本維新の会との統一会派を提案した。
 民進、希望両党の統一会派が結成されれば、実質的勢力は衆院65人、参院45人となり、野党第1党の立憲民主党(衆院54人、参院6人)を上回る。ただ、離党者が出る可能性も取り沙汰されており、情勢は流動的だ。


 くっつく話をしていたと思ったら、くっつくのに反対論が出ているどころか、今度は分かれる話が出てきている始末。こんなことを何年続けるつもりなんだか。



センター試験 (2018 1/15 10:30)

 さて、今年もこのシーズン。

河合塾(総合教育機関・予備校)/ 2018年大学入試センター速報

 英語、地歴公民は、比較的簡単だった去年と変わらない程度の難易度になりそう。ざっと見た感じ、英語は120点くらい、世界史は70点近く行くかもしれない。
 国語も昨年並みだが、昨年が平均107点ほどだったので、同傾向というのはちょいとキツかろう。
 数学は平均点予想できるような素養はないので私の判断は示さないが、各予備校によればTAもUBも難化傾向だそうで、理系には厳しい状況だったのではないか。

 さ、生徒たちはどれくらい取ってきているだろうか。


9条擁護に今川氏真を持ち出す愚 (2018 1/15 10:30)

 あまりにも間抜けな論説なので、全文引用。記事に対するツイッターでの反応を見る限り、左巻きの反応は良さそうだけど。

(憲法季評)「直虎」で考える9条と改憲 崩れる「一人も殺さぬ」 蟻川恒正(1/13朝日)
 2018年、憲法改正への具体的な動きが始まるという。焦点は9条だという。現在自民党では、9条1項(戦争放棄)・2項(戦力不保持)はそのままとし、自衛隊の存在を明記する条文を新設する案が有力らしい。現状を追認するだけで何も変わることはない、とも説明されている。だが、新たな条文を加えるのに、9条の構造ログイン前の続きが無傷であるわけにはいかない。
    *
 昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、今川家支配下の遠江国・井伊谷(いいのや)の国衆で、のちに江戸幕府の屋台骨を支える井伊家の1568年当時の当主として古文書にその名をとどめる井伊直虎なる人物の一代記である。この人物が実は女性と伝えられる次郎法師だったという仮説のもとに、その数奇な生涯を、桶狭間の戦い(1560年)の前から本能寺の変(1582年)の後まで描いたこのドラマがなぞっているのは、実は、憲法9条の構造である。
 例えば、戦況優位の徳川家康から和睦の申し入れを受けた今川氏真(うじざね)が、意想外の提案に当惑しながらも、「私は何も好き好んで戦(いくさ)をしているわけではございません」と吐露した家康の対応に意を強くして語り出した言葉。「大名は蹴鞠(けまり)で雌雄を決すればよいと思うのじゃ」「よいと思わぬか。揉(も)め事があれば、戦のかわりに蹴鞠で勝負を決するのじゃ。さすれば、人も死なぬ。馬も死なぬ。兵糧もいらぬ」
 荒唐無稽な奇想だが、蹴鞠を比喩ととれば(氏真が蹴鞠の名手であったことは措〈お〉く)、戦のかわりに蹴鞠で勝負を決するというのは、戦争のかわりに他の手段で決するということになる。氏真の奇想は、「戦争は他の手段を以(もっ)てする政治の継続である」(クラウゼビッツ「戦争論」)という理解を乗り越える9条1項の規範、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」の本質を射抜く。
 もう一つ。直虎から「我は種子島を備えて(=軍備増強によって)井伊を守ろうと思うておった。(だが)、この先どうなるかも分からぬ。そなたが我なら……何を備える?」と問われた、直虎と心を通わす家老で今川家目付役でもある小野政次の言葉。「私なら、戦わぬ途(みち)を探ります」「戦いに及ばずとも済むよう死力を尽くす。周りの思惑や動きにいやらしく目を配り、卑怯(ひきょう)者、臆病者よとの誹(そし)りを受けようとも断固として戦いません」
 戦わずに争いを解決するという政次の言葉は、同時に、卑怯者と呼ばれる覚悟、政略・外交の技量の必要を強調することによって、戦争放棄を日々の政治過程における具体的実践へと肉付けしている。国際平和を「誠実に希求」(9条1項)するとは、こうした実践の積み重ねとしてのみある。
 このドラマが描く直虎の歩みは、だが、一国平和主義ではない。武田と徳川が今川攻めを画策するなかで、直虎は戦そのものを未然に回避しようと徳川に積極的に働きかけている(真正の積極的平和主義)。この企ては失敗するが、徳川方につくこととなった直虎は、徳川の使者に対し、城は明け渡すが兵は出さないと伝える。それでは新たな土地の安堵(あんど)はできぬと言う使者に、直虎は「井伊のめざすところは民百姓一人たりとも殺さぬことじゃ」と宣明する。誠実に希求すべき「国際平和」(9条1項)は、つきつめれば、敵味方をこえて「民百姓一人たりとも殺さぬこと」以外にはない。
 領主としての井伊家がいったん潰れた後も、直虎は、例えば井伊谷に侵攻する武田軍と戦おうとする新たな領主に翻意を迫るために策を講じる。当時農民は戦時には兵力として駆り出されていたが、直虎は、領内の全農民に「逃散(ちょうさん)」を促すことで、主戦論の新領主を断念させた。
 兵力が存在しなければ戦はしたくてもできない。この逸話は「前項の目的(戦争放棄)を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とする9条2項のまったき具現化である。
    *
 「民百姓一人たりとも殺さぬこと」が、このドラマの通奏低音である。今川から直虎の後継ぎの稚(おさな)い虎松(のちの井伊直政)の首を求められた政次は、にせ首として差し出すために無辜(むこ)の幼児を殺害する。家を守るためには不可避とはいえ、これは「民百姓一人たりとも殺さぬこと」という9条の根本規範に反する。このドラマの脚本家は、この侵犯を重く捉えている。政次に「地獄へは俺が行く」とつぶやかせ、そうして、地獄に落としている。
 いつの世も、とりわけ戦では、最も弱い個人が犠牲となる。どんなに策をめぐらそうとも、戦がある限りこの犠牲はなくならない。だから戦そのものを放棄し、兵力を持たないとしたのが9条1項・2項である。
 直虎の時代の農民は、戦の最大の被害者であるとともに、兵力として加害者にもなる者であった。誤解を恐れずにいえば、これからの日本で、この農民に当たる存在は、自衛官かもしれない。憲法に自衛隊を明記することが「民百姓一人たりとも殺さぬこと」を根本に据える9条の構造を崩さないはずがあるまい。


 「おんな城主 直虎」は根底に憲法9条の構造があるドラマだったそうな。

 蜷川氏はドラマの今川氏真の言葉を引いて「戦のかわりに蹴鞠で勝負を決するというのは、戦争のかわりに他の手段で決するということになる」「9条1項の本質を射抜く」と言ってる。しかし、今川家は、義元が桶狭間で倒れて以降、勢力を衰退させいずれ徳川家・武田家両方から攻撃を食らい、大名としては滅亡することになる。

 氏真を引用してしまうと「やっぱ9条じゃ国を守れないよね」という話になってしまうだろうに、なぜ安易に主張の論拠に用いてしまうのか。



滅亡寸前の社民党 (2018 1/12 10:30)

社民党:深刻な人材難 吉田氏退任意向 党首選きょう告示(1/12毎日)
 社民党の吉田忠智党首(61)は11日、党本部で開かれた幹部会合で、任期満了に伴う党首選(12日告示)に立候補しない意向を表明した。しかし、又市征治幹事長らはその場で続投を要請。同党は告示後も吉田氏に翻意を促す。低迷が続く同党の人材難は深刻だ。
 吉田氏は2016年参院選で落選した際、党首を辞任しようとして慰留された経緯がある。11日、「国会議員のバッジを付けていない党首は非常に制約が多い。党首としての任務を十分果たすことができない」と退任を決意した理由を記者団に説明した…
(以下有料)

 国会議員が4人しかいない(照屋寛徳、吉川元、福島瑞穂、又市征治)からやむを得ない部分もあるとは言え、やはり、2016年参院選で落選した吉田忠智氏がその後も党首を務め続けているのは異常事態であった。

 しかし、4人しか議員がいないのでは選択肢は非常に少ない。いっそのこと解党して立憲民主党にでも合流したらどうか。

 旧社会党にしろ、旧民主党にしろ、政権担当能力もないのに政権についてしまうと、その後は凋落してしまうものなのだな。政権与党と下落を経験してもなお党勢を衰えさせることのんかった自民党と公明党は、(好き嫌いは措くとしても)やはり有能な集団だと認めざるを得ない。



君子豹変 (2018 1/11 10:30)

人員削減「失敗だった」=行革相時代から姿勢一変−河野外相(1/9時事)
 河野太郎外相は9日、外務省職員に対する新年あいさつで、自身が行政改革担当相時代に主張して実施された在外公館の人員削減について、「現地を見て、明らかに私の間違い、失敗だったと実感した。この人数ではとても回らない」と述べ、姿勢を一変させた。
 河野氏は「失敗は取り戻さないといけない。それぞれの公館がもっと力を発揮できるよう、足腰を強め、充実させないといけない」と述べ、人員増を目指す考えを強調した。河野氏はかつて外務省を「害務省」と呼んでコスト削減を訴えていたが、外相就任後は専用機導入を提唱するなど、方針転換が目立っている。


 過去を反省して姿勢を改めるというのは、簡単なようでいてなかなか難しい。政治家の場合、支援者や支持団体などとのしがらみもあるから、いっそうそれは困難だろう。河野外相のこの態度は、高く評価したい。

 同時に、一方的なコスト削減は間違っているという事実を認めた点も評価したい。財政規律を優先して切り詰めばかりおこなうと、逆に行政の効率を下げることになりかねない。緊縮一辺倒の動きに幾らかでもブレーキになってくれれば、と思う。

 旧民主党委の面々もなぁ、間違いを認めて過去の失点を活かすような連中だったら、悪夢の3年間にも意味があったというものだが。



あとは韓国内の問題 (2018 1/10 10:30)

韓国が10億円負担 慰安婦合意の日本拠出分 再交渉は求めず(1/9産経)
 【ソウル=名村隆寛】韓国の康京和外相は9日、慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意の検証結果を受けた韓国政府の方針を発表した。日本側に合意の再交渉は要求しないとする一方、合意に基づき日本政府が拠出した10億円を凍結し、その扱いを日本側と今後、協議すると表明した。
 康氏は「被害当事者(元慰安婦の女性)の意思を反映していない合意で、慰安婦問題は解決できない」とする半面、「合意が両国間の公式合意だったという事実は否定できず、日本政府に合意の再交渉を求めない」と明言した。
 一方では、元慰安婦らが「自発的で心のこもった謝罪を求めている」とし、「日本が事実を認め、被害者らの名誉・尊厳回復と心の傷を癒やすための努力継続を期待する」と日本政府の“自主的な対応”を求めた。
 方針では日本が拠出した10億円を韓国政府の予算でまかなうことが示されたが、一部の元慰安婦らが日本に金を返還すべきだと主張していることを受けたものだ。しかし日本からの拠出金を合意時点で存命だった元慰安婦47人中、約77%の36人が受け取るか受け取りの意思を表明している。
 また、合意に従い韓国側が設立した元慰安婦支援の財団の運営について、元慰安婦や関係団体、国民の意見などを聞き後続措置をとるとし、運営の再検討を示唆した。
 日韓合意では慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を日韓両政府が確認し、日本側は合意事項を忠実に履行してきた。日本政府の拠出金を韓国政府が負担することなどは、合意に反している。
 韓国政府が発表した方針では、合意で韓国側が「適切に解決されるよう努力する」と確約した日本大使館前の慰安婦像の問題については一言も触れていない。

■慰安婦問題をめぐる日韓合意 日本政府が2015年12月に韓国政府との間で結んだ合意で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認。日本は韓国が設立する財団に10億円を拠出、韓国は日本大使館前の慰安婦像について「適切に解決するよう努力する」とした。日本側の合意履行後も慰安婦像は撤去されず、16年末に釜山の日本総領事館前にも設置された。17年5月に文在寅政権が発足し、朴槿恵政権下で結ばれた合意について作業部会を設置し検証。昨年12月、交渉過程の問題点を指摘する報告書を発表した。


 日本に「借り」を作らずにフリーハンドを得るために日本拠出の10億円を凍結して韓国の予算で賄う、というだけでも日韓合意を反故にする意図は見え見えなのに、「再交渉は求めない、あとは日本がどう誠意を見せるかだ」とまるでこちらに問題があるかのように振る舞う、まったく没義道な連中である。

 「まぁこういう国だよね」と分かっていた話ではあるので、驚きとか意外性は皆無なのだが、あまりにも「予想通りのクズっぷり」には呆れ果てるほかない。

 慰安婦と称する人の8割近くは既に拠出金を受け取ったり受け取る意思を表明している。韓国のこの卓袱台返しで、その元慰安婦の方たちが韓国内で批判されはしないか、そこが心配ではある。
 しかし、韓国国内で合意が得られているか否かは、日本が直接関与できる問題ではないし、関与すべきでもない。「最終的かつ不可逆」という形で国家間の合意を形成したのだから、あとは韓国側の問題である。



「はれのひ」逃亡 (2018 1/9 10:30)

貸衣装業者が連絡途絶 新成人、予約の晴れ着フイに(1/8日経)
 成人の日の8日、横浜市や東京都八王子市で貸衣装業者と連絡が取れなくなり、予約した晴れ着が届かないなどのトラブルが相次いだ。少なくとも300人程度の新成人が被害にあったとみられる。別業者を手配できず、一生に一度の晴れ着姿をあきらめた人も少なくなかった。
 業者は横浜市に本社を置き、振り袖の貸し出しなどを手掛ける「はれのひ」。同市や八王子市、茨城県つくば市、福岡市に店舗を展開している。はれのひは横浜市の成人式会場近くのホテルで約200人の着付けを予定していた。
 このホテルによると、会場費が入金されていなかったため、昨年末に確認の電話を入れたところ、はれのひ側は予定通り実施すると応じたという。その後も入金はなく、ホテルが1月5日に再度、連絡すると、「社長と連絡がとれなくなっている」との回答があった。それ以降は電話がつながらなくなったという。
 約200人のうち半数は別の業者に依頼したが、残りは衣装がないなどの理由で帰宅したり私服で式に参加したりした。
 ホテルから依頼を受けた横浜市内の着物業者は、10人の着付師で約50人の着付けを引き受けた。着物業者の男性社長は「業界に悪いイメージを持たれるかもしれない。とても悔しい」と話した。
 八王子市では、午前4時ごろから警視庁八王子署の交番などに「着付けを頼んでいたのに、店に行ったらもぬけの殻だった」といった相談が約100件寄せられた。八王子店は成人式会場と同じJR八王子駅前の複合ビルに入居。料金を支払った人もいるといい、同署が状況を確認している。
 横浜市の成人式に参加した女性(20)は高校3年だった2年前、はれのひで振り袖を30万円でレンタル予約。午前10時ごろホテルに着くと、従業員から振り袖が届いていないと言われ「放心状態になった」。
 父親と一緒に探し、市内の別の店でなんとか借りることができたが、着付けを含め追加で7万円を支払った。「一生に一度の晴れの成人式で、なぜ悔し涙を流さないといけないのか。長く準備してきただけに許せない」と憤った。
 一方、福岡市の店舗では8日午前から、顧客への着付け作業に当たった。店舗責任者の女性は取材に対し「社長とは連絡が取れていないが、スタッフとも話し合って対応しようということになった」と話した。


 業種を考えると最も穴を開けてはいけない日に、穴を開けるどころか潰れてしまったわけで、他に幾らでも取りうる手段があっただろうことを考えれば、悪質極まりない。一生に一度しか訪れない成人式で、ちゃんと予約していた人たちの思いを踏みにじった罪は、非常に重い。親にお金を出してもらい晴れの日を祝ってもらえることに感謝の気持ちを抱いていた新成人からすれば、親への申し訳なさも手伝って、二重にやるせない気持ちになったことだろう。

 「晴れ着じゃなくてもいいだろ」「普通の服装で行けば済むのにそんなに騒ぐことじゃない」という言い分で被害者の気持ちを軽く見る向きも散見されるが、成人式に対する思い入れは人それぞれで、晴れ着で出席したいという価値観に対してオノレの価値観のみで否定したりバカにするのは、この上なく下劣な行為だろう。理解できなくても、想像くらいできるだろうに。



阪大の入試ミス (2018 1/8 10:30)

阪大入試ミス、外部指摘3回目で判明 30人不合格 予備校費用など補償検討(1/6産経)
 大阪大は6日、昨年2月に実施した入試の物理科目で出題と採点にミスがあり、不合格とした受験生30人を新たに合格させたと発表した。個別面談して慰謝料などの補償を検討し、希望者については今年4月の入学を認める。昨年の6月と8月、外部から指摘があったが「大学側の解答が正しい」として対応できず、昨年12月の3回目の指摘でミスと分かった。
 大阪府吹田市で記者会見した大阪大の小林伝司副学長は「生徒や家族に多大な迷惑をお掛けした。負担する必要がなかった費用については誠実に対応したい」と陳謝した。この他にも9人が同じミスで大阪大の第2志望の学科に入学しており、第1志望だった学科に移ることを希望する場合は認める。
 大阪大によると、ミスがあったのは物理が必須科目の工学部、基礎工学部、理学部の一部学科の受験生など3850人が受験した問題。複数の解答が正しかったが、特定の解答のみを正答としていた。連動して次の問題を作成したため、これについては問いそのものが成立していなかった。
 合格者30人の内訳は男性28人、女性2人。別の大学に在学している場合は履修状況を確認し、2年生として転入する方法も考慮する。
 別の大学に入学したことによる下宿費用、浪人した受験生については、予備校の費用などの補償も検討していると説明した。


 人間のやることだからミス自体はどうしてもしかたない面があるとは言え、外部の指摘を2回もスルーしてるのは批判されても仕方あるまい。受験生にとっては人生がかかった場であり、できる限り真摯に対応するのは義務であろう。いつも必死に頑張ってる受験生を見ている立場なので、余計に腹立たしい。

 しかし、解答速報を作った時点で予備校は気が付かなかったのだろうか。全国の物理化の高校教師、塾講師もなぜ気付かなかったのだろうか。多数が気付いていればもっと早くに騒ぎになっていたはずである。

 この件が原因で浪人している生徒には、どう対応するのだろうか。入学を認めた上で金銭的な補償と慰謝料ということになろうが、失った1年という時間は取り戻せない。20年前なら浪人生は3人に1人だったからダメージも少なかろうが、今は7〜8人に1人だからなぁ。



グダグダの相撲協会 (2018 1/7 0:00)

貴乃花親方の文書 くわしく議論されず(1/4日テレ)
 元横綱・日馬富士の傷害事件を巡る貴乃花親方の対応について、日本相撲協会は4日、臨時の評議員会を開いた。評議員会では、あらためて貴乃花親方の主張が書かれた文書が配られ、その一部が読み上げられたものの、くわしく議論されなかったことが分かった。
 評議員会の出席者によると、文書には、貴ノ岩が12月の巡業を休む際、診断書を出さなかったことについて、「『報道陣に囲まれて出られない』『病院にいけない、診断書も出せない』旨を執行部の4人に説明した。八角理事長はうなずいた。尾車親方他は分かったと答えた。これで了解してくれたと思っていた」という趣旨が書かれていたという。
 評議員の1人が、この主張について「事実ですか」と質問すると、八角理事長は、「そんなこと言うわけないだろ!それだったら救急車を呼べばいいじゃないか!」と声を荒らげたという。
 また、貴乃花親方の文書には、「執行部の4人が執拗(しつよう)に『内々で済む話だろう』と被害届の取り下げを要請してきた」と書かれ、貴ノ岩の心情として、「本当のことが話されないのであれば、法廷の場で真実を明らかにされるよう強く要請する」ともつづられていたという。
 評議員はこの文書に目を通し、一部は読み上げられたものの、内容を深く議論することなく理事解任を決定したという。


 これが事実なら救いようがないだろう。貴乃花親方に対しては、処分ありきで話が進んでいたということだ。

 そしてこんな話も。

立行司の式守伊之助が若手行司にセクハラ行為 相撲協会は懲戒処分を検討(1/ デイリースポーツ)
 日本相撲協会は5日、立行司の式守伊之助(58)=本名・野内五雄、宮城野部屋=が昨年12月の冬巡業中に若手行司へセクハラ行為を行っていたと発表した。
 協会によると、セクハラ行為があったのは、冬巡業の宜野湾場所初日となった昨年12月16日。巡業先のホテル内で夕食中に泥酔した伊之助が、部屋まで伊之助を送っていった10代の若手行司に対し、唇や胸部に触れるなどの行為を行ったという。
 行司会監督の幕内行司が行為事実の概要を知り、この日夕に協会に報告した。
 危機管理委員会が調査したところ、事実であることを確認。被害者の若手行司はショックを受けており、伊之助に謝罪を求めたといい、伊之助は「泥酔していたので、覚えてない」「自分は男色の趣味はないので、なぜこのような行為をしたのかわからない」などと話したものの、自らの行為は認めて謝罪したという。
 協会によると、被害者の行司に処罰を求める意向はなく、警察に被害届を出す考えもないという。しかし、伊之助が立行司として行司全体を指導し、管理する立場にあることから、協会は臨時理事会を開き、懲戒処分を検討する方針としている。


 本人の主張によれば「男色趣味はないが酔った勢いで…」ということらしい。日馬富士の件も酒が絡んでいたので、相撲協会は酒の飲み方の指導でもしたらどうか(棒読み。
 相撲協会、もはや何でも有りの様相を呈してきている。



貴乃花親方の理事解任が決定 (2018 1/5 10:30)

「貴乃花親方、著しく礼欠いている」池坊議長、反省促す(1/4朝日)
 大相撲の元横綱日馬富士による暴行問題は、被害者の師匠である貴乃花親方(元横綱)の理事解任をもって一応の決着を迎えた。日本相撲協会の最高意思決定機関である評議員会の池坊保子議長は記者会見で、「厳粛に受け止め、真摯に反省し、協力しあい、礼をもって行動してほしい」と貴乃花親方に呼びかけた。
 解任を議決した評議員4人のうち1人は貴乃花一門の親方出身の議員だが、全員が理事会の解任提案に賛成した。
 池坊議長は、貴乃花親方が弟子の貴ノ岩への聴取を拒否し続けたことなどについて、「巡業部長という重い地位についている。自分の部屋の力士だろうが、分け隔てなく対応しなければいけなかった」。また、八角理事長からの電話に応答しなかったと指摘し、「著しく礼を欠いている」と述べた。
 評議員会は理事会の運営を監視する立場にあり、会見では、協会が事件を覚知した後の昨年11月11日の理事会で議題としなかったことについて質問が出た。池坊議長は、鳥取県警と協会の間で場所後に捜査に協力するとの合意がなされていたなどとして、「隠蔽(いんぺい)という意味でなく、判断は大変難しかったと思う」と批判はしなかった。

 暴行を犯した力士の親方(伊勢ヶ濱親方)に対する処分と、被害者力士の親方が協会に報告を怠ったことの処分が同等というのは、まことに理解しがたい決定である。しかも「礼を欠いている」という理屈にもならない理由。協会への忠誠と礼は全く別物であろうに。

 事の発端が「暴行」という刑事事件であるという重みを、相撲協会も評議会も理解していないように感じられる。暴行事件よりも、協会内の秩序を優先しているようにしか思えない。

 2ヶ月後の理事選挙に、貴乃花親方も立候補することはできる。しかし、選挙結果を了承するかどうかの権限もまた評議員会は所有しており、貴乃花親方が理事に選ばれたという結果を覆す可能性がある。

 相撲は大好きだったし、外国人力士に対しても擁護的な主張を繰り返してきたのだが、一連の協会の姿勢で相撲に対する熱は完全に冷めている。そして、今回の決定で、それは決定的になった。



立憲民主党の無責任な脱原発案 (2018 1/4 10:30)

立憲民主「原発ゼロ」骨子案、再稼働は非常時以外認めず(1/2朝日)
 立憲民主党が通常国会での提出を目指す「原発ゼロ基本法案」の骨子案が2日、わかった。原発再稼働は非常時以外に認めず、電力会社の廃炉支援や原発立地地域の雇用創出に国が責任を持つことが柱。原発再稼働を進める安倍政権との対立軸を示し、通常国会での争点にしたい考えだ。
 昨秋の衆院選で野党第1党になった立憲が公約で「原発ゼロ」法策定を掲げ、自民党との立場の違いが鮮明になった。これまで民進党が態度を明確にしなかったため進まなかった原発ゼロに向けた国会論議が、ようやく本格化する。
 骨子案では2030年までに10年と比べ、1年間の電力需要量を3割削減する省エネ目標と電力供給量に占める再生可能エネルギーの割合を4割以上にする目標を明記。原発新増設や使用済み核燃料の再処理、核燃料サイクルを全面的に禁止し、再稼働は石油が全く入ってこないような異常事態以外は認めないとした。
 こうした基本方針を推進するため、首相を本部長とする「原発に依存しない社会を実現するための改革推進本部」(仮称)を設置。電力会社の廃炉や立地地域の雇用創出に国が責任を持つことを盛り込んだ。廃炉にする原発の国有化も選択肢として考えている。
 「原発ゼロ法案」をめぐり、小泉純一郎元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」も10日に独自の法案を発表する。立憲は骨子案をもとに同連盟などと意見を交わし、市民参加型で法案をまとめていく方針だ。
 原発を保有する電力会社が原発用に確保している送電線の容量を開放しないことが再生可能エネルギー普及の妨げになっている現状もあり、立憲幹部は「まずは原発をやめる政治の方向性を示すことが大切だ」と話している。(南彰)


 「ふだん発電させないが、非常時にはすぐに動かせるよう常に準備はしておけ」という内容。物をよく知らない人を騙すための主張で、国民を舐めてるとしか言いようがナイしろ物だ。。

 火力発電で必要なのは、石油よりもむしろ液化天然ガス。「石油が入ってこない場合のみ」では対応策になっていない。
 だいたい、電気のスイッチを入れるように、緊急時にスッと原子力発電に切り替えられるわけではない。緊急時に原発を動かせるようにするためには核燃料を常に待機状態にしておく必要があるわけで、知識を持った作業員を常に待機させておかねばならないし、定期点検も必要だ。また、燃料が常に存在しているということは、地震や津波の時の危険性は変わらない。しかし原発は動かさないので電気代を儲けることができずコストばかりが嵩むという、とんでもない無駄施設を生み出すことになってしまう。

 一部の反原発派の受けを狙っただけで、何も真面目に考えていない。民主党の無責任体質は、着実に受け継がれているようだ。


いまだ夢物語を語る小沢 (2018 1/4 10:30)

小沢氏、野党結集訴え…「安倍内閣つぶせる」(1/2読売)
 自由党の小沢共同代表は1日、東京都内の自宅で開いた毎年恒例の新年会のあいさつで、来年の参院選に向けて野党が結集する必要性を訴えた。
 野党だった民主党が大勝した2007年参院選を引き合いに「一緒に戦えば、(与党に)勝てないわけがない。70、80議席も可能だ」と述べた。
 小沢氏は安倍内閣について「権力を乱用している。基盤は非常に脆弱で、簡単につぶせる」と述べたうえで、「(次期参院選では)政権を代えるくらいの結果を出さないといけない」と強調した。
 新年会には自由党のほか、立憲民主党、希望の党の国会議員約10人を含む計約80人が出席した。


 まだ生きていたのか小沢一郎、という印象。政治的には、もうとっくに死に体であろう。
 "安倍内閣について「基盤は非常に脆弱で、簡単につぶせる」"……そう言いながら5年経ってるんだがね。



あけましておめでとうございます (2018 1/1 19:00)

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 ネットでは、ウーマンラッシュアワー村本が朝生で「日本は非武装中立で行くべき」「侵略されたら降伏する、もしくは殺される」「沖縄は元々中国の物」などとホザいて大騒ぎになっております。ツイッターの私のTLでもその話題で持ちきりなのですが、正月からその話題に触れると何だか今年1年の門出が汚れてしまいそうで、何とか我慢しております。

 一方、アキラ100%が「失敗」したという話も賑わっております。見えた、いやギリギリ見えなかった、前貼りしていた、いや前貼りしてなかった、竿は見えたが玉は死守した、いや竿はちゃんと股に挟んでいた、など情報が錯綜しておりますが、ウーマン村本よりはよっぽど正月らしい話題で、微笑ましく眺めております。

 今週は気ままに更新、来週から通常通りの営業になると思います。