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猪瀬発言:続報 (2013 4/30 24:00)

 報道内容を認め、謝罪しました。

猪瀬知事「不適切な表現、おわび」 五輪招致巡る発言(4/30朝日)
 2020年五輪招致をめぐり、東京都の猪瀬直樹知事がインタビューで他の立候補都市を批判する趣旨の発言をしたと米ニューヨーク・タイムズ紙が報じたことについて、猪瀬知事は30日、「誤解を招く不適切な表現で、おわびしたい。認識が甘かった」と話した。
 都庁で記者団に答えた。猪瀬知事は発言内容について「インタビューの終了間際の雑談の中で出た話」と説明。五輪招致への影響に関しては「教訓にしたい。これからの活動に反省を踏まえる」と述べた。
 同紙によると、猪瀬知事は「イスラム諸国は互いにけんかばかりしている」などと発言。立候補都市のイスタンブール(トルコ)に対する東京の優位性を訴えた。国際オリンピック委員会(IOC)は五輪招致の行動規範で、立候補都市が他都市の批判や比較をしないよう定めており、規範に抵触する可能性が指摘されている。


 「インタビューの終了間際の雑談の中で出た話」というのが気になる部分ではあるが、インタビュー中にその旨の発言をしたのは事実であるようだし、発言の根底にはイスラム蔑視の感情も垣間見られ、擁護の余地はない。
 そもそも、トルコは果たして「イスラム諸国」に入れるべきかどうか、という疑問がある。20世紀初頭に、ケマル・アタテュルクが明治維新を範として政教分離の近代国家を作り上げ、男女平等政策も推進した、という歴史を考えれば、イスラム教徒が多いとは言え他のイスラム教国家と同一に扱うのは妥当ではないように思う。


 ちなみに、「トルコとのトラブル」で真っ先に思い浮かんだのは、エガちゃんのでんでん太鼓事件でした。



猪瀬発言 (2013 4/29 24:00)

In Promoting His City for 2020 Games, Tokyo’s Bid Chairman Tweaks Others(4/29NY TIMES)
But Inose has also pushed the boundaries of rhetorical gamesmanship with occasionally blunt and candid statements about how his city compares with the competition, particularly Istanbul, which he has suggested is less developed and less equipped to host the Games.

“For the athletes, where will be the best place to be?” Inose said through an interpreter in a recent interview in New York. “Well, compare the two countries where they have yet to build infrastructure, very sophisticated facilities. So, from time to time, like Brazil, I think it’s good to have a venue for the first time. But Islamic countries, the only thing they share in common is Allah and they are fighting with each other, and they have classes.”

Asked later to elaborate on his characterization of Istanbul, a spokesman said Inose meant that simply being the first Islamic country to hold the Olympics was not a good enough reason to be chosen, just as being the first Buddhist country or the first Christian country would not be, either.


 NewYorkTimesの記事だと言うことを差し引いて考えるべきだろうし、実際の発言内容を確認しないと、というのはあるけれど、猪瀬氏のツイッターでの「言い訳」も事実を否定する物ではなかったので、たぶん事実なんだろうな……。
 ちなみに太字部分のみ訳しておくと、「イスラム諸国は、アラーのみを共有しているがお互いに争っているし、階級社会でもある」。他者をこき下ろす形でしか自分の優位性を主張できないってのは、五輪の招致規則云々の前に、卑しいことこの上ない。


やっぱり責任転嫁 (2013 4/29 24:00)

無残に散った「脱原発」 平岡氏、メディアに責任転嫁(4/28産経)
 平岡氏は「穏健保守からリベラルまで幅広い反自民勢力の結集」を掲げ、民主党の公認を拒み、無所属で出馬した。夏の参院選を前に余計な選挙をしたくなかった連合山口は「これ幸い」とばかりに推薦を見送ったため、傘下労組はほとんど動かず、集会や遊説はどこも閑散となった。
 「脱原発」を掲げ、市民団体との連携を優先させたことも民間労組の反発を招いた。「山口育ち」を売りにする菅直人元首相が頻繁に山口入りしたことも逆効果を招いた。
 平岡氏が岩国市内の選挙事務所に姿を現わしたのは午後8時すぎ。「皆さんの期待に添えなかったのは、私の力不足です。すいませんでした…」と深々と頭を下げた。
 だが、集まった支持者は30人足らず。民主党にとって連合という「選挙マシン」がいかに大きな存在なのかを如実に物語った。「脱原発」が争点にならないこともはっきりした。
 それでも平岡氏は報道陣に「安倍政権の支持率が高いのはマスコミが作り出したムードだ。もっと本質的な政策論議をしたかった」と強弁した。メディアへの責任転嫁は菅氏の「十八番」。類は友を呼ぶ−。
(一部抜粋)

 むしろ、民主党政権こそ「マスコミが作りだしたムード」で誕生した政権だったろうに。
 安倍政権は、まだ発足から5ヶ月に過ぎないなのに、「まだ給料が上がっていない」と難癖付けられている状況。それどころか、政権発足前から叩かれまくっていた。

 自分たちの言動に対する反省を蔑ろにして責任転嫁ばっかりやってるから、民主党の面々(元民主党含め)は見放されてるんだよ。



教育政策 (2013 4/28 24:00)

「安倍教育政策 NO」/平和・人権の教育ネット発足(4/28赤旗)
 「安倍教育政策NO・平和と人権の教育を!ネットワーク」のスタート集会が26日、東京都内で開かれ、150人が参加しました。
 同ネットワークは、安倍内閣が改悪教育基本法の具体化として、教育を大きく変えようとしていることにストップをかけ、子どもを権利をもった人間として大切にする教育をめざすものです。呼びかけ人には井出孫六(作家)、上原公子(元東京都国立市長)、内田樹(神戸女学院大学名誉教授)、宇都宮健児(前日弁連会長)、大田堯(教育研究者)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、佐藤学(学習院大学教授)、堀尾輝久(東京大学名誉教授)の各氏らが名を連ねています。
 集会では、子どもと教科書全国ネット21の俵義文事務局長が「教育再生」の危険な狙いについて報告。検定基準の「近隣諸国条項」の見直しで歴史を歪曲(わいきょく)する教科書記述が合格することや、検定の過程に国会が介入できるようにすることが狙われていると語りました。子どもには今以上に徹底した競争教育が押し付けられると指摘しました。
 教育委員会制度の改悪、「道徳教育」と「懲戒」を中心とする「いじめ対策」、教員の管理統制強化など、安倍内閣がめざす教育政策の問題点がリレートークで語られました。堀尾氏は「安倍教育政策」が改憲と一体のものだと指摘しました。
 今後、各地域で学習会や宣伝、対話を進めること、「私たちがめざす教育政策」についてプロジェクトチームを発足させ、政策づくりをめざすことなどが行動提起されました。


 いつもの左巻きの面々が集って自民批判。
 「近隣諸国条項」のせいで、歴史的事実として定着していない事案(従軍慰安婦や南京での30万人虐殺だとか)まで教科書に載るという状況があったわけで、むしろこれまでの状況にこそ「歴史を歪曲」という面があったというのが事実だろう。

 「親学」には私も懐疑的だし、自民党の教育政策が完璧とは私も思っていないけども、中国や韓国の主張に耳を貸しすぎてた点は改めていくべきだと思うし、道徳教育の充実に関しても賛同する(その内容に関しては議論の余地有りと思うが)。

 一方で、教師の負担を軽減するために、教員の数を増やしたり、少人数学級を増やすなどの施策も必要。左巻きはこういう「労働問題」で斬り込んでいくべきだと思うんだがなぁ。



書き散らし (2013 4/27 24:00)

しあわせのトンボ:イエスかノーか=近藤勝重(4/26毎日)
 大学のクラスの同窓会があった。時の話題も話題になり、一人がアベノミクスについて「やってみなくちゃわからない。やってみなくちゃ」と声を上げた。「そりゃそうだ」と笑って応じる声もある。やってみたものの……となってからでは遅い気もするが、議論にはならず、話はそれぞれの病気自慢に移っていった。
 帰途、学生時代を思い起こした。ベトナム戦争、あるいは授業料値上げ反対のスト突入などをめぐって、キャンパスや教室ではすぐに議論の輪ができた。しかし最後は「要するにどっちなんだ」と問い詰めるようなやりとりになった。思い出してほろ苦くなるのは、議論でむしろ学生間の対立が深まったからだろう。
 今、年を重ねて自覚するのは、イエスかノーの答えが簡単に出せるほど物事は単純ではないということだ。実際、世の中がいろいろわかってくるにつれ、是非善悪の判断一つも難しく思えてくる。AかBかと迫られてはなおさらだ。Aだと答えて、それが多数になると、Bの側の人は切り捨てられてしまう。本来、Aの人もBの人も同等の権利を持っているはずなのに、と思うと、A、Bともに大事なのでは、と思ってみたりする。
 以前にこれとよく似た趣旨のコラムを書いて、ある弁護士さんからファクスをいただいた。その中にこんな言葉があった。
 <「味方と敵」「勝ちと負け」のある仕事を30年近くやってきてわかったのは、「勝つこと」より「解決すること」の大切さ>
 コラムより深い理解に恐縮したが、その時、ふと思い浮かんだのは憲法だった。弁護士さんの言葉には前文や9条の理念にどこか通じるものがあると思ったのである。
 付記しておくが、二者択一でも答えられるテーマが幾つかある。憲法もその一つで、護憲か改憲かと問われれば、迷わず護憲と答えるだろう。学生時代のゼミの論文に「憲法がある限り希望を持って生きられる」と書いた覚えがある。
 未収束の原発事故をはじめ、いろいろとひどい国である。これで憲法がヘンなことになったら、どんな国になるのだろう。案じられてならない。(専門編集委員)


 筆者は「いろいろとひどい国」と主張する。私は必ずしも「酷い国」とは思わないが、マスコミの偏った態度は酷いなと思うし、この論理性のない文章も酷いと思う。

 「イエスかノーの答えが簡単に出せるほど物事は単純ではない」と述べ、「最後は「要するにどっちなんだ」と問い詰めるようなやりとりになった」という過去の記憶を自省的に引用しながら、改憲の意義に全く目を向けずに「護憲か改憲かと問われれば、迷わず護憲と答える」と主張するという、非常に味わい深い文章。「迷わず護憲!」と単純に切り分けているこの筆者の現在は、「要するにどっちなんだ」と安易な切り分けをしていた学生時代と、何の変わりもない。つまりは、40年間成長のない人間が新聞で論をぶっているということだ。

 これ、高校生の小論文として提出されたとしても、目も当てられない点数になるような文章だよなぁ……。プロがこんな書き散らしをして、恥ずかしくないのかね。



靖国批判 (2013 4/26 24:00)

靖国と政治―静かな参拝のためには(4/26朝日社説)

 朝日が社説で「靖国」を扱うのは今週3回目。アベノミクスが巧く行って安倍政権の支持率が高止まりしている中、ようやく安倍批判の糸口が見つかったとばかりに、俄然活き活きとしている。

 韓国が靖国参拝を批判し始めたのは、盧武鉉政権になってから。日本に対して憎悪を向け国内をまとめようという盧武鉉の対日姿勢の結果であり、けっきょく韓国による靖国批判は、「靖国神社の有り様」とは関係ない「韓国側の都合」に過ぎない。

 中国の「日本国民には罪はない、政治指導者が罪を負うべきだ。だからこそA級戦犯の祀られる靖国神社への参拝は許せない」という言説は、一見妥当に見えるが、A級戦犯の名誉は国会で回復されており、所謂A級戦犯は現時点では存在しない。中国はA級戦犯の栄誉回復時や、A級戦犯の合祀時には批判をおこなっておらず、合祀後の首相の参拝にも批判をおこなっていない。ここにも、「中国側の都合」が窺える。

 朝日は「首相や閣僚による公式参拝は、憲法の政教分離の規定からみても疑義がある」とも書いている。しかし、正月の伊勢神宮参拝について朝日は批判したことがあっただろうか。朝日の靖国批判もまた、朝日の都合で為されているだけの物だ。

 中国や韓国や朝日のご都合主義な批判に乗せられて、「靖国は悪」「靖国批判こそ正義」と思い込んでしまうのは、かなり恥ずかしいことじゃないかなと思ったり。



挫折? (2013 4/25 24:00)

「私は写真を撮られて挫折をしたが…」民主・細野氏(4/25朝日)
 ■細野豪志・民主党幹事長
 安倍晋三首相が6年前に首相を辞めになった時のことを時々思い出す。私は7年前に写真を撮られて大きな挫折を経験した。個人的には大変だったが、私の挫折と首相の挫折はレベルが違う。所信表明演説の後、我々が代表質問をするその日に辞めた。その人がもう1回首相をやっている。首相の顔を見ながら、本当に多くのものを乗り越えてきたんだろうと思う。その努力には心から敬意を表したいと思うが、首相があの時のことを反省し、本当に変えるべきところを変えたのかも見なければならないと思っている。(都内のパーティーでの講演で)


 難病でやむなく退陣したことと、不倫を写真週刊誌に撮られたのを同列に並べるなよ。安倍さんの病気は安倍さんに責任があるわけではない、一方で細野さんの不倫写真は完全に自業自得。レベルどころか質も全然違うし、そもそも「挫折を経験した」なんて格好いいこと言えるような失敗でもあるまいに。

 しょうもない話ではあるが、こういう「自分の言動に対する評価のズレ」が、民主党の面々には非常に多く見られるし、それが結局、与党から転落しても反省せず、与党経験も活かせない民主党の有り様にも結びついているんじゃないかな。



社民党の筋違いなポスター (2013 4/24 24:00)

社民党キャッチフレーズは「やさしい社会」参院選ポスター発表(4/24スポニチ)
 社民党は23日、党本部で夏の参院選に向けた新しいポスターを発表した。
 キャッチフレーズは「強い国よりやさしい社会」で、福島瑞穂党首は「安倍政権の国家主義的で、弱者切り捨ての社会ではなく、社会保障を大事にする、やさしい社会を目指す」と説明。また福島第1原発の写真を用い、「事故と汚染は継続中であり、事故を風化させず、あらためて脱原発を訴える」というインパクトあるポスターになっている。
 ポスターは3万枚が用意され、全国で掲示される。


 記事にそのポスターを笑顔で指さす福島瑞穂の写真も載っているが……事故で破壊された福島原発の写真に「強い国よりやさしい社会」という文字。「強い国でなければ社会保障も充実できないだろ」「やっぱり国って言葉は嫌いですか」というツッコミ以前に、危機感煽るような写真で支持を得ようという下品な心性が耐えられない。被災者も、そこで作業をおこなっている人もバカにしている。

 弱者の味方のようなことを言ってるが、けっきょく、弱者を踏み台にしようとしか考えていないのか、あるいは、脳内の勝手な「弱者像」で政治を語るから、現実からどんどん乖離していくのか……。



朝日新聞の筋違いな批判 (2013 4/23 24:00)

靖国問題―なぜ火種をまくのか(4/23朝日新聞社説)
 近隣諸国との関係改善が必要なときに、安倍政権はいったい何をしているのか。
 麻生副総理・財務相ら3閣僚が、春季例大祭に合わせて靖国神社を参拝した。安倍首相は参拝を控えたが、神前に捧げる供え物「真榊(まさかき)」を奉納した。
 これに反発して、韓国は今週末に予定していた尹炳世(ユンビョンセ)外相の訪日を取りやめた。中国外務省も日本に「厳正な申し立て」をしたと発表した。
 菅官房長官は会見で「影響を外交に及ぼすべきではない」と語った。だが、靖国参拝は歴史認識に関わる問題であり、両国の反発は当然、予想されたはずである。
 日本外交にとって、いま最も優先すべき課題のひとつは、核・ミサイル問題で挑発を強める北朝鮮に日中韓が結束して当たることだろう。韓国外相の来日もその調整の一環だった。
 たしかに、日本と中韓両国とは尖閣や竹島問題をめぐって緊張が続いている。中国の監視船が尖閣周辺の日本領海を侵犯するなどの行為に対して、抗議するのは当然だ。
 同時に、首相自身が「大局的な観点から関係を進める」と語ったように、粘り強く関係修復をはかる。そうした微妙な時期である。
 それを、靖国問題でことを荒立てるのでは、方向が逆ではないか。
 これによって関係改善が遠のくようなことになれば、国益を損なうだけだ。
 首相はもともと靖国参拝が持論だ。だが、第1次安倍内閣のときは参拝を見送り、悪化していた両国との関係を打開した経緯がある。
 今回、首相は閣僚の参拝について「自由意思に基づいて行うことだ」と、それぞれの判断に任せたという。自身が参拝しなければ乗り切れると思っていたとすれば、甘すぎると言わざるを得ない。
 首相は再登板後も、歴史問題をあまり前面に出さず、経済再生を優先してきた。
 しかし、このところ気になる言動が目立ち始めている。
 2月の国会答弁では「(前回の)首相在任中に靖国参拝できなかったのは痛恨の極みだ」と語った。
 きのうの国会では、過去の植民地支配と侵略へのおわびと反省を表明した村山談話について「安倍内閣として、そのまま継承しているわけではない」と述べた。
 高い支持率で、緊張感が薄れているのではないか。閣僚の言動も含め、自制を求めたい。


 朝日らしい社説ですね。曰く、「中韓に譲歩しない政府が悪い」。だいたい、靖国参拝が政治問題となってしまったのは、お前らの報道が原因だろうに。

 首相や外相、官房長官の参拝を見送ることで一定の配慮を日本は示した。我が国を守るために亡くなった方に祈りを捧げることに外国が文句を言う筋合いは無く、自制心無しに騒ぎ立てているのは中韓の方と言うべきだ。

 そもそも、「中韓との関係改善のために靖国に参拝するな」と主張するが、中韓に配慮しまくりだった民主党政権下で良好な関係だったかといえば、まったくそうではなかった。彼らの謂う所の「良好な関係」を維持するには、一方的に譲歩し続けるしかない。そんなことは不可能である以上、配慮も一定のライン以上にする必要はない(譲歩ゼロは国際社会に誤解を招く可能性があるので、ある程度は配慮も必要とは思う)。

 しっかし、「高い支持率で、緊張感が薄れているのではないか」って書き方がイヤらしいし、意味不明。「緊張感を持てば靖国参拝はしない」ってどういう理屈だ?



民主党の筋違いな批判 (2013 4/22 24:00)

アベノミクスで応酬=自・民党首、街頭で訴え−参院山口補選(4/21時事)
 参院山口選挙区補欠選挙の投開票まで1週間となった21日、安倍晋三首相(自民党総裁)と海江田万里民主党代表がそれぞれ選挙区で街頭に立ち、首相の経済政策「アベノミクス」をめぐって応酬を繰り広げた。
 首相は県内5カ所で演説し、自らの地元でもある下関市では「1年前、行き過ぎた円高で下関でも町工場を次々と閉めざるを得なかった」と指摘。「今、私たちが進めている対策を1、2年前にやっていれば、1000人以上の雇用が失われずに済んだ。デフレから脱却するには私たちが進めている道しかない」と述べ、アベノミクスの意義を強調した。
 一方、海江田氏は萩市の街頭で、アベノミクスに伴う円安について「みなさんの暮らしに影響が出ている。食料品や日用品(の価格)が上がっている」と懸念を表明。「首相は得意の絶頂だが、やっていることに副作用がないか考えなければならない」と語った。
 山口補選は、自民党公認で公明党が推薦する新人と、民主党とみどりの風が推薦する元衆院議員による事実上の一騎打ち。結果は、今後の国会運営や夏の参院選に影響するとみられ、与野党は28日の投開票に向けて全力を挙げる。


 食料品や日用品価格の上昇は、昨年の小麦や大豆の不作、電気料金アップの影響も大きく、為替の影響すなわちアベノミクスの責任とするには無理があるのだが。こういう印象操作でないと、批判できないってことですかね。最近は原油価格も落ち着いてきているので、ガソリン価格も決して高騰していない。

 むしろ、近年の円高傾向で製造業の海外移転が進んでいた結果、ここのところの円安で逆輸入による製品の価格が上昇してしまっているという問題がある。ただ、これも国内回帰が進めば問題は解決するし、雇用促進にもなるのでありがたい傾向ではある。

 円安も株高も、言ってみれば「リーマンショック前の状態に戻しているだけ」。現時点でのアベノミクスを批判するのではなく、「第3の矢」たる成長戦略について建設的な提言をするのが、民主党に求められる行動じゃないかな。まぁ、それができるんだったら、与党だったときにやっているわなぁ……。



息子と遊びつつ (2013 4/21 24:00)

 今日は諸事情でカミさんが出かけていたので、昼過ぎまで息子の相手をして、それから仕事に行きました。てなわけで、今日はネットにほとんど触れていないので、ここに書くネタも拾ってないのです。ま、新聞は読んでますが、わざわざネットで記事を探し出すのも面倒だし、そもそも何について書くか全く考えてないし。

 で、半日息子と遊んでいたのですが、今月から彼が幼稚園に通い出したのと、私が今月全く休みが無く夜に会う機会もないせいか、妙に懐いているのが逆に嬉しかったり。

 しかし、幼稚園に通い出すと、そこに行ってる間は私たちは子供に対して何もできない、幼稚園の先生が息子の面倒を見ている訳ですし、同級生の言動が息子に大きく影響するわけです。で、ふと、社会の役割の大きさなどに思いを致したりしておりました。子供たちが健やかに育てる環境を、これからもずっと維持したいなぁ、と。そういった情緒が、「保守」という感覚の根源だと思ったりするわけです。



理解を得られた金融緩和 (2013 4/20 24:00)

日銀の金融緩和は為替操作を意図せず、国際社会が理解=麻生財務相(4/19ロイター)
 [ワシントン 19日 ロイター] 麻生太郎財務相は19日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議終了後の記者会見で、日銀が導入した新たな金融緩和策は円相場の押し下げを狙ったものではなく、デフレ脱却が目的であるとする日本の主張が、G20各国の理解を得たとの考えを示した。
 G20は同日午後、中期的な財政戦略を策定することなどを盛り込んだ声明を採択して閉幕した。 声明は「通貨の競争的な切り下げを回避し、競争上の目的で為替レートを利用しない」とした2月のモスクワG20の内容を踏襲しつつ、日本の経済政策は「デフレ脱却と内需支援を目的とするもの」だと明記した。
 財務相は会見で「これまで繰り返し、日銀の金融緩和は為替操作を意図したものではなく、長年にわたるデフレ不況からの脱却を目的にしたものだと主張してきた。こうした主張に対し、(声明は)国際社会から理解を得たものと考えている」と表明。金融政策について、2月の声明と同じ「各々のマンデートに従って、国内の物価安定に向けられるとともに、経済の回復を引き続き支援するべきである」との文言が盛り込まれたことに言及し、「日銀の金融緩和は、引き続きこうした合意に沿ったものだ」と述べた。
 声明は、今年9月にサンクトペテルブルクで行われる首脳会議までに、先進国が中期的な財政戦略を策定する方針をあらためて確認。財務相は会議で「昨夏の与野党合意に基づき経済環境を整備し、予定通り消費税を引き上げる決意がある」と各国当局者に説明したことを明らかにし、「2010年のG20サミットでコミットした財政健全化目標を達成するため、しっかりした中期財政計画を年央をめどに策定する」考えを重ねて示した。
 健全化目標の策定が参院選後にずれ込む可能性については「前か後は全然考えていない」と話した。

<円が不当に安いとの一部批判「理解できない」>
 円相場の水準に関して財務相は「良いとか悪いとか言うことはない。この世界の共通理解」と直接の言及を避けたが、米国の自動車業界などから円安に批判の声が出ていることには「そういう批判は間違った理解をしているか、物を知らないかのどちらか」と一蹴。「米国のリーマン・ショックという失敗で(円高が進み)日本は非常に迷惑した。あの時、日本は貿易収支が黒字だった。しかし、ここ1年少々を見れば明らかに貿易収支は赤字。そうした状況を考えると、円が不当に安いとは、どの数字をもって言うのか理解できない」と強くけん制した。

(ロイターニュース 木原麗花;記事作成 基太村真司;編集 山川薫)


G20:日本の金融緩和を容認ー競争的通貨切り下げ回避を再確認(4/19bloomberg)
 4月19日(ブルームバーグ):世界各国の財務相らは、日本の新たな金融緩和策は通貨戦争回避に向けた合意に反しないとして、景気浮揚に向けたリフレ政策を容認する姿勢を示した。
 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は19日、ワシントンで声明を発表し、日本の緩和措置は「デフレ 阻止と内需下支えを意図したものだ」と指摘した。今回のG20は、2年後のインフレ目標2%達成を目指し日本銀行が新たな緩和策を発表して以降で初となる。また今回の声明では、通貨の「競争的な切り下げ」および、「為替レートの不均衡の長期化」を回避する姿勢をあらためて確認した。
 声明の内容は、日本が国内向けの対策を続け、円安を通じ貿易相手国の犠牲を強いる形で景気浮揚を図らない限り、各国が円の下落を容認することを示唆している。
 声明でG20は「金融政策は各国中央銀行それぞれの責務に従い、国内の価格安定および景気回復の支援継続を目的とするべきだ」とした上で、「金融緩和の長期化に伴う意図せぬ副作用に留意する」と記した。
 また為替レートに関する声明では中国人民元については触れなかった一方、各国は「市場が決定する為替相場システムにより急速に移行するよう」取り組むことをあらためて表明した。

原題:G-20 Backs Japan Stimulus With Vow Against CurrencyDevaluations(抜粋)


 麻生大臣は海外でもきっちり物を言ってくれていると感じるし、その主張が容認されるよう努力しているとも思う。黒田総裁はきっちり主張を発信できる人だし、市場に対して分かりやすく説明する能力もある。あとは、日本がこれ以上躓くと世界経済に悪影響、というのもあるかも知れない。
 金融政策は今のところ巧く行っている。何度も繰り返してきたことだが、成長戦略の是非ですべてが決まりますな。


反基地運動 (2013 4/20 24:00)

 きちんと頭に入れておきたい、沖縄の反基地運動にまつわる現実。

普天間飛行場ゲート前 伝えられぬ「クリーン活動」(4/18産経)
 前日までの陽気さが失(う)せ、一転して肌寒い一日となった14日。沖縄県宜野湾(ぎのわん)市野嵩の米軍普天間飛行場の野嵩ゲート前に早朝から、老若男女が集まり出した。全員、カッターナイフとポリ袋を手にしている。米軍関係者の姿も。
 「そろそろ始めましょうか」
 午前9時前、そぼ降る雨の中、全員が飛行場を取り巻くフェンスにへばりつくようにして、フェンスに巻き付けられている赤いテープを剥がし始めた。
 昨年、同飛行場にオスプレイが配備されて以降、市民グループらがフェンスに赤いテープを巻き付け、オスプレイ配備反対と同飛行場の閉鎖を訴える抗議活動を展開している。

「反対派のやり方許せぬ」
 この日集まったのは、こうした市民グループの運動に異を唱える住民たちだ。フェンスクリーンプロジェクト。昨年9月に若者が独自にテープの撤去を始めたが、ツイッターやフェイスブックなどで活動は口コミで広がり、メンバーは50人から60人に。昨年末、正式にプロジェクトとして活動を始めた。今では、毎週末、清掃を続けているという。年齢層も20代から60代と幅広い。
 主宰者の一人の女性翻訳家(46)はカッターナイフでテープを剥がしながら「フェンスに巻き付けられた赤いテープは景観を損ねることも問題だが、それにもまして反対派のやり方が許せない」と話す。
彼女によると、赤いテープの中にガラス片や針金が巻き込まれていることがあり、剥がすときに手を切ってけがをすることも多いというのだ。
(以下略)



選挙互助会の崩壊 (2013 4/19 24:00)

選挙目当てと離党批判=民主代表(4/18時事)
 民主党の海江田万里代表は18日の記者会見で、同党の室井邦彦参院議員が離党の意向を固めるなど、夏の参院選改選組に離党の動きが相次いでいることについて「選挙に勝ちたい、議員を続けたいということだろう」と述べ、支持率が低下している民主党では選挙が戦えないとの判断からとの認識を示した。その上で「何のために議員を続けたいのか聞こえてこない」と批判した。

 そもそも民主党という存在が、選挙互助会でしかなかっただろうに。選挙目当てでできもしないマニフェストぶち挙げた過去を忘れてしまったのか。

 本当に国家の利益を考え行動するならば、そしてその行動に理があるならば、その理念に賛同する人間は一定数集まる。現実的な施策を練っているならば、その政策の元に団結できる。民主党がまとまらないのは、政治に対する確固としたヴィジョンのない人間ばかりが集まって、何となく結合しているだけだからだ。

 このままだと、社民党の二の舞となるだけだろう。


金持ちの戯れ言 (2013 4/19 24:00)

 よくある反原発派の主張なんだが。

https://twitter.com/yukawareiko/status/324502013180256257
ここまで毎日揺れているのに、こんなにに小さな島なのに、そこにぎゅうぎゅう詰めで1億もの人が生きているのに、他にどこも行き場が無いのに、高レベル放射能汚染水も廃棄物の捨て場もないのに、どうしてスパッと原発はあきらめて貧乏でも国土と大地と水、空気、海、国民の命を守ろうと考えないのか?

 まぁ理念としては美しいかも知れないが、貧乏になったら、国土も大地も水も空気も海も国民の命も、今以上には守れなくなる。社会保障や医療制度、労働環境を、少なくとも維持するためにも、今以上に景気を悪くするなど言語道断。景気が悪いために多くの問題が吹き出している現況を考えれば、「貧乏になってもいいから」という言い分がいかに無責任かは理解できるはず。

 ついでに言えば、こういう話題に限らずよく使われる「日本は小さな島国」という表現についても。日本の面積は、世界60位。ヨーロッパで日本より大きな国はフランスとスペイン、スウェーデン、ウクライナのみ。決して小さな国ではない。



電気料金、電力会社の給料 (2013 4/18 24:00)

東北電は高給与と批判続出 料金値上げで意見交換会(4/17共同)
 消費者庁は17日、東北電力が国に申請している家庭向け電気料金の値上げに関する意見交換会を仙台市で開いた。参加者からは役員報酬や社員給与の削減を求める声が相次いだ。
 岩手県消費者団体連絡協議会の伊藤慶子事務局長は「経営責任の取り方が甘い」と批判。社員の年間給与についても「東北では高く、もっと下げても良い」(青森県生活協同組合連合会の小野寺静子常務理事)と厳しい意見が大勢を占めた。「被災地の電力会社が値上げしていいのか」との声もあった。
 消費者庁の阿南久長官は終了後、値上げ審査に反映してもらうよう、消費者目線でのチェックポイントをまとめる考えを示した。


 責任が大きくなればそれに対する報酬も大きくなるのは当然のことで、日本の産業の根幹を担う電力事業に携わる人間が、給料が比較的高いのもまた当然の話だ。
 だいたい、「経営責任の取り方が甘い」ってどういうことなのだろうか。原発事故については東京電力にも責任はあるだろうが(国の指針どおりに動かしていたゆえに最も大きな責任は国にあると思うが)、東北電力は原発事故を起こしていない。経営の悪化は、原発停止やそれによる燃料費の増大が原因で、東北電力の努力でどうこうなるものでも無い。

 電気料金の上昇を食い止めるには原発の再稼働が必要で、電力会社をしばき上げて問題が解決するわけではない。しかしながら、反原発を訴える人間ほど、電力会社を罵倒し、電気代の値上げにもブーブー言ってるんだよなぁ。



風評被害に加担する行政 (2013 4/17 24:00)

福島の土、持ち込みだめ 山形県方針「住民不安」理由に(4/17河北新報)
 山形県が福島第1原発事故の土壌汚染に対する県民不安を理由に、福島県会津若松市の災害公営住宅の建設で出る土の県内搬入を認めない方針を福島県側に伝えたことが16日、分かった。
 福島県は原発事故の避難者向けに会津若松市に同住宅を建てる計画を立て、造成で出る土の処理を米沢市の産業廃棄物業者に委託し、同市に運び込む予定でいた。
 福島県によると、山形県が業者に「原発事故による放射性物質の有無にかかわらず、福島の土の持ち込みは住民に不安を与える」と搬入を認めない考えを示したという。
 福島県の話では、一部の土壌からは国の基準を超す濃度の鉛が出たが、山形県は鉛の検出と関係なく、福島県で出た土の持ち込みは基本的に容認しない趣旨の意向を伝えたという。
 災害公営住宅は90戸で2013年度に着工し、翌年度に入居者の受け入れを始める予定。山形県の意向で建設が遅れる可能性があり、福島県は「避難者の入居に影響を与えかねない」と憂慮している。


 浜通りですらなく、会津の土さえ忌避するのは狂気の沙汰。住民が不安を訴えていようが、そこはきちんと説明して風評被害の拡大を防ぐのが行政の役割だろう。しかも、「放射性物質の有無にかかわらず」など、合理性のカケラもない情緒論に乗っかっただけと自ら明言する、恥知らずな態度。

 こんなバカな話で災害公営住宅の建設に遅れが出るとすれば、なんとも嘆かわしい話だ。京都の送り火や瓦礫処理の際もそうだったが、行政側は不合理な放射能忌避には毅然と対応してもらいたい。


電力不足 (2013 4/17 24:00)

電気料金値上げ対策、製造業53%「生産縮小」(4/15読売)
 電気料金の相次ぐ値上げを受けて、大手メーカーの半分強が今後2〜3年間に国内生産を減らす方針であることが、経団連のアンケート調査で分かった。
 最近の円安傾向で国内生産の環境は改善しつつあるが、電気料金の高さがメーカーにとって重い負担であることが改めて確認された。
 調査は3月25日〜4月5日、鉄鋼や自動車、電機など大手企業157社を対象に実施し、93社(製造業60社、非製造業33社)から回答を得た。製造業の53%が、電気料金値上げの対策として「国内生産を減少させる」とし、48%が「国内の設備投資を減らす」と回答した。
 値上げに加えて節電を要請された場合は、「国内生産を減らす」が82%、「国内の投資を減らす」が55%に上った。

 これまで火発の無理な稼働で凌いできたが、同時に、これまでは景気が低迷していたから原発無しでも何とかなっていたという面もある。当然、景気が上向きになってくれば、電力不足はさらに大きな重しになるというのは分かり切っていた。それでも、いまだに「原発無しでも電力は足りている」と吹聴するバカは後を絶たない。
 アベノミクスを実効ある物にするには、原発の再稼働が避けられないと思うのだが、政府はいつ決断するだろうか。



マスコミ (2013 4/16 24:00)

 マスコミ批判はよくやるんだが、マスコミ潰れろとは思わないなぁ……もちろん、誤報や捏造ばかりするところは淘汰されても良いとは思うが、私自身が何だかんだで時事ネタの情報源としてメディアを利用している身であるし、ネット上で渉猟する情報だって多くはメディア報道が元ネタだし、「新聞もテレビも見る必要なし」と言う気は毛頭無い。つか、時事ネタ語るのに「メディアは不要」って言ってる人は、いったい何を情報源にしようというのだろうか。ネットから直接得られる情報は勿論あるだろうが、マスコミの代替として機能できるかというと、それはまだまだ無理な話で。

 批判的な物の見方さえ維持できれば、既存メディアはじゅうぶんに利用価値があると思ってます。


ヤギ (2013 4/16 24:00)

公園の除草はヤギにお任せ…費用は人の半分(4/15読売)
 岐阜県美濃加茂市は、公園内の雑草をヤギに食べさせて除草する取り組みを進めている。
 増加する除草費用を削減するための試みで3年目を迎えた。作業員による年2回の除草に比べ費用はほぼ半分。焼却で発生する二酸化炭素を抑えるなど環境に優しい効果を生み出している。
 市は農業生産法人「フルージック」(岐阜県高山市)と契約を結び、約40匹のヤギを同市蜂屋町の公園内に放ち、水害防止用の調整池の斜面や緑地帯などの雑草を食べさせている。10月28日まで延べ約70回にわたって“放牧”し、約1万4000平方メートルを除草する。
 市土木課によると、刈り取った雑草の処理費用も不要で、糞尿は桜をはじめ植栽林の肥料になる。そのうえ、草をはむヤギの姿は、訪れる人たちの心を和ませる効果があるという。
 同法人の渡辺祥二さん(42)は、「10匹で1日当たり軽トラック1台分の草を食べる。人による傾斜地の除草は大変だが、ヤギは好んで草を食べにいく」と、一石二鳥の効果をアピールしている。


 地元の話だったが、知らなかった。美濃加茂の蜂屋といえば、干し柿が有名でございます。
 ヤギの飼育費よりも人間が除草した場合の方が費用がかかるのか……ヤギさんが除草作業していたら、確かに和みますわな。休みの日に見に行きましょうかね。



景気 (2013 4/15 24:00)

景気回復、7割実感せず=時事世論調査(4/13時事)
 安倍内閣の発足以降、景気の回復を実感するかどうかを時事通信の4月の世論調査で尋ねたところ、「実感する」と答えた人は23.7%にとどまり、「実感しない」とした68.6%を大きく下回った。「アベノミクス」効果で株式市場などは活況を呈しているが、国民全体では景気回復の実感が乏しいことが浮き彫りになった。

 むしろ、現内閣が発足して4ヶ月ほどだというのに、2割以上の人が景気回復を実感しているということの方が、すごいことだと思うんだが。民主党政権の時には、期待さえ持てなかったわけで。

 株取引をしている人は回復基調を実感しているだろうし、輸出企業やそれに関連する企業の人間も、何となく良い方向に向いているというのは感じていると思う。ただ、株価はあくまで先行指標で実態そのものを表しているとは言い難いし、所謂アベノミクスの「第3の矢」がどうなるかによってで最終的に「景気が浮揚するか大失敗するか」が決まるために、現時点では先行きに対する期待に留保を付けている人も多いだろう。今後の政策を注視したい。

 好業績の影響が労働者の賃金にまわってくるには、少なくとも2年はかかると思うし、あまり早急に結果を求めるのは宜しくないんじゃないかな、と。



まだ言うか、この風評加害者は (2013 4/14 24:00)

武田邦彦 (中部大学): 今(2013年4月)、食材でなにが汚染されているか?
 まれに汚染されたものがあっても、平均になりますから。また、福島の子どもたちの内部被曝が少ないとの報道がありましたが、体内の放射性物質はそれほど正確には測定できません。その意味で、国のお金をもらっている東大が誠意のない測定をしていると私は判断しています。
 今回の場合、どのような裏取引が行われたかはわかりませんが、このような時、先輩後輩で電話が来て「反対派が福島の被曝を騒いでいるので、ちょっと測定してくれないか。金は出すから」ということになり、それを東大の先生が請け負うという関係です。税金ということは忘れています。
(一部抜粋)

 「国のお金で早野東大教授はねじ曲げた測定を行った」と言っているわけだが、これはれっきとした名誉毀損になりませんかね?そもそも、今回の測定は、税金ではなく寄付金で行われているんだが。

 デタラメで被災地を苦しめ風評被害を拡大し、真剣に放射能被害に対応している人を悪し様に罵る。古今無双のゴミクズ野郎だ。


更地の花壇 (2013 4/14 24:00)

 庭の隅に50cm四方ほどの、小さな花壇がある。かつて飼っていた鳥の墓を花壇風にしつらえた物で、名前は忘れてしまったが草花を1種類植えていた。ふだんは雑草と間違えやすい見た目だが、毎年5月頃になると紫色のきれいな花を咲かせていた。

 今朝、その花壇が更地になっていた。草1本生えていない。

 とりあえず、数日前に、親父が庭の草取りをしていたという事実は判明している。



どこが矛盾? (2013 4/13 24:00)

「安倍さん、論理的矛盾じゃないか」生活・小沢氏(4/13朝日)
 ■小沢一郎・生活の代表
 日本維新の会の党綱領は、占領時代に占領軍が絶対平和を押しつけた憲法だから変える、と。安倍(晋三首相)さんもね、同じような趣旨のことを従来から話していますね。前の安倍政権のとき、私は党首討論で「独立していない占領時代に米国から押しつけられた。日本国民の自由な意思で作ったのではない。だから憲法改正だということは、現在の日本国憲法を否定するんですね」と聞いたら、安倍さんは「いや、良いところは残すんだ」という答弁をしたんだよ。良いところを残すんだったら、占領軍から押しつけられたからけしからんという論理ではない。押しつけられたものでも良いところは残すんでしょ。ちょっと論理的に矛盾するんじゃないか。(大阪市で記者団に)


 「押しつけ憲法だ、だから現憲法は無効だ」という意見には与しないが(先帝も受け入れた憲法であり、また現行憲法を元にした法律も多く、「無効」とするとクリアせねばならぬ問題が大量に出てくる)、「押しつけ憲法だけども、良い面は残す」という論の、何が矛盾なのかまったく分からない。

 つか、小沢さん、国会に出て意見言えば?


地震 (2013 4/13 24:00)

 13日早朝の淡路島の地震。瓦が落ちたりブロック塀が倒れる、家の中が散乱するなどの被害は相当な物のようだが、死者が出なかったのは不況中の幸い。震度6で死者が出ない、住民が落ち着いている日本って国はすごいな、と改めて感じた次第。
 すぐに菅官房長官が記者会見をやっているし、被害状況の把握も非常に早かった。地震対応に関しては、阪神大震災以降に知見を積み重ねた自民党が現与党なので、それなりに安心していられる。

 東海地震はいつ来るんだろ。私が小学生の頃から、「いつ来てもおかしくない」って言っていたのだが……。



ちょっと疲れてきた (2013 4/12 24:00)

 塾講師って仕事は、1時間とか2時間とか、立ちっぱなしで喋りっぱなしだったりするので、所謂「デスクワーク」とはまた違った体力の使い方をする。それでもまぁ土建業に比べれば楽なので、それなりに体を鍛えていれば、「仕事で疲れ果ててヘトヘト」という状況は、夏期講習などで1日に7時間喋ってるとかいう状況でない限り、発生することは少ない。
 かといって、体力さえ続けば休み無しで働けるかと言えば、そういうわけでもない。体は持っても、心がだんだん錆び付いてくるんだよなぁ、だんだん気分がすさんでくるんだよなぁ
……ということを、34連勤真っ最中に思った。不思議と、生徒の前に立つとやさぐれた気分は消えるのだが、さて、次の休みまで持ちますかどうか。


プラズマ実験 (2013 4/12 24:00)

イオン温度8500万度記録 核融研、プラズマ実験で達成(4/10岐阜新聞)
 核融合発電の基礎研究を行っている土岐市下石町の自然科学研究機構・核融合科学研究所は9日の会見で、世界最大の超伝導核融合実験装置である大型ヘリカル装置を使った高温プラズマ生成実験で、1立方センチ当たり10兆個の密度でプラズマの原子核(イオン)温度が8500万度、電子温度が1億5千万度をそれぞれ記録し、今までの研究記録を更新したと発表した。10〜12日に同研究所で行われる昨年度研究成果報告会で発表する。
 イオンの最高温度は、昨年11月27日の実験で確認された。超高温にプラズマを加熱する運転方法の改善で、2011年に記録した最高温度8千万度を500万度上回った。
 電子温度は昨年11月13日の実験で確認。加熱するマイクロ波の周波数をこれまでの77ギガヘルツから154ギガヘルツに倍増させた新しい加熱装置の導入で電子の加熱が可能になった。1立方センチ当たり10兆個の密度で、これまで最高だった1億万度を5千万度上回った。
 将来の核融合発電炉では、1立方センチ当たり100兆個以上の密度で、イオン温度と電子温度が同時に1億2千万度を超える超高温プラズマ状態を達成する必要がある。今まで使ってきた水素ガスを重水素ガスに変えるとプラズマの性能が向上するため、同研究所は重水素実験の早期開始を求めてきた。
 小森彰夫所長は「重水素実験で最終目標を達成するには、6〜7年はかかる」と話していた。


 反対運動が起きている重水素実験とはまた別の実験ではあるが、一応メモ。



出し入れ&農作業 (2013 4/11 24:00)

ムスダンを格納庫から出し入れ=搭載車両も転々、かく乱か−北朝鮮(4/11時事)
 【ソウル時事】韓国政府筋は11日、北朝鮮が、発射の可能性が高いとみられる中距離弾道ミサイル「ムスダン」を格納庫から出し入れするなど不審な動きを見せていることを明らかにした。米韓は情報かく乱戦術の可能性もあるとみて、警戒している。聯合ニュースが伝えた。
 中距離ミサイル「ノドン」、短距離ミサイル「スカッド」とみられる物体を搭載した4、5台の発射車両も場所を転々と変えているという。こうした動きが何を意味するかは不明。政府筋は「(衛星などで)ミサイルの動きを監視している韓米を消耗させるための情報かく乱が狙い」と分析している。
 北朝鮮は昨年12月の長距離ミサイル発射前も、欠陥を理由に発射予告期間を延長。発射前日にもミサイルを発射台から取り外すような動きを見せた。2月の核実験の前にも、坑道入り口の覆いの設置と取り外しを繰り返した。
 ムスダンに燃料が注入されたかどうかは不明といい、別の政府筋は、ノドンやスカッドだけを発射する可能性もあるとの見方を示した。


最前線部隊、農作業入り=軍の勤務態勢緩和か−北朝鮮(4/11時事)
 【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは11日、韓国軍関係者らの話として、南北軍事境界線に近い北朝鮮軍の最前線部隊が農作業に入ったと伝えた。食料難で配給が滞りがちなため、軍も食料を自己調達している。北朝鮮は対外的に緊張を高めているが、軍関係者は「『1号戦闘勤務態勢』が発令された3月よりも勤務態勢が緩んだようだ」と述べた。

 ムスダンを「出し入れ」。一方、最前線は農作業。北朝鮮という国はよう分からん……


内部被曝ND (2013 4/11 24:00)

セシウム、99%で不検出=内部被ばく2万人調査−福島など「食事に気配り」・東大(4/11時事)
 東京電力福島第1原発事故で土壌が汚染された福島県などで昨年、約2万2000人の内部被ばくを調べたところ、99%でセシウムが検出されなかったことが11日、分かった。早野龍五東京大教授らが日本学士院紀要に発表した。
 調査では、チェルノブイリ原発事故で土壌が同程度に汚染された地域に比べ、内部被ばくの度合いが100分の1程度と低いことが判明した。早野教授は、▽土質により農作物が放射性物質を取り込みにくい▽食品の検査が適切に行われている▽住民が食事に気を配っている−ことが要因と分析、「食品や内部被ばくの調査を続ける必要がある」としている。
 早野教授は福島県内の病院と共同で2012年3〜11月、検査機器「ホールボディーカウンター」を用い福島県や茨城県の住民を調査。99%で、セシウム137の値が検出限界(全身で300ベクレル)を下回った。残り約1%の212人は、平均で体重1キロ当たり約10ベクレルが検出された。15歳以下の子どもに限れば、検出率は0.09%だった。


 検出限界が300Bqというのは、300Bq/kgではなく、300Bq/bodyというところに注意されたし。念のため。

 武田邦彦などは、いまだに講演で「汚染給食を子供に食べさせるな」と吹聴しているようですし、安全が証明されるような発表があっても、その調査自体を疑って自分に都合のいいデマ情報ばかり信じる輩は依然として存在するわけですが、実際には記事のような状況なわけです。

 「福島の農作物は毒だ」とか喚いていた(あるいは今も喚いている)バカどもは、そろそろ頭を下げて非を認めるべきだ。万が一の危険に備えて叫んでいただけで、何もなかったなら良かったじゃないか?その予防原則で、どれだけの人が苦しんだと思ってるのかね?


罰当たり (2013 4/11 24:00)

さい銭箱が空っぽで逆上、神社に放火容疑 48歳無職男を逮捕(4/10産経)
 神社の拝殿に火を付けて全焼させたとして、警視庁高尾署は10日、放火の疑いで、東京都八王子市館町、無職、大渕武雄被告(48)=窃盗未遂罪で起訴=を再逮捕した。同署によると、容疑を認め、「さい銭箱からカネを盗もうとしたが空っぽだったので、火をつけてスッキリしたいと思った」と供述している。
 逮捕容疑は、2月11日午後0時45分ごろ、同市裏高尾町の千代田稲荷大明神の拝殿にライターで火をつけ、全焼させたとしている。出火当時、神社には誰もいなかった。
 神社では拝殿が3棟あり、同7日にも別の拝殿が全焼。同署員が付近を警戒していたところ、大渕容疑者が同14日にさらに別の拝殿のさい銭箱からカネを盗もうとしているのを発見し、窃盗未遂容疑で現行犯逮捕していた。
 大渕容疑者は7日の火災についても「自分が火を付けた」と供述しているといい、同署が裏付けを進めている。

 7日に拝殿に放火、11日に賽銭泥棒未遂&拝殿放火、14日に賽銭泥棒未遂。どうしようもない罰当たり者である。



株高・円安 (2013 4/10 24:00)

 円安・株高に沸きあがり、一部にはバブルを危惧する人もいます。
 しかし、日経平均13000円というのは2008年7月の水準、つまり、ようやくリーマンショック前に戻った、という状況なわけです。欧米各国はその頃の株価水準にとっくに戻っています。
 確かに最近の日本の市場の回復ぶりは急ピッチではありますが、民主党政権が3年間グダグダしていたのを取り戻したに過ぎないのです。まだ、「振り出しに戻った」だけです。もちろん、成長戦略が巧いこと進まなければ「借金を増やしただけで終わり」となってしまいますから、所謂「第3の矢」の具体策が早く出てくることを望むばかりです。

 ただ、円安はちょいとキツすぎるかなぁという気も。円ドル100円というのも2008年10月の水準なんですが、原発停止による燃料費増大を考えると、また円安への推移のスピードが速すぎることを考えると、ここらで一休みして欲しいところではあります。円安基調自体は歓迎なのですが、為替については、急速な動きによるマイナス面も大きいですからね。



おみごと山本昌 (2013 4/9 24:00)

山本昌 30年目の“開幕飾る”老かい投球、チーム連敗止めた(4/9スポニチ)
 ◇セ・リーグ 中日5―0ヤクルト(2013年4月9日 ナゴヤD)

 現役最年長、中日・山本昌の30年目の初マウンドは連敗ストッパーという思い役割を担うことになった。
 初回、いきなり四球を出し、不安な立ち上がり。「自分の開幕戦で緊張していた。ストライクが入らなくてびっくりした」それでも、老かいな投球で後続を何とか切って取り無失点で滑り出した。
 貧打に悩んだ攻撃陣がいきなり爆発、和田、谷繁の40代ベテランが適時打を放つなど初回に4点を奪って主導権を握った。「早く援護をもらって楽に投げられた」と2回からは自分のペースに引き込んで、終わってみれば6回を95球、1安打無失点というこれ以上ないピッチング。高木監督も「(今日の試合は)昌しかない。あそこまで投げてくれるとは」と称賛した。
 3月中旬にはインフルエンザにかかり、調整が遅れ、3日の2軍戦で登板してのこの日に間に合わせた。「先頭打者を出さないよう気を付けた。うれしいです」と投球術の手本になるパフォーマンス。47歳7カ月での登板、勝利投手はもちろんセ・リーグ最年長。投げるたびに記録はついて回るが「もう少し長く投げたい。シーズンは始まったばかり、次もいいピッチングをしたい」と214個目の白星を積み上げた後もあくまでも貪欲だった。


 47歳8ヶ月で勝利投手。すげぇな、マサさん。
 後ろを継次いだリリーフ陣は、20代前半。マサさんがプロ入りしたときには生まれてさえいない。生ける伝説を目の当たりにできることに、感謝。



無慈悲なワンコ (2013 4/8 24:00)

犬が「韓国国防相」攻撃=写真配信で威嚇−北朝鮮(4/7時事)
 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、韓国の金寛鎮国防相の顔写真を付けた人形を軍用犬に襲わせる場面の写真を配信した。米韓合同軍事演習を受けた威嚇の一環で、恐怖心をあおる狙いもうかがえる。
 同通信はまた、北朝鮮兵士が、金国防相と米兵の写真を標的に至近距離から射撃訓練する際の写真も配信した。
 金国防相は「北朝鮮は不良国家。(挑発があれば)緒戦で打撃を与え、最後に敵の息の根を止められるよう準備せよ」と指示するなど、北朝鮮への断固たる姿勢を示している。北朝鮮は「われわれは金寛鎮を特別戦犯者と断じて死刑宣告を下した」と反発していた。


 いろいろ挑発行為をやっているが、だんだんショボい話に……。このまま行くと、虚構新聞のこの記事が現実の物になっちゃうかもw

北朝鮮、一方的に「戦争勝利」を宣言 挑発ライン越える(4/8虚構新聞)
 北朝鮮は8日午前、「日米韓三国、および国連軍を殲滅(せんめつ)させ、戦争に勝利した」と宣言した。北朝鮮は先月、休戦協定の白紙化を宣言して以来、連日挑発をエスカレートさせてきたが、挑発の語彙が尽きたため、一気に勝利宣言まで駒を進めた可能性が高い。(以下略)

 実際、ミサイルを撃ちそうな気配だったり、核開発に使える黒鉛炉を動かし始めたり、かなりきな臭い動きをしており、「金正恩が軍を掌握できているのか、軍に操られてコントロールできていないのではないか」という疑念と相俟って、非常に危険な状態にあるのは確か。ミサイル迎撃態勢など、政府はきちんと対応をしているようだが、果たして北朝鮮は今後どう動くのか。

 ただ、膠着した拉致問題を動かすには、こういう危険な動きでさえも、何かきっかけになれば…とも思ってしまうんだよな……。



XPのサポート終了 (2013 4/7 24:00)

“XP”サポート終了で注意呼びかけ(4/7NHK)
 国内で使われているパソコンのおよそ3分の1に搭載されている基本ソフト、「ウィンドウズXP」が、あと1年で期限切れを迎えます。
 それ以降は、ソフトの欠陥を修正するサポートが打ち切られ、ウイルスに感染する危険性が大幅に高まるため、専門家は注意を促しています。
 2001年に発売されたパソコンの基本ソフト、マイクロソフト社の「ウィンドウズXP」は、日本時間の来年4月9日、製品のサポート期間が終了します。
それ以降は、セキュリティー上の欠陥が見つかっても、修正するプログラムが提供されなくなるため、ウイルスに感染したり、不正アクセスを受けたりする危険性が大幅に高まります。
 民間の調査会社によりますと、去年11月の時点で、ウィンドウズXPは国内で利用されているパソコン、およそ7700万台の33%余り、企業のパソコンに限れば、40%余りで引き続き使用されています。
 このため、マイクロソフト社は、使用しているパソコンに最新の基本ソフトをインストールし直すことが可能かどうか確認するソフトを提供したり、電話相談の窓口を拡充するなどして、早めの乗り換えを呼びかけています。
パソコンのセキュリティーに詳しい情報処理推進機構の加賀谷伸一郎調査役は、「サイバー攻撃する側は、日々、新しい攻撃方法を考えているので、サポートが終わった基本ソフトだと太刀打ちできなくなる。期限が切れる直前になると、データのバックアップに手間取ったり、調達に時間がかかったりすることも考えられるので、被害を防ぐためにも早めの準備を心がけてほしい」と話しています。
(以下略)

 私のPCもXP。というか、もう使い始めて10年の古株。いまだにpentium4なんて化石ですがな。メモリは一応増設してますけど、サイトまわると、重くてしょうがないです。そろそろ買い換えねばなぁと思いつつ、買うからにはそれなりのスペックじゃないと納得できないので、資金が融通できず今に至る、と。

 私が使うPCは、故障がほとんど無い。15年ほど前に買った(あの悪名高い)SOTECのPCでさえ、いまだに職場に持ち込んで現役で動いていたりします。PC運の良さは、自慢できると思っておりますヽ(´∇`)ノ



フレディとダイアナ (2013 4/6 24:00)

お忍びでゲイバーへ=男装したダイアナ妃−英紙(3/31時事)
 【ロンドンAFP=時事】31日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、故ダイアナ元妃が1980年代、英ロックバンド「クイーン」のボーカル、故フレディ・マーキュリーさんの手引きで男装し、ロンドンのゲイバーをお忍びで訪れていたと報じた。
 英女性コメディアン、クレオ・ロコスさんの回想録で明らかにされた逸話で、ダイアナ妃は迷彩服にサングラス、帽子といういでたちだった。ロコスさんらと店内に入ったダイアナ妃は「若い美男子に見えた」ものの、マーキュリーさんに客の注目が集まり、ダイアナ妃と気付かれることなく飲み物を注文できた。
 元妃は97年にパリで事故死。エイズウイルス(HIV)に感染していたマーキュリーさんはこれに先立つ91年、45歳の若さで合併症のため死去した。


 フレディらしい逸話だなぁ。その当時に発覚していれば大問題だったかも知れないが、今となっては故人を懐かしむ微笑ましいエピソード。


悪化する日韓関係 (2013 4/6 24:00)

日韓関係「悪い」、日本で71%…共同調査(4/5読売)
 読売新聞社と韓国日報社は3月22〜24日、日韓両国での新政権発足を受けて共同世論調査(電話方式)を実施した。
 昨年8月、韓国の李明博(イミョンバク)大統領(当時)が島根県の竹島を訪問したことなどで日本側の韓国に対する評価や感情が急速に悪化し、現在の日韓関係が「悪い」とする回答は71%と、前回2011年の27%から急増。1995年以降計9回の調査で最高となった。韓国でも、「悪い」と思う人が78%(前回64%)に上り、国民意識の面でも、関係悪化が鮮明になった。
 互いの国を「信頼できない」という回答も、日本で過去最高の55%(同37%)を記録し、韓国でも80%(同77%)に上昇した。
 李氏の竹島訪問については、日本で「適切でなかった」が86%を占めたが、韓国では対照的に「適切だった」が67%に上った。日韓関係をより良くするために優先して解決すべき問題(複数回答)でも、「竹島をめぐる問題」が日本で68%、韓国で72%に上り、ともにトップを占めた。


 竹島を不当に占拠したり、仏像盗んで開き直ったり、日の丸焼いたりしてれば、これは当然の数字ですわな。もちろん、韓国の行動を以て在特会のような差別的行動をとるのはゴミクズの所業ですが、むりやり「韓国と仲良く」という感情を作り出すことも無いでしょう。

 問題の根幹には、韓国が捏造した歴史を以て日本を批判しているという事実が横たわっており、日本側にどうこうできることは少ないです。
 ただ、外交的には「嫌いだから遠ざける」とか「向こうが聞く耳持たないから絶縁する」というわけにもいきません。
 もちろん、信頼関係構築の努力は必要なのでしょうが、日本の主張は主張として言い続け、同時に、信頼できないにしても、日本側が最大限の利益を得るような経済・軍事の協力関係を作り出す、というのが重要なんでしょうね。これは中国に対しても同様です。



コージーの命日 (2013 4/5 24:00)

 本日4月5日は、コージー・パウエルの命日でした。車の中では、Over the Topなどを流しておりました。
 イングヴェイの「Facing the Animal」ツアーにコージーが帯同するということで、「生コージーが観られる!」と喜んでいたのですが、直前に「バイク事故で来日できず」と告知。落胆しつつライブ会場に行ったら「交通事故で死去」の報せ。敬愛するドラマーの死に、文字通り茫然としたのを覚えています。もう15年も前のことなんですね。

 言い古された表現ですが……彼自身は死んでも、彼の作品は生き続けており、彼の雄姿はファンの心の中に生き続けております。


日銀バズーカ (2013 4/5 10:00)

 日銀の金融政策決定会合は、これまでに既にある程度の金融政策は決定しており新しい話はさほど出て来ないだろうと思っていたのだが、デカい花火をぶっ放してくれて、良い意味でサプライズだった。

市場も驚いた異次元緩和、黒田日銀の「バズーカ砲」炸裂(4/4ロイター)
 [東京 4日 ロイター] 黒田日銀の「バズーカ砲」に市場も驚いた。長期国債やETFの買い入れ額は市場の予想上限さえ上回ったことで、ドル/円は2円以上円安に振れ、約200円安だった日経平均は272円高まで急反転。10年債利回りは史上最低水準を更新した。
政策目標を金利からマネタリーベースの量に変更したことは、ボルカー元FRB(米連邦準備理事会)議長がとったインフレ退治政策以来の衝撃との声もある。
(記事全文は下部に)

 昨日仕事から帰ってきて、ドル円が96円くらいになっており、日経平均の1日チャートを見てびっくりした。その理由が「黒田日銀のバズーカ砲」。

 日銀がきっちり仕事をすれば市場に大きなインパクトを与えられることが改めて分かったし、前総裁がいかに仕事をサボっていたかも再認識させられた。常に市場の期待を下回る施策しか打たなかった前総裁とは、黒田氏は正反対である。自民党といい、今回の日銀砲といい、「前任者がいかに仕事をしていなかったか」がよく分かる仕事ぶり。

 あとは、政府がジャブジャブになった円を循環させる施策を早急に打つことですね。


市場も驚いた異次元緩和、黒田日銀の「バズーカ砲」炸裂(4/4ロイター)
 [東京 4日 ロイター] 黒田日銀の「バズーカ砲」に市場も驚いた。長期国債やETFの買い入れ額は市場の予想上限さえ上回ったことで、ドル/円は2円以上円安に振れ、約200円安だった日経平均は272円高まで急反転。10年債利回りは史上最低水準を更新した。
政策目標を金利からマネタリーベースの量に変更したことは、ボルカー元FRB(米連邦準備理事会)議長がとったインフレ退治政策以来の衝撃との声もある。

<ECBのLTROに匹敵>
 黒田総裁就任からちょうど2週間。時間の乏しさや購入可能な資産は限られているとの見方から、今回の決定会合ではサプライズはないと高をくくっていた市場参加者も多かったが、黒田東彦日銀総裁が、就任後初の日銀決定会合で打ち出した金融緩和策は、予想されていた緩和メニューがほぼ盛り込まれ、各資産の購入額も市場予想の上限さえ超える内容となった。
 長期国債の償還を考慮しないグロスの買い入れ額についての市場中心予想は月5兆円、上限でも6兆円だったが、今回の緩和では7兆円強になる見込みだ。長期国債購入の上限を定めていた銀行券ルールは一時、停止されることになった。上場投資信託(ETF)は市場規模が4.4兆円程度と小さいため、増額されても少額との予想が多かったが、これも市場予想を大きく上回り、ETF及びJ─REITの保有残高は、それぞれ年間約1兆円、年間約300億円に相当するペースで増加するよう買い入れることになった。
 シティグループ証券チーフエコノミストの村嶋帰一氏は、ドラギECB総裁のLTRO(長期流動性供給オペ)に匹敵するような黒田総裁の「バズーカ砲」がさく裂したと指摘。「現時点でできるものは全て出したという印象だ。打ち止め感さえ心配されるほどだが、海外勢は日本勢以上に驚きをもって受け止めそうであり、材料出尽くしにはしばらくならないだろう」との見方を示す。

<ボルカー以来の衝撃>
 今回の「量的・質的金融緩和」では金融市場調節の操作目標をこれまでの無担保コール翌日物からマネタリーベースに変更し、年間60─70兆円に相当するペースで増加させる。「金利」からマネーの「量」にターゲットを変更したわけだが、市場では「政策目標がわかりやすくなり、市場とのコミュニケーションがとりやすくなる」(国内銀行)と好評だ。
 三菱東京UFJ銀行シニアマーケットエコノミストの鈴木敏之氏は「1979年にボルカー元FRB議長が、米国のインフレを止めるために、マネタリーベースの量をターゲットにし、インフレを退治した。黒田総裁がデフレを止めるためにマネタリーベースの量を目標を変更したことは、それ以来のインパクトがある」と驚きを隠さない。
3月ADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が5カ月ぶり低水準となったことで、今週末の3月雇用統計に警戒感が強まっている。米10年債利回りは1.811%に低下し、ドル/円も上値が重くなっているが、日本の10年債利回りは0.43%を割り込み、史上最低水準を更新した。「ここまで日本国債の利回りが押し下げられるとドル高/円安要因になる」(国内シンクタンク)との見方が多く、ドル/円は4日夕方時点で95円前半まで上昇。調整が続いていた日経平均も円安を好感し、一気に年初来高値を視界にとらえた。
 ただ、中央銀行がマーケットに深く介入することで発生する「歪み」には警戒が必要だ。円債市場の財政規律に対する警告機能は事実上失われてしまった。企業業績も市場の期待ほどには回復していない。衝撃の「余韻」はしばらく続きそうだが、資産価格が経済実体から大きくかけ離れれば、反動も大きくなる。

(ロイターニュース 伊賀大記;編集 久保信博)




矢追節健在 (2013 4/4 24:00)

ロシアの隕石落下に矢追純一氏「UFOの可能性が非常に高い」(4/4NEWSポストセブン)
 UFO番組プロデューサーの矢追純一氏がいう。
 「隕石が爆発した映像を見ると、明らかに後ろから細長い物体が通り過ぎた瞬間に大爆発している。隕石と同じ軌道を後ろから追い抜きながら爆発させ、粉砕するというテクノロジーは地球にはない。UFOである可能性は非常に高い。
 ロシアという国は、アメリカのNASAと違って、UFOの存在を秘密にしない。メドベージェフ首相はかつて記者会見後の記者との懇親の席で、“宇宙人が地球に来ていることは分かっている”とも発言しているんです。ガセネタと決めつけるのは、非常に危険です」
(一部抜粋)

 矢追さん、ご健在のようで何よりです。
 矢追さんのUFO番組は、川口浩探検隊と同じ目線で視聴すると、非常に楽しいバラエティ番組であった。とか言いつつ、矢追さんの番組も探検隊も、小さい頃は「真実」と信じ込んでいた時期もあったのだが、まぁそれも今となっては懐かしい思い出。

 大人になってからオカルトやニセ科学にハマるといろいろ問題だけれども、子供の内に触れておくのは、「科学教育の端緒」としては効果的かもと思ったり。興味を持つきっかけにはなるし、子供の内なら勉強して修正する時間がじゅうぶんあるし、ハマってしまうことによる実生活への悪影響も少ない。大人だと、妙なオカルトグッズに金かけたり、家庭がメチャクチャになったりするしな。

 矢追さんも、多くの子供たちに宇宙へ関心を持つきっかけを与えた存在としては、かもしれない。同時に、後年になって「トンデモ野郎め」と罵倒される存在でもあるがな。


暗黒物質:続報 (2013 4/4 24:00)

 4/2に採り上げた「暗黒物質」の話の続報。暗黒物質を想定した場合の陽電子の存在量と一致する、ということらしいが……。

暗黒物質 根拠確認か 国際チーム 新現象を観測(4/4東京新聞)
 宇宙のどこにでも存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質」を追い求めている欧州合同原子核研究所(CERN)などの国際チームが、日本時間四日未明「暗黒物質が原因だとしてもおかしくない現象を観測した」と発表した。
 国際宇宙ステーションを使ったこれまでにない高い精度の観測で、宇宙最大の謎の証拠を発見した可能性がある。暗黒物質の解明に向けて一歩進んだ成果といえる。
 本来なら宇宙空間に極めて数が少ない「陽電子」を、理論の想定を上回って観測したのが根拠。
 ただチームは、パルサーと呼ばれるほかの天体が原因である可能性も否定しきれないとして、データを解析して見極める。
 研究代表者でノーベル物理学賞受賞者のサミュエル・ティン米マサチューセッツ工科大教授が、スイス・ジュネーブの会合で発表。ティン教授は「暗黒物質からの信号かどうか、今後の研究で分かるだろう」としている。
 チームは国際宇宙ステーションの外部に「アルファ磁気分光器」(AMS)と呼ばれる検出器を設置し、宇宙を飛び交う粒子を調べた。一年半の間に検出した二百五十億個の粒子を解析。すると、電子と反対の電荷を持つ陽電子が四十万個含まれていた。
 暗黒物質の正体が未発見の素粒子だった場合は、互いに衝突して陽電子を放つと考えられている。チームは今回、過剰に観測された陽電子は、暗黒物質の信号と考えることが可能としている。


 ダークマターによる陽電子生成なら、飛んでくる方向に偏りがないわけだが、もし偏りが見られればそれは天体による物(この場合の候補はパルサー)と言うことになる。その辺はこれからの分析で判断していくんだろうが……期待していたほど「ダークマターの証拠!」という感じではなかったように思う。



大気汚染 (2013 4/3 24:00)

大気汚染で死亡123万人、中国 死者の15%(4/2共同)
 【北京共同】2日付の中国紙、21世紀経済報道によると、中国で2010年に大気汚染が原因で健康を損ない死亡した人は123万4千人で、中国全体の死者の約15%を占めた。清華大で先月31日に開催された研究会で明らかにされた。
 専門家によると、呼吸するたびに微小粒子状物質「PM2・5」などの汚染物質が血液に流入するため、呼吸器系にとどまらず、脳や心臓の疾患も増加するという。
 また、有害物質を含んだ濃霧が最大で中国全土の4分の1を包み、全人口の5割弱の約6億人が影響を受けた昨年末から今年初めにかけては、大気汚染に関わる発病率が例年と比較して20〜30%増加した。


 間接的な影響も含めての数字ではあろうが、それでも「死因の15%」というのはかなりの数字で、汚染の深刻さを改めて感じさせられる(中国の年間死者数が本当に800万人程度か、という疑問はあるけれども)。
 「技術を盗んで感謝しない国」に支援するのは腹立たしい話とはいえ、日本にも大きな影響が及ぶことを考えると、環境技術の支援は避けられないだろう。もちろん、支援しても感謝されないことを覚悟し、技術の根幹部分を渡さないよう警戒しながらね。


義捐金 (2013 4/3 24:00)

震災の義援金、国別にまとめ 日本赤十字(4/3朝日)
 東日本大震災後、海外から日本赤十字社に寄せられた義援金の額を、日赤が国・地域別にまとめた。昨年末時点で米国、台湾が29億円を超え1、2位。一方で最貧国30カ国からも支援があった。全体では179カ国・地域から計227億円にのぼる。(以下略)

 朝日朝刊には義捐金の額の一覧も載っている。
 アメリカ・台湾が29.9億円。以下、タイ、オマーン、中国、アルジェリア、イギリス、ベトナム、香港、フランス……と続く。最貧国であるバングラデシュからも1.6億円、アフガニスタンから1億円、ブータンや東ティモールからも9000万円が送られたらしい。

 なんともありがたいことです。



暗黒物質 (2013 4/2 24:00)

宇宙最大の謎「暗黒物質」 証拠捉えた? CERNなど 4月4日観測結果発表(4/2産経)
 宇宙に大量に存在するとされながら正体不明の「暗黒物質」を、国際宇宙ステーションからの観測で探っている欧州合同原子核研究所(CERN)などのチームが、日本時間4月4日未明に観測結果を発表する。宇宙最大の謎の一つである暗黒物質について、直接的な証拠を初めて捉えたのではないかと期待が高まっている。(SANKEI EXPRESS)
 「失望させることはない」。米メディアによると2月、研究代表者のサミュエル・ティン米マサチューセッツ工科大教授が記者団に成果を予告した。チームが暗黒物質の証拠を観測していれば、謎の正体に大きく迫ることが可能になる。
 1976年にノーベル物理学賞を受賞したティン教授が主導するのは、ステーション最大の科学装置「アルファ磁気分光器(AMS)」による観測だ。
 AMSは、米国や欧州、中国など16の国と地域の研究機関が17年間に約15億ドル(1400億円)かけて開発した。日本は参加していない。2011年5月、スペースシャトル・エンデバーの最後の飛行に搭載され、ステーションの外部に設置。宇宙線と呼ばれる、宇宙を飛び交う高いエネルギーの粒子を調べた。
 現在の宇宙論では、星や銀河などの材料となる原子でできた通常の物質は、宇宙全体の質量の5%弱しかなく、大部分は「暗黒」と名付けられた謎の物質やエネルギーとされる。
 暗黒物質は1970年代、回転する銀河が遠心力でばらばらにならないことや、遠方の天体からの光が地球に届く途中に重力で曲げられている現象から、光や電磁波では全く見えない重い物質が宇宙空間にあるとして考え出された。
 その正体は光を放たない星や、あらゆるものをすり抜けるニュートリノとする説もあったが実験や観測で否定され、現在は未発見の素粒子とする説が有力だ。
 AMSが狙うのは、銀河系の中心部に大量にあると考えられている未発見の素粒子同士が、衝突したときに出す可能性がある「陽電子」。電子と反対の電荷を持つ陽電子が、電子と比べて過剰に飛来していれば、暗黒物質が出した信号と考えられ、直接の証拠といえるという。
 ティン教授は「18カ月の観測で大量の電子と陽電子を観測した。われわれの検出器は感度が良く、暗黒物質以外の天体が出した陽電子を見分けることができるだろう」と話している。
 ステーションで別の宇宙線実験をしている早稲田大の鳥居祥二教授は「どんな結果を出してくるのか、研究者たちは注目している」と期待している。


 記事にもあるように、陽子や中性子など「我々が物質として認識している存在(バリオン)」だけでは、銀河の回転速度や重力レンズ効果などを巧く説明できません。そこから、「見ることはできないが、何らかの物質が宇宙には存在するはずだ」と措定されたのが、「暗黒物質(ダークマター)」です。
 さらには、近年、宇宙の膨張速度が加速していることが明らかになり(一昨年のノーベル物理学賞は、それを証明する「超新星の観測結果」に対して与えられました)、それを説明するには重力とは逆の力(斥力)を及ぼす存在を措定する必要が生じました。それを「ダークエネルギー」と呼びます。

 通常の物質の割合は宇宙の全質量のわずか4%。暗黒物質が22%、ダークエネルギーは74%と言われています。私たちが物質と考えている物は、宇宙から見ればほんのごく僅かでしかないわけです。

 暗黒物質は、候補となる粒子・物体は数々挙げられていますが、決定的な証拠はまだ何も見つかっていません。記事によれば、暗黒物質の正体を解明する端緒となる発見が発表されるようで、「ヒッグス粒子発見」の際と同じような興奮が味わえるかも知れないと、非常にワクワクしています。

 さて、私が生きている間に、ダークエネルギーの正体にまで研究が進展するんでしょうかねぇ。


名港水族館の「イワシとマグロ」続報 (2013 4/2 24:00)

 3月27日に触れた、名古屋港水族館の「イワシとマグロ」の話。
 「名港水族館の飼育員」と名乗る人物が、当該記事を「朝日の捏造」と指摘している話は知っていたが、その人物が本当に飼育員かどうかは分からないため、判断を保留にしていた。
 結論としては、「その人物が言ってることは概ね正しい」が「飼育係だったかどうかは非常に怪しい」ということになりそう。私も紹介した記事の話なので、訂正の意味も兼ねて記事を引用しておく。

「天敵マグロ投入でイワシに喝!」 朝日記事に水族館「もとからいて、補充しただけ」(4/1J-CAST)
 水族館のイワシがたるんで群れが崩れてきたので、天敵のマグロを投入――。朝日新聞がこう報じたところ、水族館に「かわいそう」と指摘する声が相次いだ。東京本社版では、マグロは補充しただけであることを省いたため、誤解を生んだらしい。
 名古屋市にある名古屋港水族館では、渦状に群れる「マイワシのトルネード」が見られる。近海にある黒潮の海を再現した水槽で、このシーンは売りの1つだ。

水族館に「かわいそう」と指摘する声が相次ぐ
 それが最近はイワシがたるんで渦が崩れてきていると、朝日新聞が東京本社発行の2013年3月27日付朝刊の社会面で記事にした。たるんだ原因として、水槽にいる大きな魚にはエサを与えて満腹状態にさせており、イワシが「『どうせ自分たちは食べられない』と気づき、油断しているのでは」という水族館担当者の話を紹介している。
 そこで、水族館は、活を入れようと、イワシが3万5000匹いるこの水槽に、天敵のクロマグロ15匹を28日に入れると報じた。これで穏やかな環境が一変してイワシに緊張感が生まれ、水槽の隅を1匹で泳ぐこともなくなるというのだ。
 水族館によると、この報道の後、「イワシがかわいそう」などと指摘する声がいくつか寄せられた。ネット上でも、「動物なら虐待とかいわれそう」「食われまくりだなこりゃ」といった意見が出ている。マグロの投入を人間関係にたとえて、揶揄する声も上がっていた。
 真偽は不明だが、この水族館の飼育係を名乗るネットユーザーが30日、ブログサービス「タンブラー」で記事が出た事情を説明した。
 このユーザーは、そのような話はしておらず、「マスコミの創作」だと主張した。もともとマグロは20匹ぐらいこの水槽にいて、飼育が難しくて数が減ったため、補充しただけだというのだ。イワシが群れから離れるのも見ていて面白いとして、水族館は問題視していないとした。

朝日「東京本社発行紙面では、補充の説明を割愛」
 こうした指摘は、どこまで正しいのか。
 名古屋港水族館の広報担当者は、取材に対し、マグロはもともと10匹ほど水槽におり、壁に衝突して死んだりすることもあるので、毎年のように数が減ると補充していると明かした。マグロ投入は、それが一番の目的だというのだ。
 それでも、新しいマグロを水槽に補充すると、イワシに緊張感が生まれると説明した。つまり、トルネードの渦が整うことは、副次的効果に過ぎないというわけだ。
 ただ、前出のネットユーザーが飼育係を名乗ったことについては、「思い当たる者はおらず、うちの飼育係ではないのではないか」としている。
 朝日の記事については、大きく間違っているわけではないとしながらも、「マグロがいないところに投入したと捉えられると思う」と言っている。
 テレビなどの後追い報道では、マグロが補充されたことを説明しているが、朝日の記事については、こうした説明はなかった。朝日新聞社の広報部では、取材に対し、名古屋本社発行の紙面には、「いまの水槽にも1メートル以上のものがいるが2匹なので存在感は薄い。そこで、三重県南伊勢町の養殖場で育った体長60〜70センチの15匹を援軍として水槽に入れることにした」と説明しているとした。しかし、東京本社発行の紙面では、紙幅の都合から短縮版を掲載して、こうした記述が割愛されたとし、「誤解を生んだことは、弊社の本意ではありません」とコメントしている。
 また、イワシが緊張感を持つのは副次的効果であることについては、「黒潮生態系を再現するにあたって、クロマグロの数を補充すれば、マイワシが自然界に近い群れを形づくることが期待される、ということも名古屋港水族館への取材で確認しております。当該記事は、『黒潮生態系の再現』という目的と合致する『クロマグロの投入によってマイワシに緊張感に持たせる』水族館の取り組みに焦点を当てて、話題記事としてまとめました」と説明した。




国民栄誉賞 (2013 4/1 24:00)

 長嶋茂雄氏は、記憶に残る名選手(実は記録も凄いんだけど)なので国民栄誉賞を贈ることに文句はない。しかし、松井氏に関しては、たしかにすごい選手ではあるけれど、彼に贈るならまず野茂英雄氏が先だろ、という思いが強い。


NHKの傲慢さ (2013 4/1 24:00)

原発容認で出演中止 NHK番組 「意見変えて」要請(4/1産経)
 NHKのLNG(液化天然ガス)高騰問題に関する番組で、出演依頼を受けた研究者が取材過程で原発再稼働を容認する発言をしたため、出演取りやめになっていたことが31日、分かった。NHKは「原発ゼロを前提にしており趣旨にそぐわない」と説明したという。研究者は「ビジネス交渉のカードとして最初から原発ゼロを前提にするのはおかしい。公正・中立に疑問を感じる」としている。
 問題となった番組は昨年11月28日放送のクローズアップ現代「“ジャパンプレミアム”を解消せよ〜密着LNG獲得交渉」。
 日本エネルギー経済研究所顧問の十(と)市(いち)勉(つとむ)氏によると、NHKは十市氏に出演を依頼、同21日にディレクターらと打ち合わせた。国内では関西電力大飯原発以外の原発は停止しておりNHKは、輸入が急増し高騰するLNG価格をどう下げるかコメントを求めた。
 これに対し、十市氏は(1)LNGの輸入源と調達方法の多様化(2)交渉力強化のため、共同購入やLNG火力の代替手段の確保が重要。そのためには安全が確認された原発は地元の同意を得たうえで再稼働させたり、石炭火力の活用が有効(3)電力制度改革で発電市場の競争の促進−を挙げた。
 だが取材翌日、ディレクターから「番組に出演するには意見を変えていただくことになる」と電話があり、理由として「原発ゼロを前提にどう価格を引き下げるかを趣旨にしており、再稼働に関する発言はそぐわない」と述べたという。
 十市氏はNHKに説明を要求。チーフプロデューサーから連絡があり「原発ゼロを前提にしていない。総選挙前であり放送の公正・中立に配慮した」と釈明した。十市氏の発言のどの部分が、放送の中立に反するか説明はないまま、出演は取りやめになった。
 砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)は「番組の中でいろんな意見をどう生かすのかも公共放送として問われる」と指摘する。
 NHK広報局は「番組は再稼働の見通しが立たないなか、日本のLNG調達の現実を伝えたもので、再稼働の是非を議論する内容でない。出演交渉の際に番組の趣旨が十分伝わらず誤解を招いたことは残念」とコメントした。(原子力取材班)


 マスコミなんて、自説の補強に利用するために、自分たちの主張に合う意見を選び出すことを当たり前のようにやるからなぁ。街頭インタビューだって、番組の趣旨に合う声だけを抽出して、「庶民の声」を演出しているわけで。

 ただ、公共放送で公正中立を謳っているNHKが、「原発ゼロ」を前提にして番組を作り、あまつさえ「原発ゼロに懐疑的な専門家」に対して「番組に出たいなら意見を変えろ」と言っていたとすれば、かなり酷い話ではある。

 「番組に出演するには意見を変えていただくことになる」って辺りに、NHKの「テレビに出たいだろ?」というような傲慢さを感じてしまうのは、穿った見方か。


新年度 (2013 4/1 24:00)

 冬も終わりすっかり春めいてきたというのに、今頃風邪をひいてもぅた。「今年の冬は風邪ひかずに乗り切れたぜ」と思っていた矢先で、糠喜びのぶん少し凹んでいる。また、今年度はしばらく休日無しの状態が続くのだが、気合いを入れて新年度に臨もうとした瞬間にこの体たらくで、早くもやる気の炎はブスブスくすぶり鎮火寸前になっている。

 なんとも気合いの入らぬ新年度開始である。



「○○を知らないなんて」 (2013 3/31 24:00)

安倍首相「有名な憲法学者」の名にポカン 「芦部信喜知らないって…」支持者もドン引き(3/30J-CAST)

 私は法学に疎いので、「芦部を知らない」ことがどのレベルなのかよく分からない。ネット上には、「物理語るのにアインシュタイン知らないようなもの」とか「漫画語るのに手塚治虫知らないようなもの」とかいった比喩が並んでいたが、芦部氏はアインシュタインや手塚治虫のような「素人でも名前は知ってる」ような人と同列に並べられる存在なのか、という違和感が。
 たぶん、「中国史語るのに内藤湖南を知らないようなもの」といった比喩が適当なレベルじゃないかと思うんだが、法学も中国史もかじっている人に確認してみたいところ。つまり、専門的に学んでいる人には常識なのかも知れないが、素人からしたらむしろ「○○も知らないのか」と蔑んでいる人間にこそ反感を覚えてしまうような、そんなレベルではないかな、と。

 一般論で語ると……政治家は、細かい知識を持っているのに越したことはないとは思うが、知識豊富なブレーンを揃えそれを使いこなす素養があれば、それでいいのではないかとも思う。曹操タイプの君主も有能だが、劉邦タイプの君主もまた有能と言える。正直言えば、安倍さんに角栄や中曽根や宮沢のような、重厚な知識は求めてないからなぁ。
 ただ、今回の件に対する反応を見ると、「知らないのに改憲を語るのはマズイ」というレベルだそうなので、残念な話ではある。本気で憲法について調べ上げてきた訳じゃないようで、改憲に対する意気込みがいかほどの物なのかという疑問は、確かに湧いてくる。

 ただねぇ……安倍さんの学歴や学識を批判したところで、そんな人には「鳩山」と一言言えば撃沈ですしのぅ。



甲状腺への影響は軽微 (2013 3/30 24:00)

甲状腺「福島と大差なし」 3県の調査で結論(3/29共同)
 環境省は29日、東京電力福島第1原発事故による福島県の子どもの甲状腺への影響を確かめるため、比較対象として青森、山梨、長崎の3県の子どもを調査した詳細な結果を発表した。小さなしこりなどが見つかった割合は、地域別や年齢別で比べても「福島とほぼ同等か福島の方がやや低い」と結論付けた。
 3県での調査は昨年11月〜今年3月、青森県は弘前市で、山梨県は甲府市で、長崎県は長崎市で3〜18歳の計4365人を対象に実施。5ミリ以下のしこりや、20ミリ以下ののう胞(液体がたまった袋)が見つかった割合は、弘前市で57・6%、甲府市で69・4%、長崎市で42・5%だった。


 原発のごく周辺を除いては放射線の影響は軽微、という見立ての裏付けがまた一つ増えたわけで、これもまた朗報だ。

 いまだに「放射線の影響を過剰に煽るバカ」は存在する。そのバカの情報に振り回されてしまっている人には、何とか目を覚ましてもらいたいものだが……しかし、一度思い込んでしまうとなかなかその呪縛からは逃れられず、上記記事のような情報でも「操作されている」とか思い込んじゃうんだよな。危険を煽った武田邦彦や早川由紀夫、小出裕章、上杉隆などの面々は非常に罪深い。



火山のリスク (2013 3/29 22:00)

原発安全基準、新たに「火山噴火」も…規制委(3/28読売)
 原子力発電所の新しい安全基準を検討している原子力規制委員会の専門家チームは28日、電力会社に対し、原発の半径160キロ圏内に火山がある場合、噴火の可能性などを詳細に調査し、安全評価を行うよう求めることを決めた。
 原発の安全審査では従来、火山の危険性を考慮した基準はなく、全国50基の原発のほとんどで、新たな調査が必要となる見通しだ。
 規制委は調査の結果、火山に過去1万年以内の活動歴があり、再噴火時に高温の火砕流(火山ガスなどの噴出物が高速で山麓に流れ下る現象)や溶岩流が、原発に到達する可能性が高いと判断した場合、「立地不適」として、再稼働を認めない方針だ。新安全基準は7月から義務化の予定だが、原発の早期再稼働を目指す電力各社にとっては、津波、活断層に続き、火山が3番目の高いハードルとなる。
 火山の調査対象を160キロ圏内としたのは、国内最大規模となった約9万年前の阿蘇カルデラ噴火で、火砕流が最大で150キロ・メートルの範囲に広がったとみられるため。火山の活動歴を踏まえ、原則40年の原発運転期間中には、再噴火の恐れは極めて小さいと判断できる場合は、噴火の兆候をとらえる地殻変動の観測などを義務づけた上で、再稼働を認める。


 「9万年前」の阿蘇山噴火を基準に160kmを調査対象ねぇ……もちろん、様々なリスクを考慮して対策を練ることは必要だとは思うし、火山の影響を全く考慮しない安全対策は欠陥だとは思うのだが、「9万年前の噴火を基準に160km圏内調査」はリスクを過剰に見積もり過ぎの気もする。阿蘇カルデラ噴火を前提でリスク計算するなら、それこそ隕石もリスク計算に入れないと辻褄が合わないように感じる。規制委員会は、いったいどこで線引きをするつもりなんだろう。

 「40万年前の活断層」よりもよっぽど活火山噴火の方がリスクは高く、その影響について考えることには反対しない。しかしながら、「火砕流が150km広がる」ような被害を想定するとなると、「ちょいと過敏になっている」ように感じるのが正直なところ。


江戸時代は外国人に寛容? (2013 3/29 22:00)

細野豪志氏「自民党の保守と私の保守は立場が違う」(3/28アメーバ)
 民主党の細野豪志幹事長(41)がFacebookで自身の「保守」に対する考えを明らかにしている。
 「私自身は、保守という言葉にこだわりを持っています」という細野氏。保守を語るにあたり、細野氏は日本の歴史から触れており、「私が強い関心を持っているのは、明治以前の日本の姿です」と綴る。
 細野氏は明治以前の日本について、日英修好通商条約を締結するために来日したエンギン卿の個人秘書であったエリファンの言葉を引き合いに「当時の日本人は、共同体と自らを一体のものと捉えていたのだと思います」と説明。「描かれている日本人は、同胞に対してはもちろん、外国人に対しても寛容でおおらかです」と続け、このような精神を下地にし、「わが国の進むべき方向を提示したのが『新しい公共』という考え方です」と説明する。
 明治以降については「富国強兵、殖産興業を目標とする中央集権国家は、わが国を取り巻く外部環境を考えれば必然でした」としながらも「日本人が本来持っていたおおらかさや寛容さは失われていきました。先の大戦では、国策を誤り、国民を存亡の危機に陥れ、アジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えました」とコメント。
 「保守」について考える時に、明治以降の日本のあり方を保守する立場なのか、明治以前の日本のあり方を保守する立場にあるのか問う必要があると説明し、「私から見ると、自民党は明治以降の日本の忠実なる保守政党。私は後者の立場に立ちます。つまり、日本に古くから存在してきた公を担う市民の意識や、多様な共同体を大切にする社会や価値観を保守するという立場です」と自身の見解を綴っている。
 この細野氏の見解に「明治を自民になぞらえて、民主はその前の古き良き江戸でございというロジックは苦しいし、現実から目をそらせすぎでは?」「江戸時代は民主党がお嫌いな『世襲天国』ですけど…」「中道っておっしゃっていませんでしたか?」「これ、ピロートークですよね?」などのコメントが寄せられている。


 中学生レベルの歴史すら押さえられていない「保守」って何なんだろうか。鎖国や外国船打払令、宣教師追放令は中学校の社会で習うできごとだし、「尊皇攘夷」なんてスローガンを知らないはずもあるまいに。

 「江戸時代=平和、明治以降=帝国主義」という、偏見まみれの史観に捕らわれているから、こういう訳の分からない言説になる。この手合いは、戦前の日本の長所を採り上げたり、中韓の「戦争被害」に関する主張を批判すると、すぐに「歴史修正主義」と噛みつくのだが、江戸時代をやたら称揚するのも「修正」の一形態じゃないのかね?



キアゲハ (2013 3/28 24:00)

 去年の秋にプランターに現れたキアゲハの幼虫。蛹化して越冬していたが、今日3匹羽化していました。息子に羽化した姿を見せることもできました。何を思ったか、キアゲハにフーフー息吹いていたけど。
 去年より2週間くらい早いです。桜も早く開花していますし、やはり、今年は暖かいのですね。


メモ1 (2013 3/28 24:00)

 とりあえず、メモ。

福島第一原発「地震での損傷なし」…学会調査委(3/27読売)
 東京電力福島第一原子力発電所事故を調べている日本原子力学会の調査委員会(委員長=田中知(さとる)東大教授)は27日、原発の重要設備について「地震の揺れによる深刻な損傷はないと推定される」との見解を盛り込んだ中間報告を発表した。
 原子炉の冷却にかかわる重要設備の損傷を巡っては、津波のほかに、国会の事故調査委員会が地震の揺れによる損傷の可能性を言及しており、焦点となっていた。
 大阪府東大阪市の近畿大で開催中の同学会で報告した。中間報告によると、「十分な現場確認ができていない」としながらも、原子炉のデータなどから、地震の揺れで重要設備に深刻な影響を与える損傷はなかったと判断。そのうえで「(原子炉の)耐震設計は安全確保に寄与したことを示している」としている。


メモ2 (2013 3/28 24:00)

 これも、とりあえず、メモ。まだ事実かどうか、判断付けられないからなぁ。

朝鮮総連、本部競売回避で「政界工作」か 民主政権に働きかけ(3/27産経)
 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売をめぐり、総連側が民主党政権に対し、競売回避に向けた「政界工作」を行っていた疑いが26日、浮上した。許(ホ)宗(ジョン)萬(マン)議長が総連幹部に伝えた発言記録から判明した。許氏は昨年、野田佳彦首相(当時)側に和解での決着を求め、引き換えに北朝鮮で拉致事件に関する日朝間の交渉を行ったとも言及した。
 許氏が工作の対象だったと名指しした関係者は、産経新聞の取材に事実関係を否定しており、許氏が競売問題での失脚を恐れ、責任を日本側に転嫁するために発言した可能性もある。一方、発言が事実であれば、当時の政権と朝鮮総連側との間に不適切な「密約」が存在したことになる。
 産経新聞が入手した発言記録によると、許氏は3月上旬、都内で総連幹部を集めて競売に関する緊急会議を開催。許氏はその席上、総連本部の債権を持つ整理回収機構(RCC)による競売を回避して本部を存続するため、昨年、民主党の輿石東幹事長(当時)と、同氏に近い民主党事務局幹部に接触したと明言し、「2人をターゲットにして工作を集中し、酒も飲んだ」と述べた。
 輿石氏は昨年7月10日、野田氏と面会した。許氏は緊急会議で、野田氏がこの面会で、拉致事件解決に向けた進展が見込めることを条件に協議を行う方針を示し、「秘密交渉」が始まったと説明した。
 許氏によると、競売回避をRCCに働きかけたのは内閣府の中塚一宏副大臣(同)。野田氏は昨年10月の内閣改造で中塚氏を金融担当相に起用しているが、許氏はこの人事について「われわれとの約束を守るための措置だ」と述べた。
 その後、RCCは総連に競売回避を前提とする和解案を提示し、和解案の履行を約束した「覚書」が民主党事務局幹部名で許氏側に渡されたという。ただ、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射により、野田政権側の意向で和解案が履行されなかったと許氏は結論づけている。

 関係者は次の通りコメントした。野田氏からは26日夕までに回答がなかった。
 輿石氏「許氏とは面識がない。何の話か全く分からない」▽中塚氏「お答えすることはない」▽民主党事務局幹部「この件についてはコメントできない」▽RCC「債権回収にかかわる回答は控える」▽朝鮮総連「産経新聞の取材には応じることができない」




怠惰なイワシ (2013 3/27 22:00)(4/2に追加の関連記事有り)

水族館イワシに迫る危機 「緊張感を」マグロ軍団投入へ(3/26朝日)
 【半田尚子】最近、名古屋港水族館(名古屋市港区)のマイワシがたるんでいるらしい。渦状になってえさを食べる「マイワシのトルネード」が売りの黒潮水槽なのに、群れから離れ、はぐれてしまう。穏やかな環境に慣れたマイワシに活を入れるため、28日に天敵のクロマグロ15匹を投入する。
 日本近海を流れる黒潮をイメージした水槽は、高さ5メートル、幅14メートル。体長20センチほどのマイワシから、1メートル以上になるサメやマンボウまで、自然界で共存している魚が泳ぐ。
 黒潮が流れる海は沖合で、マイワシが隠れられる岩陰などがない。そのため群れをつくって大きな魚から身を守る。水槽でも群れで泳いでいたが、最近、隅の方を1匹で泳ぐマイワシがいることがわかった。
 なぜ緊張感のないマイワシが現れたのか。担当の小串輝さん(46)は「『どうせ自分たちは食べられない』と気づき、油断しているのではないか」と話す。


 イワシ君たちには物騒な話だが、記事は非常に味わい深い。この話題自体も興味深いのだが、記事の文体がなかなか乙だったり。
 有料部分にも、「体長が3倍もあり、本来ならマイワシをえさにするカツオと、アジの切り身を奪い合う怖いもの知らずもいるという。」とか「サワラ(体長50センチ)も、尾をぷりぷり振って泳ぐ姿がサメの注意をひき、かじられて死んだものがいた。」とか、内容にマッチした文体を私用していて、これはこの記事を書いた半田尚子記者を評価したい。

 ただねぇ……大海原を泳ぐ自由を奪われた代償としての「安穏とした日々」だと考えると、イワシ君たちにはかわいそうな話だなと思ったり。



キプロス・モデル (2013 3/26 24:00)

誰も安泰ではない−キプロス救済劇が突き付けたメッセージ(3/25Bloomberg)
 3月25日(ブルームバーグ):キプロス救済合意の細部には悪魔が潜んでいる。

 債務危機の次の犠牲になるのはどの国かとの議論が投資家の間に広がる中で、キプロス救済はユーロ圏の預金者や債券保有者の記憶に刻み込まれる前例を作った。25日早朝に合意された救済条件の下、キプロスの銀行の優先債保有者が損失を負担し、預金保険の対象外の預金は大きく消えてしまうことになる。
 今回のキプロス救済劇は、財政難の国の支援においては全ての利害関係者に負担が強制され得るというメッセージを突き付けるものだ。スロベニアやイタリア、スペイン、さらには再びギリシャが次に支援を必要とする事態になった場合、投資家は自分が標的にされると警戒を強める恐れがある。新たに救済を申請する国が出て来た瞬間、銀行取り付け騒ぎや債券相場の急落が発生する可能性が高まるリスクがあると、エコノミストや有識者らは指摘する。
 キプロスの経済諮問会議議長でノーベル経済学賞受賞者のクリストファー・ピサリデス氏はブルームバーグテレビジョンの番組「ザ・パルス」で、「新しいタイプのルールが導入された今、ユーロ圏の誰もが自らの資金にどんな影響が及ぶかを見極める必要に迫られている」と指摘した。
 ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のダイセルブルーム議長(オランダ財務相)はキプロスの銀行再編に使ったモデルが他国でも適用される可能性を示唆した。25日の欧州株市場では指標のストックス欧州600指数 は一時1%高まで上昇していたが、議長発言を受けて値を消した。ユーロは0.8%下落し、1ユーロ=1.2890ドル。
 原題:Saving Cyprus Means Nobody Safe as Europe Breaks MoreTaboos (1)(抜粋)


 キプロス救済問題に関して最も懸念されていたのは、「キプロスのやり方がイタリアやスペインにも波及するのか」だったわけで、このユーロ圏財務相会合議長の発言は、その懸念が現実の物となるだろうことを示している。
 もちろん、即座に「キプロスモデル」が他国に適用されるというわけではないが、可能性として存在することがはっきりしたことで、「将来への不安要因」として常に頭をもたげることになり、市場のマインドを冷やす要因になる。「取り付け騒ぎのリスク」が常に存在しているなんて、不安要素以外の何者でもない。

 しかし、ユーロ圏が一部の国のせいでガタガタしているのを見ると、「東アジア共同体」なんて夢想もいいところだな、と思えてくるねぇ。



動かなくても出費は消えない (2013 3/25 24:00)

電力9社、原発維持に1兆2千億円 12年度稼働は2基(3/24朝日)
 【渡辺淳基、津阪直樹】東京、関西電力など原発を持つ9電力会社が2012年度に原発維持のために合わせて約1兆2千億円をかける見通しになった。国内の原発50基は関電大飯原発(福井県)の2基しか動いていないにもかかわらず、中国電力の1年間の売上高に匹敵する。原発はいったんつくると巨額の維持費がかかるためで、これらは電気料金に上乗せされて家庭や企業が負担している。
 原発のない沖縄電力を除く9電力の決算を朝日新聞が調べた。電力会社には「原子力発電費」という費用があり、原発を動かさなくても必要な維持・管理のための修繕費、そのための人件費などが盛り込まれている。9電力が12年4〜12月に使った原子力発電費は計7876億円に達した。
 さらに東京、関西、中部、北陸、東北の5電力は原発専業会社の日本原子力発電(東京)から電気を買い、「購入電力料」として12年4月から半年間で計757億円を支払った。
 日本原電の原発3基は12年度はすべて止まっている。それでも5電力は長期契約を結んでいるため、日本原電の原発維持などのために払い続けている。


 「原発を動かしてもいないのに原発にお金を使い、しかもそれを電気代から徴収しているなんておかしい」と主張する反原発さんも見かけるが、動いていようがいまいが、施設が存在している以上、それを維持するのにお金がかかるのは当然のこと。しかも動かせば電気代収入に繋がるのに、10万年オーダーの活断層まで持ち出して動かさない方に努力しているから、出費のみが膨らむことになる。

 「100%の安全性が担保されないのに動かすのは無責任」と言う人もいるが、コストやリスク、ベネフィットを勘案すべきなのに、原発停止によるマイナス面を閑却して「動かさない理由」を探す姿勢も、同様に無責任ではなかろうか。

 円安傾向が続けば燃料費もさらに膨らむし、経済が動き出せば電力需要も高まる。大飯原発以外の原発が止まっている現状は菅のバカな置き土産(これも「負の遺産」)だが、安倍政権には、一部の声の大きい奴らの主張に惑わされることなく、リスクとベネフィットを天秤に掛けた上で原発の再稼働を決断して欲しい。


阪神大震災の「反政府ビラ」裁判 (2013 3/25 24:00)

 これ、私も事実だと思っていたので、訂正の意味のこめて記事を引用。

産経新聞に賠償命令 辻元議員の批判記事、名誉毀損認定(3/22朝日)
 東日本大震災の直後に災害ボランティア担当の首相補佐官だった辻元清美衆院議員が、「根拠のない話をもとに批判記事を書かれた」として産経新聞社と執筆した記者に3300万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は22日、80万円を支払うよう同社側に命じた。
 斎藤清文裁判長は「辻元氏らへの取材を一切せず、真実と認められない内容の記事を掲載した」などと述べ、名誉毀損(きそん)による賠償責任を認めた。
 問題とされたのは、2011年3月16、21日付朝刊に掲載されたコラム。辻元氏がかつて阪神大震災の被災地で「反政府ビラをまいた」などと指摘。辻元氏を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命した菅直人首相(当時)の判断を「ブラックジョーク」と批判した。


 ピースボートがビラを撒いていたのは事実のようだが、反政府・反自衛隊のビラだという根拠は無い、ということらしい。



金融円滑化法の期限切れ (2013 3/24 24:00)

中小5万社、倒産懸念 借金先延ばしの円滑化法期限迫る(3/24朝日)
 【竹下隆一郎、鯨岡仁】中小企業が銀行への借金返済を先延ばししやすくする「金融円滑化法」が今月末で期限切れになる。2008年の金融危機への緊急対策として中小企業の資金繰りを助けてきたが、経営が改善していない企業も少なくない。銀行の姿勢が変わり、倒産が増えることを心配する声もある。

■「銀行の態度変わるかも」
 広島市で建設会社を経営する60代の男性は不安を抱えて新年度を迎える。「銀行に借金返済の期限を延ばしてもらい、何とか生き延びてきた。『今すぐ耳をそろえて返せ』と言われたら、首をくくるしかない」
 08年秋のリーマン・ショックで売り上げが半分以下に激減した。借金は4億円にふくらんだが、円滑化法の適用を受け、金利だけを払えばよくなった。
 本社ビルと土地などを売って借金を減らし、山あいの古びた事務所に移った。それでも1億5千万円の借金が残る。売り上げは伸びず、返済は難しい。「円滑化法がなくなったら、銀行の態度が変わるんじゃないか」。不安は募る。
 円滑化法は、鳩山政権の亀井静香金融相の肝いりで09年12月に施行された。資金繰りに苦しむ中小企業に再建までの時間を与えるため、中小企業が借金返済の先送りなどを求めたら、金融機関はそれに応じる「努力義務」が課せられた。


 この法案が成立するときも、「銀行に"経営状況がどうしようもない"ことを告白する物だから、先延ばしの期限が来た後は地獄になるんじゃなかろうか」と懸念していた。それでも、中小企業が借金先延ばしで当座を凌いでいる間に、景気回復して「先延ばし後」を円滑に進めることができる状況を作っていれば、それなりの意味はあったかも知れない。しかし現実は、民主党政権の間に景気回復は全く無視され、借金先延ばしも2回延長されここまで来てしまった。

 これこそ「民主党政権の負の遺産」。どうやって事態を収拾させるんだろうか…。



否定された側のくせに上から目線 (2013 3/23 22:00)

「得意の絶頂の時こそ慎重にならないと」海江田民主代表(3/23朝日)
 ■海江田万里・民主党代表
 新しい日本銀行総裁の黒田東彦さんは物価(の上昇)を2年以内に2%にしようと言っている。物価を上げるなら、賃金上昇の状況なども見ながら慎重にかじ取りをしなければならないが、安倍晋三首相はイケイケどんどん。いま、得意の絶頂にある。絶頂の時こそ、慎重にならなければならない。日銀がたくさんお金を出して経済を回していこうという金融緩和策は、確かに学者の考え方としてはあるが、学者の考えで国民生活をモルモットや実験台にし、「やってみましたが失敗した」となってはダメだ。(高知市での演説で)


 「「やってみましたが失敗した」となってはダメだ。」……確かに一理あるのだけど、完全に民主党側に飛んでいくブーメランなんだよなぁ。「絶頂の時こそ、慎重にならなければならない」ってのも、安倍さんや石破さんの発言からは、そういった思いが感じられるように思う。
 一方、民主党の面々の方こそ、いまだに危機感が足りないように思うんだけどなぁ。占拠で否定されたくせに、何でこんなに上から目線なんだ?


批判したいだけだろ (2013 3/23 22:00)

モード変換時、重心前方に ルポ・オスプレイ搭乗(3/22琉球新報)
 オスプレイの体験搭乗の出発約30分前、側面に「03」と記された灰色の機体から突然、低いごう音が鳴り響いた。飛行前のエンジン調整音だったが、駐機場に隣接する格納庫でオスプレイを説明していた米軍側担当者の声はかき消され、すぐ近くにいた報道関係者の声すら聞こえないほど。同時に機体のランプが点滅し始めた。
 ヘッドホンが付いたヘルメットを装着し、約5キロある安全器具を着けて機体へ向かうと、回転し始めたローターからの熱が広がり、地面から熱風が確かに伝わる。機体後方の開いたハッチから入ると、天井や壁のケーブルや配管はむき出しになったままだった。18人の報道陣は向かい合った席に座り、出発を待った。
 午後1時15分すぎ、後方ハッチが開いたまま、固定翼モードに近い形でオスプレイは飛び立った。一気に加速して高度を上げた後、ハッチは一度閉じられ、真っ暗な機体内では「ゴーッ」と風を切る音と機体の音が混ざり、機体から伝わる振動が座席から体に響く。ヘッドホンを外すと音が脳の奥まで響いた。
 閉じていたハッチが開くと、市街地の上空を飛んでいることが確認でき、普天間飛行場をローアプローチ飛行で通過する際にはかなり低い高度で飛んでいるように見えた。飛行して約15分後、固定翼モードに変換する際に「キーン」という高い音が聞こえ、同時に重心が前方に傾くのを感じた。その後、オスプレイは約15分間飛行し、普天間飛行場に着陸した。着陸時、機体が左右に若干揺れた。操縦したパイロットは安全性を強調したが、モード変換時の重心の傾きや着陸時の揺れを体感し、オスプレイの危険性への疑念が解消するには程遠かった。(池田哲平)


 「重心の移動」なんて普通の飛行機でも起こることだから、この記者が「恐がり」あるいは「オスプレイは怖い物という先入観を持っている」だけの気もするが。ブランコだって重心移動は体感するからなぁ……「ブランコの危険性への疑念は解消しない」と言うのかな、この記者は。

 というか、記事はデタラメだらけ。という話も。
http://togetter.com/li/476287



相変わらず (2013 3/22 22:00)

法案採決の直前、民主「党内手続きまだ」…中断(3/19読売)
 19日の衆院厚生労働委員会で行われた法案採決の直前、民主党が「『次の内閣』で了承手続きが終わっていない」と主張し、30分間近く審議が中断した。
 同委では午後4時40分ごろまで、子ども向けワクチンの定期接種化などを盛り込んだ予防接種法改正案に関する討論が行われ、その後採決する段取りとなっていた。
 採決では全会一致で可決され、民主党の山井和則氏は「5時前に採決できないと事前に説明していた」と釈明した。だが、各党とも党内手続きを終えた上で採決に臨むのが通例で、自民党の棚橋泰文氏は「民主党は抵抗野党への先祖返りで、恐竜どころか両生類にまで戻った」とあきれ顔だった。


 さすが「自分たちが出した法案すら審議拒否」した実績がある民主党。議席がどれだけ減ろうが「らしさ」を決して失わない、抜群の安定感。
 カスが軒並み落選して、多少はまともな政党になるかなとミジンコ程度だが期待した私がバカだった。


難癖 (2013 3/22 22:00)

感覚的で、理由はうまく説明できないけれど(3/21西日本新聞)
 感覚的で、理由はうまく説明できないけれど使っていて「恥ずかしい」と感じる名前がある。昔なら、国電に代わる名称の「E電」。愛知県内に誕生しかけた「南セントレア市」。「よかトピア(アジア太平洋博覧会)」も最初聞いたときは尻こそばゆかった覚えがある。
 これらと似たにおいがするのが「アベノミクス」だ。経済政策をどう名付けようと為政者の自由だが、ネーミングの(独善的な)センスに酔う人たちの顔が見え隠れして、E電などと一緒だと感じる。仮に酒見(さけみ)という人が首相だったら、「サケノミクス」にしただろうか。
 それとも古い自分のセンスを疑うべきか。幼稚園では騎士(ないと)君や永久恋愛(えくれあ)ちゃんが珍しくない当世。安倍乃美楠(のみくす)ちゃんが誕生しないとはいえまい。「よかトピア」は通りの名として残った。それでもなお、アベノミクスは「チョベリバ(最低・最悪)」と思うのだが。 (塩田芳久)


 「アベノミクス」って名付けたのって安倍さんだったっけ?マスコミが勝手に名付けておいて難癖付けるという、最低なマッチポンプの構図になってると思うんだが。



理解不能な韓国の宗教家 (2013 3/21 24:00)

 昨日書いた「韓国の祈祷師ども」の話。

韓国・祈祷師が対馬で騒動(3/21長崎新聞)
 韓国人の祈祷(きとう)師ら約200人が20日、対馬市厳原町の鮎もどし自然公園を訪れ、民族衣装を着て太鼓や鐘を鳴らして祈った。しかし公園の使用許可を取っていなかったため、管理者の市と押し問答となる一幕があった。
 14日には対馬で盗まれた仏像の所有権をめぐり韓国・浮石寺(プソクサ)の僧侶らが訪問したばかり。20日の来島も一部メディアが「仏像盗難に関連して訪問」と報じていたが、祈祷師らは「無関係」としている。市の担当者は「ルールは守ってほしい。市民感情が悪化している時に勝手な行動をされては困る」と不快感を示した。
 韓国の旅行会社によると訪れたのは、自然をあがめる祈祷師や占い師らでつくる団体の会員。毎年2回、海外の自然豊かな山や海で祈っている。対馬へのツアーは数カ月前から計画していたという。
 祈祷師らは午前11時半ごろにジェットフォイルで比田勝港入り。午後4時ごろから公園駐車場に祭壇を設け、周囲の木などに横断幕やカラフルな帯を結び付け装飾。祈祷師は川辺に座って鐘を鳴らしてつぶやいたり扇子を振って跳びはね、祈った。
 騒ぎを聞き付けた市職員と対馬南署員が公園の目的外使用を中止するよう指導したが、祈祷師らは「30分だけでも祈らせて」などと要望。結局、横断幕や帯は外したが、祭壇は撤去せず日没近くまで踊り続けた。

韓国の巫女ら200人が対馬訪問 仏像の慰霊を否定(3/21テレ朝)
 20日、韓国の巫女(みこ)ら約200人の団体が、長崎県の対馬を訪問しました。当初、対馬の寺から盗まれた仏像の慰霊祭を行うとみられていましたが、団体側はこれを否定し、目的は観光だとしています。
 去年、韓国の窃盗団が対馬の観音寺から盗んだ仏像を巡っては、韓国の浮石(プソク)寺が「14世紀に倭寇(わこう)に略奪された」などとして訴えを起こし、先月、大田(テジョン)地裁が返還を差し止める仮処分を出しました。韓国の連合ニュースは19日、巫女ら約200人の団体が対馬を訪問し、盗まれた仏像の慰霊祭を行うと報じていました。団体は20日夕方、国定公園内で祈祷(きとう)集会を開きましたが、無許可で大きな布を張り巡らし、祭壇を作って鐘を打ち鳴らすなどしたため、市の担当者が注意しました。
 団体の旅行代理店:「私たち約200人は昨今、問題になっている仏像とは何の関係もない団体です」
 団体側は「訪問は去年から決まっていたもので、目的は観光」と話しています。

 観光目的ねぇ……仮にそうだとしても、許可も取らず宗教行為を大人数で行うのは迷惑極まりない。しかも、「30分だけでも祈らせて」と言いつつ、けっきょくは「日没近くまで踊り続けた」だからな。

 で、浮石寺のエセ坊主どもはこんな行動に。

仏像返還反対で組織発足 韓国、所有主張の寺側(3/21産経)
 長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で見つかった観世音菩薩坐像の本来の所有者だとする韓国・浮石寺の関係者らが日本への返還に反対する委員会を組織し、21日にソウルで発足式を開いた。
 今後、仏像が朝鮮半島から略奪されたとの主張を裏付けるためのセミナーを開いたり、返還に反対する決議文の採択を韓国国会に働き掛けたりするという。また、日本政府が返還を要求している根拠の文化財不法輸出入禁止条約を管轄する国連教育科学文化機関(ユネスコ)にも、返還に反対する立場を説明する方針。
 浮石寺は韓国で仏教の最大宗派、曹渓宗に属するが、同宗派は返還反対運動には関わらないとしている。韓国外交通商省の報道官は同日の定例記者会見で、「国内法や国際協約などを勘案し、韓国政府の立場を関係部署と協議し整理する」としたが、結論を出す時期については回答を避けた。(共同)


 盗み働いておいて開き直る仏教徒なんて、見たことねぇよ。

 祈祷師といい住職といい、韓国の宗教は、宗教としての役割果たせているのかね?



白川日銀総裁退任 (2013 3/20 23:00)

日銀:白川総裁が退任会見 リフレ政策に懸念の発言(3/19毎日)
 日銀の白川方明(まさあき)総裁は19日の退任記者会見で、日銀が市場の期待に働きかけて物価上昇を目指す手法について「そうした市場観や政策観に私は危うさを感じる」と述べた。20日に就任する黒田東彦(はるひこ)新総裁らが志向する「リフレ政策」の先行きに懸念を表明した発言といえる。
 日銀はデフレ脱却に向けて2%の物価上昇目標を設定したが、白川氏は「マネタリーベース(お金の供給量)を増やせば物価が上昇するというリンク(相関関係)は断ち切られている」と指摘した。デフレの原因については「すべての経済現象を貨幣現象だけで説明できるわけではない」と説明し、金融政策だけでデフレは克服できないとの考えを重ねて強調した。
 白川氏の本来の任期は4月8日までだが、山口広秀、西村清彦の両副総裁が3月19日に任期満了となるため、新体制への移行をスムーズにするため前倒し辞任する考えを示していた。【三沢耕平】


 リーマンショック後の対応はきちんとした物であったし、もう退任だから「何はともあれお疲れ様でした」と言いたいのだが、最後の最後までこんな発言されるとなぁ……(´・ω・`)
金融政策だけでデフレは克服できない」のは確かにその通りではあるが、安倍政権では「代3の矢」として、増えたお金を有効活用する施策を検討しているのだし、白川氏はそもそも「金融政策」すら後手後手だった。中途半端な規模の金融緩和を繰り返し、円高を事実上容認・推進してきた張本人だった。

 はじめの自民党案どおり、白川さんを副総裁としていれば、その生真面目さを活かせたかもしれないですがね……。


祈祷師襲来 (2013 3/20 23:00)

対馬の仏像盗難問題、僧侶に続いて祈とう師200人が対馬へ=韓国(3/20サーチナ)
 日韓で返還を巡って議論となっている対馬・観音寺の仏像盗難に関連して、韓国から祈とう師200人が20日、対馬を訪れることが分かった。これに先駆けて14日には、仏像をもともと所有していたと主張する、韓国忠清南道瑞山市の浮石寺の僧侶ら4人が観音寺を訪れたが、門前払いとなっている。複数の韓国メディアが報じた。
 長崎県対馬市の神社や寺から盗まれた仏像は、平成24年10月に2体が韓国で回収され、今年1月に韓国国内で窃盗団が摘発された。条約に基づき、速やかに返還されるとみられたが、韓国側は、この仏像が日本に略奪された疑いが強いとして返還を拒否。韓国の裁判所も日本側への返還を差し止めるべきとの判決を言い渡した。
 韓国メディアは、「まじない師200人が20日に日本の対馬に行く理由は?」、「まじない師200人、対馬に行く理由が…」などの見出しで伝えた。
 「観世音菩薩坐像」問題に関連して、仏教界に続き韓国の祈とう師ら200人が20日、対馬を訪問するという。巫俗信仰の保存を目的に作られた大韓敬神協会が主導した。同協会は「両国民の信仰の対象である仏像が論難に包まれているが、国民が受けた衝撃をなだめ、祀られた仏像がその土地を離れたために起こる憂慮を慰霊祭で解決しようと訪問を決めた」と明らかにした。
 これらの訪問の目的が知られると、全国各地の祈とう師200人が大挙して参加の意思を表明したという。
 同協会の金英広報局長は「浮石寺仏像の所有権の問題は、理に合うように解決することを期待する。今回の祈とう師の訪問は、両国の対立を民間団体の交流の拡大を通じて解決しようという意味もある」と話した。祈とう師らは20日、対馬で慰霊祭を執り行う予定だという。(編集担当:李信恵・山口幸治)


 嫌がらせ以外の何者でもない。なんだこの「祀られた仏像がその土地を離れたために起こる憂慮を慰霊祭で解決しよう」って勝手な理屈は。祈祷師なんぞ要らん、とっとと仏像返せ。



解雇規制緩和 (2013 3/19 24:00)

安倍首相「5年間を構造改革期間」=解雇規制、緩和を検討−競争力会議(3/15時事)
 政府は15日、産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)を開いた。この中で安倍首相は「今後5年間を産業再編、事業再構築、起業や新規投資を進める緊急構造改革期間と位置付ける」と表明した上で「雇用支援策を雇用維持型から労働移動支援型へシフトさせる」との方針を打ち出した。会合では、この方針に基づき、成熟産業から成長産業への人材の移動を促すため、正社員の解雇規制の緩和などを検討することを決めた。

 新卒採用ありきのしくみから脱却して、中途採用を当たり前の物にして転職しやすい状況を作ったり、非正規雇用であろうと同一労働であれば同一賃金に引き上げる(「引き上げ」が重要)……こいうことも並行して行わないと、「高い正社員を容易に切り捨てて安い非正規雇用中心でコストカット」という方向性に拍車を掛けることになる。転職しやすいというのは再チャレンジしやすいと言うことでもあるのだから、解雇規制の緩和は一概にマイナスのみとも言えないが、他の制度を改善せずに「解雇規制緩和」だけ進めれば、労働環境は今以上に酷い物になるだろう。

 しかしながら、解雇も転職も容易な「アメリカ型の労働環境」って日本に合うのかなぁという気持ちもある。終身雇用の安心感と、それを元にした人生設計があってこその、戦後の経済成長ではなかったか。終身雇用や会社への忠誠心は、戦後日本が築き上げてきた文化のような物だった。となると、解雇規制緩和やその周辺のしくみを変えていくのは、文化を改変するような大がかりな物にならざるを得ないのだろうし、もしかしたら「日本の強み」を失うことにならないだろうかと考えたりする。

 ガラリと文化を変えることは、明治維新の例もあるし「不可能ではない」とは言えるが、日本が転べば世界中に悪影響が出るような現代の経済を考えると、無責任に「えいやっ」とやってしまうわけにもいかない。

 とかグダグダ考えて、アホなので、結局どうすりゃいいのかよく分からなくなるわけです。



「レーダー照射」に関するグダグダ (2013 3/18 24:00)

中国軍幹部、射撃レーダー認める 「艦長判断」「領空侵犯は作戦」(3/18共同)
 中国海軍のフリゲート艦が1月に海上自衛隊の護衛艦にレーダー照射した問題で、中国軍の将官級など複数の高級幹部は17日までに、共同通信の取材に対し、攻撃用の射撃管制レーダーを照射したことを認めた。その上で「艦長の緊急判断だった」と述べ、計画的な作戦との見方を否定、偶発的な事案と強調した。
 一方、昨年12月に中国の国家海洋局の航空機が、尖閣諸島付近で領空侵犯した問題については、「軍の作戦計画だった」と認めたが、「軍は、(領空侵犯以上に)事態をエスカレートさせるつもりはなかったし、今もない」と言明した。


 「日本のでっち上げ」という主張はどうなったんだろうね。取材で話しただけで、会見などで認めたわけじゃないので、正式な見解というわけでもないのだろうけど。
 全人代が終わって新体制がスタートしたということで、前任や現場艦長に責任おっ被せてスッキリしようということなのか、何か計算があった上でしゃべったのか。軍幹部の発言が事実なら、艦長が独自判断でレーダー照射できる状況にあるということで、それはそれで恐ろしい話。

 ……などと思っていたら、こんな記事が。

中国国防省は否定「日本は反省し、無責任な言論を停止するべき」(3/18産経)
 【北京=川越一】中国国防省は18日、中国軍幹部が中国海軍フリゲート艦による海上自衛隊の護衛艦への射撃管制レーダー照射を認めたとする日本での報道について、「真相ははっきりしている。日本側の主張は事実に合致しない」と改めて照射を否定する談話を発表した。
 談話はさらに、「マスコミを使って問題を大げさに宣伝し、中国軍の顔に泥を塗り、国際社会を誤解させるのは、下心があってのことだ」と反発。「日本側が中国艦艇を近距離で追跡監視していることが安全問題の根源だ」と従来の主張を繰り返した上で、「深く反省し、無責任な言論を停止するべきだ」と日本側に迫った。


 そもそも、中央と軍で、意思疎通ができているかどうかも疑問に思える状況。なんか、習近平体制は、軍を掌握し切れていない雰囲気があるんだよなぁ……


また自爆批判 (2013 3/18 24:00)

「株高でもうけた人がいても」 細野・民主幹事長(3/18朝日)
 ■細野豪志・民主党幹事長
 安倍政権は「景気対策」の名のもと、5兆円以上の財政赤字を出して補正予算を組んだ。新年度予算も実質的には47兆円の国債を新規発行する判断をした。このままアベノミクスへの礼賛の声が増え、東京都議選や参院選で自民党が勝てば、彼らは必ず「大規模な補正予算をもう一度組んで景気を刺激しよう」と言ってきますよ。
 株高でもうけた人もいるかもしれない。だが、子どもたちの将来の財布からお金を引き出して株価が上がっているとすれば、それを認めることができますか? 私たち民主党は、将来の子どもたちの財布に手を突っ込むようなことはしない。(東京都小金井市内での街頭演説で)


 仮に、安倍政権の政策が「将来の子供の財布に手を突っ込み株価を上げている」ものだとするならば、毎年44兆円ずつ国債を積み増しても経済に無策だった民主党は、「将来の子供の財布に手を突っ込んで株価を下げていた」と言うべきで、要するに「またバカな批判して自爆か」と。



ゴキ (2013 3/17 24:00)

長距離バスの車内に大量のゴキブリ、乗客パニック 米(3/17CNN)
 (CNN) 米ニュージャージー州アトランティックシティからニューヨークへ向かっていた長距離バスの車内に無数のゴキブリが現れ、乗客がパニックになる騒ぎがあった。
 バスは15日午前10時ごろ、乗客48人を乗せて発車した。約15分後、ゴキブリが換気口から次々と出てきて、座席や窓、乗客の上着や帽子の上をはい回り始めたという。
 ある乗客はCNN系列局に「千匹くらいいた。まさにうようよという状態。みんな通路に立ってゴキブリを払うのに必死だった」と話した。
 「座っていたら、ゴキブリが服をはい上がって来た。天井からも落ちてきた」と話す乗客もいた。携帯電話で撮影された動画には、車内の床やステップを動き回るゴキブリが映っている。
 バスを運行するグレイハウンドの報道担当者によると、運転手は乗客の訴えを聞いてすぐにバスを止め、事務所に連絡した。ただちに代わりのバスが送り込まれ、乗客はそちらに乗り換えてニューヨークに到着した。
 同社は乗客に謝罪し、運賃を全額返金した。ゴキブリが進入した経路などについて、詳しく調査しているという。

 想像するだにおぞましい。さぞや、「地獄絵図」という形容が最も相応しい光景であったんでしょうなぁ。


TPP交渉 (2013 3/17 24:00)

(攻防TPP)首脳会談前「聖域ダメなら諦めるしか」(3/16朝日)
 2月11日午後8時ごろ、東京・富ケ谷にある安倍晋三首相の私邸の駐車場に1台の乗用車が滑り込んだ。近くに住む麻生太郎副総理をひそかに招いたのだ。
 翌週末に日米首脳会談を控え、話題は環太平洋経済連携協定(TPP)に及んだ。TPP交渉に参加するには、「聖域なき関税撤廃を前提とする限り反対」とする自民党公約との整合性が問題となる。そこで麻生氏は、こう切り出した。
(以下、有料版のみ)

 有料部分にはこういう文章がある。
 外相経験もある麻生氏はこの日、「うまくいかなければ途中でやめればいい。外交交渉とはそんなもんです」と言って、首相の考えに寄り添った。

 「アメリカの意向どおりにコトが運ぶだけだ」と考える向きもあるが、この麻生氏のような心構えで交渉に臨んでいるならば、そしてその心構えが貫けるならば、交渉参加を「外交敗北」のように考える必要はないだろう。アメリカだって、TPP参加で一枚岩になっているわけではなく、自動車産業は一部農業団体も「聖域無き関税撤廃」には反対している。

 問題は、アメリカも譲歩して欲しいと思っている部分がある、そこに付け込んでいかに日本の要求を通すことができるか、という部分。確かに危惧はあるのだが、しかしながら、交渉参加すらしなければ、国際貿易の枠組みに対して完全に受け身になってしまうわけで。



石破カレー (2013 3/16 23:00)

「石破カレー」完売 自民党大会プレイベント開催(3/16産経)
 自民党は16日、翌日に控えた党大会のプレイベントを東京・永田町の党本部で開き、石破茂幹事長や高市早苗政調会長ら幹部がカレーや焼きそばを、党員らに無料で振る舞った。 
 党本部の駐車場に設けられた「屋台村」では、石破氏が白い割烹(かっぽう)着姿で登場。カレーが大好物という石破氏は、前日の夕方から仕込んでいた「手羽先カレー」で党員をもてなした。カレーには、福島県など被災地のコメや食材が使われた。
 用意した150食分は1時間ほどで“完売”。石破氏は「党大会は会議ばかりじゃいけない。全国から来る人に楽しんでもらわないと!」と強調していた。


 前日から150食を仕込むとはなかなかに本気モードです。
 写真の笑顔がたまらないですな。通販で売ってくれんかのぅ。

 で、こういうイベントって民主党はやってたっけ?有権者と触れあうってイメージが、彼らにはあまり無いんだよなぁ。


どこの仏教だ (2013 3/16 23:00)

「日韓の悪化懸念」仏像盗難、韓国住職が手紙(3/15産経)
 長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で回収された観世音菩薩坐像をもともと所有していたと主張する韓国の浮石寺の円牛僧侶は15日、滞在中の対馬市で「最も懸念しているのは盗難により日韓関係が悪化することだ」とする浮石寺の住職の手紙を読み上げた。
 手紙は観音寺の住職宛て。観音寺側が「仏像の返還が先だ」として面会に応じなかったため、僧侶が報道陣に公開した。
 手紙は「近く観音寺を訪ねて縁を深めたい。私たちは多くのことを理解し、共感できると信じている」と、観音寺側に呼び掛けている。一方で、仏像が14世紀に韓国で作られたものであることを念頭に「最初の居場所に戻ることを切実に願っているのも事実」としている。
 円牛僧侶は今回の訪問について「世俗的な欲は捨て、(観音寺の)住職には仏の教えに従って行動してほしかった」と話した。


 韓国の仏教は、我々の知っている仏教とはかなり違う物であるらしい。

 ちなみに、仏教における地獄には階層があり、罪が重くなればより深い地獄に堕ちるとされていますが、殺生のみだと最も軽い等活地獄、それに盗みの罪が加わると1段下の黒縄地獄に堕ちます。それだけ、「盗み」の罪は重いということなんですね。



理解不能 (2013 3/15 23:00)

長崎仏像盗難 韓国の寺の僧侶らが来日(3/14日テレ)
 長崎・対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で見つかった「観世音菩薩坐像」をめぐって対立が続く中、14日、仏像は数百年前に自分たちの寺から日本が略奪したと主張する韓国・浮石寺の僧侶らが来日した。
 僧侶らは、仏像は返せないが、感謝の気持ちをこめて贈り物を持ってきたという。贈り物とは、小さな仏像と浮石寺のマスコット。マスコットは、浮石寺で一体1万ウォン(約870円)で販売しているものだという。僧侶らまた、「仏像を失った喪失感や痛みがわかる」と、いたわりをつづった手紙なども持参した。
 僧侶らは14日正午頃、観音寺に到着したが、観音寺はもともと無人の寺のため、誰とも面会できなかった。
 観世音菩薩坐像は、1330年、高麗時代の朝鮮半島で作られたとみられ、長崎県の有形文化財にも指定されている。
 浮石寺の僧侶らは14日午後に開いた会見で、「私たちは、仏像を『本来の場所』でまつりたいと思っている」と話し、改めて浮石寺に仏像を安置したいと主張した。
 一方、対馬市側は、略奪ではなく、交易などの中でもたらされたのではないかと正当性を主張している。
 対馬市教育委員会文化財課・村瀬達郎主事は「当時、朝鮮半島では儒教を国の宗教としていたので。仏教が弾圧された。対馬の信仰心のあつい人たちが、保護するためにもらったりとか買ったりした可能性はある」
 また、菅官房長官が14日に「日本に返却するよう、外交ルート通じて韓国政府に対してすでに要請していますから、そこは全く変わることはない」と述べるなど、日本政府も、速やかに返還されるよう、引き続き働きかけていく考えを示している。


 あの携帯ストラップに付いていそうなマスコット、870円ですと。870円でも高いような気がしますが、まぁそこは観光地価格ということなんでしょう。

 そのうち韓国国内では、「せっかく浮石寺の僧侶が会いに行ったのに、面会を拒否するなんて非礼だ!もともと仏像を盗んだ側のくせに!」とかいう論調が出てくるんじゃないですかね。というか、「観音寺側は会わない」ことを見越して敢えて無礼な行動をとっている……そう考えないと理解できない、一連の行動であります。


ヒッグス粒子、続報 (2013 3/15 23:00)

ヒッグス粒子発見、ほぼ確実 欧州の研究機関が発表(3/14朝日)
 【編集委員・尾関章】万物に質量を与えるとされるヒッグス粒子の発見がほぼ確実になった。スイス・ジュネーブ近郊にある素粒子実験の国際拠点、欧州合同原子核研究機関(CERN)が14日、昨夏に発見を宣言した新粒子の新たな解析結果は「ヒッグス粒子であることを強く示している」と正式発表した。
 CERNの大型加速器LHCで、ヒッグス探しの実験を続けてきた二つの国際チームの最新成果にもとづく。「スピン」と呼ばれる性質の値を調べたところ、新粒子は、ヒッグス粒子に特徴的な「ゼロ」という値をもつらしいとわかったことなどが根拠だ。


 標準理論の予測するヒッグス粒子と一致するかどうかは、結論を見送ったらしい。むしろ、一致しない方が、物理学の謎が残って楽しいことになるなぁと思ったり。
 ところで、グラビトンは見つかりそうなん?



連合会長の寝言 (2013 3/14 24:00)

連合会長「訴えの成果」 春闘回答を評価(3/13産経)
 連合の古賀伸明会長は13日、記者会見し、春闘の回答をめぐり「賃金の底上げを図るとともに、賃金アップによりデフレを脱却すべきだと訴えてきた成果が表れたことがうかがえる」と前向きに評価した。
 連合によると、同日までに回答を得た労働組合は63。古賀会長は「賃金カーブ維持分は確保でき、6組合は賃金改善の回答を引き出した」と説明した。
 安倍晋三首相が企業に賃上げを要請したことには「物価だけが上がって国民所得が増えないと社会が混乱するというわれわれの認識を、安倍政権も持つに至ったということではないか」と分析した。


 わずか5日前にはこんな発言してるんだがな。

「政権要請」の賃上げ、評価避ける 連合・古賀会長(3/8朝日)
 「安倍政権の要請に応える」という理由で一部の企業でボーナスを積み増していることに対し、連合の古賀伸明会長は7日、「政権への親和性が強い企業の動きだ」と述べ、直接の評価を避けた。麻生太郎財務相が連合の要求姿勢を消極的と評価したことには「コメントする気はさらさらない」として、不快感を示した。

 デフレ推進の民主党を支援し続け、5日前には「政府要請の賃上げは政権への親和性が強い企業だけ」とか言ってイチャモン付けていたくせに、手柄だけはかっさらおうとする卑しい態度。「仕事はしないが、手柄はもらう」という姿勢は、民主党支持母体に相応しい物である。


盗っ人猛々しい (2013 3/14 24:00)

「慰労伝えたかった」韓国僧侶が会見 仏像盗難された対馬市の観音寺住職は面会拒否(3/14産経)
 長崎県対馬市の観音寺から県指定の有形文化財「観世音菩薩坐像」が盗まれ、韓国で回収された問題で、仏像をもともと所有していたと主張する韓国の浮石寺の円牛僧侶らが14日、対馬市を訪れ、記者会見した。観音寺の住職は面会に応じなかった。円牛僧侶は「残念だ。浮石寺も過去3度、仏像盗難に遭っており、慰労の気持ちを伝えたかった」と述べた。
 観音寺の田中節竜住職(37)は取材に「仏像を盗まれ、失った悲しみや怒りは理解しているはずで、慰労の気持ちがあれば速やかに返還すべきだ。今は会うことはできない」と述べた。
 円牛僧侶は、浮石寺に約20年間まつられていた銅製の仏像を持参。会見で「盗まれた仏像の代わりではない。訪問の目的は観音寺の参拝だ」と繰り返した。


 「別の仏像をあげます」「(しょうもない)マスコット人形をあげます」で「窃盗」の罪が返上できると思っている辺り、「頭がおかしい」としか思えない。「昔持っていたから俺のモン」が通るなら、大英博物館もルーブル美術館も空っぽになってしまう。

 仮に「日本が盗んだ」が事実だとしても、現時点では日本の寺が所有権を持っているのだから、きちんと法的に対処するのがまともな国のあり方だろう。我々の先達も、不当であるのにきっちりと手順を踏んで、治外法権の撤廃や関税自主権の回復を成し遂げた。それが、近代国家のあるべき姿だと思う。



東大の推薦入試 (2013 3/13 23:00)

東大が推薦入試導入を検討、後期廃止し100人(3/13読売)
 東京大が2次試験の後期日程を廃止し、推薦入試の導入を検討していることがわかった。
 後期日程入試の定員100人全員を振り分ける方針で、筆記テストで入試を行ってきた東大が推薦入試を導入すれば、少なくとも戦後の学制改革で新制大学になって以来、初めてとなる。今月中に検討内容を発表する。2016年度入試での導入を目指しており、その後、例年3000人程度を募集している前期日程の定員にも、拡大すべきかを見極める。
 同大関係者によると、推薦入試では、1次試験はこれまで通りセンター試験を利用。筆記テストを課してきた2次試験に代えて、面接や高校の調査書などでの選考で行うという。
 同大の浜田純一学長は昨年1月、秋入学全面移行を目指す構想を正式に発表。さらに、同4月に学内検討会議を設け、入試改革などを議論してきた。昨年1月の記者会見で浜田学長は、「1点刻みで合格、不合格を決めていていいのか」と話し、点数以外の多様な価値観も評価できる入試方法を探っていく考えを示していた。


 センター試験と高校の調査書で篩にかけられるし志望者も多いだろうから、そこらの私大の推薦入試のように、「明らかに学力不足なのに入学できちゃった」なんて酷いことにはならないとは思うけど。センターで90%は最低ラインになりそうな。

 きちんとした「受け入れの軸」があれば、酷いことにはならない。学生の確保を前提に置くから、妙な学生を受け入れてしまうことになる。その辺り、東大に関してはあまり心配はしていない。



信用度のない2人の戦い (2013 3/12 24:00)

「小沢さん、誰も信用しなくなっている」 菅元首相(3/12朝日)
■菅直人元首相
 脱原発を進める弁護士や作家のみなさんが日本に本格的な「緑の党」をつくる準備会をつくり、幅広く声をかけられたらいい。「未来の党」は嘉田(由紀子・滋賀県知事)さんを得て、それなりのインパクトはあった。しかし、うしろにいた人が別の意味でインパクトがありすぎた。総選挙で未来はたぶん300万票。参院選で、500万票ぐらい比例でとる大きさをイメージし、それに何が必要かと考える。残念ながら党派の合従連衡は難しい。小沢(一郎・生活の党代表)さんは戦術は抜群にうまいが、誰も信用しなくなっている。だから信用できるみなさんが中心になる。私も双子の弟がいればやるんですが、今のところいないもので。(脱原発の集会で)


 信用度の低さで言えば、菅も小沢といい勝負。いや、「小沢信者」はそれなりに見かけるけど、菅信者なんて見たことないもんな……小沢の勝ちだな。
 しかしながら、「だから信用できるみなさんが中心になる。私も双子の弟がいればやるんですが」と言ってるってことは、自覚が全くないんだな。恐るべし、無自覚の無能。


欠席 (2013 3/12 24:00)

中韓代表、追悼式出席せず=台湾処遇に北京反発【震災2年】(3/11時事)
 11日開かれた政府主催の東日本大震災2周年追悼式に、中国と韓国の代表は出席しなかった。一方、政府は今回、国や団体の名前を読み上げる「指名献花」の対象に、昨年は入っていなかった台湾を加えた。これに対し、中国外務省は「断固反対」とする副報道局長の談話を発表。式典欠席は、台湾の処遇への反発が理由とみられる。
 昨年の式では台湾を指名献花から外した野田内閣(当時)が批判を浴びたため、今年は各国の国名を読み上げた後、在日米軍、パレスチナ常駐総代表部と並べて「駐日台北経済文化代表事務所からもご出席いただいている」と紹介。席も民間団体と同じだった昨年の場所から移動させ、「外交団・国際機関等」向けの席を用意した。
 韓国代表が出席しなかった理由は明らかになっていないが、在日韓国大使館は日本外務省に「意図して欠席したわけではない」と伝えた。


 韓国の「意図して欠席したわけではない」ってスゲぇ言い訳だな。意図せず欠席って、「何となく欠席しました´∀`)」とか、「忘れてました´∀`)」ってことかね?意図して欠席するよりクズじゃないか。

 ま、こんな言い訳かますようなヤツは来なくていいんだけど。


 韓国絡みで、ついでにこの話。

韓国住職ら対馬訪問へ=日本側は面会拒否−盗難仏像問題(3/12時事)
 【ソウル時事】長崎県対馬の観音寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像「観世音菩薩坐像」の返還問題で、かつて仏像を所蔵していたと主張する韓国の寺の住職は12日、対馬を14日に訪れることを明らかにした。観音寺の関係者らと面会し、解決の糸口を探るという。
 訪日するのは忠清南道瑞山にある浮石寺の円牛住職や市民団体メンバーら6人。円牛住職は「(観音寺側に)慰労の手紙を渡し、浮石寺を象徴する人形と(盗まれたものとは別の)仏像を渡したい」と話している。
 これに対し、観音寺の前住職田中節孝さんは、「盗品なのだから、まずは返してほしい。代わりの仏像というような提案は、到底受け入れられない話だ。面会には応じない」と憤慨している。
 この仏像をめぐっては、韓国の大田地裁が2月、観音寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで日本側に返還できないとする仮処分を出した。日本政府は外交ルートを通じて返還を要求、韓国政府が対応を検討している。


 「頭がおかしい」としか言いようがない。



黙れクズ (2013 3/11 24:00)

 天皇と原発推進を結びつけるような、脳味噌の回路が全部溶けてるんじゃないかって妄想を垂れ流すのは自由だが、被災地や被災者に思いを馳せ黙祷をする人の邪魔をする権利は無いだろうよ、キチガイどもめ。

 どういう場であれ手のクズは出没する物だろうが、非常に気分が悪い。

3・11原発推進・天皇出席の震災2周年追悼式典―全国一斉黙祷反対!集会&デモ(東京・池袋)
主催:3・11 原発推進・天皇出席の追悼式典やめろ集会実行委員会
呼びかけ団体:反戦反天皇制労働者ネットワーク
連絡先 FAX 03-3446-9058

 安倍極右政権は3月11日、天皇出席のもと政府主催の「東日本大震災二周年追悼式」を国立劇場で行うことを決めました。昨年同様に首相、衆参両院議長や遺族などが参加し天皇が「おことば」を述べ、被災各地の追悼式典会場に政府式典の映像を映し、地震発生時刻の14時46分に天皇と共にする全国一斉黙祷をつくりだそうとしています。
 民主党政権下ではじまったこの震災の犠牲者に対する「慰霊と追悼の国家式典」は、国家権力・独占資本が自らの国家犯罪=福島原発事故の責任を隠蔽しつづけ、一刻も早い核・原子力立国の復興をはかるために仕組まれたものです。すべてを「未曾有の天災」のせいにして、救援の遅れでいのちを奪われた被災者や、原発事故によっていのちと健康、生活と生産の基盤を根こそぎ奪われた住民や労働者の悲憤を鎮め、全国民を天皇が呼びかける挙国一致の「復興」に誘導(強要)するものです。
 天皇は昨年の追悼式典で、「再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならない……」と発言しました。これは「避難解除」によって被災地住民を放射線被曝にさらしつづけ、東電の補償を打ち切り、「収束」「復興」を演出し、原子力規制委員会による「新安全神話」のもとで原発再稼働や「核燃料サイクル」推進をねらう政府・独占資本の政策を推奨する発言にほかなりません。事実、政府は「除染」によって放射能汚染が「克服」できるかのようなペテンをもって多額の税金を投入し、原発関連企業を再び儲けさせ、住民と除染労働者に被ばくを強い続けています。今も多くの原発労働者に、多重下請によるピンハネや「収束宣言」による賃下げをおこない、高濃度汚染下での「廃炉作業」を強いているのです。
 被害者や被ばく労働者は、苦難を乗り越えて事故責任追及と補償要求、「ピンハネ許すな、人間として、労働者として扱え」と闘いにたちあがっています。私たちにいま問われているのは、核・原発推進の巨大な勢力と対峙し、ストライキを頂点とする階級的な団結と闘いを構築することです。 「一斉黙祷」のねらいは、国家犯罪の加害者である国が、被害者や反原発の人々をも天皇の「紐帯(ちゅうたい)」で結ばれた「日本国民」であるとして挙国一致の「慰霊と復興」を強いることにあります。天皇の「紐帯」とは、「国や東電を絶対許さない」人々の憤りを消去(あるいは緩和)するペテンの別名です。天皇も原発推進者であることをしっかり見据え、闘いましょう。
 私たちは、天皇と共にする一斉黙祷を断じて拒否します。
 職場・地域から反核・反原発に貫かれた、3月11日14時46分の一斉黙祷に反対し、半旗(「日の丸」)掲揚阻止の闘いをあらゆるところで、とりわけ職場や学校でつくりだしましょう。
 3・11原発推進・天皇出席の震災2周年追悼式典―全国一斉黙祷反対!を共に闘いましょう。

*集会&デモの趣旨に反する方、妨害を目的とした方の参加は固くお断りします。



休戦協定白紙化 (2013 3/11 24:00)

米韓が合同軍事演習 北朝鮮挑発に警戒(3/11共同)
 【ソウル共同】米国と韓国両軍は11日、定例の合同軍事演習「キー・リゾルブ」を韓国で開始した。3度目の核実験を強行した北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁強化決議と並び、合同演習実施に強く反発。11日をもって朝鮮戦争休戦協定を白紙化し、過去の南北不可侵に関する合意を破棄すると宣言しており、米韓は追加核実験などの挑発行為を警戒している。
 キー・リゾルブは朝鮮半島有事の際の米軍による増援態勢を確認することが目的で、昨年と同規模の約1万3500人が参加。米韓は1日から約21万人が参加する野外機動訓練「フォールイーグル」を続けており、合同訓練が本格化した。


 今回の北朝鮮の発表は、いつもの「ソウルを火の海にしてやる」のような抽象的な「煽り文句」とは違い、「休戦協定白紙化」「不可侵合意破棄」という具体的な意味合いを持つものでした。「あぁまたか」と狼少年を見るような目で見てしまいがちなんですが、過剰に不安を感じる必要は無けれども、「もしかしたら」という場合は想定しておくべきでしょうな。



明日で2年 (2013 3/10 24:00)

 明日は3月11日、東日本大震災から2年。亡くなった方々のご冥福を改めてお祈りすると共に、被災者の方々にお見舞いを申し上げます。

 震災の1年後に宮城県石巻市を中心に回らせてもらい、津波被害の酷さを実際に目にした。何百メートルも流された鉄橋、破壊された小学校、潮の香りが漂う田畑は、一生忘れることはないだろう。
 しかし、それでも実際に被害を体験した人の感じた苦しみに比べれば、私の推測する苦しみなどほんの僅かな物でしかない。被災後の生活についても、現地の方々の生活を実体験したわけではないから、被災者の心情はけっきょく推し量ることしかできない。

 東北産の産物を買ったり、子供たちに話ができるという仕事環境を活かしていろいろ話はするが、やはり日々の生活に忙殺される中、政治に頼むしかない無力感を感じると同時に、政権が代わって復興が進むことを心から願ったり。

 「震災から3年」という日に、どれだけ復興が進んでいるだろうか。



重水素実験 (2013 3/9 22:00)

重水素実験反対で2万8千人分の署名提出 岐阜・多治見(3/9朝日)
 自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市)が計画している重水素実験をめぐり、多治見市の市民団体「多治見を放射能から守ろう!市民の会」(井上敏夫代表)などが8日、実験に反対する計2万8562人分の署名を古川雅典市長に手渡した。

 大事なことは有料部分に書いてある。

■肯定58%、否定は41% 多治見市のパブリックコメント
 自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市)が計画している重水素実験について、多治見市は8日、市民などに求めたパブリックコメントの中間報告をした。実験を肯定する意見が58%、実験を否定する意見が41%だった。
 中間報告によると、パブリックコメントは1月15日から2月14日まで全国に募集。メール1181件、FAX214件、手紙26件で計1421件に上り、過去最多だった。市内分は14%で、うち67%が賛成意見だったという。
(中略)
 土岐市も8日、実験についてのパブリックコメントの結果を発表。土岐、多治見、瑞浪の3市の市民から寄せられた108件の意見のうち、賛成78件、反対30件だった。


 無料で読める部分では「反対署名28000人」と書き、パブコメで重水素実験に「賛成」が多かったことは有料部分に潜ませるたぁ、さすが朝日ですのぅ。
 しかし、市内分の方が賛成票が多かったと言うことは、キチガイが市外から反対意見を送り込んでいたってことですかね。往々にして、この手の「反対」連呼のキチガイは「外」からやって来るものです。


連合会長のおバカ発言 (2013 3/9 22:00)

「政権要請」の賃上げ、評価避ける 連合・古賀会長(3/8朝日)
 「安倍政権の要請に応える」という理由で一部の企業でボーナスを積み増していることに対し、連合の古賀伸明会長は7日、「政権への親和性が強い企業の動きだ」と述べ、直接の評価を避けた。麻生太郎財務相が連合の要求姿勢を消極的と評価したことには「コメントする気はさらさらない」として、不快感を示した。
 今春闘ではコンビニ大手ローソンが「安倍政権の賃金アップ要請に賛同する」として若手社員に年収の3%相当の追加ボーナス支給を決めるなどの動きが出ており、7日には、ファミリーマートも、いったん労働組合と妥結した結果に上乗せし、一部社員にボーナスを出す方針を示している。
 連合内部や傘下労組からは「労働条件の改善は労使自治で決めるのが基本だ」との反発の声も出ている。 連合のまとめでは、4日までに3297組合が春闘要求を出し、賃上げ要求額は平均3123円。昨年の同時期よりも449円増えている。


 連合よ、お前らいったい何のために存在しているんだ?本来は連合や、民主党・社民党・共産党が率先して行動すべき事案を、自民党がやってくれたってことなんだが。連合が「労働者のために行動しているわけではない」ってことが証明されたような発言ですな。



TPP交渉の極秘条件? (2013 3/8 22:00)

極秘条件 6月には把握 TPP 政府公表せず(3/8東京新聞)
 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加をめぐり、先に交渉を始めた米国など九カ国が遅れて交渉参加したカナダとメキシコに交渉権を著しく制限した条件を課した事実に関し、民主党政権時代に日本政府が把握しながら公表しなかったことが新たに分かった。安倍晋三首相は、近く日本の交渉参加を正式表明する方針だが、国民生活に重大な影響が及ぶ可能性が高いTPP問題で、現政権が説明責任を求められるのは確実だ。
 一連の事実は、複数の日本政府関係者や外交関係筋への取材で明らかになった。
 TPPをめぐっては、九カ国は二〇一〇年までに交渉入り。九カ国は、一一年十一月に参加の意向を表明したカナダとメキシコ両国に対し、すでに合意した条文は後発の参加国は原則として受け入れ、交渉を打ち切る終結権もなく、再協議も要求できないなどの不利な条件を提示。両国は受け入れ、念書(レター)も交わしたが、極秘扱いにしている。
 当時の野田政権は、この事実をカナダとメキシコの参加意向表明後に把握。著しく不利なため、両国政府に水面下で「こんな条件を受け入れるのか」と問い合わせたが、両国は受け入れを決めた。両国の交渉参加が決まったのは昨年六月、実際の参加は同十月で、野田政権は昨年六月までには念書の存在を把握していた。
 野田政権は両国の参加国入り後も、新たな後発国が九カ国の決めたルールを守る義務があるのかを探った。両国と同様、後発国は再協議できないとの情報を得たが、事実関係を詰める前に十二月の衆院選で下野した。
 先発組と後発組を分けるルールの有無に関し、安倍首相は七日の衆院予算委員会で「判然としない部分もある。参加表明していないから十分に情報が取れていない」と否定しなかった。
 菅義偉官房長官は記者会見で「わが国としてメキシコ、カナダのTPP交渉国とのやりとりの内容は掌握していない」と述べたが、政府関係者は本紙の取材に「九カ国が合意したものは再協議できないとの話は聞いたことがある」と認めた。
 カナダとメキシコの事例では、秘密の念書は交渉参加の正式表明後に届く。安倍首相はオバマ米大統領との会談を受け「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」と強調しているが、野田政権の政務三役経験者は「カナダとメキシコが条件をのんだことで、日本も約束させられる危険性がある」と指摘する。
 オバマ氏は先月の一般教書演説で、TPP交渉妥結を目指す考えを明言し、米政府は年内決着を目標に掲げた。九カ国が交渉終結権を握れば、年内という限られた期間に、日本はなし崩しに農業など各分野で譲歩を迫られる可能性もある。


 最終的にTPPに参加するかどうかは、交渉の内容によって決めれば良いので、交渉参加を決めた現政権に対しては、「注視」の段階にとどめて良いと思う。もちろん、著しく日本に不利な状況なのに妥結を急ぐようであれば、批判の対象となるが。

 念書の存在を伏せていた野田政権に対しても、外交の状況をことごとく公表せよという意見に与するつもりはないので、それに対しても批判するつもりはない。

 「こんな念書があるのを知って安倍政権は交渉参加を決めたのか!」という批判はできるかもしれないが、日本に対してもかような縛りが有効なのか確定しているわけではないし、まだ「念書に基づいて主張らしい主張もせず参加を決めた」というわけではないからなぁ。 マスコミが、安倍政権批判の道具として利用したがるようには思うけども、まだ「結論」を出すには早いように思う。


安堵する結果 (2013 3/8 22:00)

子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果(3/8朝日)
 【大岩ゆり】環境省は8日、福島県外の子ども約4400人を対象にした甲状腺検査で、6割に嚢胞(のうほう)やしこりが見つかったと発表した。東京電力福島第一原発事故の被曝(ひばく)の影響をみるため、福島県が実施した検査では県内の4割の子どもに嚢胞やしこりが見つかっている。環境省は、福島と他県はほぼ同じ結果だったとしている。
 福島県は事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺の超音波検査をしている。1月までに約13万3千人が検査を受け、41・2%に2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこりが見つかった。
 子どもの甲状腺を高性能の超音波機器で網羅的に調べた例がなく、4割という割合が大きいのか、被曝の影響があるのかを判断するのが難しい。このため、環境省は長崎市と甲府市、青森県弘前市の3〜18歳の子ども4365人に、同じ性能の超音波機器、同じ判定基準で検査をして比べた。
 この結果、2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこりのあった子どもが56・6%、それ以上の大きさの嚢胞などがあった子は1%(福島は0・6%)いた。環境省の桐生康生放射線健康管理担当参事官は「福島の結果は他県とほぼ同様だったと考えている」と話す。
 嚢胞などのある子が福島よりも県外で多い理由について、検査を受けた年齢構成などを詳細に分析して月内に公表するという。
 長瀧重信・長崎大名誉教授は「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査では、被曝の影響の有無は判断できない。福島で生涯、検査を続けることが必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較も必要だ」と話す。
 福島県は事故の影響が出るか調べるため、県内の子どもを対象に生涯、検査を行う計画だ。


 所謂「放射脳」が騒いでいたのは間違いだったということで。もちろん、甲状腺癌の発症には5年ほどかかるという話もあるので、今後の推移を見守らねばならないという留保付きではあるけれども。

 それにしても、「福島はチェルノブイリ以上になる!」とか「福島では100万人以上が死ぬ!」とか言っていたバカ、息してるの?ツイッターで絡んできた奴は一人、犯罪犯して逮捕されていたが。


物の見方はそれぞれなれど (2013 3/8 22:00)

 朝日新聞によれば昨日の国会は、海江田は「かわされる」という評価だからまだしも、細野は「猛攻実って互角」、岡田は「痛み分け」だそうな。いったいあの論戦のどこをどう見れば、互角とか痛み分けと思えるんだろう……すべての批判がブーメランとなって自分の頭に刺さっていたんだけどな。



オスプレイ報道 (2013 3/7 22:00)

 今朝点いていたテレビでやっていた、テレビのワイドショー番組。「オスプレイが四国上空を飛ぶ」って内容だったんだが、「オスプレイを目撃!」という感じで、矢追純一のUFO番組を想起させるノリ。地元の人のインタビューに、日本人ではあるが敢えて「アメリカの農夫の吹き替え」の声をカブせたくなった。「俺は見たんだよ!そうさな〜10m以上はあっただろうよ!」。


原発再稼働 (2013 3/7 22:00)

原発停止は違法=安念委員長が見解(3/6時事)
 「原発を再稼働させるのは完全に適法。国が再稼働してはいけないと言う方が違法だ」。経済産業省の電気料金審査専門委員会の安念潤司委員長(中央大法科大学院教授)は、関西電力と九州電力の料金値上げの査定方針を取りまとめた6日の会合で「原発をすぐに立ち上げればコスト増にならず、われわれもこういうことをやらずに済んだ」と強調した。
 安念委員長は「原子力規制委員会が審査して、再稼働を認めるなんてことは全く理解できない。そういう審査権は法令のどこにもない」と指摘。
「各社は直ちに再稼働していいというのが私の考え。にもかかわらず、何となく原発を止めていなければいけないのは、法治主義の大原則に正面から反する」との持論を展開した。


 「再稼働するなと言うのは違法」というのはちょいと暴論であるように思うが、原発の危険性を過剰に見積もるために「10万年オーダーの活断層」まで持ち出している現況を考えると、合理的・合法的な思考が蔑ろにされている印象はある。

 ともかく、「要請」という「責任の及ばぬ形」で浜岡原発の停止を決めた菅直人の責任は非常に重く、彼に対する追及は国会でガンガンやってもらいたい。「責任が及ばない形でのパフォーマンス」であったことは、その決定の直後の岡田克也の発言で立証されている。曰く、「浜岡原発停止は中電が決めたこと。発電コストの増加は中部電力がリストラなどで何とかしろ」と。

 朝日新聞は何かと「原発反対派7割」と言うが、実際に「即時停止」を求めるのは1割程度。将来的な脱原発を視野に入れつつ、数十年スパンなら「安全」と考えられる原発は動かす方向で進めるべきじゃ無かろうかと思う。



当然の話なんだけども (2013 3/6 22:00)

台湾、今年は指名献花の対象に…震災追悼式(3/6読売)
 加藤勝信官房副長官は6日午前の記者会見で、政府主催で3月11日に開く東日本大震災2周年追悼式で、国や団体の名前を読み上げる指名献花の対象に台湾の代表を加えることを明らかにした。
 野田内閣時代に行われた昨年の追悼式では、約200億円の震災義援金を送った台湾が指名献花の対象とならず、自民党などが批判していた。
 加藤氏は「昨年台湾の方々の気持ちを傷つけたとすれば、政府として本意ではない。今年は台湾にぜひ指名献花をお願いしたい」と述べた。代表団の座席も、昨年の民間団体の場所から各国外交団や国際機関代表に移す考えを示した。


 何かしていただいたらそれに報いるべく努力するのは当たり前の話。その当たり前のことすら前政権ではできていなかった訳だが……。こういう点も含めて、政治が「正常化」することは大歓迎。


よく分からぬ反対 (2013 3/6 22:00)

民主、岩田氏は不同意の方針 日銀人事、2氏は同意(3/6朝日)
 民主党は5日、日本銀行の次の副総裁候補の岩田規久男学習院大教授(70)を不同意とし、中曽宏日銀理事(59)には同意する方針を固めた。ただ岩田氏にはみんなの党が同意する方針のため、総裁候補の黒田東彦(はるひこ)アジア開発銀行総裁(68)も含め3氏とも衆参両院で同意される見通しだ。
 参院第1党の民主党(87議席)は4、5両日の衆院議院運営委員会での3氏の所信聴取を経て、黒田氏への同意方針を固めた。中曽氏への異論も出ていない。
 一方、岩田氏は5日の所信聴取で持論の日銀法改正の必要性を改めて主張。民主党内では「違和感を覚える。賛成できない」(津村啓介衆院議員)、「極端なリフレ派はいかがなものか」(桜井充政調会長)との反対論が強まった。このため、岩田氏は日銀の独立性に抵触しかねないことを理由に不同意とする。


 みんなの党は岩田氏支持にまわるらしいので、民主が反対しても人事案は通る模様。

 「違和感」「極端なリフレ派はどうよ」なんて曖昧な理由で反対だもんなぁ。これ、3人とも賛成しちゃうとアレだからとりあえず1人は反対しとくか、くらいの感覚じゃねーの?無責任な野党でも国政に影響が出ないようなレベルになって、いちばんホッとしているのは民主党の議員自身じゃないのかな。



北朝鮮が「休戦協定を白紙」と (2013 3/5 23:00)

北朝鮮 「休戦協定を白紙とする」(3/5NHK)
 北朝鮮軍の最高司令部は5日夜、アメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に反発して、「今月11日以降、朝鮮戦争の休戦協定を白紙とする」と一方的に宣言するとともに、「追加の対抗措置を連続して取る」と警告し、再び核実験などに踏み切る構えを示しました。
 これは、北朝鮮軍の最高司令部の幹部が、5日午後8時から国営テレビを通じて声明を読み上げたものです。
声明は、アメリカ軍と韓国軍が今月1日から2か月間の日程で行っている定例の大規模な合同軍事演習について、「最も露骨な軍事的挑発だ」などと厳しく非難したうえで、「より強力で実質的な対抗措置を連続して取ることになる」と警告し、先月に続いて、再び核実験などに踏み切る構えを示しました。
 さらに北朝鮮軍は声明で、朝鮮戦争の休戦協定を、米韓の合同演習が本格化する今月11日以降、完全に白紙とし、軍事境界線にあるパンムンジョムの北朝鮮側代表部の活動を全面的に中止するとしています。
 北朝鮮軍は先月も、韓国に駐留するアメリカ軍の司令官に対して、「演習を強行して戦争の導火線に火をつけるなら、その瞬間からあなたたちにとって最もつらい時間が流れることになる」とけん制しています。
 韓国国防省は、北朝鮮軍が冬の間の訓練を例年より活発化させていると分析しており、「休戦協定を白紙に」と言及した5日の北朝鮮軍の声明によって、朝鮮半島の緊張がさらに高まることが懸念されます。


 これ、いつものブラフなのか、けっこうマジなのかどっちなんだろう……なんか北朝鮮の声明って、オオカミ少年状態になっていてよく分からんのだよな……。


救急医療体制の不備 (2013 3/5 23:00)

救急搬送:25病院に36回断られる 埼玉の男性死亡(3/5毎日)
 埼玉県久喜市で119番通報した高齢男性(75)が1月、県内外の25病院から計36回、救急受け入れを断られ、約3時間後に到着した県外の病院で死亡したことが分かった。久喜地区消防組合消防本部は「休日における迅速な搬送が課題。各病院との連携を深めたい」と話している。
 同消防本部によると、男性は1人暮らしで、休日の同月6日午後11時25分、「胸が苦しい」と呼吸困難を訴えて119番通報。自宅に到着した救急隊員が近隣の各病院に受け入れが可能か照会したところ、「医師不足のため処置が困難」「ベッドが満床」などの理由で断られ続けたという。
 男性が最終的に茨城県境町の病院に搬送された時には、通報から約3時間が経過しており、病院内で死亡が確認された。
 総務省消防庁によると、救急医療機関が重症患者の受け入れを3回以上拒否したケースは1万7281回(11年)。同庁の担当者は久喜市の事例について、「36回は多い方だ」としている。
 病院から受け入れを拒否されて死亡したケースは各地で起きている。11年6月には富山市で73歳の女性が車にはねられた後、3病院に受け入れを断られ約3時間後に死亡。三重県伊賀市では10年3月、78歳の女性が7病院に拒否され、2時間以上経過し、運ばれた病院で死亡が確認された。また、宮崎県日向市でも09年4月に65歳の男性が7病院に計10回、受け入れを断られ、約1時間20分後に亡くなっている。【松谷譲二、山崎征克、鈴木一生】


 痛ましい話ではあるが、これで病院側を責めるのは酷な話。受け入れ能力がないのに「良かれ」と思って受け入れて、患者を死なせてしまった場合には責任問題になってしまう。記事には「受け入れ拒否」とあるが、「受け入れ困難」「受け入れ不能」と書くべきだろう。

 メディアには、病院を責めるのではなく、受け入れ態勢を改善するための案を出したり、医療体制の充実を政治に求めるなどの方向で、力を入れて欲しいと思う。

 しかし、奈良県南部の産科医療を壊滅させた毎日新聞がこの事件を報じているってことに、複雑な思いが……(参照:大淀町立大淀病院事件 - Wikipedia)。



カビくさい主張 (2013 3/4 24:00)

3/4付朝日新聞朝刊「天声人語」
 中国の古典は「アリの穴から堤も崩れる」と教える。英語では「小さな水漏れ穴が巨船を沈める」と説くらしい。金科玉条に見えた原則も同じく、一つの例外から滅ぶ▼戦闘機のF35が武器輸出三原則の例外となった。敵レーダーが捉えにくい新鋭機は、日本企業を含む国際分業で生産され、第三国への移転は米国に任される。周辺国と緊張関係にあるイスラエルに日本製部品が渡り、戦争を支えることもあろう▼三原則を緩め、安保で近しい国との共同開発を認めたのは野田内閣だ。安倍内閣は、国際紛争を助長しないという輸出の前提を取り払った。民主と自民の骨抜きリレーに、防衛産業は喜びを隠さない▼安倍首相は憲法を変えて、自衛隊を国防軍にするという。次は集団的自衛権、ついでに非核三原則もという勢いだ。誇るべき平和国家のブランドが色あせていく。このまま「普通に戦争ができる国」まで落ちてしまうのか▼なるほど、大戦の反省から生まれた憲法は普通ではない。だが先進的な理想主義は、世界が追いつくべき「良き例外」である。「米国に押しつけられた」憲法とそれに基づく国是を、「米国と共に責任を果たすため」に改める……一人二役の米国も忙しい▼国際常識が通じない中国が台頭し、核は拡散、テロも絶えない。だからといって、日本までが兵器の競争に手を染めることはない。現実に合わせて理想を傷めては、人類の進歩はおぼつかない。がんこ一徹の平和国家が、一つぐらいあってもいい。

 武器輸出三原則の緩和を批判し、改憲や集団的自衛権、国防軍に反対、「このまま「普通に戦争ができる国」まで落ちてしまうのか」と嘆き、最後は「がんこ一徹の平和国家が、一つぐらいあってもいい」と締める。
 安保闘争で騒いでいた輩と同じような、かびくさい論調で、福島瑞穂の演説を聴いているかのような感覚になる。ある程度の防衛力を整えようという主張に対し、「戦争ができる国に"落ちる"」という表現を用いる辺りに、常識との乖離を感じる。一応「現実に合わせて理想を痛めては」と書いているから「単なる理想論、綺麗事」というのは分かっているような口ぶりだが、理想論ではやっていけない現状にあるということまでは理解できているのではなさそうだ。朝日の主張は、「隣に強盗や銃器をこちら向けている人が住んでいるのに、窓を開けっ放しで暮らすべきだ」「消防署があるから火事が起きるんだ」と同じだ。

 まぁ空想で気持ちよくなるのは自由だが、「社会の木鐸」とか自称するツールを使ってやって欲しくはないね。



どこが美談だ (2013 3/3 23:00)

男の結束…全員で1年間皆勤達成した高3クラス(3/1読売)
 福岡県筑紫野市の県立筑紫高(友野晃校長)は卒業式を前にした28日、クラス全員で1年間の皆勤を達成した3年5組に特別皆勤賞を贈った。
 同校のクラス皆勤は7年ぶりという。
 5組は男子ばかり36人の理系クラスで、昨年4月、担任の中村健教諭(46)が「全員で無欠席を目指そう」と呼びかけたのをきっかけに挑戦。高熱やけがで欠席しそうになった生徒もいたが励まし合い、対外試合や受験などの公欠を除いて全員が1日も欠かさず登校したという。
 全校生徒の前で友野校長から表彰状を贈られ、学級委員長の吉丸和志さん(18)は「男子ばかりなので、『絶対に休むな』と言いやすかった」と話し、弓削匠さん(18)は「男子クラスの結束力の成果」と胸を張った。
 中村教諭は「何度もピンチに見舞われたが、生徒たちの頑張りに尽きる。頭が下がる思い」とたたえた。
 また同日、太宰府市の県立太宰府高(小柳和孝校長)でも卒業式前の表彰式があり、小学校入学から12年間の皆勤を果たした生徒6人などが表彰された。


 なんかメディアは「美談」のように報じているが、熱や怪我でも学校に来させるのは、もはや「体罰」や「虐待」と同質の物と考えるべきではないか。高校はそもそも「出席すること」が第一の目標とされる場所では無かろうに。高熱でフラフラなのに授業に出ても何の意味もない。ましてや、病気をこじらせて命を失ったらどう責任を取るつもりだったのか。

 こういう合理性のカケラもない根性主義は害悪でしかない。


意味分からん (2013 3/3 23:00)

 思いつきで全く整合性の取れてないアイディアぶち挙げられたから、それだとみんなに迷惑がかかると思い、それぞれに話を聞いて最善の形になるように調整して練り直したのに、それを提出したら「そんなに難しい話か?」とか言われて、あげくには「仕事が早いからいろいろ指摘をしづらい」とか訳の分からん批判までされて……それで冷静でいられるかってんだ。
 すまん、愚痴だ。



「日本刀の世界展」 (2013 3/2 10:00)

「信長の野望」とタイアップ 3日から「日本刀の世界展」(3/1岐阜新聞)
 戦国武将に重宝され、歴史的価値の高い日本刀などを集めた「信長の野望 日本刀の世界展」(関市主催)が3日から5月6日まで、同市南春日町の関鍛冶伝承館で開催される。28日はマスコミ向けの内覧会が開かれた。
 約700年の伝統を誇る関鍛冶の技術を紹介する同館が開館10周年を迎え、大手ゲーム会社「コーエーテクモゲームス」の人気戦国ゲーム「信長の野望」発売30周年とタイアップ。ゲームに登場する武将のパネルとともに当時の関鍛冶の技術力をひも解く展示のほか、街歩きクイズラリーや古式日本刀鍛錬などの実演、岐阜の武将隊を招いたイベントなどを展開する。
 室町・桃山時代を中心とする刀や拵(こしらえ)と呼ばれる外装など約40点を陳列。織田信長が重宝したとされる「若狭守氏房」の太刀や柴田勝家愛用の長刀、名工として名高い「二代兼元(関の孫六)」作で重要刀剣認定の刀などが歴史ファンを迎える。菩薩やがい骨、セミといった一生のはかなさを表現した外装もあり、当時の武士の心情を伝える。
 同展を監修した関伝日本刀鍛錬技術保存会の井戸誠嗣会長は「関鍛冶の技術で生まれた日本刀の美しさだけでなく、拵の妙も味わってほしい」と語った。
 また同展を共催する長良川鉄道は関駅で、展示期間中に運行するPR用ラッピング列車「信長の野望号」を披露。期間中、特製の1日フリー切符を発売する。
 3日午前9時から同館でオープニング式典、同10時40分から同市元重町の同鉄道関駅で信長の野望号の出発式を行う。

 入館料は高校生以上200円、小中学生100円です。火曜日と祝日の翌日は休館ですので、お気を付けください。

 長良川鉄道のラッピング車輌については、こちらで写真が出ております。写真で見ても、結構迫力ありますな。→関市観光協会のFacebookアカウント



千年経っても (2013 3/1 24:00)

歴史「日本は変化と行動を」=「過去」優先解決求める−韓国新大統領(3/1時事)
 【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領は1日午前、日本による植民地支配に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」の記念式典で演説し、「日本は歴史を正しく直視し、責任を取る姿勢を取らなければならない」と強調、「韓国と日本がつらい過去を一日も早く治癒し、共栄の未来にともに進めるように、日本政府は積極的な変化と責任ある行動を取らなければならない」と述べ、日本が歴史問題を自ら解決するよう強く求めた。
 朴大統領は2月25日の就任後、麻生太郎副総理との会談などで、日本に歴史問題への対応を求めているが、演説で日韓関係についてメッセージを発するのは初めて。竹島、慰安婦問題など具体的懸案には触れなかったが、未来に向かうためにまず過去の問題を解決すべきだという内容で、安倍政権に厳しい注文を突き付けた形だ。
 大統領は「歴史に対する正直な省察がなされるとき、共同繁栄の未来も共に開ける。加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない」と言明。日本が歴史を直視し、責任ある姿勢を示したとき「両国間に固い信頼を重ね、真の和解と協力も可能になる」と指摘し、「両国の未来の世代にまで歴史の重荷を負わせてはいけない。われわれの世代の政治指導者の決断と勇気が必要なときだ」と強調した。


 1000年経っても日本は韓国に謝罪し続けろ」と言ってるわけで、この国の人間が言う「未来志向」が我が国のそれとは別の概念と言うことが、よく分かる演説です。

 1000年前の被害も訴えられるんだったら、高麗人が元寇の主力として日本人を多数殺害した件について、我が日本は謝罪を求める権利を持っているということになります。こんな馬鹿な想像をするだけでも、新大統領の言葉がどれほどおかしいか、理解できようというものです。


円安・株高の恩恵 (2013 3/1 24:00)

日本板硝子、財務の強度不足が円安で一服(3/1日経)
 円高修正が日本板硝子の株価を押し上げる「即効薬」となっている。輸出が少ないガラス産業は増益効果が比較的小さいが、株価はこの3カ月で7割上昇した。要因は円安による財務改善だ。過去に英国のグローバル企業…

 円安は輸出企業に恩恵となるだけでなく、記事の日本板硝子のように、連れ高で株価が上がったり、資産価値が上昇したりして、間接的に恩恵を被っている場合もあります。また、「株高は庶民には関係ない」と言う向きもいるようですが、株取引をしている庶民は幾らでもいますし、年金や保険は基金の一部を日本株の運用で回しています。「円安・株高は庶民に関係ない、内需企業には関係ない」という見方は明らかに間違いで、多くの企業や国民に、利益を与えている面があります。

 もちろん、円安によるデメリットもあります。輸入品の値段は高くなりますから、原発を止めているためにただでさえ嵩んでいる燃料費は、さらに上がってしまいます。ですから、円高是正と原発再稼働はセットで考えるべきなのです。ただこれも、安倍さんが、原発の再稼働を考慮する旨の発言をしたことで、軽減されそうです。