過去の世迷い言                前のページへ戻る

芋泥棒 (2012 10/31 22:00)

 これはかわいそうだよなぁ……

園児のサツマイモ 収穫前の盗難悲痛(10/31朝日)
 【池畑聡史】園児たちのサツマイモを盗んだのは誰だ? 安曇野市明科の市立明科南保育園で29日、園の畑のサツマイモ100キロが盗まれているのを、園児が見つけた。イモは園児たちが育て、11月6日に芋掘り、15日に収穫祭で焼き芋にする予定だった。
 発見は29日午前10時ごろ。成長を見にいった園児たちが「先生、大変、大変!」と、職員室にいた片桐厚子園長に駆け寄ってきた。片桐園長が、園の隣にある畑を確認すると、ツルや葉が刈り取られていた。土の中にも、イモは残っていなかったという。
 園児112人が6月に苗を植え、これまで雑草取りなどの手入れを続けてきた。事情を知った近くの明南小学校や保護者が、代わりのサツマイモを提供。焼き芋は無事実施されるが、片桐園長は「自分で育てたものを収穫して食べるという、お金で買えない大事な経験になるはずだった。切なくて言葉が出ません」と話す。


 サツマイモ1個が300gくらいなので、100kgだと300個以上。「腹減ったから盗りました」というレベルではない。しかしながら利益目的化かとなると、「素人が作った芋でどれほど売り物になるか」という危険性があり、まともな思考回路があれば保育園脇の畑から利益目的で芋泥棒をやるというのは考えにくい気もする。

 なんかおかしな事件だなと釈然としない。


別人の写真 (2012 10/31 22:00)

「角田被告の写真は私」 尼崎の女性名乗り出る(10/31共同)
 兵庫県尼崎市の連続変死事件で、共同通信などが「角田美代子被告」として報じた写真について、尼崎市に住む女性(54)が30日、弁護士を通じて「写真は私だ」と名乗り出た。
 弁護士によると、女性は23日に全国紙に掲載された写真を見て「似ている」と思い、翌24日にテレビで流れた同じ写真で「私に間違いない」と確信。悩んだ末に29日に弁護士に相談したという。
 共同通信が報じた写真は美代子被告の長男の小学校入学式の集合写真から抜き出したもの。1993年4月に撮影され、和服姿だった。
 名乗り出た女性は、入学式の写真とともに直前に撮影された子どもの幼稚園の卒園式の写真を持っており、同じ着物姿で写っていた。


 森口偽教授の件や、出自を元にした橋下批判など、メディアのチェック機能が著しく劣っていることを示す案件が連続している。「写真が本人かどうか」の確認すら怠るようでは、細かいニュース記事なんて間違いだらけなのではないか…と訝しく思えてくる。
 つか、警察は報道で間違い写真が流れていることに気付かなかったのか?

 これは間違えられた女性はたまらなかったろうなぁ……



放射性物質拡散予測の誤り (2012 10/30 24:00)

 「地形なども計算に入れた、さらに詳細なシミュレーションを」と先週指摘したが、そもそも風向を間違えて計算を出していたんだと。

拡散予測、6原発で誤り 原子力規制委が謝罪 電力会社指摘で発覚(10/30共同)
 原子力規制委員会は29日、今月24日に公表した各地の原発で過酷事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測をめぐり、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)や九州電力玄海(佐賀県)、川内(鹿児島県)など6原発の予測に誤りがあったと発表した。いずれも放射性物質が拡散する方角がずれていたほか、玄海、川内では拡散距離も最大で0・3キロ誤っていたとして訂正した。
 公表後1週間足らずでの訂正で、規制委は「地元に混乱を与えて大変申し訳ない」と謝罪、関係自治体に訂正内容を説明した。他の3原発は日本原子力発電東海第2(茨城県)、敦賀(福井県)、北陸電力志賀(石川県)。
 24日の公表の際にも地元から「事前に説明がない」などと不満が寄せられており、今回の訂正で混乱がさらに広がりそうだ。
 今回の誤りは、予測の基となる気象データを提供した電力会社から「(拡散の)方角がずれているのではないか」と指摘を受けて発覚した。規制対象である電力会社に指摘されるまで誤りに気付かなかった点について、規制委 の事務局である原子力規制庁の森本英香(もりもと・ひでか)次長は「とても残念だ。規制対象を十分指導できる体制になっておらず遺憾だ」と述べた。
 拡散予測では、事故から1週間で積算被ばく線量が100ミリシーベルトに達し、国際基準で住民避難が必要となる最も遠い地点を16方位ごとに地図上に示していたが、6原発では1方位ずつずれていた。柏崎刈羽は、当初の発表では東南東40・2キロの新潟県魚沼市が最も遠い地点としていたが、東40・2キロの同県長岡市に訂正した。
 規制委によると、電力会社から提供された風向きなどの気象データの記載方法が原発ごとに異なっていることに規制委側が気付かず、これを予測プログラムに入力する際にミスしたという。
 規制委は拡散予測を公表した24日にも住民避難が必要となる市町村名の一部に誤りがあったと発表していた。


 チェック体制とかどうなってるのか、本当に規制委員会は監督能力があるのか…と不安になってしまう。しかも指摘したのが電力会社と言うことで、けっきょくは「餅は餅屋、電力事業は電力会社」ということなのかなと思ったり。


まず政府与党が責任を負うべし (2012 10/30 24:00)

11月の地方交付税、市町村分も交付延期へ 特例公債法案成立にらみ=関係筋(10/29ロイター)
 [東京 29日 ロイター] 予算の執行抑制が続くなか、11月2日に予定する自治体への地方交付税交付金(計4.1兆円)の交付について、道府県分に加えて市町村分も延期する方向で関係省庁間の調整が進んでいる。臨時国会での特例公債法案の成立をにらみ、一時的に交付を遅らせる方向。関係筋が明らかにした。
 地方交付税は地方の財源不足を補うために、年4回(4月、6月、9月、11月)交付している。11月2日には道府県分で約2.1兆円、市町村分で約1.9兆円の計4.1兆円が予定されている。
 政府は、今年度予算執行に必要な特例公債法案が成立しないなか、9月以降、戦後初の執行抑制に踏み切った。9月分の地方交付税交付金についても、財政力の弱い市町村分は除き、道府県分の約2.2兆円について一度に交付せず11月までの3カ月間の分割払いとしていた。
 しかし、特例公債法案が成立しなければ11月末でほぼ財源が枯渇する恐れがあり、さらなる予算執行の抑制をせざるを得ないと判断した。法案の成立が遅れれば財政基盤の弱い市町村の公共サービスに深刻な影響が出ることも懸念される。
 城島光力財務相は29日の臨時閣議後会見で「関係者間で検討調整を行っている。しかるべきタイミングで伝えられるようにしたい」と述べるにとどめた。地方自治体の金利負担についても「そういったことも含めて検討している最中。具体的にはまだ言える段階ではない」と言及を避けた。


 特例公債法案が成立していないのに参院での審議拒否をおこない、総理の所信表明演説をさせないことを以て、野党(主に自民党)を批判する論調がある。

 まず、特例公債法案は予算案と一緒に通過させておくべき物であり、法案通過に一義的に責任を負っているのは政府与党だということは、きっちり認識しておかねばなるまい。新年度になってから半年以上、その間与党は法案成立の努力を怠ってきたわけで、未だに特例公債法案が成立していない責任を野党に押しつけるのは筋違いだ。
 また、「近いうちに解散」という約束の下で自民・公明に法案賛成の約束を取り付けておきながら、その約束を蔑ろにしているのは総理である。言質を取った野党が、それを根拠に総理に解散を求めるのは当然のことではないか。

 たしかに、朝日などが主張する「自民党は器量を示せ」という要求は一分の理はあるかも知れない。自民が折れることで、国政が前に進む面はあるかも知れない。しかし、自民を責めることで民主党の責任が免除されるわけでもない。存在する政治状況に、一義的に責任を負うのは与党である。

 何より、民主党政権が続くこと自体が日本にとって大きな損失だ。



マック赤坂 (2012 10/29 24:00)

 マック赤坂がまた東京都知事選に出るらしい。新潟の知事選に出たばかりだというのに金あるんだね……怪しい稼ぎ方をしているってわけじゃないんだろうけど……本業の方でどういうことをやっているのか、「スマイルセラピー協会」というのはどういう活動をしているのか、そっちの方が気になってきた。


鹿児島補選 (2012 10/29 24:00)

自民に風吹かず=国民新幹事長−衆院補選(10/28時事)
 国民新党の下地幹郎幹事長は28日夜、党本部で記者会見し、衆院鹿児島3区補欠選挙で同党公認候補が自民党候補に接戦の末敗れたことについて、「自民党に風が吹いていないことがはっきりした。野田佳彦首相は自信を持ってこれからの政局に臨むことができる」と語った。

 負けたくせに勝利宣言のような口ぶり……まぁ、負け惜しみにしか聞こえんのですがね。つか、風も吹いていない相手に負けたわけですな、恥ずかしいことで。

宮路氏、松下票の2割取り込む=民主支持層にも浸透―鹿児島3区補選出口調査(10/29時事)
 28日投開票の衆院鹿児島3区補欠選挙で時事通信が行った出口調査によると、2009年の前回衆院選で国民新党の松下忠洋前金融・郵政民営化担当相に投票したとする有権者の23.2%が、今回勝利した自民党の宮路和明氏に投票したと答えた。
 宮路氏は自民支持層の73.0%、推薦された公明党の支持層の77.8%から票を集めた。さらに、「松下票」の4分の1近くを取り込むとともに、敗れた国民新党の野間健氏を推薦した民主党支持層の21.3%、無党派層の32.7%にも浸透した。
 一方、野間氏は民主党支持層の75.4%、無党派層の54.3%から得票。また、自民党支持層の22.5%が野間氏に流れ、激戦を裏付けた。


 前回衆院選で国民新党に投票した人の2割以上が、しかもある意味「弔い合戦」であるにもかかわらず、自民候補の方に流れています。前回選挙では3万票勝っていたのに、今回それが吹き飛んだわけで、「自民には風が吹いてない」と強がりを言ってる場合じゃないように思います。強がりを言うしかできないってことでしょうけど。

 一方、たしかに「自民圧勝」というわけではないというのも確か。自民党も、支持を引き寄せ切れていないようです。



血圧 (2012 10/28 24:00)

 久しぶりに血圧測ったら、半年ほど前には120-80くらいだったのが、145-95くらいになっていた。昼前と帰宅後に測って似たような数字。肩こりのせいで一時的に血圧が上がっていると信じたいところだが……たぶんストレスなんだろうなぁ……。運動もしているし、食事内容も半年前までと変わっていないし。
 まさか、人生40年を経ることなく血圧を気にすることになるとは思わなかった。


未だに国に害為すクズ (2012 10/28 24:00)

鳩山元首相「領土問題として主権主張を」 尖閣問題で(10/27朝日)
 民主党の鳩山由紀夫元首相は27日、北海道苫小牧市で講演し、中国との対立が激化している尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題について「領土問題として議論を大いにしながら、日本の主権を主張していくべきだ」と語った。日本政府は「領土問題は存在しない」との立場で、波紋を呼びそうだ。
 鳩山氏は16日に党最高顧問(外交担当)に復帰したばかり。「領土問題でないといくら言っても、相手が自分たちに主権があると言っている以上、議論しないといけない。友愛精神、東アジア共同体の発想を生かしたい」とも述べた。


 尖閣を「領土問題」にするのが中共の目的であり、どんな思惑であれ、それに乗っかるのは利敵行為以外の何者でもない。

 こいつを党の外交最高顧問に据えている民主党の神経も、全く理解の埒外。鳩山と菅だけは、法律が許すなら逆さ磔にでもしたいところ。



稚拙 (2012 10/27 24:00)

橋下氏「維新の公約素案は稚拙」 米軍全廃を批判(10/27日経)
 日本維新の会の国会議員団が作成した次期衆院選の公約素案を巡り、維新代表の橋下徹大阪市長ら本部幹部らとの温度差が表面化した。橋下氏は26日、素案を「表現が稚拙」と批判、幹事長の松井一郎大阪府知事も「(目標に)数字を入れる責任を少し考えてほしい」と苦言を呈した。
 橋下氏は2045年を目標に「外国軍の自国内駐留を全廃する」との記述を特に問題視。「日米同盟があり相手のある話。(鳩山由紀夫内閣が検討した沖縄県の)普天間基地の県外移設で国会議員は懲りているはずだ」と批判した。
 素案は党綱領「維新八策」をもとに国会議員団が作成した。橋下氏らとの擦り合わせはまだほとんどしていないため、本部は今後、国会議員団と調整して内容を修正する方針だ。
 素案は法人実効税率を現在の約35%から20%に下げることや、日銀による100兆円規模の経済復興基金の創設、高齢者も含めた成人の医療費自己負担を一律3割にすることなどを盛り込んだ。


 こんなゴタゴタは表に出す前に内々で済ませておけよ。
 国会議員にアドバルーンを上げさせておいて、反応が芳しくなかったから「否定した」ということならば、橋下氏は「手柄だけは分捕る」という最低のリーダー。維新の国会議員団が暴走したと言うことならば、橋下氏には統率能力の無いということで、維新の会は「烏合の衆」であるという大きな証拠。
 いずれにせよ、民主党並に酷いということです。こんなのに票が集まるようじゃ、日本にとって「とどめ」にしかなりません。


大日本帝国党 (2012 10/27 24:00)

朝日新聞デジタル:天声人語 2012年10月27日(土)
 甘党から悪党まで、党のつく言葉は多い。政党名に至っては増える一方だ。自由民主党、公明党、日本共産党などの老舗は辞書にもあるが、多くは載る間もなく消えていく▼国政に戻る石原慎太郎氏の新党は、「党」ぬきの凝った名前になるのだろうか。なにせ母体となる「たちあがれ日本」の命名者である。氏が閣下と尊ばれるネット上では、「石原軍団」「大日本帝国党」と党名談議がにぎやかだ▼80にして起(た)つ。「なんで俺がこんなことやらなくちゃいけないんだよ。若い奴(やつ)しっかりしろよ」。脚光が嫌いなはずもなく、うれしそうに怒る記者会見となった。心はとうに都政を離れ、「やり残したこと」に飛ぶ▼霞が関との闘いはともかく、憲法の破棄、核武装、徴兵制といった超タカ派の持論を、新党にどこまで持ち込むのか。抜き身のままでは、氏が秋波を送る日本維新の会も引くだろう。保守勢力の結集は、深さ広さの案配が難しい▼政界は再編の途上にある。旧来の価値観や秩序を重んじる保守と、個々の自由に軸足を置くリベラル。競争と自立を促す小さな政府と、弱者に優しい大きな政府。乱雑なおもちゃ箱のように、二大政党にはすべての主張が混在する▼安倍さん率いる自民党など保守の品ぞろえに比べ、反対側、とりわけ「リベラル×小さな政府」の選択肢が寂しい。今から再編の荒海に漕(こ)ぎ出すなら、この方位も狙い目だ。もとは「泥船」からの脱出ボートでも、針路を問わず、漕ぎ手しだいで船の名が残る。

 「大日本帝国党」なんていったいどこで「談義」されてたんだよ。ネット上でもツイッターでも、検索かけて殆ど上がってこないぞ。



無能の白川 (2012 10/26 24:00)

日銀追加緩和へ、基金10兆円以上増額の公算 | ビジネスニュース | Reuters
 この「10兆円」というのが事実だったら、「また小出しか」と株価下がるんじゃないかな。

 しかも、野田が「20兆」という具体的な額を要求しちゃってるから、10兆だとなおさら失望されそうな……
政府、日銀に20兆円の追加緩和を要求 資産買い入れ基金100兆円規模へ(10/23産経)

(ツイッターの書き込みを改変コピペしちゃいました)


技術流出 (2012 10/26 24:00)

スパイ天国返上 対策の糸口に? 新日鉄、ポスコ訴訟審理開始(10/24産経)
 高機能鋼板の製造技術を不正に取得したとして、新日本製鉄(現・新日鉄住金)が、韓国鉄鋼最大手のポスコを訴えた裁判が25日、東京地裁で始まる。円高などを背景に、世界市場での日本企業の存在感低下は著しいが、成長の原動力となる技術情報の流出で競争力を失ったのも、その一因だ。政府は「産業スパイ天国」の汚名返上に向け対策に乗り出したが、有効策は見いだせておらず、各企業は訴訟の行方を注視している。
 「極めて重要な裁判。入念に準備してきた成果を使いながら粛々と対応する」
 新日鉄住金の友野宏社長は24日の会見で、法廷闘争に強い自信をのぞかせた。
 日韓のトップ企業による異例の法廷闘争は、国際的な企業間競争の“闇”の部分であるスパイ行為の一端を表面化させたが、最先端技術をめぐる産業スパイ行為は後を絶たない。
 米司法省は今月18日、米化学大手デュポンから企業機密を盗んだなどとして、韓国の大手繊維・化学企業コーロンと同社幹部らが起訴されたと発表した。だが、コーロンは日本の繊維大手、帝人も標的にし、産業スパイ活動を続けていたという。

 学会や講演会で著名な日本の技術者に目星を付け、接触するのが産業スパイの手口の一つ。技術者は勤務先の企業から製造ノウハウなど技術の根幹部分を持ち出し、退職後に売り渡す。不正競争防止法に違反する行為だが、退職者の行動まで企業が把握するのは難しく、立証には高い壁が立ちはだかる。
 経済産業省が今年7月に約1万社を対象に行ったアンケートでは、役員にライバル企業への転職を禁止する契約をしている企業は、製造業の大企業で24・5%だった。
 大手電機各社では退職後の技術者にも誓約書を提出させるなどして技術流出阻止に努めている。ただ、「書類などが持ち出されるのならともかく、技術者の頭の中に入っているものまでは流出を阻止できない」(大手電機関係者)のが実態。大手自動車部品メーカー幹部は「先手を打って新技術を作り続けるしかない」と話す。
 韓国企業などはバブル崩壊でリストラされた日本企業の技術者を雇うことで技術力を向上させた。現在も電機メーカーが、業績不振から再びリストラを加速させており、技術流出に拍車がかかる可能性もある。
 最先端技術が流出して業績悪化を招き、さらなるリストラにつながる悪循環を断ち切ろうと、経産省は民事裁判で企業側が勝訴したケースを分析し、技術流出を防ぐための対応マニュアルの作成を進める方針。今回の裁判が「どうやって(先端技術などの)知的財産を守るのか、日本の製造業にそのヒントを提供する」(友野社長)可能性もある。

 韓国のやり口は汚いし批判対象だとは思うが、人材を大事に扱ってこなかった一部日本企業の自業自得だとも思う。資源に乏しい日本では、人材が最も誇れる資源。それを「コスト」としてしか見なくなれば、企業に対する忠誠心が薄れるのは当然だし、「数字に表れないメリット」が次第に数字に影響を及ぼしていくのも当然。

 ただ、「自業自得」ではあれど、その影響がその企業のみにとどまらず、日本経済全体に影響するってのが非常に痛いところ。
 終身雇用を復活させよと言うつもりはないが、もう少し労働者に然るべき待遇を与える必要はあるだろう。



石原氏、都知事辞職 (2012 10/25 24:00)

 石原東京都知事が、知事を辞職し国政に出るという話。

 氏の政治信条については賛同する面の方が多いが、政治は一人でやる物ではなく、どういう人間と協力していくのか、他の政党とどういう距離感で付き合うのか、それを見ないことには何とも言えない。

 年齢を考えると、最後のチャンスと意気込んでいることと思う。その意気込みが、日本に資するところ大であればいいなぁとは思う。しかしながら、「一議員」「一勢力」としてできることはどれくらいあるのだろうか、それこそ総理にならねば石原氏のやりたいことは実現できないのではないか…とも思う。さて、キャスティングボートを握れるような立場になれるのだろうか。


オゾンホール (2012 10/25 24:00)

オゾンホール面積 25年間で最小に(10/25NHK)
 有害な紫外線を遮るオゾン層を破壊する物質の排出を規制する国際的な枠組みが始まってことしで25年になります。
南極上空のオゾン層が破壊されて穴が開いたような状態になるオゾンホールの面積を気象庁が解析した結果、この25年間で最も小さくなったことが分かりました。
 オゾンホールは、有害な紫外線を遮るオゾン層がフロンガスなどによって破壊され穴が空いたような状態になる現象で、毎年、南極上空で8月から9月にかけて発生します。
気象庁が解析したところ、ことしは先月22日にオゾンホールが最大になり、面積は南極大陸の1.5倍の2080万平方キロメートルでした。
 この面積は1989年にフロンガスなどの排出を規制する国際的な枠組み「モントリオール議定書」が発効して以来、この25年間で最も小さくなりました。
 気象庁によりますと、オゾン層の破壊は南極上空の気温が低くなると進みますが、ことしは7月から8月にかけて気温が平年より高かったため、あまり進まなかったとしています。
 気象庁のオゾン層情報センターの直江寛明調査官は「今回は気象条件によって小さくなったと考えられ、オゾン層が回復傾向にあるかどうか、まだ分からない。今後も観測を続けていきたい」と話しています。
世界気象機関などは、南極上空のオゾン層が1980年以前の水準に戻るのは今世紀半ば以降になると予測しています。


 フロンガスの規制が始まって20年以上。たしかに効果が出てきてもおかしくない時間を経てはいるが、まだ判断は保留かな……一応、オゾンホールの拡大傾向はストップしているんだけど、その原因がフロンの規制のみに求められるのか、まだ判断材料に乏しいように思う。

 ちなみに、オゾンの年間推移はこちら。
気象庁 | オゾン層・紫外線の診断表 | オゾンホールの経年変化)



放射能拡散予測 (2012 10/24 22:00)

原発事故拡散予測、30キロ圏外も高線量(10/24TBS)
 全国の原発で、福島第一原発のような事故が起きたら放射能はどう拡散するのか。そのシミュレーションが公表されました。このうち、柏崎刈羽原発などでは、半径30キロを超える範囲で、高い放射線量に達する可能性があることが分かりました。「原発から30キロ」を目安に進められている防災計画の策定が、いっそう難しくなる恐れもあります。(中略)
 シミュレーションは「地形が考慮されていない」など不十分な部分もありますが、今後、避難などの対策が必要となる地域の対象を30キロ以上に広げるべきか、議論を呼びそうです。
(以下略)

 事故が起きないように対策を立てると同時に、事故が起きた場合の状況を想定しておくのはもちろん必要。シミュレーションした結果が予想以上に深刻であっても、それは冷静に受け止め対応を考えるべきだろう。
 ただし、「地形が考慮されていない」というところは、頭に入れておきたいところ。もっと精緻なシミュレーション結果を待ちたい。


橋下氏にも違和感 (2012 10/24 22:00)

橋下市長、「週刊朝日」に謝罪…事実誤認をツイッターで(10/23スポーツ報知)
 日本維新の会代表の橋下徹大阪市長(43)は23日、自身の出自を題材とした連載を掲載した「週刊朝日」を「犬猫以下の鬼畜集団」と罵倒したことについて「事実を訂正するとともに、謝った事実認識のもとに鬼畜集団と批判したことは申し訳ありませんでした」と、自身のツイッターで謝罪した。
 橋下市長は22日に、週刊朝日が連載第1回を掲載した号を発売当日に実母に送付し、取材を申し込んでいたとして「人間じゃない」と猛批判。だが、この日夕方には一変、「現物は実妹が購入してきたものです。週刊朝日サイドから送ってきたのは連絡が欲しい旨のレタックスで、当該週刊朝日発売日前です」と、ツイートした。
 午後6時過ぎの退庁会見では報道陣の質問に「ツイッターに書いてある通りです」と、3度繰り返した。事実誤認の発覚は、実母から携帯メールで間違いを指摘されたそうで、「鬼畜集団という表現を使って批判したわけですから。事実の訂正、おわびをしなければならない」と、改めて陳謝した。
 前日(22日)は週刊朝日からの直接的な謝罪がないことに「謝り方ひとつ知らないバカ集団」と罵った橋下氏。しかし、記者から「週刊朝日には間違っていたと連絡したのか」と質問されると「ツイッターで事実訂正しておわび、ということで十分だと思ってます」と話した。


 週刊朝日から「直接謝罪がない」ことに対し「謝り方を知らない」と批判していた橋下氏。自身が事実誤認に基づき「鬼畜集団」と批判したくせに、その謝罪は直接謝罪でなくツイッター上でじゅうぶん、と結論づけるダブルスタンダードを披露。人に要求するルールは、自身にも適用すべきだろうよ。

 週刊朝日の記事が酷いのは当然として、橋下氏の態度もズレまくっていると言わざるを得ない。週刊朝日に対する批判は、出自批判に対する批判なのか、自分を攻撃するメディアを抑えつけたいだけなのか、よく見えない。
 先日も、記者会見で朝日新聞の一記者に会社見解を求めたり、他者の記者に「週刊朝日の記事批判」を言わせた辺り、「解同の糾弾会」のような姿勢を権力者が見せることに、大きな違和感を感じたのだった。

 だいたい、「謝り方がなってない」なんて、典型的なヤクザの因縁じゃないか。



賢い文鳥 (2012 10/23 24:00)

 文鳥が人間の言葉のニュアンスを聞き分けている、と言う話(記事はあとで引用)。
 たしかに、経験的にも、奴らは言葉そのものは分かっていなくても、口調とかしゃべっている人の感情とかは、認識できているように思います。機嫌良く話しかけたらピキョピキョと明るい声で応えるくせに、ちょっと叱ると威嚇したりしますし。

 文鳥も、名前を呼ぶと寄ってくるくらいにはなります。

慶大、ブンチョウが人間のことばの微妙な音声的ニュアンスを聞き分けていることを確認(10/18日経プレスリリース)
 慶應義塾大学文学部の渡辺茂教授他は、文学部心理学専攻学生(実験当時)の直井望とともに、ブンチョウが人間のことばの微妙な音声的ニュアンスを聞き分けていることを実験で確かめました。
 人間の会話では、言葉の意味内容そのものも大切ですが、同時にそれがどのように話されるかで全く違う情報を伝えることができます。同じ内容でも「そうですか!」と賞賛の気持ちを伝えることもできますし、「そうですかあ?」と疑念の気持ちを伝えることもできます。この微妙な音声の違いは私たちが人間だから分かるのでしょうか?
 研究グループではブンチョウに同じ「そうですか」という文で賞賛の韻律情報(プロソディ)を持つものと疑念のプロソディを持つものを聞き分けさせる訓練をしました。ブンチョウはこれらを聞き分けるばかりでなく、訓練に使わなかった文「あなたですか」でもそれが賞賛のプロソディを持つものと疑念のプロソディを持つものとを聞き分けることができました。
 この実験は人間以外の動物が人間の言語のプロソディの違いを区別することを示した初めての研究です。この研究成果は米国科学誌 PLoS ONE オンライン版に10月18日(日本時間)に掲載されました。(http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0047446

1.研究成果
 慶應義塾大学の研究グループではこれまでもブンチョウ等の鳴禽の高次聴覚情報処理の研究を行ってきました。今回の研究ではブンチョウにプロソディという韻律的特徴が聞き分けられるかという実験を行いました。

<実験1>刺激は同じ「そうですか」という文ですが、賞賛のプロソディで発話されたもの、疑念のプロソディで発話されたものの2種類を用いました。ブンチョウは止まり木が2本ある実験箱で訓練されました。普段は一方の止まり木に止まっていますが、あるプロソディの音声が聞こえた時に止まり木を飛び移れば報酬として餌があたえられます。別のプロソディの時は飛び移っても餌はもらえません。この訓練によってブンチョウはプロソディの種類を聞き分けて飛び移るようになりました。その後、訓練に使わなかった「あなたですか」という文を、賞賛と疑念のプロソディで発話したものをそれぞれ聞かせるテストをしました。ブンチョウは新しい文でもプロソディを聞き分けることができました。また、あるプロソディでの文の前半部分と別のプロソディでの文の後半部分をつなぎ合わせた刺激を聞かせると、ブンチョウは前半を使って聞き分けていることが分かりました。

<実験2>次の実験では異なる文、「そうですか」と「あなたですか」が同じプロソディで話されたものの聞き分けを訓練しました。ブンチョウはこの聞き分けも学習しましたが、プロソディを変えると区別ができなくなりました。これは同じ文で異なるプロソディのものは別のものとして聞いていることを示します。

 なお、この研究では音声刺激を国立国語研究所の前川喜久雄教授から提供していただき、音韻解析については国際基督教大学の日比谷潤子学長・教授のアドバイスを受けました。

2.意義と背景
 言語はヒトを他の動物と隔てる特徴のひとつです。実際、ヒトの音声言語は他の動物の音声コミュニケーションと比較にならないほど進化したものです。しかし、複雑な音声コミュニケーションを持つ動物がいないわけではありません。鳴禽の歌は、文法に似た構造があること、学習しなくてはならないこと、方言があること、脳の片半球に歌の中枢が局在していることなど、ヒト言語に類似の性質を持っています。
 慶應義塾大学の研究グループはこれまでにブンチョウ等の鳴禽が音楽を聞き分けたり、特定の音楽に好みを示したりするばかりでなく、協和音と不協和音を聞き分けたり、中国語と英語を聞き分けることもできることを報告してきました。これらのことは鳴禽が高度の聴覚情報処理を行っていることを示します。
 今回の実験ではプロソディの聞き分けを取り上げました。文の内容ではなくプロソディから相手の本当の意図を理解するのは、人間の高度な社会的認知といえます。実験結果はブンチョウもまたこの微妙な韻律的な相違を聞き分けられることを示しました。もちろん、この結果はブンチョウがプロソディから疑念や賞賛を聞き取るという意味ではありませんが、疑念のプロソディ、賞賛のプロソディをそれぞれ別のカテゴリーの聴覚刺激として聞き分けられること、言い換えるとプロソディの聴覚的区別ができることを示したものです。

3.今後の展開
 2つの展開が考えられます。このような微妙な韻律的特徴の区別が鳴禽以外の動物でもできるのか、という研究です。本研究グループでは鳴禽がこのような高次聴覚認知ができるのは複雑な聴覚コミュニケーション(歌)を持っているからだと考えています。複雑な聴覚コミュニケーションを持っている動物だけでプロソディの区別ができるなら、この考え方が支持されることになります。
 もうひとつは脳内機構の解明です。文そのものの認知とプロソディの認知は脳のどのような場所が処理しているのか、という問題です。人間の脳機能研究では、文の言語的な意味内容は左半球優位に、また文のプロソディの側面は右半球優位に処理されることが知られています。鳴禽の場合はどうなるのか。もし、人間と鳴禽でプロソディ認知の脳内機構が異なっていたらそれはなにを反映しているのか。本研究グループでは今後もこれらの研究の展開を目指す予定です。



中日負けましたね (2012 10/22 24:00)

 中日、負けましたね。3連勝してジョイナス高木が調子に乗った辺りで、嫌な予感がしたんですよ。この嫌な予感を感じた中日ファンは、たくさんいたと確信してますよ。

 ま、日シリに出るのはやはり優勝チームであるべきでしょうから、順当な結果とも言えるわけですが、全く打てない山崎を代打で使ったり、ジジイ同士で喧嘩したり、見苦しいことばかりなのが中日ファンとしては非常に悲しいのです。

サヨナラ負けの竜 高木監督、今季最大の「怒り心頭」(10/19読売)
 【富山正浩】中日の高木監督が今季最も顔を紅潮させた。
 報道陣からサヨナラ負けした9回について問われ、「仕方ないことないだろ。何で三振を取れるピッチャーを使わないんだ」。投手起用を任せている権藤投手コーチの方針について、まず苦言を呈した。
 打線についても、前日までの5番から4番へ繰り上げたブランコが5回に同点2ランを放ったが、8安打しながら9残塁の拙攻。この最終Sで前日まで11打数7安打の森野の打順を7番から6番に上げたが2度の得点機で凡打に倒れるなどし、「それが良いと思ったから替えたのに」。
 試合前には「はよう、名古屋へ帰りたい。勝ちゃあ帰れる」と語っていた余裕はどこへやら。「中日らしさが出てきたんじゃないか。明日、最後でいいんじゃない」と報道陣を振り払ってバスに乗り込んだ。


 高木と権藤の関係が巧くいっていないのはシーズン中からも伝わっていましたが、もう1試合を残している段階で(仮に勝てばまだ先もあった)、どうしてこういう「内紛」を表沙汰にしてしまうんですかね……。

 落合信者で「監督のあるべき姿と落合がほぼイコール」の拙者としては、コーチにピッチャーの差配を任せたのなら任せきるべきだと思いますし、内輪もめを匂わせる感情論は胸にしまっておくべきだとも思います。こんなんでは、選手も安心して仕事できないですよ。早くも、来年が気がかりです。



国民より自分たち優先 (2012 10/21 24:00)

「戦わずして勝つ」…輿石氏、なお解散回避(10/19読売)
 18日の民主、自民、公明3党の幹事長会談で、民主党の輿石幹事長は、衆院解散について、野田首相から具体的な提案があると伝えた。
 しかし、早期解散を回避する輿石氏の戦略は変わらず、首相も同調しているとみられる。事態打開は、なお不透明だ。
 自民、公明両党は、赤字国債発行を可能にする特例公債法案に協力する条件として、年内の解散を約束するよう迫っているが、輿石氏は、この取引に応じず、自公と突っ張り合う“チキンゲーム”を辞さぬ構えだ。

 「動かざること山のごとしだ」
 当面の対応について、輿石氏はこう周辺に語っている。法案が通らないままだと、予算が足りなくなり、国民生活に影響が及ぶ。「民主党が動かず耐えていれば、自公の方が世論の批判に抗しきれなくなり、解散の確約がなくても、法案に賛成するようになる」と判断しているようだ。輿石氏は「戦わずして勝つだ」とも漏らしている。
 18日の3党幹事長会談で、輿石氏は、19日の3党首会談で、首相から「近いうち」解散に関する新提案があると語った。
 同時に、特例公債法案と「1票の格差」是正を含む衆院選挙制度改革の法案の成立、社会保障制度改革国民会議の早期設置という三つの課題を挙げて、「『信を問う』と言っても信を問える状況になっていない側面もあるだろう」とも語った。輿石氏周辺からは「3点セットを解散の条件と位置づけることで、解散を先送りするのが狙いだ」との指摘が出ている。


 要するに、国民の生活<議席維持。解散の先延ばしのためには国民が苦しもうが関係ない、という堂々たる宣言。
 こういう言動こそ、「国政よりも党利党略優先」と言うのだが、新聞はともかく、テレビはきちんと報道してるのかね?


ちゃんと分かってるのね (2012 10/21 24:00)

将来の首相というより野党党首… 岡田氏、安倍氏に皮肉(10/21朝日)
 「野党の党首として振る舞うのか、将来の首相として振る舞うのかを見極める機会だったが、見事に野党党首らしい演じ方だった」
 岡田克也副総理は20日のテレビ東京の番組収録で、自民党の安倍晋三総裁をこう揶揄(やゆ)した。19日の民自公3党の党首会談で、野田佳彦首相の提案を蹴ったことを皮肉ったものだ。
 党首会談で首相は、特例公債法案と予算案を一体処理するルールづくりを提案した。ただ、衆院の解散時期を明示しなかったことで、会談は決裂した。


 そりゃ次の選挙で下野することになるのは確実だろうけれども、建前上「下野を前提にした物言い」は与党幹部としてどうかな、とか、下野が確実だと思ってるんだったらもう少し覚悟決めて仕事しろや、などと思ったり。



ソニー美濃加茂工場閉鎖 (2012 10/20 24:00)

地元雇用に不安の声 ソニー、美濃加茂工場閉鎖(10/20中日)
 ソニー子会社・ソニーイーエムシーエスの工場「美濃加茂サイト」(美濃加茂市本郷町)の来年三月末閉鎖の発表を受け、地元や県では雇用や地元経済への影響を懸念する声が相次いだ。県内では従業員数で過去十年にない大規模の工場閉鎖で、県職員は「数百億円規模の影響がある」と憂慮。市や県は対策会議を立ち上げて対応を協議する方針を決めた。
 工場では正社員七百七十人と派遣社員ら約千八百五十人が働いている。美濃加茂市によると、角野吟生社長らが十九日午後四時半すぎに市役所を訪れた。角野社長らは、業務に習熟した派遣社員らは愛知県幸田町などの工場に移ってもらう気持ちもあると伝えたという。
 市はブラジル国籍などの定住外国人が約八百人就労しているとみており、対策会議では地元経済や税収への影響などを協議する。渡辺直由市長は「市を代表する企業の一つで、閉鎖は非常に残念。多くの方が働いているので雇用は十分配慮して頂きたい」とコメントした。
 県庁には午後五時ごろ、市橋英樹サイト長ら二人が訪れ、宗宮康浩商工労働部長らに閉鎖を「決定事項」として説明。宗宮部長が「雇用の確保に万全を期し、誠意ある対応を」と求めたところ、市橋サイト長は了解したという。
 古田肇知事は「有数の規模の生産拠点の閉鎖が地域に及ぼす影響を憂慮している。雇用や経済の影響について迅速な対応に務める」とのコメントを発表。会見した宗宮部長は「関連工場の数や消費への影響など情報を確認しながら、市とも連携して対応していきたい」と話した。
 美濃加茂サイトの閉鎖は、市民の間にも不安となって広がっている。美濃加茂商工会議所の鈴木登会頭は「雇用や関連企業への影響を懸念せざるを得ない」と述べた。
 定住外国人支援に取り組む同市のNPO法人・ブラジル友の会は「子育てなどの事情から勤務地を移れない人もいる。行政や企業には、この地域で雇用を確保する努力をしてほしい」と注文した。
 派遣社員用の送迎バスが給油していたガソリンスタンドの男性所長(63)は「月に百万〜百二十万円の売り上げがあった」と肩を落とす。近くでブラジルの食材などを扱うスーパーを経営するコバチ・ロドルフォ・ジョゼさん(51)は「客がかなり減る」と不安げな表情を浮かべ、六人の従業員を減らさなければならないと話した。
 派遣社員らにアパートや駐車場を仲介する藤不動産の藤吉紀美(としみ)社長(46)は「ソニーは地元では老舗企業なのに」と言葉をなくし「賃貸業者にとっては大きな痛手になる」と戸惑いを見せた。


 1850人が働いている工場が閉鎖……1人毎日1000円何か消費して地域にお金を落としていると単純計算すれば、毎日185万円の消費。年間で6.7億円。その何割かが消えると考えると、けっこう怖ろしい数字。
 働いている本人が1000円使わずとも、その家族は必ず何か消費しているはずで、これはかなり小さな見積もりだ。給与総額で考えれば、その5〜10倍になり、地元に暮らしていればその殆どがその地域に落ちるお金になっていたと考えると、影響の大きさはかなりの物。

 地元の経済悪化のみならず、治安の悪化も不安。雇用が確保されず、生活保護に頼る人も出てくるかも知れない。800人のブラジル人従業員がどうなるかも心配だ。



また替わるのか (2012 10/19 24:00)

 田中法相・拉致担当相が辞任するとかしないとかいう話。
 無能が消えるのは歓迎なのだが、拉致担当がこうもコロコロ変わるとなぁ……まぁ、田中が役に立つ人材とは思えないし、民主党政権である以上何の期待もできないというのも事実ではあるが。


朝日新聞も謝罪(らしきもの) (2012 10/19 24:00)

 「別会社」と逃げることなく謝罪をおこなったので、ここに記しておく。

朝日新聞も謝罪「深刻に受け止めている」(10/19産経)
 日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自に関する「週刊朝日」の連載記事打ち切りについて、朝日新聞は19日、謝罪コメントを発表した。
 朝日新聞社広報部は「当社から平成20年に分社化した朝日新聞出版が編集・発行する『週刊朝日』が今回、連載記事の同和地区などに関する不適切な記述で橋下市長をはじめ、多くの方々にご迷惑をおかけしたことは深刻に受け止めている」としている。


 厳密に見れば「深刻に受け止める」と言ってるだけで、謝罪とは言いきれないが。


東電の反応 (2012 10/19 24:00)

「結婚で賠償打ち切り」 福島の被災者が申し立て(10/17産経Biz)
 原子力損害賠償紛争解決センターは17日、東京電力福島第1原発事故で避難指示を受けた福島県の被災者の女性数人から「結婚を理由に精神的損害への賠償が打ち切られた」として、裁判外紛争解決手続き(ADR)の申し立てがあったことを明らかにした。
 国の中間指針に基づき、東電は長期の避難生活を余儀なくされた被災者に1人当たり月10万円を目安に精神的損害賠償を支払っている。しかし、相談窓口がある経済産業省資源エネルギー庁などにも同様の訴えが相次いだため、エネ庁は9月、結婚や転居だけを理由に賠償をやめないよう東電に求めた。
 エネ庁原子力損害対応室は「打ち切られた人は再度、東電に相談してほしい」とし、東電も17日、ホームページに「結婚の事実だけで精神的損害賠償を終了扱いとすることはない」と掲載した。


 「結婚で賠償打ち切り」報道に対する、東電の反応。

平成24年10月17日付毎日新聞朝刊1面トップ「結婚理由 賠償打ち切り」について|当社関連報道について|東京電力
○結婚の事実だけをもって精神的損害に対する賠償を終了の扱いとすることはありません(事故後に結婚された場合でも、精神的賠償を継続させていただいているケースもあります)。
 なお、結婚された方に対する当社の賠償の考え方につきましては当社ホームページの「本賠償のご請求に関してよくいただくご質問」に掲載しております。
○当社といたしましては、引き続き、結婚の事実だけでなく、具体的なご事情を個別にお伺いさせていただき、避難と同様の実態であることが確認できた場合には、避難を継続された場合と同様のお取扱いとさせていただきます(避難と同様の実態であるにもかかわらず、精神的損害に対する賠償を終了のお取扱いとしている場合がございましたら、改めて個別のご事情を確認し、適切に対応させていただきます)。


 当初「打ち切り」を報道したのが、反原発の毎日新聞だったということを考えても、判断は留保しておいた方が良いかもしれない。



復興予算の流用も自民のせいだってよ (2012 10/18 24:00)

“仕分けコンビ”、復興予算で開き直り連発 自公に責任転嫁(10/18産経)
 民主党委員として質問の先陣を切った蓮舫氏は、より露骨な形で自公両党に流用問題の責任を転嫁した。
 「一言言わせていただきたい。もともと内閣が出した復興基本法案は対象を被災地に限定していたが、自民党さん、公明党さんからの建設的な意見も踏まえ、対象は日本全国になった」
 蓮舫氏は、被災地以外の全国防災事業に復興予算が充てられた経緯に関し、こう強調した。
 初の本格的復旧・復興予算となった23年度第3次補正予算の編成をめぐる自民党の行状について「さらに7・1兆円上積みしろといわれた」「立地補助金が足りないから5千億円上乗せしろと指摘された」−などと“暴露”したが、逆に政権与党としての責任を棚上しようとする姿勢が浮き彫りに。
 そこには、かつての「仕分けの女王」の面影はなかった。(桑原雄尚)
(一部引用)

 予想どおりではあるが、やっぱり「ジミンガー」発動。政府与党は民主党なんだけどね……責任持って行政に関与するという感覚が欠落しているらしい。


朝日新聞社と朝日新聞出版 (2012 10/18 24:00)

本社など取材、橋下氏が拒否 週刊朝日の連載めぐり(10/18朝日)
 橋下徹大阪市長は17日、朝日新聞出版が発行した「週刊朝日」10月26日号に掲載された橋下氏に関する連載記事「ハシシタ 奴の本性」の第1回について、「言論の自由は保障されるべきだが、一線を越えている」などと批判。そのうえで朝日新聞グループの見解が示されなければ、朝日新聞社や朝日放送など関連メディアから記者会見などで質問されても、回答を拒否すると述べた。
 橋下氏は報道陣に対し、ノンフィクション作家の佐野眞一氏らが執筆した週刊朝日の記事について、橋下氏の家族関係の記述が中心テーマになっていると主張。「政策論争はせずに、僕のルーツを暴き出すことが目的とはっきり言明している。血脈主義ないしは身分制に通じる本当に極めて恐ろしい考え方だ」と非難した。
 朝日新聞出版は2008年4月に朝日新聞社から独立した別会社。
 朝日新聞出版の井手隆司管理部長は、橋下氏の発言を受けて「週刊朝日は、当社が発行する週刊誌であり、朝日新聞とは別媒体です。同誌を含め、当社の刊行物は当社が責任を持って独自に編集しています。今回の記事は、公人である橋下徹氏の人物像を描くのが目的です」とのコメントを出した。


 まぁ確かに「別会社」ではあるけれど……ふだん朝日新聞が、グループ企業どころか、直接関係が無くとも「原発」に関連する組織・企業をひとかたまりにして「原子力村」などと呼称しているのを考えると、ただの逃げにしか見えないな。

 むしろ、別会社だと言うならば、朝日新聞が週刊朝日の報道姿勢を批判することだってできると思うのだが、それはやらないのかね?

(追記 10/19)
朝日新聞も謝罪「深刻に受け止めている」(10/19産経)
 日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自に関する「週刊朝日」の連載記事打ち切りについて、朝日新聞は19日、謝罪コメントを発表した。
 朝日新聞社広報部は「当社から平成20年に分社化した朝日新聞出版が編集・発行する『週刊朝日』が今回、連載記事の同和地区などに関する不適切な記述で橋下市長をはじめ、多くの方々にご迷惑をおかけしたことは深刻に受け止めている」としている。


 「別会社」と逃げずに謝罪したので、ここに追記しておく。



結婚で補償打ち切り (2012 10/17 24:00)

福島原発事故:東電、結婚理由に精神的賠償打ち切り(10/17毎日)
 東京電力福島第1原発事故で避難指示を受けた被災者への精神的賠償を巡り、避難生活中に結婚した複数の女性への支給を「結婚で生活基盤が整った」として東電が打ち切ったことが同社などへの取材で分かった。文部科学省の審査会が賠償範囲を定めた中間指針にこうした規定はなく、賠償状況を監督する経済産業省資源エネルギー庁も「結婚や転勤で打ち切ることはない」と指摘、両省庁は実態把握の検討を始めた。
 福島県双葉郡の計画的避難区域内の自宅から県中部の仮設住宅に避難していた30代女性と家族によると、女性は昨年10月に同県須賀川(すかがわ)市の男性と結婚し男性宅に転居した。同9〜11月分の精神的賠償を今年2月に請求した際、姓の変更に気付いた東電の窓口担当者が打ち切りを示唆。その後、東電本店から電話で「生活基盤が整った」ことを理由に、昨年11月以降の賠償打ち切りを通告されたという。
 精神的賠償に関し、文科省の原子力損害賠償紛争審査会の中間指針(昨年8月)は、避難指示区域から長期避難を余儀なくされた人を対象に、原則月額10万円と規定。「帰宅が可能になる時点」まで支払うが、事故の収束が見えないことなどから「具体的に示すことは困難」とし、結婚には言及していない。
 女性は「結婚で精神的苦痛はなくならない」として原子力損害賠償紛争解決センターに申し立て、東電は今年9月下旬、昨年12月?今年5月の半年分計60万円を支払うと回答した。だが、6月以降分については、女性に賠償請求に必要な書類を送っていない。
 女性の母親は「賠償が欲しければ女は結婚するなということですか」と憤る。東電広報部は取材に、結婚を理由にした複数の打ち切りを認め「個別案件は答えられない。判断基準はケース・バイ・ケース」と述べた。
 東電の措置を巡り、文科省は「長期的避難の精神的苦痛は結婚でなくならない」(原子力損害賠償対策室)、エネ庁も「結婚で打ち切りはおかしい」(原子力損害対応室)と批判している。【栗田慎一】

◇福島第1原発事故に伴う賠償範囲
 中間指針によると▽精神的損害▽家屋などの財物▽就労不能損害▽避難費▽営業損害 など計10項目。東電は指針を基に該当者へ請求書を送り返送してもらって賠償している。精神的損害の賠償支払いは当初3カ月単位だったが今年6月から年単位となり、東電は9月27日、請求書送付を終えた。


 原発事故に関しては、津波の被害を想定できたとは思えないし、政府の方針に沿って動いてきた東電を批判するのは少し問題があるように思う。ただし、事故後の対応に、杓子定規すぎて被害者への配慮が感じられない事例が多かったのも事実。そして、この「結婚したら賠償打ち切り」も、そのような被害者感情を無視した行動の一つだ。

 仮に賠償範囲に「精神的損害」が入っていなかったとしても、被災者に対して無神経だとのそしりを免れないであろうに、賠償範囲に「精神的損害」が入っている以上、この東電の対応は無神経と言わざるを得ない。

 賠償金を払う東電が直接賠償に関する事務をおこなっている以上、「少しでも賠償金を減らそう」という意図が働くのはしかたないのかもしれない。政府がもっと強制力を持って関与するか、或いは賠償に関する第三者機関を設置すべきなのかも知れない。


古今無双のクズ (2012 10/17 24:00)

週刊朝日「ハシシタ」特集が問題化。橋下氏のことを「ひり出した汚物、正視できない、社会のクズ、部落、ヒトラーより下劣、ファシズム、うんこ」などと記述 - Togetter

 ちょいとtogetterのタイトルが不正確に思うが、そのまま引用(10/18追記)。

 私も、どちらかと言えば橋下氏には批判的だが、あくまでその批判は政治手法に対して向けられるべきであり、本人にはどうしようもない出自を批判するのは筋違いどころか、差別・人権侵害と呼ぶべき物だろう。

 だいたい、急進的な橋下批判派は、彼を「ファシスト」と批判しながら、一方で自らファシストのような差別的言辞をむき出しにするという矛盾を犯している。しかも、こういうバカな批判に対する嫌悪感が、逆に橋下への支持を高めることにもなる。

 救いようがないバカだ。



メディアの喧噪 (2012 10/16 24:00)

 そりゃウソ付いてきた森口氏も悪いんだけどさ、マスコミだって検証を怠って誤報垂れ流したってミスがあるだろうに……と、森口氏の記者会見で、詰問口調で森口氏を責めるバカ記者を見て思った。

 政府機関も森口氏絡みの案件に予算を出しているから、税金が入っている以上事実関係を追うのは必要。しかし、「なぜマスコミやメディアがウソを見抜けなかったのか」の方が、一人のウソを吊し上げるよりも遥かに重要なことだろう。

 いまメディアがやっているのは、事実の検証と言うよりは、森口氏を興味本位の対象として消費すること。野次馬根性は満たせるかも知れないが、問題点を洗い出して次へ繋げるという視点は全く無し。
 「森口氏を見世物に仕立てることで、自分たちが誤報を流した責任を回避し、しかも視聴者の興味を誘って視聴率アップ」というメディアの目論見なんだろうけどね。しかもそれは、いまのところ成功しているかのように見える。


100万円札 (2012 10/16 24:00)

「100万円札」気づかず…コンビニお釣り被害(10/16読売)
 名古屋市千種区内山のコンビニエンスストア「ファミリーマート今池駅前店」で14日、男がおもちゃの「100万円札」を使いおつりなどをだまし取る事件があった。
 愛知県警千種署は詐欺容疑で捜査している。
 同店や同署によると、男は14日午前0時半頃、100万円札でフライドチキン(140円)を購入し、釣り銭9860円を受け取った。店員がレジにしまう際に気付いたが、男はタクシーに乗って逃げたという。100万円札は福沢諭吉が笑った肖像が印刷されていた。男は30歳代くらい。


 気付かないくらい精巧だったのか、とも思ったが、「福沢諭吉が笑っている」って書いてあるし。まぁ、偽札を出されるかもなんて常に意識するのも大変だしなぁ。
 しかし犯人、よくそれでイケると思ったな。いや、成功して驚いているのは犯人の方だったり。


婿殿 (2012 10/16 24:00)

ボスザル「ムコドノ」壁越え脱走 名古屋・東山動物園(10/16朝日)
 名古屋市千種区の東山動物園で15日、雄のニホンザル「ムコドノ」がサル舎から逃げ出した。隣接する植物園内で目撃情報があり、職員ら約60人で付近を捜索したが、この日は日没までに見つけることができなかった。16日も午前6時から捜索を再開する。
 動物園によると、サルが逃げ出したのは午後1時45分ごろ。獣医師らが雌ザルに繁殖を抑えるホルモン注射を打とうとサル舎に入ったところ、驚いたムコドノが高さ約10メートルの鉄塔を駆けのぼり、約4.8メートル離れたところにある高さ約6メートルの壁を飛び越えてしまったという。この日は休園日で園内に来場者はいなかった。
 サル舎ではかつて、約4メートルの壁をサルが飛び越えてしまった例があり、対策として壁を約2メートル高く改良した。15日夕に会見した橋川央(ひさし)園長は「想定をはるかに超えている」と話した。


 仕事人が逃げたそうですよ……

 ちなみに、植物園は当然森だらけだし、徒歩数分の所には名古屋大学もあり、動物園から近い農学部周辺は森がいっぱい。サルが逃げ込むにはうってつけの場所ばかりですな。



安全 (2012 10/15 24:00)

放射性物質:1世帯で最大3.2ベクレル コープ、100世帯食事調査 /福島(10/11毎日)
 コープふくしま(福島市)は10日、6?9月に行った県内100世帯の食事による放射性物質の摂取量調査結果を発表した。1世帯の食事から最大、1キロ当たり3・2ベクレルの放射性セシウムを検出した。1年間食べ続けても内部被ばく量は0・04ミリシーベルトにとどまるという。コープは「調査を継続し、漠然とした不安に答えていきたい」としている。
 調査は県内の生協組合員を対象に公募。家庭で出される2日間6食分の食事を混ぜて測定した。前回調査(昨年11月〜今年3月)に比べ、夏場のため自家栽培の食材を使った家庭は約3割と高かったという。アドバイザーのNPO法人「放射線安全フォーラム」の多田順一郎理事は「土の粒子にセシウムが固く結合し、農産物への影響が少なくなったと考えられる」と話した。【蓬田正志】


 最大でも3.2Bq/kgなら、ほとんど問題なしと考えて良いですな。公募に応じた人たちの食事だから所謂危険論者の人が混ざる可能性もあるのですが、それでもこの数値だったわけで、「安全」と断じて構わないように思います。
 「日本の食物は汚染された」と喚いていた(あるいは喚いている)輩の主張は間違いだと、改めて証明されたわけです。まぁ、3.2Bqでも騒ぐバカは絶えませんがね。


疑問 (2012 10/15 24:00)

 このサイトを読んでなおかつツイッターも読んでくれている人ってどれくらいいるんだろう。逆に、ツイッターのフォロワーで、このサイトを読んでいる方はどれくらいなんだろうか。

 ツイッターにもアクセス解析置ければなぁ。



お騒がせな森口氏の話 (2012 10/14 24:00)

 巷を騒がせているハーバード森口くんの話。

 家賃6万円のアパートに暮らしていたとか職を転々としていたとか、「同情」方面の報道も散見される。しかし、ウソを元手に詐欺行為で金を得ていた可能性もあり、全体像についてメディアはしっかり追及すべきだと思う。もちろん、森口氏本人の素性や人格などを興味本位に吊し上げるのではなく、彼の行為を冷静に検証して欲しい。そして、「誤報を行ってしまった」ことへの反省もきっちりおこなわねばなるまい。タレコミした人間の素性を洗ったり、主張する内容の論文を確認するという、基本的なチェックがなぜ為されなかったのか。
 というわけで、誤報を流した読売も、批判されても当然だと思うが、ただ同時に、ちゃんと謝罪し、訂正したところは評価したいとも思う。デマを垂れ流して、指摘を受けても強弁・無視でごまかし続ける上杉隆のような輩もたくさんいるなか、大手メディアとしての最低限の責任は果たしたと思う。

 ところで。
 この数日、朝日は「俺んところにも森口来たけど、怪しそうだったから記事にしなかったもんね〜」という内容のことを連日書いてるが……従軍慰安婦など捏造して未だに謝罪も訂正もしない朝日が何を偉そうに言ってるんだか。つか、誤報よりも捏造の方が、たちが悪い。



北海道の電力不足 (2012 10/13 24:00)

北海道電力管内、冬場の10%節電要請を検討(10/12読売)
 政府は12日、沖縄電力を除く電力9社がまとめた今冬の電力需給見通しを公表した。
 需要のピークとなる1〜2月の最大電力需要に対する供給余力(供給力が需要を上回る比率)は、いずれも最低限必要な3%以上を確保したが、冬場の需給が厳しい北海道電力に関して、政府は最大10%前後の節電目標を要請することも検討する。
 政府は同日、電力の「需給検証委員会」(委員長・白真勲内閣府副大臣)を開き、今冬の需給見通しの検証に着手した。各社が提出した資料をもとに10月末にも節電要請などの対策をまとめる予定だが、議論の焦点になるのは北海道電力だ。
 北海道の冬は、暖房の使用が終日続くため、午後の数時間にピークが来る夏場とは大きく事情が異なる。
 昨冬は泊原子力発電所が稼働していたが、5月に定期検査で発電を停止。その後、再稼働が見込めないため、約600万キロ・ワットの供給力は、苫東厚真火力発電所など大型火力が支える。ただ、火力は配管の凍結などで故障することも多い。本州からの電力融通も最大60万キロ・ワットにとどまり、大きなトラブルがあれば深刻な電力不足に陥りかねない。

北海道電、今冬「節電目標が必要」 供給予備率5.8%(10/12読売)
 北海道電力は12日、苫東厚真火力発電所の出力増などの供給対策を踏まえた今冬の電力需給の見通しを発表した。最も寒さが厳しくなる来年2月の供給予備率は5.8%を確保。石井孝久副社長は同日の記者会見で「(発電所の故障などの)リスクを考えると、今冬は何らかの目標付きの節電が必要」との認識を示した。政府の電力需給検証委員会に、節電の数値目標設定の必要性を訴える考えだ。
 北電によると泊原子力発電所(泊村)の全停止の状態が続いた場合を想定した来年2月の最大供給力は596万キロワットとなる。苫東厚真2、4号機の出力増や、北本連系設備を通じた道外からの電力融通で、9月時点の想定から7万キロワット積み増す。
 発光ダイオード(LED)照明の導入など既に定着した節電効果が3.3%あることなどを加味すると、2月の需要のピークは563万キロワットになると想定した。
 これにより2月の供給予備率は5.8%(33万キロワット相当)とした。供給予備率は今年12月が7.8%、来年1月が6.7%、同3月は8.2%になり、いずれの月も安定供給のめどとされる3%を上回った。
 計算上、供給予備率が改善したとはいえ、今冬は道内で最大出力の火発となる苫東厚真4号機(出力70万キロワット)が停止すれば電力が不足する。2月の場合は伊達か知内発電所の1基分(出力35万キロワット)が停止しても予備力がほぼゼロとなる。
 緊急時には「北本連系設備」を通じて、本州から最大60万キロワットを受電できるが、同設備は過去にトラブルなどで停止したことがある。北電は政府に対して数値目標を定めた節電要請の必要性を訴える考えだ。
 北電はほかの火力発電所の出力増も検討するが、実現しても「積み増しは1万キロワット程度が限度」(石井副社長)という。
 供給力対策が限界に近づく中、今後は需要抑制策が焦点となる見通し。北電は需給逼迫時に電気使用を抑制する需給調整契約に新しいメニューを用意するほか、中小ビル・工場などの省エネを支援する事業者と連携するなどの対策を進める。
 暖房や融雪で、24時間にわたり高い電力需要が続く北海道の特性も踏まえ、蓄熱暖房機などを使用する家庭や事業所に依頼し、通電時間を深夜からずらすよう設定を変更するという。
 今冬の電力需給の見通しや節電要請の必要性を話しあう政府の需給検証委員会が12日始まった。次回以降の会合で、北海道での今冬の対策が本格的に議論される予定。10%前後の数値目標を盛り込んだ節電要請の是非を議論し、月内にも結論を出すとみられる。


 東電や関電などと比べて、北海道電力は元々の供給量が遥かに小さい。分母が小さければ、少しの余裕で予備率の数字は大きくなってしまう。「予備率5%」という数字ではなく、「予備力33万kWh」という数字で考えるべきだろう。

 夏場に冷房を使わない節電は、場合によっては生命の危険に結びつくものだが、北海道で「暖房が使えない事態が生命の危機に直結する可能性」は、同等かそれ以上だろう。

 反原発のバカは「経済より命」と主張するが、電力不足はまさしく「命」を脅かす物である。



支離滅裂 (2012 10/12 24:00)

「支離滅裂な資料」 玄葉外相の尖閣日本名明記指摘で中国(10/12産経)
 中国外務省の洪磊報道官は11日の定例記者会見で、玄葉光一郎外相が1960年に中国で発行された世界地図には沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)が日本名で明記してあると指摘したことについて「支離滅裂な資料を持ち出している」と非難し、日本の領有権を証明するものではないとの考えを示した。
 洪氏は尖閣問題について「国家主権という厳粛で重大な問題。日本が日清戦争を利用して釣魚島を盗み取った事実は両国の学者や日本側の記録で証明されている」と主張。日本に対して「挑発的な言動を誤りと認めて、対話による解決の道に戻るよう」要求した。(共同)


 反論するのはいいんだが、するならするで、きちんとした史料なり提示して論理的に反論して欲しいところ。「支離滅裂」言って反論した気になるのは、語彙の少ない「粋がったチンピラ」みたいだ。

 というか、中国さんよ、その言説だと「ワタクシは支離滅裂な地図を作りました」って宣言になるんだが、それはいいのか?



やる気無しの与党 (2012 10/11 24:00)

復興予算:審議せず流会 民主全員欠席で…衆院小委(10/11毎日)
 東日本大震災の復興予算が被災地以外で支出された問題で、審議を予定していた衆院決算行政監視委員会の行政監視小委員会は11日午前、審議しないまま流会になった。委員14人のうち民主党の8人が全員欠席し、開催に必要な定足数(7人)を満たせなかった。野党委員6人は全員出席した。次回の開催日程は決まっていない。
 各省庁の答弁予定者も小委に出席しなかった。新藤義孝小委員長(自民)は流会後の記者会見で「民主党が内閣総務官室を通じ、政府側にも欠席を指示した」と指摘した。
 小委は11日午前9時から5時間開き、沖縄国道整備事業(国土交通省)や鯨類捕獲調査安定化推進対策(農水省)など「被災地の復興と関係がない」と批判を受けた8事業を審議する予定だった。
 小委の開催については民主党側が「(同党の)委員が決まっておらず、閉会中審査をする緊急性もない」と反対したが、新藤氏が9日、職権で決定。これを受けて民主党が欠席を表明していた。
 新藤氏は会見で「残念で、怒りを感じる」と批判。政府・民主党に出席を迫るとともに、藤村修官房長官らに各省庁の答弁予定者が欠席した経緯について説明を求める考えを示した。【岡崎大輔】


 新しい委員が決まっていないなら、前の委員を出せば済む話。早急に委員を決めない民主党の方が悪い。そもそも、前任者がほとんど残っているので、「委員が決まっていない」という山井国会対策委員長の言葉は大嘘なんだがな。

 与党が審議をボイコットなんて、民主党政権以前には聞いたことがないぞ。国政に取り組む気がないなら、議員なんて辞めてしまえ。


たすかプセる (2012 10/11 24:00)

津波来てもぷかぷか 高齢者向け「たすかプセる」(10/11朝日)
 津波が来ても高台に避難するのが難しい高齢者らが緊急的に逃げ込めるカプセルが10日、和歌山県由良町の港で披露された。名付けて「たすかプセる」。
 地元の「浜出工業」が開発した。直径1.7メートル、横幅2.2メートルの円柱形。津波が来ても水に浮く仕組みで、外側を鋼板で覆っているため火災にも強いという。
 4人乗りで製作費は250万円。今後、安全性などについてテストを重ね、受注生産に応じる。浜出吉高社長は「1人でも多くの人を助けられたら」。


 高齢者を助けるために中学生に「逃げ遅れて被災する危険性を負わせる」よりは、はるかにマシだとは思うが。

お年寄りも助けたい(9/26朝日)
 土曜の朝、相模湾沖で大地震が発生し、県内全域に大津波警報が発令された……。そんな想定で高台の中学校に避難する訓練が、藤沢市の市立片瀬中学校で22日にあった。避難が遅れがちな高齢者も助かるように中学生が車いすを押して一緒に逃げる体験をした。(以下略)

 しかし、内部の耐熱設計とか、カプセルが転がりまくってる際の内部の衝撃は大丈夫だろうかとか、救助されるまでの食糧や水は……と、疑問がつきない。
 
 どうしても「ファラリスの雄牛」を想起してしまうんだよなぁ……(参照:ファラリスの雄牛 - Wikipedia)。



マッチポンプ (2012 10/10 22:00)

「資金で苦労、とうかがっている」 田中文科相、研究支援に努力(10/9産経)
 山中伸弥京都大教授のノーベル医学生理学賞受賞決定について、田中真紀子文部科学相は9日、閣議後の会見で「研究環境の整備や予算など、研究支援に一層努力していきたい」と述べた。
 田中文科相は「資金で苦労しているとうかがっているので、クリアできるよう応援できるといい。初めて3年前に京都大の研究現場を見た時、国家をあげて協力していけば、世界の人類の幸せに結び付くと実感した」と話した。
 前原誠司国家戦略担当相は「受賞を契機に若い人たちが科学技術に関心を抱き、科学技術活動全体の裾野が広がることを期待している」と述べた。前原氏は同日朝、電話で山中教授にお祝いの言葉を伝え「政策面でバックアップしていかないといけないので、アドバイスをしてほしい」と要請したという。「科学技術の伸ばすべき分野にはしっかりとお金を入れていかないといけない」と強調した。


 仕分けで科学関連予算を削っておいて何を言ってやがるんだか。こいつらは、ニワトリ並みの記憶力しかないのか?自分削っておいて「資金で苦労していると伺っているので応援する」って、マッチポンプの教科書みたいな流れだ。

 ところで。
 山中さんは50歳。教科書内容の削減が始まるギリギリ前の年代なんですな。山中さんから下の世代、所謂(広義の)ゆとり世代が果たしてノーベル賞を今後とることができるのか、些か……いや、かなり不安に思います。
 教育に対してのお金のかけ方もおかしいしな……公立高校全てを無償化するよりも、国公立大の学費を無償化した方が、将来の国運を担う者たちへの支援になると思うんだがなぁ。高校無償化よりも安く上がるし。



左巻きから見たら誰でも右ですわな (2012 10/9 24:00)

ニュースの匠:自民党の「右翼」化=鳥越俊太郎(10/6毎日)
◇次の選挙、カギに
 先日の日曜日、TBSテレビの「サンデーモーニング」をぼんやり眺めていました。日曜朝ですから、まだ十分に目覚めていない頭なんですね。でも、この人の発言にはオヨヨ、と思わずテレビ画面にくぎ付けになりました。「自民党はずいぶん幅の狭い政党になったもんですねえ。保守の中の右翼ばかりだ」
 河野洋平さんが話題にしているのは自民党総裁選の5人の候補のことです。順不同で並べておくと、安倍晋三、町村信孝、石原伸晃、石破茂、林芳正の各氏です。
 私が「うん、河野さん、よく言った!」と思わずひざを打ったのは、国民・有権者が今回の総裁選全体に漂う、そこはかとなきある種の空気を感じていると思っていたからです。
 5人の候補はいずれも異口同音に主張しました。「集団的自衛権の行使を認めるべきだ」
 安倍さんはさらに一歩踏み込んで「国防軍をつくる」と言い、確か石破さんも同様のことを発言されていたのを記憶しています。尖閣諸島の問題で日中間が険悪な状態になっている折から、なんとも勇ましく、心地よい響きになりそうで心配ですね。
 河野さんがあえて“右翼”と5人の候補を断じたのも、自民党の歴史を知る者には当然に映ります。というのは50年以上にわたる自民党政権下では、憲法9条の精神に照らして「集団的自衛権は保有するが、これは行使しない」という解釈を守り通して来られたからです。もちろん、自民党の中の一部タカ派=右翼的傾向の政治家はこれに抵抗してきました。しかし、自民党政権期間中はどういう政治家が総理になってもこの「集団的自衛権は行使しない」という基本方針は守られてきました。
 現実はどうでしょう。実は小泉(純一郎)政権下、日本の自衛隊はイラクの戦場に送られ、特に航空自衛隊の輸送機は米軍兵士をイラク内で運んでいました。これは立派な戦闘行為への参加です。事実上「集団的自衛権」は行使されていたのですね。
 集団的自衛権の行使に日本が強い歯止めをかけたのには理由があります。過去の世界大戦の歴史を見れば、これこそが戦火拡大の最大の原因だからです。もし、自民党が再び返り咲き、安倍総理になったらどうなるのでしょう。次の選挙がカギです。


 「次の選挙がカギ」とか遠回りなこと言わずに、「右翼の自民党は選挙で負けるべし」と、はっきり言えばいいのにねぇ。

 鳥越とか河野洋平とか、左の方に偏ってしまっている人間からすると、「集団的自衛権」ごときで「右翼」になってしまうようです。それなら、世界中の国家の首脳は、ほとんど右翼ということになってしまいます。

 国の安全保障をどう考えるか、少しでも現実的視点を持ち出せば「右翼」と難じて思考停止する。メディアに関わる人間の質の低さを改めて知らしめる、おバカな文章であります。



山中教授、ノーベル賞受賞 (2012 10/8 24:00)

山中教授「まさに日本という国が受賞した賞」(10/8読売)
 ◆ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授の会見要旨◆

 何時間か前にスウェーデンから電話で受賞の知らせをもらった。私とガードン先生の2人の受賞だが、私が受賞できたのは、国の支援のお陰だ。これは日本という国が受賞した賞と思う。iPS細胞の基礎となった研究を始めた30歳代半ば、私は無名の研究者だったが、国からの支援で研究が発展した。奈良先端科学技術大学院大から京都大に移り、さらに国の研究費をもらった。それで出来たのがiPS細胞だ。マウス、人間で成功した後も、国からの支援を5、6年間もらった。その支援がなければ、今日のストックホルムからの電話はかかってこなかった。
 感想を一言で表現すると、感謝という言葉しかない。国、京都大のほか、iPS細胞を一緒に作ってくれた高橋和利氏、若い研究者らが助けてくれた。
 家族にも心から感謝したい。80歳を超えた私の母に報告できたのが、本当に良かった。義理の父は医師で、私を留学中から支えてくれたが、今年亡くなり、報告できなかったのが残念だ。きっと天国で、25年以上前に亡くなった父と一緒に喜んでくれていると思う。
 喜びも大きいが、同時に非常に大きな責任感を感じている。iPS細胞技術はまだ新しい技術で、医学や創薬で大きな可能性があるが、まだ医学や新しい薬の開発に役立っていない。
 今後、何日間かで、受賞の意味を国民の皆さんにできるだけ私の言葉で話したい。来週からは、研究の現場に戻り、論文も早く出さないといけない。それが、このノーベル賞の意味でもある。過去の業績というよりは、これからの発展に対する期待の意味も大きい。それに報いるよう、これからも現役の研究者として研究開発に取り組んでいきたい。
 ガードン先生との同時受賞が、一番うれしいと言っても過言ではない。ガードン先生はカエルの研究で、大人の細胞が受精卵の状態に戻るということを核移植技術で証明した。まさに、私のしている研究を開拓してもらった。ガードン先生が実験したのは1962年。私はその年の9月に生まれた。同時に受賞できたのは、研究者の人生として大きい。ガードン先生もまだ現役で活躍している。iPS細胞が本当の意味で、医学、創薬の応用に実現できる日まで頑張っていきたい。


 これはめでたいヽ(´∇`)ノ

 数十年前の教育を受けた人が次々ノーベル賞を受賞しているわけだが、さて、この流れが今後も続くのか・・となると、些か心許ない。理数教育の時間は削られ、民主党によって科学関係の予算は削減されている。

 資源がない日本では、人材が宝、教育が鍵。針路が修正されることを強く望む。


プロ市民の参加 (2012 10/8 24:00)

福島第1原発事故:被爆2世、告訴団に(10/7毎日)
 東京電力福島第1原発事故で東電旧経営陣らの刑事責任を追及する「福島原発告訴団」の中四国事務局(広島市)事務局長に、被爆2世の大月純子さん(41)=同市中区在住=が就任した。告訴団は今年6月の集団告訴に続いて11月に1万人規模の第2次集団告訴を目指す。大月さんは「『核の被害は二度とあってはならない』と言ってきたのに事故を防げなかった責任がある」と、被爆2世の立場から告訴を呼びかけており、8日に広島市内で説明会を開く。

 ◇「広島から声を上げなければ」
 大月さんの母(75)は原爆投下直後、爆心地から1.2キロに住む両親の安否を確認するため、集団疎開先から広島市に入って被爆。自宅にいた祖母は全身に細かく砕けたガラスが突き刺さった。母に今のところ大きな健康被害はないが、祖父は約30年前、たばこも吸わないのに肺がんで亡くなった。
 20代のころ瀬戸内海島しょ部の知人から「兄弟が白血病で死んだ。原爆の影響かもしれない」と聞き、「瀬戸内海でも影響があるのだとしたら、自分にも影響が出るかもしれない」と怖くなった。
 被爆者の知人に話したところ、「ずっと自分たちが抱いていた思い。同年代の子供が次々原爆症で死んでいき、『次は自分だ』とおびえてきた」と言われ、放射能被害の恐ろしさを認識したという。
 告訴団は今年3月に結成され、6月には福島県民1324人が、東電の勝俣恒久会長(当時)や原子力安全委員会の学者らを業務上過失致死傷容疑などで福島地検に告訴・告発した。今夏以降は全国10カ所に事務局を設置。本部(福島県田村市)は「放射線を浴びたのは福島県民に限らない。汚染食品の流通もあり、全国民が被害者」として、第2次集団告訴に向け、告訴人を募集している。
 市民団体で反戦反核活動をしてきた大月さんは「政府などの『原発安全神話』を再び作ろうという動きに対し、被爆地・広島から声を上げなければいけない」と語る。伊方原発がある愛媛県内で告訴人を募る「原発さよなら四国ネットワーク」の麻生勝之さん(68)は「事故の責任追及は、伊方原発の再稼働問題と表裏一体。多くの人に告訴を自分自身の問題と捉えてほしい」と訴える。
 説明会は8日午後2時、広島市中区の「広島市まちづくり市民交流プラザ」で。事務局(080・6337・2587)。【津島史人】


 なんで「福島」の話に広島の人間が乗っかるのかね?福島第一原発の事故の被害を受けた人間が訴えるべきで、直接の被害を受けていない人間が関わるのはどうかと思うのだが。
 しかも、「反戦反核運動」を取り込むということは、一般の福島県民を遠ざける結果にしかならないだろう。市民活動家が、第一原発の事故を政治利用している、という構図。

 ちなみにこの大月純子、ジェンダーフリーを訴えたり、地球市民活動家を名乗ったり、光市母子殺害事件の犯人と養子縁組をしたり、まことに香ばしい人物。



ブラックサンダー (2012 10/7 24:00)

 サークルKで「ブラックサンダー入りのチョコクレープ」を発見。他にも、ブラックサンダー入りのスイーツがいくつか見られる。そのことをカミさんに話したら、「ブラックサンダーって何?」という思いがけないお言葉。あれ、ブラックサンダーってそんなに一般的じゃない?
 てなわけで、「これがブラックサンダーだ」と知らしめるべく、ブラックサンダーそのものと、件のチョコクレープを土産に購入。ブラックサンダーの何たるかを叩き込む所存。


堂々と約束反故の宣言 (2012 10/7 24:00)

「解散時期、答えは出ない」=岡田氏、自民総裁を批判(10/6時事)
 岡田克也副総理は6日午前、三重県桑名市で記者会見し、自民党の安倍晋三総裁が野田佳彦首相に年内の衆院解散確約を求めていることに関し、「解散の時期というある意味では答えの出ないことに取り組んでいるのは、理解に苦しむ」と批判した。また、「結果的に特例公債法案など重要な問題を先送りすることにつながっているわけで、(自民党の)基本的な問題の立て方が理解できない」と述べた。

 「近いうちに解散なんて約束は反故にするよ」との堂々たる宣言ですな。そりゃ政界は虚々実々の世界ではあるが、こうも堂々と「約束なんか守らないぜ〜」とのたまう神経が、私には理解できない。



国政を止めているのは民主党 (2012 10/6 22:30)

岡田副総理 解散は首相の大権(10/6NHK)
 岡田副総理は記者会見で、自民・公明両党の党首が、野田総理大臣との会談で年内に衆議院を解散するよう求めることを確認したことに関連して、「赤字国債発行法案を人質に取って、『通してほしければ妥協しろ』という政治が、国民に不信感を持たれている」と述べ、けん制しました。
 この中で、岡田副総理は、自民党の安倍総裁と公明党の山口代表が会談し、野田総理大臣との党首会談で年内に衆議院を解散するよう求めることを確認したことについて、「解散は総理大臣の大権であり、総理大臣が決めるのが常識だ。解散の時期を明示しないと、ほかの相談に応じないというのは、まったく受け入れられない論理だ」と述べました。
 そのうえで、岡田副総理は「予算が成立したら、赤字国債を発行するのは当然だ。赤字国債発行法案を人質に取って、『通してほしければ妥協しろ』という政治が国民に不信感を持たれており、条件をつけずに速やかに成立させてほしい」と述べ、けん制しました。
 また、岡田副総理は、赤字国債発行法案の成立がさらに遅れた場合の対応について、「地方に割り振る予算も、国の予算も滞ってしまう。しかるべきタイミングで、次の執行抑制を国民に説明する必要がある」と述べ、さらなる執行抑制が必要になるという考えを示しました。


 これって、むしろ「特例公債法案を人質に解散を先延ばしにしている」ように見えるんだがな。「近いうちに解散」と述べたのは野田総理であり、自公が勝手に「解散しろ」と言ってるわけでなく、公党同士の約束である。その約束を無視して「解散は先送り」という声が上がるから、野党は不信感を持って「本当に近いうちに解散するのか?」と詰め寄るのも当然のこと。

自公党首会談…「年内解散」「選挙協力」で一致(10/5テレビ朝日)
 内閣の機能を強化すると銘打って行われた改造人事でしたが、田中慶秋法務大臣の外国人献金問題が発覚し、早くもボロが出ました。さらに、離党対策に力を入れたはずが、新体制の陣容を見た1回生議員が離党を決断。与党の過半数割れまでマジックはあと8人です。野党側は臨時国会で厳しく追及する構えですが、輿石幹事長は、周辺に「気が向いたら開会する」と後ろ向きです
 自民党の安倍総裁と公明党の山口代表との会談では、「年内解散」と「選挙協力」という最低限の合意で終わりました。
 自民党・安倍総裁:「(野田総理は)『近いうちに解散をする』と、当然それは年内の解散ということだと、それを求めていくと。当然のことだということで一致した」
 会談では、公明党の山口代表が解散については「遅くとも12月9日の投開票が期限だ」と述べて、安倍総裁もおおむね認識は共有しました。しかし、安倍自民党と山口公明党との信頼関係は築けているわけではありません。ある公明党幹部は「安倍執行部とパイプがない」ともらしていて、まだ手探りの状況です。そのため臨時国会では、審議拒否を続けていくのか、特例公債法案などの対応については明確な方針を打ち出せずに終わりました。いかに足並みをそろえて野田政権を追い込んでいくのかが、今後の焦点となります。


 「気が向いたら開会」なんて、本気で公債法案を遠そうと思ってないだろ。


 ついでに。
 「近いうちに解散なんて曖昧な言い方で妥協したのも悪い」という意見をツイッターで受けた。たしかに、解散時期を明言させれば最高だったが、総理の専権事項である解散について、「近いうちに」と言わせただけでも言質として十分効果的だろう。つか、「○○に解散」と言明すれば、それこそ古今無双の間抜けである。



見事な死に様 (2012 10/5 24:00)

金子哲雄さん、通夜参列者に手紙(10/4ニッカンスポーツ)
 2日に41歳の若さで死去した流通ジャーナリスト金子哲雄さんの通夜が4日、東京・港区の心光院で営まれた。金子さんは生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を進めていた。この日は参列者に金子さんが用意していた手紙が配られた。以下、手紙全文

 このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました。今回、41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。申し訳ございません。
 もちろん、早期リタイアしたからといって、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません!第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。
 今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。「何か、面白いネタがないかな?」と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。
 このたび、葬儀を執り行うにあたりまして葬儀社のセレモニーみやざき 宮崎美津子さまには生前より真摯(しんし)に相談にのって頂きました。また、自分の歩んできた道とゆかりのある港区東麻布を終(つい)の住処とすることをお許しいただきました、浄土宗 心光院 御住職 戸松 義晴先生には公私にわたり、死生観などのアドバイスをちょうだいしました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
 最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。41年間、お世話になり、ありがとうございました。
 急ぎ、書面にて御礼まで。

 平成24年10月1日
流通ジャーナリスト 金子哲雄


 見事な死に様で敬意を表さずにはいられない。
 生前にすべて片付けておくだけでなく、葬儀参列者への手紙でこのようなサービス精神を発揮するなど、なかなかできることではない。当然、死に対する恐怖もあったろうに、それを比して人前で明るく振る舞うなど、何とも立派な態度だ。

 心から冥福をお祈りしつつ、生きる(死ぬ)指針とさせていただく。


 そう言えば、好きな俳優だった大滝秀治さんも亡くなった。朴訥とした雰囲気が大好きだったのだが……。



真面目に政治をやる気無いよね (2012 10/4 24:00)

党首会談:「近いうち」? 自民、要請なくイライラ(10/4毎日)
 野田第3次改造内閣の発足を受けて近く行われる見通しの党首会談を巡り、民主党と自民党が神経戦を繰り広げている。自民党は2日の改造直後に党首会談が行われると予想していたが、民主党側から申し入れはなく、肩すかし状態だ。ただ、民主党も秋の臨時国会では特例公債法案などで協力を求めざるを得ない。自民党新執行部の出方を見極めているとみられるが、展望は開けていない。
 党首会談で、自民党の安倍晋三総裁は「近いうち解散」の具体化を迫る考えだが、野田佳彦首相は解散時期の明示には応じない方針。現時点では会談しても双方とも成果が見通せない状況だ。
 自民党の石破茂幹事長は2日、党本部で記者団に「首相から総裁に正式に(会談の要請が)あったとは聞いていない。前段階の幹事長会談の呼びかけも一切ない」と語り、政府・民主党の対応について不信感をあらわにした。その上で「党首会談で『近いうち』の約束はどうなったかという問いに答えられない葛藤があり、目を背けようという意図が感じられる」と批判した。
 自民党は、公明党の山口那津男代表も加えた3党首会談の前段として、3党幹事長での協議を検討しているが、石破氏には「民主党の輿石東幹事長から就任祝いの電話すらない」(周辺)という。
 民主党は、党首会談で特例公債法案などへの協力を取り付けたい考えだが、強硬派の安倍総裁誕生に警戒感がある。また、首相が会談で、解散時期について「近いうち」以上に踏み込めば、消費増税法への造反組を中心に離党議員が再び出る懸念もある。早期解散に反対する輿石氏は党首会談を先送りしたい意向で、1日には記者団に「いつと言う必要もないし、言うべきでもない」と語った。
 こうした状況に、公明党幹部は「輿石氏らは会談を延ばして、こちらが寄ってくるのを待つお得意の『先送り作戦』だろうが、早期解散で譲ることはない」と強調した。【念佛明奈、光田宗義】


 今に始まったことではないとは言え、国政を前に進める気を見せない民主党の姿にはイライラすること限りなし。野党が協議を拒否したり曖昧な対応をするのは今までもあったが、与党が協議をおこなう素振りを見せないってのは、民主党ならでは。

 自民党に責任転嫁して自己保身に走ることしか頭にないなら、とっとと解散しろ。


万古焼 (2012 10/4 24:00)

万古焼が中国で商標登録(10/4中日)
 四日市市の特産品、万古焼が中国で商標登録されていた。地元では困惑しながらも「相手の意図が分からず、様子を見るしかない」と静観の構えだ。現地でトラブルなどは起きていないという。
 萬古(ばんこ)陶磁器振興協同組合連合会によると、市が姉妹都市の天津市で十月に開く地場産品フェアに合わせ、中国での商標登録を検討。弁理士を通じて下調べしたところ、福建省の陶器販売業者が今年三月に「万古焼」の商標を取得していた。
 連合会は生産と卸しの計約二百業者で構成し、数社が中国へ輸出している。静観の一方で、石崎和豊事務局長は「中国製の粗悪品が万古焼として出回ればイメージが低下する」と懸念。中国当局に登録取り消しを求めたり、商標権を買い取ったりする対抗策はあるが「大半が中小企業。労力も資金も余裕はない」と表情は複雑だ。
 輸出する業者の一つは「万古焼が中国で高い知名度があるわけでもないし、大きな影響はないと思う」と冷静に見ている。日本陶磁器工業協同組合連合会(名古屋市)によると、ほかにも美濃焼(岐阜)や有田焼(佐賀)や九谷焼(石川)など有名産地の商標が中国で登録されている。
 中国で日本ブランドの商標登録は後を絶たない。高値による販売や商標権転売が目的とみられ、特許庁は「中国へ進出を考える際は事前に商標権を登録しておくのが最善の防御策」と話している。 (佐野周平、井口健太)


 万古焼が見出しになっているが、記事本文にもあるように他の焼き物も商標登録されてしまっている。我が「美濃焼」もその被害に……。
 「事前に商標権を登録しておくのが最善の防御策」と言ったって、気付いたときにはもうされているって事例が多いんだろうな。まったく厄介な国だ。



辞めろよ (2012 10/3 24:00)

1週間で辞意撤回、秋田の自民4役員に批判の声(10/3読売)
 自民党総裁選で石破茂氏(現・党幹事長)が敗れたことを受け、抗議の意味で同党秋田県連役員の辞任を表明した大野忠右ェ門会長ら役員4人は2日、秋田県庁で記者会見し、辞意を撤回すると発表した。
 大野氏は、石破氏の党幹事長就任などを挙げ、「地方の声が、より一層党本部にくみ上げられる環境が出来上がり、意図するところが十分反映された」と述べた。辞任表明から1週間での撤回に県連内外から批判の声が上がった。
 9月26日の総裁選では、石破氏が1回目の投票で党員票の過半数を獲得して1位だったが、安倍晋三・元首相が国会議員だけによる決選投票で逆転し、総裁となった。大野氏らベテラン県議の役員4人は同日、急きょ記者会見し、「地方の声を聞いていないのではないか」と訴え、抗議の意味で辞任すると表明した。4人は2011年6月の県連大会で就任し、任期は13年6月までだった。
 4人は2日午前に開かれた県連の常任総務会に出席。関係者によると、大野氏は4人を代表し、県連内で協議せずに辞任を表明したことを陳謝した上で撤回すると報告。役員を続けることで了承されたという。
 その後、4人は会見し、大野氏は「安倍・石破体制が確立され、政権奪取に向けて党が一丸となる態勢が整った。私どもの意図するところが十分反映された」として撤回を表明した。
 渋谷正敏幹事長は会見後、取材に応じ、石破氏周辺から「一緒に党改革を進めよう」とのメッセージがあった上、県連内から「総選挙が近い時期に4人が辞任するのはプラスにならない」と慰留する声が多かったことも撤回の理由と説明した。


 「自民党の執行部人事が固まるまで文句を言うのを控える」という慎重さと、「自党批判に何ら益はないと考えられる」という最低限の知性を持たない人間は、このまま辞めてしまった方がいいと思います。

 こういうバタバタした行為が、自民党への支持を失うことに繋がる。このまま選挙をおこなえば民主党はおそらく大敗北になるだろうが、そうであるからこそ余計な失点をしている場合ではない。内部の足の引っ張り合いも、前回の総選挙で自民党が敬遠された理由の一つだったように思えば、なおさらである。



ブラックホール (2012 10/2 24:00)

ブラックホール直接観測に期待=「ジェット」根元捉える−国際チーム(9/29時事)
 おとめ座銀河M87の中心にある超巨大ブラックホール付近から噴出する「ジェット」の根元が詳細に観測され、太さが分かった。国立天文台などの国際研究チームが米国のハワイ島、カリフォルニア州、アリゾナ州にある電波望遠鏡群で観測したデータを総合し、ブラックホール半径の5.5倍であることを突き止めた。
 ジェットは光速近くまで加速されたプラズマ粒子の流れで、ブラックホール半径の2〜4倍程度離れた領域から噴出していた。日米欧が南米チリに建設中の高性能な電波望遠鏡「アルマ」などを追加して観測を続ければ、今後ブラックホール自体を直接捉えられる可能性があるという。研究成果は29日までに米科学誌サイエンス電子版に発表された。


国立天文台 | 電波干渉計が超巨大ブラックホールに肉薄
 国立天文台水沢VLBI観測所の本間 希樹(ほんま まれき)准教授、小山 友明(おやま ともあき)専門研究職員を含む日米欧等の国際共同チームは、おとめ座の銀河M87の超巨大ブラックホールから出るジェットの根元の大きさの測定に初めて成功しました。測定の結果、ジェットの根元のサイズは予想されるブラックホール半径の5.5倍であることがわかりました。さらに、ジェットの根元の大きさは、回転しているブラックホールの場合に予想されるジェットの根元の大きさと一致していました。このことは、ジェットの形成・放出にブラックホールの回転が関わっている可能性を示しています。
 観測は、国際共同チーム「Event Horizon Telescope プロジェクト」が米国のハワイ、アリゾナ、カリフォルニアの3か所にある電波望遠鏡群を用いて行いました。VLBIという観測手法を用い、M87の中心部に埋もれたブラックホールを約60マイクロ秒角(約6000万分の1度)という超高分解能で観測しました。本研究成果は、ブラックホール半径の数倍〜5倍程度というブラックホールに非常に近い領域を観測した画期的なものです。研究チームでは、今後ALMAなどの望遠鏡を追加して観測網をさらに拡張することで、ブラックホールそのものの電波写真が得られると期待しています。
 この成果は、米国の科学雑誌Science誌に受理され、2012年9月27日にScience Expressでオンライン発行されました。


 M87の中心には太陽の62億倍の質量のブラックホールがあると言われている。ブラックホールの大きさ(事象の地平線の大きさ)と質量は比例関係にあるが、太陽が仮ににBHになった場合の半径は約3kmなので、記事のBHの半径は186億kmほど。ジェットがその5.5倍なので1000億kmほど……スケールがでかい。

 しかし、太陽の62億倍という巨大質量のくせに、186億kmという半径は、太陽系の大きさ程度でしかないわけで、BHの密度の高さを改めて感じる(先日ヘリオポーズ脱出を果たしたボイジャーが飛んでいるのが、まさに地球から約180億kmほどである)。太陽半径の1万倍という空間に、60億倍が収まってるんだもんなぁ……すげぇよ、ブラックホール。


 ブラックホールについては、この本がとても分かりやすかった。理系音痴でもたぶんいけると思う。




戦力外 (2012 10/2 24:00)

 ネルソン、英知が戦力外通告。落合時代に活躍した選手が追い出されるのは、落合信者としては辛いものがある。まぁ、高木の元で持ち腐れにされるよりは、他球団で活躍してくれた方が嬉しいのではあるが。
 監督が替わると「必要となる選手」も変わるのは当然ではあれど、ちょいと寂しい気分にもなる。



拉致担当がまた交代 (2012 10/1 24:00)

 第3次野田改造内閣。松原仁を拉致担当から外したのはどういう意図からなんだろうなぁ……田中真紀子とかバカバカしい入閣ばかり目立つが、細野を原発担当から外したのと同様、さしたる理由もなく下ろすのは納得いかんなぁ。


膀胱爆発 (2012 10/1 24:00)

ビール飲んでおしっこの我慢比べ 激痛で病院送りに=中国(9/29新華社日本語経済ニュース)
 【新華網】 中国国内で9月中旬、友人とビールを飲み、尿の我慢比べをしていた男性が腹部に激痛を訴え、病院送りになる騒ぎがあった。
 男性は尿を我慢しているうちに腹部が激しく痛み、腰を伸ばすこともできなくなって友人に病院に担ぎ込まれた。
 病院の診断によると、男性は我慢しすぎたことで膀胱が切れ、尿が腹腔に流入。そのまま放置すれば命の危険もあったという。男性は病院で膀胱を治す手術を受けた。
 男性は数年ぶりに会った友人たちとビールの飲み比べをし、先にトイレに行った人が負けという賭けをしていた。
(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀)


 チャイナボカンのシリーズも、もうさすがにネタ切れだよなぁ、もう爆発する物はあらかた爆発したもんなぁ……と思っていたら、まさかの膀胱爆発。
 200mlくらい尿がたまると尿意が催されるのだが、膀胱はゴム風船のように柔軟性を持っているので500mlくらいまでは耐えられる(もちろん個人差有り)。通常1.5cmくらいの厚さが、満タン時には3mmにまで薄くなる。記事の中国人の膀胱は、まさにゴム風船のように膨らみきって破裂したのだろう……想像するだけで全身がムズムズしてくる。

 というか、この写真は何だ?何を爽やかな顔晒してるんだ?



基礎レベル英文法 (2012 9/30 23:00)

 英語学習のページお気に召すまま英語塾に、中学レベルの初歩的英文法をまとめ直したページを順次アップしてますので、興味ありましたらどうぞご利用くださいませ。


橋下も左巻き (2012 9/30 23:00)

竹島「韓国と共同管理」発言 橋下氏釈明「領有権放棄ではない」(9/30産経)
 新党「日本維新の会」の第3回政策討論会が29日、大阪市内で開かれ、代表の橋下徹市長は29日、島根県・竹島をめぐり前回の討論会で「韓国との共同管理」を打ち出したことについて「領有権放棄ではない。(漁業海域などの)利用について共同でルールを定めるということだ」と釈明。「『固有の領土』主張の放棄、後退ではない」と強調したが、国会議員側からは異論も上がった。
 討論会では、共同管理発言について、松浪健太衆院議員が「言葉が独り歩きしている」と指摘。橋下氏は「誤解があったと思うが、領有はとことん主張する一方でステージを前に進める。国際司法裁判所(ICJ)の積極活用を打ち出したい」としたが、松浪氏は「維新は分権政党。特に外交・安全保障は、国会議員団でしっかりまとめて代表と調整したい」と述べた。
(以下略)

 橋下は「竹島を共同管理」と言っていたのだが、ここで「海域の利用について共同管理」と微妙に発言内容を修正してきたな。竹島の領有権を主張する一方で共同管理を提案なんて、矛盾以外の何者でもなかった。

 だがそもそも、実効支配を進めている韓国が、「共同管理」に乗ってくる可能性などゼロ。橋下提案は、何の解決策にもならない。「こちらが一歩退けば相手も譲るはず」という、典型的な左巻きお花畑思考だ。


田中真紀子 (2012 9/30 23:00)

 田中真紀子が文科相で入閣だってさ。もっとも教育って概念からほど遠い人間なのにな。反面教師にはなるだろうけど。
 「大臣対応」で文部官僚は疲弊するのか……国家にとって重大な損失だよな。



日記 (2012 9/29 23:00)

 昨日、たくさん文章書いたから今日は適当で゚∀゚)

 キアゲハさん、17匹中、蛹化失敗と思われる者3匹、幼虫のまま死んでしまった者2匹。他の12匹は蛹化は成功、あとは羽化まで漕ぎ着けるかどうかでございます。
 蛹化に至らなかった原因が分からないから、今後に生かせないんだよなぁ……自然の摂理でどうしようもないことなのか、飼育環境を改善すれば防げる死だったのか。とりあえず、「飼育でなかったらもっと死亡率は高かっただろう」と、むりやり自分を納得させたりしているのだが。

 しっかし、安倍さんが総裁になった途端、くだらねぇレベルの批判が集中するのは何なんでしょうなぁ。まともな政策論での批判はあまり見られず、殆どが情緒論だったり愚にも付かない罵倒だったり。
 つーか、野党の総裁ですよ、与党は民主党ですよ。批判を向ける矛先が、かなり歪んでませんかね、メディアの方々。



カツカレー祭 (2012 9/28 24:00)

 2日連続で、昼にカレーを食べた。昨日はカツカレーにしたが、カロリーが気になるため今日はエビフライを乗せてみた(当然、野菜好きの拙者ゆえ、サラダも付けてある)。

 安倍さんが総裁選前に「3500円以上のカツカレーを食べた」と報道され、私のツイッターのTLは、しょうもない話題で煽ろうとするメディアに対する批判と、カツカレーに対する熱い思いに溢れかえった。その熱気に感化され、カレーへの欲求がなかなか静まらなくなってしまった。

 2日連続で食べたが、まだ収まらない。
 そういえば、昨日は両親の北海道旅行の土産である、五島軒のレトルトカレーを食べたのだが……これ、美味いな。レトルトと侮って申し訳ない気持ちになった。

 さて。

安倍新総裁、高級カツカレーにネット非難(9/28ニッカンスポーツ)
 26日の自民党総裁選直前、都内のホテルで決起集会を行った安倍晋三総裁(58)が、昼食に高級カツカレーを食べていたと一部の情報番組で報道され27日までに、インターネット上で“カツカレー騒動”が勃発している。ツイッターなどでは「(値段が)高すぎる」「既に庶民感覚を失っている」などと安倍氏への非難が出ている。過去にも麻生太郎元首相の都内一流ホテルでの高級バー通いが非難されたことがあり、安倍氏にとっては早速、痛い船出となった。(以下略)

 まぁそういう意見もあったのかもしれないが、少なくとも私の見た限りでは、「カツカレーの値段なんてどうでもいいだろ」「というか、カツカレー食べたい」という声が大半だった。

 一国の総理になろうという人(しかも総理経験者)が、験担ぎで3500円のカツカレーなんて、かわいいもんじゃないか。


自民の総裁選について (2012 9/28 24:00)

 自民党総裁選に関して。

 地方票で大きくリードしていた石破氏が、決選投票で敗れたことについて、「民意からの乖離」と批判する論調が、マスコミ報道に見られる。ざっくり反論しておくと…

●決選投票となった場合、党員の選挙を再びやっている時間的余裕はない。
●国会議員も「民意」の結果選ばれた人間であり、彼らが選出したことは「民意の否定」にはならない。
●党員票の重みを主張するなら、滅多に「サポーター投票」が実施されない民主党代表選もきちんと批判していたのか。

 多くの自民党員は、この選挙方式、選挙結果を受け入れている(一部地方議員や県連に「反発」している者もいるが)。騒いでいるのは、自民党員でも何でもない、マスコミ連中である。

 もちろん、石破氏が得た党員票を無視するわけにはいかない。だからこそ、安倍氏は石破氏を幹事長に起用したわけだ。じゅうぶん「民意」は尊重されているように思う。


「野田の国連演説」追記 (2012 9/27 22:00)

 昨日の文章に誤解が生じるのを避けるため追記。

 野田さんの国連演説について、「国際法による支配」を訴えたことを評価したが、それはやはり、あくまで建前上のことだという前提は留保しておきたい。「中国が動きを止めることはないと思うが」と書いたが、国際法は、それ自体が万能というわけではない。仮に国際司法裁判所で「竹島は日本の領土」と認められたとしても、韓国がそれですんなり退去する都は限らない。日本に求められるのは、国際法を「外交戦略の一手段」として利用することだろう。国家主権は何としても守るという強い意志と、それを裏打ちする(軍隊含めた)システムが備わっていなければ、「法の支配」など画餅でしかない。



野田の国連演説 (2012 9/27 22:00)

野田首相国連演説要旨(9/27時事)
 【ニューヨーク時事】野田佳彦首相の国連総会での演説要旨は次の通り。
 〔震災復興〕東日本大震災から1年半。日本人はこの災害から紡ぎ出される教訓を、国境や世代を超え伝えていく。自然災害に負けない強靱な社会を築くための心得や原子力安全への貢献策として世界に発信する。年末に国際原子力機関(IAEA)と共催する「原子力安全・福島閣僚会議」で、そうした共有作業を行う。
 〔社会保障と税の一体改革〕多くの国で巨額の財政赤字が累積し、財政健全化が共通の課題となっている。私たちが直面する課題は私たちの世代で解決しなければならない。過去20年余り、日本は「決断をしない国」の象徴と見られてきたが、そうした日本を変えることを誓い、「社会保障と税の一体改革」の実現に政治生命を懸けて取り組んだ。困難な課題も先送りせず、「決断する国」に変わるべく、確固たる一歩を踏み出している。
 〔エネルギー戦略〕東京電力福島第1原発事故を踏まえ、将来展望を慎重に見極めながら不断に検証、見直しを行いつつ、2030年代に原発に依存しない社会を目指し、あらゆる政策資源を投入し、グリーンエネルギーへのシフトと経済成長の確保を両立させるモデルを世界に提示する。
 〔北朝鮮〕拉致問題は基本的人権の侵害という普遍的な問題で、国際社会の重大な関心事項だ。全ての被害者の一日も早い帰国に向けて全力を尽くす。
 〔法の支配〕国の主権や領土、領海を守ることは国家としての当然の責務で、国際法にのっとり責務を果たす。世界の平和と安定、繁栄の基礎となる「法の支配」の確立は、紛争の予防と平和的解決の実現に不可欠で、一層強化すべきだ。自らの主義主張を一方的な力や威嚇を用いて実現しようとする試みは、国連憲章の基本的精神に合致せず、決して受け入れられない。「法の支配」の強化に向け、日本は国際司法裁判所(ICJ)の強制管轄権を受諾してきた。国連と協力し、各国がICJの強制管轄権を受諾することを呼び掛ける。
 世界の各地に領土や海域をめぐる紛争が数多く存在している。国際法に従い紛争を平和的に解決することは、国連憲章の理念であり、国際社会で共有された原則だ。わが国はどのような場合でもこの原則を堅持し、国際法に従い平和的な解決を図る。
 「法の支配」を広げることが、アジア太平洋地域を中心とする各国のネットワークにおいても、秩序と繁栄をもたらす重要なインフラになる。
 国家間あるいは国際機関内部の規律にも「グローバル・ガバナンスの強化」が求められる。全ての国がそれぞれの能力に応じた責任を全うしなければならず、特に経済成長の著しい国々が、その国力に見合った責任を果たすことを期待する。


 領土に関して、中韓を名指ししてはいないが、しかしながら中韓を批判しているのは明らか。日本の立場を明確に主張する物で、この演説は評価したい。ま、これで中国が動きを止めることはないとは思うが。
 野田さんは、総理としてきっちり仕事をしている方だと思う。鳩や菅の後始末を、少しずつではあるがこなしている。問題は、母体の民主党が、その足を引っ張ってばかりということか。それなりの指揮力を持っている将軍が率いていても、乳幼児の群れでは戦に勝つことはできない。


「やはり」の朝日社説 (2012 9/27 22:00)

 朝日新聞は、社説1本にまとめて安倍&自民批判……「お手紙形式」でなくて残念であった(社説は下部に引用)。しかし、「人材も活力も乏しい」って、同じ基準で民主党見たら、活力どころか息もしてないぞ。

 で、朝日新聞は、社説だけでなく、1面、政治面、天声人語など全力を尽くして安倍・自民叩きに励んでいる。そのうち、投稿欄にも安倍批判が踊ることだろうね。


安倍新総裁の自民党―不安ぬぐう外交論を(9/27朝日新聞社説)
 自民党総裁選は、40年ぶりの決選投票をへて、安倍晋三元首相が当選を決めた。
 5年前の参院選で惨敗後、首相だった安倍氏は突然、政権を投げ出した。
 その引き金となった腸の難病は新薬で克服したというが、政権放り出しに対する批判は安倍氏の重い足かせだった。それが一転、結党以来の総裁再登板を果たしたのはなぜなのか。

■「強い日本」を前面に
 もともと安倍氏は本命視されていなかった。
 ところが、谷垣禎一前総裁を立候補断念に追いやる形になった石原伸晃幹事長がまず失速。決選投票では派閥会長や古参議員に嫌われている石破茂前政調会長に競り勝った。いわば消去法的な選択といっていい。
 さらに領土問題で中韓との関係がきしんでいなければ、再登板はなかったかもしれない
 「強い日本」を唱える安倍氏の姿勢が、中韓の行き過ぎたふるまいにいらだつ空気と響きあったのは確かだ。
 「尖閣諸島は国家意思として断固守る」として、避難港を造るなど管理の強化を訴える。
 慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野官房長官談話や、「植民地支配と侵略への反省とおわび」を表明した村山首相談話を見直すと主張している。
 首相になった場合の靖国神社参拝にも意欲を示す。
 ナショナリズムにアクセルを踏み込むような主張は、一部の保守層に根強い考え方だ。
 だが、総選挙後にもし安倍政権ができて、これらを実行に移すとなればどうなるか。
 大きな不安を禁じえない

 隣国との緊張がより高まるのはもちろんだが、それだけではない。
 前回の首相在任中を思い出してほしい。5年前、慰安婦に対する強制性を否定した安倍氏の発言は、米下院や欧州議会による日本政府への謝罪要求決議につながった。
 靖国参拝をふくめ、「歴史」に真正面から向き合わず、戦前の反省がない。政治指導者の言動が国際社会からそう見られれば、日本の信用を傷つける。
 だからこそ安倍首相は河野談話の踏襲を表明し、靖国参拝を控えたのではなかったか。
 首相就任直後に中韓両国を訪問し、小泉政権で冷え切った中韓との関係を改善したのは安倍政権の功績だった。その経験を生かすべきだ。
 それにしても、あまりにも内向きな総裁選だった

■人材も活力も乏しく
 安倍氏をはじめ5候補は、民主党政権の3年間を「国難」と断じ、自民党が政権に復帰しさえすれば震災復興も、領土外交も、日米同盟も、景気も、雇用もうまくいくと胸を張った。
 そんな甘い夢を信じる人がどれほどいようか
 国民の政治不信は民主党だけでなく、自民党にも向けられている。その自覚と反省がまったく感じられない。
 それどころか、3年前、国民に拒絶されるように下野した自民党のやせ細った姿をくっきりと映し出した
 その象徴は、5候補の政策がほとんど同じだったことだ。
 党是の憲法改正を実現し、集団的自衛権の行使をめざす。
 原発・エネルギー政策では全員が「原発ゼロ」に反対。環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加には慎重。代わりに熱を入れるのは「国土強靱(きょうじん)化」という名の公共事業拡充だ。
 財界や電力業界、農協、土木・建設業界など支持団体の歓心を買いたい。そんな思惑がみえみえではないか。
 かつての自民党にはタカからハト、改憲から護憲、保守からリベラルまで抱える懐の深さがあった。
 それが、今回は5候補がそろってタカ派色と支持団体への配慮を競い合った。しかも5人とも世襲議員である。

■3党で国会ルールを
 二大政党時代の野党の最大の仕事は、人材を鍛え、次に政権に就いたときに実行すべき政策を練ることだ。その作業を、自民党は怠っていたと言われても仕方がない。
 遠からず行われる解散・総選挙に向けて、安倍氏に三つのことを求めたい。
 第一に、社会保障と税の一体改革の実行を野田首相と再確認する。早期解散を求めて対決するだけではなく、社会保障をめぐる国民会議の設置など、譲るべきは譲ることも必要だ。
 第二に、外交・安全保障をはじめ、公約を現実味のあるものに練り直すことだ。
 総選挙で投票権をもつのは自民党員だけではない。前回の首相在任中に靖国参拝を控えたように、君子豹変(ひょうへん)の勇気をもつことが肝要である。
 第三に、民主、公明との3党で、衆参の多数派がねじれても国会を動かせるルールづくりで合意することだ。政権奪還をめざす自民党にとっても、そのメリットは大きいはずだ。



安倍新総裁 (2012 9/26 22:00)

 自民党新総裁は安倍さんに決定。

 朝日の明日の社説は「要望と銘打った安倍批判」だろうなぁ。「ナショナリズムを煽る方向に進むことを危惧」とか「アジアとの友好を大切にせよ」とか。いや、お得意の「お手紙形式」で来るかも。「拝啓 安倍晋三さま。あなたが政権を投げ出してから5年が経ちました」ってな具合に。

 マスコミが鵜の目鷹の目で「自民党の失点」を狙っているのだから、ここはひとまず石破さんや町村さんで堅実に行った方がよいだろう、と思っていた。しかし、決まった以上、安倍さんには難しい局面を乗り切り、日本を良い方向へ導いてくれるよう期待したい。
 あとは、「政治信条は近いけれども政治家としては有能とは言えない、むしろ口先ばかりで足を引っ張る」というタイプの人間を、努めて遠ざけて欲しい。それは、維新の会の橋下も含めての話である。

 そして、野党生活3年間を切り回してきた谷垣さん、お疲れ様でした。また表舞台に立ってこの経験を活かしてくださることを希望します。



鳩山が空気を読んだ! (2012 9/25 22:00)

鳩山氏が訪中見送り 尖閣問題の影響考慮(9/25産経)
 民主党の鳩山由紀夫元首相は25日、日中国交正常化40周年に合わせた招待を辞退すると中国側に伝えた。鳩山氏側は「沖縄県・尖閣諸島の国有化をめぐり日中関係が緊迫する中、訪問が何らかの影響を及ぼすのは好ましくない」と説明している。
 中国側は日中友好7団体の会長や鳩山氏らを招待。中国要人が27日、北京で会談するとの見通しを示していた。


 いったい鳩山の脳味噌に何が起きているのだ?というか、誰がどんな進言をして止めたのだろうか、そこが気になる。
 ただ、こう言いながら当日には中国にいる可能性も捨てきれないあたり、何ともアレ。


失礼な国だ (2012 9/25 22:00)

韓国が自衛艦寄港を拒否 26日からPSI訓練 日本側「極めて非礼」(9/25産経)
 【ソウル=黒田勝弘】韓国南部海域で近く実施される大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)訓練の際、韓国が予定されていた日本の自衛艦の釜山港寄港を拒否したことが24日、分かった。日韓関係悪化に伴う国内的配慮とみられるが、日本側は「多国間訓練の主催国としてきわめて非礼」(ソウルの日本大使館筋)と不快感を隠していない。
 今回の訓練は日韓米豪の4カ国が参加し26、27日、釜山沖で行われる。
 日本からは海上自衛隊の護衛艦1隻とP3C哨戒機1機などが参加するが、韓国側は直前になって当初、予定にあった護衛艦の釜山寄港を断ってきた。
 関係筋によると、日本側は強く抗議したが、韓国側は「諸般の事情」を理由にOKせず一時は日本不参加の可能性もあった。結局、米国の取りなしで自衛艦の釜山寄港が必要ないよう訓練のシナリオを修正し、実施にこぎつけたという。
 PSI訓練は核やミサイルなど大量破壊兵器拡散防止のため、疑惑船舶に対し空海一体で捜索、検挙、制圧の訓練を行うもの。韓国での実施は2010年に次いで2回目だが、前回は自衛艦の寄港は行われている。
 韓国軍は近年、竹島(韓国名・独島)について軍事的に「独島守護」を強調するなど反日世論を意識した動きが目立つ。またサッカーなどで日本の応援団の「旭日旗」を軍国主義復活と非難する声が多く、「旭日旗を艦旗にした自衛艦の寄港に過剰に敏感になったのでは」(同筋)との見方もある。


 日本と韓国は、直接同盟関係を結んでいるわけではないとは言え、アメリカを媒介にして対中・対北で協調しなきゃいけない間柄なんだがなぁ。どう考えたって、「日本やアメリカと協調し、北朝鮮・中国・ロシアの動きを警戒する」のが、韓国にとっては地政学的に最善の選択であるはずなんだが……中共の方はまだ「計算」が感じられるんだが、韓国の方にはそういった物は全く感じられない。

 日本としちゃ、竹島など主張はきっちり行いつつ、こういう行為は生暖かく見ていればいい。同レベルに堕することはない。



事態打開を図るのは良いけれども (2012 9/24 24:00)

首相、慰安婦問題「韓国側と水面下でやりとり」(9/24読売)
 野田首相は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じ、韓国政府が日本政府に謝罪や賠償を求めているいわゆる従軍慰安婦問題について、「今、どういう知恵が出せるか、水面下でやりとりがある」と述べ、韓国側と非公式に協議していることを明らかにした。
 慰安婦問題を巡っては、日韓両政府間で過去の賠償請求権問題が「完全かつ最終的に解決」しているため、日本側は1995年に国民の募金などでアジア女性基金を設立し、元慰安婦に一時金などを支給した。首相はインタビューで、アジア女性基金の取り組みについて、「韓国でも当初は肯定的な評価があったが、途中から変わってしまった。そのことが心ある日本人を傷つけた」と指摘。「評価をまずちゃんとしてもらわなければいけない」と訴えた。


 落としどころを図ること自体は否定しない。しかしながら、「相手に過剰に譲歩すれば将来に禍根を遺す」ことは、河野談話などで証明済み。中国や韓国は、ちょっと譲るとさらに主張をエスカレートしてくる国なので、日本的な「お互いに譲り合って」という話し合いは難しいんだよね。
 野田は民主党議員の中では比較的マトモな方なので、全面的に韓国の主張を受け入れてさらに付け入る隙を見せるようなことはないと思うが……ともかく、余計な真似はしないで欲しいと強く願う。


キアゲハ日誌 (2012 9/24 24:00)

 そろそろ蛹になる準備を始めた幼虫くんも出現。蛹化用に割り箸を5本ほど虫籠内に立てているのだが、人口密度が高いため、1本の割り箸に3匹、4匹と並んで眠っている姿が非常に可愛らしい。虫籠の中にキアゲハの幼虫17匹、ちょいと多すぎかなぁ、かわいそうかなぁ……と思いつつ、「連結」状態のかわいさに顔がほころぶ。



打率↑得点↓ (2012 9/23 24:00)

 9/22時点で、中日の打率は去年.228→今年.244、1試合平均得点2.91→2.87、併殺打99→104。
 去年より打率は上がったが、一方で1試合あたりの得点は下がり、併殺打の数は増えた。去年までの戦術の正しさが証明されたように思う……たしかに、今年の巨人の強さは凄まじいものであったのも事実ではあるが。


支那 (2012 9/23 24:00)

石原語録:知事会見から 民主党代表選/自民党総裁選 /東京(9/22毎日)
 ――しかし、日中の経済活動に多大な影響が出ている。知事はしきりに「シナ」と言うが、相手が嫌がる呼称を使うべきでない。
 ◆じゃあ、何て呼んだらいいの?
 ――「中国」でいいのでは。
 ◆中国とは岡山県と広島県のことだよ。向こうの英文で書かれてるインターネット見てご覧なさい。SINAと書いてる。
 ――そうではなく、向こうが嫌がる言い方をすべきでないと。
 ◆嫌がる理由はないじゃないか。孫文が作った言葉じゃないか。シナ人が、日本人がシナと言うのを嫌がってるの?
 ――そう思う。
 ◆君が思ってるだけじゃないの。ナンセンスだね。


 いや、支那(シナ)という呼び名については日本以外の国でも使われていて、いわば「日本に対する難癖」でしかないのだから、「嫌がっている」という認識もどうかと思うが……「シナ」がダメなら、「東シナ海」や「シナソバ」はどうなのよ、とも思うし。
 私も、国としては「中国」と呼称するが、中国が存在する地域を表す呼称としてはやはり「支那」がより精確さを持っているように思う。国としては「中国」で良いと思うが、土地としては「支那」がしっくり来るんだよなぁ。

 しかし石原さんよ。「中国とは岡山県と広島県のことだよ」は、鳥取・島根・山口に失礼。



たまに気合いを入れ直したり (2012 9/22 22:00)

 毎日だらだらと仕事し続けていたら、きっと数年後には、真面目にやっていた人と比べて大きな差になっているんだろうな……少しずつ勉強した蓄積について、数年前の自分と比べてそれなりに成長していることに気付いて、ちょいと気合いを入れ直したり。「もっとがんばっていればもっと成果が上がっていたんだろうか」という危機感ですな。

 ダラダラ過ごせば何年も経った後にそのツケがやってくる……その過程は、じわじわとデブっていくのにも似ているような。
 ただ、ダイエットは「やらないと酷いまま」だが、勉強や仕事の日々の努力は「しなくても現状維持」なので、後者の方こそ、失った物の大きさに気付かないままであることが多い。

 何にせよ、死ぬまで人間は成長し続ける物だと思う。問題は、そのスピード。人間らしさを失ってしまうくらいスピード感に翻弄されるのは勘弁だが、能力の範囲内ならできる限り頑張りたいなと思う。

 まぁ、気持ちばかり先行してなかなか行動が伴わないのが問題なんですがね。



国家ぐるみ (2012 9/21 24:00)

尖閣出漁に「大金」補助、各125万円…中国(9/21読売)
 【石浦(中国浙江省)=関泰晴】沖縄県の尖閣諸島付近の海域に向け、多数の漁船が出航したとみられる浙江省石浦地区の漁港を20日、訪れた。
 港では、複数の船主が、地元の漁業規制当局から補助金の約束を得て船を送り出したと証言した。
 人口約15万人の石浦地区は大小1500隻余の漁船の基地だ。大部分の漁船が夏の休漁期間が終了した16日以降、沿岸や沖合の海域に出ており、漁港周辺は閑散としている。
 「釣魚島(尖閣諸島の中国名)に向かう漁船には、当局から10万元(約125万円)の補助金が出るぞ」
 波止場付近にある市場で、漁船5隻を持つ船主が明かした。同地区行政府の漁業監督部門が今月初旬、漁船100隻余に対し、尖閣海域に出航する許可を与え、石浦〜尖閣付近の片道500キロを往復する燃料代に相当する現金10万元の支給を通知してきたというのだ。漁船乗組員の月給は3000元(約3万7500円)前後という同地区で、10万元は大金といえる。


 漁船乗組員の月給が4万円弱ということを考えれば、日本人にとっては1000万円くらいの感覚か。支那本土から遠く500km離れた場所での漁ということで燃料代がどれくらいかかるか分からないが、何にせよ「大金」であるのは間違いない。

 漁船を次々繰り出してこちらの疲弊を待つという作戦か。長期的な展望を持ったうえでの対応が求められるのだが、政府はちゃんと考えているのかな……


マサさん頑張れ (2012 9/21 24:00)

47歳山本昌 来季も現役続行へ 球団幹部「意思尊重する」(9/21スポニチ)
 中日の山本昌投手(47)が来季も現役続行することが20日、分かった。山本昌はプロ30年目を迎える来季も現役を続けたい意向が強く、球団幹部は「本人の意思も尊重する」と語った。シーズン終了後にも正式発表となりそうだ。
 山本昌は4月15日阪神戦(甲子園)で2年ぶりの復活勝利。同30日DeNA戦(ナゴヤドーム)で2勝目を挙げ通算212勝とし杉下茂氏の持つ球団最多勝利記録を54年ぶりに塗り替えた。球団側は来季も数々の最年長記録更新をサポート。生え抜き左腕が30年連続で同じ背番号34を背負うことに対しギネスブックへの申請を検討中だ。山本昌は21日阪神戦(甲子園)に先発。「CSで投げられるかどうかの試験だから頑張ってメンバーに入りたい」。さらに浜崎真二(元阪急)が持つ48歳10カ月の最年長登板の更新にも「あと2年かかるのか」と苦笑しつつ意欲を見せた。


 先々週は6回途中をきっちり無失点に抑えたが打線の援護がなく、勝ち負けが付かなかった。今日の登板では、ぜひとも勝利投手になってもらいたい……と思っていたが、5回1失点で勝ち負け付かず。しかしながら、立派な投球。
 登板の様子を見れば、まだまだ引退するような体の状態ではない。200勝した投手だから、納得いくまで続けて欲しい。



今更&筋違い (2012 9/20 24:00)

民主党代表選 野田・赤松・鹿野3氏が街頭演説 原口氏は沖縄訪問(9/19FNN)
 野田首相は「財政がこれほどひどい状況になったのは、いったい誰の政権だったんでしょう。自公政権からではありませんか。原発の政策も、180度変えなければなりません。原発ゼロの社会を目指す、政府として決めました。これも、過去の原子力行政を推進した政権は誰だったんですか。領土領海をいいかげんに、無作為できた政権は、いったい誰だったんですか」などと訴えた。(一部抜粋)

 いつまで自民党に責任転嫁し続けるんだろうか。与党になるってのは、そういった過去の政権の問題点を含めて諸々引き受けるってことなんだと思うがね。
 しかも、どれもこれも、微妙に筋が悪いという……

財政がこれほどひどい状況になったのは、いったい誰の政権だったんでしょう
 →リーマンショック対策での拡大予算をデフォルトにして、3年で130兆円以上国債を積み増したのが民主党政権。

過去の原子力行政を推進した政権は誰だったんですか
 →原子力行政のおかげで、安価で豊富な電力を享受することができたという、紛れもない事実は評価せねばなるまい。安全対策に問題があったのは確かだが、いい加減な事故対応、いい加減な脱原発政策で日本経済を混乱させているのは民主党政権。

領土領海をいいかげんに、無作為できた政権は、いったい誰だったんですか
 →たしかに自民党政権も弱腰だったかも知れないが、なぁなぁで済ませつつ相手との関係をそれなりのバランスで成り立たせていたのも確か。もちろん、それを「無作為」と批判することは正当であろうが、「尖閣での漁船衝突事件で、初め強気だったのに後でヘタレる」とか「都に買わせておけば言い訳もできるのにわざわざ国有化宣言して中国の暴れん坊たちに燃料を投下する」ような馬鹿な対応をした民主党政権に、批判する資格があるのかなという疑問はある。

 与党に求められるのは、国家に対する責任を引き受ける姿であり、他者を批判する姿勢ではない。他者批判の気楽さから抜け出せない限り、民主党に未来はない。



町村氏入院 (2012 9/19 22:00)

 町村氏が入院という話。

 日曜日にラジオで自民党の総裁選に立候補した5人の話を聴いていたときに、「町村さんも年を取ったなぁ……言葉がちょっとはっきりしなくなてきてるもんなぁ」と思っていたのだが、もしかしたら、それが病気の予兆だったのかも知れない。小渕さんの件もあるし、心配である。

 首相の座(選挙を経れば総裁は則ち総理になるだろう)は、健康な人間でないと務まらない。健康問題ですぐに退陣した石橋湛山の例もある。町村さんにはじっくり病気を治していただき、後ろから年長者として意見を述べる立場として頑張ってもらいたい。


ガス抜き期間は終了 (2012 9/19 22:00)

中国公安、反日デモ禁止に=社会不安拡大を懸念−「大使館に行くな」と通知(9/19時事)
 【北京時事】中国公安当局は19日、日本政府の沖縄県・尖閣諸島国有化に抗議し、北京の日本大使館前などで続いてきた反日デモを禁止し、完全阻止する方針を決めた。複数の公安関係者が明らかにした。中国では満州事変の発端となった柳条湖事件から81年を迎えた18日、全国125以上の都市で反日デモが行われたが、公安当局はこれ以上デモが継続すると社会不安を拡大させると懸念し、大使館前に行かないよう市民にも通知した。
 8日連続で反日デモが行われた日本大使館のほか、上海、瀋陽(遼寧省)、広州(広東省)などの日本総領事館でも19日午前、厳重警備が続いているが、デモ隊は来ていない。全国各地で同様の禁止措置が取られているとみられ、デモを起こそうとした若者らには断固たる法的措置を取る方針だ。
 関係者によると、北京市公安局は19日朝、一部の市民に対して携帯電話のショートメッセージで「抗議活動は一段落した。大使館地区を再び訪れて抗議活動を行ってはいけない」と通知した。
 中国政府はこれまで、「国民の強烈な義憤を理解できる」(外務省報道官)などとして反日デモを容認。15、16両日の反日デモで破壊行為が横行したことを受け、18日には武装警察を大量動員して暴徒化をほぼ抑え込んだ。
 大使館前などでは19日もデモが続くとの見方もあったが、10月の共産党大会を前にこれ以上続けば、市民の不満の矛先が共産党・政府に向かう可能性もあるとみて方針を転換。デモ禁止には胡錦濤指導部の判断があったとみられる。


 反日暴動が過熱化しすぎたり反政府暴動にならないよう当局は監視、そうなりそうだと感じれば抑圧にまわる……というのは多くの人が予想していた流れだと思うが、果たしてその通りになりそうな。
 ただ、被害が大きすぎた。現地企業が受けた損害を全て中共に賠償させたいところだが……無理だろうなぁ。

 さて、れていた奴らの鬱憤もこれで収まる程度のものだった……となるかどうか。



「中朝韓の感情」優先 (2012 9/18 24:00)

在日米軍再編:オスプレイ配備 「アジアを敵に回すのか」 長崎で反対集会 /長崎(9/17毎日)
 米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの日本配備反対を訴える集会が16日、長崎市であった。約80人が出席し「米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去、オスプレイの配備計画撤回を日米両政府に求める」と決議をした。
 県内の有志で作る「長崎・沖縄連帯集会実行委」(長崎市)が主催。9日に約10万1000人(主催者発表)が集まった沖縄での県民大会の映像を上映した後、オスプレイが駐機する山口県岩国市で反対運動をする古屋恭一さんらが活動報告した。講演予定だった沖縄県民大会実行委事務局長の玉城義和県議は、台風16号の影響で参加できなかった。
 古屋さんは「オスプレイは欠陥機だが、速く飛べるし長く飛べる。今までの国内での配備はどちらかというと『守り』だったが、オスプレイはアジアの国々への『攻め』を意味する。アジアの人を敵に回すのか手を取り合うのか考え直さないといけない。基地は、沖縄だけでなく全国の問題」と指摘した。【釣田祐喜】


 ようやく本音が出てきたね。

 中国を牽制するという意味で、東南アジア諸国は「沖縄へのオスプレイ配備」をむしろプラスに捉えるのではないかと思うのだが……オスプレイ配備を嫌がるアジアの国といったら、例のごとく中朝韓だけですわな。

 中朝韓贔屓の人間が嫌がるってコトで、オスプレイ配備の正当性が保証されたようなもんですな。


本日のキアゲハ日記 (2012 9/18 24:00)

 帰宅したら、暗い中で懐中電灯片手に「明日の朝方の食糧をキアゲハの幼虫に与えておく」のが、最近の日課。奴らは、日が高くなるとあまり動かず、明け方から午前9時くらいまでが最も活発に動いているらしい。で、夜の内にプランターから適当なニンジンの葉を取ってきて、虫籠に入れるわけです。

 夜中のイモムシさんたちは、虫籠の壁面にくっついて睡眠。日が出てくると、葉っぱのあるところまで降りてきてモシャモシャいってる模様。壁面で眠っているイモムシさんたちも、なかなか可愛らしいもんです。



キアゲハ (2012 9/17 24:00)

 キアゲハの幼虫さんが出没するようになり、手当たり次第に食い荒らされても困るので、虫籠に確保。食べられてもいい葉っぱを食糧として供給しております。敢えて間引きを控えめにして、食糧を確保しておいたのだ。

 アブラムシやネキリムシは駆除するのに、イモムシは駆除せず飼うってのに矛盾を感じないわけではないが、イモムシの顔は愛らしいからなぁ……。それに、キアゲハは「管理」できるのだが、アブラムシは次から次へと繁殖して収拾がつかない。人間の勝手な判断基準と思いつつ、駆除することになる。

 今のところ、2齢から3齢の段階。4齢、終齢を経て蛹化し、そのまま羽化するか、場合によっては冬を越して来春に羽化することになる。息子も「はらぺこあおむし」と興味持ってくれているし、今春の羽化に感動していたので、その感動をもう一度味わってもらいたいな、と。

 しかし、wikipedia見たら、キアゲハの冬型サナギは-196℃にも耐えられるそうな。さすがハード面で進化を極めた昆虫ども、すげぇ。


北朝鮮が拉致を認めて10年 (2012 9/17 24:00)

横田さん「余りにも長い年月」 日朝首脳会談10年(9/17朝日)
 北朝鮮が拉致の事実を認めてからちょうど10年になる17日、被害者3人の家族が東京都内で集会を開いた。「悔しい」「時間がない」。集まった150人を前に、進展がないことへのいらだちを訴え、節目の年での解決を求めた。
 2002年9月17日、日朝首脳会談で北朝鮮は拉致被害者について「5人生存」とし、横田めぐみさんら8人は「死亡」と伝えた。めぐみさんの母早紀江さん(76)は「9月17日は私たちにとって人生の中で一番寂しい、つらい時間でした」と振り返る。「帰ってくる日を信じているが、あまりに長い年月が続けば、元気なうちに会えなくなるという恐ろしさを感じる」。父滋さん(79)も「政府はどんな手段を使っても解決するという姿勢を示してほしい」と訴えた。
 田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(74)と本間勝さん(68)は八重子さんの写真を掲げた。今後予定される日朝協議について、飯塚さんは「日本の政局の結果を見てからでないと向こうはのってこないだろう。まだまだ時間はかかるかもしれない」とし、混迷する政治へいらだちを見せた。
 増元るみ子さんの弟照明さん(56)は「生きている被害者をどうして放置するのか。10年という節目を考えてもらいたい」と早期解決を訴えた。


 自民党政権の時でも、遅々として進まない拉致問題に苛立ちを覚えてばかりだったが、民主党政権になって、その停滞具合はいっそう顕著で、期待する感情すら正直萎みがちになってしまう。国内がガタガタだと、外交的難題に取り組む素地が全く成立しないという事実を目の当たりにしてしまった。

 自民党が政権に復帰したら、やるべきことは多い。経済の立て直しも急務であるし、他にもやらねばならないことは山積しているが、同時に、拉致事件の解決に全力で取り組んでもらいたい。

 そこで、私にできることって何なのだろうか、と考えたり。



反日暴動 (2012 9/16 24:00)

 中国の反日暴動が激しくなっている。

 江沢民時代の反日教育を受けてきた世代には、日本に対する根強い不信感があるのは確か。しかしながら、暴動の背景には、格差に対する不満、共産党支配に対する不満がある。「日本が尖閣を国有化したこと」に対する抗議というのが大義名分であるが、その日本に対する負の感情は容易に「反政府」に転化する可能性がある。ゆえに、中共としては、適当にガス抜きを図りつつ、反日暴動が反政府暴動に変わるのを監視している状態だろう。

 日本としては、「中国の国際的な評判を落とす」という自爆行為を覚めた目で見つつ、法人保護の努力を政府に求めたいところ。

 中国のユニクロが「釣魚島は中国の領土」と張り紙したことに対する批判も出ているようだが、一店舗が生命の危険を顧みず日本の主張を喧伝したところで大した益にはなるまい。「死を覚悟して大義名分に……」というのは美しい姿かも知れぬが、他者に強制できる物ではない。

 つかね、「反日デモ」じゃ無くって、「反日暴動」でしょう、マスコミさんよ。



こんなの何年も耐えられません (2012 9/15 22:00)

新エネルギー戦略―原発ゼロを確かなものに(9/15朝日社説)
 電力需給の面では、原発事故から2度の夏の経験を経て、最大でも数基の原発を動かせば、乗り切れる見通しが立った。(一部抜粋)

政府のエネルギー方針 もっと早く原発ゼロへ(9/15東京新聞社説)
 全国に五十基ある原発のうち、今動いているのは、関西電力大飯原発3、4号機の二基だけだ。それでも、暑かったことしの夏を乗り切った。私たちは、自信をつけた。二〇三〇年までに原発はゼロにできると。(一部抜粋)

 「この夏は2基の原発だけで乗り切った」と、おのれは冷房の効いた部屋で書いてるんだろうが……。

 企業の節電、膨らむ燃料費、老朽化した火力発電所のフル稼働など、「無理を重ねた上で乗り切った」という事実を無視する反原発メディア。この電力不足・燃料費増大・火発酷使を何年も続けることは無茶でしょうよ。そのしわ寄せは電気代に転嫁されるのだが、電気代が2倍になっても反原発派は文句を言わないよな。まさか「電気代が上がるのは電力会社の脅し」とか間抜けなことを言わないよな。

 電力会社も無理ゲーだよな。仮に帝で遺せば批判されるし、乗り切れば「原発無しでも行ける」とか「ウソの電力需給予測を流していたな」とかって言われるし。



国体で世界新! (2012 9/15 22:00)

山口、世界新の2分7秒01=男子200メートル平泳ぎ−国体競泳(9/15時事)
 第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」の水泳競技は15日、岐阜市の長良川スイミングプラザなどで行われ、競泳の少年男子A200メートル平泳ぎで高校3年の山口観弘(鹿児島・志布志)が2分7秒01の世界新記録を樹立した。先のロンドン五輪でダニエル・ジュルタ(ハンガリー)が記録した2分7秒28を更新した。

 国体で世界記録たぁスゲェじゃねーか……岐阜だから時計がいい加減とか、重力が歪んでいて時間の進みが遅いとか、そういうことはありません(`・ω・´)

 ついでに、ぎふ清流国体の公式マスコット、ミナモちゃんに加えて、公式マスコットのバンザイサンショウウオもよろしくお願い申し上げます゚∀゚)




原発ゼロ方針 (2012 9/14 24:00)

原発ゼロ方針:欧米、相次ぎ懸念…使用済み核燃料対応で(9/13毎日)
 政府が近く決定する新たなエネルギー・環境戦略に原発稼働ゼロを盛り込む方針に対し、欧米各国が相次いで懸念を伝えている。
 フランスのマセ駐日大使は13日、藤村修官房長官と首相官邸で会談した。詳細な会談内容は不明だが、マセ大使は政府の「原発ゼロ」方針に懸念を伝えたとみられる。
 政府の新戦略案では、30年代の「原発ゼロ」を目指す一方で、使用済み核燃料を再処理して再び利用する「核燃料サイクル」に引き続き取り組むと明記する。しかし、原発ゼロなら再処理は不要になり、英仏両国に再処理を委託した使用済み燃料が宙に浮くことになる。会談後、マセ大使は記者団に「日本の決定に絶大な信頼を置いている」と語った。
 藤村氏は英国のウォレン駐日大使とも11日に会談。藤村氏は再処理後に出る放射性廃棄物などの取り扱いを念頭に「信頼関係を損なわないようにきちんと検討したい」と説明した。
 一方、米国も日本の原発ゼロ方針に重大な関心を寄せている。原発ゼロの方向が明確になれば早晩、核燃サイクル政策の放棄につながりかねないというのが専門家の見方。そうなれば使用済み核燃料に含まれるプルトニウムが行き場を失い、平和目的を前提に保有を認める日米原子力協定の見直し問題が浮上しかねないというのが米国の立場だ。
 政府は12日に長島昭久首相補佐官と大串博志内閣府政務官を米国へ派遣し、当面の方針を説明した模様だ。藤村氏は13日の記者会見で、訪米の結果が「当然考慮の対象になる」と述べたが、新方針に米国の理解が得られなければ軌道修正を余儀なくされる事態も想定される。【丸山進、阿部亮介】


 関係各国とすり合わせすらしていなかったって、バカじゃなかろか。

 2039年までの原発ゼロも、その時実際にゼロにできているかはともかく、目標設定としては「夢想」と断ずるほどではない。ただし、経済への悪影響を最小限に食い止めるべくきちんとした戦略を描き、細かいロードマップを設定して丁寧に戦術を組んでいかなければ、27年後の原発ゼロは難しいだろう。原発はゼロになったが、経済はズタボロになりました、では話にならない。

 さて、そういった細かい作業を民主党政権に詰めることができるのか……って、もうすぐ政権から消えるんだよな、こいつら。最後っ屁でアホな政策決定なんぞしてほしくないものだな。



サティアン (2012 9/13 24:00)

 ノブテルが青プリン(早川由紀夫)の「東北の農家はオウムと一緒」という暴言に倣ったようで……。

汚染土は第1サティアンへ…石原氏が発言で釈明(9/13読売)
 自民党の石原幹事長は13日のTBS番組で、東京電力福島第一原子力発電所事故による汚染土の処理について、「もう運ぶところは、福島原発の第1サティアンのところしかないと思う」と述べた。
 「サティアン」は、オウム真理教がサリンなどを製造した教団施設の名称。石原氏は13日夜、都内で記者団に対し、「福島第一原発と言うつもりだった。単なる勘違いだった」と釈明した。

 勘違いにしても酷すぎる。どれだけ手堅く行っても「メディアが鵜の目鷹の目で自民党の失点を狙っている」という状況が分かっていないのか。石原が総裁になっても、メディアの餌食になって終わりだ。麻生さんのように、メディアがわざわざ「エサをこしらえ」ていたなら同情の余地もあるが、石原の場合は自爆と言うべきだろう、全く擁護の余地はない。

 石原が出てきたことで谷垣さんが引いた、という経緯も合わせて考えると、谷垣さんがいっそう哀れに思えてくる。「サティアン」とか「ナマポ」とか、この言葉の軽さ、脇の甘さは総裁に相応しくない。


駐リビア米大使の殺害 (2012 9/13 24:00)

駐リビア米大使ら4人殺害される…領事館襲撃で(9/12読売)
 【カイロ=貞広貴志】リビア東部ベンガジで11日夕、武装集団が米領事館を襲撃し、クリストファー・スティーブンス駐リビア米大使(52)と職員3人が殺害された。
 リビア内務省が12日発表し、米政府も確認した。オバマ米大統領は武装集団の襲撃を「常軌を逸している」と非難する声明を発表した。
 武装集団は、米国で製作されたイスラム教の預言者ムハンマドを揶揄する内容の映画に抗議して領事館に押しかけた。この映画を巡っては、11日にはエジプトの首都カイロでも米大使館の国旗が燃やされる事件が起きた。
 リビアからの報道によると、ベンガジでは、武装集団がロケット弾や自動小銃を乱射しながら領事館に乱入して放火や略奪を行った。首都トリポリの大使館から領事館を訪ねていたスティーブンス大使は、職員らといったん館外に逃れたが、そこで襲撃されたという。領事館は、地元治安当局が警備に当たっていたが、襲撃を阻止できなかった。リビア政府は、旧カダフィ政権残党の関与を指摘している。

 一国の大使が殺害されたという事件。
 「現地の自国人を守るため」という名目で軍を出すなんてことは、100年ほど前までは日常茶飯事だったわけで、状況が状況なら戦争に発展してもおかしくないような話。今回は、前政権の残党による犯行なので、国家間の戦争になることはないが、残党の掃討にアメリカが積極的にコミットする可能性はある。

 「ムハンマドを揶揄する映画」に対する抗議運動は、モロッコやスーダン、チュニジアなどにも広がっているらしい。たしかに「ムハンマドを揶揄する映画」という点はアメリカの大きな失点かも知れないが、報復行為としてテロ行為に走るのは許される物ではない。

 シリアも大変だし、中国は習近平が行方不明だし……いろいろ不穏な空気だね。
 こういう事態をきちんと掴み、今後の外交のあり方を考えている「総裁候補」「代表候補」は何人いるんだろうかね。



その理屈はおかしい (2012 9/12 22:00)

中国は「尖閣に攻めてこない」 自民・石原氏が断言(9/12産経)
 自民党の石原伸晃幹事長は11日夜のテレビ朝日番組で、政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に関連し、領有権を主張する中国側が「攻め込んでくるのでは」と問われ、「攻めてこない。誰も住んでいないんだから」と断言した。国家主権に関わる領土問題について認識の甘さを露呈した格好だ。
 同時に「いい漁場だから周辺海域には来る」とも強調。日本と中国の排他的経済水域(EEZ)の中間にあたる日中中間線までは中国の漁業監視船などが航行するとの認識を示し、灯台などの施設の整備が必要と指摘した。
 尖閣諸島購入を目指していた東京都知事で父親の石原慎太郎氏が、地権者側と交渉していた際に「子供として手伝っていた」と述べ、昨年9月から複数回、交渉に同席していたことも明らかにした。そのうえで「契約しましょうという段階まできていたが、先週の金曜日(7日)、『政府に売っちゃいました』と言われた」と打ち明けた。


 実際、中国は尖閣に攻めては来ないとおもうよ。尖閣自体が欲しいと言うよりは、尖閣の領有権を主張して日本政府に揺さぶりを掛け、周辺の権益を掠め取るというのが当面の目的。もちろん太平洋に出張るには尖閣や沖縄が邪魔なのは確かだが、アメリカとコトを構えてまで尖閣を欲するかどうかは甚だ疑問。攻めてくるとすれば、「尖閣を攻略してもアメリカが対応しない」という確信を得た時じゃないかな。

 というわけで、「攻めてこない」のは(当面は)そうかもしれないが、「誰も住んでいないから」という理由付けはおかしい、というお話。



世論調査 (2012 9/11 24:00)

大阪維新の会、比例投票先3位 朝日新聞緊急世論調査(9/10朝日)
 民主党代表選と自民党総裁選にあわせ、朝日新聞社は8〜9日、全国緊急世論調査(電話)を実施した。自民党総裁にふさわしいのは誰か6人の名前をあげて聞くと、石破茂氏が23%でトップとなった。
 石原伸晃氏が19%、安倍晋三氏が13%と続き、10日に出馬断念を表明した谷垣禎一総裁は、7%で4位にとどまった。町村信孝氏が4%、林芳正氏が2%。「この中にはいない」という人も24%いた。
 5人の名前をあげて民主党代表にふさわしいのは誰かと聞いた質問では、野田佳彦首相が最多の34%となり、原口一博氏8%、馬淵澄夫氏2%、赤松広隆氏と鹿野道彦氏が各1%。ただ、「この中にはいない」が46%に上った。
 一方、政党支持率は民主16%、自民15%。新党「日本維新の会」を近く立ち上げる大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は、公明と並んで3%。「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先で維新は5%となり、自民23%、民主15%に次いで3番目に高かった。
 野田内閣の支持率は25%(前回8月調査22%)、不支持率は53%(同58%)。
     ◇
 大阪維新の会は、近く国会議員が参加する新党「日本維新の会」を設立するため、今回集計に加えた。政党支持と比例区投票先の質問は、政党名を読み上げずに回答を得ている。


 「政党支持率」と「比例での投票先」のズレは、支持政党無しの人の一部が自民党に流れてるってことかな。何にせよ、まだまだ民主党の支持率が高いのは何なんだろうなぁと言うのが正直なところ。

 石破さんが「総裁に相応しい人」でトップになっていることに感慨を覚えたり。能力はあるが大衆的な人気はないというのが長年の印象だったが、表舞台に立ち続け主張を発信していると、有権者の認識も変わってくるものだなぁ、と。林芳正さんも、今は地味な存在かも知れないが、何年か後には押しも押されもせぬ総裁候補になるかもしれないね。

 民主党は……野田・鹿野・原口・赤松と並んだ時点で、野田一択だわな。脊髄反射で決められる。



お疲れ様でした (2012 9/10 24:00)

 権力闘争も、それに敗れて表舞台から去っていく敗者の姿も、たしかに政界の常ではあります。しかし、選挙戦で負けたというならまだしも、3年間野党生活を引っ張ってきた戦わずして引かざるを得ない状況というのは、やはり気持ち悪いですね。しかも、選挙はほぼ勝利を続け、「何でも反対」という路線を取らずして与党の総理を2人引きずり下ろした。功績抜群と言うべきではないでしょうか。

 「与党の総裁としては不適格」という判断をする人が多かったということなんでしょうが……権力闘争の結果とはいえ、ちょいと同情してしまいます。せめて、3年間野党生活を支えてきた谷垣さんの手堅さを、これからの自民党総裁は大いに活かして欲しいと願う次第です。


いや、足りてないって (2012 9/10 24:00)

再稼働なしでも3%超余裕 関電認める(9/8東京新聞)
 関西電力は七日、夏の電力供給力について、大飯原発(福井県おおい町)を再稼働しなかった場合でも、政府が「最低限必要」とした3%を超える余裕があったとの試算を明らかにした。同社は電力不足を訴えて再稼働を強行したが、夏の節電目標の最終日に、必要なかったことを自ら認める形になった。 
 大飯原発3、4号機を七月に稼働したことで、関電は電力消費が増える同月下旬から八月にかけて、一部の火力発電所を休ませていた。大飯原発がなくても、こうした待機火力を活用すれば供給力の余裕は最低でも3・2%確保でき、電力不足にはならなかったとの試算を示した。さらに関電が電気予報で「厳しい」と位置付ける5%以下になる日は、試算によると三日間だけだった。
 こうした試算を示す一方で、七日に大阪市で記者会見した八木誠社長は「発電所のトラブルが重なる可能性も否定できない」と述べ、再稼働は妥当だったと強調した。
 同社は九月も「電力需給が厳しくなるおそれがある」として大飯原発を稼働し続ける。だが、根拠としている需要予想は八月に公表した最大二千九百二万キロワットのままで、八月実績の最大二千六百八十一万キロワットを大幅に上回るという無理な想定だ。夏の需要予想も過大だったことが明らかになっており、専門家でつくる大阪府市エネルギー戦略会議(座長・植田和弘京都大教授)は停止を求めている。
 一方、政府は七日午後八時、関西、四国、九州の三電力管内に求めた夏の節電の数値目標を解除した。関電は二〇一〇年比10%の節電目標を上回る11%、九州は目標通り10%程度の節電を達成したと分析。四国も5%の目標を上回る8・3%の効果があったと試算した。


 馬鹿な記事です。そもそも、「3%」を余裕とは言えませんって。

 企業含め節電を大々的におこなった結果の電力需給であり、そんな行動をとらなきゃ行けない時点で電気は明らかに足りていません。また、原発を動かして余裕ができたことで、火力発電の点検を行う余裕もできました。原発を動かしていなければ、点検する暇もなく、いずれ火発のトラブルが多発する事態に見舞われていたでしょう。

 そして何より、ブラックアウトが起きなかったのはあくまで結果論。大規模なトラブルが発生していれば、電力不足に陥っていたのは間違いありません。

 ふだんテストで80点くらい取る子がたまたま90点を取ったのに対して「90点取る力があるじゃないか、今までサボっていたな」と言うような間抜けさを、東京新聞など反原発メディアの論調には感じます。



小学校英語 (2012 9/9 24:00)

小4以下も英語必修、文科省検討 指導法を研究(9/9日経)
 文部科学省は小学校低学年から英語を必修にする検討を始める。昨年度から小学5・6年生で必修化したところだが、社会のグローバル化に対応してより早い段階から発音などに慣れ、コミュニケーション能力を高める必要があると判断した。2013年度に専門家会議を設け、実施学年や効果的な指導法を研究する。
 13年度予算の概算要求に調査研究費2500万円を計上した。専門家会議が13年度中にまとめる報告を踏まえ、14年度にも中央教育審議会に諮問。次の学習指導要領の実施に合わせ、小4以下でも必修化したい考えだ。
 専門家会議は、文科省の指定を受けて特例で小4以下に英語を教えている学校の取り組みや卒業生を調査。何年生からの指導が効果的か探る。成績評価を行う教科にしたり授業時数を増やしたりした場合の効果や、教員が低・中学年に適切に教えられるかどうかも調べる。
 小学校英語は現行指導要領が全面実施された11年度、5・6年の高学年で週1回の「外国語活動」として必修化した。道徳と同じく教科ではないと位置付けられ、「音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」のを目的とする。
 高学年で必修化した時は「日本語教育を優先すべきだ」などと反対意見も少なくなかった。しかし、特例制度で小4以下に教える小学校が全国で1700校に上るなど、グローバル化が進む中で英語の早期指導へのニーズは高まっていると同省はみている。
 指導要領の改訂はほぼ10年ごとに行われる。次期要領の策定作業は数年先だが、小学校英語の学年引き下げや教科化が焦点になるとみて、他教科に先駆けて検討を始めることにした。


 母国語が中途半端な時期に外国語をやることに、どれほどのメリットがあるというのだろうか。

 小学校までは国語を鍛え上げて、言語を使って思考を積み重ねる訓練をした方がいいように思う。「英語を話せること」よりも「英語を使って何を話すか」の方が重要で、その「何を話すか」はその人の知恵の問題である以上、日本語の土台をしっかり組むことを優先したい。小学校は、社会で使う基本的な漢字(漢字力はほぼ語彙力に等しい)を学んでいる最中であり、そんな中途半端な時期に英語を導入することに積極的なメリットは感じられない。

 私は、小学校高学年での英語学習もあまり意味がないと思っている。中学校からの3年間で英語の基本は押さえることができる。「英語になれるため」というような訳の分からない理由で英語に時間を割くくらいなら、国語をみっちりやった方がよっぽど有意義……と私は思う。


発言の内容は真っ当かも知れぬが (2012 9/9 24:00)

維新は任期中の政策明確に=岡田氏(9/8時事)
 岡田克也副総理は8日、国政に進出する地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)に対し、三重県四日市市で記者団に「(衆院の)4年間の任期で何をするかを明確にする責任はある」と注文を付けた。大阪維新は先に基本政策集「維新八策」をまとめたが、ほとんどの項目は実現の時期が示されていない。
 岡田氏は、世論調査で大阪維新の国政進出に期待が強いことについて「既存政党が期待されていないことの裏返しだが、現時点の数字がそのまま選挙に反映されるということではない」と指摘した。


 「実現の具体的な道筋が明示されていない」という指摘は真っ当で、維新の会の「維新八策」が民主党のマニフェストから行程スケジュールを抜いた代物であるのはその通り。しかしながら、政策実現の時期を明示したからと言ってその数字が信用に足る物ではない、数字があっても実現可能性が高まるわけでもない、ということはこの3年で民主党がきっちり証明している。

 つまりは、「お前が言うな」という話。



朝日、混乱中 (2012 9/8 24:00)

 朝日新聞が、紙面の至る所で「今夏は原発無しでも電力には余裕があった」というキャンペーン。東京新聞ほど過激ではないにしろ、社是は「反原発」に完全に舵を切った模様。
 しかしながら、経済面では「節電に苦労する企業」についての記事。電気足りてねーじゃん。

 単純に社内で「電力需給」に対する意見が割れているという可能性もあるが、「企業は来夏の節電には抵抗があるという記事→オピニオン欄で学識者様、或いは投書欄で読者が『節電に反対するなどもってのほか、企業は率先して節電せよ』と代弁させる」という流れを画策しているのではないか、と。

 実際には、社内でも意見が割れてるんじゃないかな。経済部はきちんと現場を目にして「原発再稼働の必要性」を理解できているけど、社会部、政治部や論説委員などは妄想で気分良くなってしまっている、という。



自民党総裁選 (2012 9/7 24:00)

谷垣氏不支持 派内から反論も(9/6NHK)
 自民党総裁選挙を巡って、再選を目指す谷垣総裁の出身派閥である古賀派の会合で、古賀元幹事長が、谷垣氏を支援することはできないという考えを改めて示したのに対し、谷垣氏に近い議員は「谷垣氏を交代させる理由が見当たらない」と反論し、派内の対立が表面化しています。
 この中で、古賀元幹事長は「今回の総裁選挙は、まさに政権奪還に向けての確固たる態勢作りが大事だ。谷垣総裁には『古賀派の中にも強い意欲を示している人がいるし、新しい人をしっかりとステージに乗せる状況になるよう努力したい』と伝えた。私は、その信念の下に進めたい」と述べ、谷垣氏を支援することはできないという考えを改めて示しました。
 これに対し、谷垣氏に近い小里泰弘衆議院議員は「3年前、谷垣氏は、捨て石になる覚悟で総裁を引き受け、政権奪還まであと一歩のところまで来た。今、谷垣氏を降ろす理由が見当たらない」と反論しました。
また、同じく谷垣氏に近い中谷政務調査会長代理は「谷垣氏は2人の総理大臣を交代させ、与党を分断するなど功績を挙げた。今、総裁が交代すると、『近いうちに信を問う』という衆議院の解散を巡る約束が不確かなものになる」と述べ、谷垣氏の再選に協力を求めました。
 一方、ほかの派閥の会合でも、総裁選挙を巡る発言が相次ぎました。
 このうち、立候補する意向の町村元官房長官は、立候補に前向きな考えを示している安倍元総理大臣も同席するなか、「堂々たる活発な政策論争を行い、国民から『これぞ自民党』と言われるような姿、形になればいいと思っている」と述べました。
 また、麻生元総理大臣は「総裁選挙が話題になっているが、谷垣総裁が今国会中の衆議院の解散を実現させるために奮闘しているなかで、谷垣氏の足元を乱すような発言はいかがなものかと思う。われわれが目指すべきは一刻も早い政権奪還であり、そのために何をすべきか冷静に判断して行動してもらいたい」と述べました


 私も、積極的に谷垣支持というわけではないが、瑕疵もないのに引きずり下ろす正当性はないと考える。とりわけ、麻生さんの言葉は、「後ろから弾を打たれ続けた張本人」の言葉ゆえ、非常に重く感じる。こういうのに嫌気が差して民主党に流れちゃった有権者も、一定数いたのではないか……。

 ただ、「誰が代表になっても民主党である以上支持できぬ」というのと同じ理由で、自民党に関しても、自民党という集団の代表である以上、誰が総裁になっても問題はさほど無いとは思う。

 で、自民党の総裁選絡みで、朝日の社説を。

安倍元首相―思慮に欠ける歴史発言(9/7朝日)
 自民党総裁選に向け、安倍晋三元首相がみずからの歴史観について活発に発言している。
 たとえば月刊誌のインタビューで、こう語っている。
 「自民党は、歴代政府の答弁や法解釈を引きずってきたが、新生・自民党では、しがらみを捨てて再スタートを切れる」
 「新生・自民党として、河野談話と村山談話に代わる新たな談話を閣議決定すべきだ」
 そして、自分が首相に返り咲けば、靖国神社に「いずれかのタイミングで参拝したいと考えている」と述べている。
 自民党の一部で根強い主張である。それにしても、首相経験者、さらには首相再登板をねらう政治家として、思慮に欠ける発言といわざるをえない。
 河野談話は慰安婦問題で旧日本軍の関与について、村山談話は過去の植民地支配と侵略について、それぞれ日本政府としての謝罪を表明したものだ。
 6年前、首相になる前の安倍氏は「自虐史観」に反発する議員の会の中核として、村山談話や河野談話を批判してきた。
 だが、首相になるや姿勢を一変させ、両談話の「継承」を表明した。政権を担う身として、対外宣言ともいえる外交の基本路線を覆せなかったからだ。
 安倍氏自身が靖国参拝を差し控えたこともあり、小泉政権で冷え切った中韓との関係を改善したのは安倍氏の功績だった。
 私たちは当時の社説で、そんな安倍氏の豹変(ひょうへん)を歓迎した。
 それがにわかに先祖返りしたかのような主張には、驚くばかりだ。再び首相になればそれを実行するというなら、方針転換の理由を説明してもらいたい。
 ふたつの談話は、安倍政権をふくめ、その後のすべての政権も踏襲した。韓国をはじめ近隣国との信頼を築くうえで重要な役割を果たしてきた。
 かりに首相に再登板した安倍氏がこれを引き継がないということになれば、日本外交が苦労して積み上げてきた国際社会の信頼を失いかねない。
 自民党の一部に再び安倍氏への期待が出ている背景には、尖閣諸島や竹島をめぐる中韓の刺激的な行動があるのだろう。
 しかし、それに安倍氏流で対抗すれば、偏狭なナショナリズムの応酬がエスカレートする恐れさえある。
 政治家が信念を語ること自体を否定するつもりはない。
 ただし、それには自分なら近隣国との外交をこう前進させるという展望を、しっかり示す責任が伴う。その覚悟なしに持論にこだわるなら、一国の政治指導者として不適格だ。


 たしかに安倍さんに対しては、私も全面的に支持する気持ちにはなれないし、今回の出馬はまだ早いと思う。しかし、野党の総裁候補の1人に対して、社説1本費やして批判を展開ってのは、ちょいと朝日さん必死すぎませんかという気持ちを抱かざるを得ない。



期待することはただ1つ (2012 9/6 24:00)

 民主党代表に田中真紀子や赤松を推す声があるってホンマかいな。本当に人材が払底してるんだな、民主党。

 民主党の次の代表に期待することはただ一つ。総理になった瞬間に解散し、選挙に惨敗して「総理在任の最短記録」を塗り替えることのみ。東久邇宮稔彦内閣の54日が最短なので、ぜひともその記録を大幅に塗り替えてもらいたい。


お伺い (2012 9/6 24:00)

政府、対中配慮に腐心=尖閣直接購入(9/6時事)
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関する政府と地権者の国有化交渉がまとまり、尖閣購入をめぐる東京都との綱引きは、政府側に軍配が上がった。政府が直接買い取りにこだわった背景には、対中強硬派の石原慎太郎都知事が所有権を握るよりも、中国側の反発を和らげられるとの判断があった。ただ、対中配慮に努める野田政権の姿勢が奏功するかは不透明だ。
 「中国は、国が持つのは結構だが、その代わり何もするなと言ってきた。政府はそれに押し切られた」。石原氏は5日、国有化の合意を、政府による「弱腰外交」と批判した。
 石原氏は8月19日に首相と会った際、国に協力する条件として漁船の待避施設などの整備を要求。しかし、4日に石原氏を訪ねた長島昭久首相補佐官は、要求には応じられないと伝えた。尖閣諸島の「開発」は、実効支配を強める動きとして中国を刺激するのは必至。政府としては、日韓関係の深刻化など日本外交が揺らぐ中、中国との関係を悪化させたくないとの思いがある。
 8月末には山口壮外務副大臣が訪中し、戴秉国国務委員(副首相級)と会談。国有化方針に関し、山口氏は「石原氏が所有するのとどちらがいいのか」と尋ね、中国側の理解を得ることに努めたという。国有化はあくまで混乱回避のための措置であり、国有化しても、従来の賃借関係からは「実質的には何も変わらない」(政務三役)とも説明したようだ。
 ただ、中国側は国有化方針を一貫して批判しており、5日には政府と地権者の合意について「違法かつ無効」(洪磊・中国外務省副報道局長)と反発した。今後、中国国内で反発が広がる恐れもある。
 政府は8、9両日にロシア・ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた日中首脳会談を調整している。実現すれば、首相が国有化方針を説明するとみられるが、中国も国内世論を意識した対応になるのは確実。双方が原則的な立場を表明し、溝の深さを印象付けるだけで終わる可能性もある。


 わざわざ中国側に「(国有化に関して)石原氏が所有するのとどちらがいいのか」と尋ねるたぁ、中国は宗主国様かよ。自国の領土の所有権について、わざわざ他国にお伺い立てるのはどういう了見なんだか。



民主党の代表選 (2012 9/5 22:00)

 民主党に関しては、誰が代表であろうと「民主党」である以上大した変化はない。野田さんは鳩や菅に比べたら65536倍以上マシだが、彼が民主党代表である限り支持はできない。彼がいくら頑張ろうが、バカやゲスの集団が背後にあるのだから、まともな行動が採れるはずもない。

 「細野を代表に」という声もあるようだが、確かに彼が民主党の顔になることで多少は支持を増やすこともあろうが、一方で細野が代表と言うことで引く人も一定数いるはずで、劇的な復調は不可能だわな。それくらい、この3年間は酷かった。


気持ちはよく分かる (2012 9/5 22:00)

「脱原発の方、視察お断り」 北陸電、福島氏らを拒否(9/5朝日)
 北陸電力(本店・富山市)が8月下旬、社民党の福島瑞穂党首ら党関係者による志賀原発(石川県志賀町)の視察要請に対し、「原発の必要性に理解がない方への対応は難しい」との理由で拒否していたことがわかった。
 北陸電力地域共生本部は「視察の要望が相次いでおり、現地が多忙な状況にある。『脱原発』を掲げる政党に視察を許可しても原発への理解は得られず、優先順位が低いと判断して断った」と説明する。
 視察を要請した社民党の担当者は「どういうことなのかさらに説明を聞きたいと申し込んだが、推進の立場でないと聞きに来られるのも困ると言われた。党として北陸電に申入書を出したい」と話している。


 「福島瑞穂なんかに原発見せてもしゃーないやろ、どーせ理解できねーし、ンなもん後回し後回し」という気持ちは、とてもよく分かる。イチャモンつけるためのエサをわざわざ与えてやる義理はないわな。……というのが私の偽らざる感情。

 いや、どんな政治信条の持ち主だろうと、できる範囲内で情報は公開した方がいい、という建前も理解できるんだけど。しかしながら、北朝鮮や中国にシンパシーを感じている反日思想の持ち主に、原発施設を見せるのは危険だわなぁ。



谷垣氏に同情する (2012 9/4 24:00)

 谷垣さんが総裁選から脱落しつつある現状は、権力闘争による栄枯盛衰が政界の常とはいえ、「腑に落ちない」というのが正直なところである。三年間、野党党首という重い責務を負いつつ殆ど瑕疵無く務め上げた谷垣氏が、ここに来てその座を追われるのは理解しがたい。その背後に派閥重鎮の姿があるとなれば、自民党に対するイメージ悪化も避けられまい。

 なんでわざわざマスコミに「エサ」を撒くかね……古賀とか、害悪でしかないぞ。


原発ゼロは現実的なのか (2012 9/4 24:00)

原発ゼロで光熱費3万円超 政府試算、10年比2倍に(9/3共同)
 政府が将来の原発ゼロに向けた課題や影響をまとめた文書が3日判明した。2030年の総発電量に占める原発比率をゼロにすると、電気代を含む家庭の光熱費が月額で最大3万2243円となり、10年実績(1万6900円)の約2倍に上昇すると試算。原発関連地域への対応にも懸念を示した。
 文書は野田佳彦首相の指示を受けて枝野幸男経済産業相がまとめた。閣僚で構成するエネルギー・環境会議を4日午前に開いて議論する。
 政府は策定中のエネルギー・環境戦略に原発ゼロ目標を明記する方向で検討しており、課題と克服策を議論することで、目標達成に向けた姿勢を強調する狙いがある。


 太陽高発電に投資できる余裕がある家庭は何とかなるかも知れないが、集合住宅に住んでいたり、パネル取り付けの費用を捻出できない貧乏人は、さらに高い電気代に苦しむことになる。

 また、家庭向けがこれだけ上がると言うことは、当然企業向けもそれなりに上がることになる。
 そうなると生産コストが増え、最終的には商品価格に転嫁されることになる。我々消費者は、高い電気代に加えて、高騰した製品を購入しなければならない状況に陥る。あるいは、生産コストは上がっても製品価格を据え置くという選択肢もあるが、その場合は、人件費を圧縮することになり、高い失業率もしくは収入減という形でやはり私たちにダメージとなる。
 もちろん、多くの企業が太陽光発電などにシフトしていれば「高い電気代」からは逃れられるが、自家発電を準備する行為はやはり生産コストにかかってくる。

 景気がさらに悪化すれば、脱原発すら進まなくなる。本気で脱原発を希望するなら、むしろ今は原発を動かす必要があるのではないか。



維新の会が人気のようで (2012 9/3 24:00)

 民主に騙されたのに、また懲りずに維新の会に期待する人が多いらしい。素人が国政に関わる危険性は既に明らかになっているのに、なんで維新に期待をするのか……。自民党が一定の能力を持っていることを巧くアピールできていないという問題点を強く感じるし、「維新の会が台風の目」というように政治を面白おかしく報道するしか能がないメディアの馬鹿さ加減も痛感する。

 維新の会が躍進した場合で光明を感じられる場合があるとすれば、自民との連立で、「政治を分かっている人間の元で素人集団が勉強する機会」を得られた場合だな。安倍さんたちが維新の会に擦り寄っているのは気にくわないが、維新の会が躍進した場合のことまで考えての行動であれば、理解はできなくもない。


日本の技術を中韓に渡せってか (2012 9/3 24:00)

社説:アジアと原発 地域全体で安全向上を(9/2毎日)
 福島第1原発の事故を受け、国内の原発をどこまで減らすべきかが、熱く議論されている。だが、日本で近い将来、原発がゼロになったとしても、世界では新興国などを中心に、当分、原発の増加が続く。国境付近での重大事故により、放射能などの影響が国外に及ぶリスクは今後、高まっていきそうだ。
 具体的に日本の周辺を眺めてみよう。今年2月、韓国の古里(コリ)原発1号機で、定期点検期間中に一時、全電源が喪失する事故が起きた。電力会社による政府への事故報告は1カ月以上も経過した後だったという。
 古里原発は韓国南部・釜山にあり、福岡市まで約200キロ、長崎県・対馬は約75キロしか離れていない。韓国の原発23基中、17基が日本海沿いにある。無関心ではいられない。
 韓国や中国など東アジア地域では、今後、急速に原発の建設が進みそうだ。国際原子力機関(IAEA)の予測によると、2030年時点の原発の発電能力は10年末比で最大3倍超になるという。この地域で事故を防ぐため、福島の教訓も最大限生かしながら、国境を超えた情報共有や技術協力を活発化させたい。
 事故を想定した準備も欠かせない。原発で事故が発生すれば、IAEAを通じ各国に情報が伝達される仕組みがある。ただ、放射能の直接的な影響が考えられる近隣諸国に対しては、特に詳しい情報が迅速かつ持続的に伝えられるべきだろう。
 緊急時にどういう手順で情報を共有するか、事故の影響を最小化するため具体的にどのような協力を行うかなど、事前に取り決めをし、訓練をしておく必要がある。
 米国とカナダの取り組みは参考になりそうだ。
 両国はそれぞれ、国境付近に複数の原子力発電所を抱えている。79年の米スリーマイル島原発事故や86年のチェルノブイリ事故を受け、国境を超えた放射能の影響に関心が高まった。そこで米加両政府は96年、共同の放射能緊急対応計画に署名、住民を放射能から守るための協力体制を敷いた。
 東アジアでは日中韓の間で、ようやく取り組みが始まったところだ。08年から規制担当者間で、具体的な協力の内容を協議しているという。動きを加速させ、成果をさらに東アジア全体に広げていってもらいたい。
 人や経済の交流が緊密化しているこの地域だ。どこかで原発事故があれば、放射能以外でも広く影響が及ぶ。「我が国さえ良ければ」の発想では互いが困ることになる。地域全体で事故防止、事故対応のレベルが向上するよう貢献し合おう。


 毎日新聞は「反原発」の主張が目立つ新聞だったはずだが……日本は原発をやめ、その原発に関する技術は中国や韓国にくれてやれという主張にしか聞こえないのだが。

 毎日が普段の言説と整合性の取れる主張をするとすれば、「中韓も脱原発を進めよう」しかない。内政干渉?いや、普段からあなた達アメリカの軍事活動などにいろいろ言ってるでしょ?



伝える気がなかったくせに (2012 9/2 24:00)

「近いうち」の解散をめぐって(9/2西日本新聞)
 「近いうち」の解散をめぐって、この秋は慌ただしくなりそうだ。民主、自民、公明の3党首会談が8月8日。ちょうど7年前のこの日、当時の小泉純一郎首相が「郵政解散」に踏み切った。自民党本部を担当し、郵政造反組の選挙区に連日繰り出される「刺客」騒動に振り回されたことを思い出す。
 郵政選挙で与党は衆院の3分の2を制し、盤石の基盤を築いたかに思えたが、翌年に小泉首相が退陣してからは短期政権が続いた。揺り戻しのように次の衆院選で300を超す議席を得て政権交代を果たした民主党政権のその後はご存じの通りだ。
 この2回の選挙時、新聞は「その後」を見通せただろうか。郵政選挙では小泉マジックに踊らされ、先の選挙では民主党マニフェストの実像を伝えられなかったのではないかという苦い思いしかない。今度の選挙で本当に伝えるべきことは何か。思案の秋でもある。 (宮田英紀)


 「先の選挙では民主党マニフェストの実像を伝えられなかったのではないかという苦い思いしかない」とか言ってるが、「伝えられなかった」ではなく「伝えなかった」としか思えない。民主党マニフェストの問題点は、ネット上では非常に多くの人が指摘していたし、私のような一愚民ですら「実現性に乏しい画餅」と言うことは理解していた。

 本当に「マニフェストの問題点が理解できないほどバカ」なのであれば、それはそれで、報道に携わるべき知能じゃないということになるが。

 ついでに言っておくと、小泉の郵政解散に関しては批判的な論調のメディアも多かったように思う。09年の総選挙はメディアは総じて民主党支持だった。同一に扱っちゃいかんと思うんだがな。



BH集団 (2012 9/1 23:00)

100億光年のかなたにブラックホール数百万個 NASA(9/1CNN)
 (CNN) 米航空宇宙局(NASA)の広域赤外線探査衛星(WISE)が、数百万個のブラックホールと、約1000の非常に高温で塵粒子(ダスト)に覆われた銀河を発見した。
 これらの銀河はこれまでに発見された銀河の中で最も明るいと見られる。NASAはこれらの銀河を「Hot Dust−Obscured Galaxies(高温のほこりに覆われた銀河)」の頭文字を取って「ホットドッグ」と名付けた。
 研究者らによると、このホットドッグの中心には巨大なブラックホールが存在し、放出する光の量は太陽の100兆倍だという。画像で見ると明るく見えないのは、各銀河がダストで覆われているためだ。
 NASAの科学者らはWISEのおかげで、約100億光年のかなたにある250万個のブラックホールを発見した。従来の技術で発見できなかったのは、ガスやほこりでブラックホールが隠れていたためだ。
 NASAは次の段階として、ブラックホールの動きや、ブラックホールがガスやダストを吸収する際に発生する高エネルギーのX線放射の分析を行うとしている。
 また、ホットドッグの温度が赤外線を放射しながら燃える他の銀河の2倍以上であることも分かった。この理由として考えられるのは、ホットドッグの内部では、ブラックホールの強力かつ集中的な活動により銀河内のダストが熱せられるというものだ。
 NASAのジェット推進研究所のピーター・アイゼンハルト氏によると、ホットドッグ内で、ブラックホールと銀河の他の星群のどちらが先に誕生するのかはまだ不明だという。ブラックホールが先に誕生することを示す証拠もあるが、立証にはさらなる研究が必要としている。


 100億光年先ということは、100億年前の宇宙を見ているわけで、宇宙ができてわずか40億年弱でこのような構造ができあがっていたんですなぁ。

 たぶん、私が子供の頃と比べて、宇宙と恐竜の分野はもっとも知見が異なっている分野じゃないかなと思う。この30年で、ものすごく研究が進んだもんねぇ。子供向けの図鑑も全く内容が違うんだろうなぁ。


FF25周年 (2012 9/1 23:00)

 FINAL FANTASYが25周年らしい。11を除いて1から12までやってきたが、13以降やケータイ関連は手を出してないので最近の動向はよく分からん。

 今やっていちばん楽しいのは5。ジョブシステムの面白さは不朽。グラフィックの綺麗さなどは数年経てば古びてしまうもの。年月に耐えられるのは、技術面よりも発想に頼った物の方ですな。

 システムも音楽も、SFC時代が良い。記憶による美化というわけではなく、今遊んでも面白い。