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いつまで全ツッパするのかな (2012 8/31 24:00)

 予想通りの流れではありますが。

竹島問題、日本単独提訴へ=韓国拒否「極めて失望」(8/30時事)
 政府は30日、島根県・竹島の領有権問題に関し、韓国政府が国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴を正式に拒否したことを受け、単独提訴の手続きに着手する方針を決めた。日本が単独提訴に踏み切るのは初めて。ただ、韓国側は同意しない立場に変わりはないとみられ、裁判は開かれない見通しだ。訴状作成には数カ月かかるため、日韓対立は長期化が避けられなくなった。
 玄葉光一郎外相は同日、韓国政府の拒否回答を受けて談話を発表し、「ICJへのわが国単独での付託を含め、適切な手段を講じていく」と、単独提訴の手続きを進める方針を明示。韓国側の対応について「竹島問題を解決するための具体的な対案も示していない回答には、極めて失望している」と批判した。
 外相はこの後、首相官邸で野田佳彦首相と会談した。単独提訴の方針を確認したとみられる。 
 政府は21日に竹島問題の共同提訴を韓国側に提案。首相は24日の記者会見で「国際社会の法と正義に照らして、決着をつけるのが王道」と、共同提訴に応じるよう求めていた。竹島問題で、日本は1954年と62年にも共同提訴を提案したがいずれも拒否されており、今回の拒否も想定の範囲内だ。
 政府としては、紛争解決手続きが始まらなくても、竹島が日本固有の領土であり、「韓国が不法占拠している」と国際社会に訴え、理解を得たい考えだ。ただ、こうした対応は12月の韓国大統領選に影響を与えるのは必至で、新政権とも容易に関係修復が図れなくなる可能性もある。


 裁判で負ける可能性が高い以上、韓国は国際司法の場にはなかなか出てこようとしないだろう。ただし、今年秋の非常任理事国の改選で立候補を考えていたり、現国連事務総長が韓国人であることから、いつまで国際司法軽視の態度で突っぱね続けられるかなぁ、とも思う。ゆえに日本としては、韓国に「このままでは国際社会での信用度が失われる」という危惧を覚えさせる方向でいろいろ画策していくことになる。

 ただ、ふだんの韓国の言動を見ていると、「国際社会にどう思われるか」の価値基準が根本的にぶっ飛んでるんだよな……。



差別だし妄言だし (2012 8/30 24:00)

日本生態系協池谷会長 発言認める  「差別と思ってない」(8/30福島民報)
 日本生態系協会の池谷奉文会長(70)が東京で開かれた講演会で、東京電力福島第一原発事故を受け「福島の人とは結婚しない方がいい」などと不適切な発言をしたとされる問題で、池谷会長は29日、報道機関に対して講演記録の一部を公表した。記録には不適切とされた発言内容が含まれていた。ただ、池谷会長は「福島の人を差別するようなことは思っていない」と反論した。一方、講演会に参加した福島市議は同日、記者会見を開き、講演時の発言の撤回を求めることを明らかにした。
 池谷奉文会長が公表したのは東京で7月9日に開いた日本生態系協会主催の「日本をリードする議員のための政策塾」で、池谷会長が講話した冒頭と中盤の一部。
 文書には「福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」「結婚をして子どもを産むとですね、奇形発生率がどーんと上がることになる」とある。
 協会によると、録音を書き起こした内容で、県内の各報道機関に送った。
 福島民報社の取材に対し、池谷会長は発言内容を認めた上で「福島の人を差別するようなことは思っていない」と反論。これまでの取材に一貫して「発言していない」としていたことについては「差別発言ではないという意味だ」と答えた。
 池谷会長は現職の獣医師。「政策塾」は平成15年から年一回ほどのペースで開き、今回が12回目。毎回80人から100人程度の地方議員や議員を目指す市民らが参加しているという。昨年は東日本大震災の影響で中止となり、今回が震災後初の講演だった。
 池谷会長は、ヨーロッパなどに毎年足を運び、チェルノブイリ原発事故が及ぼした影響なども調べているという。池谷会長は「原発事故が及ぼす影響がいかに危険かを伝えたかった」とし、「言葉の揚げ足取りではなく、今後もたらす重大な事態にどう対処すべきか、政治課題として為政者も措置を講じる必要がある」と説明した。
 一方、福島市役所で開かれた記者会見には研修会に出席した佐藤一好福島市議ら4人と粕谷悦功市議会議長、渡辺敏彦副議長らが出席。これまでの経緯を話した上で、池谷会長に対し、不適切な発言について撤回し、出席者全員に訂正文を送るよう求めることを明らかにした。30日に池谷会長宛で内容証明で文書を送付する。
 佐藤市議は「復興に向けて活動する県民に対して容認できない発言。公的な立場で話す方なら、誠意ある対応をしてもらえるはず」と述べた。
 池谷会長は発言の撤回要求に「文書を見て対応したい」と話している。
(以下略)

 関東地方一帯が畸形発生を危惧せねばならないような放射線量ではないし、ましてや遺伝的影響が出るような線量では決してない。根拠のない想定を以て「結婚しない方がいい、奇形児がたくさん生まれる」というのは、どう考えても差別的な主張だろう。

 目の前の事実、過去の知見を無視して「過度に危険視」するのは個人の自由。しかしながら、それを公に吹聴するならば、根拠のない発言は妄言と批判されても当然だ。妄想は脳内に留めておくが吉。


ふと、ね (2012 8/30 24:00)

 いくら学識溢れる人だろうが、一般的なコミュニケーション能力がなかったり、素人と(言葉の概念などが)あまりにも乖離していることを自覚できない人は、研究室に籠もっていた方がお互いにとって幸せだよなぁ、と思ったり。



野田政権というより民主党政権が問題 (2012 8/29 22:00)

 鳩や菅に比べれば野田さんは遥かにマシ。鳩と菅のまき散らしたゴミ掃除も大変だと同情はする。しかしながら、民主党政権である限り政治は前に進まない。であれば、問責決議が通るのも宜なるかな、と。

 このまま行けば「追い込まれ解散」となるのだろうが、しかしメディアがなぜか自民党批判を強めれば自民党が譲歩してしまう可能性もあるし……とりあえず民主党を政権の座から引きずり下ろさないことには、何も動かないんだがなぁ。


福島のお米 (2012 8/29 22:00)

福島のコメ 県内点灯で販売開始 全袋検査で安心(8/29スポニチ)
 福島第1原発事故を受け「全袋検査」を受けた今年の福島県産早場米が28日、県内で店頭に並び、販売が始まった。二本松市で収穫された「五百川」で、JAみちのく安達の二本松市と本宮市にある直売店で販売。価格は2キロ800円。JAみちのく安達の斎藤道雄組合長は「ここまで来てほっとした。万全を期してきたので、安心して食べてもらいたい」と語った。福島県は今年、県産米全ての放射性セシウムを調べる全袋検査を実施。五百川は25日に検査を受け、14袋(1袋30キロ)全てが検出限界値未満だった。

 むしろ、福島県産の米は日本で最も安全性が保証された米ということになりますな。
 「福島の農産物は汚染されている」というバカに対しては嗤って軽蔑のまなざしを向けつつ、我々は気にせず東北の農作物を美味しくいただきましょう。もうすぐ梨のシーズンですな。問題は、こっち(岐阜)の方だと東北の産物がなかなか店頭に並ばないことなんだよな……。



いや格差でかいでしょ (2012 8/28 24:00)

現役世代「不幸とはいえない」=社会保障の負担と受益で−厚労白書(8/28時事)
 厚生労働省は28日の閣議に、2012年版厚生労働白書を報告した。社会保障の負担と受益の差が、高齢世代ほど「得」とする考え方について、生活水準や負担能力の向上も考慮する必要があると強調。「『今の高齢者だけがやたら恵まれていて、現役世代は不幸だ』とは一概にはいえない」と訴えている。
 厚生年金の世代間における負担と給付の関係をみると、1940年生まれの人は支払った保険料の6.5倍が給付される。これに対し、1980年代生まれ以降だと2.3倍にとどまる。
 ただ、白書は、(1)社会資本ストックの恩恵(2)教育や子育て支援の給付(3)親からの1人当たりの相続財産−などに関しては、今の若者世代の方が高齢者の現役時代より大きいと指摘。世代間の公平・不公平を論じるには、こうした視点も考慮することが重要としている。


 「6.5倍と2.3倍」という数字でじゅうぶん世代間格差は証明できると思うし、その4倍ほどの格差以上に「(1)社会資本ストックの恩恵(2)教育や子育て支援の給付(3)親からの1人当たりの相続財産」のメリットがあるかは非常に疑問。労働環境が大きく悪化し賃金の平均額もこの10年で100万円ほど下がっていることを考えると、前述のメリットなどでは相殺しきれないように思う。
 ま、金額上の問題以上に、将来に希望が持ちづらいという精神的な面の方が大きいんだけど。


大丈夫かな… (2012 8/28 24:00)

安倍元首相「橋下氏は戦いの同志」 次期衆院選、政界再編の第一歩(8/28産経)
 自民党の安倍晋三元首相は27日、産経新聞のインタビューに応じ、次期衆院選について「政界再編の第一歩と位置づけなければならない。混乱を避けては再編はできない」と述べた。その上で再編のカギを握る大阪市の橋下徹市長率いる大阪維新の会に関し、「違いはあるが、違いを見つけるよりも骨格が同じかどうか、貫く精神が共有できるかどうかだ。橋下氏は戦いにおける同志だと認識している」と表明した。
 次期衆院選とその後の政界再編に向け、橋下氏との連携、協力を深めていく考えを示したとみられる。橋下氏と共有できる具体的な政策の柱については、(1)教育改革(2)憲法改正(3)慰安婦問題をはじめとする歴史認識分野−などを挙げた。
 特に慰安婦問題に関し、橋下氏が「強制連行を直接示すような資料はない」とした平成19年の安倍内閣の閣議決定を引用し、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話について「証拠に基づかない内容で最悪」と批判したことを「大変勇気ある発言だった」と評価した。
 再び自民党が政権の座に就いた場合は「(教科書で周辺諸国への配慮を約束した)宮沢喜一官房長官談話、河野談話、(アジア諸国に心からのおわびを表明した)村山富市首相談話、全ての談話の見直しをする必要がある。新たな政府見解を出すべきだろう」との考えを明らかにした。
 自民党内の衆院選後は民主、公明両党と大連立するべきだとの意見については「民主党は官公労、日教組が支持基盤となっている。私にとって教育再生はとても大事な柱だが、民主党と一緒ではそれは結局、後退する」と強く否定した。
 9月下旬に予定される自民党総裁選に出馬するかに関しては、「戦後体制から脱却するために何をなすべきかずっと考えてきた。私が果たして自民党のリーダーとしてふさわしいかどうかが命題だ」と述べるにとどめた。


 安倍さんの弱点は、「理念を実行に移す能力」だと思う。自身の実行力不足もさることながら、同じ理念の人間であれば能力に関係なく周囲に配してしまい、結果口だけ立派な人間が周囲に集まってしまうきらいがあるように思う。
 とりわけ安倍さんの訴える政策は実現に数多のハードルがある物ばかり。いっそう「泥臭く交渉を行う能力」を持った老獪な人間が必要なのだが、どうも口が達者なこざっぱりした人間が好みのようで……。

 橋下氏に擦り寄っているようでは、総理在任時の経験はあまり活かされていないように思うんだが……。



これは向こうの恥 (2012 8/27 24:00)

北京で丹羽大使の車襲われる 男が日の丸奪う(8/27産経)
 【北京=川越一】北京の日本大使館によると、27日午後4時(日本時間同5時)過ぎ、北京市内の環状道路上で、丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が2台の車に強制的に停車させられ、中国人とみられる男にフロント部分に立ててあった日の丸を奪われた。丹羽大使にけがはなかった。
 この事件を受け、日本大使館は中国外務省の羅照輝アジア局長に対し厳重に抗議し、再発防止と刑事事件として捜査するよう求めた。羅局長は「このような事件が発生したことは極めて遺憾である。中国政府としては事件の再発防止に全力を尽くしたい」と謝罪。法に基づいた対処を約束したという。
 沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をめぐって日中関係が悪化しており、中国国内では香港の活動家らによる尖閣諸島上陸以降、中国の領有権を訴える反日デモが各地で続発している。大都市での抗議行動は中国当局に押さえ込まれてきたが、今回の事件も尖閣問題に絡む抗議行動の一環である可能性が高い。


 中国人の所業に腹が立たないわけではないが、それよりもむしろ、「中国が国際的に恥をかいたよね」とニヤニヤする気持ちの方が強かったり。中共がどういう意図を持っているか知らないが、これは中共の国際的信用度に関してはマイナスにしか作用しない。


徳山ダム (2012 8/27 24:00)

徳山水力工事 真っ最中(8/25読売)
 中部電力が岐阜県揖斐川町の徳山ダムに建設中の「徳山水力発電所」の工事が最盛期を迎えている。工事は、徳山ダムの完成翌年の2009年10月に始まった。現在は、ダムの水を発電機に導く地下トンネルに、直径5メートルの鉄管を据え付ける工事などが行われている。
 発電2基の合計出力は15万3400キロ・ワットで、完成すると、くみ上げた水を使って発電する揚水式を除く中部電力の水力発電所(約180か所)では最大規模。営業運転を始めるのは、14年6月と15年6月の予定だ。
 水力発電は、戦後の電力不足を解消するために全国で開発が進み、大規模な発電所の建設に適した場所は残り少ないとされる。中部電力も、徳山水力に続く10万キロ・ワット級の大型水力の計画はない。
 徳山水力を巡っては、ダム建設が長期化したため、当初は電源開発(東京)が揚水式を採り入れた40万キロ・ワットの発電所を建設する計画だったのが現在の規模に縮小され、事業主体も中部電力に変更されている。

 「徳山ダムなんて何のために作るんだ」という批判的な声が強かった記憶があるが、現在のような電力状況を考えると、徳山ダムが建設されて、そして水力発電所が作られていてありがったと心底思える。

 ダム好き(というかダム湖好き)でダム湖を見るためだけに近場のダムを訪れることもあったりするが、徳山ダムはまだ見たことがない。機会を捉えて絶対に行かねば……

 しかし、木曽川のダムはほとんど関電に押さえられているのに、182箇所も水力発電所があるんだね。

中部電力|水力発電所一覧 - 中部電力の水力発電所



古典 (2012 8/26 24:00)

 書くネタが浮かばないので、ツイッターの方でも書いた「大根の化身」の話でも引用してお茶を濁そうかと゚∀゚)

徒然草 第六十八段 - 徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳)
 筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが、土大根を万にいみじき薬とて、朝ごとに二つづゝ焼きて食ひける事、年久しくなりぬ。
 或時、館の内に人もなかりける隙をはかりて、敵襲ひ来りて、囲み攻めけるに、館の内に兵二人出で来て、命を惜しまず戦ひて、皆追ひ返してンげり。いと不思議に覚えて、「日比こゝにものし給ふとも見ぬ人々の、かく戦ひし給ふは、いかなる人ぞ」と問ひければ、「年来頼みて、朝な朝な召しつる土大根らに候う」と言ひて、失せにけり。
 深く信を致しぬれば、かゝる徳もありけるにこそ。

九州に、何とかと言う兵隊の元締めがいた。彼は、「大根を万病の薬である」と信じて疑わず、毎朝二本ずつ焼いて食べることを長年の習慣にしてきた。
ある日、警備の留守を見計らうように敵が館を襲撃し、彼を包囲してしまった。すると、どうしたことか、見知らぬ兵隊が二人現れて、捨て身の体勢で戦い、敵を撃退してくれた。とても不思議に思って「お見かけしないお顔ですが、このように戦って頂きまして、一体どちらさんですか?」と尋ねると「あなたがいつも信じて疑わず毎朝、食べていた大根でございます」とだけ答えて去っていった。
どんなことでも深く信じてさえいれば、こんなラッキーなことがあるのかも知れない。


 大根の化身、かっこよすぎ!

 古典が嫌いな人は、訳本もしっかり出ているので、とりあえず徒然草を読むとおもしろくていいかも。

徒然草 第五十三段 - 徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳)
 これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて、おのおのあそぶ事ありけるに、酔ひて興に入る余り、傍なる足鼎を取りて、頭に被きたれば、詰るやうにするを、鼻をおし平めて顔をさし入れて、舞ひ出でたるに、満座興に入る事限りなし。
 しばしかなでて後、抜かんとするに、大方抜かれず。酒宴ことさめて、いかゞはせんと惑ひけり。とかくすれば、頚の廻り欠けて、血垂り、たゞ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、打ち割らんとすれど、たやすく割れず、響きて堪へ難かりければ、かなはで、すべきやうなくて、三足なる角の上に帷子をうち掛けて、手をひき、杖をつかせて、京なる医師のがり率て行きける、道すがら、人の怪しみ見る事限りなし。医師のもとにさし入りて、向ひゐたりけんありさま、さこそ異様なりけめ。物を言ふも、くゞもり声に響きて聞えず。「かゝることは、文にも見えず、伝へたる教へもなし」と言へば、また、仁和寺へ帰りて、親しき者、老いたる母など、枕上に寄りゐて泣き悲しめども、聞くらんとも覚えず。
 かゝるほどに、ある者の言ふやう、「たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらん。たゞ、力を立てて引きに引き給へ」とて、藁のしべを廻りにさし入れて、かねを隔てて、頚もちぎるばかり引きたるに、耳鼻欠けうげながら抜けにけり。からき命まうけて、久しく病みゐたりけり。

 またもや仁和寺の坊さんの話。「小僧が坊主になる別れの名残」などと言って、坊さん達は、それぞれ宴会芸を披露してはしゃいでいた。酔っぱらって、あまりにもウケを追求するあまり、一人の坊さんが、近くにある三本足のカナエを頭にかぶってみた。窮屈なので、鼻をペタンと押して顔を無理矢ねじ込み踊りだした。参加者一同が大変よろこんで、大ウケだった。
 踊り疲れて、足ガナエから頭を取り外そうとしたが、全く抜けない。宴会はそこで白けて、一同「ヤバい」と戸惑った。メチャクチャに引っ張っていると、首のまわりの皮が破れて血みどろになる。ひどく腫れて首のあたりが塞がり苦しそうだ。仕方がないので叩き割ろうとしても、そう簡単に割れないどころか、叩けば叩くほど、音が響いて我慢ができない。もはや、手の施しようが無く、カナエの三本角の上から、スケスケの浴衣を掛けて、手を引き、杖を突かせて、都会の病院に連れて行った。道中、通行人に「何だ? あれは?」と気味悪がられて、良い見せ物だった。病院の中に入って、医者と向き合っている異様な姿を想像すれば、面白すぎて腹筋が痛くなる。何か言ってもカナエの中でこもってしまい、聞き取ることが出来ない。医者は「こう言った症状は、医学関係の教科書にも治療法がなく、過去の症例も聞いたことがありません」と事務的に処理した。匙を投げられて、途方に暮れながら仁和寺に戻った。友達や、ヨボヨボの母親が枕元に集まり悲しんで泣く。しかし、本人は聞いていそうにもなく、ただ放心していた。
 そうこうしていると、ある人が「耳と鼻がちょん切れても、たぶん死なないでしょう。力一杯、引き抜くしかありません」と言った。金属の部分に肌が当たらないよう、藁を差し込んで、首が取れそうなぐらい思いきり引っ張った。耳と鼻が陥没したが、抜けたことには変わらない。かなり危ない命拾いだったが、その後は、ずっと寝込んでいた。



 シモネタ好きな人には『宇治拾遺物語集』がオススメ。

宇治拾遺物語 現代語訳ブログ

陪従家綱行綱、互ひに謀りたる事(上)
陪従家綱行綱、互ひに謀りたる事(下)
平貞文・本院侍従事(前)
平貞文・本院侍従事(後)

 1000年くらい前も、日本人はバカやっていたということですな。



理想的にはそうだけど (2012 8/25 24:00)

脱原発「10年以内に」6割 朝日新聞世論調査(8/23時事)
 朝日新聞社が実施した全国世論調査(郵送)によると、今から10年以内に脱原発を求める人が6割に上った。政府は2030年の原発の割合を検討中だが、多くは「30年よりもっと早い時期に原発ゼロを」と考えているようだ。
 「原子力発電を全面的にやめるとしたら、いつごろが適当か」と7択で尋ねると、「すぐにやめる」16%、「5年以内」「10年以内」が各21%で、10年以内に脱原発を望む人が計58%となった。他の選択肢は「20年以内」16%、「40年以内」6%、「40年より先」2%、「将来もやめない」8%だった。
 併せて政府が検討している30年の電力割合3案について、再生可能エネルギーと火力発電の割合も示した上で考えに最も近いものを選んでもらうと、「原発0%案」が49%、「15%案」が29%、「20〜25%案」が12%となった。


 そりゃぁ理想的には、「なるべく早く脱原発できればいい」って考える人は多いだろう。
 ただし、現実の電力需給を考えれば、「即時」や「10年以内で」は到底無理だというのが分かる。脱原発を早くから進めているドイツだって、40年単位で脱原発を進めているわけで。

 つーわけで、あまり意味を感じられない世論調査だと思う。発電所の稼働率とか施設の老朽化、燃料費の変動や資源輸入国の動向など、総合的に考えて将来を計算できる人などごく少数だろうから(私もできている自信は全くない)、どうしたって理想主義的な数字になる。

 エネルギー政策は、大衆に迎合することなく、理性的に専門家が判断を下して欲しい。その専門家に対する信頼が低下しているのが問題ではあるけれど…。



中朝韓におもねる社民党 (2012 8/24 24:00)

竹島・尖閣決議案に反対=社民(8/23時事)
 社民党は23日の政審全体会議で、李明博韓国大統領の竹島上陸や中国人活動家の尖閣諸島上陸を受けた二つの衆院決議案に反対する方針を決めた。重野安正幹事長は会議に先立つ記者会見で「ちょっと刺激的、挑発的で、国会で決議する内容ではない。熱くなってけんかをしても良い結論は出ない」と述べ、中韓両国との関係が悪化している状況で、領土に関する決議を採択すること自体望ましくないとの認識を示した。
 会議では、赤字国債発行に必要な特例公債法案に反対することも確認した。


 日本の政党のはずなのに反日活動しかしないクズ政党。「中韓に対しては大人しくしていろ」と堂々と公言できる神経は、さすが「日本人たる拉致被害者より北朝鮮との付き合いを優先した政党」である。

 ちなみに、決議の内容はこんな感じ。

竹島不法占拠の停止要求 59年ぶり衆院決議(8/24中国新聞)
 衆院は24日午後の本会議で、韓国の李明博大統領による島根県・竹島上陸と、天皇陛下訪韓に絡む謝罪要求発言への抗議決議を民主、自民、公明3党などの賛成で採択する。決議は、韓国の竹島占拠を「不法占拠」と位置付けて「一刻も早く停止することを強く求める」と要求。大統領の発言を「極めて非礼」と厳しく批判して「撤回を求める」と明記した。
 香港の活動家らの沖縄県・尖閣諸島上陸事件に対する抗議決議も併せて採択。竹島をめぐる国会決議は、韓国が沿岸水域の主権を示す「李承晩ライン」を一方的に設けた後の1953年の「日韓問題解決促進決議」以来で約59年ぶり。尖閣問題では初めて。
 決議は、竹島を「わが国固有の領土であり、歴史的にも国際法上も疑いはない」と強調。「不法占拠に基づいて竹島に行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではなく、決して容認できない」と韓国側をけん制し、大統領上陸を「強く非難する」とした。
 日本政府には「断固たる決意を持って毅然とした態度」を取るよう求め、領土保全に向けて「効果的な政策を立案・実施すべきだ」と訴えた。
 一方、韓国について「重要な隣国と認識し、親密な友誼を結んでいくことができると信じている」と指摘し、関係改善に期待を表明。韓国の政府要人や国民に「賢明かつ冷静な対応を強く求める」と呼び掛けた。
 尖閣上陸をめぐっては、活動家らの行為を「厳しく糾弾するとともに厳重に抗議する」として、日本政府には再発防止に向けて中国側への「厳重な申し入れ」と「警備体制の強化を含め、あらゆる手だて」を尽くすことを求めた。
 参院でも同様の決議を来週採択する方向で調整が進んでいる。


 ごくごく真っ当な内容。ふだん「政府はアメリカに対してもっとはっきり物を言え」「米軍は日本から出て行け」と主張している社民党が、これくらいの決議を「刺激的」と言うのは矛盾としか言えないわな。ましてや、米軍は協定に基づいて日本に存在している、韓国は竹島不法に占拠しているわけで、悪辣さの度合いでは遥かに韓国が上。


 また、夕方の首相の記者会見についてはこちら。

首相も「竹島は不法占拠」明言…領土保全に決意(8/24読売)
 野田首相は24日、首相官邸で記者会見し、韓国が島根県・竹島を不法占拠していると明言し、竹島を含めた領土や領海を不退転の覚悟で守る考えを強調した。
 竹島を巡る首相親書を返送した韓国に対して冷静な対応も求めた。首相による領土・領海に関する記者会見は異例で、国内外に日本の立場への理解を求める狙いがあるとみられる。
 首相は竹島について「歴史的にも、国際法上も日本の領土であることは何の疑いもない」と述べた。その上で、「戦後、韓国は不法な『李承晩ライン』を設定し、力をもって不法占拠を開始した」と指摘した。民主党政権の首相が「不法占拠」の表現を使ったのは初めてだ。
 首相は、韓国の李明博(イミョンバク)大統領による竹島上陸や、香港の民間活動家らの尖閣諸島(沖縄県石垣市)への不法上陸事件などに関し、「遺憾の極みだ。看過することは出来ない。国の主権を守り、領土・領海を守ることに、毅然(きぜん)とした態度で冷静沈着に不退転の覚悟で臨む決意だ」と強調した。


 「不法占拠」と明言したのは評価すべきだと思うし、全体として真っ当な対応をとっていると思う。



親書を返送 (2012 8/23 24:00)

韓国「非礼」承知で…野田首相の親書を返送へ(8/23読売)
 【ソウル=門間順平】韓国政府関係者は22日、野田首相が韓国の李明博(イミョンバク)大統領に送った親書を、韓国政府が送り返す方針を固めたと明らかにした。
 早ければ23日にも返送するという。
 親書は、李大統領の竹島(韓国名・独島(トクト))上陸と天皇陛下への謝罪要求発言に遺憾の意を表明したもの。韓国政府関係者は返送の理由について、大統領が訪問したのは、親書に書かれている「竹島」ではなく「独島」であり、親書の指摘が「事実ではない」ためとの認識を示した。聯合ニュースによると、韓国大統領府高官も返送の方針に関連し、「事実ではない指摘について答えること自体が矛盾」と語った。
 親書への対応について、韓国政府内では、無視することや返書で反論することも検討されたが、国際法や外交の専門家らの意見を聴取した結果、外交儀礼上、異例の返送を決めたという。聯合電によると、韓国政府当局者は「外交的に非礼になるとしても、我々の原則を修正する必要があるのか。日本も親書を送る過程で外交上の礼儀に反した側面がある」としている。


 黙殺でも非礼な行為に思うのだが、「読まずに返送」って例はこれまでにあるのかね。サラリーマン同士でやらかしても凄まじい非礼だと思うのだが、国家レベルでそれをやらかすってんだから、韓国の非常識ぶりはすさまじい。ま、他国の国家元首に対して非礼な物言いをした時点で非常識さを世界中に喧伝したんだがね。

 竹島は残念ながら韓国に実効支配されている状況であり、(粛々と対応するのが最善の尖閣とは違い)竹島問題に関しては日本からガンガン行動を起こす必要がある。国際司法裁判所へ提訴したのは正しい判断だと思うし、これに応じない韓国の非常識ぶりをどんどん国際社会にアピールし、韓国を協議の場に引きずり出すためにありとあらゆる脅しを掛けて欲しい。

 で、同時に外交上の力を強めるためにも、憲法改正して軍隊を持つようにしなきゃいかんのだが……民主党政権に代わってしまって、この話もだいぶ後退してしまいましたな。


大丈夫か、これ (2012 8/23 24:00)

政府、北海道で24時間節電検討 全国初、今冬の平日に(8/23共同)
 冬に電力需給の逼迫が懸念される北海道で、政府が一般家庭や事業所を対象に、12月から来年3月までの平日、24時間の節電要請を検討していることが22日、関係者への取材で分かった。北海道電力泊原発(泊村)の運転再開のめどが立たないためで、24時間の節電要請は全国で初めて。
 道内は暖房に加え、路上や屋根の雪を溶かす設備の稼働により、夜から朝にかけても昼間と同様、電気使用量が多いという事情が背景にある。政府内では2010年度比で5〜10%程度の節電案が浮上している。


 政府は、北海道の人に、寒さと経済縮小で死ねと言うとります。


自分の選挙が第一 (2012 8/23 24:00)

小沢氏、新党結成以降 頻繁に岩手入り 支持固め躍起(8/23河北新報)
 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(衆院岩手4区)が来月2、3の両日、岩手県入りし、新党県連の結成大会などに臨む。7月の結党以降、これまでにない頻度で訪れており、支持基盤の引き締めを図っている。「小沢王国」と称される同県内でも、与党の民主党からの集団離党や被災地への対応をめぐり小沢氏への風当たりは強い。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、支持者の動揺を最小限に抑える考えだ。

 小沢氏は2日、衆院岩手3区の一関市を訪れた後、お膝元の奥州市水沢区で数百人規模の4区の後援会拡大役員会に出席。盛岡市で3日にある新党県連結成大会に臨む。いずれも新党結成の経緯を説明し、先頭に立って支持固めを図るとみられる。
 小沢氏の岩手入りは離党届提出の前後から急増。提出前日の7月1日は盛岡市内で達増拓也知事や、小沢氏を支援する経済人の集まり「欅(けやき)の会」会長らと面会。同20日にも盛岡市内で系列国会議員や県議を集め、団結を確認する会合を持った。
 背景には影響力低下への危機感がありそうだ。東日本大震災の発生から約10カ月間も沿岸被災地に入らなかった上、妻が書いたとされる手紙のコピーが出回り、「放射能が怖くて、逃げ出した」などの記述が波紋を呼んだ。地元では岩手にほとんど入らない小沢氏よりも、妻を慕う支援者が少なくない。
 「今回ばかりは小沢さんも頭を低くして、支援をお願いしに来るべきだ」と支持者の一人は語る。
 県選出国会議員8人のうち3人は民主党残留を決め、県都・盛岡市では系列県議がいなくなった。次期衆院選で勢力回復を目指すが、「選挙の実動部隊も高齢化。若い世代はテレビでしか小沢氏を知らない」(支援団体幹部)のが現実という。
 小沢氏は衆院岩手1、3両区で民主党現職に対抗馬を擁立する方針を示している。小沢氏に近い4区の県議の一人は「予想以上に逆風は強い。4区も票を減らすのは明らかで、他の選挙区の面倒を見るだけの十分な余裕はない」と危惧する。


 震災後は1年近くも放置していたのに、選挙が近い、このままだと情勢が厳しいと見るや地元へ足繁く通う。「国民の生活」よりも「選挙が第一」なんですな、この御仁は。



バカの自爆 (2012 8/22 22:00)

野田首相「脱原発依存が基本」=大飯中止せず−市民団体と面会(8/22読売)
 野田佳彦首相は22日午後、反原発市民団体「首都圏反原発連合」の代表者11人と首相官邸で面会し、国の原子力政策について「基本的な方針は脱原発依存だ。中長期的に、原子力に依存する体制を変えていく」と述べた。首相は関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働について理解を求めたが、団体側は運転再開中止を訴え、議論は平行線に終わった。
 団体側は、(1)大飯原発の運転再開中止(2)現在検査のため停止している全原発を再稼働させない(3)全原発廃炉への政策転換−を求める要求書を提出。その上で、大飯原発再稼働に関して「多くの反対意見を踏みにじり、言語道断」と非難した。さらに、政府が国会に提示した原子力規制委員会の人事案の撤回も要求した。


 ニコ動で全部観たんだが……

 総理と面会するのにTシャツ姿だったり、自分の主張ぶちまけるだけでなーんにも建設的な意見がなかったり、「あぁやっぱり反原発って非常識な人間の主張なんだね」と納得できた会談だった。
 こういうバカが「国民の代表」のような物言いしているのは不愉快極まりないが、非常識な主張をしているバカの代表ということであれば、大いに納得できる。「バカ」という批判に眉をひそめる向きもあるかも知れないが、この期に及んで「大飯原発の再稼働は必要なかった」と言っている段階で、バカと断言しても構わないだろう。

 で、反原発の輩は「みごとな喧嘩だった」とかアホぬかしてるんだが……バカがバカ晒してバカが喝采を送っているという喜劇。こんな無能が相手だったなんて、野田さんとしてはやりやすかったことだろう。



足りてると言えるのか? (2012 8/21 24:00)

原発なくても夏乗り切れた? 電力、ピーク時でも余裕(8/19FNN)
 家庭や企業の節電が成果をあげている。いつもより暑い夏になったが、関西や九州などで準備した「計画停電」は一度もなく、全国の電力には余裕がある。このまま節電を続ければ、原発を動かさなくても夏を乗り切れた可能性がある。
 電気事業連合会が7月の販売電力量を20日にまとめたところ、全国10電力のうち東北電力を除く9電力で昨年7月より減った。
 このうち家庭向け中心の「電灯」は、電力不足のおそれがあった関西電力で昨年7月より16.9%減った。節電目標がない東京電力でも14.5%減り、全国の家庭で節電が広がった。


 「何とか乗り切った」という結果のみを見て「原発無しでも電力は足りていた」という言説に、強い違和感を覚える。結果からならいくらでも言える。夏が訪れる前に、自信を持って「原発無しでも余力は十分にある」と言えたかどうかを考えるべきだ。

 だいたい、朝日新聞の示す図を見れば、関電単独では電力が足りていないことは明示されている。それでも朝日は紙面では「最も需要の高かった8/3でも西日本全体では900万kW余っていた、他社からの融通で乗り切れたはず(と大阪府市のエネルギー戦略会議は言っている)」と強弁するのだが、他社とて余力は1割切っている日があったわけで、「ほぼ間違いなく、関電に融通しても電力に余裕があった」と言い切れる状況でなかったのは確かだ。

 だいたい、節電だ何だと言ってる時点で、足りてないよね。



テキトー更新 (2012 8/20 24:00)

 テキトー更新どころか、書くことが何にも思いつかねーよ。
 
 1日中仕事でさっき帰ってきたばかりでニュース記事に全然目を通せていないし、仕事でちょいとヘコむことがあったから気持ちがなかなか集中できねーし。
 つーことで、今日はこの辺で!

 ……というのもアレなので、文鳥日記でも。
 うちの文鳥さん、エサにタンパク源として鰹節を入れているのだが、そのカツ節を水浴び器に持ち込むことがしばしば。で、そこで文鳥さんが水浴びすると、カツオ風味の文鳥さんができあがるわけです。だし汁の良い香りを漂わせながら、腕や肩に止まっております、はい。



業務連絡 (2012 8/19 24:00)

 明日明後日と仕事の都合でテキトー更新になると思います。ご容赦を。


お前にも責任があるぞ (2012 8/19 24:00)

尖閣諸島上陸 鳩山氏「私が総理の時、こういう事件起きてない」(8/19FNN)
 香港の活動家らによる尖閣諸島への上陸事件など、領土をめぐる問題が相次いでいることについて、自民党の谷垣総裁は、「民主党政権で外交を立て直すのは不可能だ」と厳しく批判した。
 谷垣総裁は「これだけ北方領土だ、尖閣だ、そして竹島だと続くのは、甘く見られているというところがあるだろうと、私は思います。これもですね、もはや、民主党政権では立て直すことは不可能だろう」と述べた。
 また、谷垣総裁は「民主党政権の外交の基本線がしっかりしていないから、こういう事態を招いた」と批判するとともに、9月8日までの国会会期内に「内閣不信任案や問責決議案をどう使うかも念頭に考えていく」と述べた。
 一方、民主党の前原政調会長は、テレビ番組の中で、尖閣諸島への上陸事件で海上保安庁が撮影したビデオ映像について、「国民にしっかり事実を知らしめるためには、公開すべきだ」と述べ、政府・与党で、海上保安庁の強化策も検討する考えを示した。
 一方、鳩山元首相は講演で、「わたしは東アジア共同体を主張し、中国も韓国も非常に納得していた」と振り返り、「わたしが辞めたあとに、これだけの事件が起きていることは大変残念だ」と述べた。
鳩山元首相は「少なくとも、私が総理の時には、こういう事件は一切、何も起きておりません」と述べた。


 鳩山が「trust me」とかホザいて日米関係をズタズタにしたから、周辺国が隙を突いてきたという側面もあると思うんだが。鳩山政権のときに領土に絡んだ事件が起きなかったのは単なる偶然に過ぎないのではないか。ちなみに尖閣での漁船衝突事件が起きたのは2010年9月7日、菅政権発足は2010年6月8日)。

 何にせよ、民主党政権に統治能力がないことを見越した上での行動、というのは間違いないと思う。自民党政権の時にもナメた行動はとっていたが、民主党政権になってそれ以上にナメた真似をとられているのが現実。
 しなしながら、鳩山・菅とクズ政権が続いてきた中で、野田政権は比較的まともな対応を取れていると思う。



どうせまた翻すんだろ (2012 8/18 22:00)

民主代表選:鳩山元首相、野田首相再選なら離党も(8/18毎日)
 民主党の鳩山由紀夫元首相は18日、千葉県鴨川市内で講演し、9月21日の党代表選について「代表選で党の軌道を戻すことができなかったときは(党内に)居続けることが適切なのかという判断も必要になってくる」と述べた。代表選で野田佳彦首相(党代表)の交代を目指し、実現できなかった場合は離党する可能性を示唆した。
 鳩山氏は代表選を「党が既得権益と戦う集団に戻る最後のチャンス」と強調。「今までの民主党をざんげするような気持ちで(野田首相以外の)候補者が出て勝利したとき、民主党がもう一度、国民に信頼される党に戻る可能性がある」などと語った。【木下訓明】


 散々吹聴してきた「首相経験者は議員辞職するべし」という主張も簡単に反故にしているのだから、この「野田再選なら離党」ってのもすぐに翻すに決まってる。つーことで、真面目に取り合うだけ無駄。選挙で叩き落とすのみですよ、道民の皆さん。


イジメを種に金儲け (2012 8/18 22:00)

 朝日新聞でやっていた「いじめられている君へ」という連載。
 金子勝がむりやり「イジメ問題」と「生活保護」「反原発」を絡めていたのが大笑いだったが、いちばん気持ち悪かったのは、連載終了のその日の社会面で「連載をまとめた本を9月24日(だったかな)に出版します」と宣伝かましていたこと。金儲けの意図があからさますぎて、もうちょい真意を隠そうとしろよと思った次第。



そりゃ起訴できれば上々ですがね (2012 8/17 24:00)

 「強制送還で済ませて良いのか」という批判があり……
 いや、尖閣に上陸した馬鹿に関しては、強制送還でなくちゃんと刑に服させるべきだと思うんだが……事なかれで済ませないためには相手の行動を計算した上で何重もの予防線を張った上で「攻撃」を仕掛けねばならない。で、今の政権にそこまでの能力があるのか、という話(自民党政権でも期待値が少し上がると言うだけか)。
 ヘタに返り血を浴びる可能性があるなら、そしてそれに巧く対処できない可能性の方が高いなら、とっとと強制送還するのは悪くない手。その辺りすっ飛ばして「強制送還で済ますな」と行ってる人は、民主党政権の問題処理能力を買いかぶりだと思うわけだ。もちろん、「毅然とした対応が取れないから民主党政権はとっとと潰れろ」という意見は有り。


同情してしまう (2012 8/17 24:00)

「トイレ行きたくて」県職員、59キロ速度超過(8/17読売)
 島根県は16日、道交法違反(速度超過)で県警に摘発されたとして、土木部の県西部の出先機関の男性企画員(45)を同日付で減給10分の1(1か月)の懲戒処分にしたと発表した。県職員の懲戒処分は今年度初。
 県によると男性企画員は7月21日、大田市の国道9号で制限速度60キロにもかかわらず、時速119キロで乗用車を運転。県警に摘発され、90日間の免許停止処分を受けた。男性企画員は「トイレに行きたくて急いでいた」と反省しているという。
 県内は20日まで夏の交通安全事故防止運動の期間中。県は16日付で服務規律の確保について全職員に通達した。


 法的に問題アリというのは分かるし、捕まっても処分されてもしかたないとは思う。しかしながら、気持ちは大いに分かる。ウンコしたい時に高速道路で渋滞に捕まってしまうと、この世を滅ぼせるんじゃないかと言うくらい、どす黒い魔闘気が全身から噴き上がる感覚を覚えるからなぁ。



竹島、尖閣 (2012 8/16 22:00)

 尖閣の件。
 「中途半端に強硬な態度に出ておいて途中からヘタれる」という最低な手段をとった2年前の漁船衝突事件の時のやり方に比べれば、とっとと強制送還するというのは遙かにマシなやり方。上陸後逮捕し送還するということで、尖閣諸島を日本が実効支配しているという事実は十分知らしめることができる。もちろん、起訴して刑務所にぶち込むことを望んではいるが、現政権にそこまで求めるのは酷だろう……かなり後ろ向きとは自覚しているが。
 むしろ不法上陸者以上に、周囲でウロウロしている漁船もどきに対してきっちり対応して欲しい。こちらの方は、実害が出ているわけで。


 一方で、竹島の方は、我が日本は「実効支配されている側」であり、この事態を何とか打開するためには、能動的に行動をとらねばならない(最終的に解決するには、憲法改正して軍備持って強硬手段をちらつかせられるようにしないといかんのだろうが)。

日本の目、私が覚まさせようと…韓国大統領(8/16読売)
 李明博大統領が忠清北道の大学で14日に行った、天皇陛下訪韓など対日関係に関する発言は以下の通り。
          ◇
 (竹島上陸は)2、3年前から考えていたことだ。思いつきでしたことではなく、深く配慮し、(日本の反発などの)副作用がありうる点も(検討した)。
 日本は今や世界最高の国家ではないか。中国が大きくなったと言うが、中身を見れば日本は(世界)第2の強国だ。我々とはるかな差がある。科学技術、社会システムなどいろいろ……。(日本は)加害者と被害者の立場をよく理解していないので、(私が)目を覚まさせようとしている。
 私は、日本には(国賓としては)行っていない。シャトル外交はするが。日本の国会で私の思うままにしたい話をさせてくれるなら、(国賓訪問を)しよう。(天皇も)韓国を訪問したいならば、独立運動をして亡くなられた方々のもとを訪ね、心から謝罪すればいい。何か月も悩んで「痛惜の念」などという言葉一つを見つけて来るくらいなら、来る必要はない。
 私は2年前に訪日し、テレビ局で100人の学生らと生放送で質疑応答した。若者が「大統領は未来志向で行くと言って過去より未来に向かっていくと言うのだが、過去を全て忘れるということか」と尋ねた。私は実際にあった話をした。
 小学生だった頃、暴力的な子がいて私をよくいじめた。その子のせいで学校に行くのが嫌だった。ひどく殴られた。小学校を卒業してから40〜50年たったある集まりに、この友人が来た。この友人は(自分との再会を)どれほど喜んだことか。これは私がソウル市長時代の話なのだが、私の名前を呼びながら近づいて来たので、「あいつ、俺をいじめたやつだ」との考えが頭をよぎった。この話を(若者に)した。
 加害者は忘れることができるが、被害者は忘れず、ただ許すだけだ。忘れはしない。日本の加害行為は、許すことができるかわからないが、忘れることはないと話した。うまく答えたのではないか。
 日本とは多くのことで協力していかなければならない。ただ、問いただすべきことは、ただしていかなければならない。(ソウル 中川孝之)


 さすがに多くの日本人の目も覚めたと思うよ、「韓国はしょせん反日の無礼な国だ」と。国内の一部跳ねっ返りだけでなく、国家元首自らが自国の品性を貶める言動をして恥じないのだから、そういう国だと思うしかないだろう。

 せっかく向こうが自爆をかまし続けているのだから、韓国の非常識ぶりを世界中に喧伝してやれ。

 先日、「通貨スワップなど金融協力は維持」という話を紹介したが、さすがに宥和だけでは無理だと思ったのか、見直しの話が出ているらしい。

官房長官「日韓通貨協定、見直しも」 大統領発言に反論(8/15日経)
 政府は15日午後、天皇陛下の訪韓の条件に謝罪を求めた韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の発言について、公式に反論する見解を示した。藤村修官房長官は記者会見で「理解に苦しみ、極めて遺憾だ」と批判。外交ルートを通じて韓国側に抗議したことも明らかにした。玄葉光一郎外相も記者団に同様の考えを示した。
藤村官房長官は記者会見を開き、韓国の李明博大統領の発言について公式に反論した
 野田佳彦首相は李大統領の最近の一連の言動に関し、記者団に「理解に苦しむ発言で遺憾だ」と不快感を示した。
 藤村長官は記者会見で、通貨危機などの緊急時に外貨を融通し合う日韓通貨スワップ協定の見直しについて「今後、様々な検討があり得る」と可能性を否定しなかった。
 李大統領は14日、韓国・忠清北道で開かれた教師らの勉強会で、天皇陛下訪韓に関して「訪問したいのであれば(日本の植民地支配からの)独立運動で亡くなった方々を訪ねて心から謝罪するのならよい」と述べた。歴代の韓国大統領は訪韓を要請してきた立場だ。
 藤村長官は「我が国政府から韓国に対し天皇陛下のご訪問を取り上げたことはない」と反論。李大統領の最近の言動を念頭に「(日韓関係に)難しい問題があっても大局的な観点から冷静に対応すべきだ。非建設的な発言をすることは韓国自身のためにもならない」とけん制した。
 李大統領は対日強硬姿勢が目立っており、10日に島根県・竹島を歴代大統領として初めて訪れ、日本政府が駐韓大使を帰国させた。15日の光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)の式典では、旧日本軍の従軍慰安婦問題について「日本の責任ある措置を求める」と述べた。

 破棄をちらつかせて圧力かけていくべきだと思うが、果たしてそこまでやるつもりがあるのかどうか……「見直し」と発言することでガス抜きを図ろうとしているだけのような気も。もちろん、後先考えずに破棄まで行ったら「馬鹿の暴走に付き合う間抜け」でしかないのだが、せめて交渉の道具として有効に使いたいところ。



李明博の非礼な発言、活動家の尖閣上陸 (2012 8/15 23:00)

 私がPC環境に繋げない中、とんでもない話が出てきておりました。

天皇訪韓には「謝罪が必要」=竹島訪問への反発に当てつけか−韓国大統領(8/14時事)
 【ソウル時事】韓国の李明博大統領は14日、教育関係者との会合で、天皇陛下の訪韓の可能性について、「(天皇陛下は)韓国を訪問したいのなら、独立運動で亡くなった方に真の謝罪をするべきだ」と述べ、実現するには植民地時代の独立運動家への謝罪が必要との考えを示した。
 天皇訪韓については、李大統領は記者会見などで前向きな姿勢を示してきたが、計画が具体化しているわけではない。今回の発言は、10日の竹島(韓国名・独島)訪問に関連して言及された。反発する日本への当てつけとみられ、日本側のさらなる反感を買いそうだ。
 李大統領は「(天皇陛下が表明した)『痛惜の念』などという単語一つを言いに来るのなら、必要ない」と述べた。天皇陛下は1990年5月、当時の盧泰愚大統領が訪日した際の宮中晩さん会で、日韓の過去に関し、「痛惜の念を禁じ得ない」との考えを示した。
 竹島訪問については、「思い付きではなく、深い配慮をし、副作用を検討した」と説明。「日本は今や世界最高の国家ではないか。それなのに加害者と被害者の立場をよく理解できていないので、諭そうとしている」と語った。


 このような言動に対して、李明博の国内での立場だとか在日韓国人という出自を忖度する必要は全くありません。向こうは向こうの立場で、こちらはこちらの立場で行動するのが外交という物です。

 日本の領土である島に不法入国したのが10日のこと。そして幾日も経たないうちに、他国の国家元首に対して「来たかったら心から謝罪しろ」という非礼極まりない発言。日韓関係をこじらせる行動をとっているのは全て李明博の方であり、この間、日本側には全く何の非もありません。
 しかもこのような挑発的言動が、すべて明博の「低支持率を挽回しよう」というくだらないこと極まりない理由による物なわけです。お前の政治生命のために日本を踏み台に利用するなクズが、と吐き捨てたくなるのが正直なところです。

 ここで我が国政府がどういう対応をとるか、向こうの挑発的行為(=自爆行為)を逆手にとって竹島の領有権を巧くアピールする機会と見ることもできるのですが……しかし13日にも書いたように、通貨スワップに関しては早々に「協力は維持」と明言してしまう有様で、そりゃ日本も甘く見られて当然という対応です。自民党政権時も含め、怒るべき時にきっちり怒るというのを怠ってきた結果が、今の韓国の「日本をなめた態度」のように思われます。


 そしてもう1つ、日本をナメてかかったうえでの行動がとられました。

尖閣上陸、香港の活動家ら5人逮捕 入管法違反容疑(8/15朝日)
 尖閣諸島を目指して12日に香港を出港した香港の活動家団体の漁船について、海上保安庁は15日午後5時半ごろ、尖閣諸島・魚釣島の岩場に乗組員7人が上陸したことを確認した。このうち2人は船に戻ったが、5人は岩場から魚釣島に移動したため、現場で待機していた沖縄県警が、5人を出入国管理法違反の疑いで現行犯逮捕した。
 海保によると、同船は同日午後に日本の領海に入っており、海保が無線などで領海から出るよう呼びかけたり、放水したりして、退去を促していた。
 この団体は、尖閣諸島の領有権を主張する「香港保釣行動委員会」。当初の計画では中国や台湾の活動家の船も参加する予定だったが、船の都合がつかないなどの理由で、単独で尖閣諸島に向かっていた。海保によると、海外の活動家が尖閣諸島に上陸したのは、2004年3月以来という。


 これはやはり、尖閣での衝突戦事故での民主党政権のヘタレ対応が尾を引いているんでしょうね。今回もまた那覇地検に判断を委ねるようなことがないように願いたい物ですが……
 相手に譲歩を重ねたり、対話で何とかなるというやり方では、日本の国益はどんどん毀損されていくというのは、もうとっくに証明されているように思います。



業務連絡 (2012 8/13 22:00)

 明日14日夜は更新お休み、15日夜はテキトーな更新になると思います。ご容赦を。


竹島 (2012 8/13 22:00)

五輪精神は「大人の対応」 残念な韓国選手の領有権主張(8/12朝日)
 残念としか言いようがない。サッカー男子3位決定戦の日韓戦終了後、韓国の朴鍾佑(パク・チョンウ)が竹島の領有権を主張する紙を掲げた問題だ。
 五輪憲章は試合会場での政治的な宣伝活動は認めておらず、国際オリンピック委員会(IOC)が調査している。英紙インディペンデントは「五輪の価値で世界を一つにしようというロンドンの試みの輝きが曇ってしまった」と開催国の無念をにじませた。
 日本オリンピック委員会(JOC)の福田富昭副会長は「みんなが地元の問題を持ち込んだら、会場はプラカードだらけになっちゃうでしょ」と言う。現実の紛争や対立は脇に置き、同じ競技に打ち込む仲間として五輪旗の下で競う。それが五輪精神であり、ヒトラーに利用され、米国、ソ連のボイコットを経験したIOCがとる「大人の対応」なのだ。そこに「日本の領土なのに」とか「韓国の領土だから」という当事者の議論が入る余地はない。


 韓国は、国際的なスポーツ大会でほぼ間違いなく何らかのトラブルを起こしているように思うのだが……

 スポーツを国威発揚の場にすること自体が悪いとは思わないが、うまいこと修飾してあからさまにならないように見せる計算は必要だし、ましてや、五輪憲章に反してまで「領土権の主張」を前面に出すのは烏滸の沙汰である。
 韓国の選手のやりようは稚拙極まりないし、その精神を冒涜された五輪運営側は厳しく対応せねば、五輪が加速度的に「政治アピールの場」に堕してしまうことになりかねない。


 ついでに竹島に絡んで、日本政府のバカ対応を批判しておく。

政府、日韓の金融協力は維持−竹島上陸でも(8/13産経)
 政府は13日、これまでに韓国と合意した金融協力を変更せず、維持する方針を明らかにした。李明博大統領が竹島に上陸したことで日韓間の緊張が高まっているが、両国経済の相互依存が深まっていることを配慮し、国際的な合意を順守することが関係改善にも重要と判断した。
 日本と韓国は緊急時にドルなど外貨を融通し合う通貨交換(スワップ)協定の大幅拡充や、日本によるウォン建て韓国国債の購入で合意している。
 昨年10月に合意したスワップ協定では、韓国への資金支援枠は従来の5倍以上に増え、総額700億ドル(約5兆5千億円)とした。韓国経済の安定は日本の利益にもつながるためだ。


 実際に破棄するかどうかは措くとしても、早々に「武器」を捨てたことを明言するのはアホの極みだろう。使う前からカードを投げ捨てる馬鹿がどこにいるよ。こんなんだから、ナメられるのだ。


イジメ=犯罪 (2012 8/13 22:00)

中学教諭「いじめ=犯罪では子どもや教員萎縮」(8/13読売)
 大津市立中学2年の男子生徒の自殺問題を巡り、いじめや自殺について考える教育シンポジウムが12日、大津市打出浜の市勤労福祉センターで開かれ、教職員や保護者ら計約160人が参加、「いじめは犯罪か」について議論が白熱した。
 全教滋賀教職員組合などが主催。福井雅英・北海道教育大教授をコーディネーターに中学教諭や保護者、弁護士らが意見交換した。
 中学教諭は「いじめイコール犯罪とすると、子どもや教員が萎縮するのではないか」と発言。これに対し、「強い者が弱い者をいじめるのは犯罪だ」「いじめを犯罪ととらえることが重要で、前科がつかないレベルで対処すればいい」など反対意見が相次いだ。
 一方、「すべて犯罪と呼ぶのは乱暴」「いじめとは何かを考える必要がある」などの意見もあった。
 愛荘町立小で学習や生活の支援員を務める男性(22)は「いじめ問題の結論は、簡単に出ないとわかった。自分自身も考えていきたい」と話した。


 いやいや、イジメという犯罪行為を犯す側を萎縮させて何が問題なのか?教員も、犯罪に至るまでに何とか問題を解決するよう努力する必要があり、「イジメ=犯罪だと萎縮する」という反論は責任逃れでしかないように思う。
 曖昧な対応が必要な部分があるというのは分かるんだが、犯罪行為に対してはきっちり対応するのが、むしろ教育者としての責任ある態度ではなかろうか。もちろん、未然に防げなかった自分を反省しつつ。



もう若くはないけれど (2012 8/12 22:00)

 入道雲を見ていたら若い日々を思い出し、なぜか無性に坂ダッシュをしたい衝動に駆られ、5kmのジョグ+200m坂ダッシュ3本をやったのだが……やっぱり真夏に上り坂を全力疾走するのは死ねるな。
 高校の時は、400mの坂を10本くらいやっていた記憶が……今それをやれば、文字通りに死にそうな気がする。年はとりたくないものよのぅ……。



韓国選手の自爆 (2012 8/11 24:00)

 五輪での男子サッカーの3位決定戦で、韓国選手が竹島領有主張のメッセージを掲げて走ったという話。
 自ら世界中に向けて「私たちはスポーツに政治的主張を持ち込むドアホです」と発信し、自分たちを貶める行動をとったということで、これはただの自爆行為。韓国チームはよい試合をしたらしいが、仮にメダル剥奪となっても全く同情の念は湧かない。


ヤマトシジミ (2012 8/11 24:00)

チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か−琉球大(8/10時事)
 東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。
 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。
 研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらのチョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。


 虫って元々変異の多い生物だし、なんか引っかかるなぁと思っていたら、もう「まとめ」ができていた。

ヤマトシジミの異常は原発事故の影響? - Togetter

https://twitter.com/katot1970/status/234055875399147520
 簡単に言うと、この蝶は元々南の蝶。だんだん北に生息域を拡げてるけど、北の方のは、異常個体が多い。そういう研究結果は以前からあり、この准教授も2010年にそういう論文を書いている。しかし、今回、福島各地と、茨城、東京で比べて福島の異常が多い、放射線の影響だと言ってる。
 寒さに弱く、北の方のものは異常が多いという論文を書いた2年後に、その間にあった放射線の影響で福島で異常が多いと言ってるという事です。せめて比べるのなら、青森の蝶と福島のでないと、異常が多い理由が、寒さなのか放射線なのかわからない。


 ということで、「怪しい情報」と言うことで「決定」かな、と。

 どうでもいい話ではあるが、この話を受けて、どうしても「シジミの味噌汁」が食べたくなり、夕食にいただいた。鱗翅目は、「ヤマトシジミ」といい「エビガラスズメ」「キイロスズメ」といい、誤解を誘う名前の輩が多すぎる。



原発が再稼働できないことの悪影響 (2012 8/10 24:00)

最終評価見送る 泊原発ストレステスト(8/9朝日)
■保安院 最終評価見送る
■冬前再稼働、厳しさ増す

 定期検査で停止中の北海道電力泊原発1、2号機について、経済産業省原子力安全・保安院は8日、再稼働の条件となるストレステスト(耐性評価)の1次評価についての審査結果案をまとめた。東日本大震災を踏まえた津波と泊原発近くの大規模な活断層の影響評価がともに終わっていないとし、「安全対策の実現性に課題がある」と指摘。「妥当」かどうかの最終的な評価はしなかった。
 審査結果案は同日開かれた専門家による意見聴取会で示された。保安院幹部は聴取会後、「(北電の評価結果を妥当とする)審査書を保安院がまとめることはない」と述べた。残された課題の評価は9月にも発足する原子力規制委員会が引き継ぐ見通しで、北電が求めている電力需要のピークとなる冬場前の再稼働は厳しさを増した。
 ストレステストは東京電力福島第一原発事故を受けて政府が導入。想定を超す地震や津波にどれだけ耐えられるかコンピューターで分析する。北電は昨年12月に泊1、2号機の1次評価結果を保安院に提出した。
 北電は、想定する地震の揺れの1・86倍まで原子炉と使用済み燃料プールの安全性が保て、同プールは給水確保などの緊急安全対策で2倍まで耐えられる、と分析。津波は想定の高さ(9・8メートル)を超す10・3メートルまで耐えられ、浸水対策で原子炉は15メートルの高さまで安全性を保てるとした。
 さらに全電源喪失で冷却機能を失っても、移動発電機車の配備などの緊急対策で外部からの支援がなくても20日間は原子炉を冷却できるようになったとした。
 保安院はこの評価結果を意見聴取会に提示、7月には現地調査を終えた。審査結果案では北電の評価手法を「保安院の指示に沿って適切に実施された」とし、移動発電機車の配置などの緊急安全対策で「地震、津波への(安全)裕度が向上した」などと評価した。
 だが、保安院が北電に求めた想定する津波の影響評価の審査は始まっていない。このため、審査結果案は「津波の高さが見直されるとストレステストで評価された裕度が変更される可能性がある」と指摘した。また、活断層の連動評価では周期2秒以上で、基準の地震動を上回ることから「(泊原発の)建物、設備に及ぼす影響を評価する必要がある」とした。
 保安院は関西電力大飯原発3、4号機、四国電力伊方3号機については審査書の形で「妥当」と結論づけた。大飯3、4号機はすでに再稼働したが、伊方3号機は、原子力安全委員会が、規制組織が一新されるとして保安院の審査結果を元にした再チェックをせず、再稼働できていない。
 保安院は「泊1、2号機の課題評価になお時間がかかる」と判断し、これまでの審査結果を書面でまとめるにとどめるという。
 原子力規制委は発足後、新たな安全基準を設けるとの見方がある。原発再稼働には地元の同意も必要だ。北電は今夏、猛暑だった2010年比で7%以上の節電を要請しているが、今冬は電力不足がより深刻となり得る、とする需給見通しを公表。冬までの再稼働を求めている。
(綱島洋一)


 菅の思いつきであるストレステスト。それを再稼働の条件としたことで、北海道の電力需給が危機的状況になりそう、という話。
 もちろん、安全性を担保する「ストレステスト」というしくみ自体を否定する物ではないが、安全確認後にしか原発の再稼働を認めないというのであれば、代替電源の確保にきちんとした方策を示すのが政府の責任であった。供給責任のみ電力会社に丸投げして、大衆受けする話をぶち挙げるなど、害悪以外の何者でもない。

 冬の北海道でブラックアウトが起きたら、間違いなく死人が出るだろう。暖房が使えないのみならず、屋根の融雪が巧く行かないなど影響は大きい。

 原発が動かせないことの悪影響はいろいろなところに出ているわけで……

長時間運転続く揚水発電 関電、奥多々良木を公開(8/10電氣新聞)
 関西電力は7日、国内最大の出力を誇る揚水式発電所 「奥多々良木発電所」 (兵庫県朝来市、6基計193万2千キロワット) を報道陣に公開した。 本来、ピーク時や緊急時の需要を支える供給力として整備されてきた同発電所だが、今夏は供給力確保へ長時間運転を余儀なくされているため、定期点検もままならない状態での稼働が続いており、経年劣化による停止リスクへの懸念が募る。
 奥多々良木発電所は昼間のピーク時に上部ダムの黒川ダムから、落差約400メートルの位置にある下部ダムの多々良木ダムへ1秒間に1基あたり最大約100トンの放水を行って発電する。 通常であれば、平均的な水位での運用を供給力として織り込んでいるが、今夏は高水位運用をすることで供給力を増加させるとともに、長時間運転することで供給力不足に対応している。
 懸念されるのは経年劣化による設備の停止リスク。 重要な役割を担っているだけに停止することができず、6基中2基は15年に1回行われる定期検査ができていない。 1号機は、一部部品交換をしたものの、検査は途中で終了。 2号機に関しては、手付かずのまま現在も運転している。 さらに2010年8月から、1、2号機の高経年化に合わせて可変速化工事を始めていたが頓挫。 工事再開時期も不明だという。 (本紙3面より抜粋)


 無理に無理を重ねている状態。これでも馬鹿な反原発は「電気は足りてる」と言い張るから、その馬鹿さ加減は底なしだ。「機械には整備が必要」という当たり前の常識すら無いらしい。


韓国大統領の不法入国 (2012 8/10 24:00)

 韓国の李明博が竹島に不法侵入した話。

 「支持率低下+求心力復活を期す」というくだらない理由で竹島を踏みにじったわけだが、日本政府はなぁなぁで済ませず毅然とした対応をお願いしたいし、途中で日和ることのないように心から祈るばかり。何の状況進展もないのに駐韓大使を戻すような真似をするな、ということである。
 それこそ、通貨スワップ協定をいったん白紙に戻すことをちらつかせるくらいはやってもいいんじゃないかな。軍隊を派遣して取り戻すという選択肢が取り得ない以上、経済的な揺さぶりを掛けるしかあるまい。

 中韓に融和的態度をとり続けてきた民主党政権だが、その融和的態度が外交上は何の利益ももたらさなかったことは、強く記憶しておきたい。

 竹島は、日本の領土である。



幹事長による代表下ろし宣言? (2012 8/9 24:00)

党首交代なら「信を問う」合意は白紙…輿石氏(8/9読売)
 民主党の輿石幹事長は9日の記者会見で、8日の野田首相と谷垣自民党総裁の会談で衆院解散について「近いうちに国民に信を問う」と合意したことに関して、それぞれ9月に党首選を迎える首相と谷垣氏が再選できなければ白紙になる可能性があるとの認識を示した。
 輿石氏は「2人がいなくなれば、2人の話は終わりでしょう。継続していると考えるなら、その時点で再度(党首会談を)やったらいい」と述べた。その上で、両氏の合意について、「社会保障・税一体改革関連法案を成立させるための合意だった。それが(10日に)成立すれば一区切りになる」とも指摘した。
 輿石氏の発言は「2人とも代わってしまうことは、まずないと思う」と断った上でのものだが、自民党からは「衆院解散の約束をほごにする発言だ」などと反発する声があがった。


 輿石は「野田を下ろす」と宣言したと考えていいのかな。
 かつて民主党は「政府と与党を一体化」とか言っていたように記憶しているが、物の見事にバラバラですな。ほんと、組織の体を為していない集団ですこと。


谷垣さんを評価しております (2012 8/9 24:00)

 自民党が与党だった頃には、私はどちらかと言えば谷垣に対しては批判的だったのだが……しかし、最近の谷垣の行動はどちらかと言えば支持。権力を持っていない側は、筋を通して行動することが結局はプラスに作用すると思うから。

 あと、詐欺行為ばかり働くクズ集団や、不合理な批判を食らわせてくるメディアを相手にしながら、何とか筋を通そうと頑張る姿には同情せざるを得ない。



問題の原因は民主党にある (2012 8/8 21:00)

 党首会談の結果、「法案成立後の近いうちに解散」ということで話が決まったそうだが……なんせ相手はあの民主党、信用なんかできるはずもなく。

「急な解散ない」=民主・樽床氏(8/8時事)
 民主党の樽床伸二幹事長代行は8日午前、国会内で国民新党の下地幹郎幹事長と会い、自民、公明両党に「消費増税法案の成立後、近い将来国民の信を問う」と伝えたことに関し、「急に衆院解散するものではない」と説明した。自民党が同法案成立に協力する条件として解散の確約を求めていることに対しても「絶対に条件とすることはない」と、応じない考えを示した。 
 下地氏は解散時期について、「近い将来」との表現と「しかるべき時期」としてきた首相発言の違いを指摘したが、樽床氏は「同じ認識だ」との見解を示した。下地氏が「近い将来」には来年8月の衆院議員の任期満了も含まれるとの立場を示すと、樽床氏も同意した


 こういう馬鹿な発言をする奴、同意する奴がいるからねぇ……。
 ま、信用がないからこそ「確約」を自民党は求めるわけです。この3年間でどれだけ信用を毀損する行為をしてきたかを考えれば、今の状況は民主党の自業自得です。

 で、「自民党が解散を求めるのがおかしい、いたずらに政局を煽るな」という向きが出てきたりしますが、与党の問題点を突き解散に持ち込もうとするのが野党の仕事なのです。自民党は要求をおこなうにしてもきちんと筋を通してきていますから、闇雲に解散を狙っていた野党時代の民主党と比べれば遥かに良識的です。

 また、「三党合意を軽視するな」と自民党を批判する向きまで出てくる始末ですが、3党でまとめたはずなのに民主党内がまとまりきらずに分裂し、あまつさえ出て行った奴らが不信任案提出という暴走をかましているのが現状なわけです。そう考えれば、三党合意をきちんと履行するか否か、問われているのはむしろ民主党の側のはずです。

 だいたい、今の与党は民主党なんです。自民党は権力を持っていない。権力を持っている民主党への批判はそこそこに、自民党に向かっては「きちんと政治を動かせ、政局に走るな」と批判するメディアは、故意ならカスですし天然ならドアホです。メディアの論調に乗って自民党批判している一部国民も同類です。


イジメという語は使いたくない (2012 8/8 21:00)

いじめ:埼玉の中2、被害届提出へ 東村山署は数回拒否(8/8毎日)
 東京都多摩地域の私立中学校の同級生から暴行されるなどいじめを受けたとして、埼玉県在住の中学2年の男子生徒(13)と両親が8日、警視庁東村山署に被害届を提出することが分かった。両親はこれまで4、5回、同署に被害届を出そうとしたが、いずれも拒否されたという。
 母親によると、男子生徒が中1だった昨年4月ごろからいじめが始まった。ハンドソープで髪の毛を洗われたり衣服を脱がされたりしたといい、担任も把握していたという。
 今年1月には校内で同級生の男子生徒から頭をコンクリートの廊下に打ち付けられるなどして意識を失い、救急搬送された。肋骨(ろっこつ)を折り、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたという。通学できなくなり、今年3月末に転校した。
 両親は被害届を提出しようと東村山署を訪れたが、「早く忘れてください」「相手が12歳では受理しても宙に浮く」などと断られたという。8日に受理されなければ、いじめた生徒らを刑事告訴したい意向。


 「イジメ」という語を使うから分かりにくくなるが、つまりは「傷害事件の被害届を警察が無視した」という事案。加害者と警察に何か繋がりでもあるんじゃないか……と疑いたくなってしまうような話。

 「イジメ」という言葉はもうやめましょうや。行為に合わせて「傷害」「恐喝」「殺人」と、きちんと呼称しましょうよ。



それ脅迫ですがな (2012 8/7 24:00)

早朝から計画停電実施なら、官邸「殺人罪問う」(8/6読売)
 東電が昨年3月14日に初めて行った計画停電で、早朝からの実施を見送るよう官邸から強く要請され、午前の実施見送りを決めたことが、この日公開されたテレビ会議の記録でわかった。東電は実施見送りを公表しなかった。
 東電は14日朝から、東京23区の一部や横浜市磯子区などで計画停電を行うと前日夜に発表した。ところが14日未明のテレビ会議で、藤本孝副社長が、枝野官房長官、福山哲郎官房副長官、蓮舫行政刷新相(節電啓発担当)の3人から早朝の実施を見送るよう強く求められたことを明らかにし、「『人工呼吸器や人工心肺を家庭で使っている人をお前は殺すことになる。それを承知でやるなら、殺人罪をお前に対して問う』と言われた」と述べている。


 事実だとすれば……という留保の元にではあるが、これは要請や要求の類ではなく、脅迫と呼ぶべき物である。むしろ、結果的に何もなかったから良かったようなものの、計画停電を回避したせいでブラックアウトが発生し、広い範囲で停電が起きていれば、「命の危機に瀕する人の数」は計画停電以上だったろう。
 で、そのような脅迫まがいの言葉を吐く一方で、電力不足のための方策を練り上げているならまだしも、そのような行動は一切とらずに八方を混乱に陥れていただけ。害悪以外の何者でもなかった。

 あと、こういうのを読むと(→「(首相は)説明すると、さんざんギャーギャー言う」…東電公開映像 現場の様子克明に(8/6産経))「菅災って言葉は本当に相応しい表現だよなぁと、妙な感慨を交えた怒りが沸々と湧き上がる。



原爆忌 (2012 8/6 24:00)

 原爆忌。戦争という行為の帰結であるとは言え、一般市民20万人を虐殺したアメリカの行為は決して許せない、というの正直な感情。
 で、犠牲者の冥福を祈る式典を邪魔して、「原発再稼働反対」とか「野田総理の式典出席反対」とか騒ぐバカに対しても、決して許せないという感情が湧き上がってくるわけです。

 福島と広島を絡めること自体は悪いこととは思わない。広島が経験したことで、福島にも活かせることがあれば、どんどん発信すればいいと思う。しかし、広島で騒ぐ反原発どもは、原爆の犠牲者や遺族のことも、福島原発の被災者のことも考えず、自らの政治的主張に福島や広島を利用したいだけ。平和を祈念する日に馬鹿騒ぎするヤツに対しては、人面獣心のろくでもない人種と唾棄したくなります。

 他者への思いやりという概念があれば回避できる行動であるはずで、頭の善し悪し、知識の有無以前の問題だと思うわけです。



語るのが怖い (2012 8/5 24:00)

 朝日新聞で《いじめられている君へ》という連載が続いているんだが、個々の意見に対する反論はさておくとして……

 イジメというのは「一概に言えない」個別の問題が非常に多くて、仮に「こういう風にして私はイジメを乗り越えた」というプラスの経験談であろうと、「それはアンタが○○だから」と批判される場合も多い。いろんな状況を考慮すればするほど、普遍的な対応策は無いと言うことが分かってきて、物言いはどんどん曖昧に……。

 自分の経験をふまえて何言ったとしても、「それは違う」と必ずどこからか弾が飛んでくる。何言おうが返り血を浴びるのは必至なので、あんまりイジメ問題に関して物を言いたくない、というのが正直なところ。



引き分け狙い、負け狙い (2012 8/4 24:00)

 バドミントンのアレ。もうちょっと「ごまかそう」という意思が見られても良いのになぁというのが私の感想。トーナメント戦の組み合わせを考えて……というのは理解できるが、あそこまであからさまにやる気の無さを見せつければ、そりゃ批判されても当然。
 勝負事で勝ち上がるには狡猾さが必要だけど、「巧いこと狡猾さを見えないように行動する」という別の狡猾さもなければ、勝って得られる物以上に多くの物を失う結果になる。

 どうしても「常に全力」を求めるならば、システムで何とかするしかない。「リーグ戦→トーナメント戦」「同一国から複数の代表が出られる」という形である限り、(表面上ごまかせているかどうかの別はあるとしても)必ず起きうる問題のわけで。


 ところで。
 未だに日本女子サッカーの「引き分け狙い」を批判する言説を目にすることがある。「バカ正直」を美徳と考えるなんてナイーヴな考え方だな、と思ってしまうのだが……

 日本女子サッカーでもし問題があるとすれば、「引き分け狙い」が公言されてしまったこと。ま、選手への批判を一身に引き受けるための監督の優しさ、というのは理解できるんだけど……狡猾になりきれないのもまた日本人らしいと言えば日本人らしい。良くも悪くも。



そりゃ当たり前 (2012 8/3 24:00)

「脱原発」の人いない…規制委人事案反対相次ぐ(8/2読売)
 民主党は2日、国会内で原発事故収束対策プロジェクトチーム(PT)などの合同会議を開き、政府が国会に提示した原子力規制委員会の人事案について協議した。
 だが、出席者からは「『脱原発』の人が含まれていない」などの反対論が相次ぎ、PT座長の荒井聰・元国家戦略相は出席していた横光克彦環境副大臣に「政府側として(人事案の)出し直しができないか検討してほしい」と求めた。
 これに対し、藤村官房長官は2日の記者会見で、「ベストの案を国会に提示した」と強調した。民主党の輿石幹事長は記者会見で、「政府から人事案が出れば、政権与党の執行部がだめですということはよっぽどだ。党で決めたことは従ってもらう」と述べ、党所属議員に対し人事案に賛成するよう求めた。


 こやつらの求める「脱原発」ってのは「反原発」のことだろうが……「反原発」に原発に詳しい人間なんか皆無なのだから、規制委員会に相応しい人間なんかいるはずもない。エネルギーに対する知識がない人間ばかりなんだから、外野から無責任に騒いでいるのが限界だろう。

 「脱原発」であるなら、きちんとした展望を描ける人もいるだろうけど、反原発の人たちが求めるような人間にはそんな人材は皆無だろう。まともな脳味噌を持っていれば「即時の脱原発」など選択肢から除外するのが当然であるから。



ネキリムシ (2012 8/2 24:00)

 今年はネキリムシ(根切り虫)が多い。

 カブラヤガという蛾の幼虫だが、野菜の若芽の地際部をかみ切るので、非常に被害が大きくなる……というのは毎年書いていることだな。ただ、今年は例年になくネキリムシの数が多い。今年は8個のプランターでニンジンを栽培しているが、毎日3匹以上を捕殺している。

 アオムシの食害は、葉っぱを順番に食べていく物だが、ネキリムシは株の根本を食い散らかして、上部の葉っぱ部分はその辺りに無惨に散らばっている。ゆえに、ネキリムシに対する感情は、通常の害虫に対する物の256倍ほどに膨れあがる。

 毎年似たようなことを書いている気がするが、それくらい憎たらしい存在だと言うことで。



何が悪いのか (2012 8/1 22:00)

 全文は長いので、記事内容については末尾で引用する。
 正反対の内容であるが、私は後者の意見に全面的に賛同する。

引き分け狙い…なでしこ、フェアプレー精神はどこへサッカージャーナリスト 大住良之(8/1日経)
なでしこ:面白かった、あからさまな「引き分け狙い」 後藤健生(8/1J SPORTS)
 いやあ、佐々木則夫さん、やってくれましたね。あからさまな引き分け(2位)狙い!

 最善の状況に立つために手を尽くすことは、責められるような話ではない。勿論、物には限度があって、相手より上に立つために反則行為を行うのは批判されるべきだろうが、今回のように、長距離移動などの不利を考えて引き分け狙いに行ったことはさほど批判されるような事例ではあるまい。

 「常に全力でプレーを」というのは、ナイーヴな主張に思えるんだよね。勝つために必要ならば、ともすれば「狡猾」とも言える手法であろうと取り入れるのは決して悪いことではない。むしろ、勝負事に過剰に美学を取り入れ精神論に走りがちであることこそ、日本の弱点だったとは言えまいか。

 適切な場所(=マイナスに作用しないような状況)できちんと手を抜けるのが、優れた仕事師だと思うしな。「常に全力」ってのは確かに美しいかも知れないが、それで不利益被るようでは「滅びの美学」でしかなかったりする。


引き分け狙い…なでしこ、フェアプレー精神はどこへサッカージャーナリスト 大住良之(8/1日経)
 1968年のメキシコ・オリンピックで、日本を率いていた長沼健監督が準々決勝で地元メキシコと当たらないようにするため、グループリーグ第3戦のスペイン戦で引き分けを指示したことはよく知られている。

■メキシコ五輪で長沼監督が指示したが…
 その試合の後半途中、湯口栄蔵選手を送り出すとき、長沼監督は「点を取るな、このまま0―0の引き分けに持ち込めとみんなに伝えろ」と指示した。狙いどおりに0―0で引き分け。準々決勝でフランスと当たった日本は3―1で快勝して、銅メダル獲得の大きな足がかりとした。
 だが、メキシコ・オリンピックのときの日本代表は、世界の男子サッカーでまったくのアウトサイダーだった。日本で生中継があったわけでも、少年少女を含めた国民の何分の一かが見守っていたわけでもない。
 まして「引き分け狙い」は国際的には伝わることはなく、帰国してから長沼監督が初めて明かしたことだった。

■「後半の途中に引き分けを選んだ」
 しかし、ロンドン五輪での女子日本代表(なでしこジャパン)はまったく立場が違う。前年の女子ワールドカップを制した世界チャンピオンであり、カーディフには何千人もの日本人ファンがつめかけていた。
 日本でも眠い目をこすりながら数多くの少年少女が期待に胸をときめかせて見守っていたに違いない。
 そして、佐々木則夫監督の会見はすべて英語に訳され、世界に伝えられる。「2連敗のあと、世界チャンピオンに引き分けることができて、私は選手を誇りに思う」とコメントした対戦相手、南アフリカのムクホンザ監督や選手たちは、佐々木監督のコメントを聞いてどう感じただろうか。
 何より、なでしこジャパンと同義語ともいえた「フェアプレー」の精神はどこへ消え去ってしまったのか。そしてまた、相手チームに対する「リスペクト」は……。
 佐々木監督は、試合後の記者会見でこうはっきりと語ったのだ。
 「準々決勝の相手はどこでもいい。ただ、1位ならグラスゴーへの移動、2位ならここカーディフに残って試合ができる。コンディションを考え、後半の途中に引き分けを選んだ」
(以下略)

なでしこ:面白かった、あからさまな「引き分け狙い」 後藤健生(8/1J SPORTS)
 いやあ、佐々木則夫さん、やってくれましたね。あからさまな引き分け(2位)狙い!
 格下、南アフリカを相手に0−0のままアディショナルタイムに入ってから、日本はまったく攻めに行かなかった。最後の時間帯に大儀見を入れたというのに、DFラインでパスをつないで、時計の針が5分進むのをひたすら待った。「引き分け狙い」という指令が、いったい、いつの時点で出たのかがひとつ興味のあるところだ。
 後半の途中までは、たしかにパスも通らなかったし、強引さにも欠けて攻撃の迫力はなかったけれど、それなりにクロスも上がり、シュートチャンスもあった。あれが、意図的に点を取らないようにプレーしていたのだとは思えない(そこまでの演技力はなかろう)。だが、スウェーデン対カナダの試合が2−2の同点になったという情報が入ってから以降は、まちがいなく「引き分け狙い」=「点は取るな」という指令が出ていたはずだ。
 1968年のメキシコ・オリンピックの時に、同じような状況になったスペイン戦で、日本の長沼健監督が選手に「点を取るな」という指令を出したときに伝令に使ったのはチーム最年少のMF湯口栄蔵(故人)だった。ところが、若い湯口が遠慮がちに(しかも関西弁で)監督の指令を伝えようとしてので、指令は十分に伝わらず、その後も本気で点を取りに行ってしまう場面があり、シュートがポストに当たってしまったりした。長沼監督が、後の「ゴールに入らなくてホッとしたのは、後にも先にもあの時だけだった」と述懐した場面である。
 南アフリカ戦で佐々木監督が伝令に使ったとすれば、77分に宮間に代わって入った阪口あたりだろうか。攻撃的に戦うつもりなら、坂口を入れて宮間を前に上げるはずなので、宮間より守備的な阪口を入れたのも、そういう意図だと考えれば納得がいく。途中までは、スウェーデンがカナダに対してリードしていたから、日本としては「1−0くらいで勝って2位になる」のがベストな結果かと思っていたが、意図的だったのかどうかは知らないがスウェーデンが終盤に(わざと?)追いつかれてしまったわけで、「1点入ったりしてなくてよかった」という展開だった。
 準々決勝の対戦相手のことはともかく、移動なしの同じミレニアム・スタジアム(カーディフ)で、しかも17時キックオフということになるので、1位通過よりも2位通過の方が調整ははるかに容易になる。1位通過だとグラスゴーまでの長距離移動(500km)がある上に、12時キックオフという調整の難しいスケジュールになってしまうのだ。こういう大胆な選手起用。そして、「引き分け狙い」というあからさまな戦略を駆使できるのが佐々木監督らしいところであり、あるいはまた、日本サッカーの成熟を示すと言ってもいい。「ドーハの悲劇」の頃のナイーブさは、遠い昔の思い出となったようだ。
 無事に「2位通過」というベストのカードを引いただけではなく、南アフリカ戦はさまざまなテストもでき、有意義な試合になった。まず、前線を中心に主力選手を休ませることができたこと。中2日で6試合を戦う厳しい、非常識なスケジュールの中で、途中で休息日を設けられるか否かは、優勝を狙うチームにとっては不可欠の条件とも言える。おそらく、ブラジルまたはイギリスも似たようなことをしているのだろうが、いずれにしてもここで1試合飛ばすことができたのは、決勝に向けてのコンディション調整の面で大きなプラスになるはずだ。
 もう一つは、サブ組のテストができたことだ。サブ組が実際に試合に出て(たとえ「引き分け狙い」の試合だったとしても)、オリンピックの雰囲気とピッチを体験できたことは大きい。これから中2日での3連戦、18人の戦力をうまく使い分けなければならない難しい戦いになるのだ。
 いちばん心配なのは、やはり澤の体調だろう。長い間ゲームから遠ざかっていた澤。オリンピックに合わせてコンディションを戻してきたのはさすがである。初戦のカナダとの試合など、中盤でのボール奪取やゴール前の危険な場面でのクリアなど、彼女の獅子奮迅の働きがチームを何度も救った。だが、それでもやはり、今の澤はけっして本調子ではない。スウェーデン戦では、かなり疲労がたまっている様子で、パフォーマンス的にもカナダ戦より落ちており、ミスも目立った。
 準々決勝から決勝までの3試合、澤にフル出場を期待すべきではないのではないか。時間を限定して、状況によって交代させていく必要があるだろう。その場合、澤に代わってミッドフィルダーに入るべきは誰なのか?阪口は守備力はあっても、澤のような展開力はない。若い田中に試合のコントロールはまだ難しい。そうなれば、宮間しかいない。
 宮間をミッドフィルダーとして起用。今まで宮間が務めていたサイドハーフに岩渕または丸山を入れるのか、それとも大野をサイドに戻して、トップに安藤、丸山あたりを入れるのか。そういう組み合わせで戦う場面が、一度は必ず来るはず。そのためにも、南アフリカ戦で多くの選手が実践のピッチに立って、そのパフォーマンスを佐々木監督がチェックしたことが役に立つはずだ。
 それにしても、こういう本番の場面で、思い切って控え選手を起用して、しかも、周りの雑音も大きい(サッカーに詳しくない人も注目している)オリンピックという舞台で「引き分け狙い」の試合を実際にやってしまうあたり、佐々木則夫という指導者はなかなかのタヌキではある。しかも、事前に新聞記者を通じて世間さまに「2位狙いもあり……」というヒントを出しておくあたりは大タヌキのようだ。中継局も「1位突破なるか……」などと見え透いた建前ばかり叫んでないで、そのへんの意図をきちんと伝えたらいいのに……。
 で、関塚監督はどうするんだ?ま、こちらは「首位通過」が望ましいのだが、メンバーの大幅変更は、男子の方も当然やらなくてはならない手順であるはずだ。




望んでないよ (2012 7/31 24:00)

谷亮子議員 リオ五輪へ「望まれるなら」と復帰に含み(7/30スポニチ)
 五輪柔道女子48キロ級で福見友子(27)がメダルを逃してから一夜明けた29日、この階級で5大会連続でメダルを獲得した新党「国民の生活が第一」の谷亮子参院議員(36)が取材に応じた。“ポスト谷”が日本の看板階級で5位に終わったことへの悔しさをにじませながら、4年後のリオデジャネイロ五輪については「望まれるなら準備したい」と復帰に含みを持たせた。
 議員会館内で取材に応じた谷氏。日本時間28日深夜に行われた福見の試合は育児などで見られず、29日朝のニュース番組でチェックしたといい、「(五輪最終選考会だった)5月の全日本選抜体重別選手権で力を出し切ってしまい、五輪に照準を合わせられなかったのでは」と指摘した。
 福見は谷氏に2度勝った唯一の日本人選手として注目され、選抜体重別では代表に有力視されながら初戦敗退した浅見八瑠奈(24)に対し、優勝して五輪切符をつかんだ。谷氏は「私は浅見選手が頭一つ抜きん出ていると思っていた。(浅見が出場していたら)きっちり照準を合わせていたかもしれない」と指摘した。
 女子48キロ級は、公開競技として行われた88年ソウル大会で江崎史子さんが銀メダルを獲得。正式種目となった92年バルセロナ大会以来、谷氏が金2、銀2、銅1のメダルを獲得してきただけに、「なんとしてもメダルを死守してほしかったけど…」と残念がった。
 参院選初当選3カ月後の2010年10月に現役引退を表明したが、福見がメダルを逃すと、インターネット上には「もし谷が出ていたら」などの意見が書き込まれた。谷氏は「もし自分が出ていたら、研さんを積んで最大限の努力をしてメダルを獲りに行っていたでしょうね」ときっぱり。知人からは「4年後に向けて準備を始めてください」と、リオデジャネイロ大会への出場を促すメールが届いたといい、「皆さんが望むなら、準備をしたい。またあの舞台に立ちたいと思います」と復帰への可能性も示した。
 一方、議員生活は3年目を迎え、参院文教科学委員としてスポーツ振興などに取り組んでいる。4月から中学校の体育で柔道など武道が必修化されたことを受け、「いじめが大きな問題になっている中、礼節を重んじる柔道を通じて健全な育成を図るため、学校で直接指導するなど私にできることをしたい」と説明。「ママさんアスリートがどんどん出てくるよう、環境整備もしていきたい」と意気込んだ。


 言いたいことは3つ。

 1つ目。
 「浅見の方が良かった」という言い種は、福見選手に対して失礼極まりない。選手としての実績は確かに凄かったとは言え、今は柔道からは離れた世界に身を置いているわけで、外部の人間がこのような物言いは不適切ではないか。

 2つ目。
 「自分が出ていたら最大限の努力をしていた」という言い種は、福見が努力していなかったと断ずる物言いであり、仮にそれが事実であったとしても「柔道と議員生活を両立させるという戯言を言っていた人間」が吐いて良いセリフではない。
 
 3つ目。
 「皆さんが望むなら…」と言うが、一度国会議員という道を選んだならきっちり責務を果たしてから寝言を言え。少なくとも、俺はあんたが次の五輪に出ることは望んじゃいない。



ご容赦 (2012 7/30 24:00)

 今週、来週、再々来週は、月曜日と火曜日がちょいと忙しいので、月曜夜の更新が疎かになるかも知れません、ご容赦を。


国会議員が国会包囲デモに参加ですと (2012 7/30 24:00)

反原発デモ議事堂包囲 民主議員には「帰れ」コール(7/30スポニチ)
 脱原発を訴えるため、短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで集まった参加者が29日夜、キャンドルなどを手に国会議事堂を取り囲む抗議を行った。
 参加者は、主催者発表で20万人、警視庁は1万数千人としている。毎週金曜夕の首相官邸前での抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合が主催。当初、主催者はキャンドルを配布予定だったが、参加者が相当数に達したこともあり中止に。事前にホームページで告知していたため大きな混乱はなく、参加者は各自キャンドルやペンライトを用意して集まった。
 午後7時、国会議事堂正門前では有志の国会議員らがスピーチ。民主党の川内博史衆院議員がマイクを握ると、聴衆から「民主、帰れ」「退場」の怒声が巻き起こる場面もあった。
 妻、子供2人と参加した北区の自営業、野口聡一さん(44)は「議員に私たちの声が届くことを願うが、こうやって行動を起こすことが何より大事」と力説した。
 午後3時半からは近くの日比谷公園で集会を開催。作家の落合恵子さんらが「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない」と声を張り上げると大きな拍手が湧き起こった。
 この日は警察官数百人が警備。警視庁によると、機動隊員に対する公務執行妨害容疑で男2人を現行犯逮捕した。また体調不良で救急搬送された参加者もいた。


反原発デモ、自民・河野太郎氏も国会議事堂前に(7/30読売)
 脱原発を訴える市民グループの呼びかけに集まった人たちが29日、東京都千代田区の国会議事堂を取り囲み、原発を再稼働させた政府や政治への抗議活動を行った。
 今年3月から毎週金曜日を中心に首相官邸前で抗議活動をしている「首都圏反原発連合」が主催。この日は、近くの公園で集会を行い、デモ行進した後、国会議事堂を取り囲んだ。立ち入りが規制された車道に一時、人がなだれ込み、騒然とした雰囲気となった。
 参加者は暗くなり始めた午後7時頃からキャンドルやペンライトを手に、「再稼働反対」などと連呼。この日は、自民党の河野太郎衆院議員ら各党の国会議員も合流した。
 警視庁によると、この日のデモ行進参加者は約1万2000人に上った。


 こいつらは、国会議員の役割を理解できていない。国会議員は、法律を作り政策を実現する力を持っている。その「国会議員の本分」を閑却して、無策に声を上げるだけのデモに参加するのは筋違い。つか、反原発だ何だという前に、「国会を囲むデモ」に国会議員が参加するたぁ何の冗談だ。



山口県知事選 (2012 7/29 24:00)

 山口県知事選。反原発の飯田哲也は敗れたらしい。橋下のブレーンとしてとんちんかんな活動をしていた男だが、「反原発候補の敗北記録」を更新しただけだった。官邸前やおおい町にどれだけ人が集まろうと、実際の自治体選挙では殆ど影響を与えていないのが実情。反原発デモなど、騒ぎたいだけの人間によるお祭でしかない。

 しかし、自民党はきっちり地方選を物にしているね。ま、民主党系が酷すぎるというだけの話ではあるのだが、この調子で地方の基盤をきっちりと固め直していけるかが、今後の「復調」の鍵になるだろう。


ラマダン・サッカー (2012 7/29 24:00)

日本と対戦モロッコ、試合中に水飲まない?(7/29読売)
 【ニューカッスル(英)=畔川吉永】サッカー男子のグループリーグD組第2戦(29日)で日本と対戦するモロッコのピム監督は、選手たちにイスラム教徒が多いため、「ラマダン(断食月)」の影響を心配している。
 日の出から日没まで飲食を断つラマダンは、ロンドン五輪と時期がほぼ重なる。英BBCによると、オランダ人のピム監督は「選手は信仰に厳格。全員がいつも通りラマダンを行う」と話している。そうなると、練習や試合が日中、行われる際には、水も飲まないことになる。
 この時期の英国は日中の時間が特に長く、モロッコが初戦を戦ったグラスゴーでは日の出の午前3時半から日没の午後9時半までの長い時間、水も飲めないことになる。


 ロンドンは緯度が高いので、夏は昼の時間が非常に長い。「午前3時半から日没の午後9時半」まで飲まず食わずは大変……というか、そんな状態でサッカーをやるのは自殺行為の気もするが。「日本にとって有利」とか言う前に、選手たちの体調の方が心配になってしまう。

 イスラム諸国の内部だと、国際試合や国内の試合も、ラマダンに配慮して日程が組まれているんだろうかね。



退職後世代について徒然に書いてみる (2012 7/28 24:00)

 ごく卑近な範囲での話ではあるが、と断った上で。

 食料品などの買い出しは私の仕事で、ほぼ毎朝開店時に近所のスーパーに赴くのだが、交通量によっては回転の数分前に着くこともある。車の中で待ってることもあれば、店の入り口で待つこともある。
 開店前に「まだ開かないのか」とグチグチ文句を言う人にしばしば出くわすのだが、この3年間で、店員にまで文句を言う人間は100%ジジババ世代だった。

 一週間ほど前には、「まだ開かないの?もう全国的に10時だよ、あーここは10時1分に開店するのか」というイヤミをほざくジジイに出くわしたし(思わず「グチグチうるせぇ」と言ってしまった…)、今日も「融通効かせて開けてくれればいいのに」とドアを開ける準備をしている店員にこれまたブツブツ文句を言うジジイに遭遇。

 年を取ったら自儘になっていくのか、自儘な世代が年を取ったのか。

 日曜日は開店前に行列ができるので、せっかちな私は早めに言って並ぶのだが、そこでもジジババの身勝手な会話をよく耳にする。
 「年金がまた減った」という愚痴だけなら問題ないのだが、「もっと若者が頑張らないかん」とか「若い奴らは仕事を選ぶからいかんわ」とか、あげくは「年金減ってパチンコになかなか行けんでかんわ」などと、後ろから蹴り倒したくなるような会話をよく耳にする。それでいて「自民党政権は借金ばかり作ってダメだった」って、その借金の恩恵を一番受けているのがお前ら世代だろうに、と罵倒したくなるのを抑えることもたまにある。

 「今の日本の繁栄は自分たちが作り上げた」という自負があるのだろうが、「生まれ合わせた時代の幸運」にも目を向けて欲しいし、「今の日本の体たらくを生んでしまったのも自分たちだ」という反省の念も持って欲しい……という、氷河期世代の恨み節。



文楽 (2012 7/27 24:00)

橋下市長が文楽鑑賞 補助金問題、演者との会談申し入れ(7/26朝日)
 橋下徹大阪市長は26日、国立文楽劇場(大阪市中央区)を訪れ、人形浄瑠璃文楽の「曽根崎心中」を鑑賞した。鑑賞後に技芸員(演者)らと面会し、「ぜひ意見交換させてほしい」と申し入れた。橋下氏と文楽界は、文楽協会に対する市の補助金削減をめぐり関係が悪化しているが、市長側が対話を呼びかけた形だ。
 橋下氏は大阪府知事時代の2009年に文楽鑑賞をした後、「二度目は行かない」などと発言。今回は鑑賞後、「古典の芸能文化として、守るべきところは守っていかないといけないとよくわかった」と述べた。
 しかし、「演出など見せ方をもっと工夫して、文楽をよく知らない僕らでも面白いと思うものにすべきでは」「新規のファンをどう獲得するか。振興に軸足を置くなら、いろんな問題点もある。今までは保護の面が強かった」などと、持論も展開した。


 文楽の人形にコスプレさせたらどうか、というご提案か?「文楽をよく知らない」のであれば、なおさら「見せ方を工夫しろ」という表現はちょっと傲慢な物じゃないかな。

 伝統芸能も、もちろん時代に合わせて変化していく面を持ち合わせる必要があるとは思うが、一方で、古典として伝統を維持しているからこそ保護せねばならないという側面もある。「裾野を広げる」ことは大事かもしれないが、それのみを求めるのは筋違いだと思う。

 こういう文化は、一度失うと取り戻すのは不可能だからなぁ……。しかも、文化も生態系のような物で、どこにどう影響しているか分からない物だし……。そもそも、橋下氏の一存で文楽の将来が決まるってのは怖い。議論を経た上で「文楽への助成は廃止」となるのだったら、それも一つの選択だとは思うけど。

 とか言いつつ、自分も文楽に造詣が深いわけではないので、自分の「数百年続いている物は守った方がいい」という感覚が、スノッブな教養主義に根ざした物では無かろうかとか考え出して、ちょいと表現が弱含み。



高温 (2012 7/26 24:00)

岐阜県多治見市で38度=111地点で猛暑日−気象庁(7/26時事)
 日本列島は26日も、高気圧に覆われ各地で気温が上がり、岐阜県多治見市では全国最高の38.0度を観測した。全国927地点のうち猛暑日(最高気温35度以上)は111地点で、真夏日(同30度以上)は682地点で観測された。
 厳しい暑さは8月上旬まで続くとみられる。気象庁は、小まめな水分の補給や冷房の適切な使用といった熱中症対策を呼び掛けた。
 他に高温となったのは三重県桑名市37.8度、浜松市37.5度など。
 主要都市の最高気温は札幌30.1度、仙台31.3度、東京35.4度、名古屋36.1度、大阪35.5度、福岡33.8度。


 人間が耐えられるような気温じゃない。熱中症で倒れる人も出てしまうので、こんな天候は早く終わって欲しい。
 ただ、同時に、元多治見市民で多治見市で働いている身としては(今も隣接市に住んでるけど)「どうせ暑いなら日本一じゃなきゃ」という倒錯した思いもあったり。ゆえに、ウンザリしつつ何となく嬉しいような……。


事業仕分け (2012 7/26 24:00)

民主、初の「事業仕分け」=離党予備軍の懐柔狙う(7/25時事)
 民主党の行政改革調査会(中野寛成会長)は25日、初の「党版事業仕分け」を党本部で実施した。消費増税関連法案への対応で党が分裂した後も離党者が相次ぐ現状を踏まえ、行政改革への積極姿勢を党内向けにアピールするのが狙い。ただ、8月中に見込まれる関連法案の参院採決での造反防止にどこまで効果を上げられるかは不透明だ。
 中野会長は冒頭、「行政改革は税と社会保障の一体改革と併せて、車の両輪として進めなければならない」と強調。仕分けでは、複数の省庁にまたがる「海外情報発信・交流」「バイオマス(生物資源)」「新卒者就職支援」など4分野の事業を取り上げ、2013年度予算編成では各省が似通った事業を並行して進める「縦割り行政」を改めるよう求めた。 
 バイオマス関連では、経済産業省の外郭団体に最も多くの研究費用が支出されている現状を問題視し、委託先選定方法の見直しを要請。就職支援では「各省の連携が取れていない」として、大学やハローワークなど関連施設の情報を省庁の枠を超えて共有すべきだと指摘した。
 政府が実施してきた事業仕分けを党主導で進める背景には、野田佳彦首相の政権運営を増税先行と批判する「離党予備軍」の不満を和らげたい思惑がある。しかし、離党者は既に行革調査会のメンバーからも出ている。さらに、消費増税法案の衆院採決で反対した階猛事務局長は、党員資格停止処分中のため会合を欠席した。


 いちばん初めに行った「事業仕分け」に多少なりとも意義があったのは、自民党政権が作り上げてきた予算策定の手法にメスを入れる点、自民党政権の作った予算を見直すという点においてだった。

 しかし、予算作成段階から民主党が関与するようになれば、そのような意義は消滅する。仕分けするくらいなら予算を作る段階で精査すれば済む話となるからだ。
 もちろん、継続的に見直しすることでシステムの改善を図ることは有益ではあるが、1回目の仕分けでも、けっきょくは「元に戻った」という話ばかりで、パフォーマンス以外の意味があったかどうかは甚だ疑問。今回も、仕分け自体ではなく別の思惑の方が大きいようであるし。

 予算の問題点を可視化するという効果は無いわけではないが、大した成果を上げられていないために耳目を集め続けることもできず、一過性のブームで終わってしまうようだ。やはり、やり方以上に、何をやるかが大切ですな。



電機関連の株価が酷い (2012 7/25 22:00)

 ユーロが94円台の前半で推移。
 で、ヨーロッパ比率の高い銘柄が今日も値を下げており、ソニーは上場来安値の870円。ほんの2年半前くらいに私が売却したときは3000円を超えていたというのに、株価の動きというのは怖ろしいもの。
 そういやシャープも260円で上場来安値。パナソニックも482円と年初来安値。家電メーカは韓国勢に押されてただでさえ苦しい状況なのに、この円高でトドメを刺されそうな勢い。大丈夫かね、日本経済。


産経の捏造記事 (2012 7/25 22:00)

記事のおわびと削除(7/25産経)
 23日午前1時7分にアップされた「自衛隊の防災演習、東京の11の区は庁舎立ち入り拒否」の記事について、11区で実施されなかったのは待機(宿泊)訓練でした。通信訓練については自衛隊の立ち入りを認め、実施されていました。関係者におわびして、削除します。

 自衛隊の立ち入りを認めないと批判された11区すべてが抗議文を出し、産経が記事の撤回に追い込まれたという図。ちょいと簡素すぎるようにも思うが、一応詫びは入れたという形。しかしながら、待機訓練に関しても、自衛隊の都合で行われなかったのであて11区には責任がないという話もある。
 所詮産経、「右の朝日」と言われるメディアではあるが、この誤報とその後の責任の取り方はかなり酷い。

 なお当欄7/23の文章に関しては、市民団体等の「自衛隊を忌避する人々」を中心に意見を述べた部分はそのままに、11区に対する感情論の部分は「捏造記事に基づく感想」なので、お詫び申し上げつつ削除させていただきたい。



何か違和感が…・ (2012 7/24 24:00)

花火大会後の清掃活動「なぜ職員だけ有償」 鳴門市、指摘受け方針変更(7/22徳島新聞)
 8月7日の鳴門市納涼花火大会の翌朝に行われる清掃活動に向け鳴門市が市民から無償ボランティアの参加を募ったところ、同じ作業に当たる市職員に時間外勤務手当の支給が予定されていたため、市民から「なぜ職員だけ有償なのか」と疑問の声が上がった。指摘を受け、市は職員も無償で参加させるよう急きょ方針を変更した。
 市観光振興課によると、清掃活動は8月8日午前6〜8時に市文化会館周辺で行う。例年は、職員と作業を委託したシルバー人材センターのスタッフらが作業に当たってきたが、今年は初めて市民の参加を募ることにした。
 「ごみの量の多さ、作業の大変さを多くの人に知ってもらうとともに、作業の効率化を図りたい」(同課)というのが市民に参加を求めた理由で、報酬や交通費などの支給はなし。既に中高生らが参加する意向を示している。一方、30〜40人が参加する市職員は職務の一環としていることもあり、市職員諸給与条例に基づいて、合計で10万円前後の時間外勤務手当の支出を見込んでいた。
 これに対し、市民から「不公平だ」との指摘が続出。毎年、自主的に清掃活動に参加する男性(76)は「同じ作業をしても職員だけ有償なのは納得がいかない」。女性(31)は「市の財政は逼迫しているのだから、職員もボランティアで参加するべきだ」と話した。
 直接の指摘は寄せられていないものの、市は徳島新聞の取材で市民の間に疑問の声があることを把握。対応を検討した結果、職員にもボランティアでの参加を求めることにした。市観光振興課の小椋勝課長は「ボランティアを募集しておきながら、職員には従前通り手当を支給することの是非について内部の検討ができていなかった。市民に迷惑をかけてしまい大変申し訳ない」と話した。


 「市職員は業務として清掃」「それで不足だからボランティアも募集」ということに何の問題があるのかよく分からない。感情的に納得できない人がいるのは理解できなくもないが、それならば「一般の清掃参加者にも手当を出すべきだ」という主張の方がよっぽど筋が通っている。「市の財政は逼迫しているのだから、職員もボランティアで参加するべきだ」というのはブラック企業の論理だ。

 無料で働くのがイヤなら、ボランティアに参加しなければいいだけの話。「他者が金もらっているのが気にくわない」という情緒論で、当然払われる報酬に対して批判するのは不合理な言説だと思うんだが。


イチロー (2012 7/24 24:00)

 イチローには、中日で頑張ってもらいたいという思いがあるんだが……いつか日本に戻ってきたときに、中日に関わって欲しいなぁ、と。イチローって引退した後どんな指導者になるんだろうか……考えるだけで興奮してくる。もちろん、優れた選手が名指導者であるとは限らないが、落合さんという前例を見てるからねぇ、かっきりとした野球観を持っている人間ということで、どうしてもワクワクしてしまう。

 まだ現役続けているわけだから、気の早い期待とは分かってますがね。



森さん引退? (2012 7/23 24:00)

森喜朗元首相が引退の意向 衆院石川2区、関係者に示す(7/23朝日)
 自民党の森喜朗元首相(75)=衆院石川2区=が「次の選挙に出るのは見合わせたい」と、引退の意向を関係者に示したことが23日、分かった。自民党石川県連は森氏の意向を確認し、慰留に努めたいとしている。
 支援者らによると、地元の石川県能美市で22日に開かれた会合で、森氏は「元気なうちに若い人に道を譲るのが大事」「次の選挙に出るのは見合わせたい」と述べ、次期衆院選に出馬しない意向を明確にしたという。


 良くも悪くも、政治家が持つべき調整能力、政局を見抜く能力、狸っぷりはなかなかの物だったと思う。総理在任時も、小渕政権を引き継いで無難に仕事をこなしていた。言葉の軽さは確かに感じたが、メディアに過剰攻撃されていた嫌いもあったし、最近のバカ総理に比べれば大きな瑕疵はなかった。豪腕ともてはやされつつも全く仕事を為さなかった小沢より、よっぽど有能。

 つーかね、森元さんよりも先に、鳩とか菅が消え去るべきだろうよ。


自衛隊の立ち入り拒否? (2012 7/23 24:00 7/25追記・訂正)

「迷彩服を区民に見せるな」 自衛隊の防災演習、東京の11の区が庁舎立ち入り拒否(7/23産経)
 16日夜から17日午前にかけて行われた陸上自衛隊第1師団(東京都練馬区)の連絡要員の自衛隊員が23区に徒歩で出向き、被害状況や出動要請の有無などを確認する統合防災演習で、自衛隊側が23区に「隊員を区役所庁舎内に立ち入らせてほしい」と要請していたにもかかわらず、11区が拒否していたことが22日までの産経新聞の調べで分かった。区職員の立ち会いも要請していたが、7区の防災担当者は立ち会わなかった。要請を拒否した区には「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かした担当者もいた。(三枝玄太郎)

 隊員の立ち入りを認めなかったのは、千代田▽中央▽港▽新宿▽目黒▽世田谷▽渋谷▽中野▽杉並▽豊島▽北の11区。大半は「自衛隊から要請がなかった」と断った理由を説明した。
 防災担当職員が立ち会わなかったのは千代田▽中央▽港▽墨田▽世田谷▽渋谷▽中野の7区。各区とも「要請がなかった」と口をそろえる。千代田区の担当者は「いつ来て、いつ帰ったかは分からない」という。
 しかし、自衛隊は口頭で23区に(1)庁舎内に立ち入らせ、通信訓練を行う朝まで待機させてほしい(2)庁舎の駐車場を使わせてほしい(3)防災担当の職員に立ち会ってほしい−の3項目を要請していた。
 自衛隊の担当者は「区によって要請の中身は変えていない。お願いする立場なので強くは言わなかったし、文書は出さなかったが、確かに要請した」と話す。
 陸上自衛隊第1師団第1普通科連隊の石井一将連隊長は16日、記者団に対し、全面的な協力を得られたのは7区で、残りは「休日で人がいない。庁舎内の立ち入りを断られた区もあった」と明かした。
 庁舎使用を認めた区担当者は「区民のためになる」「有意義だ」などと話していたが、3項目すべての要請を拒否したある区の担当者は「区民との接触を避けてほしい」「迷彩服姿を庁舎内で見せないでほしい」と申し入れたという。
 16日午後7時。「市街地での災害訓練反対!」「基地へ戻れ」という反対派のシュプレヒコールと、「自衛隊頑張れ」という励ましが交差するなか、陸自第1師団の隊員は練馬駐屯地を2人1組で出発した。
(以下略)

 この11区は、災害が起きても自衛隊に派遣要請をするなよ……と感情論をぶちまけたくなる話。ただし、千代田区と杉並区と中野区、港区は訓練に協力したと区議会議員などが発言しており、記事自体の信憑性については判断を留保しておきたい(こちら参照→産経新聞「自衛隊の防災演習、東京の11の区が庁舎立ち入り拒否」は誤報? - Togetter)。

 ともかく、自衛隊が姿を見せることに反対する馬鹿がいたのは事実なわけで……「自衛隊を忌避するクズ」も含めて、何かあったら助けるのが自衛隊の任務とはいえ、何ともやりきれない。東日本大震災で自衛隊の人たちがどれだけ働いてくれたか、知らないはずがないだろうに。

(7/25追記)
記事のおわびと削除(7/25産経)
 23日午前1時7分にアップされた「自衛隊の防災演習、東京の11の区は庁舎立ち入り拒否」の記事について、11区で実施されなかったのは待機(宿泊)訓練でした。通信訓練については自衛隊の立ち入りを認め、実施されていました。関係者におわびして、削除します。

 やはり産経の捏造だった模様。
 なお当欄に関しては、市民団体等の「自衛隊を忌避する人」を中心に意見を述べた部分はそのままに、11区に対する感情論の部分は「捏造記事に基づく感想」なので、お詫び申し上げつつ削除させていただきたい。



煙草 (2012 7/22 24:00)

 元喫煙者は禁煙すると過剰な嫌煙家になるという話を聞くが、どうなんでしょうな。私の周囲ではあまり感じませんが。

 ただ、私も「元喫煙者」なのだが、禁煙のつらさを知ってるので、「禁煙できない」事を見下せるはずもなく。
 ニコチン中毒が酷かったのか、3日間は「なんとなく意識が朦朧とする」「ボールペンでさえ咥えたくなってしまう」状態、数ヶ月は「食後」「車に乗るとき」などのトリガーに悩まされ、煙草を吸いたいという気持ちは完全に消えたはずの今でも「煙草を吸ってしまい、しまった!と、うなだれる」という夢を見ることがある。

 人に迷惑かけなきゃ吸うも吸わないも自由です。子供の目の前で吸ったり、煙草を持った手を振りながら歩いたり、車の灰皿の中身を道路にぶちまけたり、というようなバカな真似はしないで欲しいだけです。


今頃かよ (2012 7/22 24:00)

農産物の風評被害 対策強化へ(7/20産経)
 原発事故の影響で福島県などの農産物の価格が事故の前より下がっているため、政府は、消費者に食品と放射性物質の影響を正しく理解してもらう意見交換会を重点的に行い、風評被害への対策を強化することになりました。
 消費者庁などによりますと、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、周辺の地域では農産物の価格が下がっていて、このうち福島県では事故の前と比べて平均で4割ほど安く取り引きされているということです。
このため、20日開かれた政府の消費者政策会議で、野田総理大臣は「個人消費の回復には消費者の安心安全が不可欠だ」と述べ、食品と放射性物質についての消費者との意見交換会を重点的に行い、風評被害への対策を強化するよう関係閣僚に指示しました。
 原発事故のあと、消費者庁は主に関東や東北地方でこうした意見交換会を開催していますが、今後は対象の地域を広げるとともに、消費者の不安や疑問にさらにきめ細かく対応できるよう小規模な会場で行うことにしていて、ことし秋をめどに具体的な実施計画を作ることにしています。


 そりゃやらないよりはやった方がいいんだけど、感情論だと言うことは分かった上で言わせてもらうと……今まで何してやがった。クズのデマ野郎たちに散々荒らされた後で、今頃何言ってやがるんだ。



円高ユーロ安 (2012 7/21 24:00)

 ユーロが95.33円まで下がった。スペイン銀行への10兆円規模の支援が決まっても依然として95円台で推移。一方、アメリカではとうもろこしに続き大豆価格も上昇。熱波が全く収まらないのが原因だが、穀物価格上昇で穀物そのもののみならず食肉などへの影響も大きい。食料価格の高騰は、経済発展著しい途上国の経済に打撃を与えることにもなりかねない。
 中国の経済成長も鈍化しているし、世界経済の先行きはどうしても暗く思われてしまう。リーマンショックのような「短期に大打撃」ではなく、じわじわと真綿で首を絞められるように失速していくのかなぁ、と。

 中川昭一さんがご存命ならどんな対応策を練り上げたのかなぁと、考えても詮無いことを考えてしまう。

 で、我が国の中央銀行総裁は……

日銀総裁、景気の底堅さの一因として円高メリットに言及(7/21WSJ)
 【東京】日本の政策当局者は長らく、円高を日本経済にとり「悪」とみなしてきたが、内需主導で景気が緩やかに回復するなか、日本銀行の白川方明総裁を含む一部関係者は円高のプラス面に言及し始めている。
 白川総裁は先週、円高は景気に悪影響を与えるとする従来のスタンスから離れ、堅調な内需の背後にある5つの要因の1つとして円高メリットを挙げた。日本経済は1-3月期、内需主導で4.7%の成長率を記録している。
 「円高による景気への悪影響を無視しているわけではないが、プラス面もあることを言っているのだろう」と日銀の政策に詳しい関係者は語る。
 従来の日本経済の回復は、まず、輸出の持ち直しがけん引役となり、それが生産と消費の回復につながってきた。そのため、政策当局は、日本製品の国際競争力を損なう円高の阻止に注力してきた。
 しかし、今回は欧州債務危機により外需が冷え込み、輸出が伸び悩んでいる。その代わり、昨年の東日本大震災後の復興需要に加えて国内消費が成長の原動力となっている。
 日銀の政策に詳しい別の関係筋は、国内総生産(GDP)の約6割を占める家計支出が円高により浮揚されていると述べた。円高が国民の購買力を高めているためだ。
 欧州発の高級ファッションから近隣スーパーの輸入食品まで、日本の消費者は円高の恩恵を享受している。経済産業省のデータによれば5月の小売売上高は前年同月比3.6%増となり、6カ月連続で増加した。
 海外旅行も円高の恩恵を大いに受けており、業界筋は、今年の日本から海外への旅行者数は過去最高となった2000年の1781万人を突破するとみている。
 旅行代理店大手HIS広報担当の三浦達樹氏は、「円高は海外旅行にとって引き続き追い風になっている」と述べた。同社が夏休み用に販売しているパッケージツアーの予約は欧州向けが前年比4割以上、米国向けは2割以上の伸びを示している。
 円はユーロに対してこの1年間で15%上昇したが、対ドルではそれほど動いておらず、20日午後4時15分現在、1ドル=78.58円となっている。
 また、大半の原子力発電所が運転を停止するなか、石油やガスを輸入に頼り、エネルギー価格の高騰に苦慮してきた日本のメーカーにとって、円高は生産コストの低下にもつながる。
 バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは、「貿易収支が黒字だった時と比べると、円高はメリットを発揮している可能性はあるのではないか」とみている。エネルギーの輸入コストが上昇して日本の月次貿易収支はここ1年以上赤字が続いている。
 また、日本企業は円高に対する抵抗力を強めてきた。今月初めに日銀が発表した最新の短観によると、大企業は平均為替レートを1ドル=78.95円と予想する一方で、経常利益は前年比10.1%増を予想している。
 白川総裁は、企業マインドの改善も経済成長の背景にある5つの要因の1つとして挙げた。
 ただし、当局は急激な円の動きに対して警戒を緩めているわけではない。日銀関係者は、総裁の発言は、急激な円高が日本経済全体にとって悪影響であるとの日銀の見方を変えるものではないとした。
 為替政策を担当する安住財務相は、「過剰な円高」は経済と金融の安定に悪影響を与えると考えており、「(メリットとデメリットは)それぞれあるとは思う。総合的に勘案し、我が国にとって今の水準がどうかということを、私の立場では常に考えなければならないと思っている」と述べ、最近の水準については「実態を反映していない」との見解を示した。


 こういう見方を全面的に否定するつもりはないが、どう考えても製造業に打撃を与えているのは事実であるし、円高で製造業が海外に逃げて産業構造が変化するという悪影響は、「一時的な国内消費拡大」というメリットで相殺できるものかなという疑問がわく。



人品 (2012 7/20 24:00)

 橋下の不倫報道。政治家が私生活で何してようと、政策決定に影響がないなら関係ない話だと思う。政治家に必要なのは、人品以上に見識と政治力。もちろん、人品も伴っていれば最高だろうが。

 不倫するヤツは政治家やるなというなら、伊藤博文や高橋是清はどうなるんだ。むしろ、三木武吉ように「妾が4人いると批判されたが、実際は5人だ」と豪語するくらいの剛胆さが欲しいわな。

 問題と言えるのは、刺青や業務中の喫煙など、公務員に対しては道義的行動を求めている点との齟齬だろうが、これとて、業務に関わるかどうかと言う点で考えれば、刺青や喫煙の方こそ問題なわけで。


 とりあえず、宇野宗佑は非常に惜しいことをした。


こんなバカが「元総理」 (2012 7/20 24:00)

鳩山元首相が脱原発デモに参加 「思いは同じ」(7/20産経)
 民主党の鳩山由紀夫元首相は20日夕、毎週金曜日に東京・永田町の首相官邸前で行われている関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働に反対する抗議デモに参加した。
 「皆さんの新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。思いは同じです。流れを変える役割を果たしたい!」
 鳩山氏はマイクを握り、声を張り上げた。何を思ったか、「今から官邸に思いを伝えてきます」と唐突に宣言。参加者から拍手で送られ官邸の門をくぐったが、野田佳彦首相は九州視察のため不在で、藤村修官房長官が応対。鳩山氏は「再稼働への反対意見を首相に聞いてもらいたい」と訴えるのがやっとだった。
 政権与党の首相経験者が官邸前でデモに参加する異例の事態に、党内の多くはあぜんとするばかり。鳩山氏に近い議員も「鳩山氏の目立ちたがり屋ぶりは止められない」と嘆いた。


 古今無双のバカ。ポピュリズムの申し子。救いは、無能であるがゆえに「笑い物」くらいで被害は済んでいることだが(それでも総理在籍時の日本への被害は甚大であったが)……
 こんな人間が我が国の総理の座にあり、未だに元総理の肩書きで動き回っていると思うと、日本国民として忸怩たる思いを抱かざるを得ない。



ナメクジ退治 (2012 7/19 24:00)

 ニンジンの芽が何本か、食害を受けていた。おそらく犯人はナメクジ。

 ナメクジ退治にはペレット状の誘殺剤も良いのだが、塩を大量に入れたビールも効果的。
 奴らはビールの香りが大好きらしく、日の入り頃にビール入りの紙皿を置くと(紙コップを埋めても良い)、翌日の朝にはそこでプカプカ浮かんでいる。そのまま溺れ死ぬ場合もあるが、ビールを飲むだけ飲んで朝には逃亡する不届き物もいるので、塩を入れておくときちんとトドメが刺せて良い。

 しばらくすると、今度はネキリムシとの戦いが始まる。



電力業界の人の意見は聞くに値しないと? (2012 7/18 22:00)

聴取会の電力社員発言 閣僚ら「疑問、遺憾」(7/17毎日)
 将来の原発比率について、政府が国民の意見を直接聴く意見聴取会で電力会社の幹部や社員が発言していることに対し、関係閣僚は十七日の閣議後会見で、改善する考えや疑問視する見解を相次いで示した。国民の反発を受け、対応が必要と判断したとみられる。
 藤村修官房長官は「組織の代表として発言していれば遺憾だ。改善を検討していく」と表明。枝野幸男経済産業相は「発言がどう受け取られるか、感度のなさに疑問を持っている」と指摘し「組織的に応募や発言を促していないと思うが、すべての電力会社に確認したい」と述べた。
 意見聴取会を担当する古川元久国家戦略担当相は、仙台市の聴取会で東北電力幹部が会社の考えを述べた点を特に問題視し「私たちの考える趣旨と反する」と強調。十七日にも改善策を明らかにする意向を示した。ただ「排除は難しい」とも語り、完全排除は困難との認識も示した。
 細野豪志原発事故担当相も「組織はいろいろな形で意見を表明する機会がある。できるだけ国民個人の意見を聴きたいというのが聴取会の趣旨だ」と改善の必要性を訴えつつ、発言者の選考方法では「ランダムで抽選している。やらせはあり得ない」と述べた。


 電力業界にいる人の意見を封殺するというのならば、反原発のプロ市民団体の輩もきちんと締め出せ。電力供給に関してプロの知見が聞ける「電力社員の人」以上に、無知蒙昧な感情論をぶちまけるだけ有害な存在だぞ。

 冗談はさておき。
 
 原発に対して、推進的立場、脱原発の立場、断固反対の立場、という立ち位置を明らかにして意見を述べるならば、何ら問題はないと思うんだが。むしろ、そういうはっきりした主張がある人の意見の方が、対立軸を明確に理解できるから、複雑な事案を整理するには都合がいいようにも思う。

 ともかく、意見に賛同・反対する権利はあっても、意見自体を封殺する権利は誰にもないね。「利害関係者」という見方は一理あるとは思うが、電力供給の当事者から話を聞けるというメリットの方が大きいと思うし。
 ただ、会社としては、面倒なことになるから大人しくしていてくれと言うのが本音かもしれないね……。



ありがとう、ジョン・ロード (2012 7/17 24:00)

ディープ・パープル元メンバー、ジョン・ロードさん死去(7/17朝日)
 ジョン・ロードさん(英ロックバンド、ディープ・パープルの元キーボード奏者)が、ロイター通信によると16日、ロンドンの病院で死去、71歳。膵臓(すいぞう)がんを患っていた。
 英中部レスター生まれ。1968年にリッチー・ブラックモア(ギター)らとディープ・パープルを結成。ハードロックの代表的バンドとして「スモーク・オン・ザ・ウオーター」などを世界的にヒットさせた。解散、再結成を経て、2002年からソロで活動していた。(ロンドン)


 もう既に引退していたし、70歳過ぎていたから「こういう時が来る」事は分かっていたのだが、それでも実際に亡くなってしまうと、やはり寂しい。
 午前中にも、ジョン・ロードに感謝しつつ「Child in Time」や「Burn」を聴いていたが、今夜は、「Live in Japan」を聴きつつ酒を仰ぎ、「Sometimes I Feel Like Screaming」で涙することにしよう。




古今無双のクズ (2012 7/17 24:00)

震災がれき受け入れで提訴へ 反対派、北九州市などを(7/17共同)
 北九州市が宮城県石巻市の震災がれきの受け入れを進めたことで健康不安を懸念させ精神的苦痛を受けたとして、受け入れ反対派の市民らが今月中にも北九州市と宮城県を相手に損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こすことが17日、反対派市民らの代理人への取材で分かった。
 代理人の斎藤利幸弁護士によると、総額数百万〜1千万円の損害賠償を求める方針。原告は斎藤弁護士を含む市内外の二十数人で、今後100人を目標に原告を募るという。


 復興のために力を貸して欲しい、瓦礫処理を手伝って欲しいと訴える宮城県を提訴するとは、人面獣心のクズ。



想像力皆無 (2012 7/16 24:00)

坂本龍一さん「電気のため、なぜ命を」都心で脱原発デモ(7/16朝日)
 「脱原発」を訴える大規模な市民集会「さようなら原発10万人集会」が16日午後、東京・代々木公園で開かれた。ノーベル賞作家の大江健三郎さん(77)らが呼びかけた署名運動「さようなら原発1000万人アクション」の一環。約17万人(主催者発表)が全国から集まり、原発の再稼働に踏み切った野田政権に方針撤回を迫った。
 「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。集会は午後1時、呼びかけ人の一人、音楽家の坂本龍一さん(60)のあいさつで始まった。
 続いて壇上に立った大江さんは、6月15日に約750万人分の署名の大半を野田佳彦首相あてに提出した翌日に野田政権が関西電力大飯原発の再稼働を決めた経緯に触れ、「私らは侮辱の中に生きている。政府のもくろみを打ち倒さなければならないし、それは確実に打ち倒しうる。原発の恐怖と侮辱の外に出て自由に生きることを皆さんを前にして心から信じる。しっかりやり続けましょう」と訴えた。
 「冥土のみやげに皆さんの集まった姿を見たかった」。こう切り出したのは作家の瀬戸内寂聴さん(90)。「政府への言い分があれば、口に出していいし、体に表していい。たとえ空しいと思う時があっても、それにめげないで頑張っていきましょう」
 会場では音楽ライブやトークショーも開催。参加者は午後2時に集会が終わった後、渋谷など繁華街を「再稼働反対」と声を上げながらデモ行進した。
 集会は、原水爆禁止日本国民会議(原水禁)が中心となって開催。労働組合の旗がたくさん掲げられるなか、手作りのプラカードを掲げる参加者も目立った。参加者数は担当者が分担して会場入り口の約10カ所で目測で数えて合計したという。昨年9月に東京・明治公園で開催した集会には6万人ほどが集まったが、今回はその規模を上回り、東京電力福島第一原発事故に関連した集会では最大規模としている。警視庁は公式発表していないが、関係者によると、把握した参加者数は約7万5千人だったという。
 東京の集会に呼応し、各地でも集会やデモ行進があった。(澄川卓也)


 シンセでピコピコ電子音出していた人間が「たかが電気」たぁ笑わせる。

 電気が不足することで、仕事が行き詰まってしまう人、生命維持に問題を抱える人がいる。そして、その電気を供給するために命がけではたいている人もいる。そういう人に対する想像力が決定的に欠けた、人倫に悖る愚かな発言。

 しかも、電気によって動いている経済の、余剰の部分で生活しているのがミュージシャン界隈じゃないのかね?電力不足で経済が逼迫したら、真っ先に切り捨てられるのが坂本の働くフィールドなんだが。

 まぁ「浮世離れしたミュージシャンの戯れ言」と言ってしまえばそれまでだが、賛同するバカも多いし、言動の内容自体がどうしようもないので、批判させてもらった。坂本龍一の音楽は、これからも楽しませてもらう。


何が問題? (2012 7/16 24:00)

政府原発聴取会に東北電力社員(7/15NHK)
 原発に依存する割合をどこまで減らすのかなどについて、政府が市民の意見を聞く聴取会が仙台市で開かれましたが、意見を表明した9人の中に東北電力の社員が選ばれていたことから、会場から反発の声があがり、細野原発事故担当大臣は、来月、福島市で行われる聴取会の運営方法を見直す考えを示しました。
 聴取会は、14日、初めてさいたま市で開かれたのに続き、15日は東北で初めてとなる仙台市で開かれ、希望者の中から抽選で選ばれた9人が意見を発表する形式で進められました。
この中では、原発ゼロを目指すとする人や、原発の比率を15%程度に減らすとする人、それに今後も原発を新設して20%から25%程度に維持するとする人から意見が述べられました。
 しかし、20%から25%程度にするとした意見を述べた人が東北電力の社員であることが分かり、会場から反発の声があがりました。
 これについて、出席した細野原発事故担当大臣は「全くランダムな抽選なので仕方がないが、福島では県民のみなさんの声を出していただける工夫が必要ではないか」と述べ、来月、福島市で行われる聴取会の運営方法を見直す考えを示しました。


 全くランダムに選ばれているから「やらせ」という批判は当たらないし、電力について最も詳しく理解している人から意見を聞くのはプラスじゃないのか、と思うんだが。「電力会社の人間は原発利権にまみれている」という先入観があるから、よく分からん反発をすることになる。
 意見に賛同するか反発するかは個々人の自由だが、他者の発言自体を封じる権利は誰も持っていない。

 細野の物言いも気になる。まるで東北電力の社員は県民ではないかのようだ。



九州の豪雨 (2012 7/15 24:00)

 私の親類はすべて福岡在住。今回の豪雨でも、一応親戚連中は全員無事だったようだが……九州地方の被害の大きさに、胸がふさがる思い。民主党政権になってから天災が続くが、天災自体は防ぎようが無くても、きちんと事後対応はして欲しいと心から願う。口蹄疫や東日本大震災の時のように、グダグダと手を拱くことの無いようにお願いしたい。


出て行け (2012 7/15 24:00)

鳩山元首相、新党報道は「出て行けということ」(7/15読売)
 民主・鳩山元首相は14日、民主党北海道9区総支部会合で、「新党を作るという報道があった。執行部に近い、鳩山を追い出したい方々が情報を流し、『鳩山出て行け』ということではないか。私は民主党にとどまって、立て直さなければならない」と、民主党にとどまる考えを示した。

 民主党どころか、国会から、日本から出て行って欲しい。いや願わくば、宇宙人らしく地球から出て行ってもらいたいというのが私の正直な気持ち。賛同してくれる人も多いと思うが。



大卒・短大卒を95%に? (2012 7/14 24:00)

高等教育修了者を95%に…民主次期公約へ(7/13読売)
 民主党の「大学改革ワーキングチーム」(座長=鈴木寛・元文部科学副大臣)は12日、高校生の学力を等級で示す「高校教育検定」の創設や、大学や短大などの修了者を同学年人口の95%に増やす高等教育の量的拡大を柱とした大学改革の報告書をまとめた。
 新たに4兆円を投入する内容で、今月中にも党内の機関決定を行い、次期総選挙のマニフェストに盛り込む方針だ。
 「高校教育検定」は、高校生の学力を教科ごとに「1〜5級」で示し、級取得者に大学受験を認める仕組み。取得者には、各大学が論文や英検などで思考力や語学力を問うことで、2段階の選抜方法に転換する考えだ。
 また、全国約800の大学を「学修大学」と「研究大学」に分けて機能を強化し国際競争力を高める。さらに、同学年の約70%にとどまる高等教育修了者を増やすことで、若年失業者を現在の約10%から3%へ減らす目標を掲げた。


 大卒50%、短大など含めて70%の現状においても「これで大卒かよ?」というレベルの人間が増加し、なおかつ就職活動で「大卒に見合う企業」を選ぼうとして苦戦している状況だというのに、それを95%にまで引き上げようなど狂気の沙汰としか言いようがない。
 むしろ必要なのは、低レベルな学生しか集められていない大学、研究において何の実績も上げられていない大学を淘汰し、大学の数・大学生の数を減らすことではないか。

 学力がある人間は大学に行けばいいが、勉強する気持ちも能力もないのに「とりあえずモラトリアムとして大学に行く」という人間は、できる限り減らした方がよい。人間には得手不得手があるのだから、勉強が嫌いならば、勉強ではない分野で努力できるような道を模索した方がいいし、政治はそういう環境をこそ整備すべきではないか。

 救いは、「民主党のマニフェストなんて画餅にも成らない」ってことなんだがね。



九州北部? (2012 7/13 24:00)

 熊本・大分の豪雨。私の親戚連中はみんな無事のようだが……多数の犠牲者・避難者が出ているようで非常に心配。

 ところで。
 新聞やテレビの「九州北部の大雨」って表現は何とかならんかね。九州北部というと福岡県が真っ先に想起される。もちろん、筑後や筑豊でも大雨は降っているのだが、被害の酷い熊本や大分は、北部ではなく中部とか東部のイメージなんだが…。
 九州現地では、ちゃんと県名や地方名で報道しているらしいが……東京偏重の在京メディアからすれば、大分も熊本も「北部」という括りになってしまうようで。

 つか、九州人でなくとも、熊本を「北部」というのはおかしいと感じるモンじゃないのかね?



反省する気無し (2012 7/12 24:00)

自己責任を否定=原発事故調に反論−菅前首相(7/11時事)
 民主党の菅直人前首相は11日付のブログで、東京電力福島第1原発事故について「原因の大半は、事故発生の2011年3月11日以前にある。これが私の結論だ」と述べ、自らの責任を否定する一方、東電や経済産業省原子力安全・保安院の対応を批判した。
 国会の事故調査委員会が報告書で、首相官邸の過剰な現場介入を「事故の進展を止められず、被害を最小化できなかった最大の要因」と結論付けたことへの反論。菅氏は当面、ブログで持論を連載する。


 たしかに、事故が起きた場合にどう対応するか、或いは事故を防ぐにはどうするかというシステムは、事故が起きてからどうこうするという物ではない。ゆえに、事故の原因の大半は事故以前にあるという指摘は間違いとは言えない。
 しかし、自身に向けられた批判に対して真摯に向き合う姿勢が全くなく、責任転嫁ばかり繰り返すのは、一国の宰相を経験した者の態度として限りなく見苦しい、と思う。

 菅のようなバカが暴走しても影響が出ないような仕組みを作らねばならないだろうし、何より、こういうバカが宰相の座に座るようなことがないよう、国民がちゃんと参政権を行使しなきゃいかんですな。



「国民の生活が第一」 (2012 7/11 22:00)

 小沢の新党、本当に「国民の生活が第一」にしやがった。この辺のセンスのズレっぷりに、「小沢はもう過去の人」という判断は正しい物だという思いがいっそう強まる。

 小沢が今まで権力から外れたところで冷や飯食い続けてきたならまだしも、自民党、新生党、新進党、自由党と「権力の中枢」に存在していた時期があったわけで……その頃に権力を有効に行使せず、今頃「国民の生活が第一」と言われても、「自分の選挙が第一なんでしょ」という感想以外に湧いてくる感情はない。

 だいたい、「ガソリンの軽減税率」に関して真っ先にマニフェストを反故にしたのが小沢って事実があるからね、今更「マニフェストを守るべき」とか言っても片腹痛い。


統治能力無し (2012 7/11 22:00)

鳩山氏「党を統治できないのに国を統治できるのか」(7/11朝日)
 「党を統治できないような状況で、国を統治できるのか」。消費増税法案に反対し、民主党の党員資格停止3カ月の処分を受けた鳩山由紀夫元首相は10日、自身のグループ会合でこう述べ、野田佳彦首相(代表)を強く批判した。
 鳩山氏はこの会合で「多くの離党者が出たというのに、『これで、せいせいした』などという信じられない発言もある。もし私が代表で、離党者を1人でも出したなら、その責任を強く感じる。それが一切ない。この党は党としての体をなしているのか」と執行部批判を展開。そのうえで「党の体質を根本的に変えることに挑戦したい。その挑戦の是非しだいでは、次のステップが求められることになる」と述べた。


 えぇ、ですからこの3年間、国を統治できていないですね。

 鳩山は、ことごとく現実を見えていない。脳内に存在する並行世界に生きているから、しゃべっている内容が上滑りするわ、お花畑だわ、となる。
 こんなのが我が国の総理だったんだよなぁ……とっても昔のことのように思えてくる。



格好良くないと断定 (2012 7/10 24:00)

「アップルほど格好良くない」と英判事 サムスン特許侵害認めず(7/10産経)
 タブレット型多機能端末のデザインをめぐり、米アップルが韓国サムスン電子を訴えていた訴訟で、英高等法院は9日、「サムスンの商品はアップルほど格好良くない」としてサムスンの特許侵害を認めず、訴えを退けた。ロイター通信が報じた。
 デザインの類似性をめぐる両社間の訴訟は世界各国で起きているが、優劣を理由とした判決は珍しいとみられ、勝訴したサムスンにとっては複雑な判定となった。サムスン側は「当社の知的財産を認めるものだ」と歓迎している。
 争点となったのは、アップルのiPad(アイパッド)とサムスンのギャラクシータブの類似性。判決は「前から見ると同じ系列に見えるが、サムスンのデザインにはアップルが持つ控えめで極端なシンプルさはない」と理由を説明した。(共同)


 イギリスの裁判官ってえらいフランクなんですな。


図書館協会の軽率な推奨 (2012 7/10 24:00)

「日本が強制連行、殺害」断定の韓国慰安婦本 図書館協会が推奨(7/7産経)
 日本による朝鮮半島統治時代の慰安婦について、日本が国家レベルで強制連行し、性奴隷にしたと断定する韓国人の著書の翻訳版を、文部科学省所管の社団法人「日本図書館協会」(東京)が、全国の図書館に推奨する選定図書に指定していたことが6日、分かった。慰安婦について「強制連行を示す資料はない」とする日本政府の見解に反する内容が一方的に書かれており、識者からは「公的機関が推奨する本ではない」との批判が出ている。
 本は「20年間の水曜日」(東方出版)。著者は、毎週水曜日に元慰安婦女性らとソウル市内の日本大使館前でデモ活動を続けている韓国人市民活動家の尹(ユン)美(ミ)香(ヒャン)氏で、昨年8月に日本語訳版が出版された。
 内容は、当時の慰安婦について「日本軍の性奴隷制度」の被害者とし、「拉致」「連行」といった表現を使って国家レベルの強制だったと断定。終戦直後には、日本軍が罪を隠蔽するため、多くの慰安婦を殺害したとの記述もあったが、根拠は元慰安婦女性の証言だけで、裏付ける資料的証拠は何も示されていない。
 慰安婦をめぐっては、平成5年8月、河野洋平官房長官が官憲による慰安婦募集の強制性を認める「河野談話」を発表したが、その後、元慰安婦女性からの聞き取りだけを根拠に作成されたことが判明。政府は19年3月に「強制連行を示す資料はない」とする答弁書を閣議決定。現在、文科省の教科書検定でも軍や官憲による強制があったとする記述は認められていない。
 ところが、日本図書館協会は昨年9月、選定図書に指定した。同協会は「韓国では反日的な意見もあるということを知ってもらうために選定した。誤解を招く部分もあるが、前例がないので選定図書を取り消すつもりはない」としている。
 慰安婦問題に詳しい東京基督教大の西岡力教授は 「元慰安婦女性の証言などには真実の裏付けがないことが日韓の研究者や日本政府の調査でほぼ判明しているが、それらを無視した非常に偏向的な内容で、公的機関が推奨するのは極めて不適切だ」と指摘した。


 「同協会は「韓国では反日的な意見もあるということを知ってもらうために選定した。」というのは一つの考え方として有りだと思う。ただ、その旨を周知しないで図書館に置けば、「この本に書かれてあることが事実」と思い込む人も出てくるだろうから、「この本を各図書館でどう扱うか」が重要になる。
 しかしながら、左巻き教師がこの本を、そして「図書館協会が推奨したという事実」を利用する可能性が非常に高いように思われ、やはり軽率な判断だったように思う。



処分軽減 (2012 7/9 24:00)

鳩山元首相の党員資格停止、3か月に短縮(7/8読売)
 民主党は9日、臨時常任幹事会を開き、社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決に造反した鳩山元首相の党員資格停止期間を6か月から3か月に短縮することを決めた。
 党倫理委員会は、鳩山氏の処分について「バランスを欠く」として再考するよう答申していた。


 一度決めた処分を軽減するって、何じゃそりゃ。「元首相という重い立場を鑑み」という理由はいったい何だったのか。何から何までテキットーな党だな。


今まで限界で回してきたんだから…… (2012 7/9 24:00)

大飯フル稼働 火力8基停止/関電に怒り “電力不足ウソか”(7/8赤旗)
 多くの国民が連日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に強い反対の声をあげる中、関西電力は再稼働を強行、5日には同原発3号機が発電を再開、送電も始まり、9日にはフル稼働する見通しです。
 こうした中、“フル稼働すれば、代わりに燃料費が高い火力発電所を8基止める”と一部で報道され、国民から大きな怒りがあがっています。
 関西電力の「需給予想」によると、9日の需要を2080万キロワットと予測。それにたいする総供給量は、大飯3号機の再稼働で118万キロワットを得ることができ、火力や水力などを合わせて2434万キロワットになると試算。電気使用率は85%にとどまり、「安定」としています。
 このため、現在もっとも供給力の大きい火力発電(9日の試算は1088万キロワット)を一部停止しても「安定」供給が可能という計算です。
 報道を知った大阪市民からも「大飯再稼働は関電の利益が目的だった。これで電力不足は全くのうそであることが明らかになった」「詐欺かペテンか。あまりに腹が立って言葉がみつからない」との憤りの声があがっています。
 関電は、先週から各家庭に「万が一の場合は計画停電を実施」というはがきを各家庭に送りつけてきています。顧客に「節電、節電」と脅しかけながら、やっていることは自社のもうけのための「節約」以外のなにものでもありません。


 老朽化した火力をフルに動かしていては、不意に故障が発生したときに立ちゆかなくなる、梅雨明け後のさらに需要の高まる時期に備え、今の内に休ませておいてメンテを施す……というのは当たり前の判断だろうに。

 反原発には、機械はメンテ不要で100%のパワーで動かし続けられると思い込んでいる輩が多い。本気で原発から脱しようというのなら、本気で勉強しないとあかんでしょ。



これは東電は悪くないでしょ (2012 7/8 24:00)

東電値上げ2%過大 積算、実態を反映せず(7/8朝日)
 東京電力が家庭向け電気料金を平均10.28%値上げする際、資本金などの「自己資本」を実際の5倍以上で計算したため、値上げ幅が2%ほどかさ上げされていることがわかった。これを見直せば、値上げ幅を7%台に抑えられるという。
 内閣府の消費者委員会で値上げを点検している作業チームの水上貴央(たかひさ)弁護士が調べ、松原仁消費者相に報告した。週明けには、値上げを認可する枝野幸男経済産業相に、かさ上げを含めた問題点を提言する。
 東電は自己資本を2兆8千億円と仮定し、これをもとに原価に含める「事業報酬(東電のもうけ)」を約2800億円と見積もった。値上げ申請の場合、発電に必要な資産額の30%を自己資本として計算するという経産省令に従った。


 「発電のための資産(約9兆3826億円)の30%(約2兆8148億円)を自己資本と仮定して計算」という経産省令に従って計算しただけじゃないのかな、これ。
 朝日記事だと「東電が虚偽の数字で過剰に値上げしようとしている」ように読めてしまうが、ここで問題になるのは、実際の自己資本を反映しない算定方法を規定している「省令」の方じゃないかね。


鹿児島知事選で騒ぐ反原発 (2012 7/8 24:00)

 鹿児島で反原発系の候補者が負けて、反原発派の一部が騒いでいるらしいが……原発の是非など県政のごく一部に過ぎないわけで、県内独特の事情も知らないくせに県外の人間がアレコレ勝手に騒ぐのもお門違いだろう。

 私も、大阪の橋下市長を批判することが多いが、エネルギー政策の面に限定して批判し、彼を選択した大阪市民の選択自体を批判することは避けてきたつもり。エネルギー政策は、大阪にとどまらず日本全体に関わる問題だから口を出すが、それ以外の問題については大阪独特の事情もあるだろうしね。



見てるだけ (2012 7/7 24:00)

日銀:追加の金融緩和見送りか 内需中心に経済持ち直しで(7/6毎日)
 日銀は11?12日に開く金融政策決定会合で、追加の金融緩和を見送る公算が大きい。日本経済は個人消費などの内需を中心に持ち直しつつあるため。ただ、急激な円高・株安など金融市場に大きな変調があれば、国債などを買い入れる基金(現行70兆円)の増額など追加の金融緩和の是非について検討する。
 2日発表された6月の日銀短観では、大企業・製造業の景況感が3期(9カ月)ぶりに改善し、東日本大震災からの復興需要やエコカー補助金に支えられ、内需は底堅いことが示された。一方、欧州債務危機を巡っては、ギリシャのユーロ離脱懸念が後退するなど、やや落ち着いている。欧州や中国の景気減速で外需は弱いものの、堅調な内需が補っている格好で、日銀は景気見通しについて「年度前半に緩やかに回復する」とのシナリオを維持する見通しだ。
 欧州中央銀行(ECB)と中国人民銀行(中央銀行)が5日に利下げに踏み切るなど、欧州危機の深刻化を懸念した金融緩和の動きもあるが、日銀は「4月に実施した追加緩和の効果を見極めるべきだ」として一段の追加を見送る方向だ。


 金曜日に発表されたアメリカの雇用統計。失業率は横ばいの8.2%だったが、非農業部門雇用者数が予想の9万人増ではなく8万人増にとどまり、金曜のNYダウは大幅に下げた。
 ただ、この景気減速に対して追加緩和が行われる可能性もあり、下げた後は一端持ち直した模様。
 で、アメリカで追加緩和がされれば、日本も追従しないとまた円高が一気に進むことになるのだが……日銀は、「日本経済はそこそこ持ち直しているから追加緩和は要らない」という姿勢を匂わせまくり。日銀って、何でこんなにインフレ恐怖症なんだろうかね。


ダークマター・フィラメント (2012 7/7 24:00)

 面白い記事なので、メモ。早く重力波観測が実現すれば、もっとこの分野の研究も進むだろうになぁ。

銀河団同士を結んでいるダークマターフィラメントによる重力レンズのわずかな歪みを確認 - GIGAZINE
 つい先日、CERNがヒッグス粒子とみられる新粒子を発見するという大発見を成し遂げましたが、7月4日付けの学術雑誌ネイチャーにはこれもまた大発見と言って間違いない、フィラメント状のダークマター(ダークマターフィラメント)の存在を実際に確認したという論文が掲載されています。(以下略)

Dark matter is the thread connecting galaxy clusters | Ars Technica
Simulations of the Universe on the largest scales show an unexpected resemblance to nerve cells in the human brain, with galaxy clusters playing the role of the cell body and thinner filaments of matter linking them like axons. Galaxy surveys (such as the Sloan Digital Sky Survey, or SDSS) show that galaxies do cluster like our simulations predict. But the filaments that should connect them have been harder to find. Most of the mass in the Universe is dark matter?material that neither emits nor absorbs light?and filaments are predicted to be mostly dark matter: no galaxies, little hot gas.

Einstein's general theory of relativity, however, tells us mass affects the path of light, and a group of astronomers have identified a dark matter filament by measuring this effect. Jorg P. Dietrich et al. measured the slight distortion and magnification of background galaxies by the mass in a filament between two galaxy clusters, Abell 222 and 223. By comparing the distortions with X-ray measurements, the researchers determined that the filament contains very little hot gas, lacks galaxies entirely, and is invisible in optical wavelengths.

These observations lend strong support to the theory that the Universe is built on a web of dark matter that has drawn in visible structures like galaxies and clusters.

The large-scale structure (LSS) of the Universe that's predicted by the most widely accepted cosmological model involves long filaments of dark matter. Where these filaments intersect, large dark matter halos grow, and these provide the gravity for ordinary matter to collect. The largest halos become galaxy clusters, the biggest objects in the Universe held together by their own gravity. Surveys of galaxies show that the distribution of clusters corresponds to the predictions of LSS theory, providing strong indirect evidence for the existence of dark matter.

The filaments themselves are predicted to contain little ordinary matter, though, making them hard to spot. Some observations of relatively nearby clusters have revealed hot diffuse gas in filaments, but provided no direct measurement of the dark matter content. Since other observations have revealed that dark matter comprises about 80 percent of all mass in the Universe, observing it in filaments is an essential step in verifying the theory of LSS.

The system in the current study is a supercluster consisting of galaxy cluster Abell 222 and the double cluster Abell 223 (which has two halos that overlap). The researchers used archival data from the 8.2 meter Subaru telescope in Hawaii, which includes visible and infrared observations of the supercluster. These were scanned to look for subtle changes in the light from objects behind the clusters. These can be signs of weak gravitational lensing, which would reveal the distribution of dark matter near the clusters.




違和感 (2012 7/6 24:00)

いじめた側にも人権…「自殺練習」真偽確認せず(7/5読売)
 大津市の市立中学2年男子生徒が自殺したことを巡って行われた全校アンケートで「(男子生徒が)自殺の練習をさせられていた」との回答を市教委が公表しなかった問題で、市教委が加害者とされる同級生らに対して直接、真偽を確認していなかったことがわかった。
 市教委はこれまで、非公表にした理由を「事実を確認できなかったため」と説明していた。
 市教委によると、「自殺の練習」は、生徒16人が回答に記していた。うち実名で回答した4人には聞き取りをしたが、事実は確認できず、それ以上の調査もしなかったという。加害者とされる同級生らにも聞き取りを行う機会はあったが、「練習」については一切尋ねなかったとしている。
 その理由について、市教委は読売新聞に対し、「事実確認は可能な範囲でしたつもりだが、いじめた側にも人権があり、教育的配慮が必要と考えた。『自殺の練習』を問いただせば、当事者の生徒や保護者に『いじめを疑っているのか』と不信感を抱かれるかもしれない、との判断もあった」と説明。結局、事実がつかめなかったとして、非公表にしたという。


 加害者の家庭環境など、虐め(という名の犯罪行為)に至るには何某かの原因があるのも確かで、そこへの配慮は「加害者の更正」を考えた場合にはたしかに重要。しかし、人が一人死んでいるのだから、まずは被害者のことを最優先に考えるべきだし、事実関係をきっちり把握して欲しいというのが正直な感想。

 だいたい「『いじめを疑っているのか』と不信感を抱かれるかもしれない、との判断もあった」って何だ?今回の件は「虐めを疑って調べるべき事案」ではないのか。被害者の無念を閑却して加害者に過剰な配慮を示すのは本末転倒ではないか。



「虐め」ではなく犯罪 (2012 7/5 24:00)

 午前中にほぼ文章を書き終え、帰宅後夜中に送信するだけ……のつもりだったのだが、あんた何様?日記さんを見たら、引用記事が順番含めて全てカブってる!そのまま更新するか少し迷ったが、まぁ文章の内容は微妙に違うし、たまにはいいかということでそのまま送信してしまう。

 という前置きで、本論。

大津の中2自殺:生前に自殺練習強要(7/4毎日)
 アンケートは男子生徒の自殺後にいじめについて実施し、約320人が回答した。15人の生徒は「自殺の練習とか、トイレで殴られていたとか、死んだスズメを口の中に入れろと言われていた」「何回も自殺の練習をさせられていた。先生に相談したけど何もしてくれなかった」などと回答。「昼休みに毎日自殺の練習をさせられていた」「がんの友達に自分の命をあげるなどと言っていたらしい」との回答もあった。
 また、13人が「友達なのにお金を恐喝されていた」「脅して銀行の番号を聞き出し、その銀行からとったお金を使っていた」と回答、15人が「万引きを強要されていた」と書いた。
 男子生徒は昨年10月11日朝、自宅マンション敷地内で倒れているのが発見され、滋賀県警大津署が自殺と断定した。学校側は当初「いじめは把握していない」としていたが、全校生徒へのアンケートでいじめの事実が判明した。
 これまでに明らかになったのは、ヘッドロックをかける▽トレーニングと称して押さえ込む▽毎日のようにズボンをずらす▽蜂の死骸を食べさせようとする、などで、担任が目撃していたが、軽い注意にとどまっていた。


「自殺練習」いじめ放置 教諭「見て見ぬふり」「一緒に笑っていた」(7/5産経)
 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。

 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。
 一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり、教諭が男子生徒へのいじめを認識していながら、適切な対応をとっていない可能性があることが明らかになった。
 市教委は昨年11月、記名で生徒が実際に目撃し、事実確認できたアンケート内容のみを公表し、死亡した男子生徒がいじめを受けていたことを認めたが、いじめと自殺との因果関係は不明としていた。
 しかし「自殺の練習」や教諭の放置を示す回答は、追加調査しても事実確認できないとの理由で、公表を見送っていた。
 大津市の澤村憲次教育長は4日市役所で記者会見し、「自殺の練習」のアンケート結果を公表しなかったことについて「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。

 当初「自殺の練習」と回答したのは15人とみられていたが、大津市教委は4日、16人と発表した。


被害届、大津署が受理拒否 大津中2自殺(7/5京都新聞)
 大津市で昨年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=がマンションから飛び降り自殺した問題で、生徒が同級生から暴行を受けていた事実があるとして、父親(46)が昨年末にかけ3回にわたり警察に被害届を提出しようとしたが、大津署から受理を拒否されていたことが4日、関係者への取材で分かった。
 男子生徒への暴行については、自殺後の昨年10月中旬に学校が全校生徒に実施したアンケートで、44人が記名の上、「体育大会で集団リンチに遭っていた」「万引をさせられ、殴る蹴るの暴行を受けていた」などと具体的な証言を行っている。
 男子生徒の父親は、複数の同級生から独自に聞き取った暴行の証言と学校の調査結果を基に、生徒が自殺した後の昨年10月に2回、同12月に1回、大津署に出向き、暴行容疑の被害届を提出したいと申し出たという。しかし、関係者によると、対応した署員は「犯罪としての事実認定ができない」として受理を断ったという。
 父親は大津署の対応について「真相究明のために、死んだ息子に代わって被害届を出したかった。どうして受理してくれないのか」と憤る。同署は「一切、答えられない」としている。


 「イジメ」という曖昧さを感じさせる語ではなく、内容によってきちんと「傷害」「恐喝」「殺人未遂」と表現すべきだ。そして、犯罪を犯罪として取り扱わなかった大津署の対応は理解しづらい。

 学校の教師が強制力を発揮しづらいのは、たしかに理解できる。少し強くいえば、バカな親が文句を言ってくる、子供も子供で中途半端な権利意識を振りかざしたりする。もしかしたら、今回の教師の腰の引けようを考えると、加害者の親が地元の有力者なのかも知れない。しかしながら、それでも「犯罪行為は犯罪行為として断固とした行動をとる覚悟を持っていないなら、教師という職を選ぶべきではない」と言いたい。

 もちろん、そういう教師を全面的に支援する体制も整えていかねばならないのだろうが……という意味でも、このような犯罪行為が行われていたのに「自殺と虐めの因果関係はない」と言い切る教育委員会は、存在価値ゼロだろう。

 加害者であるガキもクズだと思うが、周囲の大人の酷さも目に余る事件。やりきれない。



ヒッグス粒子 (2012 7/4 22:00)

「ヒッグス粒子」発見か=質量の起源、加速器実験で−日本含む国際2グループ(7/4時事)
 【ジュネーブ時事】欧州合同原子核研究所(CERN)は4日、二つの国際グループが大型加速器を使って実験した結果、物質の質量の起源となる「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見したと発表した。
 ヒッグス粒子は物質の最小単位である素粒子の中で唯一発見されておらず、「神の粒子」と呼ばれる。ピーター・ヒッグス英エディンバラ大名誉教授(83)が1964年に提唱し、半世紀近く探索が続いていた。発見されれば、ノーベル物理学賞は確実とみられている。
 二つの国際グループは「アトラス」と「CMS」(各約3000人)で、アトラスには日本の東京大や高エネルギー加速器研究機構などの研究者が参加している。大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で陽子と陽子をほぼ光速まで加速して衝突させ、宇宙が約137億年前にビッグバンで誕生した直後の状態を再現。発生したヒッグス粒子が瞬時にさまざまな粒子に崩壊する様子を別々の測定器で間接的に測定した。(


 まだ分析が必要だとはいえ……
 ここから、ヒッグス場のさらに基本粒子はないだろうかと探ったり、その新粒子について研究が進む、標準理論のパーツが埋まったことで統一理論の解明にも進むんじゃないか……と考えると、「文系のくせに中途半端に科学好き」としては、意味もなくワクワクしてくる。

 なお、ヒッグスについては以下を参照。

【解説】ヒッグス粒子とは NHKニュース
ヒッグス粒子 - Wikipedia
http://higgstan.com/

 NHKの解説は、イメージとしては掴みやすいかな。

 あと、私にとっての「質量に関する教科書」はこれ。





鳩狩り (2012 7/4 24:00)

鳩山氏、資格停止期間中は衆院選公認されず?(7/4読売)
 民主党が決めた社会保障・税一体改革関連法案の造反議員に対する処分方針は、新党を目指す小沢一郎元代表ら衆院議員37人を除籍とする一方、小沢氏に同調する参院議員の処分を見送る異例の対応となった。
 離党届を出さなかった造反議員については、首相、党代表経験者の鳩山元首相を党員資格停止6か月と重くしたのを除いて比較的軽い処分にとどめ、「離党予備軍」に配慮を示したようだ。
 民主党はみんなの党などに移った議員が離党届を出した場合、受理せずに除籍としてきた。だが今回、参院議員の離党届受理を決めたのは、「消費税率引き上げ関連法案以外は理解が得られるはず」(城島光力(こうりき)国会対策委員長)として参院審議での連携を期待しているためだ。採決で反対票を投じた衆院議員について、鳩山氏以外は一律に党員資格停止2か月としたのは、小沢グループの山田正彦元農相、階猛、辻恵両衆院議員らが小沢氏に同調するのを防ぐ狙いがあるとみられる。
 党員資格停止期間中は、代表選で立候補や投票が出来ない。国政選挙の公認は執行部判断だが、輿石幹事長は3日の役員会で公認しない考えを示した。鳩山氏は停止期間中、代表選に参加できず、衆院選があれば公認されない見通しだ。


 「鳩を黙らせるには絶好の機会」とばかりに厳しい処分を出したように見えるなぁ……これで選挙に突入すれば、資金面の心配はなくとも、小選挙区で落ちた場合に比例で復活という命綱が切れた状態のわけで。巧く行けば、引導を渡すことができる……と考えるのは、民主党執行部を買いかぶり過ぎか。



小沢への錯覚 (2012 7/3 24:00)

 未だに小沢に何某かの期待を抱いている人がいるというのがよく分からない。

 彼は、決して「権力から外れたところで権力を得ようともがき続けてきた人間」ではない。もちろんそういう時期もあったが、新生党や自由党の時代は政権与党であり、権力の中枢で力をふるうことができた。
 しかしながら、権勢を振るっていたというイメージが残る一方で、何か功績を為したかと記憶を辿っても、選挙制度改革くらいしか功績らしい功績は無い。

 表に出ることなく裏でコソコソ権力を弄ぶことで、「豪腕」というイメージが醸成されてしまったが、そのイメージの裏にある実像を見ようとすれば、果たして何を為したのか、何が為せるのか、よく分からなくなってくる。要するに、「虚像」「錯覚」が先行した政治家でしかないのではないか。

 仮に小沢さんの政治手腕に期待を寄せるとしても。
 今回一緒に離党した面々を見たら、その期待も雲散霧消するような顔ぶれ。当選1回や2回のひよっ子は使い物にならないし、当選回数5回でも山岡だの東だのの腰巾着だけ。自民から出て行ったときの面々……羽田、渡部、藤井といった面子、少なくともキャリアと重みはある面々を思えば尚更その感は強まる。

 もう小沢への錯覚は、消えても良い頃だ。


 ついでに言っておくと。

 小沢一派に冷めた視線を送っているからと言って、現民主党執行部を支持しているかと言えばそうではない。マニフェストで「やらない」と言っていたことをやるのだから、解散総選挙をやってから出直すのが筋だった。
 ただ、政治は生き物なのだから、公約を撤回することは「絶対的な悪」ではない。きちんとした反省の元での撤回であれば許される物だと思う。その反省がいい加減だからアレなんだが。

 それに、そもそも小沢はマニフェストにあった暫定税率軽減を自ら潰した前科があるからね、何言っても説得力がない。



民主党分裂 (2012 7/2 24:00)

離党届を提出した衆参議員一覧…小沢ガールズも(7/2読売)
 【衆院=40人】
 〈14〉小沢一郎(岩手4)〈5〉東祥三(東京15)、山岡賢次(栃木4)〈4〉牧義夫(愛知4)〈3〉鈴木克昌(愛知14)、樋高剛(神奈川18)、小宮山泰子(埼玉7)〈2〉青木愛(東京12)、太田和美(福島2)、岡島一正(千葉3)、古賀敬章(福岡4)、階猛(岩手1)、辻恵(大阪17)、松崎哲久(埼玉10)、横山北斗(青森1)〈1〉相原史乃(比例南関東)、石井章(比例北関東)、石原洋三郎(福島1)、大谷啓(大阪15)、大山昌宏(比例東海)、岡本英子(神奈川3)、笠原多見子(比例東海)、金子健一(比例南関東)、川島智太郎(比例東京)、菊池長右ェ門(比例東北)、木村剛司(東京14)、京野公子(秋田3)、熊谷貞俊(比例近畿)、黒田雄(千葉2)、菅川洋(比例中国)、瑞慶覧長敏(沖縄4)、高松和夫(比例東北)、玉城デニー(沖縄3)、中野渡詔子(比例東北)、萩原仁(大阪2)、畑浩治(岩手2)、福嶋健一郎(熊本2)、水野智彦(比例南関東)、三宅雪子(比例北関東)、村上史好(大阪6)
 【参院=12人】
 〈2〉主浜了(岩手)、森裕子(新潟)、広野允士(比例)〈1〉平山幸司(青森)、中村哲治(奈良)、姫井由美子(岡山)、佐藤公治(広島)、友近聡朗(愛媛)、外山斎(宮崎)、藤原良信(比例)、谷亮子(同)、はたともこ(同)
.

 みごとにクズばかりじゃないか。いや、民主党からクズじゃない人を探す方が難しいんだけども、相対的にもクズの部類が集まっておる。次の選挙で危ない奴らばっかり。

 いちばん格好悪いヘタレがこいつら。

階、辻氏は離党せず=「党で改革可能」−民主(7/2時事)
 民主党離党届提出者のうち、階猛(岩手1区)、辻恵(大阪17区)両衆院議員は2日午後、それぞれ衆院議員会館で記者会見し、離党しない意向を表明した。同党の山岡賢次前国家公安委員長は同日、消費増税関連法案への反対を理由に、小沢一郎元代表を含む衆参両院議員計52人の離党届を党執行部に提出した。しかし、辻、階両氏が離党を否定したことで、離党者は衆院議員38人、参院議員12人の計50人となる。
 会見で辻氏は「民主党で原点に戻る改革をすることが可能だ」と強調。階氏は「党に残る決断をした。今のところ離党の考えはない」と語った。 
 両氏は個別に小沢氏と面会し、離党しない意向を伝えた。


 これで民主党も多少はすっきりしたんじゃないかな。

 しかし、小沢一派を支持する人って、「3年前にマニフェストを信じて民主党に投票した人」+「民主党のマニフェストには現実味がなかったと学習してない人」くらいしかいないでしょ?キャスティングボートを握れるほどの支持を得られるのかな……小沢だからその目処が立ったからこその離党だと思うんだが、それほどの支持が得られるとは思えないんだよな。


原発再稼働 (2012 7/2 24:00)

 電力供給のために再稼働容認を決断してくれた、おおい町や福井県には感謝せねばなるまい。そして、再稼働のために働いた原発作業員、キチガイどもを押さえるために徹夜した機動隊員にも、感謝。

 原発再稼働が危険か安全かという問題ばかりに注意が行くが、原発の問題は、同時に立地地の経済問題でもある。原発から脱却するためには、地元の経済促進策もセットで出さねばならないだろう。
 消費地の都合で「原発廃止」を唱える一方で立地地の経済を閑却するようでは、単なる地方斬り捨てでしかない。大量の電力を享受するために地方に犠牲を強いていたのが、自分たちのみの安全のために地方を見捨てるという構図に変わるだけだ。


 ついでに。

 再稼働反対のデモのようなキチガイにばかり注意が行くと、耳を傾けねばならない声に関心を向けることが、疎かになってしまいがち。目立つバカを叩くことは安易でもあるからね。……と自戒。



反原発はクズばかりか? (2012 7/1 23:00)

大飯原発への道路を封鎖 再稼働抗議(6/30共同)
 関西電力大飯原発3号機の原子炉起動を目前に控えた30日、福井県おおい町には全国から再稼働に反対する市民らが集まって抗議活動を繰り広げた。一部グループの100人近くが原発のゲート付近の道路を十数台の車で封鎖、作業員が原発に出入りできなくなった。
 グループは7月1日まで現場に残る構え。関電は、1日の再起動に影響はないとしている。
 グループは30日午後6時ごろから原発の敷地前に集結。横断幕を掲げて「再稼働反対」とシュプレヒコールを上げ続け、車や鎖を使って道路を通行できなくした。


 デモで意見表明するのは自由だし、その主張の中身で批判をしようと思うが、こういう不当な実力行使は行為自体を批判せねばなるまい。こんなことをやっても、電力不足は解消されないし、何のアイディアも生まれてこない。全く無益な行動。


 大飯で騒いでいるバカどもに関しては、こんな話もある。

#大飯原発 #再稼働反対!ところで雨風をしのげる場所をご存知ありませんか?助け合いましょう!( #反原発 #紫陽花革命 ) - Togetter

 雨すら予測できないなら、雨の対策すら立てられないヤツが、エネルギー問題を語るなバカ者が。雨すら想定できないヤツが、「東電が津波を想定しなかったこと」を批判する資格など無い。
 権力に抗議しようという人間が、「誰かに助けてもらって当然」という甘えを発揮している姿は、醜悪極まりない。親の庇護の元で好き勝手喚く反抗期のガキにしか見えぬ。

 そして、この記事にある写真も見て欲しい。

【福井発】 あす大飯原発再起動  反対派、チェーンで体巻き機動隊阻止 : 田中龍作ジャーナル

 雨の降る中、傘も差さずに2〜3歳の子供を抱えて抗議活動をおこなう母親。傘も差さずに子供を外に連れ出す神経がまず理解できないし、「原発は危険だ」と言ってる人間がそのすぐ近くまで子供を連れ出しているのも意味不明。「経済より命が大事」と言ってる人間が自分の子供すら大事にできないなんて、笑い話にもならない。

 反原発を訴える人間に、まともな脳味噌を持っている人を見たことがない。