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愛の化石 (2012 6/30 24:00)

カメ寄り添って4700万年 交尾中?の化石見つかる(6/30朝日)
 ドイツなどの研究者が、約4700万年前に交尾した状態のまま化石になってしまったとみられるカメのつがいを見つけた。英科学誌バイオロジーレターズの電子版に発表した。チームは、交尾している脊椎(せきつい)動物が化石で見つかった例は世界で初めてとしている。
 化石が見つかったのは、世界遺産にも指定された独南部のメッセル・ピットという、化石が多く見つかる地域。甲羅の大きさが20センチ前後のスッポンモドキというカメの化石が複数掘り出された。そのうち、体の大きさやしっぽの特徴などから雄と雌のつがいだとわかった9組を詳しく調べた。
 その結果、少なくとも2組は体の向きや、尻尾がからみ合っていたことなどから交尾中だったと突き止めた。ほかのつがいは、はっきりとは分からなかったが、体の向きなどから交尾中とみられるという。
 一帯は火山性のガスや、有機物が腐ることで有毒な状態になっていた可能性があるという。研究チームは「雄と雌は最初は安全な場所にいたが、抱きしめ合っている間に毒のある深みにはまってしまったのではないか」と推測している。(小坪遊)


 いい話のような、かわいそうな話のような、間抜けな話のような……


除塩 (2012 6/30 24:00)

クウシンサイで除塩=被災の田で効果検証−岐阜の農業高、新用途も(6/30時事)
 塩分を吸着する効果を持つクウシンサイを東日本大震災の津波で冠水した水田に植え、除塩に役立つか調べる取り組みを、岐阜県立恵那農業高校が進めている。炒め物が中心のクウシンサイの新たな活用法も調べ、被災農家の収入源にできないか検討するという。
 実験の舞台は仙台市宮城野区の「鈴木有機農園」など。同農園は海水をかぶり、乾燥後も塩分が残った水田に井戸水を入れ、塩分を薄める取り組みをしている。来月6〜8日に3年生7人が農園を訪れて苗を植え、8月下旬にも再訪し、収穫して塩分吸収の度合いを測る予定だ。
 クウシンサイは水分の多い土を好む。気温が高い夏なら1カ月ほどで成長し、根から約10センチほどを残せば何度でも収穫できるという。同校が昨年、同じ農園で行った調査では、約3キロのクウシンサイが24.6グラムの塩分を吸着した。その後の実験で、濃度1.5%の塩水で栽培すると、真水での栽培より1割以上大きく成長することも判明。今回は1.5%の塩水に2週間漬けた苗を使う。
 同校は2、3年の「環境科学」の授業の一環として、2004年からダムや川の水質浄化に取り組んできた。カンボジアでも研修し、塩分を含む湖周辺で栽培されていたクウシンサイに着目。10年に塩分が多いとされる堀川(名古屋市)で同様の調査を行った。
 これまでは、炒め物に入れるなど用途が限られていたが、生徒らは根に近い堅い部分を粉にし、お茶にしたり和菓子の原料にしてみた。やや甘みがあるといい、農家に紹介したい考えだ。
 森本達雄教諭(47)は「被災地での除塩効果は未知数だが、塩水をかぶった農地でも栽培できるクウシンサイで、農家の方に(復興の)きっかけをつかんでもらえれば」と話している。


 3月に石巻などを回ったとき、もっと強烈に印象に残ったのは、雪解け水の残る田んぼから磯の香りが漂ってきたことだった。崩壊した家屋の撤去も進んでいない、瓦礫の処理も進んでいない、その光景もショックではあったが、嗅覚に訴えかけてきた衝撃は未だに強力に残っている。

 なんとか津波被災地の農地が復活してくれればいいね。恵那農業高校の取り組みを応援したい。カミさんの母校だし、誇りに思う。



リス (2012 6/29 24:00)

台風で逃亡したリス、「30匹中38匹」捕獲 逃げた数より増えた?(6/28AFPBB)
 【6月28日 AFP】東京都武蔵野市の「井の頭自然文化園(Inokashira Park Zoo)」は28日、台風で飼育施設が破損し逃げ出したリス30匹について、期待を上回る38匹を捕獲したことを明らかにした。
 同園では台風4号に見舞われた前週、強風による倒木でリスの展示施設の金網が破れ、リスが脱出。職員らが「逃亡」したリスの捜索を続けていた。だが逃げたリスは計30匹で、今回、捕獲したのは38匹。
 予想していた数を上回る捕獲結果に、同園は公園に生息していた野生のリスも含まれているとみているが、「正確なところは、わからない」と話している。(c)AFP


 初め誤字か何かかと思ったのだが。
 捕まった野生のリスはかわいそうにのぅ……。


とっとと出ていきゃ良いのに (2012 6/29 24:00)

 「小沢一派は出て行ってくれた方がいい」と思っている民主党議員も多いんじゃなかろうか。ことあるごとに党内を引っかき回すだけだし、この期に及んでマニフェスト守れと言うバカなんて、百害あって一利無し。ついでに鳩山も……と思っている人も多かろうて。

 小沢と鳩山一派、そして当選1回の何お役にも立たない数合わせの馬鹿を排除すれば、多少は民主党もマトモになるかな。政権を担うのは不可能でも、学習能力がある人は残るんじゃないかな。



無責任 (2012 6/28 24:00)

民主党の混乱―問題は「果たせぬ約束」(6/28付朝日社説)
 マニフェストについて民主党が非難されるべきなのは「約束を果たさなかったから」ではない。「果たせない約束をしたから」である。
 分裂状態に陥った民主党で、小沢一郎元代表ら造反議員は野田政権の「公約違反」を批判する。政権交代につながった09年総選挙の公約に消費税増税はなかった。たしかに「国民に対する背信行為」のそしりは免れない。いずれ総選挙で国民の審判を仰がねばなるまい。
 だが、野田首相に「約束を果たせ」と言いつのる小沢氏らは財源の裏付けのない「果たせない約束」をつくった責任をどう考えるのか。
(以下略)

 その「果たせない約束」をさも現実味のある公約であるかのように吹聴し政権交代を煽った責任はどうとるのかね?今頃になって自分に責任が皆無のような顔して批判してるんじゃねぇ、クズが。
 本当に馬鹿メディアは無責任極まりないな。


離党はしないが会派は離脱? (2012 6/28 24:00)

小沢系43人、会派離脱願提出へ…首相揺さぶり(6/28読売)
 民主党の小沢一郎元代表が、衆院の民主党会派を離脱して新会派の結成を検討していることが27日、わかった。
 消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で反対票を投じた同党議員のうち、小沢氏含め43人が参加する見通しとなっている。小沢氏は29日にも民主党に会派離脱願を提出したい考えだが、党執行部は容認しないとみられる。
 小沢氏は28日に民主党の輿石幹事長と会談し、新会派結成の意向を伝える方針だ。会派離脱が認められない場合でも、新党結成を求める若手議員を納得させ、グループの結束を保つことが可能と判断しているとみられる。新会派が認められれば、民主党に所属しながら「党中党」として野田首相や党執行部を揺さぶり、離党・新党結成の時期を見極める時間を確保できる利点もある。


 小賢しく、卑怯。「政策より政局」ってのが見え見え。

 たしかに小沢は、いったん「喧嘩」となればきっちり戦ってきたし(あくまで過去形だけど)、小賢しい知恵も回ると思う。そして、それは政治家には必要な能力であるとも思う。ただ、小沢に決定的に欠けているのは、そうやって得た権力を使って何をやるか、だ。

 ただ、今回いくら小賢しいことをやっても、仮に民主党内或いは永田町に影響力を行使できる状況を作ったとしても、決して国民の支持は広汎には得られないだろう。

小沢新党「期待する」15% 朝日新聞世論調査(6/28朝日)
 民主党の小沢一郎元代表らが検討している新党については「期待する」は15%で、「期待しない」が78%と大きく上回った。(一部抜粋)

 増税したくてたまらない朝日の調査ゆえ多少割り引いて考えるとしても、小沢への期待はもう大した物ではないようで。



小沢よりはまだ野田の方がはるかにマシ (2012 6/27 23:00)

 野田らに対して「マニフェストを守っていない、マニフェストと違うことやるなら解散すべし」というのは筋の通った批判だと思う。しかしながら、09年衆院選の民主党マニフェスト自体が実現性がほぼゼロのゴミだと思っている私からすると、未だにマニフェストに固執する鳩山だの小沢一派の方がよっぽど信用に値しない。
 というわけで、小沢の動きを支持することはあり得ません。


負け犬の遠吠え (2012 6/27 23:00)

原発再稼働で「橋下さんはヘタ打った」と大阪府市の元ブレーン・飯田哲也氏(6/26週刊朝日)
 これまで、原発再稼働反対を訴え続けていた橋下徹大阪市長が、突如としてその姿勢を変え、大きな波紋となった。橋下市長が再稼働に舵を切った当時、大阪府市の特別顧問に就いていた飯田哲也(てつなり)氏は、何でそういう話を持ち出したのか、理解不能だったという。そして、その後の橋下市長との話し合いを振り返り、自身が6月15日付で顧問を辞めたいきさつをこう語る。

*  *  *
 橋下さんが大飯原発の夏季限定稼働を言い出したのは、5月19日の関西広域連合の委員会でした。
 それで翌週の22日に、「きちっとそのあたりの話を詰めましょう」ということで、橋下さんと松井(一郎・大阪府知事)さん、古賀(茂明・特別顧問)さんと私の4人で食事をしながらかなりじっくり話し合いました。そのときに、松井さんは「電力は足りるんだね」と言ってくれたんですが、橋下さんは「もう足りる、足りないという話はモードとして終わったんでね」と言ったんです。私は「あれ?」と思いました。終わるどころか、その話はいちばん重要なので、なんでそういうことを言われるのかな、と。意図が理解できなかったですね
 後になって、関西広域連合の中で原発を推進したい意見があって、橋下さんたちが限定再稼働の線まで押し戻した、という話を聞きました。しかし、結果としてこのトリッキーな提案で「再稼働ストップ」の戦略は総崩れとなりました。
 私自身は、橋下さんに幻滅したというより、「センス悪いな」と感じましたね。結果として橋下さんはこれで評価を落とした。官邸はどうせ押し切ってくるのだから、橋下さんは最後の最後まで「再稼働は認められない」と頑張ればよかったんです。
 それが正しいし、ポピュリズムの見地から見ても橋下さんの人気はもっと高まったでしょう。イメージ戦略から言っても誤っています。橋下さんはヘタ打ったな、と思います。
※週刊朝日 2012年7月6日号


 この期に及んで「電力は足りている」という論を主張するから相手にされなくなっただけのような気が。電力不足という厳然たる事実を認めないバカを、曲がりなりにも実務に関わる政治家は相手しきれないだろうて。

 バカの妄言を上司が蹴ったら、「上司が失敗した」と吹いてまわってるわけで、もちろんその言い分に一分の理があればともかく、何の理もなくそういう言動を取っていることで「典型的なダメ人間」を演じているのだが、本人にその自覚があるのかどうか…。



消費税増税法案 (2012 6/26 24:00)

 消費税増税法案。このデフレ状況で増税など狂気の沙汰としか思えないが、財政再建に消費税増税が必要なのも理解しているし、「経済成長が為されていない中では増税しない」という景気条項が入っているので、真っ向から反対というわけではない。むしろ、ここで決めておいて良かったのかなという思いも。

 で、なぜか自民党にも批判が向いているのが意味不明。
 事前協議をすべきだと主張していたのはメディアの者どもだったはずだが、ここにきてなぜか」密室談合の政治とか訳の分からん批判が出てきている。自民が批判できれば何でもいーのか、お前らは。

 小沢含めた造反議員を民主党がどう処分するか。党の決定を無視した人間をきちんと処分できないのでは、3党合意という約束も本気で守るつもりがあるのか疑問に感じられてもしかたない。

 自民党政権時代は、無責任な批判をしていても自民党が何とか日本を動かしていた。しかし今の与党は民主党。無責任に自民を批判しても、事態が好転するとは限らない。


 で、小沢は民主党を出て行かないの?(参照:小沢元代表「民主党の中で最善の道を探る」(6/26読売)) 野田が処分を下せないと高を括ってるのかね?まったく、下らん揉め事ばかりでどうしようもないな、民主党は。


今年は暑い夏? (2012 6/26 24:00)

西日本は暑い夏に 気象庁3カ月予報(6/25日経)
 気象庁は25日、7〜9月の3カ月予報を発表した。関西電力管内などで電力不足も懸念されるなか、西日本(近畿、中国、四国、九州)では、太平洋高気圧に覆われて晴れの日が多く、平年より暑い夏となる見込み。
 同庁によると、3カ月の平均気温は西日本と沖縄・奄美では平年より高めの予想。東日本(関東甲信、東海)は平年よりやや高い。北日本(北海道、東北)は平年並みとなる見込み。
 降水量は東日本、北日本で平年並み。西日本、沖縄・奄美で平年よりやや少雨になると予測している。


 3ヶ月予報の詳しい内容はこちら→
 気象庁|季節予報(地図表示)気象庁|季節予報

 この予報は外れて欲しいところ。九電も関電も電力不足は必至だし、中国電力や四国電力管内も余裕があるわけではない。ブラックアウトになるくらいなら計画停電の方が遙かにマシだが、それとて、経済的問題に限らずあらゆる方面に大打撃。

 原発再稼働反対のバカどもはエアコン使わずに暑さにうだってくれと、感情論を吐きたくなる。



ドイツを神聖視する過ち (2012 6/25 24:00)

原発オプションは捨てず ドイツ「脱原発」のしたたかさ(6/24産経)
 東京電力福島第1原発事故などをきっかけに、脱原発を決めたドイツとイタリア。日本でも脱原発依存の動きが進むが、両国と日本ではエネルギーを取り巻く環境が全く異なる。日本は島国のため電力の輸出入ができないのに対し、欧州は各国間で電力を融通できる送電網が存在するためだ。
 ドイツは昨年7月、原発17基を2022年度末までに全廃することを決定。再生可能エネルギーの割合を2050年に80%まで引き上げる目標を掲げるが、これが不調でも、フランスから電力を買って不足分を補うことができる仕組みが出来上がっている。
 イタリアはもともと原発依存度が低く、火力発電に頼っているが、不足が生じれば、ドイツ同様にフランスから輸入することができる。つまり、両国とも脱原発を掲げているものの、他国の原発に依存する状況に変わりはない。
 脱原発を本気で目指す方針でも、そのハードルは大きい。とくにドイツは核廃棄物の最終処分場問題、原発による安定・安価な電力供給がなくなることによる産業界のダメージなど、日本と共通した悩みを抱えている。脱原発へと舵を切ったドイツだが、「いつでも方向転換できるように原発の研究を続けるしたたかさを持つ」(原子力工学研究者)との指摘もある。


 こんな話は去年の今頃に大いに話題になっていた話で、周知の事実だと思うのだが、一部の反原発は全く耳を貸さずにドイツを神聖視続けている。「日本は島国のため電力の輸出入ができない」という厳然たる事実に対しても、孫正義だの民主の小沢鋭仁だのが「韓国や中国、ロシアと電線繋ぐぜ〜」という戯言をヌカすような始末。外交的に敵対する部分も多い国々に対して、なぜエネルギー依存して問題ないと考えるのか、全く不思議でならない。

 周辺国と協力し合える関係にあるヨーロッパと日本は全く環境が異なるし、地熱発電についても人口僅か30万のアイスランドなど日本にとっては参考にならない(だいたい日本の地熱発電の容量は世界6位で遅れている国というわけではない。国立公園内の地熱発電にはもっと寛容になるべきとは思うが)

 夢を抱くのは良いけど、夢想に耽っていては何も得られまい。



ギリシャ…orz (2012 6/24 24:00)

ギリシャ緊縮見直し案、公務員15万人減見送り(6/24読売)
 【アテネ=末続哲也】再選挙を経て発足したギリシャのサマラス政権は23日、欧州連合(EU)に提示する財政緊縮策の見直し案を公表した。
 財政緊縮目標達成期限の2年先送りや公務員15万人の削減計画の見送り、付加価値税(VAT)の一部引き下げ、失業者への手当給付期間を1年間から2年間に延長することなどを盛り込んでいる。
 見直し案は、連立政権の新民主主義党(ND)、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)、民主左派のそれぞれの主張を反映させたもの。緊縮策反対派の民主左派にも配慮した内容となっており、これまで緊縮策を支持してきたドイツなどが反発しそうだ。
 EU側は25日から、アテネに調査団を派遣し、緊縮策の見直し案について交渉を始める予定だ。


 お前らやる気ないだろ。

 ギリシャがユーロに残ることが決まった段階で、今後もこういうグダグダが続くんだろうというのは予想の範囲内。しかしながら、「お前たちがちゃんとしないと世界中が迷惑を被るんだぞ」と叫びたい気持ちでもある。

ギリシャ新首相が手術へ=財務相は高熱で失神(6/23時事)
 【アテネ時事】ギリシャのメディアによると、発足したばかりの新政権を率いるサマラス新首相(61)が22日、網膜剥離の手術を受けるためアテネ市内の病院で検査を受けた。また、財務相に就任予定のラパノス氏(65)も高熱で失神、手当てを受けるため市内の病院に運ばれた。重要閣僚の相次ぐ「災難」は新政権の前途多難を予感させる。
 サマラス首相は23日にアテネ市内の病院で手術を受ける。カティメリニ紙によれば、首相は22日の検査後に病院を出た。


 ……大丈夫かね?



首相官邸前で反原発デモ (2012 6/23 24:00)

 22日に、首相官邸前を(警察発表で)1万人程度の反原発デモが練り歩いたらしい。主催者発表では4万人だが、そういう数字はサバ読みが慣例だし、いくら数が集まろうが主張がアレなのには変わりないのでどーでもいい。

 橋下ですら「停電リスク」に気付いて反原発を修正したというのに、官邸前に集まった者たちは、未だに「原発無くても電気は足りる」と思い込んでいるのか、それとも電気が足りなくなろうが俺には関係ないと思い込んでいるのか、考え無しにお祭り騒ぎを楽しんでいるだけなのか。いずれにせよ、もうちょっと頭使えよと思う。

 で、この練り歩きを「紫陽花革命」と当人たちは呼んでいるらしい。ジャスミン革命になぞらえたのだろうが、独裁政権を倒しても結果的に暴動が収まらず未だに火種がくすぶっているのが「ジャスミン革命の現況」。だいたい「革命」という語の持つ血なまぐささをまるっきり閑却している姿勢には、呑気だねぇという生ぬるい感情しか湧いてこない。


 つか、大飯原発の再稼働に反対してのデモらしいが、要するに関西圏は電力不足で苦しめと言ってるわけかね。東京の人間(だけではなかろうが)はなかなか剛気ですのう。

 デモの喧噪の裏で、電力供給のために懸命に働いている人がいるし、地道に再生可能エネルギーの開発に勤しんでいる人がいる。デモが果たして、脱原発にどう繋がっていくのか。



鳩の平常運転 (2012 6/22 24:00)

鳩山元首相:新党に「同調せず」(6/22毎日)
 民主党の鳩山由紀夫元首相は21日夜、小沢一郎元代表が離党・新党結成の可能性に言及したことについて「私どもの考え方こそ民主党の本来の考え方だと国民や執行部に理解してもらいたい。すぐに新党運動に同調していくということではない」と語り、自身の離党には否定的な考えを示した。【木下訓明】

 ほんの2週間ほど前にはこんな話があった。

民主党:鳩山由紀夫元首相 離党の可能性を示唆(6/6毎日)
 鳩山由紀夫元首相は6日のBS11の番組で「民主党を作った張本人として『民主党を割る』という話は口が裂けても、本来は言うべきことではない。ただ、民主党より国民の暮らしが大事だという立場からどう行動すべきか考えねばならない時を迎えている」と述べ、消費増税法案の採決を巡って離党することもあり得るとの考えを示唆した。
 鳩山氏は「自分自身を捨ててでも行動すべき時は行動しなければならない」とも発言。また、大阪維新の会との連携の可能性を問われ「国民の暮らしが一番という政策を実現できるような集団と協力関係を作ることは十分あり得る」と意欲を示した。【木下訓明】


 グダグダ言う割には基本ヘタレだから、出て行く気概は見せないだろうね。ただ、言うことはコロコロ変わるから、しばらくは「やっぱり辞める」「やっぱり残る」を繰り返すと思うが。まさにシュレディンガーの鳩、未だ健在ということで。

 つか、早く議員やめろ。



出版物への消費税率軽減 (2012 6/21 24:00)

「新聞・書籍は現行税率で」 消費増税巡り活字議連(6/20日経)
 超党派の国会議員でつくる活字文化議員連盟(会長・山岡賢次民主党副代表)は20日、国会で消費増税の論議が行われていることをふまえ、「我々は日本の文化と民主主義の基盤を守るため、新聞及び出版物の消費税率引き上げには断固反対」との声明を発表した。消費税率を引き上げる際には新聞や書籍に軽減税率を適用し、現行税率を維持するよう求めている。
 声明は「国民の『知る権利』と議会制民主主義を支え、日本の活字文化保持の中枢の役割を果たしてきた新聞及び書籍の公共性は極めて高い」と指摘。その上で「新聞・書籍に対する消費税率引き上げは、国民の活字離れを加速させ、これからの日本を支える人づくりはもちろん、地域づくりや国づくりにも悪影響を及ぼしかねない」としている。
 欧州各国が食料品とともに新聞や書籍の税率を「ゼロ税率」としたり、標準税率より低い税率を適用したりしていることも指摘した。


 どの新聞も消費税率の引き上げに賛同している。自分たちに対しては優遇を求めておいて、一方で「消費税増税やむなし」と主張するのは、ちょいと面の皮が厚すぎやしないかというのが正直な感想。この消費税の話にしろ、はたまた節税の問題にしろ、大手メディアから感じ取れるのは「他人事感覚+上から目線」。

 私も実は、新聞には軽減税率を採用しても構わないと思う。ただし、食料品などの生活必需品への軽減も検討されるべきだし、新聞業界が「知的産業」とか「民主主義の基盤」とか自画自賛で言うのには「何だかなぁ」と感情的と自覚しつつ思ってしまう。

 で。

 「新聞及び出版物の消費税率引き上げには断固反対」と主張するが、この「出版物」の中にエロ本は含まれてるんだろうか。「エロ本は違う」となれば、軽減税率を適用する出版物としない出版物の境界線が問題になるだろうから、仮に出版物の税率を軽減するなら一律でやることになると思うんだが。あるいは、「雑誌は不可」という形で区切るか。

 仮に、食料品、生活必需品や新聞・書籍が税率軽減されるのに混じってエロ本も税率優遇されたら……と考えると、なんか楽しくなってくるな。



ダメ集団 (2012 6/20 22:00)

 「政府・与党一体化だ」と言ってた民主党が、政府と党で全く一体になっていないという、笑いたくなるお話でございますが、これが我が国の政権与党の話なので笑ってばかりもいられません。
 しかも「一体化」の流れで政調を廃止したのは小沢幹事長だったはずで、政調廃止則ち政府優先の「一体化」を主張していた一派が、いま政府に反抗して気炎を上げているわけです。
 「民主的な党だから、個々人が思い思いに賛否を示せばいい」となれば、党としてはどうかと思いつつも、まぁひとつのやり方としては有りでしょう。しかし、それもできず、「政調会長に一任」とか言ってむりやり党の方針を1本にまとめようとする。いや、それでむりやりまとめられれば独裁的ではあれどまだ理解の範疇ではありますが、それでもまとまりきらないでブスブスと火種がくすぶってるってんですから、民主党はダメ集団と言わざるを得ないわけです。
 つか、党内の意見がまとまらなかったときの対処法をきちんと決めていない党って何なんだろう、と思ってしまいますな。


除名は当然 (2012 6/20 22:00)

「放射能汚染地域に住む人の血って…」投稿の桐生市議を除名、失職(6/20産経)
 群馬県桐生市の庭山由紀市議(43)=無所属、2期目=が短文投稿サイト「ツイッター」に市内の献血活動について「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか」などと投稿した問題で、庭山議員の「除名」を求める懲罰動議が20日の市議会本会議で可決された。庭山議員は同日、失職した。
 庭山議員は昨年12月、ツイッターに「毒物作る農家の苦労なんて理解できません」と投稿し、地元農家などの反発を買い、今年5月の献血発言で一気に議員辞職を求める機運が高まった。市に寄せられた苦情や抗議は700件を超えた。
 市議会は庭山議員に発言の真意をただしたが、「国の基準を信じる皆さんが信じられない」などと誠意のない回答に終始したため、議員17人が「もはや公職の立場に全くふさわしくないと判断した」として除名を求める懲罰動議を提出した。


 真性のキチガイだから当然の結果だわな。放射線に対する知識がないだけでなく、被災者含め他者に対する配慮という感覚が完全に欠落している。知性も品性もないならば、政治に関わる資格は無いと見なされてもしかたなかろう。

 まだ群馬には早川由紀夫もいるしなぁ……こいつは石もて追われ路頭に迷ってもしかたない輩だと思うんだが。



維新の会の国政進出 (2012 6/19 24:00)

維新・松井氏「衆院、全国で擁立」 橋下市長就任半年(6/19朝日)
 大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長が19日で就任半年を迎えるのに合わせ、朝日新聞は、維新幹事長の松井一郎大阪府知事にインタビューした。松井氏は次期衆院選について、全国に政党支部か後援組織を立ち上げ、数百人規模の候補者を立てて「政策が一致するグループで過半数をめざす」と強調。野田政権が今国会での成立を期す消費増税法案を批判し、税と社会保障改革も争点にして国政進出を図るとした。
 松井氏は、維新の選挙実務の責任者。衆院選への対応について「決定できる政治をやろうとするなら、過半数をめざすのは当然」と述べ、維新による国政進出に強い意欲を表明。慎重な姿勢も見せる橋下氏との関係については「僕と市長の中では目的地に着くまでのスピード感、場所はまったく一致している」とし、食い違いはないと語った。
 そのうえで、維新の国政進出について「全国から応援したいと声が届いている」と明かし、地元の大阪府以外でも「支部か勝手連的な組織」作りを進め、数百人規模の候補者擁立をめざす考えを示した。


 「民主もダメだったから次は維新だー」という流れになることを強く危惧する。

 民主党が政権を担っても、素人集団ばかりでは何の行動も起こせないことが分かった。万が一維新が政権を担うことがあったとしても、やはり素人集団ばかりで国政は停滞すると考えるのが妥当だろう。「トップが方向性を示してガンガン突き進むならば重要なのは議員より議席数」という考え方もあるが、原発問題に関する橋下の対応を見る限り、「アホが猪突猛進してもらっては困る」という思いしか抱けない。

 自民党が中心となって、政権運営のノウハウを教育しつつ連立を組むというなら不安は解消されるが、政策が違いすぎては連立に大義名分が立たない。


 まぁ、維新人気が浮ついた物であることは、橋下自身分かっているようだ。

大阪維新の会:国政進出に意欲…橋下氏(6/19毎日)
 大阪維新の会は17日、代表の橋下徹・大阪市長ら幹部と全所属議員による全体会議を大阪市内で開いた。橋下氏は「大阪の改革と同時に関西の改革、日本の国の再生に向け、頑張っていきたい」と述べ、改めて国政進出への意欲を示した。維新幹部は次期衆院選に向けて策定中の「維新八策」について7月上旬までに中間案を示す方針を明らかにした。
 橋下氏は、毎日新聞などの各種世論調査で維新に支持が集まっていることに触れ、「バブルとしか言いようがない。その時の雰囲気や状況で有権者が判断する、ふわっとした民意の後押しだ」と指摘。「一部市民の反対を受けてでも市政改革を進め、日本全体の有権者に納得してもらう政治判断をしないといけない」と強調し、国政進出にあたって大阪市改革が不可欠との認識を示した。
 消費増税で民主、自民、公明3党が合意したことについて、記者団に「国民は納得しないと思う」と批判した。【林由紀子、平野光芳】


 問題は、メディアがその浮ついた支持を煽り助長する可能性。
 多くの日本人は、民主党政権できっちり勉強したから、軽々しい判断を下すことは無いと期待したいのだが……買いかぶり過ぎかね。



19日で11年 (2012 6/18 24:00)

 明日6月19日でサイト開設11年。11年の間、長期離脱をすることなくほとんど毎日何か書いてきた。ええ、かなりの暇人でござる。


ギリシャは緊縮財政派が勝利 (2012 6/18 24:00)

ギリシャ再選挙は緊縮支持派2党が勝利、連立政権樹立の公算(6/18ロイター)
 [アテネ 17日 ロイター] 17日行われたギリシャの再選挙は、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)と合意した緊縮策を支持する新民主主義党(ND)が勝利を収め、緊縮策の撤回を求めていた急進左派連合(SYRIZA)は敗北を認めた。
最終的にNDの勝利が確認されれば、ギリシャは国際社会と合意した1300億ユーロ(1640億ドル)規模の救済プログラムに沿って財政再建を目指すことになり、先の総選挙でのSYRIZA躍進で金融市場を脅かしていたユーロ離脱懸念はとりあえず後退するとみられる。
 ギリシャ内務省が発表した開票結果予測によると、NDの得票率は29.5%で、SYRIZAの27.1%を上回った。NDと同じく緊縮策を支持する全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の得票率は12.3%。
 その後、開票率80%の時点では、NDは得票率を30.1%に伸ばす一方、SYRIZAは26.6%に後退している。
 ギリシャでは規定により、第1党に50議席が上乗せされるため、この結果に基づけば、NDとPASOKで全300議席のうち過半数の161議席を獲得する計算になる。
 NDのサマラス党首は、支持者の歓声を浴びながらロイターに対し「ほっとした。できる限り早く政権を樹立したい。ギリシャ国民はきょう、ユーロ圏に残る道を選んだ。これ以上冒険することはない。欧州におけるギリシャの地位は疑問に思われない」と語り、他のユーロ圏諸国とのコミットメントを順守する考えをあらためて表明した。
 PASOKの当局者は、ND主導の政府を支持する考えを示し、NDと連立政権を樹立するか、あるいは閣外協力を通じて政権に協力していく方針を明らかにした。
 PASOKは、緊縮策に反対しているSYRIZAも政権に参加するよう求めているが、SYRIZAはそれを拒否した。
 一方、SYRIZAのツィプラス党首は敗北を認めながらも、今後も緊縮策に反対していく考えを表明。「われわれは18日から闘いを続けていく。ギリシャはすでに新たな夜明けを迎えた」と述べた。
 今回の再選挙で、緊縮策を支持しているNDとPASOKによる連立政権が誕生する見通しとなったももの、両党合わせても再選挙での得票率は40%程度に過ぎず、新政権は短命に終わる可能性がある。
 実際、ギリシャでは賃金や年金が大幅に削減されたほか、雇用も悪影響を受け、社会の分断が進んでいる。
 SYRIZAの台頭を招いた緊縮策に対する有権者の反発は、依然収まっていない。


 一時的には、ギリシャのユーロ離脱懸念が薄まってユーロ高に向かうんだろうが、ギリシャ国民の緊縮財政反発の空気が消えたわけではないし、火種を残したままの中途半端な結果であるとも言える。私としては、とっととギリシャがユーロから出て行ってくれた方が、将来に不確定な要素を残さずに済むから最善、と思っていたのだが。一応、財政再建がうまくいくのが最高なのだが、その可能性は高くないからなぁ……たぶんまたそのうち、ギリシャ国民が暴れ始めて、ユーロが暴落する、と。

 目先はとりあえず好感されているが、長期的には果たしてどうなる事やら。



ボイジャー、太陽系境界へ (2012 6/17 24:00)

ボイジャー1号、太陽系境界に到達 35年間飛行の惑星探査機(6/16産経)
 米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は15日までに、35年前に打ち上げた探査機ボイジャー1号が太陽系の一番端の部分に到達したことを明らかにした。まだ境界は越えていないが、近く人工物体として初めて太陽系の外に出る見通しだ。
 境界の内側の領域には、太陽から出た粒子の流れ「太陽風」が吹き、地球上の生命を脅かすような高いエネルギーを持った宇宙線が太陽系外から入るのを防いでいる。
 ボイジャーは地球から178億キロ離れた位置を飛行中。送られてくるデータを分析した結果、宇宙線の量が急増しており、境界に近づいていることが分かった。
 ボイジャー1号は1977年に打ち上げられた無人惑星探査機。プルトニウムの崩壊熱を利用した電源を使っており、2025年まではデータを送信し続けることができるという。(共同)


 太陽風が銀河系の磁場などと衝突して混ざり合う境界域をヘリオシス、境界面をヘリオポーズと呼ぶが、そこをこの記事では「太陽系境界」と呼んでいる。エッジワース・カイパーベルトはほぼヘリオポーズの内側だが、オールトの雲は完全に外側になるし、外縁天体の中にもヘリオポーズの外側に軌道を持つ物がある(セドナもその一つ)。

 ボイジャー1号はあと10年ほどは観測結果を送ってこられるようだが……1万AU以上も離れているオールトの雲の正体が分かるまでは持たないんだよなぁ……



再稼働が決定 (2012 6/16 24:00)

「停電で関電や国が脅し」 嘉田知事「不適切」と謝罪(6/16京都新聞)
 滋賀県の嘉田由紀子知事は15日、東京都内で13日に行った講演で、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に対し、関西広域連合が慎重姿勢から一部容認に転換したとされる理由として、「関西電力や国、企業から『停電になったらどうするのか』と脅された」と述べたことに、「不適切な発言でおわびする」と謝罪した。
 嘉田知事は13日、日本外国特派員協会で講演し、再稼働に対する姿勢を変化させた理由について、「『(再稼働しなければ)電力不足の時に企業や生活が立ちゆかなくなる』と、関電や国、企業からずいぶんと警告され、かなり脅かされた。おまえは責任が取れるのかと」と述べた。
 大津市内で15日に開いた県内各界との節電対策会議の冒頭あいさつで、嘉田知事は「計画停電にかなり恐れを抱いていた結果、あの表現になった」と釈明して謝罪した。会議後の取材に対し、「(会議出席者の)関電や経済界から意見を聞く前に、おわびしようと思った」と説明した。
 嘉田知事はこれまで、記者団の取材やテレビ出演で、国や関電を批判する同様の趣旨の発言を重ねていた。


 本当に「脅し」があったなら撤回などする必要がないのだから、自分の態度を正当化したいがために関電を貶める発言をした、ということだったんだろう。まぁ、反原発で目が曇ると、電力状況の客観的な説明すら「恫喝」に思えてしまうかも知れないが……まぁ病気だわな。

 で、大飯原発の再稼働が決定したわけだが……

大飯原発再稼働を決定 政権、福井知事の同意受け(6/16朝日)
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が決まった。野田佳彦首相は16日午前、首相官邸で西川一誠福井県知事と会談。西川知事の同意表明を受け、首相は関係閣僚会合で再稼働を正式に決めた。関電は直ちに再稼働の作業を始め、7月上旬にも3号機がフル稼働する。
 昨年3月の東京電力福島第一原発の事故以降、検査で停止した原発が再稼働するのは初めて。国内50基の原発は5月5日にすべて停止し、42年ぶりの「稼働ゼロ」となっていたが、2カ月程度で終わる。
 野田首相との会談で、西川知事は「関西のみなさまの生活と産業の安定に資するため、同意する決意を伝えたい」と表明。続いて開かれた関係閣僚会合で、首相は「40年にわたって向き合ってきた自治体の決断を感謝したい。立地自治体のご理解を得られた今、再稼働することを政府の最終的判断とします」と述べた。


 案の定、反原発のバカが福井県知事を罵倒している。曰く、反原発の世論を無視した、そんなに補助金が欲しいか、と。
 原発立地地としてのコストを考えれば、補助金でカバーするのは当然の話。むしろ、何のリスクもなく電力を消費している消費地の人間に、電力供給のためのリスクを背負っている福井県を「補助金をもらっている」と罵る資格などあるのだろうか。
 ましてや、「福井に原発を作ってくれと頼んだ覚えはない」という言説(by 辛坊治郎)に至っては、「生んでくれと頼んだ覚えはない」と親に突っかかるクソガキのメンタリティしか感じない。



修正協議 (2012 6/15 24:00)

修正協議は「密室談合」=増税反対6党が抗議(6/14時事)
 共産、新党きづな、社民、みんななど消費税の増税に反対する6党の幹事長らが14日午後、国会内で会談し、民主、自民、公明3党による社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議について、「密室談合の押し付けは国会審議を形骸化させるもので、断じて許されない」と批判する抗議声明をまとめた。 
 この後、共産党の国対委員長らは民自公3党を訪ね、声明文を渡した。


まさかメディアはこの6党の批判に乗っかったりしないよな。「協議に応じろ」と連呼していたのは民主党とマスコミだったからね。

税制でも合意=民自公(6/15時事)
 民主、自民、公明3党は15日夜、社会保障と税の一体改革関連法案の修正をめぐり、社会保障分野に続き、税制分野でも正式に合意し、修正協議は決着した。

 さて、あとは民主党内がまとまるかどうかだが、どうなることやら。


洞窟壁画 (2012 6/15 24:00)

スペインの洞窟壁画 世界最古と判明(6/15NHK)
 スペイン北部の洞窟で見つかった原始時代の壁画を研究者が調べたところ、年代がおよそ4万年前のもので、人類が描いた最も古い壁画とみられることが分かりました。
 原始時代のアートを研究するうえで貴重な史料として注目されています。
 この研究成果は、イギリスとスペインの専門家のチームが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」で発表しました。
 スペインの北部には、ユネスコの世界遺産にも登録されている「アルタミラ洞窟」など多くの「洞窟遺跡」があり、専門家らはこのうち11か所の洞窟の壁画について、放射性物質のウランやトリウムによる年代測定を行いました。
 その結果、「エル・カスティッロ」という洞窟で見つかった、赤い円盤を描いたような壁画は、およそ4万800年前に描かれたとみられることが分かりました。
 これまでは、フランスのショーベ洞窟の壁画がおよそ3万6000年前で最古のものとみられていましたが、今回はそれを4000年余りさかのぼり、世界で最も古い壁画とみられています。
 研究チームによりますと、この年代は、今の人類の祖先がアフリカ大陸からヨーロッパに渡ったころで、原始時代のアートを研究するうえでも貴重な史料とみられています。


 洞窟壁画ってヨーロッパに集中しているイメージがあるけど、アジアに渡った奴らは絵を描かなかったのかねぇ……それとも、地質の関係で、洞窟の絵の保存状態がアジアやアフリカと欧州では違うと言うことか。



ペンギンの名 (2012 6/14 23:00)

逃げ出しペンギン「337番」の名前募集します(6/13読売)
 東京都立葛西臨海水族園は、今年3月に水族園から逃げ出し、約80日後に保護されたフンボルトペンギンのオス(1歳)に名前を付けることを決めた。
 来園者から募り、同園で選考する。募集期間や募集方法などは未定。
 同園に135羽いるフンボルトペンギンは、どの個体も名前がなく、“脱走”したペンギンは識別番号の「337番」と呼ばれている。最近では337番目当てで同園に来る人も多いという。都は「今、最も話題のペンギン。ふさわしい名前をつけてほしい」としている。
 問い合わせは同園(03・3869・5152)へ。


 リチャード・キンブルでお願いします。『大脱走』から、とも考えたが、役名じゃなく俳優名の方しか浮かんでこないんだよな。


傲慢 (2012 6/14 23:00)

橋下大阪市長、おおい町長再稼働同意「ありがたい」(6/14日経)
 大阪市の橋下徹市長は14日、福井県おおい町の時岡忍町長が関西電力大飯原子力発電所3、4号機(おおい町)の再稼働に同意する意向を表明したことについて「非常にありがたい」と感謝の言葉を述べる一方で「暫定的な安全(判断)だと肝に銘じなければいけない。例外中の例外だ」と話した。
 また橋下市長は「(立地自治体に)どれだけ消費地から税や電気料金のお金がいったか。正直にそこの認識はもってもらいたい」とした上で「原発立地のメリットもあったはず。供給地、消費地という言い方はやめないと消費地と溝ができる」と指摘。
 再稼働問題で福井県や同町など立地自治体と消費地の自治体の意向が対立しがちだったことを踏まえ「消費地は感謝しているが、そろそろ消費地、供給地という言葉を使うのはやめて、関西、日本全体で原発問題を考えるべきだ」と述べた。


 いやらしい物言いだわな。要するに「金もらっていたんだから、原発立地地のデメリットとトントンだったろ?」って言いたいんだろ。まさに、電力消費地の傲慢が余すことなく表れた表現。
 橋下への期待は、完全に飛んだ。クズだ。


前防衛大臣とは雲泥の差 (2012 6/14 23:00)

集団的自衛権、野田首相に提言へ=森本防衛相(6/13時事)
 森本敏防衛相は13日午前の参院予算委員会で、政府の憲法解釈で行使が禁じられている集団的自衛権について、解釈変更に慎重な姿勢を示した。その上で「同盟関係を拡充する観点から、この問題をどう扱うのが正しいか、野田佳彦首相に率直に意見を申し上げようと考えている」と述べた。 
 防衛相は「私が重視しているのは日米同盟の範囲、内容における拡充、充実だ。そのことで本来、集団的自衛権が持っている役割の多くは、今の憲法の枠内でできる」と語った。自民党の山本一太氏への答弁。


日米防衛相が電話会談(6/13時事)
 森本敏防衛相は13日夜、パネッタ米国防長官と就任後初めて電話会談した。防衛相は「野田佳彦首相から日米同盟の深化に取り組むよう言われている。私の任期中に最大限の努力をしたい」と表明。パネッタ長官は「一緒に仕事ができるのを楽しみにしている。緊密に協力したい」と応じた。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題については、同県名護市辺野古に移設する現行計画が「唯一有効な解決策」との認識で一致。米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイに関し、防衛相は4月にモロッコで起きた墜落事故の一層の情報提供を求めた。


 いったい「田中直紀防衛大臣」とは何だったのか。

 ただねぇ、こういうまともな考えを持つ防衛大臣だからこそ、民主党内から批判の矢玉が飛んでくるだろうなぁ。後ろから飛んでくる矢玉の処理に掛けるエネルギーが、勿体ない。

 こういう「きちんとした見識を持つ人」が身近にいる間に、民主党議員はできる限りの知識を吸収してほしいと強く願う。民主党議員には、行政を与る人間として最低限必要な見識が不足しているからな。つか、知識のみならず、倫理観も品格も欠けている輩が多いが、そういう救いようのない奴は次の選挙で叩き落とすべし。



他県を揶揄する資格があるのか? (2012 6/13 23:00)

「原子力ムラの文楽」=福井の再稼働手続き−嘉田滋賀知事(6/13時事)
 嘉田由紀子滋賀県知事は13日、都内の日本外国特派員協会で講演し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた福井県内の意見集約を「原子力ムラが操っている文楽」と呼び、政府に同意を表明するための形式的な手続きになっているとの見方を示した。さらに原発推進派を指す「原子力ムラ」に関しては、「産業界と電力会社と研究者と官僚がつながり、実質的には霞が関の官僚が操っている」と断じた。

 原発無くても電力足りると言い続けてきたバカが、何を調子に乗った発言してるんだ、というのが正直な感想。空理空論で有権者を煽り立てていたバカが、現実的な対応を模索している福井県知事をバカにする資格があるのか?

 何か、電力不足に対して具体的な対応をしていたんだったら多少の説得力もあるかも知れないが、机上の空論を吹聴していただけだからね。「何言ってんだ」以上の感想が浮かんでこない。


最古の戸籍木簡 (2012 6/13 23:00)

戸籍記した最古の木簡 太宰府で発見、人名や身分記録(6/13日経)
 福岡県太宰府市は12日、市内の国分松本遺跡で、人名や身分など戸籍の内容を7世紀末(飛鳥時代)に記録した日本最古の木簡が見つかったと発表した。律令国家体制が整う大宝律令の施行(8世紀初め)に先駆けて、統治の基本となる戸籍制度が完成していたことを示す貴重な発見という。
 市によると、木簡には行政単位の「嶋評(しまのひょう)」や冠位を表す「進大弐(しんだいに)」などの漢字が両面に墨で書かれていた。「評」は大宝律令以前の地方行政単位「国・評・里」の一つで郡に相当し、嶋評は現在の福岡県糸島市や福岡市西区に当たる。
 現存する最古の戸籍は、奈良・東大寺の正倉院に伝わった文書「筑前国嶋郡川辺里戸籍」(702年)などだが、それ以前の戸籍の具体的な姿は不明だった。出土した木簡は(1)701年に「評」が「郡」に変更された(2)685年に「進大弐」の冠位使用が始まった――を理由に、市は685〜701年の作成とみている。
 木簡には「建部身麻呂(たけるべのみまろ)」など少なくとも16人分の名前が載っているほか「兵士」や「丁女」(成年女性)などの身分や性別も記載。「老女之子」など続き柄が分かる表現や、正倉院の戸籍と共通する「川部里」という里の名もあった。
 嶋評のある里を対象に、1年間の人の異動を記録した帳簿とみられ、筆跡から同一人物が書いた可能性がある。
 木簡は長さ31センチ、幅8.2センチ、厚さ0.8センチ。最大で長さ60センチ程度、幅20センチ程度だったものを折って遺棄したとみられる。
 出土場所は大宰府政庁跡の北西1.2キロにある河川跡で、市は近くに筑前国を掌握する役所があったとしている。
 遺跡では、ほかにも飛鳥時代から奈良時代にかけての木簡9点が出土。24枚の木簡を束ねたものに付けた札とみられる珍しい木簡も見つかった。
 市は16日午前10時から現地説明会を開くほか、24日まで同市国分の文化ふれあい館で木簡を展示する。〔共同〕


 こういう話はとにかくわくわくしてしまうし、ましてや私の生まれた糸島市(旧前原町)が絡む話。興奮せざるを得ない。教科書の内容も少しずつ変わったりするのかな。

 ちなみに(どーでもいい話ではあるが)、AKBには全く興味ないんだが、同郷の糸島出身と言うことで篠田麻里子だけは応援することにしている。


メモ (2012 6/13 23:00)

 「これでも被災財の処理は現地でやれ」と言い切るバカはもう相手にする必要ないでしょ、と言う気持ちを込めつつ、記事を引用しておく。

北橋市長 石巻での思い 市民へ(6/12朝日)
 宮城県石巻市の震災がれき受け入れをめぐり、「自分の目で見たい」として現地を訪れた北九州市の北橋健治市長。訪問を終えた11日、記者団に「がれきが被災者の精神的な重圧になっていると痛感した」と強調した。被災者とのやり取りなどを通じて抱いた思いを市民に伝えるという。そのうえで、受け入れ可否を最終判断する考えを示した。

 10日に石巻市に入った北橋市長は、仮設住宅団地の集会所で住民5人と向かい合った。
 仮設南境第7団地自治会長の山上勝義さん(52)は「がれきは住民にとって思い出の品。その思い出がすぐ近くにあると心に重くのしかかる」「できるだけ早くがれきが無くなった方が傷が癒える」などと市長に語りかけた。また、北九州市の受け入れ検討をめぐり反対運動が起きたことについて、「被災地は心を痛めた」と話した。
 北橋市長はこの日、市内のがれき仮置き場を2カ所回った。1カ所目では、木くずなどが高さ約20メートルにわたって積まれ、案内役の石巻市職員が「1年2カ月間、この状態が続いている」と説明した。
 北橋市長は自ら、がれきの山で線量計を使い空間放射線量を測定。結果は、毎時0・04〜0・05マイクロシーベルトで「北九州市の値とほとんど変わらない」と驚いた様子だった

 11日朝には、がれきの仮置き場に隣接する石巻商業高校に足を運び、清掃中の男子生徒に「頑張ってください」と声をかけた。同校の上総(かずさ)通教頭は「学校で放射線量を測っても、自然界と変わらない。受け入れ検討はありがたい話だ」と謝意を述べた。
 この日、村井嘉浩・宮城県知事や亀山紘・石巻市長らと相次ぎ会談した北橋市長。土砂やがれきで作った土台のうえに木を植えて防潮堤にする構想があることについては、「時間がかかり大量に処理するのは難しい」とも聞かされた
 訪問を終え、記者団に感想を聞かれると「石巻市長から、復興の道を開くために広域処理を要請された。その言葉を石巻市民の言葉と受け止めたい」と語った。(桑原紀彦)

■測定の市民「安心」 北九州市 庁舎に焼却灰展示
 東日本大震災で出たがれきの受け入れを検討している北九州市で11日に始まった焼却灰などの展示で、放射線量を測定した市民からは「低い値で安心できた」と評価する声が上がった。ただ、実際に測ったのは36人にとどまった。
 展示場所は、小倉北区の市役所本庁舎1階の市民ホール。展示は、試験焼却用に宮城県石巻市から運ばれた木くずのがれき(放射能濃度1キロあたり8ベクレル)、小倉北区の日明(ひ・あがり)工場で試験焼却した際の粉末状の飛灰と固形状の主灰、門司区の新門司工場で試験焼却後の飛灰、スラグなどの7種類。
 市民が自分で放射線量を測れるよう測定器具も備えられている。市職員が測ったところ、毎時0・06〜0・07マイクロシーベルトで自然界と同程度の値だった。
 市議に案内されてきた同市小倉南区の不動産会社専務の田園直樹さん(46)は、市のスタッフの説明を聞きながらサーベイメーターで測定。「X線の集団検診よりも低い値だった。実際に測って安心できた」と話していた。
 初日に測定に訪れたのは36人。市施設課は「小倉の中心部に来た際に立ち寄って、ぜひ測ってみて安全性を確かめてほしい」と呼びかけている。
 29日までの土日、祝日をのぞき、午前9時から午後5時まで展示される。(菊池文隆)

■「安全証明まだ」 反対派が批判
 北九州市の震災がれき受け入れに反対する人たちによる市民検討委員会の2回目が10日、同市小倉北区であり、約80人が参加した。市の試験焼却などに対する疑問点が指摘された。
 市民検討委は、市の専門家らによる検討会に反対派の推す識者らが加えられなかったことなどから発足。この日の会合では、メンバーの1人が、市が放射能濃度8ベクレルのがれきを対象に試験焼却した結果をもとに「安全性が証明された」とする市の姿勢を批判。
 市が本格受け入れの基準を100ベクレル以下としていることを指し、「8ベクレルで試験をやって、なぜ100ベクレルのがれきを受け入れられるのか。試験の設定がおかしい」と指摘した。



質問メール (2012 6/12 24:00)

 英語関連のページの方に質問メールが来ることがある。それ自体は大歓迎だし、できる限りその質問には答えているのだが、問題だけを列挙して「至急答えを教えて欲しい」というような「宿題代行サービス」のような業務はやるつもりがないのでご了承の程を。
 というか、問題だけを並べて「至急回答してくれ」というような失礼極まりないクソなメールに対応するほど優しくは無いんでね。


消費税増税 (2012 6/12 24:00)

 先月末にも似たようなことを書いたが、もう一回、消費税増税について私の考えをまとめておく。

 まず、現在の経済状況で上げるのは自殺行為。しかしながら、「○%の経済成長が達成できた時点で増税を行う」などといった結論を出すのは前倒しでも構わない。

 増税分を全て社会保障に回すことには批判的。社会保障に対する安心感はたしかに消費活動を促進する効果はあるだろうが、全てを社会保障に回すのではなく、経済政策にも配分し経済成長による税収増を目論むべき。

 小沢派の「消費税増税する前にやるべき事がある、財源はまだ隠されている」ってのは、愚にも付かない戯れ言。もし「増税する前にやることがある」というならば、民主党のバラマキ・マニフェストを全面的に撤回することだ。



相変わらず言い訳 (2012 6/11 24:00)

 相変わらず言い訳に励んでおります。

「過剰介入」批判は一方的=国会事故調に反論−菅氏(6/10時事)
 民主党の菅直人前首相は10日付のブログで、東京電力福島第1原発事故を検証する国会事故調査委員会が首相官邸の過剰介入を批判する論点整理をまとめたことに対し、「官邸として、原子力災害対策本部長として、直接対応せざるを得なかった」と反論した。批判を受けて自身の対応を反省する記述はなかった。
 この中で菅氏は、事故調が「東電が全員撤退を決めたとは認められない」と認定したことを「官邸の誤解と一蹴するのは、一方的な解釈」と非難。事故調が検証した記録を全て公開するよう要求し、「そのことによって、真実と真相が、より公正かつ正確に明らかになる」と訴えた。


 議事録きっちり取ってれば「一方的な解釈」なんて非難をせずに済んだのにね。

 つか、様々な方面にヒアリングした上で、それらを総合的に分析するのが事故調の役目じゃないのか?菅の意見など、「膨大な関係者の内の一人の思い」に過ぎないだろう。


それを言う立場じゃないでしょ (2012 6/11 24:00)

大阪知事、通り魔に「死にたいなら自分で死ね」(6/11読売)
 大阪・ミナミの通り魔事件で、松井一郎大阪府知事は11日、現行犯逮捕された礒飛京三容疑者が「人を殺せば死刑になると思ってやった」と供述していることに対し、報道陣に「『死にたい』と言うんだったら自分で死ねよと(言いたい)。人を巻き込まずに自己完結してほしい」と発言した。
 府は自殺予防対策を行う立場だが、松井知事は「(容疑者が必要とするなら)相談窓口に来ればいいし、『行政の支援は受けたくない、この世からいなくなりたい』と言うなら止めようがない」と述べた。

 心情的には分かるがね……しかしながら、そういう人間にどう対応するのか、方策を考えるのが政治家の役目。庶民のように感情論言ってれば許される立場でない。「死にたい、けれど死ねないから人を殺す」という人間をどう行政が救うか、それを考えないようなら知事をやる資格はない。



飯田が山口知事選に出馬 (2012 6/10 24:00)

橋下市長のブレーン・飯田氏、山口知事選出馬へ(6/10読売)
 7月12日告示、同29日投開票の山口県知事選に、NPO法人「環境エネルギー政策研究所」(東京都中野区)の所長、飯田哲也氏(53)が立候補する意思を固めたことがわかった。
 飯田氏が周辺に出馬の意向を伝えたことを、複数の関係者が明らかにした。近く出馬の記者会見を行う。
 飯田氏は山口県周南市出身で、京都大大学院工学研究科修了。原子力発電所に関わる企業や機関の閉鎖性を表す「原子力ムラ」の名付け親とされる。橋下徹・大阪市長のブレーンとして大阪府と同市の特別顧問のほか、政府の「総合資源エネルギー調査会・基本問題委員会」の委員も務めている。


 原発関連で戯れ言を言う以外に何か政治問題に一家言あったっけ?


大阪のエネルギー戦略会議 (2012 6/10 24:00)

大飯、9月再停止を…大阪府市戦略会議声明案(6/10読売)
 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議(座長=植田和弘・京都大教授)が近く公表する緊急声明の素案が判明した。節電要請期間が終わる9月下旬に再停止を求めるなど、再稼働を目指す政府を強くけん制する内容。期間限定の再稼働を批判している福井県の西川一誠知事の反発も招きそうだ。
 素案は、再稼働を目指す政府の姿勢を「安全をないがしろにし、福島の事故の教訓を全く無視するもの。到底容認できない」と批判した。
 その上で、政府や関電に対し、▽今回の安全基準が暫定的であることを国民に説明▽節電要請期間後に、稼働を再停止▽新設する原子力規制庁は「原子力ムラ」と決別するため、外国人委員を登用し、電力会社などからの出向を禁止――などの要求を掲げた。今後、メンバーが、松井一郎大阪府知事や橋下徹大阪市長らと最終調整する。


 原発は「動かして止めて」を繰り返すようなブツじゃなかろうに。一定期間は原発に頼りつつ、脱原発を実現するためのエネルギー環境を整備する時間稼ぎをするというのが現実的。動かしたり止めたりを繰り返していてはまともな電力需給計画も立てられまい。また冬に電力不足が懸念される事態になったらどうするのか。火発を酷使しているから、急に電力不足に陥る危険性もあるのではないか。

 エネルギー政策という国の根幹に関わる問題に外国人登用ってのも、少し気になるんだけど、今までそういうのは許容されてきたのかな。



怖じ気づいた (2012 6/9 24:00)

橋下市長、人命リスクに「おじけづいた」(6/8ニッカンスポーツ)
 大阪市の橋下件徹市長は8日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働反対から容認に転じた理由について、重病患者が生命の危機にさらされるなどの計画停電による被害想定を目の当たりにしたのが要因だったと明らかにした。「停電のリスクを一覧表で見たら、正直おじけづいてしまった」と述べた。
 市長の指示で作成されたリストは、計画停電を実行した場合、「生命・身体・健康への配慮が特に必要な施設で重大な影響を及ぼす恐れがある」と明記。5月中旬ごろに市長が内容を確認していた。
 市長は、関西の府県民に節電の負担を求めるのと、停電時のトラブルまで耐えてもらうのは別の問題だと強調。「ぎりぎりの判断で、ずっと悩んできた。停電のリスクはとれなかった」と心境を明かした。(共同)


 そのリスクを考慮せずに、ずっと「原発無くても電気は足りる」と主張し続けてきたのか……もちろん、きちんと情報を得た上で方針を変更するのは「君子豹変」であり良いことではあるが、願わくば、強気の主張をする前に自身の主張がきちんとした根拠を持っているのか一考して欲しい。停電による人命リスクは、さほど難しい話ではなくむしろ常識の範疇にある話なわけで。

 多少なりとも期待していた面があったので、落胆の気持ちは強いのですよ。



日本の代表たらず (2012 6/8 24:00)

「日中関係に危機」丹羽大使の尖閣発言で波紋(6/8テレ朝)
 丹羽駐中国大使がイギリスメディアのインタビューに対し、石原都知事の尖閣諸島購入計画について「日中関係に重大な危機をもたらすことになる」などと反対を明言し、波紋が広がっています。
 丹羽宇一郎大使は7日付のフィナンシャルタイムズのインタビューで、「石原都知事の計画が実行されれば、日中関係に極めて重大な結果をもたらすだろう」「過去数十年間の努力が水泡に帰すことを許すわけにはいかない」などと述べました。この問題について、北京の日本大使館は「発言の内容についてコメントは差し控える」としています。日本政府の関係者が尖閣諸島の購入計画について反対意見を表明したのは初めてで、波紋が広がっています。
 藤村官房長官:「丹羽大使が個人的な見解を述べたということで、政府の立場を表明したものではまったくない。丹羽大使本人にこれをしかるべく外務省のほうから注意した」
 また、民主党の前原政調会長も、「我が国の固有の領土の尖閣諸島について、どこが買う買わないで中国と問題になるということ自体が見識が問われることだ」と批判しました。そのうえで、「大使としての職権を超えている。適切な発言ではない」と不快感をあらわにしました。


 尖閣を購入することが領土防衛にどういう利益をもたらすか、という側面に対する疑義なら理解できなくもない。しかしながら、「尖閣購入は重大な危機をもたらす」という批判に対しては、「購入しなければ中共の尖閣に対する領土的野心は軽減されるのか」という話。だいたい、日本国の領土を日本の自治体が購入しようとすることの、いったい何が問題だというのか。

丹羽大使、尖閣購入支持「おかしい」 外交軽視の実害 与党からも批判(6/8産経)
 丹羽氏をめぐっては今回の英紙インタビューに先立つ5月4日にも、訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副主席との会談に同席し問題発言をしていたことが7日、分かった。
 丹羽氏は習氏に対し、日本国内で石原氏による沖縄・尖閣諸島の購入表明を支持する意見が多数を占めることについて、「日本の国民感情はおかしい」と述べていた。複数の横路氏同行筋が明かした。
 丹羽氏はこの際、「日本は変わった国なんですよ」とも語っていたという。
 横路氏同行筋の一人はこう振り返る。
 「あの人は中国べったり。外交官じゃなくて商社マンだ。重視しているのは国益か社益か分からない」
 だが、丹羽氏が「中国最強商社」を自任し、対中ビジネスを重視してきた伊藤忠商事の社長経験者であることは、就任前から懸念されていたことだ。
 その丹羽氏を「政治主導」の象徴として、民間から初の中国大使に起用したのは民主党政権だ。野党からは当然、「その大使の言動について民主党の責任は免れない」(自民党の世耕弘成参院議員)と任命責任を問う声が出ている。
(一部抜粋)

 こういう「中国に媚びるしか脳のないクズな商売人」に日本を代表して中国に駐留させようとしたこと自体が間違いであって、それをおこなった岡田克也の責任は非常に重大。そういや、この数年「任命責任」って言葉をメディアで聞かなくなったよねぇ。


早くも後ろから矢玉が (2012 6/8 24:00)

森本防衛相の辞任要求 民主沖縄県連、オスプレイ発言で(6/7産経)
 民主党沖縄県連(新垣安弘代表)は7日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)に来月にも配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイに関する森本敏防衛相の発言を批判し、辞任を求める声明を発表した。
 森本防衛相は5日、モロッコで4月に発生したMV22墜落事故の報告が、沖縄への配備後にずれ込む可能性に言及。県連は声明でMV22配備は「県民総意で反対。言語道断」と批判し、防衛相発言は「沖縄県民蔑視以外の何ものでもない」としている。
 民主党沖縄県連は政府方針に反し、普天間飛行場の県外移設も要求。MV22配備には、仲井真弘多知事らも反発しており、17日には宜野湾市などが主催して反対集会も開かれる。


 6月4日当欄で「勿論、一川や田中直紀の65536倍はマシだと思うけど、後ろから飛んでくる鉄砲玉に対処することに忙殺されそうな気が。」と書いたばかりだが……早ぇよ。そんなに森本さんが気に入らないかね。



意外とスンナリと (2012 6/7 24:00)

 外付けHDDの話の続き。
 何とかフォーマットして、それからサルベージソフトを起動したら、巧いことほとんど復旧できた。いったん巧く行く方法が見つかると、それまでの苦労は何だったんだと思ったりもするが……しつこく取り組んだ苦労が実を結んだと思うことにする。


消費地の傲慢 (2012 6/7 24:00 6/8補足・修正)

京都・滋賀両知事が大飯原発再稼働巡り再提言(6/7日経)
 関西電力の大飯原子力発電所(福井県おおい町)3、4号機の再稼働を巡り、京都府の山田啓二知事と滋賀県の嘉田由紀子知事は6日、国の原発政策に対する再提言をまとめた。再稼働に向けて安全体制を徹底することなどを求めており、同日付で政府に申し入れた。
 両知事は4月17日に7項目の提言をまとめたが、その後の情勢変化を勘案して内容を修正。新たに(1)原発再稼働時の特別な監視体制に両府県を加える(2)原発から30キロ圏内の自治体が安全対策作りに参加できる法的整備(3)再稼働は電力逼迫時に限定――などを求めた。
 大津市内で記者会見した両知事の発言の要旨は以下の通り。
 山田知事「これからのエネルギー政策がどうなるか見えず、国民は不安に思っている。再提言では、将来に向けて国民が安心できる道筋を付ける必要性を訴えた」
 嘉田知事「関西広域連合の声明は関西の最大公約数の意見。提言は近接自治体として安全性を多重に担保してほしいとの思いであり、自治体もエネルギー政策に責任を持つということだ」
 山田知事「京都と滋賀は単なる(電力の)消費地ではない。被害を受ける可能性がある立場としてモノを言っている。福井県の西川一誠知事と同じ立場ということを理解してもらいたい」
 嘉田知事「政府が提言をどう判断するか分からないので、これが最後(の提言)とは言い切れない。再稼働が限定的にならなければ次の段階になるのかなと思う」


 原発からの距離を考えれば、政府に安全対策を万全にしてもらいたいという思いは当然だとは思う。ただ、「期間限定で動かす」という考え方は、消費地の都合しか考えない物で、福井県側とすればこれほど身勝手な物言いもないのではないか。安全ならば期間限定にする必要はない。危険ならば立地地にそのリスクを押しつけて原発の電気を享受するのは道義的に問題ではあるが、同時に、経済を回すためには今は原発を動かす必要があるのも事実。「今は必要だが、消費地含めた経済のために動かさねばならない」という葛藤があれば、「容認」という言い方にはならないと思うのだが…。

 京都・滋賀の知事による再提言のわずか2日前に、福井県知事はこのような発言をしている。

期間限定「スーパーの安売りではない」 西川・福井県知事、怒り露わ(6/4産経)
 「期間限定など、スーパーの安売りではない」−。4日夕行われた関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐる細野豪志原発事故担当相らと福井県の西川一誠知事の会談。大阪市の橋下徹市長ら関西の一部の首長が主張する夏期限定の再稼働には、かねて不快感を漏らしていた西川知事は、この日も皮肉交じりの口調で憤りをあらわにした。
 今回の会談で、再稼働に強い反発を示していた関西の理解を得たとする政府側の主張に対し、西川知事は「関西が再稼働を容認したから、すぐに動かせといわれるが、消費地である関西は、再稼働を容認するという立場ではない」と不満を口にし、「夏場だけの稼働、大飯だけに限定するのではない、と示していただきたい」と強く迫った。
 4月14日の枝野幸男経済産業相による再稼働要請以降、西川知事は関西の動向について、具体的な発言をしてこなかった。その態度が一変したのは、5月24日の定例会見。「電気が必要でないというのであれば、無理して動かす必要はない」と明言し、周囲を驚かせた。さらに、期間限定での再稼働を「勝手で話にならない」と一蹴。原子力の役割や、機能を踏まえた国全体での議論を訴えた。
 また、4日に会見したおおい町の時岡忍町長も、橋下市長らの夏期限定稼働の主張について「住民の間からも、今までにない不満が出ている。立地自治体として40年間、大きなリスクを抱えながら今日に至っているのに、何の理解もない」と西川知事に同調した。
 大飯原発の地元を代表する2人の異例の発言は、電力消費地の関西の都合によって振り回されることへの不満と警戒感だ。県議の一人は「声の大きな方だけを向いて発言してきた政府を、牽制する意味があるのではないか」と推測する。
 4日の会談後、国が関西と福井の双方に対して“いい顔”をしているとの記者団の指摘に対し、西川知事は「だからこそ、総理がしっかりとした原発の意義付け、再稼働に向けたメッセージを国民に向けて、意見表明が重要になる」と野田佳彦首相が明確な姿勢を示すことを改めて求めた。
 計画停電が現実味を帯びる中で、国と電力消費地に振り回される供給地の福井県。原子力政策をめぐる政府の姿勢にはぶれが目立ち、西川知事は再稼働後、政府にはしごを外されるとの懸念が拭えないようだ。


 電力消費地の傲慢を指摘したわずか2日後に、それを全く理解していないような提言が出たわけで、福井県知事や大飯町長の怒りはいかばかりかと思う。



厄日 (2012 6/6 24:00)

 外付けHDDがイカれた。いや、バックアップのファイルをコピーしている最中に固まったからと言って強制終了で電源落とした私が悪いのだが、いろいろ自力でイジくってる内にフォーマットすらできない事態にまで状況悪化。

 ま、バックアップ用のHDDと言っても、本体の方のHDDが問題なく動いているから破滅的な事態にはなってないのが救いなんだけど。

 ついでに、外壁リフォームの売り込みで、「とりあえず見積もりだけなら良いよ」と言っておいただけなのに、1時間以上も着地点の見えないプレゼンをされたりと、今日は厄日。オカンやカミさんから「よく我慢できたね」と褒められてしまったり。いったい、俺はどれだけ短気な人間だと思われてるんだか……。


メモ (2012 6/6 24:00)

 さて、これが各国の市場にどういう影響を及ぼすか……。

ECB、期間7日のドル供給オペで15.4億ドル供給 前回の約3倍に急増(6/6ロイター)
 [フランクフルト 6日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は6日、期間7日のドル供給オペを実施し、15億4000万ドルを供給した。
 供給額は3月以来の高水準で、前週の5億ドルからはおよそ3倍となった。
 ユーロ圏債務危機による影響で、一部の域内銀が資金調達でECBへ依存度を高めている構図があらためて浮き彫りとなった。
 応札した金融機関は4行。前回は2行だった。
 ECBが前日実施したユーロ建ての7日物流動性オペでも、供給額が前回から約2倍に増加している。

欧州中銀、金利据え置き(6/6時事)
 【フランクフルト時事】欧州中央銀行(ECB)は6日、定例理事会を開き、ユーロ圏17カ国の主要政策金利を1.0%に据え置くことを決めた。据え置きは6カ月連続。



それは「改善」になるのか? (2012 6/5 24:00)

センター試験、「1点刻み」廃止 知識偏重の大学入試転換へ 文科省が改革案(6/5産経)
 文部科学省は5日、知識偏重の入試を転換し、意欲や適性も反映させることを柱とした大学改革プランを発表した。近く中教審で具体的な制度設計の議論を始める。大学入試センター試験は、1点刻みで競うのをやめ、得点に応じて数段階のレベルを認定する方式を提唱。資格試験のようにして、浪人した場合は再度受けずに済むようにする案もある。
 センター試験、2次試験とも知識の活用力を重視した問題を採用するよう強調。2次は面接を組み合わせたり、模擬授業を受けた後でリポートを出させたりして意欲を見ることも提案した。英語能力試験「TOEFL」などの点数を外国語科目の代わりに使うことや、複数の大学による共通試験も促す。
 文科省は「多面的な評価で選抜する必要がある」としており、入試改革をする大学は財政支援を手厚くする方針。


 グレードの分け方がどうなるかは分からないが、「東大受験者はほとんどS、旧帝大受験者はほとんどA」というのような、「だったらもう二次試験だけで決めればいいだろ」ってな結果にしかならんような気がする。文部科学省は「一発試験的なやり方を改革」と言ってるが、二次試験のウェートが非常に高くなり、一発試験の趣はいっそう強められるように思うのだが。

 面接や模擬授業なども面白いとは思うのだが、一方で、ペーパーテストほど客観的で分かりやすい選び方もないと思うんだよな…。面接重視のAO入試がどれだけ悲惨な結果を招いているかを考えると、余計にそう思う。

 なお、「今の入試は丸暗記能力に偏ってる」って言う意見に対しては、「最近のセンター試験や旧帝大の入試見てないだろ?」としか言えなかったり。客観性と思考力を試す、ギリギリのラインを探ろうと頑張ってる姿勢が窺えるんだけどね。少なくとも、丸暗記で何とかなるような問題ではないです。



森本防衛大臣 (2012 6/4 24:00)

 森本敏防衛大臣。
 森本氏に期待するかしないか以前に、民主党政権の中で力を発揮できるのかどうかという疑問が。普天間問題をとっても、森本氏は辺野古移設しかあり得ないという考え方だったはず。自民党の防衛政策のブレーンのような立場だったこともあり、民主党内から逆に攻撃されるようなこともあり得るのではないか。

 勿論、一川や田中直紀の65536倍はマシだと思うけど、後ろから飛んでくる鉄砲玉に対処することに忙殺されそうな気が。


橋下氏の言い訳 (2012 6/4 24:00)

 橋下が大飯原発の再稼働に関してツイッターで「言い訳」をしているのだが……
 その内容は、「権限も何もない中で、エネルギー戦略会議は頑張った」とかいうバカバカしい物。何の権限もない、データも持ち合わせていないくせに、「原発無くても停電はしなくて済む」と強気の主張をしていた、無責任なデマゴーグを繰り返していましたと自ら認めたわけだ。
 1年あれば、節電対策を練ることはできたはずだ。政府の電力政策に手足を縛られている関電と違い、自主的に様々な対策を講じることは大阪市には可能だったはず。実際、東京や新潟はきちんと動いていたしな。

 また、「原発の安全性と停電のリスクを勘案する必要がある、安全第一論者はリスクを語らない」とか言っていたが、安全性ばかりで停電リスクを語らないのは、そちらの飼ってる飯田や古賀と言った面子でしょうに。

 方針変更したのはまことに結構。しかし、こういう言い訳を駆使して自己正当化を図る姿勢は、一部支持する面もあっただけに非常に残念。こんないい加減な態度で、国政に出てきて欲しくはない。民主党政権の二の舞になることは火を見るより明らかだ。



菊池 (2012 6/3 24:00)

 菊池直子が逮捕されたって件についてツイッターで検索かけたら、「菊池逮捕は原発再稼働の目くらまし」なんてツイートにぶち当たって、反原発の方々の想像力の豊かさに驚嘆するなど。

 何となく「菊池桃子」も思い出したのだが、こちらは、シェーグレン症候群という難病と闘っているようで。ツイッターで「愛は心の仕事です♪」って書き込んだのがちょっと悔やまれるくらい、地味にキツい症状の病気。快癒されることを心からお祈り申し上げたい。


銀河の衝突 (2012 6/3 24:00)

40億年後に銀河系衝突 NASA発表 「太陽・地球が破壊されることない」(6/3産経)
 【ワシントン=共同】地球がある銀河系は40億年後、近隣のアンドロメダ銀河と衝突する−。こんな分析結果を米航空宇宙局(NASA)のチームがハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で導き出し、発表した。
 双方の銀河には十分な隙間があるため、星の衝突はないという。NASAは「将来、太陽は今よりもさらに銀河の中心から離れた位置にあるかもしれないが、太陽や地球が破壊されることはない」とコメントしている。チームはハッブルの観測で得られたデータを基にコンピューターを使って2つの銀河の将来の位置を予測。重力で引きつけられて40億年後に衝突し、その後分離と衝突を繰り返し、60億年後に1つの銀河に融合するという結果となった。
 アンドロメダ銀河と銀河系が接近していることは知られていたが、衝突するかどうかは科学者の間で意見が分かれていた。アンドロメダ銀河は地球から約250万光年離れた比較的近い位置にあり、時速約40万キロメートルで地球に近づいている。


 銀河系がアンドロメダ銀河と衝突するってのは定説だと思ってた。学者の間でも意見が割れてたんだね……

 そういや、「35億年くらい後に時間が終わるかもしれない」って話はどうなった?



当然の反応 (2012 6/2 24:00)

大飯原発再稼働 「勝ち負けではない」 町長、大阪市長へ苦言 福井(6/2産経)
 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(おおい町)の再稼働を事実上容認した大阪市の橋下徹市長の敗北発言について、時岡忍町長は1日、「勝ち負けではない」と苦言を呈し、橋下市長などが求める限定期間の稼働は「国の判断に委ねたい」との見解を明らかにした。
 関西広域連合が再稼働の容認声明を出し、橋下市長も「事実上容認する」と明言。1日の会見では「負けたと思われても仕方ない」などと“敗北”を認める発言をした。
 これに対し、時岡町長は「勝ち負けを考えていたかもしれないが、私は勝たねばならぬとは思っていない」と牽制した。
 また、京都と滋賀が特別な監視態勢への参加を要望しているのに関し、「国と県の判断に任せたい」とした。
 最後に「安全の判断は、県原子力安全専門委員会の範疇にあり、結果を聞きたい。検討に時間がかかっているため、5月内判断の見通しは甘かった」と話した。


 そりゃそういう反応になるわなぁ。そんな低い次元でエネルギー問題を考える人間が政治に関わるなんてふつうは無いもんなぁ。原発立地地に失礼極まりないもんなぁ。


どんどん先鋭化 (2012 6/2 24:00)

東電の施設、また放火か 調布の営業所、入り口焦げる(6/2朝日)
 2日午前5時15分ごろ、東京都調布市布田2丁目の国道20号を走行中のトラック運転手の男性から「男が上着を脱いで火を付けている」と110番通報があった。警察官が駆けつけると、近くの東京電力調布営業センターの入り口のガラスドアが焦げていた。警視庁が現住建造物等放火未遂容疑で調べている。
 調布署によると、ガラスドア前に先端が焦げた半透明の瓶が倒れ、可燃性の油とみられる液体がこぼれた跡があった。火を付けたとみられる男は50〜60歳で身長約160センチ、やせ形で白髪。4月24日朝には現場から約4キロ離れた狛江市の一般財団法人・電力中央研究所の施設に火炎瓶が投げつけられた事件があった。


 反原発運動には中核派とかも関わっているからねぇ。非現実的な主張で支持を失って、残った過激な奴らが先鋭化していく、という未来しか残ってなさそう。


蘭丸祭 (2012 6/2 24:00)

 再掲

蘭丸の戦国武者行列<蘭丸祭>
天正10年(1582年)6月2日、織田信長と共に森蘭丸が本能寺で最期を遂げてから430年の月日が流れました。森蘭丸の生誕地、岐阜県可児市兼山では毎年6月第1日曜日、蘭丸の父「森可成」が戦死した際に創建された森家菩提寺の可成寺(かじょうじ)において、蘭丸祭が開催されます


 可児市兼山の可成寺で明日6月3日に「蘭丸祭」が開催されます。和太鼓や琵琶の演奏、野点や甲冑の着付体験もありますよ〜。


メモ (2012 6/2 24:00)

 残念な気持ち半分、妙な結果にならずに良かったという気持ち半分。

「光速超すニュートリノは誤り」 実験グループが訂正へ(6/2朝日)
 素粒子の一つ、ニュートリノが光より速いとした実験結果は誤りだったと、国際研究グループが3日から京都市で始まる国際会議で発表する。実験の問題点を修正した上で改めて再実験したところ、光速を超える結果は出なかった。
 実験は、スイス・ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)から約730キロ離れたイタリアのグランサッソまでニュートリノを飛ばすもので、名古屋大や神戸大なども参加する国際研究グループ「OPERA」が実施。昨年9月、ニュートリノが飛ぶ時間と距離を測り、光速(秒速約30万キロ)を超えたと発表した。
 物質は光速を超えられないというアインシュタインの特殊相対性理論に反し、「現代物理学の根幹を揺るがす」と大きなニュースになった。精度を高めた11月の実験でも確認した。




反省の弁も必要でしょう (2012 6/1 24:00)

 大飯原発が再稼働する方向で動き出したことで、とりあえず安堵しているが、橋下含め関西広域連合の首長連中から「自分の考えが間違っていた」という反省の言葉が全く出てこないのは何なんだろうね。

 「現実的な政策に移行してくれれば、反省など要らない」という意見をもらったことがあったが、さんざん「原発無しでも電力は足りる」と吹聴して有権者を煽っていたわけで、ここで反省無しに方針転換すれば、有権者に対して無責任と言わざるを得まい。
 また、「行き詰まったらシレッと方針転換」「問題発生したら他者に責任転嫁」という手法を認めてしまっては、同様の手法を今後も繰り返すことになる。

 もちろん、「君子豹変」すら無しに突っ込み続けるのは最も愚かな選択。しかしながら、「反省は必要ない」というのは、情緒論を廃した冷静な考えに見えて、その実、問題点を把握していない意見じゃないかね。


一般論的道徳観を法に反映すべきか (2012 6/1 24:00)

親族の扶養義務徹底…自民、生活保護法改正案を提出へ(6/1スポニチ)
 自民党は31日、生活保護に関するプロジェクトチーム(PT)会合を党本部で開き、座長の世耕弘成参院国対委員長代理が、受給者の親族に扶養義務を徹底させる生活保護法改正案を議員立法で今国会に提出する意向を表明した。会合後、記者団に「6月21日の会期末までに提出する」と明言した。
 改正案は、親族のうち特に親子間の扶養義務を強める。扶養義務に関する自治体職員の調査権限拡大も検討している。


 「子供に迷惑かけたくないから生活保護が受けられない」という人が出てくるかも知れないし、親に対して複雑な感情を抱いているのに扶養義務を負わせられるのは耐えられないという人も出てくるだろう。その辺りへの対応はどう考えているのか。

 子が親を扶養することは正しいことだし、あるべき姿だとは思う。
 しかし、道徳的な正しさを法に反映させるのは慎重であるべきじゃなかろうか。とりわけ、家族という一括りにできないような物が対象である以上、一般論としての道徳観で縛りをかけるのは危険に思われてしかたない。



民主党って党の体を為してないよね (2012 5/31 24:00)

 野田・小沢会談物別れ、ってことらしいが、もう小沢一派は民主党を出て行けばいいんじゃないかね?マニフェスト教条主義からすれば、「出て行くのは野田たちの方だ」となるのかも知れないが、党内手続きを経て選ばれた党首なわけで、現段階では「民主党の考え=党執行部の考え」とすべきじゃないか。

 消費税増税については、現況で上げるのは自殺行為だと思うし、増税分を全て社会保障に回さず経済成長分野に配分すべき……つまり野田のやり方には私は批判的なのだが、かといって小沢派の「消費税増税する前にやるべき事がある、財源はまだ隠されている」ってのもバカバカしい主張なわけで。

 ともかく、選挙互助会に過ぎなかった組織が、権力握ったらバラバラになるのは当たり前の話でしたね。無責任で利己的な集団に、権力を預けた国民が間違っていたんですなぁ……授業料は高かった。・゚・(ノД`)


メモ (2012 5/31 24:00)

 とりあえず、中国スパイと農水省の件で、メモ。

中国書記官、農水機密に接触・何度も副大臣室へ(5/30読売)
 中国大使館1等書記官(45)による外国人登録法違反事件で、農産物の対中輸出促進事業に関する農林水産省の機密文書が外部に漏れ、書記官も内容を把握していた疑いがあることが分かった。
 この事業は民主党の筒井信隆・農水副大臣が主導しており、書記官は副大臣室に出入りしたり、中国の国有企業を日本側に紹介したりするなど、事業に深く関わっていた。警視庁公安部は書記官の諜報(ちょうほう)活動の一環だった可能性があるとみて関心を寄せている。
 問題の事業は、一般社団法人「農林水産物等中国輸出促進協議会」が、日本の農産物などを北京の施設で展示・販売する計画。中国の国有企業と提携し、協議会に参加する日本の農業団体や企業に、中国進出の足がかりを提供することを目的としていた。筒井副大臣は、自ら訪中して国有企業側と覚書を締結するなど同事業を主導してきた。
 関係者の証言や協議会の資料によると、事業の事務は、鹿野農相グループの衆院議員の公設秘書(当時)が担当。2010年12月に鹿野農相から農水省顧問に任命され、中国側との交渉などを行い、翌年7月に協議会が発足すると、顧問を辞めて代表に就任した。
 代表は、事業を進める中で、「取扱注意」などと書かれた同省の内部文書を入手しており、確認出来ただけで30枚を超えていた。中には、農水省が政府の統一基準に基づき、「機密性3」や「機密性2」に指定した文書が20枚近く含まれていた。機密性3は、3段階で最も機密性が高く、福島第一原発事故の影響を受けた国内のコメの需給見通しに関する文書などがあった。
 文書について、代表は「筒井副大臣などからもらった」と話している。漏えい行為は職員の場合、国家公務員法違反にあたり、副大臣は、罰則はないが大臣規範に違反する。
 書記官は、代表が拠点にしている鹿野農相グループの衆院議員の事務所を度々訪れており、関係者は「書記官も、代表から文書を見せてもらったり、内容を教えてもらったりしていた」と証言している。
 一方、事業の構想は10年8月、筒井副大臣らによって民主党内に発足した勉強会で浮上したが、会が発足した背景の一つは書記官から同党関係者への働きかけだった。計5回の勉強会のうち、少なくとも2回に書記官が出席。「中国の企業と協力した方が良い」などと提案し、提携先として国有企業を紹介したという。
 昨年5月に予定された展示施設のオープンは、輸出する農産物の検疫条件で中国側とトラブルになるなどして、延期が繰り返されており、その対応のため、書記官が何度も筒井副大臣室を訪れる姿を農水省幹部らが確認している。この事業は中国大使館商務部の担当で、経済部の書記官は直接の担当ではなかった。


筒井副大臣肝いり、農水輸出第1便は中国で廃棄(5/31読売)
 警視庁から出頭要請されている中国大使館1等書記官(45)の関与が明らかになった日本産農産物の対中輸出促進事業を巡り、今年2月に第1便として中国・北京に輸出したコメなど3品目が、中国の検疫当局の指示で廃棄されていたことが農林水産省関係者の話でわかった。
 第2便の輸出もストップしており、事業は事実上、破綻した格好だ。
 同省の筒井信隆副大臣は、本来コメの輸出時に必要な薫蒸(くんじょう)という殺虫処理が免除されたと説明していたが、中国当局は認めていなかったとみられる。
 この事業は、日本から輸出した3000品目以上の農水産物などを北京の施設で展示、販売する計画で、運営主体の「農林水産物等中国輸出促進協議会」によると、第1便は今年2月25日に輸出され、28日に北京で手続きを終えた。輸出したのはコメ計840キロのほか、粉ミルク80缶(88キロ)、日本酒78本。提携先の中国の国有企業の子会社の倉庫に納められたという。
 中国への輸出の場合、コメは薫蒸などの処理が必要で、粉ミルクなどの乳製品は輸出が認められていなかったが、事業を主導する筒井副大臣は、特例措置で薫蒸処理など手続きが一部免除されると説明。第1便の到着について3月の記者会見で、「薫蒸がなければ輸出できなかったものが、可能になった。大きな一歩だ」と話していた。さらに書記官も、大使館内で事業の直接の担当者でなかったにもかかわらず、「責任をもって受け入れます」などとする署名入りの文書を農水省に提出していた。




無責任 (2012 5/30 23:00)

滋賀知事“大停電 責任は電力事業者”(5/29NHK)
 滋賀県の嘉田知事は、福井県にある関西電力大飯原子力発電所が運転を再開せず、関西地方でこの夏、大規模な停電が起きた場合の責任は、「電力を供給する事業者が負うのが筋だ」と述べました。
 これは、29日、滋賀県の嘉田知事が、都内で記者団に対して明らかにしたものです。
 この中で、嘉田知事は大飯原発の運転再開について、「県民の命と安全性について私は責任を持っている。安全には慎重であるべきだ」と述べ、運転再開に対し、滋賀県として慎重に判断したいという考えを明らかにしました。そのうえで、嘉田知事は、大飯原発が運転を再開せず、この夏、関西電力管内で大規模な停電が起きたときに誰が責任をとるべきかと問われたのに対し、「電力を供給する責任は事業者が負うのが筋だ。知事に責任というのは筋が違う」と述べました。
 また、嘉田知事は「放射性物質の拡散を予測するシステム、『SPEEDI』のデータがいまだに滋賀県には提供されていないなど、国の危機管理体制はできておらず、安全だとは言えない」と述べ、国の安全管理に対する姿勢を批判しました。


 手足縛って水に突き落としながら「泳げなかったらお前が悪い」と言い切っている。ここまで無責任なのもかえって清々しいな、いや、評価すべき話じゃないけども。
 反原発の世論を煽るだけ煽っておいて、それによって起こりうる問題は他者のせいにするのなら、そんなに楽な仕事はないわな。

 こういう無責任な首長を黙らせるためにも、政府がきっちり方策を明示することが必要だと思うのだが……政府も責任を被りたがらないそぶりだもんなぁ。


これまた無責任な放言 (2012 5/30 23:00)

「関電と経産省は停電テロ」古賀氏、再びテロ発言(5/29産経)
 大阪府市特別顧問で元経済産業官僚の古賀茂明氏は29日、原発再稼働をめぐり「関電が停電テロまでいくんじゃないか」と述べた17日のテレビ番組での発言について記者団に説明。「再稼働を前提に電力が足りない状況を作り出して脅していると言いたかった。関電や経産省が『停電、停電』と言うのがテロという意味」と改めて非難した。
 古賀氏は同日の府市エネルギー戦略会議で、関電の岩根茂樹副社長と同席。岩根副社長は古賀氏のテレビ番組での発言を取り上げ「万一の事故がないよう精いっぱい対応している」と反論した。古賀氏は会議中、沈黙を保っていた。
 会議後に感想を問われた古賀氏は当初「テレビでは(発言が)部分的にカットされた」「私の本を読んでもらえれば分かる」と釈明していたが、次第にヒートアップ。「テロという言葉を使ったのは、昨年夏に今夏の電力不足を予測できていたのに関電と経産省が対策をやってこなかったからだ」と強調した。


 仮に関電が何ら対策を採ってこなかったことを正しいと認めるとしても、やるべきことをやらなかった「不作為」を、能動的なテロ行為と同一視するのは、やはり無理がある。

 さらに、関電は「何もしなかった」と言うより「何もできなかった」という方が正確ではないか。政府が原発をどう扱うかきちんとした指針を示さないのであれば、電力会社としては、「点検終了した原発から再稼働する」という前提で供給計画を立てるのは当たり前ではないか。現在の原発停止状態には、法的な根拠は全くないのだから。
 ましてや、関電は、老朽化した火発の再稼働など、必死で電力供給の努力をしてきたわけで。

 古賀とか飯田とか、無責任に反原発を訴える輩は気楽でいいよなぁ。



史上最低のクズの責任転嫁 (2012 5/29 24:00)

「事実と違う」「なぜ嘘つく」 東電からも不満の声(5/28産経)
 国会事故調の参考人として呼ばれた菅直人前首相は、自身の対応の問題点を指摘されると「東京電力や保安院からの情報がなかった…」と責任転嫁を繰り返した。だが、当時を知る関係者は「事実と違う」と証言。「しょせん、首相の器ではなかったということ」との声も漏れた。
 「なぜあんな嘘をつくのか。あの時は誰が見ても冷静さを欠いていた」。東電幹部が“あの時”と語るのは、昨年3月15日早朝。菅氏が東電本店に乗り込み、「撤退はあり得ない」と怒鳴り散らしたとされる日だ。国会事故調で菅氏はこのことを「命がけで頑張ってもらいたい気持ちで話した。叱責のつもりはまったくない」と弁明した。
 しかし、東電幹部によると、菅氏は血相を変えて本店2階の緊急時対策本部に現れると、周りにいた東電社員に対し「お前は技術屋か!」「説明するのはお前か!」と、手当たり次第に迫った。マイクを手にすると脅迫するように「撤退なんかあり得ない。撤退したら東電はつぶれる」と大声で叫んだといい、その声は部屋の外にまで響いた。
 緊急時対策本部は、福島第1原発ともテレビカメラでつながっていた。この幹部は「現場は命懸けで作業していた最中。菅さんの当時の発言はあまりに失礼なものだ」と憤った。
 菅氏に「情報がまったくあがってこなかった」と一刀両断された保安院の幹部も「われわれも情報を必死で集めていた。なのに、あの言い方はひどい」と悔しさをにじませた。(原子力取材班)


 菅が責任転嫁ばかり繰り返す無能かつ嘘つき野郎というのは、既に多くの人の知るところでは有ろうが……・しかしこうして改めて記事として読むと、「酷いな、こいつ」という感想を抱かざるを得ない。

 ろくに情報が上がってこないのは、未曾有の地震、津波、そしてチェルノブイリに次ぐ原発事故という状況にあって、情報が不足するのは当たり前の話。情報不足に恐怖を感じるような馬鹿だったら、権力の座に就こうとするな、ボケ。

 原子力ムラと戦う自分に酔いしれるのは、市民活動かレベルならばそれで良いのかも知れんが、こいつは首相の座にあったわけで……


お前に「人に謝罪を求める」資格など無い (2012 5/29 24:00)

武田邦彦 (中部大学): 東北人の誠意を見せて下さい:一関市長と議会に謝罪を求める
(前略)
 日本人には誠意が求められます。私の手元には市長と議員からの抗議文がありますが、いったい、このまま一関市は「武田は個人だから、無視しても良い」という態度を続けるのでしょうか?
 日本の再建には、誠実さと誤りを認める勇気がいります。一関市自体、東電の不誠実、政府の不誠実に反撃をしていますが、いったい、自分自身の不誠実なら黙っているのなら誠実とは言えません。私は早く一関市の汚染を指摘したのだから、学者として批判されることはないと考えます。
 一関市長と議会の誠意と勇気、東北人の魂に期待します。そして今後「正しいこと」を発言した人が被害に遭わないためにも、大切な一つの儀式と思います。


 誠意のカケラもない、嘘と間違いを言い続け、その訂正を全くして来ないできた人間が、人には「誠意」を求めるという渾身捨て身のギャグ。

 ふざけるな、クズめ。

 つか、冒頭に、
現代の日本人の悩みの一つは「ケジメ」をつける誠意と勇気を失ったことでしょう。少し前にはJR西日本が大きな事故を起こしたのに社長が辞任せず、もがいて事故隠しという不祥事を招きました。近くは原子力安全委員会が判断ミスをして福島原発が爆発したのに、相変わらず1600万円の年俸をもらいながら、委員を辞任しません。

 とあるんだが、JR西日本が隠していた事故って何?列車事故のレベルだと、隠すも何もないと思うんだが……



ここまですべきなんだろうか (2012 5/28 24:00)

扶養困難 証明義務化も 生活保護で厚労相(5/26東京)
 小宮山洋子厚生労働相は二十五日夜、人気お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親が生活保護を受給していた問題を受け、生活保護受給者の親族が受給者を扶養できない場合、親族側に扶養が困難な理由を証明する義務を課す生活保護法改正を検討する考えを示した。都内で記者団に述べた。
 これに先立ち、小宮山氏は衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、生活保護のあり方について「十分扶養できるのに仕送りを行わないケースは制度の信頼を失わせる」と指摘。「扶養義務者に対して必要に応じて生活保護費の返還を求めることを含め、義務者が責任を果たす仕組みを検討したい」と、受給開始後に親族が扶養できると判明した場合は、積極的に返還を求めていく考えを示した。 
 同時に、受給者の親族が、経済的に余裕があるのに正当な理由もなく扶養を拒む場合は「家庭裁判所への調停申し立て手続きの積極的な活用を図る」と強調。厚労省は現在も自治体に対し、調停や審判を申し立てるよう求めているが、家庭の事情に踏み込むのを嫌って実際に申し立てるケースは少ないという。


 一般的な道徳観としては、親の面倒は見られる限り見るべきだとは思うのだが……

 現実には、「あんなクズ親の面倒をなぜ見なきゃならないんだ」という事例だってあるわけで、あまり「親の面倒見るのは当たり前」という風潮が同調圧力としてまかり通るような世の中も、それはそれで窮屈だなと思う。
 問題は、扶養を拒否する「正当な理由」に「親子間の不仲」というのは入るのか、ということ。もちろん、子供の我が儘である場合もあるだろうが、そのような場合とそうでない場合をどのように線引きするのか、或いは線引きできるのか。

 そりゃ、「余計な税金を使うくらいなら、気に入らない子供に援助されるべき、子供は気に入らない親でも援助すべき」「当人たちの気持ちよりも、税金が適性に使われているかどうかの方が大事」というのは、「正しい」とは思うのだが……

 援助が必要な人に行き渡るためには、多少の不正、グレーゾーンの存在は「必要なコスト」と捉えるべきなんだろうが、そのコストをどこまで許容できるかという問題。経済成長していた頃は、その辺りに寛容だったと思うんだが、余裕が無くなってきてるんだよね、経済的にも精神的にも。


ちゃんと仕事しろ (2012 5/28 24:00)

大仏がオサラギさん?間違いだらけ奈良HP(5/26読売)
 奈良市観光協会が、今春更新した外国語版のホームページ(HP)に、多くの誤訳があるとの指摘を受け、HPを一時閉鎖していたことがわかった。経費抑制のためインターネットの自動翻訳システムを使ったためで、「国際観光都市として恥ずかしい限り」と担当者は平謝りだ。
 寺社などを紹介するHPは今年3月に更新され、従来の英、韓、中、仏語に、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語のページを追加。この際、1言語150万円だった翻訳の外部委託をやめ、全部で35万円の自動翻訳システムに変えた。
 例えば英語では、東大寺の「大仏」を姓と認識して「Mr.Osaragi(ミスター・オサラギ)」と翻訳。「仏の慈悲」は「French mercy(フランスの慈悲)」とした。「平城京へ都が遷された」では、訳せなかった「遷」の字が英文に交じっていた。誤訳は「数え切れないほど」あり、観光ガイドらからの苦情を受け、協会は現在、更新前のHPを公開している。


 「公にする文章は推敲する、仕事なら尚更」ってのは常識だと思っていたんだが、それすらできない無能っているんだな……見直してもなお誤字があるというのはまだしも、見直しすらしていないのは無責任極まりない。

 しかし、人に晒す文章を全く見直ししないってのも剛気なことだ。ま、誤字の多い私が言えたことじゃないけど……。



意味が分からん (2012 5/27 24:00)

 河本を批判したからと言って片山さつきのやり方に全面賛同したわけでもないし、片山さつきを批判したからと言って河本擁護ということにもならない。何でもかんでも、敵・味方という分かりやすい対立構図で見るなよ。


蘭丸祭 (2012 5/27 24:00)

蘭丸の戦国武者行列<蘭丸祭>
天正10年(1582年)6月2日、織田信長と共に森蘭丸が本能寺で最期を遂げてから430年の月日が流れました。森蘭丸の生誕地、岐阜県可児市兼山では毎年6月第1日曜日、蘭丸の父「森可成」が戦死した際に創建された森家菩提寺の可成寺(かじょうじ)において、蘭丸祭が開催されます


 可児市兼山の可成寺で来週の日曜日に「蘭丸祭」が開催されます。和太鼓や琵琶の演奏、野点や甲冑の着付け体験もありますので、興味のある方は是非おいで下さい。



生活保護に絡むアレコレ (2012 5/26 24:00 5/27修正)

 河本の件。いろいろ他人様の意見を読みつつ、肯く部分も有りつつ同時に違和感を覚えることも多々。ともかく、つらつらと思いつくまま書いてみる。

 まず、年収がそれなりにあり、なおかつ母親に経済的援助をしているにもかかわらず会見で否定していたので削除)生活保護を受給させていた点については、たしかに疑問がある。援助できない・したくない理由があるならまだしも、母親との関係は良好であったようだし。また、「芸人は不安定」と弁明していたらしいが、このご時世、サラリーマンでも十分不安定。言い訳にはならない。

 一方で、河本批判だけに集中しすぎじゃないかなという思いもある。
 生活保護の不正受給は、できる限り改善しなければならない問題だと思う。今回の、言ってみれば「特殊ケース」のみに焦点を当てるのではなく、「働けるはずなのに働かない人たちをどう働かせるか」という点に目を向けたい。河本氏を批判すれば何か問題が解決するというものでもあるまい。不正受給をどう取り締まるかという点にとどまらず、労働意欲の薄い人を労働の場へ連れて行くための方策、さらには職を確保するための経済政策こそ、国会議員の人には考えて欲しいところ。

 「不正受給は取り締まるべき」と思うと同時に、しかしながら、監視を強化することで「本当に生活保護を必要としている人」が受給しづらくなってしまっては本末転倒だとも思う。「収入があるなら親を扶養するのは当たり前」というのは理念としては分かるし、正しいとも思うのだが、「縁を切った子供に連絡がいってしまうために生活保護申請を躊躇う」とか、「親類がいるんだったら生活保護は出せないですねという水際作戦に利用されてしまうのではないか」とか、負の影響をどうしても想像してしまう。

 「申請があったらすぐに生活保護は出すが、その後に本当に保護が必要か調査する」というのが良いかと思ったが、そうなると調査にかかる費用がどれくらい上積みされるかという懸念が出てくる。不正受給のマイナスを上回るコストがかかるなら、多少の不正は看過した方が財政的には得と言うことになる。

 だいたい、生活保護が制度としてきっちり機能しているんだったら、毎年3万人以上の自殺者という状況はもっと改善されていいはず。

 で、河本叩きと同時に出てきた小宮山厚労相の「生活保護費の減額も」という発言だが、「最低限度の生活」はどれくらいの額で保障されるのかをきっちり検証した上での減額なら良いのだが、「働いている俺たちよりたくさんの金を働かずにもらうのは解せない」という情緒論に迎合した結果であるならば、とても賛同はできない。そこで行うべきは、生保の減額ではなく、最低賃金の増額、或いは失業率改善のための経済対策であるはずだからだ。

 ついでに。
 生活保護は、別に特別な人がもらうわけじゃない。職を失い次の仕事が見つからない状態が続く可能性は誰にでもあるだろうし、事故で体が不自由になることもある。また、自分とは疎遠な親類が困窮し自分に「援助できないか」という話が入ってくることだってあり得る。せめて、生活保護について考えるときには、それくらいの想像力はもって話したいものだな……と、ひたすら見下し姿勢で生活保護叩きをしているような向きを見て思う。



北九州への修学旅行取りやめ (2012 5/25 24:00)

震災がれき:受け入れ北九州市への修学旅行を拒否(5/24毎日)
 松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行4件を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。
 同校によると、修学旅行4件は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。
 しかし、北九州4件市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。【栗田亨】


 「少数のバカ親が騒いだのか」と思いきや、保護者全員が反対か……ただ、全員と言っても6人だから、「強烈な個性を発揮なさってるキチガイ保護者様」が1人いれば、やむなく周囲もそれに従ってしまう、ということはあり得そうだな。全員が反対であれば、学校としても対応せざるを得ないだろう……毅然とした対応をとって欲しかったという思いは強いが。

 しかし、酷い話。
 一般ゴミよりも危険性が少ない被災財を忌避することに合理性は感じられないし、その忌避の姿勢が被災地の復興を遅らせている。さらには、合理性の枠を外しても、被災者の感情を傷つけるという点でやはり害悪。

 無知が差別を助長した事例。


条約を反故にする国 (2012 5/25 24:00)

日帝徴用者の個人請求権を認める(5/25中央日報)
 日帝強制支配期に韓国人徴用者が受けた被害に対し、日本民間企業は賠償する責任がある、という韓国最高裁の判決が出た。大韓民国の司法府が、「1965年の韓日請求権協定ですべての請求権が消滅した」と主張してきた日本政府の主張を正面から覆したのだ。この協定などを根拠に徴用関連企業の損害賠償責任を認めてこなかった日本最高裁判所の判決傾向とも正反対だ。しかし異なる両国最高裁の判断は各国の法的効力があるだけで、国際法上の紛争対象ではない。したがって韓日両国政府間の外交摩擦に発展する可能性があるという見方が出ている。
 韓国最高裁は24日、故パク・チャンファンさん(訴訟進行中に死亡)ら5人が日本の三菱重工業を相手に、ヨ・ウンテクさん(89)ら4人が新日本製鉄を相手に起こした損害賠償訴訟の上告審で、原告敗訴判決をした原審を破棄し、原告勝訴の趣旨で事件をそれぞれ釜山(プサン)高裁とソウル高裁に差し戻した。現在把握されている徴用者は22万6583人にのぼり、今後、被害者や遺族の訴訟が相次ぐ見込みだ。
 最高裁は判決文で、「1965年の請求権交渉過程で、日本政府は強制動員被害補償を源泉的に否認した」とし「こうした状態で、日本国家権力が関与した反人道的不法行為などによる個人の損害賠償請求権が請求権協定の適用対象に含まれたとは見なしにくい」と明らかにした。
 また同一の懸案に対して日本最高裁が原告敗訴判決をしたことに対し、「日本の植民支配が合法的であることを前提にした判決であり、大韓民国の憲法の価値と衝突し、受け入れられない」とした。三菱重工業と新日本製鉄が過去の三菱・日本製鉄とは別の会社であるため賠償責任はないという被告側の主張に対しては「同じ会社であるため債務は免れない」と述べた。裁判所は請求権消滅時効が過ぎたという被告側の主張も退けた。
 原告は00年と05年、「太平洋戦争末期に旧三菱、日本製鉄に徴用され、精神的・身体的被害を受けた」として、これら企業を相手に慰謝料および未支給賃金請求訴訟を起こしたが、1審、2審で相次いで敗訴していた。最高裁が損害賠償責任を認めた三菱重工業は、09年の「99円」訴訟にも登場した「戦犯企業」だ。日帝強制支配期に三菱重工業に徴用された挺身勤労隊女性が損害賠償を請求すると、日本厚生労働省は厚生年金脱退手当として70年前の額面価の99円を支払うことにし、公憤を買った。
 最高裁の破棄、差し戻しで、被害者は高裁の賠償額算定手続きを踏んで、損害賠償を受けることになる。賠償責任が認められた両社が損害賠償をしない場合、国内外の財産に対して強制執行できる。


 一度条約で「請求権は消滅」と決めてあるのにそれをひっくり返す、論外の判決。こんな物を受け入れるようでは外交は成り立たない。戦時の被害が仮に保証されていないとするならば、それはもはや韓国国内の話。



悪いのは関電? (2012 5/24 24:00)

計画停電通告「実施前日に」 関電説明が判明 産業界から懸念の声(5/24産経)
 今夏の電力需給にからみ今週から大口の契約先に節電要請を始めた関西電力が、計画停電の実施について「実施日の前日に説明する」と伝えていることが23日、分かった。政府が示した計画停電の手順にのっとった措置だが、工場や店舗などを抱える企業からは「対応できない」などの声が上がっており、実施に向けて一層の調整が求められそうだ。
 近畿を地盤とする中堅スーパーには21日に関電から節電要請があった。関電は計画停電の区域分けや時間帯について事前に公表すると説明した。だが、実施日については「前日に電話で連絡する」との説明にとどまった。温度管理が必要な生鮮食品などを多く扱う同社は、仕入れ先などへの対応も必要になる。このため「直前の連絡では対応できない。臨時休業も検討せざるを得ない」(同社)と顔をしかめた。
 同様に関西の繊維大手も、関電側から「計画停電実施の前日に『仮決定』し、当日は実施の2時間前に『正式決定』する」と伝えられたという。また、6月中旬にはスケジュールや区域分けなどを決めると伝えられた。
 一方、ある製薬大手は関電から「実施日の前週金曜日にお伝えできる」との説明を受けており、業界によって通告タイミングが異なる可能性もある。また、大手金融機関は節電要請は受けたものの、具体的な計画は提示されておらず、企業の所在エリアなどによって説明内容も異なっている。
 関電の節電要請はまだだが、住宅最大手の積水ハウスは長時間の継続稼働が必要な建材工場を抱えており「計画停電に合わせて時間をずらすことは不可能に近い」と悲鳴を上げる。また、ネスレ日本は「受注センター業務を東京に一元化することもありうる」とするなど、不安の声は少なくない。
 関電首脳は「計画停電は気温や気候に大きく左右される。前日でなければ判断できない」と説明。「産業界からの厳しい声は覚悟している」と苦渋の表情で語ったが、計画停電が実施されれば関電の供給責任も問われる。


 前日に計画停電実施を知らされてもたしかに困るわなぁ……しかしながら、関電を責めるのも筋違いに思う。
 そもそも、原発再稼働という停電回避の方策を拒否したのは関電ではなく関西広域連合の方だし、原発停止のスケジューリングなど「脱原発のロードマップ」を明確に示さず電力会社を混乱させたのは政府に大きな責任がある。政府の方針がはっきりしないのに、電力会社が脱原発へ舵を切るのはかなり難しい。

 ゆえに、「計画停電が実施されれば関電の供給責任も問われる」という感覚は理解しがたい。電気が足りれば「電力不足はウソだ」と関電を批判し、電気が足りなくなったら「きちんと供給しない関電が悪い」と言うのは、現代の魔女狩りですがな。


 その魔女狩りに対する批判、じゃないかな、これは。

「電気必要ないなら動かさない」 大飯再稼働で福井知事(5/24朝日)
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、福井県の西川一誠知事は24日の記者会見で「(電力消費地や国が)電気が必要でないと言うならば、無理して動かす必要はない」と述べた。西川知事は、再稼働に反発している関西の自治体に対する政権の対応の遅さを批判しており、改めて再稼働に向けた政権の決意を促す意味があるとみられる。
 19日に開かれた関西広域連合の首長会合では、細野豪志原発相が再稼働への理解を求めたが、出席した知事らから「安全確認の態勢が不十分」として再稼働に否定的な見解が相次いだ。西川知事は、こうした関西の首長らの言動について「消費地が将来の見通しもないままいろんなことを言うのは望ましくない」と批判。同会合で大阪市の橋下徹市長が「1〜3カ月の臨時運転」を提案したことについては、「ご都合主義は話にならない」と不快感を示した。
 一方で、西川知事は「いくら何でも政府の対応が遅すぎる」と政権の対応にいらだちを見せた。「関西の同意を待っているわけではない。政府が姿勢を示すことで解決できる」とも述べ、関西の首長への説得を打ち切ってでも再稼働への決意を示すよう政権に求め、野田佳彦首相のリーダーシップを改めて促した。


 まぁ批判の矛先は言葉の上では主に関西の知事どもではなく政府ではあるのだが、「これまで電源供給の役割を福井県に押しつけておいて、利用できるとなったらパフォーマンスのために原発を悪者にする」というくだらない姿勢に対する批判も同時に読み取れる。



森繁和さんの本 (2012 5/23 24:00)

 元中日コーチの森繁和さんの本を買った。



 中日ファンとしても興味深かったし、「リーダーは無理、参謀タイプだ」という自覚がある自分としては、また子供に物を教える仕事をしている身としては、仕事の面でも非常に有用な1冊であった。
 結果を残した集団を率いた人間の残す言葉が、有用でないわけがないわな。

 同様に、私の糧になった本。




批判を許さぬ狭量集団 (2012 5/23 24:00)

知事が政権批判したら、民主は長崎県の陳情拒否(5/23読売)
 長崎県の中村法道知事は22日、記者会見を開き、民主党政権を批判したため、同党本部から来年度予算などに関する政府への陳情活動を拒否された、と述べた。
 党側は「謝罪などをすれば受け入れる用意はある」と説明。県側は「政権与党が地方の陳情を拒否したケースは聞いたことがない」と困惑している。
 県などによると、中村知事は13日に長崎市で開かれた自民党県連の定期大会に出席。原子力発電所の再稼働問題などについて「民主党政権に対応できる能力が本当にあるのか、疑問を禁じ得ない」と発言した。
 この発言を問題視した党本部は長崎県連を通じて21日、県に「陳情は受け付けない」と伝えた。陳情は24、25日の予定だった。
 県庁で会見した中村知事は、「地方の立場から国政について意見を述べただけ」と釈明。県連代表の山田正彦・前農相は読売新聞の取材に「謝罪や訂正などをすれば、党本部に陳情を受けるよう求める用意はある」と語った。


 いったいどこの共産主義国家かと思ってしまうような対応。「一切批判はするな、批判すれば言うことは一切聞かぬ」というのが民主党のやり口。
 これに対して知事は、大人の対応。

民主の陳情拒否問題で長崎知事が陳謝(5/23読売)
 長崎県の中村法道知事が民主党政権を批判し、同党本部から陳情活動を拒否された問題で、中村知事は23日の県議会で、「私の発言からこのような結果になったのは遺憾で、心からおわび申し上げます」と陳謝し、党側に陳情受け入れを働きかけていく意向を示した。
 中村知事は13日に長崎市で開かれた自民党県連の定期大会で、原子力発電所の再稼働問題などについて「民主党政権に対応できる能力が本当にあるのか疑問」と発言。反発した同党本部は21日、県連を通じて県に「陳情は受けられない」と伝えていた。
 渡辺敏勝・民主党県連幹事長(県議)は「一歩踏み込んだ対応だが、発言をきちんと訂正しなければ陳情受け入れは難しい」と話した。


 渡辺敏勝・民主党県連幹事長(県議)の発言を見る限り、「こんな謝り方じゃ許してやらねー」ということらしい。


 2010年2月の長崎県知事選ではこんなこともあった。

長崎知事選で利益誘導 民主党よ「おまえもか」(2/23J-CAST)
 21日付産経新聞によると、民主党の小沢一郎幹事長は、1月17日にあった同党長崎県連のパーティーで、「(推薦候補の)橋本剛君を知事に選んでいただければ自主財源となる交付金も皆さんの要望通りできます。高速道路をほしいなら造ることもできます」と話した。
 また、2月22日放送のテレ朝系「スーパーモーニング」では、石井一選対委員長が1月29日の応援演説で、「時代と逆行するような選択をされるのなら、民主党政権は長崎に対してそれなりの姿勢を示すべき」と語ったと報じた。


 さすが恫喝と甘言で有権者をバカにする民主党、政治に私的感情を入れるのが大好きなようで。



クズ集団 (2012 5/22 24:00)

震災がれき搬入トラック、反対派が実力阻止(5/22読売)
 東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題で、北九州市は22日午前、試験焼却する宮城県石巻市のがれき約80トンを北九州市小倉北区の市の倉庫に搬入しようとした。
 だが、反対派の人々ががれきを積んだトラックの前に立ちはだかるなどして抗議し、搬入できない状況が続いている。
 福岡県警は現場に警察官十数人を配置。公道で座り込んだり、トラックの走行を阻んだりする行為が道交法違反(危険行為)に当たるとして、午前10時までに2度、警告を出した。
 午前9時頃にトラック6台が到着。反対派約30人が取り囲み、市の担当者に「がれき(の持ち込み)を止めろ」「市長を連れてこい」などと詰め寄り、押し問答となった。その後、倉庫の門前に立ち、トラックの進入を阻んだ。


 「一般ゴミを焼却したよりもするよりも被災財を焼却した方が放射線量は低い」というのは東京の事例でも明らかだし、今回北九州に搬入されたのも100Bq/kg以下の木くずが中心。それなのに、こういうバカな行動をとるということは、被災地の復興を妨害する行為なんだが、自覚があるのか無いのか。


謝るだけマシって思っちゃうくらいアレ (2012 5/22 24:00)

「麻生氏はバラマキ・オバカ」 野党時の表現、首相謝罪(5/21朝日)
 野田佳彦首相は21日の衆院消費増税関連特別委員会で、野党時代の2008年12月に自身のホームページで、当時の麻生太郎首相を「バラマキ・オバカ」と揶揄(やゆ)したことを「妥当な表現でなかった。おわびしなければいけない」と語った。
 文章は、リーマン・ショックを受けて国際通貨基金(IMF)に融資するという麻生政権の方針を批判したもの。「次の米大統領はバラク・オバマさん。日本の首相はバラマキ・オバカさん」と記した。
 自民党の石原伸晃幹事長が特別委の質問で指摘。欧州債務危機でIMFを支援する野田政権について「麻生政権とどう違うのか」とただした。


 謝るだけ他の民主党議員よりはマシか……という、それくらいしか褒める部分がないというのもかなりアレな話。

 反対さえしていれば良かった野党時代と違い、政権を実際に運営する難しさを日々実感しているはずだが、それを糧にしようと意識できている議員は、民主党内にどれだけいるのだろうか。未だにマニフェストに拘っているような連中は、今の経験を全く活かせていないような。

 未だに民主党政権は、麻生政権時の経済対策に頼っているんだよね。しかしながら、麻生さんは「エコポイントなどの政策はあくまで時間稼ぎ、日本経済は全治3年」と分かっていたが、民主党政権になったらその「時間稼ぎ」を延々と繰り返すのみ。まともな経済対策をすることなく、3年で150兆近くの国債を積み増して……どうすんのよ、この状況。



放射線の危険性は意外と低い (2012 5/21 24:00)

 長いので、ここでは冒頭部分のみ抜粋し、記事全文は後で引用しておく。

A new look at prolonged radiation exposure(5/15MIT News)
MIT study suggests that at low dose-rate, radiation poses little risk to DNA

  A new study from MIT scientists suggests that the guidelines governments use to determine when to evacuate people following a nuclear accident may be too conservative.
  The study, led by Bevin Engelward and Jacquelyn Yanch and published in the journal Environmental Health Perspectives, found that when mice were exposed to radiation doses about 400 times greater than background levels for five weeks, no DNA damage could be detected.


 自然放射線量の400倍の放射線をラットに放射しても、DNAの損傷は検知されなかった、とし、アメリカ政府の放射線に対する指針は保守的すぎるのではと指摘している。

  “It is interesting that, despite the evacuation of roughly 100,000 residents, the Japanese government was criticized for not imposing evacuations for even more people. From our studies, we would predict that the population that was left behind would not show excess DNA damage − this is something we can test using technologies recently developed in our laboratory,” she adds.

 「約10万の住民を避難させたにもかかわらず、日本政府が「もっと多く避難させるべきだった」と批判されていることは興味深い、私たちの研究によれば、残った人たちにはDNAの損傷は認められないと予測するのだが……」とのこと。

 この話が広まって、福島で不安に思っている人たちに安心をもたらせばいいと思うのだが……瓦礫受け入れすら拒否するような放射脳バカはどうでもいい。


A new look at prolonged radiation exposure(5/15MIT News)
MIT study suggests that at low dose-rate, radiation poses little risk to DNA

  A new study from MIT scientists suggests that the guidelines governments use to determine when to evacuate people following a nuclear accident may be too conservative.
  The study, led by Bevin Engelward and Jacquelyn Yanch and published in the journal Environmental Health Perspectives, found that when mice were exposed to radiation doses about 400 times greater than background levels for five weeks, no DNA damage could be detected.
  Current U.S. regulations require that residents of any area that reaches radiation levels eight times higher than background should be evacuated. However, the financial and emotional cost of such relocation may not be worthwhile, the researchers say.
  “There are no data that say that’s a dangerous level,” says Yanch, a senior lecturer in MIT’s Department of Nuclear Science and Engineering. “This paper shows that you could go 400 times higher than average background levels and you’re still not detecting genetic damage. It could potentially have a big impact on tens if not hundreds of thousands of people in the vicinity of a nuclear powerplant accident or a nuclear bomb detonation, if we figure out just when we should evacuate and when it’s OK to stay where we are.”
  Until now, very few studies have measured the effects of low doses of radiation delivered over a long period of time. This study is the first to measure the genetic damage seen at a level as low as 400 times background (0.0002 centigray per minute, or 105 cGy in a year).
  “Almost all radiation studies are done with one quick hit of radiation. That would cause a totally different biological outcome compared to long-term conditions,” says Engelward, an associate professor of biological engineering at MIT.

How much is too much?

  Background radiation comes from cosmic radiation and natural radioactive isotopes in the environment. These sources add up to about 0.3 cGy per year per person, on average.
  “Exposure to low-dose-rate radiation is natural, and some people may even say essential for life. The question is, how high does the rate need to get before we need to worry about ill effects on our health?” Yanch says.
  Previous studies have shown that a radiation level of 10.5 cGy, the total dose used in this study, does produce DNA damage if given all at once. However, for this study, the researchers spread the dose out over five weeks, using radioactive iodine as a source. The radiation emitted by the radioactive iodine is similar to that emitted by the damaged Fukushima reactor in Japan.
  At the end of five weeks, the researchers tested for several types of DNA damage, using the most sensitive techniques available. Those types of damage fall into two major classes: base lesions, in which the structure of the DNA base (nucleotide) is altered, and breaks in the DNA strand. They found no significant increases in either type.
  DNA damage occurs spontaneously even at background radiation levels, conservatively at a rate of about 10,000 changes per cell per day. Most of that damage is fixed by DNA repair systems within each cell. The researchers estimate that the amount of radiation used in this study produces an additional dozen lesions per cell per day, all of which appear to have been repaired.
  Though the study ended after five weeks, Engelward believes the results would be the same for longer exposures. “My take on this is that this amount of radiation is not creating very many lesions to begin with, and you already have good DNA repair systems. My guess is that you could probably leave the mice there indefinitely and the damage wouldn’t be significant,” she says.
  Doug Boreham, a professor of medical physics and applied radiation sciences at McMaster University, says the study adds to growing evidence that low doses of radiation are not as harmful as people often fear.
  “Now, it’s believed that all radiation is bad for you, and any time you get a little bit of radiation, it adds up and your risk of cancer goes up,” says Boreham, who was not involved in this study. “There’s now evidence building that that is not the case.”

Conservative estimates

  Most of the radiation studies on which evacuation guidelines have been based were originally done to establish safe levels for radiation in the workplace, Yanch says ? meaning they are very conservative. In workplace cases, this makes sense because the employer can pay for shielding for all of their employees at once, which lowers the cost, she says.
  However, “when you’ve got a contaminated environment, then the source is no longer controlled, and every citizen has to pay for their own dose avoidance,” Yanch says. “They have to leave their home or their community, maybe even forever. They often lose their jobs, like you saw in Fukushima. And there you really want to call into question how conservative in your analysis of the radiation effect you want to be. Instead of being conservative, it makes more sense to look at a best estimate of how hazardous radiation really is.”
  Those conservative estimates are based on acute radiation exposures, and then extrapolating what might happen at lower doses and lower dose-rates, Engelward says. “Basically you’re using a data set collected based on an acute high dose exposure to make predictions about what’s happening at very low doses over a long period of time, and you don’t really have any direct data. It’s guesswork,” she says. “People argue constantly about how to predict what is happening at lower doses and lower dose-rates.”
  However, the researchers say that more studies are needed before evacuation guidelines can be revised.
  “Clearly these studies had to be done in animals rather than people, but many studies show that mice and humans share similar responses to radiation. This work therefore provides a framework for additional research and careful evaluation of our current guidelines,” Engelward says.
  “It is interesting that, despite the evacuation of roughly 100,000 residents, the Japanese government was criticized for not imposing evacuations for even more people. From our studies, we would predict that the population that was left behind would not show excess DNA damage − this is something we can test using technologies recently developed in our laboratory,” she adds.
  The first author on these studies is former MIT postdoc Werner Olipitz, and the work was done in collaboration with Department of Biological Engineering faculty Leona Samson and Peter Dedon. These studies were supported by the DOE and by MIT’s Center for Environmental Health Sciences.



大砂嵐 (2012 5/20 24:00)

エジプト力士の大砂嵐、序ノ口V/夏場所(5/18サンスポ)
 エジプト出身でアフリカ大陸初の大相撲力士となった西序ノ口5枚目の大砂嵐(20)=本名アブデルラフマン・シャーラン、大嶽部屋=が夏場所13日目の18日、7戦全勝で序ノ口優勝を決めた。
 大砂嵐は3月の春場所で初土俵を踏んだ。初めて番付にしこ名が載った今場所を優勝で飾り「素晴らしい。私の夢は横綱になること。もっと頑張ります」と覚えたての日本語で語った。
 優勝の懸かった一番は序二段で15歳年上の旭光(友綱部屋)を立ち合いから一気に突き出し。189センチ、138キロの恵まれた体格を生かし、土俵下まで吹っ飛ばした。
 師匠の大嶽親方(元十両大竜)からは技術面だけでなく「謙譲や謙遜の精神」を教えられているそうだ。場所を通じて一方的な相撲が多かったが「上半身と下半身のバランスが悪い。まだまだです」と控えめだった。(共同)


 以前名前を見かけて、気になってはいた。もちろん、「大砂嵐」という四股名から『ジョジョ』のワムウを連想したからであるが……序ノ口優勝ということで、彼が番付を上げてくるのが楽しみになってきた。体重140kgで逆三角形の体型ってのも素晴らしい。

 幕内の方は、旭天鵬が相撲生活20年での初優勝。実にめでたい。

旭天鵬、史上最年長の初V 稀勢、栃煌は賜杯逃す(5/20共同)
 大相撲夏場所千秋楽は20日、両国国技館で行われた。37歳8カ月の旭天鵬が12勝3敗で並んだ栃煌山との平幕同士による優勝決定戦をはたき込みで制し、1909年に優勝制度が制定されてから史上最年長となる初優勝を決めた。本割で関脇豪栄道を寄り切り、史上初の平幕同士の決定戦に持ち込んだ。
 栃煌山は本割の対戦相手だった大関琴欧洲が休場したため不戦勝で12勝目を挙げたが、初優勝は逃した。賜杯レースをリードした稀勢の里は把瑠都との大関対決で上手投げに屈し、決定戦に進めなかった。



困ってる (2012 5/20 24:00)

 新しい場所へのリンクを貼るべきか、そっとしておくべきなのか、ちょっと思案している。どうしたものか……



節電も融通も必要とは思うけど… (2012 5/19 24:00)

中部電、昨年と同様の節電求める(5/19日経)
 政府が今夏の電力需給見通しを決めたのを受け、中部電力の水野明久社長は18日記者会見し、管内の夏の需給対策を発表した。国が中部電管内に5%以上の節電を求めたことから、平日午後1〜4時の間でこまめな消灯をすることなど昨年夏と同様の対応を利用者に求めた。期間は7月2日から9月7日まで。
 政府は猛暑だった2010年夏の最大電力(2709万キロワット)比で5%(135万キロワット)以上の節電を要請した。これに対し水野社長は、自家発電設備の増加などですでに37万キロワットの需要が減少していることに加え、家庭や企業による昨夏並みの節電(100万キロワット)で「5%の目標を達成できる」とした。
 具体的には、空調の設定温度の見直しや生産設備の効率的な使用など、企業活動や生活に支障のない範囲での協力を求めた。6月から顧客への説明を始め、昨夏も実施した、日々の電力需給予想(でんき予報)を7月をめどに開始する。企業への休日シフト要請はしない。
 中部電が4月に経済産業省に報告した夏の需給見通しでは、特段の節電を求めない方針だった。
 会見で水野社長は「当社エリアの安定供給を前提に、西日本の需給安定に最大限貢献したい。(中部の需要家には)不便をおかけするが、協力をお願いしたい」と理解を求めた。
 中部経済連合会の三田敏雄会長(中部電会長)は同日の定例記者会見で、「地域の産業や経済に影響を与えてはならない。電力の供給側は(発電所の)トラブルなど起こさないようしっかり対応して欲しい」と述べた。


 記事では分かりにくいが、休日シフトによる効果を除いた節電効果で、100万kWのカットができるということ。それに自家発電設備の増加を合わせれば、2010年比5%に当たる135万kWのカットができる見込み。

 本来は、中電管区は節電する必要はなかったが、関電に融通するために節電をおこなわねばならなくなった。関西圏の首長たちの馬鹿騒ぎに巻き込まれた形で正直腹立たしくもあるが、経済的影響を考えればやむを得ないだろう。

 ただ、停電ほどではないが、節電も経済には悪影響がある。頭を抱えている企業は多いし、特にギリギリのラインで経営をしている中小企業は深刻だろう。

中電管内 企業が節電対応を模索(5/14NHK)
 政府がまとめたことしの夏の節電対策の原案では、関西電力への融通を増やすため、中部電力の管内に5%程度の自主的な節電を求めることも検討するとしていて、東海地方の中小メーカーは節電の対応を模索しています。
 愛知県稲沢市にある従業員およそ70人のメーカーでは、自動車や医療機器向けのプラスチックの部品やその金型を製造しています。
 震災以降、節電に努め、去年8月には工場の屋上に太陽光パネルを設置し、日当たりのよい日で15キロワット程度の発電をして工場の電気の一部を賄っています。
 去年11月からは、コストの削減も兼ねて電気の料金が割安な夜間での仕事を増やし、代わりに土日の操業をやめて日中の節電に努めてきました。
 こうしたなか、政府は関西電力への電力の融通を増やすため、中部電力の管内では5%程度の自主的な節電を求めることも検討するとした、ことしの夏の節電対策の原案をまとめました。
 このメーカーでは、冷房の使用をこれまで以上に控えることなどを検討しています。
 高瀬喜照社長は「部品の生産も続けていかなければならず、これ以上の節電は大変だが、地道に努力していくしかない」と話しています。


 こういう企業の必死の努力があって節電は成り立つのだが、仮に大規模停電もなく夏を乗り切ったら、反原発のバカどもは「やっぱり電気は足りた」としたり顔で言うのだろうな。

 ついでに、その反原発のふざけた態度の例を。

「関電が停電テロ」と府市顧問…橋下氏は擁護(5/19読売)
 大阪府市統合本部の特別顧問としてエネルギー政策などに関わる元経済産業省官僚の古賀茂明氏が17日のテレビ朝日の番組で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、「関電が火力発電所でわざと事故を起こすなどして、大幅な電力不足というパニックを起こすことにより、原発を再稼働させるしかないという、いわば『停電テロ』のような状態に持っていこうとしている」と発言していることがわかった。
 関電はホームページ(HP)で「そのような事実は一切ありません」と反発。一方、橋下徹大阪市長は報道陣の取材に、「表現(の自由)の範囲内と思う」と古賀氏を擁護した上で、「関電がHPでクレームをするのはもっともで、違うのであれば違うと反論すればいい」と述べた。


 現場で電力供給のために必死に働く人間を根拠の無い陰謀論で侮辱しておいて、何が「表現の自由の範囲内」だ、クソが。ま、こっちはそのバカ発言を批判する自由を行使するのみだが。

 松井府知事の方がまだ現実が見えてきている様子。

節電目標 知事、受け入れ(5/19読売)
 松井知事は18日、記者団に対し、関西電力が19日の関西広域連合の会合で協力を求める予定の節電目標の数値について、「関西電力が必死に積み上げた数字なので、それを目標として(府民に節電を)お願いすることになる」と述べた。
 節電目標については政府は18日、関電管内に2010年夏のピーク時に比べて15%を上回る数字を定めており、関電が19日に要請する節電目標もほぼ同じレベルになるとみられる。
 松井知事は「これまで(府市統合本部の)エネルギー戦略会議で関電と(節電目標について)やりあってきた。数字が多い少ないと言う時期は終わり」として、関電との論争に終止符を打つことを明言。今後について「(関電が)出す数字について、どう実行していくか考えていかなければならない。あらゆる対策でこの夏を乗り切りたい」と全面的な協力を約束した。


 橋下が暴走チンピラ役、松井が宥める若頭役……ってことはないな。電力不足を回避するのに資する発言や行動は皆無だからな。



支持率2割 (2012 5/18 24:00)

内閣支持23%=民主9%、最低に−時事世論調査(5/17時事)
 時事通信社が10〜13日実施した5月の世論調査によると、野田内閣の支持率は発足後最低だった前月から1.6ポイント増加し、23.3%となった。不支持率は同0.7ポイント減の55.0%。一方、民主党の支持率は同0.5ポイント減の9.0%に落ち込み、2009年の政権交代後、最低を記録した。小沢一郎元代表の党員資格停止処分解除を控訴前に決定したことなどが響いたとみられる。
 政権への支持が広がらない状況に変わりはなく、野田佳彦首相が政治生命を懸ける消費増税関連法案の行方や、衆院解散時期をめぐる首相の判断に影響を与えそうだ。
 調査は全国の成人男女2000人を対象に、個別面接方式で実施。有効回収率は65.8%。 
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」9.9%、「首相を信頼する」6.8%、「誰でも同じ」6.7%の順。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」が34.4%と最も多く、「政策が駄目」24.2%、「リーダーシップがない」22.3%と続いた。
 消費増税法案が今国会で成立しなかった場合に首相が取るべき対応を聞いたのに対し、「衆院解散で国民の信を問う」が49.1%を占めた。「内閣総辞職」は17.1%、「次期国会での継続審議」は25.8%だった。

 ◇無党派、最高の7割
 自民党の支持率は11.9%(前月比1.5ポイント減)で、過去最低だった3月の11.7%に迫る低水準となった。その他の政党は、公明党3.4%、みんなの党1.6%、共産党1.4%、社民党0.2%、国民新党0.2%。「支持政党なし」の無党派層は70.1%で、過去最高となった。


 未だに2割以上の支持があるというのも不思議な物だが、鳩とか菅でもそれくらいはしぶとく残っていたから、まぁコアな民主支持層なんだろう。
 しかし、未だに「誰でも同じ」とか言う人がいるんだね……民主党政権になって「国民が最も痛烈に感じたこと」って「政治は誰がやっても同じというわけではなかった」という事実だと思うんだが。

 かといって、自民もこんなことしているようじゃなぁ……

城内氏、18日に自民へ復党 郵政造反組(5/17共同)
 自民党は17日、郵政民営化をめぐり2005年に自民党を離党した城内実衆院議員(静岡7区)の復党を認める方針を決めた。持ち回りの党紀委員会を経て18日に正式決定する。
 4月12日の郵政民営化法改正案の衆院本会議採決で城内氏も賛成したため、復党への環境が整備されたと判断した。
 城内氏は05年、郵政民営化に反対して衆院選に無所属で出馬。落選後に離党勧告処分を受けた。09年の国政復帰後は平沼赳夫元経済産業相と衆院会派を結成。だが、平沼氏が10年に結党したたちあがれ日本には参加せず、自民党復党を視野に昨年12月、衆院会派「自民党・無所属の会」に合流していた。


 去年の7月くらいに「復党が決まった」というニュースが流れたと思うんだが、正式決定は1年近くもずれ込んでいたんだね。
 党の所属議員が全て優れた人間ということはあり得ないのだが、わざわざ不適合者を招き入れることもあるまいに……特に、この復党に安倍さんが絡んでいるとすれば、安倍さんはまた同じ失敗を繰り返すことになりそうな。一見似たような思想を持っている人間よりも、計算高い参謀タイプとして信頼できる人間を周りに置いた方がいいと思うんだが。



古今無双のクズ (2012 5/17 24:00)

本日のテレビ朝日「モーニングバード」での、今夏の電力需給に関する報道内容についての当社からのお知らせ [関西電力]
 本日(平成24年5月17日)、テレビ朝日「モーニングバード」の番組内で、大阪府市統合本部特別顧問・古賀茂明氏の「火力発電所でわざと事故を起こす、あるいは事故が起きたときにしばらく動かさないようにして、電力が大幅に足りないという状況を作り出してパニックをおこすことにより、原子力を再稼動させるしかないという、いわば停電テロという状態にもっていこうとしているとしか思えない」というインタビューが紹介されましたが、当社として、そのような事を検討している事実は一切ありません。
 当社は、引き続き、追加供給力の確保に最大限努め、電力の需給安定に向けた取り組みに全力を尽くしてまいります。


 関電が「原発を動かしたい固めにわざと火発で事故を起こす、電力不足をわざと発生させる」という、下劣極まりない想像。現場で電力供給のために働いている人間を愚弄しているし、品性下劣な想像力をわざわざ開陳する辺りはお気の毒な脳味噌と言わざるを得ない。
 「関電は停電テロをやるぜ〜」とか言うヤツが大阪のエネルギー問題の顧問など、あり得ん話。橋下氏がまともな人間だったら、とっとと切り捨てることだろうが。


スーパーフレア (2012 5/17 24:00)

太陽表面で大爆発の可能性 通信障害など懸念 京大解析(5/17朝日)
 太陽では起きないと考えられていた大規模な爆発現象「スーパーフレア」が起きるかもしれないことが、京都大グループの解析でわかった。発生すれば、広範囲での通信障害や停電、上空の航空機内での放射線被曝(ひばく)といった大きな被害が出かねない。英科学誌ネイチャーで17日発表する。
 太陽表面での爆発はフレアと呼ばれ、大量の放射線やプラズマが飛び出て、地球の電離層や磁場に影響を与える。1989年のフレアではカナダのケベック州で600万人が9時間の大停電に遭った。スーパーフレアは、最大級のフレアの10倍以上、水爆10億個以上のエネルギーをもつ。
 京大付属天文台の柴田一成教授らは、米国の天文衛星が2009年に観測した約8万3千個の太陽に似た星のデータを調べた。星の明るさの変化から148個の星で365回のスーパーフレアが見つかった。


 「太陽では起きないと考えられていたスーパーフレア」の辺りについては、毎日の記事の方が詳しい。

太陽:大規模爆発が発生の可能性 京大教授ら突き止める(5/17毎日)
 太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」について、地球に大きな被害をもたらすほどの大規模爆発(スーパーフレア)が今後、発生する可能性があることを、京都大の柴田一成教授(太陽・宇宙プラズマ物理学)らの研究グループが衛星の観測データから突き止めた。17日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
 グループは、過去最大級の太陽フレアの100〜1000倍のエネルギーを放出するものを「スーパーフレア」と定義。米国の惑星探査衛星「ケプラー」が09年に観測した約8万3000個の恒星の明るさの変化に関するデータを解析し、148個の恒星で365回のスーパーフレアがあったことを確認した。
 これまで恒星のすぐ近くに高温の巨大なガス惑星(ホットジュピター)がなければスーパーフレアは起きないと考えられ、太陽にはこうした惑星がないことから、スーパーフレアは起きないとされてきた。しかし、今回確認した148個の恒星にはホットジュピターは存在せず、柴田教授は「太陽で全く起きないと言えなくなった」としている。


 ホットジュピターというのは、恒星の近く(恒星からの距離が1500万km以下)を非常に短い周期で公転している、木星規模の巨大惑星のこと。

 スーパーフレアの爆発力の定義が、朝日と毎日で違っているが……はて?



バカ店員 (2012 5/16 23:00)

 カミさんの誕生日に某PC周辺機器を買おうと某家電量販店へ赴いたのだが……

 その店とは別の制服を着た、つまりは出向か何かだと思うのだが、そんな店員が私の所へ。時間があったのでいろいろPCを見ていたのだが、「このPCに興味あるんですか」と声をかけてきた。私は店員に声をかけられるのが好きではないのだが、まぁそれなりに話を合わせていた。で、その話の流れで「このPCってVRAMは何メガくらいですか」と聞いたら、ポカンとした顔をしてその店員の動きが止まる。「ちょっと待ってください」と他の店員の所へ行き、いろいろレクチャーを受け、また私の所へ。しゃべる内容は、そのレクチャー通り。ちょっと意地悪して「オンボードってのは分かってるんだけど、何メガくらい割けるの?」と聞いたらまた「え?」とか言い出す。

 PCに詳しくないならPC売り場をウロウロするな。少なくとも、客に声かけて藪蛇になるな、馬鹿が。


バカ与党 (2012 5/16 23:00)

樽床氏、今度は野党批判「当事者能力なし!」 国会運営に不満爆発(5/16産経)
 民主党の樽床伸二幹事長代行は16日、国会内で開かれた党会合で「野党には当事者能力がない!」とぶちまけた。与野党でいったん合意した消費税増税関連法案の実質審議入りが、16日から17日にずれ込むなど、野党ペースで進む国会運営への不満が爆発したようだ。
 樽床氏は「自民党執行部が与野党合意をひっくり返した」と痛烈に批判。「それでも野党は『どこが悪いんだ!』ということに終始している」と訴え、問責決議を受けた2閣僚の辞任を求め続ける野党の姿勢にいらだちを隠さなかった。
 樽床氏は15日の党政治改革推進本部総会でも、衆院選挙制度改革の「私案」について「民主党への影響が最小限になることを前提にした」と、党利党略とも受け取られかねない発言をしたばかり。野党の反発をあえて招くかのような態度に、党内からは「消費税法案をぶち壊したいのか…」との観測も出ている。

 当事者能力のない大臣を据え続けている方がよっぽど当事者能力がないと思うんだがね。というか、2年も経って未だに「自民党が…」と言い続けることに、民主党は恥ずかしさを覚えないのかね?権力を持っているのは、与党民主党なんだがね。



間抜けな教師 (2012 5/15 24:00)

 最近堅めの話ばかりだったから軟らかい話題で…

わいせつ画像が授業中に流れる(5/15朝日)
 川口市の市立中学校でパソコンを使った授業中、生徒約40人のパソコンに、女性の胸元や下着が写った画像が流れていたことが学校への取材でわかった。40代の男性教諭が誤送信したといい、同校はこの教諭を自宅で謹慎させている。
 学校によると、授業は4月16日にあり、2年生にデータの整理を指導した。その際、生徒のパソコン画面に女性のスカートの中を撮った写真など数十枚が現れた。教諭と生徒のパソコンは回線でつながっており、生徒は騒然としたが、約5分間、教諭は気づかずに見続けていたという。
 教諭は私有のUSBメモリーを指導用に使っていたといい、同様の画像が多数、保存されていた。
 学校は同26日、生徒からの通報で事態を把握。教諭に聞いたところ、事実関係を認め、「自分で撮った画像ではない。意図的ではなく、回線がつながっている状態とは思わなかった」と釈明したため、27日から謹慎を命じたという。
 学校は5月8日に全校生徒に説明し、夜には緊急の保護者会を開いた。生徒たちの心のケアのため、9、10日には市のスクールカウンセラーを常駐させた。
 また、市教委は「不適切な画像が流れたことは事実」(学校教育部)として県教委に報告しており、厳正に対応するという。


 読売の記事だと、生徒たちは楽しそうなのだが……

中学教諭、授業中にわいせつ画像…生徒のPCへ(5/15読売)
 埼玉県川口市の市立中学校で4月、40歳代の男性教諭がパソコンの授業中、女性のスカート内などの画像を閲覧し、同時に男女36人の生徒のパソコンにも流れていたことが15日、同市教育委員会などへの取材でわかった。
 市教委学務課によると、教諭は4月16日、2年生のパソコンの授業で、ファイル整理の仕方などを指導。自分と生徒全員のパソコンを回線でつなぎ、作業の様子が生徒の手元のパソコンでも見られるようにした。生徒たちに作業をさせる際、私物のUSBメモリー内に保存していたわいせつ画像数十枚を閲覧。教諭と生徒の回線はつながったままで、生徒のパソコン上でも、女性の胸元やスカート内を写した画像が次々と表示された。数人の生徒から笑い声が上がったという。


 「他人も見られる状態のデバイスにはエロ画像は入れてはいけない」という教訓を身を以て示したわけで、ある意味教師の鑑゚∀゚)
 ま、授業中にエロ画像を見ていたという事実は残るわけで、同情の余地無しなんですけどね。



今日も電力の話を… (2012 5/14 24:00)

大飯原発再稼動 おおい町議会容認(5/14読売)
 政府から関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働への同意要請を受けているおおい町議会は14日、全員協議会(全協)を開き、採決して賛成多数で再稼働容認を決めた。政府が求めている地元同意のうち、意向が明示されたのは初めて。これを受け、時岡忍町長は週内にも西川一誠知事に再稼働を容認する最終判断を伝える見通し。
 同原発の再稼働を巡っては、4月14日に枝野経済産業相が同県を訪れ、地元同意を要請していた。
 同町議会は、今月7日から全協を断続的に開き、再稼働の是非について論議。この日の全協では、「福島第一原発事故を踏まえて国が示した安全基準で、原発の安全性は確保されている」とする意見のほか、「原発停止の長期化で関連税収などが減り、地元経済に影響を与える」など、再稼働を支持する意見が相次いだ。
 採決では、議長を除く出席議員12人のうち、11人が賛成。1人の議員だけが「判断は拙速」として反対した。
 時岡町長は、町議会や、大飯3、4号機の安全性を検証している福井県原子力安全専門委員会の意向を踏まえて判断する。同委員会も近く「国の安全基準は妥当」とする結論を示すとみられている。西川知事は、さらに県議会の結論を待って最終判断するが電力消費地の関西圏の自治体に慎重論が多いため、政府の責任で理解を得るよう求めている。


 電力を消費する地域が「電力不足は困るので原発を動かして欲しい」と要請するのが筋だったのだろうが、形としては、消費地域が拒否しているにもかかわらず再稼働を地元が容認する形となってしまった。言ってみれば、電力政策の責任を一地方自治体がとる形になってしまったわけで……。

 「金のために原発を選んだ」とおおい町を責める声も出ているようだが……電力の恩恵を受けてきた人間が喋っていい意見ではない。


 ついでに、馬鹿を晒しておく。

橋下氏「一度経験するのも必要」電力使用制限令を容認(5/14スポーツ報知)
 橋下徹大阪市長は14日、関西電力管内で今夏、厳しい電力不足が想定されていることに絡み「次世代のためにも電力使用制限令を一度認識、経験するのも必要かなと思う」と述べ、政府による制限令発動を容認する考えを示した。
 理由について「電力や、需給関係がどういうものか、僕らの世代が身に染みて感じ、新しい電力供給態勢を考える上でも必要だ」と説明。「歯を食いしばって電力制限令などを我慢してもいいのではないか」と繰り返し強調した。
 同時に電力融通などの観点から、関電管内以外でも全国的に節電や省エネに取り組む必要があると指摘。「関西だけでなく、日本全体の電力供給体制の問題。関西も自分たちで十分にやるが、関西の危機を日本の危機と捉えてもらいたい」と協力を呼び掛けた。
 この日の府市統合本部の会議後、記者団の質問に答えた。


 「戦争して焼け野原になるのも必要かな」と言うくらいのバカ。多くの市民の命を与る人間がしゃべっていい内容ではない。


 もう一つ、福島民報の興味深い記事。

運転再開 宙に浮く 夏の電力不足懸念の中 金山・第二沼沢発電所(5/14福島民報)
 昨年夏の豪雨被害から復旧した金山町の東北電力第二沼沢発電所(出力46万キロワット)の運転再開が地元の反対で宙に浮いていることが13日までに分かった。町や住民側は発電用のダムが只見川の氾濫を引き起こしたと主張。再発防止策も不十分として再稼働に応じない構えを見せる。東北電力は水害とダムの因果関係はないとしており、話し合いは平行線のままだ。同発電所は需要のピーク時に電力を供給する役割を担う。夏場の電力不足が懸念される中、同社は引き続き地元理解に努めたいとしている。
 第二沼沢発電所はくみ上げた水を調整池に落とすことで発電する揚水式で、豪雨災害では水管に土砂が入り込む被害に遭った。昨年12月に復旧作業が完了し、再稼働できる状態になったものの、町は「豪雨災害で只見川が氾濫したのは東北電力が町内の只見川に設けた発電用のダムが関係している」と強調。長谷川律夫町長は「他のダムを含め、具体的な安全対策が示されていない以上、運転再開は容認できない」としている。
 河川の氾濫で大きな被害を受けた住民の間には、不安感も広がっている。町民有志による「被災者の会」の斎藤勇一会長(元金山町長)は「東北電力の安全対策が見えない。豪雨で再び被害が起きるのではないか」と懸念を示す。
 これに対し、東北電力は「災害はダムが原因ではない」との見解を示す。同社などが設置した第三者委員会も「未曽有の出水が原因で電力会社に瑕疵(かし)はなかった」と結論付けているという。
 運転再開に際し、法的には地元の了承は不要だが、同社は地域住民らの理解を得て稼働させる考え。国、県と連携して只見川の護岸改良や川底の堆積土砂の除去強化などを進める方針を町や町議会、町内の行政区長に説明するとともに、地区住民への戸別訪問を続けている。
 東北電力は今夏の電力需給見通しで、8月の電力供給力を1475万キロワットとし、この中に第二沼沢発電所の46万キロワットを組み入れている。宮城県の女川原発と青森県の東通原発の運転が停止している中、今夏が平成22年並みの猛暑になった場合、節電しなければ8月のピーク時に供給予備率がマイナス0・6%となり、電力不足に陥る恐れがあるとの見通しを示す。
 第二沼沢発電所が稼働しない場合、ピーク時の電力供給力が低下するのは必至とみられる。同社は「一日も早い運転再開に向け、安全対策に万全を期して住民の理解獲得に努めたい」としている。
 第二沼沢発電所以外で東北電力が只見川に設けている水力発電所は、6カ所とも豪雨で浸水などの被害を受けた。このうち片門(会津坂下町)を除く5カ所はいずれも復旧には至っていない。


 リスクは原発だけに存在するのではないと言うことを、改めて痛感する記事。記事もあるように、東北電力の電力供給も決して余裕があるわけではない。
 これでも、他者管内に余裕が有れば融通で何とかなるが、日本中で電気が不足している状況だから、安心できる状況は構築しづらい。電力逼迫時に老朽化した火発が故障したら、という不安もある。地元の納得を得ながら動かせる発電所はどんどん動かしていかないと、綱渡りは続くだろう。

 目の前の状況も危機的だが、長期的に見ても電力不足は日本にダメージを与える。火発フル稼働による燃料費増大は、必ず製品価格に現れる。増えた燃料費が巡り巡って日本経済を活性化するなら救いがあるが、この費用は海外に流れるだけで日本経済に資するところが無い。経済が上向きにならず、物の値段だけが上がってしまう可能性を考えると、早く電力不足・燃料費増大に歯止めをかけねばならないのだが……ということで、やはり方針を明示しない政府に批判の矛先が向かうことになる。



いちばんの問題は政府の無策 (2012 5/13 24:00)

府知事呆れ顔「政府からなしのつぶて」大飯原発(5/12読売)
 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働と今夏の電力需給を巡り、山田・京都府知事が11日の定例記者会見で、これまで以上に痛烈な政府批判を展開した。
 「実はこの間、(政府からは)なしのつぶて。何の話もないし、大飯原発の安全問題も含めて、何のアプローチもない」。山田知事はそう切り出した。
 知事の認識では、政府が説明のため「使者」を送ったのは、4月23日の牧野聖修・経済産業副大臣が知事と膝を交えた1度きり。
 「副大臣に質問し、その後『これが回答なのか』というものを(今月1日に)官僚が事務的に持ってきただけで、以来、大臣、副大臣とまったく連絡がとれないまま」と、あきれた様子で明かした。そのうえで「周辺自治体はほとんど無視されている。政府が地元の理解を得ることを、しばらくはやめたという気がする」と怒りをぶちまけた。
 知事は「専門家による説明」を求めている。政府が定めた原発の再稼働に関する安全基準も「原子力安全委員会に通すのがスジ」との考えで、この日の記者会見でも「福井県も滋賀県も、府もすべて原子力の専門家に意見を聞いた。聞いていないのは国だけ」と語った。
 政府が第三者による電力需給の検討を進めていることについては評価した。だが、それでも「電力逼迫だけを理由に、見切り発車するのかという感じが見えてきている。それでは、福井県も了解しないだろう」と手厳しい。
 今夏の節電対策は避けられそうにない。山田知事の提唱で、関西広域連合のプロジェクトチーム(PT)が独自の需給見込みを検証中で、その結果をもとに同連合はより効果的な節電の方法を探ることになる。
 府も近く経済団体や民間企業の代表を集め、できるだけ電気を使わない経済活動について議論を始める。


 最近、関西圏の知事や大阪市長を批判してきたが、政府も主体的に動いて事態を打開しようという姿勢を見せていないんだよな…。(ついでに言えば、監査意見の首長達を批判しても、関西圏の有権者を批判する気持ちはほとんど無い。反原発マターで首長になったわけではないしね
 福島第一原発事故に関しても、東電だけで何とかなるような事故ではないのに、政府が全面に立ってという体制にはなかなか至らなかった。菅の浜岡原発停止も、政府が責任を取るような形ではなくあくまで「停止要請」で、最終決定は中電がおこなうように仕向けていた。政治が責任を取るのではなく、電力会社が何とか事態を打開していくというような形がずっと続いている。

 大飯原発の問題に限らず、原発政策を今後どうしていくのか、全国で逼迫している電力需給をどう改善していくのか。政治が担わなければならない役割は大きいはずだが、聞こえてくるのは「消費増税をどうするか」ばかり。
 戦略もないのに場当たり的に戦況を打開していくのには、限界があると思うのだが。



支えるのはやむを得ないとは思うけど (2012 5/12 24:00)

中部など4電力に5%節電案 余剰分を関電に融通(5/12共同)
 政府が夏の電力需給対策として、供給余力がある中部、北陸、中国、四国の4電力管内の企業や家庭にも、2010年夏の最大需要に対し5%程度の節電目標を設定する案を検討していることが12日、分かった。4電力の周波数が、関西電力と同じ60ヘルツで電力を融通しやすい利点を生かし、厳しい電力不足が見込まれる関電に余剰電力を送り、供給力を下支えする。
 政府は関電管内で、20%程度の節電を求める方向で検討中だが、融通量が増えれば、強制的な電力使用制限令の発動については避けられる可能性が出てくると判断した。


 関電管内がどうしようもない状況になった場合は、関西圏の電力が足りないのを中電など他の電力会社が融通して助けるのもやむを得ない……というのは昨日も書いた。
 一方で、関西の首長たちが1年間何ら対策を講じてこなかったツケを他地域が払うというのは……という思いがあるのも正直なところ。

 そういう気持ちがあるので、こういう記事には腹が立ってしまう。

関西広域連合、全国に電力融通要請へ 松井知事提案方針(5/12産経)
 関西電力が、今夏の管内の電力供給について、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働しない場合、供給不足になるとの見通しを示していることについて、大阪府の松井一郎知事は12日、関西広域連合として電力量に余裕のある地域の電力会社に電力融通を要請する方針を明らかにした。同連合を構成する府県の首長らが参加する19日の会合で提案する。
 松井知事は、この日大阪府庁で開かれた連合議会の総務常任委員会に広域産業振興担当として出席。今夏の電力需給などを連合議員に説明するため、関電の香川次朗副社長も出席し、改めてピーク時の供給見通しの厳しさを強調した。
 松井知事は常任委員会終了後、記者団に「日本全国では、電力が余る地域があり、その分をぜひ関西に融通してもらいたい。さらに府県民の節電があれば、100万や200万キロワットぐらいは足せるので、需要を上回る供給体制ができる」と、他の電力会社に協力を求める意向を示した。
 また松井知事は「自家発電の電力を送ってもらえないかなど、あらゆる設計図作りを広域連合で考えていきたい」とも述べた。


 原発を動かさずとも電力は足りると豪語していたくせに、今頃になって「余ってるなら電力融通しろ」と言う恥知らずな姿勢。何か努力を重ねてそれでもダメだったというなら分かるんだが、何ら対策を講じずに「足りる」と言ってきただけだからな……まず自分の今までの言動を反省してくれ。


法相のバカ発言 (2012 5/12 24:00)

小川法相「裁判官だった3年間、退屈だった」(5/12読売)
 小川法相は11日、母校の立教大学(東京・池袋)で行われたシンポジウムに出席し、「(裁判官をしていた)3年間は退屈でもったいなかったが、選挙の際、『元裁判官』ということで大変に評価が高く、全てを取り返した」と述べた。国民に裁判員への負担を求める中、裁判官の仕事を軽んじ、選挙の際に肩書を利用したとの批判を浴びそうだ。
 シンポジウムは「現代社会と司法の役割」をテーマに、同大生らが参加。法相は「裁判官は、責任があって大変大切な職業」としつつ、1998年の参院選に立候補した際のことを振り返り、「元裁判官の一言で、小川敏夫は清潔な人だろうと思っていただける。裁判官に対する信用が高いということの表れだ」と述べた。


 自民党議員の失言は政治信条に絡む物で、問題があるとしてもそれなりの思考・思想を感じさせる物が多かったように思うが、民主党議員の失言は、何を意図しているのか理解不能な物ばかりに思う。

 「裁判官の仕事はつまらんが、肩書きとしては利用価値が高い」とホザくバカが現職の法務大臣。



いったいどう乗り切るのか (2012 5/11 24:00)

今夏、他地域から関電に融通 政府が協力要請検討(5/11電気新聞)
 今夏の節電目標設定にあたり、供給余力がある電力会社のエリアにも数値目標を課す案が政府内で浮上していることが分かった。 政府の需給検証委員会 (委員長=石田勝之内閣府副大臣) は需給調整契約などを加味しても、関西電力が15%程度の電力不足に陥ると分析しており、再稼働がなければ予備率も含め現時点で20%程度の厳しい目標が必要。 しかし政府内には関電エリアの数値目標が突出することを懸念する見方もあり、“最終手段” として余力のある電力エリアに協力を求め、関電への融通を積み増す案が取りざたされている。
 需給検証委員会は10日、夏の需給見通しのとりまとめの議論を行った。 12日にも報告書をまとめ、来週開催予定のエネルギー・環境会議 (議長=古川元久国家戦略担当相) に諮る。 エネ環境会議は同報告にもとづき、エリアごとの節電目標を議論する。
 夏の需給対策の要になる関電大飯発電所3、4号機は現時点で再稼働のメドが立たず、来週のエネ環境会議では再稼働抜きの節電目標が議論される公算が大きい。 (本紙1面より抜粋)


 関電管内が最悪の事態に陥ろうとしている時に、他社管内の電力に余裕があるならば、電力融通もやむをえないとは思う。関西圏だけの問題だったら、関西府県の知事達の言動を考えるに「勝手に停電してろ」と言いたくもなるが、日本全体に影響が出るのも事実なわけで。

 ただ、原発を動かさなければこういう状況になるのは分かり切っていたはずで、何らまともに策を講じてこなかった政府や関西の知事たちに対して、非常に腹立たしく思うのも、正直な感情。

 で、今頃こういうことを言ったりするんだが……

橋下市長、「第3の案」で夏の電力不足克服へ(5/11読売)
 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)が再稼働しない場合、関電管内で今夏、15%程度の電力不足が生じるとの政府試算を巡り、大阪市の橋下徹市長は11日の記者会見で、再稼働や強制的な節電策を行わずに乗り切る「第3の案」を、大阪府・市で独自に策定する考えを明らかにした。
 政府の有識者会議は10日、〈1〉大飯原発を再稼働すれば電力不足はほぼ解消〈2〉再稼働できなければ15%程度の電力不足――との試算を提示。〈2〉の場合、計画停電や電力使用制限令などが想定されている。
 第3の案は大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議で検討する。橋下市長は「政府の案に並ぶぐらいの具体案を示し、関電管内の府県民の力で危機を乗り越えていきたい」と述べた。
 同会議ではこれまで、中部電力などからの電力融通や、電力ピーク時に昼間の数時間を休業とする「シエスタ休暇」の導入、電力の大口需要企業が輪番操業するなどの案が上がっている。


 「腹案がある」と言った鳩山を想起するね。
 で、中部電力からの融通だとか、シエスタ休暇とか、くだらないとしか言いようのない案ばかりの様子。まぁ具体的な「第3の案」はこれから出てくるわけで、今頃周回遅れのアイディアを出して誇らしげにするほどバカじゃないと思いたい。

 震災の復興もそうだが、電力不足に関しても、全ての行動が「遅い」んだよな…



くだらない (2012 5/10 24:00)

「控訴は政治弾圧」=小沢氏勉強会が声明(5/10時事)
 民主党の小沢一郎元代表が主宰する勉強会「新しい政策研究会」は10日の会合で、小沢氏の政治資金規正法違反事件で検察官役の指定弁護士が控訴したことに対し、「明らかに政治弾圧である」と批判する声明文をまとめ、発表した。 
 声明は、控訴について「いたずらに裁判を長引かせ、小沢氏の政治活動を妨害しようとするものであり、到底許されるものではない」と非難。「基本的人権を保障する憲法31条に違反する」とも指摘し、「不当な政治弾圧に決して屈することなく、これからも小沢会長の下に一致結束する」としている。会合に小沢氏は出席しなかった。


 控訴すべき事案であるようには私は思わないのだが、それに対してこのような形で抗議するのは筋違いであるとも思う。

 与党政治家の身分で司法に具体的なイチャモンを付けるとは、古今無双のアホだな。立法府の人間が司法に影響力を行使しようとするのが筋悪であるだけでなく、「政治弾圧だ」とわめき散らすかっこ悪さが逆に小沢を貶めていることに気付いていないのもバカバカしい。こういうバカしか周りにいないのも、小沢の弱み。


ツバメ (2012 5/10 24:00)

ツバメ見たら情報を 野鳥の会、全国に呼びかけ(5/10朝日)
 最近ツバメを見かけましたか――。日本野鳥の会は、愛鳥週間(バードウイーク)が始まる10日から、減少が心配されているツバメ情報の提供を全国に呼びかける。同会会長で俳優の柳生博さんが9日、環境省で記者会見して発表した。
 同会によると、ツバメ減少の背景として、エサ場である水田や巣作りができる日本家屋の減少、天敵であるカラスの増加が考えられるという。アンケートでは、身近に見かけたツバメの数の増減や、自然環境の変化などを聞く。生息環境の変化などを把握し、保護につなげることが狙い。
 同会ウェブサイト(http://www.wbsj.org/)で、7月末まで実施する。柳生さんは「ツバメが機嫌よく暮らしていける環境かどうか、調査をきっかけに考えてもらいたい」と話す。


 うちの周りにはたくさんいるし、妹の家にも居着いている。夏場には、大人になりかけのツバメ君達が電線にズラリと居並んでいる。

 ツバメの減少と放射能を結びつけるバカが出ないことを望みたいが……・まぁいるんだろうね。

 つか、柳生博さんの名を久々に見たな……ハンターチャンス!


ヴィダル・サスーン (2012 5/10 24:00)

ヴィダル・サスーン氏死去…美容で世界的に影響(5/10読売)
 ヴィダル・サスーン氏 84歳(ヘアスタイリスト) AP通信などによると9日、ロサンゼルス市内の自宅で死去。
 現場に出向いたロス市警は、「自然死」との見方を示している。
 美容やファッション業界で、世界的に大きな影響を与えた。1954年にロンドンで美容サロンを開業。60年代、女性の社会進出を背景に、セットなどに手間のかからないショートヘアのスタイルを生み出し、注目された。名前を冠したシャンプーなどのヘアケア製品などでも知られる。(ロサンゼルス)


 高校の時からサスーンのシャンプーを使い続けてきた。修学旅行でも、小さいのを買って持っていったくらい気に入っていた。
 お世話になっている身として、心からお悔やみを申し上げたい。



勝手に座ってろ (2012 5/9 24:00)

「値上げなら橋下氏と座り込む」松井知事、関電を牽制(5/9産経)
 松井一郎大阪府知事は9日、関西電力大飯原発3、4号機が再稼働しない場合に懸念される電気料金の値上げについて言及し、値上げが実施されれば「反対(の意思表示)で橋下徹大阪市長と2人で関電前で座り込みをするしかない」と述べ、関電側を牽制(けんせい)した。
 関電は原発の稼働停止に伴う燃料費の増大などで、今年3月期の最終赤字が過去最悪となった。八木誠社長は電気料金の値上げを「考えていない」としたが、経営的には「再稼働がない場合は大変厳しい」と述べ、再稼働の可否が料金に影響する可能性も示唆している。
 松井知事は「停電は絶対させない。あらゆる手法をとって避ける」と述べる一方、「競争がない中、一方的に値段を決めて通告するのは公共料金として成り立つのか」と関電を批判。「値上げするなという権限はない。反対運動するしかない」と話した。


 座り込んで電力不足が解消されるなら、どれだけでも座り込んでくれればいい。くだらんパフォーマンスで関電を悪者に仕立て上げるのではなく、府知事が考えるべきは、具体的な電力不足の回避方法だろうに。原発再稼働に反対なのであれば、どうやって電力不足を乗り切るのか、具体的なプランを早急に策定するのが府知事の役目ではないか。

 大阪だけの問題なら放っておけばいいんだが、日本経済全体に影響してくる話だからね……まぁ、根源的には、政府がきっちり方針を立てないのが最も問題なんだが。


キャンベル発言も腹が立つが…・・ (2012 5/9 24:00)

拉致と「子の連れ去り」同一視発言、米側が釈明(5/9読売)
 【ワシントン=中島健太郎】米国務省のトナー副報道官は8日の記者会見で、カート・キャンベル国務次官補が北朝鮮による拉致問題と、国際結婚の破綻に伴う「子の連れ去り」問題を同一視したとも受け取られる発言をしたことに関し、「米政府は二つの問題を結びつけてはいない。拉致問題解決に向けた日本の努力を支援し、北朝鮮に圧力をかけ続ける」と釈明した。
 拉致被害者家族会によると、キャンベル氏が7日に家族会と会談した際、国際結婚が破綻した際の子供の扱いを定めたハーグ条約に向けた日本側の手続きの遅れに触れて「(拉致問題とハーグ条約問題の)両方を進展させたい」と述べ、家族会側は「同一視には納得できない」と抗議していた。


 拉致問題とハーグ条約を同一視するなど認識不足も甚だしく、撤回するのは当たり前。

 ただ、アメリカからすると、拉致問題は優先度のそれほど高くない問題というのは確かであるし、あくまで日本人の問題なのだから、アメリカの協力を得るのは良いとしても、あくまで日本が主でアメリカが従という形でなくてはならないのも事実。日本政府がまともに動いていないのに、アメリカ側を責めるのもなぁ…というのも正直な気持ち。

 膠着した状況を打開するためにどうすべきか考えていた日本側としては、金正日死去というのは、冷徹に考えれば拉致問題で何らかの動きを作り出す好機でもあったはずだ。しかしながら、日本側が何らかのアプローチをかけたという話は聞かないし、北朝鮮側にも日本との対応で何か動きがあったという話も聞かない。
 自民党政権だったら違った局面になっていたというのは単なる夢想に過ぎないと自覚しつつ、これほどまでに全く事態の進展が見られないと、心情的に「どうしてこんな時によりによって民主党政権なんだ」と毒づきたくなってしまう。



小沢氏への処分解除 (2012 5/8 24:00)

 小沢さんの党員資格処分解除。一審とはいえ無罪判決が出たのは事実だし、妥当だとは思う。

 ただ。

 党員資格停止処分が解除されるったって、多くの人にとっては「それがどうした?」という話じゃないのかな。いまさら小沢に何か期待している人なんて、まともな思考回路の持ち主の中にいるか?

 民主党の失政と本人達の無能ぶりのために、小沢チルドレンは次の選挙で総崩れだろう。仮に新党作って出て行くとしても、それでも次の選挙で耐えられるような人間はごく僅かだろう。となると、小沢の権勢の源(仮にあるとして)は砂上の楼閣に過ぎないわけで、確たる政治信条もない小沢がこれから力を巻き返して何事か為すのは、まず不可能だろう。周囲に有能な人物が残っていれば話は違うかも知れないが、みごとな幇間ばかりである。

 小沢など、もう終わった人物って判断していいんじゃないかな。確かに党の代表選に出馬できるが、彼が代表になったりしたら、それこそ民主党にとっては「とどめ」でしかないんじゃないか。



株価暴落 (2012 5/7 24:00)

 日経平均が暴落……アメリカの雇用統計の数字が悪かったこと、フランスでユーロ秩序の維持に腐心するサルコジが敗北したこと、ギリシャで財政緊縮策に反対する野党が躍進こと、が原因でドルや特にユーロが安くなったことが大きな原因。

 またしばらく金融不安はくすぶりそうな感じ。リーマンショックの時のように日本が率先して世界の経済危機に解決策を示すことなど、民主党政権ではあり得ないしな。


医療費 (2012 5/7 24:00)

日本の医療支出は先進工業国で最少、最高は米国 米調査(5/7AFP)
 【5月6日 AFP】米国の医療制度改革を推進する民間団体コモンウェルス・ファンド(The Commonwealth Fund)は3日、13の先進工業国の医療制度を比較調査し、医療関連支出が最も少ないのは日本、そして最も多いのは米国とする報告書を発表した。報告書ではまた、米国ではその高い支出に見合う医療サービスが提供されていないことにも触れている。
 調査は経済協力開発機構(Organization for Economic Cooperation and Development、OECD)などによるデータを基に、英国、オーストラリア、オランダ、カナダ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、フランス、米国の医療サービスを比較した。
 調査の結果、米国では2009年、1人あたりの医療支出が8000ドル(約64万円)近くに達した。一方、最も少なかった日本では2008年、1人あたりの医療関連支出は2878ドル(約23万円)だった。国内総生産(GDP)に対する医療支出の割合は、2009年の米国では17%以上だったが、日本では9%にも満たなかった。
 報告書は、日本が出来高払い制を採用しつつも、専門医や病院、さらにはMRI(磁気共鳴画像装置)やCTスキャナー(コンピューター断層撮影装置)の利用も制限されていないことに触れ、医療サービスの利用制限によりコストを抑えるのではなく、政府が割り当てる予算内に医療支出が収まるよう医療費を設定しているとした
 これとは対照的に、米国では高額な治療費と容易に利用できる医療技術、さらには肥満のまん延から医療支出が増えているという。
 報告書を執筆したコモンウェルス・ファンドの上級研究員、デービッド・スクワイヤーズ(David Squires)氏は、「米国人は他の国より多くの医療サービスを享受していると思われがちだが、実際のところ米国人は医者や病院にそれほど行かない」と話す。
「米国の医療支出が多い理由は、高い医療費と高額な技術の頻繁な利用にある可能性が高い。残念ながら、この高い医療支出に見合うサービスは提供されていない」


 日本は「高度な医療を比較的手頃な費用で受けることができる国だ」という話。高齢者が増加し、医療費が膨れあがっているというニュースをよく耳にするから、医療支出が少ないというのは少し意外だった。

 金さえかければ先端医療が受けられるがしかしその費用が高すぎるアメリカ、公立病院は無料で診察してもらえるが設備は劣悪なイギリス。それらを考えると、医療に関しては日本は本当に幸せな国だと思う。



関電批判 (2012 5/6 23:00)

 関電批判の何が卑劣って……

 電力供給が巧く逝かず停電になったら「ちゃんとやらんかい」と関電を批判できるし、仮に関電が頑張って停電を乗り切った場合にもたぶん「余裕があったやないけ」という批判が出てくるわけで……何にせよ、自分に火の粉がかかることはない、安全圏からの批判。まるで中性の魔女狩り裁判のようなやり口。で、何が腹が立つって、橋下一派が、その辺りを見越して批判をかましているだろうというのが透けて見えること。

 橋下の政策には賛同する面もあるが、こと原発に関する問題に関しては、クズとしか言いようがない。


落合さんと川相さん (2012 5/6 23:00)

 落合信者であり、なおかつ川相ファンである拙者にはニンマリする記事。実話かどうかは分からんがね。そういや、私が巨人ファンから中日ファンに鞍替えしたのも、川相さんの移籍がきっかけだった。

川相昌弘 昨年の巨人2軍監督就任の陰に落合氏の気遣いか(5/4ZAKZAK)
 現役時代は533犠打の世界記録を打ち立て、昨年から巨人の2軍監督に就任している川相昌弘氏(47)。実は、2003年に巨人で引退試合を行ない、その翌年から巨人でコーチになる予定だったという。
 ところが当時、原監督が電撃辞任したことを受け、1軍コーチ職が宙に浮いた格好となった。もともと、現役続行を望んでいたため、中日の監督に就任した落合博満氏の元で、翌年も現役を続けることになった。そして、2006年で引退した後は、中日でコーチを務めた。
 2010年オフには、突如として2軍監督を務めていた中日から退団通告を受ける。行き場のなくなった川相を巨人が拾ったように報道された。当時、川相自身も「理由は聞いていません」とコメント。不可解な退団に、落合と川相の確執などが噂されたが、実際は違ったという。中日球団関係者が打ち明ける。
 「毎年、ジャイアンツから『返してくれ』といわれ続けていた。しかも、シーズン中の6月くらいからですよ。それで、落合さんが『欲しいといわれているあいだに返すのがいちばんいいだろう。単身赴任して名古屋いるよりも、家から通える方がいいだろう』と判断して、去年、ようやくジャイアンツに復帰したのです。
 ただ、落合さんの性格上、本人にはその話をしていないはずですよ。恩義を感じてもらうのが大嫌いなタイプですからね。だから、『もうウチは来年契約しないから、好きなことに行け』というぶっきら棒な退団通告になり、様々な憶測を呼んだ」
 言葉が少ないため誤解されやすいが、落合前監督は気遣いも超一流だったようだ。




すべての原発が停止 (2012 5/5 23:00)

 今日、日本にある全ての原発が止まることになったんだが、それを以て「脱原発だ」とはしゃぐのも相当アレだが、「これで安全」とか言ってるバカを見かけてかなりゲンナリ。燃料棒がそこに存在する以上、危険性は全く減じないというのは、福島第一原発の事故について少しでも知っているなら常識の範疇だと思うんだが……。
 しかし、原発停止にはしゃぐ奴らを見るに付け、原発を止めることによる電力不足にまったく危機感を抱いていないのがよく分かる。電力不足は電力会社が吹聴するウソだと、未だに本気で考えているのか。

 仮に政府のきっちりした決断があっての原発停止だったら、ひとつの判断として尊重もできようが、政府が何もしない結果としての原発停止でしかない、つまり不作為による原発停止なわけで、反原発派も欣喜雀躍している場合じゃないと思うんだが……。



芝桜 (2012 5/4 23:00)

 カミさんの実家である恵那市に帰って墓参り、そしてカミさんの親戚のいる中津川市蛭川(東海アマの棲息地ですな)に行き、ついでに芝桜を見てきました。



 こじんまりした場所で、知る人ぞ知ると言う場所ではありましょうが、なかなかに美しい景色。


関電のせいにしていりゃ楽ですわな (2012 5/4 23:00)

「このままでは停電、努力を」大阪府市、関電を批判(5/4日経)
 大阪府と大阪市は4日、市役所で府市統合本部エネルギー戦略会議を開き、出席した関西電力の岩根茂樹副社長が夏の電力需給について「大飯原発を再稼働しても安定供給は難しい」との見通しを示すと、府市側から「このままでは停電だ。安定供給責任のために努力を尽くすべきだ」と批判が巻き起こった。
 関電は、原発が再稼働しなければ2010年夏並みの猛暑だった場合、一定の節電をしても8月に495万キロワット(16.3%)の供給不足になるとの資料を提示。福井県の大飯原発3、4号機(各118万キロワット)が再稼働しても安定供給は困難だと説明した。
 これに対し、古賀茂明府市特別顧問が「夏が近いこの段階で、大飯原発が動いても足りないという需給計画を出すのは全く信じられない」と反発。ほかの有識者も「電力需要の削減案が不十分だ」などとして早急に電力需給計画を練り直すよう迫ると、岩根副社長は「(見直し案を)5月中旬めどに提示したい」と応じた。〔共同〕


 これは関電に同情せざるを得ない。

 原発の再稼働に強く反発して電力供給を逼迫した物にし、あまつさえ「計画停電で乗り切れる」と言っていたのは橋下氏の側。仮に関電の需要削減案が不十分だったとしても、「原発無しでも問題なし」と言い張っていた人間が停電を目の前にして騒ぎ出すのは、見苦しいと思うんだが。この1年何をしてきたんだか。

 他の電力会社に余裕が有れば融通で何とかなるかもしれないが、今年はそれもたぶん無理。いったいどうするのか…。



何を今更 (2012 5/3 23:00)

橋下市長:「原発ゼロ無策は国家危機」(5/3毎日)
 大阪市の橋下徹市長は2日、北海道電力泊原発3号機が5日に停止し、全国で稼働する原発がゼロになることについて初めて言及し、「原発が再稼働できなかった場合の対策を国が講じていないのは重大な国家危機だ」と政府を批判した。4日に開かれる大阪府・市のエネルギー戦略会議などで、関西としての節電策を早急にまとめる意向も表明した。
 橋下市長はこれまで、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について「専門家の意見が公表されないまま、政治家が安全宣言するのはおかしい」と政府批判を繰り返してきた。この日は再稼働の是非については「政治判断がありうる」と留保したが、「再稼働できる場合と、できなかった場合との二つのプランを持っておかないといけない。それが国家運営だ」と述べた。
 また、夏の電力需給を検証する国の第三者委員会が関電管内の電力不足の見通しを15%と縮小したことについて「数字が変われば変わるほど信用性がなくなる。最初から政治が一定の方針を示さないと、15%と聞いても本当かよと思う」と批判した。【藤田剛】


 「原発無くても節電で乗り切れる」って豪語してなかったか、この人。つか、政府は再稼働の方針なのだから、「再稼働できなかった場合の対策を立てろ」と「再稼働を阻止したがっている人間」が要求するのは、難癖のような…。むしろ、橋下さん、あなたはちゃんと再稼働しなかった場合の対策は打ってあるんだろうね、という思いが。

 君子豹変自体はいいとは思う。頑固に凝り固まるよりは、状況に応じて変化する方が遥かにマシ。でも、反省無しにコロコロ言うことが変わるのもまた困りものなわけで。
 ま、これについても現実的な「着地点」を見出しているのかな。さんざん掻き回した罪は消えないが。

 そういや、こういいう話も。

夏の電力:関電の不足、15%まで圧縮 政府検証委(5/2毎日)
 今夏の電力需給を精査する政府の「需給検証委員会」(委員長=石田勝之副内閣相)は2日の第3回会合で、関西電力の今夏の供給能力が最大需要より15%足りないとの新たな試算を提示した。関電は4月に16.3%不足すると説明していたが、検証委は「関電の見通しよりも、節電による需要削減などが期待できる」と判断し、不足幅を圧縮した。
 ただ、関電の需給が電力大手9社で最も逼迫(ひっぱく)する状況に変わりはなく、依然として夏の電力不足は深刻。同委員会は、他電力からの融通がどの程度期待できるかなどを引き続き検証する。
 関電は、今夏の節電効果を102万キロワットと報告していた。これに対し委員会は、関電でも九州電力並みの節電が可能として15万キロワット分を上乗せ。さらに需給が逼迫した際に使用を控えてもらう随時調整契約による削減効果28万キロワットも加え、最大需要の1.4%に相当する43万キロワットの需要削減を見込んだ。
 ただ、委員から「随時調整契約は実施できる回数が限られている」などの異論も出たため、関電に需給見通しの改定を要請するかどうか検討を続ける。【久田宏】


 仮に節電の余力があるとは言っても、それでも15%の不足で、焼け石に水。全然電気は足りていない。今夏はいったいどうするんだろう……



中国人?関係あるの? (2012 5/2 24:00)

 関越道のツアーバスの事故。
 運転手が元中国残留孤児だったことを以て批判の材料にしている向きが見られるが、仮に中国からの帰化人だったとしてそれが事故の原因と何か繋がると言うのだろうか。仮に日本語が拙く業務マニュアルが読めなかったとしても、その場合に批判されるべきは、そのような人間を雇用した会社側の方だろう。

 看板が読めなかったから上信越道ではなく関越道の方に行ってしまった、という批判も目にしたが、それがいったい事故にどういう関係があるというのか。関越道を走ったから事故が起きたわけでも、上信越道を通れば必ず事故が起きなかったわけでもあるまい。上越JCTを見過ごしたことが証明されたとしても、それは「見過ごすくらいに疲労していたこと」の証明にしかならず、事故原因に直接繋がる話ではない。

 ともかく、事故原因に「元中国人」という事象を絡めたがる論調には違和感しか感じない。


ハーレー (2012 5/2 24:00)

漂着のバイク 米メーカーが修理へ(5/2NHK)
 東日本大震災の被災地から太平洋を越えてカナダ西海岸の島に流れついた「宮城」ナンバーのオートバイについて、製造したアメリカのメーカーが、日本に送って修理したうえで所有者の宮城県の男性に届けようとしていることが分かりました。
 このオートバイは、先月18日、日本からおよそ6500キロ離れたカナダ西部ブリティッシュコロンビア州のクイーンシャーロット諸島で、海岸を散策していたピーター・マークさんが見つけました。
 オートバイに「宮城そ428」というナンバープレートがついていたことなどから、持ち主は宮城県山元町の横山育生さん(29)と分かりました。
 このオートバイについて、製造したアメリカの企業、ハーレー・ダビッドソンは、日本に送り、無料で修理したうえで横山さんに届けようとしていることを明らかにしました。
 オートバイは現在、発見したマークさんが保管していて、メーカーでは、近くマークさんから受け取ったうえで、日本に送る準備を整えたいと話しています。
 メーカーの担当者は、「震災で所有者の男性が大きな被害を受けたと聞き、私達にできることがあればと思いました。少しでも所有者の役に立てばうれしいです」と話しています。
 発見者のマークさんも「オートバイが届けられることになりそうで、見つけた私もとてもうれしいです」と喜んでいます。


 小粋な計らい。
 以後同様の事例が出た場合に同様の対応しないと不公平になるからやめた方がいい云々、とかいう声も上がるのかねぇ。「不公平になるから義捐金は配布しない、援助物資は配らない」みたいな事もまかり通っていたからなぁ。

 津波による漂着は2年か3年後って予測記事を見た記憶があるが、それが確かならば、被災財の漂着はこれからどんどん増えていくのだろう。



マサさん (2012 5/1 24:00)

 4/30の中日vs横浜。

 マサさんが球団単独トップの212勝。浅尾が打たれて2つの白星を失っているのに、212勝挙げたことについて「うれしいです。ホッとしたというか。後ろの投手にプレッシャーをかけていましたから」と言える辺りも格好いい。で、防御率は0.55。化け物オヤジである。

 最後は岩瀬が抑えたが、26試合目で11セーブ。このペースだと60セーブ近く行きそうな勢いだが、秋の勝負所まで持つかどうか少し心配。

 中畑は現役の時、対山本昌は5打数2安打の4割。今の横浜の打者よりも、「代打中畑」の方が巧くいく可能性が高いような。

 2ちゃんから面白い物をコピペ。
高木…現役時代対戦なし、前回中日監督時代に選手として全期間在籍
和田…現役時代対戦あり
小川…現役時代対戦あり
原辰…現役時代対戦あり
野村…現役時代対戦あり
中畑…現役時代対戦あり

秋山…現役時代対戦あり(88年、99年日本シリーズ)
栗山…現役時代対戦あり
岡田…現役時代対戦あり
渡辺…現役時代先発で投げ合った事は無いが、88年日本シリーズに二人とも出場
星野…現役時代先発で投げ合った事は無いが、中日監督時代の11年間に選手として全期間在籍
西村…現役時代対戦なし(93年のオールスターで対戦があるかも)

去年
落合…現役時代対戦あり
真弓…現役時代対戦あり
尾花…現役時代先発で投げ合った事あり
梨田…現役時代対戦は無いが、10.19で近鉄が勝っていれば日本シリーズで対戦があったかも


 もはや生ける伝説の域ですな。