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比較対象にすらならん (2011 6/30 24:00) 

 自民党政治50年の弊害よりも、民主党政治2年の実害の方が遥かに上だと、確信を持って言える。自民党政治は日本に発展をもたらしたが、民主党は災禍しかもたらしていない。功績と言える物が皆無である点を考えれば、ヒトラーやチャウシェスクやマルコスよりも遥かに酷い。
 「自民党よりマシ」とか「自民党政治の弊害が今出ている」とか未だに喚いているバカは、いい加減にその現実に目を向けろよ、と。


目眩 (2011 6/30 24:00) 

 朝起きて立ち上がった瞬間に目眩、そのまま起きあがれず。1時間ほど這いずり回った後、とりあえず病院へ。

 朝の寝室が暑かったから熱中症気味だったのか、最近の暑さで体がおかしくなっていたのか、職場のストレスで自律神経を病んでいたのか……数年ごとに襲われる症状だが、何度経験しても慣れない。

 つーことで、健康第一だから、暑いのにエアコン使わないようなバカな節電なんか絶対にしない。



ノンフィクション・ノベル? (2011 6/29 24:00) 

口蹄疫:山田正彦前農相が小説出版…関係者の実名も登場(6/29毎日)
 宮崎県で昨年猛威を振るった家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)を描いた小説を山田正彦前農相(69)が書き上げた。タイトルは「口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」(KKロングセラーズ刊)。副農相、農相として陣頭指揮を執った山田前農相は「できるだけ事実に沿って書いた」といい、関係者が実名で登場する「ノンフィクション・ノベル」となった。
 農相を昨年9月に退任後、「29万頭もの家畜を犠牲にした口蹄疫について、鎮魂の思いを込めて記録したい」との思いを募らせた。宮崎へ足を運び、発生した農家や殺処分に当たった獣医師らから取材。いとおしい家畜を殺処分した苦しみや悲しみ、憤りの声に耳を傾けた。
 ワクチン接種の経緯が詳しく、宮崎県や東国原英夫前知事の対応を批判的に描く場面も多い。初発とされる農家が初発かどうか疑問も投げかけている。「何度も書き直しただけに、執念の一冊になった」と振り返る。四六判で約300ページ、定価1890円。【佐藤浩】

 自分と赤松を批判的に書いていなければ、ノンフィクション・ノベルどころか、捏造小説。つーか、東日本大震災で大変な時期に、現役議員なのに、文章書いて金儲けを企むほど時間が余ってたんだね。

 事実を伝えたいのなら、「手記」としてまとめればいいわけで、わざわざ「小説」なんて体裁にする必要はない。つまり、もし「事実と違う」と指摘されても「小説だから」と言い逃れできるように、ということだろう。「できるだけ事実に沿って書いた」という言い種にも、「いざというときの逃げ道」を用意したい気持ちの有り様が窺える。
 そして、多くの人は「ノンフィクション」と捉えながら読むだろうから、ウソを交えて自分たちの言動を美化しても、それがウソとは気付かれにくい、と。こういう小賢しい知恵だけは回るんだな、民主党のゴミどもは。

 宮崎県庁前で出版記念のサイン会でもやれば?


軒を連ねる救急車? (2011 6/29 24:00) 

女子中高生ら16人が熱中症か 数名病院搬送も軽症 東京・台東区(6/29産経)

 昼のニュース番組で「救急車が軒を連ねて」って中継していた。ヘリに乗ったカメラマンが喋っていて、記者やアナウンサーではないから批判するのはかわいそうかもしれないが、それでも……ねぇ。


どの面下げて (2011 6/29 10:00) 

 不信任案に反対票を投じた民主党議員が菅退陣を迫る不思議。彼らの「自分の過去の言動を忘れられる能力」は、卓越したものであるな。そういや、福島県知事も、原発推進を受け入れて知事選に通ってきたのに、いつの間にか被害者的な立場のみを強調して立ち回っている。民主党の人間ってのは、こういう類ばかりか。


暑い (2011 6/29 10:00) 

 人間は多少の暑さは我慢できるかもしれないが、文鳥のことを考えると、エアコン無しで居続けるわけにもいかない。
 あと、PCのモニタがCRTってのもいかんな。放熱量がハンパない。未だに液晶ディスプレイ使っていない人間ってのは希少種だろう。「液晶=ドット欠け」と言われてもピンと来ない人の方が多いんだろうなぁ。



無理筋 (2011 6/28 24:00) 

 むちゃくちゃな裁判。

サッカーボール避け転倒死亡 蹴った少年の親に賠償命令(6/28朝日)
 校庭から蹴り出されたサッカーボールを避けようとして転倒した男性(死亡当時87)のバイク事故をめぐり、ボールを蹴った当時小学5年の少年(19)に過失責任があるかが問われた訴訟の判決が大阪地裁であった。田中敦裁判長は「ボールが道路に出て事故が起こる危険性を予想できた」として過失を認定。少年の両親に対し、男性の遺族ら5人へ計約1500万円を支払うよう命じた。
 判決によると、少年は2004年2月、愛媛県内の公立小学校の校庭でサッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。
 少年側は「ボールをゴールに向けて普通に蹴っただけで、違法性はない」と主張したが、27日付の判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」と指摘。「少年は未成年で法的な責任への認識はなく、両親に賠償責任がある」と判断した。そのうえでバイクの転倒と死亡との因果関係について「入院などで生活が一変した」と認定。一方で、脳の持病の影響もあったとして、請求額の約5千万円に対して賠償額は約1500万円と算出した。(岡本玄)

■「やや酷な印象」
 〈日本スポーツ法学会理事の桂充弘弁護士の話〉 バイクが走行していた道路の通行量などが分からないので断言はできないが、今回の判決は、子どもの行為が及ぼす事態を厳格にとらえたといえる。一方で、少年は校庭で違法な行為をしていたわけではなく、ゴールに向けて蹴ったボールが門扉を越えており、やや酷な印象も受ける。仮に少年側が控訴した場合、今回は問われなかった学校側の施設管理についても検討する必要があるのではないか。


 ゴールに向かってボールを蹴っただけなのに自己の責任をとらされるなら、下手なヤツはサッカーをするなということになってしまう。こんなものは(87歳の爺さんには申し訳ないが)「不運だったね」で済ませるべき話。しかも骨折までを責めるならまだしも、認知症や誤嚥まで責任とらされるのは、たまったものではなかろう。
 仮に責めるとしても、サッカーゴールを門扉の方向に置いていた学校の方を責めるべき。子供や親から金を取るのは筋違いだ。

 しかし、90近くなのに1500万も払ってもらえるとは、どんだけ「稼ぐ老人」だったんだ?



暴走知事 (2011 6/28 11:00) 

 この頃から、この知事の対応はおかしかった。

東日本大震災:荒茶の放射性物質検査実施へ 知事、消費者の安全優先 /静岡(6/4毎日)
 放射性物質が濃縮されて検出される乾燥後の荒茶について、これまで国の検査要請を拒否してきた川勝平太知事は3日、「消費者の安全を最優先する」として受け入れる方針に転換した。荒茶の検査に反発してきた県内の茶業界が、検査しないことによる消費者の静岡茶離れを懸念したためとされる。しかし「検査の結果、出荷停止になったらどうする」と不安を抱く農家もおり、茶生産者は複雑な心境。迷走を余儀なくされた川勝知事は、「混乱を招いたことに猛省を促したい」と関係省庁に公開質問状を出す意向を表明した。【仲田力行、西嶋正信】(一部抜粋)

 「検査を拒否することで、逆に風評被害を助長する」という、当たり前の消費者心理が理解できていない対応に、ちょいと違和感を覚えていた。
 さらに。

静岡知事「飲用茶にすれば問題ない」 仏での検出受け(6/18朝日)
 「静岡」の茶から基準を超える放射性物質が検出されたとのフランス政府の発表を受け、静岡県の川勝平太知事はコメントを発表し、「仮に製茶の数値が1千ベクレルだとしても飲用茶にすれば10ベクレル程度になる。飲んでもまったく問題ないと考える」と県の独自調査の結果を示して安全性を強調。その上で「情報を確認し、早急に輸出ルートを調査する」とした。
 茶の輸出手続きを担当する同県経済産業部によると、フランスで検査対象となった茶の最終加工地が「静岡」だった可能性はあるものの、県内では他県産や海外産の茶葉を加工して出荷する場合もあり、茶葉自体がどこで生産されたものかはまだ分からないという。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、欧州連合(EU)への食品や飼料の輸出には産地証明書が求められているといい、同部は農林水産省や日本貿易振興機構(JETRO)などへの情報収集に追われた。


 仮にそれが正しいとしても、何でここまで高圧的なんだろう、と再び違和感。食品を世に送り出す側は、幾ら謙虚になっても足りないくらいではないのか。
 この強気な態度はさらに続く。

東日本大震災:庵原の製茶から放射性セシウム 知事が安全性強調 /静岡(6/23毎日)
 静岡市清水区庵原地区で生産された荒茶を使った製茶から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、川勝平太知事は「取るに足らない話。暫定規制値の500ベクレルという数字に根拠がなく、981ベクレルでも何とも思わない」と発言し、飲用にすれば規制値を大幅に下回るとして改めて安全性を強調した。
 川勝知事は、当初は玄米茶とされたものが緑茶だったと情報が変遷したことについて、県に情報提供した農林水産省を批判。さらに、「欧州連合(EU)は当初、放射性セシウムの基準値を1250ベクレルとしていたが、4月から日本の暫定規制値にならい500ベクレルに変更した。お茶の規制値を500ベクレルとした厚生労働省の責任は重い」と厚労省も非難した。【仲田力行】


 知事の発言は、すべて逆効果。政治家だから食品を扱う商売に疎いというのもあるかもしれないが、それでも常識が無さすぎる。
 なんだか「感情が先立っている」イメージがあったんだが……

静岡知事、「無礼千万」とNHKを取材拒否(6/28読売)
 静岡県の川勝知事は27日の定例記者会見で、NHKの男性記者に対し、「私も、これからはあなたの質問に答えません」と、取材拒否する姿勢を示した。
 知事は県産茶の放射能問題をめぐるNHKの報道について、「一極小部分を全体であるかのごとく報道する」「風評被害の大きさは万死に値する」などと批判を繰り返しており、今月17日にはNHK静岡放送局に文書で抗議していた。
 知事は27日の記者会見で、「反省があるか」などと記者に詰め寄り、記者は「記者会見の場で話すことではないので控えます」と回答。その後、知事は「(以前の取材で)無礼千万な振る舞いがあり、いかがですかと問うている。質問する資格がそもそもありますか」などと語った。
 NHK名古屋放送局広報部は「特にコメントすることはない」としている。


静岡知事、お茶の「伊藤園」空港広告撤去要求(6/28読売)
 川勝平太・静岡県知事は27日、静岡空港にある大手飲料メーカー「伊藤園」(東京)の広告看板を撤去するよう、空港ターミナルビルを運営する「富士山静岡空港株式会社」(静岡県牧之原市)に要請した。
 18、19日に県などが共催した「食育推進全国大会」の景品として、同社が賞味期限切れの紙パック入りジュースを提供した問題を受けた対応。知事が27日の定例記者会見で明らかにした。
 対象の看板は縦1メートル、横2・8メートルで、ターミナルビル1階の国内線到着通路にある。茶畑やペットボトルなどがデザインされ、2009年6月の開港当初から掲げられている。
 空港会社は県からの出資を受けない民間企業。記者会見で、企業間の契約に県が口を挟むことの是非を問われると、川勝知事は「県が27億円余りを貸している会社で、要請する資格はある」と話した。
 看板撤去の理由について、川勝知事は「空港は県の玄関口として最も公的な空間で、県のPRの場所になっている」とし、「廃棄処分にあたるものを景品にし、静岡県の顔を汚した」「お茶のペットボトルの中に、安全とは言えないものが入っているという疑惑を招いた」などと伊藤園を痛烈に批判。さらに、「伊藤園の茶には県産が3割ほどしか入っておらず、県を代表するものとは言えない。空港の看板は本県を代表するかのごとく受け止められかねない」と続けた。イベントは国や県などの共催だが、「伊藤園の責任が一番重い」と言い切った。
 空港会社の吉岡徹郎社長は取材に「契約があるうえ、他の広告主に与える影響も懸念される。知事から要請があったからといってすぐには撤去できない。(融資は)契約に基づいて有利子で借りており、今回の件とは関係ない」と困惑した様子。伊藤園広報部は「空港会社から話を聞いておらずコメントできない。事実関係を確認したい」としている。


 この辺りにまでなると、気違いと言いたくなるレベル。たしかに、NHK記者や伊藤園にも問題があったかもしれないが(ただ、伊藤園の方は、県側のチェック体制に責任があったと県が認めている…参照:期限切れジュース:三島の食育フェアで54本配布 県が謝罪 /静岡(6/25毎日))、それでも、この対応はヒステリックとしか言えない。

 橋下の真似をしているのかもしれないが、(是非はともかく)着地点を考慮した上でとりあえずぶち挙げる橋下に対し、この静岡県知事は、「荒茶の放射線検査」に関するゴタゴタを見る限り、着地点を考えて言葉を発しているようには見えない。

 結果的に自分の言動が静岡の産業にダメージを与えているということを、川勝氏は認識すべきじゃないか。



内閣改造らしいが (2011 6/27 24:00) 

 モナ男が原発担当大臣になったとか、レンホーが行革行政刷新担当大臣から外れたとか、小幅な内閣改造が為されたようだが、この「どうでもいいや」感は異常だな。「節電担当大臣ってどうなりました?」とか「ボランティアなんちゃら担当ってのもいたな」とか、どうでもいい感想しか湧いてこない。


貧乏人を苦しめる法律 (2011 6/27 24:00) 

 自分の家に太陽光パネルを取り付ける予定も余裕もない拙者としては、電気代が上がることになる「再生エネルギー買取法案」には反対。貧乏人からお金を吸い上げて金持ちに回すような法案じゃねーか、バカバカしい。



泥船に乗り込む人 (2011 6/27 9:00) 

菅首相:自民議員を政務官に検討…浜田和幸氏、離党の意向(6/27毎日)
 菅直人首相は26日、東日本大震災の復興担当相新設に伴う政務三役人事で、自民党の浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)を新たに政務官に起用する方向で検討に入った。複数の政府・与党幹部が明らかにした。首相は27日にも、復興担当相に松本龍環境相兼防災担当相を任命するなどの人事を決める方針。浜田氏はすでに与党幹部に対し、自民党を離党する意向を伝えている。
 浜田氏は58歳。10年参院選鳥取選挙区で、自民党公認として初当選した。国際政治学者で、青山学院大講師や米戦略国際問題研究所主任研究員などを歴任。
 与党幹部によると、浜田氏は「自民党は大連立もやらないし、新たに設けられる復興対策本部にも参加しない。このまま自民党にいても、震災復興に協力できない」と述べ、自民党の党運営を批判しているという。
 与党は参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」解消をにらみ、自民党参院議員に離党を働きかけてきた。一方で、赤字国債発行に必要な特例公債法案の成立に向け、自民、公明両党と与野党協力を進めてきただけに、今回の自民党参院議員の引き抜きにより、今後の与野党協議に悪影響が出るのは必至だ。
 自民党幹部は26日夜、参院の野党議員取り込みを図る政府・与党側の動きについて「民主党との信義も何もあったものではない。徹底抗戦しかなくなる」と不快感を示した。


 政務官のポストが釣り餌として機能したということだろうか。自身のブログではさんざん菅政権を批判しているのだが、今回の行動とどう整合性をとるのだろう……って、「中から変える」と言えば何でも有りになるか。民主党をボロクソに言っていたくせに「やりたいことがある」と政権に参加する、与謝野と似たパターン。

 民主党も、何がしたいのかよく分からん。野党と協力したいのか、対立したいのか。1人引き抜いて与野党協力の芽を摘んでは、元も子もなかろうに。

 「亀井の小細工」という話が出ているが、もしそうなら、亀井による「大連立潰し」と見るべきではないのか。泡沫政党の国民新党が生き残るには、大連立はあってはならないこと。一本釣りで「民主党のため」と見せかけながら、自民と民主の間に亀裂を生もうってことではないのか。いかに菅でも、そんな見え透いた手にかかるかな、とは思うが……与野党が対立して法案が成立しない、「一定の目処」がいつまで経っても立たない、いつまでも総理でいられる、という理屈だったり。



「夢の」って程ではないが… (2011 6/26 24:00) 

記者も感激! さいたま市の80歳男性が発明した「夢のエネルギー製造装置」に迫る(6/26産経)

 一昨日とりあげた発電装置。どうやら本当に機能するらしい。疑問視してごめんよ、じいさん。永久機関じゃなくて、水力発電のバリエーションということね。ようやく理解できた。


企業の国外脱出 (2011 6/26 24:00) 

 そりゃ円高と電力不足が重なるのなら、当然そうなりますわな。

国内企業、電力不足で日本脱出続々 “思い付き”脱原発にも不信感(6/26産経)
 原子力発電所の停止による全国規模の電力不足を受け、生産拠点などを海外に移転する動きが広がってきた。電力安定供給の確保の道筋が見えないまま、「脱原発」色を強め、自然エネルギーへのシフトを強める菅直人政権への不信感も、日本脱出に拍車を掛けている。東日本大震災を教訓としたリスク回避のための拠点分散化の動きも重なり、「産業の空洞化」が一気に加速しかねない。
 「(海外に)出ていくのは目に見えている」。家電や自動車用の精密小型モーターで世界シェアトップの日本電産。永守重信社長は21日の会見で、主力拠点を置く関西電力管内で15%の節電を求められたことに強い懸念を示した。
 同社は滋賀県にあるモーターの試験設備を海外に移す検討を始めた。大量の電力を消費するうえ、停電で貴重なデータが失われる可能性も否定できない。日本のモノづくりの根幹である研究開発施設にまで移転の波が押し寄せている。
 HOYAは、デジカメなどのレンズに使われる光学ガラスの生産を昭島工場(東京都昭島市)だけで行ってきたが、中国・山東省での工場建設を決めた。今年12月にも稼働させる。ガラス原料を溶かす生産工程で、電力の安定供給が欠かせないためだ。
 三井金属は、高機能携帯電話(スマートフォン)向け回路基盤の材料となる電解銅箔の製造ラインをマレーシア工場に新設する。
 唯一の拠点だった上尾事業所(埼玉県上尾市)が、東京電力の実施した計画停電の影響で操業停止に追い込まれた苦い経験が背中を押した。マレーシア工場はこれまで汎用(はんよう)品だけを製造してきたが、国内生産の“牙城”だった高付加価値製品も手がけることになる。
 リスク回避のための分散も止まらない。半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、台湾やシンガポールの企業への委託生産を拡大する。震災で高いシェアを持つ自動車制御用マイコンの供給が途絶え、自動車メーカーの大規模な減産を招いたことから、「一つの製品を複数の拠点で生産できるようにする」(赤尾泰社長)。
 ここ数年、国内拠点の統合を進める一方で、中国などの拠点を増強してきた自動車部品のユーシン。田辺耕二社長は「日本での部品生産がゼロになることも考えている」と公言してはばからない。
 経済産業省が大手製造業を対象に実施した緊急アンケートでは、サプライチェーン(部品供給網)を海外に広げる可能性があると回答した企業は、7割近くに上った。供給網の脆弱(ぜいじゃく)さを痛感した大手メーカーの要請が、関連企業の海外シフトに拍車を掛けている。
 国内企業が最も危惧するのが、電力供給の先行きだ。定期検査で停止中の原発の再稼働のめどはたたず、来春には全原発が停止する恐れがある。一方で、菅首相が意欲を燃やす自然エネルギーで原発を代替できる見通しもない。原発停止で増大する火力発電用燃料の調達費に加え、割高な自然エネルギー電気の導入コストは電気料金値上げにつながり、企業の収益を圧迫する。
 みずほ総合研究所の市川雄介エコノミストは「(自然エネルギー普及は)思いつきのレベルにすぎない。中長期的なエネルギー政策を明示しないと、空洞化を防げない」と警告している。


 一部の国民新党シンパ(=反小泉改革)などは、「震災で苦しいときに国外に出て行くのは国賊」だとか眠たい戯言をヌカすんだろうが、そんな呑気なことを言っている場合ではないくらい厳しい状況。円高に対しては、何とか「国内での物作り」にこだわって耐え忍んできた企業も、電力不足をきっかけに国外移転を決断するようになってきた。トヨタさえも「国内での物作りは限界」と言い始めている状態で、早急に電力不足の対策を立てないと、復興に力を注ぐこともままならなくなってしまう。

 そういや、電力不足だけでなく、円高に対しても全く施策しないな、バカ政府は。2年前にはリーマンショック対応で世界中から感謝されていた国だったんだが、たった2年でここまで破壊するとは、民主党はイナゴ並みの害毒だ。


冒険 (2011 6/26 24:00) 

ユッケ食べた客6人が下痢や腹痛 O157検出 愛知県小牧市(6/25産経)
 愛知県は25日、同県小牧市の焼き肉店「炭火焼肉南山」で、10日にユッケや焼き肉を食べた22〜34歳の女性客6人が下痢や腹痛の症状を訴え、このうち4人から腸管出血性大腸菌O157を検出したと発表した。1人は入院したが既に退院。全員が快方に向かっている。
 焼き肉チェーン店の集団食中毒事件を受けて県が実施した一斉立ち入り調査で5月18日、店はトリミングなど国が通知した衛生基準を満たしていないことが判明。店は「生肉の提供を当面自粛する」と回答したにもかかわらず、翌19日から生肉を提供していたという。
 県は同店に対し、再発防止策が講じられるまでの期間について、営業禁止処分とした。


 あれだけ騒ぎになって、しかも梅雨時に、チャレンジャーとしか言いようがない。死の危険を冒してまで生肉を食べたいという心理が、私には全く分からん。

 あれか、あの騒ぎがあっても出し続けているからには、むしろ安全と思ったということか。



自然エネルギー教 (2011 6/25 24:00) 

 ガスタービン発電などにまったく触れず、「自然エネルギーこそが脱原発の唯一の道」だというような主張、何なんだろうね、あれ。「自然エネルギー」と言っていれば、綺麗な身でいられるとでも思ってるんだろうか。まぁ、頭を使わずに、非難されることもないから、気楽ではあるわな(あと存在するのは、理想論だと分かっていつつバカを扇動して金儲けを企む輩だが、それは少数派)。

 綺麗事であろうとも、宗教みたいなもんだから、勝手に信仰している分には文句を言うつもりはないんだが、脱原発に対して少しでも疑義を呈すると「原発推進論者」「東電の回し者」扱いするのは、勘弁願いたいもんだ。身綺麗でいたいのなら勝手にやってろ、人にまでそれを強要するな。念仏の合唱を強要されるのは、たまったもんじゃない。


復興相 (2011 6/25 24:00) 

松本氏、一度は復興相固辞…選択肢少ない首相(6/25読売)
 震災復興の司令塔役となる復興相の人事は、職務の継続性を重視する理由から、松本防災相の起用が固まった。
 国民新党の亀井代表は、大幅な内閣改造を通じて復興相を決めるよう菅首相に進言したが、首相はいったんは固辞した松本氏の横滑りにとどめ、閣僚の入れ替えには踏み切らなかった。退陣を表明した首相としては、選択肢はそう多くなかったというのが実情だった。
 「松本って、誰だ!」。松本氏の起用を首相から伝えられた亀井氏は24日、周囲に不快感を隠さなかった。
 閣内の新たな目玉ポストとなる復興相の人事をどう取り扱うか、首相は直前まで胸のうちを明かさなかった。本格改造で決めようとすれば「辞める首相がなぜ大がかりな人事を行うのか」と、党内の強い反発を招くのは必至だ。だが、閣僚の横滑りだけで終わらせれば、弱体化した政権基盤の立て直しにはつながらない。首相は判断に悩むところだったとみられるが、横滑り案は割合に早くから念頭にあったようだ。
 24日午前の閣議後に首相官邸で松本氏から就任の了承を取り付けた首相は、実は2週間前にも松本氏に打診していた。関係者によると、松本氏は、民主党内で6月中の退陣要求が広がっていたこの時点では、「退陣時期によっては仕事が中途半端になる」と考え、断ったのだという。


 ただでさえ人材難であるのに、菅の人望難まで加わるから、こういうことになる。まぁ岡崎トミ子とか仙谷とかのようなトンデモな人選ではないので、穏当な判断ではあるのだが、穏当すぎて何ともはや、といったあんばい。

 ただ、亀が怒ってるのは、自分が選ばれなかったからかもしれん。



暑い (2011 6/24 24:00) 

 6月でこの暑さ。梅雨明けしたらいったいどうなるんだろうかと不安に思わざるを得ない。多少節電しても間に合うのかどうか……「原発無しでも電力は足りる」と主張する向きもあるが、かなりの節電をしても余裕の少ないギリギリ状態であるのは確かだし、景気復調や復興事業による電力需要の増加、あるいは異常気象のことを全く考慮していないのだから、話にならない言い種。

 無理な節電をすることで熱中症になって死んでしまう人も出るだろう。原発を再稼働させたとして、いったいどれだけの死者が出るというのか。とりあえず目先の危機を回避するために、原発の稼働を本気で考えるべきではないか。

 直接的な影響のみならず、「節電によって夜の街が暗くなり、治安が悪化する」というような、副次的な悪影響も心配だ。現代社会は、生態系のように様々な事象が複雑に絡み合っている。電力不足による節電が、予想もしなかったような悪影響を及ぼすのではないか。

 原発を忌避するのも結構だが、考え得る悪影響を全て考慮した上での原発反対なのか。それとも、「考えるまでもない!」と思考停止した、集団ヒステリーに過ぎないのか。ある「程度の思考を経た上での反原発なら、耳を傾けたいとは思うのだが。


永久機関 (2011 6/24 24:00) 

究極のエコ! 重力と浮力で発電する装置をさいたまの80歳男性が開発(6/24産経)


 科学系に比較的強いのは朝日新聞、産経は科学に関しては全く無知……というのが私の認識。たしかマイナスイオンかなんかの記事を書いていたしな。

 まず、落下管と上昇管の水位調節はどうするのという疑問。すべてが水に浸って、落下管と上昇管の間辺りにピンポン球が渋滞起こして終わりなんじゃないか。


なめられてますな (2011 6/24 24:00) 

日本、中国政府に抗議「事前同意ない海洋調査」(6/24読売)
 政府は23日、中国の海洋調査船が同日、宮城県石巻市沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で海洋調査を行ったことについて、在北京大使館を通じ、中国政府に「事前の同意のない海洋調査は認められない」と抗議した。
 中国側は「事実関係を確認する」と答えた。国連海洋法条約は、他国のEEZで海洋調査を行う場合には沿岸国の同意が必要と規定している。


 菅政権、民主党政権が続くということは、こういう事態が頻発し続けるということを意味するわけです。「菅をやめさせる必要はない」と言っている人は、この中共の行動を間接的に支持していることになります。



不燃物 (2011 6/23 24:00) 

菅首相、続投に意欲=「復興へ燃え尽きる覚悟」(6/23時事)
 菅直人首相は23日午後、今後の政権運営に関し、「(東日本大震災からの)復旧・復興と、福島第1原発事故の収束に向け全力を挙げ、燃え尽きる覚悟でこのことに取り組みたい」と述べ、続投への意欲を表明した。沖縄県糸満市内で記者団の質問に答えた。

 空き菅は不燃物だから燃えないね。代わりに日本が焼け野原になるけどな。

 で、復興担当大臣は誰がやるの?亀井静香だったりしたら、少し「おっ?」と思うけど、モナ男とか馬淵とか前原とかだったら引きつった笑いが出る。原口とか岡崎トミ子とか千葉景子とかなら笑いすら出てこない。


本意 (2011 6/23 24:00) 

 もしかしたら、民主党議員の多くは「もう与党はいい、早く気楽な野党に戻りたい」と思っているかもしれんね。



我田引水 (2011 6/22 24:00) 

「蓮舫議員の発言、むしろバネに」 スパコン世界トップで高木文科相(6/21産経)
 高木義明文部科学相は21日の閣議後の記者会見で、理化学研究所などが開発中のスーパーコンピューター「京」が計算速度で世界ランキング1位に選ばれたことについて「(事業仕分けでの蓮舫参院議員の発言に)科学者が発奮し、むしろバネになった」と述べた。
 蓮舫氏は2009年の政府の事業仕分けで「世界一でないといけないのか」と迫り、スパコン開発に厳しい姿勢を示した。高木氏は「世界トップを目指した結果、こういう成果につながった」と評価した。


 仮にそういう面があったとしても、仕分けした側=民主党の人間が言うべきではないだろう。「そういうことにしといてくれませんかね」と頭を下げるならともかく。

 「道徳」の授業で取り上げるには最適の教材じゃなかろうか、もちろん反面教師として。『逆論語』みたいなタイトルでまとめれば、いい教科書になるんじゃないか。菅や鳩や仙谷の不道徳発言を集めれば、『論語』の分量は軽く超えそうだし。
 今回の発言だと……
 蓮舫嘗てスパコン開発を軽視して曰く、二位は可ならずやと。而して後にスパコン世界一を得。高木評して曰く、蓮舫の言、発憤の元なり、と。民主党議員の我田引水、皆この類なり。……こんな感じかな。


70日延長 (2011 6/22 24:00) 

 「50日の延長」で与野党合意していたのに、菅が「延長の条件が気に入らない」と合意をひっくり返し、強引に「70日の延長」で押し通してしまった……というのがこの数日の流れ。わざわざ野党が態度を硬化させる方向に持っていくのは、菅も民主党も、メディアが「政府に協力しない自民が悪い」と擁護してくれているのに甘えているからだろう。

 とりあえず、ほとんど無駄な70日が始まるわけだ。震災から3ヶ月半。今までの政府の様子を見ていれば、これから70日も、同様に無為無策のまま過ぎ去っていくだろうことは明白。いや、無為無策ならまだマシか。余計なことをやらかして日本に破壊的ダメージを与える可能性の方がずっと高いわけで。
 ふつうに考えれば、野党との合意無しの国会延長で国会運営は行き詰まり、内閣退陣に繋がっていくのだろうが、メディアの擁護と菅のゴキブリ並のしぶとさで、「ふつうの方向」には進みそうにない。それどころか、70日後には、また新しい「延命策」が繰り出されるんじゃないか?70日でケリがつけば御の字かもしれん。


意図は常に外れる (2011 6/22 24:00) 

 わざと挑発的に書いた文章よりも、何気なく書き散らした文の方に反応があったりすると、何ともはや。


気色悪い (2011 6/22 11:00) 

 とりあえず、グーグルのロゴが酷い。



まともに取り合うだけ損 (2011 6/21 24:00) 

 国会会期の延長幅とか、菅の退陣時期とか、報道をまともに追いかけるのは無意味だ。仮に約束したって、簡単に反故にするのが民主党クオリティなのだから。
 つーか、与党と野党ではある程度意思形成が済んでいるのに、与党と総理の間で合意ができていないって、常識的にはあり得ん話。(悪い意味で)不可能を可能にする男、それが菅。


洗脳教育 (2011 6/21 24:00) 

戦没者の魂と“対面” 高校生「平和の礎」書き写し(6/21琉球新報)
 長野県松本市にある私立松商学園高校の2年生170人が、糸満市摩文仁の平和の礎(いしじ)に刻銘された24万人余の戦没者の氏名を全て書き写す作業に取り組んでいる。氏名を書くことで戦没者一人一人と向き合う“魂の作業”だ。同校は氏名を記した用紙で平和の礎のミニチュア版を作成し、23日と26日に同市のあがたの森文化会館で一般公開する。
 B4の紙1枚に240人から280人の名前をびっしりと書き込む。5月に作業を始め、これまでに全体の6〜7割まで書き上げた。公開に向け、用紙を段ボールに貼り、平和の礎の形状に組み立てている。
 松商学園が総合学習の中で力を入れて沖縄について学ぶようになったのは7年前。この間、沖縄本島の模型の周りに24万人の戦没者に見立てたつまようじを立てて一般公開した。沖縄県史から沖縄戦の証言を書き写し、冊子にもまとめた。
 昨年は、沖縄県庁から刻銘者名簿を取り寄せて名前を書き写し、文化祭で展示した。ただ、字ごとや家族ごとに名前が並んでいる本物の礎と氏名の順序が違っていたため「家族がばらばらにならないように」と担当の吉江秀文教諭(49)が糸満の礎を撮影、今年はその写真を元に書き写している。
 生徒たちは、最初は何をするのか分からない様子だったというが、次第に集中して取り組むようになった。吉江教諭は「書くことで何かを感じてほしい。沖縄戦で迷惑を掛けた側の子として戦没者と対面し、沖縄を理解してほしい」と話した。
 同校は沖縄県内の全高校にアンケート用紙を配布し、平和問題に関する沖縄の高校生の率直な声を集める作業にも取り組んでいる。集めた声は、7月に松本市で開かれる国連の軍縮会議で発表する予定だ。
(与那覇裕子)


 無意味と断ずるのは避けるとしても……「沖縄戦で迷惑を掛けた側の子として戦没者と対面し、沖縄を理解してほしい」これは意味不明だな。日本人は加害者、ってか。

 こういうキチガイ教育を強制している人間が、「君が代や日の丸を強制するな」と言ってるわけで(ここは私立のようだが、公立で似たようなことやっているアカ教師、けっこういるだろ)。こういうのこそ、親はきちんと苦情を言うべきだと思うね。


空虚 (2011 6/21 24:00) 

 原発以上に発ガン率が高く副流煙で子供に有害極まりない煙草を吸わない、原発以上に死者を生み出している車に乗らない、経済が停滞して失業したとしても文句は一切言わない、原発事故による放射能汚染に対して具体的な防衛策を提言している……この辺りがクリアできていなければ、いくら「反原発」を叫んでいても、ただのファッションに過ぎない。

 自分だけは綺麗な身でいられると無条件に思い込めるのは、幸せだなと思うが。



周囲から元気を奪っていく男 (2011 6/20 24:00) 

 つくづく、今の政治制度って、「常識人が権力を握る」という前提に立って考えられているんだな……と、なかなか辞めない菅を見て、思う。辞めさせようとする周囲がだんだん元気を無くしていき、辞めさせられそうな本人が俄然元気になっているという現状は、自国のことでなければ大笑い。自国のことなので、暗澹たる気分になるが。


世界一 (2011 6/20 24:00) 

 たまにはいい話も。

「2位じゃダメ?」のスパコン、速度世界1位に 理研(6/20朝日)
 理化学研究所が富士通と共同で開発中のスーパーコンピューター「京(けい)」が、20日発表されたスパコンの計算速度世界ランキングで1位になった。日本勢の世界一は2004年の「地球シミュレータ」以来7年ぶり。2位で中国製の「天河1号A」の3倍を超えるダントツの性能だ。
 「京」は神戸市の理研神戸研究所にあり、06年から開発が始まった。総事業費は1120億円。毎秒1京(1兆の1万倍)回の計算速度を目指したため、この愛称がつけられた。
 スパコンは米欧中で開発競争が激しく、めざす「世界一」が危ぶまれた時期もあった。09年11月の事業仕分けでは、理研や文部科学省が、蓮舫行政刷新相に「2位じゃダメなんでしょうか」と問い詰められた。


 とりあえず、この「世界一」の価値が理解できないヤツは、政治の世界から消えてほしいもんだ……と思っていたら、こんな記事が。

スパコン1位「努力に敬意」=蓮舫氏(6/20時事)
 蓮舫行政刷新担当相は20日午後、首相官邸で記者団に、日本の次世代スーパーコンピューター「京」が計算速度世界ランキング1位となったことについて「関係者の努力に心から敬意を表したい」と語った。
 蓮舫氏は2009年11月の事業仕分けで、次世代スパコン開発に関し、「世界一を目指す理由は何か。2位では駄目なのか」と追及し、波紋を呼んだ。記者団がこの点をただすと、「メディアが勝手に(発言の)短い部分を流した」と強調。一方で、京の1位奪取に関して「ナンバーワンになることだけを自己目的化するのではなく、オンリーワンを目指して」と注文も忘れなかった。


 さんざんメディアを利用していたくせに今頃メディア批判したり、きっちり中継されていた発言を堂々と否定するような、そんな面の皮の厚さは措くとしても……ナンバーワンってことはオンリーワンなんだが、「何も分かっていないくせに、分かったような顔をして発言」するの、いい加減にやめてくれないかな。ついでに、政界から消えて無くなれ。


激怒 (2011 6/20 24:00) 

 ネキリムシ!!ブッ殺す!!


食物連鎖 (2011 6/20 24:00) 

 「草食系男子」というのが流行ったからには、次に目指すは「分解者系男子」だな。熟してポトンと落ちてしまったのを分解するのさ……ただの熟女好きか。



これは評価できる (2011 6/19 24:00) 

停止中の原発、安全性確保なら再稼働容認…首相(6/19読売)
 菅首相は19日、自然エネルギー普及に向けた国民とのインターネット対話を首相官邸で行った。
 海江田経済産業相が停止中の全国の原子力発電所を再稼働する方針を示したことについて、「(中部電力)浜岡(原発)は例外的な特別な事情がある。すべての原発を止めることは経済等に対する影響があまりにも大きい。今までより安全性を高めた基準を示し、きちんとなされたものは再稼働を認めていく」と述べ、理解を求めた。


 言動の整合性が気になるところではあるが、「やみくもに脱原発」でないのが確実であるならば、その対応については評価したい。

 目先の電源供給はきちんと確保しつつ、長期的には代替エネルギーについて検討するというのは有り。しかしながら、すぐに全ての原発を止め、自然エネルギーで賄おうとするのは愚の骨頂。理由はすぐに複数思い浮かぶ。

・自然エネルギーは安定供給が望めない
・その他の代替エネルギーも、欧州で脱原発が進んでいるために価格高騰が予想される
・代替エネルギーに移行するとしても、移行する間の電源確保を軽視して経済を停滞させてはならない
・20世紀の戦争の多くが、その背景にエネルギー問題があったことを考えれば、エネルギーの選択肢はなるべく多く確保しておいた方がよい

 私としては、将来的な脱原発は選択肢としては有りとは思うが、それでも手段の一つとして確保しておいた方がいいと思う。つまり「消極的ではあるが原発支持」ということになるのだろう。ましてや、即時の原発廃止など狂気の沙汰と思っている。思考停止して無責任に原発反対と喚いている人間には、違和感しか覚えない。


自然 (2011 6/19 24:00) 

 自然の脅威を思い知った直後に、「自然エネルギー」を万能に捉える思考回路は、全く理解できない。



仮設住宅を巡るグダグダ (2011 6/18 24:00) 

 もう何もかもが無茶苦茶ですな。

迷走政権のツケずしり だぶつく仮設住宅、資材の在庫山積 住宅業界が悲鳴(6/16産経)
 みなし仮設住宅制度の導入が遅れたことは、住宅メーカーにも大きな打撃を与えた。仮設住宅の建設予定戸数がいきなり減少したためで、震災直後から政府の求めに応じて建設資材を準備してきたメーカーは、行き場のない在庫の山に頭を抱えている。
 「柱や合板からユニットバスまで、1千戸分以上の在庫を抱えそうだ」
 大手住宅メーカーの担当者がため息をついた。
 政府は震災直後からプレハブ建築協会に仮設住宅の供給を要請。必要な戸数は4月上旬、約7万2千戸に達し、専門のプレハブリース業者のほか、通常はプレハブを扱っていない住宅メーカーも含めて、住宅業界が総掛かりで対応した。
 そんな状況がみなし仮設導入後に一変。必要戸数が激減し、約2万1千戸分が宙に浮いた。各社は発注済み資材のキャンセルを強いられ、間に合わない分は大量在庫となった。
 住宅メーカー幹部は「仮設用に通常の住宅資材を短く切断して利用したり、ユニットバスも小型のものを特別に注文したりして対応してきた。今さら通常の顧客向けに転用することはできない」と指摘。「最終的に廃棄処分も考えなければならない」(大手住宅メーカー)との声もある。
 業界側は水面下で政府と対応策を協議している。しかし、政府は「資材調達は業者の責任だ。国費での負担軽減などは一切考えていない」(国土交通省)とにべもなく、業界からは「今後は政府への協力を控えたいのが本音だ」(別のメーカー)との不満が漏れる。(高山豊司)


 東日本大震災への対応で、菅政権がまともにやったことって何か一つでもあったか?
 政府が仮設住宅の供給を要請している以上、「資材調達については業者側の責任」とは、この場合言い切れない。「みなし仮設を導入するならとっととやるべきだ」というのは、かなり早い段階から言われていたことでもあり、「資材在庫のだぶつき」は政府に責任ありと言わざるを得ない。ま、いつも通り、責任をとらずに放置するんだろうが。

 一方で、韓国や中国から仮設住宅を輸入する、なんて話もあったが、あれはまだ生きてるの?(韓国から大量に輸入するという話がネットで飛び交っているが、これの信憑性はどうなんでしょ?)


 ただ、業界もいい加減な物を造ってるようでは信頼を失う。

仮設住宅苦情177件(6/11読売)
 東日本大震災の被災者向けに県が設置している仮設住宅に対し、177件の苦情が寄せられていることが10日分かった。雨漏りや鍵の不具合を訴える声が多く、県は、建設を依頼した「プレハブ建築協会」(東京)にすぐに修理するよう求めている。
 県は、同協会に建設を依頼、34社が建設している。県によると、仮設住宅への入居が始まった4月28日から5月末まで、9社に対して177件の苦情が同協会や業者に寄せられた。
 苦情の内容は、雨漏りに関するものが30件以上と多く寄せられ、ほかに玄関の鍵がかかりにくい、カーテンをかける部品が外れているなど。
 南三陸町の女性(73)が入居する登米市津山町横山の仮設住宅では、サッシのすき間から水が伝って、床がぬれる。3か所の窓すべてから雨水が入り込み、「(抽選に)当たったのに、雨のたびにこうではしんどい」と語る。
 町にも5月上旬から雨漏りの苦情が寄せられているが、町が業者に対処を求めた。ただ、当初は相手にされず、県と同協会に抗議してようやく業者は改修を約束した。担当者は「雨漏りなんて論外。しっかりした仮設住宅を作ってから引き渡してほしい」と憤慨している。


 なんか、何もかもがグダグダなんだよなぁ……日本って、こんなにしまりの無い国だったっけ?


原発解散 (2011 6/18 24:00) 

 もし菅がやぶれかぶれで「脱原発」を唱えて「原発解散」し、しかも大勢の人が情緒論に流されて、2009年の時のように民主党が大勝しようものなら……その時は遠慮無く「愚民」という言葉を使うことにする。



傲慢 (2011 6/17 24:00) 

節電意識、関電管内に懸念=海江田経産相(6/17時事)
 海江田万里経済産業相は17日、東京都内で講演し、今夏の電力不足懸念に関して、関西電力管内を念頭に「西の方々は節電意識が定着している状況にない」との認識を示した。
 その上で、関電が求める15%の節電目標に対して、大阪府の橋下徹知事が反発していることを踏まえ、「本当に15%の節電がしっかりと行われるのか。需給が大変心配だ」と述べた。


 なんでこいつは、こんなにエラそうなんだ?政府は節電を「お願いする」立場じゃないのか?偉そうな口を利くんだったら、電力不足を解消するような方策をきっちり用意しておけ。無計画に原発を止めて悪影響を広げてるのは、お前らだろうが。


仏伊とは違う (2011 6/17 24:00) 

 「いざとなりゃ、フランスから電気買えばいいもん」と言えるドイツやイタリアなど、日本にとっては何の参考にもならぬ。日本が中国や韓国やロシアから電気を買う?海を隔てているという地理的問題以前に、日本のエネルギー政策を親日ではない国々に委ねるなんて、選択肢になるはずもない。



しぶとさだけなら大宰相級 (2011 6/16 24:00) 

 「菅かゴキブリか」ってくらいのしぶとさ。「総理の座に在るのは常識人」という前提であらゆる制度が成り立ってるから、非常識人がその座にいると打つ手無しになるね。もうチャウシェスクみたいにヤっちゃうしか手はないのかもしれん。


逃げ切り世代 (2011 6/16 24:00) 

 60歳以上のヤツらが「原発はもうやめましょう、昔のような電気を使わない生活に戻りましょう」とか言っているのを聞くと(朝日の投書欄でたまに見かける)、怒りを覚えるやら脱力感を覚えるやら。さんざん原発の恩恵を受けてきたくせに、若い世代にまた我慢を強いるのか?自分たちが逃げ切れれば、後は経済が崩壊しようがどうなろうが、知ったこっちゃないってか?


一太郎 (2011 6/16 24:00) 

 「一太郎」派ってかなり減ってるの?
 数学のプリントを作るときにはやむなくwordを使うんだが(使ってる一太郎のバージョンが古いから、数式には向いてない)、罫線を使った文書とかだと使い勝手が悪すぎてかなわん。……いや、単に拙者が使い慣れていないだけだとは思うが。
 一太郎暦も20年以上になるんで、死ぬまでor発売停止になるまで、一太郎を使い続ける所存。



「反原発はヒステリー」 (2011 6/15 24:00) 

 「原発推進」なんて言ってるヤツはほとんどいないのに(池田信夫ですら原発推進とは言えない)、ちょっとでも「脱原発」に疑問を呈すると「原発推進」と罵りにかかる……そんなのばかりだから、「情緒的な感情論」と断ずるしかないわけで。考えることを批判しているわけだから、いっそう「考えない連中」ばかり吸い寄せていく。

 だから、「反原発はヒステリー」という石原の発言は、まったく正しい(参照:反原発、「集団ヒステリー」=石原自民幹事長(6/14時事))。ま、多くの国民は「将来的には脱原発できればいいよね」くらいの意識なので(参照:将来的に「脱原発」賛成74% 朝日新聞世論調査(6/13朝日))、正確には、「ヒステリーを装って国民を煽ろうとしている知能犯」と「本当にヒステリーになっている頭の不自由な人たち」が一部存在する、と言うべきだろうが。

 「自然エネルギー」などという胡散臭い物に走らず、天然ガスによるガスタービン発電やコンバインドサイクル発電のような、現実的手段で「脱原発」を考えている人たちもいる。むしろ、そういう人たちの方が多数派のはずだ。しかしながら、情緒的で声の大きい方が目立ってしまうし、メディアはそういう輩の方をより多く取り上げる。民主党政権ができた時と同じような空気だな。


酷い (2011 6/15 24:00) 

 民主党の酷さを理解するのによい資料だと思うので、引用。

安住国対委員長、もっとまじめに仕事しませんか? - 河野太郎ブログ「ごまめの歯ぎしり」
衆議院では、平成20年の決算がまだ承認されていない。
既に平成21年の決算が国会に提出され、平成22年度の決算も提出に向けての準備が進んでいる。
なんとか会期末までに平成20年度の決算審査を終えようと民主党の小林筆頭理事と掛け合って、財務大臣の日程を押さえるために月曜日に決算委員会を立てたこともある。
ところが決算委員会で野田財務大臣と要求大臣を呼んで重点審査をやることを決めた後で、復興特がその日に入ってきた。
委員部以下、復興特と重なって決算委員会開けるのかと心配するのだが、肝心な民主党からは何の連絡もない。
国会日程の音頭をとるのは与党だから、何か連絡があるだろうと思っているが、何の連絡もない。で、こちらから連絡すると、何のことはない民主党内の連絡ミス!
ダブっていることに気がついてない!
閣僚は復興特に揃うから、決算委員会は大臣を取れない。流せという声がある中で、公明党の東理事の了解を頂き、前例としないということで副大臣対応で決算委員会をやるということに決めた。
その代わり、締めくくり総括の時間を倍にするということにした。

が、こけた。
冒頭に処理するはずだった委員会決議が問題になった。
新藤委員長が起草した委員会決議案をまず、民主党が修正し、その修正文を自民、公明が了解した決議なのだが、最初に修正した民主党が、委員会当日に、党内手続きが終わっていないから決議できないと言い出した。
で、そこから二週間。ようやく民主党の党内手続きが終わり、再修正文が出てきた。それを自公両党が承認し、ようやく筆頭間で木曜日理事会、金曜日委員会と合意した。

そしたらまた、こけた。
民主党の国対が、金曜日の委員会、開きたくないという。なんで、と小林筆頭に詰め寄ると、小林筆頭も申し訳なさそうに、なんか国対が一息置きたいというんだよね。あきれて物が言えない。
小林筆頭も、筆頭間協議や理事懇で決めたことが次々と国対にひっくり返されて、戦意喪失。
決算の承認は与党の責任だ。本来、与党が総理や財務大臣の日程を調整し、委員会を立てていくはずだ。しかし、ずっと自公の理事、僕と公明党の東理事、自民党の次席の平将明理事が日程を申し入れて民主党の現場がそれを受ける。そして、さあという土壇場で民主党国対が後ろから待ったをかけて流れる。ずっとこの繰り返しだ。
だいたい与党が「一息置きたい」って、なんなんだ!?
安住国対委員長、まじめに仕事しませんか?




AKB (2011 6/14 24:00) 

 AKBに関しては、CDの売り方も総選挙という手法も、気に入らないという以前にほとんど感心すらない。問題があるとしても、それはAKBというよりも、親玉の首無しお化けの方の問題だし。
 一つ言うならば、彼女らが、ライブという音楽活動の基本たるべき場を足場にしている点は好感が持てる。


無意味だった政権交代 (2011 6/14 24:00) 

麻生元首相を絶賛=家電エコポイント制度で−松本環境相(6/14時事)
 松本龍環境相は14日の閣議後記者会見で、3月末で終了した家電エコポイント制度に関連し、「麻生(元)首相はよくやった。二酸化炭素(CO2)削減効果と経済効果がものすごく大きかった」と述べ、同制度を導入した自民党の麻生太郎元首相を絶賛した。制度実施中に購入された省エネ家電によるCO2排出量の削減効果は270万トンで、家庭部門の年間排出量の約1.5%に相当する。

 大連立を視野に入れての「媚び」なのかもしれないが……「それなら政権交代なんてしない方が良かったじゃないか」と心底思う。2009年衆議院総選挙という「熱に浮かされただけの空虚な祭」がなければ、2年の無政府状態が生じることなど無かった。

 民主党に投票した連中は、いまは「民主党に騙された」と被害者面をするようになっている。そういった向きが真に反省するには、いま自民党が政権を取り戻したり大連立が成ってまともな方向に政治が動くよりも、もっと民主党政権下で酷い目に遭うべきかも、と思ったり。いや、もっとも面の皮が厚い連中こそ、焼け野原になった後も平気な顔をして生き延びるものかもしれん。真面目な人ほど苦しみを味わうのは、世の中の常。

 ちなみにエコポイント制度については、こんな記事を。

エコポイント効果は5兆円 テレビ出荷1979万台増(6/14朝日)
 環境、経済産業、総務の3省は14日、2009年5月から11年3月末まで実施した家電エコポイント制度に、5兆円の経済効果があったと発表した。
 3省は業界団体が出した推計をもとに、エコポイントによる国内出荷数量の増加分を、テレビは1979万台、冷蔵庫101万台、エアコン133万台と算定。国内販売の押し上げ効果を約2年間で2兆6千億円とはじき出した。販売増に伴う生産増や、エコポイントを使った消費増による波及効果も勘案した。
 省エネ家電の増加による二酸化炭素排出量の削減効果は年270万トン。09年度の家庭の二酸化炭素排出量の約1.7%にあたる。


 ますます「麻生政権のままでよかった」という思いが強くなる。
 エコポイントで時間稼ぎしている間に二の矢、三の矢を放とうとしていた麻生さん。それを引きずり下ろして、無策のまま時間を浪費しただけの民主党政権。考えるだけで虚脱感に襲われる。


けっきょく反省していない (2011 6/14 10:30) 

北京で久々に炸裂した麻生太郎「文化担当特使」に民主党外交は学べ 「ポケモンはキュッキュとしか言わないが世界で通用するじゃないか」/近藤 大介(6/13現代ビジネス)
 久々に、'麻生節'が、北京で炸裂した。
 先週、麻生太郎元首相が、なぜか菅直人首相の「文化担当特使」として、6月8日からこちらで始まった「ジャパン・フィルム&テレビ・ウィーク」に合わせて北京を訪れた。
「ポケモンはキュッキュッとしか言わねーが、世界中で通じてるじゃねーか。文化交流ってのは、言葉じゃねーんだ。日本の素晴らしいコンテンツは、世界で通用するんだよ! 」
「韓国は文化開放に踏み切ってから、日韓関係は劇的に改善された。あんたんとこ(中国)も、早くそうすべきだ! 」
 まさに麻生特使の行くところ、拍手喝采が鳴り止まない。皮肉なことに、民主党政権下になって、これほど北京で人気を博した日本の政治家はいない。

*** ニュースにならなかった日中韓サミット ***
 思えば、麻生政権時代、日本で『週刊現代』の政治記者をしていた私は、毎週のように、麻生首相の批判記事を書いていた。「麻生総理、この漢字読めますか? 」「ゴルゴ13を見て外交するなかれ」…。いまでも当時のタイトルが頭に浮かぶが、先週、2年ぶりにご本人を間近で見て、懺悔したい気分に駆られた。菅外交に較べたら、麻生外交には何と華があったことか!  民主党外交に較べたら、自民党外交は何と老獪だったことか!  
 私たちはなぜ、「一度任せてみて下さい」などという甘言に騙されて、民主党に政権を託してしまったのだろう?  この2年間、北京から見ていて、民主党外交の杜撰さ、幼稚さには、一日本人として怒りを通り越して、涙が出るほどだ。

 中国はすでに昨年、GDPで日本を追い抜いた。今後、日中間の「経済格差」は、ますます広がっていくだろう。象徴的な例を挙げれば、5月21日~22日に、温家宝首相が訪日し、第4回日中韓サミットが開かれたが、中国ではほとんどニュースにさえならなかった。2008年暮れに当時の麻生首相が音頭を取って、自らの故郷・福岡で第1回日中韓サミットを開いた際には、中国は大型取材陣を日本に送り込み、華々しく報じたものだ。 
 それがたった3年で、中国からすれば、もはや日本など、目に入らなくなってしまった。それは、一つには、G8(主要先進国)の時代からG20(主要国)の時代へ、もしくはG2(米中)の時代へと変遷したからであるが、もう一つは「お笑い民主党外交」を、相手にしなくなってきているのだ。
(以下略)

 麻生時代はよかった、民主党政権は全てをぶち壊した……という論旨には賛同するのだが……・

 麻生さんは実際には「言わねーが」とか「通じてるじゃねーか」といったべらんめぇ口調では喋っていない。ちゃんと丁寧語で話している(参照:FNNの該当ニュース)。こういうイメージを元にした捏造を平気でやらかす辺り、この近藤大介とか言う男はゴミ野郎と言うべきだ。こういう精神の持ち主だからこそ、無責任な政権交代を煽れたんだろうが。

 たしかに未だに民主党擁護をするゴミメディアに比べれば、自らの不明を恥じるのは「まだマシ」な部類と言えなくもないが、懺悔する前に、まず「事実をありのままきちんと伝える」というジャーナリズムの基本を身につけるべきだと思う。
 いや、事実をねじ曲げるってことは、本気で反省していないな、こいつは。 



外交手段として (2011 6/13 24:00) 

 「その気になればいつでも核兵器が持てる」という脅しを中国や朝鮮やロシアに対して利かせるためには、やっぱり原発の存在は有用だと思うのだが、どうだろう。


「段階的」なら分かるけど (2011 6/13 24:00) 

 段階的に原発から他の発電法に転化していくんだったら話は分かる。だが、「全原発の即時停止」という論には、合理性が全く感じられない。この数年で原発事故が起きる可能性と、原発の全面停止による経済的損失を比較すれば、「原発を全て、今すぐ止めろ」なんてバカな発想は出てくるはずがない。
 ゆえに、「即時原発廃止」は「夢物語」だと、昨日述べた。

 こういう考え方なので、当然ながら浜岡原発の停止にも反対だし、いま点検中で止めている原発を再稼働させない考え方にも反対。豊田社長の発言(参照:トヨタ社長「日本で物づくり、限界超えた」(6/11読売))も、至極当然な物だと考えている。この発言を批判するのは、社会人経験も社会常識も無い人間だけだろうが。



 (2011 6/12 24:00) 

 夜にランニングするようになったのが去年の秋からだったため、走って5分もしない近所の水路に蛍がいることを、今夏初めて知った。こんなに身近に何十匹も蛍が舞っている場所があると知り、恵まれた環境に住んでいるなと実感。蛍を眺めながらのランニング、なかなか乙なり。


原発反対デモ (2011 6/12 24:00) 

 なんか反原発デモが各地で盛り上がっていたらしいが、原発反対のデモのくせに「憲法改正反対」だの「三里塚」だの無関係の幟が立っているようなデモ、相手にする価値があるのか、非常に疑問。まぁ日本経済の先行きを完全無視して「即時原発廃止」の夢物語に耽っている時点で、聞くべき物は無いように思うが……ただ、日本全体がそういう方向に向かって行ってるからなぁ。いま「少なくともしばらくは原発を動かさねば」と言おうものなら、人でなし扱いされたり。

 「原発反対」も「戦争反対」も、「無い方がそりゃ良いんだけど…」という点では非常に似てるから、双方とも左巻きの「誘蛾灯」になるのはよく分かる。



無意味 (2011 6/11 24:00) 

自民党改革委「首相経験者非公認」を削除 塩崎委員長が辞表「改革は何ら実行されない」(6/10産経)
 自民党の党改革委員会は10日の会合で、党改革の中間提言をとりまとめたが、たたき台で「検討課題」とされた首相経験者の次期衆院選非公認については、議論が深まっていないことなどを理由に削除した。中堅・若手議員が解消を強く求めていた派閥も、党運営や総裁選、国政選挙の立候補者選定、党人事に「関与しない」との表記にとどめた。
 塩崎恭久委員長は、派閥政治との「決別」という文言を明記する方針だったのを、石原伸晃幹事長に反対されたという。さらに「執行部には、改革に理解がある方もいるが、熱意は感じられなかった。提言はつぶされるか、たなざらしにされ、改革は何ら実行されない」と批判、抗議の姿勢を示すため谷垣禎一総裁らに辞表を提出した。
 中間提言は、党総裁選の立候補に必要な推薦人を党所属議員の20人から5%(現有議席なら10人)に緩和することや、党員による国政選挙候補者の予備選挙実施などを盛り込んだ。
 批判の多い世襲候補については「有能な人材が世襲ということだけで排除されることがあってはならない」と容認する一方、予備選など公平性を担保する制度を構築するとした。


 まったく無意味な改革。

 「無能なのに居座っている」とか「無能なのに世襲で議員をやっている」のが問題なのであって、「首相経験者」「世襲」それ自体は何の問題もない。塩崎がやろうとしているのは、民主党と同じ「国民受けしそうなだけの中身のない改革」に過ぎない。

 自民党がやるべきは、そんな空虚な人気取りではない。もちろん「何をしているのか、国民に理解してもらう」ためにも、メディア対策は必要だとは思う。しかし、国民受けを狙うあまり、国民に迎合しては意味がない。民主党と違って政権担当能力があるのだということを地道にアピールし、さらに政策立案能力を高めていくことが本道ではないか。


玉印 (2011 6/11 24:00) 

中国山東省から仙台市に義援金 山口の協会と共同で(6/10河北新報)
 中国の山東省人民対外友好協会と日中経済交流協会(山口県下関市)は8日、募金活動で集まった東日本大震災の義援金115万円と玉印を仙台市に贈呈した。
 中国側との仲介役を務めた日中経済交流協会の岡村聖爾会長代行、仙台市日中友好協会の加藤義雄会長らが市役所を訪れ、伊藤敬幹副市長に手渡した。玉印は中国五岳の一つ、同省にある泰山の黒玉で作られており、「国泰民安」の文字が刻まれている。
 贈呈式で、岡村会長代行は「山口県と山東省は姉妹都市で、四川大地震の際に見舞金を送った縁もあり、今回の支援が実現した」とあいさつ。伊藤副市長は「大変ありがたい。これを機に山東省との交流を深めたい」と話した。


 このニュースを知った人のほとんどは「漢委奴国王」の金印を思いだし、中国側の「冊封」の意図を疑うだろう。ついでに日本人なら、「国家安康」も思い出してしまうところ。

 もらってしまった物はしかたがない。「冊封」を回避するには、似たような印綬を作って贈呈するしかあるまい。「中日共存」と中国を立てたような字面で「中共」を分断するとか、あるいは直接的に「黄天當立」とかで贈るか。


ヒマワリ (2011 6/11 24:00) 

ヒマワリの種が各地に届く 差出人は「武井日出治」さん(6/10福島民報)
 神奈川県藤沢市の「武井日出治」差出人名でヒマワリの種が県内各地の小学校に送付されている。放射性物質の除去と健康被害の軽減を願う手紙が添えられている。(以下略)

 ヒマワリに放射性セシウムを吸わせるのはよいとしても、そのヒマワリの処理方法を周知徹底しておかないと、「福島のバカなじいちゃんが、育てたヒマワリを刈り取ってまとめて焚き火」なんてことになったら目も当てられん。


騒乱 (2011 6/11 24:00) 

 YOSAKOIソーランは、竹の子族を思い出すよね。



目的不明 (2011 6/10 24:00) 

 菅が総理を続けたいのはよく分かった。だが菅は、総理を続けて、いったい何がしたいんだ?……というのは愚問か。総理をやること自体が目的だもんな、あのバカ。


フレキシブル (2011 6/10 24:00) 

 ブログが流行ればブログっぽい体裁にする、ツイッターが流行ればそれっぽい短い文章ばかり書く。トラックバックとか、リツイートとか、人間関係に絡んだ面倒な機能から自由でいつつ似たようなことはできるんで、テキストサイトの形から離れる気にはなれない。



ヤミ金 (2011 6/9 24:00) 

 当欄で何度も指摘してきた危惧が、現実の物になろうとしている。

「倍にして返せ」…被災地に暗躍するヤミ金(6/9読売)
 東日本大震災の被災者を狙い、法外な高金利でお金を貸し付ける無登録の「ヤミ金」業者が被災地で暗躍し始めた。
 自宅が損壊したり、勤務先が操業を休止したりして生活に困っている被災者が被害に遭うケースが出始め、正規業者の業界団体である日本貸金業協会や、被災地の地方自治体は注意を呼びかけている。
 宮城県東部の40代の男性は何度か携帯電話にヤミ金業者から「借りませんか」と勧誘を受け、つい借りてしまった。自宅は半壊し、勤務先も営業を休止。生活資金が底をつき始めていたところで、1万5000円を借りてしまったという。その後も携帯電話に別のヤミ金業者から次々と電話がかかってきたという。数社から計7万5000円を借りた。1週間後に最初の業者から「倍にして返せ」「被災地でも生きている限り取り立てる」と返済を催促する電話が何度もかかってきたという。近所にも「借金払わせろ」と電話がくるようになり、弁護士に交渉を依頼した。
 ヤミ金業者が被災者に貸す背景について、仙台市の弁護士は「義援金などで回収できると考えているのではないか」とみる。


 義捐金の分配に口を挟むと宣言したくせに一向に分配を進めない、住宅ローンの問題や二重ローンの問題に全く手を付けない、仮設住宅の整備をきちんと進めない、そんな政府の無策ぶりが、ヤミ金の暗躍を呼んでいる。しかも、今頃になって問題になってきた話ではなく、4月頃から指摘されていた話。
 きちんと動ける政府に変えないと、「二次災害」がどんどん広がってしまう。


ジーコ (2011 6/9 24:00) 

 ジーコ信者にはたまらない記事。

ジーコ氏が涙 カシマ復旧初試合でゴール(6/5ニッカンスポーツ)
 「神様」ジーコ59 件氏(58)が涙のゴールでカシマ復旧初試合に花を添えた。J1鹿島などが主催する東日本大震災復興慈善試合(30分ハーフ)が4日、カシマスタジアムで行われた。約2万3000人が集まった試合で、ジーコ氏は鹿島OB選抜メンバーとしてMFで先発し、JリーグOB選抜と対戦した。
 0−0で迎えた前半24分、FWアルシンド氏の長男FWイゴールのパスを右足ダイレクトでゴールに流し込んだ。試合後、「復興に少しでもお手伝いしたかった。一瞬でも笑顔を取り戻してくれたらうれしい」とあいさつ。カシマ被災後初ゴールに涙を流した。
 鹿島「レジェンド」が紡いだゴールだった。元鹿島監督のMFトニーニョ・セレーゾ氏のパスを受けたアルシンド氏がイゴールにボールを送り、イゴールは相手DFと競り合って奪ったボールを、ゴール中央フリーで待つジーコ氏に渡した。イゴールは「あの場面でパスを出さなければ(ジーコに)怒られる」と振り返った。
 3−0の勝利に貢献したジーコ59 件氏は「鹿嶋の町は故郷のよう。カシマのピッチに戻れて感謝でいっぱい」とスタンドのジーココールに応えた。今日5日、被災地の福島・いわき市を訪問する。【塩谷正人】


ジーコ氏が福島の小学生と交流「応援したい」(6/5スポーツ報知)
 元日本代表監督のジーコ氏(58)がJヴィレッジの早期再開を願った。5日に福島・いわき市を訪問し、地元の小学生約100人と交流。監督時代に何度も代表合宿を行ったJヴィレッジは、福島第1原発の放射能漏れにより一般人は立ち入り禁止で、現在は自衛隊の前線基地として使われている。いわき市からも車で約30分と近く「悲しいことだけど(復興を)心から応援したい。今はみんながそれぞれのエリアで一生懸命やっている」と復旧作業に従事する人々を思いやった。
 この日は「希望」と刺しゅうされたポロシャツ姿で被災地を初訪問。約500枚のサインと記念撮影に笑顔で応じた。4日には慈善試合でゴールを決めたが、関係者によると時差ボケで2時間ごとに起きてしまうという。そんな疲れも見せず「大切なのは基本。この年代(小学生)は大切な時期だ。いわきから明日の日本代表が出ることを願っている」と代表監督時代のような鋭い目で話しかけた。
 いわき市では震災後2か月近くも屋外運動が自粛となり、放射能の影響を考慮して現在も1日4時間までが目安。この日も途中で雨が降ったら即中止の予定だった。いわきサッカー協会の大井川恵一専務理事(49)は「神様みたいな方が来てくれて感激。雨が降らなくて本当に良かったです」とホッとした表情を見せていた。


ジーコ5年ぶり大放談「私の家系に日本の血が入ったんだ!」(6/4ZAKZAK)
 来日中のサッカー元日本代表監督、ジーコ氏(58)が4日、東日本大震災で被災した茨城・カシマスタジアムで行われる震災復興チャリティーイベント「SMILE AGAIN」に出場。その前日(3日)、2006年W杯ドイツ大会以来5年ぶりとなる“大放談”を展開してくれた。

 −−震災の発生をいつ知ったのですか
 「当日の深夜2時(ブラジル時間)だった。日本には友人がたくさんいる。すぐに日本に電話をしたが全くつながらない。そこでテレビで見たのがあの津波の映像だった。私も日本に15年住んでいたから地震には慣れている。でも、あの津波は…日本にとんでもないことが起きている。そう思うと、体の震えが止まらなかった」

 −−驚きましたか
 「そりゃ、驚いた。そして津波に加え、次は放射能問題だ。でも、われわれブラジル人は日本の方々に本当にお世話になってきた。ブラジルはあなたたちを忘れていない。あなたたちに恩返しをしたい。だから今回、私はそのブラジル代表として鹿島に戻って来たのです」

 −−今の日本代表はいかがですか?
 「アジア杯は見たよ。とてもバランスがよいチームなったね。香川(ドルトムント)と松井(グルノーブル)がケガをしなかったなら、もっと楽に勝てたと思う。あとは長友(インテル・ミラノ)だよ、やはり。私は彼が出場したバイエルンミュンヘンとインテルのチャンピオンズリーグを解説したが、素晴らしかった。そんな彼を守備だけではなく、攻撃力をきちんと認めて起用したザッケローニ監督の手腕は、本当に素晴らしいと思うね」

 −−多くの選手たちが海外に出ています
 「それもとても大事なことさ。みんなすごい修羅場をくぐっている。長谷部(ウォルフスブルク)もそういう経験をきちんと代表に生かしていることが尊いよね。国内組でも、前田(磐田)や今野(F東京)がすごく成長している。遠藤(G大阪)だって素晴らしいじゃないか! 彼に初めてFKを教えた宮崎キャンプがなつかしいよ」

 −−日本代表でひとり注目選手をあげると誰ですか?
 「ひとりとはいえないね。ただ本田はね、私がCSKAモスクワの監督をしていた時にフロントにどうしても彼を獲得してほしいと言い続けていた選手なんだよ。結局本田は2010年2月にモスクワに来たんだけど、残念だったのは私自身が前年の9月にモスクワを去ってしまったことだ」

 −−日本代表が2014年ブラジルW杯でベスト4になれる可能性は?
 「あると思うね。でも条件がある。それはこれからも上昇カーブを描いて成長していくことだ。それも彼らならできると思う。でもW杯アジア予選は甘くはないよ。アジア杯ともアジア大会ともまるで違う試合の連続だった。そんな日本代表にお願いがある。次のW杯は、わがブラジルでやるんだからね、まさかブラジルに来ないなんてことはないようにしてほしいな(笑)」

 −−最後に日本への思いを
 「自分はポルトガル人の息子として生まれた。ポルトガルが第2の故郷だった。でもね、今は違う。ブラジルでは『ジーコと日本』が同義語で扱われている。だから日本が第2の故郷だ。いやそんなことはない、外国の血しか流れていないじゃないかという人がいるかもしれないけれど、実はね、コインブラ(ジーコ)家には日本の血が入ったんだ。今年12月、日系ブラジル人女性と結婚した自分の息子に子供が生まれるんだよ(笑)」

 −−本当ですか
 「そうだよ。だからなおさら日本には立ち直ってほしい。第二次世界大戦の時のようにね。時間がかかることだろうけど、日本もイバラキも、そしてカシマも、復興すると私は信じている」


 日本サッカー界は、ジーコには世話になりっぱなし。その恩があるんで、私は何があってもジーコ信者を続ける。ジーコとストイコビッチに対しては、公平で冷静な判断など絶対にしない。



手旗信号 (2011 6/8 24:00) 

皇后さま、手旗信号「ようこそ…」読み取り周囲驚かす(6/8朝日)
 天皇、皇后両陛下は8日、東京都江東区の東京海洋大学で、皇室御用船として明治天皇が地方訪問に使用した「明治丸」の特別展を鑑賞した。
 明治丸甲板では同大生13人が赤白の旗を使った手旗信号でお二人を歓迎。皇后さまが「ようこそ…」と信号を読み取って声に出し、周囲を驚かせた。皇后さまは「小学5年生の時に習いましたの」と説明していた。
 明治丸は明治政府の海運強化策のもと、各地の灯台の保守点検を担った灯台巡視艇で、日本に現存する最古の鉄製船。明治天皇は北海道や小笠原諸島訪問に使った。船内には天皇専用の寝室や風呂といった「御座所」がある。


 「すごい」としか感想が出てこない。思わずPCの前で平伏してしまった。
 子供の頃のご記憶がまだ残っておられたと言うことで、案外手旗信号は簡単な物なのかなと調べてみたのだが(ググればたくさん出てくるね)、1つの音でもいくつかの信号が組み合わさっており、単純とは言い難い。
 それをしっかり覚えておられるとは……皇后陛下、畏るべし。


人材難 (2011 6/8 24:00) 

「答弁は2つだけ」の柳田氏を参院復興委員長に内定 自民は激怒(6/8産経)
 民主党は8日、東日本大震災の関連法案を審議するため参院に新設する東日本大震災復興特別委員会の委員長に柳田稔元法相を充てる人事を内定した。
 柳田氏は法相だった昨年11月、「法相はいい。(国会答弁で)二つ覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」などと国会を軽視する発言をし、辞任した経緯がある。
 このため、柳田氏の内定に自民党参院幹部は、「あり得ない。被災地をばかにした話だ。どういう経緯で法相を辞めたのかを考えて、一回顔を洗って出直してこい」と強い不快感を示している。


 腹が立つと言うよりも、「あぁ、人材がいないんだなぁ」としみじみした生ぬるい気持ちになる。だってしかたないよ、トップがこれだもん。

報道見て「水を入れていたのか」と驚いた総理(6/8読売)
 東日本大震災の発生の翌日、東京電力福島第一原子力発電所1号機で行われた海水注入の開始を政府側が把握した時期について、政府答弁書と海江田経済産業相の国会答弁が食い違うことが8日、明らかになった。
 政府は今月7日の閣議で、「菅首相が海水注入を知ったのは5月20日の報道後」とする答弁書を決定した。
 しかし、海江田経産相は5月2日、菅首相が出席した参院予算委員会で「3月12日午後7時4分に海水注入試験を開始した」と答弁していた。
 この矛盾について、枝野官房長官は8日の記者会見で、「首相の認識に基づいて正直に答弁を作った」と釈明した。枝野氏によると、首相は5月20日に注水開始時刻などが報道されて初めて、「水を入れていたのか」と驚いたという。また、首相は5月2日の予算委に同席していたにもかかわらず、海江田経産相の国会答弁については気づいていなかったとしている。


 矛盾とかそういうレベルではなく、突っ込むのもバカらしくなってくる。ウソのつじつま合わせすらできなくなっているのみならず、「首相の認識に基づいて正直に答弁を作った」ということは、もはや「事実が何であるか」についての保証すら放棄しているわけで。



マルマルモリモリ (2011 6/7 24:00) 

 「マルマルモリモリ」が頭の中でループしてかなわぬ。かなり中毒性があるな、あれは。
 ドラマの主題歌らしいが、私はそのドラマは見ていない(そのとき仕事だし)。カミさんが録画したのを別の日の夜中に見ているのだが、その音が背中越しに聞こえてくる、で、覚えてしまった、と。
 こういう曲に「かわいい」なんて感想を持つなど、若い頃には考えられなかったのだが……


理屈で覚える英単語 (2011 6/7 24:00) 

 「(学校の)英語は暗記科目」と思っている人は多い。いや、暗記の度合いが数学や物理に比べれば高いのは確かだが、かといって「暗記度」が100%というわけではない。文法は理屈から理解していくべきだし、英文解釈においても理屈っぽい思考は難関大の問題になればなるほど重要なものとなる。
 その辺りはどの英語講師も思いは共通なのだが(学校の先生はそうでもない人が多かったり)、英単語にまで「理屈」を持ち込む人は、最近でこそ「語源」を取り入れた単語集が出始めてはいるが、まだまだ少数派だったりする。

 丸暗記が大嫌いで高校時代は英語が苦手だった拙者としては、丸暗記を避けられる「語源を利用した暗記法」は、非常にありがたい物。「spect=見る」を知るだけで、
respect(re=何度も+見る→尊敬する)、
inspect(in=中を+見る→検査する)、
spectator(見る人→観客)、
spectacle(見えるもの→光景)、
aspect(a=〜へ+見る→局面)、
prospect(pro=前もって+見る→予測)、
perspective(per=全体+見る→全体像・俯瞰)、
suspect(sus=下から+見る→疑念に思う)、
speculate(見る→見込む・投機する)、
expect(ex=外を+見る→予期する)、
conspicuous(con=みんなが+見る→目立つ)、
specific(見える+作る→明晰な)、
specimen(見るための物→見本)
……などがつながるのは、難しい数学の問題が解けたときの爽快感に近い物を覚える。

 受験単語ではないが、アルマジロ(armadillo)がarmor(鎧)から来ていると知ったときの感動は半端無かった。



無知 (2011 6/6 24:00) 

枝野長官、今上陛下が第何代か「知らない」(6/6産経)
 枝野幸男官房長官は6日の参院決算委員会で、現在の天皇陛下が第何代なのかについて「知らない」と述べた。天皇陛下は初代神武天皇から数えて125代目にあたる。枝野氏は今年が皇紀何年(2671年)にあたるかも答えられなかった。山谷えり子氏(自民)に対する答弁。

 まぁ一般的には知らない人も多いんだろうけど、政に携わっている人間が知らないというのは、かなり恥ずかしい話。とりわけ、神武帝の即位が紀元前660年というのは常識なのだから、皇紀が答えられないのはかなり恥ずかしいレベル。
 あとは、知らないことを「知らなくてもしかたない」とか思っていたなら、救いようがないな。答えられなかったことを恥じるくらいの気概は持っていてもらいたいものだが。


大連立 (2011 6/6 24:00) 

 大連立でも別に構わないんだが、子供手当とか高校無償化とかの「民主党おバカ政策」の棚上げはきちんとできるのか。いや、自民や公明はその辺りの約束を守るだろうけど、民主が約束破って勝手な動きをとりそうで。
 あとは、民主が主体の連立ではダメ。震災対応なら、なおさら自民が主体でなければ意味がない。阪神大震災以来、震災対応を研究してきた自民だからこそ、今回の震災対応にも期待ができるというもの。民主がその足を引っ張らないように、あくまで民主は駒として動くだけでいい。大連立成立のために動いている仙谷が力を持つのも、絶対に避けるべきだ。民主党出身のゴミどもが極力権力を持たない形でなければ、進むはずの政策も進まなくなる。



死に体 (2011 6/5 23:00) 

 菅にはあんまり腹が立たないんだよなぁ。拙い策略は逆に身を滅ぼすだけ。自爆スイッチを押したおバカさんに腹を立てることもあるまい。「早く爆発しろ」と気がはやるだけだ。あんまり消滅が遅れると、腹が立ってくるかもしれんが。


草刈りダイエット (2011 6/5 23:00) 

 町内の草刈り。全員でやる物と、役員のみの物と、併せて4時間半。草刈りだけで2kg近く体重が減った。どれだけ壮絶な草刈りだったかって話だ。



政治家のウソ (2011 6/4 23:00) 

 政治家がウソをつくこと自体は、別に構わないと私は思っている。
 鳩山復帰後はすぐに鳩山に政権を譲ると約束しながら、鳩山の公職追放解除後も政権に居座り続けた吉田茂や、大野伴睦に対して、後継とすることを約束して支持を取り付けたのに、退陣時には「床の間に肥桶を置いておけるか」と約束を反故にした岸信介の例もある。

 政治家同士のウソは、騙される方が圧倒的に悪い。細かい部分を詰めずに菅の言い分を鵜呑みにした鳩山がもっとも愚かで、その鳩山に乗っかって不信任案賛成から反対へ流れた議員たちが、次いで愚かな存在。欠席した小沢たちは、愚かと言うよりも、戦いから逃亡した卑怯なヤツらだな。

 権力抗争が政治家の本分なのだから、政治家のウソは、それ自体は問題ではない。
 ただし、「日本の利益になること」が大前提である。また、「政治家が政治家に対してウソをつく」のと、「政治家が国民に対してウソをつくこと」とは、区別して考えるべきだろう。

 菅直人の「退陣表明」はどうであるかと言えば、とっとと辞めるのが国益であることを考えれば居座ること自体が罪深い。また、「国民に対するウソ」というのも、曖昧な表現で生き残りを画したことがはじめは「早期退陣」と報道されたことで、国民を欺いたと言える。「相手が言葉をどう受け取るかまでは責任を持たない」というのは、菅に限らず民主党政権の常套手段。その手法で様々な問題についてこれまで言い逃れしてきたが、もはや限界だろう。

 ただこの点も、菅がクズであるのは確かだが、「早期退陣」という報道のしかたをおこなったメディアも、同等のクズであると見るべきではないのか。どう考えても「退陣表明」ではないのに、政局として面白おかしく報道するために「退陣表明」と報道したメディアも、現在の混乱の責任を感じてもらわねばなるまい。

 「騙された民主党議員」は愚かな存在であるが、そもそも、「騙された」というのは正しい表現なのかという疑問もある。不信任案に賛成するという覚悟が中途半端であったがゆえに、鳩山の「仲裁」に乗っただけではないのか。覚悟も責任感もないから、鳩山の話を都合のいい聞き方で理解し、安易な方向に流れただけではないか。そうであれば、彼らもまた、愚かというよりは卑怯なヤツらということになる。

 念のために言っておくが、菅はまったく悪くないと言っているわけではない。不信任案決議を乗り切っただけで、より深刻な状況(自身にとっても、日本にとっても)をもたらした点はどうしようもなく愚かだし、「何かを為すためにウソをつく」ではなく「権力を維持するためだけにウソをつく」という精神性は、人間としてこのうえなく下劣である。策略でも美しい物と汚い物があると思うが、何の理想も信念も感じられない、保身のためだけのウソは、限りなく薄汚い。「うそも方便」と受け止められない時点で、今回のウソは大失敗である。

 それでも……もっとも愚かなのは鳩山、次が反対票へ流れた民主党議員、メディアだ。


寿命 (2011 6/4 23:00) 

 菅が墓穴掘ったのは事実だから、早ければ今月、遅くても2次補正が出る9月までには辞めることになるだろう。ま、「ふつうに考えれば」の話なので、どーなるか分からんが。なにせ、菅のことだから。



辞表撤回 (2011 6/3 24:00) 

3副大臣と1政務官、辞表を撤回…首相慰留受け(6/3読売)
 菅首相は3日午前、辞表を提出していた政務三役5人のうち、東祥三内閣府副大臣、鈴木克昌総務副大臣、三井辨雄国土交通副大臣、樋高剛環境政務官と首相官邸で個別に会談し、慰留した。4人は慰留を受け入れ、辞表を撤回した。
 4人は、2日の衆院本会議で内閣不信任決議案に反対票を投じた。
 辞表を出した5人は、民主党の小沢元代表に近い議員たちで、残る内山晃総務政務官は、内閣不信任案の採決に加わらなかった。


 この厚顔無恥ぶりはすごいとしか言いようがないね。こうでなければ、民主党議員はやっていけないってことか。辞表を出す前と後では、何も変わっていないというのに。


混乱するところに鳩山有り (2011 6/3 24:00) 

 昨日の不信任案決議を巡るグダグダの原因の多くは、間違えた手紙しか運ばない伝書鳩、鳩山による物。こいつが絡むと、ふつうのできごとも、愉快痛快なお笑いショーに変化してしまう。

 その鳩山君、自分が「混乱のタネの元凶」であることを理解せずに、菅を「ペテン師だ」と怒っているとかで、これまた彼一流のジョークに大笑い(ただし乾いた笑いである)。日本人のみならず、アメリカをもペテンにかけた稀代の詐欺師が、他人をペテン呼ばわりたぁ片腹痛い。菅もクズだが、鳩山にだけは「ペテン師」と言われたく無かろう。

 ハトとカンのウンコの投げ合い、「現実」ということを忘れれば、非常におもしろいんだけどね。


その批判こそ無責任 (2011 6/3 24:00) 

 「自民や公明は対案も出さずに不信任決議案を出すのは無責任だ」という意見があるらしい。批判するなら、せめて議事録や各党のホームページを見るくらいのことをして、自説の根拠を確認してからにしてほしいもんだ。
 ま、そういう人だから、民主党政権に肩入れするんだろうが。



国会延長し続ければ不信任案は出せない (2011 6/3 10:00) 

首相前向き、12月までの大幅延長…国会会期(6/3読売)
 菅首相は2日夜の記者会見で、6月22日が会期末の今国会の会期延長幅について、「『国会の中で必要なことはいつでも議論できるようにしてほしい』という国民の意見に応えるとすれば、事実上の通年国会、12月のある時期までということになる」と述べ、年末までの大幅延長に前向きな姿勢を示した。
 2011年度第2次補正予算案や、特例公債法案などの重要法案を成立させるための十分な日程を確保し、自ら懸案処理にあたる意欲をにじませたものだ。


 昨夜、「もしかしたら「このまま国会を延長し続ければ、不信任案決議を出されることも無いんじゃね?」くらい思ってそうな。」と書いたが、どうやら本当にそのつもりらしい。そりゃ良い方に受け止めれば、記事にあるように復興対策のための国会延長ということになるんだろうが、なにせ菅だからねぇ。


論語 (2011 6/3 10:00) 

 菅政権や民主党の有様を見てると、「孔子の説いた君子や聖人とは対極にあるなぁ」と思うことしきり。で、思い出したように『論語』を読み直してるんだが、やっぱり2500年も生き残った古典だけあって、含蓄に富んでいる。

里仁第四
子曰「古者言之不出、恥躬之不逮也」
子曰く「古者、言を之出ださざるは、躬のこれ逮ばざるを恥じてなり」
(昔の仁者が言葉を軽々しく口にしないのは、その言葉に自分の行動が付いていかないのを恥じていたからだ)

顔淵第十二
子張問政、子曰「居之無倦行之以忠」
子張、政を問う。子曰く「之に居りては倦むこと無く、之を行うには忠を以てす」
(政とは、ポストに在っては怠ることなく、実行する際には真心をもってやることだ)

憲問第十四
子曰「君子泰而不驕、小人驕而不泰」
子曰く「君子は泰にして驕らず、小人は驕りて泰ならず」
(君子はゆったりとして威張らないが、小人は威張っていて落ち着きがない)


 現政権を見ていると、より心にストンと落ちてくる。




平行世界の小沢一郎の話? (2011 6/3 10:00) 

 小沢信者って、見えない物が見えているというか、見たくない物は見ないというか。

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』
 特に小沢一郎の場合、今回の政変劇で、「小沢一郎は終わった」のではなく、「小沢一郎は勝った」と言うべきかもしれない。小沢一郎の政治力が、何回も何回も危機に直面しながらも、なかなか衰えないのは、小沢一郎が「性善説」の人であって、「裏切る人」ではなく「裏切られる人」、「騙す人」ではなく「騙される人」だからではないのか。(一部引用)

 小沢から離れていった人たちの声を聞いたことがないのか、このバカは。「騙された」「裏切られた」という怨嗟の声に溢れてるぞ。つーか、どう考えても「小沢は勝った」という結論はありえんだろ。



退陣表明じゃなくて続投表明だよね (2011 6/2 24:00) 

不信任案は反対多数で否決 菅首相の退陣表明受け造反少なく(6/2 15:26 産経)
 菅内閣に対する不信任決議案は2日午後、衆院本会議で採決され、賛成152、反対293(投票総数445、過半数223)で否決された。菅直人首相が民主党代議士会で自発的な退陣を表明したことを受けて、小沢一郎元代表が「首相から今までなかった発言を引き出したのだから自主的判断でいい」と支持派議員に不信任案に賛成しないよう呼びかけたため、民主党内からの大量造反はなかった。ただ松木謙公元農水政務官が賛成票を投じ、小沢氏は本会議を欠席した。
 不信任案は自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が共同提出した。菅首相の政権運営や党運営に批判的な小沢氏支持議員らが、野党に同調して賛成する動きをみせた。5月31日夜に会談した鳩山由紀夫前首相が首相に退陣を要求。小沢氏は1日夜、記者団に「国民が支持してくれた民主党に戻さなくてはいけない」と不信任案に賛成する意向を表明するなど造反の動きが広がり、不信任案可決の公算が大きくなっていた。
 首相や岡田克也幹事長らは当初、不信任案可決なら衆院の解散総選挙を断行するとして、造反組を牽制(けんせい)したが、造反の動きが予想以上に広がったため、党分裂の危機を回避しようと、首相の自発的辞任の表明に踏み切った。
 首相は2日昼、党代議士会で「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に責任を果たさせてもらいたい。一定のめどがついた段階で若い世代の皆さんに責任の引き継ぎを果たす」と述べて自発的辞任を表明した。具体的な辞任の時期は明言しなかったが、鳩山氏は代議士会に先立つ首相との会談で、平成23年度第2次補正予算案にめどがついた段階で辞任することで合意したと明かした。政府の復興構想会議が復興計画を示す6月末以降の可能性が高い。


辞めるとはひと言も書いていない「鳩菅覚書」(6/2 14:03 読売)
 菅首相と鳩山前首相が交わした覚書の確認事項は次の通り
 ▽民主党を壊さないこと
 ▽自民党政権に逆戻りさせないこと
 ▽大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
 〈1〉復興基本法案の成立
 〈2〉第2次補正予算の早期編成のめどをつけること


ある派閥領袖「顔に泥、何もかもぶちこわしだ」(6/2 22:14 読売)
 自民、公明など野党各党が狙った菅政権打倒、そして民主党分裂に向けた内閣不信任決議案の可決は2日、不発に終わった。
 民主党の小沢一郎元代表との連携を模索し、不信任案の早期提出を主張した自民党のベテラン議員らは肩すかしを食らい、政権奪還へのシナリオは誤算となった。
 「事後に責任を負わない首相の下では、復旧・復興は進まず、通年国会など実を伴わない。国際社会も真剣に相手をするのか」
 不信任案否決後、党本部で記者会見した自民党の谷垣総裁は、時期を明示せずに「辞任表明」した首相を厳しく批判した。
 民主党との連携が誤算となり、怒りが収まらないのが、自民党の派閥領袖やベテラン議員らだ。伊吹文明元幹事長は記者団に「この醜態、民主党のゴタゴタを見れば、国民が不信任を突きつけるべきだ」とぶちまけた。
 伊吹氏や森元首相らは、小沢元代表の周辺や鳩山前首相と接触を重ね、4月中旬以降、谷垣氏に「不信任可決に必要な数がそろっている」との見通しを繰り返し伝えた。こうした長老議員の間では、不信任案が可決されれば小沢元代表らとの連携も視野に政権を奪還する、というシナリオも検討されたが、あては外れた。
 ある派閥領袖は、「何もかもぶちこわしだ。こっちの顔にも泥を塗られた。小沢氏も怒っているだろう」と吐き捨てた。


 菅の「時期を示さぬ退陣表明」には大笑い。「菅ならやりかねん」という思いなので、もはや怒りすらも湧いてこない。

 「菅は嘘つき」と批判する声があるが、嘘つきは菅だけか?
 「約束が違う」と怒っている鳩山も今までさんざんウソをついてきているし(早く議員を辞めろよ)、小沢一派も、「不信任案に賛成」と言っていたのに今日になって「野党の不信任案に乗るのは邪道」と平気でホザける原口とか、他のけっきょく「否決」にまわった面々も、菅の「早期退陣」発言に騙されるようなバカはいるはずもなく、ただの敵前逃亡。民主党全体が嘘つきの集団であり、そのトップに「極めつきに嘘つき」の菅直人が鎮座しているというだけのこと。そういえば、民主党のマニフェストもウソの羅列だった。
 敵前逃亡したヘタレである小沢も、やはり無責任・無覚悟体質の民主党にはお似合い。むしろ、松木謙公と横粂の方がよっぽど潔い。

 つーか、そもそも代議士会での菅の発言(参照:民主代議士会での首相発言全文(6/2 16:16 時事))を聞いて「早期退陣を表明した」と本当に思ったのなら、そんなおめでたいバカは政治家をやるべきではない。これで「騙された」と思うのは、オレオレ詐欺に引っかかるのと同じレベル。

 しかし、海外はどう見るか、という危惧はある。海外にも「早期退陣の表明」というニュースは流れた。そして、これほどのクズが総理を務めるということは、まともな国だったら予想も付くまい。「退陣表明した総理がずっと政権に居座っている」という状況に、世界中が困惑するのではないか。

 そして、いくら不信任決議を否決するためとは言え、こんなやり方をしているようでは、菅内閣はもう持たないだろう。不信任決議はやり過ごしたが、党内のゴタゴタ感はいよいよ増したように見える。参議院での問責決議案は間違いなく成立し、国会運営は確実に行き詰まる。
 もう1ヶ月も持たないと思うが……ただ、こんな状態でも厚顔無恥に政権にしがみつくのが菅クオリティなので、確言するつもりはないが。もしかしたら「このまま国会を延長し続ければ、不信任案決議を出されることも無いんじゃね?」くらい思ってそうな。


 あとは、アレだ、メディアがこの菅の言動をどう擁護するか、非常に楽しみだ。


政治空白 (2011 6/2 9:00) 

 「今は不信任案を出している場合じゃない」とか「もし解散すれば政治空白が」とか言ってる人は、そもそも民主党政権になってから2年、ずっと政治空白状態である現状をどう考えているのか。

どうしても自民が悪いと言いたい方々 (2011 6/2 9:00) 

 テレビや新聞、ネット上でも一部の民主信者は、どうしても「不信任案を出して政治混乱を招いている自民党の方がクソ」と言いたいようで。
 「震災という国難にあって政治空白を生み出すことは罪」と言う理屈らしいが、それなら、「不信任案可決なら解散だ」と言ってる菅が最強のクズであり、やっぱり辞めさせるべき存在ということになるが。

 中には「原発推進だった自民党が、不信任案を出すのは筋違い」という、それこそ筋違いな意見も見かけたり。石油危機や冷戦構造という時代背景を考えた中で「原子力の平和利用」がどれほど有効な施策だったか、そして日本経済がそれによってどれほどの恩恵を受けてきたか、それを無視した意見は聞くに値しない。



党首討論でも相変わらずでした (2011 6/1 22:00) 

 これだけクズな政権運営が続くと多少のことには慣れるはずだが、いつまで経っても新鮮な驚きを与えてくれるので、民主党政権はステキだ。

 何のことかといえば、党首討論のことですわよ、奥様。

【党首討論】(1)谷垣氏「申し上げたいことはただ1つ。お辞めになったら」(6/1産経)
【党首討論】(2)首相「大震災以来、本当に真剣に復旧・復興に取り組んできた」
【党首討論】(3)首相「思いつきでの処理、いかに危険か誰より知っている」
【党首討論】(4)「大震災の時だから、通年国会も含めて延長を考えたい」

 長くて読みたくない、という人は、こういう流れだったと理解してくださって結構です。
640 名前:無記名投票[sage] 投稿日:2011/06/01(水) 16:18:37.35 ID:i8qp9IE4
菅 「谷垣総理」
谷垣 「お前がいるから万事進まないんだよ。さっさとやめろ」
菅 「これから速やかに検討します。いろいろ理由があって決められません」
谷垣 「あれもこれも自民はいろいろ案を出してるんだからさっさとやれよ」
菅 「これから速やかに検討します。ぶっちゃけ決められないので
   与野党一緒にやりましょう。いかがでしょう。お願いします」
谷垣 「はあ? つかお前、他人に汗かかせて手柄は独り占めだろ」
菅 「だから与野党一緒にやりましょう。やってよ」
谷垣 「やらねーよ。復興予算どうすんだよ。金がないだろ」
菅 「やるよ二次補正やりますよ。国会の会期を伸ばしちゃいます。
   僕の政権で2年くらい延長キボンヌ!」
谷垣 「お前が国会閉めようとしてたんじゃねえか!
    お前がやめれば済むんだよ。お前の党内グチャグチャだろ」
菅 「谷垣さんは野党だから言いたい放題だ。うちは与党だから大変なんだ。
   だって小沢が…わかってくださいよ。いかがでしょう」
谷垣 「与党のことは与党で考えろ!」


 これが誇張でも何でもないところが、菅クオリティ。

 今までは「不信任案を出されないように、二次補正予算も先送りして、国会はとっとと閉める」という態度だったのに、実際に不信任案が出そうになると、そして「国会延長した方が、賛成か反対か迷っている中間層の取り込みに繋がる」と分かった途端に、「通年国会も考える」と来たもんだ。「自分はゴミだ」ということを隠そうともしないのは、ある意味天晴れではあるが、国のトップとしてはかなり迷惑。
 こいつの頭の中には「いかに権力を維持するか」しか無い。権力を維持するためなら、震災だって利用する。まぁそれでも、手にしている権力を有効に使い切ってくれれば救いなのだが、やらなきゃいけないことはやらず、やらなくていいことしかやらないのだから、どうしようもない。

 そして、「思いつきや自分だけの考えで処理することがいかに危険かということは誰よりも私は知っているつもりだ」という発言。分かった上で危険な思いつき発言をしていたとすればタチの悪い話だし、自分が思いつきで話していないと思い込んでいるとすれば、それまた若年痴呆症が疑われる話。どっちにしても、菅がクズであることには変わりない。
 鳩山という憲政史上最低のゴミが退陣したと思ったら、ベクトルの方向が違うだけで、絶対値は同じくらいにゴミクズの男が総理。民主党というのは、実に人材の層が厚い集団でございますな。


 この期に及んで「今は菅下ろしをしている場合じゃない」「今は政府に協力すべき時だ」と未だに言ってる向きもあるようだが、そうやって2ヶ月間我慢してきた結果が現在の惨憺たる状況だということを、いい加減に認識すべきではないか。「こんなことやっている場合じゃない」と菅内閣の存在を容認することは、それは「被災地がこのままでかまわない」という意思表示に他ならないのだが。



不信任の動きはいいけれど (2011 5/31 24:00) 

 菅内閣は即刻退陣すべきだと思うのだが、民主党内での「不信任案決議へ同調する動き」に対してもまた、好意的な見方をとることはできない。「民主党が主体では無理です、自民党か他党のどなたかをトップにして、民主党は協力をさせていただきます」という謙虚な姿勢を示せばまた別だが、民主党内からまた別の人を担ぐ、とりわけ小沢本人あるいはその息のかかった人間が出てくるようでは、「史上最低のゴミ政権」から「史上稀に見るゴミ政権」に代わるだけのこと。

 何より、民主党自体が問題だらけなのに、菅だけに問題があるかのような態度をとり、自らの責任を閑却する姿勢が気に食わぬ。


無責任 (2011 5/31 24:00) 

 「命令」ではなく「要請」という形にして、決定主体を政府ではなく中電にして責任をかぶらずに済むようにした意味を、さっそく岡田が教えてくれてます。

“電力安定供給 国の責任で”(5/31NHK)
 中部電力の浜岡原子力発電所の運転停止を受け、中部電力管内の5つの県の知事らが総理大臣官邸で枝野官房長官と面会し、夏場に電力不足が懸念されることから、電力の安定供給に国として責任を持って対応することなどを要望しました。
 要望を行ったのは、愛知県の大村知事や岐阜県の古田知事など、中部電力管内の5つの県の知事や副知事らです。この中で、大村知事らは枝野官房長官に対し、浜岡原発の運転が停止されたことにより、夏場に電力不足が懸念されるとして、電力の安定供給に国として責任を持って対応することや、火力発電に移行し発電コストが増加した分が企業や住民の負担の増加につながることのないよう、財政的な支援を行うことを求めました。これに対し、枝野長官は「要望のあった点も念頭に置いて、対応策を考えなければならない」と述べました。また、これに先立って大村知事らは、国会内で民主党の岡田幹事長に同様の要望を行いましたが、岡田氏は「浜岡原発の停止は中部電力が決めたことであり、中部電力がリストラなどで対応すべきだ」と述べました

 「浜岡原発の停止を決めたのは中電だから、中電が方策考えろや」という、ヤクザとしか思えぬ言説。こんなのが政権与党、笑うしかねーよ。

 イオンへの電気を止めてやれ、中電。


どこが脱原発よ (2011 5/31 24:00) 

 「原発万歳」のフランスから電気を買っておいて「脱原発でござい」とホザいているドイツ。それをありがたがっている反原発野郎どもの気持ちが、まったく理解できない。


利権 (2011 5/31 24:00) 

 日本人の誰にも「利益」が無い民主政権より、(私はそうは思わないが)利権まみれの自民政治の方が65536倍マシだよね。どこかに注ぎ込まれた金は、いずれ世間にまわっていくのだし。



相変わらず自分のことは棚に上げ (2011 5/30 24:00) 

政権批判「あまりに短絡的」=不信任の動きけん制−仙谷副長官(5/30時事)
 仙谷由人官房副長官は30日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発事故の対応に関する菅政権への批判について「今回の事故は対処し切れない部分が多々ある。政権が代われば何とかなるという簡単な話ではない。あまりに短絡し過ぎだ」と述べ、野党の内閣不信任決議案提出や、民主党内の同調の動きをけん制した。
 その上で仙谷氏は「(衆院と)参院でねじれているので、与野党が協力しなければ(震災や原発事故は)乗り越えられないとの基本認識だ」と語り、自民党との大連立の必要性を指摘した。


 「政権交代すれば全てが代わる」と言っていたのも、短絡的な批判をしていたのも、ねじれ国会を利用して政治に混乱を持ち込んでいたのも、リーマンショックのような国難にあって与党に協力しなかったのも、すべて野党時代の民主党。それと比べれば、いまの自民党は震災対応について具体的な提言をするなど、かなり協力的かつ理性的。

 さらに仙谷は、国民にも責任転嫁。

仙谷副長官「震災復興遅れてない」 政権批判に反論(5/30朝日)
 仙谷由人官房副長官は30日の記者会見で、菅政権の東日本大震災復興の取り組みに批判が出ていることについて「震災復興が遅れているなんて全然思わない」と反論した。
 政権の復興策は、朝日新聞の世論調査で「評価しない」と答えた人が5割を超えるなど、評判がよくない。
 仙谷氏は「国もあらゆる施策を用意した。段取りのいい首長がいる市町村は仮設住宅建設も早く、そうでないところをとらえて批判するのは『木を見て森を見ず』だ」と強調。「政府がやっていないという報道が多すぎる」と報道機関に対し不満を漏らした。
 さらに「『木を見て森を見ず』は国民なのか」との質問が出ると「そういう部分もなきにしもあらずだ」と答えた。


 むしろ「木」を取り上げてるのはお前の方だろ。全体(=森)を見たら、評価することなどとても不可能。

 責任転嫁ばかりで何もしない政権の体たらくは相変わらず。このままこれがあと2年も続くの?勘弁してくれ!


この状況で消費税増税 (2011 5/30 24:00) 

消費税10%案、6月に決定…首相方針(5/30読売)
 菅首相は29日、6月下旬にまとめる社会保障と税の一体改革案の中で、焦点の消費税率引き上げ幅や引き上げ時期を最終調整するため、政府と与党幹部による「コア(中核)メンバー会議」を設置する方針を固めた。
 来週中に初会合を開き、4回程度の協議を経て6月中旬にも、2015年までに現行税率を5%引き上げて10%にする案を決定する方向だ。
 「コアメンバー会議」は、「政府・与党社会保障改革検討本部」(本部長・菅首相)の下部組織として設置する。首相をトップとし、枝野官房長官、与謝野経済財政相ら関係閣僚や、民主党の岡田幹事長、輿石東参院議員会長、国民新党の亀井亜紀子政調会長ら16人が参加する予定だ。
 同本部の下には、有識者13人らが参加する「社会保障改革に関する集中検討会議」(議長・菅首相)が置かれているが、6月2日に社会保障改革の原案をまとめた段階で役割を終える。原案にはパートや派遣社員らへの厚生年金の適用拡大や、低所得者の基礎年金加算などの新対策を盛り込み、15年に消費税収の1%分に相当する2・5兆円余りの追加財源が求められるとの試算を提示する予定だ。


 増税の話よりも前に、「また会議作るのかよ!」ってところに反応してしまった。
 ま、それはともかく……。

 不景気ってだけでも消費税増税には慎重であるべきところなのに、震災でさらなる景気の落ち込みが懸念されている状況で5ポイントの増税というのは、ちょいと理解できない発想。震災対応を何もしないくせに、国民に痛みを与える施策だけはきっちり遂行しようとする辺りは、「無能なゴミ」というよりは「有能な売国奴」と考えるべきかもしれん。

 いや、消費税の増税が避けられないというのは分かる。しかしながら、増税の方針は、経済成長の戦略・戦術とセットで示すべき物ではないのか。景気対策に全く手を付けていないのに増税路線ばかり定着すれば、日本経済にとどめを刺すことになりかねない。


老人 (2011 5/30 24:00) 

 「社会保障を手厚くしろ」とのたまう老人たちは「若者から搾取した金で贅沢している」という意識は無い。「今の若者たちは、食う物に苦労なんかしてないだろ、俺たちの若い頃は……」としか思っていないし、「働き口に困っている若者は、努力が足りないだけ」と本気で思っているような、経済成長以外の状況を認識できない世間知らず。「将来生活が向上する」という確信の元での貧乏と「将来生活が向上する可能性はほとんど無い」という意識化での貧乏に大きな違いがあることを、彼らの多くは理解していない。
 ま、老人たちといっても、70代くらいまでだな。80代だと、戦前の苦労があるせいか、理解を示してくれる人が多いように思う。



イヤなら辞めろよ (2011 5/29 24:00) 

 「式典での国歌斉唱時には起立しましょう」という職務規程を守る気がないなら、他の職に変わればいい。「思想・信条の自由」と言うが、転職する自由はあるのだから、思想・信条の自由はきちんと保証されていると考えるべき。
 「公務員だから、ちゃんと国の規定に従えよ」という一言で全て済む。それに対する反論は、すべて屁理屈でしか無い。


頑張っているのは現場のみ (2011 5/29 24:00) 

 こういう話は、被災地に溢れているんだろう。

東日本大震災:ボランティアの疲労限界 避難所閉鎖へ(5/28毎日)
 岩手県陸前高田市の避難所となっている「和野会館」が31日に閉鎖される。もともとは地区の集会所だが震災で地区外の住民も身を寄せ、ボランティアで運営してきた少数の地元住民の疲労が限界に達したという。避難者の減少や学校の再開などに伴う統廃合はあるが、こうしたケースは珍しい。住民は「行政は市民に運営を丸投げせず、責任を持ってもらいたい」と話す。【岡大介、松本光央】

 木造平屋の和野会館は上和野地区の集会所。震災直後の約120人からは大幅に減ったが、28日現在23人が避難している。地区の自主防災会を中心に50人いた運営スタッフも、農繁期に入ったことなどから5、6人に減った。
 防災会事務局長、千葉浩一さん(68)は震災直後から毎日午前9時ごろ、無事だった自宅から通ってきて、物資の搬入・配給や希望数のとりまとめなどをこなす。知人や親戚の家に逃れた500人以上いる地区の在宅避難者数の増減も、市に報告している。
 休んだのは1日だけ。盛岡市のかかりつけ医に心臓病の薬をもらいに行くためだった。いとこを津波で亡くし、親戚も病死したが、葬儀に行けなかった。体重も8キロ減ったという。看護師資格を持つ女性3人も4月までは休み無しで、今も交代で通う。
 当初は4月末で避難所としては閉鎖する予定で、市に避難者の移動や意向調査を求めた。しかし、反応が鈍く、しびれをきらして一方的に閉鎖を宣告。市や避難者と話し合った結果、延長が決まった。その後は避難者が夜勤などを担当するようになるなど助け合いが始まったが、疲労は積み重なった。
 避難者は別の施設などに移る。会館に母、妻、娘と孫の家族8人で暮らす男性(56)は「新しい場所へ行くのは不安だが、いつまでも世話になってはいられない」と話す。
 26日夜、スタッフと避難者は「解散会」と称して食事をともにした。千葉さんは「せっかく分かり合えたのに出てもらうのはつらい。目の前に困る人がいれば助けたいが、限界なんだ」とつぶやく。
 厚生労働省によると、避難所は災害対策基本法に基づき市町村が設置、運営や人員配置についての規定はない。市内には現在46カ所の避難所があり、避難者や住民が自主運営している。避難所担当の細川文規・市農林水産部長は「地元住民には頭が下がる思いだ。運営が厳しくなったという声があれば、今後は迅速に対応したい」と話している。


 こんな話を聞くたびに、無策の菅政権に殺意を覚えてしかたない。何もできないくせに居座るな、無能政権。


不快感 (2011 5/29 24:00) 

 「楽しんご」が、不快きわまりない(ファンの人はすいません)。生理的な嫌悪感なので理屈ではないし、なんで嫌いなんだかもよく分からない。
 別に「おネエキャラが嫌い」というわけではないし、くだらぬ一発持ちネタ(「ギャグ」というのも憚られるな、あれは)に対しての嫌悪感でもない。見た目、服装がイヤなのかとも考えたが、別にあれ単独では何とも思わない。
 どうも、それらが合成されると、私にはすさまじい嫌悪感が醸成されるらしい。むかし存在した「たこ焼きラーメン」に対する嫌悪感に近いものかもしれん。



在軍の将 (2011 5/28 24:00) 

 福島原発の吉田所長の独断については、「将在軍、君命有所不受(将、軍に在りては、君命受けざる所有り)」という史記に引かれた(たしか)孫子の言葉で、全て言い表せるだろう。


無責任 (2011 5/28 24:00) 

 「危険だ危険だ」とわめきながら、放射能汚染を減らしたり放射能汚染から逃れるための対応策にまったく言及しない反原発派は、とりあえず「反対のための反対」をしているだけと思って良いんじゃないかな。



放言のツケは国民に (2011 5/27 24:00) 

 菅がサミットで放言した「ソーラーパネル1000万戸」なんて、酔っぱらいの戯れ言みたいなモンだから、本当は無視するに限るのだが、国際的な公約のような形で発表してしまったからタチが悪い。鳩山の「CO2を25%削減」というのと同じ。バカの思いつきに、日本全体が引きずり回されるわけだ。

 つーか、菅のヤツは、「最高水準の原子力の安全を目指す」とも言ってるが(参照記事)、脱原発なのか原発推進なのか、どっちだよ?


 (2011 5/27 24:00) 

 電話事業に食い込んだように、電気事業に食い込もうとしているだけだろ、孫は。自前でソーラーパネル開発するような工場を持ってるの、ソフトバンクは?中間搾取しますと宣言しているだけのようにしか見えんのだが……。


100%はありえない (2011 5/27 24:00) 

 「原発の安全神話が崩壊」とか「原発は100%安全だと言っていたのに」とか、ここしばらく耳にする機会が多かったが、原発が100%安全だと思っていたようなヤツが本当にいるのかね?



これで収束させるべきではない (2011 5/26 24:00) 

 「再臨界の可能性はゼロではない」、あるいは「可能性はゼロではないというのは、事実上ゼロだ」という班目発言が叩かれているが、何が悪いのかよく分からない(班目を有能だとか言うつもりはまーったく無いが)。科学的な知見を求められれば、そう答える以外にどんな答えようがあろう。だいたい、菅は理系なのだから、その辺りの言葉の使い方には精通していて当然だと思うが。

 そもそも、様々な進言を受けたうえで最終的に決断するのが政治家の役目。「進言するヤツの言葉の使い方が悪い」というのは、政治家が有すべき責任を閑却した筋違いな意見だ……と、ここまで午前中に書いておいたのだが、仕事から帰ってきたら、また予想外の話が出てきていてびっくり。

海水注入、実は原発・吉田所長が独断で継続(5/26読売)
 東京電力福島第一原子力発電所1号機の炉心を冷やす海水の注入が、東日本大震災の発生翌日に一時中断していたとされる問題で、東電は26日、「実際には海水注入は継続していた」と発表した。
 同原発の吉田昌郎(まさお)所長が、事態の悪化を防ぐために必要と判断し、東電本店の意向に反して独断で継続していたという。この問題をめぐっては、政府・東電統合対策室が中断の根拠として示した班目春樹・内閣府原子力安全委員長の発言内容が訂正されたばかり。政府・東電の情報発信のあり方が改めて問われそうだ。
 統合対策室は21日、海水注入中断の経緯を公表。その中で、東電は3月12日午後7時4分に海水の試験注入を始めた後、原子炉の再臨界を懸念した官邸の意向に配慮し、7時25分に独断で注入を中断。その後、首相の指示を受け、8時20分に再開し、55分間の中断が起きていたとしていた。
 しかし、実際には、東電は官邸詰めの東電社員から「首相の了解が得られていない」との連絡を受け、東電本店と第一原発を結んだテレビ会議で中断を決定。吉田所長は、この場で反論はしなかったが、独断で注水を継続した。
 午後8時20分に吉田所長名で注水再開の連絡が入ったため、東電は中断が起きたと判断した。東電が今月24、25の両日実施した聞き取り調査に、吉田所長は「国際原子力機関(IAEA)の調査もあり、正しい事実に基づき評価が行われるべき」と説明したという。
 東電の松本純一・原子力立地本部長代理は「最初に公表した調査結果は、本店の関係者と、本店に残っているメモだけを基にした」と調査が不十分なまま公表したことを認めた。


 事実なのか、シナリオなのか、どっちなんだか…。

 ただ、海水注入が実際に中断したか否かは、あまり重要ではない。東電本店が「中断」を決めたのは事実であるようだし。この件で問題とすべきは、政権中枢のグダグダっぷりと無責任ぶり。怒鳴り散らすだけしかできないバカがトップにいることの是非を問うべきであり、「実は注水は続いていました」で収めるべきではない。

 さらに言えば、仮に上で引用した記事が「政府によるシナリオ」でなく事実だったとしても、「現場が独断で行動せざるを得ない」状況を生み出した責任が、政府にはあるということになる。現場の独断専行は厳に慎むべきであるし、処分の対象とすべき事案であるかもしれない。
 しかしながら、現場に「責任と覚悟」を強いてしまうような状況を作り上げたことに関しては、そのような状況を作った無能の政府に、一義的に責任があると言わねばなるまい。吉田所長を批判する気にはなれないし、現場に「独断専行」を強いた民主党政権こそ元凶である(東電本店への批判も、あまりする気がない。原発事故のような事案は、民間企業ではなく政府が一元的に責任を持って対応すべきだと思うからだ)。



じいさんではない (2011 5/25 24:00) 

 「大造じいさんとガン」。文章中、大造のことを「大造じいさん」と呼称しているせいで、「大造が残雪と頭脳戦を繰り広げていたとき、大造の年齢は三十代半ば」という初期設定が忘却の彼方にある人は、案外に多いのではないかと思われる。


頼むから早くやめてくれ (2011 5/25 24:00) 

 10くらいはアウトとられているのに、チェンジしようとしない男。

菅首相、英紙で政権続投に意欲(5/25TBS)
 菅総理は、イギリスの大手経済紙、フィナンシャル・タイムズのインタビューで、「一旦決まった政権は4年ぐらいは続けるべき」と述べ、政権の続投に意欲を見せました。
 インタビューで菅総理は、フランスで行われるG8=主要8か国首脳会議で、各国の首脳に向けて福島第一原発事故の調査・検証を徹底的に行い、世界の原発の安全性を高めるための教訓としていくことや、今後のエネルギー政策に関して、従来の化石燃料や原子力に加えて自然エネルギー・省エネルギーの4つを柱としていくことを、メッセージとして各国に表明する方針を明らかにしました。
 また今後の政権運営について菅総理は、「一旦決まった政権は4年ぐらいは続け、その結果を国民が判断することが必要ではないか」と述べ、衆院議員の任期満了まで残された2年余り、政権を担うことに意欲を見せました。


 地方選の結果などで、国民の判断は既に出ていると思うんだが……。まぁ、「ノリで民主党を選んだ国民はきちんと責任を全うすべき」という意味では、菅の言葉も分からないでもないが、民主党に投票していない人間からすれば「ふざけるな」という話でありまして。

 無能なりにも少しずつ前進していればまだしも、マイナス方向へ進めることばかりしくさって、復興方向への前進がほとんど無いとあっては、できる限り早急に退去していただく以外に道はない。

 「今は政府の足を引っ張るときではない、協力して国難に当たるときだ」とホザく向きも多いが、「バカが政権に居座る限り、被害は拡大するだけだ」ということを理解できていない。民主党が政権に一ヶ月居続けるよりも、一ヶ月程度の政治空白の方がはるかにマシ。

 かろうじて自民が働いているのが救いなのだが、民主が自民の提案を受け入れねば話は進まない。例えばこの件も、政府がきちんと動くかどうか…。

自民が二重ローン救済策 震災対策第三次提言まとめる 今週中に政府に提言へ(5/24産経)
 自民党の東日本巨大地震・津波災害の法整備等緊急対策プロジェクトチー(小里泰弘座長)は24日午前の会合で、第3次提言の原案をまとめた。被災した企業や個人が復興の過程で新たに債務を抱える二重債務(二重ローン)の救済策が柱。27日にも正式に決定し、政府に申し入れる。また議員立法で「二重債務問題救済法案」(仮称)を、国会中にも提出する方向で調整している。
 二重ローン救済策は、被災者が漁船や工場、商店などを再建する際、足かせにならないようにするのが目的で、債務を公的機関を設けて買い取らせる内容だ。個人の住宅ローンも、整理を行うしくみをつくるとともに、住宅の建て直しに向けた低金利融資を検討する。
 提言案には(1)高校無償化を廃止し、被災した小中学生らへの給付型奨学金を創設(2)福島第1原発事故の賠償金を国が立て替え、早期支給(3)私立学校補修工事の公費助成の拡大−なども盛り込まれている。


 政府が今まで何をしていないってのが逆にスゲェってなもんで。早くしないと、東北は闇金の草刈り場になるぞ。
 次々に施策を繰り出さねばならないのに、決議をドタキャンしたり、とっとと国会を閉幕しようとしたり……仕事する気ないだろ。


もはやカオス (2011 5/25 24:00) 

 もはやグダグダ感がすさまじく、「もうどうでもいいや」的な空気が強く漂ってきている「海水注入中断」の件。さらにカオス具合が進んでいる。

海水注入の事前報告、枝野氏認める(5/25産経)
 枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発1号機への海水注入が菅直人首相の言動を受けて中断したとされる問題で、東電が海水注入の準備を政府側に事前に報告していたことを認めた。
 枝野氏は、3月12日午後6時から首相官邸で開かれた会議について「東電から『海水注入の準備をしているが時間がかかる』という報告を受けた」と指摘。さらに「それに先立って、経済産業省原子力安全・保安院にそのような趣旨の報告があったことは報告を受けている」とも述べた。
 首相はこれまで、東電の海水注入について「報告が上がっていないものを『やめろ』『やめるな』と言うはずがない」と国会で答弁しており、矛盾が明らかになったといえる。
 枝野氏は、首相の言動について「まったく矛盾していない。首相は『実際に水を入れ始めた』という報告をまったく聞いていないということだ」と反論した。

 ウソが明らかに綻びを見せているのに開き直れる精神性は、ある意味褒めるべきかも知れない。ただし、有能な人間がそのような性格を有していれば、日本が元気を取り戻す上での「必要悪」とみなすことも可能だが(いや、むしろ今の日本に必要なのは「食わせ者」だろうね)、無能が開き直っているだけだから救われない。菅の「政権続投」も開き直りの類だな……こいつらは、開き直りと責任転嫁だけは一人前。


民主と比べればそりゃ… (2011 5/25 24:00) 

 自民信者のつもりは無いんだが、民主党と比べると自民は神に見えてしまうので、どうしても「自民贔屓」な文章になってしまう。民主党のせいで、政治家に求めるハードルが、明らかに低くなっている。どちらかと言えば私は谷垣には批判的であったが、仮に「本日菅内閣退陣、即日谷垣内閣発足」というニュースが流れたら、涙を流して喜ぶと思う。



お先真っ暗 (2011 5/24 24:00) 

 戦後どころか、戦前の方が今よりも希望に満ちていたような気がする。


ウソツキ合戦 (2011 5/24 24:00) 

 「菅が海水注入を中断させたか否か」は、たしかにそれ自体は「言ったか言わないか」の問題に過ぎない。「そんなことあげつらってる場合じゃない」というのも確か。
 しかし、民主党政権に限って言えば「一事が万事、この調子」であるゆえ、この問題を「個別の問題」ではなく「民主党の体質が如実に表れた事象」と捉えるのもまた、間違いとは言えない。この問題をテストケースとして、民主党政権の「政権能力の無さ、責任感の無さ」を追及するのも、日本の政治を正常化するためには必要なのではないか、と。



夜食っても問題なし (2011 5/23 24:00) 

 寝る直前に食おうが、トータルの摂取カロリーが同じなら、体重に変化は無い。毎日、夜食を食らって酒を飲んでいるのに体重キープしている私が言うのだから、間違いない。


与党が採決から逃亡 (2011 5/23 24:00) 

国会も機能不全? 民主が採決をドタキャン 衆院決算行政監視委(5/23産経)
 衆院決算行政監視委員会は23日、民主党が福島第1原発事故に関する決議案の採決を開会直前にキャンセルしたため、野党の反発で流会となった。
 与野党はこの日に決議案と平成20年度決算の質疑を行うことで合意していた。しかし、委員会開会前の理事会で民主党側が突然、「決議案について、政調や政府の了承が今日中に得られない」と通告。民主党理事の連絡不足が混乱の原因といい、与党内からも「民主党は首相官邸も国会対策も機能不全だ」とのため息が漏れた。


 野党が抵抗して与党が強行突破……というなら分かるのだが、与党が逃亡ってのはなかなか経験できない珍事。民主党政権になって良かったことって、こういう「あり得ない光景が見られる」ことくらいだな。それとて、他人事のように見られれば楽しいもんだが、いかんせん、我が国のことゆえ、笑ってもいられないのが難儀なところ。

 民主党に投票した人は、いったい民主の何に期待していたんだか。「騙された」ってのは無しよ。マニフェストの実現可能性が低いことも、政権担当能力がないことも、誰も責任をとらない体質であることも、実は金に汚い体質であることも、すべて政権交代前から指摘されていたのだから。



何がなにやら (2011 5/22 24:00) 

 もはや記事をここで紹介するのも面倒になってきた、「海水注入中止問題」。
 細野は、「海水注入も中止も知らなかった」「そういや斑目が再臨界するかもって言ってたなぁ」という主張。東電は「官邸が再臨界の危険性を検討していたから中断した」と言っている。斑目は「再臨界するなんて言うわけがない」という主張。枝野は「東電が自主的に中断した」と言っている。海江田は「首相が海水注入を指示」と言っていたし、政府も今までは「海水注入を渋る東電に、総理のリーダーシップで海水注入を実行させた」と主張していたはず。

 誰かがウソを言っているのは確かだし、ウソをごまかすためにさらにウソを重ねている段階と思われる。ウソがウソを呼んで話が矛盾だらけになってきて、非常に愉快なことになっている。

 「責任回避体質」と「議事録が存在しない状態」が重なると、ここまで醜いことになるのな。

 で、水掛け論が続いた後で、「過去を糾弾してもしかたない、これからのことを考えるべきだ」とメディアが擁護して、有耶無耶……というシナリオだな。ついでに、「自民党は、無意味な非難などせず政府に協力すべきだ」と、なぜか自民批判に向かったりするんだろう。バカバカしい限り。


チャイナボカン (2011 5/22 24:00) 

久しぶりのチャイナボカン・シリーズで、心を和ませよう。

豆板醤が爆発…四川のスーパー、買い物客が手に取った瞬間(5/20サーチナ)
 四川省成都市のスーパーで7日午前、女性買い物客が棚にあったプラスチック製瓶入りの豆板醤(とうばんじゃん=唐辛子みそ)を手に取ったとたん、爆発していたことが分かった。女性客にけがはなかったが、豆板醤を頭からかぶり、目に入るなどで騒ぎになった。スーパーと客は17日、損害補償などで合意した。四川新聞網などが報じた。
 自分の頭より高い商品陳列棚の上部にあった豆板醤の瓶を取ったとたんに爆発した。一緒に買い物をしていた別の女性によると、少し離れた場所にいたが「バン!」という音が聞こえ、「早く来て! 目、目が…」と、叫び声で呼ばれたという。駆けつけると、瓶の内容物を浴びた女性が手で顔を覆っていた。
 爆発した豆板醤は、油なども使った加工品で、女性の衣服や周囲の商品、床に、豆板醤や唐辛子、赤い色の油が飛び散っていた。
 上半身に瓶の内容物を浴びた女性を洗面所に連れて行き、水で何度も目を洗ったところ、約10分後に痛みはやわらぎはじめたという。女性に、その他のけがはなかった。
 女性が店に損害補償を求めたところ、20元(約250円)しか支払わないと言われたので紛糾した。最終的に、店とメーカーが計200元を支払うことで客側と折り合った。
 爆発したのは、成都鵑艶食品有限公司が製造した1.1キログラム入りの紅油豆板醤。容器が透明なプラスチックだったので、破片が飛び散ることはなく、女性客にけががなかったと考えられる。
 同公司は、「極めて珍しい現象だが、内容物や容器の品質に問題があったのではなく、製造過程で発酵状態を正確に把握していなかった。気温の関係もあり容器内で発酵が進み、気体が発生して内部圧力が高まった」、「お買い上げ後に同様な事態が発生した場合、お取り換えいたします」と説明した。


 そういえば、最近はスイカも爆発していたな。

スイカが次々に爆発、畑が「地雷源」に…膨張剤原因か=江蘇(5/13サーチナ)
 江蘇省丹陽市延陵鎮のスイカ農家、劉明鎖さんの畑で、収穫間近のスイカが次々に「爆発」している。約2.7ヘクタールの畑は、「まるで地雷源だ」という。新華社などが報じた。
 スイカの爆発が始まったのは8日。大きくなったスイカから「炸裂」しはじめた。単に裂けただけでなく、花が開くような形状になり、中身が周囲に飛び散っているスイカが多い。劉さんの畑以外でも、周辺ではスイカの「爆発」が相次いでいる。
 劉さんは5月6日にスイカ栽培専門家スイカの「膨張促進・甘味増強剤」を勧められた。「山東省で入手した。スイカが大きく甘くなり、売り値がよくなる」との説明を信じたという。実際に使用したのは7日午前からという。
 翌8日、畑に出た劉さんは驚いた。スイカが異常に大きくなっていた。すでに裂けていたスイカもあったという。呆然としていると、畑のあちらこちらから「ボン!」、「ボン!」という音が響いてきた。スイカの「爆発音」だった。
 劉さんの畑のスイカは、収穫がほとんど望めないという。途方にくれて畑を見つめるしかないが、その目の前でスイカの爆発はまだ続いている。スイカ栽培専門家も、なぜスイカが爆発しはじめたのか「どうにも分からない」と困惑している。(編集担当:如月隼人)


 もはや中国で爆発しないのは、爆弾くらいだな。



グダグダ (2011 5/21 25:00) 

 さらに続報。

1号機「海水注入中断」で食い違い(5/21TBS)
 大震災の翌日に福島第一原発の1号機に東京電力が最初に行った海水の注入について、政府関係者らが、官邸の指示で中断した、としている問題で、政府と東電の原発事故統合本部は「事実に基づいていない」と反論しました。
 「海水注入の事実そのものを官邸としては全く把握をしていなかった。総理も海江田大臣も水を止めるということについては指示をしていない」(細野豪志首相補佐官)
 福島第一原発1号機への海水の注入は、3月12日の午後7時4分から始められ、7時25分に中断。その後、8時20分に再開されました。
 この間の経緯について、原発事故統合本部は、「海水の注入開始自体が官邸には報告されていなかった」として、官邸の指示で止めることは起こり得なかったとの認識を示しました。
 その上で、当時官邸では、原子力安全委員会の斑目委員長から、海水を注入した場合「再臨界の危険性がある」との意見が出され、これを聞いた東電の担当者が本社に伝えたことから注水の停止につながった、と説明しました。
 「少なくとも私の指示で再臨界の危険があるからやめた方がいいという発言は絶対しないと思います。もしそれをしていたら、私がいかに原子力の知識がないかということになってしまう」(班目春樹原子力安全委員長)
 しかし、斑目委員長自身は21日夜、JNNの取材に対し、統合本部の説明を真っ向から否定していて、官邸の指示で海水注入を停止したという関係者の話に加え、新たに食い違いが表面化しています。


 もはや、何がなにやら。


事実は? (2011 5/21 24:00) 

 昨日の書いた話の続き。

注入開始・停止は官邸知らず…東電との連絡不備(5/21読売)
 政府・東京電力統合対策室は21日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所1号機で東日本大震災の発生翌日に行われていた海水注入が中断していた経緯を説明した。
 菅首相が海水注入の是非の検討を関係部局に指示している間に、東電が海水注入の開始・停止に踏み切るなど、政府と東電の連絡体制の不備が明らかになった。
 対策室が記者会見で配布した資料や説明によると、震災翌日の3月12日、それまで1号機に注入していた淡水が足りなくなったため、首相は午後6時ごろに内閣府原子力安全委員会や経済産業省原子力安全・保安院などに対し、海水注入を検討するよう指示した。これに対し、班目春樹原子力安全委員長が、海水注入によって核燃料の分裂反応が再び始まる再臨界の危険性があると指摘したため、首相は再臨界防止のためホウ酸の注入などの対策を含めて検討するよう改めて指示したという。
 首相官邸での検討は午後7時半ごろまで続いていたが、東電はそれに先立つ午後7時4分、現地の判断で海水注入を開始した。ホースやポンプがきちんと動くかどうかの「試験注入」で、順調ならそのまま注入を継続する予定だったというが、官邸にいた東電担当者が現地や東電本店に政府内での協議が続行していることを伝えたため、同7時25分に注入を停止した。
 注入開始、停止は官邸には報告されていなかった。東電側は、担当者が保安院に口頭で連絡したとしているが、保安院には記録がないという。
 午後7時40分、保安院などが首相にホウ酸を加えた海水注入案について説明し、首相は同55分、海水注入を指示。海水注入が再開したのは午後8時20分だった。


 斑目さんとは、電話でやりとりしたってことかなぁ。

首相動静―3月12日(3/13朝日)
 【午後】0時42分、民主党の岡田幹事長、仙谷代表代行。3時、与野党党首会談。4時59分、玄葉国家戦略相。5時26分、玄葉氏出る。6時44分、海江田経産相、福山副長官、細野、寺田、芝の各首相補佐官。49分、松本防災相加わる。53分、松本氏出る。58分、寺田、芝両氏出る。8時10分、福山、細野両氏出る。29分、海江田氏出る。32分、記者会見。9時34分、緊急災害対策本部、原子力災害対策本部。10時29分、玄葉国家戦略相、細野補佐官。45分、玄葉氏出る。11時1分、細野氏出る。(午後のみ抜粋)

 以前からのことではあるが、相変わらずわけが分からん。誰かが嘘をついているようにも思うんだが…。


隠れ民主 (2011 5/21 24:00)

 民主党議員はカスだが、今になって民主党から逃げだそうとしているヤツ、逃げ出して別会派を名乗る「隠れ民主」は、輪をかけてカス。自身の選択にすら責任を持てない人間が、国に対して責任が持てるはずもなく。


世論調査 (2011 5/21 24:00)

 新聞やテレビの世論調査に、「菅内閣を支持しますか」とかいった質問に加えて、「菅に責任とって死んで欲しいとおもいますか?」という質問を入れて欲しい。2割か3割くらいは「はい」と答えるんじゃないか。そうなれば、いくら菅でも自分の置かれた立場が分かるだろう……産経辺りが敢行してくれないものか。



怒って当然 (2011 5/20 24:00)

「事務方は出て行け」=自民・佐藤正久氏(5/20時事)
 「邪魔するな」。20日の参院予算委員会で自民党の佐藤正久氏が、菅直人首相に対する自らの質問中に首相への説明を繰り返す事務方を怒鳴り上げる場面があった。
 福島県出身の佐藤氏は、福島第1原発事故の政府対応を「人災だ」などと厳しく追及。しかし、やりとりがなかなかかみ合わず、イライラが募ったようで、首相に耳打ちする事務方に「首相が質問を聞けないじゃないか。出て行け」と声を荒らげた。前田武志委員長から「冷静に」と促され、気を静めていた。


 官僚からいろいろ話を聞くのも程度問題だと思うが……

http://www.youtube.com/watch?v=Q_wsmdKHL6g
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14505213

 これらの動画を見たら、佐藤さんが怒るのも当然だとよく分かる。官僚が耳打ちし続けているのみならず、その他の菅の言動も、怒りを誘うのにじゅうぶん。人の話は聞かないわ、相手の言ってることがほとんど理解できていないわ、勝手に誤解して逆ギレするわ、決して責任を認めないわ……イラ菅などと呼ばれていたが、人をイライラさせる才能も天下一品だな。


非常識だがこいつらにはあり得る話 (2011 5/20 24:00)

1号機海水注入、官邸指示で中断(5/20TBS)
 メルトダウンが明らかになった1号機をめぐる新たな事実です。震災が発生した翌日の3月12日の夜、東京電力が海水注入を開始したにもかかわらず、総理官邸の指示により、およそ1時間にわたって注入を中断させられていたことがJNNの取材で明らかになりました。
 「20時20分から、現地では第1号機に海水を注入するという、ある意味、異例ではありますけれども、そういった措置がスタートしております」(菅首相、3月12日)
 1号機の原子炉への海水注入は当初、3月12日の午後8時20分から始まったとされていましたが、実は1時間以上早い午後7時4分に開始されていたことが、今月16日に東電が公開した資料に明記されています。
 真水が底をついたため東電が海水注入に踏み切ったものですが、政府関係者らの話によりますと、東電が海水注入の開始を総理官邸に報告したところ、官邸側は「事前の相談がなかった」と東電の対応を批判。その上で、海水注入を直ちに中止するよう東電に指示し、その結果、午後7時25分、海水注入が中止されました
 そして、その40分後の午後8時5分に官邸側から海水注入を再開するよう再度連絡があり、午後8時20分に注入が再開されたということです。
 1号機については、燃料がほぼすべて溶け落ちる「完全メルトダウン」という最も深刻な状況であることが明らかになっています。事故の初期段階で、官邸側の指示により55分間にわたって水の注入が中断されたわけですが、専門家は「あの段階では核燃料を冷やし続けるべきで、海水注入を中断すべきではなかった」と指摘します。
 「(Q.淡水がつきれば速やかに海水注入すべき?)原理的にまさにそういうこと。(Q.中断より注入続けたほうがよかった?)そうだと思いますね。特に理由がないのであれば」(東京大学総合研究機構長 寺井隆幸教授)
 JNNでは、政府の原子力災害対策本部に対し、官邸が海水注入の中止を指示した理由などについて文書で質問しましたが、対策本部の広報担当者は「中止の指示について確認ができず、わからない」と口頭で回答を寄せています。


 事前の相談がなかったから、責め立てて海水注入をやめさせた……非常識極まりなく、普通は考えられない行動だが、菅や民主党政権のこれまでの言動を振り返れば、じゅうぶんにあり得る。物事の優先順位がふつうの人とは違い、「自分たちの面子>国益」だからな。もしこれが事実とすれば、何度腹をかっ捌いても足りないと思うのだが。



給料カット (2011 5/19 24:00)

 酷すぎる仕打ち。

閣僚、自衛隊員もカットへ=国家公務員給与(5/19時事)
 政府は19日までに、国家公務員給与の削減について、閣僚や自衛隊員なども対象に含める方向で調整に入った。政府は国家公務員の一般職について10%引き下げを基本に、若手・中堅は5〜8%カットする案を労組側に提示しており、同様の方針で自衛隊員らの給与を引き下げたい考え。
 新たに給与カットを検討するのは、首相や政務三役のほか、自衛隊員、裁判官、検察官など。
 政府は、自衛隊員については東日本大震災被災地での活動への貢献を踏まえ、災害派遣等手当などを増額する方針を決めており、全体の削減幅は抑えられる見通し。


 被災地でトラウマ抱えつつ懸命に活動して、その結果が「給料カット」。いくら手当で削減幅を抑えるとは言え、この思考回路は理解できぬ。削減ではなく、むしろ手厚くすべきだろうに。

 公務員給料も、国家公務員ではなく、むしろ減らすべきは地方公務員ではないか。市役所の支所には、新聞を読んで時間つぶしに明け暮れるゴミがたくさんいるぞ。


キチガイ (2011 5/19 24:00)

 最近話題の平田オリザというキチガイ。

日本の内閣官房参が訪韓 「韓国人が来れば大きな贈り物になる」(5/19中央日報)
 「(大地震の惨事を経験した)日本はさらに多く泣かなければなりません。そして政府に依存しない共同体中心の活力ある社会に新たに進まなければなりません」

 日本の有名劇作家兼演出家の平田オリザ大阪大学教授が17日に訪韓した。彼は昨年「眠れない夜なんてない」で韓国演劇大賞作品賞を受賞するなど韓国演劇界と関係が深い。今回は劇作家ではなく日本政府の内閣官房参与という職責で訪問した。日本の対外広報と関連し首相に諮問する役割だ。
 彼は日本政府の災害リーダーシップに対し辛らつに批判した。そして福島第一原子力発電所問題を通じ科学技術の限界を切実に感じ、これを作品に反映するとも述べた。彼は普段科学と人間の問題を作品を通じて表現してきた。

――災害収拾過程で日本政府のリーダーシップを批判する声が高い。
「普段は政府のリーダーシップ自体を期待していなかったが、今回の事態でその問題が如実に現れた。日本政府は放射能汚染水を海に排出するのに先立ち、韓国・中国・台湾にあらかじめ説明するべきだった。大地震を契機に日本は政府のリーダーシップに依存しない体質に変わらなければならない

――それでも政府の役割が必要なのではないか。
「個人と共同体が主導的に復興方向を考えようということだ。いま日本は1945年の敗戦直後と似ている。当時日本人は政府が認めない闇市などを通じて活力を生み出した。いまも政府がさせる通りにすれだけならば活力を生み出すことができない。共同体が乗り出してカオス(混沌)の世界から活力の世界へ進まなければならない。政府は政治・経済的観点だけで復興を考えるが、文化・共同体的要素がさらに重要だ。

――韓国人らに訴えたいことは。
「日本は韓国人の暖かい支援の手を忘れないでいる。韓国人観光客がまた日本を訪ねるならばより大きな贈り物になるだろう。福島第一原発周辺を除き日本全域は非常に安全だ」

 政府のリーダーシップに期待していないからこそ、日本人というのは「強い現場、無能な指導部」なのではないか。しかしながら、そのような実態があるとしても、「政治にリーダーシップを求めない」ことを是とするのは、狂気の沙汰としか思えない。要するに、「反権力思考」の左巻きということだ。その辺りの思考は、「政府に依存しない共同体中心の活力ある社会に新たに進まなければなりません」という言葉や、記事中2問目の回答からも読み取れる。
 アメリカの要請で汚染水を流したとかいう発言も問題だが、それだけでなく、発言全体がキチガイの戯れ言。こんなヤツに、税金が支払われているんですよ。

 国が率先して復興へ様々な施策を繰り出さねばならない時に、「政府は要らない」というアナーキストと、そのようなキチガイを飼っている民主党政権。平田オリザは「いま日本は1945年の敗戦直後と似ている」とホザいているが、まだまだ惨劇は続くのではないか。民主党による日本殲滅作戦は、終わっていない。



どうしようもないクズ (2011 5/18 24:00)

放射線の影響、追跡調査へ=「将来の疫学に寄与」−大塚厚労副大臣〔福島原発〕(5/18時事)
 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)年次総会に出席している大塚耕平厚生労働副大臣は17日、ジュネーブ市内で記者会見し、福島第1原発の放射能漏れ事故による住民の健康への影響に関し、「長期間の追跡調査が必要だ」と述べた。具体的な方法は政府で準備を進めていると語った。
 副大臣は、特定日や場所の放射線量データは蓄積されつつあるとした上で、原発周辺地域などの住民の正確な所在時間と場所が把握できれば、「(データとして)将来的な疫学に寄与する」との認識を示した。調査人数や避難住民の所在追跡といった課題は今後詰める方向だ。


 事実ではあっても、言って良いことと悪いことがある。日本国民の利益を本気で考えているなら、このような「国民はモルモット」的な発言など出るはずがない。科学者ならこういう人でなしの発言も有りかもしれぬが、政治家がこんな発言をするなど……あまりの酷さに、言葉もない。


首相がアレなら参与もアレ (2011 5/18 24:00)

汚染水放出は米の要請=平田参与が発言、官房長官は否定−福島原発(5/18時事)
 内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏が17日のソウルでの講演で、東京電力が先月に福島第1原発の低濃度放射能汚染水を海に放出したことを取り上げ「流された水は低濃度で量も少なく、米国からの強い要請で流れた」と説明していたことが18日、分かった。日韓関係筋が明らかにした。平田氏の説明が事実なら、「外圧」で汚染水を放出したことになり、国際社会で波紋を呼びそうだ。
 東電が低濃度汚染水を海に流し始めたのは4月4日。各国への事前通告が間に合わず、韓国やロシアなどから批判を浴びた。
 平田氏の発言について、枝野幸男官房長官は18日午前の記者会見で、「私は承知していないし、放出について米国に事前に通告したとも聞いていない」と否定した。その上で、「どういう文脈で話したか、後ほど確認したい」と述べ、平田氏から事情を聴く考えを示した。


 民主党政権ってのは、民主党議員だけでなく取り巻きも同類のバカばかり。

 仮にアメリカからの要請があったとしても、それを外国に向けて公言するのは売国の所業と言わざるを得ない。「海外の意向で動く国」と受け止められることに恥ずかしさを覚えない時点で救いようがないし、そういった日本の恥を世界に向けて発信することがどれほど日本の国益を毀損するか、思いが至らないのも救いようがない。だいたい、アメリカにとっても迷惑な話だしな。
 ま、いちばん救いようがないのは、こういうバカを取り巻きに登用した鳩山やと、使い続けている菅。

 日本の左巻きは、総じて、「海外で自国のことを悪し様に言う」のが好きだね。大江健三郎とか、加藤周一とか。


 ……と、ここまでは朝に書いていたのだが、夜にはこんな記事が。

平田参与発言「本人勘違い」=放射能汚染水の海放出−細野補佐官(5/18時事)
 細野豪志首相補佐官は18日の記者会見で、内閣官房参与の平田オリザ氏が、東京電力福島第1原発事故での放射能汚染水の海洋放出は米国の要請によるものとしたことについて「(平田氏)本人も勘違いだったとして、発言を訂正したと聞いている」と述べた。
 また、「私は当時(原発事故対応で)米国との窓口をしていた。汚水の問題で日米が協議した事実はなく、処理は日本の判断でやったことに全く疑問の余地はない」と強調した。


 軽口叩いて後から訂正ってのは、もはや様式美の世界ですな。
 「間違いでした」で済むわけないだろ、外交問題になりかねない発言だというのに。民主党も、その周辺にいるヤツらも、揃いも揃って責任をとらないヤツらばかり。


反原発 (2011 5/18 24:00)

 原発反対派が原発の新設に反対し続けてきたために、古い施設を使い続けざるを得なかったことも、福島原発の事故の原因の一つであるというのに(もちろん主因と言うつもりはない)、その事実に目を瞑るのみならず、原発事故を自らのイデオロギー闘争に利用しようと躁状態になって「それみたことか」の大合唱をしている、そんな原発反対論者の主張には、とても同意する気にはなれん。



児玉さん死去 (2011 5/17 24:00)

 幼稚園の頃から「アタック25」が大好きだった拙者としては、児玉清さんの死はつらい。大河ドラマ「武田信玄」での飯富虎昌も格好良かった。
 紳士的で、知的で、上品で、物腰が柔らかそうでいて凛とした物を感じさせる……こんな年の取り方をしたいと思わせてくれる人だった。合掌。


震災を権力維持に利用する外道 (2011 5/17 24:00)

 毎日、首相批判の文を書くのは、実はあまり気が進まない。もちろん、菅や民主党、そして民主党に投票した人に対する怒りは強烈に有しているが、毎日批判ばかりだとどうしても殺伐とした雰囲気になってしまうし、書いてる方も気が滅入ってしまう。

 しかし、史上最低のバカ宰相・バカ政権については、もっと多くの人に危機感を持ってもらいたい。うちに来てくださる読者の方は、できれば、ここで取り上げた民主党政権の愚行をより多くの人に語って欲しいと思う。菅や民主党には治療薬など無いだろうが、民主党に投票してしまった人は、同じ間違いを今後繰り返さないように反省してもらわねば困る。


 で、今日も菅の外道っぷりを紹介。

首相、強気の居座りモード 自民「怒りに満ちた気持ちで対応」(5/17産経)
 菅直人首相が居座りを決め込もうとしている。東日本大震災からの復興が遅れる中、16日の衆院予算委員会では、平成23年度第2次補正予算案の提出が8月以降になると表明。開き直りとも言える先送り姿勢の背景には、内閣支持率の上昇傾向と、民主党内外でなかなか進まない「菅降ろし」の現状があるようだが、野党は早速、反発を強めている。(小島優)

 この日の予算委で、首相は「らしさ」を存分に発揮した。
 「長く与党にいて政権を握っていて、『安い原発、安全な原発』と言ってきた神話が崩れた、と自ら認めたということだ」
 首相は、質問に立った自民党の塩崎恭久元官房長官が「自民党は、与党として原子力政策に一貫して関わってきたことに責任を負わなければならない」とポロリと漏らしたことを逃さず、「それ見たことか」とばかりに食いついた。
 予算委で議論になっていたのは東京電力福島第1原子力発電所事故における、現政権の対応の是非。しかし、首相は自らの責任は棚上げし、敵の失点を喧伝(けんでん)した。野党時代から、首相が得意とする手法だ。
 ここに来て、首相が強気の姿勢を見せるのは、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)への停止要請に対する世論の評価が高いことが背景にある。共同通信が14、15の両日実施した世論調査では、首相の停止要請を評価する回答が約7割に上り、内閣支持率も3割近くに戻した。
 「菅降ろし」を国民が望んでいない結果も、世論の支持が最大の「武器」であることを知る首相の意を強くする要因となっている。首相の早期退陣を求める回答が4月の前回調査より6・1ポイント低下し、17・5%に下がったからだ。
 かねて、明確にしてこなかった2次補正予算案の国会提出時期を8月以降に先送りして、政権維持に強い意欲を見せたのも、こうした世論の動向を見定めてのことに違いない。
 塩崎氏は「復旧の予算も足りていないのに政権維持のために(会期末の)6月22日に国会を閉じるのか。被災地に失礼だ」と批判したが、首相は「国会を閉じる、閉じないという話の前に本格的な復興をどう進めるかだ」とどこ吹く風。「拙速にすぎるのも、復興という大きな事業にとっては気を付けなければならない」とも述べ、復興を大義名分とした政権維持への意欲を示した。
 政府・民主党は16日、福島第1原発事故への東電の賠償を支援する法案についても、今国会への提出を見送る方針を固めた。懸案の先送りで延命を図ろうとする首相を見て、野党は「菅降ろし」への動きを再び、加速させようとしている。
 「怒りにも満ちた気持ちで対応する」
 「野党の責任として内閣不信任決議案を出さざるを得ない場面がくる」
 自民党の大島理森(ただもり)副総裁は16日のBS11の番組収録でこう語気を強めた。首相の強気は裏目に出るかもしれない。


 人を責めるときだけ元気になり、災害を利用してまで権力維持を図ろうとする、まさに外道の極み。鳩山も大馬鹿者であったが、没義道っぷりに関しては、菅の方がはるかに上。



被曝首相 (2011 5/16 24:00)

 「被曝の危険があるのに視察に向かったオレって格好いい」と言いたいのかもしれないが……

菅首相 格納容器破損の可能性を認識…震災翌日の視察前に(5/16スポニチ)
 菅直人首相は16日の衆院予算委員会で、東日本大震災発生翌日の3月12日に福島第1原発を視察したことをめぐり、格納容器破損の可能性があることを知った上で、あえて実施したことを明らかにした。「放置すれば格納容器にひび割れが起こりえた。だからこそ(視察前に蒸気を排出する)ベントが必要だと言った」と述べた。
 視察に同行した原子力安全委員会の班目春樹委員長も「格納容器が破裂する可能性があることは認識していたし、(首相に)助言した」と答弁した。
 首相は視察に踏み切った理由について、東京電力へのベント指示がなかなか実施されなかったとした上で「陣頭指揮を執るには現地の関係者ときちんと会うことが重要と考えた」と強調。質問した自民党の西村康稔氏は「首相官邸で指揮を執るのが最高指揮者のあなたの仕事だ」と指摘し、防護服を着ずに現場に行ったことを批判した。


 「3月12日朝の時点で格納容器破損の可能性を認識していた」のが事実ならば、被曝の危険を冒して視察に向かうという「首相にあるまじき軽率な行動」、付近住民の避難を即座に決定しなかったこと、その可能性を認識していたことをずっと隠していたこと、を批判せねばならない。視察後に、「原子炉は大丈夫だ」と言っていたしな。

 たぶん、この発言はウソだろう。格納容器破損の可能性を知っていたのに、ヘタレの菅がノーアーマーで出向くわけがない。

 平気で嘘をつく道徳心の無さも問題だが、「その嘘のせいでこれまでの言動の整合性が全て崩れる」という点に思いが至らない、救いようのない頭の悪さも大問題。本人に自覚がないのに自爆テロ。


筋違い (2011 5/16 24:00)

 福島原発の問題に絡めて、原発を推進していた正力松太郎や中曽根康弘、田中角栄、あるいはひっくるめて自民党を批判する向きがあるが、火力や水力以外の燃料が求められていたという当時の時代背景を無視して「原発推進した奴は悪」と罵るのは、「たくさん人を殺したから信長は悪」と言うようなもんだ。とくに70年代は石油危機もあったわけで、石油に代わるエネルギーを求めるのは当然の理屈だろう。それを「原子力に手を出したヤツは悪者」とするのは、時代背景無視して戦前の日本を批判するのと同じ愚。



兵站軽視 (2011 5/15 24:00)

福島第1原発:作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か(5/15毎日)
 東京電力福島第1原発で14日、集中廃棄物処理施設で作業していた60代の男性作業員が死亡した問題で、男性が体調不良を訴えてから病院に着くまでに2時間以上かかっていたことが分かった。救急車に乗せるには警戒区域(半径20キロ圏内)外まで出る必要があるためだ。過酷な作業環境で危険にさらされていると指摘される原発作業員を取り巻く救急体制の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになった。
 東電と双葉地方広域市町村圏組合消防本部によると、男性は13日から原発で収束作業に従事。14日は午前6時に作業を始め約50分後、体調不良を訴えて医務室に運ばれた。1人しかいない勤務医の勤務時間(午前10時〜午後4時)外だったため、心臓マッサージなどの講習を受けた東電社員の「医療班」が応急手当てをした。既に意識は無く呼吸も確認できなかったという。
 原発からの救急搬送を巡り、県災害対策本部と消防、東電の3者は原発事故後、約20キロ南の拠点施設ナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(楢葉町)で受け渡すよう取り決めている。このため同7時35分ごろ業務用車両に男性を乗せ原発を出発、8時10分ごろ着いたJヴィレッジで、常駐医師が心臓マッサージなどをしたが回復せず、同35分ごろ救急車に乗せられた。
 9時7分に原発から約45キロのいわき市立総合磐城共立病院に到着。発症から2時間が過ぎており、9時33分に死亡が確認された。福島県警は医師の診断結果などから心筋梗塞(こうそく)の可能性があるとみている。
 3者の取り決めは救急隊員の安全確保のためで、同消防本部は事故前なら原発から約4〜5キロの病院に搬送していた可能性があるとしている。東電福島事務所は14日夜の会見で「診察できる医師を近くに置く態勢を検討したい」と述べた。【仙石恭、根本毅】


 兵站軽視は日本の伝統なのかね?現場の待遇の悪さについて、海江田が「避難所にいる人より良い待遇にするわけにいかない」と寝言をホザいていたが、現場で働く人間に対する救急医療体制のお粗末さも、「わざと」なのだろうか。

 旧日本軍を悪者にして人でなしのように批判する左巻き、そんなヤツらが政権の座にあるのに、やってることはその日本軍と同様の「兵站軽視・現場の頑張りに依存」というのは、どういうわけか。



賠償案 (2011 5/14 24:00)

 東電の賠償スキームについては、判断のしようがない。資金の具体性な流れや、賠償のための新組織を作る合理性が見えないのみならず、「電気料金への転嫁はしないようにする」と言ったそばから「電気料金の18%値上げは容認」という話が出たり、ワケが分からない。金融機関や株主を助けたいという意図は見えるけど。


メルトダウン (2011 5/14 24:00)

 メルトダウンが、チャイナ・シンドロームを指すのか、炉心溶融のことなのか、ちょっとでも溶ければメルトダウンなのか、定義が人によって曖昧。しかも、言葉の持つイメージからは「最悪の状況」を想像する人がが多いだろうことを考えれば、保安院の人間が「メルトダウン」となかなか言いたがらない心境は、分からなくもない。


思いつき (2011 5/14 24:00)

 どっかの国の宰相のことなら面白いんだが、不幸なことに我が国の宰相なんだよな。

首相のODA増額発言 外相「気持ちを言った」と火消し(5/13産経)
 松本剛明外相は13日の衆院外務委員会で、菅直人首相が11日に東日本大震災復興の財源として政府開発援助(ODA)を削減した分を将来的に「何倍にも増やす」と表明したことについて「気持ちを言ったものとと理解している」と述べ、実現に慎重な考えを示した。
 首相は4月26日の衆院予算委員会で、震災被災者の仮設住宅に関し「遅くともお盆ごろまで」に希望者全員の入居を目指すと明言したら、大畠章宏国土交通相は同月27日に「首相の気持ちは受け止めるが、明言できない」と火消しに走ったことがある。またもや閣僚が首相の「軽口」の修正を強いられた格好となった。
 政府は平成23年度予算で、ODAについて約1割(約500億円)削減した。首相は各国の駐日大使らを招いた今月11日の「感謝の集い」で「日本が元気になったら『何倍』にも増やす」と約束していた。


 思いつきをすぐにポポポポーンするという点では、菅も鳩も変わりなし。



同類が思い浮かばない (2011 5/13 25:00)

 菅直人並みに、責任感が無くすぐに責任転嫁をおこない、無能で、無知で、ついでに無恥で、それでいて自分は有能だと思い込む……そんなヤツがこれまでの日本の歴史に存在していたかな、と考えてみたのだが、とんと思いつかぬ。誰か、候補を挙げてくれ。


悠長 (2011 5/13 24:00)

政府、復興基本法案を決定 1年以内に復興庁(5/13共同)
 政府は13日午前の閣議で、東日本大震災の復興基本法案と、閣僚数の上限を17人から3人増やす内閣法・内閣府設置法改正案を決定した。同日中に国会へ提出。復興法案は自民、公明両党が設置を求める「復興庁」について、復興法施行後1年以内をめどに法整備を図ると付則に明記した。被災地復興の本格化に向け早期成立を目指す。
 自公両党は復興庁の即時設置を要求し、対案提出を検討。政策の企画立案だけでなく、実行権限も与えるべきだと主張しており、終盤国会の焦点となりそうだ。
 復興法案は「安心・安全な地域づくり」や「社会経済の再生」などを基本理念に掲げる。当面の態勢整備では、首相を本部長として全閣僚が参加する「復興対策本部」を内閣に設置。官房長官と新設の復興担当相が副本部長を務める。同本部に対して有識者の「復興構想会議」(五百旗頭真議長)が提言する。
 復興庁は復興対策本部からの移行を想定。その役割は、期間限定の設置も含めて「総合的に検討する」とした。東京電力福島第1原発事故で被害を受けた地域の復興に関し、必要に応じて関係自治体の首長や有識者でつくる機関を設置する方針も盛り込んだ。
 政府、民主党は当初、復興法案を4月中に提出する方針だったが、与野党共同提出を探った影響などでずれ込んだ。


 「1年以内」って、なかなかに悠長ですな。やる気ねぇだろ。この2ヶ月間、施策のスピード感の無さは異常。やっておくべきことを、ほぼ何一つやっていない。通常国会を会期通りに閉会しようとしたり、復興させようという気持ちが微塵もないのがあからさま。

 菅政権が、日本を破壊し尽くそうとして、わざとチンタラポンタラやってるんだったら、「売国奴としては有能」と一定の評価はすべきなのかもしれんが。たしかに1年半前、「いったん(民主党政権になって)焼畑農法をすればいい」と私は繰り返し言っていたが、本当に焼畑になりそうなのを見ると、やっぱり我慢ならんね。



震災から2ヶ月 (2011 5/12 24:00)

 メディアの扱いが減り、避難生活から復興へ本格的に動き始めるこれからが、ある意味では被災地にとって正念場。浜岡原発の停止要請や、福島第一原発1号機のメルトダウンでまた原発の話題が盛んに取り上げられているが、一時期「震災」から「ユッケ」の方へ重点を移していたように、メディアがいつ震災に関する報道を激減させるか、分かったものではない。
 だからこそ、義捐金の配分や仮設住宅設置を進め、早め早めに被災者が立ち上がれる環境をきっちり整備しておくべきなのだが……何も仕事をしない民主党政権の存在が、腹立たしくてしょうがない。

 民主党がゴミなのは、左巻きだからとか政策が間違っているとか、そういうレベルの話ではない。一般の社会人並みの責任感も倫理観も覚悟も無いから、ゴミなのだ。政治信条の問題で批判するなら、最低限の敬意を持ちつつ批判する。現状は、最低限の敬意も不要。土を肥えさせてくれる分、ダンゴムシの方がマシ。

 無能なら、せめて心遣いくらいは見せて欲しいんだが。

 政府がどうしようも無いヤツらである一方、陛下の存在にどれだけ救われることか。

天皇、皇后両陛下:福島産の野菜を購入 風評被害に心痛め(5/12毎日)
 宮内庁は12日、天皇、皇后両陛下が11日に福島県を訪問した際、地元で取れた野菜と果物を購入したことを明らかにした。同県産の野菜や果物については東京電力福島第1原発事故による風評被害が出ており、両陛下は心を痛めているという。
 同庁によると、両陛下は福島空港を自衛隊機で出発する際、箱詰めされたアスパラガス、シイタケ、ブロッコリー、イチゴなどを計3箱購入した。県が用意したもので、それぞれ両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家用という。両陛下は11日に福島市で、地元産のダイコン、カボチャ、ワラビなどの食材で作った昼食をとった。同市の瀬戸孝則市長は、両陛下が「風評被害が心配ですね」などと気に掛けていたことを明らかにしていた。【真鍋光之】




遅らせているのは民主党の方 (2011 5/11 24:00)

復興、自民が遅らせている=民主・平田氏(5/10時事)
 民主党の平田健二参院幹事長は10日の記者会見で、政府の復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)への参加要請を自民党が拒む方針を決めたことに関し、「議長が意見を要請したら断った」と指摘した上で、「政府や民主党が頼んでいるわけではない。色眼鏡で見ること自体が問題で、復興を遅らせていると断言できる」と批判した。
 2011年度第2次補正予算案を今国会で成立させるべきかどうかについては「(11年度予算関連の)特例公債法案と両方を仕上げるのはなかなか難しい。今国会中に間に合うかを含めて検討しなければいけない」と述べるにとどめた。


 いや、「何かやっている」あるいは「何かやろうとしている」のなら、「足を引っ張る」という表現を使う余地もあろうが、何もしていない、しようともしていないのに、足など引っ張りようがないではないか。

 実際のところ、自民は震災直後から何度も提言を出している。それに応答しないで「自民党は意見を出して欲しい」とさも自民が何もしていないように印象操作しているのは、民主党の方。
 自民が民主の足を引っ張っているのではない、民主が、日本の足を引っ張っているのだ。この国難にあって、印象操作に勤しむようなゲスの集まり、それが民主党。


ネタなら面白いんだが (2011 5/11 24:00)

 思いつきの放言も、ここまで来るともはやすがすがしい。フルアーマー温家宝や、フルアーマー李明博が見られるのか?

日中韓首脳会談:「福島で開会式」両国に打診 中国は難色(5/11毎日)
 菅直人首相が今月21、22日に東京で開かれる日中韓首脳会談の開会式を福島市内で行う案を中韓両政府に打診したことが分かった。東京電力福島第1原発事故による風評被害を和らげる狙いがあるが、中国側は「原発事故は収拾しておらず、温家宝首相にそこまでのリスクは負わせられない」と難色を示しており、実現の見通しは立っていない。
 政府関係者は「事務レベルで打診したが、返事はない」と語った。政府は、温首相と韓国の李明博大統領に仙台空港経由で福島市内に入ってもらい、福島県庁などで開会式を実施後、東京に戻って会談する日程を想定。菅首相の発案だが、中国外交筋は「外交常識では考えられない」との不満を漏らした。


 まぁ、「何か計算があるのか」と考えるべきところかもしれないが、なんせ菅だから、たぶん「ただの思いつき」だろう。官僚も止めろよ。諫言したら怒鳴られるし、菅のために働くのもアホらしいから、止める気にならないのは分かるけど。

 事前の根回し無しでぶち挙げて、これで拒否されたら福島の印象はさらに悪い物になってしまう、ってことに気付かないのが、菅クオリティ。福島が危険かどうかという問題以前に、菅のパフォーマンスに、温家宝や李明博が付き合ってくれるわけがなかろうに。

 つーか、中国に非常識と言われちゃオシマイだわな。



フルアーマー岡田 (2011 5/10 24:00)

 フルアーマー枝野に続き、フルアーマー岡田の登場。

福島第1原発:岡田幹事長、20キロ圏内を視察(5/9毎日)
 民主党の岡田克也幹事長は8日、立ち入り禁止となっている福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域内を視察した。4月22日の警戒区域指定以来、政府・与党幹部が区域内に入ったのは初めて。地震や津波による直接の被害がない地域でも工場は操業できず、畜産農家は廃業の危機にひんしていた。政府が指定した警戒区域や計画的避難区域に不満を募らせる地元に対し、岡田氏は例外措置を検討する考えを示さざるを得なかった。【野口武則】

 ◇岡田氏「計画的避難区域に例外」言及
 岡田氏の20キロ圏内の立ち入りには、許可を得て記者も同行した。8日午前8時すぎ、同行者を乗せたバスが路肩に止まり、一斉に防護服を着用。バスは同8時半に「立ち入り禁止」の看板を越え、警戒区域に入った。無人の町を抜けると、泥水が引いた海沿いにがれきが広がっていた。
 
(中略)
 南相馬市の有機ゴム薬品大手、大内新興化学工業の原町工場は原発から19.9キロで警戒区域に入った。大内康平社長らは防護服を着込んだ岡田氏を作業服姿で出迎え、「ここは安全です」と訴えたが、岡田氏が外したのはゴーグルだけ。工場内に津波被害はなく、大内社長は「隣の工場は操業を準備している。この差は何なんでしょう。幹事長の力で何とか再開できないか」と頭を下げた。
(以下略)




 事前に周辺自治体に連絡することなく、唐突に「浜岡原発の停止要請」を会見でぶち挙げた菅もそうだが、民主党のゴミどもは、人に対する思いやりが根本的に欠落している。

 そういや、菅が無意味な行動をとっていたな。

菅首相、給与返上を表明=原発事故の責任明確化(5/10時事)
 菅直人首相は10日夕の記者会見で、福島第1原発事故に関し「事故を防ぎ得なかった責任は東京電力と共に、原子力政策を国策として進めてきた政府にもある。政府の責任者として申し訳ない」と陳謝した。その上で、議員歳費に上乗せする形で支給されている「首相給与」を6月から返上すると表明した。
 首相は「国会議員としての歳費は受け取るが、首相として上乗せされている歳費を、ボーナスも含めて全額返上したい」と述べた。返上の期間は「原発事故が収束するめどが付くまで」とした。
 歳費や給与は公職選挙法で寄付行為が禁止されているため、特別職給与法に基づき返上する。内閣官房によると、1カ月分の首相給与は約164万円、6月に支給される夏のボーナス(上乗せ分)は約217万円。(


 菅がもし人並みの責任感を持っているなら、やるべきことはただ一つ。即刻辞任。それ以外は全て的外れ。
 つーかね、ふつうは「責任を果たす」という気持ちを持っていれば「給料分働く」という方向に動くはず。それを「給料返す」となってしまう辺り、常識の無さと責任感の無さを感じるんですわ。


エアコン無しは勘弁してくれ (2011 5/10 24:00)

 政府が、節電しろだのエアコンじゃなくて扇風機にしろだの言ってるらしいが……岐阜県南部の夏の暑さをナメんな!

 多治見は、観測所の立地条件が悪いと言う向きもあるが、すぐ近くの美濃加茂などの気温を見れば、多治見が暑いのはガチだというのは理解できるはず。盆地になっていて、名古屋方面からの熱風がたまることで気温が上昇する模様。多治見の特徴として、「午後2時頃でなく4時頃にピークが来ることがしばしば」というのがあるんだが、「空気が澱んで暑くなる」がゆえの現象かも知れない。

 ともかく、40度超えは伊達じゃない。エアコン無しだと、ジジババが死にまくるぞ。



山頭火 (2011 5/9 24:00)

 三十歳を超えた辺りから、種田山頭火の句が心に染みる。


即時退陣以外の選択肢など無い (2011 5/9 24:00)

 「震災復興のために全力を挙げる」とか言ってるくせに、通常国会をさっさと閉じる辺りに、菅直人の目的が「日本の利益」ではなく「自分の権力維持」であることが露見している。こんなあからさまな菅の態度なのに、「この非常時に、菅下ろしには同意できない」と言うのは、全く理解できない言説。

 まぁ、権力維持が目的でも、その手に入れた権力を適切に使ってくれれば文句は無いんだがね。権力使って菅がやったことと言えば、会議の乱立、官僚を怒鳴り飛ばす、負担を全て国民へ回す。正直、「米軍よ、ビンラディンを殺るついでに菅もお願い」……とか思ってしまう。「いまは非常時だから菅は辞めるべきではない」と言っている人は、菅が総理を続けることそれ自体が災厄になっているという事実が見えていない(或いは見ようともしない)わけで、それはもう罵倒されてもしかたないレベルだろ、と思ったり。



政治をやるべきでない者を選んでしまった選挙 (2011 5/8 24:00)

 ふだん政治家を批判ばかりしているのであまり信用してもらえないかもしれないが、私は、政治家という人種は一般人よりも優れているべきと思っているし、実際に多くの政治家は我々よりはるかに優秀だと信じてきた。政策に関する知識は言うまでもなく、選挙区を走り回るバイタリティ、多くの人の生活を預かっているという責任感、批判に対する忍耐力、理念を現実の物とするための執念、交渉力……いずれも常人の及ばない域にあると思うし、敬意の対象とすべきだと思っている。少なくとも、私などには到底つとまらない仕事だと自覚している。仮に政治家になりたての時点では有能といえなくても、政界で鍛え上げられ、それなりの能力を身に付けていくだろうし、それができなければ淘汰されていくはずだ。
 もちろん、お花畑な理想論を吐く左巻き政治家は存在するが、それとて(本来の意味での)確信犯であり、無能であるのはごくわずかだと思っていた。馬鹿な失言をする者もいたが、それはあくまでミスであり、能力自体が根本的に欠落している者は、例外的存在だと思っていた。
 政治家に対する批判は、有能な者に対する期待と表裏一体のものであるし、いくら「バカ」だの「無能」だの言っても、最低限の水準はクリアしているのが前提で、その上積みを求めての批判である。常に「政治家は自分よりも有能な人間達だ」という認識を忘れぬよう努めてきたつもりだ。

 ただし、「民主党議員のほとんどを除く」という前提付きである。

 鳩山総理が誕生して以来、無能な政治家の存在を目の当たりにしてきた。しかも、それがごく一部ではなく、民主党議員のほとんどであるという事実を、「これでもか」というほど突きつけられてきた。
 さらには、その無能のレベルが、「国会議員として欠格」という水準ではなく、「社会人として欠格」という、どうしようもないレベルであることもまた、この1年半で思い知らされてきた。常人を凌駕しているのは厚顔無恥であることだけだ。

 「民主党政権では日本はおかしくなる」と政権交代前からずっと書いてきた。それは、「無能の集団である」というより、「政策が間違っているから」であったのだが、現状を見るに、政策がどうこうという次元をはるかに越えた無能っぷりである。能力だけでなく、責任感も倫理観も皆無。もちろん、野党時代の国会運営からして非常識極まりない物だったゆえに、能力も道義もない集団というのは分かっていたが、「さすがにここまで酷い集団だったとは」というのが正直なところ。

 小泉による郵政解散と、一昨年の総選挙を重ねる向きも多いのだが、少なくとも政策が争点になった郵政解散と、政権交代自体が目的にされてしまった前回総選挙は、まったく性質が異なるし、何より、小泉チルドレンの陣容と小沢チルドレンの陣容を比べれば、どちらがより政治家として適している人間が多いか、考えるのに数秒もかからないだろう。

 それくらい、前回の総選挙はひどいものだった。
 民主党を支持した人たちは、まず「自分たちは、政治をやるべきではない人間に投票してしまった」という自覚をもって、決して責任回避しないでほしい。「自民よりもマシ」という、現実とは異なる言い訳に逃げないでほしいし、「マスコミにだまされた」という責任転嫁もしないでほしい。ふつうに野党時代の言動を見ていれば、「国政を任せるべきレベルにはない」ということは中学生でも理解できたはずだ。

 「民主党を選んだのは間違いだった」という認識なしに、日本の今以上の発展はあり得ないのではないか。東日本大震災にしても、民主党政権であるが故に震災被害が拡大しているのは事実であり、とすれば、今の東日本の災害のいくらかは、前回総選挙の帰結であり、我々日本人の投票行動に起因していると言わねばなるまい。その罪の意識(「罪」と言うべきだろう、もはや)なしに復興を叫んだところで、そんなものは上滑りな物でしかない。私たち一人一人が責任を自覚しないことには、同じ災厄がまたもたらされることになるだろう。


仮の話だが (2011 5/8 24:00)

 原発停止によって計画停電がおこなわれ、真夏に熱中症による死者が続出したら、政府や反原発の方々はどう言うんだろうか。



やっぱり思いつきみたいですな (2011 5/7 24:00)

 政府による浜岡原発の停止要請。「きちんと今後の検討をしているのか」という疑問は昨日に書いたが、いろいろ記事を読むにつけ、やはり「思いつき」でしかない模様。

 「何の計算もせずに唐突に」ということのようだが、唯一計算していると思われるのが、停止の命令ではなく「要請」であること、というのがイヤらしいというか何というか。法的根拠に基づいた命令ではなく、あくまで要請ということで、中電が断れば非難は中電に向かうし、中電が要請を受けた上で何か問題が発生しても「要請を受けたのは中電」と責任回避もできる。まぁ、責任を決してとらない民主党のお家芸がここでも遺憾なく発揮された、と。

 電力供給が落ちれば、当然収益が悪化し、中電株はさらに下落する。株主は当然文句を言うだろうが、それへの対応に政府は力を貸すのか、それとも全て中電に責任転嫁して政府は知らん顔なのか。
 そして、中部圏の経済活動は大丈夫なのかという不安も湧き上がる。「ふだん以上に工場を稼働して復興に寄与」することは、事実上不可能になった。果たして、その辺りの対策を、菅はきちんと考えて……いないんだろうなぁ。

 そして昨日も書いたように、2年後の再稼働はいったいどうなるのか。
 2年後には、民主党はおそらく野党だろう。自民党政権が安定した電力供給を考慮して再稼働しようとするのに対し、「危険な原発を再び動かすとは何事か!」と民主のバカどもが騒ぎ立てるのは、想像に難くない。

 さらに、浜岡原発に停止に意を強くした反原発の向きは、当然ながら次は「他の原発」をターゲットにするだろう。政府がその声の大きい者たちに迎合すれば、日本経済は決定的なダメージを受けることになる。

 あとは、この停止要請で菅政権の支持率が大きく上がったら……と考えると不安でしかたない。調子に乗る菅は見たくないし、日本人にはバカが多いと思い知らされたくはない。


鳩も余計なことを思いついたようで (2011 5/7 24:00)

福島原発収束に向け、鳩山氏らがアイデア募集サイト(5/6産経)
 民主党の鳩山由紀夫前首相らは6日、福島第1原発事故収束に向け、技術的な発想やアイデアを公募するウェブサイト「Bチーム」を立ち上げた。現行の水冷却に代わる収束策をまとめ、政府の福島原発事故対策統合連絡本部(本部長・菅直人首相)に提案したい考え。

 工程表が出され、それに則って動き出しているというのに、いまさら何を言っているのか。
 「鳩山やめろ」「鳩山消えろ」とか送ってもいいのかな?



ゴルフ (2011 5/6 24:00)

民主・石井副代表ら、比でゴルフ 「目につかないと思った」(5/6共同)
 【マニラ共同】民主党の震災対策副本部長を務めている石井一副代表、生方幸夫元副幹事長、那谷屋正義参院議員の同党議員3人が、訪問先のフィリピン・マニラ首都圏郊外のゴルフ場で5日、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、分かった。
 石井氏は、東日本大震災後、ゴルフをするのは初めてで「国外であれば目につかないと思った」と説明。「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」と述べた。
 同氏は昨年秋に日本フィリピン友好議員連盟の会長に就任。3〜6日の日程でフィリピンを訪問。石井氏は「あくまで公務」と話している。


 まぁ息抜きは必要なんだが、「後ろめたい気持ちがあるんだったらやるなよ」「別に息抜きはゴルフでなくてもいいだろ」というところ。
 きっちり仕事してるんだったら、さほど叩かれないとは思うんだけど…。


浜岡原発の停止 (2011 5/6 24:00)

首相、政権の信頼回復狙う…浜岡原発停止で(5/6読売)
 菅首相が6日、中部電力浜岡原子力発電所の全面停止要請という異例の措置に踏み切ったのは、原発に対する国民の不安感を軽減し、東日本大震災の対応で傷ついた政権の信頼回復につなげる狙いがある。
 首相の指示で原発事故対応にあたっている細野豪志首相補佐官は6日夜、首相官邸で記者団に「首相は4月の初めあたりから浜岡原発を非常に意識していた。難しい判断だったが、国民の安全をないがしろにできない。相当、悩んだ上での判断だった」と述べ、停止要請が首相自身の強い意思だったことを明らかにした。
 首相は数週間前から、政府関係者を通じ、浜岡原発を止めた場合に世論がどう反応するかを含め、具体的な影響を慎重に探ってきた。
 首相は、原発を否定する「脱・原発」の主張とは一線を画する一方、新たな産業創出につながるとして、原発重視から太陽光、風力などクリーンエネルギー重視に転換する必要性を強調してきた。最近も、「二酸化炭素を排出しないからといって、原発を『クリーンエネルギー』に含めるべきではない」として、政府文書などでは原発とその他のクリーンエネルギーを区別するよう官僚に指示していた。


 現状ではしかたない判断だろう。東海地震で想定外の津波が来て、福島原発のような状態になったら、首都圏や東名高速からの距離を考えると、現在の福島原発以上に大きな悪影響をもたらしうるのだから、念のために止めておくのは正しい選択に思う。
 原発比率の高い関西電力管内だと、なかなかこういう判断は難しいだろうが、中電管内の原発による発電比率は低く、浜岡を止めても、水力発電や火力発電のフル稼働で何とかなると思われる。あとは、40度を超えるような猛暑にならなければ、と願うばかり。仮に「計画停電」と言うことになれば、拙者の住んでいる地域は死者が続発するだろう……多治見の暑さで「冷房は使わないように」と言われても、それは裸足で富士山を登るようなもの。

 ただ、いったん止めると再稼働はなかなか難しいのではないか。もちろん、このまま廃炉の方向へというのも有りだろうが、政府はその辺りの方策もきちんと検討しているのだろうか。共同の記事によれば、2年の停止だそうだが……「政権持ってる間は停止しておいて、その後のことは知らねぇ」という無責任な態度ゆえの「2年」でなかろうな?


こら、ヤマザキ! (2011 5/6 24:00)

 ヤマザキは、製品どころか、ホームページにもカロリーを載せていない商品が多すぎる。カロリーを表示したら売れないとでも思っているのか……まぁ実際売れなくなるだろうけど。「○○kcalか、だったら〜だけ運動すればOKだな」とか考えるヤツよりも、「うわ、こんなに高カロリーなら買わないでおこ」と思うヤツの方が大いに決まってるもんな。「このパン600kcalか、じゃぁ10km走ってから食べよう」と思う拙者のようなヤツは少数派、というかむしろ奇特。



菅よりボビー (2011 5/5 24:00)

首相訪問も「ボビーのほうが元気くれた」(5/5ニッカンスポーツ)
 菅直人首相は4日、福島県双葉町の住民が福島第1原発事故を受けて集団避難している埼玉県加須市の旧県立騎西高校を訪問。首相が避難所を直接訪れたのは、4月21日に福島県田村市の避難所を訪問して以来。前回は急ぎ足で巡回し、避難所で「もう帰るんですか」と怒声を浴びたが、この日は井戸川克隆双葉町長らとの会談を含め約5時間を避難所で過ごした。
 同行した埼玉県の上田清司知事から「首相のど根性を見せてもらった」と評価された。訪問は1時間程度の予定だったが、教室や体育館など40カ所の避難スペースを歩き回った。約1200人の被災者が生活しているが、その大半と会話を交わした。訪問を終えた菅首相は「大変なご苦労をおかけしていると、あらためて実感しました」と話した。一方で避難所の但野祐貴さん(17)は「正直、菅さんが来ても何もしてくれないし、期待していない。昨日来たボビー・オロゴンのほうが元気をくれた」と不満を漏らした。
 また、菅首相は原発事故の収束に向けて東京電力が示した工程表通りに原子炉の安定化が進めば、年明けに避難住民の帰宅の可否を判断する考えを表明。井戸川町長との会談で「(工程表が)予定通り進めば、年明けには一定の安定状況になる。その時点で、それぞれの地域に戻れるかどうかモニタリングの結果を含めて判断する」と述べた。


 菅との比較対象がボビー・オロゴンというところが、また絶妙というか何というか。

 前回の反省をふまえて5時間も避難所にいたのは評価すべき……と書きたいところだが、国の指揮官が5時間も現場にとどまっているのも、また何か違う。現場の状況を把握する人間は別にいるべきで、トップはそういう人間から得た報告を元に、的確にしかも矢継ぎ早に対応を指示すべきではないか。

 いや、それでも現地の状況から何か得るところがあり、それを施策に移してくれればいいのだが、いままでの現地訪問が何かの役に立っているとは到底思えない。「何もしてくれないし、期待していない」という反応は、これまでの菅の言動を見る限り、正しい反応といわざるを得ない。だから、「ボビーと比べるとは失礼だ」とか「菅は元気にするのが仕事ではない」という反応は、正しいようでズレている(この記事の書き方が嫌らしいというのには同意するが)。
 我が国の宰相に対して、最低限の礼節はわきまえるべきだという意見は、一見もっともに思えるが、最低限の仕事もしていない宰相に対して、最低限の礼節は必要なのか、という気も。まぁ、「外国人に対して我が国の宰相を悪し様に言う」のでなければ、最低限の礼節は守っていると言うべきではないか。


栄村の地震 (2011 5/5 24:00)

長野・栄村を視察=信越地震「怖さ実感」−仙谷副長官(5/5時事)
 仙谷由人官房副長官は5日午前、3月12日未明の信越地震で最も被害が大きかった長野県栄村を訪問した。避難所の村役場を視察し、島田茂樹村長らと意見交換。この後、記者団に「雪が地震と複合的に災害の原因となる怖さを改めて実感した」と語り、支援に全力を挙げる考えを強調した。
 栄村では現在も、役場を含む2カ所の避難所で約60人が避難生活を強いられている。しかし、東日本大震災と発生が重なったため、世間の関心は薄れがちで、地元からは政府の支援を求める声が上がっている。
 仙谷氏は5日午後には、栄村に隣接し、同じく被害を受けた新潟県の十日町市と津南町も訪問。同氏は、政府の被災者生活支援特別対策本部の本部長代理を務めている。


 何を今さら……というのが正直なところだが、放置しっぱなしよりははるかにマシ(静岡でも震度6の地震が起きたが、訓練の行き届きっぷりが半端ではないので、大丈夫と思うんだが…)。

 ついでに、「地震の名前に長野の名が入ると風評被害が出る」とかヌカした長野市長を晒しておく。

長野市長、風評心配で地震の呼称にこだわる(5/5時事)
 長野市の鷲沢正一市長は26日の記者会見で、長野県栄村で震度6強を観測した3月12日の地震について「風評被害が広がるので、長野市では県北部地震という言葉は使わない。皆さんも栄村地震にしてほしい」と訴えた。
 気象庁は、被害が大きい地震には名前をつけている。だが、栄村の地震は死者がなかったことなどから正式名称はなく、今後もつかない見通し。一方で、県は県北部地震という名称を使っている。県危機管理部によると、何かに基づいた名称ではないという。
 鷲沢市長は、1965年から5年以上続いた松代地震を例に挙げ、被害のある場所の名前にするべきだと強調。「県北部地震とつくと、私のところにも『長野市は大丈夫か』という問い合わせがある。長野市は何ともないのに、被害があるかのような印象を与えている」と述べた。
 長野市観光課によると、善光寺の観光客数は3月、前年同期の約47%の約12万人(速報値)に落ち込むなど、各観光地で軒並み前年から半減しているという。



メモ (2011 5/5 24:00)

ウィキリークス公表の米公電要旨(5/5東京新聞)
 内部告発サイト「ウィキリークス」が公表したり、米紙ニューヨーク・タイムズが報じた米公電の要旨は次の通り。(肩書は当時)

 【在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する公電】=2008年12月
 一、06年4月の日米交渉で、グアムの軍用道路建設費10億ドルが再編費用に盛り込まれた。
 一、費用全体を膨らませることにより、日本の負担比率を(見掛け上)減らすことができる。米国はこの道路を移転に当たって絶対的に必要なものとは考えていない。
 一、移転対象の海兵隊員と家族をそれぞれ8千人と9千人とした数字は日本向けに意図的に最大化したものだ。

 【災害対策に関するシーファー駐日米大使の公電】=08年3月18日付
 一、縦割り主義でリスクを避けたがる日本官僚組織が「備えが不十分な際の危機に対する脆弱性」を高めている。
 一、日本をまひさせる災害が発生すれば、世界経済に影響を与える。
 一、重要な社会基盤の防御や、災害が発生した場合の悪影響を最小限に抑える方法を日米2国間で協議することは有益かもしれない。

 【北朝鮮問題などに関するキャンベル・斎木会談】=09年9月21日付

 一、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長と会談した。
 一、斎木氏は、北朝鮮が日本人拉致被害者の一部を殺害したが、一部は生存していると考えていると述べた。横田めぐみさんは比較的若いことから、その安否が最大の問題であり、人々は横田さんのケースに最も心を寄せているとも述べた。
 一、斎木氏は、中国が東南アジアで優位に立つことは認められないと述べた。
 一、斎木氏は、民主党が米国との「対等な関係」を訴えていることについて、両国関係は既に対等であり、鳩山由紀夫首相や岡田克也外相が何を考えているのか分からないと明かした。
 一、民主党が力と自信にあふれたイメージを打ち出す必要を感じ、そのために、官僚を統制し、米国に挑む新しく大胆な外交政策を担っているということを示そうとしたと斎木氏は分析した。斎木氏はこのような考え方を「愚か」と呼び、「彼らも(いずれ)学ぶだろう」と述べた。

 【政権交代などに関するキャンベル・山岡会談】=同日付

 一、民主党の山岡賢次国対委員長はキャンベル次官補と会談した。
 一、山岡氏によると、日米密約に関しては透明性を重視する。鳩山首相や岡田外相は政治的な理由から非核三原則の法制化を望むかもしれないが、山岡氏と小沢一郎幹事長は核持ち込みが必要な場合もあると国民を説得することが重要と考える。
 一、小沢氏は中国で胡錦濤国家主席らに歓待されたが、米政府は同様の対応を取らなかった。
 一、小沢氏は民主党最大の実力者であり、次期参院選で勝利すればさらに影響力を強める。鳩山氏の次の首相となる可能性は高い。

 【在沖縄米軍基地問題に関するキャンベル・長島会談】=10月15日付
 一、キャンベル次官補らと長島昭久防衛政務官らが会談。
 一、長島氏によると、北沢俊美防衛相は現実主義者で現行の移設計画を支持している。
 一、キャンベル氏は、鳩山首相が北京で「米国に依存し過ぎていた」と述べたことを受け、日米関係に危機をもたらすと警告した上で、米国政府が日本より中国に関心を向けたいと公言したら、日本はどう反応するか想像してほしいと発言。
 一、(長島政務官らが席を立った後)高見沢将林防衛政策局長は、長島氏の現行計画に関する発言を額面通り受け取るべきではないと指摘。省内ではもっと強硬だと述べ、米側は再編計画見直しへの柔軟性を見せるべきではないと発言。
 一、防衛省側が在沖縄海兵隊のグアム完全移転や、沖縄県内の他の施設との補完により抑止力は維持可能ではないかとの仮説を提示すると、キャンベル氏は劇的に向上している中国の軍事力を指摘し、有事の際は嘉手納基地と那覇空港以外にもう一つの施設が沖縄に必要だと述べた。

 【同問題に関するズムワルト・山岡会談】=12月9日付
 一、ズムワルト駐日米首席公使が山岡氏と会談。
 一、山岡氏によると、沖縄県の仲井真弘多知事は普天間移設は現行計画をやり通さなければならず、それが政治的に生き残るための唯一の道だと分かっている。
 一、沖縄の人の意思を尊重していては何も起こらないだろう。沖縄県知事選前に政府が決定すれば、沖縄の政治問題は大したことはない。

 【日米関係などに関するルース・前原会談】=10日付
 一、ルース駐日米大使は前原誠司国土交通相に「鳩山氏がオバマ大統領に『信頼して』と言いながら最後までやり通さないとの問題もある」と指摘。
 一、前原氏は日米同盟関係悪化について「喜ぶ国は2カ国だけだ。中国と北朝鮮だ」と発言。

 【基地問題などに関するズムワルト・松野会談】=10年1月26日付
 一、ズムワルト氏が松野頼久官房副長官と会談。
 一、松野氏は、鳩山首相と日米作業グループは、普天間飛行場を沖縄県外に移設する案を「形式的」に検討しなければならないが、唯一の現実的な選択肢は普天間をキャンプ・シュワブか、その他の既存施設に移転させることだと述べた。
 一、松野氏によると、日本の安全保障政策は地方自治体によって決定されることはなく、(移設反対派が当選した)名護市長選の結果は鳩山首相の最終決断において重大な要素にならない。
 一、松野氏は、キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画は「死んだ」と強調。工事現場の周辺で抗議行動が起きる可能性が強いとした。
 一、松野氏は、名護市長に当選した稲嶺進氏が普天間移設の現行計画への反対を表明したとしても、同氏は修正案を受け入れるかもしれないとの見方を示した。

 【日米安全保障高級事務レベル協議】=10年2月4日付
 一、キャンベル次官補と外務省の梅本和義北米局長らが日米安全保障高級事務レベル協議を開催した。
 一、キャンベル氏は「北朝鮮情勢、増大する中国の軍事力などに直面し、日米同盟は史上最も重大な試練を迎えた。だが、この現実は見過ごされがちだ」と指摘。
 一、米国はグアム周辺とアジアでの自衛隊のプレゼンスと活動の強化を要請した。(共同)






城址 (2011 5/4 24:00)

 歩いて20分ほどのところに城址があることに、現在地に住み始めて5年以上経って、ようやく知った。地元豪族の居城だったところで、非常にこぢんまりしているが、縄張りははっきり分かるし、一体の田園風景を見下ろせてちょっとだけ豪族気分。

 歩いて30分程度の範囲内に、他にも古墳や城址が複数有り。歴史好きにとっては、けっこうナイスな場所に住んでいたのだなと、今頃になって思い知る。そういや、この前に住んでいたところも、すぐ近所に古墳があったし、古墳時代か奈良時代の登り窯跡もあった。車を走らせれば、三英傑にゆかりのある地だけあって、戦国時代の史跡がてんこ盛り。こういうのを意識すると、自分は非常に幸せな境遇にあるのだなぁ、としみじみ。


つながり (2011 5/4 24:00)

 そういや、前首相の弟の友達の友達のボスが殺されたね。



国会延長見送り (2011 5/3 24:00)

1次補正が成立=首相、震災復興に全力−国会延長見送りも(5/2時事)
 東日本大震災被災地復旧への緊急対策を盛り込んだ2011年度第1次補正予算と執行を裏付ける財源確保法が2日午後の参院本会議で、全会一致で可決、成立した。菅直人首相は、復興に向けた第2次補正予算案の編成に全力を挙げる考えなのに対し、野党側は退陣を求め、一気に対決姿勢を強める方針だ。こうした状況を踏まえ、政府・民主党内で、6月22日までの今国会会期を延長せず、2次補正の提出を8月下旬にも召集する臨時国会に先送りする日程が浮上した。
 首相は2日夕の閣僚懇談会で、被災地の復興に関し「先行してできることがないか、しっかり仕事をしてほしい」と述べ、各閣僚に具体策の検討を指示。一方、自民党の谷垣禎一総裁は党本部で記者団に「ここから先、菅政権でできるのか」と、首相の退陣を重ねて要求した。民主党内にも、小沢一郎元代表に近い議員を中心に「菅降ろし」の動きがあり、首相の政権運営は厳しさを増す。
 政府・民主党内では、今国会を大幅に延長し、6月〜7月に2次補正を提出、成立を図る案が支配的だった。しかし、首相は、ともに6月となる復興構想会議(五百旗頭真議長)の提言や、税と社会保障の一体改革に関する政府案の内容を踏まえ、2次補正を編成する方針。こうした日程に加え、野党の協力を得る見通しが立たないことから、複数の政府・民主党幹部から「2次補正は臨時国会で処理し、今国会は延長せずに閉じた方がいい」との声が上がった。党内外の「菅降ろし」の動きを封じる狙いもある。


 「ちゃんと仕事しろよ、復興よりも政権維持の方が大事なのかよ!」というのが普通の反応だろうが、「やらなきゃいけないことをやらず、やってはならないことばかりやる」ようなヤツがトップであることを思うと、黙って何もしない方がマシなんじゃないか……と思ってしまうことが悲しい。いや、国会を開いておいて、野党がきちんと「政府のバカな行動」を見張っておく必要があるので、国会の延長は絶対にするべきなんだがね。


気色悪い会見 (2011 5/3 24:00)

 フーズ・フォーラス社長の勘坂康弘。
 自分の店で死者出しておいて、「生肉出すのを厚労省が禁止すればいい」とか自分の罪を棚上げ、しかも首を振りながら絶叫調で……とりあえず、古今無双のアホだということはよく分かった。



支離滅裂 (2011 5/2 24:00)

福島第1原発:「校庭汚染土は放射性廃棄物」枝野官房長官(5/2毎日)
 枝野幸男官房長官は1日の記者会見で、福島県郡山市が放射性物質を含むとして除去した小学校や保育所の土について「原発以外のところで発生する放射性廃棄物ということになる」と述べ、東京電力福島第1原発事故により放射性物質に汚染された廃棄物とみなした上で、今後処分のあり方を検討する考えを示した。
 枝野氏は会見で、これらの土の除去について「受け入れていただけるところがなければ処理ができない。(警戒区域に設定された)20キロ圏内などのがれきの処理を含め、今後さまざまな問題になってくる」と指摘。「若干時間がかかるかもしれないが、国として(対策の)検討を進めていかなければいけない」と述べた。
 枝野氏は一方で「文部科学省から示した指針に基づいて対応をいただければ(校庭の土を)除去する必要はない」との見解も示した。【影山哲也】


 「校庭の汚染土は放射性廃棄物」だが「校庭の土は除去する必要がない」……何を言ってるのか、さっぱり分からん。
 私は「校庭で運動できないマイナスの方が、放射能汚染によるマイナスより大きい」という考えに賛同するし、たぶん政府もそのような認識であろうと思うが、枝野の言葉は自らその認識を覆す物となっている。まったく、政府は何がしたいのか。

 適当な言い逃ればかりしているから、政府の言葉を信用する人はほとんどいなくなってしまっている。結果、福島県の観光業や農作物に対する風評被害は収まらないし、放射線に対する過剰な不安も払拭されない。
 しかも、政府が信用されなくなっているだけでなく、政府が率先して疑心暗鬼を生み出している状況だから、学者やメディアの発表すら疑われかねない始末。「現状の放射能汚染よりも、喫煙や飲酒癖の方が危険だ」という話が出てきても、なかなか納得してもらえないのではないか(参照:年間100ミリシーベルト被曝の発がんリスク 受動喫煙・野菜不足と同程度(5/1産経))。

 いい加減な発言といえば、これも。

仮設入居目標は「私の見通し」=菅首相、国交相と調整せず−参院予算委(5/2時事)
 菅直人首相は2日午前の参院予算委員会で、お盆(8月中旬)までに希望者全員が仮設住宅に入居できるようにするとの目標について「私が強く指示すれば実現できると、私なりの見通しで言った」と述べ、大畠章宏国土交通相ら関係閣僚と事前の擦り合わせをせずに打ち出したことを明らかにした。自民党の林芳正氏への答弁。
 首相は4月26日の衆院予算委員会で、お盆までの全員入居に「全力を尽くす」と表明。その根拠について、首相は2日の答弁で「希望数が計7万2000戸で、5月末までに3万戸が完成する。もっと(建設作業の)人を増やすなどの手当てをしてもらえれば、達成できると私なりに判断した」と説明した。
 これに対し、林氏は「びっくりした。首相が無理なことを言って、後になってできないということではいけない」と批判した。


 「意気込みを示せば指導力」とでも思ってるのか?実現の裏打ちがない強弁は、リーダーシップではなく、口から出任せという。いや、菅の言動は、口から力任せのレベル。


生肉 (2011 5/2 24:00)

 ユッケによる食中毒で子供が死亡というニュース、非常に痛ましい話である。

 拙者は生肉が大嫌いで、義父がそんな私を「ユッケや馬刺しのような美味い物が嫌いだなんて」とからかったことがある。とりあえず「人間は火を使って進化してきたんだから、肉はちゃんと焼いて食べましょう」と反撃したんだが、今になって私の正しさが証明された……生野菜好きだけど。

 生食用の肉は、馬刺し以外は存在しないんじゃなかったっけ?よっぽど信用できる店でないと、生肉は避けた方が良さそうだ。



広報担当の言い訳 (2011 5/1 24:00)

初動対応「知る限りを話す」=首相視察同行の下村審議官(5/1時事)
 下村健一内閣審議官は1日のテレビ朝日の番組で、政府が近く設置する福島第1原発事故の検証委員会に関し、「(政府の)初動(対応)はどうだったか検証するだろう。そこでは私もあれだけ近くで(菅直人首相を)見ていたから、知っている限りのことを話そうと思っている」と述べ、情報開示に努める考えを強調した。
 政府の情報発信が不足しているとの指摘に対しては「ものすごい量の情報がいろいろなところから入ってきている。懸命に走りながらやっているが、なかなか(情報が)出ていかない」と釈明した。
 下村氏は広報担当の内閣審議官で、野党などが「パフォーマンスだ」などと批判している3月12日の首相の福島第1原発の視察にも同行した。


 今朝のテレ朝の「サンデーフロントライン」は、拙者も見ていた。下村氏曰く、一生懸命やっているが、集まる情報が多くて処理し切れていない、と。
 一生懸命にやってこの程度なら、組織を巧く切り回す能力がないのだからやめるべきだし、首相自身がぶら下がり会見を拒否しているのに、「情報発信が巧くいかない」ってアホか、という話。そもそも、政府が無策を続ける限り、いくら情報発信に力を入れてもあまり意味がない。

 けっきょく、番組でやっていたのは、苦労自慢と言い訳ばかり。努力をアピールするだけで褒められるような立場でないことも分からないのか。


お前が行け (2011 5/1 24:00)

原発は「政治決断で決死隊を」 民主・小沢氏が対応批判(4/30中日)
 民主党の小沢一郎元代表は30日夜、自身に近い衆参国会議員約20人と都内で懇談した。出席者によると、福島第1原発事故に関し「根本的な対策を取らなければ大変なことになる。決死隊を送り込んで完全に抑え込まなければならない。政治が決断することだ」と指摘したという。
 同時に菅政権の原発対応を「原発は安定していない。爆発しないようにしているだけで放射線を垂れ流している」と批判した。
 小沢氏は29日には鳩山由紀夫前首相と会談し、原発問題や今後の政局で意見交換した。(共同)


 お前が行け。安全圏でパワーゲームに勤しんでるんじゃねぇ、クズが。
 つーか、小沢が腰巾着どもに一声かければ、決死隊150人くらい集まるんじゃないか。小沢がそれを引き連れて福島原発入りしたら、少しは小沢と腰巾着集団を見直してやっても良い。