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国旗批判への批判 (9/26)
 保守系のサイトで、「日の丸に敬意を持つのは常識だ」とある。うむ納得。「日の丸に敬意を持てない人間は常識知らずだ」、まぁ納得。「日の丸を批判するのは非常識だ」、これはちょっと違うんでないか?
 自国のみならず他国に関しても、国旗・国家に敬意を持つのは確かに常識だ。国旗を燃やすなんてもっての他。しかし、日の丸を批判すること、日の丸の掲揚に反対することを批判するのはちょっとズレてるんじゃないかと思う。

 公立校の教師が卒業式で国旗掲揚に反対したり、国歌斉唱の時に起立しないのは論外。公的な立場(この場合教職者と言うこと)とそれに付随する責任を放棄しているわけで、これはもう非常識。だが、日の丸を批判すること自体は、許されざる行為ではない。その批判にしっかりとした論拠があるかどうかは別問題としても、日の丸や君が代を批判すること自体が非常識とは言えない。日の丸や君が代にどのような心情を持とうがそれは自由だし、それを意見として表明することを遮る権利は周りにはない。その意見を述べた場所や、批判の根拠(侵略の象徴とか言う言いがかり)の部分に関しての非難はできても、日の丸や君が代に対する意見そのものを非難することはできない。
 もちろん、多くの保守系サイトで述べられているのは、そういった場所や職務の問題や、国旗・国家への敬意自体がないことについての問題提起だとは分かっております。けれども、「日の丸のデザインはちょっと…」なんて個人的意見にも目くじら立てる人も中にはいたりして、その狭量さはまたそれはそれで問題だと思う次第。

モップヘア (9/26)
 これ本物か?ってな金正男のご登場。
 http://www.asahi.com/international/update/0925/009.html
 で、金正男サマとくれば、この文章。朝日の基地外投稿で殿堂入りも果たした名文。
http://www.hi-ho.ne.jp/inverse/denndouiri.htmより)
東京の休日させたかった
会社社長 志村 淳(山梨県大月市 56歳)

 金総書記の長男・正男氏とみられる人物の「お忍び旅行」は失敗に終わりました。 思わずヘプバーンの「ローマの休日」と重ね合わせてしまいました。
 もし私が正男氏だったなら、まず渋谷界隈のカリスマ美容室へ飛び込み、今流行の(?)
小泉首相のモップヘアにウキウキ。ソフトクリームを 食べながら浅草に行き、自由な幸せに願をかける。
 時がたつのも 夢のうち。
 最後の日には家族みんなでディズニーランドへ。数々の思い出写真を、誰かがそっと手渡してくれるに違いない。
 貴重な日本の思い出が心に刻まれ、いつかミサイルのいらない豊かな国になりたいと、次代、次々代の北朝鮮を担う親子2人はきっと思うだろう。
 そしてそれは、全て日本政府の計らいで、極秘だった。
 もしこのような形で機密費が使われるなら、いくら使っても領収書は要らないと、国民は納得するでしょう。小泉首相、田中外相、 政治家の皆さん、思いやりで人の心を動かしてください。
  隣国の人の心までも。

 (2001年5月8日 東京版)

 モップヘアにウキウキ。てか、正男くん、髪の毛増えてない?

 北朝鮮と言えば、日朝実務者協議はやっぱり新情報はなし。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040925-00000090-mai-pol
北朝鮮による安否不明の拉致被害者10人の再調査問題などをめぐる第2回日朝実務者協議が25日午後、北京市内のホテルで始まった。協議開始前、北朝鮮代表の宋日昊(ソンイルホ)外務省副局長は記者団に「新しい事実もある」と発言したが、「8人死亡、2人未入国」という北朝鮮の従来の説明を覆す安否情報は提示されなかった。日本側は、弾道ミサイル発射施設周辺での北朝鮮の活発な活動について「安全保障上の重大な問題だ」と懸念を伝えた。

 経済制裁を、実際に行うかどうかは別としても、その素振りすら見せずに来たのがこの結果だと思うがどうでしょう。経済制裁をやるには外堀を埋めてから、と言う論を多く見かけるし、それはその通りだと思うが、小泉首相はそのための努力をしているのか、方針を胸に秘めているのでしょうか。
 小泉擁護派の言い分は、「経済制裁をやっても一国では効果がない→中国やロシアを抱き込むまでは無意味」とか「経済制裁できた朝鮮が暴発したときに、日本が軍事的に対抗する手段がない→アメリカとの協力の確約と自衛隊の動きの制約解除が為されるまで待つべき」とか、「まだ実際の経済援助は行っていない」とか、それは確かに正論でしょう。北朝鮮が暴発する可能性は低いかも知れないがゼロではない。しかし、小泉首相はそれらの問題を解決するための努力を具体的かつ積極的にしているようには見えてきません。
 小泉首相を信じるのは自由ですが、何らかの方針を持っているという明確な根拠が見られません。構造改革の中途半端さからしても、確固とした方針を本当に持っているのかどうかは疑問です。北朝鮮問題についても同様だと考えるのは、歪んだ物の見方なのでしょうか。表に出してないだけ?それなら小泉首相はかなりの役者ですね。そう望みたいのは私も同じです。


電波対談 (9/25)
 やっぱり話題になっているようですね、9/23のNEWS 23での田原総一郎と筑紫の対談。
 2ちゃんにその時の様子を文字に起こしてあったので、引用しておく。

テロの話から「あの戦争(大東亜戦争)は間違った戦争」の話へ〜
筑紫   「田原サンしかも、ボクはねぇ年齢がほんの僅か違うだけで自分がテロリストになる覚悟は無くて、こわかった、こわかったんですけども、田原サンは自爆テロをやろうと思ってた少年・・・特攻隊」
田原  「特攻隊に入ろうと思ってた」 「どう死ぬかと見事に死のうという話になっていくんですよ」 「怖いですよ」
筑紫  「だから自分もテロリ・・・あれは国家的に・・・もう・・・」「テロっていうのも、その、定義が難しいんですけどね」 「国家そのものがテロ国家になる場合が有るじゃないですか」
田原  「怖いのはね今ね国家の弾圧によってしかたなく戦争したんだと言う論が強いけど、あれは違う、ボクは明らかに憧れていましたからね、特攻隊になるのを、怖いですよ」
「国家の弾圧じゃない、みんながね、テロへの憧れを持ってしまう危険性があるんですよ、それは」
筑紫  「そう言う、その、少年時代、それこそ、まぁ非常に端的に言えばテロリストになろうとしたと」
田原  「人間がぁ、今やっぱりテロ危ないぜと、そう言う流れは危ないぞと。 言うね。」
「まぁ、ちょっと恰好悪いけどそういう使命感を感じますよ、ボクらが戦争を知らない世代にね、そう言わなきゃいけない」
筑紫  「それは言い続けなきゃいけない」
田原  「うん、まぁ明らかにあの戦争は間違ってたんだから!」
筑紫  「はいっ時間が来てしまいました。 ありがとうございました」


 私もこの放送は見ていた。上の文章は(細かい部分までは記憶していないが)ネタではなく事実だと断言しておく。
 筑紫哲也に人気があった時代があるというのが、朝日ジャーナルを読むのがステータスなんて時代を経験していない私からすると不思議で仕方がない。テロの基本的定義すら分かっていない人間ですよ、その論が信用できるわけもないっす。仮にいいこと言っていたとしても、近所のおっさんが居酒屋で政談しているのと何の違いもない。

 確かにテロの定義は難しいかも知れないが、交戦国を相手に、しかも民間人を標的にしていない特攻をテロとするのは、かなり無理があると考えるのが普通だ。「戦争を知っている世代」と自称しているが、根本的な知識が欠落していて「知っている」も何もなかろう。だいたい、戦争の時、筑紫は10歳にも満たない子供だったはずで、それだけ当時の状況を記憶しているか、理解できているか疑問だ。中途半端な記憶しか残っていないから、逆に妄想で補っているだけにしか見えぬ。

 筑紫さん、あなたが擁護したオウムや、あなたが応援している辻本の仲間がやっていたこと、あなたが同情するイラクの誘拐犯がやっていること、それらをテロと呼ぶんですよ。

お子さま教師 (9/25)
 「反日」発言でお騒がせした柏村議員に、抗議のファックス。それに関してこんなニュース。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/news/20040925k0000m040172000c.html
 広島選挙区選出の柏村武昭参院議員(自民)が今年4月、イラクで人質になった日本人を指して「反日的分子」と発言した問題で、広島県教育委員会が、同議員の事務所へ勤務時間中に抗議文をファクス送信した教員がいるとして、県立高校など約80校の校長に指示して調査させていたことが24日、分かった。抗議が殺到した柏村議員の事務所が、文部科学省や県教委に調査を求めたのを受けたものだが、教員の思想や言論の調査にもつながりかねず、論議を呼びそうだ。

 柏村議員に対して批判意見を述べるのは自由だ。しかし、勤務時間中に職場の備品を使って抗議ファックスを送っていたことに関しては弁解の余地など無い。国旗や国家に反対して卒業式をぶち壊す輩もそうだが、教員ってのは「仕事」に対する意識が低いというか無いというか。思想の自由とかいうバカもいそうだが、個人の自由を主張するなら、個人の電話やパソコンを使え。「教員の思想や言論の調査にも繋がりかねず」などと記事にはあるが、思想や言論の自由は無制限ではない。職務義務を守りたくないなら、その仕事を辞めるべきだ。
 やっぱ師範学校を復活させましょうよ。それがダメなら、せめて一般企業で社会人研修をやってから学校に赴任させましょう。なんか学生時代のノリそのままに教員になっているみたいで、責任とか義務に関する意識がまるで欠落しているのが多すぎる。


ケリーについて (9/24)
 ブッシュ大統領の軍歴疑惑に関し、CBSが虚偽報道を行った事件。
http://www.asahi.com/international/update/0921/004.html
 間違いを認め謝罪するだけ、どっかの新聞社とは大違いってことで。しかも、西村幸祐氏によると、朝日の「専門家に指摘され」というのも正確ではなく、はじめはblogerによって指摘されたという。
 民主党とCBSの関係も気になるが、さっきも書いたように、どこぞのメディアとは違い、間違いを認める度量があるところは認めねばならないし、それがアメリカの強さだ。言論の自由は平等に保証されているし、そこに伴う責任の存在も皆が等しく認識している。日本で不足しているのは、自由に伴う責任への認識であり、その点に関しては欧米はやはり先進国だと評価せねばならない。

 で、援護射撃かと思ったら誤爆になってしまったケリー候補だが、イラク戦争には賛成だと思っていたら最近は「イラク戦争は誤り」「同盟・友好諸国からの兵力派遣など国際的な協力が得られれば、来年夏にも米軍部隊の撤収を開始することができる」なんて言っている。クリントン前大統領に「ブッシュとの違いを前面に出せ」とアドバイスされたからだそうだが、言うことがコロコロ変わるようでは逆効果ではないか。そういう人間に対してはテロリストはいよいよ攻撃を強める。テロを行えば言い分が変わる可能性があるからだ。
 「柔軟性」と「一貫性のなさ」は似て非なるもの。

 だいたい、ケリーが大統領になることは日本にとってマイナスでしかない。
 スーパー301条を日本に発動するとか言ってるし、副大統領候補のエドワーズは日本企業への訴訟に名を挙げた弁護士だし、同じ民主党だったクリントンの北朝鮮宥和政策は大失敗だったし。

deaddoor (9/24)
 昨日の夜、うちでも使っているしたらば掲示板が潰れてました。うちの掲示板は書き込み頻度はかなり少ないから問題はないですが、ネトゲの連絡に使っている板もあるらしく、2chのしたらばスレなどでは怒号が飛んでおりました。livedoorに移ってから、常に何となく重いし、昨日に至っては潰れる始末。
 ライブドアは、やっぱ球団を持っちゃいかんですわ。掲示板群ひとつまともに運営できない会社が、野球チームを運営できるとは思えない。ライブドアに(末端ながらも)直接関わっている人間としての率直な感想です。

 あとついでに。変なメールが来たが、私はリンク先と2chとRGSS板以外には書き込みしてませんので。ここに書いた内容と似ているかもしれないが、時間見てみたらそのとき私はタマネギのみじん切りに勤しんでましたし。


媚びる者あれば応える者あり (9/23)
 さすがは紅の傭兵河野洋平。中国訪問の途中アクシデントで台湾に立ち寄ったときに飛行機から降りず、中国に着いてから「私は台湾の地は踏みませんでした」と中国に三跪九叩頭する姿勢は健在だ。こんな言葉を中国で吐いている。
http://www.people.ne.jp/2004/09/21/jp20040921_43564.html
  日本軍国主義の誤った国策が招いた侵略戦争は、中国とアジア諸国に災難をもたらした。この恥ずべき歴史的教訓は、永遠に記憶されなければならない。「一つの中国」政策の堅持、台湾独立の不支持という日本の立場に揺らぎはない。
  日本国衆議院議長としての今回の訪中で、中国の人々に日本国民の善意と友好的感情を伝えたい。現在の国際情勢において、日中間のさらに緊密な協力は、日中両国だけでなく、アジアおよび世界にとってもプラスだ。


 中国の毒ガス騒ぎで日本側に全ての責任があると言えないのに日本が処理せねばならないような流れになってしまっているのもこいつの責任。ただ媚びているだけなら害は少ないが、実際に日本の国益を損なう行動を実行しているから、始末が悪い。アジア杯で中国人が日本の国旗・国家を侮辱したことを謝罪するよう、なぜ詰問しないのか。

 さて、中国をつけあがらせる日本人がいれば、それに答えるのが中国の義理堅さ゚∀゚)
 小泉首相が国連総会で常任理事国入り(+旧敵国条項の削除)を希望する演説を行ったが、早速難癖が届きました。
http://www.people.ne.jp/2004/09/22/jp20040922_43617.html
  (中国外交部孔泉報道局長曰く)国連の負担金、歴史という2つの具体的な問題については、第一に、国連安保理は企業の取締役会ではなく、出資金の多さで構成が決まるわけではない。第二に、日本が国際問題におけるさらなる役割発揮を希望していることは、われわれも理解している。しかし、われわれは、1つの国家が国際問題における責任的役割の発揮を望むならば、自国に関わる歴史問題についてはっきりとした認識を持つ必要があると考える。

 どうせ中国に「拒否権を発動して日本の常任理事国入りを阻止する」度胸はない。常任理事国5ヶ国の中で中国のみが反対姿勢では国際社会の中で浮くことになる。アジア杯での反日ぶりは世界中に伝わっており、これ以上国際的評価を落としたくないだろう、北京五輪もあることだし。
 だから、中国は放っておけばいい。常任理事国入りするために中国に譲歩するようなことがないよう望む。譲歩すれば要求はさらにエスカレートし、「常任理事国入り」をカードに延々余計な援助をせねばならなくなってしまう。子分の北朝鮮を見ていれば一目瞭然だ。だいたい、そんな腰抜けぶりでは、常任理事国になってもまともに意見を聞いてはもらえまい。

 日本が常任理事国に入るついでに、中国を常任理事国から外してはいただけませんかね。2%しか国連分担金を払っていないし、世界で最も暴力的な軍事独裁国家ですし。

ゆとりの被害 (9/23)
 ゆとり教育のおかげで、日本の子供たちの科学知識は16世紀まで後退しました。アホの量産体制は、確実に効果を上げているようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040921k0000e040016000c.html
 縣助教授らは01年6月〜今年6月、全国8都道府県の小学4年生から中学1年生の計1692人に、理科の好き嫌いや天文の知識についてアンケートした。
 このうち北海道、長野県など4道府県の公立小学校4校の4〜6年生計348人に、太陽と地球の関係の理解を二者択一で確かめたところ、「地球は太陽の周りを回っている」と正解を選んだ児童は56%にとどまり、42%は「太陽が地球の周りを回っている」と誤った方を選択した。

 子供と毎日接している身から言わせてもらうと、上の方のレベルはあまり変化がなく、中レベル以下の落ち込みが激しいと感じている。だから進学高だとそれほど危険には見えないが(それでも計算力とか語彙力は落ちているのだが)、小中学校だとまさに危機的状況。私たちの時代では基本レベルの問題が、今の子だと発展レベルになってしまっている。学力のみ成らず、集中力や忍耐力も落ちており、もしかしたら文科省の政策の中で(マイナス方向で)最も効果の高かったものかもしれない。

 この記事では、たまたま地動説に関しての調査であったが、他のどの教科も同じような状況と考えれば、日本人の平均学力はどこまで低下しているのか、考えるだに恐ろしい。


もっこす (9/21)
ゼノサーガか何かのおまけフィギュアが気持ち悪いことこの上なく、数ヶ月前に話題になっていたが、こんなのまで作られてたんですね。
http://www.geocities.jp/mocosttan/
ひとり ふたり たたり♪
曲の元ネタはなんだろう。

大砲 (9/21)
すごく行きたい自衛隊のコンサート。
http://www.eae.jgsdf.go.jp/ea/event/1812/1812.html
コージー=パウエルがドラムソロでも使っていた、チャイコフスキーの「1812」を、本物の大砲を使って演奏するらしい。出演のところをみるとちゃんと「第1特科隊(大砲)」って書いてある。自衛隊、バカだ(もちろん誉め言葉)。日本では自衛隊にしかできない演奏でございますな。

強硬姿勢と弱体化の比例 (9/21)
 上2つのようにやわらかい話題もなるべく入れるようにします。カミさんに難しい話ばかりでつまらんと言われたので。鬼嫁には逆らうべからず。(実際は、ただこういうネタを拾えてなかっただけで、書かないつもりは全くなかったのだが)

 さて、中国の江沢民が党中央軍事委員会主席を辞任し、名目上は完全引退となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040919-00000080-jij-int
 しかし記事の最後にあるように、「胡氏は軍内に強固な基盤は持っておらず、江氏が緊迫する台湾情勢などを背景に胡政権に影響力を保持し続ける」ことになろう。江沢民が引退したとしても彼の息のかかった者が幹部に残っており、胡錦涛が江沢民の抜擢した人間を用いる限り、江沢民の影響力は低下しないだろう。なにしろ江沢民本人は生きているわけで。中国の反日が一気に沈静化するとは到底思えない。
 逆に、中国の強硬路線はいよいよ過激になっていくだろう。都市部と農村部の経済格差、共産党支配の矛盾、指導者のカリスマ性のなさ(毛沢東はその点でやはり偉大だったと認めねばなるまい)。中国共産党の権力基盤はますます弱まっていく。中国の歴史をひもとけばほとんどが分裂の歴史で、今の中国は本来別々であるべき物を無理矢理まとめている状況に過ぎない。弱い権力で無理に結合させている国を維持しようとすれば、強い権力を持つかのように振る舞う以外にない。江沢民の反日政策も、弱体化した権力基盤を無理矢理維持させようとする方向性で生まれた物だろう。であれば、指導者が小粒になり、経済格差が広がるほどに、中国指導部は強硬姿勢を見せ続けなければならなくなる。

 共産主義最後の大国が崩壊する様子を目撃するのは、そう遠くないかもしれない。


野球 (9/20)
 私はサッカー好きだからか、今のJ1・J2体制、地元密着経営の球団、天皇杯を、プロ野球も参考にしたらいいと考えている。2リーグ制を維持しては巨人に依存する体質に変化は起きづらく、1リーグにするなど大きな変化を与えてショック療法の中で改革するしかないんじゃないかとも思っている。それで軌道に乗れば、球団を増やして2リーグに戻るのも悪くない。

 巨人ファンだからこんな考え方をするのかも知れない(ダイエーも好きなんだけどなぁ)。昨日我がサイト内でも文章を書いている野球好き友人と話して思ったが、私は経営者寄りの考え方をしているようだ。娯楽・文化としてのプロ野球と言うより、資本活動としてのプロ野球というか。

 てか、今回のスト、社民党が支持しているらしい。よって、このストは失敗する可能性が極めて高い゚∀゚)

犯罪抑制 (9/20)
 中国人犯罪者にとっては、もしかしたら最強の犯罪抑制効果になるのではないか、という記事。
http://www3.nhk.or.jp/news/2004/09/19/k20040918000016.html
法務省は、刑務所に収容されている受刑者を減らすため、最近、大幅に増えている中国人の受刑者を中国に引き渡し、本国で服役させることができるよう、2国間条約の締結などに向けて中国側と準備協議を始めました。

 日本では犯罪を犯しても刑務所で楽な生活が出来る、なんて言っている中国人もいるらしい。中国では泥棒するだけでも死刑になる可能性があるから、日本は犯罪のやりやすい国なんでしょう。
 できれば、中国に引き渡すだけでなく刑罰も中国側に決めてもらうように取り決めていただきたい。仮に無罪放免にしようものなら世界中に「中国は日本で犯罪を犯した輩を無罪としました」って喧伝する方向で。

お知らせ (9/20)
 9/30から10日間ほど更新がストップします。新居のネット環境が整うのが、工事の関係で10/10くらいになるからです。ADSLから光に変わりますが、速度はどれくらい上がるのか、そもそも上がるのかどうか…。HPのURLは変化無いはずです。
 引っ越しが10日後だというのに、荷造りもせず、昨日は昼から新居、買い物、夕方には晩飯つくって、夜にはしゅんすとプラスチックボールで野球、と別のことで忙しくしており、本当にちゃんと引っ越しが出来るのかどうか疑問なり。まぁ持ち出す荷物はそんなにたくさん無いから大丈夫とは思うけど。


異なる意見を全否定できるのか (9/19)
 なんで右寄り思考の人にしろ左寄り思考の人にしろ、自分と異なる人の考えを全否定するところから始めるのかね。

 いや、反戦平和プロ市民とかだと神経回路が逝っちゃってるから考えを汲み取る必要はないだろうけど、ほとんどの人はそれなりの根拠をもってその意見を抱いているわけで、その根拠の全てが自分の論破できる対象と思ったら思い上がりも甚だしいことです。根拠の中には、その人のそれまでの人生の様々な経験や知識が込められており、それを他人がおのれの文法で余すことなく解釈するのは、不可能です。
 そうなると、ひとまず自分の意見は置いておいて、相手の意見を文字通り受け止め、さらにはその背後にあるその人の思考の文法を理解する努力が必要になる。100%の解釈が不可能だからこそ、100%の解釈への努力をするのです。

 一目見てある人の意見に傲慢さとか寄せ付けづらさをみてとれたならば、それはその人の思考に、相手の思考の文法を読みとろうという努力が感じられず、自分の文法のみで発話を行っているからです。要するに、他者を自分の文法のみで理解できた気になっており、他者の思考に敬意を払っていないから、増長しているように見える。ネット掲示板のような対話形式の場でだと、それが一層顕著に現れます。(字面は傲慢に見えてもそれをさほど感じない物があるが、それは背後の思考の部分で異なる意見への敬意を持っていることが表象しているからだろう。かように文章というのは奥が深い)

 学者肌の人とか学者そのものに、こういった人種が多い。まぁ、字面に出ていない物は「ただの推測」になってしまうわけで、客観的な批判・検証をしようとすれば、文字に出ている物のみを厳密に見るより仕方ないのでしょう。私も論文やレポートで教授に突っ込まれたとき、「それくらい前後の文脈から判断できるだろう」と反論をしたことがあるから、身を以て経験している(念のため言っておくと字面からの推測が不可能なら引き下がっていました。字面に全くない物を推測させるのも自分の文法の強制ですから)。ただ、この人種は、自分が字面から批判されると、字面から判断しにくい隠れた思考を読みとれと迫ってくるので、始末が悪いです。
 もしかしたら自分もその傾向かな、と思い当たる節がある。時事ネタ以外だと、己の身を削る文章が多い気がする。

 で、話が逸れまくってる気がしますが、最初に書いたテーマに戻ります。針が振りきれるほどの左寄りや右寄りはともかく、多少の意見の違いが見られる人に対しても、その人の思考の文法を完全に把握できる人などいないということです。つまり全否定する資格のある人間などいない。「自分はこう思う」というのはアリだが、「お前は間違っている」というのはアリじゃないと思うんです、個人的に。相手の出した根拠を全部否定できたとしても、その意見に至った相手の経験や感覚までは否定できるはずがない。相手の経験や感覚を論拠として受け入れろと言う意味ではないです。そんな曖昧な物を根拠にして討論は出来ないですから。矛盾に思われるかも知れませんが、「論の形成には曖昧な部分も影響を与える、その曖昧な部分は人格そのものだから完全理解は出来ず否定することもできない、ゆえに一定の敬意は払われるべき」と言うことです。

 論拠を否定できる意見は、意見として100%無意味・無価値だと断言できる、それほどに全知全能な方って世の中におられるんですかね。
 まぁ、私は(ふだん批判している)戦後民主主義でも無価値とは言ってませんし、中国や韓国の反日にも同情的視線を向けることがあり、潔癖な保守の人からは嫌われそうな人間ですけど。

透視 (9/19)
 昨日日テレで、「超能力捜査官」とかいう番組があった。超能力者が行方不明者を捜すという番組。
 その能力がホンモノだったら、拉致被害者の方々を見つけだしていただきたい。……見つけても、超能力が根拠だと北朝鮮が相手にしないか。


緊急国民集会 (9/18)
 緊急国民集会は、1200人の定員に対して3500人が集まり、場外には内部の様子を映し出す巨大モニターも登場したらしい。参加しなかった身ではありますが、こうしてWebにものすことで、少しでも拉致問題に貢献させていただきます。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040917i215.htm

 世論が基盤の総理だからこそ、小泉首相にはこういう集会の存在は大きな影響を与えるのではないか。いや、むしろ影響を与えねばならない。猪突猛進で突っ走るのはいけないが、しかし拉致被害者のご家族の方々は高齢の方も多く、残された時間は決して多くはない。じっくりと交渉しながら外堀を埋めていく手法もあろうが、現在最も効果的な手段を選択し解決までの時間を短縮することも考えねばならないだろう。
 私個人は、経済制裁を行うべきだと考える。少なくとも「このままでは経済制裁をするぞ」と剣を振り上げた状態にせねばならないと思う。経済制裁を行えば、北朝鮮が暴発するかもしれないと論ずる方もおられるが、北朝鮮は一般常識が通用せず奇怪な言い訳でその場を凌ぐクソガキ、要するにこちらを舐めてかかっているのである。こちらが覚悟を見せねば、向こうはつけ上がるだけだ。「暴発が怖いんだろ?」と見透かされることがどれほどマイナスになるか、暴発論を唱える人間は考えねばならない。
 拉致は自分とは関係ないこと、もしミサイルが飛んできたら怖いから余計なことはするな…そう考える人もいるだろう。しかし、北朝鮮は「もう拉致はしない」とは一言も言っていない。これからも行う可能性がある。そうなったときに誰が被害者になるか、私たちには知る由もない。拉致は他人事ではなく、日本全体で共有すべき問題なのだ。


 なお、国民集会について朝日新聞、報道ステーション、NEWS23、今日の出来事は報道無し(確認した物のみ)。プロ野球のストもそりゃ国民的関心事かも知れないが、ニュースの優先順位から言って拉致問題よりも上と言い切れるのだろうか。拉致問題は、誰が被害者になってもおかしくなかった「日本国民全体の問題」であり、しかもそれは命にも関わるものだ。プロ野球のストで自由に生きる権利を失う人などいない。

しゅんすの日記更新 (9/18)
 我が強敵(とも)、しゅんすの日記、久々の更新だ。
 意見が私とははっきり別れました。私はストには基本的には反対(心情的には賛成したい気分もあるけどね)。
 確かに私はプロ野球にたいして愛着がないのかも知れない。球場に足を運んだ回数は手で数えられるくらいだし、選手の背番号を把握しているわけではないし。ただ、思い入れがなかったら毎日試合内容をアップしたりはしないぞなもし、という思いもある。

 スト賛成の人に聞きたい。パ・リーグの試合に興味を持ってますか?パ・リーグの存在意義は何ですか?私は1リーグ制(というかJリーグのように1部と2部に分ける)に賛成で、その方がプロ野球は面白くなると考えているのですが、それはどうでしょう?


お前が言うな (9/17)
■兄弟虐待――救い出せたはずだ (9/16朝日社説)
 児童相談所は2人を預かったときにアパートを訪れ、どんな虐待だったかをきちんと調べるべきだった。さらに祖母宅でずっと暮らせるかも確かめるべきだった。そうすれば、2人をすぐに父親に引き渡す判断になっただろうか。
(中略)
 「必要なときは親と対決して体を張ってでも、子どもを預かって守るのが使命だ」。そう言うのは経験豊かな相談所員である。残念ながら、今回の事件では、そんな決意が感じられない。
(中略)
 警察にも問題がある。男を傷害容疑などで捜査しなかった。子どもたちの虐待を深刻に考えて積極的に動いていれば、事態は変わっていただろう。

 警察が特別な権限を行使しようとすると、例えば暴走車を追跡して事故が起きた場合、容疑者に対して発砲した場合、容疑者を組み伏せて容疑者が負傷した場合…そうした時に鬼の首を取ったかのような報道をしていたのは朝日である。さらには、警察官の強制立ち入りの権限に反対していたのも朝日である。
 たまに普通のことを書いても「お前が言うな」と言われて終わるのがこの新聞の悲哀だ。ふだん、いかに何も考えずに社説を書いているかということだ。

戦争の大義 (9/17) 
 9/16朝日社説では、もう一つ、パウエル米国務長官の発言を引いて「イラク戦争の大義がなくなった」と述べている。

 パウエル長官は「イラクでの大量破壊兵器の発見は、今後見込めない」と発言。読売新聞によれば「我々は(イラク元大統領の)サダムが何をしていたか知っていたし、備蓄があると信じても不思議ではなかった」という前提付きの話。
 彼の発言の原文をネットで探しても見つからない(どなたか在処を知っていたら教えて下さい)…と、パウエル発言を求めていたら別の物を発見。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/3661134.stm
「イラク戦争は違法、アナンが発言」
 国連事務総長アナンは「アメリカ主導のイラク侵攻は国連憲章に違反する違法行動だった」とBBCに語った。(筆者訳) 

 アナン事務総長もアメリカ非難である。

 私の考えとしても、アメリカのイラク侵攻は正しかったとは言い切れない。開戦に至るまでの国際世論の誘導がスムーズでなかったと思うからだ。ただし、外交交渉でフセインをうまく説得できるのかという問題があるし、フセインが殺した人間の数を考えれば、誰かがやらねばならなかったとも思う。先制攻撃論を非難する向きもあるが、9.11でのテロを現実に喰らったアメリカが先制攻撃の可能性を排除しようとするのは、主権国家として当然の自衛と見なすことは可能だ。
 心情としてはイラク戦争には理解できる、しかし時間をかけてもはじめから国連主体で動くべきだったのではないか、というのが私の考えだ。要するに、手続きの問題。

 では日本はどうか。野党がパウエル発言を根拠に小泉首相を非難している。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20040915AT1E1500C15092004.html

 日本の情報収集能力はアメリカの遙か足元にも及ばない。アメリカの情報を信じて行動するのは、アメリカに追従したいからと言うよりは、アメリカに対抗できるだけの情報力がないからだ。また、アメリカへの発言力を強化しようと考えるならば、軍事的プレゼンスを利用するのは至極真っ当な考え方で、イラクに自衛隊がいるからイラクの人質事件は解決できたし、北朝鮮問題でもアメリカは日本よりに動いていると見ることもできる。だいたい、アメリカに反対の姿勢を打ち出して、具体的にどのような外交姿勢を採ろうというのか。ヨーロッパ各国の味方になったからといって何か日本に利益がもたらされるのか。批判のための批判にしか見えないのだが。
 さらには、自衛隊派遣に対しても非難するというのは納得できない。ムサンナ州の知事に自衛隊を攻撃することは許されないと発言させるなど、現地では自衛隊は少なからず感謝されている。仮に戦争に反対でも、自衛隊による復興活動まで否定する意味はどこにあるのか。アメリカに異議を唱えるためなら、イラクを見捨てても構わないと言うつもりなのか。
 なんだか、軍事を政治から独立した特別な悪と見なし、外交の延長としての軍事という認識を持っていないように見える。軍事は、決して政治から一足飛びした場所にある物ではないのに。


異なる意見から何も得られない哀れな人たち (9/16)
 素人批判なら言葉を選ぶが、玄人には容赦しない。おバカさんと呼ばせてもらう。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040914ia24.htm
 民主党の憲法9条改正に慎重な若手議員が作る「リベラルの会」が14日、初の勉強会を国会内で開いたが、講師に憲法改正の重要性を指摘され、出はなをくじかれた格好となった。同会には横路氏のグループからの参加者も多く、大沼氏の退席後には、「(講師の人選は)宝くじみたいなものだが、今度はもう少し護憲的な人を呼ぼう」(平岡秀夫衆院議員)と、ぼやきも飛び出した。

 勉強会を行うことは何ら問題はないが、自分たちの意見と違う人が来たからって「今度はもう少し護憲的な人を呼ぼう」という発想は愚かと言うほかない。自分と違う意見の人の話を聞いて、何の糧にも出来なかったと公表しているわけだが、この平岡という男には恥の概念が無いのか。だいたい、自分の意見に合う人から話を伺って、それに頷いていれば「勉強」になるのか?
 要するに、同じ意見の人間で固まって自慰したいだけのご様子。端から自分の知識を高めようとか議論をかわして意見交換しようとか言う意識はないようだ。こんな男が国の代表である。政権交代を目指す党の議員である。

 護憲を訴えておりその信念に揺らぎがないのなら、改憲派の人間と討論して論破するくらいの気概はないのか。それが出来ないのなら、あなたの意見なんてその程度の浅はかなもの。議員辞めて黙っているが吉。

球団経営は無理だろ (9/16)
 ライブドア、やっぱ球団運営は止めた方がいい。
 うちも使っているしたらば掲示板。ライブドアが買収し、昨日データ移転だかメンテナンスだかをやっていたようなのだが、当初の予定より大幅に遅れての復旧。
 はじめは9/15の2:00〜12:00予定→〜14:00に変更→さらに〜18:00に変更→またまた〜24:00に変更→9/16になっても復旧せず→2:00の段階で復活せず…てな塩梅。今朝には使えるようになってましたが、公言したことをちゃんと実行できない会社だと言うことはよく分かりました。1時間遅れとかはザラにあるけど、12時間以上の遅れってのはさすがに見たことない。
 こんな会社が球団を運営しても、まともに経営できるわけないと思う次第。

日常の幸せを取り戻すために (9/16)
 新しく家を買った。私たちが引っ越すのは今月末だが、私の両親は既に引っ越している。昨日、私たちが休日だったので、そこに行った。妹とその娘2人も来ており、特に2歳の娘は遊びたい盛りで非常ににぎやかだった。子供は一度覚えた遊びを飽きもせずに何度も要求するのだが、その2歳の姪っ子は数回同じ遊び要求すると、すぐに次の遊びを求める。同じことの繰り返しにならないのはいいが、それはそれで結構疲れる。クーラーの利いた部屋で汗だくになった。

 自分の子供ではないが、何のよこしまな心もなく無邪気に振る舞う様子は無条件に可愛いし、妹の子供だからなおさら他人という感覚はない。この子は大きくなったらどんな子になるのだろうか、どんな大人になるのだろうかと創造を巡らすのもまた楽しい。ごく平凡な日常なのだが、その平凡さがまた何とも心地よい。私も年齢を重ね結婚し、非日常への憧れが希薄になったのかも知れない。

 この子が誘拐されたら、事件に巻き込まれたら、事故にあったら…自分の子供でない姪っ子に対しても、そうした想像をすると胸が痛くなる。しかし、それが自分の身に現実に起こり、しかも四半世紀以上も解決せぬまま取り残されているのが、北朝鮮による拉致被害者とご家族の方々なのである。

 拉致被害者は決して特殊な人種ではない。北朝鮮にさらわれるような理由は、何一つ無い。しかし、彼らは誘拐された。つまりは、日本人であれば誰にでも拉致事件の被害者となる可能性があった。平凡な日常を破壊されたつらさ悲しさ悔しさは、姪っ子を見ていれば(真の意味で理解しきれるかは分からずとも)想像は出来る。

 明日、北朝鮮に経済制裁を求める緊急国民集会が行われる。行きたくとも行けないのが残念だ。ただ、自分の身にも起こることかも知れない、被害者家族がどのような心情で四半世紀待ち続けてきたか、戦ってきたか、それらに思いを巡らすことができる方々で会場が埋まることを祈っている。


韓国の核はきれいな核? (9/15)
 筑紫哲也さんの電波は私の予想を遙かに超えて強力だった。「となりは北朝鮮、その向こうには核を保有する大国、中国とロシア。日本は持っていないが核を保有する能力はある。しかも日本に対する疑心暗鬼から、日本がいつ核を持つようになるかも知れないと考え…(内容は要約)」と韓国の核開発に理解を示し、しかもこの問題は日本に責任があると仰った。スルーならまだしも韓国擁護、韓国擁護ならまだしも日本批判。底抜けです、この人の想像力。
 しかし、非核三原則を訴えている日本でも疑心暗鬼の対象になるなら、非核の宣言なんて無意味っすね。憲法9条のような平和念仏は何の意味もないって認めちゃったってことに気付いていないのか。或いは平和念仏がまだまだ足りないと思っているのか。

 そんな筑紫さんの擁護とは裏腹に、世界は韓国に強い疑いのまなざしを向けている。韓国は「科学者が勝手に研究した」とか言い訳しているが、大規模な施設をあてがったのは政府のはずだし、しかも核に関わる部分を政府が関知していない方がよっぽど危険なわけで、誰も韓国の言い分に納得してはいない。
韓国核疑惑 ウラン転換も実施 80年代、IAEA強い懸念
韓国が金属ウランも生産、申告違反また判明
<韓国ウラン>「一時的な研究だった」韓国の科技相
 ついでにイランが「えこひいきするな」と息巻いているし、次の6ヶ国協議開催が延期になったし。

 しかし、日本のテレビはこのことをちゃんと伝えていない。たまに伝えたと思えば筑紫様のような妄言゚∀゚)北朝鮮がプルトニウム、韓国がウランであることを考えると、そして最近の韓国の北朝鮮との同化を考えると、核開発に関して2国が共同歩調をとっているようにも見える。韓国が核を持つようになれば、日本は自らは核を持たないのにまわりはすべて核保有国という恐ろしい状況になる。反核の市民団体もテレビも、ちゃんとこの件を取り上げていくべきではないか。

被害者の父は被害者か? (9/15)
 栃木の誘拐事件、2人の遺体が見つかるという最悪の結果となったが、容疑者は勿論、被害者の親も非難されるべきだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040915-00000001-san-soci
 被害者の小林さん一家は、下山容疑者の住むアパートへ押し掛け同居開始。クーラー部屋を占拠するわ、子供は下山の子供のおもちゃを壊すわ、光熱費は払わないわで迷惑をかけまくりだったという。この辺りは容疑者に僅かながら同情できる部分がある(ただ容疑者の供述によるので真実かどうかは不明。実際、この文を書いているときに行われている小林さんの記者会見では、下山から「うちに来なよ」と誘われたことになっている)。そして最も問題なのは、被害者2人が虐待されていたと発覚したときに、同居をやめなかったことだ。自分の子供が虐待されていたのに、なぜ対処しなかったのか。

 容疑者の行動は、確かに迷惑を被っていたとは言っても、決して許される物ではない。だが、被害者の父親は、やるべきことをやっていない。虐待が発覚してもなお同居し続けたのはなぜか。親として、子供の身の安全を守るのは責任であり義務ではないのか。

 と、テレビでやっている記者会見を見ながら書いていて、親も非難すべきと言う意見はより私の中で強まった。
 「下山は嘘のかたまり。頭がおかしい」と言うが、そんな人間の世話になっていたのは誰だ。「親父の目を盗んで実家から物を調達して子供を食わせていた」と言うが、40にもなって実家から盗みか。下山の娘の実名を出したのも全く配慮無し。
 バカな親の子供に生まれたばかりに、2人は殺されたという思いしか湧いてこなかった。

 こちらも、バカ親が間接的には加害者。
http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/09/15/03.html


朝鮮半島関連で (9/13)
 北朝鮮での9日の大爆発。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000111-yom-int
 韓国やライス米大統領補佐官が言うように、核実験や核の事故ではなかろう。中国国境近くでの爆発、日本の地震計や放射能の値、それらから推測できる。北朝鮮が核実験を行うかも知れないと言う情報が先週あたりに出回っていたのが、今回の「すわ、核実験か」騒ぎの原因だろう。

 北朝鮮での報道が全く起きていないことから、単純な事故ではないと考えられる。よほど北朝鮮が恥ずかしい原因と考える事故か、反体制派の仕業なのか。願望を含めて、私は反体制派のクーデタの可能性を強く考えたい。韓国の核開発問題から目をそらせるための、北朝鮮の援護射撃という見方も拙者の中ではありますが゚∀゚)

 なぜ反体制派の内乱という可能性を希望を持って推測するか。
 もちろん、金正日体制が崩壊すれば、難民の発生や経済的な混乱が予想され、日本にとってそれが諸手を挙げて歓迎するのみの物でないことは分かっている。対中国の防衛ライン構築も再検討する必要有りで、単純に希望するべきものでないことは確か。しかし、拉致事件の解決には、「金正日体制が崩壊し、次の政権が全てを金政権のせいにできる」という利点は捨てがたい。新政権が旧政権に罪をかぶせることで、一気に事件の解決を図ることが可能だ。
 

 北朝鮮つながりってことで、この記事が気になる。電脳補完録さんから。
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=3012
 北朝鮮の建国記念日にあたる九日夜に水戸市千波町の県民文化センターで開かれた在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の民族芸術団体「金剛山歌劇団」の公演は、娯楽性を前面に押し出したものとなった。しかし「チュチェ芸術」である以上、政治宣伝と無縁ではなく、金記正実行委員長は開演前に「拉致につながってきた歴史的事実もある」と述べ、“過去の歴史”など、拉致事件に至った責任が日本側にもあると示唆した。

 レバノン人を拉致したという過去については、どういう歴史的経緯で説明するのか、聞いてみたいものだ。ついでに、祝辞を送っている政治家どもの名前は覚えておきましょう。こういう「日本の中にいる反日分子」の存在はもっとも厄介だ。まさに内憂外患。敵は外にだけいるのではない。
 こういった積極的な反日だけでなく、こういった人も問題なのよ、というのが川口順子外相。北朝鮮ではなく、韓国の核問題についての言及だが、「韓国は自らきちんと発表しており、透明性がある」という認識は、果たして無用な気遣いの結果か天然か。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040910-00000375-jij-pol
 
 となりには危険な国々。国内には言論の自由にあぐらをかいた反日分子と無能な阿り分子。仮に拉致問題がなかったとしても、十分に有事ですよ、こりゃ。


韓国には同情はするが、それでも批判はするぞ (9/12)
 現在日本で活躍していようが、幼少時の歪んだ教育は染みついているわけで。だからと言って、韓国に帰れと言うつもりはない。問題は個々人ではなく、韓国という国・民族性にある。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/09/20040909000014.html

 あらゆるサイトで指摘されていることだが、安重根は「併合反対派の伊藤博文」を暗殺し、結果的に韓国併合を早めたわけで、植民地支配が云々という韓国としては売国奴以外の何者でもないはずなのだが。

 密入国したり祖国へ帰れるのに日本に居残った人の子孫なのに、今の在日は強制的に連れてこられた人の子孫と言い張る。そんな輸送能力があったら日本は戦争に勝ってるはずなのに、何百万人も日本へ強制連行されたと言う。他にも創氏改名、従軍慰安婦、日本の韓国経営など、多くの分野で嘘を教え込んでいる韓国。
 ただ、そこには同情できる部分もある。自力での独立ではないこと、建国時の政府がアメリカの力によって成立した政権だったこと、従属の歴史だったゆえに愛国心と民族アイデンティティを過剰に醸成する必要があったこと。韓国が反日を国是として動いていることには、多少の同情を覚えるし、その心情は理解できないわけではない。

 もちろんそれに日本側が媚びる必要はなく、間違いは間違いと毅然とした態度をとらねばならない。日本が韓国や在日を甘やかしたのが、今の結果だ。彼らの主張への客観的な検証もせずに、ただ頭を下げてきたことが彼らをつけあがらせてしまった。別に口を極めて罵れと言うのではない。批判すべきは批判せよ、ということだ。
 日本の反核団体から、韓国の核実験に関して何ら抗議声明が出ていない。こういうおバカぶりが、韓国をより愚かな国にしてしまう。韓国のためにもならないんですよ、あんたらの行動は。


また民衆法廷 (9/11)
 また弁護士も付けないで自分たちの嫌いな人間を私刑に処す裁判ごっこが行われるそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040909-00000039-kyt-l25
 小泉首相やブッシュ米大統領のイラク戦争への責任を追及する「イラク国際戦犯民衆法廷」滋賀実行委員会(代表=川端諭・日本キリスト教団堅田教会牧師)の取り組みが11日以降、大津市で行われる。

 「あんた何様?日記」で、日本キリスト教団堅田教会牧師の川端氏が共産党と繋がっているという話が出ていました。
http://www.t-ichida.gr.jp/taiwa/2004/mado_20040526.html

 しかし、こんなままごとで、何を訴えようとしているのでしょうか。「法廷」という名を冠すのであれば、弁護人を付けてアメリカの行動の正当な部分も検証する必要があるのですが、おそらく「アフガン民衆法廷」のように一方的な裁判で型どおりの「判決」を出して終わりなんでしょうね。そんな子供のごっこ遊びに、アメリカ政府などが付き合うはずもないのですが。
 だいたい、日米以外の、例えば3番目に大軍を派遣している韓国や、イラク戦争を支持すると表明した国々については、責任追及はしないと言う時点で、「ただの反日・反米か」としか言いようがないのであります。

こちらは電脳法廷 (9/11)
 人治主義から法治国家になろうとして、それを飛び越えてしまったお国の話。
http://www.asahi.com/international/update/0908/003.html
 中国沿海部の山東省の地方裁判所が、コンピューターで被告の量刑を確定する「電脳量刑」を全国で初めて導入し、議論を呼んでいる。裁判所側は「公平性が保証された」と胸を張るが、「個別の事情を軽視し、逆に公平さを失う」と、コンピューター任せにすることに反発する声もある。
 電脳量刑を採用した裁判所は、山東省シ博市シ川区の同区人民法院(裁判所)。地元メディアの報道では、同裁判所は01〜03年に結審した1300件余りの刑事事件を盗みや汚職、強盗など犯罪別に11種類に分類。法律上の量刑や実際の判決などを統計的に処理し、量刑のモデルになるソフトを開発した。裁判官がコンピューター上で被告の犯罪状況や情状酌量などのデータを加えると、適切な量刑が決められるという。

 世界で死刑にされた総人数は3048人、そのうち中国は2468人。しかも、車を盗んだだけで死刑という場合も(参考サイト)。こんな国でも一応法律はあるらしいのですが、「見せしめで死刑」なんてこともあり、中国は人治国家であることは疑いないでしょう。
 それに比べれば、コンピュータ裁判は確かに公平か。
 記事にあるように個別の事情に対応できないのは、情状酌量の判断が難しいし、冤罪の場合スピード判決は仇になる。しかし、「個別の事情に対応」の中身が「見せしめで死刑」ではたまらないわけで、中国としてはかなりのプラスかとも思う。普通の民主国家では「あり得ない改革」なのだが、中国でやられると「そうの方がマシかな」と思ってしまう。今の中国ってのは、そういう国なんです。


韓国海? (9/9)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/08/20040908000046.html
 海の名称に関し国際水路機構(IHO)とともに権威を認められている国連地名専門家会議(UNGEGN)地名委員会が「韓国海」と「日本海」の併記を支持している。 
 UNGEGN内の9つの実務委員会のうち、海の名称に決定的影響を及ぼす地名委員会を率いるイスラエル出身のキャッドマン委員長は8日、VANK(www.prkorea.com)に支持を表明するメッセージとともに自身の説得によりイスラエル最大の地図製作会社のイェブリー・パブリッシングハウスが現在発行している世界地図に「韓国海」(Yam Korea. Sea of Korea)を「日本海」(Yam Japan. Sea of Japan)と併記したという事実を知らせてきている。 
 地名委員会所属のスロベニア委員も「韓国海」表記について肯定的な意思をVANKに電子メールで送ってきている。 
 今年4月に第22回国連地名専門家会議は「韓国海表記問題に対し両者(韓・日)及び多者間の解決策作りを勧告する」という文言を会議報告書に初めて挿入しながら解決策作りを勧告している。 
 VANKは今年4月から現在まで持続的に国連地名専門家会議に所属する各国委員を対象に「韓国海」を普及させるプロジェクトを推進してきている。


 いつからVANKは「東海」を諦めて「韓国海」で勝負するようになったんだ?てか、「特定の国の名前を公海の名前にするのは不公平ニダ」とか「東海は歴史的に認知されてきた正当な名だ」とか言ってなかったっけ?なんかもうグダグダすぎて相手にするのも馬鹿馬鹿しい……とも言ってられんのだよなぁ。
 日本がきちんと対応しておかないと、併記が当然になり、そのうちに「韓国海の方が正当」とか金をばらまいて主張して、あれよあれよと言う間に日本海の呼称が消えてしまうかも知れない。普通はあり得ない話だが、かの国ならあり得る。ベッカムや闘莉王が韓国系の人間にさせられるくらいだからな。

 しっかし国連もどうしようもない機関だ。日本から多額の金を受け取っておいて、敵国条項は消さないわ、韓国のアホな言い分を受け入れるわ…日本も「アホの言い分を聞くなら金払わんぞ、ゴラ」くらい言いましょうや。

スパイ (9/9)
 こんな人間がいるのに、それでも朝鮮人に選挙権を与えてもいいと思いますか?
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/24/20040824000076.html
 ロバート・キム(64/韓国名キム・チェゴン)さんが韓国の国民の援助により新しい家を得た。 
 キムさんは1996年、米国の国家機密を韓国に漏洩した疑いで7年半の獄中生活を送った後、今年7月27日に仮釈放され、現在は米バージニア州アッシュバーンにある娘の家で保護観察を受けている。


勉強しろと言う傲慢さ (9/9)
 「勉強してから意見を言って下さい」
 掲示板、とりわけ保守系論調のサイトの掲示板に多く見られる。左巻き人間には「歴史に学べ」と言いつつも歴史を知らない人が多かったからだろうか。
 この「勉強しろ」という言葉、私はものすごく嫌いだ。過去、自分が使っている間は気にもしていなかったのだが、他サイトで目にしたときの違和感から、使わないように心がけている。そりゃあまりにも無知な意見を垂れ流す反戦平和野郎に対しては使ってしまうこともあるのだが、極力使わないようにはしている。使いたくないのに使ってしまうことがあるのは、他に言葉が使えない私の未熟さの現れと嗤ってもらって構わない。

 それくらい、好きになれない。
 「勉強しろ」、この言葉を簡単に使ってしまうことで論者の品位は地に落ちると思うからだ。以前から言っているように、意見の主張で相手に受け入れられるような素地を自ら削ぎ落とすようでは、意見を言う資格などない。「勉強しろ」という言葉自体が問題と言うより、その背後にある「俺はものを知っている」という態度が好きになれない。傲慢すぎる言葉遣いであればどんな文章であっても説得力を感じない。「揚げ足取り」と言われようが、傲慢な人間は自分の知識外・常識外の考え方について想像をしない場合が多く(全てとは言わない)、議論ではなく「同じ意見の人間としか話をしない」「違う意見の人間とは喚きあって終わり」という結果に終わりやすい。文体は人格と確信しているし。

 以前も紹介した、「私の主張・ひとりの日本人として」の掲示板。
http://www1.ezbbs.net/06/forest/
 ここの常連とされる方々(特にmumuさんという方)の文章を読んでいて上のように感じた。「通りすがり」と名乗る人の意見に対する反論の部分だが、その内容は確かに正論であるし、通りすがりさんの意見は根拠に乏しい部分があるのは事実。
 しかし、その場の思いつきや妄想めいたものだけで書き込むのはやめてくれませんか」「いくらそれを理解出来るだけの脳が無いからって、次から次へと妄想や思いつきにしか見えないことを喚き続けるのは良い迷惑にしか見えませんよ」そして「はなから私にケンカ腰で言うのなら、すみずみまで閲覧して投稿文の意味を理解してからにしろ」と言う物言いに、品性の欠片も感じられない。おそらく「間違った考え方・議論の仕方の人間に対して、批判をするのは当然」というような考えをお持ちだろうが、現実に本人の前でそのような言葉が吐けるのだろうか。「脳がない」は誹謗ではなく批判だと自信を持って言えるのだろうか。
 自分たちはたくさん勉強している、お前は無知だ、ここに現れる資格など無い出ていけ、ここはものをよく知っている俺たちのような人間のいるべき場所だ…そんな心根が見え透いて(言論内容以前に人間性に)信用が置けない。限られた人間の間だけで情報交換をしたいだけならいいですがね。なるべく多くの人に事実を知って欲しいと思っているわけでないなら問題ないとは思いますけどね。

 すべてを知り尽くすなど無理な話。もしかしたら、自分の知らないような論理で相手は話をしているのかも知れない。相手の論調を理解した上で持論を展開するという「議論の基本」を守るのは実は難しい。だから、なおさら主張には謙虚さが必要になるのではないかと思う。

http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/top.htm(「日本人よ!誇りを持て」)
 このサイトの文体は私にとっては一つの理想型だ。文体は人格ゆえ、無理に文体を真似ようとは思わないが。しかし、品性と毅然とした態度は矛盾しないこと、謙虚さと持論への確信は両立しうると言うことを、このサイトの文体は教えてくれると思う。

 何より、正論であるのに言葉遣いで品位を落とすのは勿体ないと思う。

(以前本欄で批判した「多事X論」管理人様へはメールでも批判内容をお伝えしましたが、丁寧なお返事を頂きました。管理人氏が決して傲慢な考え方に囚われた方ではないことをここに追記させていただきます)
追記(10/18)
返礼された礼儀は守るつもりでいましたが、あまりに酷い論理の組立を相も変わらずやっていること、さらにそれが酷くなっていることを考え、上記の文を撤回いたします。
なお、さらに上の「私の主張」の掲示板mumu様に対しても、掲示板の流れ全体を把握しないまま、またmumu様の意思を理解しきれないままに批判したことを反省し、上記内容の「品性の欠片もない」の部分は撤回いたします。


媚中のメリット (9/8)
 靖国に首相は行ってはいけない、中国の毒ガス騒ぎは日本が賠償すべきだ、中国が望む教科書の内容にすべきだ、中国に新幹線技術を無償供与すべきだ……というふうに、中国におもねることが日本の国益になるとお考えの方は依然として多い。アジア杯で反日ブーイングを喰らいながらも、なお「元は日本が悪いから」と言う人がいたくらいだ。中国に頭を下げていれば日本は平和なのか。

 中国に頭を下げることでは、村山富市+河野洋平の強力タッグの右に出る政権はなかった。では、村山政権は日本に利益をもたらしたか。毒ガス処理は日本のすべきことと宣う河野、その毒ガス問題で何千億と中国に払わなきゃならない状況になったのを考えれば、一度頭を下げてしまうことが大きな禍根を残すことは証明されていると言って良い。村山談話で戦争の謝罪をしたが、未だに謝罪を求めてきているのを考えれば、向こうの要求は際限がないことも分かり切っていることだ。どこかで断ち切らねば終わりは来ない。

 それでも、「過去の日本の行いが…」という人がいる。で、その人たちは日本が中国や朝鮮半島に行ったことをそれくらい把握できているのだろうか。
 朝鮮半島の人口が、日本の統治時代の間に2倍になったことを知っているのか。中国側がゲリラ作戦を行い、民間人と区別の付かない兵を相手に日本軍は戦っていたと言うことを知っていたのか。日本軍が行ったことの全ては正当化できないし、非難すべき行動もあったことは確かだ。しかし、当時の日本軍への非難は、「現代の倫理観ではなく当時の倫理観を基準に考える」ことが必要で(勿論現代の倫理観で判断し現在の行動に生かすというのは必要ではある)、さらに「詳細かつ客観的な検証で、事実を元に行う」ことが必要だ。嘘の事実で批判しても何の意味もない、少なくとも歴史学的には。
 相手が嘘で非難してくる以上、それに真摯である必要性は無い。同じレベルに堕して口汚く罵る必要もないが、おもねりへつらう義務もない。

腹を切れ (9/8)
 北オセチアでのテロ、犯人が数匹捕まっているらしいが、「俺は誰も殺してない」って言い訳はひどいものだな。1000人すし詰めで水も食料も与えなかった輩が、「殺してない」からって何の免罪になろうか。
 本当にチェチェンのことを考えて行動した志士ならば、腹を切れ。少なくとも、他人を命の危険に追いやっておいて、自ら生きながらえる資格はない。


プロ野球のスト (9/7)
 筑紫哲也が野球を「暇つぶし」とぬかしおった。「暇つぶしの楽しみを人から奪うな」と、プロ野球のオーナー側を批判していたのだが、「暇つぶし」と断言するのはちょいと気遣いがなさ過ぎじゃなかろうか。プロ野球観戦や贔屓チームの応援に人生をかけているような人だっているのだし、そのような嗜好は他人がとやかく言うものではない。

 で、選手会がストを決行しそうなプロ野球。ストをやって何か変わるのかという疑問が頭から離れない。近鉄とオリックスの合併を阻止したとして、大赤字の近鉄はどうなる?ライブドアに売却するのか?それが成ったとしても、他の赤字球団はどうするのか。
 おそらくナベツネや堤は、無能経営者の持つ球団を合併によって整理しようとしているのではないか。(本拠地移転した)日ハムのように経営努力をしたうえで「放映権料の平等分配」を要求するならいいが、そのような努力をしないで利益だけ得ようとする球団がいれば、根本的な解決にはならない。近鉄を橋頭堡に、ロッテなどの合併も目論んでいるはずだ。要するに、プロ野球チームのリストラだ。近鉄ではなく別の球団が実は本丸ではないか、という穿った見方もできる。
 なにゆえライブドアへの売却を認めないのか、なぜ1リーグ制推進なのか、説明がないのは問題だろうが、近鉄以外に本丸があるとしたら、説明できないのも納得できる。オーナー側に寄り添いすぎの深読みですかね?

 選手会の主張は正しい。ストの権利も正当なもの。しかし、ストで得られるものは何かという疑問に対して、私は答えが見つからない。だからストには反対だ。

李教授の土下座 (9/7)
 言論の自由とか、そういう概念はないのか。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/06/20040906000060.html
 日本軍慰安婦と関連した発言で物議をかもしているソウル大学の李栄薫(イ・ヨンフン)教授(経済学部)が6日、京畿(キョンギ)道・広州(クァンジュ)市・退村(テチョン)面の「ナヌム(分け合い)の家」を訪問した。  
 この日午前10時、Jトリック大学の安炳旭(アン・ビョンオク)教授(国史学科)と共に「ナヌムの家」修練館を訪ねた李教授は、イ・オックムさんら7人の前で謝罪の意を明らかにし、クンジョル(地面に額をつける韓国式のお辞儀)をした。
 李教授は「私の発言は日本が戦争犯罪を犯したという問題意識に基づいたものだった」とし、「日本に協力した多くの韓国人がおり、植民地解放以降も女性たちの性の搾取が国家権力によって行われてきたため、このようなことを総体的に反省してこそ韓国社会の道徳的な努力が高揚するという意味」と釈明した。


 なんでこんなことになったかというのが、コレ。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/03/20040903000051.html
 李教授は「過去史真相究明論争」をテーマに開かれたこの日の討論で、過去史に対する民間人レベルの反省を強調する過程で挺身隊を商業的目的を持った売春業になぞらえたかのような発言をしたことで騒動を巻き起こしている。 
 李教授は2日の夜、「韓国戦争当時、韓国人による慰安所や米軍部隊近くのテキサス村に対する韓国人の反省と省察がない」と日本軍従軍慰安婦を米軍部隊の売春業になぞらえた。   
 また「朝鮮総督府が強制的に慰安婦を動員したと、どの学者が主張しているのか」とし、「日本は挺身隊を管理した責任があるが、韓国民間人の問題も取り上げるべきだ」と主張した。


 李教授の発言内容は、至極まとも。元慰安婦の方々の反発を呼ぶかも知れないが(それとて日本による従軍慰安婦動員という事実があったと仮定しての話だが)、学者として真摯に史実に向き合った結果であり、土下座謝罪など必要なかろう。
 何よりも、従軍慰安婦という制度が存在したとしても、現代の価値観での断罪は愚かしい。検証すべきは、日本が奴隷狩りのように慰安婦を集めたことが事実なのか、奴隷同然の(つまり賃金が無いかそれに等しい)状況で働かされていたのか、朝鮮人は慰安施設に何の関わりも持っていなかったのか、などの部分だ。当時の日本が、当時の国際常識でも考えられない愚行を犯したのか。日本批判の論拠となるような史料は依然として出てきていないのではないか。
 元慰安婦と名乗る人間の証言はコロコロ変わって信用ができないし(日本が占領していない時期のインドネシアで慰安婦をやったという人もいたしな)、韓国側から聞こえてくるのは、細かい事実検証もなくただひたすらに「日本が悪い」という大合唱のみ。

 様々な見方・考え方を出し合い、その中でより整合性のある説を取り上げたり、説を作り上げていくのが歴史学だと思うのだが、別の見方を出すことすら韓国ではタブーであるようだ。これでは何の事実も見えてこない。冷静な検証を行うことこそ、歴史に対する真摯な姿勢であり、今回の韓国の動きは歴史への冒涜と呼びうるものだ。


テロの精神 (9/6)
 「反戦」と公衆トイレに落書きして捕まり、裁判で「言論の自由の侵害」とかわめき散らした輩がいた。彼は、落書きした罪で捕まったのではなくその思想で捕まったと思いこみ、なおかつ思想が(自分にとって)正しければ何をやっても罪にならないと盲信している。
 反戦デモの類も似た構図だ。交通の邪魔をしようが、爆音で迷惑をかけようが、そんなことは関係ない。自分の主張が正しければ、まわりの迷惑よりも意見の表明が優先される。過激な輩にとって法律は「権力者が勝手に作り上げた物」であり、「弱者が正義を主張する」ためには「無視してもいい」と思っている者も少なくないようだ。

 実は、「拉致事件の解決のために北朝鮮と戦争だ!」というのも同じだったりする。日本は憲法の制約上戦争はできない。目的が正しければ法律をねじ曲げていいという主張は、左巻きと何ら変わらない。法の制約の中でいかに効果的な手法を選択するか、と考えねばならない。左とか右とかに関係なく、「自分が正しい」と思いこんだ時点で法や道徳や社会常識をないがしろにする輩は存在する。

 何が言いたいかと言えば、北オセチアでの学校占拠テロの話である。チェチェン問題に絡むテロと見られているこの事件。確かにロシア軍に蹂躙されたり、チェチェン側に対して同情すべき点は多い。しかし、子供を何百人と人質に取り、突入されると後ろから子供たちを銃撃するような集団にどういう正義があるというのか。世界中の耳目を集めるために、より悲惨というイメージを世界中に植え付けるために、それらのために子供を選んだとすれば、彼らへ同情を示す理由など吹き飛ぶ。
 仮に犯人集団がチェチェン独立を訴える者たちとしても、それとはほとんど関係のない人々を人質に取り、あまつさえ殺害するというのは許されない行為だ(ただのイスラムテロ集団なら、その無大義ぶりはなおさらだ)。そしてその行動原理が、はじめに述べた反戦落書き野郎や過激な反戦デモ野郎と共通するように見える。その「行動原理」とは、「自分が正しいと思う理念のためには手段を選ばない」こと。規模の大小という違いはあれ、考え方の中身は全く同じといってよいのではないか。

 テロリストを擁護する人というのが必ず現れるが、理念とか目的が正しくても、その表現手段が間違っていれば説得力はなくなる。どんなに大規模なテロを起こそうが、結局は反戦落書き男と精神構造が同じだからだ。


個人的小泉評 (9/5)
 保守的意見の持ち主の間での、小泉首相に対する評価で意見が割れている。私が巡回するサイトを挙げれば、小泉評価派にはクライン孝子氏その思考は日記に明らかなのでそちらへリンク)、ネット言論においては「私の主張・ひとりの日本人として」(と掲示板中の方々)など。小泉批判派だと、西尾幹二氏(最近自分のサイトで自爆しましたけど)やネットでは昨日話題にした「多事X論」、「電柱組」など(この人の文体も好き嫌いが別れるところだがこれは芸風とも言えるからなぁ…)。

 では私はどのように考えているか、なのだが、これが難しい。これは逃げでも何でもなく、本当に決めかねているのだ。自分の考えをまとめるためにも、少しまとめてみる。

 まず、小泉首相を評価する点
・運がいい
・橋本派を事実上ぶっ潰したこと
・拉致問題の一部解決(5人とその家族の帰還)をもたらしたこと
・憲法改正の機運が出てきたこと
・景気がわずかに回復してきたこと
・アメリカとの関係が良好

 とりわけ運がいいというのは評価に入れねばならない。東郷平八郎が日本海海戦でバルチック艦隊を破ったのも、敵艦隊を追い越してしまい結果的に横っ腹からの攻撃を可能にしたからであり、これは強運がプラスに作用した好例だ。トップに立つ者にとっては、運がいいのは他の微少な欠点を補ってあまりある長所だ。本人が望んでいなくとも良い結果が周りで勝手に生み出されるのは、確かに小泉首相自身の長所かというと微妙なところだが、政治は結果で判断されるべきものと考えれば、無視するわけにはいかない。
 2番目〜5番目も小泉首相の意思が結実した成果かどうかは怪しいが、結果は結果として評価ポイントに一応入れる。ただ、小泉内閣の能動的行動の成果と言い切れない点は頭に入れておかねばならない。構造改革の成果としての景気回復、と断言できる要素はどこにもないですからね。

 次は批判すべき点。
・構造改革の中途半端さ
・拉致問題・北朝鮮問題
・中国・韓国への(とりわけ領土問題に関する)弱腰外交

 他にも細かい点はあるし、漏れてるのがあるかもしれない。
 1つ目は道路公団の問題を見れば明らかだし、銀行の不良債権処理もそれが具体的にどう日本にプラスをもたらすのか未だによく分からない(景気が良くなれば不良債権は普通の債権になるわけで、銀行には私もいい感情は持ってないがその感情論で断じるわけにはいくまい)。
 2つ目は、確かに北朝鮮に恐慌的な態度をとって仮に北朝鮮が崩壊したら…というのは日本にとって一概にプラスとは言えないと言うことはこれまでにも本欄で書いた(難民の発生、韓国の経済混乱、対中国の国境防衛問題など)。しかし、彼の訪朝の内容に問題があることも本欄に書いてきた通りで、拉致被害者の心情を考えればとてもじゃないが評価は出来ない。拉致の問題は懸案事項の内の一つに過ぎないと言う見方もあるが、日本の主権に関わる非常に大きな問題と言うことは決して忘れてはいけない。自国民を守れぬ国家は国家として意味を為さないのだから。
 北朝鮮に恐慌的な態度をとる素地が出来ていないというのはちょいと違うと思う。経済制裁は一国でもそれなりの効果はあるし(中国が全てを賄ってくれるほどお人好しとは思えないし、日本からの輸入が減ってから脱北者がさらに増えているという現実もある)、アメリカの軍事力を背景にした外交は現時点でも可能。北朝鮮が暴発する危険も限りなくゼロに近い。核を撃てば北朝鮮は国際的に抹殺されるし、海上自衛隊の防御能力で北朝鮮程度なら上陸作戦を阻止することはできる。確かに核発射の可能性は「ゼロではない」けれども。
 3つ目は言わずもがなですな、はい。

 考えてみると、小泉首相の評価できる点は、小泉首相の能動的な動きによる物ではなく、ほとんどは運とか状況の範疇で語られるべき物だ。よくよく考えてみれば、小泉首相の「日本をどうしたいのか」という意思が、結果からは何も感じられないのだ。以前私は、小泉首相登場直後、彼を近衛文麿以来のポピュリストと評したことがあるが、その感覚は今でも変わっていない。

 ならばなぜ私は、彼への評価を「難しい」と感じるのか。
 それは、「彼が退陣させられた場合」のことを懸念しているからに他ならない。安倍氏などへの「禅譲」ならばいいかもしれないが、小泉首相が任期終了を待たずに辞めるとなれば、マスコミの扇動などによって民主党が政権を取ってしまうかも知れない。外国人参政権が認められ、中国・韓国にはさらに弱腰外交、拉致問題など北朝鮮に迎合して何も解決せず…という状況は絵空事ではない。
 ありきたりの結論になってしまうが、「小泉首相以上の選択肢がない」ということだ。となれば、彼を支持しつつ要望を世論に乗せようと考える…つまり、批判はするのだが彼の退陣自体は望まない、というスタンスになってしまう。人によっては「はっきりしろ」というスタンスだが、考えた結果に出した結論なのでこれが私の考えと開き直るよりしょうがない。

皆さんの小泉評 (9/5)
 小泉首相への評価は、評価の基準をどこに見るかでかなり変わってくる。
 「これまでの総理」や「小泉以外の首相候補」を基準とする相対評価だと、靖国参拝を(中途半端ながらも)実行していたり、拉致問題を(不完全ながらも)進展させているし、改革を(口先だけと言えるかも知れないが)喧伝しているため、プラス評価になる。
 総理としてのあるべき姿を基準とする絶対評価だと、上記のようなプラス面はことごとく「中途半端」となり、マイナス評価になる。

 絶対評価か相対評価か、その部分は個々人考え方の問題だから、その部分に対して論戦を張るのは難しいのではないか。ただ、絶対評価なのに小泉首相を評価したり、逆に相対評価でも小泉首相を批判することに終始していると、私個人としては違和感を覚える。
 この辺りの基準軸を理解したうえでないと、なかなか主張は噛み合わないのかなぁ、と。


続・韓国ウラン (9/4)
 テレビではあまり流れていない韓国の核開発問題。新聞でも、産経など小さな扱い。いちばん大きく扱っていたのが朝日だが、それも韓国の言い訳の垂れ流しでは、日本のマスコミはどいつもこいつも…という感想しか出て来ず。

 いろいろとニュースを見て回ったが、0.2gという量と知って「少ない」と感じるようでは朝日に騙されたことになる゚∀゚)これでも、イランの10倍の量だ。イランが国際的にどういう立場にあるか(あったか)を考えれば、今回の韓国の問題は、小さなベタ記事で済ませるような問題ではない。アメリカから「悪の枢軸」と言われても文句の言えない状態に韓国はある。

 日本政府は韓国に毅然とした抗議声明を……出さないんだろうなぁ…。

批判と誹謗 (9/4)
 他サイト・他の意見への批判はいいのだが、批判と誹謗の区別が付いていないというのは問題だ…というのがこのサイト。保守系論調のサイトを廻っている人なら目にしたことがあるだろう、「多事X論」。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~SS777/page004.html

 私がここを知ったのは半年ほど前だろうか。その論説のほとんどには頷けるし、こういったサイトが多くの読者を持つのはいいことだと思っていた。しかし、最近はちょっと違和感を感じる。
 自分の意見を述べることの意味を、このサイトの御仁は忘れてしまっている。自分の意見を開陳するのは、当然議論の建設的な発展のためであるべきで、相手に自分の考え方を理解してもらい、できればそれに納得してもらい、納得できないのならばより高次の言説に昇華させるべく論理を尽くさねばならない。いかに意見の中身が真っ当であろうとも、相手に受け入れられないような書き方・言い方をしてしまった時点で、その意見は意見としての意味を半ば失ってしまう。
 個人サイトであるなら、ただ自分の意見を知らしめたいだけという自慰行為も許されるかも知れないが、比較的訪問者数の多いサイトではそのような自慰の見せしめは慎まれるべきだし、何より「多事X論」著者あじしお氏が自慰を目的として文章を起こしているとは思えない。

 汚い言葉で、自分の意見と異なる物を誹謗した時点で、言論としては価値が半減する。あじしお氏はそういった部分への批判に対して「揚げ足取り」というが、不要な言葉で揚げ足取りの余地を相手に与え、自らの言説の説得力を落としているのは、他ならぬ本人である。

 他者への批判は様々な配慮が必要だ。そうでなければ、自らの意見を自らの手で貶めることになる。勿論、意見の全体とその要旨を汲み取るべきではあるのだが、わざわざ自ら文章の品位を落とす必要もない。自分の意見を人に伝えたいと思うのであれば、それくらいの配慮は当然だ。

 そしてこれは、勿論自分への戒めの文章でもある。


韓国のウラン高濃縮実験 (9/3)
 韓国が、あらかじめIAEA(国際原子力機関)に報告して行うべきウランの高濃縮実験を、これまで報告せずに秘密裏に行なってきたらしい。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3620566.stm
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004090201002878
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040902i514.htm
http://www.asahi.com/international/update/0903/004.html

 ソースにもあるように、未申告で各開発を行っていたという点で「イラクと同じ」ことをしていた韓国。今回は朝日が社説一番乗り。内容も、韓国擁護が目立って全面承服は出来ないが、いつもに比べればかなりまともなもの。
http://www.asahi.com/paper/editorial20040903.html

 6ヶ国協議の意義は完全に破綻したのではないか。北朝鮮の非核化が懸案事項だったのに、韓国まで核の問題が出てきてしまっては、元々収拾がつくかどうか大いに疑問だったのにさらに北朝鮮を責める力が失われてしまう。日米韓で北朝鮮を追い込もうとしているときに「私も同類」とバレてしまう…喜劇でなくて何なのだ。

 朝日社説では「まさか」という言葉が使われていたが、韓国を民主的な国家で北朝鮮とは違うと考えていればそういう感想になろうし、同じ民族がたまたま38度線で別れているだけのことと考えれば「やっぱり」という感想が出てくる。「まさかやらないとは思っていたが、やっぱり同じ民族だったか」という感想がいちばん多いかも知れない。私がそうでした、認識甘かったです。
 また、この件に関する危機感も、韓国をどう見るかで大きく変わってくる。最近北朝鮮との同化傾向が見られる韓国のこと、危機意識は持ちすぎるほどに持っておく方がいいと思う。

やはり圧力あり (9/3)
 だんだん明らかになってきた、小泉首相2回目の訪朝。
http://www.sankei.co.jp/news/040902/sha006.htm
 北朝鮮の拉致被害者、曽我ひとみさんの夫、ジェンキンスさんは2日発売の香港英字誌ファーイースタン・エコノミック・レビューとの単独インタビューで、小泉純一郎首相が今年5月に訪朝した際、一緒に日本へ行くことを拒否するよう北朝鮮当局から圧力を受けたことを明らかにした。

 事前に圧力かけられていたとか、部屋に盗聴器があったとか、普通に考えれば分かるようなことが、本当に小泉首相には分かっていなかったのか。だいたい、ジェンキンズ氏に「日本に行くな」と圧力をかけたうえで、金正日は「ジェンキンズと話し合えばいい」と言ったわけで、小泉首相がいかに相手に愚弄されていたか、情けなく腹立たしい思いだ。毅然とした態度と人並みの脳味噌を持って行動していただきたい。

 この訪朝で小泉首相を評価していた人間は、今でも評価しているのだろうか。確かにこれまでの首相がやらなかったことをやっているのだが、北朝鮮に「与し易い相手だ」と舐められてはマイナスの効果しかないのではないか。「適当に時間稼いで、適当に誠意らしい物を見せておけば、援助ももらえるし拉致の犯罪も追及されない」と思われて、何が評価できようか。
 日朝平壌宣言にも北朝鮮の公式発表にも、どこにも「拉致はもう行いません」とは言われていない。今現在行われているかも知れないし、これからも拉致事件は行われるかも知れない。日本が舐められるようでは、その危険性は増してしまう。その点では、小泉首相の2度目の訪朝は犯罪的とも言える。

豊丸 (9/3)
 豊丸という力士誕生。
http://sumo.goo.ne.jp/hon_basho/banzuke/kaimei.php
 ゆたかまると読むのだが、字面を見ればどうしても「とよまる」と読んでしまい、アレを思い出す人も多かろうて。周りの人は誰か止める者はいなかったのか。


報道の良心 (9/2)
 地元コラムニストがイチロー批判を撤回
 米シアトルの地元紙『シアトル・ポスト・インテリジェンサー』は31日(日本時間9月1日)、シーズン当初まだエンジンのかかっていなかった、マリナーズのイチロー外野手にはもう飽きた、というコラムを執筆したコラムニストが、それを撤回及び、謝罪そしてあらためてイチローをたたえるコラムを紹介した。
 小さなニュースだが、アメリカのジャーナリズムの良心を見た気がする。「イチローが活躍したら路上パフォーマンスする」と言った記者がそれを実行したり、嘘記事を掲載したニューヨークタイムズが記者を処罰して紙面で謝罪したり、こういった例は他でも聞くから、アメリカではこれが普通なのだろう。自分の言論に責任を持っている。言論の自由は、それに絡む責任を果たしてこそ保証されるという当たり前のことを、彼らは知っている。

在日参政権は阻止すべし (9/2)
 地方参政権の実現求める=自公幹事長と会談−韓国大統領
 韓国を訪問中の安倍晋三・自民、冬柴鉄三・公明の両党幹事長は1日午後、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で盧武鉉大統領と会談した。大統領は「過去の問題や在日韓国人の処遇の問題は、具体的な対応や考え方が未来を建設する上で障害になるか、貢献するかを見ることが大切だ」と述べ、小泉純一郎首相の靖国神社参拝や永住外国人への地方参政権付与などをめぐり日本側の前向きな対応を促した。
 
 要するに韓国側は「ウリの利益になる行動をとるニダ」と要求しているだけだ。これに対し安倍幹事長は慎重な態度を、冬柴幹事長は積極的な態度を表明した。公明党は本気で在日に地方参政権を与えようとしている。池田○作が朝鮮人だという噂は事実なのだろうか。

 韓国との繋がりには慎重であらねばならない。親日派追及の事後法が成立したり、竹島や対馬を韓国領土と喧伝するのみならず、北朝鮮との同化が目立っている現在の状況で、在日への参政権付与は日本の国家運営に大きな禍根を残す可能性がある。在日の参政権を許した後でもし朝鮮が赤化統一したら、スパイがわんさか日本に潜入して朝鮮に有利な政策を行う政治家が多数当選し……目も当てられない光景となる。

 税金を払っているから選挙権も当たり前?
 ならば消費税を払っているから小学生にも選挙権を与えるべきだろう(「0歳から選挙権を」というバカ集団もいるけど)し、間接税は別だと言うなら直接税を払っていないフリーターの方や無職の方は選挙権を剥奪すべきですわな。税金は厳密には、公共サービスへの対価であって選挙権の対価ではない。


北京五輪 (9/1)
 国境のない記者団が北京五輪ボイコットの署名を始めている。チベット侵攻や法輪功への弾圧、人治主義、言論弾圧……真の人権団体ならばかくあるべきで、日本の市民団体から殆どこんな声が出ていないのが不思議なくらいだ。「平和の祭典」が世界で最も暴力的な国家で開催されると言う茶番。

 アテネでは、ニール=ホーランというキチガイが男子マラソンで妨害行為を行った。あの様子を見て、北京オリンピックは大丈夫だろうかと不安になった人は多いだろう。アジア杯での反日の雰囲気が、北京五輪での妨害行為に発展しないとは言い切れない。よっぽどしっかりと警備してもらわないと不安だが、逆にそれを防ぐために警備陣を城壁のように並べても異様だ。

 さらに人民日報を見れば、中国は五輪を国威発揚の場と明確に位置づけ、メダルラッシュを狙っているのは明白。これまたアジア杯を教訓として考えれば、何の不正もなく競技が行われるのかという不安が頭に去来する。ドーピング検査もしっかり行われるのだろうか(ドーピング検査の厳しさが日本人選手の活躍に繋がったという面もあるし)。

 ソウル五輪の二の舞になることを懸念する。

北京五輪2 (9/1)
 ただ、台湾情勢を考えたうえでだと、北京五輪は行われた方がいいと思う。北京五輪の前に独立を宣言し、中国が五輪前で無茶を出来ないときに、各国の承認を得る。「中華民国」という国名だと、多くの国が中華人民共和国と結んだ条約により承認できないから、「台湾共和国」みたいな名称の方向で。台湾が独立したら「五輪辞退も覚悟のうえで攻撃する」とか中国は言っているが、そこまでの根性はなかろう。
 台湾にとっては最後のチャンス。五輪を政治に利用しても、これなら文句は言われまい。

アテネ五輪 (9/1)
 今回の五輪でいちばん「いいな」と思ったのは、北島や谷や野球チームではなく、アニマル浜口だった。
 確かにまわりの迷惑顧みずというところはあったが(彼の場合テレビへのサービスも多分にあるのだろうが)、あれだけ子供に厳しく強く、そして優しい父親が、今の時代どれだけいるのだろうか。練習では厳しく娘を精神的に追い込んでいたが、準決勝で負けたときは父親として娘のために周囲も省みず猛抗議した。この「強く優しい」父親は、戦後日本が失った最たる物ではないか。