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スポーツにおける根性の有用性 (8/31)
 なかにし礼氏がテレビで(8/30テレビ朝日「ワイドスクランブル」)オリンピックについて、「スポーツ科学が非常に大きな意味を持つようになってきた。もう精神論・根性論は古い、役に立たない。国のために、という感覚ではメダルは取れない」という内容のコメントをしていた。
 確かに、科学技術のスポーツへの貢献は多大であることは認める。靴一つとっても、精緻な分析の上に作り上げられた物であり、科学無くしてオリンピックでの活躍は難しいと言える。

 しかし、精神論は古臭いという議論は成り立つのだろうか。
 いくら技術的に完璧な状態を作り上げたとしても、本番で緊張して萎縮してしまえば実力は発揮できない。最後の最後に頼りになるのは、メンタルな部分では無かろうか。さらに、厳しい練習を耐え抜くには、強靱な精神力は必要不可欠だ。少しでもスポーツをしたことがあれば、精神的な強さがどれだけ重要な物か、分かりそうなものだと思うのだが。

 なかにし礼氏を含め、「お国のために」という感覚はよく批判される。個人的差異はあろうが、「自分のため」だけで人はあれだけ頑張れるものだろうか。家族のため、コーチのため、ファンのため、国のため……他者のためにという思いは、自分のためにという思い以上の効果をもたらすものではないだろうか。
 今回の五輪では、「国」を意識した選手が多かった。胸の日の丸を誇示したり、「日の丸を見て金メダルを取ったんだな、と実感できた」とコメントした選手もいた。個人主義のなれの果てが「自分で自分を誉めたい」とコメントした時代よりも、明らかに日本人は五輪で活躍した。


自衛隊総火演 (8/30)
 自衛隊の富士総合火力演習が28日に行われました。これも一度は行ってみたいイベントです。ネット上で様々な方がレポートを書いておられますが、それを読むとなおさら見に行きたくなります。来年度の夏期講習のスケジュールを都合良く作っちゃおうかな。

 例の奴らが「3億5000万円も使われた」ってな言い方をしていますが、国防の意義を考えれば安い安い。軍事演習によって日本の自衛隊の能力を示すことになり、それ自体が中国や北朝鮮への抑止力ともなります。核やミサイルは占領には直接役に立たず、その意味で中国は侵略・占領能力は低いから、自衛隊の能力の誇示は大きな意味を持ちます。朝鮮銀行にお金つぎ込まれるくらいなら、こちらにもっとお金をつぎ込んでやって欲しいと思います。中国は東シナ海資源開発に絡んでパイプラインを作りやがるらしいですし(関連記事)。

 しかし、2万人もの観客が集まるイベントで、そのイベントの全てを自衛隊のみでまかなっているというのも凄い。大規模イベントだと人員整理から警備から設営からいろんな細かい仕事が発生するが、軍隊であればそれらを全部一組織で完結させられる。民間団体に出来ないこと、というのはまさにこれですな。

アメリカの左巻き (8/30)
 左巻きってどの国でも狂ってらっしゃるのね、ってのがこれらの記事。
反ブッシュ運動が本格化 25万人行進も
 自転車を使った抗議は、セントラルパークからブロードウェーを「ブッシュはもういらない」と叫びながら数時間にわたり移動。金曜夜の観劇客らで込み合っていた一角を混乱させ、AP通信によると、約250人が交通を妨害したとして拘束された。また母親のグループ「ブッシュに反対する母親たち(MOB)」のメンバーら数百人が27日、ベビーカーを押しながら子連れで集結。マンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋を渡りながら、民主党大統領候補のケリー氏支持の横断幕を掲げた。
NYで反ブッシュデモ、逮捕者も
 米共和党大会が目前に迫った26日、再選を目指しているブッシュ大統領への抗議活動がニューヨーク市内各地で行われ、逮捕者も出る騒ぎとなった。途上国のエイズ対策支援を求める十数人の活動家は、全裸でマディソン・スクエア・ガーデン周辺の交通を妨害し、手錠をかけられて連行された。
 また、プラザ・ホテルの壁面をロープで伝って下りていた男2人も、警察に連行された。2人は、「真実」と書かれた方向を指す矢と、その反対方向に書かれた「ブッシュ」の文字を指す矢を描いた巨大な幕を掲げていたという。
 ブッシュ大統領は共和党大会で、大統領選候補として正式指名を受ける見込み。
 前回の大統領選では、ブッシュ大統領の対立候補だった民主党のゴア前副大統領が、ニューヨークで圧倒的な得票率を記録した。


 交通妨害、何も分からない子供を連れ回す(これ虐待じゃねぇの?)、全裸で練り歩き。意見の主張はよかろうが、人に迷惑をかけては説得力もゼロです。
 戦争反対を訴える人に限って、デモでは暴力的、歩いた後はゴミだらけ、人の意見は聞かない…「戦争がなぜこの世から無くならないか」を知りたいのなら、反戦デモを見ればよく分かります。社会常識のない人間が幾ら「(奴らの言う)良識」を振りかざそうが、耳を傾ける価値もない。

伝言(?) (8/30)
 人の書く文章を読むのが好き。blog、個人日記サイト、休みの日に廻って気になった物があれば保守サイトだろうが左巻きサイトだろうが「お気に入り」に入れ、毎日巡回する。暇人だな、わし。当サイトでリンクしているサイトも、載せている以上必ず3日に1回以上のペースで見ている。掲示板に書き込んだりメールするのが筋だろうが、巡回で時間食うのでなかなか…。てことで、ちゃんと読んでますよ〜、みなさま。


北批判の中国機関誌没収 (8/29)
 以前本欄でもお伝えした、北朝鮮を批判した中国機関誌。それについて、新しいニュースが入った。
http://www.sankei.co.jp/news/040828/kok036.htm
中国の独立系誌、北批判で販売禁止に 在庫も没収

 やはりというべきか、言論弾圧の対象となってしまったようだ。馬立誠氏の「日本との関係強化が国益にかない、「歴史問題」にはこだわるべきでない」と「対日新思考外交」を主張する論文も弾圧の対象となり、馬氏は失脚して香港に逃亡したのだが、似たような推移を辿りそうだ。
 弾圧対象と言うことは中国内の良識派の発言ということであり、政府としては北朝鮮との関係悪化は避けたいと考えていることになる。中国当局のスタンスがよく見える。

 中国ついでにこんなニュース。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200408/sha2004082901.html
 9.11テロをお菓子のおもちゃのプラモデルにしたのだが、これは酷い。

権力否定派の底の浅さ (8/29)
 少し過激なプロ市民の方のサイトだと、「権力への抵抗」というのが大きなテーマとなっており、彼ら言うところのネット右翼に対して「権力の狗」とか「そんなに服従が好きか」と批判する。奴らの好きな中国や北朝鮮の方が、よっぽど「服従を強いる国家」なのだが、都合の悪い部分には盲目なのは奴らの特徴で。

 確かに理想的には、権力はない方がいいし、各個人が自由を謳歌でき平和を享受できればそれに越したことはない。しかし、一定限度の権力の存在さえも無視した場合、「性善説」が真であるという命題が成立していなかった場合は、社会は阿鼻叫喚、弱肉強食の地獄絵図と化す。警察のような公権力、法律のような制限が存在しないと、それを利用して悪事の限りを尽くす人間は必ず出てくる。人間が社会的動物であるとすれば、社会が円滑にまわっていくことは必要不可欠であり、そのためには権力の存在もまた必要不可欠なのだ。
 権力の否定は、北斗の拳のような世界の出現を意味することになり、実は権力を否定することは途方もない勇気を必要とする。左巻きは権力に服従することを否とし、そのような人間を腰抜けのごとく誹謗するが、実際には奴らが「権力を否定するために必要な勇気」の量を理解できていないだけのことである。一般人には自明の理であることが見えていないだけのことである。奴らにはそんな覚悟などない。高遠や今井の家族はプロ市民であるのに、身内が身の危険にさらされると権力を利用しようとした。

 勿論、暴力的政府に対する抵抗権は、基本的権利として有すべきものだ。しかし、無政府を希求できるだけの覚悟を有する人間は明らかに少数であり(というか日本では限りなくゼロに近いだろう)、権力否定というテーゼは夢想、妄言にほかならない。


つくる会の歴史教科書 (8/28)
 都立の中学で「つくる会」の歴史教科書が採択されたそうだが、左巻き連中こぞって反対のようだ。

「つくる会」教科書採択 「反対意見99%同じ文言」都教委から疑問の声
 二十六日に開かれた東京都教育委員会で、来春開校する都立初の中高一貫校「白鴎高校」付属中学で使われる歴史教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆した扶桑社の教科書が採択された。都教委に寄せられた意見は99%が扶桑社の教科書採択に反対するものだったが、教育委員からは「反対意見の99%が同じ文言」などと、反対者に懐疑的な見方も出ている。

http://www.sankei.co.jp/news/040827/morning/27pol001.htm

 とりあえず反対するなら、署名などのような「組織動員でも見破られにくい」やり方しろよ。プロ市民総動員ってバレバレだぞ。
 家永裁判で教科書検定制度に疑問を呈し、もっと自由に教科書は作られるべきだとのたまっていた朝日も、つくる会の教科書には反対のご様子。「東京の教育が心配だ」と苦言を呈している。
http://www.asahi.com/paper/editorial20040827.html
 これに対し、産経が反論。
http://www.sankei.co.jp/news/040828/morning/column.htm

 以前も確かつくる会メンバーの家に放火したり、反対派の行動は無茶苦茶。聞き入れる必要など無い。つくる会教科書には「事実の間違いがある」と批判されたこともあったが、明らかな物は訂正されているようだし、最も批判対象になっている大東亜戦争関連の部分もほとんど問題のない記述。大阪書籍の歴史教科書にある「南京大虐殺の被害者は30万と言われ」の方がよっぽど事実誤認だ。
 要するに反対派はヒステリックなだけ。内容にも大きな問題はないし、逆に取り立てて目新しい視点があるというわけでも、実はない。しかし左巻き史観に凝り固まっている人間には新鮮かもしれない。中学生には難しい部分もあるかも知れないが、なかなか面白い教科書だと思う。

 下記リンクで、つくる会の歴史教科書の一部を読むことができます。
http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/rekisitext_index.html#

緊急国民集会 (8/28)
 「北朝鮮に経済制裁実施を求める緊急国民集会」
 9/17に九段会館で行われるそうです。私はいつもの通り行けませんけど、名古屋で…というわけにはいかないですもんねぇ…。いつかこの国民集会に参加したいし、いずれ靖国神社にも足を運んでみたい。
 拉致被害者の家族の方、ご高齢の方も多い。亡くなられた方もいる。もう時間がない。


アテネでも顰蹙 (8/26)
 中国の報道陣がアテネで顰蹙を買っているらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/aug/o20040824_10.htm
 アテネ五輪には中国の報道陣が600人近くも詰め掛け、2008年の北京五輪に向けた激しい前哨戦を展開している。しかし、メダル獲得選手の会見で中国人記者が質問を独占し、組織委スタッフから注意されるなどマナーの悪さも目立ち、サッカー・アジア杯での“反日ブーイング”と通じる国際性のなさを指摘する声も出始めた。「4年後が心配」と、他国の記者や五輪関係者らは話している。

 アジア杯の反日ぶりは世界中に伝えられ、さらに今回のアテネでの身勝手な中国人記者の姿も世界中に知られることになった。中国がいっぱしの国として行動することが出来るのか、北京五輪は中国に思わぬ宿題を突きつけていると言える。
中国の少子化は深刻だし、資本経済の導入による共産党支配の矛盾がいつまで隠しおおせるかもわからず、2008年は中国にとって大きな分岐点になる予感を私は持っている。中国も五輪まではあまりに無茶なことは出来ないから、台湾の独立のタイムリミットも08年だ。今後4年間の極東の情勢は非常に興味深い物となるだろう。
 中国がまともな国となれば日本も安心。中国が信頼されうる国に成長することを期待したい……けど、難しいだろうなぁ。

常任理事国入り (8/26)
 日本の常任理事国入りに関して、朝日の社説。常任理事国―安易になりたがるな
 いろいろ適当な理由をでっち上げて、要するに常任理事国入り反対と言っている。アメリカ側から「常任理事国入りについては憲法改正が為されることが望ましい」という言説が出ているのだが、朝日新聞としてはその部分に引っかかっているのだろう。
 一方、中国も反対の意思を表明しているメディアがあるようだ。日本の常任理入りに反対 中国誌、歴史問題が理由
 去年頃にはこの問題について何も言っていなかったはずの中国だが、歴史問題と絡めて今回は反対の意思を表明している。中国は目的のためには手段を選ばない国なので、これについては歴史問題が主なのか常任理入り反対が主なのか分かりづらいところがあるが、中国と朝日が軌を一にしているのはよく分かる。

 常任理事国入りもいいが、まずは旧敵国条項の廃止が先。撤廃の方向で議決は出ているが、依然として撤廃自体は為されていない状態。簡単に言えば「二次大戦の時の枢軸国は、以後無茶を始めたら国連決議無しに叩きつぶせる」という条項なのだが、敵国扱いされている組織に多大なお金を払っているという矛盾を解消して、しかるのちに常任理事国入りするのが筋だろう。さらには、拒否権のない常任理事国なんてわけの分からん立場もパスね。

 常任理事国入り自体には私は賛成。世界2位の経済大国が国際社会でしかるべき地位を得ていないというのがそもそもおかしい。日本やドイツが国連で発言力を持つことは、「国連=連合国=二次大戦の勝者の作った組織=権限を持つのは核保有国」という状況の打破に繋がることへの期待となる。国連の性格を「二次大戦に勝った強国が強国の論理で動かす組織」から変貌させる良い機会だ。 


棚上げ国家 (8/23)
 この国はオリンピックで毎回何かいちゃもんを付けますな。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/22/20040822000039.html

 実際に韓国側の言うように誤審があったのかただの難癖なのかはよく分からないが、「W杯で審判を買収していた国」が何を言う、といった感じ。ソルトレイクのスケートでの誤審の恨みを、2年後のW杯まで引きずっていた彼らのことですから(アメリカとの試合で点を入れた後にスケートの格好をして茶化していましたな)、また何年も根に持ち続けることでございましょう。
 自分の行いも反省しないでよく言うな、と思っていたら、親分もやっぱり似たようなものでした。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040819id26.htm(読売新聞)
 中国の戦略問題専門誌が「中国には北朝鮮を全面的に支持する道義的責任はない」「わが国がこれまで行った政治的支持と経済援助に対し、いささかも感激の気持ちを表さない。国際問題においては、常に中朝友好を無視し、肝心かなめの時に、わが国を十分理解し、全面的に支持するということができない。このような性質の国を、わが国が全面的に支持する道義的責任はない」と述べたとのこと。
 中国を日本に、北朝鮮を中国に置き換えてもそのまま成り立つ言説というのが嗤ってしまう部分。ODAを何兆円も与え、中国全土の電化鉄道の40%、港湾施設の15%が日本の援助で賄われ、高速道路建設に2500億円、のべ2000キロが投入されたソース)というのに、中国からの返礼はブーイングに靖国反対に毒ガス訴訟に資源盗掘に尖閣占拠に核兵器に……書いていて不愉快極まりないな、これ。当然、日本も「中国を全面的に支持する道義的責任はない」ですわね、中国さん?


日記 (8/22)
 今年も、たくさんの募金を集める一方でタレントには破格のギャラを支払うという「障碍者をネタに健常者を元気づける」番組がやっております。いったい誰がこの番組を見るんでしょうかね。フジテレビの方が「低俗に徹している」ので、まだ誉められる。てか、さんまの車で駐車とか面白かったし、去年は鶴瓶師匠が神になったし。

 偽善が悪いとは言わない。偽善であっても結果的利益が存在するなら意味はある。しかし24時間テレビの胡散臭さは「偽善を隠そうともしない」ところにある。毎年書いてるからこのくらいでやめときますか。

 オリンピックのネタ、全く書いていませんけど、見られるときには見ております。もともとオリンピックに熱狂する性格ではないのですが、やはりメダルを取って日の丸が昇っていくのは気分がいい。「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ」って実況も良かった。世代論はあてにならないとは言え、それでも10代20代が頑張っているのを見るに付け、日本にも希望はあるかなと思ったりもします(41歳の山本先生も勿論すごいけど)。
 24時間テレビ見るよりも、オリンピック見ていたほうがよっぽど希望が持てるし、さわやかな気分になりますわ。


自業自得 (8/21)
 自分の尻くらい自分で拭きましょうや。韓国、在韓米軍削減の延期要請 協議継続へ
 米軍の戦車による死亡事故があって、それに対する「米軍出て行け運動」が全国規模で高まり、その結果ノムヒョンが大統領になったという経緯がある。国民が在韓米軍削減を訴えていたのであり、現大統領はその世論を受けて当選した。
 そのくせ、いざアメリカが在韓米軍を削減する動きを現実化させると、「やっぱり残ってちょうだいよ」と哀願。アホか。

 ただ、韓国を嗤ってばかりもいられないのは、沖縄で似たような動きが起こりつつあるからだ。事故処理の問題、日米地位協定の問題、それらに非難の声を上げるのはいいのだが、「米軍撤退せよ」というデモが起き始めているのは看過できない事態だ。
 中国・台湾の有事の可能性を考えるアメリカにとって、在日米軍を撤退させる選択肢は存在しないだろうから、韓国のような状態にはならないとは思う。しかし、韓国のような「後先考えないバカ野郎」が存在することは事実なわけで、韓国を嗤うレベルに日本は到達していないということだ。

アホの成長日記 (8/21)
 「過去の世迷い言」(とくに02年あたりまで)は、左巻きちょいと中寄りだった筆者が、いかにして中道ちょいと左寄り(と自分では思っている)に移行したかどうかの記録としての役割も果たしています。今読み返せば、菅直人の対中韓観を知らなかったり日中共同声明の内容を知らなかったりと、恥ずかしい部分も多分にありますが、「アホの成長日記」としての価値はあるかな、と削除せずにそのまま。
 たぶんこれからも微妙に変化をしていくのだろうけど、退化ではなく成長としての変化をしていきたいものです。


媚中でいっぱい (8/20)
 こんな記事発見。「台湾総統立ち寄り拒否 給油目的 政府、中国側に配慮」
 台湾の陳水扁総統が今月末からの中米パナマ訪問の帰途、給油のための日本への一時立ち寄りを打診したものの、日本側が緊急性がないとして拒否していたことが分かった。日本政府関係者が明らかにした。乗り継ぎのためとはいえ台湾総統が初めて訪日することに対し、中国の強い反発が予想されることを考慮したものとみられる。

 極東の中で唯一まともな態度で日本に接してくれる台湾に対し、この仕打ち。河野洋平が中国へ行ったとき、台風のせいか何かで台湾に立ち寄った際に飛行機から降りず、中国に到着したときに「私は台湾の地を踏みませんでした」と奴隷根性丸出し発言をしたエピソードを思い出す。
 アメリカは、陳総統が希望したシカゴ滞在は蹴ったとはいえアメリカへの立ち寄りは認めた。政治的な配慮が必要な問題であるのは承知しているが、妥協の限界点をアメリカは分かっているように感じた。

韓国は民主主義国家か? (8/20)
 次は韓国のお話。辛基南・ウリ党議長が辞任
 ヨルリン・ウリ党の辛基南(シン・ギナム)議長が19日、党議長職を辞任したことから、李富栄(イ・ブヨン)常任中央委員がこれを承継した。 
 実父の日帝憲兵服務と遅れた自認による波紋で、党内外から辞任の圧力を受けてきた辛議長は同日午前、永登浦(ヨンドゥンポ)党舎で開かれた緊急拡大幹部会議で議長職辞任の意向を表明し、特別記者会見を行い公式辞任した。
 これを受け、今年1月11日行われた党大会の指導部選挙で、辛議長に次ぎ3位の常任中央委員に当選した李富栄委員が党議長職に就き、千正培(チョン・ジョンベ)院内代表と一緒に152席の過半与党を率いることになった。
 与党側は辛議長の辞任を機に、親日真相究明法の改正、国会内の過去史特別委員会設置など過去史清算作業に一層拍車をかけるものと見られ、通常国会を控えた政局に緊張が高まる見通しだ。
 辛議長は同日の記者会見で、「親日残滓の清算と民族精気回復運動の大意を少しでも毀損することはできないという心情から、党議長職を辞任する」とし、「今や、歴史の真実を明かすべき時期であり、私の胸痛む家族史を踏み台に、歴史的課業を成し遂げて欲しい」と述べた。


 野党ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)を追い落とす目的の「親日派弾圧」の過程で、返り血を浴びたというところか。朴正煕は旧日本軍の将校だった。
 本人が親日だったらまだしも、「親が親日」ということで辞任をしなければならない、責められねばならないという無法ぶり。日本の政治家について親が旧日本軍の将校だからと非難するのか、ドイツで親がナチスの閣僚だったからと非難するのか、ロシアで親が共産党員だったからと非難するのか…どう考えても論理的におかしいわな。そのおかしいことが、仮にも民主国家といわれる韓国で起こっている。戦後60年。昭和初期に江戸幕府に関わった人間を処断するような真似を、かの国はやらかしている。
 しかも韓国は、戦時に親日だった人間を追究しようと言う法律をでっち上げている。どこまでも後ろ向きの哀れな国家と言うほか無いが、憐れむだけではいけない。北朝鮮との同化とこの動きは軌を一にしているからだ。反日気運を高めて民族主義を煽り、北朝鮮との同一性を喚起する…キムデジュン〜ノムヒョンの一連の言動と合わせると、そんな目的が見えてくる。

 アメリカが在韓米軍を削減するという動きがある。もしかしたらアメリカは、韓国という存在を見限って防波堤を38度線から日本海に変更しようとしているのか。

置き場変更 (8/20)
 世迷い言をトップページに書くようにしようかと思案中。てか、もうナローバンドへの気遣いは必要ないくらいにブロバンは広がったようだし、体裁をちょっと変えてみるかなどと考えている。まぁ実行するのは早くて9月以降、たぶん10月過ぎだとは思うけど。


韓国ブーム? (8/18)
 日テレ本腰!6カ月ブッ通し韓国ドラマ

 CSやBSでは韓国ドラマが全盛なんですか。無理矢理韓国をねじ込んだ設定の「東京湾景」(フジテレビ)が月9なのに10%台の視聴率しか取れていないのは何なんでしょうね?てか、私の周りでは「冬ソナ」見ている人すらいません。
 まぁおばさま方の間では冬ソナは人気らしいけど、あくまで「冬ソナブーム」であって、韓国ブームではないと思うのだが。たぶん、リンク先の日テレのドラマ、コケると思う…。

沖縄でプロ市民乱舞 (8/18)
 昨日も夜の祭りタイム、報ステ〜NEWS 23では「沖縄の米軍ヘリ墜落」について報道。スタンスは当然「反米!」であるから、プロ市民の方々のデモと米兵の「撮るな」と言う姿を現場映像の中心に据える。プロ市民は「安保反対」も一緒に唱えているようで。ちなみに、沖縄で市民運動をやっている人がみんな沖縄人というわけではない。本土の左巻きどもが沖縄に出張し、自らデモをやったりデモの手ほどきをしたり…というパターンが結構多いそうな。

 警察の現場検証が拒否されたというのが問題となっているらしい。軍のヘリが落ちたのだから、軍事機密を守るために日本側に調べさせない、というのは分からないでもない。逆の見方をすれば、調べられちゃ困る物を積んでいるかもってことで。
 プロ市民のデモが、韓国のように「在日米軍縮小」へ繋がるとは思えない。折しもブッシュ米大統領がアメリカ軍の配備の再検討を行うと表明した(記事)ばかりだが、在韓米軍の一部撤退が決まっている仲で、在日米軍を大幅に撤退させることは対中国の安全保障上、あり得ない話だと考えて良い。プロ市民の暴走が最悪の事態を招くことはないと思われるのだが…
 それにしても、安保反対・在日米軍撤退を叫ぶのはどういう神経なのか。警察の現場検証すら拒否したことに関しては非難するのは当然だ(それも昨日述べたように中国や韓国に対する態度との整合性が必要と思うが)。しかし、今回の事件を安保反対・米軍撤退に結びつけようとするのは愚か極まりない。

 そりゃ独立国として、米軍が国内にあって優先的な地位を認められているのは歯がゆいことだ。しかし、自国防衛もままならぬ日本において、米軍の存在が日本の(表面上かも知れぬが)平和を守ってきたのは事実だ。米軍がいてさえ、北朝鮮に国民を拉致され、尖閣諸島や北方領土や竹島を不法に占拠され、東シナ海の資源は盗掘されようとしている。米軍がいなければ、チベットやフィリピンやヴェトナムのような状況も覚悟せねばならなかっただろう。それがイヤなら、中国に対抗するために核兵器も含めて戦前以上の軍備が必要だった。
 理想を抱くのは悪くないが、現実には当面何が大切かは考えなきゃならない。将来的にアメリカの庇護無く独立を維持したい、というのは理想論。自己防衛もできない今はアメリカに守ってもらわなきゃやっていけないというのが現実。

 デモをして反米を叫ぶ者たちに問いたい。日米安保なしに、どうやって日本の安全を保障するのか。話し合いで全て解決できるほど国際社会(というか中国は)は甘くないってことを前提で。


田原ご乱心 (8/17)
 8/15のサンデープロジェクト(テレビ朝日)の田原総一郎への批判がかなり出ているようだ。
 北朝鮮に行ってチョンテファとかキムヨンイルとかよど号の犯人にインタビュー。向こうの言い分垂れ流しで鋭いツッコミ無し。「拉致問題は解決済み」とか拉致被害者の問題を「死亡者問題」とか言ってるのに「誠意ある言葉」と評価。家族会の方々もスタジオに出演していたがその反論を「違う!」と根拠無く北の言い分で封殺。そりゃ批判されるわな。
 私も実際に番組を見ていたのだが、私の場合は怒りを通り越して哀れに見えてきた。はじめは、「田原はわざと北のプロパガンダのように振る舞って、北のおかしい部分を洗いだそうとしているのか」と好意的に見ていたが、ネジの飛び具合が半端じゃなく、「カミさんが死んで錯乱しているのかな」としか思えなくなった。批判する価値すら無い。

 あの番組、インタビューを見て、「北朝鮮の言い分も分かる」とか言う日本人は存在するのか?あれを見て喜ぶのは総連の人間だけで、ごく普通の頭を持った日本人はとても評価などしないと思うのだが。いったい何のための番組だったのか。

主権の侵害に (8/17)
 襲撃公使車を公開=北京の日本大使館
 襲撃は激しかったとある。これでも川口外務大臣は「中国は(警備を)よくやってくれた」とぬかす。日本政府の腰抜けぶりは全てこの調子だ。おべんちゃらを言うくらいなら、まだ何も言わない方がマシ。中国にへりくだる姿勢を見せるから、なめられてまたつけあがられる。
 尖閣諸島の問題、東シナ海の地下資源の問題、歴史の捏造、反日教育。日本が主張せねばならない問題は山積みだが、そこを強く主張することなく中国の主張のみ聞こうとする。中国の子分の北朝鮮が増長するのも当然の話だ。

 沖縄国際大学に米軍のヘリが落ちたが、警察の現場検証もできないまま米軍はヘリを回収した。日本のしかも住宅地の近くで起きた事故なのに、日本は何も手出しが出来ない。一部マスコミやジャーナリストは、ここぞとばかりにアメリカを非難する。その非難は確かに正当なものかもしれない。しかし、この事件でアメリカを非難する人間の多くは、中国や北朝鮮の無法に対しては何の批判も行わない。逆に、中国様の言う通りとばかりに平伏す。問題の根っこは全く同じなのに、相手によって態度を変えている。だいたい、アメリカの属国というのも喜ばしい状態ではないが、自由も権利も得られない中国の属国になるよりは遙かにマシな話なのだが。

 独立国としての気概を持ち、それを主張できるかどうか、主権国家としての基本的な態度であるのに、それがまともにできない。歯がゆいし、情けない。


うごめく極東 (8/16)
 また韓国ノムヒョンちゃんが訳の分からないことを口走ったご様子。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040815-00000113-yom-int
【ソウル=豊浦潤一】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、日本の植民地統治からの解放を記念する「光復節」の15日、忠清南道天安市の独立記念館で演説し、「今も親日の残滓(ざんし)を清算できず、歴史の真実も明らかにされていない」として、「過去の歴史で争点になった事案を包括的に扱う」真相究明特別委員会の国会設置を提案した。
 韓国では、植民地支配への協力者を糾弾するための「親日・反民族行為真相究明特別法案」が今年3月、国会で可決されたほか、軍事独裁政権の民主化運動弾圧などの歴史究明を図る動きが進んでいる。大統領の提案は、これを後押しするものだが、最大野党ハンナラ党は、同党をはじめ保守派への攻撃につながると見て、「国民を分裂させる演説が出たことは遺憾」(朴槿恵=パク・クンヘ=代表)と反発している。


 8/13の本欄で述べたように、朴正煕批判=北朝鮮との同化という文脈で考えると非常に分かりやすい。そしてまた、8/13に述べた報道がやはり親日的感情から来る物ではないということも証明されました。しかし歴史究明って……都合のいいように青史を作り替えるだけなのに。
 
 そういえば、ニュースを見かけないが韓国は今年は靖国批判はしてないのかな。中国はちゃんと恒例行事を遂行していますけど。さらには、紅の傭兵河野洋平は「中国をはじめとするアジアの近隣諸国の人々にも私たちの深い祈りをささげたい」と中国を強調したコメントを出し、朝日はそれを「リベラル色が随所に盛り込まれた」と評価する。リベラルの意味を一度辞書で引くことをおすすめする。

特攻隊員の死は無駄か? (8/16)
 私は「特攻隊作戦肯定派」ではありません。

 戦術としての特攻隊はまさしく最低の作戦だと私は考えています。飛行機は勿論、何年も訓練を施した将校をたった一度の攻撃で殺すというのは、倫理的観点でなく合理的観点から見ても愚策です。特攻作戦を立案遂行した大西中将は自害しましたし、宇垣中将は終戦の日に特攻を行いました、しかし死を持って償ったとはいえ、それでもその罪は重いと言わざるを得ません。特攻は最低の作戦、しかも局所的な戦術的効果はまだしも、戦略的効果は直接的にはほとんどなかった。
 しかし、それで特攻隊員の存在を貶めていいというわけではありません。

 盲目的に国への忠誠を誓っていた、自分の行動が国のためになると思っていたのは愚かだ…という批判も、意味がありません。彼らが本当に自分の行動が国を救うことになると思っていたのか、それとも疑問に感じていたのかは(検閲対象だった)遺書からは直接読み取ることは出来ませんし、何より現在の価値観で当時の人々の心境を批判することは、平安時代の貴族に対し「庶民の生活を省みろ」と批判するのと同じように愚かしいことです。
 私が特攻隊を含め当時の人々に敬意を抱くのは、「自分を捨てて他者に身を捧げる」という心意気に関してであり、それが当時は「天皇への忠誠」という形で表面化していただけで、その核の部分を否定する根拠は何もないと考えるからです。仮に私が太平洋戦争を大日本帝国による悪魔の所業と考えていたとしても、当時の人々への敬意は変わりないでしょう。それは、彼らの表面的な行動や言動に敬意を持っているからではなく、彼らの内面性・精神性に敬意を抱くからです。

 特攻隊員の死を無駄死にという人がいます。合理的な見方で言えば、確かにそういう面もあるかと思います。しかし、彼らの滅私思考や愛国心は、日本復興のメンタリティの基礎となりました。「生き残った者が、死んだ者に代わって頑張って生きなくては」と考えたのは、私の祖父だけだったのでしょうか。彼らの死を何らかの糧とする、そういう人間が存在すれば、彼らの死には意味が出てきます。彼らの死を無駄死にと思うか意義ある物と思うかは、後に残った人間が決めることなのです。 


終戦の日に (8/15)
 「チャンネル桜」開局です。私は現時点では見られませんが、再来月あたりからは見られる環境になると思われ、今から楽しみです。マスコミの腐れっぷりについて発言するときは、常に同時にメディアの影響力の大きさを考えざるを得ません。チャンネル桜のようなメディアが認知され広まることは、日本人として非常に喜ばしいことです。

 今日は終戦の日。「終戦記念日」という言葉は「記念」という部分にひっかかって使いづらいです。終戦の日にあたってご先祖様に祈りを捧げるという意味で「終戦祈念日」だと使う気もしてきますけど(終戦を祈念すると取られたらかなわんが)。国のため家族のためにと戦争で命を落とされた方、家に残り苦しい生活を耐えられた方、戦火を生き残り戦後の復興を支えられた方、様々な方に思いを巡らせる日です。私の祖父は南方戦線を生き残った人間ですし他に戦争で死んだ先祖はいませんが、日本人としてかつて勇敢に戦われた方には敬意を持って祈りを捧げたいと思います。

 と、こう書くと「戦争美化」と脊髄反射するバカがいたりするのですが、戦争に対する評価はともかくも、「自らの命を捨てても他者(国や家族)のために死ぬ」という特攻隊遺言に見られるような心意気には敬意を持って当然だと私は思います。勿論、文字通りに文面を受け取った意味合いではなく、そういった「滅私」「自己犠牲」の心意気についての話です。日本人としての誇りについての話です。今の日本人が失ってしまった物を彼らは持っていました。「死を称揚する」という愚かな反応しかできない人間は本当に哀れな存在です。おそらく自分の自由や権利ばかり主張する自己中心的な人間なのでしょう。

 今の日本人が失ったと言えば、アテネオリンピックの日本代表選手団公式服装。あの浴衣みたいな衣装。あれは「失った物」を理解するのにいい材料です。あんな緩んだ衣装で、世界の舞台で戦うという気概が持てるのでしょうか。デザイナーは高田賢三という人らしいですが(私はファッションの世界の話はよう分からん)、あのデザインは「ゆるんだニホンジン」の典型のような姿に私には見えました。


韓国からの報道 (8/13)
【ソウル12日共同】韓国放送公社(KBS)は12日、植民地支配の被害者への個別補償を一貫して拒否している日本政府が、1965年の日韓国交正常化に至る交渉過程で、個別補償をする用意を表明していたことが分かったと発表した。東大東洋文化研究所に保存されている日韓会談の会議録(韓国語)で確認したという。
 しかし、韓国側は同会議録の中で「補償金の支払い問題は国内問題として措置を取る考えで、わが政府の手でやる」と、韓国政府がまとめて補償を行うことを主張。個別補償の案は見送られ、経済協力方式で決着したとみられる。
 KBSによると、61年5月の日韓会談第5回会談の会議録で、日本側は「日本の援護法を援用し個人ベースで支払えば確実だと考える。責任を感じており、被害を受けた人々に対し、それに応じた措置を取れず申し訳なく考える」と表明した。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004081201003004

 韓国政府が日本の個別補償を蹴った、というのは多少日韓の問題に興味を持っている人間とすれば常識。日本が朝鮮半島に残した資産が現在の価値で16兆9300億円であり(参考サイト)、補償をもらっても日本の資産を返せばマイナスとなる、ゆえに補償ではなく経済支援という名目で戦争の清算をした…ということだ。ちなみに、北朝鮮に対する清算も名目上終わっており、北朝鮮に戦時補償を行う必要は全くない。
 ニュースの事実を前提に考えれば、補償を求めるのは日本政府ではなく韓国政府となるが、今後の韓国人の対応はどうなるだろう……たぶん変化ないだろうけど。

 「高句麗問題(高句麗は中国史の一部と中国側が訴え、中国教科書の朝鮮三国時代の記述から高句麗を削除した問題)」で中国と対立している韓国。中国を仮想敵国として日韓がまとまらないか、という希望的観測がネット上で僅かだが見られる。上記ニュースのような事実がどんどん明るみになり、日本に関して「捏造された」部分が訂正され続ければ芽はあるかも知れない。
 だが、今回のニュースが、親日的感覚から来たのかと言えば、そうではない。日韓条約において個人補償を蹴ったのは朴正煕。彼は反共を理念とした政治家であり、また彼の娘が現在の韓国野党の党首であるという事実。北朝鮮に取り込まれた韓国政府・与党が、朴正煕のイメージをダウンさせる目的で、上記報道を行ったのではないか、と考えるのが自然だ。
 となると、たまたま今回は日本にプラスの内容が含まれていただけで、長い目で見れば「韓国の北朝鮮化」という日本にとって最悪のシナリオへの道程ということ。韓国に好印象を抱くのは早すぎる。


マスコミのクズ記事2発 (8/12)
 北朝鮮で昨日今日と日朝協議が行われている。北朝鮮側は「調査はやってますよ」と中身のない言い訳のみに終始すると思われるが、そんな中、8/11付毎日新聞夕刊に、こんな記事が出た。
横田めぐみさん:蓮池さん「94年に見た」 政府追及へ
 蓮池薫さんが、94年3月に横田めぐみさんを見た、という話である。北朝鮮は、横田めぐみさんは93年3月に死亡としており、矛盾が生じる。

 問題は、この情報がなぜ日朝協議の真っ最中に出るのか、ということだ。「救う会」は抗議声明を出したが当然のことだ。
 めぐみさんの生存情報は、朝鮮側の出してくる情報への反証材料として使えた。出さなくてもいい情報を出せば相手に手の内を見られることになるし、だいたい情報戦において情報の明示は命取りになるのは常識。
 そしていちばん危惧するのは、「94年3月」というはっきりした時期をあきらかにしてしまったことによって、北朝鮮に「横田さんは94年以降に死亡した」という偽事実をでっち上げる余地を与えてしまったことである。情報を漏らした人間、そして情報を明らかにした毎日新聞は、その辺りをどのように考えているのか。

 マスコミの人権感覚のなさ、人権よりも自社の利益という考え方は、下の記事にも現れている。
防衛庁が朝日新聞に抗議 邦人輸送のイラク報道で
 朝日新聞が、イラクでの邦人記者輸送の計画について、日程や輸送経路まで明らかにしていた。それに対する防衛庁の抗議だが、コレも至極当然の抗議。
 仮にこの情報を元にテロリストが輸送途中を襲撃していたら、朝日新聞はどう責任を取るつもりだったのか。記者の輸送があるという事実自体は記事にしてもいいかも知れないが、なぜその中身まで明らかにする必要がある?日本人、しかも同業たる記者の命よりも、スクープしましたという自社利益の方が上に来ているのだ。この記事を書いた者も、出さなくてもいい情報を出す愚か者である。

 故意に日本が不利になる情報を出しているのか、それとも平和ボケのせいで情報戦の中での情報の価値を理解していないのか。いずれにしても、害にしかならないクズどもだ。

中国侮れず (8/12)
 アジアカップ決勝戦の日に、北京では反政府デモが行われようとしていたようだ。
「2万人抗議集会を直前阻止 天安門広場、2千人拘束 」

 北京の警備はサッカーのためではなく、このためだったのか。というか、2万人の抗議集会を阻止できる能力があるのならば、フーリガンどもの取り締まりもやろうと思えばできたってことで、やっぱり反日フーリガンは政府公認だったと。
 恐ろしい国ですわ、「反日を制御できなくなったのかも」なんて書いちゃったが、しっかり制御できているんですね、たぶん。

 中国関係と言うことで、某所よりのコピペ。
760 :異邦人さん :04/08/10 05:09 ID:roek5giu
ってかいつから重慶爆撃が「大」になってるんだよ!死傷者数増えて行ってるしよ!!
http://people.ne.jp/2000/07/13/newfiles/a1120.html
↑2000年7月13日の記事「死亡した2500人の同胞」この時は「大」がついていない事に注目
http://people.ne.jp/2001/06/06/jp20010606_6193.html
↑2001年6月6日 市民1万1889人が死亡、1万4100人が負傷
http://j.people.com.cn/2004/07/14/jp20040714_41277.html
↑、旧日本軍による「重慶大爆撃」の被害者は5万人以上で、

 捏造進行中でございます。そのうち30万人くらいになって、重慶大虐殺となるのでしょう。

終戦の日には参拝せず (8/12)
 小泉首相、8/15には靖国に行かないようです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040810ia01.htm
 この人は、なんのために「靖国参拝」を公約にしたんだろう……「正月に参拝したから今年はもうOK」って、それは違うだろ。そんなノルマで計るようなものではない。行くなら行く、行かないのなら行かないとはっきりさせていただきたいものだ。

 多くの保守系サイトでは「靖国参拝」にこだわりを見せておられる方が多い。私のスタンスとしては、中国や韓国による内政干渉には反対だが、靖国という存在にこだわっているわけではない。日本のために亡くなった英霊に対して祈りを捧げるのは、靖国でなくてもできると個人的に考えているからだ。
 ただ、英霊を弔う象徴としての靖国神社を否定する気は毛頭ないし、靖国神社へ参拝するのに反対する気持ちはない。慰霊の仕方は個々人・個々の国で自由であるべきで、中韓に難癖付けられている状況を考えれば、一国の首相が終戦の日に参拝を行うかどうかは重要な問題であることは理解している。その意味で、首相の「正月に行ったから…」という気持ちは、和亜つぃにとっても非難の対象となる。


高遠インタビューを見て (8/10)
 8/10のスーパーモーニング(テレビ朝日)で、鳥越俊太郎が高遠菜穂子にインタビューしていた。簡単に治るPTSDと、ツインテールマニアに喧嘩を売っている髪型と、結局は本の宣伝なんだろうとか、そういうことはまぁいいとして、未だに自己責任の意味が分からない、らしい。ついでに鳥越やコメンテーターの紀藤や石坂は、政府が自己責任の名の下に3人を見殺しにしようとしていたと認識しているらしい。政府が動いて助かったのにな。
 昨日のTVタックルは中国や韓国を斬りまくっていて痛快だったらしいが、テレビ朝日ではタックルの方が異質ってことですな。

 見ていて痛烈に感じたのが、彼女がいかに独りよがりな人間であるかということ。自分の行いは正しかった、なのにイラク人に捕まった…自分の行いは正しかった、なのに日本人にはバッシングされた…そういう認識が画面からにじみ出ていた。自分の行動について考え直すうちに自分の存在意義が分からなくなり廃人同様に、という内容の発言もあったが、それも結局自分の行動は正しいはずだという先入観に囚われた状態で考えを巡らすから、論理破綻を来してそれが自己同一性の破綻と勘違いしただけのこと。
 確かにボランティアという行動は「正しい」と言えるし、尊い行動だ。しかし、何の備えも無しにイラクに向かったことと、家族が自衛隊撤退を訴えて政府批判に重点を置きすぎたことは、責められても仕方のないことだ。それなのに、いいことと悪いことを別個に考えず、「ボランティア活動は正しい行動、ゆえに自らに関わる人質事件に付随した事象全てが正しいのだ」という十把一絡げの感覚で思考を行うからおかしなことになる。

 朝日やTBSや3人の取り巻きも同様の考え方。だから、高遠さんたちを批判する人間の感覚はまったく理解できないし、結果的に3人の人間的成長を阻害すらしている。理想追求型の活動を行おうとすれば、その裏で現実的な計算を働かせねばただの夢想にしかすぎない。


 そういえば、朝日といえば2ちゃんでこんなものを見つけた。
昨日行われたFC東京とASローマの親善試合は朝日新聞がメインスポンサーだった。試合開始前に場内アナウンスで「上空をご覧下さい」と言われたので見上げると、一機のヘリコプターが登場して会場は大盛り上がり。何をしてくれるのかと期待して待っていると、突如ヘリから朝日新聞の社旗が投下され、ゆっくりとピッチに落ちた。

観客ポカーン

意味がわからない。FC東京にもASローマにも、ましてサッカーにもまったく関係がない。試合前の緊迫した雰囲気が台無し。キックオフ直前の大事な時間に観客全員を注目させて一企業の宣伝を行うという厚かましさに場内が静まり返った。その後、係員が走り出て、邪魔なゴミでも拾うかのように社旗を撤去してオープニングイベント終了。拍手一切なし。しらけた雰囲気がようやく元に戻ったのは、アジアカップから帰国した選手がピッチに現れた時だった。湧き上がる拍手とニッポンコール。会場は再び熱気に包まれた。

 この一般人との意識の乖離。笑い話の一つであろうが、朝日の思考回路の一端を垣間見せる、非常によくできた逸話だと思う。


阿南惟幾をおもう (8/9)
 アジアカップ決勝戦の後、日本公使の車のガラスが割られたり、阿南大使の車が蹴られたりした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040808-00000457-jij-int

 阿南さん、強く抗議したのか?世が世なら戦争の原因ともなりかねない主権侵害に黙っているとしたら大使として不適任。父上、阿南惟幾公とは雲泥の差だ。
 また、河野衆院議長が9月に訪中するらしいが、そこで彼は中国に強い抗議をできるのだろうか。逆に、従軍慰安婦が国家による強制で徴用されたとする河野談話のような、余計な言質を取られる行動を採る可能性があるのが嘆かわしいが。

 本当に中国との友好を考えている人は、なぜに中国に苦言を呈さないのだろうか。日中友好を訴える人間の多くは、「日本が悪い」と思考停止。相手の悪いところを悪いと指摘できなくて何が友好か。

国民性と煽る政府 (8/9)
 日中共同声明で日本による賠償を放棄し、日中平和友好条約で相互不干渉を約束したのに、なぜに中国は未だに謝罪と賠償を要求するのか。
 勿論、抗日が国家成立の基盤であったこと、そして経済開放によって明らかになりつつある共産党独裁の矛盾についてその不満を反日に向けようという意図があるからというのが第一にあろうが、中国人の精神性も無視できない。
 
 南宋の時代、金に北半分を占領され、国内は秦檜率いる和平派と、岳飛率いる主戦派に別れていた。秦檜は金に捕虜として連行された経験もあり、金に勝利するする事は不可能だと理解していた。高宗・秦檜は岳飛を暗殺して、金と和平を結んだ。岳飛は死後英雄として祭り上げられ、現在も岳飛廟には多くの人が訪れる。そして、廟の一角にある秦檜とその妻の像には、今も唾を吐きかける人間が後を絶たない。売国奴とは言え(南宋は経済的に発展したために秦檜の目論見は正しいとも言えるのだが)、800年も前の人間を未だに侮蔑の対象としているのだ。これは、中国人(というより漢人)の歴史事実への執着ぶりを表す事象だ。

 と考えれば、未だに中国人の中に反日感情があるのは、理解できないことではない。
 問題は、その反日感情を中国政府が国策として増幅していることと、外交問題として持ち出していることだ。秦檜のことはあくまで国内の問題ゆえ実害はないが(秦檜の子孫はかわいそうだが…今もいるのかな)、外交においては条約という「約束事」があり、それを守らず心情に忠実に動いていては何事も前に進まない。
 反日感情がわき上がる素地は中国には確かにあるが、それを増幅し煽るような政治的意図が存在することが問題であり、それを解決するのは中国政府の責任だということだ。日本側は日中共同宣言に則り賠償を行う義務はないし、謝罪は何度も行っている(日本滅亡まで謝罪し続けなきゃいかんのか?)。靖国参拝は内政問題で、それに反対するのは条約に明記された相互不干渉に反するし、従軍慰安婦や南京事件については中国側のデータは怪しすぎて話にならない。日本にできることは何もない。問題を整理するのは中国政府の問題だ。


アジアカップ優勝 (8/8)
 日本のアジア杯優勝は非常にめでたい。大会としては大失敗、開催国として中国の面子は丸潰れ。しかし、厳しい状況の中で優勝したことは日本チームにとって大きな意義がある。
 また、中国の実状をようやく理解した日本人も多かっただろう、その点でも意義があったと言える。歴史教科書の1/4を日中戦争に割くような、しかもその内容は捏造だらけのような、そんな教育の結果がアレで、あんな国が日本近海に軍艦を寄越し、核の照準を日本に合わせている。抗議すべき部分は抗議しないとつけあがる…この30年、日本がしっかりと抗議行動を起こさなかったツケが出ているとも言え、その意味では日本に責任がないわけではない。

 中国の観客は日本が3点目を入れた時点で帰り始めた。サポーターではなくてただ騒ぎたかっただけだったのな。準優勝は決まっているのに。中国の選手も可哀想だと少し感じた。審判は糞だったが、中国選手のプレーはまともだったし。

 さて、明日あたりから、中国擁護の論調がマスコミ、とりわけ朝日系から出てくるだろう。靖国参拝批判のような直球から、在日中国人の苦悩ドキュメントのような変化球、中国出身芸能人の売り込みのような暴投…と、考えられるメニューは多数だ。

中国共産党の質 (8/8)
 しかし、中国共産党の質も落ちたなと思う。バカ中国人を抑えることが出来なかったというのもあるが、自らの反日政策の始末も付けられなくなったようでは、案外共産党の終焉は早いかもしれぬ。

 周恩来だったらどうだろうか。彼らの世代は、「日本を本気にさせると怖い」という意識があった。日本軍の規律と覚悟と勇敢さは、敵にとっては畏怖の対象だった。江沢民のような、かつての日本の姿を記憶にとどめていない世代が、今の強く物を言えない日本の姿のみを考えて、限度を超えて日本を見下している。

 まぁ反日を前面に出してガス抜きしないとやってられないくらい、共産党政権に矛盾が生じていると言うことでもあるのだが。


やっと動いた (8/7)
 ネットがやっと稼働するようになった。それとともに、謎のIPも姿を消した。何だったのかな…こういう時はネットに疎いことが恨めしい。わしのネット知識なんて素人以上町の電気屋以下だろうしな。

 今日は9時から中国戦ですよ。スポーツの祭典としてはもう何の価値もない。審判も会場の雰囲気に飲まれたのか買収されたのか、中国と対戦したら退場者続出だし。しかし、だからこそ日本代表には勝っていただきたい。

 中国ばかりではアレなのでサッカー関係で別の話題も。
 今日の昼に、小学生の日本一を決めるサッカーの試合をやっていたのだが、見ていてなかなか面白かった。小学生とは言え、成功か失敗か関係なくやろうとしていることは理解できるし、観戦していて興奮できるものだった。サッカーの裾野が確実に広がっていることを感じられ、非常に嬉しかった。
 今日見た中から、日本代表になるような選手も出てくるのだろうか。楽しみはつきない。


ネットが繋がらぬ (8/7)
 昨日からネットの様子がおかしい。接続は出来るが、巡回サイトのことごとくが見られない。どんなサーバのサイトだろうと全て見られないので、おそらくOCN側かうちの問題だと思うが…わしのPCが中国ネチズンに乗っ取られてるのかもな゚∀゚)
 てなわけで、ニュースも手に入らないし、更新はちょっとお休みさせていただきます。今日明日と休みなので、ネットが復旧したらすぐに書きます。

やっぱちょっと書こ (8/7)
 昨日も更新していないから、何も書かないのもアレなので徒然に書きますかね。

 時事問題で関心があるのはやはり中国の反日ネタ。今日は試合だし。で、私は中国の老獪さは評価しているので、中国政府やメディアが(それなりの)火消しを始めたのはただのアリバイづくりかなと思っていた。しかし、「反日教育が功を奏しすぎて、政府も実はちょっと困り始めている」って考えも出てきた。政府批判の方向に向かってるわけではないから本腰入れて弾圧しないだけで、中国政府も手を焼いているのかな…と。別に強い論拠があるわけじゃないのだが。
 根拠無いなら気にすることもないとも言えるが、実はそうだった場合の方が怖い。中国政府のコントロールの元での反日だったら、政府の動きを見ていればその方向性は見えるし、暴発するところまではいくことはない。しかし、政府の制御を離れて反日が民衆のものになっていた場合、その方向性は予測できない。
 江沢民の反日教育政策の、予想の範疇にあるのか、反日感情は政府の手を放れて一人歩きを始めたのか。元々はスポーツの世界での話だったが、後者だった場合は後に大きく禍根を残す政治問題と言わざるを得ない。勿論前者でも問題としては非常に大きいのだが、後者の比ではない。


 と、こう書いている間も時折「netstat」で様子を見ているが、ネット接続のみでどのサイトも見ていないのに10個くらいIPが出てくるのはやはりやばいのかね。


徒然の文章なども (8/5)
 8月の間は、仕事の関係上更新しない日もありますので、ご容赦下さい。仕事で更新できない日は、あと7日ほどございます。

 プロ野球の近鉄の合併問題が、今や1リーグ制の話で揺れているわけですが、近鉄の去就が決まる前に私たちが売られてしまいました゚∀゚)したらば掲示板をうちでは使ってますが、したらばとライブドアが合体するそうです。試しに掲示板の「shitaraba」の部分を「livedoor」に変えてみて下さい、同じく表示されるでしょ?
 まぁ何の変化もないしタダで借りてるから文句は何もないけど、ライブドアが身近に感じられたってことで。

 そういや、拙者年齢が増えてました。相方に言われて初めて気付く始末で。
 同じ年で、イングヴェイはレニングラードでライヴ、ドリームシアターのメンツはチェンジオヴ〜作って、リッチーはLive In Japan発表後、キスクに至ってはハロウィンを既に脱退している。アンドレ=アンダーセンはまだロイヤルハント結成していないと言うのは安心材料か。

まだまだ書くぞ (8/5)
 http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_0&nid=1223956&work=list&st=&sw=&cp=5
 韓国にも呆れられた中国。「日中対決ならどちらを応援する?」という日本人の質問に、ことごとく「日本」と答える韓国人たち。韓国人に対して「ありがとう」と思ったのは初めてかも知れない゚∀゚)
 しかし「どのチームでも構わない中国を勝ってやる.. イランがなかったら中国は韓国のご飯」っていいフレーズだ。「ご飯」って、意味は分からないがニュアンスはひしひしと伝わってくる。今度から使ってみよう、ご飯。

 で、この中国のブーイング問題だが、2年前のW杯のような状況になってきている。つまり、市井では中国に対する反発を感じている一般人が多いのに、マスコミがそれを報道しなかったり、或いは歪んだ形で報道したり、と。ようやく最近マスコミもこの問題を取り上げるようになってきたが、あくまで「反日の原因の幾らかは日本にある」という論調を流す。そうじゃないかと思えば、「重慶が特別で、重慶だと国内の別の都市のチームが来てもブーイングです」とか訳の分からない言説を述べたり(8/4のテレビ朝日「スーパーモーニング」にて中国人のどっかの教授)。中国のアホ具合はさておき、マスコミのミスリードぶりが再び問題になっている。

 仮に歴史問題がネックとなっているとして、さらに中国の言う「日本による被害」がすべて本当だとして、それでも中国の行動は正当化できない。前にも述べたが、60年前大空襲で何万人と殺されても、東京ドームでの大リーグの試合でブーイングなど起こらなかった。他国でも、イスラエルが中東で試合をしたときに、国旗・国歌を貶めるようなブーイングは為されたことがあるのか?
 歴史問題があったとしても問題なのに、中国の反日教育のすさまじさと内容の捏造ぶりを考えれば、なおさら中国に自分たちの行動を正当化する根拠などありはしない。

 ただ、中国の反日は中国という国のあり方を見れば理解できなくもない。共産党の存在意義の基盤を反日に置かざるを得ない状況、そうでなければ国内がまとまらない状況…それが理不尽とはいえ、「中国国内の事情のみ」を斟酌すれば、納得はしないが理解はなんとか可能。
 しかし、日本のマスコミがなぜに中国の思惑を代弁せねばならないのか。お前たちはどこの国の報道機関だ、ということ。日本のマスコミがせねばならないのは、中国の反日の背景を今のような薄っぺらな形ではなく、反日教育の内容を含めて調査し伝えること。そして、実際に歴史で何があったのかを史料を元に公平に検証し、客観的事実と推測を明確にしながら伝えること。「日本の戦争を美化するな」という言説をよく聞くが、今の状況は中国の戦争を美化しているだけで、歴史への真摯な姿勢がないことでは全く同じだ。

 ウソを垂れ流すマスコミに、何の存在意義があろうか。


藤田進さんに関して (8/3)
 北朝鮮による拉致が、行き当たりばったりの物……つまり、「海岸で偶然見かけた人物を袋に詰めて」という物ばかりでないことは、もはや周知の事実となってきていると思う。藤田進さんのケースに関して電脳補完録・山本氏が考察をされているが(記事リンク)、北朝鮮の拉致が極めて計画的・緻密・かつ大胆に実行されているのを再認識すると、改めてその恐ろしさに身震いする。在日朝鮮人に目を付けられ、呼び出され、北朝鮮に連れて行かれる…という都市伝説にありそうな話が現実に起こっていたし、今は起こっていないとも言い切れない。
 人を誘拐し他国に売り渡した男は日本でのうのうと生き続け、日本での生活を寸断され北朝鮮での生活を余儀なくされた人間は未だ日本に帰れずにいる。しかも、その被害者の多くは、政府に被害者と認定されていない状況。

 また佐藤立志氏が脱北が持ち出した写真が「拉致」された可能性のある日本人に酷似しているので、政府に「拉致被害者と認定しろ」と要求とは、何なんでしょう。似てるだけで、拉致被害者に認定しろというのは、どう考えても無茶苦茶。などと書いている。写真は最後の決め手になっただけで、そこに至るまでに詳細な調査が行われたことを知らないらしい。本来は政府自ら調査すべきところだが、政府には調査機関がない。ゆえに民間団体が独自に調査し政府に要請をする以外に方法がない。北朝鮮との問題ゆえに政府が動かねば全容解明は無理なのだが、政府は自分で調べず、つまりは政府に要請をせねば拉致の可能性を調べることすらままならないのだ。
 前回書いたときにはかなりの配慮を持って書いたが、もう必要あるまい。想像力の欠如は左巻き連中だけとは限らない好例として、私の記憶にとどめておく。

 進さんの弟の隆司さんのブログ、「緑風香」はこちら→http://trycomp.net/green/

大学全入時代 (8/3)
 全大学の定員と大学志望者の数が数年後に等しくなるらしい。つまり、選り好みさえしなければ、大学には誰もが入れる時代が来たということだ。
 ここで大卒であることに意味があるのか、という議論が出てくるが、確かに大卒だけでは意味がないだろう。しかし「どこの大学か」の意味は強まったとも言え、受験に努力が必要なのは変わりない。卒業後数年したら自分の母校が消滅、なんてこともあり得る時代だし。

 大学に行って遊び呆けるくらいなら職に就いた方が…という話もある。だけど、義務や責任のあまり無い中で時間がいかようにも使えるというのは、それはそれで有意義だったりする。日々の生活に追われていたら、興味の対象を広げたり哲学したり、なんて暇はなかなか取れない。まぁ、得た時間と大学授業料が割に合うのかどうかは確かに疑問だが。

 働いたり生活を維持したりという義務や責任から離れた状態であって、なおかつフリーターとも違って一応社会的な帰属は有している。そんな4年間の執行猶予は、貴重な時間と思うわけで。私は大学でなかったら経験できなかったことはいくつもあるので、行ったことに後悔はしてないし、たぶん子供が出来ても行けるのなら行かせると思う。

紅茶 (8/3)
 紅茶に砂糖やミルクやレモンを入れるのは許せぬ。ウーロン茶や緑茶に砂糖を入れるか?


報道特集について (8/2)
 昨日言及したように、8/1のTBS「報道特集」で特定失踪者の藤田進さんに関する新しい情報が出された。北朝鮮からの脱北者が持っていた写真の人物と、藤田さんが酷似していたという話。正式な鑑定も行われており、近々同一人物だという発表が為されるはずだ。それを受け、藤田さんのご家族が、政府に拉致被害者認定を要請する。

 脱北者について調べる必要はあるし、写真についても加工がないか調べねばならないだろうが、そういうものをクリアしたという前提で考えれば、政府は早く拉致被害者と認定してほしい。政府には詳しくかつ早急に拉致被害の全貌を明らかにする義務があり、藤田さん以外のケースについても調査を進めてほしい。

マジで北京五輪が心配 (8/2)
 http://news.yahoo.com/news?tmpl=story2&u=/040731/483/xeh10307311115&e=3&ncid=706
 人民解放軍の皆さん、ヨルダン国旗を振って応援でございます。国策としての反日、ご苦労様です。

拾い物ですけど、いろいろ記事を。
反日的観客、日本人サポーターにいやがらせ…アジア杯(読売新聞)
君が代にブーイング、会場は反日色に アジア杯(毎日新聞)
「君が代」演奏に再びブーイング、中国・重慶(日本経済新聞)
中国人観客、また露骨な反日行動 サッカーアジア杯(産経新聞)
日本のけがに拍手喝采(産経新聞)
「不利な判定はいい勉強になった」中村俊輔

 マスコミの一部は今回の件を「日本に爆撃された重慶だから」と述べているが、それは言い訳にはならない。日本人は広島や長崎や東京でアメリカの試合があってもブーイングはしない。準決勝の行われる済南は済南事件の地であり、そこでは日本人サポーターが大暴れしても可なんですかね?
 江沢民の愛国政策・反日政策がみごとに実を結んでいるというのが実状で、歴史的背景の問題とはまた少し異なる。中国人の程度の低さとホスト国として不適格であることを示しているに過ぎない。「中国には中国の文化がある」っていう論調も見たことあるが、他に同様の文化を持つ国があったら教えて欲しい。これこそ「個性」と「常識」の問題と同じで、一般的な常識からあまりにも外れた個性は、迷惑にしかならない。そんなに中国が個性を発揮したいなら、社会(=国際社会)から孤立していてくれ、ということで。
 こんな国が隣にいて、核ミサイルの照準を合わせられているわけで、自衛隊とか有事法制とかやっぱ必要だな…と。


代理母出産について (8/1)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000015-ykf-ent
「またやったTBSお粗末VTR…向井亜紀激怒」
 TBS、また勇み足? TBSがニュース番組で、代理母出産で双子の男児の母親になったタレント、向井亜紀さん(39)の講演を取り上げた際、「生みの親」を批判する印象を抱かせるように報道していたことが30日、分かった。向井さんは自身のホームページ(HP)で猛抗議したうえ、HPを閉鎖して“断筆宣言”。一部の発言の前後をカットして流したために誤解を招いたようだが、石原慎太郎発言に続き、またしてもTBSのVTRをめぐる泥沼の大紛争が勃発(ぼっぱつ)した。(夕刊フジ)

 TBSの問題については同意するが、そもそも向井亜紀の考え方があまり好きではない。

 まず、彼女が法律を無視していることがその理由だ。生みの親が戸籍上の親だということは彼女は知っていたはずで、それを理解したうえでの代理出産ではなかったのか。知っていながらいざ子供が出来たら「自分を戸籍上の母親と認めろ」というのは、既成事実を作っておいて相手に言いがかりを付ける卑怯なやり方にしか見えない。自分の欲求に基づいて行動しながら、それと齟齬を来す部分については文句を言う、自分勝手にもほどがある。
 だいたい、子供が出来ないから代理母で…という考え方自体が、向井亜紀の我が儘に起因しており、その我が儘に法律を合わせる必要はない。「子供を欲しがるのは当然の欲求だ、我が儘などではない」という意見もあろうが、他の病気ならともかく「新しい命」に関わる部分は慎重であるべきだ。子供に対して、心情的・経済的な面のみならず、法的な面でも保護者でいられるか、あらゆる可能性を考えてから行動に移すべきだったし、法的な問題があるのならその点で法改正を訴えるのが先ではないのか。

 私はそもそも、不妊症治療のみで解決できるならまだしも、代理母を使ってまで出産ということに反対だ。自分のできること、できないことを、なぜそのまま受け入れられないのか。不妊症治療自体は本人の能力改善だからいいとしても、代理母は「自分に出来ないから人にやってもらう」という自儘な行為を「新しい命」という慎重を帰せねばならない場面で正当化しようとする、自己本位な考え方にしか見えない。保守的と見られるかも知れないが、なんだか「障害児の子供が産まれたらリセットしたい」と言うのと同じ感覚に思えてしまう。受け入れるべきことを放棄しているように見える。

北朝鮮は民主国家のようで゚∀゚) (8/1)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MNP&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004073001005260
拉致調査「協力得られず」 朝鮮赤十字会の副書記長
 【平壌30日共同】朝鮮赤十字会の李虎林副書記長は30日、安否未確認の拉致被害者10人の再調査について「日本人に対する感情が悪化し、地域住民から全く協力してもらえない状態になっている」と述べた。
 訪朝中の「新潟NGO人道支援連絡会」や共同通信との面談で語った。
 李副書記長は、10人について「今調査中だ」と説明したが「調査は単独ではできない。地域住民や保安署、人民登録のセクションがある人民委員会の協力が必要」とも指摘。
 「調査のため(自分が)地方を回っても住民から『日本に連れて行かれた親せきや家族の行方も分からないのになぜ日本のことばかり調査しているのか』と反発を受けた」と強調した。
 その上で「赤十字が調査で成果を挙げるには両国が一日も早く近くなり、感情が好ましくならなければならない」と述べた。


 独裁国家が「住民の協力が得られない」んだそうだ。金さんが一喝すれば済む話で、要するにやる気がない。仮に民主党政権になっても北朝鮮政策は変わらないのに米大統領選挙まで時間稼ぎをしようとしているのだろうか、哀れなことだ。

 今日の報道特集で特定失踪者の新しい情報が出されるらしい。チェックせねば。

川口に神が憑依 (8/1)
 アジアカップの対ヨルダン戦。サントスと中村がPK外した時点で負けだと思っていたが、川口に神が降りてきた。
日本 ××○○○×○
ヨルダン○○○××××
 これだからサッカーは面白い。抗議してエンドを変えさせた宮本も、勝負への執念を感じさせてくれた。中国人どもがシーンとするのも痛快だった。
 しかし中国人のブーイングは、腹立たしいのは通り越して笑えてきますな。08年の北京オリンピックはボイコットしましょうや。日本選手団の安全が守れませんって。自衛隊も一緒に出た方がいいんでないの?

 ジーコの言葉が全てを表現している。 
http://live.sports.yahoo.co.jp/sportsnavi/jpn040731.html
■ジーコ監督、試合直後のコメント
今日のPK戦のときに相手の選手は、われわれが外すたびにおどけてみたり、自分たちの勝利をアピールしたりしていた。
あれはやってはいけないこと。わたしも絶対自分のチームにはやらせない。互いの尊重あってこそのスポーツ。
その結果、彼らは家に帰らなければいけなくなった。


 スポーツってのはそういうものだ。敵にも敬意を持ち、互いを尊重せねばならない。ジーコはヨルダンに対して言及したのだが、ホスト国たる中国にはさらにそのような態度が求められる。