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侵略者 (3/31)
 尖閣諸島に上陸した中国の活動家を強制送還したのは最低の処置だった。金正男を送り返したのと同じ構造ではないか。

 不法入国という罪名であったが、彼らは日本の領土を否定し、自らの国の領土とすべく上陸した、すなわち侵略者と見なさねばならない。しかも、中国には言論の自由はなく、彼らの主張は中国政府の思惑をはらんだ上のものだ。中国の横暴な振る舞いに対し、政府は断固とした姿勢を示さねばならなかった。

 日中関係を考慮して、などという言葉は詭弁だ。相手の悪事を見過ごして何が友好だ。ふだんはアメリカに対して文句を言えと日本政府を責める人間も、なぜか中国の横暴に対しては黙りを決め込む。現在の日中の政府レベルでの関係冷え込みは、中国側の問題に大半の責任がある。中国国内の統治政策による不満を、日本への不満にすり替えられては、日本人としてはたまったものではない。

 上陸した7人を逮捕したのは確かに進歩だ。しかし、厳格な取り調べを行えるまでには進歩していなかったようだ。

回転ドア (3/31)
 回転自動ドアの事故。勿論ドアメーカーやビル管理社も問題だとは思うけど、テレビなどを見ていて親の監督責任について話す人が殆どいないのが少し不思議。子供を亡くした親を攻めるような発言はさすがにしにくいのか。(福田官房長官は親の責任について少し言及していたようだが)
 危険なところで子供の手を離すのはいかんです。マスコミがメーカーを叩くのは分かるけど、被害者家族がメーカーを叩くのは(心情的には当然かも知れないけど)何だか腑に落ちない気持ちがあるのも事実。

 ていうか、回転ドア、怖いですわ。空調とかの問題デメリットがあるのは分かるけど、普通の自動ドアを二重・三重に設置すればいいような気もするし、回転ドアは入るのに勇気が要ります、私のような縄跳びにはいるのが苦手だった人間としては。それに、何だかベルトコンベアに乗せられた部品みたいで、扱いが悪いようにも思えるし。


帰還 (3/31朝)
 恥ずかしながら帰って参りました。また、いつものように更新再開でございます。
  
 旅の内容はいずれ別ページで書こうかな、と。やっぱり福岡は故郷ですたい。


フワフワ (3/24)
 インフルエンザです。頭フワフワです。ここのところ更新していないのはそのためです。台湾の総統選挙やヤシン師の暗殺とか、書きたいネタはたくさんありますけど。
 明日から新婚旅行ですが、一日日程を遅らせようかと思っております。いずれにせよ、今後一週間更新は成されませんので、ご了承下さい。


愉快に失態 (3/22)
 ちょっと間が空いての更新でげす。仕事と結婚式で、その余裕がございませんでした。
 てか、結婚式の前日に風邪を引いて熱を出して、式の当日も朝から頭がフワフワ。で、本番中に、目眩で倒れそうになり、椅子を持ってきてもらうという体たらく。頼りない亭主を演出してしまいました。一生言われ続けることになろうて。
 この数ヶ月で太りすぎて、服が小さくて呼吸困難になって酸欠で倒れた、なんて誰にも言えまい。

筑紫教 (3/22)
 筑紫哲也、またやりおった。
 金曜日のnews23で、またもお得意のテレゴングを使用。

 不気味なブッシュ・小泉の人形を使い、反戦思想のドイツ人ひとりかふたりを出して「ドイツ人の考え」として流し、「イラク派遣反対」の意見ばかりを流し、アメリカの爆撃によって負傷した人の映像を出し、奇妙なBGMを垂れ流し、さんざん印象操作しておいたうえで、
「自衛隊派遣についてあなたの意見は変わりましたか? 1.賛成から反対、2.反対から賛成」
「イラク戦争が始まってこの一年、日本でのテロの危機は高まったと思いますか? 1.はい、2.いいえ」
とテレゴング調査。

 印象操作の上でテレゴングやる。
 一つ目の質問で、意見が変わらない人は投票できない。
 番組中のナレーターで「自衛隊派遣に反対の人が多い」という内容が語られたのに、「賛成から反対」の人が多数という妙なデータ。
 途中で画面から途中経過の数字が消え、結果発表の時には1と2の割合がかなり変化している。
 自衛隊派遣とテロの危機が直接関係あるかどうか疑問なのに、二つ目の質問を設定している。
 てか、「いいえ」なんて選びようがなく無意味な質問すぎ。
 後ろに「自衛隊派遣」したから「テロの危険は高まった」と言いたい意思が見え見え。
 イラク戦争に反対のドイツ人を集めてドイツの総意のように放送している。
 「自衛隊は軍隊」という小泉発言の映像を流し、まったく無関係な「徴兵制」に関する話と結びつけている。
 これでニュース番組と名乗っている。

 出来の悪い、カルト宗教団体の洗脳ビデオを見ているような気分でした。あの悪名高い去年の8.15特集に準ずる電波度。

 もはや筑紫哲也が何をしたいのかよく分からない。本人は自著で「私はオピニオンリーダーではない」と豪語している。自分は少数派だと。しかし、自らの意思を大衆に伝えようと言う強い意志は持っているのではないか。オピニオンリーダーではないが、オピニオンテラーとしての自覚は持っているのではないか。そうでないと、このような番組は作れない(勿論、筑紫に取り入ろうと番組スタッフが暴走しているという可能性もあるが)。
 そのオピニオンが、論理的整合性をも地それなりの説得力を有していればよいのだが、思想内容以前の部分で破綻してしまっているから、目的がなんなのかがよく分からない。やるならやるでもっと巧妙にしろ、と。

 ニュース番組ではなく、お笑い番組として、私は楽しんでいるからいいけど。

内税表示 (3/22)
 「しゅんすの部屋」でしゅんすが書いているように、消費税が内税表示に切り替わる。
 よく「税額がいくらかわかりにくくなる」とか「今後消費税を上げるための策略だ」という声があるが、私は正直、そんなに消費者は頭が悪いかなぁと考え、そのような意見は穿ちすぎた見方だと思っていた。

 しかし、よく考えたら当たってるわ。
 私の場合、タバコの値段は知っていても、そのうちのいくらが税金なのかはっきりとは知らない。ガソリンも同じく、税金がいくらなのか大体は分かっていても細かい数字までは知らない。
 内税表示になったら、同じようなことがすべての商品で起こるのではないか、と。税金に関心を持つ続けないと、とられてる感覚まで失ってしまうかも知れない。気を付けねば。

反抗期の大人たち (3/22)
 天皇制に反対する御仁は、なんでこうも下品な人ばかりなんでしょ。
 神道と天皇家と、太平洋戦争を安易に結びつける愚かしさも。言ってみれば、仮に私が殺人を犯したとして、私の一家・一族・職場、すべてが悪いとのたまう愚かしさに通じると思うのだが。

 私も、中学の頃は皇族に「様」付けするのにはなぜか反発していたし、天皇制はやめろと思っていたこともある。でも、それはガキ特有の反体制的な無根拠の考え方で、ちょっと歴史をひもといて外交での天皇の位置づけなどを知れば、天皇の存在意義にも理解がなされ、具体性のない天皇制廃止論など言えなくなるものだ。
 反抗期のまま大人になっているだけだ。反骨精神は持つのも結構と思うが、政治の場に出すのはいけない。

 マッカーサーは、日本をさして「ティーンエイジャーにも満たない」と言った。おそらく、安保闘争や学生運動の頃が10代で、今成人を迎えようとしているのだろう。しかし、10代のままで止まっている者がいくらかいるということだ。


自爆 (3/18)
朝日社説 「国旗国歌−大人がムキになる愚」
 http://www.asahi.com/paper/editorial20040318.html
 卒業式と入学式の季節がやってきた。思い出を胸に刻んで旅立ち、新たな出発をする節目の行事である。
 ところが、この時期になると、決まってうっとうしいことが起こる。日の丸掲揚と君が代斉唱を徹底させようという動きが年ごとに強まっているからだ。

 卒業式や入学式は子どもたちにとって大切な思い出になる。大人たちが不毛な対立を持ち込むのはもうやめにしたい。


 「うっとうしい」「不毛な対立」……自分たちのことですか?

自閉隊 (3/18)
石破さんが「自閉隊」って言葉を使ったと、一部マスコミや野党が騒いでおります。
http://www2.asahi.com/special/jieitai/TKY200403160319.html
http://www.asahi.com/politics/update/0317/007.html

 石破さんは、「自閉隊と言われていた」という引用をしているだけだし、「自閉症」という語も漢字の説明で話しているだけ。まぁ揚げ足を取られやすい発言をしたのは問題かも知れないが。
 野党が攻めるのはまだ分からないでもないが、石破氏が「自閉隊」って言葉を使い始めたような言いがかりは、マスコミはすべきではないと思う。てか、石破氏を快く思わない連中がここぞとばかり躍起になって責め立てるのを見ると、なんか哀れに見えるし。

 で、googleで「自閉隊」を検索してみると、今回のニュース以外でも幾つかページが見つけられる。言われていたのは事実らしい(私は知らなかった)。


セドナ (3/16)
10番目の惑星発見。
 http://www.cnn.co.jp/business/CNN200403150008.html
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、2003年秋にカリフォルニア工科大学の研究グループが見つけた冥王星の外側を回る天体について、太陽系の10番目の惑星だと確認し、米東部時間15日午後(日本時間16日未明)に正式に発表する。仮称として、イヌイット神話に登場する海の女神の名前から「セドナ」と名付けられた。
 観測結果からセドナの位置は、地球から約100億キロ。これまで太陽から最も遠いと考えられていた冥王星から、さらに42.5億キロ外側にあり、氷と岩でできていると考えられている。直径2300キロの冥王星が1930年に発見されて以来、太陽系でこれほど大きい天体が見つかるのは初めて。

http://www.cnn.com/2004/TECH/space/03/14/planet.discovery/index.html
冥王星直径:2274km
カロン直径(冥王星の衛星):1172km
今回発見された第10惑星セドナの直径:約2000km


 冥王星が惑星と呼ぶべきか小惑星と呼ぶべきかで議論になっているのに、冥王星クラスの新しい天体を惑星認定しても大丈夫なのかね。冥王星でも60億km弱離れているのに、さらにその倍近く離れているところに惑星。なんだか、小惑星のちょっと大きめ、でしかないような気がする。軌道もかなり楕円だそうだし。

 しかし、セドナってピンと来ませんな。ニビル星の方がいいんでないかい?日本語だと何王星になるのかねぇ。拳王星だったら嬉しいのだが。

スペイン (3/16)
 スペインがイラクから軍隊を撤退させる、と言うニュースが出ている。また朝日とかが微妙な報道の仕方をしているので(http://www.asahi.com/international/update/0315/018.html)、誤解されやすい点を整理すると、

1.スペイン軍の撤退は「変化がなければ」という前提付き。イラク人への政権委譲をスムーズに行うことができない状況になれば撤退する、という言い方。決して「今すぐ撤退する」とは言っていない。

2.野党が選挙で勝利したのは、国民がイラク派兵に反対したからではなく、与党が列車爆破テロをETA(バスク祖国と自由)のせいにして選挙戦を有利に戦おうという姑息な手段を使ったから。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/16int002.htm

 仮にスペイン新政権が「イラクからの撤退」を表明すれば、国際的な非難は避けられない。テロは有効だ、というのを実証してしまうことになり、テロリストの思うつぼだ。社会労働党とはいえ、そのあたりの最低限の常識はわきまえていると思われ、完全撤退はあり得ないと思われる。


声明の解釈 (3/15)
 3/14「スペインでのテロについて」の続き。
 産経新聞が、声明の内容要約を共同通信の配信で、掲載している。
 http://www.sankei.co.jp/news/040312/kok065.htm

 これだと、朝日・毎日の訳文と近い内容となる。日本もテロ対象として名指しされたということになる。元のアラビア語が分かればいいのだが、アラビア語は私にとっては陰毛にしか見えず、一次ソースまで遡るのは不可。
 やっぱ外国語は知っておいた方が便利だわ。

お休み予告 (3/15)
 結婚式と旅行で、3/21と3/25〜3/31は、更新は完全にお休み。その前も、更新しない日がポツポツあると思います。
 掲示板の管理とかはしゅんすにまた頼んでおくか。


スペインでのテロについて (3/14)
 スペインでの電車爆破テロに関しては、イギリスのアラブ紙に、アルカイダ系グループからの犯行声明が届いている。

 声明には、日本を含む米国に協力的な国々への警告が含まれていた。AFP通信によると、アラビア語紙に届いた声明文は「決死中隊/アルカイダ」を名乗り「我々は十字軍同盟の一翼であるスペインに厳しい一撃を与えた」と主張。「だれが我々からおまえたちを守るのだ。英国よ、日本よ、そしてほかの(米国の)協力者たちよ」と警告した。
http://www.asahi.com/international/update/0312/004.html

 声明は、「死の部隊が欧州の深部に浸透し、十字軍の柱の一つであるスペインを攻撃し痛打を与えることに成功した」とした上、「アスナール(スペイン首相)よ、米国はどこだ。だれがお前を我々から守ってくれるのか。英国、日本、イタリア、そのほかの協力者か」と日本に言及している。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040312i305.htm

これが、声明の英訳文。
The attack was a part of the settling of old scores with crusader Spain, America's ally in its war against Islam," said the statement, a copy of which was sent to AFP by the newspaper.
"Where is America, O Aznar? Who is going to protect you, Britain, Japan, Italy and other collaborators from us?" the statement added.

(ソースは紛失、スマソ)

 原文の「〜protect you, Britain, Japan, Italy, and〜」の部分の解釈が問題となる。「you」の同格名詞がうしろに並んでいるという解釈をすれば、イギリス・日本・イタリアなどは攻撃の対象だと言うことになる。また、「you」以下がすべて「protect」の目的語として並列していると考えても、同じような解釈となる。
 しかし、この前の文との繋がりを考えると、「you」はアスナールのことで、イギリス以下の部分は「Who」の中身を詳述していると考えられる。
 朝日は前者の解釈をし、読売は後者の解釈をしていると思われる訳し方だ。

 ただの訳し方の問題、と考えるのが素直な受け止め方だが、朝日は「イタリア」を外した訳文にしているのがひっかかるし、また「爆破テロへの抗議デモ」の人数の報じ方を見ると、疑問もわいてくる。

デモ人数800万人と報道
毎日新聞http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/899353/83f8382-0-2.html
( 3/13 10:48 )
朝日新聞http://www.asahi.com/international/update/0313/004.html
(3/13 11:42) 朝日新聞
デモ人数1100万人と報道
産経新聞http://www.sankei.co.jp/news/040313/kok062.htm
(3/13 13:48)
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040313it04.htm
(3/13 13:56)
朝日新聞http://www.asahi.com/international/update/0313/014.html
(03/13 20:41)

 朝日の第一報と産経の報道の時間差や、スペイン時間ではその時は真夜中だと言うことを考えると、情報収集能力の疑問と同時に、(普段の朝日や毎日の報じ方からして)何らかの意図があると考えることも無理ではない。同時に、上記の犯行声明も、イタリアを外したり、日本を警告対象とする訳文を採用したのも、何らの意図をもって故意に行ったと見ることも可能となる。さらに情報が出てくるのを待って判断を下すしかないようだ。

大統領の受難 (3/14)
 韓国の大統領になるのは命がけ。以下は2ちゃんからのコピペ改変。

李承晩
彼の養子が実の両親を殺害。不正選挙を糾弾されハワイに亡命。そのまま客死。
尹譜善
クーデターで退任を余儀なくされる。軍法会議で懲役3年の判決。
朴正煕
長男が麻薬服用で逮捕される。狙撃事件発生。弾がそれて夫人に命中。死亡。直後、金載圭KCIA部長によって暗殺される。
崔圭夏
学生デモ等が収まらず、粛軍クーデターを実行。結局収まらず、光州事件発生。8ヶ月で退任。
全斗煥
光州事件において反乱首謀罪で死刑判決。後に恩赦。
盧泰愚
退任後に収賄容疑で逮捕。光州事件の内乱罪も発覚。懲役17年の判決。後に恩赦。
金泳三
在任中に経済危機に陥りIMFの介入を招く。次男は利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕。
金大中
光州事件の首謀者として無期懲役の判決。息子3人を含む親族5人が金がらみの不正事件
盧武鉉
弾劾に掛けられる。


制限のない自由、テロも辞さず (3/12)
 反戦運動やデモ活動が嫌いだ。「自分の考えを行動に移している時点で誉めるべきだ」という意見もあろうが、私は決してそのようには思わない。考え方の如何に関わらず行動すればいいと言うのなら、アルカイダはいくら賞賛してもしたらないだろう。
 ここで言う「考え方の如何に関わらず」とは、例えば自衛隊派遣に賛成か反対か、と言う結論部分の問題ではない。こういう考え方の人間が、反戦活動家には多く存在していると思われるからだ。
http://d.hatena.ne.jp/genonocide/20040221
 人を殺めているのは戦場にいる人間だけではなく、それを止めようとしない・止められない私達も同じなのだ。当然私達の責任でもある。この国は遂に軍隊を戦場に送ってしまったのだから。
 大文字の報道だけが繰り返し繰り返し流布されることによって、人々は疑う事を止めてしまう。この国が戦争の当事国家であることに気付いていますか?他国の占領化に関わると同時に、この国も色々な権力から色々なやり方で『私達』が再占領化されています。
 デモで公務執行妨害罪?落書で建造物損壊罪?有事をでっちあげて自衛隊派遣?法律という基準を鵜呑みにしてそこからこぼれた出来事を絶対悪とするのはあまりにも安易ではないか。法が私達を邪魔するのなら吐棄してしまえばいい、私達が法になってしまえばいい。いつになったら私達を縛ろうとし続ける権力に気付くのですか?気付いていて黙ってるのでしょうか?やらなきゃやられるんだったら、やられましょう。
 革命いうものは目に見える形で何かを変革するという事だけではなく、抗う事を決して止めないことだと私は思うわけです。あっちが変わらないのなら、こっちが変っちまえ。
 もし自由というものがあるのなら、私達はどこまでもはみ出していいはずだ。
 はみ出す事をテロルというのなら私はテロリストと呼ばれても構わない。

 これは決して珍しい考えの持ち主ではない。プロ市民の輩は、金儲けのためにやっている輩か、ファナティックに平和を信仰している輩に分けられる。後者は、自分の意見は正しいと信じ、その意見の遂行のためには手段を選ばずとも良いと考えているフシがある。
 救いようが無い点は以下の主に三つ。
1.自由の履き違え。自由には制限があり、責任もついて回ることを無自覚でいる。
2.最後の文は安倍晋三氏の言葉にかけているが、テロリストの定義を分かっていないご様子。
3.下のコメント部分では、「自衛隊を撤退させればイラクの他国の軍にも動揺が広がりイラクは平和に近づく」と妄言を吐いているが、イラクから軍がいなくなれば内戦になる可能性があることを知らないらしい。

 他にも劣化ウランの話についてもWHOの所見を知っているのか疑問だし、革命についての意識が18世紀から変わっていないようにも見える。だいたい、バックの絵が鬱陶しくて文字が読みにくいことこの上ない。

 これは決してこのHPだけの問題ではなく、プロ市民の多くが程度の差はあれこのような認識を持っている。こんな考え方でも「運動をしているだけ立派」と言えるのか。

ネタ探し (3/12)
 最近、身近なネタではなく、ネット上からソースを拾ってきて文章にすることが多い>世迷い言。
 身近なネタだと、どうしても愚痴とかが出てくる場合が多いし(結婚生活に関してではございませぬ)、そう毎日ネタになるような事件があるわけでもなく、枯渇してきますわな。逆に、自分からいろいろ探せば、ネタなんていくらでも転がっている、それを日々体現しているようで、ネットソースを元にした文章が別に悪いこととは思ってません。
 面白い物は探せばたくさん出てくるもの。もちろん、それはネット内に限らず。


仮退院 (3/11)
 神戸の児童殺傷事件の加害者少年(酒鬼薔薇聖斗)が仮退院した。法務省は異例の更正プログラムを計画実行し、彼の更正に自信を持っているようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040310i105.htm

 マスコミ報道を字義通りに受け止めれば、確かに彼は更正のきっかけを得たのかも知れない。社会が彼を受け入れ、彼がこれから訪れる様々な困難に立ち向かえるならば、最も幸せな方向に進むだろう…と希望的な見方をしてしまう、そんな記事が多く並ぶ。
 「凶悪犯罪を犯したのだから、死刑で当たり前」と考えるのに躊躇するような状況に見える。更正する可能性があるのなら、それに賭けるのが人道的な判断ではないかと思えてくる。

 だが、6年でそれほど変わるものなのか、そもそも彼の性癖は更正されうるものなのかという不安は消えない。上記のような希望的観測は、まさに希望的観測でしかなく、「こうなったらいいのに」という願望を現実と投射させた方が気分がいいから生まれた物でしかない。彼がもし近所に住んでいたらとか、もし自分が被害者家族だったとしたら、と考えれば、気が気ではない。
 加害者以前に、被害者、そして被害者家族に思いを巡らせねばならない。彼がいなければ、被害者も被害者家族もごく普通の人生を送ることが出来たはずだ。何人もの人生を狂わせた罪はあまりに大きい。その罪は、「更正しました、まともな考えが出来るようになりました」ということで償えるものなのか。

 心を入れ替えれば済む問題ではない。おそらく今後も悩み続ける問題ではあろうが、今の時点では私は、彼は外に出るべきではないのでは、と考えている。


ちなみに、こんな日記を発見した。俄には信じがたいが。
ttp://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=80010&pg=20031213
ttp://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=80010&pg=20040311


金正日も推薦! (3/10)
 金正日が、米大統領選挙に関し、ケリー候補を応援すると発言したとか。
翻訳掲示板だがURL長すぎ

 ケリー氏にとっては、逆効果のような気がする。貴無助似る、空気読め、とケリーは思うんじゃないかな。もしかしたら金正日はブッシュに当選して欲しいのだろうか。
 何にせよ、やることがアホでおもろい。

これではバカがつけあがる (3/10)
 東京都世田谷区の私立男子校「日本学園高校」で今月5日、万引きなどをした生徒らを集めた特別授業中に、男性教諭(27)が生徒らを「犯罪者」と呼び、これに反発した1年生の男子生徒(16)に暴行して顔などにけがを負わせていたことがわかった。教諭は近く依願退職する予定で、警視庁は傷害容疑で書類送検する方針だ。
 学校や北沢署によると、男性教諭は5日午前8時半ごろ、2階の教室で校内での盗みやコンビニエンスストアなどでの万引きを告白した生徒22人に対する特別授業をしていた。生徒が騒いでいたため「お前ら犯罪者なのに、何でヘラヘラした態度をしているんだ」と言ったという。
 怒った生徒の一人が教諭に近づいたため、教諭は生徒の服をつかんで投げ飛ばし、倒した後で顔をけった。生徒は頭を強くうち、口の中を切るけがをして入院した。他の生徒が携帯電話で119番通報したという。
http://www.asahi.com/national/update/0309/028.html

 万引きは窃盗、犯罪。根本的には、生徒が悪い。
 確かに教師はやりすぎかもしれないが、「怒った生徒の一人が教諭に近づいた」ってのも、教諭が身の危険を感じるような状況じゃなかったのかね。だいたい、退学させられていない時点で恩情をかけられているわけで、生徒が怒ること自体がお門違いだ。
 犯罪を犯した人間が、結果的に被害者になったからと言って、その人間の犯罪が消えるわけでも許されるわけでもない。その面には目を瞑ってその犯罪者を守ろうとするような主張は、見ていて本当に腹立たしい。
 悪事を働いた者には制裁が与えられる、そこに妙な人権意識を持ってきて犯罪者を守ろうとするから、いよいよバカがつけあがる。もちろん、制裁は司法がやるべきだし、過剰な体罰は問題とは思うが、あまりにそればかり問題視して犯罪の側に甘くなることは、本末転倒以外の何者でもない。


愛ゆえに (3/9)
毎日新聞西部本社版 8日付投稿欄
「『愛の花』に生まれ変わりたい」ライター 佐藤千帆 31(東京都港区)
 私は孤独が嫌いです。でも「孤独」や「絶望」などのフレーズをこよなく愛します。「孤独」や「絶望」あってこそ 「明日」もまたあると思うからです。この世に「愛」はたくさんあります。ただそれが目に見えないだけです。
 私は、もしも生まれ変わるなら「愛の花」になりたいです。愛の花になって、誰にでも愛と笑顔を振りまきたいのです。「愛の花」とは「愛の女神」です。いつもにこにこしている人はそれだけで「愛」の対象になります。
 この世に戦争など悲しいことも多いです。なぜ「愛」があっても戦争が起こるのでしょうか。なぜ同じ人間を憎まなければならないのでしょう?
 私は「愛」になりたいのです。「愛」になって、「愛の花」になってどこまでも飛んでゆきたいです。そして、どこにでも平和を、愛をうたいたいです。「愛の花」は誰の心の根にもあるものです。みんなも「愛の花」咲かせませんか。
 そしてみんなで平和な明日を祈りましょう!


 この人にしか見えない何かがあるのだろうが、妙な味を持つブッ飛んだ文章だ。「愛があるから、逆に身内への愛情が強くなり、争いごとが起きるのですよ」というマジレスも憚られるような近寄りがたい凄みを持つ。
 聖帝様の言葉を暗唱しましょう、「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。愛ゆえに人は悲しまねばならぬ」。

峠超え (3/9)
忙しいつっても自分の時間は確保できてるからいいんだがね。多分に精神的な忙しさ。ここにこうやってなにがしか書けるんだから幸せな身分ではあらぁな。密度が濃いからメリハリが利いて逆に良いかもしれぬ。

ミャンマー人一家続報 (3/9)
 難民認定を申請していたミャンマー人一家に、在留の許可。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040305-00001046-mai-soci

 この件と「日本の難民政策」を並列に考える主張があるが(昨日のNEWS 23でもそうだったな)、ちゃんと区別せねばならない。
 日本は確かに難民認定の数が極端に少ない。欧米が千単位から万単位の難民を毎年受け入れている状況に比べて、日本はわずかに10人程度。治安維持を考えれば、大幅な受け入れは確かに不安を煽るところゆえ、難民認定と外国人犯罪の取り締まり強化はセットでやってもらいたい。そうでなければ、「感情論、人道的配慮」から難民を大量に受け入れるのには反対。欧米でも難民の問題は政治的イシューになっているし、ただ欧米の数字だけを見て追いつこうとするのは愚策だ。
 で、ミャンマー人一家だが、11/29に書いたように、フィリピン人の妻がそもそも不法入国して、あまつさえ結婚までしてしまったことに問題がある。その天を無視して「かわいそう」と同情的に見るのは短絡的ではないか。不法入国しても子供を作った者勝ち、ということになる。

 てか今回の件、東京地裁の「あの」藤山裁判長が絡んでいるようだ。

厚顔無恥 (3/9)
 デブ大久保が長島茂雄氏を見舞いに行ったらしい。2ちゃんを見ると、どうやら携帯で話しながら病院に入っていった様子。さらにはジャージ姿で、見舞いの品はお寿司。しかし、一茂には会えたが本人には会えなかったらしい。
http://www.zakzak.co.jp/spo/s-2004_03/s2004030804.html

 あのナベツネですら「俺も経験があるが、見舞いは本人を殺すためにやっているようなもの。家族にとってはどれだけ迷惑なことか。放っておくのが1番いい。見舞いに行くやつは鬼だ!」と言ってるのに。

妄想 (3/9)
浅田農産の会長が自殺。
養鶏場のあった丹波町の隣は園部町。園部と言えば野中広務。野中と言えばD利権やK利権。浅田会長は口封じのため、その手の人間に殺された…なんて陰謀論をかましてみる。


矛盾 (3/7)
 3/5に書いた、朝日のアホ社説。
 よく読めば、下側の社説では、秘書給与詐欺という佐藤観樹氏の疑惑に関して「どんな事情があれ、違法行為は違法行為である」と言っている。上では「しかし、だからといって、いきなり逮捕するのはあまりにも乱暴だ」と言っているのに。
 別の日の社説ならまだしも、同日の社説で論理矛盾を犯すとは、朝日の中の人はよほどのトリ頭らしい。金を取ってる仕事だというのにこのいい加減さは何だろうか。

他サイト巡り (3/7)
 世迷い言はいろんな話題を扱うからか、googleで検索してお見えになる方が多い。で、その検索ワードを逆に辿って、他のサイトではどういう意見が述べられているのか、見るのがけっこう楽しみだったりする。
 高校生が小泉さんに署名を渡したけど小泉さんが「よく勉強して」と言ったという話、私は小泉氏に好意的な文章を書いたのだが、他サイトでは小泉氏を非難する文章の方が圧倒的に多い。ただ、小泉批判をしている文章では背後の「全日教」の存在にまで目を向けているところは無く、小泉寄りの意見の方に分があるかなと思ったり。
 しかし、他の見方を知ることは、そこから直接新しい発見をしたり、或いは反面教師として学んだり、ともかくも視野を広げるのにはかなり有用だと思われ。てかまぁ純粋に楽しいものでもあるのだけど。

安全な場所 (3/7)
 「小泉は安全な場所で命令して、自衛隊だけ危険なところへ…」という意見には同意しかねる。テロリストにとっては、日本でいちばん狙いたい部分は首相官邸や国会とかであろうに。「戦争の形が変わった」とか言うのであれば、首相の身の危険についても考えを改めるべきじゃなかろうかと。

無防備地域 (3/7)
 大阪の市民団体が、大阪を「無防備地域」とする条約を定めるよう署名活動を行っているとか。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200403040011.html

 素朴な疑問。戦争になればジュネーヴ条約もクソもなく爆弾は落ちてくると思われ(中国や北朝鮮が条約を守るか?)。テロリストとの戦争ということになったら、なおさら「無防備地域」なんて位置づけは無意味ではないのか。

 「無防備地域」となれば、戦争とは無関係でいられると思っているらしい。敵さんはそんなことは構いはしないということが分かっていないらしい。さらに言えば、日本がもし戦争に負ければ、その無防備地域というのも占領地の一部になるということが想像できないご様子。アメリカの占領政策は歴史上でも珍しい穏やかな物で、普通占領ときたら、強盗・強姦・蹂躙・暴力…って言葉が連想されますわな。シベリア抑留や引揚者の苦労を思い浮かべれば実感もわきましょう。
 攻められるなんてあり得ない、という反論も妄言。それなら「無防備地域」なんて宣言の必要はそもそも無くなるのだから。

 ていうか、自分たちだけは国のやることとは無関係ですよ、ってスタンスが気にいらぬ。国の保護の元でぬくぬくと生きているくせに。


不法侵入に正当性は無し (3/5)
 反戦ビラを撒いた輩が逮捕されたことに関して、朝日が犯人を擁護しています。
http://www.asahi.com/paper/editorial20040305.html

 翌日の昼間のことだ。自衛隊派遣に反対する市民グループの3人が、東京都立川市の防衛庁官舎の郵便受けにビラを入れて回った。ビラには「自衛官・ご家族の皆さんへ 自衛隊のイラク派兵反対!いっしょに考え、反対の声をあげよう!」と書かれていた。
 それから1カ月余り後の先月末、3人は警視庁に逮捕され、事務所や自宅が捜索された。「ビラをまいている男女がいる」という官舎の住民からの通報がきっかけだったようだ。逮捕容疑は住居侵入だった。
 逮捕された3人は、立川市を中心に70年代初めから反戦運動をしてきた市民団体に所属する人たちだ。
 関係者以外立ち入り禁止と表示されているのに、勝手に敷地内に入りビラをまいた。正当な理由もないのに建物に侵入する行為を刑法は禁じているではないか。警察の理屈はそんなところだろう。
 勝手に敷地内に入ったことがいけないと言われれば、ビラをまいた人たちに非が全くないわけではない。自衛隊員や家族の複雑な気持ちへの配慮が足りないのではないか、という意見もあるかもしれない。
 
しかし、だからといって、いきなり逮捕したうえ、事務所などから手帳やパソコンを押収していくのはあまりにも乱暴だ。
(中略)
 自衛隊派遣に反対する内容のビラだったからこそ、逮捕に踏み切ったのだろう。
 支援者らの抗議に対し、警察は「法律に基づいて正当に捜査している」と答えた。しかし、今回のような強引な摘発が続けば、市民が自分の意見を言ったり、集会を開いたりすることをためらいかねない。私たちはそのことを心配する。
 自分と違った価値観を認め合い、自由に意見を交わすことができる。それが民主主義の社会であるための前提だ。
 とりわけ、イラクへの自衛隊派遣は憲法の平和主義に触れかねない問題をはらみ、日本の針路を左右する重大な問題である。政治家や官僚にまかせておけばいいという話ではない。人々が自由に意見を述べ、異なる主張にも耳を傾けることが大切だ。

 住民が通報したから、警察が逮捕するのは当たり前だろうに。事務所の捜索をやったのは、おそらくこの事件以外にも問題があると踏んでのことだろう。「自衛隊派遣に反対する内容のビラだったから逮捕」という考えは被害妄想に過ぎない。だいたい、「反戦平和」を唱えるのなら多少の実力行使もやむを得ないという考えが非常に危険だ。「自分の意見を言ったり集会を開いたりすることをためらいかねない」とあるが、法理の枠内でそのようなことをする場は、いくらでも存在する。

 どのような意見であっても、犯罪行為に手を染めた時点で説得力はなくなる。絶対王制下のように法律が一部の者の利益で作られているならいざ知らず、現在のような民主国家の状態では、違法行為で意見を主張するなど許される物ではないし、自分で自分たちの価値を貶めていることに気付くべきだと思うのだが。

天に唾吐く (3/5)
 勝谷誠彦氏のコラム。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=200311
■2003/11/30 (日)
6時起床。ついに日本人がイラクで殺された。今のところの情報では外交官のようだがこの時期に護衛なしでティクリート(!)にのこのこ出かける危機意識こそが自衛隊を送り込む無謀と相通じると言っていい。しかも軽防弾の4輪駆動車だと?プレスだか外交官だかともかく外国の殺すに値する人間が乗っていると宣伝しつつ実は何も効果もない気休め防御。旗を建てて全裸で街を歩き回っているキチガイの類である。番犬派兵を人道援助と言い換え軍隊を自衛隊と言い換える卑劣とその根は同じである。要は覚悟だ。やるなら性根を据えて覚悟を持ってやれ。


 二人の亡くなった外交官を「旗を建てて全裸で街を歩き回っているキチガイの類」などとありったけの中傷を行っているのが不快感を催すが、まぁ「現地の危険性を熟知している」からこその辛口の意見として聞けるか…と思いきや、こんなことに。

http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20040303/20040303a4900.html
■邦人コラムニスト強盗被害 イラクの高速道路で
【バグダッド2日共同】
 イラクの中部ファルージャ付近で2日午後3時半(日本時間同9時半)ごろ、アンマンからバグダッドに向かっていたコラムニスト勝谷誠彦さん(43)ら日本人2人が乗った4輪駆動車を、武装した3人組が停止させ、現金計2500ドル(約27万4000円)を強奪した。
 勝谷さんと同乗していた月刊「現代」の編集者、瀬尾傑さん、現地通訳、運転手の全員が無事だった。
 勝谷さんによると、バグダッドまで約75キロ地点で、黒いセダン型の車両が幅寄せしてくるなどして走行を妨害、恐怖を感じた運転手が車両を路肩に停止させた。その後、勝谷さんの首筋に拳銃を突きつけるなどして、現金を要求、現金のほか日本製カメラなどを奪い、アンマン方向に逃走した。

(この件に関しては本人も3/3付の日記で触れているので、冒頭のリンクから辿って見て下さい。そこでは「安全には万全を期していた」と言っているが、防弾チョッキも付けていないようだし、護衛もいない。言い訳にしか見えないけど)

 しかし、これほどまでに自分の罵倒の言葉が自分に返ってくる人も珍しい。盛大な自爆ぶりに思わず笑ってしまうところだが、自分の言葉に責任を持たねばならないと言うことを教えてくれる、いい教材でもあり、学ぶ部分は非常に多いと思う。
 さて、彼がこの後どういう言動で自分の言葉の責任を取るのか。


パルプンテ (3/4)
 誰かやりそうだけど誰もやらなかったことを、年齢から考えればやりそうもない人がやらかした。
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20040302/spon____baseball001.shtml

 中日の紀藤が編み出した「パルプンテボール」。
 さすが、愛車は?と聞かれ「地下鉄東山線の2両目」と書く男。

変えよう (3/4)
 リニューアルまであと一ヶ月ちょい(予定)。
 世迷い言の内容はたぶん変わらない。ニュース系の文章と雑記系の文章を分けたり、更新頻度を思い切り落とす可能性はありますけど。
 あと、余分なものを消しますです。更新機会がなさそうなものは倉庫にぶち込むか、鯖から抹消です。気が向いたら復活するかも知れないけど、ひとまずはシェイプアップ。
 で、新しいのも始めますです。仕事に関わることで、なおかつ人の役に立つものをやろうかと。そろそろ、得意分野に絞って深く入っていく頃合いかなと思いまして。


不適切 (3/3)
 テレビ朝日の失態。
http://nijntje.dyndns.org/swenstrops/upldr/news/news1076.wmv
 お前らにとってオウム事件はそんなに軽い物だったのかと説教することもできるが、それ以前に笑え、呆れる映像だな。

親日行為究明法案 (3/3)
 韓国で妙な法律が成立。日本の植民地支配に協力した「親日行為」を究明する法案、らしい。
http://www.asahi.com/international/update/0302/008.html
http://www.sankei.co.jp/news/040302/kok112.htm

 その細かい意図がよく分からないが、反対者や棄権者も、「事後法だから」反対したわけでもなさそうだし(というか「これでは手ぬるい」という理由らしいし)、要するに日本占領下で日本に協力した者を糾弾しようとする法律のようだ。しかし、近代法治国家のやることとも思えない。想像の範囲を超えているから、その意図もよく分からない。何か別の思惑があるのだろうか。なさそうだけど。

 韓国憲法にも違反していないかと思われる。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/kenpou.html#ch2
第13条
1 すべての国民は、行為時の法律により犯罪を構成しない行為により訴追されず、同一犯罪に対して重ねて処罰されない。
2 すべての国民は、遡及立法により参政権の制限を受け、又は財産権を剥奪されない。
3 すべての国民は、自己の行為ではない親族の行為により、不利益な処遇を受けない。


 洪思翊のような尊敬すべき朝鮮人軍人の名も、歴史から抹殺されるわけだ。嘆かわしいったらない。卑屈な物の見方ではなく、本当に自国に誇りを持って歴史をひもとけば、いくらでも世界に誇れる事実は存在するはずなのに。


平和な野球 (3/2)
 毎日新聞西武本社版 1日付投稿欄
「高校野球に『戦争』似合わない」高校教諭 堂土敏彦 

 私の勤務する高校が、この春の選抜高校野球に出場することになり、全校が喜びに沸くとともに、生徒会の応援準備が始まりました。
 各校の熱烈な応援風景も楽しみの一つですが、好機や得点時に聞くことがある、突撃を促すようなラッパなどをやめるわけにはいかないでしょうか。さわやかで明るいはずの高校野球の応援としてふさわしいのかどうか、ぜひ考えてください。高校野球にも戦争の重い歴史があります。これを繰り返してはなりませんし、高校野球に「戦争」は似合いません。
 ですから、選手を紹介する際に、主砲や核弾頭、切り込み隊長などと言うのもやめましょう。マシンガン打線や満塁弾というのも一考が必要でしょう。
 野球を、ことさら戦争や争いに例えることはもうやめませんか。お互いに、さわやかで平和で明るい応援を展開しましょう。


 戦争を連想するような言葉が使えないのなら、野球に関する言葉の多くが使えなくなりますな。ベースもダッグアウトもダメ。デッドボールもダメでしょうかね。攻撃とか守備という言葉もまずいですな。
 「言葉狩り」をすれば中身も変わるという皮相的極まりない発言も愚かしいし、「戦争について触れなければ平和になる」という発想も馬鹿げている。戦争についての勉強をしないで、戦争の性質を理解することは出来ないし、戦争の性質を知ろうともしないで、戦争反対などと言う意見を説得力を持って主張することなど出来ない。

 こういった連中は、それ系統の言葉には、本当にアレルギー反応を示しますな。過剰に免疫機能が動きすぎ。

安倍さんかっこいい (3/2)
 安倍晋三氏のHPにあった、彼の意見文。
http://www.s-abe.or.jp/topic/koutaku.htm
http://www.s-abe.or.jp/topic/nikkan.htm

 これはまだ彼が表舞台に出ていない時期のものだから、おそらく彼の本音だと思われる。内容云々以前に、こうしたはっきりとした物言いは、非常に魅力的だ。中身も、一応中韓の歴史認識には理解を示しているわけで、理性的な言説だと思う。
 そういえば、「見た目にさわやかそう」だから「安倍氏は支持されている」、ゆえに「安倍氏への支持は薄っぺらなもの」という論調がしばらく前に出ていた。田中真紀子支持よりはよほど中身があるように思うが。


オウム幹部 (3/1)
 オウム幹部に対する死刑について、その判決には納得しつつも、何かすっきりしない感覚が心の中にある。

 麻原の支配、或いは教団全体の雰囲気の中で、彼らは犯罪に手を染めた。それが果たして彼らの自由意思によるものなのかという疑問だ。薬物や拷問による洗脳の中、彼らは犯罪を犯す以外に選択肢が存在したのかという疑問。 勿論、自分の意志で行動した者もいるだろうが、果たして全員がそうなのか。
 幹部に対して、麻原という存在の被害者のように思ってしまう感情が沸くことを、私は否定しきれない。

 宗教団体に入ったこと自体を責めることも可能だろうが、それは確かに避けるべきことだし、カルトに入信することは愚かなことだと言えるのだが、しかし例えば身内が癌になったときに民間療法やお払いに頼る人を責める気分にはなれず、やはりはっきりしない感覚におそわれてしまう。

 かといって、現在のオウム信者を擁護する気はさらさらないが。

東郷神社 (3/1)
 アナン氏が東郷神社に参拝することを断念したのは、外務省の懇願があったかららしい。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=0

 ニュースソースが見当たらないから少し真偽の確認が出来ないが、外務省ならあり得る話だ。クリントン前大統領が靖国参拝したいと言ったときに必死で止めたというのは、ニュースになっていたし。
 6ヶ国協議への配慮ということになろうが、東郷神社と最も関わりを持つロシアが、中韓のように懸念を示すとは思えないし、だいたいアナン氏とロシアには直接的な懸案は何もないのだから、変な影響などあり得ないと思うのだが。