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自分の一年 (12/31)
 去年から今年前半にかけては、いわゆる右寄り思想をたくさん仕入れ、今年後半に少しバランスを持ってモノを見ることができるようになったかな…思考としてはこんな感じの変化をした一年だった。世迷い言の欄も基本的に時事ネタ、とりわけ政治ネタ・国際問題ネタを多く扱うようになり、興味の対象が完全に政治・歴史に移行していた一年だった。20代前半まで「左寄り思考+少し現実路線」だったが、現時点では「現実路線+左も右も少しずつ」と自己評価できる(右寄りと思う人もいるんだろうなぁ)。右より発言が多いと言われる2ちゃんのN速+やマス板に行っても、距離を取ってレスを見ることができるようになった。27歳になって、ようやく自分の思考のあり方に関して、どういう方向性を持っているのかが自己認識できるようになった気がする。もちろん、これからも変化することはあるだろうが、軸が確立してきたと思う。人間はいつまでも成長し続けると考えるべきか、私がこの年齢になっても成長できていなかったということか。
 思考だけでなく、知識というか、情報も増えた。朝鮮・右翼・左翼・同和利権・人権活動・政治家に関して、ネットや書籍を通じていろいろ知ることができた。これにより、去年は指示していた人物も、今年は批判に転じているという場面が少なくない(菅直人が代表例かな)。ネガティヴな情報を仕入れることが多かったので、これからはもちょっとポジティヴな情報も手に入れようと考えている。

 世迷い言での話題が堅くなることが多かったが、無理に楽しい話題を入れるのも何なので、たぶん思いつくままに今後も書き散らすことになりそう。生活サイクルが変わって、仕事も忙しくなり、なかなかじっくり文章を考えるということが難しくなっているから。
 あと、しゅんすのコーナーが終わりましたが、近いうちに何らかの形で復帰できるように交渉しているところです。

 個人的には、生活サイクルが完全に変化したのがいちばん大きな事件でした。ただ、早寝早起きになったこと、CDを買う量が減ったことと、自分だけの時間がほんの少し減っただけということを除けば、自分が大きく変わるような大変化はないですな。とりわけ精神的なものに限定すれば、殆ど違和感はなし、と。変わったような変わらないような…。

 来年はどんな年になるのか。いい部分は変化させず、変化すべき部分は変化して、といつも通りのスタンスで臨みたいものです。


身元不明のまま一年 (12/30)
 東京都新宿区内で、身元不明の少年が保護された。現在、都内の児童福祉施設に保護されているが、言葉を全く話せず、身元の特定につながるような有力な情報は寄せられていない。30日で1年になる。
 少年が保護されたのは、02年12月30日午後8時ごろ。JR新宿駅南口近くの路上だった。1人でいる姿を通行人が不安に思って、警察に届けた。
 身長147センチ、体重は37キロ。防寒着はなく、シャツにベスト、ジーンズという軽装だった。
 推定年齢10〜13歳。重い知的障害があるため、言葉が話せない。身元がわかるようなものや現金などは、一切持っていなかった。
 警察から依頼を受けた都児童相談センターでは、少年の身元を捜し当てようと、全国の警察や近県の児童相談所へ照会。少年の写真を載せ、特徴を書いたチラシも都内を中心に配布したが、それでも情報はほとんど集まらなかった。
 韓国語、中国語などの通訳ボランティアに依頼して少年に話しかけたり、歌のテープを聴かせたりもしたが、反応はない。国籍さえもわからないままだ。

http://www.asahi.com/national/update/1229/016.html

おそらく同一人物と思われる少年に関する、2月の毎日の記事。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200302/08/20030208k0000e040011002c.html

毎日は「韓国語に反応」とあるのに朝日は「反応なし」としているのはなぜかなぁ…という素朴な疑問はこの際おいといて。
この記事を見た瞬間に真っ先に思い出したのが、この記事。儒教道徳に支配されている韓国では差別意識も強く残っている。その知識を背景にして、上記のニュースに対して「韓国人による捨て子なのかなぁ」と考えてしまったのだった。まあ、まだ韓国人と分かったわけでもないし、日本で捨て子が全くないわけではないので、偏見に基づく憶測でしかないのだが。いずれにせよ、一人きりで迎える新年というのは悲しすぎる。

ちょっと回顧 (12/30)
 ちょっと振り返ってみれば、結婚したからと言ってこのサイトに何の変化もないのも非常にアレであるな。少しは大人の責任に目覚めたとか、意見が穏やかになったとか、そういった成長の跡は全く見られず。
 まぁ結婚生活を日記のように書くというのはやりたくないからなぁ。何か別の話に移行するときの前置きに使うことはあるかも知れないし、大きな出来事があったら書くかも知れないが、でも日常生活をネタのメインに持って来るというのはあまり好きではない。前にも書いた気がするが、恋人同士で一つのサイトを運営しているのを見ると微笑ましく思う前に体がかゆくなってしまうし、恋愛感情を自分のサイトで書くなんてことになると鳥肌が立ってしまう。局とか小説とかに仮託すると壁なのは不思議だが。勿論、見るのも苦手。当人が書くのは自由だが見たくはない。好き嫌いというより苦手なんですな。見るだけでこっちも恥ずかしくなると言うか。

ゲーム脳 (12/30)
ゲームばかりやるとバカになると言われるが、それなら、DQ・FF・信長・三国志を1から経験し、フリーセル通算5000戦くらいになり、中高時代はエロゲにも手を出しなおかつ攻略法を友人に売ったり、…そんな生活を20年近く続けている私は結構なバカだということですな。ええ、バカな気がしてきました。


続有馬 (12/29)
有馬は買わなくて良かったね、と。

イラン地震 (12/29)
小泉さんは外交センスあるかなと少し思っていたが、イランでの大地震に対して、今頃「自衛隊の出動を検討」なんて言っておる。イランを悪の枢軸と名指ししたアメリカでさえ、救助隊を出しているというのに。災害では何よりもスピードが大事なんだから、素早い対応でイランを助けねばならないし、何よりこういうことで日本が貢献しないでどうするのか。日本も、というか私の住んでいる地域も、もうすぐ地震が来ると言われているし、その時にはどの国に世話になるか分からない。
義捐金などの手続きはどうしたらいいのかね。

復興モデル (12/29)
ついでにもう一つ小泉首相の話。アルジャジーラテレビで、日本の自衛隊派遣に関して「日本が戦後復興のモデルになる」と話したらしい。
となると、イラクはアメリカの52番目の州になり、クウェートからは半世紀以上も謝罪と賠償を求められ続け、在イランのクウェート人が駅前の一等地を不法占拠し、他国にカルト認定されている宗教団体が政治の中枢に潜り込み、アメリカに「狂牛病でもうちの牛を食え」と言われるのか。かわいそうに。


イデオロギー教育 (12/28)
 子供の学力が下がっていることは、現場にいれば容易に実感できる。十年前に殆どの子ができていたことが、今の子供には殆どできない。中学生にもなって「まごつく」という言葉を知らないヤツがいたりするのだから、しかもそんなレベルの子でも学校では上の下くらいだったりするから、学力問題は笑い事では済まない状況だ。
 さらに問題なのは、指導要領を元に戻せば済むというわけではないということ。地力がなくなっているのは確かだが、それ以上に今の子供は努力することができない。分からない問題に対する集中力やねばり強さ、執念は目に見えて低下している。ゆとり教育の弊害だ。そして、ゆとり教育の最も罪深い点は、子供のゆとりを考えた結果ではなく、教師の休みを確保するために生まれた物だということ。週休二日も、教師が休みたいから導入しただけのもの。
 ゆとりのみならず、教師(と言うより日教組か)の奇妙な平等意識・人権意識が、子供に悪影響を及ぼしている。健全な競争意識もあるのに、競争はすべて悪だとばかりに頑張ることを学校で教えない。教育問題は、制度を変えることだけでなく、教師の側の妙なイデオロギーを排除することから始めねばならないかも知れぬ。今の子供が大人になっていったら、社会での競争に耐えきれない者が続出し、日本自体が競争に耐えられなくなってしまうかも知れない。

有馬 (12/28)
昨日は仕事だったので、有馬の馬券を買うことができなかった。当日はウィンズも混みまくるから行きたくないし。
もし買いに行けていたら…タップダンスからの総流し(1000円×11)、だったでしょう。さて、どうなることやら。

 (12/28)
この間2ちゃんで2ゲットしたが、見事にそのスレが重複スレで、スレストかけられあぼ〜ん。


ドイツも… (12/27)
 【バグダッド25日共同】バグダッドで25日夜明けごろ発生したミサイル攻撃は、連合軍暫定当局(CPA)本部に加え、ドイツやトルコ、イランの3大使館を含む計6カ所以上の標的を狙った同時多発攻撃だったことが分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031226-00000000-kyodo-int

アメリカのイラク政策に反対しているドイツも、攻撃をくらってます。これで「アメリカの見方をすると、テロの標的になる」という意見は通用しないことになります。と同時に、イラクのテロは、あくまでテロでしかなく、決してイラク人のためのレジスタンスと言ったまともな物ではないということも証明しています。
妙に理屈をこねて反対を唱えるよりも、「戦争に関わる物は何でも反対」と言った方が、理屈をすっ飛ばせる分だけ理解できるかもしれない。賛同はしませんが。

宅間結婚 (12/27)
宅間が獄中結婚するってさ。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031227k0000m040152000c.html

これ、女の方に何か策略でもあるのかね?宅間処刑後に手記を発表して大儲けとか、死刑反対運動を展開するための根城にしよう、とか。そうじゃないと理解できない…ただ、根本的に女の精神がイっちゃってる可能性も否定できず。どうしようもないダメ男に惚れる女、けっこう見かけるし。ダメ男とバカ女がくっついて、お互いに人間的に転落していく構図というのは、そのダメさ加減・バカさ加減が今回の件ほどでないにしろ、よくある話だったりする。宅間が過去に4回も結婚しているというのも、そのあたりの問題かもしれない。

実は女性は被害者の親で、結婚して宅間が人生の幸せを感じ始めた頃に死刑にするという残酷な目的での結婚だったら……ということを考えるのは不謹慎か。


クリスマス (12/25)
クリスマスクリスマスって、いつから皆様切支丹になったんですかね。で、一週間後には神社に行くんだろ。なんでもかんでもおいしい部分だけ取り入れやがって、君たちには日本人としての尊厳がないのか。


すいません、私はクリスマスケーキに目がくらんでしまいました。

雑種文化 (12/25)
 正直な話、クリスマスに限らず、日本の「なんでも都合のいいところを取り入れる」という性質は、勿論欧米人から見たら奇異に映るらしいですが(信仰する物がない人間は信頼できない、と言う人も多い)、プラスの面も多分にあるわけで。日本のことを模倣国家と揶揄する向きもありましたが、ただの真似に終わらせずに、日本独自の物に組み替えていくという懐の広さもあり、歴史を振り返るにそのような「文化的な八方美人ぶり」は日本の発展に大きな成果を上げたのは否定し切れません。外交においても、イスラム圏に対する偏見やしがらみもなく、日本の無宗教性と模倣に関する臆面のなさは大きな恩恵をもたらしてきました。
 だいたい、日本とヨーロッパは、封建体制を経験してきたことや、職人に対する敬意が存在すること、軍人に独特の道徳が形成されたことなど、アジア以上に共通点を持っていますし、ヨーロッパの文化が日本に浸透しやすいのも理解できる部分が多いです。ちょっとクリスマスとは論点がずれるかもしれませんが。


刀剣 (12/24)
 建国義勇軍などを名乗っていた「刀剣友の会」のメンバーが逮捕されたことで、朝日新聞が俄然元気になっており、社説などを使い、刀剣友の会と付き合いのあった民主党西村慎吾議員への批判から、石原東京都知事を含めた「右翼」系思想を持つ人物への批判に躍起になっている。
 西村氏が刀剣友の会のテロ的活動を直接知っていたのなら確かに問題だが、西村氏はそれは知らないとしており、警察もこの団体についてはノーマークだったということを考えれば、西村叩きはまだ早いと思うのだが。よっぽど赤軍の弁護を行い、中核派の集会に参加していた福島瑞穂社民党党首の方が問題ありと思える。
 
 私としても、刀剣友の会は馬鹿野郎だとは思う。こいつらのせいで、西村・石原のような考え方をする人間は「危険だ」という認識を人々に与えてしまうこと、似非平和・人権主義者に余計な言質を取られてしまうこと、とマイナス面ばかり出てきてしまう。言っている部分は理解できる部分もある、だからこそタチが悪い。

愛国心 (12/24)
こんな記事を発見。
「教基法改正反対に4000人 組合の枠超え市民集会」
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003dec/23/CN2003122301002158C1Z10.html

 「子どもはお国のためにあるんじゃない」んだそうな。なら「家族愛」も否定するんだろうな、「子供は家族のためにあるんじゃない」ってな。
 戯れ言はさておき、教育という物の目的を理解していない教師に、教育をする資格など無い。このデモに参加した教師は、即刻教職を放棄すべきだ。子供を教育するのは、国の根幹に関わる重大な仕事。国家が教育に大きく携わるのは、教育とは人材という資源を開発することが主目的であり、日本の経済的発展や科学技術の発展などには、知的水準を裾野から高くしておかないとならないからだ。とりわけ天然資源の少ない日本では、人的資源の開発はそのまま日本の国力に直結する問題であり、むしろ他国以上にその点には敏感であるべきなのだが。
 「子供のため」という論旨がそもそも本気かどうか胡散臭い。弱者のためという「きれいごと」をカムフラージュに使っているだけの可能性が高いから。しかし、その論旨が本気だとしても、その子供が将来の日本を背負っていくことを考えれば、国をないがしろにする者ばかり増えてしまっては、その子供たちが大人になったときに日本が彼らを支えるだけの力を有しているか、危うい状況になってしまう。子供の教育はそのまま日本の力につながり、その意味では、教育は確かに「子供のため」であるのだが、「国のため」という視点が抜け落ちてしまっては、まともな教育などできようはずもない。

 そもそも、「国」という概念をこのデモをやった奴らは誤解しているのだろう。「国」には、当然そこに属する国民も入っているし、風土も文化も何もかもが入っている。奴らが「国」として考えている政府は、国のごく一部でしかない。
 しかも、今回の「愛国心を盛り込もう」という動きは、日教組のあまりの「反国家的活動」の反動だと言うことを奴らが認識できていないのは、あまりにも惨めな姿だ。


開け閉め (12/23)
イギリスはハンプトン・コート・パレスでカメラが幽霊を捉えたと話題になってます。本物か偽物かはさておき、律儀にドアを開け閉めする幽霊というのが、なんとも微妙。
http://edition.cnn.com/2003/WORLD/europe/12/19/hampton.ghost.ap/index.html

映像の世紀 (12/23)
「映像の世紀」の再放送が月曜日から始まっている。このテーマ曲が私のいちばんのお気に入りであり、戦場の悲惨な光景とこの曲が重なると得も言われぬ悲しい気分になるのだが、その悲壮感が私の求める音像の一つでもあり…。
勿論、音楽抜きにも、この番組はNHKスペシャルの最高傑作と言われているし、私もそう思う。見たことない人は見るべし。DVDもボーナスで買おうかな…。

 (12/23)
TAWARAちゃんの結婚式は、民法の全局がワイドショーであつかったり披露宴を中継したりするほどの、そんなに大層なニュースなのか。いや、これは皮肉でも批判でもなく、純粋な疑問。本人出演の再現ドラマなど、さらし者でしかないような気がするし。
というか、何度見てもTAWARAちゃんは内村光良にしか見えない。


恫喝の効果 (12/22)
リビアのカダフィが、大量破壊兵器の開発を認めてその廃棄を発表した件。アメリカによって自宅に爆弾を撃ち込まれ、経済制裁をくらい、イラクでのフセインの哀れな姿を見て、アメリカには逆らえないと判断したうえでのことだ。これこそ、「話し合いで解決」などというきれいごとは国際社会で通用せず、力を持つ者が相手を平伏させることができるという現実を示している。これを「ねばり強い外交の成果」などと言っているアホ新聞があるが、どう見てもアメリカの恫喝が効果を発揮しただけ。力ある者が正義という現実は、まだまだ変化しそうにない。

ラーメン (12/22)
ラーメン屋にわざわざ出かけるよりも、カップラーメンで問題ないと思うようになってきた。大きなチャーシューを食いたいときは出かけるが。カップラーメンも、最近出てきたような「凝った」やつじゃなく、カップヌードルでOK。そもそもが余った具材で作るラーメン、細かい味なんか求めてはならない、と最近思いはじめたわけでさ。

さぼり (12/22)
そろそろ他のコーナーの更新もしないとなぁ……


トイレが近すぎ (12/21)
冬の悩み。おしっこがやたらと近くなる。というか、実際におしっこがしたくなるというより、トイレに行けない状況におかれるとめまいがして来るという神経症のようなもので。トイレに行った15分後にはもう何だかトイレにいきたくてしかたがない状況になることもある。何だか、手をきれいに洗わないと気が済まなくて何時間も手を洗うような…身体的な問題でなく精神的な問題と考える根拠として、自由にトイレに行ける状況になると逆にトイレに行かなくても大丈夫になってしまうというのがある。何とかならないものかね、この病気。

創氏改名の捉え方 (12/21)
朝鮮での届け出督励の行政文書 韓国で発見
 日本政府が植民地支配下の朝鮮人に推進した「創氏改名」を巡り、釜山の裁判所長(日本人)が管内町村長に、創氏の届け出が少ないことを指摘し、住民全員の創氏届け出を督励した行政文書を、水野直樹・京都大教授(朝鮮近代史)が発見した。地方行政の責任者が強制的に政策を進めた過程が分かる初めての資料という。
 文書は今年8月、韓国・大田市の政府記録保存所で発見。釜山地方法院(日本の地方裁判所)の院長名で管内の市町村長あてに出された例規文書の40年6月12日付「氏設定督励ニ関スル件」。
 水野教授によると、届け出は40年2月11日〜同年8月10日とされたが、文書は受付開始後4カ月後も1割程度しか届出者がなく、3%以下の地域もあることを問題視。7月20日までに全戸届け出完了を督励している。
 水野教授は「当時、総督府は『創氏改名は強制でない』と繰り返したが、低調な届け出を上昇させるため圧力を加え、批判者を逮捕、起訴するなど異論を許さなかった。強制の実態が分かる資料だ」と話している。

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031218k0000e040070001c.html

前提の間違い:
創氏とは、名字を変えることではなく、人民管理のために戸籍に載せる「氏」を新しく届け出させようとした物。明治政府が日本人に「名字を名乗れ」と言ったのと同じ。ゆえに、「朝鮮人本来の姓を冒涜する」という見方は全く成立しない。
また、朝鮮の白丁などには氏姓はなく、創氏改名の制度は朝鮮人の平等化として人権の面からもプラスであった。

思考方向の間違い:
創氏改名をしたことが「差別意識に基づき朝鮮を冒涜した」と考えているが、行政運営に効率的なこの制度は、日本政府が朝鮮を近代化する上で必要だと判断したものと捉えることができる。さらにヨーロッパの植民地経営を見れば、戸籍を作成して教育制度・政治制度を整えることは破格の扱いだということが分かる。創氏改名は決してマイナス方向に捉えるべきではない。

事実評価の間違い:
「受付開始後4ヶ月後も1割程度しか届出者がなく、3%以下の地域もある」とあるが、これこそ創氏改名が強制的なものではなかったことと、日本の統治が圧制的なものではなかったことを示している。


古代中国史に関しては京大は優れた教授を輩出しているのだが、朝鮮史に関してはミジンコのような歴史検証能力のない人物でも教授になれるようだ。こんな卒論を出したとしたら、教授たちに総攻撃を食らって泣く羽目に陥るぞ、普通。


指名手配 (12/19)
 中国珠海での日本人集団買春問題に関し、日本人3人が国際指名手配されたそうな。
買春が事実ならば多少は仕方ないかとは思うが(でも指名手配はやりすぎだろ、世界中に顔写真がさらされているのだからな)、それなら日本も、中国人犯罪者を国際指名手配いたしましょう。中国人売春婦、中国人窃盗団、密入国ブローカー、人材には事欠きません。
 実際のところ、経済格差の問題などで中国国内で政府に対する不満が高まっているようだが、そのガス抜きとして日本がターゲットになっているだけのことで、あちらとしても本気で買春の犯人を捕まえようと思っているわけではないだろう。買春側の逮捕・刑罰も、結局は「中国の恥になることをした」ことに関しての見せしめとして行っただけだろう。本気になったら、それこそ何千人、何万人と捕まえなきゃいかんし。
 江沢民の反日教育は、見事に効果を上げているようです。

被写体の問題か? (12/19)
ネット版朝日での、石破長官の写真。

これも印象操作の一つか?


裏取引? (12/18)
 16日に書いたように、日本の自衛隊派遣決定→アメリカが協力国リスト発表、という流れに関しては、裏に日本とアメリカの取引があったのではないかと考えて、そう不自然ではなかろう。首脳会談の日程から考えるに、もっと速い時点でこういった内容の取り決めが行われ、日本の決定が遅れたけれどもアメリカは待っていたと。
 もひとつ気になっているのが、フセイン拘束のタイミング。ちょっと前に、「小泉は幸運」と書いたが、もしかしたら、フセインを拘束するのは難しい任務ではなくて、もっと早くに可能だったけれども、日本の自衛隊派遣に追い風を与えるようにこのタイミングだったのでは…という穿った見方ができるように思えたからだ。大統領選挙に好影響を与える時期であれば、自衛隊派遣決定の時期に合わせることはアメリカにマイナスというわけではなかろうし。
 まぁなんの根拠もない妄想にすぎないのだが、もし真実だとすれば、小泉は案外やり手かもという認識に拍車がかかるが。

女王 (12/18)
来年のフジのドラマでQUEENの「I was born to love you」が主題歌になるらしい。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200312/gt2003121103.html
QUEEN好きとしちゃ、複雑な心境。野島の脚本が嫌い、出ているメンツも嫌い、てかそもそも最近のドラマはつまらん、そんなとこにQUEENを使うな、というのが正直なところ。まぁファン層が広がったら嬉しいなとも思うけど。
「I Want To Break Free」のPVと同じ演技を出演者がやってくれたり、脚本が「フラッシュ=ゴードン」と同じだったら、見てしまうかもしれない。


レジスタンス? (12/17)
 こんなものを発見した。
http://www.mypress.jp/v2_writers/talkingdrum/story/?story_id=224754
 まず「テロ」ではなく「レジスタンス」という現状をちゃんとあらわす言葉を使ってください。現地の本当の情報を、伝えてください。日本テレビやフジテレビは、まったく当てに出来ません。彼らは、意図的に偏った情報を流しているので確信犯です。ぜひ、TBSから、日本のマスコミを変えて欲しい。TBSだからできることがあるはずです。マスコミの良心を見せてください。マスコミにしかできないことが、まだまだまだまだ、たくさんたっくさん、あるはずです。

 こんな意見もあるのだなぁ…と、しみじみとした気分になった。私などだと、TBSの「イラクのテロを正当化するような報道の仕方」にこそ「偏向」を認め、フジや日テレは幾分まともな報道をしている、という認識なのだが、意見が異なれば見方は100%正反対になるらしい。
 私のような考えと、上記リンク先の考えと、方向は違えど同質なのか、それとも片方の認識が明らかに誤りなのか。

 平和論を唱えること自体が間違いとは言わないが、少なくともイラクで起こっているアレは「レジスタンス」というようなプラスイメージを持つ言葉で表現できるものではない。バグダッドでは2万人規模で反テロのデモが行われた。しかも、テロの中心にあるのはアルカイダのようなイスラム原理主義者であり、イラク人の民意を反映していると考えることはできない。よくアメリカの戦争に関する大義を云々する人がいるが、果たしてテロに大義があるのか。あのテロがイラク民衆のためという本意をもって行われているかとなれば、それを肯定するような根拠は存在しない。

 ……途中で文を終われば物わかりのいい人になるが、別にいい人になる気はないので。

神崎イラクへ行く (12/17)
「そうはい神崎」がイラクへ行くらしい。考えられるシナリオは3つ。
1.神崎イラクでテロに遭い、創価学会の殉教者になる。
2.神崎イラクで行方不明になる。
3.布教活動を行い、イラク人の8割が学会員になる。

というか、ノーベル平和賞を狙う大作さんに命令されて、仕方なく行くだけだろうからかわいそうなのだが。

賛成派の心中 (12/17)
 戦争反対とか、自衛隊派遣とか、アメリカ追従反対とか、感情としては非常に分かるのよ。戦争なんかない方がいいに決まってる。今回のイラクの件だって、アメリカが戦争しかけておいてそれで復興なんて、自分で壊しておいて直すのはみんなでなんて虫が良すぎる、そういう意見もよく分かる。ジョン=レノンの世界観が理想的というのも同意なんですよ。
 だけど、社会主義が「労働者は基本的に真面目に働く物だ」という理想論的前提が成り立たねば成功し得ないように、地球から戦争が消えるには、すべての国家・人類が平和を愛する真面目さを持ち、権力欲や猜疑心にとりつかれるような人間が存在しないことを前提にせねば成り立たないわけで。もう少しだけ現実的な話で、アメリカが我が物顔に権勢を誇るのだって、現状のパワーバランスを考えるとどうしようもなく、アメリカに対抗できるだけの経済力と軍事力を持つ軸が現れないことには、アメリカに反発することと国益を守ることが両立できない。さらに言えば、今の世界の中で、アメリカが世界一強いというのは、現状においては限りなくベストに近い。ちょっと前にソ連がアメリカを凌ぐ力を持っていたらとか、中国がアメリカよりも強くなったら…考えるだに恐ろしい。
 理念として、戦争反対というのは間違っていない。ただ、現実的に選択肢に入れられるものかというと疑問だったりする。一つ一つの課題を片づけつつ、理想に少しずつ近づくというのが必要で、一足飛びに理想論を実行に移そうとするのが無理があるわけです。
 自衛隊の派遣だって、究極的には私は反対です。危険な仕事をだれもやらないで済むのなら、当然それが理想であるからです。しかし、犯罪者がいる限り警察という権力組織が必要だし、火事が起きうる限り消防士は必要。どちらも、命の危険のある仕事だから、誰も関わらずみんながのんびりできればそれは理想。だけど、そういうわけにいかないから、そういう仕事に命を張るだけの気概を持てる人が、その任務を遂行すべく頑張っている。自衛隊も同じで、軍隊というのは、領土拡張の戦争が殆ど起こらない現代において、そして他国侵略を禁じている日本にとって、外交手段の一つとして日本が他国に高く売りつけるのに有用な手段の一つなわけです。金だけの貢献で感謝されないと言う現実がある以上、自衛隊という存在がそういった役割を担うのは、どうしても必要になります(国際的に信頼される立場になりたく無いという意見があればそれに反論することは不可能ですけど)。となると、そういう役割を担うだけの気概のある人に頑張っていただかねばならない。テロが日本で起きるようになれば、そりゃ怖い。怖いからこそ、自衛隊に頼む必要もあるのですし。

 Yer Clubさんのサイト(リンク参照)の「男怒り」のコーナーで、自衛隊に関する文章を読んで感じたことを文章にしてみました。「派遣に賛成している人も大いに参加してもらいたい」という部分以外に関しては、概ね賛成で、ちょっと触発されてこんなことを書いてみたくなりました。
 自衛隊派遣に賛成している人の多くは、そういた理想と現実のギャップを認識しながら考えたあげくに賛成している人が多いと思います(全部ではないけれども)。ただ反対としか言わない人間に比べれば…。


国会 (12/16)
 昨日、出勤前の昼に国会中継を見ていた。そしてその夜、そして今日の朝と、そこでの小泉首相や石破長官の答弁の扱い方を見て、マスコミのやり方をよりはっきりと認識することができた。何時間にも及ぶ議論を総合すると、政府側の意図は見えてくる。しかしテレビにおいては、それを切り張りして編集することによって「説明責任を果たしていない政府」という姿を作り出している。番組で「ここが理解できない」とコメンテーターに言わせている部分も、国会中継を全部見ていれば理解できるようなものばかり。また、イラク特措法における「自衛隊の安全を本当に守ることができるのか」という問題に関しては国会中継においても疑問が出てくるのに、ニュース番組では逆に疑問点として提示してはいない。自衛隊の武装がより重くなるのはまずいのかね。
 はっきり言おう。小泉首相は説明をしている。「十分な説明」というレベルをどこに基準設定しているかは人にもよろうが、これ以上の(マスコミや野党が求めている)説明は不要ではないのか。思考の「前提」まで説明することが国会の答弁で必要なのかどうか…それこそマスコミの仕事では無かろうか。民主党岡田幹事長の質問も、批判はしているが「では具体的にどうするのか」という視点が全くない。私としては、あの装備で自衛隊の安全はどう守られるのか、オランダ軍が交戦しているときの自衛隊の行動は、という問題こそ深く話し合いして欲しいと思うのだが。

http://www.shugiintv.go.jp/
ここに、質疑の内容はチェックすることが可能です。

ものごとは一歩一歩 (12/16)
 なぜに今の時点でいきなり「アメリカにもの申す立場」を主張しようとするのかね、民主党。自前の国防力もなく、アメリカ以外に同盟国もなく、それが長期的視野に立った理想としては理解できるが、今のこの時点でそれを行うのは不可能だという現実的視点がなぜ無いのか。
 私も基本的にはアメリカ嫌いで、ブッシュ大統領のやり方がヤクザまがいのものだということも分かっているし、腹立たしくも思っている。アメリカの好き勝手にならないような社会、国連が主導的立場を発揮できるような社会が、現状よりもプラスの状態であると考えている。だが、今いきなりそのような状態にするというは不可能で、現状を考えればアメリカに付いていくことが最良の選択で、イラク派遣を通して国際的な発言力を高め、自衛隊の能力を増進し、国連の常任理事国に入り、相対的に国連の力を強めていく…ということを、段階的に行わねばならない。アメリカと対抗するのは時期尚早だ。仏独はNATOがあるし、仏露には核兵器がある。日本とは全く状況が違う。まぁこの三国はフセイン政権に武器を売ったり石油利権をもらったりしていたから、フセイン擁護に回るしかなかったのだろうが。
 今回のアメリカ追従が盲従的なものとは思われない。自衛隊派遣が決まった途端に「人的支援をしない国はイラク復興企業の入札に参加させない」というアメリカの発表。本欄で以前書いたように、ブッシュ-小泉間で何らかの取引があったと考えられるからだ。案外小泉は外交達者ではないかという思いは強まった。


フセイン (12/15)
「貞観の治」でも「小泉評」の中に書いていたが、今回のフセイン拘束に関しても幸運を示した。自衛隊派遣決定の前だと、「フセインが拘束されてから来るのかよ」となるだろうし、自衛隊派遣に関しての反対意見の中には「治安の問題」と「大量破壊兵器が見つかっていない」というのがあるが、フセイン残党の力は落ち(アルカイダのテロは終息しないとしても)、フセインへの尋問によって大量破壊兵器が見つかる可能性も出てきた。このまますべてが巧くいくとは思われないが、しかし明らかにプラスには動いていくだろう。

しかし、捕まったフセインは、捕まったときの麻原彰晃みたいだな。「わ〜た〜し〜はぁやってない〜」と歌っていただきたかった。

出川 (12/15)
髪を短く切ったら、朝起きたとき寝癖のせいで、出川みたいな顔になってしまい、鬱。

武士道 (12/15)
 「死して名誉を重んじる」という武士道は、日本人のメンタリティであって、決して一時期だけの物ではない。戦国期のみならず、どちらかと言えば江戸時代にこそ儒学を取り入れた形でその気風は確立されたし(戦国時代には君主を裏切ることは決して悪いことではなかった)、明治以降もそれが受け継がれていたのは新渡戸の「武士道」を思い浮かべるまでもなく常識レベルの話。神風だって、そういう精神が歪んだ形で出てきた物にすぎないしな。
 こんなことを書いたのも、「ラストサムライ」に関しての意見に、「戦国時代好きなら…」とか「武士が好きな人なら…」という言い回しを見かけることがたびたびあるから。いわゆる武士道のメンタリティは、確かに日本ではそれが特化されてはいるのだが、根底にある物は犠牲精神や道徳観と言った、けっこう世界的に普遍的な部分もあったりするわけで、決して武士が好きな人のみ理解し得るような物ではない。確かに武士好きや日本人に受け入れられやすいとは思うが、そうでないと本質を理解できないと言うのは傲慢ではないか。
 しかも、あれは映画。「かっこいい」か「かっこよくないか」だけの意見でも、十分に思えるがね。


なおたらう (12/14)
この前、生で歌っている森山直太郎を見たが、やっぱ実際は歌巧くないですな…桜に乗せながらの特攻隊フラッシュは逸品だったが、生では高音が全く出ておらず、かなりゲンナリ。嫌いではなくむしろ好きなタイプだったので(顔がではない)、これで「やっぱ二代目はこんなもんか」と終わらずに成長して欲しいなとは思うが。紅白を蹴ったということで叩くマスコミも出てきているようだが、出なくて正解かもしれない。確実に実力が伴ってから公に姿を現すようにした方が戦略として正しいような気がする。

法則 (12/14)
イラク問題で心配なのは、イタリアと韓国が派兵していると言うことだ。
イタリアが付いた場合の結果は二次大戦の結果が証明しているし、韓国に関わることは日本にとっては貧乏くじを引くことだというのも日本の歴史が証明している。もしかしたら、自衛隊派遣はちょっとまずいのかもしれない。

カラオケ移転しました (12/14)
青空カラオケの一部が、入場ゲート前=天王寺駅前の方に移動したそうな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031214-00000085-mai-soci
もはや、不法占拠を当然のように考える某民族のようですが…。
そんなにカラオケやりたいのなら、人に迷惑の関わらない場所でやってもらいたいもの。南鳥島や沖の鳥島あたりで営業することを許可したらどうでしょう。そちらに強制的に移動してもらい、そこで思い切り歌っていただく、と。まわりに人はいないしな。或いは、青木ヶ原の中に移動もいいかもしれない。自殺志願者が、あまりの騒音に気をそがれて自殺をやめるかもしれず、そうなったら一応社会のお役にも立てる。イラクでもよかろう。自慢の歌声でイラクの人の心を癒してやってくれ。


なんだかなぁ (12/12)
「彼をイラクに行かせないで」たった一人の街頭署名活動
http://www.asahi.com/national/update/1211/005.html

この女の思想は無視したとしても、それでもこれはどうかな…と思ってしまう。国に難癖付ける前に彼氏の説得をしろよというところに始まり、こんなことやったら彼氏が自衛隊の中で肩身の狭い思いをすることすら想像できないのか、とか、そもそも自衛隊員と付き合うと言うことでそのあたりのことは覚悟しろよ、とか様々な突っ込み所が存在する。最近、こういう「自己満足と愛情を履き違えてる女性」って多いな、とおっさんみたいな感想も漏れてしまう。

この二人の女性、以前朝日新聞の投稿欄にも掲載されていた人と推測され、朝日に焚き付けられた末の行動だとしたら、それはそれで可哀想なことだが。( ´,_ゝ`)プッ 、おしつけられたなぁ。

なんだかなぁ2 (12/12)
 入来のトレードに関しても、またフロントとのゴタゴタが透けて見える状態。入来側の言い分かフロント側の言い分、どちらが正しいにせよ、選手とフロントが巧く噛み合っていないのは事実だろう。
 巨人ファンであっても、巨人の上の方に不満を持っている人間は多い。というか、それがほとんどだろう。まぁたまに私も冗談で「資本主義の権化みたいだからナベツネが好き」ということがあるのだが、本当に巨人ファンなら選手を道具としか見ないフロントは好きにはなれんだろ。
 大リーグに対する多くの日本人の見方のように、チームのファンではなくプレイヤーのファンになるのがいちばん精神衛生上よろしいプロ野球に対する関わり方かもしれない。


思考汚染 (12/11)
東アジア選手権、韓国戦で、大久保がシミュレーションで2枚目のイエローカード食らったときに「また韓国買収しやがったな」と思った私は、かなり汚染されているのかもしれぬ。

ちなみに、各紙の見出し比較。
産経 日本、優勝逃す サッカー東アジア選手権
毎日 日本、韓国と引き分け優勝ならず 東アジア選手権
読売 日韓戦は0―0で引き分け、韓国がV…東アジア選手権
道新 日本、総得点差で優勝逃す 韓国と0−0の引き分け
東京 サッカー東アジア選手権で日本は優勝逃す。
朝日 日本と引き分け、韓国が優勝 サッカー東アジア選手権

騒音 (12/11)
 10年前にボールを車にぶつけられたことを恨みに思い(ということらしい)、隣家に大音量で目覚ましやラジオを流していた女が逮捕。
 テレビでは40m先の家でも大音量でテレビが見られなかったとか言っているくらいだから、音を出していた本人がまずは自分の出した大音量で苦しみそうなものだが。というか、10年もしつこく恨みを晴らした執念深さには、ある意味敬服。何十年も謝罪と賠償を求めるアノ国みたいだ。さらには「新聞などを音読した自分の声を録音してテープで流す」という予想も付かぬ拷問法を編み出す。
 被害者側にも何か落ち度がなきゃそこまでやらんだろ…とは思ったが、テレビなどで見る限りは、加害者側に精神鑑定の必要がありそうな感じだし…一度警察にラジオ没収された後も、すぐに大音量祭りを再開したらしいし。出所して戻ってきても、まともな状態に戻るとは思えない。お礼参りで被害者宅の周辺にスピーカーを配置し、サラウンドで新聞朗読をお聞きいただくことになりそうな気が。


首相の説明責任 (12/10)
 昨日のNews23は面白かった。石破防衛庁長官が筑紫氏と対談したのだが、筑紫氏の攻撃をすらりとかわしてカウンターを繰り出す石破さんの論旨は非常に明快。イラクのテロをレジスタンスとする意見に対しても「そうは思わない」ときっぱり否定。最後には、筑紫さん、論理もおかしくなってよう分からん論調を取り、あげくに「多事争論」では「62年前の開戦の原因は分からない、あえて言えば雰囲気だった。今もそうなる雰囲気が出てきているかも」という「?」なお話。太平洋戦争の原因を雰囲気ってあなた…。

 ともかく、こういうのを見て、反対派はどう思うのだろうかと考えた。原理的に戦争反対・自衛隊反対・9条守れと言っている人は無視しても、何となく反対している人に関しては、(結果的に賛成するかどうかは別としても)賛成派の考え方は理解できるのではないかと思う。

 小泉首相は昨日、記者会見で自衛隊派遣の意義について述べた。私としては、最近の小泉氏の言葉としては非常にまともな演説だと思うのだが、それは私が賛成派だからだろう。おそらくは、小泉首相の話に関して「納得できない」「説明になっていない」という批判が出てくるだろう。その理由として(一義的には反対論陣を張るマスコミの「理解しようとしない態度」が問題ではあるとしても)小泉氏が「反対派が論拠にしている意見に関しての論述を直接行っていない」という点があるのではないか。「イラクテロはレジスタンスでは?」「正当防衛と武力行使の線引きは?」「自衛隊派遣は軍国主義への第一歩」という反対派の意見に対し、それが明らかにおかしな考え方であっても、無視することなく一つ一つ反論するような内容の演説を行うことが必要ではないか…石破氏の明快な説明を見て、ふとそんなことを考えた。

 正論だと考えていることでも、論理の根本が違えば全く理解できない論になってしまう。そういうことを考慮した上で説明をすることが、首相の責任の一つでは無かろうか。前提に関して国民の間に言ってのコンセンサスがあるのなら問題ないが、今はまだそういう状況ではないわけで。

まさかり (12/10)
村田兆治が140kmを出したという。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/dec/o20031208_70.htm

巨人は中継ぎ・抑えが不安だから、村田さんを補強で雇えばいいと思う。1イニングだったら、けっこう使えそうな気がする。というか、仮に打たれても、そこにいるだけで私などは文句は言わない。


常識論 (12/9)
 うちの相方が朝のワイドショーで自衛隊派遣に関する議論を見て、「危険な場所だから自衛隊じゃなきゃダメなのに」と言った。また、「テロが起きるからやめる、となったらヤクザと同じでどんどん付け込まれる」とも。「それ正論」と応えると「こんな考え方でいいの?」と聞いてくる。相方は「世迷い言」でのこのような問題に関する文章を「難しい」と普段から言っており、自分の意見がまっとうなのかどうか自信がなかったらしい。また、「世迷い言」で書いている文は「結局はあなたの言っていることと同じ内容」と言うと、「そうなの?」と驚いた顔。理解できていなかったのね゚∀゚)

 普通の常識と、ちょっとした思考力さえあれば、自衛隊派遣に大筋で賛成するのは当然のことだと私は思っている(勿論、無条件賛成や、現状では賛成しかねるが条件が変われば派遣すべきといった幅はあるだろうが)。この欄でいろいろ論理をこねているのは、反対論者が中途半端な論理と誤った前提認識をもって持論を主張しているのに対して一つ一つ反証しようとするからに他ならず、話の根本は相方が言うような「ごく当たり前の論理」に拠っている。とりわけ難しい話ではなく、「ヤクザに脅されても毅然とした態度をとらねばならない」「危険な場所に備えもできない人間が行くべきではない」「困った人を助けるような人はみんなから信頼される」という、日常レベルの話を国際社会レベルに持ってきただけにすぎない。ただ、大筋の方向は認めた上で、その先の枝葉の議論になると細かい勉強や調査が必要になってくるから、そこは難しいのだけれども。

 都合のいい情報と感情論を持ち出してきて反対論を展開しても、何の説得力もない。

極論 (12/9)
今ほど、アメリカやイラクとかに高く恩を売れるチャンスはない。誰に頼る必要もない、国防も資源も経済もすべて自前でやっていける国だけが、一国平和主義を主張する権利を持つ。 

本物? (12/9)
女性自衛官って、髪の長さや色に規定はないのか?TBSのニュース番組などで出てきていた「女性自衛官」、茶髪でロングだったのだが。


年金 (12/8)
 今の年寄り世代を養うという意味で、私は年金は払うべきだと思う。不公平感はあるし、裕福な老人もいっぱいいるだろうし、資金の運用に関しては問題ありまくりだが、とりあえず払うだけの余裕は存在している(と思う)し。払う余裕がない人は仕方ないとは思うが、金に余裕があるのに払わないのはどうかと思う…年金制度の不備を非難することと払わないことは別物じゃなかろうか。
 とりあえず、国民年金よりも生活保護の方がたくさんもらえるというのはやめてほしい。年金払わないで生活保護を老後にもらう方が、年金払って老後にもらうよりも裕福ってのは、明らかにおかしいからな。

ボケ〜 (12/8)
何もせずにボーッとすることができない人間……と言われることが多いのだが、何もしないでボケ〜ッとするなんて、普通の人は可能です?傍目にはぼんやりしているようでも考え事はしているものだと思うし、自分の行動を振り返って見て何もせず何も考えていない時間なんて、普通はないんじゃないかなと。
まぁ、トイレに本や携帯を持っていかないと大きい方ができないと言う部分は、確かにいきすぎな気もするけど。


イラクでのテロ反対デモ (12/7)
イラクでは、反米勢力によるテロへの反対デモが行われている。
ぐーぐるのキャッシュから
テロがイラク人の総意ではないことが分かるし、イラク人もテロとの戦いを決意していると見ることもできる。というか、なぜにマスコミはこういうのを報道せずに「イラク人はアメリカ占領反対」「テロはイラク人の総意」というねじ曲げた報道をするのか…。テロをレジスタンスと言っているバカもいる始末。
自衛隊派遣に賛成か反対か判断するためには、正確な情報が必要だ。小泉首相は、マスコミが流していないこういった情報をつぶさに国民に説明すれば、みんなの見方も変わってくると思う。

腋毛の怒り若気の至り (12/7)
そりゃ後悔するような行動とか反省が必要な言動も取るわな、若い頃は。というか、亜hんせいしながら前に進むというのは死ぬまで続くものなのかもしれない。停滞したり後退したりすれば問題だろうが、前に進んでいれば別に恥ずかしがるようなことではなかろうて。

議論 (12/7)
一度テロリストの言うことを聞いてしまえば、際限なく言うことを聞き続けねばならない。テロリストの言い分を聞く国になってしまったら、テロと戦うと言っている国にとっても日本が敵になってしまう。世界的信用を失えば、経済はさらに下降の一途をたどるのではないか。
こういった疑問に、自衛隊派遣反対の方々は答えて欲しい。

逆に、自衛隊派遣に賛成する側は、自衛隊を派遣することでどういうメリットが生じ、どういうデメリットが存在しうるのか、また派遣で得られるメリットとデメリットを比較していかに前者が上回るのか、分かりやすい言葉で一から説明して欲しい。

私が国会に望む論戦は、そういうものだ。


自衛隊派遣反対論者の姿 (12/6)
http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0016871
http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0016886;jsessionid=tlqleb3pq1
http://www.freeml.com/message/chance-forum@freeml.com/0016893
 「靖国解体」とかいう訳の分からない活動をしている方たちのメーリングリストのようです。上に出したのはイラクでの外交官殺害事件に関する物だけだが、他の意見もなかなかに香ばしい内容。書いてある内容に関して一部は理解できるが、いくつか問題がある。

 まずは、前提の問題。彼らは、「日本の行った戦争行為はすべて間違い」「日本人やアメリカ人は悪い人間で、経済的弱者は良い人間」「自衛隊はアメリカ軍の戦争のお手伝いのために派遣される」ということを前提条件にしている(口ではそうじゃないと言うだろうが、実際に論説はその根拠で進んでいる)。自衛隊がインフラ整備のために行くのは周知の事実であろうし、だからこそ銃の使用規制があったり「非戦闘地域」への派遣という建前があるのだが(この建前には私も反対)、そういうことには目を瞑り勝手に論拠を捏造している。前者二つに関しても、二元論的な単純な割り切り方で、いったい何をもって「勉強」しているのか、理解に苦しむ。日本の戦争時における悪い面を見るのは当然だが、日本にプラス評価を与える事実にまで蓋をする必要は無かろうに。

 次に気になるのが、無くなった外交官二人に関する言質。旧日本軍の死者を英霊とすることに反対している人間の考え方がよく理解できる。それは、「死者は死者であり、それ以上でも以下でもない」ということ。二人の外交官がイラク復興に文字通り命を懸けたことに関し、その遺志に報いることは間違いであると断じている。「国のため、人のために働き、死んだ人間」への敬意という物が完全に欠落している。それでいて、「死者を追悼=戦争への道を正当化する」という論理を「死者への冒涜」として、自らの死者軽視を棚上げしている。死者をだしにして持論を展開するという点では、批判している対象と同等の主張をしていると言うことに気付いていない。
 国のために働くことに誇りを持てる社会、それすら否定したならば、その後に残るのは道徳心や次世代への思慮を失った、空疎な社会しかないだろう。それは戦後民主主義教育によって、半ば達成されようとしてしまっているのだが。

 誇りを完全否定することから派生して、その後どういう状況が生まれるのかという配慮が全くなされていないのも気にかかる。自衛隊は持ち場を離れよと言うことを言っているが、外交官殺害を機に、つまりテロをきっかけに自衛隊が崩壊するようなことになれば、日本の防衛能力はゼロになる。また外交官が引き上げたならば日本への国際的な信用もゼロとなる。そうなるとアメリカの防衛力にいっそう頼らねばならなくなるのだが、アメリカには頼りたくないらしい。要するに、己の理念を主張するためなら、現実がどうなろうと知ったことではないという何とも無責任な主張をしているのだ。こういう連中は、戦争の敗者がどういう扱いを受けるかすら想像せず、冷戦時代には「攻められたら、戦わずに降伏すればいい」と主張していたものだが、同等の想像力のなさは受け継がれているようだ。

 
 こういう似非平和主義者・似非人権主義者と対話するときには、まず前提条件を確認することから始めねばならないようだ。論拠が同じでそこからの考え方が違う…というのは普通の議論で、論拠どころか前提にしている「常識」レベルでの相違点が存在することは頭に入れておかねばならないだろう。私も、サヨク論者の掲示板で少し意見を吐いたことがあったが、論拠から前提から思考方法からすべてが違っており、こちらの常識が向こうの非常識、或いはその逆、ということが頻繁であった。とりあえず、国際政治という「現実的」な問題を、理想論のみで論じるのは、やめにしていただきたいものだ。


親子丼 (12/5)
11/19に衆議院議長が河野洋平に決まりました。ま、それはいいとしてですよ、気になるのが副議長の投票結果。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_kouhou.nsf/html/kouhou/143fb2_3c6d6.htmより
  日程第二 副議長の選挙
  右の選挙の結果(投票総数四百七十九、過半数二百四十)
  中野寛成君四百七十五、河野太郎君一、無効三で中野寛成君が過半
  数以上の投票を得て当選した。

「河野太郎君一」って何だ?親子で議院運営かよ?というか、誰が入れたのか知りたい。非常に笑いの分かるヤツだと思う。

内ゲバ (12/5)
社民党、幹事長や政調会長が決まらず、党内でもめているんだと。党首の福島瑞穂に対する反発も相当にあるらしい。なんだか左巻きな集団って、いっつも最後は内ゲバで崩壊していくものだな。


アメリカ側の問題 (12/4)
 イラクでのアメリカの行動に全面賛成と思われるのも癪なので、書いておく。
 第一義にテロが悪いとしても、アメリカの占領方法に問題があったことは否定できない。テロが蔓延るようになってしまったことに、目を瞑るわけにはいかない。さらに大規模な軍隊でフセイン残党を逃がすようなことなく殲滅し、フセイン政権崩壊後もネズミ一匹逃がさぬような厳戒態勢を布き、インフラ整備を大規模な物量で押し進めれば。あと、アメリカ兵はイラク文化を理解していないためか、イラク人への扱いが邪険では無かろうか…と、素人ながらの指摘は可能だ(アメリカが攻めなければ…とは思わない。大量破壊兵器がない?フセイン自体が大量破壊兵器ではないのか?)

 現状ではどうするべきなのか。インフラ整備を行い、治安と経済を回復させれば、イラク人から不満が出ることはないだろうし、逆にそれを阻むテロリストへの非難の目が向けば、イラク統治は半ば成功だろう。フセイン政権崩壊当初はイラク人はアメリカの占領を歓迎していた節があり、アメリカ軍の存在自体に対してイラク民衆は不満を持っているわけではなく、最低限の生活さえ保障されない現状に対する不満をアメリカにぶつけていると考えられる。

 国連を中心に…という意見には、賛同しきれない。国連が多国籍軍を動員することになったとしても、それは米軍中心にならざるを得ないし、国連が意見を集約しきれるのかという問題もある。何より、国連職員は今イラクから退去してしまっている。建前上国連を使うのは悪い手ではないと思うが。


 ついでに小泉氏にも文句言っておこう。自衛隊を派遣するのなら、武器使用基準の緩和と、海外で災害援助や復興支援を行う際の、自衛隊の行動基準を恒久法できちんと整備していただきたい。特措法でその場しのぎに行動するのではなく、海外にアピールしうる明確な基準を打ち出して欲しい。特措法に頼るから、対米追従のように見えてしまうわけで。

大阪とイラク (12/4)
 大阪のカラオケ屋台、店の経営者よりも、支援者の方が役人の戒告書の手渡しにムキになって抵抗していたそうな。その支援者、労働組合が絡んでいるらしく、要するにサヨク崩れが集まっているようだ。店の経営者も逆に迷惑そうな顔をしていたのは笑える゚∀゚)日本ブレイク工業を導入して解体したらいかがだろう。
 イラクも似たようなもんじゃないのかね。当地の人はそれほどでもないけど、周りから集まってきた妙な輩が暴れているだけってのは。


似非左翼作家 (12/3)
有名作家の中で、私が最も嫌っているであろう大江健三郎が、仏紙にこんな論評を。
http://www.asahi.com/culture/update/1201/011.html
「(自衛隊のイラク派遣について)日本がテロの標的とされる危険が深刻になる」
「小泉首相は兵士を派遣することがテロとの戦いだと思っているが、それは米国が取り組むべきこと。イラクへは純粋な人道的援助を提供するにとどめるべきだ」

「派遣は開戦当初から決まっていた。小泉首相がブッシュ米大統領に無条件に従うと決めたからだ。だから私は怒っている。戦後半世紀あまりの中でも、日本がこれほど米国追従の姿勢を示したことはない」


新聞側が意見を求めたのがきっかけとしても、自国のことを他国で批評する無責任さと無恥ぶりには、私はかなりの嫌悪感を覚える。ノーベル賞受賞式で日本を悪し様に述べたり、文化勲章は拒否しておきながらノーベル賞には尻尾を振ったりと、文学そのものさえ己の知のエゴイズムを肥大化させた鼻持ちならない物へと変貌しているくせに、それ以前の「文化人としてのスタンス」が厚顔無恥になっていることが腹立たしい。その腹立たしさの根本には、このようなバカ男が日本の作家の代表のように思われてしまうと言う私個人の恥意識もある。
海外で自国への批評活動をやるのなら、まずは日本で思う存分に論陣を張るがよろしかろう。まともな反論を受けない安全な場所から何を言っても、説得力は無い。

伊勢エビ (12/3)
日本テレビの伊勢エビやらせ問題よりも、TBSの石原発言捏造の方が、大問題だと言うに。
事前に伊勢エビを仕込んでおいた、など、まともな視聴者なら「それってふつうのことでしょ?」と思ってるわい。
藤岡弘、探検隊など、やらせの極みだな。訴えられたらどうなるのだろう゚∀゚) 


流行? (12/2)
 全く世間の意識と乖離しすぎてもはや笑いのためにしかならない流行語大賞。今年も、「勝ちたいんや」「年収300万」という「どこで流行った?」というものから、「米泥棒」「SARS」などという「流行語にするのは不謹慎だろ」というものまで、「流行語」の意味を分からない日本語のできない輩が選んだ、何の価値もない大賞という印象でありました。「へぇ〜」の方が明らかに流行っていたぞ。というか、「スカラー波」がない時点で、だめぽ。

音楽に疎遠 (12/2)
今年はあんまりCD買えなかったなぁ…というか、これからも恒常的に「あまり買わない」状態が続くんだろうけど。
今年一番聴いていたのはBRAZEN ABBOTの新譜。別に音楽にヘヴィさを求めているわけでない私にとっては、こういったメロディアスなHRが最も相性がいいようだ。
最近は、シアターの新譜とメニケッティ。前者は「Endless Sacrifice」と「Stream of Conciousness」ばっかり繰り返し聞いているが(そういや、「Stream〜」を聴いていたらクリムゾンの「Red」を思い出した)。後者は、個々でガツンと来るわけではないが、全体的なイメージとして胸に染みわたる感じでなかなかに美味。
今年一番笑ったのはDRAGON FORCE。評判いいから聴いてみたら、似たような感じばかり続いてただ速いだけ。ドミニシのようなVoも何とも…。


イラクのテロ (12/1)
 イラクでのテロは激化している。それは事実だ。しかし、それを「イラク民衆のレジスタンス」とか「反米感情によるもの」とか「イラク人の総意」とか言うのは、あまりにピントはずれとは言えないか。
 イラク人の民族自決の意識がテロを生み出すというのであれば、なぜテロの被害者の中にイラク人が混じっているのか。アメリカ人が憎いというイラク人もいるだろうが、果たしてそれが多数派なのか。アメリカの撤兵=イラクの無政府化を期待しているイラク人が本当にいるのか。様々な意匠でテロの正当化を行うマスコミがあるが、同時にこれらの疑問に答えてくれることはない。
 何としてもイラクをヴェトナムのように見たい人がいるらしい。しかし、ヴェトナム戦争ではアメリカも自国民も関係なしに攻撃するなんてことはなかったのではないか。イラクで起こっているのは、治安の悪化によるテロリストの大量流入であり、治安悪化にテロリストが便乗したという点でアメリカには治安維持の責任が確かにあるが、問題はイラクでのテロはイラク人による物ではなくテロリストやフセイン残党によるものだということだ。イラク人・テロリストvsアメリカという、甚だ単純な図式で物を見ようとするから、テロを正義と勘違いすることになる。