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税収が70兆円を超える (2023 6/29 10:30)

22年度の税収71兆円へ 3年連続で過去最高、初の70兆円超え(6/28朝日)
 2022年度の国の一般会計の税収が前年度より約4兆円増え、71兆円強となる見通しであることが分かった。70兆円台に乗るのは初めてで、3年連続で過去最高を更新する。コロナ禍からの企業の業績回復のほか、物価高の影響が大きく、主要な3税である消費税、所得税、法人税がいずれも増える。
 税収は19年10月に消費税率を10%に引き上げた効果などで20年度に60・8兆円と過去最高を記録、21年度はそれを上回る67・0兆円だった。政府は22年度の税収を68・3兆円と見込んでいたが、上振れする。
 所得税は前年度の21兆円から増えて、22兆円台となる見通し。背景には物価高の影響がある。22年度分の毎月勤労統計調査では、物価を考慮した働き手1人あたりの「実質賃金」は前年度比で1・8%減ったものの、「名目賃金」は1・9%増えた。物価高や人手不足を背景とした賃金の引き上げや、株主への配当増加などが所得税の増加につながったとみられる。


 アベノミクスかでも税収は増えていったが、(消費増税の影響も勿論あるが、とりわけ安倍政権前半の)それはほとんど景気回復による物であり、非常に喜ばしい話であった。
 今回の税収増は、記事にもあるように、景気回復というより物価高による増収、つまり国民に負担を強いた上での増収。これでは手放しで喜ぶことはできない。

 もちろんこのインフレが賃金上昇、景気回復に繋がればまだしも、岸田内閣は社会保険料などさらに負担を増やそうとしている始末。

 「子育て支援策」についても、支援策自体を否定する気はないが、それよりも、減税をおこなった方がインパクトもあり、効果は大きいのではないか。税収が大幅に増えたのだから、多少は国民に還元しても良いではないか。

 財源確保も大事ではあるが、景気を回復させることによって税収が増えることをアベノミクスが証明したのだから、その流れを引き継ぐべきだ。
 「財政赤字というツケを子孫に押しつけるな」と主張する向きも多いが、けっきょく不景気やそれによる少子化というツケを押しつけていては、全く意味がない。アベノミクスからまた「失われた20年」に回帰しようとしているようにしか見えない。



プリゴジンが行方不明 (2023 6/26 10:30)

ワグネル創設者、丸1日消息不明 生命脅かされるとの見方も(6/26産経)
 ロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの存続に不透明感が増している。隣国ベラルーシへの事実上の亡命が決まった創設者プリゴジン氏の消息は丸1日不明で、指揮系統が揺らぐ可能性がある。戦闘員の処遇についても反乱に加わったかどうかで差をつけられ、組織が分断するリスクもはらむ。
 プリゴジン氏はこれまで、定期的に戦況や自身の動向を通信アプリに投稿してきたが、24日午後8時半ごろの進軍停止を表明した音声メッセージを最後に止まっている。
 一時制圧した南部ロストフナドヌーの軍司令部を車で出発する様子の動画も報じられたが、以降の行方が分かっていない。プリゴジン氏の報道担当者は25日、ロシアメディアに同氏と連絡が取れていないことを認めた。
 米CNN放送の元モスクワ支局長は「裏切り者であることに変わりはなく、プーチン大統領は決して許さないと思う」と指摘。ベラルーシで生命を脅かされる可能性があるとの見方を示した。(共同)


 ロシアもベラルーシも、すなわちプーチンもルカシェンコも全く信用ならないので、プリゴジンが本当にベラルーシに亡命するか訝しく思っていたが、さっそく「行方不明」になっていて、相変わらずの事態の加速度ぶりに乾いた笑いしか出てこない。

 仮にベラルーシに亡命できたとしても、執念深いプーチンが彼をそのまま許すとは到底思えず、いずれは暗殺の手が及ぶのだろうとは思っていた。しかし、現時点で既に殺されているとすれば、余りのせっかちぶりに呆れるしかない。

 プーチンに敵対した人間という点には応援の余地があるが、しかし、これまで散々残虐行為を繰り返してきた御仁なので、仮に殺されていても自業自得で、同情の余地など全くないが。



プリゴジンの乱 (2023 6/25 10:30)

 プリゴジンの乱で混乱するロシア情勢。

 さまざまな情報が飛び交っているが、ロシア側もワグネル側も信用ならないので、とりあえず様子見……と思っていたら、本当にワグネルがロシアに反旗を翻してモスクワに向けて進行している模様。それでも「何がどうなっているのか、よく分からん」と一晩明けたら、ワグネルは撤退してプリゴジンは亡命するらしい。しかもロシアはワグネルに対して法的追及をおこなわない、と。ほんとうに訳が分からない。

 情報が瞬時に世界を駆け巡る現代においてもなお、ロシアの状況に関しては「訳が分からない」状態なのだから、近代以前の戦乱においては、今以上に「未確認情報」が錯綜しまくって常に状況は不透明だったのだろうなぁ、と改めて感じたり。本能寺の変直後の日本も、こんな感じだったのだろうか。

 ウクライナ戦線に関しては、情勢は大きくは変化せず、「ワグネルが解体、プーチンの威信が大幅低下」という些少な結末になりそうだが、プーチンのコントロールが効かなくなったロシアは、それはそれで不安要素になる。この上なくグダグダに終わったこの騒動が、将来にどういう影響を与えるのだろうか。



演説妨害への判決 (2023 6/23 10:30)

やじ排除で賠償命令 男性の訴えは退ける 札幌高裁(6/22NHK)
 4年前、札幌市で当時の安倍総理大臣の街頭演説にやじを飛ばし、警察官によって離れた場所に移動させられた男女2人が道に賠償を求めた裁判の2審で、札幌高等裁判所は「女性の原告を排除した警察官の行為は法令の要件を満たさず違法だ」として、1審と同様に道に賠償を命じました。一方で、男性の原告については賠償を命じた1審判決を取り消し訴えを退ける判決を言い渡しました。
 札幌市に住む男女2人は4年前、市内で街頭演説をしていた当時の安倍総理大臣にやじを飛ばすなどした際、警察官によって離れた場所に移動させられたことについて、排除は違法で精神的苦痛を受けたとして道に賠償を求めました。
 1審の札幌地方裁判所は、去年3月「原告らの表現の自由が侵害された」として賠償を命じ、被告の道が控訴していました。
 22日の2審の判決で札幌高等裁判所の大竹優子裁判長は、警察官が女性の原告を排除した行為について「囲んで移動させたり、聴衆エリアに行かないよう引き止めたりしたほか、その後も長時間にわたってつきまとったのは、警察官職務執行法の要件を満たさず違法だ」と指摘しました。
 そのうえで「原告の女性は表現の自由や名誉権などを侵害され精神的苦痛を受けた」と認め、1審と同様に道に55万円の賠償を命じました。
 一方で、男性の原告については「やじを飛ばして隣にいた聴衆といさかいになったほか、その後も演説車両に詰め寄って大声を上げるなどした。警察官が、直ちに阻止しなければ物を投げるなどの危害が加えられてしまうと判断したことには客観的合理性が認められる」と指摘し、賠償を命じた1審判決を取り消す逆転敗訴の判決を言い渡しました。
原告 訴え一部認めらず「どうして」
 判決が言い渡されたあと、裁判所の前では原告らが「一部勝訴」、「不当判決」などと書いた紙を掲げました。
 原告のうち、訴えを退けられた大杉雅栄さんは「ちょっと今はことばが出ないです。あまり想定していなかった結果なので」と話しました。
 もう1人の原告の桃井希生さんは「私の訴えについては再び認められてよかったと思うが、大杉さんの訴えが認められなかったのは『どうして』という思いです」と話していました。

訴え退けられ 原告「頭が真っ白になった」
 閉廷後の記者会見で、原告のうち訴えを退けられた大杉雅栄さん(35)は「判決を聞いた時はびっくりして、頭の中が真っ白になりました。がっかりというか、どうしたらいいのかという気持ちです」と話しました。
 もう1人の原告の桃井希生さん(27)は「私たちの判決内容にどうして差があるのか分かりません。勝訴した部分があるのはうれしいですが、表現の自由の何について認められているのかちょっと混乱しています」と話していました。
 また、2人の代理人の弁護士は「判決内容を整理できておらず、上告するかどうか現時点で決まっていない」としています。

北海道警察本部「判決内容精査し 対応を検討」
 判決について北海道警察本部監察官室は、「判決内容を精査し、対応を検討致します」とコメントしています。


 多少のヤジならば許容範囲かもしれないが、聴衆とゴタゴタを起こしたり演説車両に詰め寄るなど、候補者の演説をする権利、聴衆の演説を聴く権利を大きく侵害しており、排除は妥当であっただろう。
 原告二人の判決に差が出たのを「どうして」といっているが、妨害内容に大きな差があるのだから、判決が異なるのは当然ではないか。

 表現の自由、言論の自由は大事ではあるが、他者の権利とぶつかる場合には調整が必要であり、自由は無制限に認められる物ではない。

 また、選挙演説における妨害行為がエスカレートした結果が、安倍元総理の暗殺であり、岸田総理への暗殺未遂ではなかったか。選挙という民主主義の根幹に関わる場をこれ以上危険にさらさないためにも、一定の歯止めは必要である。



山本太郎への懲罰見送り……イソ子は? (2023 6/21 10:30)

れいわ・山本太郎氏の懲罰、見送りの見通し 参院法務委で飛びかかる(6/20朝日)
 法案採決を阻止しようと委員長席に向かって飛びかかったなどとして、与野党が求めたれいわ新選組の山本太郎代表に対する懲罰処分は、今国会で検討されない見通しとなった。20日の参院議院運営委員会理事会で、山本氏を懲罰委員会に諮るための協議が見送られた。
 自民党や立憲民主党などが国会法の規定に基づき、山本氏への懲罰を求める動議を尾辻秀久参院議長に提出していた。本会議で認められれば懲罰委で懲罰が検討されるが、21日に通常国会は閉会するため時間切れとなった。
 動議によると、山本氏は8日の参院法務委員会で、法案採決を阻止しようと委員長席に向かって飛びかかり、議員2人を負傷させたとされる。(磯部佳孝)


 国会での暴力行為は決して許される物ではなく、しかも山本太郎は全く反省していない。それゆえ、きっちり責任執らせたい気持ちもあるが、一方で、下手に「殉難者」のような扱いになるのも鬱陶しいし、衆院鞍替えの口実を与えるのも腹立たしい。次のパフォーマンスへ繋ぎにくくするという意味では、これはこれで良いのかもしれない。

 山本太郎も問題だが、部外者のくせに審議を妨害した東京新聞の望月衣塑子も、いや彼女の方が山本太郎よりもはるかに悪質で、しっかり追及せねばならない。

 勿論彼女も、仮に国会を出禁にしたら「言論弾圧だ〜」と被害者意識丸出しで喚き信者がそれに同調するという、非常に鬱陶しいことになるだろうが、それでもきちんとけじめを付けねばならないくらい、彼女は議会制民主主義を冒涜したし、ひいてはマスコミの仕事をも貶めた。

 もっとも嘆かわしいのは、このような民主主義の敵を、マスコミないで非難する声がほとんど出ていないことだ。イソ子を擁護し続けるということは、今後、民主主義だの言論の自由だの平和だのいっても、何ら説得力がなくなるということなのだが、お前たちはそれでもかまわないのか?



氷河期世代 (2023 6/19 10:30)

 ツイッターで「氷河期世代」がトレンド入りしていた。発端は、おそらくこのツイート。



 若い世代には実感してもらうのが難しいというのは分かる。
 私は200年卒の氷河期世代ど真ん中。私の妻は私より4歳上で高卒、私は浪人しているので就職の年は9年違うのだが、就職に対する意識、転職に対する考え方がまるっきり違う。私からすれば、妻は「就職を軽く考えている」のだ。
 就職活動でさしたる苦労をせずに済んだ今の20代くらいの人たちには、尚更理解が難しかろう。

 もちろん、私も、今更被害者意識をことさら訴えようとは思わないし、むしろ、若い世代に同じ苦労はして欲しくないという気持ちが強い。ゆえに、アベノミクスによって若者の雇用環境が劇的に改善していくときには、大きな喜びを感じたものだ。

 しかしながら、事実は事実として認識して欲しいとも思う。
 当時、何十社何百社と面接しても内定に漕ぎ着けられないなど努力が報われないことが多かったし、政府が支援策を講じることは全くなかったし、世間は「就職できないのは自己責任だ」と非常に冷たかった。
 そんな中でも強く生き延びた者たちがいるのも事実だが、普通の人たちが普通に生きることを拒絶された時代だったことは、若い世代にも理解して欲しい。団塊ジュニアという大きな人口層なのに、彼ら彼女らの子供世代が他と比べて全く増えていないことが、この世代の生活が非常に苦しかったことの何よりの証左だ。

 本当に、二度とあんな時代は来て欲しくない。経済政策は、生活に直結する。



毎日新聞の醜悪な記事 (2023 6/16 10:30)

自衛官3人が搬送された病院、予定の手術遅らせ対応(6/14毎日)
 14日午前9時10分ごろ、岐阜市日野南9の陸上自衛隊日野基本射撃場で、自衛隊員が訓練中に自動小銃を発射し、隊員3人が病院に運ばれた。防衛省陸上幕僚監部によると、1人が死亡、2人が負傷した。
 撃たれた自衛隊員3人は岐阜市民病院に搬送された。病院では、この日に予定していた手術予定患者の手術を遅らせ、3人の処置に当たった。
 14日午前中に手術を予定していた男性の家族は「病院から『急患が入ったので手術開始が遅れる』と連絡があった」といい、撃たれた自衛隊員3人が急患で搬送されてきたという。【式守克史】


 急患が運ばれてきたときには緊急性の低い手術は後回しになるなど、病院では日常茶飯事のこと。それなのに、わざわざ「予定の手術を遅らせ」と記事に書き、手術予定者の家族の発言をさも「後回しにされた!」というような表現で描写するのは、事実を書いているようで、「自衛隊員を過剰に優先している」という印象を与えたい意図が露骨に窺える。毎日新聞らしい、醜悪極まりない記事だ。

 繰り返すが、命の危機にある急患を優先して手術の順番を変えるのは、決しておかしなことではない。「トリアージ」など、常識になってもうずいぶん経つだろう。

 しかし毎日新聞はわざわざそれを記事にした、つまりは、そういうことなのだろう。毎日新聞は、自衛隊員に人権を認めていないかのようだ。



表現の自由を軽視する自称リベラル (2023 6/14 10:30)

https://twitter.com/tsuda/status/1667408163598110721
 法的にOKだったとしても公共の場で、少なくない人が顔をしかめるようなイベントが「堂々と」開催されていたら、そりゃその範囲を狭めましょうって動きは必然的に出てくるわけで、表現の自由を守るためにもむしろこういうときに「反発」一辺倒じゃなくてTPOを呼びかける勢力が表自界隈から出てきてほし…

 津田大介氏のツイート。ブロックされているので、埋め込みではなく引用で。

 彼は「表現の不自由展」の実行責任者で、その際には、不快な表現であっても実施すべきだと主張していた。しかもそのイベントは、公金の補助があって公的な場所でおこなう物だった。
 しかるに、件の水着撮影会は、公金の補助はなく、しかも限定された人たちでおこなわれるイベント。それなのに、「人が顔をしかめるようなイベントは堂々とやるな、範囲を狭めよ」と言えてしまうのは、厚顔無恥というか卑劣というかダブルスタンダードが過ぎるというか。
 ここまで自分の論の整合性を考えないのは、頭が悪いのか、その場その場で都合のいいことを言って信者たちに受ければそれでいいという魂胆なのか、まぁいずれにせよ葛藤とかには無縁で幸せな人生なんだろうな、と。

 このように、自分たちの表現の自由は求めるが、自分の嫌いな表現には自由を認めない、というのは、津田氏に限らず、我が国の自称リベラル立ちに共通の病状である。

 自身が不快な物に対しても寛容であるべき、というのが「表現の自由」の要諦であろう。「私は賛同しないが、それでもその表現の自由は守る」という姿勢を貫くのはしんどい時もあるが、そうでなければ自由だの人権だのを云々する資格はない。
 しかし自称リベラルの方々はそこを平気で踏み抜いてくる。本来のリベラルとは対局の姿勢だ。

 リベラルを自称するなら、「受け入れがたい表現であるが表現の自由の観点からは認めねばならない」という葛藤を避けるべきではない。その葛藤を避けて情緒だけで論を垂れ流すから、自称リベラル派馬鹿にされ続けるのだ。



不透明な決定過程 (2023 6/12 10:30)



 わずか2日前には「撮影会中止の判断は適切だ」とツイートしておきながら、たった2日でほぼ逆方向の内容のツイート。
 中止決定の一部が撤回されたのはまぁ良いことではあるが、10日におこなう予定だったイベントへの補償はおこなわれるべきだし、何より、決定過程の不透明さ、共産党の影響が本当になかったのかという問題は残る。

 「埼玉県、公園緑地協会として特定の政治団体等の意見に左右された事実はございません」と述べているが、当初の共産党関係者のはしゃぎっぷりを見るに、本当に関係がなかったとは到底思えない。知事がしらばっくれているのか、共産党が乗っかって手柄を得ようとしていたのか、どちらなのか。

 ただ、決定に影響があろうがなかろうが、共産党が「イベント潰し」に動いていたのは事実なので、共産党にはきっちり責任を取ってもらうべきだ。
 そして、県の決定過程がいい加減極まりないので、イベントに関する補償の問題も含めて、県議会できっちり議論し、事情を全て明らかにすべきだ。

 きちんと精算しておかないと、「どこぞのクレーマーのせいで、土壇場で公共施設しようが中止される」という話が横行してしまう。



表現弾圧する共産党と安易に屈する埼玉県 (2023 6/10 10:30)

「開催2日前にいきなり電話で言われ…」共産党の申し入れで「水着撮影会」が中止に 騒動の裏側に迫る(6/9デイリー新潮)
 埼玉県の県営公園で開催予定だった水着撮影会が、開催直前に中止となったことがSNS上で波紋を呼んでいる。中止に追い込まれた撮影会の主催者、中止を求めた日本共産党埼玉県議会、中止を決めた公園を管理する公益財団法人「埼玉県公園緑地協会」の三方に話を聞いた。【徳重龍徳】
 ことの発端は日本共産党埼玉県議会議員団のTwitterが6日に行った「埼玉県営公園で女性の水着撮影会が行われます。未成年も出演するという情報については調査中です。城下のり子・伊藤はつみ・山アすなお県議は、本日、都市公園法第1条に反するとして、貸し出しを禁止するよう県に申し入れました」とのツイートだった。投稿には6月24、25日に開催予定だった近代麻雀水着祭のURLも併記されていた。
 もともと埼玉県にある川越水上公園、しらこばと水上公園、加須はなさき水上公園は人気グラビアアイドルやコスプレイヤーが多数参加する大規模なプール撮影会の会場として頻繁に使われてきた。
 日本共産党埼玉県議会議員団は、こうした水着での撮影会について、「明らかに『性の商品化』を目的とした興業」であり、都市公園法第1条の「都市公園の設置及び管理に関する基準等を定めて、都市公園の健全な発達を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする」にふさわしくないことを理由に、会場の貸し出しを中止などを求めたとホームページ上で発表した。
 これに続き埼玉県の公園を管理する公益財団法人「埼玉県公園緑地協会」は水着撮影会へのプールの貸し出しを禁止し、開催が差し迫っていた10日のフレッシュプール撮影会(川越水上公園)、11日のはまなる大プール撮影会(同)、10日に開催予定だったミスヤングアニマルオーディションセミファイナルプール撮影会(しらこばと水上公園)が相次いで中止を発表した。そして共産党が申し入れの対象とした近代麻雀水着祭も6月9日18時に中止を発表した。
(以下略)

 「公共の福祉」とかいう訳の分からない理由で、プールのある公園での水着撮影会の中止を要求する共産党議員と、それに安易に屈する埼玉県。ルールに則っている表現の自由すらぶっ潰しに来る共産党の方が、よっぽど公共の福祉に反する存在だろうに。

 そもそも、水着女性の写真を撮影することを「性の商品化」として糾弾すること自体が、時代錯誤という俄然時代的というか。そのような仕事に誇りを持って活動している女性もいるわけで、女性の自己決定権を蔑ろにする思考回路は、女性への権利を抑圧する古風な保守主義と言わざるを得ない。

 しかも、議会で議論するという過程を経ず、施設や県に対して圧力を加えてイベントを中止させるという、ヤクザと変わりない動き。民主党政権が浜岡原発停止を要請しながら中電が補償を求めると「止めたのは中電でしょ」と梯子を外したように、法をすっ飛ばして圧力をかけて、「最終決定したのはそっちでしょ」と責任は回避するのは、左巻きに典型的なムーブではあるが。

 最も情けないのは、埼玉県だ。権利を抑圧しようとする悪質なクレーマーの声に抵抗することなく、易々と弾圧行為に荷担するなど、行政の責任放棄だろう。

 共産党に力を持たせてはならない、1議席たりとも与えるべきではないという思いを、改めて強く感じた。さすが独裁政党である。



山本太郎と望月衣塑子の狼藉 (2023 6/9 10:30)

山本太郎氏に懲罰動議=法案採決時の行動問題視―自・立調整(6/8時事)
 自民、立憲民主両党などは8日、参院法務委員会の採決時に杉久武委員長(公明党)に飛びかかろうとしたことなどを問題視し、れいわ新選組の山本太郎代表に対する懲罰動議を提出する方向で調整に入った。
 山本氏は8日、外国人の収容・送還ルールを見直す入管難民法改正案の採決を阻止するため、委員会室の机上から杉氏に飛びかかろうとして、与党議員らともみ合いになった。自民党関係者によると、この際に同党の若林洋平、永井学両参院議員が負傷したという。
 若林氏はこの後、東京都内で記者団の取材に応じ、顔などに打撲を負ったとして「どんなことがあっても暴力はいけない」と指摘した。


 法務委員でもないのに法務委員会に乱入し、乱闘騒ぎを起こして2人に怪我をさせたという、言論の府にあるまじき狼藉である。「話し合いが大事」とか「戦争はダメ」とか、いったいどの口が言っているのか。

 一方、東京新聞の望月も国会内で狼藉を働いている。

東京新聞・望月記者が「秩序を乱した」 維新・鈴木宗男氏が批判(6/8産経)
 日本維新の会の鈴木宗男参院議員は8日の参院法務委員会で、入管難民法改正案採決を巡り、東京新聞の望月衣塑子記者が傍聴席から発言を繰り返したとして「あってはならないことだ」と批判した。望月氏が不規則発言を行い「院の秩序を乱した」との報告を受けた参院議院運営委員会は同日の理事会で、法務委理事会で今後の対応を協議していくことを確認した。
 この日の法務委員会には入管法改正案の採決に反対する野党議員らが詰めかけていた。鈴木氏は「傍聴に来た国会議員は発言してはいけない。今日は『良識の府』の参院とは思えないほど、立民や共産の人たちが声を出していた」と指摘。その上で「許せないのは、東京新聞の望月という記者が何回も発言していた。厳重注意なり、ルールを守るべく正してもらいたい」と委員長に求めた。


 国会内に記者がやってきて、委員会の議事進行を妨げるようなヤジをぶつけ続けるなど、これまでにあったのだろうか。
 「ルール無用で暴れ回ること=反権力」と勘違いしているのだろうが、それをつけあがらせてきたマスコミや左巻き界隈の罪は重いし、それを野放しにしている東京新聞はいい加減にきちんと対処すべきだ。全く害悪でしかない。

 望月イソコは国会出入り禁止にすべきだと思うが、そうなったら今度は「言論弾圧だ」「国民の知る権利の侵害だ」と喚くだろうし、信者はそれに拍手喝采を送るのだろう。まことに馬鹿馬鹿しいが、それでも厳正に対処せねば、国会の沽券にも関わる。

 マスコミやジャーナリストどもは、言論の自由を重んじるというのなら、言論の府でルール無用の蛮行をおこなった望月イソコや山本太郎を、むしろ率先して糾弾すべきだろう。国民の負託を受けていないくせに国会で議事妨害をおこなったイソコの狼藉は、同業のマスコミからこそ強い批判が出てこなければならない。
 山本太郎の狼藉も大概だが、彼は少なくとも国民の負託を受けた議員である。議員による国会内での狼藉よりも、部外者による国会内での狼藉の方が、はるかに罪深い。



正論だが党内や支持者は支持するか (2023 6/7 10:30)



 今までのお前たちの言動のせいだろ、自業自得だろ、という思いはあるが、我が国の政治部記者が「政治」ではなく「政局」ばかり取り上げるのも事実で、この泉代表の発言は真っ当なものだ。

 ただ、「対案路線」に反対する、党内の一部議員や振り切れた支持者たちからは、この発言は歓迎されないだろう。彼らからは、「政府与党と対決しなくてどうする!」という批判が出てきそうではある。
 偏って振り切れた人たちからの支持を切り捨てる度胸がなければ、立憲民主党は埋没する一方だと思うのだが、果たして泉氏は対抗できるのだろうか。

 とりわけ、「実のある記事を増やしてもらいたいと要望するのではなく、きちんと発信をすべきだ」などと、蓮舫がまた噛みつきそうな気がする。

 しかし、蓮舫はなんで泉代表に執拗に噛みつくのだろうか。なにか確執があるのか、それとも、いつものように相手も考えずに狂犬のように噛みつきまくっている結果に過ぎないのか。
 蓮舫のような噛みつき魔こそが、立憲民主党の支持率を低下させている原因であり、泉代表に難癖付ける資格などないように思うのだが。



お前が言うな (2023 6/5 10:30)

財源先送り「インチキ」と批判 少子化対策で立民・岡田氏(6/3共同)
 立憲民主党の岡田克也幹事長は3日、政府の「次元の異なる少子化対策」素案に関し、財源確保策の提示を年末に先送りした岸田政権を批判した。21日の今国会会期末までの衆院解散と、それに伴う衆院選があり得るとした上で「良い話だけ並べて選挙をやり、選挙後に増税するようなインチキな政治は願い下げだ」と述べた。千葉県木更津市の集会で語った。
 同時に「批判があっても正直に説明し、国民に判断してもらうのが政治だ」と強調した。早期解散を見据え、選挙準備を加速させる考えも示した。


 社会保険料のアップをちらつかせたりしているので必ずしも「良い話だけ並べて」ではないとも思うが、「異次元の少子化対策」と銘打ってその中身は少子化に寄与するかどうか疑問だったり、かつて述べていた「新しい資本主義」が既に雲散霧消していることを考えれば、岸田政権の政策には大いに批判すべき点があるし、「良い話だけ並べて選挙をやり、選挙後に増税するようなインチキな政治は願い下げ」という批判は、一般論としては全くその通りである。

 しかし、民主党政権が「良い話だけ並べて選挙をやりけっきょく何もできなかった」「公約になかった消費増税の話を後で持ち出した」という事実を考えると、その民主党政権の中枢にいた岡田氏がこのような批判を述べても、「お前が言うな」にしかならない。

 余りに自分たちの言動が酷すぎて自民党政権への批判の説得力を大きく損なってしまう、という意味でも、本当に民主党政権は罪深かった。



問題は写真流出の方 (2023 6/2 10:30)

岸田首相「私的なスペースで親族と同席」 公邸忘年会、自身の写真めぐり説明(6/2産経)
 岸田文雄首相は2日午前、長男の翔太郎氏が公邸内の公的スペースで親族と記念撮影をしたことで政務担当秘書官を辞職した問題に関連し、新たに首相自身が写った写真が一部週刊誌で報道されたことを受け、「私的なスペースにおいて親族と同席したものだ」と説明し、問題はなかったとの認識を示した。「公的なスペースなどにおいて不適切な行為はない」とも述べた。官邸で記者団の取材に答えた。

 岸田首相の言うとおりでそれ以上でも以下でもない。首相公邸は生活スペースでもあるため、そこで忘年会が行われても何ら問題はない。

 この件で岸田総理を叩いている人は、首相公邸がどういう場所なのかを全く理解できない間抜けか、分かっていて敢えて貶めようという卑怯者か、いずれかだ。野党や一部マスコミが馬鹿騒ぎしているのは、みっともないことこの上ない。他に責めるべき点はねーのか。

 問題は、このようなプライベートな写真が外部に漏れてしまう、情報管理の不徹底ぶりである。外部に流した人間を突き止めきっちり責任を執らせておく必要はある。



吉野ヶ里遺跡から石棺墓発見 (2023 5/31 10:30)

吉野ヶ里遺跡の「謎エリア」で新発見、邪馬台国時代の石棺墓か(5/29rkb)
 佐賀県の国指定特別史跡「吉野ヶ里遺跡」にある「謎のエリア」で大きな発見です。邪馬台国時代のものとみられる石棺墓が新たに見つかりました。
 吉野ヶ里遺跡で先月末に見つかったのは、縦1.7メートル、横3.2メートルの「石棺墓」です。吉野ヶ里遺跡には長年、神社があり発掘調査ができていなかったいわゆる「謎のエリア」がありました。石棺墓は、去年5月に始まったこのエリアの調査の一環で見つかったもので、表面の石に「線刻」と呼ばれる多数の記号があります。一般の石棺墓より規模が大きく、見晴らしの良い場所にあります。
 邪馬台国があったとされる時期と重なっていることから、王など有力者の墓の可能性もあります。佐賀県は、来月5日にこの石棺墓の入り口を開け、1週間ほどかけて副葬品などを調べる方針です。


 卑弥呼に関しては、亡くなった際に150m弱の塚が作られ奴婢が百人余り殉葬されている。殉葬者が多く発見されることとなれば、「卑弥呼の墓では」という話になってくる。

 私が生きている間に、邪馬台国の場所論争に決着が付いてくれれば、と願っているが、果たしてどうなるだろうか。
 できれば九州説の勝利で決まってくれれば、とも思っている。まぁ福岡生まれであるが故の情緒的意見であるが、まったく根拠がないわけではない。

 九州説に対しては、「九州説だと距離が近すぎる」という批判があるが、魏志倭人伝における邪馬台国の場所は、大月氏国に匹敵する距離に設定されただけなので、実際の距離は関係ない。
 魏志倭人伝が掲載されている三国志の筆者の陳寿は晋代の史官であるために、晋の初代皇帝の祖父・司馬懿の功績を称揚する必要があるが、大月氏国(クシャーナ朝)からの魏への朝貢は司馬懿の政敵であった曹爽の父である曹真の功績なのである(しかも陳寿はこの功績を史書に明記していない)。
 邪馬台国が魏に遣いを送ってこられたのは、司馬懿が公孫淵を破って楽浪郡や帯方郡が落ち着いたがため。司馬懿の功績によって朝貢が可能になった邪馬台国は、大月氏国と匹敵する存在でなければならない。そのため、少なくとも大月氏国への距離と邪馬台国への距離を同程度にして、司馬懿の功績を曹真と匹敵する物にする必要が生じた。それが邪馬台国までの異様に長い距離である。
 また、やたら南に位置させているのは、公孫淵と交流があった呉を牽制する位置にあるように見せたいためだろう。

 というわけで、邪馬台国九州説は、少なくとも魏志倭人伝の地理的記述とは矛盾しない。あとは、考古学的な発見を求めるだけである。



北朝鮮の歩み寄り? (2023 5/30 10:30)

日朝首脳「会えない理由はない」 北朝鮮外務次官が表明(5/29共同)
 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、岸田首相が日朝首脳会談実現のために高官協議を行いたいと述べたことに絡み「日本が新たな決断を下し、関係改善の活路を模索しようとするなら、朝日両国が会えない理由はない」とするパク・サンギル外務次官の談話を伝えた。
 北朝鮮が公式に日朝協議に前向きの姿勢を見せたのは2016年1月の核実験などを理由に日本が独自制裁強化を決め、北朝鮮が当時約束していた拉致問題の再調査を中止して以来とみられる。
 北朝鮮は29日未明、日本に対し5月31日午前0時〜6月11日午前0時の間に人工衛星を打ち上げると通告し、安全に関わる情報を日本に提供する姿勢を見せた。


 北朝鮮が「人工衛星」の発射を事前に通告するなど珍しい話だと思っていたが、首脳会談の可能性をちらつかせることと連動した「歩み寄り」のつもりなのだろうか、それとも、硬軟交えた「揺さぶり」のつもりなのだろうか。

 北朝鮮の言うことなので過剰に期待するわけにはいかないが、拉致被害者家族の方々の年齢や、被害者自身の年齢を考えると、一刻も早く事態を動かさねばならない。もちろん、そういった日本側の思惑を見越して北朝鮮が「ふっかけてくる」可能性はあり、「主権侵害で利益を得る」という事実を残さないよう気をつける必要はあるが。

 それでも、接触を試みないことには、拉致問題は全く進展しない。相手の罠にはまらないように気を付けつつも、交渉の席に着く方向へ事態を進める必要はある。

 拉致問題は、安倍政権の大きな大きな積み残し課題である。岸田氏には、持ち前の外交力を発揮して、なんとしても解決に一歩も二歩も進めて欲しいと思う。



公邸での忘年会写真が流出 (2023 5/29 10:30)

首相 長男の翔太郎秘書官を注意 公邸で写真撮影など報道受け(5/25NHK)
 岸田総理大臣の長男の翔太郎秘書官が、去年の年末に総理大臣公邸の海外賓客を招くスペースで親戚とはしゃぎながら写真撮影などをしていたと報じられたことについて、松野官房長官は「適切さを欠く」と指摘したうえで、報道を受け、岸田総理大臣から厳しく注意したことを明らかにしました。
 「文春オンライン」は24日、岸田総理大臣の長男の翔太郎秘書官が去年の年末に総理大臣官邸に隣接する公邸で親戚と忘年会を開いていたと報じ、参加者が海外賓客を招くスペースで、はしゃぎながら写真撮影や「記者会見ごっこ」をしたり、邸内の階段で寝そべったりしていたなどと伝えています。
 松野官房長官は、25日午前の記者会見で「公邸は総理大臣や家族が居住する施設だが、迎賓機能や執務機能を有する公的な施設で、報道にあるような行為は適切さを欠く。今後このようなことがないよう適切な使用・管理を徹底していきたい」と述べました。
 そのうえで、報道を受け、岸田総理大臣から翔太郎秘書官に厳しく注意したことを明らかにしました。
 一方、秘書官を更迭しないのか記者団から問われ、「一層の緊張感を持って職務にあたっていくと承知している」と述べました。
 また松野官房長官は、写真撮影の場に岸田総理大臣が同席していたのかについては、「総理も私的な居住スペースでの食事の場に一部、顔を出し、あいさつしたと聞いている」と述べました。
(以下略)

 首相公邸は生活の場でもあるので、そこで忘年会が行われたとしてもそれは問題ではないし、招かれた人がはしゃいでしまうのは仕方ないと思う。
 蓮舫が口を極めて批判しているが、国会に虚偽の申請をした上で国会内で雑誌の写真撮影に興じていた方が、よっぽど公私混同である。

 ただ、この件に問題がないわけではない。

 ああいう写真が外部に漏れてしまう、つまり情報管理が徹底されていないのは大きな問題だ。岸田首相のキーウ訪問の計画が事前に漏れたことがあったが、岸田氏の周囲の情報管理には緩さが感じられる。

 また、そういう写真が外に出ないように気を配るのが、首相秘書官の役目であろう。岸田翔太郎氏は、秘書の任を果たせていない。

 マスコミや野党が「絶好のチャンス」とばかりに騒ぎ立てているのは馬鹿馬鹿しいが、かといって、責任を取らせる必要がないとも思えない。仮に仕事を続けさせるのなら、私設秘書として再出発させた方が良いのではないか。

(5/30追記)
 5月29日、岸田翔太郎氏が首相秘書官を辞任することが発表された。



サミットの記念品の転売 (2023 5/26 10:30)

広島サミット記念品、フリマサイトに相次ぎ出品 福山特産デニムのバッグ 生産者「悲しい」(5/24中国新聞)
 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の記念品として配られた福山市特産のデニムで作ったバッグが、インターネットのフリーマーケットサイトに相次いで出品されている。製造した業者は「備後の文化を知ってもらおうと企画しており、意図を踏みにじる行為」と嘆いている。
 外務省は約3500個の「サミットバッグ」を用意。折り鶴の再生紙を使ったメモ帳やハト形に圧縮したタオルなど5点とセットにして、各国代表団のほか、広島県立総合体育館(広島市中区)に設けられた国際メディアセンターで報道関係者に配った。
 24日時点で、フリマアプリで検索すると「非売品」などとしてバッグの出品が10件以上確認できる。セットした品物を含めて3万円以上の値段を付けているケースもあった。
 バッグは福山市内の7社が作製。黒色、和紙の糸を織り込んだ生地、伝統の刺し子風模様の3種類のデニムをつなぎ、産業が集積する同市の特色を表現した。携わった篠原テキスタイルの篠原由起社長は「サミット期間中から出品されており、悲しい。出品も購入もやめてほしい」と話す。
 同社などはレプリカを1万円程度で販売する予定。準備を急ぎ、6月中に発売する。(筒井晴信)


 マスコミ関係者に配布された物であるから、出品しているのも当然マスコミ関係者なのだろう。

 マスコミ界隈の連中の「常識」が、一般人からしたら非常識極まりない物だという事例は幾つも見せつけられてきたが、仕事以外の部分でも、彼らの倫理観は一般からはズレまくっていることがよく分かる。

 自分に必要ない物ならもらわなければ良い。ましてやもらっておきながら転売して利益を掠め取ろうとするなど、非常識極まりない。

 都合良く切り取ったり事実をねじ曲げて報道したり、平気でデマを垂れ流したり、「国民の知る権利」を振りかざして傍若無人な行動を取ったり、「報道」に関わる部分でもかなりの低レベルだとこれまでさんざん見せつけられてきたが、仕事に関係ない部分から人間性が腐っていたわけだ。そりゃまともな報道なんて、できるわけがない。



ジャンポケ斉藤氏が笠松来訪 (2023 5/25 10:30)

 昨日は、オマタセシマシタ号が3ヶ月の休養を経ての復帰戦、しかもジャングルポケットの斉藤オーナーが笠松来訪ということで、昼から仕事にもかかわらず、午前中から笠松競馬場へ行きました。

 結果は残念ながら10頭立ての9着でしたが、元気な姿が見られたのは良かったです。中央からの移籍組が8頭、実力者たちの中で彼女自身の笠松ベストタイムが出たので、今後の成長に期待でしょう。

 人によっては生温いと感じるのかもしれませんが、10頭立ての9着でも拍手を送るオマタセシマシタや斉藤さんのファンの人たち、そしてそのファンを大事にする斉藤さんの姿に、「いい物を見たなぁ。暖かい物を見られたなぁ」という気持ちになりましたし、その一部になれたことに喜びを感じられました。競走馬の世界はそんな物ではない、厳しい世界だということも承知しているつもりですが、それでも、なんとも優しい世界に温かい気持ちになりました。こういうのも有りだと思います。

 ファンの人たちのサインなどに応じる斉藤さんの写真も撮ったのですが、人だかりのなかで撮ったために、「どこかのおっさんの薄毛の後頭部」がメインになってしまい……

 天皇陛下の一般参賀のような状況の斉藤氏。




「逃げるんですか」 (2023 5/22 10:30)



 元朝日新聞の記者らしい、傲慢で非礼で卑怯な発言だ。最低なのは、この男の方である。

 事前に「4社まで」と決められていることを承知しながらも、多忙な総理に質問を追加しようとし、一度応じないと「逃げるんですか」となじるなど、まともな人間だったら絶対にあり得ない言動だ。相手に対して最低限の敬意を持っていれば、「逃げるんですか」などという無礼極まりない発言は出てこないだろう。

 「批判精神を持つ」のと「無礼な言動をカマす」のは、まったく別物である。
 しかし、この御仁はその区別もできていない。いや、もしかしたら、分かっていながら「逃げる総理」の絵が欲しいがために敢えて卑劣な言葉をぶつけているのかもしれない。いずれにせよ、相手に最低限の敬意も持てない傲慢な態度の発露である。

 外交の舞台でみごとな成果を上げた岸田総理に比べて、傲慢で無礼で卑劣な言動をするマスコミの愚劣っぷりは、醜悪としかいいようがない。
 我が国も国際社会もどんどん変化しており、多くの国民の意識もそれに伴い変化している。しかしながら、マスコミや自称リベラルだけが、どんどん取り残されていっている。



G7広島サミット (2023 5/20 10:30)

G7広島サミット ゼレンスキー大統領来日へ 対面で出席の意向(5/20NHK)
 G7広島サミットは、ウクライナのゼレンスキー大統領が20日にも来日し、21日の討議に参加する見通しになりました。議長国の日本としては、ウクライナへの支援などを継続していく方針を伝え、G7との揺るぎない連帯を確認したい考えです。
 19日開幕したG7広島サミットは、初日の討議の結果、
▼ロシアに対する制裁強化策として輸出制限の拡大を目指すことなどを明記したウクライナに関する声明と、
▼核保有国の透明性の向上などを求める核軍縮に関する声明をまとめたほか、
▼中国をめぐっては、台湾海峡の平和と安定の重要性と問題の平和的解決を促すことで一致しました。
 岸田総理大臣は19日夜、記者団に対し「議長として世界経済、ウクライナ、インド太平洋、核軍縮・不拡散を含む外交安全保障などについて議論を主導し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くということにおいて、一致することができた」と述べました。
 サミット2日目の20日は、G20の議長国のインドなど、招待8か国の首脳らも交えた拡大会合を開き、食料・エネルギー問題を含めた地球規模の課題などを議論する予定で、G7として「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や途上国への関与を示し、連携強化につなげられるかが焦点です。
 そして、今回の広島サミットには、ウクライナ側からゼレンスキー大統領が対面で出席する意向が示されました。
 政府関係者によりますと、ゼレンスキー大統領は、20日にも来日し、21日に予定されているウクライナ情勢などの討議に参加するほか、岸田総理大臣との首脳会談や原爆資料館への訪問が検討されています。
 議長国の日本としては、一連の日程を通じて、ロシアに対する制裁とウクライナ支援を継続していく方針を伝え、G7とウクライナの揺るぎない連帯を確認したい考えです。


G7広島サミット 各国首脳ら原爆資料館を訪問 そろっては初めて(5/19NHK)
 岸田総理大臣をはじめ、G7各国の首脳らが広島市の原爆資料館を訪れ、館内を視察しました。G7の首脳がそろって原爆資料館を訪問したのは初めてです。
 G7広島サミットは、午前10時半ごろに議長を務める岸田総理大臣が裕子夫人とともに、広島市の平和公園で各国の首脳らを出迎えて開幕しました。
 このあと首脳らは、原爆資料館を訪れ、岸田総理大臣が展示内容を説明しながらおよそ40分間視察しました。
 また、館内では、広島市在住の被爆者でみずからの体験を英語で世界に発信してきた小倉桂子さんとの面会も行われました。
 原爆資料館には、7年前に日本で「G7伊勢志摩サミット」が開かれた際、当時のアメリカのオバマ大統領が訪れましたが、G7の首脳がそろって訪問したのは初めてです。
 続いて、首脳らは原爆慰霊碑まで歩いて移動し、一列に並んで花を手向けたあと、写真撮影を行いました。
そして、300メートルほど離れたところにある原爆ドームなどについて、広島市の松井市長から説明を受け、平和公園内で記念の植樹を行いました。
 サミットの開催にあたり、岸田総理大臣はロシアがウクライナ侵攻をめぐって核の威嚇を行っていることも踏まえ、核兵器による惨禍を二度と起こさないため、被爆地の広島から国際社会に強いメッセージを発信したいという意向を示してきました。
 岸田総理大臣としては、G7の首脳に原爆資料館で被爆の実相に触れてもらうことで、核軍縮や核廃絶に向けた機運を高めたい考えです。
(以下略)

 広島でG7首脳が原爆資料館を訪れ、平和公園の慰霊碑に献花する……ロシアの核による恫喝への抗議として、日本にできる最高の主張ができた。
 ウクライナの防衛戦争に兵を送らず、武器供与もせず、しかし国際秩序を作り上げる「ゲームメイカー」の側に、しかもその中心に日本が立っている。「外交の岸田」の面目躍如だ。
 しかも、ゼレンスキー宇大統領の広島訪問まで取り付け、ロシアの「国際秩序を破壊する行為」へ我が国や国際社会の強い意志を示すこととなった。

 岸田総理や関与した外務官僚たちの功績であることはもちろん、日本のプレゼンスを強く確立した安倍氏の大きな遺産のおかげでもある。各国首脳の原爆資料館訪問や慰霊碑献花は、当時のオバマ米大統領を広島に連れてきた安倍総理・岸田外相の功績と、地続きの功績である。
 世界に多大な影響力を及ぼした安倍氏の政権で外相を4年7ヶ月も務めていたことは、岸田総理にとってものすごく大きな財産になっているし、それに頼り切るだけでなく、みごとにそれを活かしきっている感がある。
 いやぁ、岸田総理を高く評価せずばなるまい。キーウ訪問、テロ被害直後の立ち居振る舞いで並外れた胆力を示したし、今回の広島サミットでは安倍氏の外交実績を見事に継承し発展させて見せた。



電気料金値上げ (2023 5/17 10:30)

家庭向けの電気料金、6月値上げへ 消費者庁が容認の意向を表明(5/15朝日)
 大手電力7社が申請している家庭向け規制料金の値上げについて、6月1日からの値上げを政府が認める方向で調整に入った。経済産業省と協議してきた消費者庁が15日、値上げを容認する意向を表明。これを受け、政府は16日に開く関係閣僚会議で決定し、値上げ幅も示す見通しだ。
 東北、北陸、中国、四国、沖縄の5社は4月1日から、東京と北海道は6月1日からの値上げを申請していた。だが、岸田文雄首相が2月に「厳格かつ丁寧な査定による審査」を西村康稔経産相に指示。経産省は大手電力に対し、直近の為替水準や燃料価格をもとに再算定を求めた。その結果、北陸電力を除く6社の値上げ幅は、平均28〜41%から平均18〜38%に圧縮された。北陸は46%から47%に膨らんだ。
 しかし、経産省と消費者庁の協議では、大手電力各社で発覚したカルテルなどの不祥事が電気料金に与えた影響について明らかにするよう消費者庁が求めて両省庁が対立。経産省が影響について一定の検証結果を示したことや、値上げ後の各社の経営効率化の取り組みについても調べる方針を示したことなどから、両者が折り合った。
(以下有料)

 ヨーロッパに比べればまだマシな値上げ幅とは言え、また、再算定のおかげで北陸電力以外は値上げ幅が圧縮されたとは言え、それでもこの値上げ幅は尋常ではない。

 直接的にはロシアのウクライナ侵攻が電気代アップの引き金ではあるが、政治の責任も大きい。反原発の国民情緒におもねって、政治が原発再稼働を先送りしてきたツケが、今になって吹き出している。
 そしてそれ以上に、非科学的な反原発を煽り立ててきたマスコミや野党の態度に、大きな責任がある。

 この記事のように、朝日新聞は電気代値上げをしれっとした顔をして報じているが、「お前らが反原発を推進したせいだろうが」と言いたいところだ。
 ただ、朝日界隈は、「再生可能エネルギーを推進しなかったせいだ」とか思ってそうだ。自分たちは常に正義、悪いのは常に他者、という思考回路だからな。



立憲民主党の内輪もめ (2023 5/15 10:30)

泉代表、蓮舫氏に反論 「こんなツイートやめませんか」(5/13産経)
 立憲民主党の泉健太代表が自身に対する批判を繰り返している蓮舫参院議員にツイッター上で反論した。泉氏は13日、自身のツイッターに「なぜ同じ党の仲間であり、幹部経験者でもあるのに、こんな投稿をツイッターでされるのですか?やめませんか」と投稿した。
 これは、次期衆院選の獲得議席に関して泉氏が150議席を自身の進退のボーダーラインと設定したことに対し、「その場に伝わったとは思えないですが、こういう弁明はどうなのか」との蓮舫氏のツイートに反応したものだ。
 泉氏が自身の進退に関するボーダーラインを初めて表明したのは10日の両院議員懇談会だったが、表明のタイミングが会合の終盤だったことなどもあり、泉氏の決意は党内に十分に浸透していなかった。
 12日に泉氏は「できなかったら辞任という発想ではなく、立民の議席を伸ばすという決意と覚悟を示しました」とツイッターに投稿。これが10日の決意表明の軌道修正と受け取れることから、蓮舫氏は「弁明」という言葉を使ったとみられる。
 結果として、泉氏は12日の記者会見で、150議席に届かなかった場合は代表を辞任する考えを正式に表明。13日のツイートには「弁明?弁明などしていません」と書き込んだ。

 泉氏は13日午後、ツイッターに「もう十分に発信いたしました。結束に努めてまいります」と投稿し、蓮舫氏に反論したツイートを削除した。


 内部の揉め事をツイッターという場で晒すというのが、何ともみっともないというか、立憲民主党らしいと言うか。ただ、喧嘩を売ってきたのは蓮舫の方なので、泉氏はどちらかと言えば被害者、より反省すべきは蓮舫である。

 だいたい、蓮舫はそれほど偉そうな口をきく資格はなかろう。立憲民主党の支持率が低迷している原因のいくらかには、蓮舫の口の悪さ、態度の悪さ、揚げ足取りしかできない能無しぶりが関わっているだろう。

 蓮舫のような人間が大きな顔をしていられる環境が変えられないならば、立憲民主党は、蓮舫とか小西とか杉尾とか安住とか原口とか、そういった振り切れた連中と、そのような連中を支持する人の物にしてしまい、少しでもまともな面がある人は別の党を作ってそこに移るか、国民民主党に移った方がまだ芽があるだろう。
 今の立憲民主党は、支持者を含めて、振り切れすぎていて政党として機能していない。

 立憲民主党の議員は、振り切れた連中に媚びを売らないと支持率がいっそう低くなってしまうと考えているのかもしれないが、まともな政策を主張していれば、自民がいよいよダメだとなったときの代替案として候補に挙がる可能性がある。振り切れている今のままでは、自民がダメになっても決して代替の候補になり得ない。

 そもそも。
 蓮舫って泉氏にはやたら攻撃的な気がするのだが、蓮舫は泉氏が嫌いなの?何か感情的になってしまうような過去があった?それとも、通常運転で見境なく噛みつきまくってるだけ?



「知る権利」をダシにするな (2023 5/12 10:30)





 本当に、墜ちるところまで墜ちましたな、この御仁。

 いろいろ言い訳をしているが、「無断侵入してでも取材するに値するような怪しい団体かどうかは我々が決める」「我々が怪しいと感じたならば不法侵入も不法ではない」「出入り禁止は向こうが勝手に言ってるだけだから守る義理はない」と言っているだけである。マスコミ人士の傲慢さが如実に表れた、醜悪な主張である。

 これを許してしまえば、「カルト団体と関わりがある」という名目で、様々な施設への無断侵入を許してしまうことになる。マスコミに他者の権利を侵害する自由を与える物であり、到底看過できない。
 少なくとも、マスコミにそのような自由を許そうと思うほど、マスコミは信頼を得ていないだろう。「"国民の知る権利"のために無断侵入をしてでも取材してください」と考えている国民は、いったいどれほどいるのだろうか。

 「国民の知る権利」を持ち出して違法行為を正当化しようとしているが、自分のやりたいことを勝手気ままにやるために「国民」をダシにするのは、本当にやめてもらいたい。その「国民」の一人としては、「お前らの傍若無人な行為に俺たちを利用するな」としか思えない。



内輪もめ (2023 5/10 10:30)

ワグネル10日に撤退せず まだ弾薬不足、ロシア国防省非難(5/9時事)
 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は9日、国防省によって弾薬不足が解消されると約束されたものの、守られていないと不満を示した。
 弾薬が供給されなければ、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトから10日に撤退すると宣言していたが、数日間は残ると前言を翻した。
 SNSに動画を投稿した。この中で、国防省が弾薬を節約しているため戦闘員が犠牲になっていると主張。「幸せなおじいさんは、自分は大丈夫と思っている」と非難した。緊張関係にあるショイグ国防相を念頭に置いたとみられる。


 プリゴジンの一連の発言が事実であるとするならば、弾薬補給もままならないほどにロシアが困窮しているということになり、ウクライナの勝利を願う私たちにとっては朗報である。また、ロシア政府に非常に近しい立場にあるはずのワグネルと政府が揉めているのであれば、政府内でも軋轢が生じている可能性があり、プーチン政権の弱体化が期待できる。

 ただ一方で、弾薬不足という軍事機密に値する情報をこれほど安易に公表する物なのか、という疑問もある。それだけワグネルが追い詰められているということかもしれないが、猿芝居で何か策略があってのことかも、と思わずにはいられない。
 まぁウクライナもその辺りは警戒して、油断することはないとは思うが。

 願わくば、ロシアの窮状が事実であって欲しいし、早くウクライナから全面撤退して欲しい。



ウマ娘 RTTT (2023 5/8 10:30)

 『ウマ娘 ROAD TO THE TOP』全4話が終わった。
 ウマ娘2期が凄まじいレベルの神アニメだったので、あまり期待しすぎないようにと思っていたが、匹敵する佳作を見ることができ、非常に満足している。

 まず、OPが素晴らしい。曲が非常に良いし、4角からホームストレッチへ向かう映像が、「あぁ、そりゃ先頭の景色は譲りたくなくなるよなぁ」と思わせられるスケール感。

 ストーリーも、トプロは真面目で純粋だし、最後にアヤベさんが救われて良かったし、彼女を見守るカレンチャンもいいし、オペラオーは既に覇王として完成されてるし、ドトウやウラライスはかわいいし、オグリは大食いパワーアップしてるし……。
 いやぁ、いい物を見させてもらった。4話じゃなく5話か6話くらいにして、カレンチャンとアドマイヤベガの関係をもっと手厚く描いたり、ナリタトップロードの最後の勝利をもっと重厚に扱ってくれたら、とは思ったが、まぁ望めばキリのない話ではある。

 なかなか勝てない時期も、ナリタトップロードの馬券を買い続けていた20年以上前のことを懐かしく思い出した。そう、勝っても勝てなくても、ナリタトップロードである限り応援したくなる馬、だった。



政治ができない政党 (2023 5/1 10:30)

「活動家に乗っ取られている」入管法で立民議員落胆(4/28産経)
 立憲民主党が重要法案の対応で迷走している。外国人の送還や収容のルールを見直す入管難民法改正案では、与党から修正協議で譲歩を引き出しながらも執行部が反対を決め、交渉役の議員の努力が無に帰した。脱炭素社会に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)推進法案でも党の支持団体・連合の意に反し、修正協議が土壇場でひっくり返った。いずれも執行部が左派系支持層の意向を重視した結果で、立民の「左回帰」が顕著だ。
 入管法改正案は28日の衆院法務委員会で、与党と日本維新の会、国民民主党が提案した修正案を可決した。一方、反対した野党筆頭理事の寺田学氏(立民)は採決後、記者団に「ほぼ原案通りの法律が通ってしまった。痛恨の極みだ」と沈痛な表情で語った。
 寺田氏ら立民の実務者は法案修正のため昨年から水面下で政府・与党側と接触し、21日からは公式協議を始めた。与党は立民の主張を一部取り入れ、難民認定を判断する「第三者機関」の設置検討を付則に記すなどの修正案を提示した。
 第三者機関の検討は与党にとって大きな譲歩で、政府関係者は「付則に入れば『検討状況は』と何度でも国会質問される。将来設置せざるを得なくなっただろう」と漏らす。立民推薦で参考人として国会答弁した専門家も「すごい前進」とツイッターで評価した。
 ところが立民が法案対応を決めるために開いた会合では、出席者から「不十分だ」「支援団体に顔向けできない」など修正に反対する意見が続出。執行部は27日、修正を蹴って反対する方針を正式決定し、結局、修正は反映されずに法案は同委を通過した。
 「普段、顔も出さない議員ばかりが来て、的外れな反対論をまくしたてた。政治家なら一歩でも前に進めることを選ぶべきじゃないか」。会合に出席した議員は憤る。反対論者の多くは旧社会党系だったとして「この党は活動家に乗っ取られている」と嘆いた。
 一方、立民はGX推進法案でも迷走した。脱炭素社会に向けた投資を促進するための新法だが、立民は当初、連合の意向も受け、条件付きで賛成する方向で調整。衆院経済産業委員会の現場では与党との修正協議が整いつつあった。
 ところが党執行部は「原発の新増設につながりかねない」などとして反対を決めた。反原発の支持層の意向をくんだとみられるが、最終的に衆院では維新主導の修正案が可決された。
 法案は参院審議で国民民主党が奔走し、維新を巻き込んで連合が目指す修正を実現。修正案が28日の参院本会議で可決、衆院に差し戻される異例の展開となった。国民民主関係者は「うちが頑張ったのに、立民は『顔をつぶされた』と難癖をつけてきた。むちゃくちゃだ」と明かす。
 立民の迷走を横目に、法案修正で果実を得ているのはライバル維新だ。自民国対幹部も「立民は意思決定の主体がどこにあるか分からない」とあきれ顔だ。(千葉倫之、荒船清太)


 政治というのは妥協の産物で、意見の違う物同士が折り合いをつけながら中間地点を模索する活動である。
 しかしながら、立憲民主党議員の多くは、「0か100か」という思考しかできない1ビットの脳みその持ち主である。

 結果、入管難民法改正案にもGX推進法案でも修正を盛り込むことすらできず、支持者や支持団体の意向を全く反映させることができなかった。
 与党側が最初から話し合いに応じなかったというわけでもなく、むしろ、意見を取り入れる姿勢を示していたのにそれを蹴ったわけで、自分たちの意見は反映されないわ相手への心証も悪いわで、最悪の選択をしたことになる。

 世論調査で、立憲民主党の政党支持率が維新に抜かれているが、当然の結果だろう。

 野田元総理など、まともな人たちだけで党を飛び出していったんやり直すか、あるいはそういう人たちだけ国民民主党と合流したらどうか。左巻きの振り切れた馬鹿たちは、馬鹿な支持者と一緒にイロモノ政党として隔離した方が良かろう。政治のできる物たちだけで、国政を動かしていった方が良かろう。