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政策の話をしない野党 (2016 2/29 10:30)

 今日の国会、岡田克也が登場しているのだが、過去発言に対する追及、撤回or謝罪要求ばかり。政策を煮詰めるという方向ではなく、揚げ足取りで攻撃しようという姿勢は、いっこうに変わっていない。

 政策をなおざりにするのは、維新との合流に関しても同様で、出てくる話は政策ではなく党名ばかり。当然ながら、国民の期待が高まるはずもなく。

民維新党「期待せず」64% 本社世論調査(2/28日経)
 3月に発足する予定の民主党と維新の党の合流新党に「期待する」は25%で「期待しない」が64%に達した。夏の参院選の投票先に民維新党をあげたのも13%にとどまり、自民党の33%になお水をあけられている。
 民維新党は衆参両院で150人規模の野党第1党になる見通し。「安倍政権に疑問や不安を持っている人の受け皿になる」(民主党の岡田克也代表)ことを目指している。
(以下略)

 やはり期待しない人が過半数。まぁむしろ「期待する人が25%もいる」ことの方に軽い驚きがあったのだが。政策についての話し合いは全く為されず、党名の議論にこだわるばかりの野合に、いったい何を期待するというのか。「反自民だったら何でもいい」という発想の人が1/4もいるということだろうか。

 繰り返しになるが、本当に「党名」の話しか表に出てこない。

新党名、「民主」抜きで=松野維新代表(2/27時事)
 維新の党の松野頼久代表は27日、横浜市内で記者団に対し、民主、維新両党が合流してできる新党について「全く新しい党名で、イメージをがらっと変えていきたい」と述べ、「民主」を含まない党名がふさわしいとの考えを改めて示した。
 新党名の検討チームの一員である維新の江田憲司前代表も同日、横浜市内で開かれた同党神奈川県総支部の会合で「(民主党)解党に匹敵するよう、党名や綱領などをゼロベースで見直していく」と強調した。 
 会合で松野氏は「新しい道に進むことを切にお願いする」と合流に理解を求めた。出席者から異論は出なかった。


 出戻りしないと党の存続自体が危ぶまれている側なのに、松野は何でこんなに偉そうなのか。また、「全く新しい党名で、イメージをがらっと変えていきたい」って、政策を練り上げることもなくイメージばかり気にしてる辺り、ナメてるとしか言いようがない。

 党名?「反自民党」でいいじゃん。



現代文 (2016 2/27 10:30)

 内田樹の文章が東大前期日程の現代文の題材になったらしい。

http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/honshi/16/t01.html

 そのことを批判的に捉えている人もいるようだが、私は、「スットコドッコイな主張でもちゃんと相手の主張を読み取らねばならない」という意味では、内田樹の文章は現代文には格好の題材かもしれない、などと思ったりした。

 現代文で重要なのは、基本的な語彙力があることを前提とすれば、「相手の主張を把握・理解することとと納得することは別物だ」と意識し実践できること。それができているかを見るには、「論旨は分かりやすいが、言ってることがズレてる」という文章はお誂え向きですらある。「文章に対する違和感が誤読を呼んでしまうような人間」を排除し、「腐れた文章でもきちんと主張を把握できる人間」を拾い上げるには、内田樹は好都合な人選のようにも思う。


野合 (2016 2/27 10:30)

「野合で何が悪い、必ず政権交代」 民・維で新党へ(2/26テレ朝)
 (政治部・小池直子記者報告)
 この合流で衆参合わせて152人の新党が誕生します。岡田代表は「必ず政権交代を成し遂げる」と述べ、反転攻勢への第一歩としたい考えです。
 民主党・岡田代表:「日本の政治の流れを変える歴史的な日にしたいと思う。必ずここで政権交代、政治の受け皿になるという強い決意で新党を決めた」
 維新の党・松野代表:「これは終わりではなく、これからスタートだと思っています。ようやく、これで政権交代に向けて第一歩を踏み込むことができました」
 会談では、来月の合流に向けて新党準備会を設置し、懸案である新党の名前や規約などを検討することで合意しました。また、他の政党にも幅広く結集を呼び掛けることも確認しました。ただ、野党結集に向けては温度差があります。松野代表が「共産党以外のすべての政党に声を掛ける」としているのに対し、岡田代表は「理念・政策の一致が前提だ」としています。かつて連立を離脱した社民党や生活の党の小沢代表とは合流せず、「緊密な協力関係」にとどめたい考えです。自民党からは「野合だ」という批判も出ていますが、普段、クールな岡田代表は「野合で何が悪い」と語気を強め、並々ならぬ決意を強調しました。


 いや、野合の結果たる2009年〜2012年の政治がどうだったか、という話だろうに。それを振り返れば「反自民だけが目的の野合は悪い」という結論にしかならないし、そこへの反省がいまだ為されていないから、支持も回復しないのだ。



毎日新聞の捏造記事 (2016 2/26 10:30)

公布70年の今/3 信じる私、拒まないで イスラム教の服装、習慣 就活、職場で壁に(1/4毎日)
 司法試験合格者が学ぶ最高裁司法研修所(埼玉県和光市)の空き教室で昨年、司法修習生がイスラム教の礼拝を許された。イスラム教徒(ムスリム)の女性が頭を布で包む「ヘジャブ」の着用も認められた。初めてとされる対応だった。
 この修習生は林純子さん(36)=東京都。修習を終え、今年、都内で弁護士になる。法律家を志した原点に、かつて言われた忘れられない言葉がある。
 2002年秋、大学生だった林さんは就職活動をしていた。ある文具会社で面接終了後、採用担当者に話しかけられた。「君の評価は高い。でも、それを着けたままだと、弊社の規則に引っかかる可能性があります」
 ヘジャブをまとっていた。「個人的な義務でしているだけです」と外すつもりはないと伝えた。会社から連絡はなかった。
 留学先の米国で自らムスリムを選んだ。聖典のコーランを読み、現代にも通じる内容に思えた。01年春に帰国した時、両親は何も言わなかったが、その年の米同時多発テロで顔色を変えた。「イスラム教をやめなさい」「就職もないし結婚もできない」。懇々と説得された。
 でも迷わなかった。03年5月まで続けた就職活動で、全ての履歴書にヘジャブ姿の写真を貼り、イスラム諸国と取引が多いエネルギー、海運業界を中心に約40社へ送った。面接に進めたのは数社だけ。内定はなかった。

 通信会社で働く女性(33)=東京都=も学生時代にコーランを読み「互いに支え合う内容を実践すれば、世の中が平和になるのでは」と魅せられた。09年にムスリムとなった。
 知り合った日本人ムスリムから、友人関係がうまくいかなくなったと聞いた。孤立を恐れ、ヘジャブは休日にこっそり着け、平日はニット帽で出社した。1日5回の礼拝は自宅でまとめて行った。
 2年ほど前、職場の懇親会で、イスラム教が禁ずるアルコールや豚肉を口にしていないことを、上司に指摘された。仕方なく告白し職場での礼拝とヘジャブ着用を要望した。「私人と公人は分けろ。宗教は私人だ」。許されなかった。
 過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人人質殺害事件があった昨年1月。ヘジャブ姿で電車に乗っていると、高齢女性から暴言を浴びた。「クズ」。事件が影響していると思い怖くなった。「日本人は、表向きは差別しないと言っているけど、特定の宗教を信じることにどこかアレルギーがある。信じている人を拒む権利なんてないはず」と話す。
(以下略)

 この記事が、実際にインタビュイーが答えた内容と全く違っているという話。

ムスリム女性「異なる人物像、独り歩き」 毎日新聞が陳謝、第三者機関で審議へ(上)(楊井人文) - 個人 - Yahoo!ニュース(2/25)
 林さんらへの取材を担当したのは、関西地方の支局に勤務する20代の男性記者(ここでは「K記者」と表記。毎日新聞は署名記事が原則だが、この記事は「憲法70年取材班」とだけ記されている)。2人とも12月にK記者と何度か会って入信経緯など様々なことを聞かれたという。
 林さんは年末にK記者からメールで送られてきた原稿に間違いが多かったため、「正直なところ、かなりの違和感を持ちました。このまま新聞に掲載されるのは困ります」と返信。正月の2日にK記者を呼び、事実の間違いや意にそぐわない表現などを逐一説明して修正を要請。「ムスリムが差別されてかわいそうだというイメージを出したくなかった。かえって排除されやすくなるかもしれないし、ムスリムのためにもよくないことだと思い、実態とあわないから変えてほしいと繰り返し伝えた」という。しかし、実際の記事は、一部修正されていたものの、多くの点で書き換えられていなかったと指摘している。
 一方、Aさんは、会社の指示で匿名と事前の原稿確認を条件に取材に協力すると伝えていた。しかし、原稿確認の約束が果たされないまま掲載された。K記者から「完全に私のミス」とお詫びのメッセージが届いたという。
 「信じる私 拒まないで」や「ヘジャブの私認めて 偏見との闘い」といった見出しとともに掲載されたが、2人はそろって、自分たちの実像や思いとは異なると語った。しかも、個々の記述にも事実関係の誤りや意図と異なる表現が多くみられると指摘する。
 記事では、林さんについて「法律家を志した原点に、かつて言われた忘れられない言葉がある」として、大学時代の就職活動でのエピソードを紹介。ある文具会社の採用担当者からヒジャーブについて「それを着けたままだと、弊社の規則に引っかかる可能性があります」と言われ、「個人的な義務でしているだけです」と伝えたところ、連絡が来なかった、と記されている。しかし、林さんは、これは「忘れられない言葉」どころか「完全の忘れていた昔の話」で、担当者に「個人的な義務でしているだけです」と伝えた事実もないし、法律家を目指した動機とは全く関係がない出来事だという。
 また、司法試験当日にヒジャーブの中を確認されたことについて「悲しくなった。合格後、司法研修所に配慮を申し出た」と記されている。しかし、林さんは、ヒジャーブの中を確認されたときは面倒くささを感じた程度で「仕方がない」と理解していたという。また、司法試験に合格したときの受験時はヒジャーブの確認はされておらず、そのことで司法研修所に配慮を申し出たわけではなかった。司法試験でも司法修習でも必要な配慮はすべてなされ、嫌な思いは全くしていなかったという。
 一方、Aさんについては、「過激派組織『イスラム国』(IS)による日本人人質殺害事件があった昨年1月。ヘジャブ姿で電車に乗っていると、高齢女性から暴言を浴びた。『クズ』。事件が影響していると思い怖くなった」というエピソードが書かれている。しかし、Aさんがこの出来事に遭ったのは昨年1月のように読めるが、実際は昨年秋ごろ。記者には「(取材を受けた昨年12月から)数か月前」の出来事として伝えたという。そのため、昨年1月に起きた事件が影響しているとは考えておらず、「事件が影響していると思い怖くなった」とは話していないという。
 また、Aさんが記者に語った言葉として「日本人は、表向きは差別しないと言っているけど、特定の宗教を信じることにどこかアレルギーがある。信じている人を拒む権利なんてないはず」と鍵かっこで引用されている。大見出し「信じる私 拒まないで」は、この発言から取られた可能性がある。しかし、Aさんは「信じている人を拒む権利なんてないはず」というコメントは全くしていないと指摘した。モスク内部にいる様子の写真のキャプションに「ここは仲間がいて安心する」という鍵かっこつきの言葉も、自分の発言ではないという。K記者に「ここは仲間がいて安心するか」と問われ、「ムスリムではない友達もいっぱいいるので、別にそんなこと感じていない」と答えたという。
(一部抜粋)

 ねじ曲げの事実も相当に酷いが、お詫び文を渡したあとも記事を撤回することなく載せ続けているというのも酷い。さすが、世界中に「捏造してまで日本を貶める英文記事を配信した過去を持つ毎日新聞」である(参照:毎日デイリーニューズWaiWai問題 - Wikipedia)。

 「伝えたいこと」のために事実を平気でねじ曲げるようなことをやっておきながら「報道の自由は大事!」とか言っても、そりゃ説得力ゼロでしょうて。



壊し屋も合流? (2016 2/25 10:30)

民主・維新合流26日にも正式合意…生活も検討(2/25読売)
 民主、維新両党は、維新の党内手続きが終わる26日にも党首会談を開き、3月に合流することで正式に合意する。
 両党はその後、速やかに「新党準備協議会(仮称)」を設置、新党名や綱領などの検討に着手する予定だ。他の野党や無所属議員にも同時参加を呼びかけ、自民党に対抗する野党勢力の結集を図る。生活の党は参加を前向きに検討する方向だ
 民主党の岡田代表は24日の臨時常任幹事会で、維新との合流について、大半の民主党議員が一度離党し、解党した維新議員の移籍に合わせて新名称となった民主党に再入党する――との合流案を説明した。
 新党名は「略称『民主』になる案と、『民主』を含まない案の二つに絞った上で、客観的に決めたい」と述べた。世論調査などを活用したい考えだ。出席者から党名変更への反対意見が出たため、異例の挙手採決で了承を取り付けた。


 「生活の党と山本太郎となかまたち」も参加を検討ということで、いよいよもって「反自民以外に何のレゾンデートルも無い党」の印象が強まる。というか、時限爆弾を抱えるだけで現民主・現維新には何の利益もなかろうに。民維の側から小沢に声をかけたのか、小沢の方からすり寄ってきたのか……

 数年後、また小沢があれこれ文句言って党を割る未来しか見えない。

 ついでに。
 「小沢一郎が動き出した」ということで喜ぶヤツなんて、もはや山崎行太郎くらいしかいないだろと思いつつ彼のブログを見に行ったら、「小沢一郎の「新・政権交代論」が現実味を帯びて来た」「「小沢」の登場で、日本のマスコミの政治報道にも緊張感が増すだろう」とやっぱり大はしゃぎだった。



民維合流 (2016 2/24 10:30)

民主と維新、3月合流で大筋合意…新党名を検討(2/23読売)
 新党結成に向けた協議を続けている民主、維新両党は3月に合流することで大筋合意した。
 維新の党が解党し、民主党が吸収合併する形を取る。民主党の党名変更を検討し、清新さを打ち出す。今夏の参院選に向け、野党勢力が結集して与党と対決する必要があると判断した。
 民主党の岡田代表と維新の松野代表が22日夜に会談し、合流を目指すことで一致した。両党は24日に合流案を党内に諮った後、党首会談で正式合意する方針で調整している。両党執行部は「新党準備協議会(仮称)」を近く設置し、新たな綱領や基本政策を検討する考え。
 刷新イメージを鮮明にするため、合流の方式は、維新の解党とともに、民主党所属議員を便宜上1人残して全員がいったん離党し、新たな名称となった民主党に再結集する形を取る。1998年に民政党や新党友愛などが解党して民主党に合流し、「新民主党」に移行した手法を踏襲する。

民主と維新、合流へ大筋合意 3月中にも「新党」(2/23朝日)
 民主側が想定する具体的な合流手法は、@民主国会議員の大半が一時離党するが、残る一部議員とともに党組織は存続A維新は解党B民主の党名を変更Cいったん離党した民主議員と維新議員が、新たな党名となった民主党に合流――になるとみられる。「党の刷新」や清新なイメージを打ち出すために党名を変えつつ、民主の党組織は存続するため、民主が維新を吸収合併する形だ。(一部抜粋)

 いくら清新なイメージを出そうとしても、けっきょくは「またぞろ反自民で集結しただけ」に過ぎないのは変わりない。しかも「党名変更」とか「1人残して他は離党」とか、政策については全然頭を使わないくせに、こういう小手先の欺瞞には頭を使うなぁという印象。

 「反自民」以外に思想も思考も無い野党ばかりというのは、自民党にとっても難儀な話である。緊張感を自ら保とうと努力しなきゃならないし、野党的な役割は党内の非主流派や公明党で賄わなきゃいけないし。

 民主と維新の合流に、何ら期待することはない。少なくとも、「与党時代に恥を晒しまくったのにいまだにのさばっている幹部連中」が一掃されない限り、復活の芽は無い。



国歌、校歌 (2016 2/23 10:30)

岐阜大が国歌斉唱しない方針 馳文科相「恥ずかしい」(2/23朝日)
 馳浩文部科学相は21日、金沢市で記者団に、岐阜大学の森脇久隆学長が卒業式などで国歌「君が代」を斉唱しない方針を示したことについて、「国立大として運営費交付金が投入されている中であえてそういう表現をすることは、私の感覚からするとちょっと恥ずかしい」と述べた。
 卒業式や入学式での国歌斉唱は昨年6月、当時の下村博文・文科相が全国の国立大学長らに要請していた。岐阜大は前身の旧制学校の校歌を式で斉唱しており、森脇学長は今月17日の定例記者会見の質疑で、これまで通りの方針で臨む考えを示していた。
 馳氏は21日、金沢市内での講演で「岐阜大学の学長が国歌を斉唱しないと記者会見した」と指摘。その後、記者団に「(下村氏の要請は)大学の自主的な活動についてああしろ、こうしろと言うものでもない。学長が(斉唱しないことに)言及することはちょっと恥ずかしい」と語った。

 個人的には、高校までは教育的な意味を優先して「公立校は卒業式で国歌を歌うべきだ」と思っているが、大学は逆に「自治の精神」を優先させるべきだと思っている。「大学で国歌斉唱はすべきで無い」とまでは言わないが、「国歌斉唱すべきだ」とも言うつもりはない。国歌斉唱することが、国から補助金をもらう条件というわけでもあるまいし。

 そういえば、私は母校の大学の校歌を知らないなぁ……と思って調べてみたのだが、どうやら我が母校、正式な校歌や大学歌は無いらしい。いや、そういうのが大学としては普通なのか、珍しいのか、それすらもよく分からないのだが。



竹島の日 (2016 2/22 10:30)

竹島の日 国内世論を粘り強く喚起せよ(2/22読売)
 国家主権に直結する領土問題の解決は、簡単ではない。国内世論を喚起する啓発活動を続けながら、粘り強く取り組むことが欠かせない。
 島根県などが22日、松江市で第11回「竹島の日」記念式典を開催する。2005年に制定した県条例に基づく行事である。
 島根県は、竹島の関連資料を積極的に収集し、解説書などを刊行してきた。竹島が日本固有の領土であることを補強する調査研究活動を実施し、情報発信する地道な努力を高く評価したい。
 政府は、領土問題を担当する酒井庸行内閣府政務官を式典に派遣する。政務官の出席は安倍政権の発足以来、4年連続だ。地元では閣僚や副大臣の派遣を求める声がある中、格上げを見送っているのは韓国への外交的配慮だろう。
 日本は、17世紀半ばの江戸時代初期には竹島を漁場や中継地として利用し、領有権を確立していた。竹島を島根県に正式編入したのが1905年の2月22日である。
 アシカ猟の事業化を目指す水産業者が明治政府に竹島の所属の明確化を陳情したのが発端だ。当時、年1000頭以上のアシカを捕獲した記録が残っている。行政手続きにより、国際法上も領有権を確実にした意義は大きい。
 だが、サンフランシスコ講和条約の発効直前の52年1月、韓国が李承晩ラインを一方的に設定し、現在も竹島の不法占拠を続けている。警備隊を常駐させ、宿舎や灯台、湾岸設備などを整備した。容認できない行為である。
 安倍政権が内閣官房に設置した領土・主権対策企画調整室は、竹島に関する行政文書や日記など約1000点の資料を収集した。昨年8月には、約100点をデータベース化し、ホームページで検索・閲覧できるようにした。
 文部科学省も、領土教育に力を入れている。小中高校の教科書における竹島、尖閣諸島などの記述は徐々に充実してきた。
 領土問題の歴史的経緯や現状について、より多くの国民が正しい知識を身につけ、共通認識を持つことが重要である。
 日韓関係は、昨年末の慰安婦問題の合意により、ようやく改善に向けて動き出した。年明け以降、北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイル発射に対し、日韓両政府が緊密に連携し、北朝鮮への圧力を強めたことは一つの成果だ。
 様々な分野で日韓協力を着実に強化することは大切だが、領土問題については、日本の主張をきちんと伝えなければならない。


 たしかに韓国は、対中国や対北朝鮮を考えると味方にしておいた方が良い国であるが、安全保障や経済関係における協力と、領土の問題は別だ。もちろん竹島に関して「双方が納得できる良い妥協案」が出てくるならば歓迎したいと思うが、韓国の不当占拠を認めるようなことは絶対にできない。

 一朝一夕に解決できないというのも事実なので、まず何より必要なのは、訴え続けることですな。


やっぱりジジババがメイン (2016 2/22 10:30)

「SEALDs高校生版」、全国で反安保法制デモ ただ目立つのは中高年ばかり…(2/21産経)
 安全保障関連法に反対する高校生らが21日、全国各地で一斉デモを実施した。東京・渋谷では数百人が1時間かけて繁華街を行進し、「安倍晋三から日本を守れ」などとシュプレヒコールをあげた。
 参院選で野党統一候補の支援を目指す市民団体系の組織「市民連合」の中心メンバー、山口二郎法政大教授は街宣車でマイクを握り、高校生らに「皆さんと一緒に日本の平和と民主主義を守るため戦い抜きたい」と訴えた。
 デモは高校生グループ「T−nsSOWL」(ティーンズソウル)が主催した。ただ参加者は中高年層が目立った。

 とりあえず、バカな大人に煽られてしまった高校生は少なかったようで、安堵しておこう。
 若者を尖兵として使うというのは、文革、クメールルージュなどもやってきたし、今はISが実践している。あと、北斗の拳のサウザー。



全国一斉高校生デモ (2016 2/21 17:30)



 4日後には国公立大学前期日程の入学試験、1年生や2年生にとっては、2月末から3月頭に学年末テストが開催されるはず。つまり、「高校生のことを全く配慮しない大人」と「学年末テストとか国公立入試とか関係ないような高校生」が集まるわけだ。少なくとも、このデモを肯定するような大人は、「高校生の将来」をミジンコほども考えていない。

 一部には「推薦入試で既に進学が決まった高校生」がいるのかもしれんが、まぁ概ね「勉強なんて関係ねー」というレベルの子達ばかりであったろう。高校生は殆ど集まらず、「安保闘争の夢よもう一度」というなジジババの群れになっていることを望むが。

 デモ活動をやるなと言うつもりは毛頭ないが、優先してやるべきことは何かというのは、高校生諸君にはよくよく考えてもらいたい。



立憲民主党 (2016 2/20 10:30)

岡田代表、民主党名変更に言及…維新との協議で(2/18読売)
 民主党の岡田代表が、維新の党の松野代表との新党協議を巡り、民主党の党名変更の可能性に言及していたことが分かった。
 民主党への吸収を維新が受け入れることが条件で、岡田氏としては協議の落とし所としたい考えだ。ただ、双方の解党を訴える維新側が受け入れるメドは立っておらず、党名変更には民主党内の反対論も根強いため、実現は容易ではない。
 岡田氏の発言は、複数の関係者が明らかにした。維新の今井幹事長も17日の非公開の両院議員懇談会で、新党協議の経過を説明し、「岡田さんは解党は受け入れないが、党名(変更)は柔軟に考えるとのことだった」と明らかにした。
 新党名は「立憲民主党」など略称が「民主党」になる案が浮上している。新党名を浸透させる手間が省け、夏の参院選への準備を進めている改選組の理解も得られるとの思惑もある。民主党のロゴマークも継続して使用するとみられる。


 「太陽の党」とか「日本のこころをフンダララ党」とか「新党きづな」とか「みんなの党」とかに比べれば遙かにまともなネーミングなのだが、それでも、「立憲政友会」とか「立憲改進党」「立憲民政党」など戦前の古くさい雰囲気も感じられる。

 何より、民主と維新が合流しても結局は「元の民主党」であり、しかも現在に至ってもいまだに与党の時の反省を行っていない以上、名前がどうなろうと内実は変わらない、という話である。

 朝日新聞の世論調査でも、「民主党と維新の党が解党し、一緒に新しい政党をつくったほうがよいと思いますか。それとも、いまのままでよいと思いますか」という問に49%が「今のままで良い」と答えており(参照:世論調査―質問と回答〈2月13・14日実施〉(2/15朝日))、期待している人はやはり少数であることが分かる。



続・丸山議員の失言 (2016 2/19 10:30)

野党3党 自民・丸山議員の辞職勧告決議案を提出(2/18NHK)
 民主党など野党3党は、自民党の丸山和也参議院議員の参議院憲法審査会での発言について、「国民の政治に対する信頼を著しく失墜させた」などとして、18日、丸山議員に対する議員辞職勧告決議案を参議院に提出しました。
 自民党の丸山和也参議院議員は、17日の参議院憲法審査会で、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。これは奴隷ですよ、はっきり言って。まさか、建国当初に、黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」などと発言し、その後、謝罪しました。
 この発言を受けて、民主党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党3党は18日、丸山議員に対する議員辞職勧告決議案を参議院の輿石副議長に提出しました。
 決議案では、丸山議員の発言について、「日米間の信頼を大きく損ねるのみならず、基本的人権をないがしろにするものであり、決して看過できない。国民の政治に対する信頼を著しく失墜させ、良識の府である参議院の権威と名誉を著しく傷つけるものだ」としています。
 これに先立って自民党と民主党の参議院国会対策委員長が会談し、民主党の加藤参議院国会対策委員長は「丸山議員の発言は、事実誤認に基づくもので許せない」と指摘したのに対し、自民党の吉田参議院国会対策委員長は「事実に基づかない発言であり、お騒がせして申し訳ない」と陳謝しました。


 丸山氏の発言に対しては私も強く批判したが、かといって、議員辞職にまで追い込むべき話かとなると少し違うように思う。もちろん迂闊極まりない発言であり、個人的には次の選挙で当選して欲しくないという気持ちはあるのだが、「投票した人間がいる」という重みを考えると、選挙を経ずに辞職させるのはどうだろうか、という思いが頭をよぎる。

 また、仮に野党が「丸山氏は辞職すべきだ」と訴えるのであれば、「総理を睡眠障害に追い込もう」と発言した中山正春氏も同様に辞職すべきだろう、という気持ちもある。

 ただ、野党の辞職勧告には賛同しないが、かといって丸山氏の発言を前面擁護する気もない。
 背後の意図はどうあれ、その表現からは「黒人=奴隷というアナクロニズムな差別的視点」が感じられるのは確かであるし、国会という場で「日本がアメリカの51番目の州であったら」という売国奴と罵られてもしかたないような発言もしており(バカバカしい例え話ではあるが)、物言いが軽率極まりない。野党やメディアに都合の良いエサを与えてしまったことは、責められてしかるべきだろう。

 しかしまぁ、丸山批判を繰り広げるメディアや野党の態度は「調子づいてる」としか思えないね。本当に、ダブルスタンダードを臆面もなく使う奴らである。


岡田氏の妄想 (2016 2/19 10:30)

岡田代表「これから民主党の支持は上がる」 スキャンダル追及目立つ国会質問でも「理解いただける」と自信 ラジオ番組出演(2/18産経)
 民主党の岡田克也代表は18日、文化放送のラジオ番組に出演し、低迷する民主党について「支持はこれから上がっていく」と自信をのぞかせた。
 岡田氏は野党の現状について「第三極と言われていたものがなくなった。おおさか維新の会は与党だと思う」と指摘。さらに「共産党は考え方があまりにも違う」と述べ、安倍晋三政権に対抗しうる勢力は民主党と強調した。
 国会審議では民主党議員によるスキャンダル追及や、放送局が放送法違反を繰り返した場合の「電波停止」の可能性に言及しただけの高市早苗総務相に過剰に反発する質問が目立つが、岡田氏は「国会審議をちゃんと見ている方は、いかに民主党の議員がしっかりした議論をしているかが理解いただけると思う」とアピールした。
 自身が1月に行った首相の施政方針演説に対する代表質問も取り上げ、「私の代表質問に目を通していただければ、いかに多くの提案に満ちているか理解していただけるはずだ。ちゃんと読んでいる方が少ないし、伝わっていないのが悩みだ。われわれの伝え方にも問題がある」と述べた。
 岡田氏は、約3年3カ月の民主党政権について「いいこともたくさんしたが、いいことよりは失敗のことが残る。そうすり込まれている方もたくさんいる」と述べた。「まだ引きずっているが、国会などでしっかり頑張っていく中で払拭していくしかない。言い訳しても無理だ」とも語った。

 「支持はこれから上がっていく」とか「国会審議をちゃんと見ている方は、いかに民主党の議員がしっかりした議論をしているかが理解いただけると思う」とか「いいこともたくさんしたが、いいことよりは失敗のことが残る。」とか、頭が沸いているとしか思えぬ。エイプリルフールにはまだ早い。

 そうやって反省を全くしないから、いつまで経ってもバカな揚げ足取り体質のまま改善しない。



丸山議員の失言 (2016 2/18 10:30)

「黒人奴隷が米大統領に」=自民・丸山氏が発言、陳謝(2/17時事)
 自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会の質疑で、オバマ米大統領に関して「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。まさか米国の建国の時代に、黒人奴隷が大統領になると考えもしなかった」と述べた。人種差別と受け取られかねない発言で、批判を招きそうだ。
 丸山氏はこの後、記者会見を開いて「誤解を与えるような発言をしたことを大変申し訳なく思う」と陳謝した。 
 丸山氏は質疑の中で「例えば日本が米国の51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、「奴隷」をめぐる発言に及んだ。
 丸山氏はこの後の会見で、「私の意図するところと違う発言をしてしまったと認識している。議事録を精査し、削除および修正したい」と述べた。ただ、どの部分を削除するかは明らかにしなかった。
 オバマ氏は米国初の黒人大統領。父はケニア人で、母は米カンザス州出身の白人。


 擁護のしようのない発言である。

 そりゃ背後の意図まで考えれば「奴隷の子孫も大統領になれるくらい革新的な国」と言いたいのだろうが、ただでさえマスコミが鵜の目鷹の目で自民党議員の失言狙ってるのだから、もっと発言には慎重になるべきであった。
 「黒人奴隷が大統領になるなんて考えもしない」という発言は、オバマ大統領と黒人奴隷を重ねる発言と受け止められかねないが、そもそもオバマ大統領の父はケニア人で母は白人、つまり奴隷の子孫でもないわけで、まず事実認識からして的外れ。
 さらに、「今アメリカは黒人が大統領になってるんですよ、黒人の血をひくね。これは奴隷ですよ」とも言っており、いまだに「黒人=奴隷」という目で見ていると捉えられても仕方のない、浅はかな発言である。

 一部の自民党支持者からは擁護論も出ているようだが、発言自体は全く擁護に値しない。また、「マスコミは自民党議員の失言ばかりあげつらう」という批判もあり、それは自体は正当な批判なのだが、それと丸山氏の発言の是非は別問題であるし、また、メディアが偏った態度をとって報道しているという「現実」が厳然として存在する以上、そこは「ハンデ戦」だと思って自民党議員には緊張感を持って発言してもらうしかない。

 野党が全く頼りにならない以上、自民党がきちんと国政を切り回してくれないと困るわけで、緊張感の無さからくだらない失言をするのは勘弁して欲しい。くだらぬ失言で支持率を落とし、民主党のようなクズがまた政権に返り咲くようなことになっては、目も当てられない。



「首相を睡眠障害に」 (2016 2/17 10:00)

「首相を睡眠障害に」=民主・中川氏が発言(2/16時事)
 民主党の中川正春元文部科学相は16日、民主、維新両党の合同代議士会で、金銭授受問題で辞任した甘利明前経済再生担当相が睡眠障害で自宅療養していることを引き合いに、「いよいよ攻勢を掛けていきたい。安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」とあいさつした。
 中川氏はこの後、取材を受け、不適切との指摘に、「政府に対して反転攻勢を掛けたいという趣旨だった。表現が誤解を招いたとすれば、取り消したい」と釈明した。 

 「安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」……古今無双のゴミ発言である。しかも「誤解を招いたとすれば取り消したい」という、クサれた言い訳。「安倍首相の睡眠障害を勝ち取ろう」という発言に誤解の余地など一切存在しない。

 安倍総理が高支持率で長期政権になってるのには、少なからず「民主党政権があまりにアレだったために、それと比べたら安倍政権が遙かにマシに見えてしまう」というのがあると思うんだが、その辺りの反省は民主党議員から全く見られない。安倍政権が安定政権になっていることの原因が自分たちにあると考えていれば、多少の緊張感を持って国政に当たるはずなのだが、そんな緊張感は全く見られない。

 緊張感も反省もないから、こういう「人を人とも思わない発言」が出てくる。安倍総理のみならず、睡眠障害に苦しんでいる人もバカにした発言だ。



民主党政権の教訓 (2016 2/16 10:30)

甘利氏問題で内閣イメージ「変わらない」61% 朝日新聞社世論調査(2/16朝日)
 朝日新聞社の全国世論調査では、安倍内閣の支持率は横ばいで、甘利明・前経済再生相が現金授受問題で辞めた影響はほとんどみられなかった。第1次安倍内閣(2006〜07年)では閣僚の不祥事が相次いで内閣支持率は急落したが、内閣支持の「理由」が変わって、閣僚スキャンダルには強くなった。▼1面参照
 甘利氏の問題で安倍内閣のイメージがどう変わったか尋ねると、「変わらない」61%が最も多く、「悪くなった」33%、「よくなった」1%となった。
 今回、「変わらない」と答えた人にその理由を尋ねたところ、「安倍内閣の政策とは関係ない」が最多の45%。「もともと安倍内閣を評価していない」24%、「関心がない」13%、「安倍首相の対応が適切だった」12%が続いた。
 第1次内閣時代は内閣支持理由は「政策の面から」と「なんとなく」が3割前後で並び、「自民党中心の内閣だから」が最多のこともあった。しかし、第2次内閣以降は「政策」が一貫してトップで、アベノミクスなどの政策の面から支持する人が増えた。その結果、安全保障関連法などの賛否の分かれる政策によって内閣支持率は上下するものの、閣僚スキャンダルには打たれ強くなった。
 (山下剛)


 閣僚スキャンダルに支持率が揺らがない理由を「第1次安倍政権とは支持理由が変わったから」と結論づけているが、その「支持理由の変化」は、民主党政権という存在が大きく影響しているだろう。

 政策とは関係ない揚げ足取りに喝采を送ったせいで民主党政権が生まれ、その民主党政権は盛大に失敗をカマした。国民は、「政策以外を批判して足を引っ張っても利益にならない」「「政治は誰がやっても同じ、というわけではない」「上っ面の印象だけでなく政策を見ることが必要」と学んだ。それが、安倍政権に対する支持がスキャンダルなどでは簡単に揺らがないことの原因ではないか。

 その意味では、多少なりとも民主党政権が失敗したことは無駄ではなかったということか。



頑張ってらっしゃい、受験生 (2016 2/15 11:00)

 高3生の授業日程が全て終了。さぁ、受験生よ、のびのびと緊張感溢れる状況を楽しんでらっしゃい。

 大学に入ったら、「非公認サークルの勧誘」「宗教の勧誘」「英会話学校の勧誘」「酒」に気をつけましょう。
 大学非公認のサークルの場合、例えば「サッカーサークルと銘打っておきながら、実際には某宗教団体へ勧誘する呼び込み窓口」だったり、「料理サークルと思っていたら政府打倒を掲げる革命団体の集団だった」とか、そんな話はゴロゴロしています。
 英会話学校などの勧誘電話も、仮にそういった物に興味を持っていたとしても、電話で勧誘してくるところは「例外なくインチキ業者」と思って間違いないです。

 自由が増えるぶん危険も増えるわけです。多少の失敗も良い経験でしょうが、危険は避けることに越したことありません。



ダイオウグソクムシの脱皮 (2016 2/14 10:00)

ダイオウグソクムシが脱皮 国内で初確認(2/13NHK)
 詳しい生態が解明されていない深海の生物、「ダイオウグソクムシ」が脱皮する姿が12日、三重県鳥羽市の水族館で確認されました。水族館によりますと、ダイオウグソクムシの脱皮が確認されたのは国内で初めてだということです。
 ダイオウグソクムシは、メキシコ湾などの深海の海底に生息するダンゴムシの仲間で、大きなものは50センチほどに成長しますが、詳しい生態はまだ解明されていません。
 鳥羽水族館で飼育されている8匹のうち雄の1匹が、12日午前7時半ごろ脱皮を始めているのを飼育員が確認しました。そして、ゆっくりと体をよじりながら白くなった殻を脱ぎ、およそ7時間かけて体の後ろ半分の殻を脱ぎました。
 ダイオウグソクムシは体の前と後ろで半分ずつ脱皮するということで、水族館は残りの部分の脱皮がいつになるか、引き続き観察することにしています。
 水族館によりますと、国内ではおよそ20の水族館がダイオウグソクムシを飼育していますが、脱皮を観察した記録はなく、今回確認されたのは初めてだということです。
 鳥羽水族館の学芸員、森滝丈也さんは「脱皮していく姿を見て感動した。謎に満ちた生態を知るうえで手がかりになるのではないか」と話していました。


ダイオウグソクムシの脱皮を国内初確認・動画撮影に成功!! | イベント・新着情報 | 鳥羽水族館公式ホームページ
 鳥羽水族館で飼育中のダイオウグソクムシ(個体識別番号5)が、2016年2月12日脱皮をしました。現在、ダイオウグソクムシは国内では15館を超える水族館で飼育されていますがこれまでに脱皮の記録はなく、今回が国内初の事例になると思われます。また今回、脱皮の動画撮影にも成功しました。
 ダイオウグソクムシを含む等脚類(ダンゴムシの仲間)は、脱皮の際に先に体の後半部(胸部第5節以降)を脱ぎ、それが硬化した後、前半部を脱ぐ習性が知られています。これは脱ぎ捨てる殻のカルシウムを無駄にしないためだと考えられています(脱皮前に殻のカルシウムを体液中に溶かし出して、捨てられる殻になるべくカルシウムを残さないようにしてから脱皮をします。脱皮後硬化したら、体液中のカルシウムを後ろ側へ移動させ、前半分の脱皮をします。このように交互に脱皮をすることにより、カルシウムが無駄に捨てられるのを防いでいると考えられています)。
 ダイオウグソクムシ5は今年の正月あたりから徐々に体の前半分の白化が進行しており、脱皮の兆候ではないかと観察が続けられていましたが、2月12日の朝7:30に水槽の見回りに来た飼育スタッフによって脱皮途中の5の姿が確認されました。5は時々体をよじるようにしながら殻を脱ぎ、同日14:00頃に脱皮が完了しました。
 今回、5が脱皮したのは体の後半部だけで、前半部の脱皮がいつになるのか不明ですがダイオウグソクムシの脱皮は国内初記録であり、謎に満ちたダイオウグソクムシの習性を明らかにするデータのひとつになるのではないかと担当者は期待しています。


 NHKの記事では動画も見られる。
 後ろ半分を先に脱皮し、しばらくしてから前半分の脱皮を行うというのは、姿形の似ているダンゴムシと同じ。しかし「脱皮前に殻のカルシウムを体液中に溶かし出して、捨てられる殻になるべくカルシウムを残さないようにしてから脱皮をします。脱皮後硬化したら、体液中のカルシウムを後ろ側へ移動させ、前半分の脱皮をします」という機序は知らなかった。ダイオウグソクムシさん、スゲェ。


円高株安 (2016 2/14 10:00)

 「円安株高は庶民には何の関係もない」と喚いていた連中が、一斉に「円高だー株安だーアベノミクスの崩壊だー」と騒いていて、何ともバカバカしいというか何と言うか。

 「アベノミクスの失敗によって円高株安が発生している」ならその言説にも多少の説得力があろうが、現下の円高株安は、産油国が減産をしないことによる原油価格の下落と、ドイツの金融不安、中国の景気減速懸念などが複合的に絡み合い、投資マネーが株から円へ流れていることに起因している。アベノミクス自体が原因となった株安ではない。

 アベノミクス否定論者は、民主党政権時代のドル円70円台、株価7000円台の状況を肯定するのだろうか。失業率も自殺者数も高止まりだった時代を懐かしく思っているのだろうか。少なくとも、アベノミクスのうち金融緩和部分については否定のしようがない。問題があるとすればその先の成長戦略の部分であり、批判するならその部分であるべきだ。



北朝鮮の特別調査委員会解体 (2016 2/13 10:30)

北朝鮮特別調査委の談話要旨(2/12時事)
 【ソウル時事】北朝鮮の特別調査委員会が12日発表した談話の要旨は次の通り。
 一、われわれが行った水爆実験と衛星打ち上げは、主権国家の合法的で自主的な権利の行使であり、日本が是非を言い立てる性格の問題ではない。
 一、日本の反動層は今回、朝日政府間合意の履行と何らの関係もない問題を口実にして全ての約束を捨て、われわれに挑発を仕掛けてきた。
 一、安倍政権が既に解除した制裁措置を元に戻し、追加制裁まで講じたのは、自らストックホルム合意の破棄を公言したことになる。
 一、2月12日からストックホルム合意により行われてきたすべての日本人に対する包括的調査を全面的に中止し、特別委を解体する。
 一、日本の挑発的な敵対行為に対する、より強力な対応措置が続くことになるだろう。
 一、重大な結果を生んだ全責任は安倍政権が負わなければならない。(


 実際には調査などやっていない、もしくは適当にしかおこなっていなかったろうし、以前にも書いたように安倍政権は拉致問題に能動的に動いているわけでもなかったから、今回の北朝鮮の決定による影響は軽微ではあろう。
 ただ軽微というのが、「進展することに変わりない」ではなく「進展しないことに変わりない」という意味であるのは、拉致被害者の親族の方々の気持ちを考えると何ともやりきれない。

 日本独自の制裁については、安保理決議違反を北朝鮮がしでかした以上、日本政府は批判の姿勢をきちんと表明しなければならないわけで、「制裁しない」という選択肢は無いに等しい。以前「北朝鮮がミサイルや核で暴走すればするほど、国際社会の関心はそちらに向かい、拉致問題の解決がさらに遠のいてしまう」と書いたが、それはこのように「北朝鮮に制裁を科すことで拉致事件の進展が阻害されることがあり得る」ということも含めての話であった。

 この件を以て「安倍政権のせいで拉致問題解決は遠のいた」と噴き上がっている連中がいるのだが、それは全くの間違いであるし、非難すべきはまず北朝鮮だろうに。安倍批判に繋がれば何でもいいのかという感想しか持てない。



重力波 (2016 2/12 10:30)

「重力波を初観測」米中心の国際研究チーム 発表(2/12NHK)
 アメリカを中心とした国際研究チームは、11日、宇宙空間にできた「ゆがみ」が波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表しました。重力波の観測は、ノーベル賞に値する成果とも言われ、日本の専門家も「天文学の飛躍的な発展につながる」と述べて高く評価しています。

アメリカにある「LIGO重力波観測所」の国際研究チームは、現地時間の11日午前首都ワシントンで会見し、アインシュタインがちょうど100年前に「一般相対性理論」の中で提唱した現象である「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表しました。
重力波は、ブラックホールなどの天体によって生み出された宇宙空間の「ゆがみ」が波となって伝わる現象で、研究チームによりますと、2つのブラックホールが合体するときに出た重力波を去年9月に観測したということです。2つのブラックホールは、質量がそれぞれ太陽の29倍と36倍と極めて大きく、観測された重力波は13億年前に出たものだと説明しています。重力波はこれまで直接観測されたことがなく、アメリカだけでなく日本やヨーロッパなど世界の科学者が観測を目指していました。
観測に成功した「LIGO重力波観測所」は、アメリカの西部ワシントン州と南部ルイジアナ州の2か所に施設があり、研究チームを率いるカリフォルニア工科大学のデビッド・ライツィー教授は会見の冒頭で「重力波を観測したぞ!」と叫び、喜びを表していました。
重力波の観測はノーベル賞に値する成果とも言われ、今後は世界各国の科学者による観測データの検証が進められることになります。


 朝起きたらテレビでこのニュースをやっており、「遂に!」と興奮を覚えたところだ。ブラックホールの様子を観測する手段が増えたことになるし、光学的な観測では不可能な「宇宙ができて38万年後より以前」の様子を観測する手段を、人類は手に入れたかもしれない。

 宇宙ができて38万年後までは、高温高密度のため、原子核と電子が高速で飛び回っており、光子はそれらにぶつかってまっすぐ飛べない状態にあった。当時の様子を観測しようとしても「乱反射した光に邪魔されて観測できない」ような状態にある。しかし、重力波は高速で飛び回る電子などに邪魔されることがないため、重力波観測によって光子に対して不透明な状況の観測ができる可能性がある。

 何年後か何十年後か、宇宙の晴れ上がり以前の様子を知ることができるのかなぁ、と思うとわくわくしてくる。
 一方、「重力波水」とか「重力波ネックレス」「重力波食品」の開発が急ピッチで進められてるかもしれんね。


続・高市発言 (2016 2/12 10:30)

「電波停止」答弁、07・10年にも…適用なし(2/11読売)
 高市総務相の放送法を巡る発言が物議を醸している。
 放送局が政治的な公平性を求めた放送法の違反を繰り返した場合、電波停止を命じることもあり得るとの認識を示したもので、民主党など野党は「メディアの萎縮につながる」と反発している。ただ、過去にも同様の答弁が行われており、放送番組を巡って電波停止命令が適用された例はない。
 「言論弾圧しようとしているのではないかというイメージを印象づけようとしているが、全くの間違い。放送業について従来通りの一般論を答えたものだ」
 安倍首相は10日の衆院予算委員会で、高市氏の発言をこう擁護した。
 民主党は連日、衆院予算委員会でこの発言を取り上げ、追及を続けているが、発端は8日の答弁だ。高市氏は「放送事業者が自律的に放送法を守ることが基本だ」と述べたうえで、「放送事業者が極端なことをして、行政指導しても全く改善しない場合、何の対応もしないとは約束できない。違反した場合の罰則規定も用意されていることで実効性を担保すると考えている」と答弁した。「私の時にするとは思わないが、その時の大臣が判断すると思う」とも強調した。
 放送法4条は放送事業者に対し、放送番組の編集に当たり、政治的に公平であることなどを求めている。放送法に違反した場合、業務停止命令や、電波法76条による電波停止命令ができる。菅内閣時の平岡秀夫総務副大臣は2010年の参院総務委で、福田内閣時の増田寛也総務相も07年の衆院総務委で、停止命令適用の可能性に触れている。

 けっきょく今回騒いでいる人たちの根底にあるのは「安倍政権だから」なんだよなぁ。

 「安倍政権は暴走している」という前提で考えているようだが、安保法の際だってあれほど手続きをきちんと踏もうと努めていたわけで、「暴走」いう評価は適切ではないように私は感じる。今回も、「自民批判の放送局を停波処分にするつもりだ!」と、言ってもいないことを「言ったように捉えて批判している向きが多い。
 同じ内容の答弁は民主党政権でも為されているし、報道への恫喝なら松本龍の方があからさまだし、その他「浜岡原発停止要請」など権力の濫用の例は枚挙にいとまがない。

 「メディアは権力を批判する物だ」という主張は理解できるのだが、しかしながら民主党政権の時は、特にテレビなどは政府批判は影を潜めてむしろ野党批判の方が強かった。「責任野党」という不思議な言葉で自民党批判が為されていたし。
 「権力批判」を標榜するなら、対象によって基準をコロコロ変えるな、という話である。



生まれ変わり (2016 2/11 11:00)

死んでから生まれ変わるまでの期間は平均4年5カ月 「生まれ変わり」の可能性 (2/8ダ・ヴィンチニュース) - Yahoo!ニュース
 人は死んだ後どうなるのだろうか? 実際のところは、死んでみなければわからない。また、信じている宗教によっても、考え方は違うだろう。しかし、世界中で宗派を問わず、ひとつの可能性として信じられているのが、「生まれ変わり」だ。
 2008年、「『生まれ変わり』はあると思うか?」という国際調査に対して、日本人は43%が「ある」と回答。33%が「ない」、残り24%が「わからない」との結果だった。調査をしたのは、国際社会調査プログラム、通称ISSP。現在、45カ国が参加する国際調査機関だ。ちなみに、アメリカでの調査結果は、31%が「ある」、64%が「ない」と回答。教義上は、「生まれ変わり」を否定しているキリスト教圏の国々でも、この考え方を肯定する回答が出ている。
(以下略 )

 記事自体はすこぶるくだらない物ではあるが……

 仮に生まれ変わりがあるとすれば、太陽が核癒合を終える50億年後以降はいったいどうなるのか、宇宙で新たに星が生まれなくなってしまった後はどうなるのか。客観的に考えれば「生まれ変わり」とか「魂」は存在しないだろうし、仮にあったとしても、宇宙の将来を考えると「存在しない場合よりも過酷」な話になってしまうだろう。

 死の恐怖から逃れるためならば「生まれ変わり」が存在すると考えた方が精神的には安らぐのも確かで、そういう宗教的な言説を全面的に否定するつもりもない。私は魂や生まれ変わりは信じちゃいないが、ふと「祖父が見てくれている」とか思ってしまうのも事実で、心の奥底には「非科学的な信仰」のような物が横たわっているのだろう。

 ついでに言うと、死ぬのがとても怖い。自分の意識がなくなる、自分という存在がこの世から消えることがものすごく怖い。子供ができてからは「未来を託せる存在」としての子供がいることで多少気持ちが落ち着くのか、その恐怖心は多少和らいだが、それでもタナトフォビアを完治するには至っていない。これ、年取ったら治るのか、治らなかったら死ぬとき私はいったいどうなるのか。そのときまでには悟りを開いていたいなぁ。



高市発言 (2016 2/10 10:30)

高市総務相、電波停止に言及 公平欠ける放送に「判断」(2/9朝日)
 高市早苗総務相は8日の衆院予算委員会で、放送局が政治的な公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、放送法4条違反を理由に、電波法76条に基づいて電波停止を命じる可能性に言及した。「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」と述べた。
 民主党の奥野総一郎氏が放送法の規定を引いて「政権に批判的な番組を流しただけで業務停止が起こりうる」などとただしたのに対し、高市氏は「電波法の規定もある」と答弁。電波停止などを定めた電波法76条を念頭に、「法律は法秩序を守る、違反した場合は罰則規定も用意されていることで実効性を担保すると考えている」と強調した。
 そのうえで高市氏は、「私の時に(電波停止を)するとは思わないが、実際に使われるか使われないかは、その時の大臣が判断する」と語った。
 放送法4条は放送の自律を守るための倫理規範とされてきたが、高市氏はNHKの過剰演出問題で、行政指導の根拠とした。この点についても「放送法の規定を順守しない場合は行政指導を行う場合もある」との考えを重ねて示した。
 「政治的な公平性を欠く」の事例については、「国論を二分する政治課題で一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の見解のみを取り上げてそれを支持する内容を相当時間にわたり繰り返す番組を放送した場合」などと列挙。「不偏不党の立場から明らかに逸脱していると認められるといった極端な場合には、政治的に公平であるということを確保しているとは認められない」とした。
(以下登録読者のみ)

 法律に罰則規定が存在する以上、行政が「罰則を適用しない」と明言することはできない、という当たり前の話であろう。「政治が放送に介入することの危険性」を考慮して高市氏もかなり慎重な物言いをしているし、これに対して「政府による言論弾圧の可能性が−」と噴き上がるのは、発言を恣意的に拡大解釈している嫌いがあるように感じる。

 朝日新聞はこの件で政府叩きを促進したがっているようだ(参照:高市総務相の停波発言に波紋 与党にも慎重対応求める声(2/10朝日))。同様の発言は民主党政権の時にもあったのに、そのときには全く反応せず、安倍政権に対してのみ批判を展開するという姿勢は、実に朝日らしい。

 民主党も、罰則規定の存在が気に入らないのなら、法律の改正案を出すのが筋だろう。自身も立法府の人間のくせに「この法律の規定はおかしい」とか「この法律の規定を適用しないよう明言せよ」など、ズレた態度でしかない。



自民が今井絵理子擁立 (2016 2/9 10:30)

今井絵理子氏の公認内定=参院比例、SPEEDメンバー−自民(2/8時事)
 自民党は8日の役員会で、夏の参院選比例代表候補として、女性ボーカルグループ「SPEED」の今井絵理子氏(32)の公認を内定した。参院選の「目玉候補」とする考えで、茂木敏充選対委員長が役員会で擁立方針を報告し、了承された。 
 今井氏はSPEEDのメンバーとして活躍し、1990年代後半の絶頂期には数々のヒット曲を連発。30〜40代の間で特に知名度が高いとされる。聴覚障害を持つ長男を育てるシングルマザーとして社会活動にも積極的に参加しており、安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の理念にかなうと判断した。
 党関係者によると、タレント候補のはしりでもある山東昭子元参院副議長が擁立にかかわったという。今井氏は沖縄県出身。参院選沖縄選挙区には島尻安伊子沖縄担当相も出馬する。党幹部は島尻氏と選挙運動を連動させることを検討している。

 基本的には「知名度だけで票を掠め取ろうとするようなタレント候補の存在には辟易する」という感情を抱いているのだが、当然ながら「知名度だけではない」のなら、タレント候補でも問題は無い。
 今井氏についても、政治的な問題に造詣が深い、あるいは明確な国家ビジョンを持っているという場合がゼロというわけではないので、タレント候補だからと言って叩くことはしたくない。「障害を持つ子供の親」という立場は、政治家として生きていこうという意欲を抱かせるには十分な理由であろうし。

 ただ、安全保障関連でこういう発言しているのはいただけない。



 この浅薄さは、政治家には相応しくないといわざるを得ない。この底の浅さは過去の物で、今は左巻き視点から脱却してくれているなら良いのだが……



いや脅威だろ (2016 2/8 10:30)

社民党談話は「ロケット発射」?! 又市幹事長「いたずらに『北朝鮮の脅威』あおるな」(2/7産経)
 社民党の又市征治幹事長は7日、北朝鮮のミサイル発射について「わが国の領土と領海内に落下する可能性がありながら発射を決行したことは、民間船舶や航空、水産関係者、沖縄県民をはじめ国民に影響と不安を与えるものであり、北朝鮮政府に対し、強く抗議する」との談話を発表した。
 又市氏は発射を「極めて遺憾」とし、「北東アジア地域の平和と安全に悪影響を及ぼすことが懸念される」と指摘した。一方で、「この機会に乗じて、いたずらに『北朝鮮の脅威』をあおり、ミサイル防衛システムの整備・強化や、『南西諸島防衛』名目の自衛隊の沖縄展開に利用することは、北東アジアの緊張関係をかえって増幅しかねない」とも主張した。
 政府に対しては「国際的な協調体制を強化するなど、徹底した外交努力によって核とミサイル問題を解決すべきである」とした。談話の表題は「ミサイル」ではなく、「ロケットの発射」だった。

 いやいや、上空を無法国家が飛ばしたミサイルが飛んでいくのは、そしてその精度がどんどん向上していっているのは十分脅威であろうに……さすがの社民党、北朝鮮擁護の姿勢は一貫しており、見事な安定感である。

 で、一部で「ロケットかミサイルか」というのが話題になっていたようだが、国連安保理決議は、北朝鮮に「宇宙ロケット含む全ての長距離弾道ミサイル発射技術の使用を禁止すること」を求めている。だから、そもそも「ミサイルかロケットか」という議論自体がそれほど意味のある物ではない。

 北朝鮮がミサイルや核で暴走すればするほど、国際社会の関心はそちらに向かい、拉致問題の解決がさらに遠のいてしまう。まぁ、安倍政権自体が拉致事件の解決に前向きには見えないので、実質的な影響は殆どないのかもしれないが…。



迷惑国家 (2016 2/7 10:00)

北朝鮮の中傷ビラ、誤作動で30kgの塊で韓国に落下相次ぐ(2/5FNN)
 北朝鮮が、事実上の弾道ミサイルを発射すると予告した。こうした中、韓国では、北朝鮮からのまた別の「空からの贈り物」に戦々恐々としている。
 北朝鮮は、1月の核実験以降、韓国の宣伝放送などに対抗する形で、韓国向けの誹謗(ひぼう)中傷のビラを飛ばしている。
 ビラは、1週間で100万枚以上送られるが、誤作動で、1度に3万枚、およそ30kgの塊で落下したり、車のボンネットや住宅の屋根を直撃するケースが相次いでいて、住民は、頭を悩ませている。


 北朝鮮が飛ばすビラの内容はきわめてバカバカしい物のようだが(参照:もはや嘲笑?の対象 北から飛来する宣伝ビラ 当初目的と異なる“迷惑さ”で韓国悩ます(2/5産経))、30kgの塊が落下するというのは、別の意味で確かに脅威ではある。本来の目的とは別の意味で相手に打撃を与えるバカバカしさは、北朝鮮らしいとも言えるが。

 と、こう書いてるうちに、北朝鮮がミサイルを発射した。まったく迷惑極まりない存在である。着弾だったり、部品落下などの被害は出ていないようで、その点には安堵している。発射をすぐに感知したし、Jアラートもきちんと機能していたようで、そこにも安心感を覚えた。
 そういえば、NHKはきちんと「ミサイル」って言っていたな……そういえば「飛翔体」って言葉、どうなった?



読み間違い (2016 2/6 10:30)

死亡女児の名前、裁判官が読み間違えて遺族に謝罪 福岡(2/6朝日)
 福岡地裁で5日にあった交通死亡事故の公判で、裁判官が判決の読み上げ時に、亡くなった女児の名前を読み間違えた。裁判官は指摘を受け謝罪した。
 ミスがあったのは、福岡市早良区のスーパー駐車場で昨年6月、同区の女児(当時2)が乗用車にはねられて死亡し、運転していた女が自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)罪に問われた裁判。禁錮1年2カ月執行猶予3年(求刑禁錮1年2カ月)が言い渡された。
 丸田顕裁判官は判決を読み上げた際に女児の名前を誤り、閉廷後に検察側が「名前を間違えたようです」と指摘した。丸田裁判官はその場で謝罪したが、遺族が「それだけですか」と反発。泣き崩れる人もおり、傍聴席から「名前くらいちゃんと言って」との声も上がった。
 その後、丸田裁判官は遺族を除く傍聴者に退廷を指示し、非公開で遺族らと約5分間話し合った。地裁によると、丸田裁判官は遺族に再度謝罪したという。地裁は「特にコメントすることはない」としている。(田中翔人、安田桂子)


 一瞬「キラキラネームか?」と思ったが、寧ろそれなら事前に確認しようとするだろう。普通の名前に見えて読みが予想外という「キラキラ読み」だった可能性が高いんじゃなかろうか……
 そう思いつつ記事を探してみたら、これのようだ。

福岡市早良区のサニー有田で死亡事故、2歳女児車にはねられる | 日刊時事ニュース

 「優奈」が子供の名前だそうで、「ゆな」を「ゆうな」と間違えたとか、あるいは全く予想外の読みだったか……
 謝罪に対し「それだけですか」と反発するのは、まぁ亡くなった子供への感情からすればしかたないのかもしれないが、「泣き崩れる」のは少し過剰な反応のような気もする。被疑者が執行猶予を受けたことで、感情的になっていたのかもしれないが。



朝日にまたSEALDs登場 (2016 2/5 10:00)

(座談会)寂聴×SEALDs(2/5朝日)
 こんにちは、瀬戸内寂聴です。あら、みなさん、かわいいのね。去年の国会前デモを見ていて、ぜひSEALDs(シールズ)(安保関連法に反対する学生団体)のみなさんとおしゃべりしたいと思って、お招きしたの。若いっていいわね。ケラケラ笑って、よく食べて。幸福は笑顔が好きなの。さぁさぁ、今日は、いろいろ聞かせてくださいね。(以下登録読者のみ)

 朝日新聞は本当にSEALDsが大好きなようで、頻繁に特集の記事を組んでもらえている。安保闘争、学生紛争の夢を受け継ぐ若手ホープという位置づけで、全面的に応援しているという感じ。対して勉強もせずに情緒的に騒いでいるだけの集団なのだが。
 で、そこに左巻きの本能剥き出し坊主である寂聴が絡むという、朝日愛読者にはたまらない(=そうでない人には胸焼けのするような)対談記事。

 しかし、「楽しければいい!」としか言ってないな。「頭を使っていない」ということが如実に出た、それはそれで興味深い対談ではある。



肩凝り (2016 2/4 10:30)

もむと神経を痛める恐れ…肩こりの原因など解説(2/3読売)
 東京医大整形外科講師の遠藤健司氏が3日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、肩こりの原因などについて解説した。
 遠藤氏は、肩こりの多くは、首の後ろから両肩にまたがる筋肉が緊張して起こると説明。安易に強くもんだり首を回したりすることで、かえって組織や神経を痛める恐れがあると指摘した。一方、神経の圧迫や炎症、腫瘍などが原因になる場合もあるため、「長く続いたり、休んでも悪化したりする場合は、遠慮せずに整形外科を受診してほしい」と呼びかけた。


 肩凝りが酷くて吐き気があったり目玉の奥に鈍痛が走ったり、「首を切断して水でジャブジャブ洗いたい」と思ってるくらいの時に、「組織や神経を痛める恐れ」なんて気にしていられぬ、というのが正直なところ。

 「普段から首回りをきちんとストレッチしておけば」とは思うんだけど、少し油断するとすぐに首が凝ってしまう。首の凝りが解消する「即効法」があるなら、幾ら払っても教えて欲しい、という気持ちである。

 無駄に頭が大きいのも原因だろうな。フリーサイズの帽子なら入るだろうと試着してみて入らなかったときの衝撃よ……



続・Astonishing (2016 2/3 10:30)

 Dream Theaterの「Astonishing」を何度も聴いているが、やっぱり聴けば聴くほど味わいが増す。「The Gift of Music」「A better Life」「A New Beginning」「Moment of Betrayal」辺りが特に好みだが、それ以外も心地良いメロディが満載で、かなり気に入っている。

 今作こそ「Dream Theater」というセルフタイトル付けた方が良かったんじゃないかなぁ……いや、前作も決して悪い作品じゃなかったけど、セルフタイトル付ける意味があまり感じられなかったので。


「狐につままれたようだ」 (2016 2/3 10:30)

「辞任ショック」は限定的=野党に誤算、迫られる戦術見直し−国会(2/2時事)
 民主党など野党は、3日の衆院予算委員会から始まる2016年度予算案の実質審議で、辞任した甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題や安倍晋三首相の任命責任を取り上げ、追及を強める方針だ。ただ、「政治とカネ」のスキャンダルに直撃されたにもかかわらず、報道各社の世論調査で内閣支持率は堅調に推移。野党への追い風は乏しく、戦術の工夫を迫られそうだ。
 経済再生担当相交代を受けて衆参両院本会議は2日、代表質問の補充質疑を実施。野党側は甘利氏の問題を中心テーマに据え、民主党の西村智奈美氏は首相に「自民党総裁として甘利氏に国会招致に応じるよう促すことが当然だ」と迫った。
 共産党の仁比聡平氏は甘利氏の秘書と都市再生機構(UR)の接触が12回に及んだことに言及、首相に「これが圧力でないと言うのか」とただした。しかし、首相は「一人一人の政治家が国民の信頼を得られるよう自ら襟を正し説明責任を果たすべきだ」などと無難な答弁に終始した。
 甘利氏の疑惑が浮上した時点で民主党は、「潮目は変わった」(幹部)と勢いづいた。ところが、最近実施された各種世論調査で、安倍内閣の支持率はむしろ上向いた。
 先月28日の甘利氏の辞任が世論に「潔かった」と映ったことや、翌29日に日銀が打ち出したマイナス金利の効果が影響したとの見方があり、「甘利ショック」が限定的だったことが浮き彫りに。民主党の小川敏夫参院幹事長は2日の記者会見で「キツネにつままれたようだ」と首をかしげ、維新の党の今井雅人幹事長は「(甘利氏の辞任会見で)疑惑を覆い隠す演出をしたのが効いている」と指摘した。
 民主党などは3日以降も甘利氏の問題を取り上げていく方針。岡田克也代表は2日の党常任幹事会で本会議質疑に触れ、「説得力のない答えが繰り返された。これからも追及していかなければならない」と表明した。
 ただ、東京地検が関係者の聴取に動きだしており、国会での真相究明には限界もある。甘利氏や関係者の国会招致に与党が応じる見通しはなく、民主党内には「次の週刊誌報道を見てから対応を考えるしかない」(国対幹部)との声が漏れる。甘利氏が一手に担った環太平洋連携協定(TPP)交渉の詳細を後任の石原伸晃担当相にただし、追い詰めるといった作戦も検討している。


 少しでも頭を働かせれば、「閣僚の疑惑を追及するよりも、政治を前に進めることを国民は望んでいるのだな」と理解できるはずだ。しかしながら、「反自民」が思考回路を支配してしまっているから、「キツネにつままれたようだ」というマヌケな感想を漏らすことになる。

 いや、仮に甘利氏の問題で支持率が下がっていたとしても、決して「安倍不支持=民主支持」ではない以上、揚げ足取りに終始しているうちは民主党の支持率が上がってくることはないだろう。というか、下野して3年以上経つんだから、いい加減に気づけ。



足を引っ張りたいだけ (2016 2/2 10:30)

甘利氏辞任で岡田代表 総理の任命責任追及へ(2/1ANN)
 民主党の岡田代表は、甘利前経済再生担当大臣の金銭授受疑惑について「安倍内閣全体の問題だ」として、衆議院の予算委員会で厳しく追及する考えを強調しました。
 民主党・岡田代表:「一部の閣僚のスキャンダルとは違って、UR、国交省の問題なんですね。だから、内閣のなかの問題なんですよ。辞めれば済むという話ではありません」
 岡田代表はこのように述べ、甘利前大臣個人の問題では済まないという考えを強調しました。また、衆議院の議員定数の削減を巡って自民党内で先送り案が出ていることについて、岡田代表は「有識者調査会の答申を尊重するべきだ」と批判しました。そのうえで、安倍総理大臣の認識をただしていく考えを示しました。


 甘利氏の監督責任、あるいは秘書の行動に問題なしと言うつもりはないが、政策と関係ないところで大はしゃぎする民主党の態度には辟易せざるを得ない。政策論争に頭を働かせようという気持ちは起きないのか。
 いや、本気で「政治とカネの問題」を何とかしようと思っているならまだマシで、実際には「政府の足を引っ張りたい」だけ。証拠に、今まで散々「甘利辞めろ」と言ってきたくせに日曜日のHNK『日曜討論』では、「TPP交渉の内実を知る人がいなくて国会で審議できるのか!」「交渉の日本側当事者がいなくてアメリカが違うこと言ってきたときに対応できるのか!」と言っていた。どう転んでも批判するばかりである。

 野党がバカだと、与党も慢心し、政治全体の質が地盤沈下しかねない。野党にも一定レベルの政治力を期待したいのだが、今は自民党に自制能力を求める以外ない状況。働けよ、野党ども。



内閣支持率上昇 (2016 2/1 10:30)

内閣支持率51% 甘利氏問題は影響せず(1/31毎日)
 毎日新聞は30、31両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は51%で、昨年12月の前回調査から8ポイント上昇した。支持率が5割を超えたのは2014年3月調査以来。不支持率は30%と前回より7ポイント低下した。甘利明前経済再生担当相が28日、自身と秘書の金銭問題で辞任したのを受け、甘利氏を閣僚に任命した安倍晋三首相の責任を尋ねたところ、「任命責任は重くない」との回答が46%、「任命責任は重い」が42%でほぼ同水準だった。甘利氏の問題は支持率に影響せず、安全保障関連法への世論の批判が薄れたことや、外交面での実績などがむしろ数字を押し上げたとみられる。
  甘利氏は辞任を表明した記者会見で、自身と秘書が千葉県の建設会社から現金を受け取ったことを認めた。秘書が関与した問題は弁護士による調査を続けている。今回の世論調査で甘利氏の「説明は不十分だ」は67%、「十分に説明している」は20%。辞任後も説明を求める意見が強い。
 首相の任命責任が「重くない」と考える層では内閣支持68%、不支持15%。これに対し「重い」と考える層では支持32%、不支持50%。首相に責任はあるものの内閣は支持するという人が一定程度存在している。
 甘利氏の後任に自民党の石原伸晃元幹事長を起用した人事については「評価しない」が50%、「評価する」は31%。内閣支持層でも「評価する」42%、「評価しない」40%と見方が分かれた。
 日韓両政府は昨年12月28日、慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的に解決」することで合意した。この合意を「評価する」は65%で、「評価しない」の25%を大きく上回った。内閣支持層の75%が評価し、不支持層でも「評価する」は55%と過半数を占めた。
 しかし、この合意によって慰安婦問題が「解決するのは難しい」は72%に上り、「解決すると思う」は19%にとどまった。
 内閣支持率は男性で前回比5ポイント増、女性は同9ポイント増。女性で支持率が伸びたのが今回の特徴だ。
 政党支持率は、自民が前回比5ポイント増の34%。このほか民主7%▽公明5%▽共産4%▽おおさか維新4%??などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は34%だった。【今村茜】


 毎日だけでなく、共同通信の調査(参照:産経新聞の記事)でも支持率は4.3ポイント増加している。甘利氏の問題で支持率急落を見込んでいた野党やメディアの人間は多いと思うが、実際には影響はなかった。あるいは、支持を辞めた人もいたかもしれないが、甘利氏がすっと身を引いたことで逆に上がった分もあったかもしれない。慰安婦問題で韓国と合意に至ったことも好影響だったろう。

 かつては閣僚に「政治とカネ」の問題が発生すると、内閣は大きなダメージを食らっていた。第一次安倍政権が、まさにその問題で失速していったし、死人まで出してしまった。
 今回、全くダメージになっていないのは、安倍政権が批判を覆せるほどの実績を上げていることもあろうし、野党(とくに民主党)への期待感が国民の間にほとんど存在していない、ということでもあるのだろう。

 さまざまな問題を抱えつつも、安倍政権自体が潰れることを多くの国民は望んでいない。野党が調子に乗って甘利氏の問題で追及を続けると、逆に国民の批判を受ける可能性があるということだ。

 で、その甘利氏の問題。朝日が甘利氏に金を渡した人物にインタビューしているのだが……

甘利氏会見と食い違い 現金授受問題、建設会社担当者が証言(2/1朝日)

 印鑑も印紙もない領収書ってどうなんでしょ。



Astonishing (2016 1/31 10:00)



 ジョン・ペトルーシの描く物語を土台にしたコンセプトアルバム。ストーリーはまだ読み込んでないので、音楽的な部分にのみ絞って書く。

 個人的には嫌いじゃないどころか大好きな作風ではあるが……
 似たような雰囲気、たとえばSix Degrees Of Inner Turbulanceの2枚目からtr.3やtr.4を除いたような雰囲気の曲が大半で、曲調のバリエーションが少なく、とりわけ「メタル的要素」があまり感じられないので、DTらしいかと言われると少し微妙な気持ちにはなる。

 DTのアルバムでいえば、Falling into Infinityや6 Degrees〜の2枚目、別のバンドならピンク・フロイドのThe Wallなどが好きであれば気に入るだろうと思うが、メタル的な部分を強くDTに求める層は批判的に反応するのではないかと思われる。しかも似たような曲調が2枚組の全編を貫いているので、好みじゃない人にはなおさらダレて感じられるだろう。

 前作に引き続き、ラブリエ大活躍の作品でもある。ポートノイがいなくなって生き生きしてるのかねぇ。



日銀がマイナス金利導入 (2016 1/30 10:00)

日銀 新たな金融緩和策決定 当座預金金利マイナスに(1/29NHK)
 日銀は、29日まで開いた金融政策決定会合でこれまでの大規模な金融緩和策に加えて金融機関から預かっている当座預金の一部につけている金利を、マイナスに引き下げる新たな金融緩和に踏み切ることを決めました。
 日銀は29日までの2日間、金融政策決定会合を開き、さきほど声明を発表しました。
 それによりますと、日銀が市場に供給するお金の量を年間80兆円のペースで増やす、今の金融緩和策については維持します。
 そのうえで新たに、日銀が金融機関から預かっている当座預金のうち一定の水準を超える金額につけている金利について、現在の0.1%からマイナス0.1%に引き下げる金融緩和策を導入することを決めました。
 マイナス金利は来月16日から導入するとしています。
 この決定は、9人の政策委員のうち賛成5、反対4と僅かの差で決まりました。
 これによって、金融機関が必要以上の資金を日銀に預けておくメリットが薄れることから、日銀としては、日銀の口座に積み上がっている金融機関の資金をより積極的に貸し出しなどに振り向けるよう促すねらいがあると見られます。
 新たな金融緩和策を導入した背景について日銀は、原油価格の一段の下落に加え、中国をはじめとする新興国や資源国の経済の先行きが不透明なことなどから、金融市場が世界的に不安定になっていることがあるとしています。これによって企業や消費者のデフレ意識の転換が遅れ、物価の基調に悪影響が及ぶリスクが増えていると説明しています。


 欧州中央銀行が既に導入している「マイナス金利政策」を、遂に日銀も導入することになった。金曜12時半頃に日経が「マイナス金利導入を議論」と飛ばし記事を書いた辺りから市場に影響が出始め、116円台だったドル円相場は121円台に、17000円を切っていた日経平均株価も終値は17518.30円、先物は17800円台を付けている。

 私にとっては予想外の話であり、株価がここまで回復してくるとは思っていなかった(しばらくは17000挟んでウロウロ、と予想していた)。ただ、最近の株安の元凶たる原油価格がもっと上がってこないことには、このまま株価は上り調子、とはいかないだろう。



続・甘利大臣辞任 (2016 1/29 10:00)

甘利経済再生相の説明(要旨) 現金授受問題(1/29朝日)
 甘利明経済再生相が28日夕、内閣府で開いた記者会見での説明は次の通り。

 私をめぐる今回の週刊誌報道、すなわち週刊文春1月28日号記載記事の件で国民の皆様にご心配をおかけしていることについて、深くおわびを申し上げる。今回の週刊誌報道以降、私は自らの記憶をたどり、事実関係の確認を行い、しかるべきログイン前の続き時にしっかりと説明責任を果たしたいと申し上げてきた。
(以下登録読者のみ)

https://www.youtube.com/watch?v=GyhydCh_840

 「1週間も逃げるな」と言っていた民主党議員がいたが、1週間かけたことに意味を感じさせる説明だったと思う。
 また、ツイッターで「出た!政治家名物『秘書がやりました』」とか揶揄している人も見かけたが、秘書に全責任おっ被せて逃亡したわけでなく、「私の監督下にある事務所が招いた国民の政治不信を秘書のせいと責任転嫁するようなことはできない」と責任とって辞任しており、好例の「秘書がやりました」とは異なるのは明白だろう。

 甘利氏側を追及するのもいいんだけど、メディアには「金を渡した側」をきっちり調べ上げてもらいたい。事実を究明することよりも安倍政権にダメージを与えることを優先しているのでなければ。



甘利大臣辞任 (2016 1/28 19:00)

 甘利氏が疑惑に関して説明したあと大臣職の辞任を表明したが、「見事な引き際だなぁ」という敬意を込めた感慨と「お疲れ様でした」という思いが、まず沸き上がった。会見を聞く限り、甘利氏の話は筋が通っており、辞職に値する物ではないと私は思う。しかしながら、内閣支持率や国会運営への影響を考えてのことであろうが、「秘書がやったことではあるが責任はとる」と辞職を決めた姿勢は、立派な物である。

 「予算委員会は甘利一色にする」と意気込んでいた民主党は、これで引くことなく「安倍総理の任命責任がー」と攻勢を強めるのだろうが、甘利氏の引き際の良さと対照的に映るリスクは理解できてるのだろうか。

 野党や文春は、甘利氏を引きずり下ろして、いったい「何を得た」んだろうかねぇ。

 で、公認が石原伸晃か……これもまた暗い気分になる話。


アホなポスター (2016 1/28 10:00)

「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」…民主党が参院選向け新ポスター 支持率低迷の現状踏まえ 「すぐに信じなくていい」とも(1/27産経)
 民主党が今年夏の参院選に向け作製した新しいポスターの内容が分かった。27日に正式発表する。ポスターは3種類あり、うち1枚は、党の支持率が低迷している現状を踏まえ、「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」とアピール。続けて「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください」と記している。
 他に、安倍晋三首相の“1強”状態を捉え、「一強打破」とだけ太書きしたものと、安倍政権の重要政策「1億総活躍社会の実現」を念頭に「1人ひとりを大切にする国へ〜1人を見捨てる国が1億人を幸せにできるはずがない」と訴えるものを用意した。

 一見、嫌われてることをちゃんと自覚して卑下してるような態度にも見えるが、実際には、なぜ忌避されているのかという根本の部分から目を背けて開き直ってるだけ。しかも、「反自民=民主主義」「俺たちこそ民主主義の体現者」という救いようのない思い上がりを披瀝しており、どうしようもない。

 そもそも民主党が支持されないのは、「嫌い」などという感情の問題ではなく、政権担当能力がないことが実証され、信用に値しない集団と見做されたがゆえである。そして、いまだに反省することなく、反自民を煽れば支持が得られると思っている、その脳味噌の空っぽぶりに、多くの国民は嫌気が差しているのだ。民主党は根本から思い切り勘違いをしている。

 甘利氏の問題もあるし安保法の話も燻ってはいるが、自公政権は当面安泰だ。



政局最優先 (2016 1/27 10:00)

民主、甘利氏追及へ加速 特命チーム初会合 衆院予算委に照準(1/26朝日)
 民主党は25日、甘利明経済再生相の金銭授受疑惑を追及する「特命チーム」の初会合を開いた。維新の党も加わり、元検事からヒアリングして論点を整理。衆院予算委員会の審議に照準を合わせて問題点を浮き彫りにし、甘利氏を辞任に追い込みたい考えだ。
 民主の枝野幸男幹事長は25日、「甘利氏は安倍政権の屋台骨。党をあげて追及していかなければならない」と訴えた。この日は元検事の郷原信郎弁護士を招いて追及すべきポイントを整理。会合で、民主の山井和則予算委理事は「50万円を受け取ったかどうか記憶にない閣僚が、国会審議に耐えられるはずもない」と批判した。
(以下登録読者のみ)

 登録読者しか読めない部分に、こういう記述がある。

 民主幹部は「予算委員会は甘利氏一色にする。やらないと、我々が国民から批判される」。さらに、「巨大与党が相手なので『与党による強引な国会運営』を印象づけられるかが大事だ」とも語り、国会の日程でも抵抗して与党による予算案の「強行採決」に持ち込む戦略だ。

 政策を練り上げることには全く頭を使わないくせに、政局のことになると俄然元気になる連中。しかもそれが「国民に支持される」と思い込んでいるのが救いようがない部分。予算委員会を甘利氏一色にしろと思ってる国民ってどれくらいいるんだろうかねぇ。

 また、蓮舫もこんなツイートをしていた(現在はツイートを削除した模様)。

 NHK昼のニュース。 トップニュースは、天皇皇后両陛下のフィリピンご訪問。次いで、記録的な寒さで水道管凍結で断水のニュース。 そのあとが甘利大臣。 今日午後の衆議院本会議でも大きく取り上げられる甘利大臣問題。断水より後なのか、NHK。

 いや、「断水」は国民の生活や生命に直結する重要問題だろう。というか、民主党って「国民の暮らしを守る」とか言ってなかったか?



救助上限 (2016 1/26 10:30)

ヘリ救助上限、3200メートルの山…静岡市長(1/24読売)
 静岡市の田辺信宏市長は22日の定例記者会見で、市消防航空隊が2013年、富士山で滑落した登山者を救助中にヘリコプターから落下させ、この登山者が死亡した事故を受け、再発防止策として、市消防局がヘリで救助できる山の高さに3200メートルと上限を設けたことを明らかにした。
 事故は13年12月、富士山の高さ3500メートル付近で、京都府のグループ男女4人が滑落し、市消防航空隊のヘリが救助している際に起こった。隊員が京都市の男性(当時55歳)をヘリにつり上げ、機体に収容する際に救命用具が外れ、約3メートルの高さから落ちた。
 男性は翌日、心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認された。
 この事故では、死亡した男性の遺族が昨年12月、静岡市消防航空隊の救助活動に問題があったとして同市を相手取り、約9170万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。
 静岡市によると、消防航空隊はこの事故の際、相互応援協定に基づいた静岡県の要請で、富士山で初めて、救助活動を行った。その後、設置した事故調査委員会の提言もあり、静岡市ではヘリの訓練場所が市内に限られることや二重遭難防止を念頭に、市内最高峰の間あいノ岳(標高3190メートル)の高さを考慮し、14年11月に3200メートル以上での救助活動は行わないことを決めた。相互応援協定を結ぶ県や浜松市からは了承を得ているという。
 田辺市長は「今回の事故を教訓に慎重に対応せねばならない」と述べた。
    ◇
 県内では県、静岡、浜松両市が消防防災ヘリを1機ずつ所有する。県、浜松市は救助できる山の高さに上限は定めていない。だが、県消防保安課は「制限はないが、ヘリコプターは標高が高いところは得意ではなく、必ず行けるわけではない」とし、浜松市も「その都度判断する」としている。


 遭難したこと自体に一定の責任があるはずなのに、その自己責任を閑却して「危険を冒して救助した自治体側」を訴えるのには、確かに違和感を覚える。「危険を冒したのに失敗した場合に責任を負わねばならない」のであれば、危険を冒さない方向に進むのは当然のことであろう。大淀町立大淀病院事件など、医療訴訟の問題なども想起させられる。

 どんな無謀な行為で遭難しようが、国民である以上救わねばならないという道理は理解できるのだが、市長としては、消防隊が被るリスクが正当な物であるかどうかを勘案しなければならないわけで、今回の判断は合理的な物と言えるのではないか。


民主党の特命チーム (2016 1/26 10:30)

甘利氏の金銭授受疑惑を検証 民主特命チーム初会合(1/25日経)
 民主党は25日午前、甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑を調べる特命チームの初会合を国会内で開いた。疑惑の中身を検証し、衆院予算委員会の審議でただす方針だ。
 元検事の郷原信郎弁護士を講師として招き、週刊文春が報じた甘利氏と秘書の金銭授受や、政治資金収支報告書への未記載などの疑惑について論点を整理する。
 衆院予算委理事を務める山井和則氏らが出席。
 高木義明国対委員長は22日の記者会見で、特命チームについて「調査を進めていくことは、これからの審議にとって非常に重要だ。あらゆる角度から調べることになる」と説明した。
 一方、甘利氏は22日の会見で、週刊文春が報じた疑惑に関し「法に反するようなことはしていない」と否定した。〔共同〕

 相変わらず、政策を練り上げることはしないくせに、こういうことには力入れるのな、という感想。しかも、既に時効とは言え自身の資金管理団体に限度額を超える寄付をしたという疑惑が出ている山井が特命チームに入っているとあっては、「さすが民主党、人に厳しく自分に甘い」と笑うほかない。

 しかし、怪しい告発元だというのにここまで力を入れちゃっていいのかねぇ。「甘利氏には責任はなかった」となった場合、寧ろ民主党にこそダメージが行きそうなんだけど。



琴奨菊優勝 (2016 1/25 10:30)

北の富士氏、舞う座布団に「カツラがずれた」 10年ぶり日本出身力士V前進に大喜び(1/23サンスポ)
 大相撲初場所14日目(23日、両国国技館)大関琴奨菊(31)が関脇栃煌山を寄り切りで下し1敗を守った一方で、横綱白鵬(30)は大関稀勢の里に押し出しで敗れ2敗目を喫した。ラジオ中継で解説した北の富士勝昭氏(元横綱、73)は座布団の舞う中で「カツラがずれた」と、10年ぶりとなる日本出身力士の優勝へ一歩前進したことを喜んだ。
 琴奨菊について「いつも地味な存在なんだけどね」と話した北の富士氏は、「きのうの負けが、微妙に響いているか。響かないわけない」と案じていたが、琴奨菊は一気に寄り切って1敗を守りきった。これに北の富士氏は「気迫がすごかった。きょうは特に気合が入っていた」と話すと、「最後にダメを押しましたな、珍しく」とコメント。ダメ押しの行為には「完全にダメ」と言いながらも、平成18年初場所の元大関栃東以来となる国内出身力士の優勝へ白星としたことに気を良くしたのか、「きょうは良い」と笑った。
 結びの一番を前に「プレッシャーがかかってきましたね。いくら経験が多いからといっても」と北の富士氏の予測が聞こえたように、白鵬は力なく稀勢の里に押し出しで敗れた。北の富士氏は「中途半端な立ち会いをしたね」というと、「あれじゃ押してくれといわんばかりだった。迷いがあったんでしょうね」と解説。その上で「稀勢の里も男になりたいよね」とたたえた。
 琴奨菊が一歩リードしたことに、国技館も沸いた。舞った座布団がラジオ中継席にも何枚も届いたようで、太田雅英アナウンサーが「北の富士さんにもだいぶ(座布団が)当たりましたかね」と声をかけると、北の富士氏は「カツラがずれた」と冗談を飛ばした。太田アナは「いやいや、カツラしていませんけどね」とこちらも笑って返した。
 琴奨菊は念願の初優勝へ、千秋楽は豪栄道と対戦する。「あした負けることはないでしょう」と予想した北の富士氏。「(優勝を)かなり引き寄せましたよ。あしたはうまい酒飲みたいね」と期待しながら、10年という待った歳月に「まだね、分からない」と油断禁物といったところだった。


 琴奨菊優勝に関する記事ではなく、14日目のあとの記事ではあるが、北の富士らしいお茶目な部分が出た記事なので、引用してみた。

 今場所の優勝の行方は私も非常に気になっていたので、千秋楽の昨日は、職場で珍しくラジオをつけて実況を聞いていた。

 もちろん、関心の幾らかは「10年ぶりの日本出身力士の優勝」という部分にもあったが、別に「日本人が優勝しないこと」「モンゴル人など外国人力士が主流になっていること」にさほど反感を抱いておらず、寧ろ白鵬などには好感を持っているくらいなので、「日本人であるから琴奨菊を応援」という気持ちではなかった。

 しかしながら、琴奨菊の優勝に対して「おめでとう」と心から思えるのは、怪我で苦しんだ時期を乗り越えてようやく賜杯を手にしたからである。「去年7月に結婚して奮起したのではないか」という話もあり、それも「良かったね」という気持ちに拍車をかける(その頃に新しいトレーナーが付き馬力がアップしたという話もあるのでその功績も見逃せないのだけれども)。

 来場所は、あまり自分を追い込まず、楽しみながら綱取りを目指して欲しいと思う。



また「ヒトラー」 (2016 1/24 10:30)

民主がまた「安倍首相はヒトラー」批判 小川参院幹事長「だんだん似てきた」 市民連合の会合で(1/23産経)
 民主党の小川敏夫参院幹事長は23日、夏の参院選で野党を支援する市民団体系の組織「市民連合」が都内で開いた会合であいさつし、「安倍晋三首相はだんだんヒトラーに似てきた。中身がなくて、ただ言葉だけ美しい」と首相を批判した。
 小川氏は「ヒトラーといえば、(かつて麻生太郎)財務相が『ナチスの手口を学べ』と言った。全くその手口を学んで、今度は実行している。ひどい話だ」と主張。その上で「ナチスの手口に『どんな嘘やバカなことでも繰り返し繰り返し自信をもって言え。そうすると、だんだん国民がついてくる』というのがある。首相はその手口をまっしぐらに進んでいる。本当に危険を感じる」と訴えた。
 さらに「内閣法制局は傀儡(かいらい)になり、マスコミも日銀もコントロールされている。気がつかないうちに憲法も変えられるのではないか」と続け、参院選での野党への支援を求めた。
 市民連合の会合には他の野党の幹部も駆け付けた。共産党の小池晃政策委員長は「安倍政権を倒し、戦争法(安全保障関連法)を廃止するために頑張ろう」と強調。「安倍政権は立憲主義を破壊するのみならず、憲法そのものを破壊する野望もむき出しにしている」と語り、憲法改正阻止に向けた野党の共闘を呼び掛けた。
 維新の党の初鹿明博国対委員長代理は「今の日本は民主国家ではない。民主主義も憲法も全て否定するような政権は倒さなければならない」と訴え、社民党の吉田忠智党首も参院選の1人区での野党協力を呼び掛けた。


 「悪い政治家」の代名詞としてヒトラーは使い古されまくった存在である。ヒトラーを例示として出すこと自体が、その日音の知的レベルの低さを示しているように感じてしまう、それくらいに「安易な例示」だ。もちろん、実際にヒトラーとの類似点があるのなら良いのだが、殆どの場合、ヒトラーとの類似点など存在せず「気に入らない行動をした」というのを「ヒトラーみたい」と読み替えているに過ぎない。

 しかし、「ヒトラーのようだ」と悪罵を投げつけている本人が悪辣な政治家としてヒトラーしか知らないだけなのか。あるいは、国民に分かりやすくアピールするには「あいつはヒトラー」って言っておくのが分かりやすかろうと国民を愚弄しているのか。いずれにしても、ふざけた話ではある。



甘利氏の疑惑 (2016 1/23 10:00)

民主岡田代表「国の恥だ」甘利大臣を厳しく断罪(1/22日刊スポーツ)
 民主党の岡田克也代表は22日の会見で、甘利明経済財政担当相が来月4日にニュージーランドで行われるTPP署名式への出席に意欲を示していることについて、「それが始まるまで、大臣を続けていられるのか。非常に恥ずかしい話が出ている中で、署名式に出て行くのは、国の恥だ」と切り捨てた。
 甘利氏は、疑惑に関して「記憶を整理する」と話しているが、「覚えていないというのは奇妙だ。本人が思い出せばすむ話。時間をかける意味が分からない」と述べ、「まず事実関係を明らかにするのが先だ」と、繰り返した。週刊文春の報道で、秘書に渡されたとされる500万円のうち、300万円分について、政治資金収支報告書に記載がないことを念頭に「記載ミスとは次元が違う話。記載漏れでは説明できない」とも指摘した。


 甘利氏の件については、告発した側も「万札をコピー」「やり取りを録音」といった点で非常に胡散臭いので、態度は保留したい。
 ただ、仮に疑惑が事実だとしても、「金にクリーンな無能」と「金に汚い有能」を選択する際に迷うことなく後者を選ぶ私としては、勿論法に反しているのであればきちんと責を負わねばならないのは前提としても、感情としては「くだらねぇ話で追い落とし仕掛けやがって」というのが正直なところである。

 で、甘利氏も脇が甘かったとは思うが、ここぞとばかり責め立てている野党の面々に対しては、醜いったらありゃしないというのが私の気持ち。「お前ら甘利氏と比べてどれだけ仕事したよ?」としか思えない。


鳥好きの戯言 (2016 1/23 10:30)

ハト「食い放題やん!」 大須観音のハトのエサ置き場が大量のハトに襲撃される(1/21ねとらぼ)
 名古屋の大須観音にあるハトのエサ置き場が、大量のハトに襲撃される事件が発生しました。原因は、誰かがガラス戸を閉め忘れたことによるもの。Twitterユーザーの@katoh_ryouさんが現場の写真を投稿しています。
 エサ置き場の中には、数え切れないほど大量のハトが侵入。周辺にも無数のハトが集い、完全に占拠されています。閉め忘れられたガラス戸に書かれた、「開けたら必ず閉めてください」の説得力がすごい。本当に閉め忘れたらダメだこれは。
 もはやとても手を出せる状態ではなく、周囲の人も見て見ぬふりをしていたそうです。後始末をする方、誰かは分かりませんが本当におつです……。

 確かに「大量のハトに襲撃された餌場」は阿鼻叫喚ではあるが、鳥好き、鳩好きにはたまらない絵面でもある。

 木曜日にジョギングに出た日の私も、鳥づくしであった。
 家の近くの田んぼには鳩の群れ、川沿い走ってると鷺や鵜ひなたぼっこ、5kmほど走ったところで頭上で鳶がピ〜ヒョロロ、8kmほど行ったところでは田んぼから歩道にかけて100羽はいようかというほどの大量の雀。

 岐阜は自然豊かである。



甘い信長、執拗な秀吉 (2016 1/22 10:30)

「信長の時代のように甘くない」 秀吉の書状33通発見(1/21AFP)
 羽柴(豊臣)秀吉(1537〜98)が、家臣の武将、脇坂安治(わきざかやすはる、1554〜1626)に宛てた書状33通が見つかった。兵庫県たつの市立龍野歴史文化資料館と東京大が21日発表した。「天下人」の書状がまとまって確認されるのは異例。天下統一や朝鮮出兵の過程での細かな指示ぶりや叱責(しっせき)を飛ばしていた様子がうかがえるという。
 書状は秀吉の朱印を押した朱印状で、縦29〜47センチ、横45〜67センチ。龍野藩脇坂家の初代、安治を祭る龍野神社(たつの市)が所蔵していたが、2012年に保管先の民家の火災で一部が焦げ、消火で水損もした。市が2年後に一括購入し、東京大史料編纂(へんさん)所が修復・調査。秀吉の祐筆(ゆうひつ、書記)の筆跡や朱印から本物と断定した。
 書状は織田信長が本能寺の変(1582年)で倒れた後の約10年間分で、信長の次男・信雄(のぶかつ)や徳川家康と覇権を争った小牧・長久手(ながくて)の戦い(84年)や越中(今の富山県)の佐々成政(さっさなりまさ)攻め(85年)、九州の島津攻め(86〜87年)、朝鮮出兵時(92〜94年)などに関する内容。
 85年の書状は、2カ月で13通に及んだ。正親町(おおぎまち)天皇が譲位後に住んだ京都の仙洞(せんとう)御所造営に使う材木の手配を伊賀(現在の三重県北西部)で行うよう命じた安治に対し、越中出陣を望んだことや材木輸送の遅滞を再三叱責。伊賀の統治についても細かく指示し、統治がうまくいかなければ蒲生氏郷(がもううじさと)ら他の武将を派遣すると告げた。追放した近臣の一人をかくまわないよう指示し、「信長の時代のようには甘くない」とすごみも利かせていた。
(以下登録読者のみ)

 これまでほとんど定説だった「信長は恐怖の独裁者」というイメージだが、それも最近変化しつつある。記事で紹介されている発見は、まさにその「信長像の変化」をさらに加速させる物になるだろう。ついでに言えば、一部で醸成されている「秀吉のラスボス感」を強化する方向にも働くだろうね。

 歴史関係も、他の科学と同じように新しい知見がどんどん生まれていく物なので、知識の更新を普段からやっておかないと、例えば「鎌倉幕府の成立が11858年?1192年に決まってるだろ!」というような恥ずかしいことを言ってしまう羽目に陥る。死ぬまで勉強ですな。



第9惑星 (2016 1/21 10:30)

太陽系に「第9番惑星」存在か 米チーム発表(1/21AFP)
 【1月21日 AFP】(更新)米カリフォルニア工科大学(Caltech)の研究チームは20日、太陽系の最外縁部に存在する未知の巨大惑星を発見した可能性があると発表した。
 チームが発表した声明によると、「プラネット・ナイン(Planet Nine)」の通称で呼ばれているこの天体は、地球の約10倍、冥王星の約5000倍の質量を持ち、「太陽系外縁部の異様な、非常に細長い軌道」を巡っている。「この新惑星が太陽の周りの公転軌道を完全に1周するのには1万〜2万年かかる」と推定されるという。
 研究結果は、米天文学専門誌アストロノミカル・ジャーナル(Astronomical Journal)に掲載された。チームによると、この天体は数理モデルとコンピューターシミュレーションを通じて発見された。この天体の重力は、太陽系外縁部の準惑星の動きや、海王星よりもさらに遠くにある「カイパー・ベルト(Kuiper Belt)」と呼ばれる領域の天体にも影響を与えているという。
 直接の観測にはまだ至っていないが、現在、米ハワイ(Hawaii)のW・M・ケック天文台(W. M. Keck Observatory)にある口径10メートルの望遠鏡や、すばる望遠鏡(Subaru Telescope)などが観測を試みている。
 カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン(Mike Brown)教授(惑星天文学)は「これは、本物の太陽系第9番惑星とみられる」「太陽系のかなりの部分が未解明の状態。これは、非常に胸を躍らせることだ」と語る。また同大学のコンスタンティン・バティギン(Konstantin Batygin)助教(惑星学)は「過去150年以上の間で初めて、太陽系の惑星探査が不完全である確かな証拠が得られた」と話している。(c)AFP


 冥王星が惑星から降格されたのは記憶に新しいが、「惑星の定義に合致する可能性のある天体」が新たに見つかったかも、という話。冥王星の公転周期は250年ほどなので、公転周期1万年以上というのは非常に遠い。そのため、今まで発見されなかったようだ。

 質量が地球の10倍ということは、天王星よりちょっと軽いくらい。距離的にもやっぱり天王星型の巨大氷惑星だろう。

 で、名前は何になるんだろ。準惑星でなく惑星ということなら、子供が覚えられるような名前にしなきゃ。



壱番屋の対応策 (2016 1/20 10:30)

廃棄カツ問題、壱番屋が防止策 混ぜて処分、監視強化(1/19朝日)
 カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)は19日、業務用の冷凍カツを産業廃棄物処理業者に横流しされた問題を踏まえ、再発防止策を発表した。
 廃棄に回す食材は、スーパーの店頭に並べたり弁当店で調理したりできないよう、原則として包みから出し、食材の製造過程で出た汚泥などの堆肥(たいひ)原料に混ぜる。委託先での廃棄処理の監視も強化する。
 壱番屋は従来、産廃処理業者のダイコー(愛知県稲沢市)に対し、冷凍カツを5枚1組で業務用の包装をしたまま引き渡してきた。結果として、その状態でスーパー店頭に並んだ。横流しされやすい状態だったため、これを改める。
 また、食材の形を変えずに廃棄に回さざるを得ない場合には、委託先での処理に壱番屋の社員が立ち会い、すべて処理されたことを目視で確認する。抜き打ちでのチェックも行う。
 廃棄物処理法は排出事業者に「処理状況の確認」を求めているが、努力義務であり、確認の回数や方法は示していない。壱番屋の現場確認も、従来は年1回にとどまっていた。
 壱番屋は、廃棄物処理法に基づき、ダイコーから、廃棄を委託した全量について「処理完了」とする管理票を受け取っていたが、管理票は偽造されていたという。(大隈悠)


 今回の件に関して壱番屋は、ことごとく「企業としてやらねばならないこと」を実践できているように感じる。「壱番屋にも責任がある」といった大村愛知県知事も、これなら納得せざるを得ないだろう。しかし、余計なコストなんだよなぁ、これ。本当に今回不正を働いた業者は罪深い。

 「壱番屋を褒める」という雰囲気が非常に強いので、敢えてそれとは距離を置いて考えようかなだと思ってみたが、どうしても評価せざるを得ない。

 朝方のテレビや読める範囲の新聞記事を見た印象に過ぎないのだが、みのりフーズに関しては詳しく取材に糾弾する報道が為されているのだが、一方でダイコーに対する追及が相対的に甘いように感じる。みのりフーズが悪徳なのは当然としても、大元のダイコーの方がその罪は重いと思うのだが。



壱番屋の責任 (2016 1/19 10:00)

壱番屋製以外の賞味期限切れ品も転売 みのりフーズ(1/18中日)
◆愛知県、産廃53業者立ち入り
 冷凍カツの不正な横流し問題を受け、愛知県は18日、食品メーカーなどから市場に出せない食品の処理を委託されている県内53の産業廃棄物処理業者を対象に、一斉に廃棄物処理法に基づく立ち入り検査を始めた。大村秀章知事が定例会見で発表した。
 焼却や発酵処理をしている施設を調べ、産廃管理票(マニフェスト)通り適正に処分されているか、冷凍食品が大量に保管されていないかなど、実態を調べる。一両日中に終える。
 マニフェストは、廃棄物の適正処理をチェックするために導入されたが、大村知事は「マニフェストが悪意で偽造されてしまえば見抜くのは至難の業。警察の捜査により解明するしかないのではないか」との認識も示した。
 大村知事は「食品に対する信頼、県民の安心・安全を揺るがす大変な問題。流通の実態を解明し、厳正に対処する」と述べた。「壱番屋は被害者だが、日本を代表するカレーチェーンで、社会的な責任は重い。なぜこんなことになったのか、壱番屋も検証し、再発防止策を講じてほしい」とも求めた。
(一部抜粋)

 廃棄業者の抜き打ちチェックとかも壱番屋がやるべきだった、と言いたいんですかね。

 そりゃ、取引先業者がきちんと仕事するかを見届ける道義的な責任は皆無ではなかろうが、壱番屋にそれを求めるのは、今回のケースではかなり無理筋ではなかろうか。寧ろ、きちんとしたチェック体制を構築できていなかった県側の責任を回避したいがゆえの言動にも思えてくる。

 壱番屋は、廃棄を依頼した自社製品が市場に出回っていることを把握してから迅速に対応しており、じゅうぶんに責任は果たしていると感じるのだが。



センター試験 (2016 1/18 24:00)

 本番で過剰に緊張せず冷静に対処できる強い心臓も、才能の一つなのかなぁ……というのが、生徒達のセンター試験の結果を聞いて抱いた、最も強い感想である。もっと取れる実力があるのに、少し躓いたせいで焦ってしまい、動揺したまま試験時間が過ぎてしまった、という子が少なからず存在した印象。

 一方、なかなか成果が出ないながらも努力を続けてきた子が、最後の最後で飛躍的に点数を伸ばし、本人もびっくりしてしまう、という事例もあった。努力が報われた子を見るとこちらも嬉しくなる。

 まだ戦いは終わったわけではない。二次試験まで努力を続け、ビハインドをはねのけて勝利を掴んだ子はたくさんいた。気を抜かず、最後まで走りきれ。


なかなか出発しないバス (2016 1/18 24:00)

日米にも「ドアは開き続けている」 AIIB総裁が会見(1/17朝日)
 アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群・初代総裁が17日、北京市内で就任後初めて記者会見した。透明性や開放性、独立性といった点で「最高基準の機関にする」と強調。「中国主導」の色が強くなりすぎることを避け、新銀行に距離を置く日米などにも参加を促す考えだ。
 金氏は前日に始まったAIIBの設立総会で総裁に選ばれたばかり。「無駄がなく(lean)、清潔(clean)で、環境に優しい(green)」を掲げ、「実行力を伴う21世紀型の国際開発銀行にする」と語った。官僚的な組織の非効率さなどを指摘される既存の国際機関の欠点を乗り越えることで、存在感を発揮したい考えだ。
 AIIBには日米などが参加を見送っている。金氏は「ドアは開き続けている」として、引き続き、参加を歓迎する考えを示した。国籍を問わず専門家をネットで公募し、「その採用責任者も中国籍ではない」と、開かれた機関であることをアピールした。
(以下登録読者のみ)

 詐欺師は常に「安心ですよ〜」といい顔をするもの。
 だいたい、上海市場がガタガタで中国経済の先行きが懸念されているという状態(どう考えても政府が資金入れて株価の下支えを続けているもんなぁ)、AIIBが話題になったときよりも危険性が増している状況で、誰が喜んで参加するものか。

 というか、「バスはまだ出発していないのか」というのが正直なところ。



センター試験 (2016 1/17 12:00)

 今年もこのシーズン。

河合塾(総合教育機関・予備校)/ 2016年大学入試センター速報

 さて、我が教え子達の結果や如何。明日が楽しみでもあり、不安でもある。ギリギリのラインまで自分を追い込んで頑張っていた子も多いため、何とかいい結果を出してきて欲しい。



数字でかすぎ (2016 1/16 10:00)

太陽の5700億倍、観測史上最も明るい「超新星爆発」(1/15AFP)
 【1月15日 AFP】これまで観測された中で最も明るい「星の爆発」現象を発見したとの研究結果が14日、発表された。光度は太陽の5700億倍で、既知の超新星の2倍以上も強力な光を放っており、その途方もないエネルギーに科学者らは当惑しているという。
 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究論文によると、地球から約38億光年の距離にあるこの「ASASSN-15lh」は、超高輝度超新星として知られる部類に属する超新星では、これまで見つかっている中で最も近い距離にあるものの一つだという。
 論文の主執筆者で、中国・北京大学(Peking University)カブリ天文学・宇宙物理学研究所(Kavli Institute for Astronomy and Astrophysics)の天文学者、東蘇勃(Subo Dong)研究教授は「ASASSN-15lhは、人類史上で発見された最も強力な超新星だ」と話す。
 ASASSN-15lhの中心には、直径わずか16キロの天体がある。
 だが、ASASSN-15lhは、放出しているエネルギーが平均的な超新星の200倍で、天の川銀河(Milky Way)の星全部を合わせたよりも20倍明るい。これほどのエネルギーがどのようにして生成されているのかについては謎のままだ。
 研究を率いた研究者の一人、米オハイオ州立大学(Ohio State University)のクリストフ・スタネク(Krzysztof Stanek)氏は「このようなことが一体どうして起こり得るのか、という疑問を発しないではいられない」と話した。同大は、超新星全天自動サーベイ(All Sky Automated Survey for Supernovae、ASAS-SN、アサシンと発音)として知られる、世界各地にある多数の小型望遠鏡を用いて宇宙の明るい天体を検出するための観測プロジェクトを主導している。
 ASAS-SNプロジェクトでは、2014年以降で約250個の超新星が発見されている。2015年6月に明るさが急激に増大し始めたASASSN-15lhも、同プロジェクトで最近発見された。
 何がASASSN-15lhにエネルギーを供給している可能性があるかについては、科学者らはまだお手上げ状態のままだが、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)によって今後数か月以内に、ASASSN-15lhと所属する銀河に関するさらに詳細な情報が得られることが期待されている。(c)AFP


 「太陽の5700億倍明るい」とか、「放出エネルギーが平均的な超新星の200倍」とか、「天の川銀河の20倍明るい」とか、想像を絶する数字でもはや笑うしかない。

 太陽質量の8倍以上の恒星では、中心核の水素を使い果たしたあとさらに核融合が進み、外へ膨らむガスの圧力と収縮させようとする重力の均衡が破れ、収縮が進む最終段階で大爆発が起きる。これが超新星である。
 超新星爆発の後には中心部に残骸が残るのだが、その質量が太陽の2〜3倍程度なら重力と中性子の縮退圧が釣り合って中性子星に、それ以上ならさらに重力崩壊が進行してブラックホールになる。

 「ASASSN-15lhの中心には、直径わずか16キロの天体がある」と書かれているのは、おそらく中性子星だろう。たしかに中性子星は10km程度のコンパクトな天体である(質量は太陽質量程度で非常に密度が高いのではあるが)。

 「ブラックホール」の可能性があればそう書かれているだろうが、特記されていないというのはその可能性は低いのだろうか。

 というか、ASSASN-15lhという名前、「assassin」みたいでかっこいいね。



学生の日本語 (2016 1/15 10:00)

(声)大学生の日本語が貧相すぎる(1/14朝日)
大学教授 久保田力(静岡県 57)
 私の専門は教育学で、日本語や文章表現の教員ではない。しかし、学生に「漢字能力検定」や「語彙(ごい)・読解力検定」への積極的な挑戦を勧めている。彼らの母語である日本語が、あまりにも貧相だからだ。
 この専門外の指導をして気づいた。必ずしも彼らは漢字を知らないわけログイン前の続きではなく、言葉を知らない。語彙が貧困なのだ。
 例えば「一石二鳥」はわかるが、「一挙両得」は知らない。「猫に小判」は知っているが、「豚に真珠」は知らない。「痘痕(あばた)も?」と問えば、「アバター」と返してくる始末だ。
 この国は「ゆとり教育」と称して授業時間を削減、「教育内容の精選」という名の「学習内容の割引」を断行した。その結果、何が起きるかは誰でも予測できたはずだ。
 もちろん、受験地獄や詰め込み教育、知育偏重は回避されるべきだったが、それにしても日本語力の貧弱化や希薄化は何としたものか。小学校での英語教育を云々(うんぬん)する以前の問題だ。
 いったい、この先、私たちの社会はどういう日本語で動いていくのか。一種の恐怖すら覚える。

 大学生のくせに「一挙両得」「豚に真珠」を知らない大学生(しかも文系なのに)はどうかと思うし、一般に、慣用表現や諺を知らない若者は増えているように私も感じている。

 しかし、この大学教授の見聞きした範囲だけで「大学生の日本語」と一般化するのは粗雑な全体化だろう。ちなみにこの大学教授が勤務している大学を調べてみたら、子供教育学科の入試偏差値は37.5〜40.0であった。やはりこのようなレベルの大学生を捕まえて、学生全般に話を広げるのは問題があろう。

 「一挙両得」も知らない人間が大学生になることがおかしいのであり、私立大学の数はもっと減らしていくべきではないか。そのような大学生にどのようにして高等教育を施すのか、見当もつかない。むしろ、専門学校などで職業技術を身につけた方が効果的だと思うのだが。


週末はセンター試験 (2016 1/15 10:00)

 明日と明後日はセンター試験である。

 ここまで来たら、開き直るしかない。自分の実力を最大限出すには、過剰な緊張やネガティヴな思考は大きなマイナスとなる。オードリーの春日のごとく胸を張って挑み、「私は天才だ」と思い込んで臨むのが吉。うじうじ考えても何も良いことはない。楽しむくらいの気持ちでいた方が、高得点の可能性を最大化できる。とにかくプラス思考、ポジティヴ思考で。まず貴方自身が自分を信じてやれないで、誰が貴方を信じてくれる?

 また、いつもと違うことは絶対にやらないように。いつも使っている筆記用具、いつもと同じような食事、いつもと同じ思考回路で臨もう。



岐阜新聞学力テスト (2016 1/14 10:00)

中3模試で製本ミス、1万3千人に受験料返金 岐阜(1/13朝日)
 岐阜県の中学3年生約1万3千人が参加して10日に行われた模擬試験「岐阜新聞中学3年学力テスト」で、問題冊子に製本ミスがあったことがわかった。試験を実施した岐阜新聞社の子会社「岐阜新聞情報センター」(岐阜市)は、「適切に実施されなかった」として、参加者全員に受験料4千円を返還する方針。
 センターによると、受験者のうち2千〜3千人に配られた問題の冊子で、理科の一部に社会のページがあったり、社会の一部に理科が入っていたりしていた。製本の際に誤ったとみられるという。
 当日はコピーを配るなどの対応が間に合わず、理科と社会では試験を受けられなかった生徒もいた。センターは、英語と数学、国語は採点して順位を出すが、理科と社会は採点するかどうか未定という。また、今後、全受験者におわびの文書と、正しい理科と社会の問題冊子を送る方針。
 センターの担当者は「受験シーズンに受験生や保護者の方にご迷惑をお掛けし、申し訳ありません」と話している。

 バイトにでも製本作業をさせていたのか、あり得ないミスに、塾業界に存在するうちの職場も中学部担当の講師が困っている模様。

 岐阜県民でない方に説明しておくと、「受験者数13000人」からも分かるように、県内の殆どの中学3年生が受ける模擬テスト。受験するかどうかは任意であるが(かつては学校から強制で受けさせていた)、それでもほとんどの生徒が受験し、塾などで進路先決定の重要な資料になっている。

 多くの岐阜県民にとっては、学力テストは「岐阜新聞社の名を知るきっかけになる」イベントなのだから、こんなあり得ないミスをしてたらいかんですよ。



失礼な質問 (2016 1/13 10:00)

安倍首相マジ切れ! 民主議員「拉致を政治利用したのか」との質問に「私が言っていることが真実だとバッジをかけて言う」とも(1/12産経)
 安倍晋三首相は12日午前の衆院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題をめぐり、民主党の緒方林太郎氏から「拉致を使ってのし上がったのか」と問われ、「議論する気すら起きない。そういう質問をすること自体、この問題を政治利用している」と切り捨てた。また、この問題を巡る自身の発言について「真実だ。バッジをかける。言っていることが違っていたら、国会議員を辞める」と覚悟を示した。
 首相は冒頭、北朝鮮の核実験が拉致問題に与える影響について「厳しい圧力をかけながら、対話の窓口を閉ざすことなく解決に向けて全力を尽くす」と述べた。
 すると緒方氏は、拉致被害者の蓮池薫さんの兄、蓮池透さんによる著書『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)に「拉致問題はこれでもかというほど政治利用されてきた。その典型例は安倍首相だ」などとする一説があるとして、首相に認識を尋ねた。首相は「いちいちコメントするつもりはない。家族会にもその本に強い批判がある。大切なことは北朝鮮に対して一致結束し、すべての被害者を奪還するために全力を尽くすことだ」と述べた。
 緒方氏が「首相は拉致を使ってのしあがったのか」と重ねて質問すると、首相は「議論する気すら起きない。その質問をすること自体がこの問題を政治利用しているとしか思えない」と真っ向から否定した。
 また、緒方氏は、本の中に、平成14年に拉致被害者5人が日本に帰国した際、官房副長官だった首相が5人の北朝鮮帰国を止めようとせず、5人が日本に残る意思が覆らないため結果的に日本に残るため尽力したとする趣旨の記述があることを紹介し、真偽をただした。
 首相は「当時は5人の被害者を北朝鮮に戻すという流れだったが、私は断固として反対した。これをどう覆すか大変だった。他の拉致被害者本人に聞いてもらえればわかる」と否定した。
 緒方氏が「蓮池氏がウソをついているのか」と続けると、首相は「誰かを落とすことは言いたくない。私が言っていることが真実だとバッジをかけて言う。違っていたら私は国会議員を辞める」と断言した。
 さらに緒方氏は、一昨年の衆院選の新潟2区で、拉致被害者の親族が活動していたとして「政治利用ではないか」と迫った。
 すると首相は「本の引用だけで独自の取材を全くせず、私の名誉を傷つけようとしている。極めて不愉快だ。何の意味があるのか。20年前、私たちが一生懸命拉致問題をやっていたときにあなたは何をしていたのか」と色をなした。
 その上で「あなたが批判することが北朝鮮の思うつぼだ。そういう工作が今までもあったというのは事実だ。常にマスコミを2分し、国論を二分し、この問題で戦う力を落とそうとしてきたのが今までの歴史だ。大切なことは、すべての拉致被害者奪還のために、一致協力して全力を尽すことだ」と緒方氏を批判した。
 最後に首相は「政治利用」との指摘に対し、「こんな質問で、大切な時間を使って答えるのは本当に残念だ。1人の方の本だけで誹謗中傷をするのは、少し無責任ではないか」と述べ、怒りがさめやらぬ様子だった。
(以下略)

 失礼極まりない質問だし、「拉致を利用して」という批判も不当だと思うし、安倍氏は最も早く拉致問題に取り組んだ政治家であるという事実を考えれば、本当にクズでどうしようもない質問と言わざるを得ない。

 ただ一方で、第二次安倍政権になってから拉致問題が進展したということがないのに不満を感じるのも事実ではある。経済や安保は確かに最重要項目だし、憲法改正が安倍氏の悲願であり日本に必要であることも分かるのだが、それくらいの気持ちで拉致問題にも取り組んでもらいたい。

 ただ、この質問で緒方議員は何を追及したかったのかなぁ……安倍さんを腐す意外に目的が感じられない質疑であった。



10%への増税 (2016 1/12 10:00)

安倍首相「予定通り」 消費税率10%への引き上げ(1/10日経)
 安倍晋三首相は10日のNHK番組で、2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げについて「今度は前回のような景気判断は行わず、リーマン・ショック級のような世界的な出来事が起こらない限り、我々は予定通り引き上げていく考えだ」と述べた。
 消費増税時に導入する軽減税率の財源に関しては「安定的な財源をしっかりと確保していきたい。その際に、社会保障に回っているものを切るということはないということは約束していきたい」と述べた。

 いったんは先送りとなっている10%への増税。安倍総理は「増税は予定通り行う」とことあるごとに発言しているのだが、本当に実行するつもりなのだろうか。

 8%への消費税増税でどれだけ日本経済にダメージが与えられたか、まざまざと見せつけられたというのに、平気で「10%への増税」を行うのであれば、基本的に安倍政権支持とはいえど、さすがに「学習能力がないのか」と言わざるを得ない。

 増税で景気を冷やしたら、増えるはずの税収も吹き飛んでしまう。財政規律の重要性を軽視するわけではなく、むしろ財政規律を考慮するなら景気回復をまず最優先に考えるべきだろう、ということだ。景気が回復基調に乗り切れていない段階で増税を行うのは自殺行為である。



「文系」 (2016 1/11 10:00)

 ツイッターで、原発事故による放射能の危険性に関して、
「可能性はゼロではない」は、基本的に「まあ無視していいね」と捉えるのが理系。「ゼロじゃないから怖い」と捉えるのが文系ではなかろうか。
 という呟きを発見。まぁ文系にそういう観点の人が多いのは事実ではあろうが……しかし、文系出身である私としては、「文系とバカを同義に扱わないでよ」と文句の一つも言いたくなるのも正直なところ。

 高校の時点では、「文系よりも数学ができない理系」というのも少なからず存在するし、文系だからといって論理的思考が必要ないということは、決してない。もちろん、理系の人は大学でさらに数学を学ぶからそこで差がつくのではあるが、少なくとも、素養に関しては「理系だから優位」ということはなかろう。

 批判の道具としては、「文系」じゃなく、せめて「クソ文系」とか「ド文系」という単語を使って欲しいと切に願う所存。



民主党山井氏の酷い質疑 (2016 1/10 10:00)

株安は中国市場など反映、年金運用は収益超維持=安倍首相(1/8ロイター)
 [東京 8日 ロイター] - 安倍晋三首相は8日午後の衆議院予算委員会で、年初来の株安に関して、中国市場や中東情勢、北朝鮮の核実験を反映した短期的な結果だと指摘。短期的なものをみて、日本経済の実体に当てはめるのは間違いだとの認識を示した。年金運用についても、今回の株下落をもってしても安倍政権下で収益超を維持しているとした。
 山井和則委員(民維ク)の質問に答えた。
 年初来の株価下落により、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の年金運用で約4兆円の運用損が出る可能性があるとの山井氏の指摘に対し、安倍首相は「短期的な変動に対し答弁することは意味がない。年金積立金は国内外の債権と株式の組み合わせて運用しており、日経平均株価がそのまま収益に反映されるものではない。しかも、年金運用はある程度の長期的な視点をもってみるべきであり、このマイナスをもってしても安倍政権下では33兆円の累積収益となっている」と反論した。
 また、年金運用において、GPIFがギリシャ国債など低格付け債でも運用されているとの指摘について、塩崎恭久厚生労働相は「昨年11月時点で、GPIFはギリシャ国債での運用していないとしている」と答弁した。
 2017年4月からの消費税10%への税率引き上げ時の軽減税率1兆円の財源について、山井氏が社会保障から削減するのではないかと質問したのに対し、安倍首相は「社会保障から1兆円を削減するかどうかは何も決めていないし、実際にそうはならない。われわれは1兆円は削らない」と反論した。ただ財源については答弁を避けた。
(石田仁志 中川泉)


 衆議院のサイトやYouTubeなどでもこの質疑の様子は見られるのだが……山井氏に関しては、徹頭徹尾「酷い」としか言いようがない。

 思い出すままに挙げていくと……

・安倍総理らの回答に対して、きちんと答えているのに「質問に答えていない」と喚く。
・きちんと回答していると「長い長い!」と野次を飛ばす。
・長々質問するから詳しく回答しているのに「ペラペラペラペラ聞いてもいないことを」と罵倒する。
・過労死遺族が「労働基準法改正案」に反対しているから法案を撤回しろ、と議会制民主主義を無視した恫喝をする。
・年金基金は全体で33兆円の利益を出しているのに、この数日の下げだけを取り上げて「損害がー」と喚く。
・政府は「ギリシャ国債は買ってない」と言ってるのに、「買っているかどうかは言わないことになっている、だから買っていないと言うのは違法行為だ」と訳の分からない難詰をする。
・軽減税率のために社会保障費を1兆円削る、と政府が決めていない内容をでっち上げて批判する。

 レッテル貼りと感情論と強弁、詭弁だらけで、対応する総理はじめ閣僚がかわいそうになってくる。
 議論をしようとしているのではなく、あらかじめ頭の中で作り上げたシナリオに則って政府をやり込めよう、としているだけ。しかも、そのシナリオがお粗末ですぐに論理的に反論されちゃうし、さらに、軌道修正する能力も無い物だから初期想定のシナリオのまま突っ込んで、全体が破綻して「日本語が通じない」やり取りを繰り返すだけになる、と。

 やっぱり、去年臨時国会を開く必要はなかった、と思わずにはいられない。



ゆ党 (2016 1/9 10:00)

おおさか維新は「ゆ党」? 衆院予算委の質問時間めぐり与野党紛糾(1/7産経)
 与野党は7日、衆院予算委員会での平成27年度補正予算案に対する質問時間について協議したが、昨年に結成したおおさか維新の会と改革結集の会への配分時間をめぐり紛糾した。
 この日の協議で自民党などはおおさか維新、改革結集ともに「野党」とし、野党の質問時間の中から配分するよう求めたが、民主党は与野党どちらでもない「ゆ党」だと主張した
 しかし、野党の方が質問時間が手厚く配分されるため、おおさか維新、改革結集は「政権に参加していない党は野党だ」と主張。最後は「ゆ党」扱いとし、今回に限り、与党が7分、野党が26分の計33分を譲り合うことで決着した。ただ両党は野党を主張し、引き続き民主党に時間を融通するよう求めることにした。
 この協議の難航で、午後2時からの全閣僚出席の予算委は約1時間半遅れで開会する事態となった。

 「ゆ党だ」という民主党の主張のバカバカしさったらない。どう考えても、政権に参加していないのだから「野党」として扱うべきだと思うのだが……と思っていたら、やっぱり「おおさか維新」は反発した。

おおさか維新「民主がいじめ」 予算委を欠席 「ゆ党」への質問時間「削減」に抗議(1/7産経)
 おおさか維新の会は8日、平成27年度補正予算案を審議する衆院予算委員会を欠席した。本来同党に割り当てられるはずだった質問時間が大幅に減った結果への抗議としており、馬場伸幸幹事長は記者会見で「民主党にいじめられている。一刻も早く正常化していただき、土俵の中で相撲を取らせてもらいたい」と訴えた。
 おおさか維新は法案の賛否に関し「是々非々で決める」との立場をとっている。しかし、連立政権に加わっておらず、閣外協力も行っていないとして、予算委には野党として臨む考えだ。これに対し、民主党はおおさか維新が与野党どちらでもない「ゆ党」だと決めつけた。7日の与野党協議では、今回の予算委に限り与野党がそれぞれ時間枠を譲って、計24分をおおさか維新にあてる方向で決着した。
 ただ、おおさか維新は議席数や慣例に応じれば「本来は1時間5分の質問時間」が割り当てられるべきだと主張し、予算委への出席を見送った。改善が見られない場合は今後も出席しない方針。野党分の配分時間は返上していないが、与党からの配分時間は8日朝返上し「野党」を強調した。
 馬場氏は記者会見で、民主党の蓮舫代表代行が安倍晋三首相の国会答弁を「品がない」と非難した事実を紹介した上で、「われわれに対する品のない振る舞いだ」と批判した。
 一方、民主党の高木義明国対委員長は8日の記者会見で、馬場氏が6日の衆院本会議の代表質問において「私たちは与党でもない野党でもない」と述べたことについて「びっくりした。本会議の発言は重い」と指摘。今後もおおさか維新を「野党」とは認定しない考えを示した。


 政権に対して「是々非々の姿勢」で臨むと主張しているおおさか維新に対して、「野党ではない」と断ずる民主党の態度は間違っている。民主党は「政権に是々非々の態度を取るのは野党ではない、常に反対してこそ野党」と考えているわけだ。まぁ、確かに実際にそういう行動ばかりとってきてるしな。

 民主党は自民党に対して「言論弾圧」とか「ファシズム」とか意味不明な批判を噛ますことが多いが、民主党の態度こそ、少数野党に対する言論抑圧であるし、数の力に任せて横暴を繰り返す様はよりファシズムに近いように見える。



韓国の核武装論 (2016 1/8 10:00)

韓国与党幹部「我々も核持つべきだ」 政界に衝撃(1/7朝日)
 北朝鮮による核実験強行を受け、韓国政界では衝撃が広がっている。与党幹部からは自衛のために韓国も核を保有すべきだとの意見も出始めた。
 韓国与党、セヌリ党の元裕哲(ウォンユチョル)院内代表は7日、「北の恐怖と破滅の核に対し、我々も自衛レベルの平和的な核を持つ時が来た」と主張した。韓国では核保有を主張する意見が一部にあり、北朝鮮の4回目の核実験で改めて浮き彫りになった格好だ。
 元氏は7日午前、同党の最高委員会議で「北は我々の頭に核兵器という拳銃を突きつけている」と指摘。「対話を通じた平和的解決が最も望ましい」としつつ、「方法を全面的に再検討する時期ではないか」と訴えた。
(以下登録読者のみ)

 インドとパキスタンの核開発競争を想起するような話だが、隣国、しかも休戦状態の国が核実験を繰り返している以上、「主張の一部」という前提で、こういう話が出てくるのはやむを得ないなぁとも思う。もちろん、我が国としては核武装国家が東アジアにどんどん広がっていくことは、何としても避けたい事態ではあるのだが。

 ところで、北朝鮮の言うとおりに「水爆実験」だったのか否かの結果って、いつ頃分かるんですかね?


人のことを言う前に (2016 1/8 10:00)

「総理の答弁、一言で言えば品がない」 民主・蓮舫氏(1/7朝日)
 ■蓮舫・民主党代表代行
参院本会議で、安倍総理の答弁をじっくり聞かせてもらった。一言で言えば品がない、誠意がない、謙虚さがない。安倍総理の特性だと思ったが、いいことがあったときは自分のおかげ。自分にとって都合が悪いのは、全部民主党と他者の責任と改めて思った。
 今日の答弁で耳を疑ったのは、安倍総理は3万円の一回こっきりの(低所得の高齢者らに配る臨時)給付金に対し、「一回きりです。だからバラマキに当たりません」と答弁した。総理の考えるバラマキとは一体何かをしっかり問わなければいけない。(記者会見で)


 たしかに安倍総理の答弁は、時に「総理として、その物言いはどうよ」と思うことはあるし、「品が無い」という批判も批判自体は成立しているとは思うのだが……しかし同時に、「民主党、お前らがそれを言うなよ」という感情が湧くのも正直なところ。「誠意」や「謙虚さ」は民主党議員にこそ身につけてもらいたい物だし、民主党こそ都合の悪いことは全部自民党のせいにしていたし。



北朝鮮の「水爆」実験 (2016 1/7 9:00)

北朝鮮が「初の水爆実験に成功」と発表 特別重大報道で(1/6朝日)
 北朝鮮は6日午後、「6日午前10時(日本時間10時30分)、朝鮮で初の水素爆弾実験を成功させた」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮による核実験は2013年2月以来、4回目。韓国政府は同日正午に国家安全保障会議(NSC)を招集した。北朝鮮の核実験により、朝鮮半島での緊張が高まるのは必至の情勢だ。日本政府もNSCを開き、情報収集と分析を始めた。
 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権は経済改革と核開発を同時に進める「並進路線」を主張。日米韓は、北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の小型化を目指し、実験を更に続けるだろうとみていた。ただ、北朝鮮が水爆を開発する技術力は保有していないとしている。北朝鮮は最近、国際的な孤立を深めており、「水爆」による核実験という最も強硬な対応に踏み切った。
 朝鮮中央通信は、金正恩第1書記は昨年12月15日に水爆実験を実施する命令を出し、今月3日に最終命令書に署名したと伝えた。
 韓国気象庁によれば、北朝鮮北部、咸鏡北道吉州(ハムギョンブクトキルジュ)郡の北方約50キロの地点(北緯41・30度、東経129・09度)で6日午前10時半ごろ、マグニチュード(M)4・8の人工地震を感知した。吉州郡豊渓里(プンゲリ)には北朝鮮の核実験場がある。
 北朝鮮は過去、2006年10月、09年5月、13年2月の計3度にわたって核実験を実施。最近も同実験場で4本目の新たな実験用トンネルの掘削が確認されていた。韓国国防省関係者は「北朝鮮はいつでも核実験を実施できる準備を整えている」と指摘した。
 同庁の観測では、06年の実験の際はM3・9、09年はM4・5、13年はM4・9程度。北朝鮮は爆発力の強い水爆を使ったと発表したが、爆発は過去と同規模だった
 韓国メディアによれば、欧州地中海地震学センターや、米国地質調査所、中国地震センターなども地震発生を確認した。震源は北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)白岩(ペクアム)郡の可能性もあるという。
 北朝鮮は09年の実験の際、「小型化、軽量化した原子爆弾を使った」と説明したが、日米韓は北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核爆弾の開発には成功していないとみていた。
 北朝鮮には水爆を開発する技術力はないとみられるが、今回、核融合技術を一部使って爆発力を飛躍的に高めた「ブースト型核分裂爆弾」(強化原爆)を使った可能性は残されている。
 北朝鮮は現在、ウラン型とプルトニウム型の核爆弾十数個を保有しているとみられる。ヘッカー米スタンフォード大教授によれば、20年までに計50個の核爆弾を保有する可能性もあるという。
 韓国政府によれば、北朝鮮は今回、中国に対して実験を事前に通報しなかった。過去3回の核実験では、実験直前に中国に通報してきた。中国の習近平(シーチンピン)政権は北朝鮮の核開発を厳しく批判。冷え込んだ中朝関係が背景にあるとみられる。
 今後、国連安全保障理事会が新たな制裁決議の採択を目指すとみられるが、中国の対応次第では、国際社会がより強硬な制裁に踏み切る可能性が高い。(ソウル=東岡徹、牧野愛博)

 イラン、サウジやISに国際社会の目が向いているのが寂しかったんだろうなぁ、と思う一方で、本当に北朝鮮が水爆実験を成功させたのであれば、日本や韓国にとってまた新たな懸念材料が増えたことにはなる。

 ただ……今回北朝鮮北東部で生じた地震の規模はマグニチュード5.1。
 M5が約2TJ、広島に投下された原爆のエネルギー総量が約55TJ。今回、「水爆実験」で発生したと思われる地震の規模は、広島型原爆のエネルギーよりはるかに小さい。もちろん、爆発のエネルギー全てが地震に消費されるわけではないのだが、それでも「水爆実験でM5程度にとどまる物なのか」という疑問は強く残る。

 反原発の方々はさぞ北朝鮮に怒りをぶつけておられるだろうと見てみたら、「北朝鮮の水爆よりまず日本の原発を何とかしろ」「原発にミサイル撃たれたら水爆と同じ」とか、意味不明な供述を繰り返していた(´・ω・`)



党名 (2016 1/6 10:00)

維新の党との合流で… 民主党の党名変更で合意(1/5テレビ東京)
 民主党と維新の党は、両党の合流が実現した場合、新党の名前を民主党以外とすることで合意していたことがテレビ東京の取材で分かりました。民主党の名前を外すことで、新党では、民主党政権時代のマイナスイメージを払拭し、夏の参院選での得票を伸ばす狙いとみられます。関係者によりますと、去年秋に両党の合流交渉が始まった初期の段階で、民主党の党名変更が両党幹部の合意事項となっていたということです。両党は来年度予算案が成立するとみられる3月から4月をメドに合流を目指しています。

 またもや党名ロンダリングですか、と嘆かわしい気分になる。

 「民主党政権時代のマイナスイメージを払拭し、夏の参院選での得票を伸ばす狙い」というのは本当に噴飯物で、お前らがマイナスなのはイメージだけでなく中身全てだ、と思い知らせてやりたい気持ちになる。こいつら、本気で「マイナスなのはイメージだけ」と思ってそうなんだよなぁ、「主張が理解されれば支持は増える」と。

 そういえば、共産党も党名を変更するかも、という報道が出ていたのだった。どいつもこいつも、「名前変えれば支持が増えるかも」と安易に考えやがって……「反安倍党」でまとまってしまえ。



経済成長否定論 (2016 1/5 10:00)

(考2016:1)私たちの今 思想家・内田樹さん 成長もう望めない、公正な分配に焦点(1/5朝日)
■思想家・内田樹(うちだたつる)さん
 なんだか目の前がモヤモヤしている。株価は高い水準にあり、都心は買い物を楽しむ人であふれている。「1強」と言われる安倍政権のもと政治は安定しているように見える。一方、格差は広がり、貧困は深刻な問題となっている。私たちはどのような時代を生きているのか。そのことログイン前の続きを知りたくて、思想家・内田樹さんの道場兼住居「凱風館」の門をたたいた。

 ――いま、どのような時代でしょうか。
 「移行期です。地殻変動的な移行期の混乱の中にある。グローバル資本主義はもう限界に来ています。右肩上がりの成長はもう無理です。収奪すべき植民地も第三世界ももうないからです。投資すべき先がない。だから、自国民を収奪の対象とするようになった。貧者から吸い上げたものを富裕層に付け替え、あたかも成長しているかのような幻想を見せているだけです」
 「若い人の賃金は下がり、法人税を下げ、株の配当を増やす。株をやっている人からすれば、本来なら社会福祉や教育や医療に使うべき税金を株の配当金に充ててもらっているわけですから、こんなありがたい政権はない」

 私自身、経済成長は「良いこと」と信じてきた。経済が成長すれば景気が良くなって、一人ひとりの暮らしも良くなるかもしれない。だが、内田さんはそうした考え方は違うと言う。

 「左右を問わずメディアは『経済成長せねばならない』を前提にしています。大量生産・大量流通・大量廃棄のサイクルを高速度で回すことで経済成長するのが良いことだと信じている。でも、ぼくはそれは違うと思う。成長がありえない経済史的段階において、まだ成長の幻想を見せようとしたら、国民資源を使い果たすしか手がない。今はいったんブレーキを踏むべきときです。成長なき世界でどうやって生き延びてゆくのか、人口が減り、超高齢化する日本にどういう国家戦略があり得るのか、それを衆知を集めて考えるべきときです」

(中略)
 ――先行きは厳しいですね。
 「ええ。でも、歴史には必ず補正力が働きます。ある方向に極端に針が振れたあとは、逆方向に補正の力が働き、歴史はジグザグに進む。いまは針が極端に行き過ぎた後の補正段階に入っている。世界的なスケールでの『左翼のバックラッシュ』も、日本に見られた『暴走する老人とそれを制止する若者たち』という逆説的な構図もその兆候だとぼくは見ています」

 相変わらず「もう経済成長は無理」という主張。自分たちは経済成長の恩恵を享受しておきながら、あらかた欲しい物を手に入れたら「これからは成熟した社会に!(`ω´)」と若者を突き放す「典型的な老害」の姿だ。
 しかも、「経済成長はもう無理」と突き放しておきながら、自らは「(国家戦略を)衆知を集めて考えるべきときです」とアイデアを示さない。「公正な分配」は必要であるが、社会保障費がふくれあがっていく中で適切な分配を行うには、元手を増やしていかねばならない。経済成長は可能か不可能か以前に、経済成長をしていかなければ日本という国家が立ちゆかなくなる。
 しかも、欧米はこの20年もずっと経済成長を続けてきており、「日本に経済成長はもう無理」という見立ては単なる諦観である。

 あと、「暴走する老人・国会、熟慮を求める若者達のデモ」という見立てもズレている。反安倍の情緒を喚き散らすだけのSEALDsに「熟慮」なんか存在しなかろう。



共産党が国会開会式に出席 (2016 1/4 24:00)

69年ぶり開会式出席の共産・志位委員長 天皇陛下に礼は「人間として当たり前」(1/4産経)
 共産党として約69年ぶりに国会の開会式に出席した志位和夫委員長は4日、開会式後の記者会見で「よかった」と振り返った。同時に「高い玉座(ぎょくざ)が設けられ、そこで(天皇陛下から)言葉を賜る形式は憲法の主権在民の原則に反する」と強調し、今後も開会式に出席した上で「憲法にふさわしい形」への改革を訴える考えを示した。
 開会式には同党の衆参両院の計32議員のうち、志位氏と山下芳生書記局長、衆参国対委員長と議院運営委員会の委員の6人が出席した。志位氏らは起立して天皇陛下を迎え、お言葉を述べられる最中に頭を垂れるなど、他党の議員とほぼ同様の対応をした。
 志位氏は記者会見で「(大島理森)衆院議長にしろ、天皇にしろ、礼をしたときに私たちも礼をした。人間として当たり前だ。自然な形の対応をした」と説明した。
 これまで拒否してきた開会式への出席は、夏の参院選に向けた民主党などとの野党共闘を進めるためのアピールとの見方がある。だが、志位氏は「プラス、マイナスを考えていない」と述べ、こうした見方を否定。その上で「現行の憲法の主権在民、そして天皇制は国政に関する権能を有しないという制限条項を厳格に守ろうとの1点でこれまでも対応してきたし、これからも対応する」と語った。


 戦後一貫して開会式をボイコットして天皇軽視の姿勢を貫き、今回初めて開会式に出たくせに、「陛下に礼をするのは人間として当たり前」って、よく図々しくそんなことが言えるものだ。

 さらに言えば、開会式に出たこと自体はむしろ評価すべきことではあるが、参院選で野党共闘がしたいが為に戦後貫いてきた姿勢をコロッと変えたことには、村山富市率いる社会党が政権についてそれまでの姿勢をひっくり返して「自衛隊は合憲だ」と言い出した節操の無さを思い出す。


サウジとイラン (2016 1/4 24:00)

 サウジアラビアとイランの件。

 「この問題で、原油価格が上がるのかなぁ」と思っていたが、多少は上がったものの影響は軽微な様子。むしろ、地政学的リスクから円が買われて日経大暴落カマしていたが……。
 あとは対ISで影響が出ないだろうか、シーア派とスンニ派の対立はさらに深刻化するのか、いや以前にもサウジとイランは断行したことがあったからさほど重大事と考えない方がいいのか……・などつらつらと思うことはあるが、現状ではたいしたことも書けないので、とりあえず記事をメモ。

シーア派指導者の死刑執行 サウジへの抗議広がる(1/4NHK)
 イスラム教スンニ派が支配するサウジアラビアが、シーア派の指導者の死刑を執行したことを受け、シーア派のイスラム教徒が多い中東各地でサウジアラビアに対する抗議デモが広がっていて、宗派対立の先鋭化が懸念されています。
 サウジアラビアが、スンニ派の王族が実権を握る政府への抗議デモを主導したなどとして、シーア派の指導者のニムル師の死刑を執行したことを受けて、シーア派の大国、イランでは抗議デモが広がり、2日、首都テヘランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されて放火されました。
 大使館の周辺には3日も数百人が集まり、治安部隊が警戒に当たるなか、ニムル師をたたえるプラカードを掲げるなどして、サウジアラビアに対して抗議の意思を示していました。
 サウジアラビアへの反発は中東各地にも広がり、シーア派のイスラム教徒が多いイラクやバーレーン、それにレバノンでも抗議デモが行われました。
 こうしたなか、サウジアラビア政府は声明を出し、「イランの敵対的な態度は、テロを支援し、中東地域の不安定化を狙う、その素顔を見せたものだ」と強く非難しました。
 サウジアラビアは、シリアやイラク、それにイエメンなどでシーア派の勢力を支援して影響力を強めようとするイランを改めてけん制していて、中東各地でイスラム教の宗派対立の先鋭化が懸念されています。

各国のシーア派指導者が非難
 サウジアラビアがイスラム教シーア派の指導者のニムル師の死刑を執行したことについて、シーア派の大国、イランの最高指導者、ハメネイ師は3日、演説を行い、「サウジアラビア政府による政治的な誤りだ。不当に流された血を神は決して見過ごさない。サウジアラビアの政治家たちは神の報復を受けることになる」と述べて、サウジアラビアの対応を厳しく非難しました。
 また、イラクのシーア派の最高権威、シスターニ師や、レバノンのシーア派組織ヒズボラの最高指導者、ナスララ師も、ニムル師の功績をたたえるとともに、サウジアラビアを非難する声明を出しました。
 一方、イランのロウハニ大統領は、サウジアラビアを厳しく非難しつつも、首都テヘランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されたことについて、「どのような事情があっても正当化されるものではない」などと述べ、犯罪行為には厳正に対処する姿勢を強調しました。

死刑執行されたニムル師は
 死刑が執行されたニムル師は、シーア派のイスラム教徒が多く住むサウジアラビア東部の宗教指導者で、国内では少数派のシーア派住民の信仰や職業選択の自由などの権利を保障するよう訴える活動を続けてきました。
 若者から高い支持を受けたニムル師は、中東の民主化運動「アラブの春」が起きた2011年、抗議デモを主導し、反政府活動を強めました。
 そして、2012年に拘束された際、治安部隊に銃で足を撃たれ、これをきっかけに支持者たちが抗議デモを行い、治安部隊との衝突で死傷者が出る事態となりました。
 ニムル師は2014年、テロ行為などを扱う特別な刑事法廷で、国王に逆らい宗派対立を扇動したなどとして、死刑判決を受けていました。


サウジアラビア「イランとの外交関係を断絶」(1/4NHK)
 サウジアラビアがイスラム教シーア派の指導者の死刑を執行したことに反発したデモ隊によって、イランにあるサウジアラビア大使館が襲撃されたことを受けて、サウジアラビアのジュベイル外相は、首都リヤドで記者会見を開き、「イランとの外交関係を断絶する」と発表しました。
 イスラム教スンニ派の大国、サウジアラビアが、政府への抗議デモを主導したなどとして、シーア派の指導者のニムル師の死刑を執行し、これに反発したシーア派のイスラム教徒たちが中東各地で抗議デモを行い、このうちシーア派の大国、イランの首都テヘランでは、デモ隊がサウジアラビア大使館を襲撃して火をつけました。
 これを受けて、サウジアラビアのジュベイル外相は3日、首都リヤドで記者会見を開き、「イランとの外交関係を断絶する」と発表し、そのうえで「イランの外交団に48時間以内にサウジアラビアを退去するよう求める」と述べました。さらにジュベイル外相は「イラン側がサウジアラビア大使館が襲撃されることを止めなかった」と指摘し、イランの対応を強く非難しました。
 これに対して、イラン外務省のアブドラヒアン次官は現地メディアに対し、「外交関係を断っても、シーア派の指導者の死刑を執行したという大きな過ちは覆い隠すことはできない」と述べて反発しました。
 サウジアラビアとイランの間では、内戦が続くシリアやイエメンの情勢などで対立が続いていて、サウジアラビアが外交関係を断絶すると発表したことで、両国の間で緊張が一層高まることが懸念されます。




さて、正月休み終わり (2016 1/3 24:00)

 明日が仕事始めなので、息子とどこか出かけようと思って「どこに行きたい?」と聞いてみたら、「山に行きたい」と。彼の言う「山」というのは、城趾の城山のことでありまして、今日は金山城趾(兼山城)に攻めて参りました。

 なんか史跡を登ってばかりいる年末年始という印象ですが、まぁ、順調に城跡好きに成長しているので、それも良しとしましょう。

 ついでに。Rainbowの「Live in Munich」のDVDを、ところどころピックアップしつつ見せていたら、全体的に反応が薄かったものの、コージー・パウエルのドラムソロには強い関心を持って見ておりました。この辺りも、非常に前途有望であります。


ダチョウ逃亡 (2016 1/3 24:00)

ダチョウ脱走か、小屋の壁蹴破って山中へ? 岐阜・土岐(1/3朝日)
 2日午前8時20分ごろ、岐阜県瑞浪市の男性(57)から「ダチョウが逃げました」と県警に通報があった。その後、ダチョウの目撃情報はないという。
 多治見署によると、ダチョウは同県土岐市妻木町の陶芸家の男性(37)がペットとして飼育しているとみられる。昨年12月31日午前7時ごろ、陶芸家宅の近所の小屋からダチョウがいなくなっているのを、陶芸家に頼まれてえさをやりに来た同県瑞浪市の男性が発見し、2日に通報した。
 ダチョウは体高約2メートルの雄。鉄パイプと板で作られた小屋が内側から壊れていたため、壁を蹴破って脱走したとみられる。現場はJR中央線土岐市駅の南約6・5キロの山際で、山中に逃げ込んだ可能性がある。県警は外出中の陶芸家と連絡が取れていないという。
 土岐市は同日午前、周辺住民らに防災無線で注意喚起をした。多治見署は「ダチョウは脚力が強いので危ない。見つけたら近づかず、110番通報を」と呼びかけている。


 ダチョウが逃亡したことも驚きだが、けっこう身近なところでダチョウが飼われていたことにも驚いた。
 すぐに見つかるか、もしくは「野良ダチョウ」として楽しく過ごしてくれれば、と思っていたのだが……

脱走したダチョウ、死骸で発見 木の枝が首に刺さる?(1/3朝日)
 岐阜県土岐市内でダチョウが脱走した問題で、県警多治見署は3日、ダチョウが死骸で見つかったと発表した。
 同署によると、ダチョウ失踪のニュースを見て探しに来た同県多治見市の男性(19)ら3人が3日午後3時40分ごろ、小屋の南東約250メートルの土岐市妻木町の雑木林で、首から血を流しているダチョウの死骸を発見した。林に向かって脱走した際、過って木の枝が首に刺さったとみられる。
 ダチョウは近所の陶芸家の男性(37)に飼われていたとみられ、昨年12月31日朝、えさをやりに来た知人男性が失踪していると通報していた。


 そもそも森の中を走り回る」という環境で暮らしている動物ではないからね……かわいそうな結末は残念だ。



あけましておめでとうございます (2016 1/1 24:00)

 あけましておめでとうございます。

 今年も、同じような感じでやっていくと思いますので、これまでと同様今後ともよろしくお願い申し上げます。

 元日は、カミさんの実家に行って参りました。

 息子は「神社で参拝すること」が好きらしく、普段から神社を見かけるとすぐにお参りしたがるのですが、今日は、初日の出を拝むために訪れた小高い丘なる神社でまず初詣、カミさんの実家に向かう前に毎年行っている神社で参拝、カミさんの実家近くの神社にも参拝……また同じ神社でも、摂社・末社すべてで二礼二拍一礼をしていくので、殊勝だというか面倒くさいというか……

 あと、カミさんと結婚して13年、初めてその実家近くにあるという西行塚に行ってきました。



 ええ、塚でした、はい。

 ついでに、新年1発目の政治ネタ。

山本太郎氏と安倍首相、大晦日の過ごし方を比べてみたら...【画像】(1/1ハフィントンポスト)
 12月31日。2015年の最終日、安倍晋三首相は東京・六本木の映画館で、昭恵夫人らと映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を鑑賞した。安倍首相は29日から静養中。私服姿のリラックスした様子で、シリーズ最新作を堪能した。産経ニュースなどが報じた。
一方、山本太郎参院議員は大晦日、都内で生活困窮者らへの炊き出しボランティアに参加。薪割りなどを手伝った。
(一部抜粋)

 「で?」としか言いようのないくだらない批判記事。ふだん働いている量を考えたら年末年始くらい休んでも罰は当たるまい。むしろ、年末にボランティア活動すること自体は批判するつもりはないが、山本太郎が普段どれだけ日本のためにまともに仕事しているかという大きな疑問が。そもそも、年末の炊き出しは国会議員がやるべき仕事かという疑問もある。